JP2002125049A - 位置証明情報提供システム及び方法と、定置型端末、証明センタ及び証明書参照装置の動作方法並びに動作プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

位置証明情報提供システム及び方法と、定置型端末、証明センタ及び証明書参照装置の動作方法並びに動作プログラムを記録した記録媒体

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JP2002125049A JP2000315593A JP2000315593A JP2002125049A JP 2002125049 A JP2002125049 A JP 2002125049A JP 2000315593 A JP2000315593 A JP 2000315593A JP 2000315593 A JP2000315593 A JP 2000315593A JP 2002125049 A JP2002125049 A JP 2002125049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、詳細で正確な位置情報に基づい
て、利用者が特定の時刻に特定の場所に存在したことを
証明するシステムの提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の位置証明情報提供システムは、
電話手段11を含む定置型端末1と、定置型端末1の位
置情報を格納する位置情報保持手段3と、交換網5を介
して定置型端末1に接続される証明センタ6を有する。
証明センタ6は、通信手段61、定置型端末1から発信
者の識別情報を取得する識別情報取得手段62、定置型
端末1の位置情報を取得する位置情報取得手段63、時
刻情報を生成する時刻生成手段64、及び、識別情報と
位置情報と時刻情報の組と証明情報とからなる証明書を
生成する証明書生成手段65を含む。このシステムは、
証明書を記憶する証明書記憶手段8と、証明書記憶手段
8に記憶された証明書を取り出し、位置情報と時刻情報
を抽出する証明書参照手段9を更に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の現在地を
通知するシステムに係り、特に、公衆電話機等のような
定置型端末を利用して特定の場所に利用者が存在したこ
とを通知するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話やPHS等の移動端末を利
用する環境では、移動端末の位置、すなわち、利用者の
現在地は、移動端末位置提供システムを知ることができ
る。従来の移動端末位置提供システムは、ある一定範囲
内に端末が存在することを特定する。そこで、この移動
端末位置提供システムによって得られた利用者の現在地
情報を使用することによって、移動端末の利用者の所在
或いは所在の履歴を得ることができる。
【0003】一方、街頭に設置された公衆電話機等の定
置型端末は、設置の位置が固定されているため、この公
衆電話機の設置位置情報を用いて、利用者の正確な現在
地を特定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯電
話やPHSを使用する端末位置の提供システムは、詳細で
正確な位置情報を特定することができないという問題点
がある。また、携帯電話やPHS等の端末機器を必ず携帯
しなければならない。
【0005】一方、公衆電話機等の定置型端末を利用す
る場合、公衆電話機は発信者番号通知機能を備えていな
いので、利用者位置情報のサービス側では、(予め、発
信端末の電話番号と設置位置情報の対応表を作成して)
発信端末の電話番号から発信端末の設置位置情報を取り
出すことができない。そのため、位置情報のサービス側
は、公衆電話機の設置位置情報が得られないので、公衆
電話機を発信端末として利用する形態のサービスシステ
ムを構築することができない。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み
て、詳細で正確な位置情報に基づいて、利用者が特定の
時刻に特定の場所に存在したことを証明するシステム、
すなわち、利用者の位置証明情報提供システムの提供を
目的とする。
【0007】また、本発明は、かかる位置証明情報提供
システムにおいて利用される定置型端末、証明センタ及
び証明書参照装置の動作方法並びに動作プログラムを記
録した記録媒体の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
する本発明の原理構成図である。請求項1に係る発明
は、発信者の識別情報を接続先に通知する電話手段11
を含む少なくとも1台の定置型端末1と、定置型端末1
の位置情報を格納する位置情報保持手段3と、上記定置
型端末1が接続される交換網5と、上記定置型端末1か
らの発呼により上記交換網5を介して上記定置型端末1
と接続される通信手段61、上記接続された定置型端末
1から上記発信者の識別情報を取得する識別情報取得手
段62、上記位置情報保持手段3に格納された発呼側の
上記定置型端末1の位置情報を取得する位置情報取得手
段63、上記定置型端末1からの着信を受けたときに対
応する時刻情報を生成する時刻生成手段64、及び、上
記発信者の識別情報と上記位置情報と上記時刻情報とか
らなる証明書を生成する証明書生成手段65を含む証明
センタ6と、上記証明書生成手段65によって生成され
た上記証明書を記憶する証明書記憶手段8と、上記証明
書記憶手段8に接続され、記憶された上記証明書を取り
出し、上記証明書から上記位置情報と上記時刻情報を抽
出する証明書参照手段9とを有することを特徴とする位
置証明情報提供システムである。
【0009】図2は、本発明による位置証明情報提供シ
ステムの構成図である。請求項2に係る発明によれば、
上記発信者の識別情報を記憶する発信者識別情報記憶手
段41、及び、上記接続先を表す接続先情報を記憶する
接続先情報記憶手段42を備えた位置証明カード4を更
に有し、上記定置型端末1は、上記位置証明カード4を
読み書きするカードリーダライタ12を更に有すること
を特徴とする。
【0010】図3は、本発明による位置証明情報提供シ
ステムの更なる構成図である。請求項3に係る発明によ
れば、上記証明書記憶手段8は上記位置証明カード4に
設けられ、上記証明書生成手段65は、上記通信手段6
1に接続され、上記証明書を上記交換網5を介して上記
電話手段11に送信し、上記電話手段11は上記カード
リーダライタ12を介して上記証明書を上記証明書記憶
手段8に書き込み、上記証明書参照手段9は上記位置証
明カードを読むカードリーダライタ91に接続される。
【0011】図4は、本発明による位置証明情報提供シ
ステムの更なる構成図である。請求項4に係る発明によ
れば、上記位置情報保持手段3は上記定置型端末1に設
けられる。
【0012】図5は、本発明による位置証明情報提供シ
ステムの更なる構成図である。請求項5に係る発明によ
れば、上記位置情報保持手段3は上記交換網5に設けら
れる。
【0013】請求項6に係る発明によれば、位置証明情
報提供方法は、交換網を介して定置型端末から証明セン
タに呼接続し、発信者識別情報及び上記定置型端末の位
置情報を送信するステップと、上記定置型端末から上記
証明センタに接続された時刻に対応した時刻情報を生成
するステップと、上記発信者識別情報、上記位置情報及
び上記時刻情報を含む証明書を生成するステップと、上
記証明書を保存するステップと、位置証明情報の要求を
受けるステップと、上記位置証明情報の要求に応じて、
上記保存された証明書を読み出すステップと、上記位置
情報及び上記時刻情報の組を上記位置証明情報として提
供するステップとを有する。
【0014】図6は、請求項7に係る位置証明情報提供
方法のフローチャートである。本発明の位置証明情報提
供方法は、交換網を介して定置型端末から証明センタに
呼接続し、発信者識別情報及び上記定置型端末の位置情
報を送信するステップ(S1)と、上記定置型端末から
上記証明センタに接続された時刻に対応した時刻情報を
生成するステップ(S2)と、上記発信者識別情報、上
記位置情報及び上記時刻情報を含む暗号化された証明書
を生成するステップ(S3)と、上記証明書を保存する
ステップ(S4)と、位置証明情報の要求を受けるステ
ップ(S5)と、上記位置証明情報の要求に応じて、上
記保存された証明書を読み出し、上記証明書を復号化す
るステップ(S6)と、上記証明書が真正の情報である
かどうか判定するステップ(S7)と、真正の情報であ
ると判定された場合に、上記位置情報及び上記時刻情報
の組を上記位置証明情報として提供するステップ(S
8)とを有する。
【0015】図7は、請求項8に係る定置型端末の動作
方法のフローチャートである。定置型端末から証明セン
タへの呼を用いて発信者、発信場所及び発信時刻を証明
する位置証明情報提供システムにおける本発明の定置型
端末の動作方法は、定置型端末に接続された位置証明カ
ードから接続先情報及び発信者識別情報を読み出すステ
ップ(S11)と、上記接続先情報に従って接続された
証明センタに、上記発信者識別情報及び上記定置型端末
の位置情報を送信するステップ(S12)とを有する。
【0016】図8は、請求項9に係る定置型端末の動作
方法のフローチャートである。請求項9に係る発明の定
置型端末の動作方法は、上記証明センタから、上記発信
者識別情報と上記位置情報と時刻情報とを含む証明書を
受信するステップ(S13)と、上記証明書を上記位置
証明カードに書き込むステップ(S14)とを更に有す
る。
【0017】請求項10に係る発明は、定置型端末から
証明センタへの発呼に基づいて発信者、発信場所及び発
信時刻を証明する位置証明情報提供システムにおける証
明センタの動作方法である。本発明の証明センタの動作
方法は、定置型端末から上記発信者識別情報及び上記定
置型端末の位置情報を受信するステップと、上記定置型
端末から上記発信者識別情報及び上記定置型端末の位置
情報を受信した時刻に対応した時刻情報を生成するステ
ップと、上記発信者識別情報、上記位置情報及び上記時
刻情報を含む証明書を生成するステップと、上記証明書
を保存先に送信するステップとを有することを特徴とす
る。
【0018】図9は、請求項11に係る証明センタの動
作方法のフローチャートである。定置型端末から証明セ
ンタへの発呼に基づいて発信者、発信場所及び発信時刻
を証明する位置証明情報提供システムにおける本発明の
証明センタの動作方法は、定置型端末から上記発信者識
別情報及び上記定置型端末の位置情報を受信するステッ
プ(S21)と、上記定置型端末から上記発信者識別情
報及び上記定置型端末の位置情報を受信した時刻に対応
した時刻情報を生成するステップ(S22)と、上記発
信者識別情報、上記位置情報及び上記時刻情報を含む暗
号化された証明書を生成するステップ(S23)と、上
記証明書を保存先に送信するステップ(S24)とを有
することを特徴とする証明センタの動作方法。
【0019】請求項12に係る発明は、定置型端末から
証明センタへの発呼に基づいて発信者、発信場所及び発
信時刻を証明する位置証明情報提供システムにおける証
明書参照装置の動作方法である。本発明の証明参照装置
の動作方法は、位置証明情報の要求を受けるステップ
と、上記位置証明情報の要求に応じて、発信者識別情
報、上記定置型端末の位置情報及び上記定置型端末から
上記証明センタへの発呼の時刻に対応した時刻情報とを
含む証明書を保存先から読み出すステップと、上記位置
情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報として提供す
るステップとを有する。
【0020】図10は、請求項13に係る証明書参照装
置の動作方法のフローチャートである。請求項10に係
る発明は、定置型端末から証明センタへの発呼に基づい
て発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置証明情
報提供システムにおける証明書参照装置の動作方法は、
位置証明情報の要求を受けるステップ(S31)と、上
記位置証明情報の要求に応じて、発信者識別情報、上記
定置型端末の位置情報及び上記定置型端末から上記証明
センタへの発呼の時刻に対応した時刻情報とを含む暗号
化された証明書を保存先から読み出すステップ(S3
2)と、上記証明書を復号化するステップ(S33)
と、上記証明書が真正の情報であるかどうか判定するス
テップ(S34)と、真正の情報であると判定された場
合に、上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情
報として提供するステップ(S35)とを有する。
【0021】請求項14に係る発明は、定置型端末から
証明センタへの呼を用いて発信者、発信場所及び発信時
刻を証明する位置証明情報提供システムにおける定置型
端末の動作プログラムを記録した記録媒体であって、上
記動作プログラムは、定置型端末に接続された位置証明
カードから接続先情報及び発信者識別情報を取得させる
コードと、上記接続先情報に従って接続された証明セン
タへ、上記発信者識別情報及び上記定置型端末の位置情
報を送信させるコードとを有することを特徴とする。
【0022】請求項15に係る発明は、上記証明センタ
から、上記発信者識別情報と上記位置情報と時刻情報と
を含む証明書を獲得させるコードと、上記証明書を上記
位置証明カードに書き込ませるコードとを更に有するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項16に係る発明は、定置型端末から
証明センタへの発呼に基づいて発信者、発信場所及び発
信時刻を証明する位置証明情報提供システムにおける証
明センタの動作プログラムを記録した記録媒体であっ
て、上記動作プログラムは、定置型端末からの上記発信
者識別情報及び上記定置型端末の位置情報を獲得させる
コードと、上記定置型端末からの上記発信者識別情報及
び上記定置型端末の位置情報が獲得された時刻に対応し
た時刻情報を生成させるコードと、上記発信者識別情
報、上記位置情報及び上記時刻情報を含む証明書を生成
させるコードと、上記証明書を保存先に送信させるコー
ドとを有することを特徴とする。
【0024】請求項17に係る発明は、上記証明書を生
成させるコードが、上記証明書を暗号化させることを特
徴とする。
【0025】請求項18に係る発明は、定置型端末から
証明センタへの発呼に基づいて発信者、発信場所及び発
信時刻を証明する位置証明情報提供システムにおける証
明書参照装置の動作プログラムを記録した記録媒体であ
って、上記動作プログラムは、位置証明情報の要求を獲
得させるコードと、上記位置証明情報の要求に応じて、
発信者識別情報、上記定置型端末の位置情報及び上記定
置型端末から上記証明センタへの発呼の時刻に対応した
時刻情報を含む証明書を保存先から獲得させるコード
と、上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報
として提供させるコードとを有することを特徴とする。
【0026】請求項19に係る発明は、上記位置情報及
び上記時刻情報を上記位置証明情報として提供させるコ
ードが、上記証明センタで暗号化され、獲得された上記
証明書を復号化させるコードと、上記証明書が真正の情
報であるかどうか判定させるコードと、真正の情報であ
ると判定された場合に、上記位置情報及び上記時刻情報
を上記位置証明情報として提供させるコードとを含むこ
とを特徴とする。
【0027】以上のように、本発明は、定置型端末と、
定置型端末の発信位置を受信者に通知するシステムとが
前提となる。発信端末には、システムから演算処理結果
が戻される。好ましくは、ICカード公衆電話機の位置
情報が使用され、ICカードは本人確認用の識別情報媒
体として使用される。そして、証明センタで発行され、
位置情報と時刻を証明する証明書は、ICカードに保存
される。
【0028】また、位置証明への不正なアクセスを防止
するためには、証明書を暗号化することができる。暗号
化は、カードID、時刻、位置情報を秘密鍵で公開鍵暗号
化することによって実現される。
【0029】また、本人になりすました位置証明の発行
を防止するため、証明センタから定置型端末の利用者に
音声で問合わせを行い、利用者からの音声による応答が
証明センタで期待している応答と一致しているかどうか
を検査する音声チャレンジ・アンド・レスポンス(Chall
enge & Response)などの技術を取り込むことが可能にな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施例につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図面を通じて
同一若しくは類似の構成要素には同じ参照番号が付され
ている。
【0031】図11は、本発明の第1実施例による位置
証明情報提供システムの構成図である。本実施例のシス
テムは、典型的な定置型端末である公衆電話機1と、公
衆電話機1が接続された回線交換網5と、回線交換網5
を介して公衆電話機1と接続される位置証明センタ6
と、公衆電話機1に接続されて公衆電話機1から読み書
きされるテレホンカードである位置証明カード4と、位
置証明カード4に接続され得る証明書参照装置9とを含
む。
【0032】回線交換網5は、公衆電話機を収容する交
換機などを含む電話網である。
【0033】公衆電話機1は、通常の公衆電話機の機能
に加え、位置証明センタ6に接続して位置証明を取得
し、位置証明カード4に証明書を書き込む機能を有す
る。公衆電話機1は、テレホンカードを読み書きするた
めのカードリーダライタ(R/W)14を具備する。本
例の場合、カードリーダライタ14は、位置証明カード
4を読み書きするため使用される。公衆電話機1は、発
呼・データ送信等の制御を行う制御部12と、交換網に
接続されるインタフェースである通信部13とを更に有
する。さらに、公衆電話機1は、公衆電話機1の設置場
所の位置情報を保持する位置情報保持部3を有する。
【0034】尚、以下の全ての実施例において、位置情
報保持部3は、公衆電話機1に設けられている場合につ
いて説明しているが,位置情報保持部3は回線交換網5
自体に収容されるよう構成してもよく、その場合、回線
交換網5は、公衆電話機1からの呼を受け付けたとき
に、位置情報保持部3からその公衆電話機1の位置情報
を読み出し、位置証明センタ6に送る。
【0035】位置証明センタ6は、公衆電話機1から取
得したカードIDと、公衆電話機1の位置情報と、現在
時刻とから、位置証明センタで保存する秘密鍵を使って
位置証明書を作成し、公衆電話機1に送信することで、
位置証明カード4に位置証明書を保存させる。そのた
め、位置証明センタ6は、図11に示されるように、通
信部61と、カードID取得部62と、位置情報取得部
63と、時刻生成部64と、証明書生成部65と、秘密
鍵記憶部66とを有する。
【0036】通信部61は、公衆電話機1からの着信を
受け付け、回線交換網5を通じて公衆電話機1と通信を
行う。カードID取得部62は、公衆電話機1に接続さ
れた位置証明カード4内のカードIDを読み出す。位置
情報取得部63は、着信時などに、通信部61を介して
公衆電話機1の位置情報を受け取り、証明書生成部65
に引き渡す。時刻生成部64は、証明すべき時刻を証明
書生成部65に供給する時計である。
【0037】証明書生成部65は、取得したカードID
と公衆電話機の位置情報と現在時刻から、秘密鍵を使っ
て位置証明書を作成する。秘密鍵記憶部66は、証明書
を作成するための暗号化鍵である秘密鍵を記憶する機能
を有する。本発明の第1実施例では、位置証明センタ6
が発行した証明書は位置証明カード4に保存されるの
で、データの不正な改竄を阻止するため、証明情報を暗
号化する点が有利である。
【0038】位置証明カード4は、カードIDを保持す
るためのカードID記憶部41を有するオートダイヤル
のテレホンカードである。カードID記憶部41は、位
置証明の対象となる人の所有するカードIDを記憶して
いる書き換え不可のメモリである。位置証明カード4
は、さらに、カード種別を記憶するカード種別記憶部4
3と、位置証明センタ6の電話番号をオードダイヤル番
号として記憶している接続先記憶部42と、位置証明セ
ンタ6で生成され、公衆電話機1を介して受信される証
明書を記憶するためのメモリである位置証明書記憶部8
とを含む。カード種別記憶部43に記憶されるカード種
別とは、テレホンカードに複数の種別が設けられている
場合に、本例では位置証明カードに対応する種別を表
す。公衆電話機1は、このカード種別を検査することに
よって、位置証明カード4であるか、それ以外のカード
であるかを判断することができ、位置証明カード4であ
ると判断された場合、位置証明センタ6への接続や、位
置証明センタ6からの位置証明カード9の読み書きを中
継する。
【0039】証明書参照装置4は、位置証明カード4内
に保存された位置情報を参照し、内容の検証を行い、証
明された位置・時刻の表示を行う。そのため、証明書参
照装置4は、位置証明カード4から保存された証明書を
読み出すカードリーダライタ(R/W)91と、証明さ
れた位置情報を表示する表示部94とを有する。さら
に、証明書参照装置9は、位置証明カード4から読み出
された証明書を位置証明センタ6の秘密鍵記憶部66に
記憶されている秘密鍵に対応した公開鍵である復号化鍵
で復号化し、証明内容の検証を行う証明書復号化・検査
部92と、この公開鍵である復号化鍵を記憶する公開鍵
保存部93とを有する。
【0040】図12は、本発明の第1実施例による位置
証明情報提供システムのメッセージシーケンスチャート
である。以下では、図12を参照して、本発明の第1実
施例の位置証明情報提供システムの動作を説明する。本
実施例の公衆電話機1と位置証明センタ6の間のメッセ
ージ授受は、実際には、回線交換網5内の交換機を介し
て行われるが、交換機は、メッセージ内容に影響を与え
ないので、メッセージシーケンスチャートでは、図面及
びその説明を簡単化するため、交換機を省いている。ま
た、この交換機は、従来技術において公知の交換機によ
って実現することができるので、交換機についての詳細
な説明は行わない。
【0041】ステップ101:位置証明カード4を公衆
電話機1のカードリードライタ14に挿入する。
【0042】ステップ102:公衆電話機1の制御部1
2は、位置証明カード4内に保持されている位置証明セ
ンタ6への接続情報を読み出すため位置証明カード4に
アクセスする。
【0043】ステップ103:公衆電話機の制御部12
は、位置証明センタ6の接続情報を読み出す。
【0044】ステップ104:制御部12は、読み出さ
れた位置証明センタへの接続情報、すなわち、電話番号
にしたがって、通信部13及び回線交換網5を介して、
位置証明センタ6に接続する。
【0045】ステップ105:位置証明センタ6は、公
衆電話機1に対し、位置情報の送信を要求する。
【0046】ステップ106:公衆電話機1は、位置証
明センタ6から要求された位置情報を、位置情報保持部
3から読み出して、位置証明センタ6に送信する。位置
センタ6の位置情報取得部63はこの位置情報を取得す
る。
【0047】このような位置情報の送信要求並びに送信
は、たとえば、ビットスチール方式で実現することがで
きる。ビットスチール方式については、特開平2000
-201238号公報に記載されている。
【0048】尚、本実施例では、位置情報は、公衆電話
機1の位置情報保持部3に保存されている場合を考えて
いるが、位置情報保持部3は、回線交換網5からアクセ
スできるように構成してもよい。その場合、位置証明セ
ンタ6からの位置情報送信要求を受け付けた回線交換網
5が、公衆電話機1に対応した位置情報を位置証明セン
タ6に返す。
【0049】ステップ107:次に、位置証明センタ6
は、公衆電話機1に対し、位置証明カード4からのカー
ドIDの読み出しを要求する。この読み出し要求は、た
とえば、上記ビットスチール方式を用いて実現できる。
【0050】ステップ108:公衆電話機1は、位置証
明カード4のカードID記憶部41に保持されているカ
ードIDを読み出すため位置証明カード4にアクセスす
る。
【0051】ステップ109:公衆電話機1は、位置証
明カード4からカードIDを読み出す。
【0052】ステップ110:公衆電話機1は、位置証
明カード4から読み出されたカードIDを位置証明セン
タ6に送信する。位置証明センタ6のカードID取得部
62はこのカードIDを取得する。
【0053】ステップ111:位置証明センタ6の証明
書生成部65は、位置情報生成部63で取得された位置
情報と、カードID取得部62で取得されたカードID
と、時刻生成部64で生成された時刻とを、秘密鍵記憶
部66に記憶された秘密鍵を使って暗号化して証明書を
発行する。より具体的には、証明書は、位置情報とカー
ドIDと時刻のデータの組と、これらのデータのダイジ
ェストを暗号化したデータとのペアにより構成される。
【0054】ステップ112:位置証明センタ6の証明
書生成部65は、生成された証明書を通信部61及び回
線交換網5を経由して公衆電話機1に送付する。この証
明書の送付には、たとえば、上記のビットスチール方式
を利用することができる。
【0055】ステップ113:公衆電話機1の制御部1
2は、位置証明センタ6から受信した証明書をカードリ
ーダライタ14を介して位置証明カード4に書き込む。
【0056】ステップ114:位置証明カード4は、公
衆電話機1から書き込まれた証明書を位置証明書記憶部
8に保存する。
【0057】ステップ115:位置証明センタ6は、公
衆電話機1に証明書を正常に送付し終えた後、呼を切断
する。
【0058】位置証明カード4の位置証明書記憶部8に
保存された証明書は、証明書参照装置9の公開鍵保存部
93に記憶されている位置証明センタの公開鍵を用いて
復号化することで証明可能である。
【0059】次に、本発明の第1実施例による位置証明
センタ6の証明書作成処理及び対応した証明書参照装置
9の証明書検証処理について説明する。
【0060】図13は、本発明の第1実施例による証明
書作成処理の説明図である。
【0061】位置情報、カードID及び時刻の組101
は、MD5等のハッシュ関数102を用いて、メッセー
ジダイジェスト103に変換される(この技術について
は、たとえば、“暗号理論入門”岡本栄治著、共立出
版、Rivest, R.L. and Dusse,S. :The MD5 message-dig
est algorithm, Networking Group, INTERNET-draft,19
91を参照のこと)。そして、メッセージダイジェスト1
03は、秘密鍵104を用いて公開鍵暗号化105さ
れ、証明情報106が生成される。そして、元の位置情
報、カードID及び時刻の組101と、証明情報106
とを組み合わせることにより、位置情報証明書107が
作成される。
【0062】図14は、本発明の第1実施例による証明
書検証処理の説明図である。証明書検証処理では、位置
情報証明書107から取り出された暗号化された証明情
報106を公開鍵108を用いて復号化することにより
得られたメッセージダイジェスト111と、位置情報証
明書107から取り出された元の位置情報、カードID
及び時刻の組101をハッシュ関数を用いて変換するこ
とにより得られるメッセージダイジェスト103とを比
較する。比較検証111では、メッセージダイジェスト
111とメッセージダイジェスト103が同じデータで
あるかどうかを検証する。検証結果112により同じデ
ータであることが示される場合、元の位置情報、カード
ID及び時刻の組101が証明内容として表示される。
検証結果112が同じデータではないことを示す場合に
は,元の位置情報、カードID及び時刻の組101は、
証明されない。
【0063】図15は、本発明の第1実施例による公衆
電話機の動作フローチャートである。以下、図15を参
照して公衆電話機の動作をより詳細に説明する。
【0064】ステップ121:公衆電話機1は、テレホ
ンカードがカードリーダライタ14に挿入されるのを待
ち受けする。
【0065】ステップ122:テレホンカードが挿入さ
れたとき、カード種別を読み込み、位置証明カード4で
あるかどうかを判別する。
【0066】ステップ123:位置証明カード4ではな
い場合、通常の公衆電話機の処理を行い、その後,一連
の動作を終了する。
【0067】ステップ124:位置証明カード4である
と判別された場合、位置証明カード4から位置証明セン
タ情報、すなわち、位置証明センタ6の電話番号を読み
出す。
【0068】ステップ125:公衆電話機1は、読み出
された電話番号に応じて位置証明センタ6に発呼し、接
続する。
【0069】ステップ126:公衆電話機1は、位置情
報センタ6からの位置情報送信要求を待つ。
【0070】ステップ127:位置情報送信要求があっ
た場合、公衆電話機1は位置情報保持部3から位置情報
を読み出す。
【0071】ステップ128:公衆電話機1は、読み出
された位置情報を位置証明センタ6に送信し、ステップ
126に戻る。
【0072】ステップ129:位置情報送信要求が無か
った場合、公衆電話機1は位置証明センタ6からのカー
ドID読み出し要求を待つ。
【0073】ステップ130:カードID読み出し要求
があった場合、公衆電話機1は位置証明カード4からカ
ードIDを読み出す。
【0074】ステップ131:公衆電話機1は、読み出
されたカードIDを位置証明センタ6に送信し、ステッ
プ126に戻る。
【0075】ステップ132:公衆電話機1は、位置証
明センタ6からの証明書の送付を待つ。
【0076】ステップ133:証明書の送付があった場
合、公衆電話機1は、位置証明カード4内の位置証明記
憶部8に、位置証明センタ6で作成された証明書のデー
タを保存し、ステップ126に戻る。
【0077】ステップ134:位置証明センタ6からの
呼切断を待つ。呼切断がされない場合、ステップ126
に戻る。呼切断がされた場合、公衆電話機1の一連の動
作が終了する。
【0078】尚、公衆電話機1の位置情報が公衆電話機
1内ではなく、回線交換網5側で保持されている場合、
ステップ126〜128の処理は交換機で行われること
になる。
【0079】図16は、本発明の第1実施例による位置
証明センタの動作フローチャートである。以下、図15
を参照して位置証明センタの動作をより詳細に説明す
る。
【0080】ステップ141:位置証明センタ6は公衆
電話機1からの着信を待ち受けする。
【0081】ステップ142:着信呼があった場合、着
信呼に応答する。
【0082】ステップ143:公衆電話機1に公衆電話
機の位置情報を問合わせ、公衆電話機1から送信された
位置情報を取得する。勿論、位置情報は交換機から通知
されても構わない。
【0083】ステップ144:位置証明センタ6は、公
衆電話機1に位置証明カード4のカードIDの読み出し
を要求し、公衆電話機1から送信されたカードIDを取
得する。
【0084】ステップ145:位置証明センタ6は、内
部の時計から時刻を取り出す。
【0085】ステップ146:位置証明センタ6は、記
憶されている位置証明センタの秘密鍵を用いて、位置情
報、カードID及び時刻を暗号化し、証明書を発行す
る。たとえば、図13を参照して説明した方法で証明書
が作成される。
【0086】ステップ147:位置証明センタ6は作成
された証明書のデータを公衆電話機1に送付する。この
証明書のデータは、既に図14を参照して説明した方法
で検証される。
【0087】ステップ148:位置証明センタ6は、証
明書の送付後、公衆電話機1との呼を切断する。
【0088】図17は、本発明の第2実施例による位置
証明情報提供システムのメッセージシーケンスチャート
である。本発明の第2実施例によるメッセージシーケン
スチャートは、公衆電話機1側で、カードIDと位置情
報が準備され、公衆電話機1から位置証明センタ6への
発信時にカードID及び位置情報が送付される。これに
より、第1実施例によるメッセージシーケンスよりも、
公衆電話機1と位置証明センタ6の接続時間を短縮する
ことができる。
【0089】本発明の第2実施例によるメッセージシー
ケンスチャートのステップ101、102、及び、10
3は、図12を参照して説明した第1実施例によるシー
ケンスと同じである。第2実施例では、ステップ103
の後、以下のステップが続く。
【0090】ステップ108−1:公衆電話機1は、位
置証明カード4のカードID記憶部41に保持されてい
るカードIDを読み出すため位置証明カード4にアクセ
スする。
【0091】ステップ109−1:公衆電話機1は、位
置証明カード4からカードIDを読み出す。
【0092】ステップ110−1:公衆電話機1は、位
置情報保持部3から位置情報を読み出す。
【0093】ステップ110−2:公衆電話機1は、読
み出された位置証明センタへの接続情報に従って位置証
明センタ6に接続し、位置証明カード4から読み出され
たカードIDと位置情報を位置証明センタ6に送信す
る。このカードID及び位置情報は、ISDNの場合には、
発呼時にSetup中のUUIなどで送付してもよく、或いは、
接続後に送信してもよい。
【0094】以下のステップ111、112、113、
114及び115は、本発明の第1実施例によるメッセ
ージシーケンスと同様であるので、これ以上の説明を行
わない。
【0095】図18は、本発明の第3実施例による位置
証明情報提供システムのメッセージシーケンスチャート
である。本発明の第3実施例によるメッセージシーケン
スは、公衆電話機1側で、ステップ101で位置証明カ
ード4を挿入した後、ステップ101−1で利用者によ
るオフフック又は所定のボタンの押下が行われた後、カ
ードの読み込みが行われる点で、図12に示された本発
明の第1実施例によるメッセージシーケンスと異なる。
それ以外のステップ102、103、104、105、
106、107、108、109、110、111、1
12、113、114及び115は、本発明の第1実施
例と同じであるため、これ以上の説明は行わない。
【0096】図19は、本発明の第3実施例による公衆
電話機の動作フローチャートである。本発明の第3実施
例では、利用者がオフフックするか、又は、ボタン、た
とえば,スピーカボタンを押下した後に、テレホンカー
ドの読み込みを行う。そのため、ステップ121−1
で、オフフックされたか、又は、スピーカボタンが押下
されるまで待機する。次に、オフフック、又は、スピー
カボタンの押下が検出されると,ステップ121−2に
進み、テレホンカードの挿入を待ち受ける。テレホンカ
ードが挿入されると、以下のステップ122からステッ
プ134が実行される。これらのステップ122からス
テップ134までは、図15を参照して説明した本発明
の第1実施例による公衆電話機の動作フローと同様であ
るため、これ以上の説明を行わない。
【0097】図20は、本発明の第4実施例による位置
証明情報提供システムの構成図である。本発明の第4実
施例のシステムは、位置証明カード4と、公衆電話機1
と、公衆電話機1に回線交換網5を介して接続された位
置証明センタ6と、位置証明センタ6にネットワーク7
を介して接続された証明書参照装置9とを含む。本実施
例のシステムでは、位置証明カード4を用いて公衆電話
機1から位置証明センタ6への接続は行うが、位置証明
書は位置証明センタ6に保存される。そして、位置証明
は、証明書参照装置9から位置証明センタ6にアクセス
することによって取得される。この構成では、利用者
は、証明書参照装置9から参照する以外に、保存された
証明書にアクセスする方法が無いので、証明情報を暗号
化する必要は無い点に注意する必要がある。これに対
し、図11を参照して説明した本発明の第1実施例で
は、証明書は位置証明カード4に保存されている。その
ため、証明書の真正を検証するため、証明情報の暗号処
理が行われていた。
【0098】以下,図20を参照して、本発明の第4実
施例についてより詳細に説明する。
【0099】公衆電話機1は、通常の公衆電話機の機能
に加え、位置証明センタ6に接続して、位置証明カード
に対する位置証明を、位置証明センタ6に保存要求する
機能をもつ。
【0100】公衆電話機1は、本発明の第1実施例によ
る公衆電話機1と同様に、カードリーダライタ14と、
制御部12と、通信部13と、位置情報保持部3とを具
備する。一方、本発明の第4実施例による公衆電話機1
は、質問音声の出力と、応答音声の入力に使用する音声
入出力装置により構成される送受話部15を選択的に具
備する。図20において、送受話部15が点線で示され
ているのは、選択的に設けられることを意味する。
【0101】位置証明センタ6は、公衆電話機1から取
得したカードID及び公衆電話機1の位置情報と、現在
時刻とを保存することで、カードIDに対する公衆電話
機1からの位置証明の要求に応える機能を有する。
【0102】回線交換網5は、公衆電話機1を収容する
交換機などからなる電話網である。
【0103】位置証明センタ6のカードID取得部62
は、公衆電話機1に接続された位置証明カード4内のカ
ードIDを読み出す。時刻生成部64は、証明する時刻
を証明書保存部67に供給する時計である。通信部61
は、公衆電話機1からの着信を受け付け、回線交換網5
を通して公衆電話機1と通信を行う。位置情報取得部6
3は、着信時等に、通信部61を介して、公衆電話機1
の位置情報を受け取る。
【0104】本実施例の位置証明センタ6は、証明書保
存部67を有する。証明書保存部67は、カードID取
得部62によって公衆電話機1から取得されたカードI
D及び位置情報取得部63から与えられる公衆電話機1
の位置情報と、時刻生成部64から供給される現在時刻
と、選択的に音声とを位置証明書として保存する。
【0105】本発明の位置証明センタ6は、通信部61
を用いて、公衆電話機1に対し、毎回異なる質問情報を
送信し、この質問情報に対する利用者の応答音声を取得
し、質問情報と応答音声の組を証明書保存部67に与え
る音声チャレンジ・アンド・レスポンス(C&R)部6
8を更に有する。かくして、証明書保存部67に保存さ
れた質問情報及び応答音声は、証明書参照装置9が証明
書を参照する際に、音声出力させることができる。この
音声出力は、位置証明センタ6に位置証明の保存要求を
行った利用者が本人であるかどうかを確認するために利
用でき、本人へのなりすましが防止され得る点で有利で
ある。
【0106】位置証明センタ6の証明通信部69は、ネ
ットワーク7を介して証明書参照装置9からの通信を受
け付け、証明書参照装置9との間で位置証明のための通
信を行う。
【0107】位置証明カード4は、カードIDを保持し
たオートダイヤルのテレホンカードであり、カードID
記憶部41と、カード種別記憶部43と、接続先記憶部
42と、インタフェース部40とを有する。位置証明カ
ード4の各構成要素については、図11を参照して本発
明の第1実施例に関して既に説明しているのでこれ以上
の説明は行わない。
【0108】証明書参照装置9は、位置証明センタ6内
に保存された証明書を受信し、位置証明センタ6によっ
て保証された位置・時刻を表示する。そのため、証明書
参照装置9は、ネットワーク9を介して位置証明センタ
6に接続して通信を行う通信部95と、証明された位置
情報を表示する表示部94とを有する。ここで、ネット
ワーク7は、回線交換網でも、インターネットでも、専
用線でもよい。
【0109】証明書参照装置9は、位置証明を要求する
対象である位置証明カードのカードIDを入力するカー
ドID入力部97をさらに有する。カードID入力部9
7は、たとえば、手動入力のためのキーボード、或い
は、位置証明カード4を直接挿入するカードリーダライ
タなどの装置によって実現される。さらに、証明書参照
装置9は、選択的に音声出力部98を有し、この音声出
力部98は、位置証明センタ6から受信した音声を出力
することができる。
【0110】証明書参照装置6は、装置全体の動作を制
御する制御部96を具備する。制御部96は、通信部9
5を用いて位置証明センタ6に接続し、カードID入力
部97から入力されたカードIDに対応する位置証明を
位置証明センタ6に要求し、位置証明センタ6から得ら
れた位置情報の内容を表示部94に渡し、位置証明セン
タ6からの音声は音声出力部98に渡す。
【0111】図21は、本発明の第4実施例による位置
証明情報提供システムのメッセージシーケンスチャート
である。以下では、図21を参照して、本発明の第4実
施例の位置証明情報提供システムの動作を説明する。本
実施例の公衆電話機1と位置証明センタ6の間のメッセ
ージ授受は、実際には、回線交換網5内の交換機を介し
て行われるが、交換機は、メッセージ内容に影響を与え
ないので、メッセージシーケンスチャートでは、図面及
びその説明を簡単化するため、交換機を省いている。ま
た、この交換機は、従来技術において公知の交換機によ
って実現することができるので、交換機についての詳細
な説明は行わない。
【0112】また、本発明の第4実施例によるメッセー
ジシーケンスのステップ101、102、103、10
4、105、106、107、108、109、11
0、及び、ステップ115は、図12を参照して説明し
た本発明の第1実施例によるメッセージシーケンスと同
様であるので、以下では、本発明の第4実施例によるメ
ッセージシーケンスのステップ111−1、ステップ1
11−2、ステップ111−3、ステップ111−4及
びステップ114−1について説明する。
【0113】尚、ステップ107における位置証明セン
タ6から公衆電話機1に対する位置証明カード4からの
カードIDの読み出し要求は、必須ではなく、公衆電話
機1側で自動的に位置証明カード4からカードIDを読
み出すように構成しても構わない。
【0114】ステップ111−1の音声Challenge(質
問、反復)と、ステップ111−2の発声と、ステップ
111−3の音声Responseと、ステップ114の音声録
音は、本人確認のために行われるオプション的なステッ
プである。
【0115】ステップ111−1:位置証明センタ6か
ら公衆電話機1に予め用意されている質問の音声を送
る。音声の送信は、上述のビットスチール方式などを利
用して、位置情報やカードIDの送信に使用するデータ
通信と同一チャネルで音声通信を行うことが可能であ
る。
【0116】ステップ111−2:位置証明センタ6か
らの質問に対し、公衆電話機1の利用者は音声で回答す
る。
【0117】ステップ111−3:公衆電話機1から位
置証明センタ6に対し、利用者の音声が送られる。
【0118】ステップ111−4:位置証明センタ6で
は、公衆電話機1から送信された音声を一定時間録音す
る。
【0119】ステップ114−1:位置証明センタ6
は、位置情報と、カードIDと、時刻と、録音された音
声とを関連付けて証明書として保存する。
【0120】最後に、ステップ115で、位置証明セン
タ6は、証明書の保存が完了すると、呼を切断し、証明
書作成の一連のシーケンスが終了する。
【0121】図22は、本発明の第4実施例による証明
書参照処理のメッセージシーケンスチャートである。こ
のメッセージシーケンスは、証明書参照装置9が所望の
位置証明カード、すなわち、カードIDに関する位置証
明を参照するためのシーケンスである。
【0122】ステップ161:証明書参照装置9のカー
ドID入力部97からカードIDが入力される。カード
ID入力部97がカードリーダライタの場合には、位置
証明カード4がカードリーダライタに挿入され、カード
ID入力部97がキーボードの場合には、カードIDが
キー入力される。
【0123】ステップ162:証明書参照装置9の通信
部95は、位置証明センタ6にコネクションを張る。
【0124】ステップ163:証明書参照装置9の制御
部96は、カードID入力部97から供給されたカード
IDを通信部95を介して位置証明センタ6に送信す
る。
【0125】ステップ164:位置証明センタ6の証明
書保存部67で、証明書参照装置9から送られてきたカ
ードIDに対応する保存された証明書が検索される。
【0126】ステップ165:位置証明センタ6は、証
明書保存部67による検索結果の証明書、すなわち、位
置情報と証明時刻とを含む証明書を証明書参照装置9に
送信する。
【0127】ステップ166:証明書参照装置9の制御
部96は、位置証明センタ6から受け取った位置情報及
び証明時刻を含む証明書を表示部94に表示させる。
【0128】ステップ167:位置証明センタ6は、位
置証明及び証明時刻の他に、音声C&R(Challenge &
Response)によって取得された音声が証明書に保存さ
れている場合、その音声を証明書参照装置に送信する。
【0129】ステップ168:送信された音声は、ネッ
トワーク7を介して証明書参照装置9に伝達される。
【0130】ステップ169:証明書参照装置9の制御
部96は、受け取った音声を音声出力部98に渡し、出
力させる。
【0131】ステップ170:位置証明センタ6は証明
書参照装置9とのコネクションを切断する。これによ
り、証明書参照の一連の動作が終了する。
【0132】図23は、本発明の第4実施例による公衆
電話機の動作フローチャートである。本発明の第4実施
例の公衆電話機の動作は、本発明の第1実施例の公衆電
話機の動作と類似しているが、音声Challenge・アンド
・音声Responseのためのステップ125−1が挿入され
た点、並びに、証明書送付の有無の確認のステップ13
2と、証明書保存のステップ133とが削除されている
点で、本発明の第1実施例の場合とは異なる。以下、図
23を参照して公衆電話機の動作をより詳細に説明す
る。
【0133】ステップ121:公衆電話機1は、テレホ
ンカードがカードリーダライタ14に挿入されるのを待
ち受けする。
【0134】ステップ122:テレホンカードが挿入さ
れたとき、カード種別を読み込み、位置証明カード4で
あるかどうかを判別する。
【0135】ステップ123:位置証明カード4ではな
い場合、通常の公衆電話機の処理を行い、その後,一連
の動作を終了する。
【0136】ステップ124:位置証明カード4である
と判別された場合、位置証明カード4から位置証明セン
タ情報、すなわち、位置証明センタ6の電話番号を読み
出す。
【0137】ステップ125:公衆電話機1は、読み出
された電話番号に応じて位置証明センタ6に発呼し、接
続する。
【0138】ステップ125−1:ビットスチール方式
などにより、位置情報やカードID送信に使用するデー
タ通信と同一チャネルで音声通信を開始する。ここで、
音声通信を開始することにより、利用者は、位置証明セ
ンタ6からの音声質問に対し、いつでも音声応答できる
ようになるので、音声Challenge・音声Responseが実現
できる。
【0139】ステップ126:公衆電話機1は、位置情
報センタ6からの位置情報送信要求を待つ。
【0140】ステップ127:位置情報送信要求があっ
た場合、公衆電話機1は位置情報保持部3から位置情報
を読み出す。
【0141】ステップ128:公衆電話機1は、読み出
された位置情報を位置証明センタ6に送信し、ステップ
126に戻る。
【0142】ステップ129:位置情報送信要求が無か
った場合、公衆電話機1は位置証明センタ6からのカー
ドID読み出し要求を待つ。
【0143】ステップ130:カードID読み出し要求
があった場合、公衆電話機1は位置証明カード4からカ
ードIDを読み出す。
【0144】ステップ131:公衆電話機1は、読み出
されたカードIDを位置証明センタ6に送信し、ステッ
プ126に戻る。
【0145】ステップ134:位置証明センタ6からの
呼切断を待つ。呼切断がされない場合、ステップ126
に戻る。呼切断がされた場合、公衆電話機1の一連の動
作が終了する。
【0146】尚、公衆電話機1の位置情報が公衆電話機
1内ではなく、回線交換網5側で保持されている場合、
ステップ126〜128の処理は交換機で行われること
になる。
【0147】図24は、本発明の第4実施例による位置
証明センタの動作フローチャートである。同図のステッ
プ141からステップ148は、証明書作成処理に対応
し、ステップ151からステップ156は、証明書参照
処理に対応している。
【0148】ステップ141からステップ148までの
証明書作成処理は、図16を参照して説明した本発明の
第1実施例による位置証明センタの動作と類似している
が、音声C&Rが行われる点、証明書は公衆電話機には
送信されずに位置証明センタに保存される点、証明書に
は音声も格納される点、並びに、証明書は暗号化されな
い点が相違している。以下、図24を参照して位置証明
センタの動作をより詳細に説明する。
【0149】ステップ141:位置証明センタ6は公衆
電話機1からの着信を待ち受けする。着信がない場合に
は、ステップ151に進む。
【0150】ステップ142:着信呼があった場合、着
信呼に応答する。
【0151】ステップ143:公衆電話機1に公衆電話
機の位置情報を問合わせ、公衆電話機1から送信された
位置情報を取得する。勿論、位置情報は交換機から通知
されても構わない。
【0152】ステップ144:位置証明センタ6は、公
衆電話機1に位置証明カード4のカードIDの読み出し
を要求し、公衆電話機1から送信されたカードIDを取
得する。
【0153】ステップ144−1:位置証明センタ6か
ら公衆電話機1に予め用意されている質問の音声を送
る。音声の送信は、上述のビットスチール方式などを利
用して、位置情報やカードIDの送信に使用するデータ
通信と同一チャネルで音声通信を行うことが可能であ
る。
【0154】ステップ144−2:音声Challengeの送
信後に公衆電話機1からの音声、すなわち,音声Respon
seを一定時間録音する。
【0155】ステップ145:位置証明センタ6内部の
時計から時刻を取り出す。
【0156】ステップ146−1:位置情報と、カード
IDと、時刻と、録音された音声とを関連付けて証明書
として位置証明センタ6内に保存する。証明書に暗号化
処理を施す必要はない。
【0157】ステップ148:証明書の保存が完了する
と、呼を切断し、証明書作成の一連のシーケンスが終了
する。
【0158】ステップ151:証明通信部69で、証明
書参照装置9からの接続を待ち受けし、接続がない場
合、ステップ141に戻る。
【0159】ステップ152:証明書参照装置9からの
接続があった場合、証明書参照装置9からカードIDを
受信する。
【0160】ステップ153:受信したカードIDをキ
ーにして、保存された証明書を検索する。
【0161】ステップ154:検索された証明書に格納
されている位置情報及び時刻情報を証明書参照装置9に
送信する。カードIDに対応した証明書が見つからなか
った場合には、証明書が無い旨を示すデータを証明書参
照装置9に送信する。
【0162】ステップ155:検索された証明書に音声
が含まれる場合には、その音声を証明書参照装置9に送
信する。
【0163】ステップ156:証明書参照装置9からの
接続を切断する。これにより、証明書参照処理が完了す
る。
【0164】図25は、本発明の第5実施例によるメッ
セージシーケンスチャートである。本発明の第5実施例
のメッセージシーケンスチャートは、図17を参照して
説明した本発明の第2実施例によるメッセージシーケン
スチャートと、図21を参照して説明した本発明の第4
実施例によるメッセージシーケンスチャートを組み合わ
せた形である。
【0165】本発明の第5実施例では、最初に、位置証
明カード挿入(ステップ101)、位置証明センタ情報
読み出し(ステップ102、ステップ103)、カード
ID読み出し(ステップ108−1、ステップ109−
1)、位置情報読み出し(ステップ110−1)、並び
に、発呼とカードID及び位置情報の送信(ステップ1
10−2)が行われる。これらのステップは本発明の第
2実施例と同様であり、公衆電話機1側で、カードID
と位置情報が準備され、公衆電話機1から位置証明セン
タ6への発信時にカードID及び位置情報が送付され
る。これにより、第4実施例によるメッセージシーケン
スよりも、公衆電話機1と位置証明センタ6の接続時間
を短縮することができる。
【0166】次に、本発明の第5実施例では、本人確認
のための音声C&Rが行われ、位置情報、カードID、
時刻、及び、録音された音声が証明書として位置証明セ
ンタに保存される。そのため、音声Challenge(ステッ
プ111−1)、発声(ステップ111−2)、音声Re
sponse(ステップ111−3)、音声録音(ステップ1
11−4)、及び、位置情報、カードID、時刻、音声
の保存(ステップ114−1)が行われ、最後に接続が
切断される(ステップ115)。これらのステップは、
本発明の第4実施例に関して詳細に説明した通りであ
る。
【0167】以上の処理によって証明書の作成・保存が
行われる。
【0168】図26は本発明の第6実施例による位置証
明情報提供システムの構成図である。本実施例では、位
置証明カードが使用されず、利用者は位置証明を要求す
るための必要な情報、具体的には、利用者を識別するた
めのユーザIDなどを公衆電話機1に入力する。このユ
ーザIDは、上述の位置証明カードを利用する実施例に
おけるカードIDに相当する。
【0169】図26に示された本発明の第6実施例によ
るシステムは、図20に示された本発明の第4実施例に
よるシステムに類似しているが、位置証明センタ4が無
い点、及び、公衆電話機1のカードリーダライタ14が
入力部16に置き換えられている点で異なる。
【0170】このように、本発明の第6実施例による位
置証明情報提供システムは、公衆電話機1と、回線交換
網5と、位置証明センタ6と、ネットワーク7と、証明
書参照装置9とにより構成される。公衆電話機1は、通
常の公衆電話機の機能に加え、位置証明センタ6に接続
して、入力されたユーザIDに対する位置証明を、位置
証明センタ6に保存要求する。そして、公衆電話機1
は、ユーザの識別情報であるユーザID番号や、位置証
明センタの電話番号を入力するためのボタンなどからな
る入力部16を具備する。
【0171】位置証明センタ6は、公衆電話機1から取
得したユーザIDと、公衆電話機1の位置情報と、現在
時刻とを保存することで、このユーザIDに対する位置
証明を行うことができる。位置証明センタ6のユーザI
D取得部62は、公衆電話機1からユーザIDを取得す
る。
【0172】証明書参照装置9は、位置証明センタ6内
に保存された位置情報を受信し、位置証明センタ6によ
り保証された位置・時刻を表示する。証明書参照装置9
のユーザID入力部は、位置証明の対象となる利用者の
ユーザIDを入力するためのキーボード等の入力装置で
ある。
【0173】図27は、本発明の第6実施例による証明
書作成処理のメッセージシーケンスチャートである。本
発明の第6実施例のメッセージシーケンスは、図25を
参照して説明した本発明の第5実施例によるメッセージ
シーケンスチャートと類似しているが、第6実施例で
は、位置証明カードが使用されないため、利用者が位置
証明センタ番号及びユーザIDを公衆電話機1に直接入
力する点が異なる。
【0174】そのため、ステップ102−1では、利用
者が公衆電話機1の入力部16を使用して、位置証明セ
ンタの電話番号を入力する。次に、ステップ103−1
で、利用者は、位置証明カードのカードIDに対応した
利用者自身のユーザIDを入力部16を介して入力す
る。また、ユーザIDを入力する前に、引き続いて入力
されるユーザIDが発呼時に送信されるべきデータであ
ることを示すためにボタン操作等を行う。ステップ11
0−1で、公衆電話機1内の位置情報保持部3に保存さ
れている位置情報が読み出される。
【0175】ステップ110−2では、入力された位置
証明センタの電話番号に接続し、入力されたカードID
と、読み出した位置情報とを送信する。ISDNの場合に
は、これらの情報は、発呼時にSetup中のUUIやサブアド
レスなどで送信することができる。また、これらの情報
は接続後に送信してもよい。
【0176】この後に続くステップ111−1、111
−2、111−3,111−4、114−1、115で
は、図25に示された本発明の第5実施例と同様に、音
声Challenge(ステップ111−1)、発声(ステップ
111−2)、音声Response(ステップ111−3)、
音声録音(ステップ111−4)、及び、位置情報、カ
ードID、時刻、音声の保存(ステップ114−1)が
行われ、最後に接続が切断される(ステップ115)。
これらのステップは、本発明の第4実施例に関して詳細
に説明した通りである。
【0177】図26及び27に関して説明した本発明の
第6実施例の場合、証明書参照装置9から位置証明セン
タ6に保存されている証明書を参照する際のメッセージ
シーケンスは、図22を参照して説明した本発明の第4
実施例による証明書参照処理のメッセージシーケンスと
同様である。但し、本例の場合には、位置証明カードが
使用されないので、位置証明されるべき対象は、カード
IDではなく、ユーザIDで指定される。
【0178】図28は、本発明の第7実施例による位置
証明情報提供システムの構成図である。第7実施例の特
徴は、位置証明センタ6の代わりに、公衆電話機1自体
が位置証明を行う点である。
【0179】本実施例のシステムは、公衆電話機1と、
公衆電話機1に接続されて公衆電話機1から読み書きさ
れるテレホンカードである位置証明カード4と、位置証
明カード4に接続され得る証明書参照装置9とを含む。
【0180】公衆電話機1は、通常の公衆電話機の機能
に加え、位置証明書を作成し、位置証明カード4に証明
書を書き込む機能を有する。公衆電話機1は、テレホン
カードを読み書きするためのカードリーダライタ(R/
W)14を具備する。本例の場合、カードリーダライタ
14は、位置証明カード4を読み書きするため使用され
る。公衆電話機1は、通常、カードの読み書きや発呼な
どの制御を行う制御部12を有する。本例の場合、制御
部12は、特に、位置証明カード内のカードIDを読み
出し、証明書を作成する(後述の)証明書生成部65に
カードIDを渡す。
【0181】また、公衆電話機1は、証明する時刻を証
明書生成部65に引き渡す時刻生成部64と、公衆電話
機1の位置情報を証明書生成部65に供給する位置情報
取得部63とを更に有する。公衆電話機1の位置情報の
実際の保存場所は、公衆電話機1内でも、交換機などの
公衆電話機1外でも構わない。位置情報が公衆電話機1
内に保存されている場合には、位置情報取得部63は保
存されている位置情報を使用し、位置情報が外部に保存
されている場合には、保存先に発呼して問合わせを行う
などして位置情報を取得する。
【0182】公衆電話機1は、証明書を作成するための
暗号化鍵である秘密鍵を記憶する秘密鍵記憶部66と、
取得したカードIDと、公衆電話機の位置情報と、現在
の時刻とから、秘密鍵を使って位置証明書を作成する。
本発明の第7実施例では、公衆電話機1の証明書生成部
65が発行した証明書は位置証明カード4に保存される
ので、データの不正な改竄を阻止するため、証明情報を
暗号化する点が有利である。
【0183】位置証明カード4は、カードIDを保持す
るためのカードID記憶部41を有するオートダイヤル
のテレホンカードである。カードID記憶部41は、位
置証明の対象となる人の所有するカードIDを記憶して
いる書き換え不可のメモリである。位置証明カード4
は、さらに、カード種別を記憶するカード種別記憶部4
3と、公衆電話機1で生成され、受信される証明書を記
憶するためのメモリである位置証明書記憶部8とを含
む。カード種別記憶部43に記憶されるカード種別と
は、テレホンカードに複数の種別が設けられている場合
に、本例では位置証明カードに対応する種別を表す。公
衆電話機1は、このカード種別を検査することによっ
て、位置証明カード4であるか、それ以外のカードであ
るかを判断することができ、位置証明カード4であると
判断された場合、位置証明書の作成を行う。
【0184】証明書参照装置4は、位置証明カード4内
に保存された位置情報を参照し、内容の検証を行い、証
明された位置・時刻の表示を行う。そのため、証明書参
照装置4は、位置証明カード4から保存された証明書を
読み出すカードリーダライタ(R/W)91と、証明さ
れた位置情報を表示する表示部94とを有する。さら
に、証明書参照装置9は、位置証明カード4から読み出
された証明書を公衆電話機1の秘密鍵記憶部66に記憶
されている秘密鍵に対応した公開鍵である復号化鍵で復
号化し、証明内容の検証を行う証明書復号化・検査部9
2と、この公開鍵である復号化鍵を記憶する公開鍵保存
部93とを有する。
【0185】図29は、本発明の第7実施例による公衆
電話機の動作フローチャートである。本実施例では、公
衆電話機1は、位置証明カード4が挿入されると、位置
証明カードから読み出したカードIDと、公衆電話機1
の内部若しくは外部に保存されている公衆電話機1の位
置情報と、現在時刻とを用いて、位置証明書を作成す
る。位置証明書は、改竄等の不正なアクセスを防止する
ため、秘密鍵を使って暗号化されている。そして、作成
された位置証明書は、位置証明カード4に送信され、保
存される。そのため、公衆電話機1は、以下のステップ
を実行する。
【0186】ステップ201:テレホンカードの挿入を
待ち受けする。
【0187】ステップ202:挿入されたテレホンカー
ドのカード種別を読み込み、位置証明カードであるかど
うかを判定する。
【0188】ステップ203:テレホンカードが位置証
明カードではないと判定された場合、通常の公衆電話機
の処理を行なう。
【0189】ステップ204:テレホンカードが位置証
明カードであると判定された場合、位置証明カード4か
らカードIDを読み出す。
【0190】ステップ205:次に、公衆電話機1の位
置情報を取得する。位置情報が公衆電話機1内に保存さ
れているならば、その保存されている情報を取り出す。
位置情報が公衆電話機1の外部に保存されているときに
は、公衆電話機1から保存先に対し問合わせを行い、位
置情報を取得する。
【0191】ステップ206:公衆電話機1内の時計か
ら現在時刻を取り出す。
【0192】ステップ207:位置情報とカードIDと
時刻を、公衆電話機1の秘密鍵を使って暗号化して証明
書を発行する。暗号化された証明書は、上述のデータと
ダイジェストを暗号化したデータのペアでもよい。
【0193】ステップ208:最後に、作成された証明
書のデータを位置証明カード4に送信し、位置証明カー
ド4の位置証明書記憶部8に記憶させる。
【0194】位置証明カード4の位置証明書記憶部8に
記憶された証明書は、公衆電話機の公開鍵で復号化さ
れ、位置証明としての効果を生ずる。
【0195】上記の本発明の実施例による位置証明情報
提供システムは、上記の実施例で説明された例に限定さ
れることなく、システム内の入出力デバイス、通信デバ
イス、ICカード、コンピュータのCPUやメモリなど
のハードウェア部分を除く部分は、同等の機能を実現す
るソフトウェア(プログラム)で構築し、ディスク装置
等に記録しておき、必要に応じてコンピュータにインス
トールし、或いは、ネットワーク経由でコンピュータに
ダウンロードして位置証明情報提供サービスを行うこと
も可能である。さらに、構築されたプログラムをフロッ
ピーディスク、メモリカード、CD−ROM等の可搬記
録媒体に格納し、このようなサービスを用いる場面で汎
用的に使用することも可能である。
【0196】以上、本発明の代表的な実施例を説明した
が、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特
許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能であ
る。
【0197】
【発明の効果】本発明によれば、カードID、時刻、位置
情報が記載された証明書を作成(発行)することができ
るので、利用者の位置証明(特定時刻・特定場所の存在
証明)の機能・サービスを提供するシステムを構築する
ことが可能である。
【0198】また、本発明によれば、公衆電話機による
位置情報提供システムにおいて、特定の場所に(場合に
よっては、特定の時刻に)、利用者が存在したという事
実を証明・確認することが、その利用者にとって容易に
可能となる。
【0199】このシステムは、外勤・出張社員の管理
(行動管理・旅費管理)や、オリエンテーリングでのロ
グに使用することができる。
【0200】特に、本発明の位置証明情報提供システム
は、 (1)詳細で正確な位置証明をすることができる。 (2)証明が必要な人は、ICカードを携帯するだけで
よく、場合によっては、ICカードの携帯も不要であ
る。 (3)改竄が難しい (4)なりすましが難しい などの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明による位置証明情報提供システムの構成
図である。
【図3】本発明による位置証明情報提供システムの構成
図である。
【図4】本発明による位置証明情報提供システムの構成
図である。
【図5】本発明による位置証明情報提供システムの構成
図である。
【図6】本発明による位置証明情報提供方法のフローチ
ャートである。
【図7】本発明による定置型端末の動作方法のフローチ
ャートである。
【図8】本発明による定置型端末の動作方法のフローチ
ャートである。
【図9】本発明による証明センタの動作方法のフローチ
ャートである。
【図10】本発明による証明書参照装置の動作フローチ
ャートである。
【図11】本発明の第1実施例による位置証明情報提供
システムの構成図である。
【図12】本発明の第1実施例によるメッセージシーケ
ンスチャートである。
【図13】本発明の第1実施例による証明書作成処理の
説明図である。
【図14】本発明の第1実施例による証明書検証処理の
説明図である。
【図15】本発明の第1実施例による公衆電話機の動作
フローチャートである。
【図16】本発明の第1実施例による位置証明センタの
動作フローチャートである。
【図17】本発明の第2実施例によるメッセージシーケ
ンスチャートである。
【図18】本発明の第3実施例によるメッセージシーケ
ンスチャートである。
【図19】本発明の第3実施例による公衆電話機の動作
フローチャートである。
【図20】本発明の第4実施例による位置証明情報提供
システムの構成図である。
【図21】本発明の第4実施例による証明書作成処理の
メッセージシーケンスチャートである。
【図22】本発明の第4実施例による証明書参照処理の
メッセージシーケンスチャートである。
【図23】本発明の第4実施例による公衆電話機の動作
フローチャートである。
【図24】本発明の第4実施例による位置証明センタの
動作フローチャートである。
【図25】本発明の第5実施例によるメッセージシーケ
ンスチャートである。
【図26】本発明の第6実施例による位置証明情報提供
システムの構成図である。
【図27】本発明の第6実施例によるメッセージシーケ
ンスチャートである。
【図28】本発明の第7実施例による位置証明情報提供
システムの構成図である。
【図29】本発明の第7実施例による公衆電話機の動作
フローチャートである。
【符号の説明】
1 定置型端末 3 位置情報保持手段 5 交換網 6 証明センタ 8 証明書記憶手段 9 証明書参照手段 11 電話手段 61 通信手段 62 識別情報取得手段 63 位置情報取得手段 64 時刻生成手段 65 証明書生成手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 1/00 640 G09C 1/00 640B 640Z Fターム(参考) 5B049 AA05 BB00 CC02 CC31 DD01 DD04 EE01 EE23 EE28 FF03 FF04 FF08 GG02 GG04 GG07 GG10 5J104 AA07 AA08 AA11 JA21 KA01 KA20 LA03 LA05 NA12 NA35 NA36 5K024 AA71 CC01 FF01 FF03 FF04 GG10 GG13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者の識別情報を接続先に通知する電
    話手段を含む少なくとも1台の定置型端末と、 定置型端末の位置情報を格納する位置情報保持手段と、 上記定置型端末が接続される交換網と、 上記定置型端末からの発呼により上記交換網を介して上
    記定置型端末と接続される通信手段、上記接続された定
    置型端末から上記発信者の識別情報を取得する識別情報
    取得手段、上記位置情報保持手段に格納された発呼側の
    上記定置型端末の位置情報を取得する位置情報取得手
    段、上記定置型端末からの着信を受けたときに対応する
    時刻情報を生成する時刻生成手段、及び、上記発信者の
    識別情報と上記位置情報と上記時刻情報とからなる証明
    書を生成する証明書生成手段を含む証明センタと、 上記証明書生成手段によって生成された上記証明書を記
    憶する証明書記憶手段と、 上記証明書記憶手段に接続され、記憶された上記証明書
    を取り出し、上記証明書から上記位置情報と上記時刻情
    報を抽出する証明書参照手段とを有することを特徴とす
    る位置証明情報提供システム。
  2. 【請求項2】 上記発信者の識別情報を記憶する発信者
    識別情報記憶手段、及び、上記接続先を表す接続先情報
    を記憶する接続先情報記憶手段を備えた位置証明カード
    を更に有し、 上記定置型端末は、上記位置証明カードを読み書きする
    カードリーダライタを更に有することを特徴とする請求
    項1記載の位置証明情報提供システム。
  3. 【請求項3】 上記証明書記憶手段は上記位置証明カー
    ドに設けられ、 上記証明書生成手段は、上記通信手段に接続され、上記
    証明書を上記交換網を介して上記電話手段に送信し、 上記電話手段は上記カードリーダライタを介して上記証
    明書を上記証明書記憶手段に書き込み、 上記証明書参照手段は上記位置証明カードを読むカード
    リーダライタに接続されることを特徴とする請求項2記
    載の位置証明情報提供システム。
  4. 【請求項4】 上記位置情報保持手段は上記定置型端末
    に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のうちい
    ずれか一項記載の位置証明情報提供システム。
  5. 【請求項5】 上記位置情報保持手段は上記交換網に設
    けられることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれ
    か一項記載の位置証明情報提供システム。
  6. 【請求項6】 交換網を介して定置型端末から証明セン
    タに呼接続し、発信者識別情報及び上記定置型端末の位
    置情報を送信するステップと、 上記定置型端末から上記証明センタに接続された時刻に
    対応した時刻情報を生成するステップと、 上記発信者識別情報、上記位置情報及び上記時刻情報を
    含む証明書を生成するステップと、 上記証明書を保存するステップと、 位置証明情報の要求を受けるステップと、 上記位置証明情報の要求に応じて、上記保存された証明
    書を読み出すステップと、 上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報とし
    て提供するステップとを有する位置証明情報提供方法。
  7. 【請求項7】 上記証明書を生成するステップは、上記
    証明書を暗号化するステップを含み、 上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報とし
    て提供するステップは、 上記証明書を復号化するステップと、 上記証明書が真正の情報であるかどうか判定するステッ
    プと、 真正の情報であると判定された場合に、上記位置情報及
    び上記時刻情報を上記位置証明情報として提供するステ
    ップとを含む請求項6記載の位置証明情報提供方法。
  8. 【請求項8】 定置型端末から証明センタへの呼を用い
    て発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置証明情
    報提供システムにおいて、 定置型端末に接続された位置証明カードから接続先情報
    及び発信者識別情報を読み出すステップと、 上記接続先情報に従って接続された証明センタに、上記
    発信者識別情報及び上記定置型端末の位置情報を送信す
    るステップとを有することを特徴とする定置型端末の動
    作方法。
  9. 【請求項9】 上記証明センタから、上記発信者識別情
    報と上記位置情報と時刻情報とを含む証明書を受信する
    ステップと、 上記証明書を上記位置証明カードに書き込むステップと
    を更に有することを特徴とする請求項8記載の定置型端
    末の動作方法。
  10. 【請求項10】 定置型端末から証明センタへの発呼に
    基づいて発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置
    証明情報提供システムにおいて、 定置型端末から上記発信者識別情報及び上記定置型端末
    の位置情報を受信するステップと、 上記定置型端末から上記発信者識別情報及び上記定置型
    端末の位置情報を受信した時刻に対応した時刻情報を生
    成するステップと、 上記発信者識別情報、上記位置情報及び上記時刻情報を
    含む証明書を生成するステップと、 上記証明書を保存先に送信するステップとを有すること
    を特徴とする証明センタの動作方法。
  11. 【請求項11】 上記証明書を生成するステップは、上
    記証明書を暗号化することを特徴とする請求項10記載
    の証明センタの動作方法。
  12. 【請求項12】 定置型端末から証明センタへの発呼に
    基づいて発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置
    証明情報提供システムにおいて、 位置証明情報の要求を受けるステップと、 上記位置証明情報の要求に応じて、発信者識別情報、上
    記定置型端末の位置情報及び上記定置型端末から上記証
    明センタへの発呼の時刻に対応した時刻情報とを含む証
    明書を保存先から読み出すステップと、 上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報とし
    て提供するステップとを有することを特徴とする証明書
    参照装置の動作方法。
  13. 【請求項13】 上記位置情報及び上記時刻情報を上記
    位置証明情報として提供するステップは、 上記証明センタによって暗号化され、読み出された上記
    証明書を復号化するステップと、 上記証明書が真正の情報であるかどうか判定するステッ
    プと、 真正の情報であると判定された場合に、上記位置情報及
    び上記時刻情報を上記位置証明情報として提供するステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項12記載の証明書
    参照装置の動作方法。
  14. 【請求項14】 定置型端末から証明センタへの呼を用
    いて発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置証明
    情報提供システムにおける定置型端末の動作プログラム
    を記録した記録媒体であって、上記動作プログラムは、 定置型端末に接続された位置証明カードから接続先情報
    及び発信者識別情報を取得させるコードと、 上記接続先情報に従って接続された証明センタへ、上記
    発信者識別情報及び上記定置型端末の位置情報を送信さ
    せるコードとを有することを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 上記証明センタから、上記発信者識別
    情報と上記位置情報と時刻情報とを含む証明書を獲得さ
    せるコードと、 上記証明書を上記位置証明カードに書き込ませるコード
    とを更に有することを特徴とする請求項14記載の記録
    媒体。
  16. 【請求項16】 定置型端末から証明センタへの発呼に
    基づいて発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置
    証明情報提供システムにおける証明センタの動作プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、上記動作プログラム
    は、 定置型端末からの上記発信者識別情報及び上記定置型端
    末の位置情報を獲得させるコードと、 上記定置型端末からの上記発信者識別情報及び上記定置
    型端末の位置情報が獲得された時刻に対応した時刻情報
    を生成させるコードと、 上記発信者識別情報、上記位置情報及び上記時刻情報を
    含む証明書を生成させるコードと、 上記証明書を保存先に送信させるコードとを有すること
    を特徴とする記録媒体。
  17. 【請求項17】 上記証明書を生成させるコードは、上
    記証明書を暗号化させることを特徴とする請求項16記
    載の記録媒体。
  18. 【請求項18】 定置型端末から証明センタへの発呼に
    基づいて発信者、発信場所及び発信時刻を証明する位置
    証明情報提供システムにおける証明書参照装置の動作プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、上記動作プログ
    ラムは、 位置証明情報の要求を獲得させるコードと、 上記位置証明情報の要求に応じて、発信者識別情報、上
    記定置型端末の位置情報及び上記定置型端末から上記証
    明センタへの発呼の時刻に対応した時刻情報を含む証明
    書を保存先から獲得させるコードと、 上記位置情報及び上記時刻情報を上記位置証明情報とし
    て提供させるコードとを有することを特徴とする記録媒
    体。
  19. 【請求項19】 上記位置情報及び上記時刻情報を上記
    位置証明情報として提供させるコードは、 上記証明センタで暗号化され、獲得された上記証明書を
    復号化させるコードと、 上記証明書が真正の情報であるかどうか判定させるコー
    ドと、 真正の情報であると判定された場合に、上記位置情報及
    び上記時刻情報を上記位置証明情報として提供させるコ
    ードとを含むことを特徴とする請求項18記載の記録媒
    体。
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JP2012173929A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Mapion Co Ltd 位置確認方法、位置確認システム、アクセス情報出力装置、位置確認装置及びコンピュータプログラム。
WO2020040634A1 (en) * 2018-08-23 2020-02-27 Mimos Berhad Integration of biometric and challenge response authentication
WO2023026652A1 (ja) * 2021-08-24 2023-03-02 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 認証方法、認証装置及びプログラム

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