JP2002127621A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

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JP2002127621A
JP2002127621A JP2000328487A JP2000328487A JP2002127621A JP 2002127621 A JP2002127621 A JP 2002127621A JP 2000328487 A JP2000328487 A JP 2000328487A JP 2000328487 A JP2000328487 A JP 2000328487A JP 2002127621 A JP2002127621 A JP 2002127621A
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resin
polyester
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film according
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JP2000328487A
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English (en)
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Shinji Yano
真司 矢野
Masayuki Fukuda
雅之 福田
Satoshi Kitazawa
諭 北澤
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酷な条件で使用されてもインキ層との接着
性および寸法安定性に優れ、そして溶融型と昇華型のい
ずれのインキ層とも上記接着性が良好な感熱転写用積層
フィルムを提供する。 【解決手段】 面配向度が0.178〜0.300の範
囲にある二軸配向ポリエステルフィルムと、該二軸配向
ポリエステルフィルムの少なくとも片面上に形成された
易接着性層からなる積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱転写用積層フィ
ルムおよび感熱転写記録媒体のベースフィルムへのその
使用に関する。さらに詳しくは感熱記録媒体において、
インキ層との接着性が良好であり、印画時の寸法安定性
に優れ、階調性に優れた転写画像を与える感熱転写用積
層ベースフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】感熱転写記録には、溶融型感熱転写記録
方式と昇華型感熱転写記録方式とがある。前者の溶融型
感熱転写記録方式は、主にバーコードやファックス等に
採用され、着色剤を含む熱溶融性物からなるインキ層を
有する熱転写シートが用いられる。後者の昇華型感熱転
写記録方式は、高画質のフルカラー画像を簡便に出力で
きる記録方式として需要が非常に伸びていて、熱昇華性
染料を含むインキ層を有する熱転写シートが用いられ
る。
【0003】特開平8−104064号公報には、ウレ
タン、ポリエステルおよびアクリルの水溶液または水分
散性樹脂が、配向結晶化の完了前に少なくともフィルム
片面に塗布された後、乾燥・延伸・熱固定を施された塗
布層を有する、面配向度が0.150〜0.175の昇
華型感熱転写用二軸配向ポリエステルフィルムが開示さ
れている。
【0004】同公報には、このフィルムは、A4版サイ
ズを超えるような大面積のカラー印刷をしても、インク
リボンにしわが発生し難く、印字抜けを生じて印刷画像
の品位を低下させることが少なく、また昇華性インクと
の接着性も改良されることが開示されている。
【0005】近年、感熱転写記録では高速プリント化が
進められており、転写記録材料には瞬間的に従来と比較
してより高い温度や張力が加えられる。この時に、従来
技術の基材フィルムを用いた熱転写シートでは、次のよ
うな問題が生じる。
【0006】すなわち、熱転写シートは画像を形成させ
る時に、溶融型の場合はインキ層を溶融させるために加
熱され、昇華型の場合は昇華性染料を昇華させるために
加熱されるが、この加熱の際に、インキ層と基材フィル
ムとの密着性が悪いと溶融型の場合は転写させる部分以
外まで余分に転写され、昇華型の場合はインキバインダ
ーごと転写され、いわゆる過転写の不都合が生じる。こ
の密着性の不足は、易接着層の耐熱性不足に起因する
が、基材のポリエステルフィルムの熱時の伸長や収縮や
皺の発生による微小な寸法変化にも起因する。また、熱
時のポリエステルフィルムの変形は、インキ層との密着
性を不良にするだけでなく、印刷された受像体の色濃度
や階調性不足の原因にもなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
キ層とフィルムとの接着性が良好な感熱転写記録媒体を
与えることができる感熱転写用積層フィルムを提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の目的は、従来よりも過酷な条
件で使用されてもインキ層との接着性および寸法安定性
に優れ、そして溶融型と昇華型のいずれのインキ層とも
上記接着性が良好な感熱転写用積層フィルムを提供する
ことにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、印画時の寸法
安定性に優れかつ階調性に優れた転写画像を与える感熱
転写記録媒体のための積層フィルムを提供することにあ
る。
【0010】本発明のさらに他の目的および利点は以下
の説明から明らかになろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、面配向度が0.17
8〜0.300の範囲にある二軸配向ポリエステルフィ
ルム、および該二軸配向ポリエステルフィルムの少なく
とも片面上に形成された易接着性層からなる感熱転写用
積層フィルム(以下、単に積層フィルムということがあ
る)によって達成される。
【0012】本発明によれば、本発明の上記目的および
利点は、第2に、本発明の上記積層フィルムの感熱転写
記録媒体のベースフィルムとしての用途によって達成さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】(ポリエステル)本発明の二軸配向ポリエ
ステルフィルムを構成するポリエステルとしては、芳香
族二塩基酸成分とジオール成分からなる線状飽和ポリエ
ステルが好ましい。
【0015】芳香族二塩基酸成分としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸および4,4’−ジフ
ェニルジカルボン酸等を挙げることができる。これらの
うち、特にテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸が機械的、熱的特性が優れたポリエステルフィルム
を与えるため好ましい。
【0016】また、ジオール成分としては、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサン
ジメタノール、ポリエチレングリコールおよびポリテト
ラメチレングリコール等を挙げることができる。これら
のうち、特にエチレングリコールは機械的特性が優れた
ポリエステルフィルムを与えるため好ましい。
【0017】本発明におけるポリエステルの具体例とし
て、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート等を
挙げることができる。この中でもポリエチレンテレフタ
レートとポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートが、優れた特性のポリエステルフィルムを与え
るので好ましい。これらのポリエステルは単独重合体が
好ましいが、共重合体であってもよい。またポリエステ
ル以外の樹脂を少割合混合することもできる。
【0018】本発明に用いるポリエステルは、粒径0.
1〜5μmの二酸化珪素、炭酸カルシウム、カオリン、
シリコーン粒子などの無機または有機滑剤を0.03〜
3.0重量%含有することが好ましい。滑剤含有割合の
上限は1.0重量%であることがさらに好ましく、下限
は0.1重量%であることが好ましい。これらの滑剤を
含有することにより、塗布層表面の中心線表面粗さが
0.01〜0.3μmのポリエステルフィルムを得るこ
とができる。塗布層表面の中心線表面粗さが0.01μ
mより小さいとフィルムの滑り性が不足することがあ
り、例えば、感熱転写用に用いた場合にフィルムに皺が
入ったり、サーマルヘッド部のステッキングが発生する
ことがあるため好ましくない。また、中心線表面粗さが
0.3μmより大きくなると、印刷の際の熱伝導性が悪
くなることがあり、十分な画像が得られないことがあ
る。
【0019】また、本発明に使用するポリエステルに
は、本来の性能を損わない程度に必要に応じて、安定
剤、着色剤、酸化防止剤、その他の添加剤を含有させる
ことができる。
【0020】(二軸配向ポリエステルフィルム)二軸配
向ポリエステルフィルムは面配向度(ΔP)が、0.1
78〜0.300の範囲にあることが必要である。例え
ば、感熱転写印刷において、印画の際に基材のポリエス
テルフィルムは縦方向の張力を受けつつ印画熱を受け
る。このため印刷速度を上げるためにはより大きな張力
がかかり、さらにより高エネルギーの印画熱を基材が受
ける。面配向度が0.178を下回る場合は大きな張力
に耐えられず、さらに高エネルギーの印画熱によって基
材が寸法変化してしまい優れた画像を印刷することが難
しくなる。面配向度が0.300を超える場合は基材の
機械強度は上がるが、高エネルギーの印画熱により基材
の収縮が著しく、基材の寸法を保持することができず優
れた画像を印刷することが難しくなる。
【0021】好ましい面配向度(ΔP)は、0.180
〜0.300の範囲である。
【0022】ポリエステルがポリエチレンテレフタレー
トからなる基材では面配向度の下限は0.180である
ことが好ましい。また、上限は0.250であることが
好ましく、0.220であることがさらに好ましい。ポ
リエステルがポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートからなる基材では面配向度の下限は0.2
00であることが好ましく、0.221であることがさ
らに好ましい。また、上限は0.290であることが好
ましく、0.280であることがさらに好ましい。
【0023】本発明の面配向度を有するポリエステルフ
ィルムは、例えば以下のように製膜して得ることができ
る。前述したポリエステルをフィルム状に溶融押出し、
キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化させ未延伸
フィルムを得る。この未延伸フィルムをTg〜(Tg+
60)℃(Tgはポリエステルのガラス転移温度)に加
熱をして長手方向に1回もしくは2回以上延伸し、合計
の倍率が3倍〜7倍になるようにする。その後Tg〜
(Tg+60)℃で幅方向が3〜5倍になるように延伸
し、次に200〜250℃にて0.1〜10秒間熱処理
を行い、熱処理温度より10〜20℃低い温度で幅方向
に0〜20%収縮もしくは0〜10%伸長させながら再
熱処理を行う。
【0024】なお、延伸に際し、後述するごとく、易接
着性層を設けるための塗布液をポリエステルフィルムの
未延伸フィルムあるいは一軸延伸フィルムに塗布し次い
で延伸することによって、易接着性層を設けることがで
きる。
【0025】フィルムの配向状態はポリマーの重合度、
延伸倍率、延伸温度、延伸速度、熱固定温度、熱固定処
理時間の条件によって任意に制御できる。これらの条件
の組合せによってポリエステルフィルムの面配向度(Δ
P)を0.178〜0.300とすることができる。面
配向度(ΔP)がこの範囲のポリエステルフィルムは、
例えば用いるポリエステルポリマーの重合度を上げるこ
と、延伸速度を上げること、延伸倍率を極限まで上げる
こと等により得ることができる。
【0026】ポリエステルフィルムの平均屈折率(na
v)は、ポリエチレンテレフタレートからなる基材では
1.600〜1.610の範囲、ポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートからなる基材では1.
660〜1.680の範囲にあることが好ましい。
【0027】また、ポリエステルフィルム複屈折率(Δ
n)は、ポリエチレンテレフタレートからなる基材では
0.000〜0.100の範囲、ポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートからなる基材では0.
100〜0.300の範囲が好ましい。かかるΔnの値
は適宜製膜条件を制御することにより得ることができ
る。
【0028】さらに、本発明における二軸配向ポリエス
テルフィルムは、面配向度が0.178〜0.300の
範囲であり、かつフィルムの結晶化度(Xc)が30%
以上であることが好ましい。このポリエステルフィルム
の結晶化度(%)は、フィルムの密度から求まる数値で
あって、ポリエステルがポリエチレンテレフタレートの
場合は下記式(1)で、ポリエステルがポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートの場合は下記式
(2)で定義される。このXcの値は、フィルム中の滑
剤含有割合が3.0重量%以下であれば滑剤を含んだフ
ィルムにも適用され、また、塗布層の厚みが1μm以下
であれば塗布層を含んだフィルムにも適用される。
【0029】
【数1】 Xc=100×(ρf−1.335)/0.120・・・(1) (式(1)で、ρfはフィルムの密度(g/cm3)を
表す。)
【0030】
【数2】 Xc=100×(ρf−1.325)/0.082・・・(2) (式(2)で、ρfはフィルムの密度(g/cm3)を
表す。) この二軸配向ポリエステルフィルムの結晶化度(%)の
下限は、ポリエステルがポリエチレンテレフタレートの
場合は40%、特に50%であることが感熱転写印刷の
画像が鮮明になるので好ましい。またポリエステルがポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートの
場合はフィルムの結晶化度(%)の下限は、35%、特
に40%であることが感熱転写印刷の画像が鮮明になる
ので好ましい。
【0031】本発明における二軸配向ポリエステルフィ
ルムは、厚みが0.5〜10μmであることが好まし
い。厚みの上限は5μmであることがさらに好ましく、
下限は1μmであることがさらに好ましい。近年の印刷
機器の小型化、印刷の高速化などによりフィルムの薄膜
化の要求がある。フィルムの厚みがあまりにも大きくな
ると印刷時の熱伝導性が悪化し、高速印刷ができなくな
る。
【0032】本発明に使用する二軸配向ポリエステルフ
ィルムは長手方向および幅方向の厚み斑が0〜10%の
範囲にあることが好ましい。厚み斑が10%より大きく
なると背面層およびインキ層を均一に塗布することがで
きず、印刷時の走行性や印刷の解像度などが悪化する。
【0033】(易接着性層)二軸配向ポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面上に形成された易接着性層は、好
ましくは、二軸配向ポリエステルフィルムの少なくとも
片面上に熱可塑性樹脂を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸
および熱処理を施すことにより得ることができる。
【0034】本発明において、上記熱可塑性樹脂は、好
ましくは、水に分散可能(水分散性)または水に溶解可
能(水溶性)な熱可塑性樹脂、もしくは、溶剤に溶解可
能な熱可塑性樹脂である。このような熱可塑性樹脂とし
ては、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリ
ル変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリシロ
キサン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル樹脂、ビニル
樹脂、変性セルロース樹脂、ポリオレフィン樹脂および
ゼラチン類を挙げることができる。これら樹脂は単独で
あるいは2種以上一緒に用いることができる。これらの
樹脂のうち、水分散性または水溶性(以下、併せて『水
性』ということがある)の熱可塑性樹脂が、塗布層を水
性塗液で塗設することができるので特に好ましい。
【0035】(アクリル樹脂)本発明において、アクリ
ル樹脂はアクリル系単量体を主成分とする重合体あるい
は共重合体である。
【0036】アクリル単量体としては、アルキルアクリ
レート、アルキルメタクリレート(アルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2
−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基、シク
ロヘキシル基等);2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメ
タクリレートのごときヒドロキシ含有モノマー;グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリル
グリシジルエーテルのごときエポキシ基含有モノマー;
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
フマール酸、クロトン酸およびその塩(ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩、第三級アミン塩等)のご
ときカルボキシ基またはその塩を含有するモノマー;ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリ
ルアミド、N−アルキルメタクリルアミド、N、N−ジ
アルキルアクリルアミド、N、N−ジアルキルメタクリ
レート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロ
ヘキシル基等)、N−アルコキシアクリルアミド、N−
アルコキシメタクリルアミド、N、N−ジアルコキシア
クリルアミド、N、N−ジアルコキシメタクリルアミド
(アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基等)、アクリロイルモルホリ
ン、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−フ
ェニルメタクリルアミド等のアミド基を含有するモノマ
ー等を挙げることができる。これらモノマーを2種以上
用いて共重合することもできる。
【0037】これらのアクリル単量体のうち、アクリル
酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸
ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウム、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジル、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、メ
タクリルアミドが好ましい。
【0038】アクリル樹脂としては、特にアルキルアク
リレートあるいはアルキルメタクリレートをアクリル単
量体とするものが好ましく、当該成分が30〜90モル
%であり、共重合可能な他のビニル単量体成分70〜1
0モル%を含有する水溶性または水分散性樹脂であるこ
とが好ましい。
【0039】他のビニル単量体としては、例えばビニル
イソシアネート、アリルイソシアネート、スチレン、α
−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、ビニル
メチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリア
ルコキシシラン、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニル
エーテル、ビニルスルホン酸ソーダ、ブタジエン、メタ
リル酸ソーダ等のモノマーを挙げることができる。
【0040】他のビニル単量体は、官能基としてカルボ
キシル基またはその塩、酸無水物基、スルホン酸基また
はその塩、アミド基またはアルキロール化されたアミド
基、アミノ基(置換アミノ基を含む)またはアルキロー
ル化されたアミノ基あるいはそれらの塩、水酸基、エポ
キシ基などを有するビニル単量体が好ましい。これらの
中でも特に好ましいものはカルボキシル基またはその
塩、酸無水物基、エポキシ基などである。これらの基は
樹脂中に2種類以上含有されていてもよい。アクリル樹
脂の数平均分子量は5,000〜250,000である
のが好ましい。
【0041】(ポリエステル樹脂)本発明において、ポ
リエステル樹脂としては多塩基酸成分とポリオール成分
からなる線状ポリエステルが好ましく、数平均分子量が
5,000〜25,000のものがさらに好ましい。
【0042】この多塩基酸成分としては、例えばテレフ
タル酸、イソフタル酸、フタル酸、2、6−ナフタレン
ジカルボン酸、1、4−シクロヘキサンジカルボン酸、
4,4’−ジフエニルジカルボン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ダイマー
酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ドデカンジカ
ルボン酸およびヘキサヒドロテレフタル酸等を挙げるこ
とができる。これら酸成分は2種以上を用いることもで
きる。また、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和多塩基
酸およびp−ヒドロキシ安息香酸のごときヒドロキシカ
ルボン酸を若干量で用いることができる。
【0043】また、ポリオール成分としては、例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加
体、水添ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加
体、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレ
ングリコールおよびポリテトラメチレングリコール等を
挙げることができる。
【0044】このポリエステル樹脂には親水性を付与す
るためにスルホン酸塩基を有する成分を共重合すること
ができる。ポリエステル樹脂に親水性を付与すると、水
性塗液を用いて薄膜を積層する場合に水性塗液中での分
散性が良好となるので好ましい。かかる成分としては、
例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソ
フタル酸等を挙げることができる。
【0045】ポリエステル樹脂は、三官能以上の多価カ
ルボン酸成分、ポリオール成分を実質的に線状のポリマ
ーとなる範囲で少量(例えば5モル%以下)共重合した
ものであってもよい。かかる三官能以上の多価カルボン
酸としては、例えばトリメリット酸、ピロメリット酸、
ジメチロールプロピオン酸等を挙げることができる。ポ
リオールとしては、例えばグリセリン、トリメチロール
プロパン等を挙げることができる。
【0046】(アクリル変性ポリエステル樹脂)アクリ
ル変性ポリエステル樹脂は、ポリエステルの存在下でア
クリル単量体またはアクリル単量体と他の単量体とを重
合させて製造された共重合体である。ポリエステルとし
ては前記ポリエステル樹脂と同じものを使用することが
できる。
【0047】また、アクリル系単量体としては、例えば
アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモ
ニウム、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシ
ジル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド等を挙げること
ができる。
【0048】また、他の単量体としては、例えばα−メ
チルスチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、ビ
ニルスルホン酸ソーダ、メタリル酸ソーダ等を挙げるこ
とができる。
【0049】アクリル変性ポリエステル樹脂としては、
数平均分子量が5,000〜250,000のものが好
ましい。
【0050】(ポリウレタン樹脂)ポリウレタン樹脂
は、多価イソシアネート化合物と多価ヒドロキシ化合物
とから得られる重合体あるいは共重合体であり、数平均
分子量が5,000〜25,000のものが好ましい。
【0051】ウレタン系樹脂を構成する成分として以下
のような多価ヒドロキシ化合物、多価イソシアネート化
合物、鎖長延長剤、架橋剤などを例示できる。多価ヒド
ロキシ化合物としては、例えばポリオキシエチレングリ
コール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシ
テトラメチレングリコールのようなポリエーテル類;ポ
リエチレンアジペート、ポリエチレン−ブチレンアジペ
ート、ポリカプロラクトンのようなポリエステル類;ポ
リカーボネート類;アクリル系ポリオールおよびひまし
油などを用いることができる。多価イソシアネート化合
物としては、例えばトリレンジイソシアネート、フェニ
レンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシア
ネートなどを用いることができる。鎖長延長剤あるいは
架橋剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリメチロール
プロパン、ヒドラジン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、エチレンジアミン−ナトリウムアクリレー
ト付加物、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,
4’−ジアミノジシクロヘキシルメタンおよび水などを
用いることができる。これらの化合物の中から、それぞ
れ適宜1つ以上選択して、常法の重縮合−架橋反応によ
りポリウレタン樹脂を合成することができる。これらの
うち、例えばジイソシアネート、ポリエーテル、ポリエ
ステル、グリコール、ジアミン、ジメチロールプロピオ
ン酸塩等を用いて得られる、エマルジョンや水溶液とし
たウレタン樹脂が特に好ましい。
【0052】(ポリシロキサン樹脂)ポリシロキサン樹
脂は、好ましくは、シランカップリング剤の縮合物であ
るかあるいはジメチルポリシロキサンのごとき分子内に
シロキサン結合を有する線状または網目状構造の高分子
である。
【0053】(エポキシ樹脂)エポキシ樹脂は、エポキ
シ基を有する化合物から得られる重合体あるいは共重合
体であり、数平均分子量が150〜30,000のもの
が好ましい。エポキシ基を有する化合物としては、例え
ばビスフェノールグリシジルエーテル、グリセリンポリ
グリシジルエーテル、アミノグリシジルエーテル等を挙
げることができる。
【0054】(ポリエーテル樹脂)ポリエーテル樹脂
は、骨格内にエーテル結合(−C−O−C−)を有する
重合体あるいは共重合体であり、例えばポリエチレンオ
キシド、ポリプロピレンオキシド、フェノキシ樹脂等を
好ましく挙げることができる。数平均分子量が800〜
400,000のものが特に好ましい。
【0055】(ビニル樹脂)ビニル樹脂は、分子内に不
飽和結合を有する単量体(ビニル化合物)を付加重合し
て得られる重合体あるいは共重合体であり、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビ
ニルのような水性の重合体あるいは共重合体を好ましい
例として挙げることができる。
【0056】(セルロース樹脂)セルロース樹脂は、分
子内にセルロース構造を有する樹脂であり、例えばエチ
ルセルロースのごときセルロースエーテル類、トリアセ
チルセルロース、ニトロセルロースのごときセルロース
エステル類のような水性の重合体あるいは共重合体を好
ましい例として挙げることができる。
【0057】(ゼラチン類)ゼラチン類とは、高分子量
のポリペプチドのことである。コラーゲンのごときタン
パク質原料から得られるものを好ましい例として挙げる
ことができる。
【0058】(ポリオレフィン樹脂)ポリオレフィン樹
脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタ
ジエン等を挙げることができる。これらのうち水分散型
のポリブタジエンまたはその共重合体が好ましい。
【0059】これらの樹脂は単独または複数組合せて使
用することができる。
【0060】(熱可塑性樹脂)本発明における熱可塑性
樹脂は、上記の樹脂のうち、アクリル樹脂とポリエステ
ル樹脂がポリエステルフィルムとの接着性やインキ層と
の密着性が優れたものであるため特に好ましい。
【0061】アクリル樹脂とポリエステル樹脂の割合
は、好ましくは、アクリル樹脂とポリエステル樹脂の合
計重量に対して、アクリル樹脂が10〜90重量%であ
りそしてポリエステル樹脂が90〜10重量%である。
【0062】(架橋剤)本発明における易接着性層に
は、前記の熱可塑性樹脂とともに架橋剤が使用されてい
ることが好ましい。それによって塗布層の凝集力が向上
し、印画時の耐熱性が向上する。架橋剤としては、例え
ばイソシアネート化合物、エポキシ化合物、オキサゾリ
ン化合物、メラミン化合物等を挙げることができる。こ
れらの架橋剤は単独であるいは2種以上一緒に用いるこ
とができる。
【0063】(イソシアネート化合物)架橋剤として用
いられるイソシアネート化合物としては、例えば、トリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、
ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、1,6−
ジイソシアネートヘキサン、トリレンジイソシアネート
とヘキサントリオールの付加物、トリレンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンの付加物、ポリオール変
性ジフェニルメタン−4、4’−ジイソシアネート、カ
ルボジイミド変性ジフェニルメタン−4,4’−ジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネート、3,3’−ビトリレン−
4,4’−ジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフ
ェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メタフェ
ニレンジイソシアネート等を挙げることができる。
【0064】(エポキシ化合物)架橋剤として用いられ
るエポキシ化合物としては、例えば、ポリエポキシ化合
物、ジエポキシ化合物、モノエポキシ化合物、グリシジ
ルアミン化合物等を挙げることができる。ポリエポキシ
化合物としては、例えば、ソルビトール、ポリグリシジ
ルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテ
ル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールポリグリシジルエーテル、トリグリシジル
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアネート、グリ
セロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロ
パンポリグリシジルエーテル等を挙げることができる。
ジエポキシ化合物としては、例えば、ネオペンチルグリ
コールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエー
テル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリ
コールジグリシジルエーテル等を挙げることができる。
モノエポキシ化合物としては、例えば、アリルグリシジ
ルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、
フェニルグリシジルエーテル、グリシジルアミン化合物
としてはN,N,N’,N’,−テトラグリシジル−m
−キシリレンジアミン、1,3−ビス(N,N−ジグリ
シジルアミノ)シクロヘキサン等を挙げることができ
る。
【0065】(オキサゾリン化合物)架橋剤として用い
られるオキサゾリン化合物としては、オキサゾリン基を
含有する重合体が好ましく、これらは付加重合性オキサ
ゾリン基含有モノマー単独もしくは他のモノマーとの重
合によって製造することができる。付加重合性オキサゾ
リン基含有モノマーとしては、例えば2−ビニル−2−
オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾ
リン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2
−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペ
ニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペ
ニル−5−エチル−2−オキサゾリン等を挙げることが
できる。これらは単独でまたは2種以上一緒に使用する
ことができる。これらの中でも2−イソプロペニル−2
−オキサゾリンが工業的にも入手しやすく好適である。
他のモノマーは、付加重合性オキサゾリン基含有モノマ
ーと共重合可能なモノマーであれば制限ない。その具体
例としては、アルキルアクリレート、アルキルメタクリ
レート(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロ
ヘキシル基)等のア(メタ)クリル酸エステル類;アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ール酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸およびその塩
(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、第三級
アミン塩等)等の不飽和カルボン酸類;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルア
ミド、N−アルキルメタクリルアミド、N、N−ジアル
キルアクリルアミド、N、N−ジアルキルメタクリレー
ト(アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキ
シル基等)等の不飽和アミド類;酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;エチ
レン、プロピレン等のα−オレフィン類;塩化ビニル、
塩化ビニリデン、フッ化ビニル等の含ハロゲンα、β−
不飽和モノマー類;スチレン、α−メチルスチレン、等
のα、β−不飽和芳香族モノマー等を挙げることができ
る。これらの他のモノマーは単独でまたは2種以上一緒
に使用することができる。
【0066】(メラミン化合物)架橋剤として用いられ
るメラミン化合物としては、例えばメラミンとホルムア
ルデヒドを縮合して得られるメチロールメラミン誘導体
に低級アルコールとしてメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等を反応させてエーテ
ル化した化合物およびそれらの混合物が好ましい。メチ
ロールメラミン誘導体としては、例えば、モノメチロー
ルメラミン、ジメチロールメラミン、トリメチロールメ
ラミン、テトラメチロールメラミン、ペンタメチロール
メラミン、ヘキサメチロールメラミン等を挙げることが
できる。
【0067】(易接着性層の特性)本発明における易接
着性層は、好ましくは二軸配向ポリエステルフィルムの
少なくとも片面に、前記のごとき熱可塑性樹脂を含む塗
液を塗布し、乾燥、延伸、さらに熱処理を施して得られ
るものである。この易接着性層は、インキ層とポリエス
テルフィルムとの接着性を向上させるために必要であ
る。インキ層、特に感熱転写用のインキ層との接着性を
良好なものとするためには、アクリル樹脂とポリエステ
ル樹脂の併用、特に上記のごとくアクリル樹脂90〜1
0重量%とポリエステル樹脂10〜90重量%で併用す
るのが好ましい。
【0068】易接着性層中のアクリル樹脂が10重量%
未満の場合、あるいは易接着性層中のポリエステル樹脂
が90重量%を超えると、インキ層と易接着性層との密
着性が不足することがある。また、易接着性層中のポリ
エステル樹脂が10重量%未満の場合、あるいは易接着
性層中のアクリル樹脂が90重量%を超えると、基材と
易接着性層との接着性が不足することがあり、さらに易
接着性層の柔軟性が不足することがある。いずれの場合
にも、優れた画像が得られなくなることがある。
【0069】本発明における易接着性層の厚みは、0.
001〜1μmの範囲が好ましい。厚みの下限は、0.
01μmであることがさらに好ましく、上限は、0.5
μmであることがさらに好ましい。易接着性層の厚みを
0.001〜1μmの範囲とすることにより、易接着性
層とポリエステルフィルムとの接着性が良好となり、易
接着性層を塗設したフィルムをロール状にまいたときに
ブロッキングが発生し難くなる。
【0070】また、本発明における易接着性層の表面の
中心線平均表面粗さは、0.01〜0.3μmの範囲に
あることが好ましい。易接着性層表面の中心線平均表面
粗さを0.01〜0.3μmの範囲とすることにより、
易接着性層を塗設したフィルムの滑り性を良好なものと
することができ、かつ本発明の積層フィルムを感熱転写
用に用いた場合、優れた画像を得ることができる。
【0071】(塗液)本発明において、易接着性層を塗
設するのに用いる塗液は、熱可塑性樹脂を溶解した水溶
液または溶剤溶液もしくは、熱可塑性樹脂を分散した水
分散液など、熱可塑性樹脂をポリエステルフィルムの表
面に均一に塗布できるものであればよいが、水溶液また
は水分散液(水性塗液)であることが好ましい。
【0072】塗液が水性塗液の場合には他の添加物に影
響を与えない限り、若干の有機溶剤を含んでいてもよ
い。この水性塗液はアニオン型界面活性剤、カチオン型
界面活性剤、ノニオン型界面活性剤等の界面活性剤を必
要量添加して用いることができる。
【0073】かかる界面活性剤としては水性塗液の表面
張力を40mN/m以下に低下でき、ポリエステルフィ
ルムへの濡れを促進するものが好ましい。例えばポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アル
キル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、第4級アンモニウムクロライド塩、アルキル
アミン塩酸、ベタイン型界面活性剤等を挙げることがで
きる。さらに本発明の効果を消失させない範囲で、例え
ば帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、有機フィラー、無
機フィラー、潤滑剤、ブロッキング防止剤等の他の添加
剤を併用することができる。
【0074】(易接着性層の塗工)本発明においては、
好ましくはポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
熱可塑性樹脂を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸、さらに
熱処理を施して易接着性層を塗設する。この塗液はポリ
エステルフィルム製造工程中で結晶配向が完了する前の
ポリエステルフィルムの片面または両面に塗工するのが
好ましい。ポリエステルフィルム製造工程と切り離して
塗工してもよいが、この場合では塵、埃等を巻き込みや
すく、その部分が印刷時の欠点となりクリーンな雰囲気
が望ましく、さらには好適なフィルムを比較的安価で製
造でき、これらの点から製造工程中の塗工が好ましい。
その際塗布液の固形分濃度は、好ましくは0.1〜30
重量%であり、さらに好ましくは1〜10重量%であ
る。塗布量は走行中のフィルム1m2当り0.5〜50
gが好ましい。
【0075】塗工方法としては公知の方法が適用でき
る。例えば、ロールコート法、グラビアコート法、ロー
ルブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフ法、
含浸法、カーテンコート法等を単独または組合せて適用
するとよい。
【0076】(積層フィルムの用途)本発明では、上記
説明から理解されるように、本発明の積層フィルムは感
熱転写記録媒体のベースフィルムとして有利に使用する
ことができる。その際、積層フィルムの易接着性層の上
にインキ層が設けられる。
【0077】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。また、各特性値は
下記の方法によって測定した。
【0078】1.面配向度(ΔP) (1−1)積層フィルムの面配向度 アッベ式屈折計を用いて、積層フィルム面内の屈折率の
最大値nx、それに直角方向の屈折率ny、およびフィ
ルムの厚さ方向の屈折率nzを測定し、下記式(3)よ
り面配向度を算出する。なお屈折率の測定は、ナトリウ
ムD線(589nm)を用い、マウント液にはヨウ化メ
チレンもしくはヨウ化メチレンと硫黄の混合体を用い
て、23℃、65%RHにて測定する。
【数3】 ΔP=[(nx+ny)/2]−nz・・・(3) (1−2)単層フィルムの面配向度 易接着性層を積層しないこと以外は積層フィルムの製膜
条件と同様の条件で製膜した単層フィルムの面配向度
を、上記(1−1)と同じ方法で測定する。
【0079】2.複屈折率(Δn) 面配向度の場合と同様に、積層フィルムまたは単層フィ
ルム面内の屈折率の最大値nx、それに直角方向の屈折
率ny、およびフィルムの厚さ方向の屈折率nzを測定
し、下記式(4)より複屈折率を算出する。
【数4】Δn=nx−nz・・・・(4) 3.平均屈折率(nav) 面配向度の場合と同様に、積層フィルムまたは単層フィ
ルム面内の屈折率の最大値nx、それに直角方向の屈折
率ny、およびフィルムの厚さ方向の屈折率nzを測定
し、下記式(5)より平均屈折率を算出する。
【数5】 nav=(nx+ny+nz)/3・・・(5) 4.密度 硝酸カルシウム水溶液を用いた密度勾配管中、25℃で
浮沈法により測定した。
【0080】5.ガラス転移温度(Tg) パーキンエルマー社製のDSC(示差走査熱量計)を用
いて測定した。測定方法は次の通りである。試料10m
gをDSC装置にセットし、300℃の温度で5分間溶
融した後、液体窒素中で急冷する。この急冷試料を10
℃/分で昇温し、ベースラインに不連続が現れる領域の
中点の温度をTgとする。
【0081】6.フィルムの厚み フィルムを縦横各10cmに切り取り、その重量を測定
しポリエステルの密度より算出する。
【0082】7.易接着性層の厚み 塗布液の1m2当りの塗布量と固形分濃度より算出す
る。
【0083】8.中心線平均表面粗さ(Ra) JIS B0601−1976記載の方法に従って測定
を行い、測定には小坂研究所(株)製表面粗さ計SE−
3Fを用いた。触針径2μm、触針加重30mg、カッ
トオフ値0.08mm、測定長2.5mmの条件で、中
心線平均粗さを求め、これを12か所の測定点で行い、
このうち最大値と最小値をそれぞれカットし、10点の
平均値を求めてRaとする。
【0084】9.接着性、鮮明性 フィルムの易接着性層の反対面に「背面層」を形成さ
せ、その後「インキ層」を易接着性層面に形成させ、感
熱転写材を作成した。その感熱転写材を用いて溶融型/
昇華型熱転写方式フルカラープリンター(セイコー電子
工業(株)製商品「ColorPoint 1820P
SJ」)でA4サイズの受像紙の中央に幅15cm、長
さ25cmのベタ印字を行った。インキ層の異常転写の
状態および画像の鮮明性を目視観察し以下のように評価
した。
【0085】(9−1)接着性 ○;インキ層の異常転写が全くない △;インキ層の異常転写が1%未満 ×;インキ層の異常転写が1%以上10%未満 ××;インキ層の異常転写が10%以上 (9−2)鮮明性 ◎;画像が極めて鮮明 ○;画像が鮮明 △;画像が一部分不鮮明 ×;画像が半分以上不鮮明 「背面層」 ・背面層塗布液 アミノ変性シリコーン 3重量%、エポキシ変性シリコ
ーン 2重量%、溶媒(エタノール/イソプロピルアル
コール=1/1) 95重量% 塗布条件:乾燥状態で0.5g/m2になるよう塗布
し、80℃、1分で乾燥させる。
【0086】「インキ層」 ・溶融型熱転写用インキ層塗布液 フタロシアニンブルー 35重量%、αーオレイン/無
水マレイン酸共重合体ワックス(融点72℃) 25重
量%、パラフィンワックス(融点70℃) 35重量
%、エチレン/酢酸ビニル共重合体(軟化点78℃)
5重量% 塗布条件:ホットメルト法で0.6g/m2になるよう
塗布した。 ・昇華型熱転写用インキ層塗布液 KST−B−136(昇華性染料 日本火薬(株)製商
品名) 4重量%、ポリビニルアセトアセタール 積水
化学工業(株)製商品名) 6重量%、溶媒(メチルエ
チルケトン/トルエン=1/1) 90重量% 塗布条件:乾燥状態で1g/m2になるよう塗布し、8
0℃、1分で乾燥させる。
【0087】[実施例1〜3]25℃のo−クロロフェ
ノール中で測定した極限粘度0.61dl/gのポリエ
チレンテレフタレート(滑剤含有、Tg=78℃)をT
ダイから押出し、これを約40℃に維持してある回転冷
却ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸フィルムを
得た。次いでこの未延伸フィルムを115℃で長手方向
に4.2倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。この一軸
延伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液から、表2に
示すものを選び、固形分濃度4重量%の塗液をキスコー
ト法にて2g/m2塗工した。次に115℃で幅方向に
3.8倍に延伸し220℃で固定長にて緊張熱処理を行
い、210℃で幅方向に2%伸長させながら再熱処理を
行って、厚みが4.5μmの二軸配向ポリエステルフィ
ルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に示
す。
【0088】[実施例4]25℃のo−クロロフェノー
ル中で測定した極限粘度0.63のポリエチレン−2,
6−ナフタレート(滑剤含有、Tg=121℃)をTダ
イから押出し、これを約40℃に維持してある回転冷却
ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸フィルムを得
た。次いで該未延伸フィルムを135℃にて長手方向に
4.5倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。この一軸延
伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液から、表2に示
すものを選び、固形分濃度4重量%の塗液をキスコート
法にて2g/m2塗工した。次に140℃で幅方向に
4.0倍に延伸し235℃で固定長にて緊張熱処理を行
い、230℃で幅方向に2%伸長させながら再熱処理を
行って、厚みが4.5μmの二軸配向のポリエステルフ
ィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に示
す。
【0089】[比較例1および比較例2]25℃のo−
クロロフェノール中で測定した極限粘度0.61のポリ
エチレンテレフタレート(滑剤含有、Tg=78℃)を
Tダイから押出し、これを約40℃に維持してある回転
冷却ドラム上で静電印加しつつ急冷して未延伸フィルム
を得た。次いで該未延伸フィルムを115℃にて長手方
向に4.2倍延伸して一軸延伸フィルムを得た。この一
軸延伸フィルムの片面に、表1に示す塗布液から、表2
に示すものを選び、固形分濃度4重量%の塗液をキスコ
ート法にて2g/m 2塗工した。次に120℃で幅方向
に3.8倍に延伸し220℃で固定長にて緊張熱処理を
行い、215℃で幅方向に6%収縮させながら再熱処理
を行って厚みが4.5μmの二軸配向のポリエステルフ
ィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表2に示
す。
【0090】[比較例3]易接着性層の塗工を行わない
以外は実施例1と同様に製膜し、二軸配向したポリエス
テルフィルムを得た。このフィルム物性と評価結果を表
2に示す。
【0091】
【表1】
【0092】表1の樹脂の組成は以下の通りである。
【0093】アクリル樹脂:メチルメタクリレート75
モル%/エチルアクリレート15モル%/N−メチロー
ルアクリルアミド5モル%/メタクリル酸5モル%を重
合して得られたアクリル共重合体。
【0094】ポリエステル樹脂:酸成分がテレフタル酸
35モル%/イソフタル酸9モル%/5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸6モル%/グリコール成分がエチレン
グリコール46モル%/ジエチレングリコール4モル%
のポリエステル共重合体。
【0095】アクリル変性ポリエステル樹脂:アクリル
成分がメチルメタクリレート70モル%/イソブチルメ
タクリレート20モル%/アクリル酸5モル%/グリシ
ジルメタクリレート5モル%、ポリエステル成分が酸成
分としてテレフタル酸40モル%/イソフタル酸4モル
%/5−ナトリウムスルホイソフタル酸6モル%/グリ
コール成分としてエチレングリコール45モル%/ジエ
チレングリコール5モル%のアクリル変性ポリエステル
共重合体。
【0096】架橋剤:1,3−ビス(N,N−ジグリシ
ジルアミン)シクロヘキサン 濡れ剤:ポリオキシエチレン(n=7)ラウリルエーテ
【0097】
【表2】
【0098】接着性と鮮明性の評価結果は、溶融型、昇
華型熱転写用インキとも同様の結果となる。
【0099】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、感熱転写記録
媒体のベースフィルムとして用いた場合に、溶融型と昇
華型の感熱転写方式印刷用のインキ層との接着性が良好
であり、印画時の寸法安定性がよいため優れた画像を得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 諭 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内 Fターム(参考) 2H111 BA07 BA17 BB06 BB08 4F100 AK01B AK25B AK36H AK41A AK41B AK51H AK53H AL05B AR00B AR00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CA02B DD07B EH46 EJ37 EJ38A EJ86 GB90 JA11A JA20A JB09B JB16B JD14C JL04 JL11 JL12B JM01B

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面配向度が0.178〜0.300の範
    囲にある二軸配向ポリエステルフィルム、および該二軸
    配向ポリエステルフィルムの少なくとも片面上に形成さ
    れた易接着性層からなる感熱転写用積層フィルム。
  2. 【請求項2】 二軸配向ポリエステルフィルムの面配向
    度が0.180〜0.300の範囲にある請求項1に記
    載の積層フィルム。
  3. 【請求項3】 二軸配向ポリエステルフィルムのポリエ
    ステルが30%以上の結晶化度を有する請求項1に記載
    の積層フィルム。
  4. 【請求項4】 易接着性層が熱可塑性樹脂を含有してな
    り、熱可塑性樹脂がアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
    アクリル変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
    リシロキサン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル樹脂、
    ビニル樹脂、変性セルロース樹脂、ゼラチン類およびポ
    リオレフィン樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1
    種である請求項1に記載の積層フィルム。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂が水溶性ないし水分散性で
    ある請求項4に記載の積層フィルム。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂がアクリル樹脂とポリエス
    テル樹脂を含有してなる請求項4に記載の積層フィル
    ム。
  7. 【請求項7】 アクリル樹脂とポリエステル樹脂の合計
    重量に対して、アクリル樹脂が10〜90重量%であり
    そしてポリエステル樹脂が90〜10重量%である請求
    項6に記載の積層フィルム。
  8. 【請求項8】 易接着性層が熱可塑性樹脂と架橋剤との
    反応生成物である請求項1に記載の積層フィルム。
  9. 【請求項9】 架橋剤がイソシアネート、エポキシ、オ
    キサゾリンおよびメラミンよりなる群から選ばれる少な
    くとも1種である請求項8に記載の積層フィルム。
  10. 【請求項10】 易接着性層が、延伸可能なポリエステ
    ルフィルムの少なくとも片面に、易接着性層形成用塗液
    を塗布し、乾燥し、延伸し、そして熱処理することによ
    って形成される請求項1に記載の積層フィルム。
  11. 【請求項11】 易接着性層形成用塗液が水溶性ないし
    水分散性の熱可塑性樹脂を含む水性塗液である請求項1
    0に記載の積層フィルム。
  12. 【請求項12】 易接着性層の厚みが0.001〜1μ
    mの範囲にある請求項1に記載の積層フィルム。
  13. 【請求項13】 易接着性層の中心線平均表面粗さが
    0.01〜0.3μmの範囲にある請求項1に記載の積
    層フィルム。
  14. 【請求項14】 面配向度が0.178〜0.300の
    範囲にある請求項1に記載の積層フィルム。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の積層フィルムの感熱
    転写記録媒体のベースフィルムとしての用途。
  16. 【請求項16】 積層フィルムの易接着性層の上にイン
    キ層を設けるための請求項15に記載の用途。
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