JP2002121943A - カード式金銭ロッカー - Google Patents

カード式金銭ロッカー

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JP2002121943A JP2000313413A JP2000313413A JP2002121943A JP 2002121943 A JP2002121943 A JP 2002121943A JP 2000313413 A JP2000313413 A JP 2000313413A JP 2000313413 A JP2000313413 A JP 2000313413A JP 2002121943 A JP2002121943 A JP 2002121943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】担当者の入れ替えに伴う照合データの書き換え
を正規の者のみが行えるようにし、照合データの不正書
き換えを防止すること。 【解決手段】金銭ロッカー1に内蔵されたコンピュータ
18は、カードリーダ17で読み取った磁気カード13
の識別データとメモリに記憶された照合データとを照合
し、両データが符合するときに、特定の担当者による解
錠要求と判断し、複数の収容棚5の扉6の中の特定の扉
6を解錠するために施錠手段を制御する。メモリに記憶
された担当者の照合データの書き換える場合、コンピュ
ータ18は、管理者のみに割り当てた管理者カードを使
用してその識別データをカードリーダ17に読み取らせ
たときのみ、その管理者が管理する特定の部署につきメ
モリに記憶された各担当者に関する照合データの書き換
えを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、スーパ
ーやデパート等で使用され、各売場に分配されるつり銭
等の金銭を一時保管するために複数の収容棚を備えた金
銭ロッカーに関する。詳しくは、各売場の担当者が特定
の収容棚の扉を個別に開けて中のつり銭等を持ち出す際
に、所定のIDカードを使用して扉を解錠するようにし
たカード式金銭ロッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、スーパーやデパート
等では、各売場で使用されるつり銭が開店前に経理部署
で準備され、それらが所定の金銭ロッカー(この場合
「つり銭ロッカー」)の複数の収容棚に収容されて一時
保管される。各売場の担当者は、開店前に経理部署に足
を運び、つり銭ロッカーの特定の収容棚の扉を開けて、
その中のつり銭を持ち出すようになっている。このよう
なつり銭ロッカーとして、例えば、磁気カードを使用し
て扉を解錠するようにしたものがある。ここで使用され
る磁気カードには、通常、各売場毎に設定された識別デ
ータが記録されており、そのデータがつり銭ロッカーに
設けられたカードリーダで読み取られる。つり銭ロッカ
ーには、マイクロコンピュータ(マイコン)が内蔵され
ており、マイコンのメモリには、磁気カードの識別デー
タに対応した照合データが予め記憶されている。従っ
て、マイコンは、カードリーダで読み取られた識別デー
タとメモリに記憶された照合データとが符合したとき、
或いは、両データに付随して暗証番号が入力される場合
には、その暗証番号も併せて符合したときに、解錠して
扉を開けるようになっている。
【0003】ここで、各売場毎に一つの磁気カードを割
り当て、各売場の不特定の担当者が一つの磁気カードを
共用して交代でつり銭ロッカーを開けるようにしたもの
がある。しかし、この場合には、不特定の者が磁気カー
ドを使用できることから、悪意のある者に使われること
も考えられ、防犯上問題がある。
【0004】そこで、予め各売場の特定の複数の担当者
に、各々に対応して識別設定された磁気カードを割り当
て、その磁気カードが割り当てられた担当者のみがつり
銭ロッカーの特定の収容棚の扉を解錠して開けるように
することが考えられる。
【0005】一方、磁気カードを使用してつり銭ロッカ
ーの各扉を解錠して開ける場合に、一つの収容棚の扉を
指定して開ける場合と、複数の収容棚の扉を同時に指定
して開ける場合とが考えられる。何れの場合も、各売場
の担当者は、磁気カードを使用して扉を解錠して開け、
その収容棚の中からつり銭を持ち出した後、その扉を閉
めて施錠を行うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記つり銭
ロッカーでは、各売場の特定の複数の担当者に、磁気カ
ードが割り当てられても、各売場の担当者が入れ替わる
ことがあることから、その都度、データの書き換えが必
要になる。磁気カードには、個人を識別する識別データ
が記録されているので、担当者が入れ替われば新たに別
の磁気カードを設ける必要が生じる。この場合、つり銭
ロッカーのマイコンのメモリに記憶された照合データも
書き換える必要が生じる。
【0007】ところで、このような識別データ等の書き
換えは、各売場の担当者が入れ替わる都度行う必要があ
る。ここで、書き換え作業そのものは、所定のマニュア
ルに従えば誰にでも行うことができるものである。この
ため、悪意のある者が書き換えを勝手に行えば、正規の
担当者でない者がつり銭の持ち出しを不正に行うことも
可能となり、この点で防犯上問題があった。
【0008】一方、正規の担当者が特定の収容棚を指定
してその扉を開ける場合、担当者が各収容棚からつり銭
を持ち出した後に扉を閉め忘れることがある。扉の閉め
忘れは、複数の収容棚が同時に指定されてそれらの扉が
開けられた場合に特に起こりやすくなる。扉が閉め忘れ
られると、その扉の施錠は行われない。ここで、つり銭
の持ち出しをロッカーの前面から行い、つり銭の各収容
棚への収容をロッカーの背面から行うタイプのものがあ
る。特にこのタイプのロッカーでは、前面の扉を閉め忘
れても、それに気づかずに背面から収容棚へつり銭が入
れられることがあり、扉の閉め忘れ(扉の施錠忘れ)が
防犯上特に問題となる。
【0009】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は、グループ毎に特定の複数
の担当者に対応して識別設定されたIDカードを使用し
て特定の収容棚の扉を解錠して開けるようにしたカード
式金銭ロッカーにおいて、担当者の入れ替えに伴う照合
データの書き換えを正規の者のみが行えるようにするこ
とにより、照合データの不正な書き換えを防止すること
を可能にしたカード式金銭ロッカーを提供することにな
る。この発明の第2の目的は、第1の目的に加え、特定
の収容棚を指定してその扉を解錠して開ける場合に、扉
の閉め忘れ(扉の施錠忘れ)を未然に防止することを可
能にしたカード式金銭ロッカーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、金銭を収容するた
めの複数の収容棚と、各収容棚を各々開閉する扉と、各
扉を施錠するための施錠手段と、IDカードに記録され
た個人の識別データを読み取るためのデータ読取手段
と、その読み取られた識別データと照合される照合デー
タを予め記憶するデータ記憶手段と、読み取られた識別
データと記憶された照合データとを照合し、少なくとも
両データが符合するときに、特定の担当者による解錠要
求と判断して所定の収容棚の扉を解錠するために対応す
る施錠手段を制御する解錠制御手段とを備え、複数のグ
ループ毎に特定の複数の担当者に割り当てられてそれら
担当者の識別データが記録されたIDカードを使用して
所定の収容棚の扉を解錠して開けるようにしたカード式
金銭ロッカーにおいて、データ記憶手段に記憶された各
担当者に関する照合データを書き換えるために使用され
る書換手段と、各グループの管理者のみに割り当てられ
てその管理者の識別データが予め記録された管理者ID
カードと、データ読取手段により管理者IDカードの識
別データが読み取られたときに、データ記憶手段に記憶
された各担当者に関する照合データの書き換えを許容す
る書換制御手段とを備えたことを趣旨とする。
【0011】上記発明の構成によれば、複数のグループ
毎に特定の複数の担当者に割り当てられたID(identi
fication number:識別符号)カードには、それら担当
者に係る個人の識別データが予め記録されている。各担
当者が金銭ロッカーを取り扱う場合、各担当者は自分の
IDカードを使用してそのIDカードに記録された識別
データをデータ読取手段に読み取らせる。読み取られた
識別データはデータ記憶手段に予め記憶された照合デー
タと照合される。そして、少なくとも両データが符合す
るとき、所定の収容棚の扉に対応する施錠手段が解錠さ
れてその扉が開けられる。これにより、各担当者はその
収容棚に収容された金銭の持ち出しが可能になる。ここ
で、各グループの金銭ロッカーを取り扱う担当者の一部
又は全部が入れ替わった場合、それら担当者に割り当て
られたIDカードの識別データに合わせて、データ記憶
手段に記憶された各担当者に関する照合データを書き換
える必要がある。この場合、書換手段を使用して照合デ
ータの書き換えを行うに際し、各グループの管理者のみ
に割り当てられた管理者IDカードを使用してその管理
者の識別データをデータ読取手段により読み取らせる。
そして、その読み取りが行われたときに、データ記憶手
段に記憶された各担当者に関する照合データの書き換え
が書換制御手段により許容される。従って、各グループ
の管理者が管理者IDカードを使用しなければ、データ
記憶手段における照合データの書き換えを行うことがで
きず、不特定の者による照合データの書き換えが制限さ
れ、不特定の者による金銭ロッカーの取り扱いが制限さ
れる。
【0012】上記第1の目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、グ
ループは、所定の会社の各部署であることと、複数の担
当者に割り当てられたIDカードは、会社の各社員に割
り当てられて各社員の識別データを記録した社員カード
であることとを備えたことを趣旨とする。
【0013】上記発明の構成によれば、請求項1に記載
の発明の作用に加え、所定の会社の各部署の複数の担当
者が金銭ロッカーを取り扱う場合に、各担当者に割り当
てられた社員カードを使用すればよいので、金銭ロッカ
ーを取り扱うためのIDカードを特別に設ける必要がな
い。
【0014】上記第2の目的を達成するために、請求項
3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明
において、複数の収容棚を指定してそれらの扉の解錠を
設定するための解錠設定手段と、施錠手段は、対応する
扉が閉められたときにその扉を施錠するものであること
と、各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手
段と、解錠設定手段により複数の扉の解錠が設定され、
読み取られた識別データと記憶された照合データとを照
合し、少なくとも両データが符合するときに、特定の担
当者による解錠要求と判断して設定された複数の扉を順
次解錠して開けると共に、先に解錠された扉が閉められ
て施錠されたことが各施錠検出手段により検出された後
に次の扉を解錠して開けるように各施錠手段を順次制御
する順次解錠制御手段とを備えたことを趣旨とする。
【0015】上記発明の構成によれば、請求項1又は請
求項2に記載の発明の作用に加えて以下のような作用が
得られる。即ち、金銭ロッカーを取り扱う担当者が複数
の収容棚の扉の解錠を指定して設定する場合、解錠設定
手段を使用してその設定が行われる。この設定と共にデ
ータ読取手段により読み取られた識別データとデータ記
憶手段に記憶された照合データとを照合し、少なくとも
両データが符合するときに、順次解錠制御手段により特
定の担当者による解錠要求と判断され、その設定された
複数の扉が順次解錠されて開けられる。このとき、先に
解錠された扉が閉められてその扉が施錠されたことが各
施錠検出手段により検出された後に、次の扉が解錠され
て開けられるように各施錠手段が順次解錠制御手段によ
り順次制御される。従って、指定された複数の収容棚の
全ての扉を解錠して開けようとするときに、先に解錠さ
れた扉が開けられて解錠されたままとなることがなくな
る。
【0016】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、金銭を収容するための複数の収容棚と、各
収容棚を各々開閉する扉と、各扉を施錠するために設け
られ、対応する扉が閉められたときにその扉を施錠する
ものである施錠手段と、IDカードに記録された個人の
識別データを読み取るためのデータ読取手段と、読み取
られた識別データと照合される照合データを予め記憶す
るデータ記憶手段と、複数の収容棚を指定してそれらの
扉の解錠を設定するための解錠設定手段と、各扉が施錠
されたことを検出するための施錠検出手段と、解錠設定
手段により複数の扉の解錠が設定され、読み取られた識
別データと記憶された照合データとを照合し、少なくと
も両データが符合するときに、特定の担当者による解錠
要求と判断して設定された複数の扉を順次解錠して開け
ると共に、先に解錠された扉が閉められて施錠されたこ
とが各施錠検出手段により検出された後に次の扉を解錠
して開けるように各施錠手段を順次制御する順次解錠制
御手段とを備えたことを趣旨とする。
【0017】上記発明の構成によれば、金銭ロッカーを
取り扱う担当者が複数の収容棚の扉の解錠を指定して設
定する場合には、解錠設定手段を使用してその設定が行
われる。そして、その設定と共にデータ読取手段により
読み取られた識別データとデータ記憶手段に記憶された
照合データとを照合し、少なくとも両データが符合する
ときに、順次解錠制御手段により特定の担当者による解
錠要求と判断され、その設定された複数の扉が順次解錠
されて開けられる。このとき、先に解錠された扉が閉め
られてその扉が施錠されたことが各施錠検出手段により
検出された後に、次の扉が解錠されて開けられるように
各施錠手段が順次解錠制御手段により順次制御される。
従って、指定された複数の収容棚の全ての扉を解錠して
開けようとするときに、先に解錠された扉が開けらて解
錠されたままとなることがなくなる。
【0018】上記第2の目的を達成するために、請求項
5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明
において、所定の収容棚を指定してその扉の解錠を設定
するための解錠設定手段と、施錠手段は、対応する扉が
閉められたときにその扉を施錠するものであることと、
各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手段
と、解錠設定手段により所定の扉の解錠が設定され、読
み取られた識別データと記憶された照合データとを照合
し、少なくとも両データが符合するときに、特定の担当
者による解錠要求と判断して設定された扉を解錠して開
けるための解錠制御手段と、設定された扉が閉められて
施錠されたことが各施錠検出手段により検出されたとき
に、解錠設定手段を使用して行われる次の扉の解錠設定
を許容する解錠設定制御手段とを備えたことを趣旨とす
る。
【0019】上記発明の構成によれば、請求項1又は請
求項2に記載の発明の作用に加えて以下のような作用が
得られる。即ち、金銭ロッカーを取り扱う担当者が所定
の収容棚の扉の解錠を指定して設定する場合には、解錠
設定手段を使用してその設定が行われる。そして、その
設定と共にデータ読取手段により読み取られた識別デー
タとデータ記憶手段に記憶された照合データとを照合
し、少なくとも両データが符合するときに、解錠制御手
段により特定の担当者による解錠要求と判断され、その
設定された扉が解錠されて開けられる。このとき、解錠
された扉が閉められてその扉が施錠されたことが各施錠
検出手段により検出されたときに、解錠設定手段を使用
して行われる次の扉の解錠設定が解錠設定制御手段によ
り許容される。従って、先に解錠されて開けられたまま
の扉は、次の担当者により閉められることになる。
【0020】上記目的を達成するために、請求項6に記
載の発明は、金銭を収容するための複数の収容棚と、各
収容棚を各々開閉する扉と、各扉を施錠するために設け
られ、対応する扉が閉められたときにその扉を施錠する
ものである施錠手段と、IDカードに記録された個人の
識別データを読み取るためのデータ読取手段と、読み取
られた識別データと照合される照合データを予め記憶す
るデータ記憶手段と、所定の収容棚を指定してその扉の
解錠を設定するための解錠設定手段と、各扉が施錠され
たことを検出するための施錠検出手段と、解錠設定手段
により所定の扉の解錠が設定され、読み取られた識別デ
ータと記憶された照合データとを照合し、少なくとも両
データが符合するときに、特定の担当者による解錠要求
と判断して設定された扉を解錠して開けるための解錠制
御手段と、設定された扉が閉められて施錠されたことが
各施錠検出手段により検出されたときに、解錠設定手段
を使用して行われる次の扉の解錠設定を許容する解錠設
定制御手段とを備えたことを趣旨とする。
【0021】上記発明の構成によれば、金銭ロッカーを
取り扱う担当者が所定の収容棚の扉の解錠を指定して設
定する場合には、解錠設定手段を使用してその設定が行
われる。そして、その設定と共にデータ読取手段により
読み取られた識別データとデータ記憶手段に記憶された
照合データとを照合し、少なくとも両データが符合する
ときに、解錠制御手段により特定の担当者による解錠要
求と判断され、その設定された扉が解錠されて開けられ
る。このとき、解錠された扉が閉められてその扉が施錠
されたことが各施錠検出手段により検出されたときに、
解錠設定手段を使用して行われる次の扉の解錠設定が解
錠設定制御手段により許容される。従って、先に解錠さ
れて開けられたままの扉は、次の担当者により閉められ
ることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカード式金銭ロッ
カーを具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0023】図1にカード式金銭ロッカー1の前面を、
図2に同ロッカー1の背面をそれぞれ斜視図に示す。こ
の実施の形態の金銭ロッカー1は、スーパーやデパート
等で、各売場に分配されるつり銭等の金銭を一時保管す
るために「つり銭ロッカー」として使用されるものであ
る。
【0024】図1に示すように金銭ロッカー1は、一体
化された三つのスチール製筐体2,3,4よりなり、そ
のうち二つの筐体2,3には、各売場やレジスターの数
に応じて設けられた複数で大小の収容棚5が設けられ
る。各収容棚5には、それらを開閉する扉6が設けられ
る。各収容棚5の中は上下二段に区画され、上段にはト
レー7が出し入れ可能に設けられる。各扉6の内部に
は、錠ソレノイド8(図6参照)により施錠・解錠され
るロック機構(図示略)が設けられる。一組の錠ソレノ
イド8及びロック機構は各扉6を施錠するための施錠手
段に相当する。各組の錠ソレノイド8及びロック機構
は、対応する扉6が閉められたときにその扉6を自動的
に施錠するように構成される。即ち、錠ソレノイド8
は、解錠により扉6が開けられると、その2秒後に施錠
作動状態に戻る。その後に扉6が手で閉められることに
より、ロック機構が働いて扉6が自動的に施錠されるよ
うになっている。各収容棚5の内部には、対応する扉6
が施錠されたことを検出するための施錠検出手段である
錠センサ9(図6参照)が設けられる。各扉6には、非
常用錠10とLED11(図6も参照)が設けられる。
非常用錠10は、錠ソレノイド8が故障したとき鍵によ
る解錠を行うためのものである。各LED11は、対応
する扉6が開くと点灯し、対応する扉6が閉じると消灯
するようになっている。各扉6には、名札差し12が設
けられる。この名札差し12には、各売場やレジスター
番号等が表示される。
【0025】この金銭ロッカー1は、各収容棚5の中に
収容されたつり銭等を持ち出すために、各売場の担当者
がIDカード(識別符号カード)としての所定の磁気カ
ード13を使用して各扉6を解錠するものである。その
ために、一つの筐体4の前面には、カード溝14、テン
キー15及び液晶表示器16が設けられる。これらの機
器14〜16に対応して、筐体4の内部には、カードリ
ーダ17及びコンピュータ18が設けられる。
【0026】カードリーダ17は、磁気カード13に記
録された識別データを読み取るためのものであり、デー
タ読取手段に相当する。図3にテンキー15を、図4に
液晶表示器16をそれぞれ示す。テンキー15は、
「0」〜「9」の数字キー15aと、完了キー15b及
びCEキー15c等の付属キーと備える。この金銭ロッ
カー1では、一つ又は複数の収容棚5の扉6を任意に指
定してそれらを解錠するようになっている。テンキー1
5は、複数の収容棚5を指定してそれらの扉6の解錠を
設定するために使用されるものであり、解錠設定手段に
相当する。この金銭ロッカー1では、コンピュータ18
のメモリに記憶された照合データを必要に応じて書き換
えるようになっている。この実施の形態で、カードリー
ダ17は、上記照合データの書き換えの際に使用される
ものであり、書換手段にも相当する。液晶表示器16
は、所定の文字等を表示するようになっている。この
他、筐体4の前面には、外部プリンタ接続用のコネクタ
19及びコンセント20が設けられる。
【0027】各売場の担当者は、カード溝14に磁気カ
ード13を挿入してスライドさせ、同カード13に記録
された識別データをカードリーダ17に読み取らせる。
その後、担当者は液晶表示器16に表示される文字・番
号等を確認しながらテンキー15を操作することによ
り、識別データに対応する暗証番号等を入力する。コン
ピュータ18は、これらの入力データをメモリに記憶さ
れた照合データと照合し、それらデータが符合するとき
に、特定の担当者による解錠要求と判断して所定の収容
棚5の扉6を解錠するために対応する錠ソレノイド8を
制御してロック機構を作動させるものであり、解錠制御
手段に相当する。
【0028】図2に示すように、この金銭ロッカー1の
背面には、二つの筐体2,3の縦列の複数の収容棚5を
一体的に開閉するための一体扉21が設けられる。この
一体扉21は、経理部署の担当者が、つり銭等の金銭を
各収容棚5へ収容するために開けられるものである。各
一体扉21には、錠22が設けらる。各一体扉21に
は、各収容棚5に対応して配置され、透明アクリル板を
施してなるアクリル窓23が設けられる。他の一つの筐
体4には、ヒューズ24や電源スイッチ25が設けられ
る。
【0029】この金銭ロッカー1は、会社の組織構成に
対応して運用される。図5に、この金銭ロッカー1が運
用される会社組織の構成概念を示す。この会社は、複数
のグループである複数の部署に分かれ、各部署は異なる
売場を担当するように構成される。各部署は、一人の管
理者31と、その管理者31によって管理される複数の
担当者32から構成される。金銭ロッカー1は、各部署
毎に特定の複数の担当者32に割り当てられてそれら担
当者32の識別データが記録された担当者磁気カード
(以下、単に「担当者カード」と言う。)13Aを使用
して所定の収容棚5の扉6を解錠して開けるようになっ
ている。即ち、「1部署」では、特定の3人の担当者3
2に金銭ロッカー1を取り扱うための担当者カード13
Aが割り当てられる。「N部署」では、特定の2人の担
当者32に金銭ロッカー1を取り扱うための担当者カー
ド13Aが割り当てられる。又、各部署の管理者31に
は、同人の役職を含む識別データを予め記録した管理者
IDカードとしての管理者磁気カード(以下、単に「管
理者カード」と言う。)13Bが割り当てられる。
【0030】この実施の形態で、担当者カード13A及
び管理者カード13Bとして、社員カードが使用され
る。社員カードは、この会社の各社員に予め与えられた
ものであり、各社員の識別データを予め記録したもので
ある。各社員の識別データとして、例えば、カード番
号、氏名、年齢、性別、部署及び役職に関するデータが
含まれる。役職データは管理者であるか否かを示す。こ
の社員カードは、日常的には、例えば、社屋の通用口で
の個人識別等に使われる。
【0031】図6に、金銭ロッカー1の電気的構成をブ
ロック図に示す。コンピュータ18は、周知のように中
央処理装置(CPU)41、読み出し専用メモリ(RO
M)42、読み出し書き換えメモリ(RAM)43、不
揮発性のバックアップRAM44及び二つの入出力回路
(IO)45,46等を備える。ROM42、RAM4
3、バックアップRAM44及びIO45,46はそれ
ぞれCPU41に接続される。一方のIO45には、テ
ンキー15、カードリーダ17、液晶表示器16、プリ
ンタ26、及び複数の中継基板47が接続される。プリ
ンタ26は、任意に接続される外部プリンタである。他
方のIO46には、複数の中継基板47が接続される。
中継基板47は、各収容棚5の数だけ設けられる。各中
継基板47には、各収容棚5の扉6に対応して設けられ
た錠センサ9、錠ソレノイド8及びLED11がそれぞ
れ接続される。CPU41及び各中継基板47には、+
5V電源が供給され、各IO45,46には、+12V
電源が供給される。コンピュータ18は、金銭ロッカー
1の施錠・解錠の制御や照合データ等の書き換えを統括
するものであり、本発明の解錠制御手段、書換制御手
段、順次解錠制御手段及び解錠設定制御手段に相当す
る。ROM42には、金銭ロッカー1に関する制御プロ
グラムが記憶される。RAM43には、CPU41の演
算結果等が一時記憶される。バックアップRAM44
は、カードリーダ17で読み取られる識別データと照合
される照合データを予め記憶したものであり、データ記
憶手段に相当する。
【0032】次に、コンピュータ18が実行する制御プ
ログラムについて説明する。先ず、各売場等の担当者が
所定の収容棚5を指定してその扉6を解錠する場合の制
御プログラムについて説明する。図7にその制御プログ
ラムの「解錠ルーチン」をフローチャートに示す。
【0033】先ず、ステップ100で、カードリーダ1
7により担当者カード13Aの識別データの読み取りを
行わせると、ステップ101で、コンピュータ18は、
その読み取られた識別データとバックアップRAM44
に予め記憶された照合データとの照合を行い両データの
カード番号が符合するか否かを判断する。
【0034】ステップ101で、カード番号が符合しな
ければ、ステップ113で、コンピュータ18は液晶表
示器16にエラー表示を行う。ステップ101で、カー
ド番号が符合すれば、ステップ102で、コンピュータ
18は、テンキー15の操作により暗証番号運用が設定
されたか否かを判断する。
【0035】ステップ102で、暗証番号運用でなけれ
ば、コンピュータ18は処理をそのままステップ104
へ移行する。ステップ102で、暗証番号運用であれ
ば、ステップ103で、コンピュータ18は、テンキー
15の操作による暗証番号の入力を待って、入力された
暗証番号が照合データの中の暗証番号と符合するか否か
を判断する。
【0036】ステップ103で、暗証番号が符合しなけ
れば、ステップ113で、コンピュータ18は液晶表示
器16にエラー表示を行う。ステップ103で、暗証番
号が符合すれば、ステップ104で、コンピュータ18
は、レジ番号指定処理を実行する。ここで、コンピュー
タ18は、液晶表示器16に所定の表示を行う。即ち、
コンピュータ18は、最初に図8(a)に示すように
「セッテイ」の1〜3の選択モードを表示する。担当者
がテンキー15の「1」の数字キー15aを押すと、コ
ンピュータ18は、図8(b)に示すように「トビラオ
ープン」の1〜3の選択モードを表示する。ここで、担
当者が「1」又は「2」の数字キー15aを押すと、コ
ンピュータ18は、図8(c)に示すように「レジNO.
シテイ」の画面を表示する。この表示状態で、担当者
は、開けるべき扉6を指定するために対応するレジ番号
を数字キー15aを押して入力することになる。ここで
は、一つのレジ番号でも、複数のレジ番号でも入力する
ことができる。レジ番号の入力を終了すると、担当者は
完了キー15bを押すことになる。
【0037】そして、ステップ105で、コンピュータ
18は、開ける扉6の指定が終了したか否かを判断す
る。コンピュータ18は、この判断を、完了キー15b
が押されたか否かにより判断する。
【0038】指定が終了した場合、ステップ106で、
コンピュータ18は、指定扉の一斉解錠か否かを判断す
る。「一斉解錠」は、図8(b)に示す画面で「2.ゼ
ントビラオープン」が選択されて、複数のレジ番号が入
力された場合に、それら複数の扉6を一斉に解錠して開
くようにしたモードである。
【0039】ここで、一斉解錠ではない場合、ステップ
107で、コンピュータ18は、指定された一つの扉6
を解錠するために錠ソレノイド8を制御すると共に、液
晶表示器16に、図8(d)に示すように「トビラオー
プン」の画面等を表示する。
【0040】その後、ステップ108で、コンピュータ
18は、開けられた扉6が閉められるのを待つ。ここで
は、開けられた扉6が手で閉められると自動的に施錠さ
れることから、コンピュータ18は、錠センサ9の検出
結果に基づいて扉6が閉められたことを判断する。
【0041】その後、扉6が閉められると、ステップ1
09で、コンピュータ18は、指定された全ての扉6を
開けたか否かを判断する。全ての扉6を開けてなけれ
ば、コンピュータ18は、ステップ107へ戻りステッ
プ107〜109の処理を繰り返す。全ての扉6が開け
られれば、コンピュータ18は、処理をステップ100
へ戻す。
【0042】即ち、ステップ107〜109では、コン
ピュータ18は、複数の扉6の解錠が設定されている場
合に、その設定された複数の扉6を順次解錠して開ける
と共に、先に解錠された扉6が閉められて施錠されたこ
とが各錠センサ9で検出された後に次の扉6を解錠して
開けるように各錠ソレノイド8を順次制御するのであ
る。
【0043】一方、ステップ106で、一斉解錠である
場合、ステップ110で、コンピュータ18は、指定さ
れた全ての扉6を一斉解錠するために対応する複数の錠
ソレノイド8を一斉に制御する。
【0044】その後、ステップ111で、コンピュータ
18は、次操作可能であるか否かを判断する。次操作可
能であれば、コンピュータ18は処理をステップ100
へ戻す。次操作可能でなければ、コンピュータ18は処
理をステップ112へ移行する。
【0045】ステップ112で、コンピュータ18は、
一斉に開けられた全ての扉6が閉められるのを待つ。こ
こでは、コンピュータ18は、錠センサ9の検出結果に
基づいて各扉6が閉められたことを判断する。開けられ
た全ての扉6が閉められれば、コンピュータ18は、処
理をステップ100へ戻す。
【0046】即ち、ステップ110〜112では、コン
ピュータ18は、設定された扉6を解錠して開けるため
に対応する錠ソレノイド8を制御する。そして、設定さ
れた扉6が閉められて施錠されたことが対応する錠セン
サ9により検出されたときに、次の担当者がテンキー1
5等を使用して行う他の扉6の解錠設定を許容するので
ある。
【0047】次に、金銭ロッカー1のバックアップRA
M44に記憶された照合データの書き換えに関する制御
プログラムについて説明する。
【0048】各売場等では、金銭ロッカー1を取り扱う
担当者が入れ替わることがあり、その都度、バックアッ
プRAM44に記憶された照合データの書き換えを行う
必要がある。ここでは、その書換制御に関するプログラ
ムの内容について説明する。図9には、新たな担当者の
照合データを登録する場合の制御プログラムに係る「担
当者登録ルーチン」をフローチャートに示す。
【0049】先ず、ステップ200で、コンピュータ1
8は、図10(a)に示す「カードリード」の画面を液
晶表示器16に表示させる。ここで、新たな担当者を登
録するために「設定モード」を起動させる必要があり、
「設定モード」を起動させるためには、管理者が管理者
カード13Bを使用してその識別データをカードリーダ
17で読み取らせる必要がある。
【0050】そこで、ステップ201で、コンピュータ
18は、管理者カード13Bの読み取りが終了するのを
待つ。管理者が管理者カード13Bの識別データをカー
ドリーダ17で読み取らせると、ステップ202で、コ
ンピュータ18は、図10(b)に示す「セッテイ」の
画面を液晶表示器16に表示させる。
【0051】次に、ステップ203で、コンピュータ1
8は、担当者登録モードが設定されるのを待つ。ここ
で、図10(b)に示す「セッテイ」も画面の1〜3の
選択モードから、管理者が「2」の数字キー15aを押
して「2.トウロク、サクジョ」を選択すると、コンピ
ュータ18は、図10(c)に示す「カードトウロク」
の画面を液晶表示器16に表示させる。そして、同図1
0(c)の1,2の選択モードから、管理者が「1」の
数字キー15aを押して「1.トウロク」を選択するこ
とにより、担当者登録モードが設定される。これによ
り、ステップ204で、コンピュータ18は、図10
(d)に示す「カードトウロク」の画面を液晶表示器1
6に表示させる。
【0052】ここで、新たな担当者の識別データを照合
データとして登録するために、その担当者の担当者カー
ド13Aの識別データをカードリーダ17に読み取らせ
ることになる。そこで、ステップ205では、コンピュ
ータ18は、担当者カード13Aの識別データの読み取
りが終了したか否かを判断する。読み取りが終了してい
なければ、コンピュータ18は、処理をステップ209
へ移行する。読み取りが終了していれば、コンピュータ
18は、処理をステップ206へ移行する。
【0053】ステップ206で、コンピュータ8は、テ
ンキー15の完了キー15bが押されたか否かを判断す
る。完了キー15bが押されなければ、コンピュータ1
8は、処理をステップ209へ移行する。完了キー15
bが押されれば、ステップ207で、コンピュータ18
は、読み取られた識別データをバックアップRAM44
に書き込んで登録する。
【0054】次に、ステップ208で、コンピュータ1
8は、図10(e)の画面に示すように、担当者の識別
データを液晶表示器16に表示させる。図10(e)に
示す画面中、「050」は登録人数を示し、「001−
12345678」は通し番号とID番号を示し、
「[ID]65685485」は担当者の識別データを
示す。
【0055】そして、ステップ205,206,208
から移行してステップ209では、コンピュータ18
は、登録完了を判断するために、完了キー15bが押さ
れたか否かを判断する。ここで、管理者が複数の新たな
担当者を登録する場合には、続けて担当者カード13A
の読み込みと、完了キー15bの操作を行えばよい。新
たな担当者の登録を完了する場合には、完了キー15b
が押されることにより、コンピュータ18は、その後の
処理を終了する。
【0056】図11には、金銭ロッカー1の取り扱いに
関与しなくなった旧担当者の照合データを削除する場合
の制御プログラムに係る「担当者削除ルーチン」をフロ
ーチャートに示す。
【0057】先ず、ステップ250で、コンピュータ1
8は、図12(a)に示す「カードリード」の画面を液
晶表示器16に表示させる。ここで、旧担当者を削除す
るにも「設定モード」を起動させる必要があり、「設定
モード」を起動させるためには、管理者が管理者カード
13Bの識別データをカードリーダ17に読み取らせる
ことになる。
【0058】そこで、ステップ251で、コンピュータ
18は、管理者カード13Bの読み取りが終了するのを
待つ。管理者が管理者カード13Bの識別データをカー
ドリーダ17に読み取らせると、ステップ252で、コ
ンピュータ18は、図12(b)に示す「セッテイ」の
画面を液晶表示器16に表示させる。
【0059】次に、ステップ253で、コンピュータ1
8は、担当者削除モードが設定されるのを待つ。ここ
で、図12(b)に示す「セッテイ」の画面の1〜3の
選択モードから、管理者が「2」の数字キー15aを押
して「2.トウロク、サクジョ」を選択すると、コンピ
ュータ18は、図12(c)に示す「カードトウロク」
の画面を液晶表示器16に表示させる。そして、図12
(c)の1,2の選択モードから、管理者が「2」の数
字キー15aを押して「2.サクジョ」を選択すると、
コンピュータ18は、図12(d)に示す「サクジョ」
の画面を液晶表示器16に表示させる。そして、図12
(d)の1,2の選択モードから、管理者が「1」の数
字キー15aを押して「1.タントウシャサクジョ」を
選択すると、担当者削除モードが設定される。これによ
り、ステップ254で、コンピュータ18は、図12
(e)に示す「カードサクジョ」の画面を液晶表示器1
6に表示させる。
【0060】ここで、旧担当者の識別データを照合デー
タから削除するために、その担当者の担当者カード13
Aの識別データをカードリーダ17に読み取らせること
になる。そこで、ステップ255では、コンピュータ1
8は、担当者カード13Aの識別データの読み取りを終
了したか否かを判断する。読み取りが終了していなけれ
ば、コンピュータ18は、処理をステップ259へ移行
する。読み取りが終了していれば、コンピュータ18
は、処理をステップ256へ移行する。
【0061】ステップ256で、コンピュータ8は、完
了キー15bが押されたか否かを判断する。完了キー1
5bが押されなければ、コンピュータ18は、処理をス
テップ259へ移行する。完了キー15bが押されれ
ば、ステップ257で、コンピュータ18は、読み取ら
れた識別データをバックアップRAM44から削除す
る。
【0062】これにより、コンピュータ18は、ステッ
プ258で、図12(f)の画面に示すように、削除さ
れる旧担当者の識別データを液晶表示器16に一旦表示
させた後、図12(g)に示すように、「[ID]」に
続く識別データを画面から消去して「サクジョサレマシ
タ」を画面に表示させる。
【0063】そして、ステップ255,256,258
から移行してステップ259では、コンピュータ18
は、削除完了を判断するために、完了キー15bが押さ
れたか否かを判断する。ここで、管理者が複数の旧担当
者を削除する場合には、続けて担当者カード13Aの読
み込みと、完了キー15bの操作を行えばよい。旧担当
者の削除を完了する場合には、完了キー15bが押され
ることにより、コンピュータ18は、その後の処理を終
了する。
【0064】次に、上記担当者の登録及び削除で参照さ
れる管理者の照合データの書き換えについて説明する。
図13には、新たな管理者の照合データを登録する場合
の制御プログラムに係る「管理者登録ルーチン」をフロ
ーチャートに示す。
【0065】先ず、ステップ300で、コンピュータ1
8は、管理者登録モードが設定されるのを待つ。ここで
は、管理者がテンキー15を操作して所定の暗証データ
を入力することにより、管理者登録モードを設定するこ
とができる。
【0066】管理者登録モードが設定されると、ステッ
プ301で、コンピュータ18は、図14(a)に示す
「カンリシャカードトウロク」の画面を液晶表示器16
に表示させる。ここでは、10人の管理者に関する識別
データを照合データとして登録することができる。従っ
て、図14(a)の画面中には、「0〜9」の数字が示
され、登録された人数に対応して各数字の前には「*」
のマークが付される。
【0067】ここで、新たな管理者の識別データを照合
データとして登録するために、その管理者の管理者カー
ド13Bの識別データをカードリーダ17に読み取らせ
ることになる。そこで、ステップ302では、コンピュ
ータ18は、管理者カード13Bの識別データの読み取
りを終了したか否かを判断する。読み取りが終了してい
なければ、コンピュータ18は、処理をステップ306
へ移行する。読み取りが終了していれば、コンピュータ
18は、処理をステップ303へ移行する。
【0068】ステップ303で、コンピュータ8は、完
了キー15bが押されたか否かを判断する。完了キー1
5bが押されなければ、コンピュータ18は、処理をス
テップ306へ移行する。完了キー15bが押されれ
ば、ステップ304で、コンピュータ18は、読み取ら
れた管理者識別データをバックアップRAM44に書き
込んで登録する。
【0069】次に、ステップ305で、コンピュータ1
8は、図14(b)の画面に示すように、管理者の識別
データを液晶表示器16に一旦表示させる。図14
(b)に示す画面中、「[ID]12345678」は
管理者の識別データを示す。その後、コンピュータ18
は、図14(c)に示すように「[ID]」の後に続く
識別データを画面から消去し、登録数が増えた分だけ、
「*7」に示すように数字の前の「*」のマークを増や
す。
【0070】そして、ステップ302,303,305
から移行してステップ306では、コンピュータ18
は、登録完了を判断するために、完了キー15bが押さ
れたか否かを判断する。ここで、管理者が複数の新たな
管理者を登録する場合には、続けて管理者カード13B
の読み込みと、完了キー15bの操作を行えばよい。新
たな管理者の登録を完了する場合には、完了キー15b
が押されることにより、コンピュータ18は、その後の
処理を終了する。
【0071】図15には、旧管理者の照合データを削除
する場合の制御プログラムに係る「管理者削除ルーチ
ン」をフローチャートに示す。
【0072】先ず、ステップ350で、コンピュータ1
8は、管理者削除モードが設定されるのを待つ。ここで
は、管理者がテンキー15を操作して所定の暗証データ
を入力することにより、管理者削除モードを設定するこ
とができる。
【0073】管理者削除モードが設定されると、ステッ
プ351で、コンピュータ18は、図16(a)に示す
「カンリシャカードサクジョ」の画面を液晶表示器16
に表示させる。
【0074】ここで、旧管理者に係る照合データを削除
するために、その管理者の管理者カード13Bの識別デ
ータをカードリーダ17に読み取らせることになる。そ
こで、ステップ352では、コンピュータ18は、管理
者カード13Bの識別データの読み取りを終了したか否
かを判断する。読み取りが終了していなければ、コンピ
ュータ18は、処理をステップ356へ移行する。読み
取りが終了していれば、コンピュータ18は、処理をス
テップ353へ移行する。
【0075】ステップ353で、コンピュータ8は、完
了キー15bが押されたか否かを判断する。完了キー1
5bが押されなければ、コンピュータ18は、処理をス
テップ356へ移行する。完了キー15bが押されれ
ば、ステップ354で、コンピュータ18は、読み取ら
れた管理者識別データをバックアップRAM44から削
除する。
【0076】次に、ステップ355で、コンピュータ1
8は、図16(b)に示す画面のように、旧管理者の識
別データを液晶表示器16に一旦表示させる。図16
(b)に示す画面中、「[ID]12345678」は
旧管理者の識別データを示す。その後、コンピュータ1
8は、図16(c)に示すように「[ID]」の後に続
く識別データを画面上から消去し、登録数が減った分だ
け、「 7」に示すように数字の前の「*」のマークを
減らす。
【0077】そして、ステップ352,353,355
から移行してステップ356では、コンピュータ18
は、削除完了を判断するために、完了キー15bが押さ
れたか否かを判断する。ここで、管理者が複数の旧管理
者を削除する場合には、続けて管理者カード13Bの読
み込みと、完了キー15bの操作を行えばよい。旧管理
者の削除を完了する場合には、完了キー15bが押され
ることにより、コンピュータ18は、その後の処理を終
了する。
【0078】以上説明したようにこの実施の形態の金銭
ロッカー1の構成によれば、図5に示すように、複数の
部署毎に特定の複数の担当者32に割り当てられた担当
者カード(社員カードでもある。)13Aには、それら
担当者32に係る個人の識別データが予め記録されてい
る。各担当者32が金銭ロッカー1を取り扱う場合、各
担当者32は自分の担当者カード13Aを使用してその
カード13Aに記録された識別データをカードリーダ1
7に読み取らせる。読み取られた識別データは、コンピ
ュータ18のバックアップRAM44に予め記憶された
照合データと照合される。併せて、担当者の暗証番号が
テンキー15を使用して入力され、その入力された暗証
番号は、同じくバックアップRAM44に予め記憶され
た照合データと照合される。そして、これら識別データ
のカード番号と暗証番号がそれぞれ照合データと符合す
るときに、特定の担当者32による解錠要求と判断さ
れ、指定された収容棚5の扉6に対応する錠ソレノイド
8が制御されて解錠され、その扉6が開けられる。これ
により、各担当者32は対応する収容棚5に収容された
金銭の持ち出しが可能になる。
【0079】ここで、複数の収容棚5の扉6の解錠が一
斉解錠ではないモードで設定された場合、設定された複
数の扉6を順次解錠して開けるために、各錠ソレノイド
8が制御される。このとき、先に解錠された扉6が担当
者の手で閉められ、その扉6の施錠が各錠センサ9によ
り検出された後に次の扉6が解錠されて開けられるよう
に、各錠ソレノイド8がコンピュータ18により順次制
御されるようになっている。従って、指定された複数の
収容棚5の全ての扉6を解錠して開けるのに、先に開け
られた扉6を閉めなければ次の扉6を開けることができ
ず、先に解錠されて開けらた扉6が解錠されたままとな
ることがない。このため、複数の収容棚5を指定してそ
れらの扉6を解錠して開ける場合に、それらの扉6の閉
め忘れ、即ち、扉6の施錠忘れを未然に防止することが
できるようになる。特に本実施の形態の金銭ロッカー1
では、つり銭の持ち出しを前面から行い、つり銭の各収
容棚5への収容を背面から行うタイプのものではある。
しかし、上記のように各扉6の閉め忘れ、施錠忘れを未
然に防止できることから、経理部署の担当者は、前面の
扉6の閉め忘れによる防犯上の問題に気を配ることな
く、背面から各収容棚5へつり銭を収容することがで
き、金銭ロッカー1の使い勝手を向上させることができ
る。
【0080】この実施の形態の金銭ロッカー1の構成に
よれば、上記と同様にカード番号と暗証番号の照合を済
ませた後、担当者が複数の収容棚5の扉6の解錠を指定
してそれらの一斉解錠を設定した場合、コンピュータ1
8は、それら設定された複数の扉6を一斉に解錠して開
けるために、対応する錠ソレノイド8を一斉に制御す
る。或いは、担当者が一つの収容棚5の扉6の解錠を指
定してその解錠を設定した場合、コンピュータ18は、
設定された一つの扉6を解錠して開けるために、対応す
る錠ソレノイド8を制御する。このとき、解錠された複
数の扉6が全て閉められて施錠されたことが各錠センサ
9により検出されたときだけ、或いは、解錠された一つ
の扉6が閉められて施錠されたことが対応する錠センサ
9により検出されたときだけ、コンピュータ18は、次
の担当者がテンキー15を使用して行う扉6の解錠設定
を許容するようになっている。従って、先に解錠されて
開けられ扉6が一つでも開いたままとなっていても、そ
の扉6は、次の担当者が気付いて閉められることにな
る。このため、複数の収容棚5を指定してそれらの扉6
を一斉解錠して開けたり、一つの収容棚5を指定してそ
の扉6を解錠して開けたりする場合にも、扉6の閉め忘
れ、扉6の施錠忘れを防止することができるようにな
る。
【0081】ここで、各部署の金銭ロッカー1を取り扱
う担当者の一部又は全部が入れ替わった場合、新たな担
当者に割り当てられた担当者カード(社員カードでもあ
る。)13Aの識別データの違いに合わせて、バックア
ップRAM44に記憶された照合データを書き換える必
要がある。
【0082】この場合、新たな担当者の担当者カード1
3Aの識別データをカードリーダ17により読み取らせ
て照合データの登録が行われる。この登録に際して、各
部署の管理者のみに割り当てられた管理者カード13B
を使用してその管理者31の識別データをカードリーダ
17により読み取らせたときだけ、「担当者登録モー
ド」が設定される。そして、当該管理者に対応する特定
の部署における担当者の識別データだけが、照合データ
としてバックアップRAM44への登録が許容される。
一方、入れ替わる前の旧担当者の担当者カード13Aの
識別データをカードリーダ17により読み取らせて照合
データの削除が行われる。この削除に際しても、各部署
の管理者カード13Bを使用してその管理者の識別デー
タをカードリーダ17により読み取らせたときだけ、
「担当者削除モード」が設定される。そして、当該管理
者に対応する特定の部署における旧担当者の識別データ
だけが、旧照合データとしてバックアップRAM44か
らの削除が許容される。従って、各部署の管理者が管理
者カード13Bを使用しなければ、バックアップRAM
44における照合データの書き換えを行うことができ
ず、不特定の者による照合データの書き換えが制限さ
れ、不特定の者による金銭ロッカー1の取り扱いが制限
されることになる。このため、各部署の担当者の入れ替
えに伴って行われるバックアップRAM44の中の照合
データの書き換えに際して、その書き換えを正規の管理
者31のみが行えるようにすることができ、これによっ
て照合データに関する不正な書き換えを未然に防止する
ことができるようになる。つまり、悪意のある者が照合
データの書き換えを勝手に行うことができなくなり、こ
れによって、正規の担当者32でない者がつり銭の持ち
出しを不正に行うことができなくなり、金銭ロッカー1
の防犯性能を高めることができるようになる。
【0083】この実施の形態の金銭ロッカー1では、所
定の会社の各部署の複数の担当者が金銭ロッカー1を取
り扱う場合に、各担当者に割り当てられた社員カードを
使用すればよい。従って、金銭ロッカー1を取り扱うた
めの磁気カードを特別に設ける必要がない。このため、
金銭ロッカー1を運用するのに必要な専用部品を減らす
ことができ、専用の磁気カードを省略できる分だけ金銭
ロッカー1の管理に必要な労力を軽減することができる
ようになる。
【0084】この実施の形態の金銭ロッカー1では、バ
ックアップRAM44に記憶されて管理者カード13B
の識別データと照合される照合データについても、新た
に登録したり削除したりすることにより、書き換えるこ
とが可能である。このため、各部署の管理者の入れ替わ
りにも対処して上記防犯性能を確保することができる。
【0085】この実施の形態の金銭ロッカー1では、各
扉6にLED11を設け、扉6が開くとLED11が点
灯し、扉6が閉じるとLED11が消灯するようになっ
ている。このため、各担当者により扉6が開けられ、そ
の収容棚5の中からつり銭が持ち出された後に、LED
11の点灯が扉6の閉め忘れの警告となり、扉6を確実
に閉めて施錠することを担当者に促す効果がある。これ
によって、扉6の閉め忘れ及び施錠忘れの防止効果を高
めることができる。
【0086】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0087】(1)前記実施の形態では、バックアップ
RAM44に記憶された照合データを書き換えるため
に、カードリーダ17を書換手段として使用し、担当者
カード13Aに記録された識別データを読み取らせるよ
うにした。これに対して、テンキー15を書換手段とし
て使用して担当者の識別データを入力するようにしても
よい。
【0088】(2)前記実施の形態では、担当者カード
13A及び管理者カード13Bとして各社員に割り当て
られた社員カードを使用したが、専用の磁気カードを担
当者カード及び管理者カードとして使用するようにして
もよい。
【0089】(3)前記実施の形態では、担当者カード
13Aから読み取られた識別データであるカード番号と
バックアップRAM44に記憶された照合データである
カード番号とを照合させると共に、テンキー15で入力
される暗証番号と同RAM44に記憶された暗証番号と
を照合させて、二つの照合がそれぞれ符合する場合に、
特定の担当者による解錠要求であると判断していた。こ
れに対して、暗証番号の照合を省略して、カード番号の
みの照合を行うようにしてもよい。
【0090】(4)前記実施の形態では、担当者登録ル
ーチン及び管理者登録ルーチンにおいて、担当者カード
13A及び管理者カード13Bの識別データの登録のみ
を行ったが、それに加えて各担当者及び各管理者の暗証
番号の入力を行うようにしてもよい。或いは、各担当者
及び各管理者の暗証番号の入力のみを別途行うようにし
てもよい。
【0091】(5)前記実施の形態では、本発明のID
カード及び管理者IDカードとして磁気カード13A,
13Bを使用し、本発明のデータ読取手段として磁気デ
ータを読み取るためのカードリーダ17を使用した。こ
れに対し、IDカード及び管理者IDカードとしてバー
コードを記録したバーコードカードを使用したり、IC
カードやPCカードを使用したりしてもよい。又、これ
らのカードに対応したデータ読取手段として、バーコー
ドリーダを使用したり、ICカードやPCカード専用の
メモリリーダを使用したりしてもよい。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
グループ毎に特定の複数の担当者に対応して識別設定さ
れたIDカードを使用して特定の収容棚の扉を解錠して
開けるカード式金銭ロッカーにおいて、担当者の入れ替
えに伴う照合データの書き換えを管理者等の正規の者の
みが行えるようにすることができ、照合データの不正な
書き換えを未然に防止することができる。これによっ
て、正規の担当者でない者がつり銭の持ち出しを不正に
行うことができなくなり、カード式金銭ロッカーとして
の防犯性能を高めることができる。
【0093】請求項2に記載の発明の構成によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加え、金銭ロッカーを運用
するのに必要な専用部品を減らすことができ、専用のI
Dカードを省略できる分だけ金銭ロッカーの管理に必要
な労力を軽減することができる。
【0094】請求項3に記載の発明の構成によれば、請
求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、特定の
複数の収容棚を指定してそれらの扉を解錠して開ける場
合に、扉の閉め忘れ(扉の施錠忘れ)を未然に防止する
ことができる。
【0095】請求項4に記載の発明の構成によれば、特
定の担当者に対応して識別設定されたIDカードを使用
して収容棚の扉を解錠して開けるカード式金銭ロッカー
において、特定の複数の収容棚を指定してそれらの扉を
解錠して開ける場合に、扉の閉め忘れ(扉の施錠忘れ)
を未然に防止することができる。
【0096】請求項5に記載の発明の構成によれば、請
求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、特定の
収容棚を指定してその扉を解錠して開ける場合に、扉の
閉め忘れ(扉の施錠忘れ)を防止することができる。
【0097】請求項6に記載の発明の構成によれば、特
定の担当者に対応して識別設定されたIDカードを使用
して収容棚の扉を解錠して開けるカード式金銭ロッカー
において、特定の収容棚を指定してその扉を解錠して開
ける場合に、扉の閉め忘れ(扉の施錠忘れ)を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、金銭ロッカーの前面を示
す斜視図である。
【図2】同じく、金銭ロッカーの背面を示す斜視図であ
る。
【図3】同じく、テンキーを示す正面図である。
【図4】同じく、液晶表示器の画面を示す正面図であ
る。
【図5】同じく、金銭ロッカーが運用される会社組織の
構成概念図である。
【図6】同じく、金銭ロッカーの電気的構成を示すブロ
ック回路図である。
【図7】同じく、「解錠ルーチン」を示すフローチャー
トである。
【図8】同じく、(a)〜(d)は、液晶表示器の一連
の画面を示す図である。
【図9】同じく、「担当者登録ルーチン」を示すフロー
チャートである。
【図10】同じく、(a)〜(e)は、液晶表示器の一
連の画面を示す図である。
【図11】同じく、「担当者削除ルーチン」を示すフロ
ーチャートである。
【図12】同じく、(a)〜(g)は、液晶表示器の一
連の画面を示す図である。
【図13】同じく、「管理者登録ルーチン」を示すフロ
ーチャートである。
【図14】同じく、(a)〜(c)は、液晶表示器の一
連の画面を示す図である。
【図15】同じく、「管理者削除ルーチン」を示すフロ
ーチャートである。
【図16】同じく、(a)〜(c)は、液晶表示器の一
連の画面を示す図である。
【符号の説明】
1 金銭ロッカー 5 収容棚 6 扉 8 錠ソレノイド(施錠手段) 9 錠センサ(施錠検出手段) 13 磁気カード(IDカード) 13A 担当者カード 13B 管理者カード(管理者IDカード) 15 テンキー(解錠設定手段) 17 カードリーダ(データ読取手段、書換手段) 18 コンピュータ(解錠制御手段、書換制御手段、
順次解錠制御手段、解錠設定制御手段) 44 バックアップRAM(データ記憶手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金銭を収容するための複数の収容棚と、 前記各収容棚を各々開閉する扉と、 前記各扉を施錠するための施錠手段と、 IDカードに記録された個人の識別データを読み取るた
    めのデータ読取手段と、前記読み取られた識別データと
    照合される照合データを予め記憶するデータ記憶手段
    と、 前記読み取られた識別データと前記記憶された照合デー
    タとを照合し、少なくとも前記両データが符合するとき
    に、特定の担当者による解錠要求と判断して所定の収容
    棚の扉を解錠するために対応する施錠手段を制御する解
    錠制御手段とを備え、複数のグループ毎に特定の複数の
    担当者に割り当てられてそれら担当者の識別データが記
    録されたIDカードを使用して所定の収容棚の扉を解錠
    して開けるようにしたカード式金銭ロッカーにおいて、 前記データ記憶手段に記憶された前記各担当者に関する
    照合データを書き換えるために使用される書換手段と、 前記各グループの管理者のみに割り当てられてその管理
    者の識別データが予め記録された管理者IDカードと、 前記データ読取手段により前記管理者IDカードの識別
    データが読み取られたときに、前記データ記憶手段に記
    憶された前記各担当者に関する照合データの書き換えを
    許容する書換制御手段とを備えたことを特徴とするカー
    ド式金銭ロッカー。
  2. 【請求項2】 前記グループは、所定の会社の各部署で
    あることと、 前記複数の担当者に割り当てられたIDカードは、前記
    会社の各社員に割り当てられて各社員の識別データを記
    録した社員カードであることとを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のカード式金銭ロッカー。
  3. 【請求項3】 複数の収容棚を指定してそれらの扉の解
    錠を設定するための解錠設定手段と、 前記施錠手段は、対応する扉が閉められたときにその扉
    を施錠するものであることと、 前記各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手
    段と、 前記解錠設定手段により前記複数の扉の解錠が設定さ
    れ、前記読み取られた識別データと前記記憶された照合
    データとを照合し、少なくとも前記両データが符合する
    ときに、特定の担当者による解錠要求と判断して前記設
    定された複数の扉を順次解錠して開けると共に、先に解
    錠された扉が閉められて施錠されたことが前記各施錠検
    出手段により検出された後に次の扉を解錠して開けるよ
    うに前記各施錠手段を順次制御する順次解錠制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のカード式金銭ロッカー。
  4. 【請求項4】 金銭を収容するための複数の収容棚と、 前記各収容棚を各々開閉する扉と、 前記各扉を施錠するために設けられ、対応する扉が閉め
    られたときにその扉を施錠するものである施錠手段と、 IDカードに記録された個人の識別データを読み取るた
    めのデータ読取手段と、前記読み取られた識別データと
    照合される照合データを予め記憶するデータ記憶手段
    と、 複数の収容棚を指定してそれらの扉の解錠を設定するた
    めの解錠設定手段と、 前記各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手
    段と、 前記解錠設定手段により前記複数の扉の解錠が設定さ
    れ、前記読み取られた識別データと前記記憶された照合
    データとを照合し、少なくとも前記両データが符合する
    ときに、特定の担当者による解錠要求と判断して前記設
    定された複数の扉を順次解錠して開けると共に、先に解
    錠された扉が閉められて施錠されたことが前記各施錠検
    出手段により検出された後に次の扉を解錠して開けるよ
    うに前記各施錠手段を順次制御する順次解錠制御手段と
    を備えたことを特徴とするカード式金銭ロッカー。
  5. 【請求項5】 所定の収容棚を指定してその扉の解錠を
    設定するための解錠設定手段と、 前記施錠手段は、対応する扉が閉められたときにその扉
    を施錠するものであることと、 前記各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手
    段と、 前記解錠設定手段により所定の扉の解錠が設定され、前
    記読み取られた識別データと前記記憶された照合データ
    とを照合し、少なくとも前記両データが符合するとき
    に、特定の担当者による解錠要求と判断して前記設定さ
    れた扉を解錠して開けるための解錠制御手段と、 前記設定された扉が閉められて施錠されたことが前記各
    施錠検出手段により検出されたときに、前記解錠設定手
    段を使用して行われる次の扉の解錠設定を許容する解錠
    設定制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のカード式金銭ロッカー。
  6. 【請求項6】 金銭を収容するための複数の収容棚と、 前記各収容棚を各々開閉する扉と、 前記各扉を施錠するために設けられ、対応する扉が閉め
    られたときにその扉を施錠するものである施錠手段と、 IDカードに記録された個人の識別データを読み取るた
    めのデータ読取手段と、前記読み取られた識別データと
    照合される照合データを予め記憶するデータ記憶手段
    と、 所定の収容棚を指定してその扉の解錠を設定するための
    解錠設定手段と、 前記各扉が施錠されたことを検出するための施錠検出手
    段と、 前記解錠設定手段により所定の扉の解錠が設定され、前
    記読み取られた識別データと前記記憶された照合データ
    とを照合し、少なくとも前記両データが符合するとき
    に、特定の担当者による解錠要求と判断して前記設定さ
    れた扉を解錠して開けるための解錠制御手段と、 前記設定された扉が閉められて施錠されたことが前記各
    施錠検出手段により検出されたときに、前記解錠設定手
    段を使用して行われる次の扉の解錠設定を許容する解錠
    設定制御手段とを備えたことを特徴とするカード式金銭
    ロッカー。
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