JP2002129364A - エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置 - Google Patents

エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置

Info

Publication number
JP2002129364A
JP2002129364A JP2000321529A JP2000321529A JP2002129364A JP 2002129364 A JP2002129364 A JP 2002129364A JP 2000321529 A JP2000321529 A JP 2000321529A JP 2000321529 A JP2000321529 A JP 2000321529A JP 2002129364 A JP2002129364 A JP 2002129364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
etching process
depth
thin film
etched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000321529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4409744B2 (ja
Inventor
Mitsuo Eguchi
満男 江口
Norio Ikeda
紀雄 池田
Masamitsu Kiyohara
正光 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lec Inc
Original Assignee
Lec Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lec Inc filed Critical Lec Inc
Priority to JP2000321529A priority Critical patent/JP4409744B2/ja
Publication of JP2002129364A publication Critical patent/JP2002129364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4409744B2 publication Critical patent/JP4409744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング工程全体の進行状況を観察しなが
らきめ細かく制御して、半導体装置の微細加工を容易に
行なえるようにする。 【解決手段】 エッチング対象の金属薄膜2の非エッチ
ング部2aとエッチング部2bとに入射光4を照射し
て、その両部から互いに干渉する反射光5,6をレンズ
7によって集め、センサ8によってその強度をエッチン
グ工程の経過時間を変数として検出し、その反射光の強
度に基づいて、エッチング部2bがエッチングされた深
さを算出し、さらにその膜厚方向の剥離溶解速度を算出
し、それに基づいて、金属薄膜2のエッチング部2bが
時々刻々と溶解していく過程を連続的にディスプレイに
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置(デ
バイス)製造用のフォトマスクを作成する際など、基板
上に形成した薄膜をパターニングするために行うエッチ
ング工程において、その進行状況を正確に計測して表示
するためのエッチング進行状況計測表示方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば半導体装置の製造工程
において、半導体基板上に各種の薄膜をパターン形成す
るためにエッチングが行なわれており、そのエッチング
工程に先立ってフォトレジスト(感光性樹脂)をパター
ニングするために使用するフォトマスクの作成過程にお
いても、エッチングが行なわれる。その半導体装置製造
用のフォトマスク作成過程でのエッチングは、ガラス基
板上に被覆した金属薄膜に透孔のパターンを形成して、
光が透過するようにすることを目的として行なわれる。
【0003】そのため、例えば図13に示すように、ガ
ラス基板100の全面に金属(例えばクロム:Cr)薄
膜101を形成し、その上にフォトレジスト102を塗
布し、電子線リソグラフィやフォトリソグラフィを用い
て露光および現像を行なって、所要のパターン形状の透
孔102aを形成する。これによって、金属薄膜101
の除去しようとする部分が露出し、それ以外の部分はフ
ォトレジスト102に覆われた状態になる。
【0004】そこで、加工したい物質である金属薄膜1
01と反応性のある酸に浸したり、同様に反応性のある
イオンを照射して、金属薄膜101の露出部分を剥離溶
解すると、金属薄膜101に所望のパターンの透孔が形
成される。図13は、その金属薄膜101の露出部をエ
ッチングガス103によってエッチングする途中の状態
を示している。勿論フォトレジスト102には、上記酸
やイオンとの反応性が無いか、もしあっても加工される
金属薄膜101に比べれば僅かなものを用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなエッチング
工程において、その進行状況を知るために、従来はエッ
チングによって剥離溶解される物質の種類を特定し、そ
の量や光の透過率などを計測していた。すなわち、殆ど
エッチングが終了して加工される物質が少なくなる状況
や、新しい物質が剥離溶解される瞬間、及び最初に僅か
な孔(ブレークスルーポイント)があいて光の透過率が
大きく変動する状況などを、分光測定や薬液濃度の測定
によって求めていた。
【0006】例えば、図13に示したエッチング工程の
場合、金属薄膜101がガラス基板100の表面まで剥
離されると、その上面側から進入する光の透過率が急増
するため、その急増する瞬間を捉えることによって、終
了間際の状況を予測でき、その他の状況も推測すること
ができる。この方法は、一般に、光の透過率が急増する
エンドポイントを検出して行なわれることから、エンド
ポイントディテクションと呼ばれている。
【0007】また、パターンの形状を制御しようとする
場合には、経験的に決められたエッチング処理時間に従
って行なわれる。このエッチング処理時間は、除去しよ
うとする物質の種類や量、エッチングガスなどから経験
的に割り出されるので、この割り出された時間をエンド
ポイントの計測時点で経験則に従って若干補正すること
でエッチング終了時点を割り出し、これによって形成さ
れるパターンの形状を制御しようというものである。
【0008】例えば、フォトマスクによるエッチングの
際にプラズマによるイオン化ガスを用いる場合には、そ
のプラズマ発光による光の透過率の変動を計測して行な
う。すなわち、図14の(A)に示すように、エッチン
グガス103中におけるプラズマ発光104による光
は、被エッチング膜である金属薄膜101のみによって
遮断されるため、ガラス基板100の下側に光センサ1
06を配置して、金属薄膜101に形成されるホール1
01aを通して漏洩する光の強度を計測し、その変化か
らパターンの形状を制御しようというものである。
【0009】なお、このとき、最初に小さなホールが形
成された時間が図14の(B)に示されるブレークスル
ーポイントtpであり、フォトレジスト102と殆ど同じ
大きさのホールが形成された時間がエンドポイントteで
ある。したがって、エッチング工程の進行状況を観察し
ようとする場合、従来は、ブレークスルーポイントやエ
ンドポイントを捉え、それを経験則により補正するとい
う方法に頼らざるをえなかった。
【0010】そのため、従来の方法では最初と最後の状
況が把握できるだけで、途中の状況を正確に把握するの
は困難であり、エッチング工程を定量的に制御するのが
困難であった。このように、エッチング工程の進行状況
を観察することは容易ではなく、微細加工に用いられる
プラズマエッチングでは、その進行状況を的確に把握す
るのが特に難しいという問題があった。
【0011】そして、半導体装置は、次第に線幅が微細
化する傾向にあり、微細化が進行すればするほど、許容
される誤差も小さくなる。そのため、エッチング工程の
進行状況を的確に把握してパターンの寸法をきめ細かく
制御したいという要求は切実なものであり、エッチング
工程全体を観察(モニタ)しながら、エッチング工程を
きめ細かく制御できるような装置や方法が望まれてい
る。
【0012】この発明は、このような要求に応えるため
になされたものであり、エッチング工程全体の進行状況
を観察しながらその進行をきめ細かく制御して、半導体
装置の微細加工を容易に行なえるようにすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次のようなエッチング工程の進行状況表
示方法およびエッチング工程モニタ装置を提供する。こ
の発明によるエッチング工程の進行状況表示方法は、基
板上に形成した金属薄膜にパターンを形成するためのエ
ッチング工程の進行状況を表示する方法であって、エッ
チング工程の経過時間を変数として、上記金属薄膜の非
エッチング部とエッチング部とに光を照射して、その両
部からの互いに干渉する反射光の強度を検出する。
【0014】そして、その検出した反射光の強度に基づ
いて、エッチング工程の経過時間を変数として、上記エ
ッチング部がエッチングされた深さを算出し、その算出
したエッチングされた深さに基づいて、エッチング工程
の経過時間を変数として上記金属薄膜のエッチング部の
膜厚方向の剥離溶解速度を算出する。このようにして、
エッチング工程の経過時間を変数として算出したエッチ
ング部がエッチングされた深さと膜厚方向の剥離溶解速
度とに基づいて、上記金属薄膜のエッチング部が時々刻
々と溶解していく過程を連続的にディスプレイに表示す
る。
【0015】上記エッチング工程の経過時間を変数とし
て検出した反射光の強度の変動値と、同じくエッチング
工程の経過時間を変数として算出した上記エッチング部
がエッチングされた深さおよび膜厚方向の剥離溶解速度
を、所定のフォーマットに編集してデータベースとして
記憶するとともに、そのエッチングされた深さおよび剥
離溶解速度に基づいて、上記金属薄膜のエッチング部が
時々刻々と溶解していく過程を連続的にディスプレイに
表示するようにしてもよい。
【0016】この発明によるエッチング工程モニタ装置
は、基板上に形成した金属薄膜にパターンを形成するた
めのエッチング工程の進行状況をモニタする装置であっ
て、エッチング工程の経過時間を変数として、上記金属
薄膜の非エッチング部とエッチング部とに光を照射し
て、その両部からの互いに干渉する反射光の強度を検出
する反射光強度検出手段を有する。
【0017】そして、その反射光強度検出手段によって
検出した反射光の強度に基づいて、エッチング工程の経
過時間を変数として、上記エッチング部がエッチングさ
れた深さを算出するエッチング深さ算出手段と、その手
段によって算出されたエッチングされた深さに基づい
て、エッチング工程の経過時間を変数として上記金属薄
膜のエッチング部の膜厚方向の剥離溶解速度を算出する
剥離溶解速度算出手段とを有する。
【0018】さらに、上記エッチング深さ算出手段と剥
離溶解速度算出手段によって、それぞれエッチング工程
の経過時間を変数として算出される上記エッチング部の
エッチング深さと上記膜厚方向の剥離溶解速度とに基づ
いて、上記金属薄膜のエッチング部が時々刻々と溶解し
ていく過程を連続的にディスプレイに表示するエッチン
グ過程表示手段を有する。
【0019】また、このエッチング工程モニタ装置に、
上記反射光強度検出手段によってエッチング工程の経過
時間を変数として検出した反射光の強度の変動値と、上
記エッチング深さ算出手段と剥離溶解速度算出手段によ
って、それぞれエッチング工程の時間を変数として算出
された上記エッチング部がエッチングされた深さおよび
膜厚方向の剥離溶解速度を、所定のフォーマットに編集
してデータベースとして記憶するデータベース作成手段
を設けるとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。この発明によるエッチング
工程の進行状況表示方法およびその装置は、加工される
物質がエッチングにより除去されていく状況を光の干渉
を利用して計測し、それを表示する方法とその装置であ
り、エッチングする物質から反射される光の強度がエッ
チング工程の進行状況に応じて変化するという現象を利
用する。
【0021】ここで、図1に示すように、ガラス基板1
の上面に形成した金属薄膜2に対して、その上面にフォ
トレジスト3を被覆して所望のパターンを形成した後、
そのフォトレジスト3をマスクにしてエッチング処理を
行なうことにより、金属薄膜2をエッチングして、フォ
トレジスト3と同じパターンを形成する場合について考
える。
【0022】このガラス基板1の上面側から、エッチン
グガス103およびフォトレジスト3を通して単色光が
入射したときの反射光に着目する。この場合、入射光4
はもとより、金属薄膜2のエッチングによって除去され
ない部分(非エッチング部)2aからの反射光5も、エ
ッチングの全工程を通じて位相がほぼ一定である。しか
し、金属薄膜2のエッチングによって除去されて膜厚が
時々刻々変化する部分(エッチング部)2bからの反射
光6は、そのエッチング深さdがエッチングの進行状況
に応じて変化するため、位相が変化する。
【0023】従って、反射光5と反射光6とを図2に示
すようにレンズ7で集めてセンサ8でその強度を計測す
ると、反射光5と反射光6とは位相のずれを有するため
に互いに干渉し合い、金属薄膜2のエッチング部2bの
エッチング深さdの変化と共に弱め合ったり、強め合っ
たりしてレンズ7から出力される光の強度が変化するこ
とになる。その光の強度変化をフォトダイオード等の光
電変換素子によるセンサ8で電気信号に変換して検出す
る。
【0024】そして、この光強度に応じた電気信号に基
づいて、時々刻々変化する金属薄膜2のエッチング部2
bの厚さや、エッチング速度(単位時間当りに剥離溶解
される金属薄膜2の厚さ;以下「剥離溶解速度」とい
う)を算出することができ、さらに、この剥離溶解速度
をもとにして、エッチング工程をシミュレートしたり、
その結果を視覚化して表示したりすることができる。
【0025】ところで、金属薄膜2のエッチング深さを
d、フォトレジスト3の厚さをΔ、屈折率をnとし、
エッチングガス(またはエッチング液)の屈折率をn
として、入射光の波長をλとした場合、反射光5と反射
光6の位相差θは、多重反射を無視して近似すると、 θ=4π{(Δ+d)n−nΔ}/λ で与えられる。この位相差θにおいて、d以外の項目は
エッチング工程中は一定値であるので、位相差θは、エ
ッチング深さdの関数であり、位相差θの変化は、エッ
チング深さdの変化を示すことになる。
【0026】また、反射光の強度は、cosθ に比
例して変化をすることが経験的に知られている。したが
って、位相差θが変化すれば、反射光の強度も変化する
が、その反射光の強度(以下「反射強度」という)は、
エッチング深さdにしたがって図3に示すように変化す
る。したがって、この反射強度を計測することによっ
て、エッチング深さdを求めることができる。
【0027】このエッチング深さdは、エッチングの全
工程において一定の割合で変化(減少)しているわけで
はない。エッチング深さdが一定の割合で変化していれ
ば、エッチング開始からの処理時間だけによってエッチ
ング深さdを求めることができるので、エッチング工程
の制御は容易である。
【0028】しかし、実際のエッチング工程では、その
環境、例えば、ドライエッチングを例に取ると、高周波
出力、温度およびエッチングガスの濃度、等の種々の要
因によって、剥離溶解速度が時々刻々と変動しているた
め、エッチング深さdの変化速度も時々刻々と変動して
いる。したがって、実際の反射強度の計測値は、ある時
間に対する反射強度の変動値(変動の割合)として与え
られる。
【0029】そこで、図4に実際に得られる反射強度の
計測データの例を示す。図3に示した反射強度とエッチ
ング深さdとの関係、および図4に示したエッチング工
程の経過時間と反射強度との関係から、ある時刻におけ
るエッチング深さdを把握することができる。
【0030】例えば、図4の時刻t(図では約45秒)
における反射強度をみると、約0.8である。そして、
図3において、2回目に反射強度が0.8の値になる膜
厚を求めると、約0.188(ミクロン)である。こう
して、エッチング工程中の時々刻々のエッチング深さd
が把握され、このエッチング深さdを繰り返し求めるこ
とによって、その変化を知ることができる。
【0031】このようにして求めた、エッチング深さd
の変化の様子を図5に示す。この図に示すように、エッ
チング深さdは、時間に対して直線となる変化を示さな
い。また、エッチング深さdは、時点tp以降は変化の
ない一定値を示すものとなる。そして、この図5および
図4におけるtpは、前述したようにブレークスルーポ
イントとよばれ、図2に示した被エッチング膜である金
属薄膜2が最初にガラス基板1の表面までエッチングさ
れた時点を表わしている。
【0032】金属薄膜2がガラス基板1の表面までエッ
チングされれば、エッチング深さdが元の金属薄膜2の
膜厚以上の深さになることはないため、干渉による光強
度の変動が停止する。このtpは、エッチング工程を制
御する重要なパラメータとして用いることができる。
【0033】次に、以上のようにして時々刻々のエッチ
ング深さdが求められることから、エッチング工程にお
けるある時刻での金属薄膜2の剥離溶解速度(単位時間
当りにエッチングにより除去される金属薄膜2の膜厚)
Vtを求めることができる。すなわち、Vtは、 Vt=(Z−Z)/(t−t) として求めることができる。なお、ここで、t,t
は、時刻tを間に挟むごく近傍の異なる時間であり、Z
,Zは、それぞれ時刻t,tにおける測定エッ
チング深さである。
【0034】さらに、ある時刻でのエッチング深さdが
図5から求められるため、あるエッチング深さdにおけ
る剥離溶解速度Vzも求められる。但し、この場合、図
6に示すように、ガラス基板1に対し、その深さ方向を
Z方向、それに垂直な幅方向をX方向とし、エッチング
開始時点における金属薄膜2の位置をZ方向の原点(始
点)としており、Z方向の剥離溶解速度Vzは、金属薄
膜2のエッチング深さ(金属薄膜2の表面からガラス基
板1の表面に向けて測った深さ)方向の剥離溶解速度で
ある。
【0035】さて、このようにして剥離溶解速度Vzが
測定されると、エッチング工程の進行状況が把握される
ので、その進行状況を表示してエッチング工程をシミュ
レーションすることができる。そこで、以下、エッチン
グ工程のシミュレーション方法について説明する。この
シミュレーション方法によれば、実際にエッチングを行
ないながら、その様子をリアルタイムで表示することが
可能になる。
【0036】図7は、この発明によるエッチング工程の
進行状況表示方法によってシミュレーションの一時点の
状況を表示したものである。なお、この図7の表示は、
見やすくするため縦横の寸法比率を変更して示してお
り、特に前述した金属薄膜2であるクロム(Cr)膜の
厚さを拡大している。
【0037】このようなシミュレーションを行なえるよ
うにするには、予め深さ方向のエッチング速度Vzが全
てのエッチング深さについて与えられていなければなら
ない。そこで、以下の説明では、上述した方法にしたが
って、金属薄膜2の全てのエッチング深さdについてそ
のエッチング速度Vzを求めてあるものとする。
【0038】先ず、図8に示すようにエッチング膜であ
る金属薄膜2の全体を格子状の微小領域(以下「セル」
と称す)に分割して各領域の座標を定め、その各セルご
とに深さzに応じて剥離溶解速度(エッチング速度)V
zを与える。次に、その各セルごとにエッチングガスの
イオン分布密度D(x)を与える。このイオン分布密度
D(x)は、図8の上側に示すように、0から1までの
値を取る関数であって、フォトレジスト3の開口部では
ほぼ「1」であり、フォトレジスト3により被覆されて
いる部分ではほぼ「0」となる関数である。
【0039】なお、理想的には、開口部では「1」であ
り、被覆部で「0」であるような矩形関数であるが、実
際には開口部でもフォトレジスト3の壁面付近では1よ
り小さくなっている。従って、実際のイオン分布密度D
(x)は、この理想的な矩形関数をローパスフィルタを
通して得られるものであるとし、そのローパスフィルタ
のパラメータは、実験から決定するものとする。
【0040】その結果、位置(x,z)での実効的なエッ
チング速度V(x,z)は、 V(x,z)=D(x)・Vz として求められる。ただし、このエッチング速度V
(x,z)は、Z方向の剥離溶解速度である。
【0041】さて、エッチングが開始されると、金属薄
膜2の表面、すなわち、z=1で幅方向(X軸方向)の
座標x にあるセルは、エッチング速度(単位時間あ
たりにエッチングで除去される金属薄膜2の厚さ)がV
(x,1)なので、次式によって求まる微小時間Δtで
溶解することになる。 Δt=Δz/V(x,1) ここで、Δzは金属薄膜2の各セルにおけるZ方向の厚
さ(長さ)である。そして、金属薄膜2の厚さをLと
し、Z方向に分割したセルの数をNとすれば、Δzは次
式で表されることになる。 Δz=L/N
【0042】金属薄膜2の各セルの位置座標は、一般に
P(x,z)と表すことができるが、座標位置P(x,
z)のセルについてエッチングガスとの接触面を考える
と、エッチングの進行状況によって図9に(A),(B),
(C)で示すような3つの形態が考えられる。このうち、
(A)は座標位置Pのセルの一面のみがエッチングガス
Gに接触する場合、(B)はセルの上面と一側面の二面
がエッチングガスGに接触する場合、(C)はセルの上
面と両側面の三面がエッチングガスGに接触する場合で
ある。(C)の状態からさらにエッチングが進行する
と、このセルの四面がエッチングガスGに接触するよう
になり、このセルが遊離することになる。なお、図にお
けるセルの前面および背面もエッチングの進行に伴って
エッチングガスに接触するようになるが、ここでは図示
を省略している。
【0043】一方、縦(深さ)方向のエッチング速度
は、前述のようにV(x,z)で与えられるが、横(幅)
方向のエッチング速度は、各セルの全てについて等し
く、Uxで与えられるものとする。このUxは、エッチ
ング装置やその配置、さらには被エッチング物質やエッ
チングガス等によって決まるもので、実験的に決定され
る。 一般的にみて、このUxの値はVzに比べて小さ
く、特に、異方性エッチングの場合にはゼロに近い値と
なる。また、エッチング速度の実効的な値をみると、図
9のうち、(A)の場合はVzであるが、(B)の場合
にはVzとUxの合成速度になり、(C)の場合はVz
と2Uxの合成速度になる。
【0044】このようにして、微小時間毎に剥離溶解し
ていく金属薄膜2のセルを計算によって求め、それを除
去しながらエッチングの進行過程を表示していくことが
できる。この計算技法は「セルリムーバル法」と呼ばれ
るものであるが、その他の方法を用いることもできる。
例えば、「レイトレース法」がある。
【0045】このようにして、金属薄膜2が時々刻々と
剥離溶解していく過程を連続的に表示させて、エッチン
グの進行過程を動画的に表示し、あたかもエッチングの
進行過程を実際に目で見ているように表示することがで
きる。また同時に、このシミュレーション結果をエッチ
ング装置にフィードバックして、エッチングプロセス自
体を制御することも可能である。
【0046】また、エッチングの進行過程において、フ
ォトレジスト3やガラス基板1も僅かながら溶解剥離さ
れることがあり得る。その過程のシミュレーションを行
なうには、フォトレジスト3やガラス基板1も、金属薄
膜2と同様に縦(深さ)方向及び横(幅)方向の剥離溶
解速度(エッチング速度)を持っているものとして計算
すればよい。
【0047】このようなエッチングの進行過程における
計測データやエッチング条件、シミュレーション結果な
どは、すべて所定のフォーマットに編集して記録するこ
とによってデータベースとして保存することができる。
したがって、その保存されたデータベースを用いれば、
その内容と同じ条件のエッチング工程については、シミ
ュレーションを何度でも繰り返すことができる反復性
と、再び行なえる再現可能性を備えることになる。ま
た、それまでの条件と異なる新しいエッチング条件の場
合には、過去に行なったエッチング工程の中から条件の
近いものを選択して利用すればよい。そうすれば、内挿
演算や補間演算を行って、新たなシミュレーションを行
なうことができる。
【0048】このデータベースには、実際のエッチング
の進行過程による計測データ等を逐次加えることがで
き、そうすることによって、データベースの内容を一層
精密なものとすることができる。このように、この発明
によるエッチング進行過程表示方法によれば、エッチン
グ工程の最初から最後に至るまでの一部始終を擬似的に
観察することができ、エッチングプロセスを精密に制御
することも可能になる。
【0049】次に、以上説明したこの発明によるエッチ
ング進行過程表示方法を実施するためのエッチングシス
テムについて説明する。図10は、この発明によるエッ
チングモニタ装置を設けたエッチングシステムの一例を
示す構成図である。このシステムは、プラズマエッチン
グ装置20とエッチング工程モニタ装置30とPC制御
装置とを備えている。プラズマエッチング装置20のプ
ロセスチャンバ21の下部にプローブ22が取り付けら
れ、光ファイバ23によってエッチング工程モニタ装置
30と接続している。
【0050】また、そのプロセスチャンバ21には、真
空ポンプ24から圧力制御バルブ25を備えた配管が接
続されている。さらに、ガスボックス26からの配管も
接続されている。そして、その真空ポンプ24、圧力制
御バルブ25、およびガスボックス26は、PC制御装
置40と信号線51で接続され、エッチング工程モニタ
装置30とPC制御装置40とも、インタフェースケー
ブル52で接続されている。
【0051】エッチング工程モニタ装置30には、ラン
プ電源部31と、光検出部32と、演算制御部33と、
モニタ用ディスプレイ34と、データベース作成部35
等が設けられている。PC制御装置40には、プロセス
レシピモニタ、シミュレーションI/O、シーケンスI
/O、ガスの供給を自動的に行なう流量制御装置である
MFC、プロセスチャンバ21内の圧力制御を行なう制
御装置であるAPC、プラズマ発生用高周波制御装置と
その電源装置てあるRF、真空ポンプリモートコントロ
ーラ等が設けられている。
【0052】プロセスチャンバ21内には、エッチング
ガスをイオン化するためのRF電極27を設けてあり、
このRF電極27には、RFマッチング用のコンデンサ
28を介してRF電源29が接続され、RF電源29か
らRF電極27に高周波電力が印加される。このプロセ
スチャンバ21内には、エッチング加工される金属薄板
であるフォトマスク10が、RF電極27に近接してそ
れに略平行に配置される。そして、図11に示すよう
に、ガラス基板1に形成されたフォトマスク10の加工
面10aに対向するように、位相差測定用のプローブ2
2が配置されている。
【0053】このプローブ22は、フォトマスク10の
加工面10aに光を照射し、その反射光を検出してその
強度により加工深さを計測するために設けられている。
図12に、そのプローブ22と図10に示したエッチン
グ工程モニタ装置30内の関連部分の構成を示してい
る。
【0054】プローブ22内には投影対物レンズ220
が設けられており、このプローブ22と光ファイバ23
を介して接続するエッチング工程モニタ装置30内に
は、光源であるランプ221と、コリメートレンズ22
2と、ビームスプリッタ224と、光ファイバ233
a,233bと、干渉フィルター226と、光センサ2
27とが設けられている。そのランプ221はランプ電
源部31によって点灯制御され、光センサ227は光検
出部32によって動作されると共にその検出信号が処理
される。
【0055】そして、ランプ221によって発光された
光が、コリメートレンズ222によって平行光束にさ
れ、光ファイバ223aを通してビームスプリッタ22
4から光ファイバ23に入射し、その光ファイバ23に
よってプローブ22に導かれ、投影対物レンズ220に
よって、加工中のフォトマスク10の加工面に照射され
る。
【0056】その加工面10aからの反射光は、プロー
ブ22の同じ投影対物レンズ220から光ファイバ23
に入射し、その光ファイバ23によってエッチング工程
モニタ装置30に導かれ、ビームスプリッタ224から
光ファイバ223bによって干渉フィルター226に導
かれ、それによって単色化されて光センサ227を照射
する。光センサ227はその照射された光の強度に応じ
た電気信号を出力する。
【0057】図2を参照して前述したように、フォトマ
スク10の加工面10aのフォトレジスト3に被覆され
てエッチングされない部分からの反射光と、被覆されず
エッチングされた部分からの反射光との干渉によって反
射光の強度が変化し、それは加工深さに依存する。した
がって、光センサ227から加工面10aの加工深さに
応じた信号が出力されることになる。
【0058】この光センサ227の出力信号を、光検出
部32で増幅した後A/D変換してデジタルデータに変
換し、そのデータを演算制御部33に取り込んで、デー
タ収集,解析,シミュレーション等を行ない、時々刻々
のエッチング工程の進行状況をモニタ用デイスプレイ3
4に動画表示する。さらに、そのデータをPC制御部装
置40へ送って、エッチング工程を自動制御させること
もできる。また、エッチング条件の入力データとその実
際のエッチング工程のシミュレーションのデータを、デ
ータベース作成部35によって全てデータベース化して
登録しておくことができる。
【0059】すなわち、データベース作成部35は、エ
ッチング工程中に反射光強度検出手段であるプローブ2
2と光検出部32等によって検出される反射光の強度の
変動値と、エッチング深さ算出手段と剥離溶解速度算出
手段を兼ねる演算制御部33によって、それぞれエッチ
ング工程の経過時間名を変数として算出されるエッチン
グ深さおよび膜厚方向の剥離溶解速度等のデータを所定
のフォーマットに編集して、データベースとして記憶す
る。そのメモリとしては記憶容量の大きいハードディス
クや光磁気ディスク等を使用する。
【0060】それによって、以前に登録されているエッ
チング条件と同じ条件のエッチング工程であれば、その
登録データを用いてシミュレーションを行なうことも可
能である。なお、この発明は、ほとんど全てのエッチン
グ工程に対して有効に機能するもので、半導体製造工程
や他の微細エッチング工程で使用され、さらに、ドライ
エッチングや、ウエットエッチングといったエッチング
の種類を問わず有効なものである。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、時々刻々と変化するエッチング工程の進行状況を
動画的に表示することができ、あたかもエッチングの進
行過程を実際に目で見ているように表示するシミュレー
ションを実現することができる。さらに、そのデータを
利用してエッチング工程を自動的に制御することも可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の対象とするエッチング工程を説明す
るための断面図である。
【図2】この発明によりエッチング深さを検出する方法
の説明図である。
【図3】金属薄膜のエッチング深さと反射光強度との関
係を示す線図である。
【図4】エッチング工程の経過時間と反射光強度との関
係の実測値を示す線図である。
【図5】エッチング工程の経過時間と金属薄膜エッチン
グ深さとの関係を示す線図ある。
【図6】金属薄膜が剥離溶解される方向を説明するため
の断面図である。
【図7】この発明によるエッチング工程の進行状況の表
示方法による一時点の表示例を示す断面図である。
【図8】エッチングされる金属薄膜に対するイオン分布
密度と、その金属薄膜を格子状の微小領域(セル)に分
割してその各領域毎のエッチング速度とを示す図であ
る。
【図9】金属薄膜の各領域におけるエッチングガスとの
接触面の様子を模式的に示す図である。
【図10】この発明によるエッチング工程モニタ装置を
設けたエッチングシステムの一例を示す構成図である。
【図11】図10に示したフォトマスクとプローブの関
係を示す図である。
【図12】図10に示したフォトマスクとプローブの関
係の詳細と反射強度検出手段の構成例を示す図である。
【図13】フォトマスクを作成するためのエッチング工
程の途中の状態を示す断面図である。
【図14】従来のエッチング状況を検知する方法の一例
を説明するための図である。
【符号の説明】
1:ガラス基板 2:金属薄膜 2a:非エッチング部 2b:エッチング部 3:フォトレジスト 4:入射光 5,6:反射光 7:レンズ 8:センサ 10:フォトマスク 20:プラズマエッチング装置 21:プロセスチャンバ 22:プローブ 23:光ファイバ 24:真空ポンプ 25:圧力制御バルブ 26:ガスボックス 27:RF電極 28:RFマッチング用のコンデンサ 29:RF電源 30:エッチング工程モニタ装置 31:ランプ電源部 32:光検出部 33:演算制御部 34:モニタ用ディスプレイ 35:データベース作成部 40:PC制御装置 51:信号線 52:インタフェースケーブル 113,G:エッチングガス 220:投影対物レンズ 221:ランプ 222:コリメートレンズ 223a,223b:光ファイバ 224:ビームスプリッタ 226:干渉フィルタ 227:光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清原 正光 埼玉県大宮市高鼻町1−80 株式会社エル イーシー内 Fターム(参考) 2F065 AA25 CC17 FF52 GG02 GG24 JJ01 LL02 LL04 LL22 LL46 QQ03 SS13 2H096 AA25 CA05 HA17 LA30 4K057 DA14 DA20 DB01 DD01 DJ07 DN01 4M106 AA09 CA48 DH03 DH38 DH55 DJ14 DJ18 5F004 BA19 BB11 BB17 BB18 CB09 DB08 DB12 EB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成した金属薄膜にパターンを
    形成するためのエッチング工程の進行状況を表示する方
    法であって、 エッチング工程の経過時間を変数として、前記金属薄膜
    の非エッチング部とエッチング部とに光を照射して、そ
    の両部からの互いに干渉する反射光の強度を検出し、 その検出した反射光の強度に基づいて、エッチング工程
    の経過時間を変数として、前記エッチング部がエッチン
    グされた深さを算出し、 その算出したエッチングされた深さに基づいて、エッチ
    ング工程の経過時間を変数として前記金属薄膜のエッチ
    ング部の膜厚方向の剥離溶解速度を算出し、 前記エッチング工程の経過時間を変数として算出した前
    記エッチング部がエッチングされた深さと前記膜厚方向
    の剥離溶解速度とに基づいて、前記金属薄膜のエッチン
    グ部が時々刻々と溶解していく過程を連続的にディスプ
    レイに表示することを特徴とするエッチング工程の進行
    状況表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエッチング工程の進行状
    況表示方法であって、 前記エッチング工程の経過時間
    を変数として検出した前記反射光の強度の変動値と、前
    記エッチング工程の経過時間を変数として算出した前記
    エッチング部がエッチングされた深さおよび膜厚方向の
    剥離溶解速度を、所定のフォーマットに編集してデータ
    ベースとして記憶するとともに、そのエッチングされた
    深さおよび剥離溶解速度に基づいて、前記金属薄膜のエ
    ッチング部が時々刻々と溶解していく過程を連続的にデ
    ィスプレイに表示することを特徴とするエッチング工程
    の進行状況表示方法。
  3. 【請求項3】 基板上に形成した金属薄膜にパターンを
    形成するためのエッチング工程の進行状況をモニタする
    装置であって、 エッチング工程の経過時間を変数として、前記金属薄膜
    の非エッチング部とエッチング部とに光を照射して、そ
    の両部からの互いに干渉する反射光の強度を検出する反
    射光強度検出手段と、 該手段によって検出した反射光の強度に基づいて、エッ
    チング工程の経過時間を変数として、前記エッチング部
    がエッチングされた深さを算出するエッチング深さ算出
    手段と、 該手段によって算出されたエッチングされた深さに基づ
    いて、エッチング工程の経過時間を変数として前記金属
    薄膜のエッチング部の膜厚方向の剥離溶解速度を算出す
    る剥離溶解速度算出手段と、 前記エッチング深さ算出手段と剥離溶解速度算出手段に
    よって、それぞれエッチング工程の経過時間を変数とし
    て算出される前記エッチング部のエッチング深さと前記
    膜厚方向の剥離溶解速度とに基づいて、前記金属薄膜の
    エッチング部が時々刻々と溶解していく過程を連続的に
    ディスプレイに表示するエッチング過程表示手段とを有
    することを特徴とするエッチング工程モニタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のエッチング工程モニタ装
    置であって、 反射光強度検出手段によって前記エッチング工程の経過
    時間を変数として検出した前記反射光の強度の変動値
    と、前記エッチング深さ算出手段と剥離溶解速度算出手
    段によって、それぞれ前記エッチング工程の時間を変数
    として算出された前記エッチング部がエッチングされた
    深さおよび膜厚方向の剥離溶解速度を、所定のフォーマ
    ットに編集してデータベースとして記憶するデータベー
    ス作成手段を設けたことを特徴とするエッチング工程モ
    ニタ装置。
JP2000321529A 2000-10-20 2000-10-20 エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置 Expired - Fee Related JP4409744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321529A JP4409744B2 (ja) 2000-10-20 2000-10-20 エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321529A JP4409744B2 (ja) 2000-10-20 2000-10-20 エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002129364A true JP2002129364A (ja) 2002-05-09
JP4409744B2 JP4409744B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=18799641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000321529A Expired - Fee Related JP4409744B2 (ja) 2000-10-20 2000-10-20 エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4409744B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1306568C (zh) * 2003-06-12 2007-03-21 松下电器产业株式会社 终点检测方法及终点检测装置
KR100733590B1 (ko) 2003-09-08 2007-06-28 가부시끼가이샤 도시바 반도체장치의 제조시스템 및 반도체장치의 제조방법
JP2009511889A (ja) * 2005-10-14 2009-03-19 ナノテック ソルーション パターンの高さを測定する方法及び装置
US7702413B2 (en) 2003-09-08 2010-04-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing system and method for manufacturing semiconductor devices including calculating oxide film thickness using real time simulator
WO2015166186A1 (fr) * 2014-04-30 2015-11-05 Horiba Jobin Yvon Sas Systeme et procede de spectrometrie de decharge luminescente et de mesure in situ de la profondeur de gravure d'un echantillon
CN109382920A (zh) * 2017-08-09 2019-02-26 株式会社迪思科 切削装置和晶片的加工方法
CN111164742A (zh) * 2017-08-18 2020-05-15 应用材料公司 具有监测设备的处理工具
CN117697166A (zh) * 2024-02-06 2024-03-15 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 在金属薄膜表面利用激光刻蚀有机膜的方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1306568C (zh) * 2003-06-12 2007-03-21 松下电器产业株式会社 终点检测方法及终点检测装置
US7377992B2 (en) 2003-06-12 2008-05-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for detecting end point
KR100733590B1 (ko) 2003-09-08 2007-06-28 가부시끼가이샤 도시바 반도체장치의 제조시스템 및 반도체장치의 제조방법
US7702413B2 (en) 2003-09-08 2010-04-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing system and method for manufacturing semiconductor devices including calculating oxide film thickness using real time simulator
JP2009511889A (ja) * 2005-10-14 2009-03-19 ナノテック ソルーション パターンの高さを測定する方法及び装置
FR3020684A1 (fr) * 2014-04-30 2015-11-06 Horiba Jobin Yvon Sas Systeme et procede de spectrometrie de decharge luminescente et de mesure in situ de la profondeur de gravure d'un echantillon
WO2015166186A1 (fr) * 2014-04-30 2015-11-05 Horiba Jobin Yvon Sas Systeme et procede de spectrometrie de decharge luminescente et de mesure in situ de la profondeur de gravure d'un echantillon
US10073038B2 (en) 2014-04-30 2018-09-11 Horiba Jobin Yvon Sas Glow discharge spectroscopy method and system for measuring in situ the etch depth of a sample
CN109382920A (zh) * 2017-08-09 2019-02-26 株式会社迪思科 切削装置和晶片的加工方法
CN109382920B (zh) * 2017-08-09 2022-02-18 株式会社迪思科 切削装置和晶片的加工方法
CN111164742A (zh) * 2017-08-18 2020-05-15 应用材料公司 具有监测设备的处理工具
CN111164742B (zh) * 2017-08-18 2023-06-02 应用材料公司 具有监测设备的处理工具
CN117697166A (zh) * 2024-02-06 2024-03-15 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 在金属薄膜表面利用激光刻蚀有机膜的方法
CN117697166B (zh) * 2024-02-06 2024-04-19 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 在金属薄膜表面利用激光刻蚀有机膜的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4409744B2 (ja) 2010-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6837886B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
EP0631304A2 (en) System and method for monitoring and evaluating semiconductor wafer fabrication
CN109844917A (zh) 用于过程控制的计量***及方法
GB2121167A (en) Detection of end point in thin film etching
JP4409744B2 (ja) エッチング工程の進行状況表示方法およびエッチング工程モニタ装置
US10453696B2 (en) Dual endpoint detection for advanced phase shift and binary photomasks
JP2002081917A (ja) 発光分光法による被処理材の膜厚測定方法及び装置とそれを用いた被処理材の処理方法及び装置
JP5411215B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2007234859A (ja) プラズマ処理装置
JP4480482B2 (ja) プラズマエッチング処理装置の制御方法およびトリミング量制御システム
US7052575B1 (en) System and method for active control of etch process
Giapis et al. Use of light scattering in characterizing reactively ion etched profiles
JP5552776B2 (ja) ナノインプリント用モールドの製造方法と検査方法
US20050117165A1 (en) Semiconductor etching process control
US6931618B1 (en) Feed forward process control using scatterometry for reticle fabrication
JP2004079681A (ja) 基板の露光方法および基板処理装置
TW517306B (en) Method and device to determine the end point of semiconductor device processing and the processing method and device of the processed material using the method
JPH08194303A (ja) 位相シフトマスクおよびその製造方法
CN100478784C (zh) 全透明无铬移相掩模实现100纳米图形加工的方法
JP2012083521A (ja) ハーフトーン位相シフトフォトマスクの製造方法
JP2569951B2 (ja) 半導体製造装置
JPH04150025A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2802177B2 (ja) フォトレジスト表面の溶解速度の測定方法
JP2006324384A (ja) エッチング選択比測定方法およびエッチング選択比測定装置
JPH05281699A (ja) エッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070115

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees