JP2002125069A - Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局 - Google Patents

Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局

Info

Publication number
JP2002125069A
JP2002125069A JP2000315531A JP2000315531A JP2002125069A JP 2002125069 A JP2002125069 A JP 2002125069A JP 2000315531 A JP2000315531 A JP 2000315531A JP 2000315531 A JP2000315531 A JP 2000315531A JP 2002125069 A JP2002125069 A JP 2002125069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
telephone
base station
wireless lan
subnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000315531A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Yano
和志 矢野
Hiroshi Kashiwabara
浩 柏原
Nobuhito Miyauchi
信仁 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000315531A priority Critical patent/JP2002125069A/ja
Publication of JP2002125069A publication Critical patent/JP2002125069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線IP電話機について、ローミング機能を
各種条件に応じて制限することが困難であった。 【解決手段】 電話番号管理サーバ3(13)および無
線LAN基地局1a,1b(11)が、自己のサブネッ
ト21(22)に所属する無線IP電話機41a,41
b,41c(41d)の内線番号、端末ID、IPアド
レス、利用者ID、パスワードなどを管理し、無線IP
電話機41a,41b,41c(41d)は、サブネッ
ト21,22間に跨って移動した場合には、利用者ID
およびパスワードに基づく認証され、また、そのサブネ
ットでのローミングが予め許可されているときには、ロ
ーミングを許可される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線IP電話機
が無線LAN基地局を中継してIPネットワーク上の他
のIP電話機との間で通話を実行するIP電話システ
ム、並びにそのIP電話システムにおける無線IP電話
機および無線LAN基地局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット、イントラネットなどの
IP(インターネットプロトコル)ネットワークにおけ
る音声の伝送に関する従来の技術としては、ITU−T
勧告H.323方式などの通信方式がある。
【0003】図14はH.323方式に基づく従来のI
P電話システムの構成例を示す図である。図において5
01a,501bはH.323方式に従って通話を実行
するIP電話機であり、502はIP電話機501a,
501bに接続された有線LAN(Local Are
a Network)であり、503はIP電話機50
1a,501bの認証やアドレス変換を行うIP電話ゲ
ートキーパであり、504はPSTN/ISDN網50
5を介してIP電話機501a,501bと他のIPネ
ットワークに接続されたIP電話機との間で通信を可能
にするためにIPネットワークとPSTN/ISDN網
との間のインタフェースを有し、プロトコル変換を行う
IP電話ゲートウェイである。505はPSTN(Pu
blicSwitched Telephone Ne
twork)/ISDN(Integrated Se
rvice Digital Network)網であ
る。
【0004】次に動作について説明する。IP電話機5
01a,501bはH.323で規定される音声符号化
方法に従って音声信号を音声データに変換し、その音声
データをIPパケットとして送出する。
【0005】例えばIP電話機501aがIP電話機5
01bとの間で通話を実行する場合には、まず、IP電
話機501aがIP電話ゲートキーパ503へ加入要求
を行う。次にIP電話ゲートキーパ503が加入確認す
ると、IP電話機501bに対して呼設定を行う。そし
てIP電話機501bは呼設定受付後にIP電話ゲート
キーパ503へ加入要求を行う。IP電話ゲートキーパ
503が加入確認すると、IP電話機501bはIP電
話機501aへの呼出、応答を順次実行する。そしてI
P電話機501aとIP電話機501bとの間で授受可
能な情報の種類や符号化方式が確認された後、データ通
信が開始され、通話が実行される。
【0006】IP電話機501aがPSTN/ISDN
網505を介して他のネットワークのIP電話機との間
で通話を実行する場合にも同様に、IP電話機501a
がIP電話ゲートキーパ503との間で加入要求・確認
を実行し、IP電話ゲートキーパ503が通信先のIP
電話ゲートウェイを検索し、IP電話ゲートウェイ50
4を介してIP電話機501aが他のIPネットワーク
のIP電話機に対して呼設定し、他のIPネットワーク
のIP電話ゲートキーパとの間でそのIP電話機の加入
要求・確認の実行後、その通信先のIP電話機が、IP
電話ゲートウェイ504を介してIP電話機501aへ
の呼出、応答を順次実行する。このときIP電話ゲート
ウェイ504はPSTN/ISDN網505とIPネッ
トワークとの間でプロトコル変換を実行する。そしてI
P電話機501aと他のIPネットワークのIP電話機
との間で授受可能な情報の種類や符号化方式が確認され
た後、データ通信が開始され、通話が実行される。
【0007】以上のように、従来のIP電話システムで
は、有線LAN502などで構成されたIPネットワー
クを介してIP電話機501a,501bにより通話が
実行される。
【0008】一方、無線LANを利用したデータの伝送
に関する従来の技術としては、特開平8−65303号
公報、特開平8−65304号公報、特開平8−653
05号公報、特開平8−65306号公報などに記載の
ものがある。この従来の技術では、インターネットワー
キングノード(アクセスポイント)が、登録されたすべ
ての移動無線ノードに対して、移動無線ノード間や有線
LANと無線LANとの間で授受されるメッセージを中
継する。このとき、各無線ノードは所定の1つのアクセ
スポイントへ登録されるため、その無線ノードが登録さ
れていない他のアクセスポイントは中継動作を実行せ
ず、有線LANにおけるメッセージの重複が防止され
る。
【0009】各無線ノードは、自己がどのアクセスポイ
ントに登録されているか判定し、各無線ノードは、メッ
セージを宛先のノードに直接伝送できるか否かを判定
し、直接伝送できない場合には、そのメッセージを配送
するようにアクセスポイントに依頼する。各アクセスポ
イントは、有線LANのデータトラヒックを監視し、登
録されている無線ノード宛のデータパケットを無線ノー
ドへ転送する。
【0010】なお、各アクセスポイントは、定期的に、
ネットワークアドレスを識別するための無線信号を無線
ノードに同報通信し、各無線ノードは、その同報通信で
新しく受信したすべてのアクセスポイントのアドレステ
ーブルを維持管理する。また、各無線ノードは、無線ノ
ードのトラヒックを監視し、無線ノードのトポロジを維
持管理し、各アクセスポイントは、自己を取り巻く無線
LANのトポロジ表を維持管理し、自己の通信可能領域
内に存在する無線ノードを把握する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のIP電話システ
ムは以上のように構成されているので、無線のIP電話
機が他の無線LAN基地局のエリアに移動して、移動先
の無線LAN基地局を利用して通信すること、すなわち
ローミング機能を実現することが困難であるなどの課題
があった。
【0012】また、無線IP電話機の台数が多くなり無
線IP電話機の移動が頻繁に発生すると、認証やアドレ
ス変換を行うIP電話ゲートキーパの負荷が増大するな
どの課題があった。
【0013】さらに、有線LANへ無線LAN基地局を
接続し、無線IP電話機を利用した無線LANのIPネ
ットワークへ適用する際の無線通信区間の端末識別を実
行する必要があるなどの課題があった。
【0014】さらに、上述の無線LANを利用したデー
タの伝送に関する従来のシステムでは、受信した同報信
号により通信可能と判定するアクセスポイントを含むす
べての無線ノードのネットワークアドレスが無線ノード
により認識されるので、IPネットワークをいくつかの
サブネットに分割し、サブネットごとにローミングの可
否を設定することが困難であるなどの課題があった。
【0015】さらに、IPネットワークではデータと音
声のパケットが混在している場合に区別なく処理される
ため、ファイル転送などによりデータ通信量が増えると
リアルタイム性が必要な音声パケットが欠落し音声品質
が劣化する可能性があるなどの課題があった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、無線IP電話機を使用する前に、
各無線IP電話機固有の端末IDに基づいて無線LAN
基地局を介して電話番号管理サーバが認証を実行するよ
うにして、各無線IP電話機を識別することができ、予
め登録された無線IP電話機のみにローミングを許可す
ることができるIP電話システム、無線IP電話機およ
び無線LAN基地局を得ることを目的とする。
【0017】また、この発明は、サブネットごとに電話
番号管理サーバを設けるようにして、認証などの負荷を
分散することができるIP電話システムを得ることを目
的とする。
【0018】さらに、この発明は、各無線IP電話機が
いずれかのサブネットに所属し、その無線IP電話機の
所属するサブネットの電話番号管理サーバにサブネット
ごとにローミングの可否を設定し、移動先のサブネット
の電話番号管理サーバが、その無線IP電話機の所属サ
ブネットの電話番号管理サーバにローミングの可否を照
会するようにして、サブネットごとにローミングの可否
を設定することができるIP電話システムを得ることを
目的とする。
【0019】さらに、この発明は、無線LAN基地局が
IPパケットの種類を調べ、音声データのIPパケット
を優先的に無線IP電話機に送信するようにして、通話
状態を良好に保つことができるIP電話システムおよび
無線LAN基地局を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係るIP電話
システムは、固有の端末IDを有し、使用開始時に端末
IDを送信し、認証後、無線LANを介して音声データ
をIPパケットとして送受信して通話を実行する1また
は複数の無線IP電話機と、無線IP電話機との間で無
線LANを介して端末IDおよび音声データを送受信
し、端末IDに基づいて無線IP電話機の認証を要求す
る1または複数の無線LAN基地局と、1または複数の
無線IP電話機の端末IDおよび電話番号を予め登録
し、無線IP電話機の使用開始時に無線IP電話機から
の端末IDに基づいてその無線IP電話機を認証する電
話番号管理サーバとを備えるものである。
【0021】この発明に係るIP電話システムは、無線
IP電話機が、いずれかの無線LAN基地局からの所定
の無線信号に基づいてその無線LAN基地局のアクセス
ポイントゾーンに移動したことを検知した場合に、端末
IDを送信するようにしたものである。
【0022】この発明に係るIP電話システムは、無線
IP電話機が、公衆移動体通信網を介して通話を実行す
る第1の無線送受信部と、無線LANを介して通話を実
行する第2の無線送受信部とを有し、第1の無線送受信
部を動作させている際に、いずれかの無線LAN基地局
からの所定の無線信号に基づいてその無線LAN基地局
のアクセスポイントゾーンに移動したことを検知した場
合に、第1の無線送受信部の動作を停止させ、第2の無
線送受信部の動作を開始させるようにしたものである。
【0023】この発明に係るIP電話システムは、サブ
ネットごとに、1または複数の無線LAN基地局および
電話番号管理サーバを備え、電話番号管理サーバが、自
己のサブネットに所属する無線IP電話機のローミング
の可否の情報を有し、他のサブネットに所属する無線I
P電話機が自己のサブネットに移動してきた場合、その
無線IP電話機の所属するサブネットの電話番号管理サ
ーバに対してローミングの可否を問い合わせ、ローミン
グ可の場合のみ、自己のサブネットでのその無線IP電
話機の通話を許可するようにしたものである。
【0024】この発明に係るIP電話システムは、電話
番号管理サーバが、ローミングを許可する無線IP電話
機を予め登録しておき、登録された無線IP電話機のロ
ーミングのみを許可するようにしたものである。
【0025】この発明に係るIP電話システムは、電話
番号管理サーバが、所定の無線LAN基地局または所定
のサブネットにおいてのみ無線IP電話機のローミング
を許可するようにしたものである。
【0026】この発明に係るIP電話システムは、電話
番号管理サーバが、自己のサブネットに所属する各無線
IP電話機のローミングの可否を複数レベルのいずれか
に設定し、設定したレベルに応じて、無線IP電話機の
ローミングを許可する条件を変更するようにしたもので
ある。
【0027】この発明に係るIP電話システムは、サブ
ネット間のIPパケットの送受信を実行する中継装置
と、中継装置が故障状態または輻輳状態である場合に、
サブネット間のIPパケットの送受信を実行する非常用
中継装置とを備えるものである。
【0028】この発明に係るIP電話システムは、無線
IP電話機がサブネットにおける他のサービスによるデ
ータをIPパケットで取得可能であり、無線LAN基地
局が音声データのIPパケットを他のIPパケットより
優先的に無線IP電話機に送信するようにしたものであ
る。
【0029】この発明に係るIP電話システムは、無線
LAN基地局がIPパケットのヘッダを参照して、その
IPパケットの上位プロトコルを検知し、その上位プロ
トコルの種類に基づいてデータの種類を判別するように
したものである。
【0030】この発明に係るIP電話システムは、無線
LAN基地局が音声データのIPパケットを検出し、音
声データの通信量に応じた課金を無線IP電話機ごとに
計算するようにしたものである。
【0031】この発明に係るIP電話システムは、1ま
たは複数の無線LAN基地局が計算した課金を集計する
課金サーバを備えるようにしたものである。
【0032】この発明に係るIP電話システムは、無線
LAN基地局が、音声データのIPパケットを検出し、
音声データの通信量に応じた課金を無線IP電話機ごと
に計算し、ローミング時の無線IP電話機の課金を、そ
の無線IP電話機の所属するサブネットに送信するよう
にしたものである。
【0033】この発明に係るIP電話システムは、1ま
たは複数の無線LAN基地局が計算した課金を集計する
課金サーバを備え、無線LAN基地局がローミング時の
無線IP電話機の課金を、その無線IP電話機の所属す
るサブネットの課金サーバに送信するようにしたもので
ある。
【0034】この発明に係るIP電話システムは、無線
LAN基地局が、各通話について、通話開始時刻での全
トラヒック量、および通話終了時刻での全トラヒック
量、並びに通話によるトラヒック量に基づいて課金レー
トを計算するようにしたものである。
【0035】この発明に係るIP電話システムは、無線
IP電話機が、音声データのIPパケットを検出し、音
声データの通信量に応じた課金を計算するようにしたも
のである。
【0036】この発明に係るIP電話システムは、1ま
たは複数の無線IP電話機が計算した課金を集計する課
金サーバを備えるようにしたものである。
【0037】この発明に係る無線IP電話機は、固有の
端末IDを有し、使用開始時に端末IDを送信し、認証
後、無線LANを介して音声データをIPパケットとし
て送受信して通話を実行するようにしたものである。
【0038】この発明に係る無線IP電話機は、いずれ
かの無線LAN基地局からの所定の無線信号に基づいて
その無線LAN基地局のアクセスポイントゾーンに移動
したことを検知した場合に、端末IDを送信するように
したものである。
【0039】この発明に係る無線IP電話機は、公衆移
動体通信網を介して通話を実行する第1の無線送受信部
と、無線LANを介して通話を実行する第2の無線送受
信部とを備え、第1の無線送受信部を動作させている際
に、いずれかの無線LAN基地局からの所定の無線信号
に基づいてその無線LAN基地局のアクセスポイントゾ
ーンに移動したことを検知した場合に、第1の無線送受
信部の動作を停止させ、第2の無線送受信部の動作を開
始させるようにしたものである。
【0040】この発明に係る無線IP電話機は、音声デ
ータのIPパケットを検出し、音声データの通信量に応
じた課金を計算するようにしたものである。
【0041】この発明に係る無線LAN基地局は、無線
IP電話機との間で無線LANを介して無線IP電話機
の端末IDおよび音声データを送受信し、端末IDに基
づいて無線IP電話機の認証を要求するようにしたもの
である。
【0042】この発明に係る無線LAN基地局は、音声
データのIPパケットを検出し、音声データの通信量に
応じた課金を無線IP電話機ごとに計算するようにした
ものである。
【0043】この発明に係る無線LAN基地局は、IP
パケットのヘッダを参照して、そのIPパケットの上位
プロトコルを検知し、その上位プロトコルの種類に基づ
いてIPパケットの種類を判別し、音声データのIPパ
ケットを検出するようにしたものである。
【0044】この発明に係る無線LAN基地局は、音声
データのIPパケットを検出し、音声データの通信量に
応じた課金を無線IP電話機ごとに計算し、ローミング
時の無線IP電話機の課金を、その無線IP電話機の所
属するサブネットに送信するようにしたものである。
【0045】この発明に係る無線LAN基地局は、各通
話について、通話開始時刻での全トラヒック量、および
通話終了時刻での全トラヒック量、並びに通話によるト
ラヒック量に基づいて課金レートを計算するようにした
ものである。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるI
P電話システムの構成を示すブロック図であり、図2は
図1における無線LAN基地局の構成例を示すブロック
図であり、図3は図1における無線IP電話機の構成例
を示すブロック図である。
【0047】図1において、1a,1bは、サブネット
21において自己のアクセスポイントゾーン(APゾー
ン)51a,51bに存在する1または複数の無線IP
電話機41a,41b,41cに無線LANを介して接
続されるとともに、有線LAN2に接続され、その無線
IP電話機41a,41b,41cの内線番号と内線番
号毎の制御情報を保持する無線LAN基地局であり、1
1は、サブネット22において自己のAPゾーン51c
に存在する1または複数の無線IP電話機41dに無線
LANを介して接続されるとともに、有線LAN12に
接続され、その無線IP電話機41dの内線番号と内線
番号毎の制御情報を保持する無線LAN基地局である。
【0048】2はサブネット21における1または複数
の無線LAN基地局1a,1bなどを接続する有線LA
Nであり、12はサブネット22における1または複数
の無線LAN基地局11などを接続する有線LANであ
る。
【0049】3はサブネット21において有線LAN2
に接続され、サブネット21に所属する無線IP電話機
41a,41b,41cの利用者IDおよびパスワード
を管理し、無線LAN基地局1a,1bを介して実行さ
れるサブネット21に所属する無線IP電話機41a,
41b,41cの認証を実行し、自己のサブネット21
に所属する無線IP電話機41a,41b,41cが他
のサブネットにおけるIP電話機と通信する場合に他の
サブネット(例えばサブネット22)に対して宛先確認
を実行し、自己のサブネット21に所属する無線IP電
話機41a,41b,41cが他のサブネットからロー
ミング要求を実行した場合に自己のサブネット21での
内線番号利用停止処理を行うとともにその無線IP電話
機41a,41b,41cが自己のサブネット21へ移
動した場合に内線番号利用開始処理を行う電話番号管理
サーバであり、13はサブネット22において有線LA
N12に接続され、サブネット22に所属する無線IP
電話機41dの利用者IDおよびパスワードを管理し、
無線LAN基地局11を介して実行されるサブネット2
2に所属する無線IP電話機41dの認証を実行し、自
己のサブネット22に所属する無線IP電話機41dが
他のサブネットにおけるIP電話機と通信する場合に他
のサブネット(例えばサブネット21)に対して宛先確
認を実行し、自己のサブネット22に所属する無線IP
電話機41dが他のサブネットからローミング要求を実
行した場合に自己のサブネット22での内線番号利用停
止処理を行うとともにその無線IP電話機41dが自己
のサブネット22へ移動した場合に内線番号利用開始処
理を行う電話番号管理サーバである。
【0050】4はサブネット21において有線LAN2
に接続され、PSTN/ISDN網31を介してIPパ
ケットの送受信を実行するIP電話ゲートウェイであ
り、14はサブネット22において有線LAN12に接
続され、PSTN/ISDN網31を介してIPパケッ
トの送受信を実行するIP電話ゲートウェイである。
【0051】5はサブネット21において有線LAN2
に接続され、WWW(WorldWide Web)上
で所定のコンテンツを管理するWebサーバである。
【0052】31はPSTN/ISDN網であり、32
はサブネット21における有線LAN2とサブネット2
2における有線LAN12とを接続するルータ(中継装
置)である。
【0053】41a,41b,41c,41dは、公衆
移動体通信網の電波が届く場所では公衆移動体通信網の
携帯電話機として動作し、公衆移動体通信網の電波が届
かない場所では、無線LANを介してVoIP(Voi
ce Over IP)に基づいてデータ通信により通
話を実行する無線IP電話機である。
【0054】図2に示す無線LAN基地局1a,1b,
11において、101は各部からの情報を処理したり各
部を制御する中央制御装置であり、102は中央制御装
置101による処理で使用される情報を一時的に記憶す
るメモリであり、103は各種の情報を表示する表示部
であり、104は各無線LAN基地局に固有の基地局I
Dを保持する基地局ID保持部である。
【0055】また、105は他の無線IP電話機または
無線LAN基地局との間で無線LANを介してデータを
送受信する無線送受信部であり、106は有線LAN
2,12を介してデータを送受信する有線LANインタ
フェース部であり、107は有線LANインタフェース
部106からのデータを無線送受信部105に送信さ
せ、無線送受信部105からのデータを有線LANイン
タフェース部106に送信させる無線制御部であり、1
08は電話番号付与管理テーブル109に対して各種情
報の登録、変更および削除を行う電話番号付与管理部で
あり、109は無線IP電話機の内線番号と内線番号毎
の制御情報を保持する電話番号付与管理テーブルであ
る。
【0056】図3に示す無線IP電話機41a,41
b,41c,41dにおいて、201は各部からの情報
を処理したり各部を制御する中央制御装置であり、20
2は中央制御装置201による処理で使用される情報を
一時的に記憶するメモリである。203は各種の情報を
表示する表示部であり、204はユーザによるダイヤル
操作などの操作を検出する入力部である。205はHT
TP(Hypertext Transfer Pro
tocol)などのプロトコルに従って、インターネッ
トまたはイントラネット上のWWWのコンテンツを取得
するWebブラウザ部である。
【0057】206はマイクロホン207により感受さ
れたアナログ音声信号を音声変換部209A,209B
に供給するとともに、音声変換部209A,209Bか
らのアナログ音声信号をスピーカ208に供給し、音声
を出力させる音声制御部であり、207は可聴信号を感
受するマイクロホンであり、208は可聴信号を出力す
るスピーカである。
【0058】209Aは音声制御部206からのアナロ
グ音声信号をデジタル信号に変換するとともに無線制御
部210からのデジタル信号をアナログ音声信号に変換
する音声変換部であり、209Bは音声制御部206か
らのアナログ音声信号をVoIPに基づくデジタルデー
タに変換するとともに無線制御部211からのVoIP
に基づくデジタルデータをアナログ音声信号に変換する
音声変換部である。
【0059】210は無線送受信部212を制御して音
声変換部209Aからのデジタル信号を公衆移動体通信
網へ無線信号として送信させるとともに、無線送受信部
212により公衆移動体通信網から受信されたデジタル
信号を音声変換部209Aへ供給する無線制御部であ
り、211は無線送受信部213を制御してIPパケッ
トを送受信させる無線制御部である。
【0060】212は音声変換部209Aからのデジタ
ル信号を公衆移動体通信網に送信するとともに、公衆移
動体通信網からのこの無線IP電話機宛のデジタル信号
を受信する無線送受信部(第1の無線送受信部)であ
り、213は無線LAN端末としてIPパケットを送受
信する無線送受信部(第2の無線送受信部)である。
【0061】214は公衆移動体通信網に対して通信可
能であるか否かに応じた中央制御装置201からの制御
信号に基づいて無線送受信部212,213のいずれか
一方を動作させる切替部である。
【0062】215はこの無線IP電話機に固有の端末
IDを記憶する端末ID保持部であり、216は無線L
ANへのログイン時に利用する利用者IDを記憶する利
用者ID保持部であり、217はこの利用者IDに対応
するパスワードを保持するパスワード保持部である。
【0063】なお、図1の51a,51b,51cは、
無線LAN基地局1a,1b,11(図2)からの電波
が到達し、無線IP電話機41a,41b,41c,4
1d(図3)との間で通信可能な範囲であるアクセスポ
イントゾーンである。例えば企業内ネットワークでは天
井やオフィスの壁面などに、隣接するAPゾーンが互い
に重複するように複数の無線LAN基地局を配置するこ
とにより、所定の範囲の全域が通話可能な範囲になる。
【0064】また、無線IP電話機の台数によっては、
適正なグループ分けを行い(例えば、部門毎に)グルー
プ毎に電話番号管理サーバ3,13やIP電話ゲートウ
ェイ4,14を設置して、各グループの電話番号管理サ
ーバ3,13の負荷を適正に保つことが望ましい。2
1,22は、そのように適正にグループ分けした、無線
IP電話機41a,41b,41c,41d、無線LA
N、電話番号管理サーバ3,13、IP電話ゲートウェ
イ4,14、有線LAN2,12などで構成されたIP
ネットワークであるサブネットである。
【0065】サブネット21,22には例えばWebサ
ーバを設け、例えば内線番号リストをWebページに掲
載しておき無線IP電話機から内線発信する場合に参照
できるようにしてもよい。
【0066】次に動作について説明する。まず、各サブ
ネットにおける無線IP電話機の認証について説明す
る。図4は、サブネットにおける無線IP電話機の認証
について説明するシーケンス図である。ここでは、一例
として、無線IP電話機41aが認証される場合につい
て説明する。
【0067】無線IP電話機41aが公衆移動体通信網
の電波が届かない範囲で、かつ無線LANのAPゾーン
内(例えばビル内オフィス)に移動してくると、まず、
無線IP電話機41aの無線制御部210が、無線送受
信部212による公衆移動体通信網との通信が困難にな
ったことを検知し、その旨を中央制御装置201に通知
する。
【0068】中央制御装置201は公衆移動体通信網の
電波が届かない旨を表示部203に表示させ、切替部2
14を制御して、無線送受信部212の送受信動作を停
止させ、無線送受信部213の送受信動作を開始させ
る。なお、無線IP電話機41aの利用者による入力部
204に対する操作に応じて無線送受信部212,21
3の動作の切り替えを実行するようにしてもよい。
【0069】次に図4に示すようにしてこの無線IP電
話機41aの認証が実行される。まず、無線IP電話機
41aは、無線LAN基地局1aにリンク確立要求を送
信する。無線LAN基地局1aは、そのリンク確立要求
を受信すると、無線IP電話機41aにリンク確立通知
を送信する。次に、無線IP電話機41aは、無線LA
N基地局1aにアクセス要求を送信する。このアクセス
要求には、アクセス要求を発した無線IP電話機の端末
ID(例えばMAC(Media Access Co
ntrol)アドレス)が付加されている。
【0070】無線LAN基地局1aは、電話番号管理サ
ーバ3へ認証要求を送信する。この認証要求には無線I
P電話41aの端末IDと無線LAN基地局1aの基地
局IDが付加されている。
【0071】電話番号管理サーバ3は、サブネット21
内で無線IP電話機41aの使用を許可するために必要
な利用者IDとパスワードを決定し、その利用者IDと
パスワードを認証確認として無線LAN基地局1aに送
信する。
【0072】無線LAN基地局1aは、この認証確認を
受信すると、電話番号付与管理部108に、電話番号付
与管理テーブル109におけるその無線IP電話機41
aについての利用者IDとパスワードの情報を更新させ
る。
【0073】電話番号管理サーバ3および無線LAN基
地局1a,1bは、同様の電話番号付与管理テーブルを
有している。図5は電話番号付与管理テーブルの一例を
示す図である。図5に示す電話番号付与管理テーブルの
項目のうち、各無線IP電話機41a,41b,41c
についての端末ID、内線番号、所属サブネットおよび
IPアドレスは、システムの初期設定時に電話番号管理
サーバ3に登録される。すなわち、サブネット21に所
属する無線IP電話機41a,41b,41cは予め電
話番号管理サーバ3へ登録されている。なお、無線IP
電話機41a,41b,41cが予め登録されているサ
ブネットを所属サブネットと呼ぶ。それに対して他のサ
ブネットへローミングした場合、移動先のサブネットを
ローミング先サブネットと呼ぶ。サブネット内で無線I
P電話機が通信を行う際に使用される無線LAN基地局
を登録先基地局と呼ぶ。
【0074】そして、無線LAN基地局1a,1bは、
電話番号管理サーバ3から、各無線IP電話機41a,
41b,41cについての内線番号、所属サブネット、
端末IDおよびIPアドレスを取得し、電話番号付与管
理部108により電話番号付与管理テーブル109に登
録させる。これにより、電話番号管理サーバ3と無線L
AN基地局1a,1bは、各無線IP電話機41a,4
1b,41cについて、同一の内線番号、所属サブネッ
ト、端末IDおよびIPアドレスの情報を保持すること
になる。なお、ここではサブネット21について説明し
たが、サブネット22についても同様である。
【0075】そして、利用者IDおよびパスワードの更
新後、無線LAN基地局1aは、その無線IP電話機4
1aの使用可否の項目の値を可に更新し、登録先基地局
を更新した後、アクセス許可をその無線IP電話機41
aに送信する。その無線IP電話機41aは、アクセス
許可を受信すると、そのアクセス許可に付加されている
利用者IDとパスワードを表示部203に表示させて利
用者に知らせるとともに、その利用者IDを利用者ID
保持部216に記憶させ、そのパスワードをパスワード
保持部217に記憶させる。
【0076】すなわち、例えばサブネット21に所属す
る無線IP電話機41a,41b,41cに関する基本
的な情報は予め電話番号管理サーバ3で管理され、無線
LAN基地局1aにより管理される無線IP電話機に関
する動的な情報が、電話番号管理サーバ3から適宜取得
され、電話番号付与管理テーブル109に保持される。
【0077】このようにして、無線IP電話機41aの
認証が完了し、無線IP電話機41aがサブネット21
内で使用可能になる。
【0078】次にサブネット内における無線IP電話機
間の通話について説明する。図6はサブネット内におけ
る無線IP電話機間の通話について説明するシーケンス
図である。なお、一例として、サブネット21において
無線IP電話機41aと無線IP電話機41cとの間で
通話が実行される場合について説明する。
【0079】まず、無線IP電話機41aが、無線LA
N基地局1aにリンク確立要求を送信する。無線LAN
基地局1aは、そのリンク確立要求を受け取ると、無線
IP電話機41aにリンク確立通知を送信する。
【0080】次に無線IP電話機41aは、無線LAN
基地局1aにアクセス要求を送信する。このアクセス要
求には、内線番号、利用者IDおよびパスワードが付加
されている。無線LAN基地局1aは、電話番号付与管
理テーブル109を参照して、そのアクセス要求に付加
された内線番号、利用者IDおよびパスワードが正しい
ものであることを確認した後、無線IP電話機41aに
アクセス許可を通知する。
【0081】無線IP電話機41aは、このアクセス許
可を受信すると、無線LAN基地局1aに呼設定を要求
する。この呼設定には、送信元の内線番号および宛先内
線番号が付加されている。
【0082】無線LAN基地局1aは、呼設定を要求さ
れると、電話番号付与管理テーブル109を参照して宛
先の内線番号を検索し、宛先の内線番号を有する無線I
P電話機41cが自己のAPゾーン51aに存在するか
否かを判断し、自己のAPゾーン51aにその無線IP
電話機41cが存在しない場合には宛先要求を電話番号
管理サーバ3に送信する。この宛先要求には、宛先内線
番号および送信元基地局IDが付加されている。
【0083】電話番号管理サーバ3は、宛先要求により
指定された宛先の内線番号を検索し、サブネット21内
で宛先内線番号を有する無線IP電話機41cが現在使
用可能であるか否かを判断し、サブネット1内で宛先内
線番号の無線IP電話機41cが使用可能である場合に
は、宛先通知を無線LAN基地局1aへ送信する。この
宛先通知には、宛先内線番号、宛先IPアドレスおよび
宛先基地局IDが付加されている。一方、サブネット2
1内でその無線IP電話機41cが現在使用可能ではな
い場合には、電話番号管理サーバ3は、他のサブネット
の電話番号管理サーバへ問い合わせる。
【0084】無線LAN基地局1aは、その宛先通知を
受信すると、宛先基地局IDを有する無線LAN基地局
1bに呼設定を要求する。この呼設定には、宛先IPア
ドレスおよび送信元IPアドレスが付加されている。
【0085】無線LAN基地局1bは、この呼設定を受
信すると、宛先の無線IP電話機41cへ呼設定を送信
する。この呼設定には、送信元内線番号および宛先基地
局IDが付加されている。無線IP電話機41cは、こ
の呼設定を受信すると、無線LAN基地局1bに呼設定
受付を通知する。この呼設定受付には、送信元内線番号
および宛先内線番号が付加されている。
【0086】無線LAN基地局1bは、無線LAN基地
局1aに呼設定受付を送信する。この呼設定受付には、
宛先IPアドレスおよび送信元IPアドレスが付加され
ている。無線LAN基地局1aは、無線LAN基地局1
aからの呼設定受付を受信すると、呼設定受付を無線I
P電話機41aに通知する。この呼設定受付には、送信
元内線番号および宛先内線番号が付加されている。
【0087】そして無線IP電話機41cは、無線LA
N基地局1bへアクセス要求を送信する。このアクセス
要求には、無線IP電話機41cの内線番号、利用者I
Dおよびパスワードが付加されている。
【0088】無線LAN基地局1bは、そのアクセス要
求を受信すると、電話番号付与管理テーブル109を参
照して、そのアクセス要求に付加された内線番号、利用
者IDおよびパスワードが正しいものであることを確認
した後、無線IP電話機41cにアクセス許可を通知す
る。
【0089】無線IP電話機41cは、このアクセス許
可を受信すると、無線LAN基地局1bに呼出を要求す
る。この呼出には送信元内線番号、宛先内線番号が付加
されている。無線LAN基地局1bは、無線IP電話機
41cから呼出を要求されると、無線LAN基地局1a
へ呼出を要求する。この呼出には、宛先IPアドレスお
よび送信元IPアドレスが付加されている。無線LAN
基地局1aは、無線LAN基地局1bから呼出を要求さ
れると、無線IP電話機41aに呼出を送信する。この
呼出には、送信元内線番号および宛先内線番号が付加さ
れている。
【0090】さらに、無線IP電話機41cは、無線L
AN基地局1bへ応答を送信する。この応答には、送信
元内線番号および宛先内線番号が付加されている。無線
LAN基地局1bは、その応答を受信すると、無線LA
N基地局1aへ応答を送信する。この応答には、宛先I
Pアドレスおよび送信元IPアドレスが付加されてい
る。無線LAN基地局1aは、その応答を受信すると、
無線IP電話機41aへ応答を送信する。この応答に
は、送信元内線番号および宛先内線番号が付加されてい
る。
【0091】このようにして、サブネット21内で無線
LANおよび有線LANを介して無線IP電話機41a
と無線IP電話機41cとの間で通話を開始する。
【0092】次にローミングの際の無線IP電話機によ
る通話について説明する。図7はローミングの際の無線
IP電話機による通話について説明するシーケンス図で
ある。なお、一例としてサブネット21に所属する無線
IP電話機41aが、サブネット22において無線LA
N基地局11を利用してローミングを行う場合について
説明する。
【0093】まず、無線IP電話機41aが、無線LA
N基地局11にリンク確立要求を送信する。無線LAN
基地局11は、そのリンク確立要求を受け取ると、無線
IP電話機41aにリンク確立通知を送信する。
【0094】次に無線IP電話機41aは、無線LAN
基地局11にローミング要求を送信する。このローミン
グ要求には、無線IP電話機41aの内線番号、利用者
IDおよびパスワードが付加されている。無線LAN基
地局11は、無線IP電話機41aからのローミング要
求を受信すると、サブネット22の電話番号管理サーバ
13にローミング要求を送信する。このローミング要求
には、無線IP電話機41aの内線番号、利用者IDお
よびパスワード、並びに無線LAN基地局11の基地局
IDが付加されている。
【0095】サブネット22の電話番号管理サーバ13
は、無線LAN基地局11からのそのローミング要求を
受信すると、無線IP電話機41aの内線番号および利
用者IDにサブネット22の電話番号管理サーバ番号を
付加し、無線IP電話機41aの所属するサブネット2
1の電話番号管理サーバ3にローミング先変更要求を送
信する。
【0096】サブネット21の電話番号管理サーバ3
は、そのローミング先変更要求を受信すると、電話番号
付与管理テーブルを参照して、そのローミング先変更要
求に付加された無線IP電話機41aの内線番号、利用
者IDおよびパスワードが正しいものであることを確認
した後、自己のサブネット21での無線IP電話機41
aについての内線番号利用停止処理を実行する。内線番
号利用停止処理では、電話番号付与管理テーブルにおけ
るその無線IP電話機41aについての使用可否の項目
の値が否に更新され、ローミング先サブネットの項目の
値がサブネット22(SN2)に更新され、利用者ID
およびパスワードの項目の値が消去される。
【0097】この電話番号管理サーバ3における電話番
号付与管理テーブルの内容の変更は、元の登録先であっ
た無線LAN基地局へ直ちに送信され、無線LAN基地
局における電話番号付与管理テーブル109の内容を電
話番号管理サーバ3における電話番号付与管理テーブル
の内容と一致させる。
【0098】電話番号管理サーバ3は、無線IP電話機
41aについての内線番号利用停止処理を完了した後、
ローミング要求を送信してきた電話番号管理サーバ13
へローミング許可を送信する。このローミング許可に
は、電話番号管理サーバ3を示す番号と無線IP電話機
41aの内線番号が付加されている。
【0099】電話番号管理サーバ13は、このローミン
グ許可を受信すると、無線IP電話機41aについての
内線番号利用開始処理を行う。内線番号利用開始処理で
は、電話番号管理サーバ13は、ローミング許可に付加
される電話番号管理サーバ番号がローミング禁止対象の
ものではないことを確認した後、電話番号付与管理テー
ブルの使用可否の項目の値を可に更新し、所属サブネッ
トの項目の値をサブネット21(SN1)に更新し、ロ
ーミング先サブネットの項目の値をサブネット22(S
N2)に更新し、利用者IDおよびパスワードを新たに
生成して利用者IDおよびパスワードの項目の値を更新
する。
【0100】電話番号管理サーバ13は、この内線番号
利用開始処理を完了すると、無線LAN基地局11へロ
ーミング許可を送信する。このローミング許可には、無
線IP電話機41aの内線番号とサブネット22での新
たな利用者IDとパスワードが付加されている。
【0101】無線LAN基地局11は、電話番号管理サ
ーバ13からのローミング許可を受信すると、そのロー
ミング許可に付加された無線IP電話機41aの内線番
号とサブネット22での利用者IDとパスワードを電話
番号付与管理テーブル109に登録した後、無線IP電
話機41aにローミング許可を送信する。このローミン
グ許可にはサブネット22での新たな利用者IDとパス
ワードが付加されている。
【0102】このようにして、無線IP電話機41a
が、他のサブネット22に移動した場合には、そのサブ
ネット22における無線LAN基地局11を利用してロ
ーミングにより通話を実行可能な状態になる。
【0103】なお、無線IP電話機41aから無線LA
N基地局11へのローミング要求に付加された利用者I
Dおよびパスワードが正しいものではなかった場合に
は、無線IP電話機41aの所属サブネットの電話番号
管理サーバ3がローミング許可を送信せず、その場合に
は、ローミングは実行されない。また、内線番号利用開
始処理において、ローミング要求を送信した無線IP電
話機41aがローミング禁止対象端末であると判定した
場合にもローミングは実行されない。
【0104】図8はローミングの際の信号の流れおよび
ローミング中の無線IP電話機への着信があった場合の
通話路の一例を示す図である。
【0105】図8に示すように、無線IP電話機41a
が上述のようにサブネット22に移動し、ローミングを
許可されると、そのローミング先が元の無線LAN基地
局1aまで通知される(図8における破線)。これによ
り、無線IP電話機41aがローミング中である旨が無
線LAN基地局1a,11に登録される。
【0106】そのときにサブネット21における無線I
P電話機41cからサブネット22でローミング中の無
線IP電話機41aへ呼を発信した場合、無線IP電話
機41cから無線LAN基地局1b、無線LAN基地局
1a、ルータ32および無線LAN基地局11を介して
無線IP電話機41aまでの通話路が形成される。
【0107】なお、電話番号管理サーバ3,13は、所
定の無線LAN基地局または所定のサブネットをグルー
プ化し、グループごとに無線IP電話機のローミングの
可否を設定するようにしてもよい。また、電話番号管理
サーバ3,13は、自己のサブネットに所属する各無線
IP電話機のローミングの可否を複数レベルのいずれか
に設定し、設定したレベルに応じて、無線IP電話機の
ローミングを許可する条件を変更するようにしてもよ
い。例えば、レベルが1である場合には、登録されてい
る無線IP電話機のローミングを無条件に許可し、レベ
ルが2である場合には、同一グループの無線LAN基地
局またはサブネットに現在存在する場合のみ、登録され
ている無線IP電話機のローミングを許可する。
【0108】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、無線IP電話機41a,41b,41c,41d
が、固有の端末IDを有し、使用開始時に端末IDを送
信し、認証後、無線LANを介して音声データをIPパ
ケットとして送受信して通話を実行し、無線LAN基地
局1a,1b,11が、無線IP電話機41a,41
b,41c,41dとの間で無線LANを介して端末I
Dおよび音声データを送受信し、端末IDに基づいて無
線IP電話機41a,41b,41c,41dの認証を
要求し、電話番号管理サーバ3,13が、1または複数
の無線IP電話機41a,41b,41c,41dの端
末IDおよび電話番号を予め登録し、無線IP電話機4
1a,41b,41c,41dの使用開始時に端末ID
に基づいてその無線IP電話機41a,41b,41
c,41dを認証するようにしたので、各無線IP電話
機を識別することができ、予め登録された無線IP電話
機のみにローミングを許可することができるという効果
が得られる。
【0109】また、この実施の形態1によれば、サブネ
ットごとに、1または複数の無線LAN基地局1a,1
b(11)および電話番号管理サーバ3(13)を備
え、電話番号管理サーバ3(13)が、自己のサブネッ
ト21(22)に所属する無線IP電話機41a,41
b,41c(41d)のローミングの可否の情報を有
し、他のサブネット22(21)に所属する無線IP電
話機41d(41a,41b,41c)が自己のサブネ
ット21(22)に移動してきた場合、その無線IP電
話機41d(41a,41b,41c)の所属するサブ
ネット22(21)の電話番号管理サーバ13(3)に
対してローミングの可否を問い合わせ、ローミング可の
場合のみ、自己のサブネット21(22)でのその無線
IP電話機41d(41a,41b,41c)の通話を
許可するようにしたので、電話番号管理サーバ3,13
による認証などの負荷を分散することができるととも
に、各無線IP電話機のローミング機能を実現すること
ができるという効果が得られる。
【0110】さらに、この実施の形態1によれば、電話
番号管理サーバ3,13が、所定の無線LAN基地局ま
たは所定のサブネットにおいてのみ無線IP電話機41
a,41b,41c,41dのローミングを許可するよ
うにしたので、個別的にローミングの可否を設定でき、
利便性が向上するという効果が得られる。
【0111】さらに、この実施の形態1によれば、電話
番号管理サーバ3(13)が、自己のサブネット21
(22)に所属する各無線IP電話機41a,41b,
41c(41d)のローミングの可否を複数レベルのい
ずれかに設定し、設定したレベルに応じて、無線IP電
話機41a,41b,41c(41d)のローミングを
許可する条件を変更するようにしたので、複数の無線I
P電話機41a,41b,41c,41dについてのロ
ーミングの設定を簡単に実行することができるという効
果が得られる。
【0112】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よるIP電話システムは、無線LAN基地局においてト
ラヒック中のIPパケットがVoIPパケットであるか
否かを判別し、VoIPパケットを優先的に処理するよ
うにしたものである。
【0113】図9はこの発明の実施の形態2における無
線LAN基地局1a,1b,11の構成を示すブロック
図である。図9において、110は無線制御部107か
らトラヒック情報を取得するトラヒック監視部であり、
111はトラヒック監視部110により取得されたトラ
ヒック情報に基づいてトラヒックのうちのVoIPパケ
ットを検出し、VoIPパケットの送受信を優先的に実
行させるVoIP優先処理部である。
【0114】なお、この発明の実施の形態2によるIP
電話システムにおけるその他の構成要素については実施
の形態1によるものと同様であるので、その説明を省略
する。
【0115】次に動作について説明する。このIP電話
システムでは、無線LAN基地局から無線IP電話機へ
IPパケット化された音声データおよび一般データ(例
えば各種コンテンツのダウンロードデータなど)の両方
の転送が可能である。例えば無線IP電話機41aは、
Webサーバ5に無線LAN基地局1aの無線送受信部
105、無線制御部107および有線LANインタフェ
ース部106を介してアクセスし、Webブラウザ部2
05によりWebサーバ5のWebページを閲覧し、各
種データのダウンロードなどを実行することができる。
【0116】一般的にIPネットワーク上では、IPパ
ケットの内容が音声データであるか一般データであるか
などによって区別されずにデータ転送が実行されるが、
音声データの通信には、IPの上位プロトコルとしてU
DP(User Datagram Protoco
l)が使用され、Webサーバ5のWebページの閲覧
時などの一般データの通信には、IPの上位プロトコル
としてTCP(Transmission Contr
ol Protocol)が使用される。この上位プロ
トコルの種類は、IPパケットのヘッダにおけるプロト
コルの項目に記述される。図10はIPパケットのヘッ
ダのフォーマットを示す図である。
【0117】そこで、この実施の形態2では、トラヒッ
ク監視部110は、有線LANインタフェース部106
からのIPパケットのヘッダを無線制御部107を介し
て参照し、その情報をVoIP優先処理部111に供給
する。そしてVoIP優先処理部111は、そのIPパ
ケットの上位プロトコルがUDPである場合には、無線
制御部107に、そのIPパケットを優先的に無線送受
信部105へ送信させ、そのIPパケットの上位プロト
コルがTCPである場合には、未処理のUDPのIPパ
ケット有無を確認させた後、未処理のUDPのIPパケ
ットがあれば、有線LANインタフェース部106よる
TCPのIPパケットの受信を一時的に抑制させる。
【0118】なお、音声通信の他にもUDPを使用して
いる場合もありえるので、上位プロトコルがUDPであ
り、かつ宛先IPアドレスがいずれかの無線IP電話機
のIPアドレスであるか否かを判定し、上位プロトコル
がUDPであり、かつ宛先IPアドレスがいずれかの無
線IP電話機のIPアドレスであるIPパケットを優先
的に送信させるようにしてもよい。
【0119】このようにして、無線LAN基地局と無線
IP電話機との間のパケット通信において音声データお
よび一般データを転送する場合に、音声データが優先的
に無線IP電話機に送信される。
【0120】なお、その他の動作については実施の形態
1によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0121】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、無線IP電話機41a,41b,41c,41dが
サブネット21,22における他のサービスによるデー
タ(例えばWebサーバ5により提供されるデータ)を
IPパケットで取得可能であり、無線LAN基地局1
a,1b,11が音声データのIPパケットを他のIP
パケットより優先的に無線IP電話機41a,41b,
41c,41dに送信するようにしたので、通話状態を
良好に保つことができるという効果が得られる。
【0122】また、この実施の形態2によれば、無線L
AN基地局1a,1b,11がIPパケットのヘッダを
参照して、そのIPパケットの上位プロトコルを検知
し、その上位プロトコルの種類に基づいてIPパケット
の種類を判別するようにしたので、簡単にIPパケット
の種類を判別することができるという効果が得られる。
【0123】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よるIP電話システムは、無線LAN基地局において、
トラヒックに応じた課金を計算するようにしたものであ
る。
【0124】図11はこの実施の形態3における無線L
AN基地局1a,1b,11の構成を示すブロック図で
ある。図11において、112はトラヒック監視部11
0からトラヒック情報を取得し、そのトラヒック情報に
基づいて課金を計算するトラヒック積算部であり、11
3はトラヒック積算部112により計算された課金の情
報を記憶する課金データ保持部である。
【0125】なお、この実施の形態3におけるその他の
構成要素については実施の形態2によるものと同様であ
るので、その説明を省略する。
【0126】次に動作について説明する。無線LAN基
地局1a,1b,11のトラヒック監視部110は、有
線LANインタフェース部106から無線制御部107
へのIPパケットのヘッダを参照し、その情報をトラヒ
ック積算部112にも供給する。
【0127】トラヒック積算部112は、IPパケット
のヘッダから、トラヒックの各IPパケットが音声通信
のパケットであるか否か、並びに、そのIPパケットの
送信元アドレス(または宛先アドレス)を確認し、中央
制御装置101を介して電話番号付与管理部108に電
話番号付与管理テーブル109を検索させ、その送信元
(または宛先)のIPアドレスからその送信元(または
宛先)の内線番号を認識し、その内線番号毎に課金デー
タを積算し、中央制御装置101に課金データ保持部1
13へ課金データを保持させる。
【0128】図12は課金データ保持部における課金デ
ータテーブルの一例を示す図である。課金データテーブ
ルには、初期状態として、サブネットへの認証を完了し
たすべての無線IP電話機の内線番号およびIPアドレ
スが予め設定される。そして、ある無線IP電話機が音
声通信を開始すると、そのときの年月日、および通信開
始時刻が記録され、音声通信を終了すると通信終了時刻
が記録される。また、IPパケットを送受信する度に当
該内線IPパケット使用数が累積されていく。
【0129】さらに、当該内線通信開始時刻でのサブネ
ット全体のIPパケット数、および当該内線通信終了時
刻でのサブネット全体のIPパケット数が記録される。
これらはサブネット内のIPトラヒックに応じて課金の
重み付けを行うためのものである。例えば当該内線通信
開始時刻でのサブネット全体のIPパケット数と当該内
線通信終了時刻でのサブネット全体のIPパケット数の
平均値と、当該内線IPパケット使用数との比率から全
体量に占める使用量の割合を把握して、それに基づいて
課金レートが設定される。なお、その際、サブネット全
体のIPパケット数の代わりに、無線LAN基地局での
総IPパケット数を使用するようにしてもよい。
【0130】なお、この課金データは無線LAN基地局
の課金データ保持部113に保持されるが、後に、サブ
ネット内の全データを図示せぬ課金サーバ(電話番号管
理サーバでもよい)に集約されるようにしてもよい。ま
た、ローミング中の無線IP電話機の課金をローミング
終了時にその無線IP電話機の所属サブネットの課金サ
ーバに転送するようにしてもよい。さらに、課金サーバ
に保持された課金データを、IP電話ゲートウェイ、ダ
イヤルアップルータなどを介して通信事業者へ送信する
ようにしてもよい。これにより、課金の集計処理を簡単
に実行することができる。
【0131】また、課金データを無線LAN基地局1
a,1b,11から無線IP電話機41a,41b,4
1c,41dへダウンロードしておき、無線IP電話機
41a,41b,41c,41dが公衆移動体通信網の
電波範囲へ移動したことを検出したときに、課金データ
を通信事業者へ送信するようにしてもよい。
【0132】なお、その他の動作については実施の形態
2によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0133】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、無線LAN基地局1a,1b,11が音声データの
IPパケットを検出し、音声データの通信量に応じた課
金を無線IP電話機41a,41b,41c,41dご
とに計算するようにしたので、無線IP電話機41a,
41b,41c,41dごとに正確な課金情報を得るこ
とができるという効果が得られる。
【0134】また、この実施の形態3によれば、無線L
AN基地局1a,1b,11が計算した課金を集計する
課金サーバを備えた場合には、通信事業者などが利用者
に使用料を請求する際の処理を簡素化することができる
という効果が得られる。
【0135】さらに、この実施の形態3によれば、ロー
ミング時の無線IP電話機41a,41b,41c,4
1dの課金を、その無線IP電話機41a,41b,4
1c,41dの所属するサブネットに送信するようにし
たので、ローミング時の使用料を含めて正確な課金情報
を得ることができるという効果が得られる。
【0136】さらに、この実施の形態3によれば、無線
LAN基地局1a,1b,11がローミング時の無線I
P電話機1a,1b,11の課金を、その無線IP電話
機41a,41b,41c,41dの所属するサブネッ
ト21,22の課金サーバに送信するようにしたので、
通信事業者などが利用者に使用料を請求する際の処理を
簡素化することができるという効果が得られる。
【0137】さらに、この実施の形態3によれば、無線
LAN基地局1a,1b,11が、各通話について、通
話開始時刻での全トラヒック量、および通話終了時刻で
の全トラヒック量、並びに、通話によるトラヒック量に
基づいて、課金レートを計算するようにしたので、トラ
ヒックの状況に応じた適切な課金レートで課金がなされ
るという効果が得られる。
【0138】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
よるIP電話システムは、無線IP電話機において、ト
ラヒックに応じた課金を計算するようにしたものであ
る。
【0139】図13はこの実施の形態4における無線I
P電話機41a,41b,41c,41dの構成を示す
ブロック図である。図13において、218は無線制御
部211からトラヒック情報を取得するトラヒック監視
部であり、219はトラヒック監視部218からトラヒ
ック情報を取得し、そのトラヒック情報に基づいて課金
を計算するトラヒック積算部であり、220はトラヒッ
ク積算部219により計算された課金の情報を記憶する
課金データ保持部である。
【0140】なお、この実施の形態4におけるその他の
構成要素については実施の形態2によるものと同様であ
るので、その説明を省略する。
【0141】次に動作について説明する。無線IP電話
機41a,41b,41c,41dのトラヒック監視部
218は、無線送受信部213により受信(または送
信)されたIPパケットのヘッダを参照し、その情報を
トラヒック積算部219に供給する。
【0142】トラヒック積算部219は、IPパケット
のヘッダから、トラヒックの各IPパケットが音声通信
のパケットであるか否かを確認し、音声通信のパケット
である場合に課金データを積算し、中央制御装置201
に課金データ保持部220へ課金データを保持させる。
【0143】なお、この課金データは各無線IP電話機
41a,41b,41c,41dの課金データ保持部2
20に保持されるが、後に、サブネット内の全データを
図示せぬ課金サーバ(電話番号管理サーバでもよい)に
集約されるようにしてもよい。また、課金サーバに保持
された課金データを、IP電話ゲートウェイ、ダイヤル
アップルータなどを介して通信事業者へ送信するように
してもよい。これにより、課金の集計処理を簡単に実行
することができる。
【0144】また、ローミングしている無線IP電話機
の課金データは、自己のサブネットへ戻ってくるとき
に、例えばローミング許可の付加情報としてデータ転送
されるようにしてもよい。これにより、ローミング時の
通話に対する課金を実行することができる。
【0145】さらに、無線IP電話機41a,41b,
41c,41dが公衆移動体通信網の電波範囲へ移動し
たことを検出したときに、課金データを通信事業者へ送
信するようにしてもよい。
【0146】なお、その他の動作については実施の形態
2によるものと同様であるので、その説明を省略する。
【0147】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、無線IP電話機41a,41b,41c,41d
が、音声データのIPパケットを検出し、音声データの
通信量に応じた課金を計算するようにしたので、無線I
P電話機41a,41b,41c,41dごとに正確な
課金情報を得ることができるという効果が得られる。
【0148】また、この実施の形態4によれば、無線I
P電話機41a,41b,41c,41dが計算した課
金を集計する課金サーバを備えた場合、通信事業者など
が利用者に使用料を請求する際の処理を簡素化すること
ができるという効果が得られる。
【0149】なお、上記実施の形態1〜4において、サ
ブネット間の通信には、ルータ32を使用してもよい
し、PSTN/ISDN網31を使用してもよい。ま
た、サブネットの数、無線LAN基地局の数、無線IP
電話機の数などは上記のもの限定されるものではない。
さらに、無線LAN基地局と無線IP電話機との間の無
線LANは電波を伝送媒体としてもよいし、赤外線を伝
送媒体としてもよい。さらに、ルータ32の他に、ルー
タ32が故障状態または輻輳状態である場合に、サブネ
ット間のIPパケットの送受信を実行する無線による非
常用中継装置を設けるようにしてもよい。
【0150】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、無線
IP電話機が、固有の端末IDを有し、使用開始時に端
末IDを送信し、認証後、無線LANを介して音声デー
タをIPパケットとして送受信して通話を実行し、無線
LAN基地局が、無線IP電話機との間で無線LANを
介して端末IDおよび音声データを送受信し、端末ID
に基づいて無線IP電話機の認証を要求し、電話番号管
理サーバが、1または複数の無線IP電話機の端末ID
および電話番号を予め登録し、無線IP電話機の使用開
始時に無線IP電話機からの端末IDに基づいてその無
線IP電話機を認証するようにしたので、各無線IP電
話機を識別することができ、予め登録された無線IP電
話機のみにローミングを許可することができるという効
果がある。
【0151】この発明によれば、サブネットごとに、1
または複数の無線LAN基地局および電話番号管理サー
バを備え、電話番号管理サーバが、自己のサブネットに
所属する無線IP電話機のローミングの可否の情報を有
し、他のサブネットに所属する無線IP電話機が自己の
サブネットに移動してきた場合、その無線IP電話機の
所属するサブネットの電話番号管理サーバに対してロー
ミングの可否を問い合わせ、ローミング可の場合のみ、
自己のサブネットでのその無線IP電話機の通話を許可
するようにしたので、電話番号管理サーバによる認証な
どの負荷を分散することができるとともに、各無線IP
電話機のローミング機能を実現することができるという
効果がある。
【0152】この発明によれば、電話番号管理サーバ
が、所定の無線LAN基地局または所定のサブネットに
おいてのみ無線IP電話機のローミングを許可するよう
にしたので、個別的にローミングの可否を設定でき、利
便性が向上するという効果がある。
【0153】この発明によれば、電話番号管理サーバ
が、自己のサブネットに所属する各無線IP電話機のロ
ーミングの可否を複数レベルのいずれかに設定し、設定
したレベルに応じて、無線IP電話機のローミングを許
可する条件を変更するようにしたので、複数の無線IP
電話機についてのローミングの設定を簡単に実行するこ
とができるという効果がある。
【0154】この発明によれば、サブネット間のIPパ
ケットの送受信を実行する中継装置と、中継装置が故障
状態または輻輳状態である場合に、サブネット間のIP
パケットの送受信を実行する非常用中継装置とを備える
ようにしたので、冗長性が増し、システムの信頼性が向
上するという効果がある。
【0155】この発明によれば、無線IP電話機がサブ
ネットにおける他のサービスによるデータをIPパケッ
トで取得可能であり、無線LAN基地局が音声データの
IPパケットを他のIPパケットより優先的に無線IP
電話機に送信するようにしたので、通話状態を良好に保
つことができるという効果がある。
【0156】この発明によれば、無線LAN基地局がI
Pパケットのヘッダを参照して、そのIPパケットの上
位プロトコルを検知し、その上位プロトコルの種類に基
づいてデータの種類を判別するようにしたので、簡単に
IPパケットの種類を判別することができるという効果
がある。
【0157】この発明によれば、無線LAN基地局が音
声データのIPパケットを検出し、音声データの通信量
に応じた課金を無線IP電話機ごとに計算するようにし
たので、無線IP電話機ごとに正確な課金情報を得るこ
とができるという効果がある。
【0158】この発明によれば、1または複数の無線L
AN基地局が計算した課金を集計する課金サーバを備え
るようにしたので、通信事業者などが利用者に使用料を
請求する際の処理を簡素化することができるという効果
がある。
【0159】この発明によれば、無線LAN基地局が、
音声データのIPパケットを検出し、音声データの通信
量に応じた課金を無線IP電話機ごとに計算し、ローミ
ング時の無線IP電話機の課金を、その無線IP電話機
の所属するサブネットに送信するようにしたので、ロー
ミング時の使用料を含めて正確な課金情報を得ることが
できるという効果がある。
【0160】この発明によれば、1または複数の無線L
AN基地局が計算した課金を集計する課金サーバを備
え、無線LAN基地局がローミング時の無線IP電話機
の課金を、その無線IP電話機の所属するサブネットの
課金サーバに送信するようにしたので、通信事業者など
が利用者に使用料を請求する際の処理を簡素化すること
ができるという効果がある。
【0161】この発明によれば、無線LAN基地局が、
各通話について、通話開始時刻での全トラヒック量、お
よび通話終了時刻での全トラヒック量、並びに通話によ
るトラヒック量に基づいて、課金レートを計算するよう
にしたので、トラヒックの状況に応じた適切な課金レー
トで課金がなされるという効果がある。
【0162】この発明によれば、無線IP電話機が、音
声データのIPパケットを検出し、音声データの通信量
に応じた課金を計算するようにしたので、無線IP電話
機ごとに正確な課金情報を得ることができるという効果
がある。
【0163】この発明によれば、1または複数の無線I
P電話機が計算した課金を集計する課金サーバを備える
ようにしたので、通信事業者などが利用者に使用料を請
求する際の処理を簡素化することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるIP電話シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1における無線LAN基地局の構成例を示
すブロック図である。
【図3】 図1における無線IP電話機の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】 サブネットにおける無線IP電話機の認証に
ついて説明するシーケンス図である。
【図5】 電話番号付与管理テーブルの一例を示す図で
ある。
【図6】 サブネット内における無線IP電話機間の通
話について説明するシーケンス図である。
【図7】 ローミングの際の無線IP電話機による通話
について説明するシーケンス図である。
【図8】 ローミングの際の信号の流れおよびローミン
グ中の無線IP電話機への着信があった場合の通話路の
一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における無線LAN
基地局の構成を示すブロック図である。
【図10】 IPパケットのヘッダのフォーマットを示
す図である。
【図11】 この実施の形態3における無線LAN基地
局の構成を示すブロック図である。
【図12】 課金データ保持部における課金データテー
ブルの一例を示す図である。
【図13】 この実施の形態4における無線IP電話機
の構成を示すブロック図である。
【図14】 H.323方式に基づく従来のIP電話シ
ステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,11 無線LAN基地局、3,13 電話
番号管理サーバ、21,22 サブネット、32 ルー
タ(中継装置)、41a,41b,41c,41d 無
線IP電話機、212 無線送受信部(第1の無線送受
信部)、213無線送受信部(第2の無線送受信部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 信仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA08 AA09 BA14 CB01 CB08 CC01 DA01 DA06 DA19 DB09 DB18 EC03 5K101 LL02 LL11 MM07 PP03 SS01 SS06 SS07 SS08 UU19

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有の端末IDを有し、使用開始時に前
    記端末IDを送信し、認証後、無線LANを介して音声
    データをIPパケットとして送受信して通話を実行する
    1または複数の無線IP電話機と、 前記無線IP電話機との間で無線LANを介して前記端
    末IDおよび音声データを送受信し、前記端末IDに基
    づいて前記無線IP電話機の認証を要求する1または複
    数の無線LAN基地局と、 1または複数の無線IP電話機の端末IDおよび電話番
    号を予め登録し、前記無線IP電話機の使用開始時に無
    線IP電話機からの端末IDに基づいてその無線IP電
    話機を認証する電話番号管理サーバとを備えたIP電話
    システム。
  2. 【請求項2】 無線IP電話機は、いずれかの無線LA
    N基地局からの所定の無線信号に基づいてその無線LA
    N基地局のアクセスポイントゾーンに移動したことを検
    知した場合に、端末IDを送信することを特徴とする請
    求項1記載のIP電話システム。
  3. 【請求項3】 無線IP電話機は、公衆移動体通信網を
    介して通話を実行する第1の無線送受信部と、無線LA
    Nを介して通話を実行する第2の無線送受信部とを有
    し、前記第1の無線送受信部を動作させている際に、い
    ずれかの無線LAN基地局からの所定の無線信号に基づ
    いてその無線LAN基地局のアクセスポイントゾーンに
    移動したことを検知した場合に、前記第1の無線送受信
    部の動作を停止させ、前記第2の無線送受信部の動作を
    開始させることを特徴とする請求項1記載のIP電話シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 サブネットごとに、1または複数の無線
    LAN基地局および電話番号管理サーバを備え、 無線IP電話機は、いずれかのサブネットに所属し、 前記電話番号管理サーバは、自己のサブネットに所属す
    る無線IP電話機のローミングの可否の情報を有し、他
    のサブネットに所属する無線IP電話機が自己のサブネ
    ットに移動してきた場合、その無線IP電話機の所属す
    るサブネットの前記電話番号管理サーバに対してローミ
    ングの可否を問い合わせ、ローミング可の場合のみ、自
    己のサブネットでのその無線IP電話機の通話を許可す
    ることを特徴とする請求項1記載のIP電話システム。
  5. 【請求項5】 電話番号管理サーバは、ローミングを許
    可する無線IP電話機を予め登録しておき、登録された
    無線IP電話機のローミングのみを許可することを特徴
    とする請求項4記載のIP電話システム。
  6. 【請求項6】 電話番号管理サーバは、所定の無線LA
    N基地局または所定のサブネットにおいてのみ無線IP
    電話機のローミングを許可することを特徴とする請求項
    4記載のIP電話システム。
  7. 【請求項7】 電話番号管理サーバは、自己のサブネッ
    トに所属する各無線IP電話機のローミングの可否を複
    数レベルのいずれかに設定し、設定したレベルに応じ
    て、無線IP電話機のローミングを許可する条件を変更
    することを特徴とする請求項4記載のIP電話システ
    ム。
  8. 【請求項8】 サブネット間のIPパケットの送受信を
    実行する中継装置と、 前記中継装置が故障状態または輻輳状態である場合に、
    サブネット間のIPパケットの送受信を実行する非常用
    中継装置とを備えることを特徴とする請求項4記載のI
    P電話システム。
  9. 【請求項9】 無線IP電話機は、サブネットにおける
    他のサービスによるデータをIPパケットで取得可能で
    あり、 無線LAN基地局は、音声データのIPパケットを他の
    IPパケットより優先的に無線IP電話機に送信するこ
    とを特徴とする請求項1記載のIP電話システム。
  10. 【請求項10】 無線LAN基地局は、IPパケットの
    ヘッダを参照して、そのIPパケットの上位プロトコル
    を検知し、その上位プロトコルの種類に基づいてデータ
    の種類を判別することを特徴とする請求項9記載のIP
    電話システム。
  11. 【請求項11】 無線LAN基地局は、音声データのI
    Pパケットを検出し、前記音声データの通信量に応じた
    課金を無線IP電話機ごとに計算することを特徴とする
    請求項1記載のIP電話システム。
  12. 【請求項12】 1または複数の無線LAN基地局が計
    算した課金を集計する課金サーバを備えることを特徴と
    する請求項11記載のIP電話システム。
  13. 【請求項13】 無線LAN基地局は、音声データのI
    Pパケットを検出し、前記音声データの通信量に応じた
    課金を無線IP電話機ごとに計算し、ローミング時の無
    線IP電話機の課金を、その無線IP電話機の所属する
    サブネットに送信することを特徴とする請求項4記載の
    IP電話システム。
  14. 【請求項14】 1または複数の無線LAN基地局が計
    算した課金を集計する課金サーバを備え、 無線LAN基地局は、ローミング時の無線IP電話機の
    課金を、その無線IP電話機の所属するサブネットの課
    金サーバに送信することを特徴とする請求項13記載の
    IP電話システム。
  15. 【請求項15】 無線LAN基地局は、各通話につい
    て、通話開始時刻での全トラヒック量、および通話終了
    時刻での全トラヒック量、並びに通話によるトラヒック
    量に基づいて、課金レートを計算することを特徴とする
    請求項11または請求項13記載のIP電話システム。
  16. 【請求項16】 無線IP電話機は、音声データのIP
    パケットを検出し、前記音声データの通信量に応じた課
    金を計算することを特徴とする請求項1記載のIP電話
    システム。
  17. 【請求項17】 1または複数の無線IP電話機が計算
    した課金を集計する課金サーバを備えることを特徴とす
    る請求項16記載のIP電話システム。
  18. 【請求項18】 無線LAN基地局との間で無線LAN
    を介して音声データを通信して通話を実行する無線IP
    電話機において、 固有の端末IDを有し、使用開始時に前記端末IDを送
    信し、認証後、無線LANを介して音声データをIPパ
    ケットとして送受信して通話を実行することを特徴とす
    る無線IP電話機。
  19. 【請求項19】 いずれかの無線LAN基地局からの所
    定の無線信号に基づいてその無線LAN基地局のアクセ
    スポイントゾーンに移動したことを検知した場合に、端
    末IDを送信することを特徴とする請求項18記載の無
    線IP電話機。
  20. 【請求項20】 公衆移動体通信網を介して通話を実行
    する第1の無線送受信部と、無線LANを介して通話を
    実行する第2の無線送受信部とを備え、前記第1の無線
    送受信部を動作させている際に、いずれかの無線LAN
    基地局からの所定の無線信号に基づいてその無線LAN
    基地局のアクセスポイントゾーンに移動したことを検知
    した場合に、前記第1の無線送受信部の動作を停止さ
    せ、前記第2の無線送受信部の動作を開始させることを
    特徴とする請求項18記載の無線IP電話機。
  21. 【請求項21】 音声データのIPパケットを検出し、
    前記音声データの通信量に応じた課金を計算することを
    特徴とする請求項18記載の無線IP電話機。
  22. 【請求項22】 無線IP電話機との間で無線LANを
    介して音声データを通信して前記無線IP電話機による
    通話を中継する無線LAN基地局において、前記無線I
    P電話機との間で無線LANを介して前記無線IP電話
    機の端末IDおよび音声データを送受信し、前記端末I
    Dに基づいて前記無線IP電話機の認証を要求すること
    を特徴とする無線LAN基地局。
  23. 【請求項23】 音声データのIPパケットを検出し、
    前記音声データの通信量に応じた課金を無線IP電話機
    ごとに計算することを特徴とする請求項22記載の無線
    LAN基地局。
  24. 【請求項24】 IPパケットのヘッダを参照して、そ
    のIPパケットの上位プロトコルを検知し、その上位プ
    ロトコルの種類に基づいてIPパケットの種類を判別
    し、音声データのIPパケットを検出することを特徴と
    する請求項23記載の無線LAN基地局。
  25. 【請求項25】 音声データのIPパケットを検出し、
    前記音声データの通信量に応じた課金を無線IP電話機
    ごとに計算し、ローミング時の無線IP電話機の課金
    を、その無線IP電話機の所属するサブネットに送信す
    ることを特徴とする請求項22記載の無線LAN基地
    局。
  26. 【請求項26】 各通話について、通話開始時刻での全
    トラヒック量、および通話終了時刻での全トラヒック
    量、並びに通話によるトラヒック量に基づいて、課金レ
    ートを計算することを特徴とする請求項25記載の無線
    LAN基地局。
JP2000315531A 2000-10-16 2000-10-16 Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局 Pending JP2002125069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315531A JP2002125069A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315531A JP2002125069A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002125069A true JP2002125069A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18794621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000315531A Pending JP2002125069A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002125069A (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004012086A1 (ja) * 2002-07-29 2004-02-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha インターネット通信システム及びインターネット通信方法及びセッション管理サーバ及び無線通信装置及び通信中継サーバ及びプログラム
KR100447078B1 (ko) * 2002-06-19 2004-09-04 주식회사 아이젠반도체통신 글로벌 로밍 폰 장치를 기반으로 한 예약 콜 시스템 및 그방법
WO2004114600A1 (ja) * 2003-06-23 2004-12-29 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated 無線lan通信システム
JP2005192163A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Alps Electric Co Ltd 通信方法及び携帯電話機
WO2005111826A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信システム
JP2006115344A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線ネットワークシステム、無線端末収容装置及び通信装置
JP2006517375A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フラリオン テクノロジーズ,インコーポレーテッド 無線通信システムで使用するセキュリティ方法
JP2006517376A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フラリオン テクノロジーズ,インコーポレーテッド 移動ノードの所在位置情報を更新する方法および装置
US7127234B2 (en) 2003-05-15 2006-10-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio LAN access authentication system
JP2007150721A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kyocera Corp 端末認証方法、端末認証システム及び基地局
CN1332542C (zh) * 2004-02-18 2007-08-15 日本电气株式会社 使用无线LAN的VoIP无线电话***和方法
JP2007329951A (ja) * 2007-07-17 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 認証サーバ、ネットワーク利用端末、二次端末および通信方法
AU2003255124B2 (en) * 2002-12-07 2008-03-06 Huawei Technologies Co., Ltd. WLAN service system and method for charging based on user data flow
US7366158B2 (en) 2002-10-08 2008-04-29 Buffalo Inc. Connection device providing access point to wide area network
US7515934B2 (en) 2004-06-18 2009-04-07 Fujitsu Limited Mobile terminal, program for controlling mobile terminal, program for call-management server, and call management process
CN100514913C (zh) * 2004-12-24 2009-07-15 株式会社东芝 Ip电话***
JP2009526432A (ja) * 2006-02-06 2009-07-16 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信ネットワークにおけるアップリンクチャネルの性能最適化
US7599692B2 (en) 2002-11-29 2009-10-06 Nec Infrontia Corporation Method and system for wireless LAN communication
JP2010045562A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Ntt Docomo Inc 通信装置及び移動通信システム
US7729686B2 (en) 2003-04-02 2010-06-01 Qualcomm Incorporated Security methods for use in a wireless communications system
JP2010183288A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Brother Ind Ltd 電話サーバ、及びコンピュータプログラム
JP2011507419A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 企業内内線アイデンティティをネットワークローミングする方法及び装置
JP2011234285A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nakayo Telecommun Inc アドホック通信機能を有する無線アクセスポイント
JP2012503912A (ja) * 2008-09-26 2012-02-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) アクセス・ノードの上りリンク協力のための技法
JP2012070142A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Nec Casio Mobile Communications Ltd 移動通信端末およびその制御方法
US8196000B2 (en) 2003-04-02 2012-06-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for interleaving in a block-coherent communication system
KR20150096757A (ko) * 2012-12-17 2015-08-25 티-모바일 인터내셔널 오스트리아 게엠베하 원격통신 네트워크에서의 과금 정보 정확도의 개선
WO2016056614A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 株式会社Nttドコモ パケット使用量算出装置及びパケット使用量算出方法
KR20190065394A (ko) * 2016-12-24 2019-06-11 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 사용자 장비 간의 통신 방법 및 장치

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100447078B1 (ko) * 2002-06-19 2004-09-04 주식회사 아이젠반도체통신 글로벌 로밍 폰 장치를 기반으로 한 예약 콜 시스템 및 그방법
WO2004012086A1 (ja) * 2002-07-29 2004-02-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha インターネット通信システム及びインターネット通信方法及びセッション管理サーバ及び無線通信装置及び通信中継サーバ及びプログラム
US7298733B2 (en) 2002-07-29 2007-11-20 Ip Talk Corporation Internet communication system, internet communication method, session management server, radio communication device, communication relay server, and program
US7366158B2 (en) 2002-10-08 2008-04-29 Buffalo Inc. Connection device providing access point to wide area network
US7599692B2 (en) 2002-11-29 2009-10-06 Nec Infrontia Corporation Method and system for wireless LAN communication
AU2003255124B2 (en) * 2002-12-07 2008-03-06 Huawei Technologies Co., Ltd. WLAN service system and method for charging based on user data flow
JP4728215B2 (ja) * 2003-02-10 2011-07-20 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動ノードの所在位置情報を更新する方法および装置
JP2006517375A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フラリオン テクノロジーズ,インコーポレーテッド 無線通信システムで使用するセキュリティ方法
JP2006517376A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フラリオン テクノロジーズ,インコーポレーテッド 移動ノードの所在位置情報を更新する方法および装置
KR100993660B1 (ko) * 2003-02-10 2010-11-10 콸콤 인코포레이티드 무선 통신 시스템에서 사용하기 위한 보안 방법들
US8196000B2 (en) 2003-04-02 2012-06-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for interleaving in a block-coherent communication system
US7729686B2 (en) 2003-04-02 2010-06-01 Qualcomm Incorporated Security methods for use in a wireless communications system
US7127234B2 (en) 2003-05-15 2006-10-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio LAN access authentication system
US7260071B2 (en) 2003-06-23 2007-08-21 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated Radio lan communication system
WO2004114600A1 (ja) * 2003-06-23 2004-12-29 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated 無線lan通信システム
JP2005192163A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Alps Electric Co Ltd 通信方法及び携帯電話機
CN1332542C (zh) * 2004-02-18 2007-08-15 日本电气株式会社 使用无线LAN的VoIP无线电话***和方法
US7586885B2 (en) 2004-02-18 2009-09-08 Nec Corporation VoIP wireless telephone system and method utilizing wireless LAN
WO2005111826A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信システム
US7515934B2 (en) 2004-06-18 2009-04-07 Fujitsu Limited Mobile terminal, program for controlling mobile terminal, program for call-management server, and call management process
JP4689225B2 (ja) * 2004-10-15 2011-05-25 パナソニック株式会社 無線ネットワークシステム、無線端末収容装置及び通信装置
JP2006115344A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線ネットワークシステム、無線端末収容装置及び通信装置
CN100514913C (zh) * 2004-12-24 2009-07-15 株式会社东芝 Ip电话***
JP2007150721A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kyocera Corp 端末認証方法、端末認証システム及び基地局
JP2009526432A (ja) * 2006-02-06 2009-07-16 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信ネットワークにおけるアップリンクチャネルの性能最適化
JP2007329951A (ja) * 2007-07-17 2007-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 認証サーバ、ネットワーク利用端末、二次端末および通信方法
JP2011507419A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 企業内内線アイデンティティをネットワークローミングする方法及び装置
JP2010045562A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Ntt Docomo Inc 通信装置及び移動通信システム
JP2012503912A (ja) * 2008-09-26 2012-02-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) アクセス・ノードの上りリンク協力のための技法
JP2010183288A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Brother Ind Ltd 電話サーバ、及びコンピュータプログラム
JP2011234285A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nakayo Telecommun Inc アドホック通信機能を有する無線アクセスポイント
JP2012070142A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Nec Casio Mobile Communications Ltd 移動通信端末およびその制御方法
KR20150096757A (ko) * 2012-12-17 2015-08-25 티-모바일 인터내셔널 오스트리아 게엠베하 원격통신 네트워크에서의 과금 정보 정확도의 개선
JP2016506145A (ja) * 2012-12-17 2016-02-25 ティー‐モバイル・インターナショナル・オーストリア・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 電気通信ネットワークにおける課金情報の精度の改善
KR101960653B1 (ko) 2012-12-17 2019-03-22 티-모바일 인터내셔널 오스트리아 게엠베하 원격통신 네트워크에서의 과금 정보 정확도의 개선
WO2016056614A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 株式会社Nttドコモ パケット使用量算出装置及びパケット使用量算出方法
KR20190065394A (ko) * 2016-12-24 2019-06-11 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 사용자 장비 간의 통신 방법 및 장치
US11076275B2 (en) 2016-12-24 2021-07-27 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for communication between user equipments
KR102285019B1 (ko) * 2016-12-24 2021-08-02 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 사용자 장비 간의 통신 방법 및 장치
US11864075B2 (en) 2016-12-24 2024-01-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for communication between user equipments

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002125069A (ja) Ip電話システム、無線ip電話機および無線lan基地局
JP4715521B2 (ja) 通信システム,及び呼制御サーバ
EP1853004B1 (en) Access point supporting direct and indirect downstream delivery based on communication characteristics
JP4616732B2 (ja) パケット転送装置
KR100498932B1 (ko) 이동 노드들로 구성된 무선망에서의 세션 설정 장치 및 방법
CA2422785C (en) Connection cutting method and associated link cut reporting method
US20040141488A1 (en) Network architecture for mobile communication system and communication method using the same
KR100754649B1 (ko) 브리지 기반 무선 기지국 기간망 시스템 및 그 신호 처리방법
CN104023006B (zh) 一种基于应用层中继的多径传输***及方法
US8493944B2 (en) Terminal position managing server, access point, and call control server
WO2004012086A1 (ja) インターネット通信システム及びインターネット通信方法及びセッション管理サーバ及び無線通信装置及び通信中継サーバ及びプログラム
JPH114292A (ja) 通信システム
JP2005510988A (ja) 集中的管理型遠隔通信システム
CN101919209A (zh) 在固定接入通信网络中选择边缘节点
WO2006075685A1 (ja) ルータ選択方法、ホームエージェント装置、移動ルータ、および移動ネットワークシステム
JP2004201045A (ja) 音声通話サービス提供方法および音声通話サービス提供システム
US20070177548A1 (en) Call control system
EP1102509B1 (en) Data routing using a location server in a mobile communication network
EP2315489A1 (en) Communication control system, communication system and communication control method
WO1999059301A1 (fr) Procede de transfert de paquets et systeme de transfert de paquets dans un reseau de communication mobile, et support pour les donnees en paquets
US8542704B2 (en) Packet joining method, program, and apparatus
WO2014101755A1 (zh) 业务数据分流方法及***
RU2388187C1 (ru) Система связи и способ связи
JP2002232949A (ja) 移動通信システム及び移動通信システムにおけるデータ転送方法
JPWO2008120276A1 (ja) 通信システム、通信システムにおける通信方法、及び中継装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071015

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091124