JP2002119796A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002119796A
JP2002119796A JP2000318897A JP2000318897A JP2002119796A JP 2002119796 A JP2002119796 A JP 2002119796A JP 2000318897 A JP2000318897 A JP 2000318897A JP 2000318897 A JP2000318897 A JP 2000318897A JP 2002119796 A JP2002119796 A JP 2002119796A
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JP
Japan
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water
washing tub
washing
shower
rinsing
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Withdrawn
Application number
JP2000318897A
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English (en)
Inventor
Shiro Obayashi
史朗 大林
Toshifumi Koike
敏文 小池
Gichu Ota
義注 太田
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
Takami Koyama
高見 小山
Isao Hiyama
功 桧山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャワー濯ぎにおける濯ぎむらを低減する。 【解決手段】洗濯兼脱水槽5内にシャワー噴水を行うシ
ャワーヘッド31に複数のシャワー噴水口を設け、洗濯
兼脱水槽5の側壁面に向けて噴出するシャワー噴水36
bに対して底壁面の外周部に向けて噴出するシャワー噴
水36a,36cの量を多くすることにより、角部に厚
く積み重なった洗濯物102内への通水を増加させて濯
ぎむらを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機における濯ぎは、洗いによって衣
類から取り除いた汚れ成分を再び衣類へ付着しないよう
に洗濯槽から排出し、衣類に吸着した洗剤を取り除いて
排出するために行う。
【0003】洗濯機で行う濯ぎ方法には、溜め濯ぎ,注
水濯ぎ,シャワー濯ぎの3種類がある。これらの濯ぎ方
法は、用途に応じて、選択的または組み合わせて実行す
るようにしている。
【0004】溜め濯ぎは、洗濯槽に所定量の水を給水
し、回転翼を回転させて洗濯物を撹拌することにより該
洗濯物中に含まれる汚れ成分と洗剤を洗濯槽内の水で希
釈した後に排水する方法である。
【0005】注水濯ぎは、溜め濯ぎと殆ど同じである
が、撹拌中に更に注水を行う方法である。注水によって
洗濯槽内の水位が上昇するために、上昇分は排水バルブ
を開いて排水する。これにより、洗濯物(槽)の上部か
ら注水し、洗濯物(槽)の下部から洗剤濃度の高い濯ぎ
水を排水することになるために、溜め濯ぎに比べて洗剤
希釈が促進されて濯ぎ性能が向上する。
【0006】シャワー濯ぎは、少ない給水量で濯ぎを行
う方法として提案された濯ぎ方法である。このシャワー
濯ぎは、洗濯槽を回転させながら洗濯物に水をかけ、洗
濯物に浸透して通過する濯ぎ水によって内部に残留する
洗剤成分を効率的に除去する方法である。このシャワー
濯ぎは、洗濯物を予め遠心脱水してから行うために、洗
濯物は洗濯槽の側壁面から底壁の外周部に密着するよう
に分布しており、洗濯槽の底壁面の中央部には洗濯物が
存在しない片寄り状態となる。濯ぎ水の給水は、重力に
よる水の落下に従って行っていることから、洗濯物に均
一に浸透するように降り掛けることが困難であり、濯ぎ
むらが発生することが多い。この濯ぎむらを少なくする
ために多量の濯ぎ水を給水すると、濯ぎ水を無駄に消費
することになる。
【0007】従って、シャワー濯ぎの効率を上げるため
には、濯ぎ水が洗濯物に均一に浸透するように降り掛け
ることが重要である。特開平7−241399号公報に
記載された洗濯機は、それぞれをある複数の種類の角度
に設定した複数の散水口から略シャワー状に噴水させて
散水し、特に洗濯物が集まりやすい洗濯槽の角部(側壁
と底壁が繋がる部分)に向けて均一に散水することによ
り、濯ぎ水を節約し、濯ぎ性能を向上するようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、広い分布で洗
濯物の表面に均一にシャワー噴水を散布する方法では、
図13に示すように、遠心脱水によって洗濯槽101内
の側壁面に沿うように片寄った洗濯物102の表面にシ
ャワーヘッド103からシャワー噴水104を均一に散
布すると、洗濯物102の表面側のイ,ロ部には濯ぎ水
が良く浸透するが内側のハ部への浸透量は極めて少なく
なる。これは、洗濯物102の単位体積当りのシャワー
噴水量に差が発生し、特に洗濯槽101の角部は洗濯物
の量が多くなることから、単位体積当りの水量が少なく
なるためである。
【0009】このように、洗濯物102内に水が十分に
浸透しない部分が発生すると、該部の洗剤を押し出すこ
とが困難となって濯ぎむらが発生する。そして、このよ
うな現象は、洗濯物102の量が多いほど洗濯槽101
の角部に片寄る洗濯物102の層が厚くなって顕著に発
生する。
【0010】本発明の1つの目的は、少ない濯ぎ水量で
濯ぎむらが少ないシャワー濯ぎを行うことができる洗濯
機を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、洗濯物の量に左右さ
れずに少ない濯ぎ水量で濯ぎむらが少ないシャワー濯ぎ
を行うことができる洗濯機を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、シャワー噴水が
洗濯槽外へ飛散するのを軽減することができる洗濯機を
提案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転する洗濯
槽内にシャワー噴水を行うシャワー濯ぎにおいて、洗濯
槽の側壁面に向けて噴出するシャワー噴水量に対して底
壁面の外周部に向けて噴出するシャワー噴水の量を多く
することにより、角部に厚く積み重なった洗濯物内への
通水を増加させて濯ぎむらを低減するものである。
【0014】また、洗濯槽の側壁面および底壁面に向か
って濯ぎ水を散布するシャワーヘッドを設け、このシャ
ワーヘッドを水道水圧により進退させることにより、給
水時は前記洗濯槽の中心部へ向かって進出してシャワー
噴水するようにした。
【0015】具体的には、外槽内に回転可能に設置した
有底円筒状の洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転
可能に設置した回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回
転駆動する駆動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水す
る給水手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手
段を備え、前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を
回転させながら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することによ
り濯ぎ工程を行うようにした洗濯機において、前記給水
手段は、前記濯ぎ工程において、前記洗濯槽内の底壁面
の外周部に向けて散布する濯ぎ水の流量を前記洗濯槽の
側壁面部に向けて散布する濯ぎ水の流量よりも多くした
ことを特徴とする。
【0016】そして、前記給水手段は、前記洗濯槽内の
底壁面の外周部に向けて濯ぎ水を散布する第1の噴水口
と、前記洗濯槽の側壁面部に向けて濯ぎ水を散布する第
2の噴水口を備えたことを特徴とする。
【0017】また、外槽内に回転可能に設置した有底円
筒状の洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転可能に
設置した回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回転駆動
する駆動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水
手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段を備
え、前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を回転さ
せながら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することにより濯ぎ
工程を行うようにした洗濯機において、前記給水手段
は、前記洗濯槽内に水を溜めて行う洗い工程および濯ぎ
工程における給水を行う第1の給水手段と、前記洗濯槽
を回転させながら行う濯ぎ工程における給水を行う第2
の給水手段を備え、前記第2の給水手段は、前記洗濯槽
の側壁面に向けて濯ぎ水を散布する第1のシャワー噴水
口と、前記洗濯槽の底壁面の外周部に向けて濯ぎ水を散
布する第2のシャワー噴水口を備えたこと特徴とする。
【0018】そして、前記第2の給水手段は、前記洗濯
槽壁面に向かって開口する複数のシャワー噴水口を有す
るシャワーヘッドを備え、前記シャワー噴水口は、それ
ぞれシャワー噴水角度を異ならせると共に前記洗濯槽の
底壁面の外周部へのシャワー噴水流量が最も多くなるよ
うに分布させたことを特徴とする。
【0019】また、前記第2の給水手段は、洗濯物の量
に応じてシャワー噴水口を切り替えるようにしたことを
特徴とする。
【0020】また、外槽内に回転可能に設置した有底円
筒状の洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転可能に
設置した回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回転駆動
する駆動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水
手段と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段を備
え、前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を回転さ
せながら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することにより濯ぎ
工程を行うようにした洗濯機において、前記給水手段
は、前記洗濯槽内に水を溜めて行う洗い工程および濯ぎ
工程における給水を行う第1の給水手段と、前記洗濯槽
を回転させながら行う濯ぎ工程における給水を行う第2
の給水手段を備え、前記第2の給水手段は、前記洗濯槽
の側壁面および底壁面に向かって濯ぎ水を散布するシャ
ワーヘッドを備え、このシャワーヘッドは、水道水圧に
より進退し、給水時は前記洗濯槽の中心部へ向かって進
出するようにしたことを特徴とする。
【0021】そして、前記シャワーヘッドは、前記洗濯
槽の側壁面に向けて濯ぎ水を散布する第1のシャワー噴
水口と、前記洗濯槽の底壁面の外周部に向けて濯ぎ水を
散布する第2のシャワー噴水口を備えたこと特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態を示す全自
動洗濯機の外観斜視図であり、図2は、図1におけるA
−A線に沿う縦断側面図である。
【0024】この全自動洗濯機は、鋼鈑製の外枠1内に
吊り棒2およびコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置
3によって合成樹脂製の外槽4を吊架している。外槽4
は、4組の吊り棒2と防振装置3によって外枠1の上部
の4隅から吊り下げるように支持する。外槽4内には、
ステンレス製の有底円筒上の洗濯兼脱水槽(以下洗濯槽
と言う)5を回転自在に設ける。この洗濯槽5は、側壁
に多数の脱水孔5aを有し、底部の中心部に回転翼6を
回転自在に備える。
【0025】洗濯槽5および回転翼6を回転駆動する駆
動装置は、電動機7と、この電動機7の回転を前記洗濯
槽5および回転翼6に伝達するためのプーリ8aやベル
ト8bからなる伝達手段と、洗いおよび濯ぎ工程時に回
転翼6のみを回転させ、濯ぎおよび脱水工程時に洗濯槽
5と撹拌翼6を一体的に回転させるクラッチ装置9とそ
の切り替えを行うクラッチソレノイド9aを備える。こ
の駆動装置は、外槽4の底壁の下側に鋼鈑製の支持板1
0を用いて取り付ける。
【0026】そして、この駆動装置は、洗い工程および
濯ぎ工程においては、洗濯槽5を静止させ、回転翼6を
時計方向(正方向)および反時計方向(逆方向)に繰り
返し回転させる。そして、脱水工程においては、洗濯槽
5を一方向に高速度で回転させる。
【0027】また、外槽4の底部に近い側壁に設けたエ
アートラップ4aには該外槽4内の水圧(水位)を水位
センサ11に伝達する水位センサチューブ12を接続
し、外槽4の底壁に設けた排水孔4bには洗濯水の排水
を制御する排水装置(電磁弁)13を介して排水ホース
14を接続する。洗濯水は、排水装置13を閉じること
によって外槽4内に溜め、排水装置13を開くことによ
って排水ホース14を通して洗濯機外に排出する。
【0028】外枠1の上部には、トップカバー15を設
ける。このトップカバー15は、洗濯物を投入する衣類
投入口15aと、水道栓口17や給水電磁弁や洗剤投入
流路箱や仕上げ剤投入流路箱等の給水部品を収納する後
部収納箱15bと、マイクロコンピュータを使用した制
御回路等の電気部品を収納し、操作ボタン20を設ける
前部操作箱15cとを有し、前記衣類投入口15aを開
閉自在に覆うように合成樹脂製の蓋16を取り付ける。
【0029】前部操作箱15cの上面には、操作パネル
18aを取り付け、その下にはマイクロコンピュータ等
を実装した制御回路18bを設ける。操作パネル18a
には、電源スイッチ19,各種操作ボタン20,各種表
示器21等を設置し、使用者が操作ボタン20で洗濯機
を操作し、その状態を表示器21で確認できるようにす
る。
【0030】ここで、後部収納箱15b内の構成を具体
的に説明する。図3は、この全自動洗濯機の給水経路の
模式図である。図4は、後部収納箱15bを注水流路箱
30の位置で切断して示す縦断側面図、図5は、図4に
おけるB−B線に沿う横断平面図である。
【0031】水道栓等からのホースを接続する水道栓口
17と、これに続く給水電磁弁22と、洗濯槽5内に洗
濯水を流下させるように前記衣類投入口15a側に向け
て洗剤投入給水空間30aを開口させた注水流路箱30
と、洗濯槽5内に濯ぎ水を散布するシャワーヘッド31
は、前記後部収納箱15b内に収納する。
【0032】引出し式の箱内に傾斜した傾斜流路32a
を形成した洗剤投入流路箱32は、前記注水流路箱30
の洗剤投入給水空間30a内に挿抜可能に設置し、引き
出した状態で前記傾斜流路32a上に洗剤110を投入
(載置)するように構成する。注水流路箱30は、押し
入れられた洗剤投入流路箱32の傾斜流路32aの上側
に位置するように散水部屋30bを備える。この散水部
屋30bは、底壁に前記洗剤投入流路箱32の傾斜流路
32aの上側に対向する多数の散水孔30cを備える。
【0033】給水電磁弁22は、切替弁を内蔵し、シャ
ワーヘッド31に通じる給水路33と散水部屋30bに
通じる給水路34への給水を洗濯工程に応じて切り替え
る。
【0034】シャワーヘッド31は、洗剤投入給水空間
30aの下部の開口縁に位置するように設置してシャワ
ー噴水口を前記洗濯槽5内に向けて開口させ、給水路3
3を洗剤投入給水空間32a内に収納する。この構成
は、限られたスペースの有効活用を実現する。このシャ
ワーヘッド31は、洗濯物投入および取り出しの邪魔に
ならないように、衣類投入口15a内にはみださないよ
うに設置する。
【0035】ソフト仕上げ剤投入箱35は、洗剤投入流
路箱32に併設し、洗剤投入流路箱32と一体的に前記
注水流路箱30内に挿抜可能に設置する。このソフト仕
上げ剤箱35は、内部に注入されたソフト仕上げ液剤を
サイホン作用によって注水流路箱30の洗剤投入給水空
間30a内に流出させる構成であって、その上部に前記
散水部屋30bと同様の仕上げ剤注水部屋(図示省略)
を設置し、最終濯ぎの給水時に給水電磁弁22の切替弁
から仕上げ剤注水部屋を介してソフト仕上げ剤箱35に
給水することによりサイホン機構を作用させ、ソフト仕
上げ剤を注水流路箱30の洗剤投入給水空間30a内に
流出させて濯ぎ水と共に洗濯槽5へ流し込む。
【0036】洗い工程および溜め濯ぎ工程における給水
を通常給水と言い、破線矢印で示す。通常給水は、給水
電磁弁22の切替弁を注水流路箱30の散水部屋30b
へ通じる給水路34に切り替えて行う。
【0037】洗濯開始に当って洗剤投入流路箱32とソ
フト仕上げ剤投入箱35を引き出し、傾斜流路32aに
粉末洗剤110を投入し、ソフト仕上げ剤投入箱35に
ソフト仕上げ液剤を投入する。
【0038】通常給水を開始することにより注水流路箱
30の散水部屋30bに流入した洗い水は、散水孔30
cから洗剤投入流路箱32の傾斜流路32aにシャワー
状に流下して粉末洗剤110に降り掛かり、粉末洗剤1
10を溶解して流し出す。洗い水を傾斜流路32aへシ
ャワー状に流下させることにより、粉末洗剤110の溶
け残りを防止する。粉末洗剤110を十分に溶解するこ
とは、洗浄力の向上および濯ぎ性能の向上に繋がる。
【0039】洗剤が溶け込んだ洗い水は、傾斜流路32
aから洗剤投入給水空間30a内を流れて洗濯槽5へ流
れ込む。注水流路箱30の底面を傾斜させて洗剤投入給
水空間30a内に水や洗剤が残らないようにすると良
い。また、注水流路箱30の底面に凹凸が存在すると水
や洗剤が前記凹凸に沿って洗剤投入給水空間30a内に
残り易くなるので、シャワーヘッド31および給水路3
3にカバー等を設けて凹凸を少なくすると良い。スペー
スに余裕があれば、シャワー給水路33を注水流路箱3
0の底部の外側に設置することで底部の凹凸をなくして
洗濯水の残留を抑制することができる。
【0040】一方、シャワー濯ぎ工程におけるシャワー
給水は、実線矢印のように流れる。給水電磁弁22の切
替弁をシャワーヘッド31へ通じる給水路33に切り替
える。シャワー給水を開始すると、給水は、給水路33
を通ってシャワーヘッド31に流れてシャワー噴水口か
ら洗濯槽5内へ向けて噴出するシャワー噴水36を形成
する。
【0041】図6は、シャワーヘッド31の1つのシャ
ワー噴水口の形状を一部を切り欠いて示す斜視図であ
る。このシャワーヘッド31は、端面40を切り欠いて
形成した断面V字状の切り溝41内にシャワー噴水口4
2を開けることで、シャワー噴水が扇状に噴出するよう
に構成している。切り溝41の深さDや開き角度αやシ
ャワー噴水口42の口径の値により、噴出角,流量,噴
水粒径を設定することができる。例えば、切り溝41の
開き角度αが広い程、狭い扇状の噴出角のシャワー噴水
形態となる。
【0042】シャワー噴水口42の他の形状としては、
多数の***を設ける構成や旋回流で放射状(円錐状)に
水を出す構成等が考えられる。また、シャワー噴水36
の粒径は、霧のように小さい方が良い。粒径を小さくす
ることにより、洗濯槽5外への水はねを少なくすること
ができる。
【0043】この実施の形態において、濯ぎ水のシャワ
ー給水は、図7に示すように、シャワーヘッド31から
複数本の扇状のシャワー噴水36a〜36cを噴出させ
ることによって行うために、前記シャワーヘッド31
は、図8に示すように、3つのシャワーヘッド部31a
〜31cを放射状に横並びに複合して構成する。ここ
で、図7は、シャワー濯ぎにおけるシャワー噴水の形態
を示す側面図、図8は、シャワーヘッドの斜視図であ
る。
【0044】各シャワーヘッド部31a〜31cには、
それぞれに、略同一流量のシャワー噴水口42a〜42
cを設ける。シャワーヘッド部31bは、洗濯槽5の底
壁面の外周縁部と側壁面の高さ方向の略全域に向けて広
い噴出角度で略均一にシャワー噴水36bを噴出するよ
うに構成し、シャワーヘッド部31a,31cは、洗濯
槽5の底壁面の外周縁部に向けて狭い噴出角度で略均一
にシャワー噴水36a,36cを噴出するように構成す
る。これにより、濯ぎ水のシャワー噴水量は、洗濯槽5
の側壁面に対して底壁面の外周縁部が多くなるようにし
た。シャワーヘッド部の数は、3つに制限されるもので
はなく、また、一直線状に横並びさせても良い。
【0045】このようなシャワー噴水による濯ぎ水の散
布領域は、切り溝41が伸びる方向を回転方向に傾ける
ことにより、噴出角度を狭くしたのと同様に狭くするこ
とができる。前述した実施の形態において、切り溝41
は、回転方向に対して垂直方向に伸びるように形成する
ことにより、垂直方向に広がる扇状のシャワー噴水を噴
出しているが、切り溝41を回転方向に対して斜めに傾
け、若しくは横向きにすると、シャワー噴水の広がり方
向は、垂直軸方向で見ると幅が狭くなって洗濯槽5の底
面部の外周縁部へ集中的に降り掛かるように噴出する。
この方法は、総ての実施の形態において有効である。
【0046】次に、この全自動洗濯機の動作を説明す
る。
【0047】洗い工程に関しては、どのような洗いコー
スを選択しても総て同一の給水経路で給水する。濯ぎ工
程では、濯ぎコースの選択により給水経路を変更する。
ここでは、シャワー濯ぎを行い、最後に溜め濯ぎを1回
行った後に脱水するように選択ボタン20で設定した洗
濯コースの動作について説明する。
【0048】使用者は、洗濯物102を洗濯槽5に入れ
て電源スイッチ19を押し、そして、洗濯コースを設定
(洗い,濯ぎ,脱水条件を設定)し、スタートボタンを
操作することにより自動洗濯を開始させる。
【0049】制御回路18bのマイクロコンピュータ
は、先ず、電動機7を駆動して回転翼6を正回転させて
停止し、そのときの惰性回転の減衰特性に基づいて洗濯
槽5内の洗濯物102の量を検出して該洗濯物102に
適した洗い水量を決定し、この洗い水量に応じた洗剤量
を決定して表示器21に表示する。
【0050】そこで、使用者が表示された量の粉末洗剤
110を洗剤投入流路箱32の傾斜流路32aに投入し
て再びスタートボタンを操作すると、マイクロコンピュ
ータは、給水電磁弁22の切替弁を通常給水側へ切り替
えて水路を開放する。これにより、水道水は水道栓口1
7から給水電磁弁22と給水路34を通って注水流路箱
30の散水部屋30bに至り、この散水部屋30bの底
壁に設けた多数の散水孔30cから洗剤投入流路箱32
の傾斜流路32aにシャワー状に流下して粉末洗剤11
0を流し出し、注水流路箱30の洗剤投入給水空間30
aを通って洗濯槽5内に流れ込んで該洗濯槽5(外槽
4)内に溜まる。
【0051】マイクロコンピュータは、水位センサ11
からの検出信号に基づいて規定量の水が洗濯槽5に給水
されたことを検知すると、給水電磁弁22を閉じて給水
を停止する。そして、電動機7を駆動して回転翼6を正
逆回転させて洗濯物102を撹拌する洗い工程制御を実
行する。
【0052】マイクロコンピュータは、洗い工程を終了
すると、排水装置13を開き、洗濯槽5内の洗い水を排
水口4bから排水ホース14を通して排水する。排水が
終了すると、洗濯槽5を高速度で回転させる中間脱水を
行い、濯ぎ工程制御に移る。
【0053】濯ぎ工程は、シャワー濯ぎ方式であり、先
ず、洗濯槽5を回転させる。このときの洗濯槽5の回転
速度は、シャワー噴水36a〜36cにより散布される
濯ぎ水が洗濯物102を通過するのに必要な遠心力が得
られる回転速度であれば良い。勿論、前工程の中間脱水
の回転を止めずにそのまま維持するようにしても良い。
そして、給水電磁弁22の切替弁をシャワーヘッド31
へ通じる給水路33に切り替えて水路を開放する。この
とき、排水装置13は、開いたままとする。
【0054】これにより、給水は、シャワーヘッド31
から洗濯槽5内に向けてシャワー噴水36a〜36cを
形成するように噴出する。所定量の濯ぎ水を散布した後
に給水電磁弁22を閉じ、前記中間脱水程度の脱水を行
う。このシャワー濯ぎは、洗濯物102の量に応じてシ
ャワー給水量やシャワー濯ぎ回数を変えて行っても良
い。
【0055】ここで、シャワー噴水36a〜36cの形
態について説明する。前述したように、この実施の形態
において、シャワーヘッド31の2つのシャワー噴水口
42a,42cは洗濯槽5の底壁面の外周縁部に向けて
噴出角の狭いシャワー噴水36a,36cを噴出し、シ
ャワー噴水口42bは、噴出角度が広いシャワー噴水3
6bを洗濯槽5の底壁面の外周縁部と側壁面の高さ方向
の略全域に向けて噴出する。従って、シャワー噴水36
a〜36cによって洗濯物102に散布される濯ぎ水量
は、中間脱水によって洗濯槽5の角部に分厚く積み重な
るように片寄った洗濯物102の内部にまで十分に浸透
して該洗濯物102内を通水するように洗濯槽5の底壁
面の外周縁部が多くなり、洗濯槽5の側壁面は勿論、洗
濯槽5の底壁面の角部に位置する洗濯物102に含まれ
る洗剤も押し出すことができ、濯ぎ性能が向上する。
【0056】マイクロコンピュータは、シャワー濯ぎに
おける中間脱水を終了すると、溜め濯ぎを行うために排
水装置13を閉じ、切替弁を通常給水側へ切り替えて給
水電磁弁22を開放して給水を開始する。このときの溜
め濯ぎは最終濯ぎとなるので、給水電磁弁32の切替弁
は、ソフト仕上げ剤投入部35にも給水する給水路へ切
り替える。溜め濯ぎを終了した後に最終脱水を行って洗
濯を終了する。
【0057】次に、シャワーヘッド(シャワー給水)の
他の実施の形態について説明する。図9は、この実施の
形態におけるシャワー噴水の形態を示す側面図、図10
は、シャワーヘッドの斜視図である。
【0058】この実施の形態におけるシャワー噴水は、
図9に示すように、洗濯槽5の底面部の外周縁部に向け
て噴出するシャワー噴水37aと、洗濯槽5の側壁面の
中央部から角部までの領域に向けて噴出するシャワー噴
水37bと、洗濯槽5の側壁面の中央部から上側に向け
て噴出するシャワー噴水37cの3本の噴水によって構
成する。噴水流量は、シャワー噴水37aを最も多く
し、シャワー噴水37bを中間量とし、シャワー噴水3
7cを最も少なくする。このように噴水流量を分布させ
ることにより、洗濯槽5の側壁面の上部領域は勿論、洗
濯槽5の底面の角部に位置する多量の洗濯物102にも
濯ぎ水を十分に浸透させることができ、角部に位置する
洗濯物102に含まれる洗剤も押し出して濯ぎ性能を向
上することができる。
【0059】この実施の形態におけるようなシャワー噴
水37a〜37cは、図10に示すように、3つのシャ
ワー噴水口71a,71b,71cを備えシャワーヘッ
ド71によって形成することができる。各シャワー噴水
口71a〜71cは、各シャワー噴水37a〜37cの
広がり角度が狭くなるように形成し、向きを違えるよう
に設置する。
【0060】シャワーヘッド71は、図10に示すよう
に、シャワー噴水口71a〜71cを横一列に並べても
良いし、各シャワー噴水口71a〜71cがそれぞれ違
う方向を向くようにしても良い。シャワー噴水口は、5
つ以上でも良く、洗濯槽5の底面部の外周縁部を目指し
てシャワー噴水するシャワー噴水口の割合を多くすると
良い。
【0061】また、洗濯物102の量に応じて使用する
シャワー噴水口71a〜71cを制御するように構成す
ると良い。例えば、洗濯物102の量が少ないときには
洗濯槽5の上部領域まで洗濯物102が分布することが
なくなるので、洗濯槽5の側壁の上部領域に向けるシャ
ワー噴水37cを止めるように制御することにより、無
駄水を少なくすることができる。このようなシャワー噴
水制御は、シャワーヘッド71への給水を制御する給水
電磁弁22にシャワー噴水口71cへの給水経路を切り
替える切替弁を設ける構成やシャワーヘッドの向きを機
械的に変える構成によって実現することができる。洗濯
物102の量の検出は、洗濯開始時に洗い水量および洗
剤量を決めるために行う検出結果を利用することにより
実現することができる。
【0062】シャワーヘッド(シャワー給水)の更に他
の実施の形態について説明する。図11は、この実施の
形態におけるシャワー噴水の形態を示す側面図、図12
は、注水流路箱をシャワーヘッドの位置で切断して示す
縦断側面図(a)と一部を切り欠いて示すシャワーヘッ
ドの斜視図(b)である。
【0063】シャワー濯ぎにおいて、洗濯物に散布する
シャワー噴水の粒子は、可及的に小さいことが望まし
い。しかしながら、このシャワー濯ぎは、洗濯槽を回転
させながら行うために、洗濯槽内には空気の旋回流
(風)が発生しており、従って、洗濯槽の上端よりも高
く位置するシャワーヘッドから洗濯槽の奥底部の洗濯物
に小粒のシャワー噴水を的確に散布することが困難であ
る。また、水道水圧の変化によってシャワー噴水の勢い
が変化するために、的確な散布が一層困難になる。更
に、洗濯槽の側壁に沿って発生する上昇気流によってシ
ャワー噴水の細かい粒子が吹き上げられて槽外に飛散す
ることがある。この更なる他の実施の形態は、このよう
な問題点をも改善することができる実施の形態である。
【0064】この実施の形態において、シャワーヘッド
81は、伸縮給水路部50の先端に設けることにより、
シャワー給水時には、図11に示すように、伸縮給水路
部50を伸長させてシャワーヘッド81を洗濯槽5内に
進入させることにより該シャワーヘッド81を洗濯物1
02に近付けてシャワー噴水38を発生させて洗濯物1
02の所望の領域に対する散布を容易にし、水道水圧が
低い場合でも洗濯物102へ確実にシャワー噴水38を
降り掛けることができるようになる。また、シャワー噴
水38の細かい粒子が風によって舞い上げられて槽外に
飛散する現象も抑制することができる。そして、洗濯物
102の出し入れ時には、伸縮給水路部50を収縮させ
てシャワーヘッド81を後退させることにより、洗濯物
102の出し入れの邪魔にならないようにする。
【0065】このようなシャワー噴水を実現させる伸縮
給水路部50は、図12に示すように、シリンダー型通
水路51と、このシリンダー型通水路51内に摺動可能
に挿入したピストン型通水路52と、このピストン型通
水路52を前記シリンダー型通水路51内に収納するよ
うに後退させるためのコイルばね53を備える。
【0066】この伸縮給水路50は、通常(非給水
時)、ピストン型通水路52をコイルばね53の伸力に
よってシリンダー型通水路51内に引き込んで収縮状態
にあり、シャワーヘッド81を後退させている。そし
て、シャワー濯ぎ時に給水状態になると、給水路33か
らシリンダー型通水路51内に給水することにより、水
道水圧によってコイルばね53を縮ませるようにピスト
ン型通水路52を押し出して伸長し、シャワーヘッド8
1を洗濯槽5内に前進させてシャワー噴水38を発生す
る。
【0067】シャワー濯ぎが終了して給水を停止する
と、シリンダー型通水路51内の水圧が低下するため
に、ピストン型通水路52はコイルばね53の伸力によ
ってシリンダー型通水路51内に引き込まれて収縮し、
シャワーヘッド81を後退させた状態でシャワー噴水を
停止する。
【0068】コイルバネ51は、給水時の水道水圧が低
くても縮んでピストン型通水路52を前進させ、給水停
止時にはピストン型通水路52をシリンダー型通水路5
1内に引き込むことができるようなバネ定数のものを使
用する。シャワーヘッド81は、後退状態では衣類投入
口15a内にはみださないように設置する。また、シャ
ワーヘッド81は、前述したように複数のシャワー噴水
を発生する形態のものや1つのシャワー噴水を発生する
形態のものを使用することができる。
【0069】注水流路箱30,洗剤投入流路箱32およ
びソフト仕上げ剤投入箱(図示省略)は、前述した実施
の形態と同様に構成する。
【0070】以上に述べたようなシャワー給水は、洗い
工程および溜め濯ぎにおける給水において、通常給水と
共に行うようにしても良い。このときには、洗濯槽5を
低速度で回転させながら給水する方が良い。これによ
り、洗濯物102への洗濯水の浸透が速くなり、濯ぎ性
能が向上する。
【0071】また、これまでに説明したシャワーヘッド
では、水道水圧の変化により流量や噴出角等が変わるた
めに、低水圧でも正確にシャワー噴水できるノズルの使
用または低水圧でも正確に散布できるような設置角度に
する等の改良を行うと良い。また、加圧ポンプを設ける
ことにより、一定の水圧でシャワーヘッドに給水できる
ようにすることも考えられる。
【0072】以上に説明した各実施の形態によれば、洗
濯槽5の底面部の外周縁部に多量のシャワー噴水を散布
するようにしたことにより、洗濯槽5の角部に厚く積み
重なった洗濯物102にも十分に且つ無駄なく濯ぎ水を
浸透させてシャワー濯ぎの高効率化および節水を実現す
ることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、シャワー濯ぎにおい
て、洗濯槽の底面部の外周縁部に向けて濯ぎ水を多くシ
ャワー噴水するようにしたので、少ない濯ぎ水量で濯ぎ
むらが少ないシャワー濯ぎを行うことができる。
【0074】また、洗濯物の量に応じて前記シャワー噴
水流量を制御するようにすることにより、洗濯物の量に
左右されずに少ない濯ぎ水量で濯ぎむらが少ないシャワ
ー濯ぎを行うことができる。
【0075】また、シャワー濯ぎ時には、シャワーヘッ
ドを洗濯槽内に進出させてシャワー噴水することによ
り、シャワー噴水が洗濯槽外へ飛散するのを軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全自動洗濯機の外
観斜視図である。
【図2】図1に示した全自動洗濯機のA−A縦断側面図
である。
【図3】図1に示した全自動洗濯機における給水経路の
模式図である。
【図4】図1に示した全自動洗濯機における後部収納箱
の縦断側面図である。
【図5】図4に示した後部収納箱のB−B横断平面図で
ある。
【図6】図1に示した全自動洗濯機におけるシャワーヘ
ッドの1つのシャワー噴水口の形状を一部を切り欠いて
示す斜視図である。
【図7】図1に示した全自動洗濯機におけるシャワー濯
ぎにおけるシャワー噴水の形態を示す側面図である。
【図8】図1に示した全自動洗濯機におけるシャワーヘ
ッドの斜視図である。
【図9】本発明の他の実施の形態におけるシャワー噴水
の形態を示す側面図である。
【図10】図9に示した実施の形態におけるシャワー噴
水を実現するシャワーヘッドの斜視図である。
【図11】本発明の更に他の実施の形態におけるシャワ
ー噴水の形態を示す側面図である。
【図12】図11に示した実施の形態における注水流路
箱をシャワーヘッドの位置で切断して示す縦断側面図
(a)と一部を切り欠いて示すシャワーヘッドの斜視図
(b)である。
【図13】従来のシャワー濯ぎの形態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
4…外槽、4a…エアートラップ、4b…排水孔、5…
洗濯兼脱水槽(洗濯槽)、5a…脱水孔、6…回転翼、
13…排水装置、14…排水ホース、15…トップカバ
ー、15a…衣類投入口、15b…後部収納箱、17…
水道栓口、22…給水電磁弁、30…注水流路箱、30
a…洗剤投入給水空間、30b…散水部屋、31…シャ
ワーヘッド、31a〜31c…シャワーヘッド部、32
…洗剤投入流路箱、32a…傾斜流路、33,34…給
水路、36,36a〜36c…シャワー噴水、42…シ
ャワー噴水口。
フロントページの続き (72)発明者 太田 義注 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 釜野 年恭 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 小山 高見 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 Fターム(参考) 3B155 AA03 AA17 AA18 BA26 BB09 CA06 CB06 FA15 FA22 KA20 LB29 MA01 MA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽内に回転可能に設置した有底円筒状の
    洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転可能に設置し
    た回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回転駆動する駆
    動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段
    と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段を備え、
    前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を回転させな
    がら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することにより濯ぎ工程
    を行うようにした洗濯機において、 前記給水手段は、前記濯ぎ工程において、前記洗濯槽内
    の底壁面の外周部に向けて散布する濯ぎ水の流量を前記
    洗濯槽の側壁面部に向けて散布する濯ぎ水の流量よりも
    多くしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記給水手段は、前記
    洗濯槽内の底壁面の外周部に向けて濯ぎ水を散布する第
    1の噴水口と、前記洗濯槽の側壁面部に向けて濯ぎ水を
    散布する第2の噴水口を備えたことを特徴とする洗濯
    機。
  3. 【請求項3】外槽内に回転可能に設置した有底円筒状の
    洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転可能に設置し
    た回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回転駆動する駆
    動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段
    と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段を備え、
    前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を回転させな
    がら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することにより濯ぎ工程
    を行うようにした洗濯機において、 前記給水手段は、前記洗濯槽内に水を溜めて行う洗い工
    程および濯ぎ工程における給水を行う第1の給水手段
    と、前記洗濯槽を回転させながら行う濯ぎ工程における
    給水を行う第2の給水手段を備え、 前記第2の給水手段は、前記洗濯槽の側壁面に向けて濯
    ぎ水を散布する第1のシャワー噴水口と、前記洗濯槽の
    底壁面の外周部に向けて濯ぎ水を散布する第2のシャワ
    ー噴水口を備えたこと特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記第2の給水手段
    は、前記洗濯槽壁面に向かって開口する複数のシャワー
    噴水口を有するシャワーヘッドを備え、前記シャワー噴
    水口は、それぞれシャワー噴水角度を異ならせると共に
    前記洗濯槽の底壁面の外周部へのシャワー噴水流量が最
    も多くなるように分布させたことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記第2の給水手段
    は、洗濯物の量に応じてシャワー噴水口を切り替えるよ
    うにしたことを特徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】外槽内に回転可能に設置した有底円筒状の
    洗濯槽と、この洗濯槽の底の中心部に回転可能に設置し
    た回転翼と、前記洗濯槽および回転翼を回転駆動する駆
    動装置と、前記洗濯槽内に洗濯水を給水する給水手段
    と、前記洗濯槽内の洗濯水を排水する排水手段を備え、
    前記排水手段を排水状態にして前記洗濯槽を回転させな
    がら該洗濯槽内に濯ぎ水を散布することにより濯ぎ工程
    を行うようにした洗濯機において、 前記給水手段は、前記洗濯槽内に水を溜めて行う洗い工
    程および濯ぎ工程における給水を行う第1の給水手段
    と、前記洗濯槽を回転させながら行う濯ぎ工程における
    給水を行う第2の給水手段を備え、前記第2の給水手段
    は、前記洗濯槽の側壁面および底壁面に向かって濯ぎ水
    を散布するシャワーヘッドを備え、このシャワーヘッド
    は、水道水圧により進退し、給水時は前記洗濯槽の中心
    部へ向かって進出するようにしたことを特徴とする洗濯
    機。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記シャワーヘッド
    は、前記洗濯槽の側壁面に向けて濯ぎ水を散布する第1
    のシャワー噴水口と、前記洗濯槽の底壁面の外周部に向
    けて濯ぎ水を散布する第2のシャワー噴水口を備えたこ
    と特徴とする洗濯機。
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