JP2002126429A - 湿分分離器 - Google Patents

湿分分離器

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JP2002126429A
JP2002126429A JP2000321593A JP2000321593A JP2002126429A JP 2002126429 A JP2002126429 A JP 2002126429A JP 2000321593 A JP2000321593 A JP 2000321593A JP 2000321593 A JP2000321593 A JP 2000321593A JP 2002126429 A JP2002126429 A JP 2002126429A
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Hiroshi Arikawa
浩 有川
Yasuhiko Hirao
康彦 平尾
Hiroshi Hirano
廣 平野
Toshiyuki Mizutani
敏行 水谷
Tomoyuki Inoue
智之 井上
Kaoru Izumi
薫 泉
Junichiro Kodama
淳一郎 児玉
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湿分分離効率をより高めること。 【解決手段】供給された湿り蒸気Sが通過する少なくと
も一部分が曲折した複数の流路7を備えた湿分分離器に
おいて、流路7の非曲折部に備えられた開口部19を介
して、流路7を通過する湿り蒸気Sに含まれる液滴を補
集するポケット9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所に適用される湿分分離器に係り、更に詳しくは、蒸気
発生側から供給される湿り蒸気から液滴を分離する湿分
分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力発電所で用いられている湿
分分離器は一般に、蒸気発生側から供給される湿り蒸気
から液滴を分離し、タービン側に乾いた蒸気を供給する
のに用いられている。これによってタービンの回転効率
を上げ、発電の効率が向上される。
【0003】この蒸気発生側とは、沸騰水型原子炉(Bo
iling Water Reactor。以下「BWR」と称する)を適
用する原子力発電所の場合には、原子炉に相当する。B
WRでは、炉心内で冷却水が蒸気となり、この蒸気が湿
分分離器によって液滴が除去された後に、タービンに供
給される。一方、加圧水型原子炉(Pressurized Water
Reactor。以下、「PWR」と称する)を適用する原子
力発電所の場合、この蒸気発生側とは、蒸気発生器に相
当する。PWRでは、炉心が加圧されており、炉心では
冷却水は蒸気とはならないが、蒸気発生器において、こ
の冷却水が熱源として用いられ2次ループ内を流れる水
から蒸気が生成される。
【0004】この種の従来から用いられている湿分分離
器1の全体構成を示す斜視図を図9に示す。
【0005】フードプレート2の下部側から供給された
湿り蒸気S(液滴を含む)は、多孔板4の表面に設けら
れた孔5から、図中矢印に示す方向に従って波板6によ
って形成された流路を通過して、反対側から流出する。
【0006】図10は、このような波板6によって形成
される流路7の断面形状の一部を示す詳細図である。
【0007】波板6によって構成されるジグザグ形状の
流路7には、孔5を介して流路入口8から液滴を含んだ
湿り蒸気Sが供給され、その蒸気Sは流路7に沿って流
れる。
【0008】また、流路7には、ポケット9が備えられ
ている。そして、図11に示すメカニズムにしたがって
蒸気Sに含まれる液滴Mがポケット9に補集される。す
なわち、ジグザグ形状の流路7に沿って流れている蒸気
Sのうち、比重の重い液滴Mは、波板6の壁面10に衝
突し、液膜12が壁面10に付着する。
【0009】壁面10に付着した液膜12は、蒸気Sの
流通に沿って蒸気Sの流通方向に移動するが、ポケット
9の曲面によって戻されることによって渦13が形成さ
れ、このポケット9の曲面近傍で旋回する。このように
して液滴Mがポケット9に補集されることによって湿分
が分離された蒸気Sが、流路出口14を介して流路7か
ら流出し、タービン側に供給される。
【0010】なお、ポケット9に補集され、液膜12を
形成している液滴Mは、自重によって図9に示すドレン
とい16まで落下し、更にドレン管17を介して湿分分
離器1の外部へドレンされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の湿分分離器では、以下のような問題がある。
【0012】すなわち、図10に示すような構成の波板
6を備えた湿分分離器1では、流路7に沿って流れてく
る液滴Mが、図11に示すように、壁面10に直接的に
衝突するために、この衝突によって、ポケット9の曲面
部近傍に形成されている液滴Mの渦13が撹乱される。
【0013】これによって、液滴Mの渦13が乱れ、液
滴Mの一部が再飛散によってポケット9から流路7に戻
り蒸気Sと再合流することにより、ポケット9による液
滴Mの補集効率が低下するので、それに伴って湿分分離
効率も低下するという問題がある。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ポケットにおける液滴の補集効率を高め、
もって、湿分分離効率をより高めることが可能な湿分分
離器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0016】すなわち、請求項1の発明では、供給され
た湿り蒸気が通過する少なくとも一部分が曲折した複数
の流路を備えた湿分分離器において、流路の非曲折部に
備えられた開口部と、開口部を介して、流路を通過する
湿り蒸気に含まれる液滴を補集する液滴補集部とを備え
る。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の発明の湿
分分離器において、液滴補集部を、流路の外側に、流路
の流路方向とほぼ平行となるように備え、開口部を介し
て、流路を通過する湿り蒸気に含まれる液滴を、流路方
向における液滴補集部最上流側から補集する。
【0018】請求項3の発明では、請求項1の発明の湿
分分離器において、液滴補集部を、流路の外側に、流路
の流路方向とほぼ平行となるように備え、開口部を介し
て、流路を通過する湿り蒸気に含まれる液滴を、流路方
向における液滴補集部中央部側から補集する。
【0019】請求項4の発明では、請求項1乃至3のう
ちいずれか1項の発明の湿分分離器において、開口部
に、流路を通過する湿り蒸気に含まれる液滴を流路側か
ら液滴補集部側へと導くガイド部を備える。
【0020】請求項5の発明では、供給された湿り蒸気
が通過する少なくとも一部分が曲折した複数の流路を備
えた湿分分離器において、流路の非曲折部に、流路の流
路方向を含む面に対して直交する方向に延設された一対
の開口部と、各開口部を介して、流路を通過する湿り蒸
気に含まれる液滴を補集する液滴補集部と、各開口部に
備えられ、流路を通過する湿り蒸気に含まれる液滴を流
路側から液滴補集部側へと導くガイド部とを備える。
【0021】請求項6の発明では、供給された湿り蒸気
が通過する少なくとも一部分が曲折した複数の流路を備
えた湿分分離器において、流路の非曲折部に、流路の流
路方向を含む面に対して直交する方向に沿って延設され
た複数の開口部からなる第1の開口部群と、流路の非曲
折部に、流路の流路方向を含む面に対して直交する方向
に沿って延設された複数の開口部からなる第2の開口部
群と、第1および第2の開口部群の各開口部を介して、
流路を通過する湿り蒸気に含まれる液滴を補集する液滴
補集部と、各開口部に備えられ、流路を通過する湿り蒸
気に含まれる液滴を流路側から液滴補集部側へと導くガ
イド部とを備える。
【0022】請求項7の発明では、請求項6の発明の湿
分分離器において、第1の開口部群の各開口部と第2の
開口部群の各開口部との寸法形状をほぼ同一とし、第1
の開口部群の各開口部と第2の開口部群の各開口部とを
互いに並設させる。
【0023】請求項8の発明では、請求項1乃至7のう
ちいずれか1項の発明の湿分分離器において、液滴補集
部内において、液滴補集部に補集された液滴によって、
渦を形成させる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施の形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0025】なお、以下の各実施の形態の説明に用いる
図中の符号は、図9から図11と同一部分については同
一符号を付して示すことにする。
【0026】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1から図2を用いて説明する。
【0027】図1は、第1の実施の形態に係る湿分分離
器1の流路7の一部断面形状を示す平面図である。
【0028】図1に示すように、本実施の形態に係る湿
分分離器1は、図10に示す従来技術による湿分分離器
1と同様に、少なくとも一部分を曲折した波板6によっ
て、ジグザグ形状に構成した流路7を備えている。図1
では、代表的に1部分の流路7を示しているが、実際に
は、少なくとも一部分を曲折した波板6を複数枚平行に
備えた複数の流路7からなる。
【0029】そして、この波板6の非曲折部(直線部)
には、蒸気Sに含まれる液滴Mをポケット9に導く開口
部19を備えた構成としている。
【0030】ポケット9は、図1に示すように、流路7
の外側に、流路7に沿って備えている。なお、図1で
は、流路7の曲折部内側を含むように略L字形状をなし
ているポケット9を一例として示しているが、ポケット
9の形状はこれに限るものではなく、図示しないが、波
板6の非曲折部(直線部)と平行に設けられた長辺形状
であってもよい。
【0031】このような構成とすることによって、図2
に示すように、流路7内を流通する蒸気Sのうちの液滴
Mは、流路7のジグザグ形状によって遠心力を受けるこ
とにより、波板6の壁面10に衝突し、壁面10に液膜
12aとして付着する。この液膜12aは、蒸気Sの流
れに沿って蒸気Sの流通方向に移動し、開口部19に至
ると、そこからポケット9の内部に入り、ポケット9の
内部において、開口部19よりも流路7の上流側におけ
る渦13aと、開口部19よりも流路7の下流側におけ
る渦13b、13cとを形成する。このように開口部1
9よりも上流側および下流側のそれぞれにおいて渦13
を発生させるポケット9のことをダブルポケットと称し
ている。
【0032】これらの渦13a〜13cによって、蒸気
Sからの液滴Mの分離を促進させるとともに、ポケット
9の内部に取り込んだ液滴Mの、ポケット9内における
補集効率を高めている。これによって、ポケット9内に
も液膜12b、12cを生成することによって、液滴M
を効率よく蒸気Sから除去するようにしている。
【0033】このようにしてポケット9に補集された液
滴Mは、自重によってドレンとい16まで落下し、ドレ
ン管17よってドレンされ、湿分分離器1から外部へ排
出されるようにしている。
【0034】また、開口部19は、波板6の曲折部には
備えておらず、ポケット9に液滴Mが直接的に入ること
がないようにしているので、従来技術の問題点で指摘し
たような、ポケット9に液滴Mが直接入る衝撃によって
渦13が撹乱されることがないようにしている。
【0035】次に、以上のように構成した本実施の形態
に係る湿分分離器1の作用について説明する。
【0036】流路入口8から流路7に導入された蒸気S
は、波板6によって構成されるジグザグ形状に沿って流
路7内を流路出口14に向かって流れる。
【0037】蒸気Sは、このジグザグ形状によって遠心
力が与えられ、この蒸気Sに含まれている液滴Mは、自
重が重いので、図2に示すように、次の曲折部近傍にお
いて波板6の壁面10に衝突し、液膜12aが形成され
る。
【0038】この液膜12aは、蒸気Sの流れに沿って
蒸気Sの流通方向に移動され、開口部19に至ると、そ
こからポケット9に内部に入り、ポケット9に補集され
る。
【0039】ポケット9の内部では、このようにポケッ
ト9に補集された液滴Mによって、開口部19よりも流
路7の上流側における渦13aと、開口部19よりも流
路7の下流側における渦13b、13cとがそれぞれ形
成される。
【0040】これらの渦13a〜13cによって、蒸気
Sからの液滴Mの分離が促進されるとともに、ポケット
9の内部に取り込まれた液滴Mもまた、ポケット9内に
おいて効率よく保持される。そして、ポケット9の内部
の壁面において液膜12b、12cが生成され、この液
膜12b、12cが液滴Mの自重によってドレンとい1
6まで落下することによって蒸気Sから液滴Mが効率よ
く分離される。
【0041】また、開口部19は、波板6の曲折部には
備えておらず、波板6が直線である部である非曲折部に
備えているので、流路7に沿って流れてくる液滴Mが、
ポケット9の内部に直接的に流入することがないので、
ポケット9に一旦補集された液滴Mは撹乱されない。こ
れによって、液滴Mは常に安定し、ポケット9の内部に
保持されるので、高い液滴補集効果が得られる。
【0042】上述したように、本実施の形態に係る湿分
分離器に1おいては、上記のような作用により、各ポケ
ット9における液滴Mの補集効果を高めることができ
る。
【0043】これによって、より湿分分離効率の高い湿
分分離器を実現することが可能となる。
【0044】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図3と図4とを用いて説明する。
【0045】第2の実施の形態に係る湿分分離器1は、
その流路7の一部断面形状の詳細を図3および図4に示
すように、ポケット9の最上流側から開口部19を備え
た構成としたことを除いては、第1の実施の形態に係る
湿分分離器1とその構成を同一とする。なお、図3およ
び図4は、図1および図2と同一部分には同一符号を付
している。
【0046】また、このように、開口部19をポケット
9の最上流側に備えることによって、図4に示すよう
に、ポケット9の内部で発生する渦13d〜13fの回
転方向が、図2に示す渦13a〜13cの回転方向と逆
になる。これは、流路7の曲折部の壁面10に付着した
液膜12aがポケット9の内部に流入する場合に、ポケ
ット9の最上流側の壁面に沿って流入するからである。
ただし、渦13d〜13fの回転方向と、ポケット9に
よる液滴の補集効率との関連性は小さい。
【0047】このような構成とすることによっても、第
1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0048】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図5から図8を用いて説明する。
【0049】第3の実施の形態に係る湿分分離器1は、
その流路7の一部断面形状の詳細を図5に示すように、
開口部19の両側に、湿り蒸気Sに含まれる液滴Mを流
路7側からポケット9側へと導くガイドであるルーバ2
1を備えている。その他の構成については、第1の実施
の形態に係る湿分分離器とその構成を同一とし、図1お
よび図2と同一部分には同一符号を付している。
【0050】図6から図8は、ルーバ21の配置例を示
す図であって、図5中に示すA部における断面方向に沿
った詳細図である。
【0051】図6は、開口部19の両端に、湿分分離器
1の全高とその高さがほぼ等しいルーバ21を備えた例
を含むものである。図7は、開口部19の両端に、湿分
分離器1の全高よりもその高さが低いルーバ21を複数
備えた例を示すものである。また、図8は、図8に示す
配置例の変形例であって、開口部19の両端に備えた複
数のルーバ21の配置高さが互いに異なる例を示すもの
である。
【0052】このように、ルーバ21は、実質的に、流
路7内を流通する蒸気Sに含まれる液滴Mをポケット9
に導く構成であれば、その寸法及び配置場所等について
は特に問わない。また、このルーバ21によって、一旦
ポケット9に補集された液滴Mの流路7側への戻りを極
力小さくしている。これによって、流路7を流通する蒸
気Sから、液滴Mをポケット9の中に効率よく導くこと
を可能としている。
【0053】このような構成とすることによっても、第
1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0054】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポケットにおける液滴の補集効率を高めることができ
る。
【0056】以上により、湿分分離効率をより高めるこ
とが可能な湿分分離器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る湿分分離器の流路の一
部断面形状を示す平面図
【図2】第1の実施の形態に係る湿分分離器において蒸
気と液滴の流れを説明するための模式図
【図3】第2の実施の形態に係る湿分分離器の流路の一
断面形状を示す平面図
【図4】第2の実施の形態に係る湿分分離器において蒸
気と液滴の流れを説明するための模式図
【図5】第3の実施の形態に係る湿分分離器の流路の一
断面形状を示す平面図
【図6】ルーバの断面方向における配置例を示すA部詳
細図(例1)
【図7】ルーバの断面方向における配置例を示すA部詳
細図(例2)
【図8】ルーバの断面方向における配置例を示すA部詳
細図(例3)
【図9】従来から用いられている湿分分離器の全体構成
を示す斜視図
【図10】従来から用いられている湿分分離器の流路の
一断面形状を示す平面図
【図11】従来から用いられている湿分分離器において
蒸気と液滴の流れを説明するための模式図
【符号の説明】
S…蒸気 M…液滴 1…湿分分離器 2…フードプレート 4…多孔板 5…孔 6…波板 7…流路 8…流路入口 9…ポケット 10…壁面 12…液膜 13…渦 14…流路出口 17…ドレン管 19…開口部 21…ルーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 廣 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 水谷 敏行 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 井上 智之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 泉 薫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 児玉 淳一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4D031 AB06 BA07 EA01 4D052 AA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された湿り蒸気が通過する少なくと
    も一部分が曲折した複数の流路を備えた湿分分離器にお
    いて、 前記流路の非曲折部に備えられた開口部と、 前記開口部を介して、前記流路を通過する前記湿り蒸気
    に含まれる液滴を補集する液滴補集部とを備えたことを
    特徴とする湿分分離器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の湿分分離器において、 前記液滴補集部を、前記流路の外側に、前記流路の流路
    方向とほぼ平行となるように備え、前記開口部を介し
    て、前記流路を通過する前記湿り蒸気に含まれる液滴
    を、前記流路方向における液滴補集部最上流側から補集
    するようにしたことを特徴とする湿分分離器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の湿分分離器において、 前記液滴補集部を、前記流路の外側に、前記流路の流路
    方向とほぼ平行となるように備え、前記開口部を介し
    て、前記流路を通過する前記湿り蒸気に含まれる液滴
    を、前記流路方向における液滴補集部中央部側から補集
    するようにしたことを特徴とする湿分分離器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
    載の湿分分離器において、 前記開口部に、前記流路を通過する前記湿り蒸気に含ま
    れる液滴を前記流路側から前記液滴補集部側へと導くガ
    イド部を備えたことを特徴とする湿分分離器。
  5. 【請求項5】 供給された湿り蒸気が通過する少なくと
    も一部分が曲折した複数の流路を備えた湿分分離器にお
    いて、 前記流路の非曲折部に、前記流路の流路方向を含む面に
    対して直交する方向に延設された一対の開口部と、 前記各開口部を介して、前記流路を通過する前記湿り蒸
    気に含まれる液滴を補集する液滴補集部と、 前記各開口部に備えられ、前記流路を通過する前記湿り
    蒸気に含まれる液滴を前記流路側から前記液滴補集部側
    へと導くガイド部とを備えたことを特徴とする湿分分離
    器。
  6. 【請求項6】 供給された湿り蒸気が通過する少なくと
    も一部分が曲折した複数の流路を備えた湿分分離器にお
    いて、 前記流路の非曲折部に、前記流路の流路方向を含む面に
    対して直交する方向に沿って延設された複数の開口部か
    らなる第1の開口部群と、 前記流路の非曲折部に、前記流路の流路方向を含む面に
    対して直交する方向に沿って延設された複数の開口部か
    らなる第2の開口部群と、 前記第1および第2の開口部群の各開口部を介して、前
    記流路を通過する前記湿り蒸気に含まれる液滴を補集す
    る液滴補集部と、 前記各開口部に備えられ、前記流路を通過する前記湿り
    蒸気に含まれる液滴を前記流路側から前記液滴補集部側
    へと導くガイド部とを備えたことを特徴とする湿分分離
    器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の湿分分離器において、 前記第1の開口部群の各開口部と前記第2の開口部群の
    各開口部との寸法形状をほぼ同一とし、前記第1の開口
    部群の各開口部と前記第2の開口部群の各開口部とを互
    いに並設させるようにしたことを特徴とする湿分分離
    器。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記
    載の湿分分離器において、 前記液滴補集部内において、前記液滴補集部に補集され
    た液滴によって、渦を形成させるようにしたことを特徴
    とする湿分分離器。
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Cited By (12)

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