JP2002127348A - 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法 - Google Patents

建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法

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JP2002127348A
JP2002127348A JP2000328224A JP2000328224A JP2002127348A JP 2002127348 A JP2002127348 A JP 2002127348A JP 2000328224 A JP2000328224 A JP 2000328224A JP 2000328224 A JP2000328224 A JP 2000328224A JP 2002127348 A JP2002127348 A JP 2002127348A
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inorganic
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Shigenori Toda
重憲 戸田
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YAMAMOTO YOGYO KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質管理、在庫中の保管に手間がかからず、
容易に製造が可能で、装飾性に優れ、天然石により近い
重厚な天然石調模様も簡単に付与することが可能な建築
物又は構築物用の表面装飾材及びその製法を提供する。 【解決手段】 基材1の上ほぼ全面に合成樹脂接着剤2
を塗布し、接着剤層2が乾燥しないうちにその上から第
1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物3を
所望の模様状に散布し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂
接着剤層2が露出している部分2aに、異なる色調(第
2の色調)に調整された砂状の無機または有機粒状物4
を散布し、ついで、前記合成樹脂接着剤層2を乾燥する
ことにより、基材1の上に合成樹脂接着剤層2により砂
状の無機または有機粒状物3、4が固着されて2色の色
調模様からなる装飾層が形成されてなる建築物又は構築
物用表面装飾材を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内外装壁
面或は床面の装飾用や構築物の表面仕上げ用装飾材及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)合成樹脂エマルションと大理石粉
末その他の骨材とを含む塗材を合成繊維やガラス繊維あ
るいはその他の無機繊維からなる寒冷紗や不織布その他
の布帛類や適宜の固体基材上に吹付けガンや鏝などで適
宜の手段により塗布して天然石風の模様を施した装飾材
は建築物の内外装壁面或は床面や構築物の表面の装飾用
など建築物、構築物の表面仕上用シートとして用いられ
ている(特開平4−76151号、特開平3−2795
61号)。
【0003】(2)合成樹脂エマルションと骨材を用い
て直接建築物の内外装壁面或は床面や構築物の表面に塗
布し、乾燥して各種天然石調模様を表現する仕上法も知
られている。
【0004】(3)また、基材に接着剤を塗布後、接着
剤が乾燥しないうちに多彩色の天然砂、着色砂などを散
布することによって得られる多彩色の建築物表面仕上げ
用装飾材も知られている。ここで、多彩色の天然砂、着
色砂とは、砂粒子が、異なる2色以上の砂粒子の混合物
からなるものである。言い換えれば、複数種類の色調の
砂粒子を混合した混合砂状物を意味するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)や(2)の
手法では天然石に近い外観風合いを有する建築物や構築
物の表面仕上げは可能であるが、合成樹脂エマルション
と骨材をあらかじめ、所定の割合で混合して調整してお
く必要があり、色調に応じて、多種類のものをあらかじ
め調整し、保存しておく必要があり、骨材の沈殿、分離
など品質管理、在庫中の保管などにかなりの手間がかか
るという問題がある。また、これらの装飾材は、塗料に
比べてかなり厚めに塗布される必要があるため、乾燥に
時間がかかるという問題など、生産、作業効率の面で必
ずしも十分なものとは言えない。また、前記(3)の手
法では、砂粒個々の粒子は複数の色調の砂粒子が混合さ
れていて、近くで微視的に見ると多彩色できれいである
が、一般に建築物を眺める場合には、通常少し離れて眺
めるが、2m以上も離れて見ると、全体としてある一色
の単彩色にしか認められず、単調でバラエティーに欠け
るものであった。
【0006】本発明は前述したこれらの問題点を解決
し、骨材の沈殿、分離など品質管理、在庫中の保管など
にあまり手間がかからず、容易に製造が可能で、しか
も、装飾性に優れ、また天然石により近い風合い、重厚
感を有する天然石調模様も簡単に付与することが可能な
建築物又は構築物用の表面装飾材並びにこれを容易に製
造する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次ぎの様な建築物又は構築物用表面装飾材
及びその製造方法を提供するものである。
【0008】(1)基材の上に合成樹脂接着剤層を有
し、前記接着剤層により砂状の無機または有機粒状物が
固着されて2色以上の色調模様からなる装飾層が形成さ
れてなる建築物又は構築物用表面装飾材。
【0009】(2)更に、最表面側に透明な合成樹脂層
が施されている前記(1)項に記載の建築物又は構築物
用表面装飾材。
【0010】(3)砂状の無機または有機粒状物からな
る装飾層中に、更に雲母薄片が分散されてなる前記
(1)項又は(2)項のいずれかに記載の建築物又は構
築物用表面装飾材。
【0011】(4)砂状の無機または有機粒状物の平均
粒径が0.1〜3mmである前記(1)項〜(3)項の
いずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材。
【0012】(5)雲母薄片のサイズが0.5〜10m
mである前記(3)項に記載の建築物又は構築物用表面
装飾材。
【0013】(6)砂状の無機または有機粒状物が、天
然石粒状物、硅砂、陶磁器粒状物、ガラス粒状物、合成
樹脂粒状物からなる群から選ばれた粒状物である前記
(1)項〜(5)項のいずれかに記載の建築物又は構築
物用表面装飾材。
【0014】(7)合成樹脂接着剤層がアクリル系合成
樹脂からなる前記(1)項〜(6)項のいずれかに記載
の建築物又は構築物用表面装飾材。
【0015】(8)基材表面のうち、少なくとも装飾層
が形成される基材表面が平坦面である前記(1)項〜
(7)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装
飾材。
【0016】(9)基材表面のうち、少なくとも装飾層
が形成される基材表面が凹凸状であり凹凸立体模様を有
する前記(1)項〜(7)項のいずれかに記載の建築物
又は構築物用表面装飾材。
【0017】(10)基材が、コンクリート層、セメン
ト板、金属板、木質合板、ALC板、合成樹脂板または
シート、発泡樹脂板またはシート、布帛、紙又はこれら
の2種以上の複合体からなる群から選ばれた基材である
前記(1)項〜(9)項のいずれかに記載の建築物又は
構築物用表面装飾材。
【0018】(11)基材が、紙、布帛、合成樹脂シー
ト、金属シート又はこれらの2種以上の複合体からなる
群から選ばれた基材であり、基材の裏側面に粘着剤が塗
布されている前記(1)項〜(8)項のいずれかに記載
の建築物又は構築物用表面装飾材。
【0019】(12)基材の上ほぼ全面に合成樹脂接着
剤を塗布し、前記塗布された接着剤層が乾燥しないうち
にその上から第1の色調に調整された砂状の無機または
有機粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記未乾
燥の合成樹脂接着剤層が露出している部分に順次他の色
調に調整された砂状の無機または有機粒状物を所望の模
様状に散布し、ついで、合成樹脂接着剤層を乾燥するこ
とを特徴とする基材の上に合成樹脂接着剤層を有し、前
記接着剤層により砂状の無機または有機粒状物が固着さ
れて2色以上の色調模様からなる装飾層が形成されてな
る建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0020】(13)基材の上の一部の面上に合成樹脂
接着剤を所望の模様状に塗布し、前記塗布された接着剤
層が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調整され
た砂状の無機または有機粒状物を散布し前記接着剤層に
付着させ、ついで、順次前記基材上の接着剤層が塗布さ
れていない部分の少なくとも一部に更に合成樹脂接着剤
を所望の模様状に塗布し且つ前記塗布された接着剤層が
乾燥しないうちにその上から他の色調に調整された砂状
の無機または有機粒状物を散布することを1回または2
回以上繰り返し行うことにより、基材のほぼ全面に接着
剤と砂状の無機または有機粒状物を付着させ、ついで、
合成樹脂接着剤層を乾燥することを特徴とする基材の上
に合成樹脂接着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の
無機または有機粒状物が固着されて2色以上の色調模様
からなる装飾層が形成されてなる建築物又は構築物用表
面装飾材の製造方法。
【0021】(14)砂状の無機または有機粒状物の散
布後で前記合成樹脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、または
乾燥後に、更に、その上から乾燥すると透明になる合成
樹脂エマルションまたは溶液を塗布し、乾燥させて、最
表面側に透明な合成樹脂層が更に施されている前記(1
2)項または(13)項のいずれかに記載の建築物又は
構築物用表面装飾材の製造方法。
【0022】(15)離型性を有する型枠の内側底面の
ほぼ全面に、合成樹脂接着剤を塗布し、前記塗布された
接着剤層が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調
整された砂状の無機または有機粒状物を所望の模様状に
散布し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層が露出
している部分に順次他の色調に調整された砂状の無機ま
たは有機粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記
合成樹脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、または乾燥後にそ
の上から第2の接着剤により基材を接着し、乾燥後に前
記型枠を除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂
接着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の無機または
有機粒状物が固着されて2色以上の色調模様からなる装
飾層が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の
製造方法。
【0023】(16)離型性を有する型枠の内側底面の
一部の面上に、合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗布
し、前記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにその上
から第1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物を所望の模様状に散布し前記接着剤層に付着させ、つ
いで、順次前記型枠内側底面の接着剤層が塗布されてい
ない部分の少なくとも一部に更に合成樹脂接着剤を所望
の模様状に塗布し且つ前記塗布された接着剤層が乾燥し
ないうちにその上から他の色調に調整された砂状の無機
または有機粒状物を所望の模様状に散布することを1回
または2回以上繰り返し行うことにより、型枠の内側底
面のほぼ全面に接着剤と砂状の無機または有機粒状物を
付着させ、前記合成樹脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、ま
たは乾燥後にその上から第2の接着剤により基材を接着
し、乾燥後に前記型枠を除去することを特徴とする基材
の上に合成樹脂接着剤層を有し、前記接着剤層により砂
状の無機または有機粒状物が固着されて2色以上の色調
模様からなる装飾層が形成されてなる建築物又は構築物
用表面装飾材の製造方法。
【0024】(17)離型性を有する型枠の内側底面の
ほぼ全面に、合成樹脂接着剤を塗布し、前記塗布された
接着剤層が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調
整された砂状の無機または有機粒状物を所望の模様状に
散布し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層が露出
している部分に順次他の色調に調整された砂状の無機ま
たは有機粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記
合成樹脂接着剤層の乾燥後にその上からコンクリートま
たはセメントモルタルを流し込み固化させコンクリート
またはセメントモルタルからなる基材を形成し、次いで
前記型枠を除去することを特徴とする基材の上に合成樹
脂接着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の無機また
は有機粒状物が固着されて2色以上の色調模様からなる
装飾層が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材
の製造方法。
【0025】(18)離型性を有する型枠の内側底面の
一部の面上に、合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗布
し、前記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにその上
から第1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物を散布し前記接着剤層に付着させ、ついで、順次前記
型枠内側底面上の接着剤層が塗布されていない部分の少
なくとも一部に更に合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗
布し且つ前記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにそ
の上から他の色調に調整された砂状の無機または有機粒
状物を散布することを1回または2回以上繰り返し行う
ことにより、型枠の内側底面のほぼ全面に接着剤と砂状
の無機または有機粒状物を付着させ、ついで、前記合成
樹脂接着剤層の乾燥後にその上からコンクリートまたは
セメントモルタルを流し込み固化させコンクリートまた
はセメントモルタルからなる基材を形成し、次いで前記
型枠を除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂接
着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の無機または有
機粒状物が固着されて2色以上の色調模様からなる装飾
層が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の製
造方法。
【0026】(19)砂状の無機または有機粒状物を所
望の模様状に散布する方法が、砂状の無機または有機粒
状物の供給ノズルからの供給量を規則的に変化させなが
ら、又は不規則的に変化させながら、前記供給ノズルの
下を未乾燥の合成樹脂接着剤層が形成された基材または
型枠を一定速度で移動させる方法である前記(12)
項、(15)項又は(17)項のいずれかに記載の建築
物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0027】(20)砂状の無機または有機粒状物中
に、更に雲母薄片が分散・混合されてなる前記(12)
項〜(19)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用
表面装飾材の製造方法。
【0028】(21)砂状の無機または有機粒状物の平
均粒径が0.1〜3mmである前記(12)項〜(2
0)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾
材の製造方法。
【0029】(22)雲母薄片のサイズが0.5〜10
mmである前記(20)項に記載の建築物又は構築物用
表面装飾材の製造方法。
【0030】(23)砂状の無機または有機粒状物が、
天然石粒状物、硅砂、陶磁器粒状物、ガラス粒状物、合
成樹脂粒状物からなる群から選ばれた粒状物である前記
(12)項〜(22)項のいずれかに記載の建築物又は
構築物用表面装飾材の製造方法。
【0031】(24)合成樹脂接着剤がアクリル系合成
樹脂エマルションまたは溶液からなる前記(12)項〜
(23)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面
装飾材の製造方法。
【0032】(25)基材表面のうち、少なくとも装飾
層が形成される基材表面が平坦面である前記(12)項
〜(14)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表
面装飾材の製造方法。
【0033】(26)基材表面のうち、少なくとも装飾
層が形成される基材表面が凹凸状である前記(12)項
〜(14)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表
面装飾材の製造方法。
【0034】(27)型枠の内側底面が平坦面である前
記(15)項〜(18)項のいずれかに記載の建築物又
は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0035】(28)型枠の内側底面が凹凸状である前
記(15)項〜(18)項のいずれかに記載の建築物又
は構築物用表面装飾材の製造方法。
【0036】(29)基材が、コンクリート層、セメン
ト板、金属板、木質合板、ALC板、合成樹脂板または
シート、発泡樹脂板またはシート、布帛、紙又はこれら
の2種以上の複合体からなる群から選ばれた基材である
前記(12)項〜(16)項および(19)項〜(2
8)項のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾
材の製造方法。
【0037】(30)基材が、紙、布帛、合成樹脂シー
ト、金属シート又はこれらの2種以上の複合体からなる
群から選ばれた基材であり、基材の裏側面に粘着剤を更
に塗布する工程を含む前記(12)項〜(16)項のい
ずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方
法。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の理解を容易にするため
に、まず、本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製
造方法の一実施の形態について図面を用いて説明する。
図面を用いて説明した実施の形態は一例であって、この
図示したもののみに限定されるものではない。
【0039】図1は、本発明の建築物又は構築物用表面
装飾材の製造工程の一実施形態を示す工程断面図であ
り、基材を用いてその上に装飾層を形成していく方法の
工程を示す工程断面図である。
【0040】図1(a)に示すように、まず、基材1の
上ほぼ全面に合成樹脂接着剤2を塗布し、図1(b)に
示すように、前記塗布された接着剤層2が乾燥しないう
ちにその上から第1の色調に調整された砂状の無機また
は有機粒状物3を所望の模様状に散布し、ついで、前記
未乾燥の合成樹脂接着剤層2が露出している部分2a
に、図1(c)に示すように、第1の色調に調整された
砂状の無機または有機粒状物3とは異なる色調(第2の
色調)に調整された砂状の無機または有機粒状物4を散
布し、ついで、前記合成樹脂接着剤層2を乾燥すること
により、基材1の上に合成樹脂接着剤層2を有し、前記
接着剤層2により砂状の無機または有機粒状物3、4が
固着されて2色の色調模様からなる装飾層が形成されて
なる例えば図3に示すような建築物又は構築物用表面装
飾材が得られる。なお、図3は本発明の建築物又は構築
物用表面装飾材の一例を示す平面図であり、互いに色調
の異なる無機または有機粒状物3、4が固着されて2色
の色調模様からなる天然砂岩調の落ち着いた重厚感のあ
る装飾層が形成されている。なお、図3の例に於いて
は、各砂状の無機または有機粒状物3、4中に、更に雲
母薄片10が分散・混合されて接着剤層2により基材1
に固着されている。これらの雲母薄片10が存在するこ
とにより、天然石を割った際にその劈開面に現れる結晶
部分が示す特有の鱗片状の光沢を付与することができ、
極めて天然石に近い天然石調の装飾材が得られるので好
ましい。なお、特に図示したり、説明はしていないが、
他の実施の形態に於いても雲母薄片の使用は好ましく、
必要に応じて同様に適用できることはもちろんである。
【0041】次に図2に本発明の建築物又は構築物用表
面装飾材の別の一実施形態の断面模式図を示したが、こ
の図2に示された建築物又は構築物用表面装飾材は、図
1の(c)で得られた本発明の建築物又は構築物用表面
装飾材の上から、乾燥すると透明になる合成樹脂エマル
ションまたは溶液を塗布し、乾燥させて、最表面側に透
明な合成樹脂層6が更に施されている態様である。こう
することにより、無機または有機粒状物3、4や雲母薄
片10の剥離、脱落などをより確実に防止する事ができ
るなどの点では好ましい。合成樹脂層6の塗布は、図1
の(c)の工程段階における、砂状の無機または有機粒
状物の散布後で前記合成樹脂接着剤層2の乾燥前、乾燥
中、または乾燥後のいずれの段階で行ってもよい。他の
実施の形態についてはこのような最表面側の透明な合成
樹脂層6からなる透明トップコート層については特に図
示して説明していないが、必要に応じて同様に適用でき
ることはもちろんである。
【0042】また、次に図4に、本発明の建築物又は構
築物用表面装飾材の更に別の一実施形態の断面模式図を
示したが、この図4に示された建築物又は構築物用表面
装飾材は、基材1の表面のうち、少なくとも装飾層が形
成される基材表面が凹凸状であり凹凸立体模様を有する
装飾層が形成されている実施形態である。基材1の片面
が凹凸立体模様を有する点を除いては、図1で説明した
と同様の製造工程で製造できるので、同じ部材には同じ
符号を付して、重複説明を省略した。この例では、例え
ば図5に示すような建築物又は構築物用表面装飾材が得
られる。なお、図5は本発明の建築物又は構築物用表面
装飾材の一例を示す斜視図であり、互いに色調の異なる
無機または有機粒状物3、4が固着されて2色の色調模
様からなる天然砂岩調の落ち着いた重厚感のある装飾層
が形成されている。なお、図5の例に於いても、各砂状
の無機または有機粒状物3、4中に、更に雲母薄片10
が分散・混合されて接着剤層2により基材1に固着され
ている。これらの雲母薄片10が存在することにより、
天然石を割った際にその劈開面に現れる結晶部分が示す
特有の鱗片状の光沢を付与することができ、極めて天然
石に近い天然石調の装飾材が得られるので好ましい。
【0043】なお、基材の表面のうち、少なくとも装飾
層が形成される基材表面が凹凸状である基材は、他の実
施の形態についても同様に採用可能であることはもちろ
んである。
【0044】次に図6は、本発明の建築物又は構築物用
表面装飾材の製造工程の更に別の一実施形態を示す工程
断面図であり、3色の互いに異なった色調に調整された
砂状の無機または有機粒状物が模様状に固着されて3色
の色調模様からなる装飾層を形成する方法の工程を示す
断面工程図である。
【0045】図6(a)に示すように、まず、基材1の
上ほぼ全面に合成樹脂接着剤2を塗布し、図6(b)に
示すように、前記塗布された接着剤層2が乾燥しないう
ちにその上から第1の色調に調整された砂状の無機また
は有機粒状物3を所望の模様状に散布し、ついで、前記
未乾燥の合成樹脂接着剤層2が露出している部分2aの
一部に、図6(c)に示すように、第1の色調に調整さ
れた砂状の無機または有機粒状物3とは異なる色調の第
2の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物4を
所望の模様状に散布し、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層
2が露出している部分2bの部分に、更に図6(d)に
示すように、第1の色調に調整された砂状の無機または
有機粒状物3及び第2の色調に調整された砂状の無機ま
たは有機粒状物4とは異なる色調の第3の色調に調整さ
れた砂状の無機または有機粒状物5を散布し、ついで、
前記合成樹脂接着剤層2を乾燥することにより、基材1
の上に合成樹脂接着剤層2を有し、前記接着剤層2によ
り砂状の無機または有機粒状物3、4、5が固着されて
3色の色調模様からなる装飾層が形成されてなる建築物
又は構築物用表面装飾材が得られる。なお、このように
互いに異なる3色の色調に調整された砂状の無機または
有機粒状物を用いることは、他の実施形態についても同
様に適用できるし、また、必要に応じて、互いに異なる
4色以上の色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物を用いて、装飾模様を形成することも可能である。
【0046】なお、図示していないが、砂状の無機また
は有機粒状物を所望の模様状に散布する方法を、例えば
ある一色の色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物の供給ノズルからの供給量を規則的ないし不規則的に
変化させながら供給ノズルの下を図1の(a)に示した
ような未乾燥の合成樹脂接着剤層2が形成された基材1
または後述する型枠を用いる例では未乾燥の合成樹脂接
着剤層2が形成された型枠を一定速度で移動させる方法
を採用することにより、例えば、ベルトコンベアー上に
合成樹脂接着剤層2が形成された基材1または型枠を載
せて一定速度で砂状の無機または有機粒状物の供給ノズ
ルの下を通過させることにより、砂状の無機または有機
粒状物の供給ノズルからの供給量が規則的ないし不規則
的に変化するので、規則的ないし不規則的な模様が形成
でき、連続、大量生産などに好適である。
【0047】砂状の無機または有機粒状物の供給ノズル
からの供給量を規則的ないし不規則的に変化させるに
は、ノズル直前までの搬送機構が、例えばスクリュー状
搬送装置の場合にはその回転速度を変化させるとか、バ
ケットコンベアーの場合にはその搬送速度を変化させる
とか、圧搾空気などで搬送する場合には、バルブの調整
により圧搾空気の供給量を変化させるなど適宜の方法を
採用すればよい。また、ノズルの中に小型スクリュー搬
送器を組み込んで於いて、この回転を変化させるなどの
方法も採用できる。
【0048】次に、図7に本発明の建築物又は構築物用
表面装飾材の製造工程の更に別の一実施形態を示す工程
断面図を示した。この実施の形態も、基材を用いてその
上に装飾層を形成していく更に別の方法を示す実施の形
態例である。
【0049】図7(a)に示すように、基材1の上の一
部の面上に合成樹脂接着剤2を所望の模様状に塗布し、
ついで図7(b)に示すように、前記塗布された接着剤
層2が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調整さ
れた砂状の無機または有機粒状物3を散布し前記接着剤
層2に付着させ、ついで、前記基材上の接着剤層が塗布
されていない部分の少なくとも一部又は全部、この例の
場合は全部に、図7(c)に示すように、更に合成樹脂
接着剤2´を塗布し且つ前記塗布された接着剤層2´が
乾燥しないうちに図7(d)に示すように、その上から
他の色調(第2の色調)に調整された砂状の無機または
有機粒状物3を散布することにより、基材1のほぼ全面
に接着剤2、2´と砂状の無機または有機粒状物3、4
を付着させ、ついで、合成樹脂接着剤層2、2´を乾燥
することにより、前記接着剤層により砂状の無機または
有機粒状物が固着されて2色の色調模様からなる本発明
の装飾層が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾
材が得られる。かかる手法は、後述する型枠を用いる別
の態様などにも適用できることはもちろんである。
【0050】この図7で示したような本発明の表面装飾
材の製法は、それぞれ異なる色調に調整された砂状の無
機または有機粒状物からなる装飾模様の境界をはっきり
させた模様にする場合には好適な手法である。これに対
し、図1〜6で説明した方法や後述する図8や図9で示
したような本発明の表面装飾材の製法の場合には、それ
ぞれ異なる色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物からなる装飾模様の境界をぼかして、境界が線で引い
たようにははっきりしないぼかし模様の天然石調にする
のに特に好適である。
【0051】次に図8に、本発明の建築物又は構築物用
表面装飾材の製造工程の更に別の一実施形態を示す工程
断面図を示した。この図は型枠を用いて本発明の装飾材
を形成していく方法の工程を示す工程断面図である。
【0052】図8(a)に示すように、まず、離型性を
有する型枠20の内側底面のほぼ全面に、合成樹脂接着
剤2を塗布し、図8(b)に示すように、前記塗布され
た接着剤層2が乾燥しないうちにその上から第1の色調
に調整された砂状の無機または有機粒状物3を所望の模
様状に散布し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層
2が露出している部分2aに、図8(c)に示すよう
に、第1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状
物3とは異なる色調(第2の色調)に調整された砂状の
無機または有機粒状物4を散布し、ついで、前記合成樹
脂接着剤層2を乾燥するか、乾燥せずして、その上に、
図8(d)に示すように、基材1を接着剤2”を用いて
接着し、乾燥後に前記型枠20を除去することによっ
て、合成樹脂接着剤層を有し、接着剤層によって砂状の
無機または有機粒状物3、4が固着されて2色の色調模
様からなる装飾層が形成されてなる本発明の建築物又は
構築物用表面装飾材が得られる。
【0053】次に図9に、型枠を用いて本発明の建築物
又は構築物用表面装飾材を製造する工程の更に別の一実
施形態を示す工程断面図を示した。
【0054】図9に示された表面装飾材を製造する工程
が、図8に示された表面装飾材を製造する工程と異なる
点は、用いた型枠の形状が異なるのみである。図8で用
いた型枠20は、型枠の内側底面が平坦面であり、従っ
て得られる装飾材の表面もほぼ平坦な装飾材となるのに
対し、図9に示された型枠の内側底面は凹凸状であり、
従って得られる装飾材の表面も凹凸立体模様を有する建
築物又は構築物用表面装飾材が得られる点が異なるのみ
である。その他は、図8に示された表面装飾材を製造す
る工程と同様であるので、同一部分に同一の符号を付し
て、重複説明は省略した。
【0055】なお、図8や図9で説明した工程は、異な
る2色の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物
からなる装飾模様が形成された例を示したが、図6で説
明したと同様に、3色又はそれ以上の互いに異なる色調
に調整された砂状の無機または有機粒状物からなる装飾
模様を形成する事ができることはもちろんである。ま
た、図7で説明したような方法を適用することもできる
ことはもちろんである。
【0056】また、図8や図9で示した方法の変形態様
として、図8や図9の(a)〜(c)までの工程は同じであ
るが、図8や図9の(c)の工程において、接着剤層2を
乾燥させた後、その上からコンクリートまたはセメント
モルタルを流し込み固化させコンクリートまたはセメン
トモルタルからなる基材を形成し、次いで前記型枠を除
去することによっても、基材としてコンクリートまたは
セメントモルタルからなる基材を有する本発明の装飾材
を得ることができる。この場合、コンクリートまたはセ
メントモルタルの厚みを厚くしたい場合には、型枠の深
さを要求される厚みに応じて深くしておけばよい。
【0057】また、この手法は、例えば、トンネルなど
の出入口や宅地造成や土石止めの法面などに、石積み調
の装飾を施す場合などは、型枠として図示した型枠をい
くつか上下左右に連続して設けたような、複数個の石積
み調模様の型枠を作成し、例えば図9の(c)の状態に
したものを現場に持ち込み、所望の法面に型枠をあてが
って、現場でコンクリートまたはセメントモルタルを流
し込み固化させ、型枠を除去する事により、現場施工も
可能となる。
【0058】型枠の素材としては、型枠としての役割を
達成できるものであれば特に制限はなく、プラスチッ
ク、金属、木材、石材、セラミックなど各種のものを用
いることができるが、プラスチックが安価で好ましい。
プラスチックも各種のものが使用できるが、コストの面
からはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルなどが安価であり好ましい。離型性が乏
しい素材の場合には、適宜の離型剤を型枠内側面に塗布
しておけばよい。プラスチックのうちでも、発泡体が比
較的軽くて取り扱いが楽なのと、比較的安価に入手し得
るのでポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルなどの発泡体が好ましく用いられる。
【0059】次に本発明で用いる、各種材料について説
明する。
【0060】基材の材質としては、その目的を達成でき
るものであれば特に制限はなく、例えばプラスチック、
金属、木材、石材、セラミックなど各種のものを用いる
ことができ、具体的には、コンクリート層、セメント板
(押し出し成形セメント板や中空押し出し成形セメント
板、石綿補強スレート板その他の無機ないし有機繊維強
化セメント板など各種のセメント板を含む)、アルミニ
ウムやステンレス、カラー鉄板などその他の各種金属
板、木質合板、ALC板(発泡コンクリート板)、合成
樹脂板またはシート、発泡樹脂板またはシート、合成繊
維や無機繊維からなる織物、編物、不織布、たとえば具
体的には、アクリル繊維やポリエステル繊維からなる寒
冷紗や不織布、ガラス繊維織物、グラスウール不織布な
どの布帛類、又はこれらの2種以上の複合体などがあげ
られる。
【0061】そして基材として、紙(天然パルプからの
紙のみならず、各種合成紙も含む)、布帛(織物、編
物、不織布)、合成樹脂シート(フィルムも含む)、金
属シート又はこれらの2種以上の複合体からなる比較的
薄いシート、フィルムないし紙状物を用い、この基材の
上に本発明の手法で装飾層が形成された装飾材の場合に
は、例えば、基材の裏側面に粘着剤を更に塗布し、必要
なら粘着剤塗布面に更に離型紙を設けて、壁紙として有
効に使用することができる。
【0062】合成樹脂接着剤としては、各種の合成樹脂
溶液ないしエマルションが用いられるが、環境保護の観
点からはエマルションタイプが好ましく用いられる。合
成樹脂接着剤を構成する合成樹脂成分としては、特に限
定するものではないが、好ましくは、乾燥後の性質とし
て接着性はもとより、耐候性、対アルカリ性、耐酸性雨
性、耐水性、耐吸水性等を満足する合成樹脂が好まし
く、例えばアクリル系樹脂(アクリル−ウレタン系樹
脂、アクリル−シリコーン系樹脂も含む)、酢酸ビニル
系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げら
れる。中でもアクリル系樹脂エマルションが比較的安価
なわりには、耐候性の点で優れており建築物の内外装壁
面或は床面などの建築物や構築物の表面仕上用装飾材の
接着層として適用した場合など長期の耐久性を有し好ま
しい。また、前述した第2の接着剤としても、上述した
合成樹脂接着剤と同様のものが使用できる。
【0063】砂状の無機または有機粒状物としては、例
えば、寒水石などの大理石粉や御影石粉その他の天然石
粒状物、硅砂、陶磁器粒状物、ガラス粒状物、合成樹脂
粒状物(プラスチック細片)などの無機材料やプラスチ
ック材料などが好ましく用いられる。いずれも非人工着
色のものでもよいし、人工着色されたものでもよい。ま
た、勿論これらを併用してもよい。
【0064】なお、砂状の無機または有機粒状物を用い
て所望のある特定の色調に調整するには、その色調に使
用される砂状の無機または有機粒状物個々の粒子の色調
がすべて同一の色調の粒子から構成されていてもよい
が、複数種類の色調の粒状物を混合して(その配合割合
や用いる粒径を適宜選択して)、所望の色調に調整して
もよいし、むしろその方が天然石調の深みのある落ち着
いた重厚感を発現させることができ好ましい。
【0065】例えば、ベージュ系の色調とレンガ色系の
色調の2色模様、ないしは、ベージュ系の色調とレンガ
色系の色調と黒系の色調の3色模様で砂岩調にする場合
の具体的一例を示すと、ベージュ系の色調の具体例とし
て、大理石粉(白色)[(株)同和カルファイン製“K
D−1”(平均粒径約0.45mm)]を50重量%、
着色珪砂(柿色)[瀬戸セラミ(株)製“67バフ”
(平均粒径約0.45mm)]を30重量%、着色珪砂
(レッド)[瀬戸セラミ(株)製“67レッド”(平均
粒径約0.45mm)]を10重量%、着色珪砂(グリ
ーン)[瀬戸セラミ(株)製“67グリーン”(平均粒
径約0.45mm)]を10重量%の混合物が挙げら
れ、また、レンガ色系の色調の具体例として、着色珪砂
(レッド)[瀬戸セラミ(株)製“67レッド”(平均
粒径約0.45mm)]を50重量%、着色珪砂(柿
色)[瀬戸セラミ(株)製“67バフ”(平均粒径約
0.45mm)]を30重量%、着色珪砂(グリーン)
[瀬戸セラミ(株)製“67グリーン”(平均粒径約
0.45mm)]を10重量%、着色珪砂(ブルー)
[瀬戸セラミ(株)製“67ブルー”(平均粒径約0.
45mm)]を10重量%、例えばこの部分に雲母薄片
を添加しておく場合には、白雲母薄片(サイズ1.5m
m)を前記のレンガ色系の色調に調整された砂状の粒状
物の重量に対して1重量%添加した混合物が挙げられ、
また、黒系の色調の具体例として、大理石粉(白色)
[(株)同和カルファイン製“KD−3”(平均粒径約
0.9mm)]を10重量%、着色珪砂(レッド)[瀬
戸セラミ(株)製“Sレッド”(平均粒径約0.8m
m)]を10重量%、着色珪砂(ブラック)[瀬戸セラ
ミ(株)製“Sブラック”(平均粒径約0.8mm)]
を60重量%、着色珪砂(グリーン)[瀬戸セラミ
(株)製“Sグリーン”(平均粒径約0.8mm)]を
10重量%、着色珪砂(ブルー)[瀬戸セラミ(株)製
“Sブルー”(平均粒径約0.8mm)]を10重量%
の混合物が挙げられる。もちろんこれらは、複数種類の
色調の粒状物を混合して(その配合割合や用いる粒径を
適宜選択して)、所望の色調に調整する場合の具体例と
しての一例であって何らこれらのみに限定されるもので
はない。
【0066】砂状の無機または有機粒状物の大きさは特
に限定するものではないが、平均粒径は0.1〜3mm
程度のものが好ましく用いられる。より好ましくは、平
均粒径0.2〜1.5mm、更に一層好ましくは0.5
〜1.5mmの骨材を用いることが好ましく、あまりに
粒径の小さい骨材を用いた場合には、仕上がりが塗料で
塗装したような状態になる傾向になり、あまりに大きす
ぎる場合には、その重みにより、剥離したり脱落しやす
くなる傾向になる。
【0067】次に砂状の無機または有機粒状物とともに
必要に応じて用いられる雲母薄片としては、サイズ(長
径)0.5mm以上のものが好ましく、余り小さすぎる
と鱗片状の光沢の発揮効果が十分発揮しにくくなる。ま
た通常容易に入手できるものは、サイズが最高で10m
m程度である。従って雲母薄片としては、サイズ(長
径)が0.5〜10mm程度のものが好ましく用いられ
る。
【0068】雲母薄片としては、白雲母、金雲母、黒雲
母など天然雲母の破砕したもの(非人工着色の雲母)或
はこれらに顔料を含む塗料で人工的に着色を施した人工
着色雲母薄片等が挙げられ、これらの2種以上を併用し
てもよい。人工着色雲母の色としては、白、黒、黄、
赤、ベージュ等が挙げられる。特に限定するものではな
いが、天然石調の落ち着いた感じの装飾材とするには、
雲母薄片は非人工着色の天然雲母からなる雲母薄片を用
いることが好ましい。人工的に着色していない天然の雲
母薄片は、透明性があるため、周囲との調和がよく落ち
着きのある装飾材が形成出来る。コントラストのある表
面模様を付与したい場合には、人工着色雲母を適宜併用
してもよい。
【0069】用いる雲母薄片の大きさは発現させたい風
合いによって大きさを変えればよく、例えば花崗岩程度
の鱗片状の光沢を出したい場合には例えばサイズが2〜
4mm程度のものを主として使用するとか、より大きな
結晶が存在する風合いを発現させたい場合にはより大き
なサイズの、例えば4〜10mmのサイズの雲母薄片を
用いればよい。
【0070】砂状の無機または有機粒状物とともに必要
に応じて用いられる雲母薄片の使用割合は、最終的に得
られる本発明の装飾材をどのような風合いのものにする
かによってかなり異なるので、一概に規定しがたいが、
砂状の無機または有機粒状物の重量に対して、雲母薄片
が0.1〜10重量%の範囲が好ましい。
【0071】雲母薄片の割合が余りに多すぎると、鱗片
状の光沢が目立ちすぎ、ギラギラした風合いの装飾材と
なる傾向になり、雲母薄片の割合が余りに少なすぎる
と、雲母薄片を用いた効果が小さくなる傾向にある。
【0072】また、砂状の無機または有機粒状物ととも
に、必要に応じて独特の風合を出すために、別途、1色
または2色以上の着色薄片状合成樹脂フレークを添加し
てもよい。
【0073】前記薄片状合成樹脂フレークの厚みは、平
均厚みで好ましくは1mm以下、特に0.2〜0.9m
m程度が柔軟性を有し、かつ、接着剤層に接着される場
合においても、比較的柔軟なので、フレーク末端が接着
剤層の表面から跳ね上がるなどの現象も少なく好まし
い。
【0074】図2で説明したように図1の(c)で得ら
れた本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の上から、
乾燥すると透明になる合成樹脂エマルションまたは溶液
を塗布し、乾燥させて、最表面側に透明な合成樹脂層
(トップコート層)を装飾材最表面に形成する場合に
は、乾燥すると透明になる合成樹脂クリアー塗料を用い
ればよい。具体例としては、先に接着剤を構成する合成
樹脂として説明したと同様の合成樹脂エマルション、又
はエマルションタイプではなく、溶媒として溶剤を用い
たこれらの合成樹脂塗材を溶液タイプにしたものなどが
用いられる。特に好ましくは、耐候性の優れたものを用
いることが好ましく、アクリル系樹脂エマルションやそ
の溶液タイプのものが好ましく、そのうちでもアクリル
−ウレタン系樹脂エマルションやその溶液タイプ、アク
リル−シリコーン系樹脂エマルションやその溶液タイプ
などがより好ましい。トップコート層の塗布厚みは、特
に制限するものではないが、乾燥後の厚みで10〜10
00μm程度である。
【0075】本発明の建築物又は構築物用の表面装飾材
は、品質管理、在庫中の保管などにあまり手間がかから
ず、比較的容易に製造が可能で、しかも、2色以上の多
色の色調模様が施されて装飾性に優れ、また、必要に応
じて天然石により近い風合い、重厚感を有する天然石調
模様も簡単に付与することが可能な建築物又は構築物用
の表面装飾材を提供することができ、模様を自然な天然
石に類似したぼかし模様調にすることも簡単にでき、ま
た雲母薄片を併用した場合には、優れた鱗片状の光輝を
発現し、したがって重厚さ、深みに富んだ高級感を有す
るより天然石に近い改良された建築物または構築物用の
表面装飾材を得ることができる。従って本発明の装飾材
は、建築物や構築物の表面、例えば、建築物内外装壁面
や天井、床面、支柱の表面、塀の表面、宅地造成の法
面、建築物用擁壁、高架道路や橋梁などの壁面や脚柱の
外装、横断歩道橋の外壁、土石止めの法面、護岸壁、護
岸階段、トンネルなどの出入口などの表面仕上げ用の装
飾材として、好適に用いられる。
【0076】
【発明の効果】本発明は、骨材の沈殿、分離など品質管
理、在庫中の保管などにあまり手間がかからず、容易に
製造が可能で、生産、作業効率の面で効率がよく、しか
も、2色以上の多色の色調模様が施されて装飾性に優
れ、また、天然石により近い風合い、重厚感を有する天
然石調模様も簡単に付与することが可能な建築物又は構
築物用の表面装飾材並びにこれを容易に製造する方法を
提供できる。また、現場における施工も可能とすること
ができる。従って本発明の装飾材は、建築物や構築物の
表面、例えば、建築物内外装壁面や天井、床面、支柱の
表面、塀の表面、宅地造成の法面、建築物用擁壁、高架
道路や橋梁などの壁面や脚柱の外装、横断歩道橋の外
壁、土石止めの法面、護岸壁、護岸階段、トンネルなど
の出入口などの表面仕上げ用の装飾材として、好適に用
いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
工程の一実施形態を示す工程断面図。
【図2】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の別の
一実施形態の断面模式図。
【図3】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の一例
を示す平面図。
【図4】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の更に
別の一実施形態の断面模式図。
【図5】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の一例
を示す斜視図。
【図6】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
工程の更に別の一実施形態を示す工程断面図。
【図7】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
工程の更に別の一実施形態を示す工程断面図。
【図8】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
工程の更に別の一実施形態を示す工程断面図。
【図9】本発明の建築物又は構築物用表面装飾材を製造
する工程の更に別の一実施形態を示す工程断面図。
【符号の説明】
1 基材 2 合成樹脂接着剤 2a 未乾燥の合成樹脂接着剤層2が露出している部
分 2b 未乾燥の合成樹脂接着剤層2が露出している部
分 2′ 合成樹脂接着剤 2” 接着剤 3 第1の色調に調整された砂状の無機または有機
粒状物 4 第2の色調に調整された砂状の無機または有機
粒状物 5 第3の色調に調整された砂状の無機または有機
粒状物 6 最表面側の透明な合成樹脂層 10 雲母薄片 20 型枠
フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA57 AB04 AB05 AB22 AB23 AB46 BA02 BA03 BA12 BB09 EA09 GA24W GA32W GA33W GA43W GB01W GB13W GB14W GB23W GB28W GB32W GB42W GB62W GB63W 4D075 AC19 AC74 AC86 AE03 BB24Y BB26Z CA13 CB06 CB27 CB36 DA06 DA07 DA25 DB01 DB12 DB18 DB20 DB22 DB31 DC01 DC05 EA02 EA07 EA13 EA35 EB15 EB19 EB22 EB38 EB42 EC01 EC04 EC07 EC13 EC53 4F100 AA01B AB01A AC00B AE01A AG00B AH00B AK01B AK01D AK25 AP02A AT00A BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10C BA10D CA13B DE01B DE02B DG10B DG11B DJ01B EH46 GB08 HB00B JL02 JL13C JN01D YY00B

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の上に合成樹脂接着剤層を有し、前
    記接着剤層により砂状の無機または有機粒状物が固着さ
    れて2色以上の色調模様からなる装飾層が形成されてな
    る建築物又は構築物用表面装飾材。
  2. 【請求項2】 更に、最表面側に透明な合成樹脂層が施
    されている請求項1に記載の建築物又は構築物用表面装
    飾材。
  3. 【請求項3】 砂状の無機または有機粒状物からなる装
    飾層中に、更に雲母薄片が分散されてなる請求項1又は
    2のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材。
  4. 【請求項4】 砂状の無機または有機粒状物の平均粒径
    が0.1〜3mmである請求項1〜3のいずれかに記載
    の建築物又は構築物用表面装飾材。
  5. 【請求項5】 雲母薄片のサイズが0.5〜10mmで
    ある請求項3に記載の建築物又は構築物用表面装飾材。
  6. 【請求項6】 砂状の無機または有機粒状物が、天然石
    粒状物、硅砂、陶磁器粒状物、ガラス粒状物、合成樹脂
    粒状物からなる群から選ばれた粒状物である請求項1〜
    5のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材。
  7. 【請求項7】 合成樹脂接着剤層がアクリル系合成樹脂
    からなる請求項1〜6のいずれかに記載の建築物又は構
    築物用表面装飾材。
  8. 【請求項8】 基材表面のうち、少なくとも装飾層が形
    成される基材表面が平坦面である請求項1〜7のいずれ
    かに記載の建築物又は構築物用表面装飾材。
  9. 【請求項9】 基材表面のうち、少なくとも装飾層が形
    成される基材表面が凹凸状であり凹凸立体模様を有する
    請求項1〜7のいずれかに記載の建築物又は構築物用表
    面装飾材。
  10. 【請求項10】 基材が、コンクリート層、セメント
    板、金属板、木質合板、ALC板、合成樹脂板またはシ
    ート、発泡樹脂板またはシート、布帛、紙又はこれらの
    2種以上の複合体からなる群から選ばれた基材である請
    求項1〜9のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面
    装飾材。
  11. 【請求項11】 基材が、紙、布帛、合成樹脂シート、
    金属シート又はこれらの2種以上の複合体からなる群か
    ら選ばれた基材であり、基材の裏側面に粘着剤が塗布さ
    れている請求項1〜8のいずれかに記載の建築物又は構
    築物用表面装飾材。
  12. 【請求項12】 基材の上ほぼ全面に合成樹脂接着剤を
    塗布し、前記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにそ
    の上から第1の色調に調整された砂状の無機または有機
    粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記未乾燥の
    合成樹脂接着剤層が露出している部分に順次他の色調に
    調整された砂状の無機または有機粒状物を所望の模様状
    に散布し、ついで、前記合成樹脂接着剤層を乾燥するこ
    とを特徴とする基材の上に合成樹脂接着剤層を有し、前
    記接着剤層により砂状の無機または有機粒状物が固着さ
    れて2色以上の色調模様からなる装飾層が形成されてな
    る建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  13. 【請求項13】 基材の上の一部の面上に合成樹脂接着
    剤を所望の模様状に塗布し、前記塗布された接着剤層が
    乾燥しないうちにその上から第1の色調に調整された砂
    状の無機または有機粒状物を散布し前記接着剤層に付着
    させ、ついで、順次前記基材上の接着剤層が塗布されて
    いない部分の少なくとも一部に更に合成樹脂接着剤を所
    望の模様状に塗布し且つ前記塗布された接着剤層が乾燥
    しないうちにその上から他の色調に調整された砂状の無
    機または有機粒状物を散布することを1回または2回以
    上繰り返し行うことにより、基材のほぼ全面に接着剤と
    砂状の無機または有機粒状物を付着させ、ついで、前記
    合成樹脂接着剤層を乾燥することを特徴とする基材の上
    に合成樹脂接着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の
    無機または有機粒状物が固着されて2色以上の色調模様
    からなる装飾層が形成されてなる建築物又は構築物用表
    面装飾材の製造方法。
  14. 【請求項14】 砂状の無機または有機粒状物の散布後
    で前記合成樹脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、または乾燥
    後に、更に、その上から乾燥すると透明になる合成樹脂
    エマルションまたは溶液を塗布し、乾燥させて、最表面
    側に透明な合成樹脂層が更に施されている請求項12ま
    たは13のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装
    飾材の製造方法。
  15. 【請求項15】 離型性を有する型枠の内側底面のほぼ
    全面に、合成樹脂接着剤を塗布し、前記塗布された接着
    剤層が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調整さ
    れた砂状の無機または有機粒状物を所望の模様状に散布
    し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層が露出して
    いる部分に順次他の色調に調整された砂状の無機または
    有機粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記合成
    樹脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、または乾燥後にその上
    から第2の接着剤により基材を接着し、乾燥後に前記型
    枠を除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂接着
    剤層を有し、前記接着剤層により砂状の無機または有機
    粒状物が固着されて2色以上の色調模様からなる装飾層
    が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 離型性を有する型枠の内側底面の一部
    の面上に、合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗布し、前
    記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにその上から第
    1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物を所
    望の模様状に散布し前記接着剤層に付着させ、ついで、
    順次前記型枠内側底面の接着剤層が塗布されていない部
    分の少なくとも一部に更に合成樹脂接着剤を所望の模様
    状に塗布し且つ前記塗布された接着剤層が乾燥しないう
    ちにその上から他の色調に調整された砂状の無機または
    有機粒状物を散布することを1回または2回以上繰り返
    し行うことにより、型枠の内側底面のほぼ全面に接着剤
    と砂状の無機または有機粒状物を付着させ、前記合成樹
    脂接着剤層の乾燥前、乾燥中、または乾燥後にその上か
    ら第2の接着剤により基材を接着し、乾燥後に前記型枠
    を除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂接着剤
    層を有し、前記接着剤層により砂状の無機または有機粒
    状物が固着されて2色以上の色調模様からなる装飾層が
    形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 離型性を有する型枠の内側底面のほぼ
    全面に、合成樹脂接着剤を塗布し、前記塗布された接着
    剤層が乾燥しないうちにその上から第1の色調に調整さ
    れた砂状の無機または有機粒状物を所望の模様状に散布
    し、ついで、前記未乾燥の合成樹脂接着剤層が露出して
    いる部分に順次他の色調に調整された砂状の無機または
    有機粒状物を所望の模様状に散布し、ついで、前記合成
    樹脂接着剤層の乾燥後にその上からコンクリートまたは
    セメントモルタルを流し込み固化させコンクリートまた
    はセメントモルタルからなる基材を形成し、次いで前記
    型枠を除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂接
    着剤層を有し、前記接着剤層により砂状の無機または有
    機粒状物が固着されて2色以上の色調模様からなる装飾
    層が形成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 離型性を有する型枠の内側底面の一部
    の面上に、合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗布し、前
    記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにその上から第
    1の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物を散
    布し前記接着剤層に付着させ、ついで、順次前記型枠内
    側底面上の接着剤層が塗布されていない部分の少なくと
    も一部に更に合成樹脂接着剤を所望の模様状に塗布し且
    つ前記塗布された接着剤層が乾燥しないうちにその上か
    ら他の色調に調整された砂状の無機または有機粒状物を
    散布することを1回または2回以上繰り返し行うことに
    より、型枠の内側底面のほぼ全面に接着剤と砂状の無機
    または有機粒状物を付着させ、ついで、前記合成樹脂接
    着剤層の乾燥後にその上からコンクリートまたはセメン
    トモルタルを流し込み固化させコンクリートまたはセメ
    ントモルタルからなる基材を形成し、次いで前記型枠を
    除去することを特徴とする基材の上に合成樹脂接着剤層
    を有し、前記接着剤層により砂状の無機または有機粒状
    物が固着されて2色以上の色調模様からなる装飾層が形
    成されてなる建築物又は構築物用表面装飾材の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 砂状の無機または有機粒状物を所望の
    模様状に散布する方法が、砂状の無機または有機粒状物
    の供給ノズルからの供給量を規則的に変化させながら、
    又は不規則的に変化させながら、前記供給ノズルの下を
    未乾燥の合成樹脂接着剤層が形成された基材または型枠
    を一定速度で移動させる方法である請求項12、15又
    は17のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾
    材の製造方法。
  20. 【請求項20】 砂状の無機または有機粒状物中に、更
    に雲母薄片が分散・混合されてなる請求項12〜19の
    いずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
    方法。
  21. 【請求項21】 砂状の無機または有機粒状物の平均粒
    径が0.1〜3mmである請求項12〜20のいずれか
    に記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  22. 【請求項22】 雲母薄片のサイズが0.5〜10mm
    である請求項20に記載の建築物又は構築物用表面装飾
    材の製造方法。
  23. 【請求項23】 砂状の無機または有機粒状物が、天然
    石粒状物、硅砂、陶磁器粒状物、ガラス粒状物、合成樹
    脂粒状物からなる群から選ばれた粒状物である請求項1
    2〜22のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面装
    飾材の製造方法。
  24. 【請求項24】 合成樹脂接着剤がアクリル系合成樹脂
    エマルションまたは溶液からなる請求項12〜23のい
    ずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造方
    法。
  25. 【請求項25】 基材表面のうち、少なくとも装飾層が
    形成される基材表面が平坦面である請求項12〜14の
    いずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
    方法。
  26. 【請求項26】 基材表面のうち、少なくとも装飾層が
    形成される基材表面が凹凸状である請求項12〜14の
    いずれかに記載の建築物又は構築物用表面装飾材の製造
    方法。
  27. 【請求項27】 型枠の内側底面が平坦面である請求項
    15〜18のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面
    装飾材の製造方法。
  28. 【請求項28】 型枠の内側底面が凹凸状である請求項
    15〜18のいずれかに記載の建築物又は構築物用表面
    装飾材の製造方法。
  29. 【請求項29】 基材が、コンクリート層、セメント
    板、金属板、木質合板、ALC板、合成樹脂板またはシ
    ート、発泡樹脂板またはシート、布帛、紙又はこれらの
    2種以上の複合体からなる群から選ばれた基材である請
    求項12〜16および19〜28のいずれかに記載の建
    築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
  30. 【請求項30】 基材が、紙、布帛、合成樹脂シート、
    金属シート又はこれらの2種以上の複合体からなる群か
    ら選ばれた基材であり、基材の裏側面に粘着剤を更に塗
    布する工程を含む請求項12〜16のいずれかに記載の
    建築物又は構築物用表面装飾材の製造方法。
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