JP2002127977A - バランサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車 - Google Patents

バランサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車

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JP2002127977A JP2000330962A JP2000330962A JP2002127977A JP 2002127977 A JP2002127977 A JP 2002127977A JP 2000330962 A JP2000330962 A JP 2000330962A JP 2000330962 A JP2000330962 A JP 2000330962A JP 2002127977 A JP2002127977 A JP 2002127977A
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water
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exhaust pipe
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Sadahisa Okuno
禎久 奥野
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンとラジエーターとファンと排気管を
適切に配置して、エンジンをフロントアクスルに近づく
よう前側に配置できるようにし、かつ、冷却ホース類、
オイルホースを内側に配置してバンク角を増大できるバ
ランサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車を提供す
る。 【解決手段】 ラジエーター31が側面視で前傾したシ
リンダー28に対して略ハの形状をなすように配置さ
れ、ラジエーター31の冷却ファン35が、ラジエータ
ー31とエンジン8と排気管30の3者間の空間36内
に配置され、前記ラジエーター31およびオイルクーラ
ー33からの各ホース37はエンジンケース32下方に
それぞれ続くように配設され、前記ラジエーター31の
下方に配置されたオイルクーラー33とエンジンケース
32前部に配置されたバランサー機構34の収容室39
との間を通って、エンジンシリンダー28前方で排気管
30が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジン用の
ラジエーターと、オイルクーラーと、バランサー機構を
有するエンジンを前輪と後輪との間に位置させて車体フ
レームに懸架したバランサー付き水冷エンジン搭載の自
動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車において、前傾エンジン特に
並列多気筒前傾エンジンの搭載機種では、通常、排気管
(エキゾーストパイプ)がエンジン前部排気口に接続さ
れてそこから下方に延びているが、自動二輪車は全長の
制約のあるところにでき得るだけコンパクトにエンジン
を搭載する必要があるので、前輪がエンジンの近くに迫
っている場合がある。このため、排気管はエンジンシリ
ンダーヘッドの排気口から出てすぐにほぼ下方に向けて
曲がってエンジンシリンダーにほぼ平行に下方に延びて
エンジンケース前側から下方に回りこませていた。
【0003】また、水冷エンジンでは、水冷用のラジエ
ーターは、走行風による抵抗にならないよう前方視で車
両投影面積内におさめるため、フロントアクスルの後方
かつ排気管の前方に配置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動二
輪車でエンジンにラジエーターおよびオイルクーラーを
配置する場合、ラジエーターファンが大きく、排気管と
干渉し、エンジンとフロントアクスルまでの距離を縮め
ることができにくく、前輪への荷重を確保できなかっ
た。また、車体の前後長を詰めることも困難であった。
【0005】また、エンジンにバランサー機構を有する
もので、エンジンケース前部にバランサー軸を配置した
エンジン(例えば実開平2−141615号公報参照)
では、オイルホース、水ホースがバランサー室の外側に
並びカウリング下部を拡げてしまい、バンク角が確保で
きない場合や、前面投影面積が増える場合等の、車体性
能に影響を及ぼす不具合があった。また、特開平5−1
31962号公報開示の自動二輪車ではラジエーターお
よびオイルクーラーがエンジン前側に配置されバランサ
ーがエンジン下側に配置されたものがあり、その下側を
排気管を通すと路面との間に間隔を取り難くなり旋回性
能に影響を及ぼす。
【0006】また、自動二輪車では、重量物は空きスペ
ースを利用してなるべく集中して配置するようにした方
が、空きスペースを有効利用してマスの集中化が図れる
が、従来は、マスの集中に関してはあまり考慮されてい
なかった。特に、カウリング付きの自動二輪車の場合
は、前輪、カウリング、および冷却ホース類の配管を考
慮しないとカウリングの幅が広がり易くなり、また、排
気管とホース類との間に隙間を確保する必要が生じて、
カウリング下部を絞り難いものであった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みて提案され
たもので、エンジンケース前部に前向きに突出形成され
たバランサー機構収容室を有するエンジンであっても、
エンジンとラジエーターとファンと排気管を適切に配置
して、エンジンをフロントアクスルに近づくよう前側に
配置できるようにして荷重が前側に掛かるようにでき、
かつ、水ホース、オイルホースを内側に配置してバンク
角を増大できるバランサー付き水冷エンジン搭載の自動
二輪車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため、以下の特徴点を備えている。すなわ
ち、本発明は、エンジンシリンダー前部の排気口に接続
された排気管がエンジンシリンダー前側を下方に延びて
エンジンケース下側を経由した後に該エンジンケースの
後方に延びるものであって、水冷エンジン用のラジエー
ターと、オイルクーラーと、バランサー機構とを有する
エンジンを前輪と後輪との間に位置させて車体フレーム
に懸架した自動二輪車において、エンジンケースに立設
したエンジンシリンダーが前傾し、該エンジンシリンダ
ー前方に配置されたラジエーターが車体側面視で前記シ
リンダーと下開きの略ハの形状をなすように配置され、
前記ラジエーターの冷却ファンが、ラジエーター本体と
エンジンと排気管の三者間の空間内に配置されており、
前記ラジエーターから下方に延びる水ホースと前記ラジ
エーター下方に位置するオイルクーラーから下方に延び
るオイルホースとがエンジンケース下部にそれぞれ接続
され、前記排気管が、前記オイルクーラーと、エンジン
ケース前部に前向きに突出配置されたバランサー機構収
容室との間を通るように配置されたことを特徴とするバ
ランサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車である。
【0009】本発明によれば、エンジン、ラジエータ
ー、および排気管の三者間の空間に冷却ファンを配置す
ることにより、冷却ファンを空きスペースに収容して、
ラジエーターとエンジンが干渉しあわずそれらの距離を
縮めることができるので、前輪にラジエーターとエンジ
ンを近づけることができる。また、前輪のクッションス
トロークを確保することができる。したがって、エンジ
ンからフロントアクスルまでの距離を縮めることがで
き、エンジンを車体のより前部側へ配置可能にして前輪
荷重を確保することができる。
【0010】なお、本発明において、自動二輪車は、並
列多気筒エンジンが搭載され、かつ、車体およびエンジ
ンを外方から覆うカウリングが設けられたものであっ
て、該カウリング内には、バランサー機構収容室の車体
幅方向側方に水ホースとオイルホースが配置されたこと
が好適である。このようにすれば、水ホースとオイルホ
ースをバランサー収容室側方の空きスペースを利用して
配置でき、左右車幅内に追い込んで配置することができ
る。したがって、外側への出っ張りなくカウリング下部
を絞ることができ、車体バンク角を確保でき、前面投影
面積の縮小化も図ることができる。
【0011】また、本発明において、エンジンケース前
方、およびバランサー機構収容室側方に水ホースおよび
オイルホースが配設されると共に、バランサー収容室前
面とオイルクーラーとの間に排気管が配設されることが
好適である。このようにすれば、エンジンケース前方お
よび前記収容室側方やオイルクーラーと前記収容室との
間のデッドスペースを利用して、コンパクトな配置がで
きると共に、放熱する排気管と熱を嫌うオイルホースと
水ホースとの間隔を確保して、それらホースへの排気管
からの熱影響をなくすことができる。また、排気管をオ
イルクーラー後方側に配置して走行風で排気管の熱がオ
イルクーラーへ影響しないようにしてオイルクーラーの
冷却性能を確保することができる。さらにまた、オイル
クーラー、バランサーをエンジンの下部側に配置させて
低重心化を図ると共にマスの集中化を図ることができ
る。
【0012】また、本発明において、平面視でオイルク
ーラーとエンジンケースとの車体幅方向一方側端部同士
を結んだ線より該方向に沿って内側に水ホースと、オイ
ルホースと、排気管を配設したことが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明におい
て、単に前後、上下、左右といった場合は、車両の進行
方向に対してのものであり、左右は車体幅方向と同じで
ある。
【0014】図1は実施形態に係る自動二輪車の全体側
面図、図2はエンジンおよびその周囲を拡大側面図、図
3は図2のIII−III線に沿う横断面図である。
【0015】図1において、自動二輪車1は、フレーム
2と、フレーム2の前端部ヘッドパイプ11に一定範囲
回動自在に支持された、左右一対のフロントフォーク3
と、フロントフォーク3の上端部に取り付けられたハン
ドル4と、フロントフォーク3下端部に支持された前輪
5と、フレーム2中央に支持されて後方に延びる左右一
対のリヤフォーク6と、リヤフォーク6の後端部に支持
された後輪7と、前記前輪5および後輪7間に位置して
(例えばエンジンクランク軸が前輪6軸と後輪7軸との
中間位置よりも前方に位置する)フレーム2に支持・懸
架された水冷エンジン8と、フレーム2上部に設置され
た燃料タンク9およびシート10とを有している。
【0016】前記フレーム2は、前端のヘッドパイプ1
1から左右対で車体の左右幅近くに広がりかつ後方に向
けて後ろ下がりで延在した平面視U字形状を呈したメイ
ンフレーム12と、前記メインフレーム12の後端部に
固定された上方および下方に延びる左右1対のサイドフ
レーム14と、サイドフレーム14の上部から後方に延
びるシートレール15とを有した、ツインチューブタイ
プのものである。フレーム2の各部は溶接により固定さ
れ、メインフレーム12とサイドフレーム14とは、側
面視で概略L字形状あるいはT字形状を呈している。前
記フロントフォーク3は、サスペンションが内蔵された
アウターチューブにインナーチューブが内蔵されてクッ
ションするようになり、インナーチューブの下端部に車
軸16を介して前輪3が回転自在に支持されている倒立
型の前輪懸架機構である。フロントフォーク3のインナ
ーチューブ下端部には、前輪5制動用のディスクブレー
キキャリパー17が配設され、前輪5ハブに固定された
ブレーキディスク18を前記キャリパー17のブレーキ
パッドで挟圧して、前輪5を制動するようになってい
る。また、前記前輪5上部を覆うフロントフェンダー1
9が前記フロントフォーク3下端部に固定されて、前輪
5のクッションと同時に上下動するようになっている。
【0017】前記リヤフォーク6は、その前端部がフレ
ームに2おけるサイドフレーム14の上下方向中央部
(サイドフレームの下端部とメインフレーム12接合部
付近とのほぼ中間部位置)にピボット20を介して取り
付けられて、後輪7の前方に位置するクッションユニッ
ト(図示省略)により上下に遥動自在に支持されてい
る。このリヤフォーク6後端には、車軸21を介して前
記後輪7が回動可能に支持されており、後輪7ハブに固
定されたドリブンチェーンスプロケット22と水冷エン
ジン8側のドライブスチェーンプロケットとの間にチェ
ーン23が巻き渡されている。
【0018】前記燃料タンク9は、前記メインフレーム
12上に乗せられて固定された、下面部は凹んで概略卵
形状を伏せた形状を呈したものであり、その凹所内にシ
リンダーヘッド24とエアークリーナー等の吸気装置が
収容されている。
【0019】前記シート10は、その前部に運転者が、
後部に同乗者が着座するものであり、前記シートレール
15上部に着脱可能に設けられている。シート10の前
部は後部より低くしてライダーの足付き性を良くしてい
る。ライダー用のステップ25はサイドフレーム14に
ピボット20の後部付近に設けられ、同乗者用のステッ
プ26はシートレール15の下部かつ後輪の上方に位置
して設けられている。なお、サイドフレーム14の下端
部には、サイドスタンド27が設けられる。
【0020】ここで、実施形態の前記水冷エンジン8に
おいては、カムチェーン(図示しない)によりシリンダ
ーヘッド24内のカム軸を駆動するDOHC型の多気筒
エンジンであって、図2に詳細に示すようにエンジンシ
リンダー28前部(シリンダーヘッド下部)の前方斜め
下方に向く排気口29に接続された排気管30が、前方
斜め下方に延びてラジエーター31付近で後方斜め下方
に向けて曲がり、さらに下方に延びてエンジンケース3
2下側に回り込み、エンジンケース32下方を経由した
後に該エンジンケース32の後方に延びるものである。
【0021】前記水冷エンジン8には、水冷エンジン8
用のラジエーター31と、オイルクーラー33と、バラ
ンサー機構34とをエンジン前側に配設している。ま
た、エンジンシリンダー28がエンジンケース32に対
して前傾して(クランク軸に対してシリンダー中心軸が
前方に傾いていて)配置されている。ラジエーター31
は前記エンジンシリンダー28前傾角よりも小さな角度
で前傾して(少なくともシリンダーよりも上方に向けて
立っている)配設されており、車体側面視でラジエータ
ー31平面方向が前記シリンダー28中心軸に対して下
開きの略ハの形状をなすように配置されている。
【0022】前記ラジエーター31の電動冷却ファン3
5が、ラジエーター31本体31aとエンジン8と排気
管30の3者間の空間36内に配置されており、前記ラ
ジエーター31およびオイルクーラー33から延びてエ
ンジンケース32下方の所要部分(ウォーターポンプ4
0およびオイルポンプまたはエンジンケース32、エン
ジンシリンダー28など)にそれぞれ接続されるように
水ホース37およびオイルホース38が配設され、前記
ラジエーター31の下方に配置されたオイルクーラー3
3とエンジンケース32前部に(ほぼクランク軸の前方
に)突出配置されたバランサー機構34の収容室39と
の間を通るように、エンジンシリンダー28前方で排気
管30が配置されている。
【0023】なお、エンジンケース32クランク軸の後
方下部の左右一側(左側)にウォーターポンプ40が配
設されていて、ラジエーター31下部に繋がれたホース
37がバランサー収容室39一側を通り過ぎて該ウォー
ターポンプ40に配設されている。エンジンケースの後
部側には駆動用チェーンスプロケット45が配設されて
いる。
【0024】実施形態では、水冷エンジン8、ラジエー
ター31、ファン35を上記のよう配置することによ
り、ファン35を前記空間36の空きスペースに収容で
き、ラジエーター31とエンジン8が干渉し合わずにそ
れらの距離を縮めることができるので、前輪5のクッシ
ョンストローク一杯までラジエーター31とエンジン8
を近づけることができるので、エンジン8からフロント
アクスルまでの距離を限界近くまで縮めることができ
る。すなわち、エンジン8を車体のより前部側へ配置可
能にして前輪荷重を確保することができる。
【0025】また、前記自動二輪車には、エンジンは並
列多気筒の水冷エンジンが搭載され、エンジンのシリン
ダーヘッド24は側面視でメインフレーム12に重な
り、フレーム2などの車体およびエンジン8を外方から
覆うカウリング41が、ハンドル4の前方で前輪5の上
方からフロントフォーク3上部を被ってエンジン8を略
被い、下部が後輪7近くまで延びて設けられたものであ
って、図3に断面視するように、該カウリング41内に
は、バランサー機構収容室39の車体幅方向側方(実施
形態では左側)に水ホース37とオイルホース38が配
置されたものである。このようにすれば、水ホース37
とオイルホース38をバランサー収容室39側方の空き
スペースを利用して配置でき、左右車幅内に追い込んで
配置することができる。したがって、外側への出っ張り
なくカウリング41下部を絞ることができ、車体バンク
角を確保でき、前面投影面積の縮小化も図ることができ
る。
【0026】また、エンジンケース32前方、およびバ
ランサー機構収容室39側方に水ホース37およびオイ
ルホース38が配設されると共に、バランサー収容室3
9前面とオイルクーラー33との間に排気管30が配設
される。このようにしているので、エンジンケース32
前方および前記収容室39側方やオイルクーラー32と
前記収容室39との間のデッドスペースを利用して、コ
ンパクトな配置ができると共に、放熱する排気管30と
熱を嫌うオイルホース38と水ホース37との間隔を確
保して、それらホース38,37への排気管30からの
熱影響をなくすことができる。また、排気管30をオイ
ルクーラー33後方側に配置して走行風で排気管30の
熱がオイルクーラー33へ影響しないようにしてオイル
クーラー33の冷却性能を確保することができる。さら
にまた、オイルクーラー33、バランサー34をエンジ
ン8の下部側に配置させて低重心化を図ると共にマスの
集中化を図ることができる。これにより、操縦安定性の
向上を図ることができる。
【0027】また、図3に示すように、平面視でオイル
クーラー33とエンジンケース32との車体幅方向一方
側端部同士を結んだ線44より該方向に沿って内側に水
ホース37と、オイルホース38と、排気管30を配設
したものである。これによりエンジンカウリング41下
部を幅広くする必要なく、水ホース37、オイルホース
38、および排気管30を収めることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述した構成を備えているた
め、水冷エンジン、ラジエーター、ファンを上記のよう
配置することにより、ファンを空きスペースに収容で
き、ラジエーターとエンジンが干渉しあわないので、前
輪にラジエータエンジンを近づけることができるので、
エンジンからフロントアクスルまでの距離を縮めること
ができる。すなわち、エンジンの車体のより前部側へ配
置可能にして前輪荷重を確保することができる。
【0029】したがって、水冷エンジンとラジエーター
とファンと排気管を適切に配置して、水冷エンジンをフ
ロントアクスルに近づくよう前側に配置できるようにし
て荷重が前側に掛かるようにでき、かつ、水ホース、オ
イルホースを内側に配置してバンク角を増大できるバラ
ンサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバランサー付き水冷エ
ンジン登載の自動二輪車の全体側面図である。
【図2】図1の水冷エンジンおよびその周囲を拡大側面
図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 フレーム 3 フロントフォーク 4 ハンドル 5 前輪 6 リヤフォーク 7 後輪 8 水冷エンジン 9 燃料タンク 10 シート 11 ヘッドパイプ 12 メインフレーム 14 サイドフレーム 15 シートレール 16 前輪の車軸 24 シリンダーヘッド 28 エンジンシリンダー 29 排気口 30 排気管 31 水冷ラジエーター 32 エンジンケース 33 オイルクーラー 34 バランサー機構 35 電動ファン 36 空間 37 水ホース 38 オイルホース 39 バランサー機構収容室 40 ウォーターポンプ 41 カウリング 44 オイルクーラーとエンジンケースとの車体幅方向
一方側端部同士を結ぶ線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンシリンダー前部の排気口に接続
    された排気管がエンジンシリンダー前側を下方に延びて
    エンジンケース下側を経由した後に該エンジンケースの
    後方に延びるものであって、水冷エンジン用のラジエー
    ターと、オイルクーラーと、バランサー機構とを有する
    エンジンを前輪と後輪との間に位置させて車体フレーム
    に懸架した自動二輪車において、 エンジンケースに立設したエンジンシリンダーが前傾
    し、該エンジンシリンダー前方に配置されたラジエータ
    ーが車体側面視で前記シリンダーと下開きの略ハの形状
    をなすように配置され、 前記ラジエーターの冷却ファンが、ラジエーター本体と
    エンジンと排気管の三者間の空間内に配置されており、 前記ラジエーターから下方に延びる水ホースと前記ラジ
    エーター下方に位置するオイルクーラーから下方に延び
    るオイルホースとがエンジンケース下部にそれぞれ接続
    され、 前記排気管が、前記オイルクーラーと、エンジンケース
    前部に前向きに突出配置されたバランサー機構収容室と
    の間を通るように配置されたことを特徴とするバランサ
    ー付き水冷エンジン搭載の自動二輪車。
  2. 【請求項2】 自動二輪車は、並列多気筒水冷エンジン
    が搭載され、かつ、車体およびエンジンを外方から覆う
    カウリングが設けられたものであって、該カウリング内
    には、バランサー機構収容室の車体幅方向側方に水ホー
    スとオイルホースが配置されたことを特徴とする請求項
    1に記載のバランサー付き水冷エンジン搭載の自動二輪
    車。
  3. 【請求項3】 エンジンケース前方、およびバランサー
    機構収容室側方に水ホースおよびオイルホースが配設さ
    れると共に、バランサー収容室前面とオイルクーラーと
    の間に排気管が配設されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のバランサー付き水冷エンジン搭載の自動
    二輪車。
  4. 【請求項4】 平面視でオイルクーラーとエンジンケー
    スとの車体幅方向一方側端部同士を結んだ線より該方向
    に沿って内側に水ホースと、オイルホースと、排気管を
    配設したことを特徴とする請求項1ないし3のうちのい
    ずれか1項に記載のバランサー付き水冷エンジン搭載の
    自動二輪車。
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