JP2002123918A - 固定磁気記録装置とそのヘッド損傷判定方法およびその磁気記録媒体 - Google Patents

固定磁気記録装置とそのヘッド損傷判定方法およびその磁気記録媒体

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JP2002123918A
JP2002123918A JP2000311345A JP2000311345A JP2002123918A JP 2002123918 A JP2002123918 A JP 2002123918A JP 2000311345 A JP2000311345 A JP 2000311345A JP 2000311345 A JP2000311345 A JP 2000311345A JP 2002123918 A JP2002123918 A JP 2002123918A
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JP2000311345A
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English (en)
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Koichi Kadokawa
浩一 角川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン層の磁化方向が反転または変化すること
によるヘッドの損傷を高価な装置を用いることなく、良
好に判別することのできる固定磁気記録装置とそのヘッ
ド損傷判定方法およびその磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 本発明の固定磁気記録装置は、磁気記録
媒体2に磁気的に記録された情報を少なくとも1つの磁
気抵抗効果型ヘッド1のうちの指定したヘッドに予め設
定された一定のバイアス電流を連続的に供給するための
バイアス電流を供給する手段と、指定したヘッド1の両
端の電位差を増幅する少なくとも1つの前置増幅器3
と、ヘッド1から読み込まれて増幅された信号をもって
損傷を受けているか否かを判定する判定器5とを設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果を利
用した磁気抵抗ヘッドを備えた固定磁気記録装置とその
ヘッド損傷判定方法およびその磁気記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、固定磁気記録装置(HDD:ハー
ドディスクドライブ)の大半は、年々増加する記録密度
の要求に伴い、MR(Magneto−resisti
ve:磁気抵抗)ヘッドを採用している。MRヘッドと
は外部磁界によりその電気抵抗が変化する、いわゆる磁
気抵抗効果を利用した素子で再生する方式のものであ
る。
【0003】この種のHDDでは、MRヘッドと薄膜ヘ
ッドとが一体に複合されたMR/インダクティブ複合型
ヘッドが用いられているものがある。このMR/インダ
クティブ複合型ヘッドは、薄膜ヘッドを用いてデータの
書き込みを行い、この薄膜ヘッドに隣接して配置されて
いるMRヘッドを用いてデータの読み出しを行う。ここ
で、MRヘッドは読み出し専用であるが、薄膜ヘッドに
比べて得られる再生出力が大きく、また再生出力が磁気
ディスクの周速に依存しないため、書き込み用の薄膜ヘ
ッドよりも読み出すトラック幅を小さくしておくこと
で、読み出し時の隣接トラックからの影響を小さくでき
る等の特長を有している。このため、現状のHDD用の
ヘッドとして広く利用されている。更に最近では記録密
度の伸びは著しく年率100%の驚異的な勢いである。
このため従来のMRヘッドでは高密度化に対応できない
ためにMR素子の感度を改善したGMR(ジャイアント
磁気抵抗)ヘッドも実用化され、特にその中で生産性に
優れたいわゆるスピンバルブヘッドが主流になってき
た。
【0004】ここで、まず、スピンバルブヘッドに用い
られるスピンバルブ素子の一般的な構造を概念的に図8
に示すと共に、同図を参照して動作原理を簡単に説明す
る。スピンバルブ素子は、図8に示すように、基本的に
は4層の膜構造となっているのが一般的であり、2層の
磁性層17,19の間に非磁性層(導体層)18が形成
され、一方の磁性層19の上に反強磁性層(Excha
nge Layer)19が形成された構造となってい
る。この反強磁性層20は、それに接続される磁性層1
9の磁化方向を一定の方向に固定(固着)するという役
割を持っている。この反強磁性層20により磁化方向が
固定される磁性層19は一般にピン層(Pinning
Layer)と呼ばれている。もう一方の磁性層17
は軟磁性膜からなり、外部磁界(磁気記録媒体からの漏
洩磁界)により磁化方向が変化する。この磁性層17
は、一般に自由層、フリー層(Free Laye
r)、あるいは磁界検出層と呼ばれている。ここでは、
磁性層17を以降、フリー層と呼ぶ。
【0005】次に、図8に示した構造のスピンバルブ素
子(により構成されるMRヘッド)の動作原理につい
て、図9を参照して簡単に説明する。まず、図9(a)
において矢印で示すように、フリー層17の磁化方向2
1がピン層19の磁化方向22と一致する(平行磁化配
列の)場合には、電子23がフリー層(磁性層)17と
非磁性層18との間を自由に移動できるため、スピンバ
ルブ素子全体の抵抗は小さい。一方、図9(b)におい
て矢印で示すように、フリー層17の磁化方向24がピ
ン層19の磁化方向21と逆になった(反平行磁化配列
の)場合には、フリー層(磁性層)17と非磁性層18
との間で電子23が散乱し、抵抗が急激に増加する。こ
の抵抗変化の割合(抵抗変化率)はスピンバルブ素子の
場合、従来の(形状異方性)MRヘッドに比べて更に数
倍大きくなることから、更なる高記録密度の記録再生が
可能となる。
【0006】以上に述べた構造のスピンバルブ素子によ
り構成されたヘッドを磁気ディスク装置に適用して、磁
気記録媒体に記録された情報を再生可能とするために、
ヘッドからの再生信号を増幅するヘッドアンプ回路は、
およそ5mA以下に設定された一定の電流を一定方向に
連続的に流すように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ピン層19を持つMR
素子により構成されるスピンバルブヘッドでは、静電気
放電(ESD:Electric Static Di
scharge)等によりダメージを受けると、ピン層
19の磁化方向が反転または変化し、記録媒体に記録さ
れた情報を正常に再生できなくなることがある。現状で
は静電気等の外乱によって起こるGMRヘッドにおける
ピン層反転による損傷(ソフトESD)を、ヘッド単品
状態においてQST(Quasi−Static Te
ster)等の検査装置を用いて判別を行っているが、
この場合には大掛かりでかつ、高価な装置(QST等)
が必要であり、またドライブにヘッドを組み込んだ後で
の検査が難しかった。
【0008】また、GMRヘッドの抵抗値の変化にてダ
メージを判断する方法もあるがソフトESDに関しては
殆ど抵抗値が変化せず(0.1Ω以下)、これによる判
別は困難であった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、ピン
層の磁化方向が反転または変化することによるヘッドの
損傷を高価な装置を用いることなく、良好に判別するこ
とのできる固定磁気記録装置とそのヘッド損傷判定方法
およびその磁気記録媒体を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の固定磁気記録装置では、ピ
ン層を持つ磁気抵抗効果素子を用いて構成される磁気抵
抗効果型のヘッドを有する固定磁気記録装置において、
磁気記録媒体に磁気的に記録された情報を少なくとも1
つのヘッドのうちの指定したヘッドに予め設定された一
定のバイアス電流を連続的に供給する電流供給手段と、
指定したヘッドの両端の電位差を増幅する少なくとも1
つの前置増幅器と、ヘッドから読み込まれて増幅された
信号をもってヘッドが損傷を受けているか否かを判定す
る判定手段とを備えているものである。
【0011】また、本発明の請求項5に記載の固定磁気
記録装置のヘッド損傷判定方法は、工場出荷時或いは起
動する毎に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号
パターンをヘッドから読み込み増幅された信号をもって
ヘッドが損傷を受けているか否かを判定することを特徴
とする。
【0012】更に、本発明の請求項11に記載の固定磁
気記録装置のヘッド損傷判定方法は、予め磁気記録媒体
に書き込まれている信号パターンをヘッドから読み込み
増幅された信号をもってヘッドが損傷を受けているか否
かを判定を行い、損傷が認められていると判断した場合
は警告を画面上に視覚的に表示することを特徴とする。
【0013】本発明によると、ヘッドを装置に組み込ん
だ後でも、装置自身でヘッドが損傷を被っているかどう
かを診断することができる固定磁気記録装置を提供でき
る。もし損傷を受けていると判断した場合にはユーザに
警告信号を通知する警告を発する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の固定磁
気記録装置は、ピン層を持つ磁気抵抗効果素子を用いて
構成される磁気抵抗効果型のヘッドを有する固定磁気記
録装置において、磁気記録媒体に磁気的に記録された情
報を少なくとも1つのヘッドのうちの指定したヘッドに
予め設定された一定のバイアス電流を連続的に供給する
電流供給手段と、指定したヘッドの両端の電位差を増幅
する少なくとも1つの前置増幅器と、ヘッドから読み込
まれて増幅された信号をもってヘッドが損傷を受けてい
るか否かを判定する判定手段とを備えていることを特徴
とする。
【0015】この構成によりヘッドを装置に組み込んだ
後でも、磁気記録装置自身でヘッドがESDなどによる
損傷を被っているかどうかを診断することができる。請
求項2に記載の発明は、請求項1記載の固定磁気記録装
置において、予め磁気記録媒体の所定の位置に、ヘッド
から読み込まれて増幅された信号をもってヘッドが損傷
を受けているか否かを判定するための信号パターンを書
き込んでいることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、前記磁気記録媒体の所
定の位置の信号を読み取ることでヘッドが劣化している
か否かを判断することができる。請求項3に記載の発明
は、請求項2記載の固定磁気記録装置において、ヘッド
が損傷を受けているか否かを判定するための信号パター
ンを書き込んでいる箇所が、磁気記録媒体のデーターゾ
ーンの外側或いは内側の位置であることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、データ領域をつぶすこ
となくヘッドの損傷を診断するためのテスト領域を確保
することができる。請求項4に記載の発明は、請求項2
記載の固定磁気記録装置において、ヘッドが損傷を受け
ているか否かを判定するための信号パターンを書き込ん
でいる箇所が、磁気記録媒体のデーター領域の前のID
(Information Data)領域の位置であ
ることを特徴とする。
【0018】この構成によれば、MRヘッドがデータを
読みにいく毎にヘッドのESDの損傷を受けているかど
うかの判断を行える。請求項5に記載の固定磁気記録装
置のヘッド損傷判定方法は、工場出荷時或いは起動する
毎に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パター
ンをヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘッド
が損傷を受けているか否かを判定することを特徴とす
る。
【0019】この方法によれば、固定磁気記録装置の出
荷試験として利用することができ、またユーザの手元に
行った後でもの使用前に固定磁気記録装置の診断をドラ
イブ自身で行えるようになる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかに記載の固定磁気記録装置において、判定手段
は、工場出荷時或いは起動する毎に、予め磁気記録媒体
に書き込まれている信号パターンをヘッドから読み込み
増幅された信号をもってヘッドが損傷を受けているか否
かを判定することを特徴とする。
【0021】この構成により、本発明の請求項5記載の
ヘッド損傷判定方法を実現することができる。請求項7
に記載の発明は、請求項6に記載の固定磁気記録装置の
磁気記録媒体であって、工場出荷時或いは起動する毎
に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パターン
をヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘッドが
損傷を受けているか否かを判定する制御ルーチンを記録
したことを特徴とする。
【0022】この構成により、磁気記録媒体に記録され
た制御ルーチンを実行することでヘッドが損傷を受けて
いるかどうかの判定を実現することができる。請求項8
に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の固定磁
気記録装置においてヘッドの損傷を判定するヘッド損傷
判定方法であって、定期的、或いはエラーレートが劣化
した際に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パ
ターンをヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘ
ッドが損傷を受けているか否かを判定することを特徴と
する。
【0023】この方法によれば、固定磁気記録装置の経
時変化による劣化の監視や性能の変化の監視を行うこと
ができる。請求項9に記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の固定磁気記録装置において、判定手段は、
定期的、或いはエラーレートが劣化した際に、予め磁気
記録媒体に書き込まれている信号パターンをヘッドから
読み込み増幅された信号をもってヘッドが損傷を受けて
いるか否かを判定することを特徴とする。
【0024】この構成により、本発明の請求項8に記載
のヘッド損傷判定方法を実現することができる。請求項
10に記載の発明は、請求項9に記載の固定磁気記録装
置の磁気記録媒体であって、定期的、或いはエラーレー
トが劣化した際に、予め磁気記録媒体に書き込まれてい
る信号パターンをヘッドから読み込み増幅された信号を
もってヘッドが損傷を受けているか否かを判定する制御
ルーチンを記録したことを特徴とする。
【0025】この構成により、磁気記録媒体に記録され
た制御ルーチンを実行することでヘッドが損傷を受けて
いるかどうかの判定を実現することができる。請求項1
1に記載の発明は、請求項1〜4、6、9の何れかに記
載の固定磁気記録装置においてヘッドの損傷を判定する
ヘッド損傷判定方法であって、予め磁気記録媒体に書き
込まれている信号パターンをヘッドから読み込み増幅さ
れた信号をもってヘッドが損傷を受けているか否かを判
定を行い、損傷が認められていると判断した場合は警告
を画面上に視覚的に表示することを特徴とする。
【0026】この方法により、ヘッドが損傷を被ってい
ると判定された場合には、ユーザにその結果が伝達され
るため、ユーザは、固定磁気記録装置が故障するという
万一の場合に備えて、データのバックアップ等の対処が
可能となる。
【0027】請求項12に記載の磁気記録装置は、請求
項1〜4、6、9の何れかに記載の固定磁気記録装置に
おいて、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パタ
ーンをヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘッ
ドが損傷を受けているか否かを判定を行い損傷が認めら
れていると判定手段が判断した場合に、警告を画面上に
視覚的に表示する警告手段を設けていることを特徴とす
る。
【0028】この構成により、本発明の請求項11に記
載のヘッド損傷判定方法を実現することができる。請求
項13に記載の発明は、請求項12に記載の固定磁気記
録装置の磁気記録媒体であって、予め磁気記録媒体に書
き込まれている信号パターンをヘッドから読み込み増幅
された信号をもってヘッドが損傷を受けているか否かを
判定を行い損傷が認められていると判断した場合は警告
を画面上に表示する制御ルーチンを記録したことを特徴
とする。
【0029】この構成により、磁気記録媒体に記録され
た制御ルーチンを実行することで使用を継続していくの
が危険である旨をユーザに警告することを実現すること
ができる。
【0030】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明をする。 (実施の形態1)図1に示すように、本発明の実施の形
態に係る固定磁気記録装置は、ヘッド1に一定のバイア
ス電流を連続的に供給するためのバイアス電流源(図示
せず)と、複数のヘッド1において指定されたヘッド1
の両端の電位差を増幅する少なくとも1つの前置増幅器
3と、前置増幅器3からの信号を処理してハードディス
クコントローラ6に出力するデータ処理回路4と、固定
磁気記録装置外部との信号のやりとりをするインターフ
ェース8と、ヘッド1から読み込まれて増幅された信号
をもって損傷を受けているか否かを判定する判定器5
と、マイクロコンピュータ7と、バッファ9とを有して
いる。なお、図1における2は磁気記録媒体としての磁
気ディスクである。
【0031】ヘッド構造部1は、MRヘッドを有してお
り、前置増幅器3に通じる線にそれぞれ接続されてい
る。前置増幅器3の出力は、データ処理回路4に供給さ
れる。指定されたMRヘッドは、選択用スイッチ(図示
せず)を介してバイアス電流源に接続される。
【0032】バッファ9には、工場出荷時の各MRヘッ
ドの最適なバイアス電流値が予め格納されている。ハー
ドディスクコントローラ6は、磁気ディスク2にアクセ
スする指示をマイクロコンピュータ7から受けると、高
速回転する磁気ディスク2の所望の位置にアクセスする
ようMRヘッドを有するヘッド1を制御する。
【0033】図2は再生系の前記データ処理回路4を示
すブロック図である。図2に示すように、データ処理回
路4は、AGC(Auto Gain Contro
l)10と、LPF(Low Pass Filte
r)11と、AD(Analogto Digita
l)変換器12と、PR等化回路13と、ビタビ複合器
14と、記録複合器15とから構成されている。
【0034】AGC10は前置増幅器から増幅された差
動の読み取り信号を一定の振幅レベル(たとえば500
mVpp)に調整する。LPF11は信号再生に使わな
い高い周波数の成分を除去する。AD変換器12はフィ
ルター11からの差動アナログ信号を二値化し0或いは
1のデジタル信号に変換を行う。PR等化回路13は、
波形干渉の原因である高域減衰特性を補正する。ビタビ
複合器14はデータ間の相関を利用して検出時の誤りを
訂正する。記録複合器15は記録信号に向く符号に変換
して書き込まれているデータを元のデータに変換する。
【0035】判定器5はデータ処理回路4のデジタル化
された信号を引き出して、MRヘッドがソフトESDを
引き起こしているか否かを判定する。判定器5の内部回
路は一般的な論理回路学に基づいた論理回路で構成され
る。なお、この判定器5はデータ処理回路4内に集積化
されていても或いは外部に独立して存在してもかまわな
い。
【0036】図3は固定磁気記録装置における磁気ディ
スク2に記録されている信号の配列を示す例である。図
3に概略的に示すように、磁気ディスク2には、通常、
内周から外周までに複数本の円周状のトラックを有して
おり、各トラックには複数のサーボ領域Aとデータ領域
Bとが形成されている。そして、磁気ディスク2のデー
ターゾーンの外側或いは内側の位置に、MRヘッドから
読み込まれて増幅された信号をもって損傷を受けている
か否かを判定するための信号パターンを書き込んでい
る。
【0037】なお、図4に示すように、磁気ディスク2
におけるデータ領域の前のID(Informatio
n Data)領域の位置にMRヘッドから読み込まれ
て増幅された信号が損傷を受けているか否かを判定する
ための信号パターンを書き込む配列手法もある。このよ
うにMRヘッドがデータ領域Bにアクセスしてデータの
読み取りまたは書き込みを行う場合には、必ずサーボ領
域Aに書き込まれている位置情報を読み出して確認した
後に所望の場所にアクセスするため、磁気ディスク2に
は、全てのサーボ領域Aの直後にヘッドから読み込まれ
て増幅された信号が損傷を受けているか否かを判定する
ための信号パターン領域C(サーボ領域Aとデータ領域
Bの最初のデータである第1のデータとの間の領域)を
設け、この判定パターン領域CにMRヘッドから読み込
まれて増幅された信号が損傷を受けているか否かを判定
するための信号パターンを形成している。すなわち、ど
のデータ領域Bにアクセスする場合でも、必ず、データ
領域Bのデータを読み出すまたは書き込む前に、この判
定パターン領域Cにアクセスして判定パターンを通過す
ることになり、どのトラックにおいても同一の判定パタ
ーンが複数形成されている。この判定パターン領域Cに
は、工場出荷時に所定の信号が書き込まれて記録されて
いる。
【0038】次に、図5により、スピンバルブ素子を用
いて構成されるスピンバルブヘッドを固定磁気記録装置
に適用する場合の動作原理を示す。まず、MRスピンバ
ルブ素子を固定磁気記録装置のヘッドに用いるために
は、その抵抗変化量が磁気記録媒体(磁気ディスク2)
からの漏洩磁束に比例していることが望ましい。そのた
め、長手記録を行う固定磁気記録装置において記録再生
するスピンバルブ素子利用のヘッドは、一般には、図5
に示すように、スピンバルブ素子のピン層19の磁化方
向が対向する記録媒体に対して垂直方向となり、フリー
層17の磁化が加わっていない(初期状態の)場合の磁
化方向が記録媒体に平行になるように、上記フリー層1
7とピン層19との磁化方向を互いに直交させるように
配置し(直交磁化配列)、磁気ディスク2からの漏洩磁
束(漏洩磁界)25の量に対してフリー層17の磁化方
向が比例して回転(磁化回転)し、その回転量に対して
スピンバルブ素子の抵抗値が変化するような設計がなさ
れている。なお、図5では、スピンバルブ素子の一部を
なす反強磁性層20は省略されている。ピン層19を持
つMR素子により構成されるスピンバルブヘッドでは、
静電気放電(ESD)等によりダメージを受けると、ピ
ン層19の磁化方向が反転または変化し、磁気ディスク
2に記録された情報を正常に再生できなくなることがあ
る。破線の部分はダメージを受けてピン層が反転した場
合の挙動を示している。磁気ディスク2の磁化が同じで
あってもピン層が反転すると前置増幅器3からの再生出
力波形は正常な場合に比べてピークが反転している。
【0039】図6は本発明の実施の形態に係る、ソフト
ESDによるヘッド損傷を判定する信号パターンでの例
を示す。前置増幅器3で増幅された信号が損傷を受けて
いるか否かを判定するための信号パターンは、予め定義
しておく。例えば0、0、1、1、0、0、0のような
いわゆるダイパルスパターンを定義する。前置増幅器3
を通じて記録電流をライトヘッドに流し、図3、図4の
例に示した所定の場所にダイパルスパターンを書き込ん
でおく。MRヘッドが磁気ディスク2の所望のサーボ領
域Aにアクセスした後に判定パターン領域Cにアクセス
すると、MRヘッドにバイアス電流を供給する電流源
(図示せず)を例えば5mAにしてMRヘッドに供給し
て、前置増幅器3を通じて再生波形を得る。この場合の
再生波形は、正常な場合とピン層19が反転した場合と
では異なるため、バッファ9に予め正常な再生波形の情
報0、1、−1、0、0を格納しておき、判定器5によ
り、判定パターンを読み出した実際の再生波形と、バッ
ファ9に格納されている規格化した正常な信号波形との
レベル差を比較分析する。AD変換器12を通したデジ
タル信号は正常な場合は0、1、−1、0、0となり、
異常な場合は0、−1、1、0、0のようになる。AD
変換器12を通じてデジタル化した信号を判定器5に送
って再生波形が正常なのか或いは異常なのかを論理的に
判定する。
【0040】このように構成したため、MRヘッドのソ
フトESDによるピン層反転の確認をMRヘッドの動作
に応じて固定磁気記録装置の動作中に適宜実行でき、動
作中のMRヘッド特性が何らかの原因によって時間の経
過とともに変化する場合であっても即座に判定すること
ができる。
【0041】この実施の形態では、マイクロコンピュー
タ7に固定磁気記録装置を制御するよう動作させるため
の制御ルーチンを設けているが、MRヘッドが磁気ディ
スク2にアクセスする毎にそのMRヘッドのピン層反転
の判定を図るステップを磁気ディスク2のプログラムを
格納するためのディスクウエア(DISKWARE)に
記録した場合やバッファ9に記録した場合であっても、
同様の効果を有する。
【0042】また、ヘッドが損傷を受けているのにもか
かわらず引き続き固定磁気記録装置を使用すると、最悪
の場合では固定磁気記録装置やデータなどが破壊される
危険性がある。従って、ユーザに警告を発するための警
告手段をインターフェース8に接続することが望まし
い。このように構成すると、ヘッド特性に異変が起こっ
ていると判定されたときには、インターフェース8を通
じて警告信号を警告手段に発して、例えば警告を表示装
置の画面上に視覚的に表示することでユーザに警告を発
することができ、固定磁気記録装置やデータなどの破壊
を防止することができる。
【0043】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態に係る固定磁気記録装置は、図7に示すように、MR
(磁気抵抗)ヘッドが動作待ち状態になるとそのMRヘ
ッドが損傷を受けているか否かを判定する判定手段と、
この判定結果を導き出すための手段を設けたものであ
る。
【0044】このMRヘッドが損傷を受けているか否か
の判定結果を導き出す手段は、複数(例えば、2個)の
前置増幅器3a,3bとデータ処理回路4とハードディ
スクコントローラ6とバッファ9となどを備えている。
【0045】MRヘッドを有するヘッド1a,1bは、
何れの前置増幅器3a,3bにも接続可能なように構成
されている。前置増幅器3a,3bの出力は、データ処
理回路4に供給される。バッファ9には、工場出荷時の
各MRヘッドの最適なバイアス電流値を予め格納してい
る。
【0046】現行の固定磁気記録装置においては、シス
テム側は論理的にセクタを管理し、セクタ毎に読み書き
をする。しかしながら物理的にどのMRヘッドをどのセ
クタにアクセスさせるかはドライブ側の設計により決め
られるので、ユーザ側はこれに注意する必要はない。現
状ではトラックシークに要する時間よりもヘッドスイッ
チング(ヘッドの切替動作)に要する時間の方が短いも
のが多く、このため、あるセクタに書き込んだ後、次の
セクタに移る場合ヘッドスイッチングを優先させること
が多い。すなわち、頻繁にMRヘッドの切り替えが行わ
れているわけである。
【0047】このように構成したため、MRヘッドが損
傷を受けているか否かの判定確認動作をMRヘッドの動
作待ち状態に実行でき、動作中のMRヘッド特性が時間
の経過とともに劣化する場合であっても迅速に異常を検
出することができ、データ破壊、消失などの危険を予め
予知して警告することができる。
【0048】なお、この実施の形態では、マイクロコン
ピュータ7に固定磁気記録装置を制御するよう動作させ
るための制御ルーチンを設けているが、MRヘッドが磁
気ディスク2にアクセスする毎にそのMRヘッドのピン
層反転の判定を図るステップを磁気ディスク2のプログ
ラムを格納するためのディスクウエア(DISKWAR
E)に記録した場合やバッファ9に記録した場合であっ
ても、同様の効果を有する。
【0049】また、この実施の形態では、前置増幅器3
a,3bを複数設けているが、前置増幅器を単数とする
場合であっても、何れのMRヘッドも磁気ディスク2に
アクセスしない動作待ち状態において、MRヘッドのピ
ン層反転の判定を図るステップを実行することができ
る。
【0050】更に、この実施の形態において、固定磁気
記録装置の電源投入時、起動して一定時間経過した後
(例えば1時間)や、新たに同一ヘッドに10個以上の
ディフェクト(不良領域の欠陥部)が発生したときにお
いて、MRヘッドのピン層反転の判定を図るステップを
実行してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ヘッドを
固定磁気記録装置に組み込んだ後でも、固定磁気記録装
置自身でヘッドが損傷を被っているかどうかを診断する
ことができる。もし損傷を受けていると判断した場合に
はユーザに警告信号を通知して警告を発し視覚的に表示
することができる。
【0052】また、固定磁気記録装置自身で磁気抵抗ヘ
ッドが損傷を被っているかどうかの診断を磁気抵抗ヘッ
ドの動作に応じて固定磁気記録装置の動作中に適宜実行
できるので、磁気抵抗ヘッドにおけるコンポーネントの
可変性性能の低下を断続的に監視できる。
【0053】そして、ヘッドが損傷を被っていると判定
された場合には、ユーザにその結果が伝達されるため、
ユーザは、固定磁気記録装置が故障するという万一の場
合に備えて、データのバックアップ等の対処が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る固定磁気記録
装置の構成を示すブロック図
【図2】同固定磁気記録装置のデータ処理回路の構成を
示すブロック図
【図3】同固定磁気記録装置の磁気ディスクの判定パタ
ーン領域を説明するための図
【図4】同固定磁気記録装置の磁気ディスクの判定パタ
ーン領域を説明するための図
【図5】同固定磁気記録装置における磁界が与えられた
時のスピンバルブ素子の動作原理を説明する図
【図6】同固定磁気記録装置における判定パターン領域
の判定パターンを示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る固定磁気記録
装置の構成を示すブロック図
【図8】一般的なスピンバルブ素子の概略的な斜視図
【図9】(a)および(b)はそれぞれ一般的なスピン
バルブ素子の基本動作を説明する斜視図
【符号の説明】
1、1a、1b ヘッド 2 磁気ディスク(磁気記録媒体) 3、3a、3b 前置増幅器 4 データ処理回路 5 判定器 6 ハードディスクコントローラ 7 マイクロコンピュータ 8 インターフェース 9 バッファ 17 磁性層(フリー層) 18 非磁性層 19 磁性層(ピン層) 20 反強磁性層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン層を持つ磁気抵抗効果素子を用いて
    構成される磁気抵抗効果型のヘッドを有する固定磁気記
    録装置において、磁気記録媒体に磁気的に記録された情
    報を少なくとも1つのヘッドのうちの指定したヘッドに
    予め設定された一定のバイアス電流を連続的に供給する
    電流供給手段と、指定したヘッドの両端の電位差を増幅
    する少なくとも1つの前置増幅器と、ヘッドから読み込
    まれて増幅された信号をもってヘッドが損傷を受けてい
    るか否かを判定する判定手段とを備えていることを特徴
    とする固定磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 予め磁気記録媒体の所定の位置に、ヘッ
    ドから読み込まれて増幅された信号をもってヘッドが損
    傷を受けているか否かを判定するための信号パターンを
    書き込んでいることを特徴とする請求項1記載の固定磁
    気記録装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドが損傷を受けているか否かを判定
    するための信号パターンを書き込んでいる箇所が、磁気
    記録媒体のデーターゾーンの外側或いは内側の位置であ
    ることを特徴とする請求項2記載の固定磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 ヘッドが損傷を受けているか否かを判定
    するための信号パターンを書き込んでいる箇所が、磁気
    記録媒体のデーター領域の前のID(Informat
    ion Data)領域の位置であることを特徴とする
    請求項2記載の固定磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の固定磁気
    記録装置においてヘッドの損傷を判定するヘッド損傷判
    定方法であって、工場出荷時或いは起動する毎に、予め
    磁気記録媒体に書き込まれている信号パターンをヘッド
    から読み込み増幅された信号をもってヘッドが損傷を受
    けているか否かを判定する固定磁気記録装置のヘッド損
    傷判定方法。
  6. 【請求項6】 判定手段は、工場出荷時或いは起動する
    毎に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パター
    ンをヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘッド
    が損傷を受けているか否かを判定することを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の固定磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の固定磁気記録装置の磁
    気記録媒体であって、工場出荷時或いは起動する毎に、
    予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パターンをヘ
    ッドから読み込み増幅された信号をもってヘッドが損傷
    を受けているか否かを判定する制御ルーチンを記録した
    固定磁気記録装置の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4の何れかに記載の固定磁気
    記録装置においてヘッドの損傷を判定するヘッド損傷判
    定方法であって、定期的、或いはエラーレートが劣化し
    た際に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信号パタ
    ーンをヘッドから読み込み増幅された信号をもってヘッ
    ドが損傷を受けているか否かを判定する固定磁気記録装
    置のヘッド損傷判定方法。
  9. 【請求項9】 判定手段は、定期的、或いはエラーレー
    トが劣化した際に、予め磁気記録媒体に書き込まれてい
    る信号パターンをヘッドから読み込み増幅された信号を
    もってヘッドが損傷を受けているか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の固定磁気記
    録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の固定磁気記録装置の
    磁気記録媒体であって、定期的、或いはエラーレートが
    劣化した際に、予め磁気記録媒体に書き込まれている信
    号パターンをヘッドから読み込み増幅された信号をもっ
    てヘッドが損傷を受けているか否かを判定する制御ルー
    チンを記録した固定磁気記録装置の磁気記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜4、6、9の何れかに記載
    の固定磁気記録装置においてヘッドの損傷を判定するヘ
    ッド損傷判定方法であって、予め磁気記録媒体に書き込
    まれている信号パターンをヘッドから読み込み増幅され
    た信号をもってヘッドが損傷を受けているか否かを判定
    を行い、損傷が認められていると判断した場合は警告を
    画面上に視覚的に表示する固定磁気記録装置のヘッド損
    傷判定方法。
  12. 【請求項12】 予め磁気記録媒体に書き込まれている
    信号パターンをヘッドから読み込み増幅された信号をも
    ってヘッドが損傷を受けているか否かを判定を行い損傷
    が認められていると判定手段が判断した場合に、警告を
    画面上に視覚的に表示する警告手段を設けていることを
    特徴とする請求項1〜4、6、9の何れかに記載の固定
    磁気記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の固定磁気記録装置
    の磁気記録媒体であって、予め磁気記録媒体に書き込ま
    れている信号パターンをヘッドから読み込み増幅された
    信号をもってヘッドが損傷を受けているか否かを判定を
    行い損傷が認められていると判断した場合は警告を画面
    上に表示する制御ルーチンを記録した固定磁気記録装置
    の磁気記録媒体。
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