JP2002118686A - 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム端末機器および緊急通報システム

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JP2002118686A
JP2002118686A JP2001117378A JP2001117378A JP2002118686A JP 2002118686 A JP2002118686 A JP 2002118686A JP 2001117378 A JP2001117378 A JP 2001117378A JP 2001117378 A JP2001117378 A JP 2001117378A JP 2002118686 A JP2002118686 A JP 2002118686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急通報システムを搭載した車両に、音声操
作可能なナビゲーション機器、ハンズフリー機能付きの
自動車電話などを接続しようとすると、別途マイクを準
備する必要があった。 【解決手段】 緊急通報システムに接続されたマイク5
は、利用者の音声より音声信号を生成し、マイク信号出
力装置18に出力する。マイク信号出力装置18は、ハンズ
フリー制御装置17に音声信号を出力すると共に、この音
声信号を外部にも同様に出力する。前記外部出力をナビ
ゲーション機器、自動車電話などの外部接続機器7に入
力して、これらの機器のマイクを不要にする緊急通報シ
ステム端末機器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急通報システム
に関し、特に、車両に搭載されて、緊急時に緊急通報セ
ンターに車両の位置情報などのデータを送信する緊急通
報システム端末機器及びそれを含んだ緊急通報システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの車両に搭載されて、
警察、緊急通報センターなどの緊急通報システムを管轄
するセンターに通信事業者の基地局などを経由して電話
発信処理を行う緊急通報連絡手段を備えた緊急通報シス
テム端末機器が知られている。
【0003】従来の緊急通報システム端末機器は、ハン
ズフリー音声通話時に、緊急通報センターへ送信する利
用者の音声を入力する手段として、外部にマイクを有
し、前記マイクから入力した音声信号を取得し、緊急通
報センターへ発信することにより緊急通報を実現してい
た。
【0004】このような緊急通報システム端末機器にお
いて、特開平11−250378号公報には、緊急通報
システム端末機器内の無線機を、非緊急時に通常の携帯
電話として利用し、付属の外部マイクを使用してハンズ
フリー通話を実現する例が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の緊急通報シ
ステム端末機器では、マイクからの音声信号は緊急通報
システム端末機器の無線機に直接入力されているため、
前記マイク音声は緊急通報システム端末機器の通報ある
いは携帯電話の通話のどちらかでないと使用することが
できなかった。
【0006】そのため、緊急通報システム端末機器を搭
載する車両に、音声認識機能により経路探索を行う機能
を有するナビゲーションシステム、もしくはハンズフリ
ー音声通話機能を有する自動車電話などを搭載する場
合、緊急通報システム端末機器に使用するマイクとは別
にナビゲーション用の音声認識マイク、自動車電話用音
声マイクを装備する必要があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決して、前
記緊急通報システム端末機器に、マイクからの音声信号
を出力する機能を備えることにより、ナビゲーション機
器、自動車電話などの機器を搭載した車両においても、
前記マイクを活用することができ、複数のマイクを使用
することなくナビゲーション機器による音声認識機能、
自動車電話によるハンズフリー通話機能などを実現する
ことを目的とする。
【0008】さらにマイクからの音声信号を緊急通報シ
ステム端末機器に入力し、さらに音声信号を外部に出力
する構成を有することにより、ナビゲーション機器、自
動車電話などの後位に接続する機器が故障した場合にお
いても、マイクからの信号を確実に入力し、緊急時の音
声通話を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の発明は、車両に搭載さ
れて、緊急時に、緊急通報システムを管轄するセンター
に自動的に緊急発信を行う緊急通報システム端末機器に
おいて、音声を入力するマイクと、前記マイクより入力
された音声信号を、前記緊急通報センターに送信する送
信音声信号経路と、前記緊急通報システム端末機器の外
部に出力するための音声信号経路とを具備することを特
徴とする緊急通報システム端末機器である。
【0010】このように構成したことにより、ナビゲー
ション機器、自動車電話などの機器を搭載した場合、新
たなマイクを装備することなく、緊急通報システム端末
機器が出力する音声信号を使用して、音声認識機能、自
動車電話機能を実現することができる。
【0011】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
前記マイクより入力される音声信号を2つの信号経路に
分けて、差動入力し、前記2つの信号経路で信号伝達す
ることを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム
端末機器である。
【0012】このような構成にしたことにより、緊急通
報システム端末機器内部においてマイクからの音声信号
を差動信号として入力できるため、音声信号に印加した
ノイズ成分を除去することができる。
【0013】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
前記2つの信号経路を2つの信号線で外部に出力するこ
とを特徴とする請求項2に記載の緊急通報システム端末
機器となるように構成とした。このような構成にしたこ
とにより、緊急通報システム端末機器に接続する外部機
器においてマイクからの音声信号を差動信号として受信
できるため、音声信号に印加したノイズ成分を除去する
ことができる。
【0014】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
前記マイクから入力された音声信号をバッファ回路を介
さずに直接前記緊急通報システム端末機器の外部に出力
することを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システ
ム端末機器である。
【0015】このように構成したことにより、ナビゲー
ション機器、自動車電話などの機器を搭載した場合、マ
イクより入力した音声信号を外部に出力する信号経路か
らの音声信号を使用することにより、音声認識機能、自
動車電話機能を実現することができる。
【0016】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
前記マイクから入力された音声信号と、外部に出力する
信号経路との間に直列にコンデンサを設けることを特徴
とする請求項4に記載の緊急通報システム端末機器であ
る。
【0017】このように構成したことにより、外部接続
機器において、マイクから入力された音声信号であるA
C成分のみを取得し、ハンズフリー音声通話を実現する
ことができる。さらに、外部接続される機器がショート
した場合に、緊急通報システム端末機器内の回路を保護
することができる。
【0018】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
前記マイクから入力された音声信号をコンデンサを介し
て前記緊急通報システム端末機器内部に具備するハンズ
フリー音声通話装置に入力することを特徴とする請求項
4に記載の緊急通報システム端末機器である。
【0019】このような構成にしたことにより、外部に
出力するマイクからの信号について、緊急通報システム
端末機器に接続する外部機器からのバイアスに依存する
ことなく、音声信号であるAC成分のみを取得し、ハン
ズフリー音声通話を実現することができる。
【0020】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
ハンズフリー機能による音声通話を行う連絡手段を備え
た緊急通報システム端末機器において、音声を入力する
マイクと、前記マイクからハンズフリー機器制御を行う
回路に入力する経路の間に挿入されるバッファ回路と、
前記バッファ回路から出力される信号を前記緊急通報シ
ステム端末機器の外部に出力することを特徴とする緊急
通報システム端末機器である。
【0021】このような構成にしたことにより、バッフ
ァ回路でフィルタリング処理または増幅処理を行うと共
に、低インピーダンスの信号を生成、出力することがで
きる。この信号は、ドライブ能力が高く、外部に機器を
接続しても信号の劣化が少ない。したがって、ナビゲー
ション機器、自動車電話などの機器は、前記音声信号を
入力し、最適な状態で音声認識機能、自動車電話機能を
実現することができる。
【0022】また、本発明の請求項8に記載の発明は、
前記マイクにより取得した音声信号を入力する手段と、
前記マイクからの音声信号を前記緊急通報システム端末
機器の外部に出力する手段とを具備することを特徴とす
る請求項7に記載の緊急通報システム端末機器である。
【0023】このような構成にしたことにより、バッフ
ァ回路でフィルタリング処理または増幅処理を行うと共
に、低インピーダンスの信号を生成、出力することがで
きる。この信号は、ドライブ能力が高く、外部に機器を
接続しても信号の劣化が少ない。これにより目的に応じ
た音声信号を緊急通報システム端末機器の内部、もしく
は外部で使用することができる。
【0024】また、本発明の請求項9に記載の発明は、
ハンズフリー機能による音声通話を行う連絡手段を備え
た緊急通報システム端末機器において、マイクより取得
した音声信号を前記緊急通報システム端末機器内部に具
備するハンズフリー音声通話装置に入力する信号経路
と、前記緊急通報システム端末機器の外部に出力する信
号経路に別々にバッファ回路を介して音声信号の伝達を
行うことを特徴とする緊急通報システム端末機器であ
る。
【0025】このように構成したことにより、緊急通報
システム端末機器で使用するマイクからの信号をナビゲ
ーション機器、自動車電話などの外部機器が活用できる
と共に、前記外部機器が断線、ショートなどの故障にお
いても緊急通報システム端末機器は、マイク部から別の
バッファ回路を介して音声信号を取得し、ハンズフリー
による音声通話を実現することができる。
【0026】また、本発明の請求項10に記載の発明
は、前記マイクより取得した音声信号を入力し、バッフ
ァ回路を介して前記緊急通報システム端末機器の内部に
具備するハンズフリー音声通話装置に入力する信号経路
と、前記マイクからの音声信号を入力し、別のバッファ
回路を介して前記緊急通報システム端末機器の外部に出
力する信号経路を具備することを特徴とする請求項9に
記載の緊急通報システム端末機器である。
【0027】このように構成したことにより、緊急通報
システム端末機器で使用するマイクからの信号をナビゲ
ーション機器、自動車電話などの外部機器が活用できる
と共に、前記外部機器が断線、ショートなどの故障にお
いても緊急通報システム端末機器は、マイクからの音声
信号を取得し、ハンズフリーによる音声通話を実現する
ことができる。さらに、別々のバッファ回路を構成する
ことにより、独立した音声レベル、音声帯域を設定する
ことにより、内部のハンズフリー回路、外部に接続する
機器に応じた調整を行うことができる。
【0028】また、本発明の請求項11に記載の発明
は、緊急通報連絡処理時には、前記緊急通報システム端
末機器の外部に出力する音声信号経路に有するバッファ
回路の電源を遮断することを特徴とする請求項10に記
載の緊急通報システム端末機器である。
【0029】このような構成にしたことにより、緊急通
報連絡処理時は、緊急通報連絡処理に必要な機器にのみ
電源を供給し、消費電力の削減を行うと共に、前記バッ
ファ回路からの信号を供給する外部機器が断線、ショー
トなどの故障において、前記バッファ回路の発熱による
故障を防止できる。
【0030】また、本発明の請求項12に記載の発明
は、車両のバッテリーからの電源供給が途絶え、補助バ
ッテリーからの電源供給に切替えた場合、前記緊急通報
システム端末機器の外部に出力する音声経路に有するバ
ッファ回路の電源を遮断することを特徴とする請求項1
0に記載の緊急通報システム端末機器である。
【0031】このような構成にしたことにより、補助バ
ッテリーからの電源供給時は、緊急通報連絡処理に必要
な機器にのみ電源を供給し、消費電力の削減を行い、前
記補助バッテリーの電力消費を抑えることができる。
【0032】また、本発明の請求項13に記載の発明
は、緊急通報連絡処理の実行状態時を、前記緊急通報シ
ステム端末機器の内部に有する制御部が認識し、前記制
御部からの制御信号により、前記緊急通報システム端末
機器の外部に出力する音声信号経路に有するバッファ回
路の電源を遮断することを特徴とする請求項11に記載
の緊急通報システム端末機器である。
【0033】このような構成にしたことにより、緊急通
報連絡処理の制御を行う制御部によって、電源供給制御
を行うことにより、消費電力の削減を行うと共に、前記
バッファ回路からの信号を供給する外部機器が断線、シ
ョートなどの故障において、前記バッファ回路の発熱に
よる故障を防止できる。
【0034】また、本発明の請求項14に記載の発明
は、補助バッテリーからの電源供給を実行するための制
御信号を活用し、前記制御信号を用いて、前記緊急通報
システム端末機器の外部に出力する音声経路に有するバ
ッファ回路の電源を遮断することを特徴とする請求項1
2に記載の緊急通報システム端末機器となるように構成
した。
【0035】このような構成にしたことにより、補助バ
ッテリーからの電源供給用の制御信号を用いることによ
って、バッファ回路の電源を遮断し、緊急通報連絡処理
に必要な機器にのみ電源を供給する。これにより、消費
電力の削減を行い、前記補助バッテリーの電力消費を抑
えることができる。
【0036】また、本発明の請求項15に記載の発明
は、請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の緊急通
報システム端末機器と、前記緊急通報システムを統括し
て、前記緊急通報システム端末機器から緊急通報発信信
号を受信する緊急通報センターとを含む緊急通報システ
ムである。
【0037】このような構成とすることにより、上記の
効果を有する緊急通報システムが得られる。
【0038】また、本発明の請求項16に記載の発明
は、地図画面に自車位置を表示し、利用者に自車位置を
知らせると共に、音声を認識して目的地まで誘導する設
定を行う内部回路を有するナビゲーション機器と、緊急
時に緊急通報センターに音声による緊急通報を行う緊急
通報システム端末機器などの音声入力を必要とする機器
を具備する車載システムにおいて、前記ナビゲーション
機器は、前記マイクからの音声信号を取得し、さらに前
記マイクからの音声信号を前記ナビゲーション機器を経
由して前記緊急通報システム端末機器などの外部の機器
に出力することを特徴とする車載システムである。
【0039】このような構成にしたことにより、ナビゲ
ーション機器で使用するマイクからの信号を緊急通報シ
ステム端末機器などの外部機器が活用できると共に、各
々マイクを具備すること無く共通に使用することができ
るため、マイクの部品点数を削減することができる。
【0040】また、本発明の請求項17に記載の発明
は、前記ナビゲーション機器は、前記マイクからの音声
信号入力経路と、前記外部の機器への音声信号出力経路
の間にコンデンサーを介在させて前記音声信号の直流成
分を遮断することを特徴とする請求項16に記載の車載
システムである。
【0041】このような構成にしたことにより、外部接
続機器において、マイクから入力された音声信号である
AC成分のみを取得し、ハンズフリー緊急通話を実現す
ることができる。さらに、外部接続される機器がショー
トした場合に、ナビゲーション機器内の回路を保護する
ことができる。
【0042】また、本発明の請求項18に記載の発明
は、前記ナビゲーション機器は、前記マイクからの音声
信号入力経路にバッファ回路を介在させ、音声認識を行
う前記内部回路と前記外部の機器とへ出力することを特
徴とする請求項16に記載の車載システムである。
【0043】このような構成にしたことにより、バッフ
ァ回路でフィルタリング処理または増幅処理を行うと共
に、低インピーダンスの信号を生成、出力することがで
きる。この信号は、ドライブ能力が高く、外部に機器を
接続しても信号の劣化が少ない。したがって、ナビゲー
ション装置、緊急通信システム端末機器などの機器は、
前記音声信号を入力し、最適な状態で音声認識機能、緊
急通報機能を実現することができる。
【0044】また、本発明の請求項19に記載の発明
は、前記ナビゲーション機器は、前記マイクからの音声
信号入力経路と音声認識を行う前記内部回路との間にバ
ッファ回路を介在させて前記マイクからの音声信号を前
記内部回路に入力すると共に、前記マイクからの音声信
号はコンデンサーを介して前記外部の機器へ直接出力す
ることを特徴とする請求項16に記載の車載システムで
ある。
【0045】このような構成にしたことにより、バッフ
ァ回路でフィルタリング処理または増幅処理を行うと共
に、低インピーダンスの信号を生成、出力し、したがっ
てナビゲーション装置は最適な状態で音声認識機能を実
現することができ、また緊急通報システム端末機器は、
マイクから入力された音声信号であるAC成分のみを取
得し、ハンズフリー緊急通話を実現することができる。
【0046】また、本発明の請求項20に記載の発明
は、前記ナビゲーション機器は、前記マイクからの音声
信号入力経路と音声認識を行う前記内部回路との間にバ
ッファ回路を介して前記マイクからの音声信号を前記内
部回路に入力し、さらに前記マイクからの音声信号を、
別のバッファ回路を介して前記外部の機器へ出力するこ
とを特徴とする請求項16に記載の車載システムであ
る。
【0047】このような構成にしたことにより、バッフ
ァ回路でフィルタリング処理または増幅処理を行うと共
に、低インピーダンスの信号を生成、出力することがで
きる。この信号は、ドライブ能力が高く、外部に機器を
接続しても信号の劣化が少ない。したがって、ナビゲー
ション装置、緊急通信システム端末機器などの機器は、
前記音声信号を入力し、最適な状態で音声認識機能、緊
急通報機能を実現することができるとともに、どちらか
の音声経路がショートなどの異常を起こした場合におい
ても、別のバッファによる信号経路により異常を起こし
ていない音声は正常に伝達することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0049】(第1の実施の形態)図1は、本発明にお
ける緊急通報システム端末機器1の構成の基本となる構
成を示す全体ブロック図である。図1において、緊急通
報システム端末機器1は、自動車などの車両に搭載され
て、交通事故、急病などの緊急時に、警察や緊急通報セ
ンターなどの緊急通報システムを管轄するセンター(以
下、センターという。)に、現在の車両の位置情報や登
録車両などのデータを送信して、緊急車両出動要請及び
音声通話による状況伝達を行う。自車位置検出手段とし
てはGPSアンテナ4及びGPS受信機16を有してい
る。また、自車の進行方向や向きの検出手段として、ジ
ャイロセンサ13も有している。通信アンテナ2は、通信
事業者の基地局との間で送受信を行うために設けられて
いる。
【0050】緊急通報発信釦3は、利用者が交通事故や
急病時などの緊急時に押下し、緊急通報発信処理を開始
するための制御信号を生成する釦である。緊急通報発信
釦3が押下されると、制御部12において緊急通報連絡要
求があったことを認識し、制御部12の制御により、緊急
通報連絡手段11は、通信アンテナ2を介して、緊急通報
先への電話自動発信、現在位置情報データ送信、緊急通
報に関わる音声通信処理などを行う。
【0051】マイク5は、利用者の音声を取得し、セン
ターに送信するための送信音声信号に変換するマイクで
ある。スピーカ6は、緊急通報センターからの受信音声
信号を取得し、利用者に伝達するための音声を鳴音する
スピーカである。ハンズフリー制御装置17は、緊急通報
連絡処理時のハンズフリー音声通話を実現するために、
音声通話時に利用者からの送信音声信号、およびセンタ
ーからの受信音声信号の音声信号に対して、信号処理を
行う信号処理装置である。音声信号を外部に出力する手
段、すなわち、マイク信号出力装置18は、マイク5から
入力した音声信号を、ハンズフリー制御装置17、および
外部接続機器7に、音声信号として出力する信号出力装
置である。外部接続機器7は、緊急通信システム端末機
器1に接続され、緊急通報システム端末機器1から出力
する音声信号を音声認識、通話などに利用する機器であ
る。例えば、ナビゲーション機器、自動車電話、CD、
MDあるいはDVDなどの車載のAV機器などの機器を
含む。
【0052】上記のように構成された本発明の第1の実
施形態における緊急通報システム端末機器1の動作の流
れの一例を説明する。図1において、位置情報取得処理
部14は、ジャイロセンサ13からのデータ、GPS受信機
16がGPSアンテナ4から受信したデータなどにより、
位置情報データを生成する。制御部12は、位置情報取得
処理部14より定期的に位置情報などのデータを取得し、
記憶部15に記録する処理を行っている。
【0053】利用者は、交通事故、急病などの緊急時
に、緊急通報発信釦3を押下する。緊急通報発信釦3が
押されると、押されたことを示す信号を制御部12に出力
する。制御部12は、これにより、緊急通報発信要求があ
ったことを認識し、緊急通報処理を開始する。制御部12
は、記憶部15から蓄積した位置情報などのデータ、およ
びセンターの電話番号を取得すると共に、その電話番号
を用いて緊急通報連絡手段11に電話の発信要求を行う。
緊急通報連絡手段11は、通信アンテナ2を用いて、通信
事業者の基地局などを経由してその電話番号に該当する
通話相手に電話発信処理を開始する。
【0054】緊急通報連絡手段11は、通話相手からの発
信応答、もしくは通話中信号などの通話中に移行する信
号を受信した場合、通話状態に移行したと認識し、音声
通話制御、もしくはデータ通信制御に移行すると共に、
通話中に移行したことを知らせる信号を制御部12に出力
する。制御部12は、通話に成功したと判断し、位置情報
などのデータを通信事業者の基地局などを経由して当該
電話番号に対応する通話相手であるセンターに送信する
処理を行う。
【0055】前記緊急通報センターなどの緊急通報シス
テムを管轄するセンターは、緊急通報システム端末機器
1からの位置情報データを全て受信した場合、音声通話
に切替える処理を行う。緊急通報システム端末機器1に
内蔵する緊急通報連絡手段11は、音声通話に移行したこ
とを示す信号を受信した場合、前記音声通話に移行した
ことを示す信号を、制御部12に出力する。制御部12は、
音声通話に移行したことを示す信号を受信すると、緊急
通報連絡手段11と、ハンズフリー制御装置17の音声経路
を接続する制御を行い、音声通話連絡処理に移行する。
【0056】音声通話連絡処理時、緊急通報連絡手段11
は、センターからの受信音声信号をハンズフリー制御装
置17に出力する。ハンズフリー制御装置17は、前記受信
音声信号にエコーキャンセル処理、ハウリング防止制御
などを行い、さらに信号レベルを増幅し、スピーカ6に
出力する。スピーカ6は、ハンズフリー制御装置17から
入力した受信音声信号を鳴音する処理を行い、利用者に
伝達する。
【0057】マイク5は、利用者からの音声信号を取得
し、マイク信号出力装置18に対して音声信号を出力す
る。マイク信号出力装置18は、前記音声信号に増幅処理
などを行い、送信音声信号として、ハンズフリー制御装
置17に出力する。ハンズフリー制御装置17は、前記送信
音声信号にエコーキャンセル処理、ハウリング防止制御
などを行い、緊急通報連絡手段11に出力する。緊急通報
連絡手段11は、ハンズフリー制御装置17からの送信音声
信号を受信し、センターに送信する処理を行う。
【0058】また、マイク信号出力装置18は、マイク5
から入力した音声を、外部に出力する処理を行う。
【0059】ナビゲーション機器などの外部接続機器7
を接続した構成の場合、さらに緊急通報処理以外の通常
時、利用者は、音声案内、その他車載機器の音声操作な
どを行うためにマイク5に対して、音声案内を行うため
の目的地などの音声フレーズを発声する。マイク5は、
前記音声フレーズを音声信号に変換後、マイク信号出力
装置18に出力する。マイク信号出力装置18は、前記音声
信号を外部接続機器7に出力する。外部接続機器7は、
前記音声信号を入力し、音声フレーズを外部接続機器内
の音声認識手段(図示せず)に従って音声案内処理など
を行う。
【0060】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、ナビゲーション機器、自動車電話などの外部接続
機器を搭載した場合、新たなマイクを装備することな
く、緊急通報システム端末機器1が出力するマイクから
の音声信号を使用することにより、音声認識機能、自動
車電話機能を実現することができる。
【0061】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、マイクから音声を入力し、緊急通報システム
端末機器1の内部回路に出力すると共に、急通報シス
テム端末機器1の外部に直接出力する手段を有するマイ
ク信号出力装置を備えるものである。図2は、図1に示
した全体ブロック図のうちの音声信号を外部に出力する
手段であるマイク信号出力装置の内部構成を示す部分の
ブロック図である。以下の実施の形態については、すべ
てこれと同様の部分ブロック図により説明する。
【0062】本発明の第2の実施の形態を示す図2にお
いて、マイク5は、図1記載のマイク5と同様のマイク
である。マイク信号出力装置18は、図1記載のマイク信
号出力装置18と同様のマイク信号出力装置である。ハン
ズフリー制御装置17は、図1記載のハンズフリー制御装
置17と同様のハンズフリー制御装置である。
【0063】マイク信号出力装置18において、第1バッ
ファ回路181は、マイク5からの信号を、増幅、フィル
タリングなどの処理を行い、ハンズフリー制御装置17に
出力する処理を行うバッファ回路である。第1抵抗18
2、第2抵抗183、第3抵抗184、第4抵抗185は、マイク
信号出力装置18を構成する抵抗であり、前記抵抗の抵抗
値、抵抗値比を調整することにより音声信号レベルの調
整を行う。第1コンデンサ186、第2コンデンサ187は、
マイク信号出力装置18を構成するコンデンサであり、音
声信号の音声信号の成分である交流信号のみを伝達する
ために挿入されている。マイク5は、利用者の音声より
音声信号を生成し、マイク信号出力装置18に出力する。
マイク信号出力装置18は、第1バッファ回路181を介し
てハンズフリー制御装置17に出力すると共に、マイク5
からの音声信号を外部にも出力する。第1外部接続抵抗
196、第2外部接続抵抗197は、第1外部接続コンデンサ
198、第2外部接続コンデンサ199とともに外部接続機器
に出力する信号線上に設けられ、外部接続機器がショー
トしたときに、緊急通報システム端末機器1の通報経路
を保護する役割を果たす。
【0064】さらにマイク5からの信号を音声信号と、
2つの信号に分離して差動入力することにより、マイク
5からの同相のノイズ、もしくはマイク5と、マイク信
号出力装置18間を接続するハーネス(配線)に印加され
るノイズを除去し、緊急通報システム端末機器1の内部
へ入力すると共に、外部への出力においても前記2つの
信号に分離して出力することにより、外部接続機器7に
おいても差動入力を行うことができる。
【0065】上記のように、マイクから音声を入力し、
緊急通報システム端末機器1の内部回路に出力すると共
に、急通報システム端末機器1の外部に出力する手段
を有する機能を備えることにより、ナビゲーション機
器、自動車電話などの機器を搭載した場合、外部に出力
する音声信号に前記マイクにより変換された音声信号を
使用することにより、音声認識機能、自動車電話機能を
実現することができる。
【0066】さらに、コンデンサを介してハンズフリー
制御装置に音声信号を入力することにより、外部に接続
する外部接続機器からのバイアスに依存することなく、
マイクからの信号の音声信号であるAC成分のみを取得
し、ハンズフリー音声通話を実現することができる。
【0067】さらにマイク5からの信号を差動入力され
た2つの信号に分離して差動入力することにより、マイ
クから出力される同相のノイズ、もしくはハーネスに印
加するノイズを除去し、音質を保つことができる。これ
により、外部接続機器にはノイズの少ない音声信号を入
力できるので、音声認識誤りが少ない音声操作や、通話
品質のよい自動車電話通話ができる。
【0068】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、マイクから音声を入力し、バッファ回路を具
備する緊急通報システム端末機器1の内部回路に出力す
ると共に、前記バッファ回路からの出力信号を緊急通報
システム端末機器1の外部に出力する機能を有するマイ
ク信号出力装置を備えるものである。
【0069】以下の実施の形態については、図2と同じ
構成要素についての説明を省略する。
【0070】本発明の第3の実施の形態を示す図3にお
いて、図2記載と異なる点は、音声信号の外部への出力
について、マイク5により変換された音声信号の直接出
力から、第1バッファ回路181を介しての出力にした点
である。
【0071】これにより、外部への音声信号出力は、マ
イク5から入力した信号を第1バッファ回路181に入力
し、第1バッファ回路181にて増幅処理、フィルタリン
グ処理などを施した信号を使用することができる。
【0072】上記のように、バッファ回路を介して音声
信号を外部に出力することにより、バッファ回路でフィ
ルタリング処理、増幅処理を行うことができると共に、
低インピーダンスの信号を生成、出力することができ
る。この信号は、ドライブ能力が高く、外部に機器を接
続しても信号の劣化が少ない。これにより、ナビゲーシ
ョン機器、自動車電話などの機器は、前記音声信号を入
力し、外部機器の内部で、信号処理しやすい音声信号を
使用して、音声認識機能、自動車電話機能を実現するこ
とができる。
【0073】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、バッファ回路を具備する音声回路を2回路具
備し、マイクからの音声信号を入力し、1つのバッファ
回路を介して緊急通報システム端末機器1の内部回路に
出力すると共に、前記マイクからの音声信号を、別のバ
ッファ回路を介して緊急通報システム端末機器1の外部
に出力する機能を有するマイク信号出力装置を備えるも
のである。
【0074】本発明の第4の実施の形態を示す図4にお
いて、図3記載と異なる点は、ハンズフリー制御装置17
への音声信号の出力、および外部への音声信号出力のそ
れぞれについて、バッファ回路を具備し、前記外部への
出力信号は、別の第2バッファ回路188を介しての出力
にした点である。
【0075】マイク信号出力装置18において、第2バッ
ファ回路188 は、マイク5からの音声信号を、増幅、フ
ィルタリングなどの処理を行い、緊急通報システム端末
機器1の外部に出力する処理を行うバッファ回路であ
る。第5抵抗189、第6抵抗190、第7抵抗191、第8抵
抗192は、外部への音声信号を生成するためにマイク信
号出力装置18を構成する抵抗であり、前記抵抗の抵抗値
を調整することにより音声信号レベルの調整を行う点
は、第2の実施の形態で示したものと同様である。第3
コンデンサ193、第4コンデンサ194は、外部への音声信
号を生成するためにマイク信号出力装置18を構成するコ
ンデンサであり、音声信号の音声信号の成分である交流
信号のみを伝達する。この点についても実施の形態2と
同様である。マイク5は、利用者の音声より音声信号を
生成し、マイク信号出力装置18に出力する。マイク信号
出力装置18は、第1バッファ回路181を介してハンズフ
リー制御装置17に出力すると共に、第2バッファ回路18
8を介して音声信号を外部にも出力する。
【0076】上記のように、1つのバッファ回路を介し
て緊急通報システム端末機器1の内部回路に出力すると
共に、それとは別のバッファ回路を介して緊急通報シス
テム端末機器1の外部に出力する機能を有することによ
り、緊急通報システム端末機器1で使用するマイク5か
らの信号をナビゲーション機器、自動車電話などの外部
機器が活用できると共に、前記外部機器が断線、ショー
トなどの故障においても緊急通報システム端末機器1
は、マイクからの音声信号を取得し、ハンズフリーによ
る音声通話を実現することができる。さらに、別々のバ
ッファ回路を構成することにより、独立した音声レベル
(振幅、位相など)、音声帯域を設定することにより、
内部のハンズフリー回路、外部に接続する機器に応じた
調整を独立して行うことができる。
【0077】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、マイクにより変換された音声信号を、緊急通
報システム端末機器1の外部に出力するバッファ回路の
電源制御を、制御部で制御することを可能とするマイク
信号出力装置を備えるものである。
【0078】本発明の第5の実施の形態を示す図5にお
いて、図4記載と異なる点は、第2バッファ回路188の
電源制御を、図1において示した制御部12から行えるよ
うにした点である。
【0079】マイク信号出力装置18において、トランジ
スタ195は、第2バッファ回路188の電源の遮断制御を行
うトランジスタである。
【0080】制御部12は、緊急通報連絡処理時、もしく
は、車両からの電源供給が途絶え補助バッテリーなどで
駆動しているなどの、電源消費を抑えて動作を継続した
い場合などに、トランジスタ195に対して電源を遮断す
る制御を行う。トランジスタ195は、制御部12からの制
御により、電源を遮断し、電源消費を抑える。
【0081】また、制御部12からの制御信号としては、
補助バッテリー(図示せず)からの電源供給を実行する
ための制御信号を活用し、前記制御信号を用いて、緊急
通報システム端末機器1の外部に出力する音声信号経路
に有するバッファ回路の電源を遮断することもできる。
【0082】上記のように、緊急時に優先度の高い音声
信号経路に存在するバッファ回路以外のバッファ回路の
電源を緊急時に限って遮断する制御を行うことにより、
緊急通報連絡処理時などにおいて、緊急通報連絡処理に
必要な機器にのみ電源を供給して、消費電力の低減を行
うことができる。さらに外部出力用に別のバッファ回
路、信号経路を有することにより、前記バッファ回路か
らの音声信号を供給する外部接続機器が断線、ショート
などの故障したときに、前記バッファ回路の発熱による
故障を防止することができる。
【0083】以上に示した実施の形態において、それ
ぞれの信号経路に挿入されるバッファ回路の数はこれに
限るものではなく、これを多段にしてもよい。また、音
声信号を差動入力して取り出すか取り出さないかは、機
器に求められるS/N比により適宜選ぶことが可能であ
り、ハンズフリー制御装置の出力にも前記2つの信号を
分離して出力してもよいことはいうまでもない。
【0084】なお、上記で説明した各実施形態は緊急通
報システム端末機器に、マイクからの音声信号を出力す
る機能を備えることにより、ナビゲーション機器、自動
車電話などの機器を搭載した車両においても、前記マイ
クを活用することができ、複数のマイクを使用すること
なくナビゲーション機器による音声認識機能、自動車電
話によるハンズフリー通話機能などを実現するようにし
たものであるが、本発明の応用として音声認識機能を具
有するナビゲーション機器に、マイクからの音声信号を
出力する機能を備えることにより、緊急通報システム端
末機器などの外部機器を搭載した車両においても、前記
マイクを活用することができる。具体的には図1乃至図
5においてマイク信号出力装置18をナビゲーション機器
内に備えるようにし、外部接続機器7を緊急通報システ
ム端末機器に置換し、ハンズフリー制御装置17をナビゲ
ーション機器の音声認識機能部(図示せず)に置換する
ことにより容易に実現することができる。
【0085】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、緊急通報システム端末機器1に入力したマイ
クにより変換された音声信号を出力する機能を有するこ
とにより、ナビゲーション機器、自動車電話などの機器
を搭載した車両においても、前記マイクを活用すること
により、複数のマイクを有することなくナビゲーション
による音声認識機能、自動車電話によるハンズフリー通
話機能などを実現することができる。さらに、ナビゲー
ション機器、自動車電話などの後位に接続する機器が故
障した場合においても、マイクからの信号を確実に入力
し、緊急時の音声通話を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器の構成を示す全体ブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器のマイク信号出力装置の構成を示す部分
ブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器とマイク信号出力装置の構成を示す部分
ブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器とマイク信号出力装置の構成を示す部分
ブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態における緊急通報シ
ステム端末機器とマイク信号出力装置の構成を示す部分
ブロック図
【符号の説明】
1 緊急通報システム端末機器 2 通信アンテナ 3 緊急通報発信釦 4 GPSアンテナ 5 マイク 6 スピーカ 7 外部接続機器 11 緊急通報連絡手段 12 制御部 13 ジャイロセンサ 14 位置情報取得処理部 15 記憶部 16 GPS受信機 17 ハンズフリー制御装置 18 マイク信号出力装置 181 第1バッファ回路 182 第1抵抗 183 第2抵抗 184 第3抵抗 185 第4抵抗 186 第1コンデンサ 187 第2コンデンサ 188 第2バッファ回路 189 第5抵抗 190 第6抵抗 191 第7抵抗 192 第8抵抗 193 第3コンデンサ 194 第4コンデンサ 195 トランジスタ 196 第1外部接続抵抗 197 第2外部接続抵抗 198 第1外部接続コンデンサ 199 第2外部接続コンデンサ
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて、緊急時に、緊急通報
    システムを管轄する緊急通報センターに自動的に緊急発
    信を行う緊急通報システム端末機器において、音声を入
    力するマイクと、前記マイクより入力された音声信号
    を、前記緊急通報センターに送信する送信音声信号経路
    と、前記緊急通報システム端末機器の外部に出力するた
    めの音声信号経路とを具備することを特徴とする緊急通
    報システム端末機器。
  2. 【請求項2】 前記マイクより入力される音声信号を2
    つの信号経路に分けて、差動入力し、前記2つの信号経
    路で信号伝達することを特徴とする請求項1に記載の緊
    急通報システム端末機器。
  3. 【請求項3】 前記2つの信号経路を2つの信号線で外
    部に出力することを特徴とする請求項2に記載の緊急通
    報システム端末機器。
  4. 【請求項4】 前記マイクから入力された音声信号をバ
    ッファ回路を介さずに直接前記緊急通報システム端末機
    器の外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の
    緊急通報システム端末機器。
  5. 【請求項5】 前記マイクから入力された音声信号と、
    外部に出力する信号経路との間に直列にコンデンサを設
    けることを特徴とする請求項4に記載の緊急通報システ
    ム端末機器。
  6. 【請求項6】 前記マイクから入力された音声信号をコ
    ンデンサを介して前記緊急通報システム端末機器内部に
    具備するハンズフリー音声通話装置に入力することを特
    徴とする請求項4に記載の緊急通報システム端末機器。
  7. 【請求項7】 ハンズフリー機能による音声通話を行う
    連絡手段を備えた緊急通報システム端末機器において、
    音声を入力するマイクと、前記マイクからハンズフリー
    機器制御を行う回路に入力する経路の間に挿入されるバ
    ッファ回路と、前記バッファ回路から出力される信号を
    前記緊急通報システム端末機器の外部に出力する信号経
    路とを具備することを特徴とする緊急通報システム端末
    機器。
  8. 【請求項8】 マイクにより取得した音声信号を入力す
    る手段と、前記マイクからの音声信号を前記緊急通報シ
    ステム端末機器の外部に出力する手段とを具備すること
    を特徴とする請求項7に記載の緊急通報システム端末機
    器。
  9. 【請求項9】 ハンズフリー機能による音声通話を行う
    連絡手段を備えた緊急通報システム端末機器において、
    マイクより取得した音声信号を前記緊急通報システム端
    末機器内部に具備するハンズフリー音声通話装置に入力
    する信号経路と、前記緊急通報システム端末機器の外部
    に出力する信号経路に別々にバッファ回路を介して音声
    信号の伝達を行うことを特徴とする緊急通報システム端
    末機器。
  10. 【請求項10】 前記マイクより取得した音声信号を入
    力し、バッファ回路を介して前記緊急通報システム端末
    機器の内部に具備するハンズフリー音声通話装置に入力
    する信号経路と、前記マイクからの音声信号を入力し、
    別のバッファ回路を介して前記緊急通報システム端末機
    器の外部に出力する信号経路を具備することを特徴とす
    る請求項9記載の緊急通報システム端末機器。
  11. 【請求項11】 緊急通報連絡処理時には、前記緊急通
    報システム端末機器の外部に出力する音声信号経路に有
    するバッファ回路の電源を遮断することを特徴とする請
    求項10に記載の緊急通報システム端末機器。
  12. 【請求項12】 車両のバッテリーからの電源供給が途
    絶え、補助バッテリーからの電源供給に切替えた場合、
    前記緊急通報システム端末機器の外部に出力する音声信
    号経路に有するバッファ回路の電源を遮断することを特
    徴とする請求項10に記載の緊急通報システム端末機
    器。
  13. 【請求項13】 緊急通報連絡処理時を、前記緊急通報
    システム端末機器の内部に有する制御部が認識し、前記
    制御部からの制御信号により、前記緊急通報システム端
    末機器の外部に出力する音声経路に有するバッファ回路
    の電源を遮断することを特徴とする請求項11に記載の
    緊急通報システム端末機器。
  14. 【請求項14】 補助バッテリーからの電源供給を実行
    するための制御信号を活用し、前記制御信号を用いて、
    前記緊急通報システム端末機器の外部に出力する音声信
    号経路に有するバッファ回路の電源を遮断することを特
    徴とする請求項12に記載の緊急通報システム端末機
    器。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14のいずれかに
    記載の緊急通報システム端末機器と、前記緊急通報シス
    テムを統括して、前記緊急通報システム端末機器から緊
    急通報発信信号を受信する緊急通報センターとを含む緊
    急通報システム。
  16. 【請求項16】 地図画面に自車位置を表示し、利用者
    に自車位置を知らせると共に、音声を認識して目的地ま
    で誘導する設定を行う内部回路を有するナビゲーション
    機器と、緊急時に緊急通報センターに音声による緊急通
    報を行う緊急通報システム端末機器などの音声入力を必
    要とする機器を具備する車載システムにおいて、前記ナ
    ビゲーション機器は、前記マイクからの音声信号を取得
    し、さらに前記マイクからの音声信号を前記ナビゲーシ
    ョン機器を経由して前記緊急通報システム端末機器など
    の外部の機器に出力することを特徴とする車載システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記ナビゲーション機器は、前記マイ
    クからの音声信号入力経路と、前記外部の機器への音声
    信号出力経路の間にコンデンサーを介在させて前記音声
    信号の直流成分を遮断することを特徴とする請求項16
    に記載の車載システム。
  18. 【請求項18】 前記ナビゲーション機器は、前記マイ
    クからの音声信号入力経路にバッファ回路を介在させ、
    音声認識を行う前記内部回路と前記外部の機器とへ出力
    することを特徴とする請求項16に記載の車載システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記ナビゲーション機器は、前記マイ
    クからの音声信号入力経路と音声認識を行う前記内部回
    路との間にバッファ回路を介在させて前記マイクからの
    音声信号を前記内部回路に入力すると共に、前記マイク
    からの音声信号はコンデンサーを介して前記外部の機器
    へ直接出力することを特徴とする請求項16に記載の車
    載システム。
  20. 【請求項20】 前記ナビゲーション機器は、前記マイ
    クからの音声信号入力経路と音声認識を行う前記内部回
    路との間にバッファ回路を介して前記マイクからの音声
    信号を前記内部回路に入力し、さらに前記マイクからの
    音声信号を、別のバッファ回路を介して前記外部の機器
    へ出力することを特徴とする請求項16に記載の車載シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100483272B1 (ko) * 2002-07-25 2005-04-18 현대모비스 주식회사 텔레메틱스 장치의 내부 단말기와 외부 휴대폰간 전환장치및 그 방법

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