JP2002123290A - 音声認識装置ならびに音声認識方法 - Google Patents

音声認識装置ならびに音声認識方法

Info

Publication number
JP2002123290A
JP2002123290A JP2000315195A JP2000315195A JP2002123290A JP 2002123290 A JP2002123290 A JP 2002123290A JP 2000315195 A JP2000315195 A JP 2000315195A JP 2000315195 A JP2000315195 A JP 2000315195A JP 2002123290 A JP2002123290 A JP 2002123290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
word
target
name
voice
narrowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000315195A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Tamura
史雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2000315195A priority Critical patent/JP2002123290A/ja
Priority to US09/976,033 priority patent/US20020046027A1/en
Priority to DE60110990T priority patent/DE60110990T2/de
Priority to EP01308743A priority patent/EP1197951B1/en
Publication of JP2002123290A publication Critical patent/JP2002123290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3605Destination input or retrieval
    • G01C21/3608Destination input or retrieval using speech input, e.g. using speech recognition
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/26Devices for calling a subscriber
    • H04M1/27Devices whereby a plurality of signals may be stored simultaneously
    • H04M1/271Devices whereby a plurality of signals may be stored simultaneously controlled by voice recognition
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/08Speech classification or search
    • G10L2015/088Word spotting
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L2015/226Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue using non-speech characteristics
    • G10L2015/228Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue using non-speech characteristics of application context
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2201/00Electronic components, circuits, software, systems or apparatus used in telephone systems
    • H04M2201/40Electronic components, circuits, software, systems or apparatus used in telephone systems using speech recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一名称や非常に良く似た名称が存在した場
合にも、使い勝手のよい音声認識装置ならびに方法を提
供する。 【解決手段】 複数の同一名称が存在した場合、認識シ
ステム側で複数の名称を絞り込むためのキーワードを作
成するとともにユーザに問い合わせ、問い合わせに応じ
てユーザはキーワードを発話することで絞込処理を行う
構成にしたため、容易に一つの所望の地点名称を最終的
に指定することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザにより入力
された音声を認識して機器の制御を行う音声認識装置な
らびに音声認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声認識をマンマシンインタフェ
イスに採用した電子機器が増えている。一例としてカー
ナビゲーションがあげられる。カーナビゲーションは、
所望の地点を指定して目的地として設定し、車両の現在
位置から目的地までの経路を探索し、その経路をその現
在位置を含む地図と共にディスプレイ上に表示させるこ
とにより、目的地までの誘導を行うといった機能を有し
ている。
【0003】カーナビゲーションにおける音声操作によ
る地点の指定は、学校、病院、駅といった対象地点に存
在する施設の種別や、地点の住所などを、ガイダンスメ
ッセージに応じて順次音声を発話して入力し、最終的に
地点の固有名称、例えば、「目黒駅」といった施設名称
を指定することで行われている。
【0004】音声認識装置としては、現在設定されてい
る認識語セットと「目黒駅」といった発話音声との類似
度を点数化し、一番類似度の高い認識語を第一候補とし
て出力していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように行われて
いたため、音声認識辞書に、読みが同一である名称や非
常に良く似た名称が含まれていた場合、誤認識がおきや
すくなるが、誤認識した場合、ユーザは「違う」と発話
するなど、明示的に訂正操作を指示する必要があり手間
がかかる。訂正操作に入ると一連の処理の流れが中断し
てしまうため、今どういった操作をしていたのか混乱を
起こし、使いにくいものとなっていた。
【0006】また、ユーザが任意の名称を認識辞書とし
て登録し、あらかじめ記憶している認識辞書と同時に認
識できるようなシステムが構築される場合、あらかじめ
記憶している名称の読みとユーザが登録した名称の読み
が同一になってしまう場合も考えられるため、上述の問
題がさらに頻繁に発生することになり、操作性の悪化が
懸念される。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、同一名称や非常に良く似た名称が存在した場合に
も、使い勝手のよい音声認識装置ならびに音声認識方法
を提供することも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、音声を入力する音声入
力手段と、地点に関する情報が記憶された地点情報記憶
手段と、前記地点情報記憶手段内の地点を示す対象ワー
ドを格納する格納手段と、前記音声入力手段から入力さ
れた音声と前記格納手段に格納された対象ワードとの類
似度を求める演算手段と、前記演算手段により求められ
た類似度から対象ワードのうち何れの対象ワードに相当
する音声が入力されたか認識する認識手段とを備え、前
記認識手段によって複数の対象ワードが認識されたと
き、前記複数の対象ワードを互いに区別するための絞込
ワードを、前記地点情報記憶手段から抽出して前記格納
手段に対象ワードとして格納すると共に、前記絞込ワー
ドに相当する対象ワードを音声認識することを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、音声を入
力する音声入力手段と、地点に関する情報が記憶された
地点情報記憶手段と、前記地点情報データベース内の地
点を示す対象ワードを格納する格納手段と、前記対象ワ
ードの入力を促す催促メッセージを出力する出力手段
と、前記音声入力手段から入力された音声と前記格納手
段に格納された対象ワードとの類似度を求める演算手段
と、前記演算手段により求められた類似度から対象ワー
ドのうち何れの対象ワードに相当する音声が入力された
か認識する認識手段とを備え、前記認識手段によって複
数の対象ワードが認識されたとき、前記複数の対象ワー
ドを互いに区別するための絞込ワードを、前記地点情報
記憶手段から抽出して前記格納手段に対象ワードとして
格納すると共に、前記出力手段が前記絞込ワードを催促
メッセージとして出力し、前記絞込ワードに相当する対
象ワードを音声認識することを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の音声認識装置において、前記地点情報記憶手段
が、地点に関する情報として、複数の施設名称と、該複
数の施設名称が示す各々の施設が属する詳細分類情報と
大分類情報とが関連付けて記憶していることを特徴とす
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2乃至3
に記載の音声認識装置において、前記認識手段によって
複数の対象ワードが認識されたとき、前記複数の対象ワ
ードを互いに区別するための絞込ワードを、前記地点情
報記憶手段から抽出して前記格納手段に対象ワードとし
て格納すると共に、前記複数の対象ワードが大分類情報
によって互いに区別されるとき、前記出力手段が前記絞
込ワードに相当する対象ワードのうち、上位階層のもの
のみを催促音声として出力し、前記絞込ワードに相当す
る対象ワードを音声認識することを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載の音声認識装置において、前記認識手段は、前記
演算手段により求められた類似度が所定範囲以内の対象
ワードを、認識された対象ワードとして認識することを
特徴とする。
【0013】このことにより、類似度の範囲によって同
一名称の判断を行う構成としたため、あらかじめ同音名
称データベースを作成する必要がなく、認識辞書の組合
せに依存しない同一名称処理が可能となる。更に、施設
名称認識において、類似度が僅差であった場合にも同名
処理をする構成としたため、ユーザが明示的な訂正操作
を行わなくても類似単語についてはシステム側からの問
い合わせにユーザが答えるかたちをとることができ、一
連の音声操作の流れを妨げず、使い勝手のよい音声イン
タフェースを提供することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、地点に関する情
報が記憶された地点情報記憶手段から、該地点を示す対
象ワードを格納し、外部から入力された音声と前記格納
された対象ワードとの類似度を求めることにより、何れ
の対象ワードに相当する音声が入力されたかを認識する
音声認識方法であって、複数の対象ワードが認識された
とき、前記複数の対象ワードを互いに区別するための絞
込ワードを、前記地点情報記憶手段から抽出して対象ワ
ードとして格納すると共に、前記絞込ワードに相当する
対象ワードを音声認識することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、地点に関する情
報が記憶された地点情報記憶手段から、該地点を示す対
象ワードを格納し、該対象ワードの入力を促す催促音声
を出力し、外部から入力された音声と前記格納された対
象ワードとの類似度を求めることにより、何れの対象ワ
ードに相当する音声が入力されたかを認識する音声認識
方法であって、複数の対象ワードが認識されたとき、前
記複数の対象ワードを互いに区別するための区別ワード
を、前記地点情報記憶手段から抽出して対象ワードとし
て格納すると共に、前記絞込ワードを催促メッセージと
して出力し、前記絞込ワードに相当する対象ワードを音
声認識することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を用いて説明する。図1は実施形態のブロック図であ
り、カーナビゲーション装置における施設検索機能に用
いた音声認識装置を示している。図において、マイク1
は、ユーザの発話音声を取り込む。音声入力部2は、マ
イク1を介して取り込まれた音声信号を入力して音声情
報に変換し、音声分析部3へ供給する。音声分析部3
は、入力された音声情報を音声特徴パラメータとして分
析し、類似度演算部4へ供給する。
【0017】名称辞書記憶部8は、指定対象地点を示す
地点名称、例えば、指定対象地点に存在する施設名称な
どを示す認識対象語句となる複数の基準音声情報を有す
る複数の音声認識辞書を記憶しているものである。各地
点名称を示す基準音声情報には、各々単語番号が付され
ている。
【0018】認識辞書作成部7は、名称辞書記憶部8も
しくは後述する絞込名称選択部9から音声認識辞書内の
基本音声情報がその単語番号ともに供給される。そし
て、供給された基本音声情報を音声認識処理対象となる
単語パラメータ(音声認識対象ワード)に変換し、認識
辞書格納部5に単語パラメータをその単語番号と共に供
給する。認識辞書格納部5は、認識辞書作成部7から供
給された単語パラメータをその単語番号と共に記憶す
る。
【0019】類似度演算部4は、音声分析部3で分析さ
れた音声特徴パラメータと認識辞書格納部5に格納され
ている全ての単語パラメータとの類似度(認識スコア)
を演算し、その類似度をその単語番号と合せて音声認識
制御部6へ供給する。類似度は、認識スコアであらわさ
れ、認識スコアと類似度は逆比例の関係であり認識スコ
アが小さいほど類似度が大きくなる。また、複数の名称
の認識スコアが非常に接近していることは、それら名称
の発音が似ていることを示す。
【0020】音声認識制御部6では認識スコアを比較
し、認識スコアが所定値以下のものをユーザにより発話
された名称として認識し、その単語番号を認識辞書作成
部7、絞込名称選択部9及びシステム制御部11に供給
する。
【0021】続いて、地点情報データベース10は、そ
れぞれの地点に関し、地点の単語番号、地点に存在する
施設の名称などの地点名称、該施設の種別、地点が存在
する地域名称、電話番号、地点の存在する緯度経度、地
点の住所、該施設に関する情報など、地点に関する様々
な情報が格納している。なお、地点に存在する施設の種
別、地点が存在する地域名称などは、絞込用キーワード
を示す認識対象語句となる複数の基準音声情報を有する
複数の音声認識辞書を記憶しているものである。また、
地点情報データベースに記憶された地点情報テーブルの
一例を図12に示す。なお、図12には、地点の一例と
して、単語番号1の大浦港(おおうらこう)、単語番号
2の大浦港(おおうらこう)、単語番号80の尾浦港
(おうらこう)を表している。
【0022】地点情報データベース10は、通常の地点
検索では地点がひとつに決定された後、その地点に存在
する施設の情報を取得するために用いられているが、本
発明では絞込用キーワードを作成するためにも利用され
る。絞込用キーワードとは、認識結果が複数であった場
合に絞込みを行い認識結果の数を減らすために用いられ
るキーワードで、地点に存在する施設の属する種別や、
地点が存在する地域の名称などを用いる。
【0023】なお、名称辞書記憶部8と地点情報データ
ベース10とで地点情報記記憶部を形成する。
【0024】音声認識制御部6から出力された単語番号
が、図12に示す単語番号1の大浦港(おおうらこ
う)、単語番号2の大浦港(おおうらこう)が認識結果
となった場合の絞込用キーワードの一例を、図2に示
す。図2には、絞込用キーワードとして、ジャンル名称
として「交通施設」、サフジャンル名称として「フェリ
ーターミナル」、都道府県名称として「広島県」「愛媛
県」市区町村名称として「浦川町」「中島町」、連結名
称として「広島県浦刈町」「愛媛県中島町」が示されて
いる。
【0025】絞込名称選択部9は、音声認識制御部6か
ら出力された単語番号が一つでかつ地点名称を示すもの
であった場合、地点情報データベース10から単語番号
が示す地点名称に関する詳細情報を抽出し、システム制
御部11に出力する。
【0026】一方、音声認識制御部6から出力された単
語番号が複数でかつ地点名称を示すものであった場合、
絞込名称選択部9は、地点情報データベース10を参照
して、各々の地点名称について、図2に示したような、
そのジャンル名、サフジャンル名、都道府県名、市区町
村名、および都道府県と市区町村を連結した絞込用キー
ワードを作成する。作成した全ての絞込用キーワードを
認識対象とすべく認識辞書作成部7に出力するととも
に、作成された絞込用キーワードのうち地点名称を一つ
に決定できる最も上位階層のキーワードをシステム制御
部11へ供給する。
【0027】なお、上位階層のキーワードとは、地域名
称の場合は、市区町村名称に対してはそれより広域の都
道府県名称や地方名称が上位階層のキーワードに相当
し、ジャンル名称では詳細なサブジャンル名称に対して
大分類のジャンル名称が上位階層のキーワードに相当す
る。
【0028】階層構造となっている絞込用キーワードの
一例を図3に示す。図3では、ジャンル名称は交通施設
やアミューズメント施設や宿泊施設である。交通施設に
属するサブジャンル名称は高速道路やフェリーターミナ
ルで、アミューズメント施設に属するサブジャンル名称
が遊園地や動物園で、宿泊施設に属するサブジャンル名
称がホテルや旅館である。また、都道府県名称は北海道
や青森県や岩手県で、北海道に存在する市区町村名称が
札幌市や函館市で、青森県に存在する市区町村名称は青
森市や弘前市で、岩手県に存在する市区町村名称が盛岡
市や宮古市である。なお、ジャンル名称と都道府県名称
の間では階層構造にはなっていないが、本実施形態では
ジャンルを上位階層として優先的に音声出力するように
している。
【0029】他方、音声認識制御部6から地域名称もし
くはジャンル名称などの絞込条件を示す単語番号が出力
された場合、絞込名称選択部9は、地点情報データベー
ス10を参照して、地域名称に存在するもしくはジャン
ル名称に属する地点名称の基準音声情報を、認識辞書作
成部7とシステム制御部11に出力する。
【0030】認識辞書作成部7ではすべての絞込用キー
ワードを音声認識辞書に変換し、認識辞書格納部5に転
送する。その絞込用キーワードをユーザが発話し、絞込
用キーワードの音声認識が行われる。認識された絞込用
キーワードに関係しない地点名称は指定対象から削除さ
れ、目的とする地点名称のみ地点検索結果となる。
【0031】システム制御部11は、音声認識制御部6
から認識結果として出力された単語番号が示す地点名称
や絞込用キーワード及び、絞込名称選択部9から供給さ
れる上位階層の絞込用キーワードや認識結果である地点
名称に関する詳細情報を、表示制御部12及び音声出力
部13に出力する。
【0032】表示制御部12は、システム制御部11か
ら供給される情報(音声認識制御部6から認識結果とし
て出力された単語番号が示す地点名称や絞込用キーワー
ドの入力を催促するガイダンスメッセージ、絞込名称選
択部9から供給される上位階層の絞込用キーワードの入
力を催促する問いかけメッセージ、認識結果である地点
名称に関する詳細情報)を表示情報に変換するととも
に、その表示情報を表示すべく表示部14を制御する。
【0033】また、音声出力部13は、システム制御部
11から供給される情報(音声認識制御部6から認識結
果として出力された単語番号が示す地点名称や絞込用キ
ーワードの入力を催促するガイダンスメッセージ、絞込
名称選択部9から供給される上位階層の絞込用キーワー
ドの入力を催促する問いかけメッセージ、認識結果であ
る地点名称に関する詳細情報)を音声情報に変換してス
ピーカ15に出力する。
【0034】次に、図4乃至図9に示すフローチャート
に従い、図1乃至図3に示す本発明実施形態の動作につ
いて更に詳細に説明する。
【0035】なお、本実施例では同一もしくは類似の施
設名称の例として、図12に示した広島県浦刈町のフェ
リーターミナルの「大浦港(おおうらこう)」と、愛媛
県中島町のフェリーターミナルの「大浦港(おおうらこ
う)」と、愛媛県伯方町のフェリーターミナルの「尾浦
港(おうらこう)」を用い、その中から広島県浦刈町の
フェリーターミナルの「大浦港(おおうらこう)」を指
定することを例として説明する。
【0036】図4は全体の地点名称の一例である施設名
称の音声認識処理の動作について示したフローチャート
である。まずは、地点情報データベース10内の音声認
識辞書の中から現在認識対象とする施設名称を絞込名称
選択部9に選択させ、認識辞書作成部7にて単語パラメ
ータに変換し、認識辞書格納部5に転送する(ステップ
S41)。その後、「名称をどうぞ」といった発話を促
すガイダンスメッセージが音声出力させるべく、システ
ム制御部11に制御信号を送信する(ステップS4
2)。続いて、ユーザの発話音声と認識辞書格納部5内
の全ての単語パラメータとの類似度を類似度演算部4に
演算させ、施設名称認識のための音声認識を実行する
(ステップS43)。その認識結果を取得し、取得され
た認識結果から、音声認識制御部6中のRAM(図示せ
ず)の認識結果順位の中から認識スコアが最低点のもの
から所定範囲内のものまでを発話された音声として同一
名称番号テーブルに格納する(ステップS44)。同一
名称もしくは類似名称が複数存在する場合、同一名称番
号テーブルには複数の施設名称が格納されることにな
る。
【0037】同一名称番号テーブルに格納されている単
語数を判断する(ステップS45)。複数の単語が存在
していない場合は(ステップS45 NO)、施設名称
認識処理を終了とし、認識された施設名称を地図表示し
たり、その施設の詳細情報を表示すべく、認識結果とし
て取得された施設をシステム制御部11に送信する。一
方、複数の単語が格納されていた場合(ステップS45
YES)、ステップS46以降の複数の施設から所望
の施設を特定する同一名称絞込ステージに移る。
【0038】同一名称番号テーブルに格納されている単
語数をガイダンスメッセージとして音声出力すべく、シ
ステム制御部11に単語数とともに制御信号を送信し、
例えば、「○○件の候補があります」といったメッセー
ジを出力させ(ステップS46)、絞込が必要であるこ
とをユーザに伝える。更に、絞込名称選択部9に、同一
名称番号テーブルに格納されている単語番号を供給し、
地点情報データベース10を参照することにより、単語
番号が示す施設名称の絞込用キーワードを読み出し、絞
込名称選択部9内の図示せぬ絞込用キーワードテーブル
に単語番号に対応させて記憶する(ステップS47)。
絞込名称選択部9にて作成された絞込用キーワードは、
認識辞書作成部7で単語パラメータに変換された後、絞
込用キーワードを認識辞書格納部5に転送する(ステッ
プS48)。
【0039】次に、問いかけメッセージとして音声出力
するそれぞれの施設についての代表的な絞込用キーワー
ドを、絞込名称選択部9にて選定する。まず、絞込名称
選択部9にて、同一名称番号テーブルに格納されている
単語番号各々に連続する同一名称番号(M)を付し、単
語番号と合せて図示せぬメモリに保存する。続いて、同
一名称番号(M)を1に設定する(ステップS49)。
【0040】続いて問いかけメッセージの作成処理に移
り、同一名称番号(M)で指定された単語番号について
の問いかけメッセージを選択させる(ステップS5
0)。次の施設に対する問いかけメッセージを選択させ
るために、それまでの同一名称番号(M)に“1"を加
算する(ステップS51)。同一名称番号(M)が同一
名称番号テーブルに格納されている単語数に達したかを
見ることにより、全ての施設に対しての代表の絞込用キ
ーワードが決定したか否か判断する(ステップS5
2)。同一名称番号(M)が同一名称番号テーブルに格
納されている単語数に達していなければ(ステップS5
2 YES)、ステップS50の問いかけメッセージ作
成処理に戻る。一方、同一名称番号(M)が同一名称番
号テーブルに格納されている単語数に達した場合(ステ
ップS52 NO)、夫々の施設に対してステップS5
0にて選定された絞込用キーワードを問いかけメッセー
ジとして音声出力すべく、選定された絞込用キーワード
をシステム制御部11に送出する(ステップS53)。
【0041】ステップS48で設定された絞込キーワー
ドを認識対象として音声認識処理を行う(ステップS5
4)。絞込用キーワードを対象とした認識結果と絞込用
キーワードテーブルから、単語番号を取得し、同一名称
番号テーブルを更新し(ステップS55)、ステップS
45の同一名称番号テーブルに格納されている単語数を
判断する処理に戻る。施設名称が1つに絞り込まれるま
で、ステップS45からステップS55までのステップ
が繰返し行われる。
【0042】図4のステップS43およびステップS5
4の音声認識処理の詳細について、図5のフローチャー
トを用いて説明する。マイク1から入力されるユーザの
発話音声「おおうらこう」を検出する(ステップS6
1)。音声分析部3にて分析し音声特徴パラメータを得
る(ステップS62)。分析された音声特徴パラメータ
と認識辞書格納部5に格納されている認識辞書内の全て
の単語パラメータとの認識スコアを計算し、施設名称認
識のための音声認識を実行し(ステップS63)、音声
認識制御部6中のRAM(図示せず)内の認識結果テー
ブルに認識結果を認識スコアと単語番号とを対応付けて
格納する。
【0043】認識結果格納テーブル内の順位の中から認
識スコアが低い順に認識結果格納テーブル内の認識結果
の並べかえを行い(ステップS64)、並べかえれた認
識結果は、図10に示すように、認識結果順位ごとに複
数の単語番号と認識スコアが対応付けられて、音声認識
制御部6中のRAM(図示せず)に格納されることにな
る。図10では単語番号1「大浦港」と2「大浦港」と
80「尾浦港」と単語番号50のものの認識結果が示さ
れている。
【0044】図4のステップS44の同一名称検出処理
の詳細について、図6のフローチャートを用いて説明す
る。なお、ここでは図4のステップS43の認識処理に
おいて、図10に示す認識結果が得られたものとする。
【0045】並べ替えられた認識結果格納テーブルの中
から認識結果順位が1位の単語番号とその認識スコアを
取得する(ステップS70)。登録対象とする認識結果
順位(N)を、1位に初期化する(ステップS71)。
認識結果順位がN位の単語番号とその認識スコアを、同
一名称番号テーブルに格納する(ステップS72)。こ
うすることにより必ず認識結果順位が1位の単語番号は
同一名称番号テーブルに格納されることになる。
【0046】続いて、認識結果順位(N)に1を加算し
て(ステップS73)、次の認識結果順位がN位の単語
番号とその認識スコアを取得する(ステップS74)。
認識結果順位が1位の単語番号の認識スコアと、認識結
果順位がN位の認識スコアとの差が一定スコア以内か否
か判断する(ステップS75)。認識スコアが一定スコ
ア以内であった場合(ステップS75 YES)、同一
名称単語候補とみなし、ステップS72にもどり、同一
名称番号テーブルに格納し、処理を継続する。
【0047】認識結果順位が1位の認識スコアとN位の
認識スコアの差が一定スコアより大であった場合(ステ
ップS75 NO)、同一名称ではないとみなし同一名
称検出処理を終了する。なお、ステップS75にて、認
識結果順位が1位の認識スコアと認識結果順位がN位の
認識スコアが一定スコア以内であった場合、同名とみな
すようにしたが、認識スコアが全く等しい時のみ同一名
称とみなすようにしても良い。
【0048】ステップS75にて、同一名称でないと判
断された認識結果順位であるNから1を減算し(ステッ
プS76)、同一名称検出処理を終了とする。なお、ス
テップS76にて、同一名称でないと判断された認識結
果順位であるNから1を減算しておくことにより、同一
名称番号テーブルに格納されている同一名称の単語数と
同一名称処理での認識結果順位Nとが等しくなる。同一
名称検出処理が終了した時点での同一名称番号テーブル
の内容を図11に示す。
【0049】図11には単語番号1の「大浦港」と単語
番号2の「大浦港」が同一名称または類似名称として認
識され、同一名称番号テーブルに格納されている。
【0050】図4のステップS47の絞込用キーワード
の作成処理の詳細について、図7のフローチャートを用
いて説明する。これは、同一名称番号テーブルの同一名
称番号がM番目の施設について、絞込用キーワードを作
成する処理である。なお、ここでは図4のステップS4
4の同一名称検出処理において、図11に示す同一名称
が得られたものとする。
【0051】まず、同一名称番号(M)を“0”に初期
化する(ステップS80)。続いて、同一名称番号
(M)に“1”を加算し(ステップ81)、同一名称番
号テーブルの同一名称番号がM番目に格納されている単
語番号の施設についての絞込用キーワードの作成を開始
する。図12に示す地点情報データベース10を参照
し、同一名称番号テーブルのM番目に格納されている単
語番号のジャンル名を取得する(ステップS82)。
【0052】地点情報データベース10には、ジャン
ル、施設、電話番号、といった様々な情報が記憶されて
いるが、最も絞込用キーワードとして提示しやすいジャ
ンル名と地域名とを用いて絞込用キーワードを構築す
る。この例では同一名称番号Mが1と2のいずれの場合
も、ジャンル名称は交通施設である。
【0053】まず、ステップS83で取得したジャンル
名称を図13に示す絞込用キーワードテーブルに登録す
る(ステップS84)。続いてステップS82と同様
に、地点情報データベース10を参照し、同一名称番号
テーブルのM番目に格納されている単語番号のサブジャ
ンル名称を取得する(ステップS85)。この例では同
一名称番号Mが1と2のいずれの場合も、サブジャンル
名称はフェリーターミナルである。
【0054】ステップS85で取得したサブジャンル名
称を絞込用キーワードテーブルに登録する(ステップS
84)。さらに同様に、地点情報データベース10を参
照し、同一名称番号テーブルのM番目に格納されている
単語番号の都道府県名称を取得する(ステップS8
6)。ステップS86で取得した都道府県名称を絞込用
キーワードテーブルに登録する(ステップS87)。こ
の例では同一名称番号Mが1の場合都道府県名称は広島
県であり、同一名称番号Mが2の場合都道府県名称は愛
媛県である。
【0055】また同様に、地点情報データベース10を
参照し、同一名称番号テーブルのM番目に格納されてい
る単語番号の市区町村名称を取得する(ステップS8
8)。ステップS90で取得した市区町村名称を絞込用
キーワードテーブルに登録する(ステップS89)。こ
の例では同一名称番号Mが1の場合市区町村名称は蒲刈
町であり、同一名称番号Mが2の場合市区町村名称は中
島町である。
【0056】そして、ステップS87にて登録された都
道府県名称とステップS88にて登録された市区町村名
称とを連結し(ステップS90)、絞込用キーワードと
して絞込用キーワードテーブルに登録する(ステップS
91)。この例では同一名称番号Mが1の場合連結名称
は広島県蒲刈町であり、同一名称番号Mが2の場合連結
名称は愛媛県中島町である。
【0057】同一名称番号テーブルの同一名称番号
(M)と同一名称番号テーブルに存在している単語数N
とを比較し、等しいか否か判断する(ステップS9
2)。等しければ(ステップS92 YES)全て単語
番号の施設について絞込用キーワードの作成が終了した
と判断する。
【0058】一方、同一名称番号(M)と単語数Nとが
異なっていれば(ステップS92NO)、さらに絞込用
キーワード作成処理を継続するためステップS81の処
理に戻る。
【0059】図7のステップS83、ステップS85、
ステップS87、ステップS89、ステップS91の絞
込用キーワードを図13に示す絞込用キーワードテーブ
ルに登録する処理の詳細について、図8のフローチャー
トを用いて説明する。
【0060】絞込用キーワードテーブルは、左端の番号
であるキーワード番号(K)各々に1つの絞込用キーワ
ードと、その絞込用キーワードに関連付けられる該当単
語番号と、絞込用キーワードに関連付けられる該当施設
数を格納している。初めに、絞込用キーワードテーブル
のキーワードフィールドを検索し、図7のステップS8
2またはステップSS84またはステップS86または
ステップS88またはステップS90等にて取得され、
新たに登録しようとしている絞込用キーワードが既に登
録済みか否かを確認する(ステップS101)。
【0061】登録済みであった場合(ステップS101
YES)、絞込用キーワードに関連付けられる該当単
語番号フィールドに単語番号を追加し(ステップS10
5)、該当施設数フィールドの該当施設数に“1”を加
算し(ステップS106)、絞込用キーワード登録処理
を終了する。
【0062】一方、未登録であった場合(ステップS1
01 NO)、絞込用キーワードテーブルに絞込用キー
ワードを新規に登録し(ステップS102)、新規登録
したキーワードの該当単語番号の欄に単語番号を新たに
登録し(ステップS103)、該当施設数を“1”に初
期化し(ステップS104)、絞込用キーワード登録処
理を終了する。
【0063】全ての単語番号におけるキーワード登録処
理終了後の絞込用キーワードテーブルの一例を図13に
示す。
【0064】図4のステップS50の、同一名称番号
(M)ごとの問いかけメッセージの作成処理の詳細につ
いて図9のフローチャートを用いて説明する。なお、こ
こでは図4のステップS47の絞込用キーワード作成処
理において、図13に示す絞込用キーワードテーブルが
得られたものとし、同一名称番号(M)が1の広島県の
大浦港についての問いかけメッセージの作成手順を例と
して説明する。
【0065】絞込用キーワードKが1のものから、順番
に同一名称番号(M)についての問いかけメッセージと
して適切か判断するために、キーワード番号(K)を1
に初期化する(ステップS111)。最初に抽出された
キーワード番号(K)が1の絞込用キーワード(ここで
は「交通施設」)が、必ず問いかけメッセージ候補とし
てあげられるように、仮設定施設数(L)を全ての同一
名称の施設数(N)(この例では2)より1多くなるよ
うに(L=N+1)に初期化する(ステップS11
2)。
【0066】次に絞込用キーワードテーブルのキーワー
ド番号Kの該当単語番号の欄に、同一名称番号が(M)
の単語番号(ここでは1)が存在するか確認する(ステ
ップS113)。ここで存在しなかった場合(ステップ
S113 NO)、次のキーワード番号K(ここではK
=2)について探索を行うためステップS118の処理
に移る。一方、存在した場合(ステップS113 YE
S)、キーワード番号(K)に該当する該当施設数
(S)を取得する(ステップS114)。
【0067】続いて該当施設数(S)が仮設定施設数
(L)より小さいか否か比較する(ステップS11
5)。該当施設数(S)が仮設定施設数(L)以上の場
合(ステップS115 NO)、キーワード番号(K)
より最適な問いかけメッセージが既に選択されているこ
とになり、次のキーワード番号についての探索を行うた
めステップS118の処理に移る。
【0068】一方、該当施設数(S)が仮設定施設数
(L)より小さかった場合(ステップS115 YE
S)、同一名称番号(M)の問いかけメッセージ候補と
して選択する(ステップS116)。なお、既に今回選
択されたキーワード番号(K)のキーワード以外に、同
一名称番号(M)の問いかけメッセージのキーワードが
設定されていた場合、今回選択されたキーワード番号
(K)のキーワードに変更する。この処理により、同一
名称番号(M)の問いかけメッセージが一つのみ設定さ
れることになる。
【0069】また、キーワード番号が若い順に問いかけ
メッセージとなるか確認することにより、上位階層のキ
ーワードが優先的に問いかけメッセージとして設定され
ることになる。
【0070】続いて仮設定施設数(L)を該当施設数
(S)に更新する(ステップS117)。そしてこのL
を、キーワード番号(K)に“1”を加算しインクリメ
ントする(ステップS118)。インクリメントしたキ
ーワード番号(K)に相当する絞込用キーワードが絞込
用キーワードテーブルに存在するか否か(ここではイン
クリメントしたキーワード番号(K)が9に達したか)
判断する(ステップS119)。
【0071】インクリメントしたキーワード番号(K)
に相当する絞込用キーワードが絞込用キーワードテーブ
ルに存在する場合(ステップS119 YES)、ステ
ップS113の絞込用キーワードテーブルのキーワード
番号Kの該当単語番号の欄に、同一名称番号(M)の単
語番号が存在するか確認しに戻る。一方、インクリメン
トしたキーワード番号(K)に相当する絞込用キーワー
ドが絞込用キーワードテーブルに存在しない場合(ステ
ップS119 YES)、全てのキーワード番号につい
ての処理が終了したと判断する。
【0072】上述の実施例では上位階層に位置付けられ
たジャンル名称及ぴサブジャンル名称が同一なため対象
となる施設名称を区別するための問いかけメッセージと
して採用されなかったが、ジャンル名称が上位階層とし
て設定されているため、ジャンル名称にて区別すること
ができる場合、優先的にジャンル名称が問いかけメッセ
ージとして採用されることになる。
【0073】以上説明のように、本発明は、複数の同一
名称が存在した場合でも、容易に一つの所望の地点名称
を最終的に指定しうるとともに、非常に良く似た名称が
存在した場合でも、一連の音声操作の流れを妨げること
のない音声認識装置ならびに音声認識方法を提供するも
のである。
【0074】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、同一
名称が存在した場合、認識システム側で複数の名称を絞
り込むためのキーワードを作成するとともにユーザに問
い合わせ、ユーザはキーワードを発話することで絞込処
理を行う構成にしたため、容易に一つの所望の地点名称
を最終的に指定することが可能となる。
【0075】また、本実施形態では認識スコアによって
同一名称の判断を行う構成にしたため、あらかじめ同音
名称データベースを作成する必要が無く認識辞書の組み
合わせに依存しない同一名称処理が可能となる。更に、
本実施形態では地点名称認識において認識スコアが僅差
であった場合にも、同名処理をする構成としたため、ユ
ーザが明示的な訂正操作を行わなくても類似単語につい
ては、システム側からの問い合わせにユーザが答えるか
たちをとることができ、一連の音声操作の流れを妨げ
ず、使い勝手のよい音声インターフェースを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における音声認識装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明において使用される絞り込みキーワード
の一例を示す図である。
【図3】本発明において使用される、階層構造となって
いる絞込用キーワードの一例を示す図である。
【図4】本発明実施形態の施設名称認識処理動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本発明実施形態の音声認識処理の詳細な動作を
説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明実施形態の同一名称検索処理動作の詳細
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明実施形態の絞込用キーワードの作成処理
動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明実施形態の絞込用キーワード登録処理動
作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明実施形態の問いかけメッセージの作成処
理動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、認識結果格納テーブルの内容を示す図で
ある。
【図11】本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、同一名称番号テーブルの内容を示す図で
ある。
【図12】本発明実施形態の動作を説明するために引用
した図であり、地点情報データテーブルの内容を示す図
である。
【図13】発明実施形態の動作を説明するために引用し
た図であり、絞込用キーワードテーブルの内容を示す図
である。
【符号の説明】
1…マイク、2…音声入力部、3…音声分析部、4…類
似度演算部、5…認識辞書格納部、6…音声認識制御
部、7…認識辞書作成部、8…名称辞書記憶部、9…絞
込名称選択部、10…地点情報データベース、11…シ
ステム制御部、12…表示制御部、13…音声出力部、
14…表示部、15…スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 G10L 3/00 551Q

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を入力する音声入力手段と、 地点に関する情報が記憶された地点情報記憶手段と、 前記地点情報記憶手段内の地点を示す対象ワードを格納
    する格納手段と、 前記音声入力手段から入力された音声と前記格納手段に
    格納された対象ワードとの類似度を求める演算手段と、 前記演算手段により求められた類似度から対象ワードの
    うち何れの対象ワードに相当する音声が入力されたか認
    識する認識手段とを備え、 前記認識手段によって複数の対象ワードが認識されたと
    き、前記複数の対象ワードを互いに区別するための絞込
    ワードを、前記地点情報記憶手段から抽出して前記格納
    手段に対象ワードとして格納すると共に、前記絞込ワー
    ドに相当する対象ワードを音声認識することを特徴とす
    る音声認識装置。
  2. 【請求項2】 音声を入力する音声入力手段と、 地点に関する情報が記憶された地点情報記憶手段と、 前記地点情報データベース内の地点を示す対象ワードを
    格納する格納手段と、 前記対象ワードの入力を促す催促メッセージを出力する
    出力手段と、 前記音声入力手段から入力された音声と前記格納手段に
    格納された対象ワードとの類似度を求める演算手段と、 前記演算手段により求められた類似度から対象ワードの
    うち何れの対象ワードに相当する音声が入力されたか認
    識する認識手段とを備え、 前記認識手段によって複数の対象ワードが認識されたと
    き、前記複数の対象ワードを互いに区別するための絞込
    ワードを、前記地点情報記憶手段から抽出して前記格納
    手段に対象ワードとして格納すると共に、前記出力手段
    が前記絞込ワードを催促メッセージとして出力し、前記
    絞込ワードに相当する対象ワードを音声認識することを
    特徴とする音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記地点情報記憶手段が、地点に関する
    情報として、複数の施設名称と、該複数の施設名称が示
    す各々の施設が属する詳細分類情報と大分類情報とが関
    連付けて記憶していることを特徴とする請求項2に記載
    の音声認識装置。
  4. 【請求項4】 前記認識手段によって複数の対象ワード
    が認識されたとき、前記複数の対象ワードを互いに区別
    するための絞込ワードを、前記地点情報記憶手段から抽
    出して前記格納手段に対象ワードとして格納すると共
    に、前記複数の対象ワードが大分類情報によって互いに
    区別されるとき、前記出力手段が前記絞込ワードに相当
    する対象ワードのうち、上位階層のもののみを催促音声
    として出力し、前記絞込ワードに相当する対象ワードを
    音声認識することを特徴とする請求項2乃至3に記載の
    音声認識装置。
  5. 【請求項5】 前記認識手段は、前記演算手段により求
    められた類似度が所定範囲以内の対象ワードを、認識さ
    れた対象ワードとして認識することを特徴とする請求項
    1乃至4に記載の音声認識装置。
  6. 【請求項6】 地点に関する情報が記憶された地点情報
    記憶手段から、該地点を示す対象ワードを格納し、外部
    から入力された音声と前記格納された対象ワードとの類
    似度を求めることにより、何れの対象ワードに相当する
    音声が入力されたかを認識する音声認識方法であって、 複数の対象ワードが認識されたとき、前記複数の対象ワ
    ードを互いに区別するための絞込ワードを、前記地点情
    報記憶手段から抽出して対象ワードとして格納すると共
    に、前記絞込ワードに相当する対象ワードを音声認識す
    ることを特徴とする音声認識方法。
  7. 【請求項7】 地点に関する情報が記憶された地点情報
    記憶手段から、該地点を示す対象ワードを格納し、該対
    象ワードの入力を促す催促音声を出力し、外部から入力
    された音声と前記格納された対象ワードとの類似度を求
    めることにより、何れの対象ワードに相当する音声が入
    力されたかを認識する音声認識方法であって、 複数の対象ワードが認識されたとき、前記複数の対象ワ
    ードを互いに区別するための区別ワードを、前記地点情
    報記憶手段から抽出して対象ワードとして格納すると共
    に、前記絞込ワードを催促メッセージとして出力し、前
    記絞込ワードに相当する対象ワードを音声認識すること
    を特徴とする音声認識方法。
JP2000315195A 2000-10-16 2000-10-16 音声認識装置ならびに音声認識方法 Pending JP2002123290A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315195A JP2002123290A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 音声認識装置ならびに音声認識方法
US09/976,033 US20020046027A1 (en) 2000-10-16 2001-10-15 Apparatus and method of voice recognition
DE60110990T DE60110990T2 (de) 2000-10-16 2001-10-15 Hanhabung von gleichlautenden Wörtern in einem Sprachabfragesystem
EP01308743A EP1197951B1 (en) 2000-10-16 2001-10-15 Handling homophones in a spoken query system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000315195A JP2002123290A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 音声認識装置ならびに音声認識方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002123290A true JP2002123290A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18794339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000315195A Pending JP2002123290A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 音声認識装置ならびに音声認識方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20020046027A1 (ja)
EP (1) EP1197951B1 (ja)
JP (1) JP2002123290A (ja)
DE (1) DE60110990T2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005055198A1 (en) * 2003-12-04 2005-06-16 Toyota Infotechnology Center Co., Ltd. Shortcut names for use in a speech recognition system
JP2006098331A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム
JP2006184669A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 音声認識装置、方法、およびシステム
JP2007003602A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Alpine Electronics Inc 音声認識装置及びこれを備えた車両用走行誘導装置
US7231343B1 (en) 2001-12-20 2007-06-12 Ianywhere Solutions, Inc. Synonyms mechanism for natural language systems
JP2009525550A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 テレ アトラス ノース アメリカ インコーポレイテッド 州または関心のある他の主要地理的単位内で、まったく同じか或いは類似名称を持ち、離れているローカリティを区別する方法
CN106205613A (zh) * 2016-07-22 2016-12-07 深圳智眸科技有限公司 一种导航语音识别方法及***
JP2021012630A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、及び、画像形成システム

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090106251A1 (en) * 2001-10-24 2009-04-23 Harris Scott C Web based communication of information with reconfigurable format
DE10309948A1 (de) 2003-03-07 2004-09-16 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Eingabe von Zielen in ein Navigationssystem
FR2862401A1 (fr) * 2003-11-13 2005-05-20 France Telecom Procede et systeme d'interrogation d'une base de donnees multimedia a partir d'un terminal de telecommunication.
JP4153887B2 (ja) * 2004-03-19 2008-09-24 株式会社日立製作所 移動体ナビゲーション装置、および、移動体ナビゲーション装置における目的地の検索方法
US8374862B2 (en) 2006-08-30 2013-02-12 Research In Motion Limited Method, software and device for uniquely identifying a desired contact in a contacts database based on a single utterance
DE602006002279D1 (de) * 2006-08-30 2008-09-25 Research In Motion Ltd Verfahren, Computerprogramm und Vorrichtung zur eindeutigen Identifizierung von einem Kontakt in einer Kontaktdatenbank durch eine einzige Sprachäusserung
CN101558443B (zh) * 2006-12-15 2012-01-04 三菱电机株式会社 声音识别装置
FR2920679B1 (fr) * 2007-09-07 2009-12-04 Isitec Internat Procede de traitement d'objets et dispositif de mise en oeuvre de ce procede.
US8805340B2 (en) * 2012-06-15 2014-08-12 BlackBerry Limited and QNX Software Systems Limited Method and apparatus pertaining to contact information disambiguation
JP6100101B2 (ja) * 2013-06-04 2017-03-22 アルパイン株式会社 音声認識を利用した候補選択装置および候補選択方法
JP6330508B2 (ja) * 2014-06-19 2018-05-30 株式会社デンソー 車両用目的地決定装置および車両用目的地決定システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09114489A (ja) * 1995-10-16 1997-05-02 Sony Corp 音声認識装置,音声認識方法,ナビゲーション装置,ナビゲート方法及び自動車
JPH11224265A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Pioneer Electron Corp 情報検索装置及び情報検索方法並びに情報検索プログラムを記録した記録媒体
US6236967B1 (en) * 1998-06-19 2001-05-22 At&T Corp. Tone and speech recognition in communications systems
JP3979556B2 (ja) * 1998-12-22 2007-09-19 パイオニア株式会社 番組選択装置及び番組選択方法
US6885990B1 (en) * 1999-05-31 2005-04-26 Nippon Telegraph And Telephone Company Speech recognition based on interactive information retrieval scheme using dialogue control to reduce user stress
JP2002123279A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Pioneer Electronic Corp 施設検索装置ならびにその方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7231343B1 (en) 2001-12-20 2007-06-12 Ianywhere Solutions, Inc. Synonyms mechanism for natural language systems
WO2005055198A1 (en) * 2003-12-04 2005-06-16 Toyota Infotechnology Center Co., Ltd. Shortcut names for use in a speech recognition system
US7292978B2 (en) 2003-12-04 2007-11-06 Toyota Infotechnology Center Co., Ltd. Shortcut names for use in a speech recognition system
JP2006098331A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム
JP2006184669A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 音声認識装置、方法、およびシステム
JP2007003602A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Alpine Electronics Inc 音声認識装置及びこれを備えた車両用走行誘導装置
JP2009525550A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 テレ アトラス ノース アメリカ インコーポレイテッド 州または関心のある他の主要地理的単位内で、まったく同じか或いは類似名称を持ち、離れているローカリティを区別する方法
CN106205613A (zh) * 2016-07-22 2016-12-07 深圳智眸科技有限公司 一种导航语音识别方法及***
CN106205613B (zh) * 2016-07-22 2019-09-06 广州市迈图信息科技有限公司 一种导航语音识别方法及***
JP2021012630A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、及び、画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1197951A3 (en) 2003-03-19
DE60110990D1 (de) 2005-06-30
DE60110990T2 (de) 2005-10-27
EP1197951B1 (en) 2005-05-25
US20020046027A1 (en) 2002-04-18
EP1197951A2 (en) 2002-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002123290A (ja) 音声認識装置ならびに音声認識方法
JP4116233B2 (ja) 音声認識装置ならびにその方法
JP5334178B2 (ja) 音声認識装置およびデータ更新方法
JP4283984B2 (ja) 音声認識装置ならびに方法
US8510032B2 (en) Method and system for improving speech recognition accuracy by use of geographic information
US5797116A (en) Method and apparatus for recognizing previously unrecognized speech by requesting a predicted-category-related domain-dictionary-linking word
JP3990075B2 (ja) 音声認識支援方法及び音声認識システム
KR20070113665A (ko) 네비게이션 단말의 목적지 설정 방법 및 장치
JP3948441B2 (ja) 音声認識方法及び、車載装置
JPH11175568A (ja) 入力システム
JP2002123279A (ja) 施設検索装置ならびにその方法
JP2007505365A (ja) 音声制御ナビゲーションシステムの操作方法
JP4639990B2 (ja) 音声対話装置及び音声理解結果生成方法
JP5455355B2 (ja) 音声認識装置及びプログラム
JPH11249689A (ja) 音声認識装置および地図表示装置
KR101063159B1 (ko) 명령횟수를 줄일 수 있는 음성 인식을 이용한 주소 검색 방법
JP3296783B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置および音声認識方法
JP2000181485A (ja) 音声認識装置及び方法
KR101397825B1 (ko) 위치 정보에 기초한 음성 인식 시스템 및 방법
JP2009282835A (ja) 音声検索装置及びその方法
JPH11325946A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JPH1063288A (ja) 音声認識装置
WO2006028171A1 (ja) データ提示装置、データ提示方法、データ提示プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
KR100930248B1 (ko) 소리로부터 얻은 정보를 이용하여 인터넷을 검색하는 장치및 그 방법
JP2005316022A (ja) ナビゲーション装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080902