JP2002117775A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2002117775A
JP2002117775A JP2000311315A JP2000311315A JP2002117775A JP 2002117775 A JP2002117775 A JP 2002117775A JP 2000311315 A JP2000311315 A JP 2000311315A JP 2000311315 A JP2000311315 A JP 2000311315A JP 2002117775 A JP2002117775 A JP 2002117775A
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sustain
discharge
scan
dielectric layer
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JP2000311315A
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Atsuo Kamioka
充生 上岡
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁を高くすることなく面放電ギャップの長
さを長くすることにより放電セルの開口率を高め、発光
効率が優れたプラズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】 白色誘電体層8において、維持電極2b
に対向する領域の膜厚を走査電極2aに対向する領域の
膜厚よりも薄くする。これにより、書き込み放電がデー
タ電極7における維持電極2bに対向する領域と走査電
極2aとの間で斜めに発生し、書き込み放電の長さを走
査電極2aとデータ電極7との最短距離よりも長くする
ことができる。このため、面放電ギャップ11を長くす
ることができ、開口率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流型プラズマデ
ィスプレイパネルに関し、特に、開口率の向上を図った
3電極面放電型プラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の3電極型カラープラズマデ
ィスプレイパネル(以下、PDPという)の構成を示す
平面図である。図7は、図6のA−A線における模式的
断面図である。図7に示すように、PDPは夫々前面及
び後面に配置されるガラスからなる絶縁性の前面基板1
01及び後面基板106を相互に対向させて構成されて
いる。
【0003】前面基板101上には透明電極であるIT
O(Indium Tin Oxide:インジウムティンオキサイド)
又はネサ膜からなる走査電極102a及び維持電極10
2bにより構成された面放電電極対が形成されている。
通常、走査電極102aと維持電極102bとの間に形
成される放電ギャップ111の長さは80乃至100μ
mである。また、走査電極102a及び維持電極102
bを構成するITOの抵抗値が高いために、これらの電
極の長手方向における電圧降下を防止するために、走査
電極102a及び維持電極102b上に夫々金属からな
る走査バス電極103a及び維持バス電極103bが形
成されている。この走査バス電極103a及び維持バス
電極103bには、通常Cr/Cu/Cr積層薄膜電極
又はAgの厚膜電極が使用される。更に、これらの走査
電極102a、維持電極102b、走査バス電極103
a及び維持バス電極103bは透明誘電体層104で被
覆されている。透明誘電体層104には、通常、低融点
の鉛ガラスが使用される。更に、透明誘電体層104上
には、放電により発生するイオン及び電子によるダメー
ジを防ぎ、また、放電電圧を低下させることを目的とし
て、MgO膜(図示せず)が真空蒸着法により0.5乃
至1μm程度の膜厚で形成されている。
【0004】一方、後面基板106上には、走査電極1
02a及び維持電極102bが延びる方向と直交する方
向に、Ag等からなる厚膜のデータ電極107が形成さ
れている。データ電極107を覆うように、白色の酸化
物、例えばアルミナ又は酸化チタン等の粉末と低融点の
鉛ガラス粉末等とを混合してなるガラスペーストを印刷
焼成することにより、白色誘電体層108が形成されて
いる。また、白色誘電体層108上には、ガス放電によ
り発生する紫外光を赤、緑、青の3色の可視光に変換す
る3種類の蛍光体が厚膜印刷技術により塗り分けられ、
蛍光体層109が形成されている。白色誘電体層108
は、蛍光体層109から放射される可視光を反射して前
面側に導き、可視発光の効率を高める。
【0005】前面基板101及び後面基板106は、格
子状又はストライプ状の絶縁体からなる隔壁(図示せ
ず)を介して約100μmの間隙で相互に対向して配置
され、前面基板101と後面基板106との間に複数の
放電セル110の空間が構成されている。放電セル11
0の内部にはヘリウム、ネオン、キセノン及びこれらの
混合ガス等からなる放電ガスが0.5乃至0.8気圧の
圧力で充填されている。また、前記隔壁は、アルミナ、
酸化マグネシウム及び酸化チタン等と鉛ガラスとの混合
物を使用して厚膜技術により形成されている。また、こ
の隔壁と前面基板101との間には、前記隔壁に整合す
るように格子状の隔壁105が設けられている。
【0006】図6に示すように、格子状の隔壁105に
より、矩形の放電セル110が区画され、この放電セル
110の長手方向に直交する方向に、帯状の形状を有す
る走査電極102a及び維持電極102bからなる放電
電極対が形成されている。また、走査電極102aに接
続されるように走査バス電極103aが設けられ、維持
電極102bに接続するように維持バス電極103bが
設けられている。これにより、放電セルの長手方向と直
交する方向に長手方向を有する面放電ギャップ111が
形成される。
【0007】図8は、従来のPDPの走査電極及び維持
電極の配列の例を模式的に示す平面図である。図8に示
すように、n本のデータ電極D1乃至Dnが相互に平行
に垂直方向に延びている。そして、データ電極D1乃至
Dnに直交する方向、即ち水平方向に延びるように、各
m本の走査電極S1乃至Sm及び維持電極C1乃至Cm
が相互に平行に且つ交互になるように配置されている。
【0008】図9は、従来の他のPDPにおける電極構
造の例を示す平面図である。図8に示す電極配列は、走
査電極−維持電極−走査電極−維持電極の順であるのに
対して、図9に示す電極配列は、走査電極−維持電極−
維持電極−走査電極の順となっており、維持電極を垂直
方向で隣接する放電セル間で共用している。
【0009】以下、このように構成された従来のプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法について説明する。図
10は、プラズマディスプレイパネルの階調表示方法を
示す模式図、図11は、プラズマディスプレイパネルの
駆動波形を示すタイミングチャートである。
【0010】図10に示すように、階調表示は、維持期
間の放電回数(発光輝度)を制御することにより実現し
ている。PDPの各画素において、1画面を表示する1
フィールド(F)を1秒間に50乃至70回程度繰り返
す。この繰り返しによると、人間の目の残像により各々
のフィールドの画面が積層されてフリッカのない自然な
画像を得ることができる。この1フィールド期間を複数
のサブフィールド(SF)に分割し、各サブフィールド
(SF)に維持期間及び書き込み期間を設け、維持期間
において印加する維持パルス数を変えることにより、各
サブフィールド毎に維持期間において発生する放電回数
を変えて、これらのサブフィールドを組み合わせること
により階調表示を実現している。64階調表示では、1
フィールドを6つのサブフィールド(SF1乃至SF
6)により構成して、各サブフィールドの先頭に予備放
電期間(予備点灯期間+予備消去期間)を設け、その後
書き込み期間及び維持期間を設けている。この維持期間
の放電回数を先頭のサブフィールドSF1から順にSF
6まで約1/2づつ減らして重みづけを行っている。こ
のとき、SF1の放電回数を32nとする(nは正の整
数)。この方法によって、1フレーム内で任意のサブフ
ィールドを選択して維持放電をさせると、選択されたサ
ブフィールドの維持放電回数により発光輝度を制御する
ことができるため、64階調表示を実現できる。
【0011】次に、プラズマディスプレイパネルの放電
動作について説明する。図11に示すように、先ず、表
示画面全体にわたって走査電極S1乃至Smに予備放電
パルスPPを印加し、維持電極C1乃至Cmとの間で面
放電を起こす予備放電(点灯)期間を設ける。その結
果、図7に示す走査電極102a及び維持電極102b
に壁電荷が発生する。次いで、この壁電荷を消去する消
去パルス列PE1及びPE3並びにPE2を夫々走査電極S1
乃至Sm及び維持電極C1乃至Cmに印加する予備消去
期間を設ける。続いて、画面全ての走査電極S1乃至S
mを順に走査するように書き込みパルスPWを印加し、
これと同期して所望の表示データに従ったデータパルス
Dをデータ電極D1乃至Dnに印加して走査電極とデ
ータ電極との間に書き込み放電を生じさせる書き込み期
間を設ける。この書き込み放電が生じた走査電極−維持
電極対には壁電荷が蓄積される。更に、走査電極S1乃
至Smと維持電極C1乃至Cmとに電圧パルスPSUS
印加し、前記書き込み放電が生じた走査電極−維持電極
対において維持放電(面放電)を発生させ、この維持放
電を維持させて画像を表示する維持期間を設けている。
【0012】予備放電(点灯)期間及び予備消去期間
は、この期間に続く書き込み期間において、表示データ
に対応して発生させる走査電極102aとデータ電極1
07との間の書き込み放電を確実に起こさせる働きをす
る。このために、画面全体で強い面放電を起こした後、
弱い面放電を起こすことで、電極上の壁電荷を消去し、
且つ放電セル内に荷電粒子からなる空間電荷を残留させ
る。また、書き込み期間は、走査電極102aとデータ
電極107との間で放電を起こさせ、走査電極102a
上には正の壁電荷、データ電極107上には負の壁電荷
を形成する。この壁電荷があると、次の維持期間に走査
電極102a及び維持電極102bに印加されるパルス
SUSに重畳されるので、印加電圧が面放電開始電圧を
超え、表示データに対応した放電セルで維持放電(面放
電)を発生させ維持することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のPDPには以下に示すような問題点がある。従
来の構造のPDPにおいては、PDPが透明電極と金属
電極との組み合わせにより構成されるため、PDPを高
精細化すると電極面積が小さくなり過ぎ、位置あわせ精
度の誤差により透明電極の面積のばらつき比率が高ま
る。この透明電極の面積のばらつきにより、輝度ムラが
発生し、歩留まりが低下する。このため、走査電極及び
維持電極には、不透明な金属電極を使用する必要があ
る。
【0014】しかしながら、走査電極及び維持電極に不
透明な金属電極を使用することにより、放電セル(表示
セル)110における発光領域、即ち、放電により発生
した可視光を前面基板101へ透過させる領域は、走査
電極102aと維持電極102bとの間の領域、即ち、
面放電ギャップ111に限定される。このため、発光の
取り出し効率が低下するという問題点がある。放電ガス
の種類及び圧力が一定のとき、放電開始電圧が最小にな
る電極間距離は一意的に決定されるため、PDPにおい
ては走査電極102aとデータ電極107との間の距離
と、走査電極102aと維持電極102bとの間の距離
はほぼ同じ寸法になるように形成される。これにより、
走査電極102aとデータ電極107との間に発生する
書き込み放電の放電ギャップの長さは、走査電極102
aと維持電極102bとの間に発生する維持放電の放電
ギャップの長さとほぼ等しくなる。放電ギャップの長さ
は、放電ガスの種類、ガス圧及び駆動電圧により決定さ
れ,通常約100μmである。
【0015】このような構造のPDPにおいて、例え
ば、表示精細度を高めて0.6mmピッチの正方形画素
でカラー表示を行う場合、正方形画素は赤色、緑色及び
青色に対応する3つの放電セルから構成されるため、各
放電セルのサイズは縦600μm及び横200μmにな
る。面放電ギャップの長さを100μm、隔壁の幅を5
0μmとすると、面放電ギャップのサイズは縦100μ
m及び横150μmとなり、開口率、即ち、面放電ギャ
ップの面積と放電セルの面積との比率は12.5%にと
どまり、発光の取り出し効率が低下する。
【0016】また、維持放電ギャップの長さを例えば2
00乃至300μmまで増加させようとすると、従来の
構造では、対向する走査電極102aとデータ電極10
7との間の距離を維持放電ギャップの長さと同等の20
0乃至300μmにする必要があるため、隔壁の高さを
200乃至300μmに形成する必要がある。一方、こ
の隔壁は、表示セルの開口率を確保するために、幅50
乃至70μmでの形成が必須である。このため、隔壁が
高アスペクト比の構造となることを余儀なくされ、製造
歩留まりが著しく悪化する。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、隔壁を高くすることなく面放電ギャップの
長さを長くすることにより放電セルの開口率を高め、発
光効率が優れたプラズマディスプレイパネルを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマデ
ィスプレイパネルは、間隙を設けて相互に対向配置され
た前面基板及び後面基板と、マトリクス状に配列された
複数個の放電セルと、前記前面基板と前記後面基板との
間に設けられてマトリクス状に配置された前記放電セル
を区画する隔壁と、列方向に配置された複数個の放電セ
ルについて設けられ前記後面基板上で列方向に延びる複
数本のデータ電極と、このデータ電極を被覆する第1の
誘電体層と、この第1の誘電体層上に設けられた蛍光体
層と、前記前面基板上に設けられた走査電極及び維持電
極と、行方向に配置された複数個の放電セルについて設
けられ前記前面基板上で行方向に延び夫々前記走査電極
及び前記維持電極に接続された複数本の走査バス電極及
び維持バス電極と、前記走査電極、前記維持電極、前記
走査バス電極及び前記維持バス電極を被覆する第2の誘
電体層と、を有し、前記第1の誘電体層における前記維
持電極に対向する部分の膜厚が前記走査電極に対向する
部分の膜厚よりも薄いことを特徴とする。
【0019】本発明においては、第1の誘電体層におけ
る維持電極に対向する部分の膜厚を走査電極に対向する
部分の膜厚よりも薄くすることにより、表示セル内にお
いて書き込み放電が主として斜め方向に発生する。この
ため、書き込み放電ギャップの長さを走査電極とデータ
電極との間の最短距離よりも長くすることができ、これ
に伴い、維持放電の放電ギャップの長さも長くすること
ができる。即ち、走査電極と維持電極との間の距離を走
査電極とデータ電極との間の距離よりも長くすることが
できる。これにより、開口率が向上し発光効率が向上す
る。
【0020】また、放電セル内において、走査電極と維
持電極との間の距離が、列方向における走査電極の長さ
及び維持電極の長さよりも大きいことが好ましい。これ
により、開口率を更に向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施例
に係るPDPにおける放電セルの構成を示す平面図であ
る。図2は、図1のA−A線における断面図である。な
お、図1においては、前面基板1、透明誘電体層4、隔
壁9、白色誘電体層8、データ電極7及び後面基板6は
省略されている。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施例のP
DPにおいては、ガラスからなる前面基板1と後面基板
6が相互に対向して配置されており、前面基板1と後面
基板6との間には、格子状に形成された絶縁体からなる
隔壁9が設けられ、隔壁9により区画された複数の放電
セル10(表示セル)がマトリックス状に配置されてい
る。即ち、放電セル10は前面基板1、後面基板6及び
隔壁9により3次元的に囲まれている。前面基板1側か
ら見た放電セル10の形状は長方形であり、その長辺は
垂直方向に平行であり、その短辺は水平方向に平行であ
る。放電セルの内部には、例えばHe、Ne及びXeの
混合ガスが0.1乃至0.5気圧程度の圧力で充填され
ている。
【0023】前面基板1における後面基板6に対向する
面上には、銀、アルミニウム、クロム又は銅等の金属材
料からなる矩形の複数個の走査電極2a及び維持電極2
bが形成されている。走査電極2a及び維持電極2b
は、各放電セル10内に夫々1個ずつ設けられ、放電セ
ル10の長辺方向における両端部に夫々配置されてい
る。放電セル10における走査電極2aと維持電極2b
との間の隙間が面放電ギャップ11である。面放電ギャ
ップ11の長さ、即ち、走査電極2aと維持電極2bと
の間の距離は、200乃至300μmである。また、走
査電極2a及び維持電極2bは、放電セル10の短辺方
向において隔壁5から約20μm離れている。
【0024】また、前面基板1上における放電セル10
の外部には、走査バス電極3a及び維持バス電極3bが
水平方向に延びるように設けられている。水平方向に配
列している放電セル10の各走査電極2a及び各維持電
極2bは、夫々走査バス電極3a及び維持バス電極3b
により接続され、水平方向に引き出されて外部に設けら
れている駆動回路(図示せず)に接続されている。
【0025】前面基板1上には、走査バス電極3a及び
維持バス電極3bを覆い、隔壁9に整合する位置に格子
状の隔壁(SM)5が設けられている。隔壁5はPDP
の表示コントラストを向上させるためのものである。隔
壁5の膜厚は5乃至10μmであり、主成分は黒色の顔
料を含有する低融点ガラスである。隔壁5の形状を、図
1に示すように格子状にすることにより、輝度は低下す
るがコントラストが向上する。なお、隔壁5の形状は、
水平方向又は垂直方向に延びたストライプ状としてもよ
い。この場合、輝度が向上しコントラストが低下する。
【0026】また、走査電極2a、走査バス電極3a、
維持電極2b、維持バス電極3b及び隔壁5は、透明な
低融点ガラスからなる透明誘電体層4(第2の誘電体
層)で被覆されている。更に、透明誘電体層4上にはM
gO膜(図示せず)が蒸着されている。MgO膜は、耐
放電材料であり二次電子放出係数が高い材料であるた
め、放電電圧の安定化及び低電圧化を目的として設けら
れる。また、このMgO膜は透明誘電体層4及び各電極
を放電から保護する役割も担っている。
【0027】一方、後面基板6における前面基板1に対
向する面上には、金属材料からなるデータ電極7が垂直
方向に延びるように形成されており、各データ電極7は
垂直方向に配列している複数の放電セル10の直下を通
過し、垂直方向に引き出されて外部に設けられている駆
動回路(図示せず)に接続されている。データ電極7は
白色誘電体層8(第1の誘電体層)により被覆されてい
る。白色誘電体層8は蛍光体層(図示せず)から発生す
る可視光を前面に反射し、蛍光体層から発生する可視光
を効率良く利用するためのものである。白色誘電体層8
の膜厚は不均一に形成されており、維持電極2bに対向
する領域においては10乃至20μmと相対的に薄く、
走査電極2aに対向する領域においては30乃至50μ
mと相対的に厚くなっている。また、白色誘電体層8及
び蛍光体層からなる複合層の容量は透明誘電体層4の容
量以上になっている。なお、透明誘電体層4にはこのよ
うな不均一性はなく、膜厚が均一になるように形成され
ている。
【0028】隔壁9は透明誘電体層4と白色誘電体層8
との間に形成されており、隣接する放電セル10(表示
画素)間の誤放電及び光学的なクロストークを防ぐ効果
がある。隔壁9で区画された放電セル10の内面、即ち
側壁9の側面及び白色誘電体層8の表面には、紫外線を
吸収して可視光を発生する蛍光体層(図示せず)が形成
されている。また、本実施例のPDPにおける走査電極
2a及び維持電極2bの配列は、図8又は図9に示す配
列と同一である。
【0029】次に、本実施例に係るPDPの製造方法に
ついて説明する。先ず、前面基板1上に走査電極2a、
走査バス電極3a、維持電極2b及び維持バス電極3b
を金属材料により形成する。走査電極2a、走査バス電
極3a、維持電極2b及び維持バス電極3bは、銀ペー
ストを印刷技術又はフォトリソグラフ技術によりパター
ンニングした後、焼成して形成するか、又は、クロム/
銅/クロムの多層薄膜若しくはアルミニウム薄膜等によ
り形成する。各電極の膜厚は約1μmとする。なお、走
査電極2a及び維持電極2bには酸化錫膜(ネサ膜)又
はITO膜により形成した透明電極を使用してもよい。
【0030】次に、前面基板1上に格子状の隔壁5を、
5乃至10μmの厚さに形成する。隔壁5の主成分は黒
色の顔料を含有する低融点ガラスである。隔壁5を形成
することにより、走査バス電極3a及び維持バス電極3
bは隔壁5により覆われる。また、走査電極2a及び維
持電極2bは、放電セル10の短辺方向において隔壁5
から約20μm離れている。また、隔壁5は、後述する
工程において前面基板1と後面基板6とが対向して重ね
合わされる際に、後面基板6上に形成された隔壁9と整
合するように形成される。
【0031】次に、透明誘電体層4を20乃至40μm
の膜厚に形成し、走査電極2a、維持電極2b、走査バ
ス電極3a、維持バス電極3b及び隔壁5を同時に透明
誘電体層4により被覆する。透明誘電体層4は、低融点
ガラスを主成分とするペーストを印刷し焼成することに
より形成される。このとき、低融点ガラスをその軟化点
以上の温度で充分にリフローさせ気泡の無い緻密な層に
形成し、放電の際の絶縁破壊を防止する。
【0032】次に、透明誘電体層4上に厚さ0.5乃至
1μmのMgO膜(図示せず)を蒸着法により形成す
る。なお、蒸着法の替わりに印刷法又はスプレー法等を
使用してもよい。
【0033】一方、後面基板6上に膜厚約1μmの金属
電極からなるデータ電極7を形成する。データ電極7
は、銀ペーストを使用して印刷技術又はフォトリソグラ
フ技術によりパターンニングした後焼成するか、クロム
/銅/クロムの多層薄膜又はアルミニウム薄膜等を材料
として形成する。
【0034】次に、低融点ガラスと白色の顔料とを混合
した厚膜ペーストを印刷焼成することにより、白色誘電
体層8を形成する。この白色顔料には、通常酸化チタン
又は酸化アルミニウムの粉末が使用される。本実施例に
おいては、白色誘電体層8を第1の層8a及び第2の層
8bの2層に分けて積層することにより形成し、白色誘
電体層8に段差を形成する。先ず、白色誘電体層8の第
1の層8aを、データ電極7を均一に被覆するように後
面基板6全面に形成する。続いて、パターン化された第
2の層8bを走査電極2に対向する位置のデータ電極7
上にのみ形成して段差を有する白色誘電体層8を得る。
【0035】白色誘電体層8は、白色誘電体層8及び蛍
光体層(図示せず)からなる複合層の静電容量が透明誘
電体層4の静電容量以上になるように形成し、また、走
査電極2aとデータ電極7との間に発生する書き込み放
電の電圧が、走査電極2aと維持電極2bとの間に発生
する維持放電の電圧とほぼ等しくなるように白色誘電体
層8の膜厚を調整する。一般に、誘電体層の静電容量が
大きくなると、この静電容量により放電セルに印加され
る電圧が増加し、放電電圧が低下する。本実施例におい
てはこの性質を利用し、透明誘電体層4の静電容量が白
色誘電体層8と蛍光体層とからなる複合層の静電容量よ
りも小さくなるようにすることにより、維持放電の電圧
が書き込み放電の電圧とほぼ等しくなるように調整して
いる。但し、白色誘電体層8の最適な膜厚は、白色誘電
体層8の材料並びに透明誘電体層4及び蛍光体層(図示
せず)の材料、性状及び膜厚等により異なるため、試行
錯誤により決定する必要がある。本実施例においては、
白色誘電体層8の膜厚は、維持電極2bに対向する領域
においては10乃至20μmであり、走査電極2aに対
向する領域においては30乃至50μmとするが、この
膜厚は本実施例における最適値であり、本発明における
白色誘電体層の膜厚がこれに制限されるものではない。
【0036】次に、白色誘電体層8上に隔壁9を格子状
に形成し、放電セル10を区画する。即ち、放電セル1
0は隔壁9により囲まれる。隔壁9は、低融点ガラスを
主成分とし酸化アルミニウム又は酸化マグネシウム等を
含有する材料を使用し、厚膜印刷技術又はアディティブ
厚膜技術により80乃至100μmの高さに形成され
る。通常、蛍光体層(図示せず)から発生する可視光を
効率良く利用するために白色の隔壁9を使用する。な
お、コントラストを特に改善したい場合には、輝度の低
下はあるが、隔壁9の材料に黒色の顔料を添加して黒色
の隔壁9を形成してもよい。
【0037】次に、放電セル10の内面、即ち、各放電
セル10における白色誘電体層8の表面及び隔壁9の側
面に、赤色、緑色及び青色の各発光色に対応する蛍光体
層(図示せず)を形成する。通常、蛍光体層の形成には
スクリーン印刷法を使用する。
【0038】次に、前面基板1上に形成された隔壁5が
後面基板6上に形成された隔壁9に整合するように、前
面基板1と後面基板6とを対向させる。これにより、隔
壁9により区画された各放電セル10における白色誘電
体層8に対向する開口部が透明誘電体層4により覆わ
れ、各放電セル10において高さ80乃至100μmの
放電空間が形成される。
【0039】次に、前面基板1及び後面基板6の周囲を
低融点ガラスからなるシール材料(図示せず)により気
密封止する。シール材料は、前面基板1及び後面基板6
のどちらか一方又は両方にスクリーン印刷又はディスペ
ンサーを使用して形成する。この後、内部を真空にし、
放電によって真空紫外線又は紫外線を発生する不活性ガ
スを封入する。この不活性ガスは、例えばHe、Ne及
びXeの混合ガスであり、0.1乃至0.5気圧程度の
圧力で充填する。この混合ガスの充填ガス圧は従来のP
DPにおけるガス圧と比較して低圧力である。
【0040】次に、本実施例に係るPDPの動作につい
て説明する。先ず、図10及び図11を参照して、本実
施例のPDPの駆動制御方法について説明する。水平方
向にn個、垂直方向にm個の放電セルを構成するPD
P、即ち、n本のデータ電極7(D1乃至Dn)並びに
各m本の走査バス電極3a(S1乃至Sm)及び維持バ
ス電極3b(C1乃至Cm)からなるPDPの駆動方法
について説明する。また、本実施例においては、表示デ
ータを線順次走査して全画面に渡って書き込んだ後、全
画面で書き込まれたデータを維持することにより表示す
る走査維持分離型の駆動シーケンスでサブフィールドを
構成している。階調表示は、図10に示すように、維持
放電回数を制御することにより実現する。1画面を表示
する1フィールド(F)を1秒間に50乃至70回程度
繰り返す。この1フィールド期間を複数のサブフィール
ド(SF)に分割し、各サブフィールド(SF)に書き
込み期間及び維持期間を設け、各維持期間における放電
回数を変える。これらのサブフィールドを組み合わせる
ことにより、1フィールド期間における放電回数を選択
し、階調表示を実現している。64階調表示では、1フ
ィールドを6つのサブフィールド(SF1乃至SF6)
により構成し、各サブフィールドに予備放電期間(予備
点灯期間+予備消去期間)、書き込み期間及び維持期間
を設けている。この維持期間の放電回数を先頭のサブフ
ィールドSF1から順にSF6まで約1/2づつ減らし
て重みづけを行っている。SF1の放電回数は32n回
とする。nは正の整数である。この方法によって、1フ
レーム内で任意のサブフィールドを選択して維持放電を
させると、選択されたサブフィールドの維持放電回数で
発光輝度を制御することができるため、64階調表示を
実現できる。
【0041】図11は、走査バス電極3aを介して走査
電極2aに印加する駆動電圧パルス列S1及びSm並び
にデータ電極7に印加する駆動電圧パルス列D1及びD
nを示す。S1及びSmは夫々1及びm番目の走査バス
電極103aに印加する駆動電圧パルス列であり、D1
及びDnは夫々1及びn番目のデータ電極7に印加する
駆動電圧パルス列である。Cは維持バス電極3bに印加
する駆動電圧パルス列であり、全ての維持バス電極3b
に共通に印加する。
【0042】予備放電期間は、S1、Smに印加するパ
ルスPP、PE1及びPE3並びにCに印加するパルスPE2
とから構成される。PPは、全放電セルを放電させる予
備点灯パルスである。PPに続くPE1、PE2及びP
E3は、予備点灯で発生した走査電極2a、維持電極2b
及びデータ電極7上の壁電荷を再結合等により消滅させ
る予備消去パルスである。これに続く書き込み期間に
は、S1乃至Smに順にパルスPwが印加される。これ
と同期してD1からDnには表示データの有無に対応し
て、表示データがある場合にはパルスPDが印加され
る。Pwに同期したPDが印加されると走査電極2aとデ
ータ電極7との間に書き込み放電が生じ、走査電極2a
には正の壁電荷、データ電極7には負の壁電荷が蓄積さ
れる。そして、次の維持期間においては、前述の表示デ
ータに従って書き込まれた蓄積壁電荷が維持パルスP
SUSに重畳される。予め、維持パルスPSUSを前記壁電荷
の重畳によって維持放電が発生する適当な電圧に設定し
ておくと、パルスPDが印加され書き込み放電が発生し
た放電セルにのみ維持放電を発生させることができる。
即ち、壁電荷に従って維持放電の発生を制御することが
でき、所望の表示パターンを得ることができる。
【0043】次に、放電セル10内における放電挙動に
ついて説明する。前述の如く、データ電極7にパルスP
wに同期したPDが印加されると、走査電極2aとデータ
電極7との間に書き込み放電が生じる。データ電極7を
覆う白色誘電体層8の膜厚は不均一になっており、維持
電極2bに対向する領域の膜厚が相対的に薄くなってい
るため、書き込み放電は、データ電極7における走査電
極2aに対向する領域と走査電極2aとの間には発生せ
ず、データ電極7における維持電極2bに対向する領域
と走査電極2aとの間で発生する。このため、書き込み
放電の方向は、前面基板1における後面基板6に対向す
る面に垂直な方向に対して斜めの方向になり、書き込み
放電の長さは走査電極2aとデータ電極7との最短距離
よりも長くなる。
【0044】図3は、0.6mmッチの正方形画素による
カラー表示を行い、隔壁幅が50μm、放電セル幅が1
50μm、ガス圧が0.3気圧の場合において、開口
率、即ち、面放電ギャップ11の面積と放電セル10の
面積との比率の面放電ギャップ依存性及び面放電電圧、
即ち、走査電極2aと維持電極2bとの間の維持放電電
圧の面放電ギャップ依存性を示すグラフ図である。放電
セル10の面積は隔壁部分を除き縦600μm及び横1
50μmとする。図3に示すように、開口率は面放電ギ
ャップが増加するにつれて増加する。即ち、面放電ギャ
ップの長さが100μmのとき開口率は1/6である
が、面放電ギャップ長さが500μmのとき開口率は5
/6になり、面放電ギャップの長さを増加させることに
より開口率が向上し、光取り出し効率は改善されること
がわかる。しかしながら、面放電ギャップの長さの増加
に伴い走査電極2a及び維持電極2bの電極長さが短く
なる。例えば、面放電ギャップの長さが500μmの場
合には、走査電極2a及び維持電極2bの電極長さは5
0μm以下になる。このため、面放電電圧の上昇が認め
られ、駆動回路における電圧の上昇を引き起こし、実用
的でなくなる。
【0045】本実施例においては、前述の如く、書き込
み放電の長さを走査電極2aとデータ電極7との最短距
離よりも長くすることができるため、維持放電の長さを
長くすることができる、このため、走査電極2aと維持
電極2bとの間の距離、即ち、面放電ギャップ11の長
さを長くすることができ、前述の如く、例えば200乃
至300μmとすることができる。一方、従来のPDP
においては、書き込み放電の長さが走査電極とデータ電
極との最短距離と等しく、この最短距離は隔壁の製造上
の理由から約100μmが上限である。このため、面放
電ギャップの長さも約100μmである。従って、本実
施例のPDPは従来のPDPと比較して、面放電ギャッ
プの長さが2乃至3倍になる。このため、開口率も2乃
至3倍になり、発光効率が2乃至3倍になる。また、本
実施例のPDPにおける隔壁9の高さは、従来のPDP
における隔壁の高さと同じであるため、従来のPDPと
比較して生産性が低下することはない。
【0046】更に、本実施例においては、放電セル10
の短辺方向において、走査電極2a及び維持電極2bを
隔壁5から約20μm離しているため、隔壁9における
放電粒子の再結合等に起因する放電発光効率の低下を防
ぎ、放電効率を改善することができる。更に、隔壁9を
格子状に形成して放電セル10間のクロストークを防止
しているため、高精細で大型のPDPを製造することが
できる。
【0047】次に、本実施例の変形例について説明す
る。図4は本変形例に係るPDPの構成を示す平面図で
ある。本変形例においては、図4に示すように、垂直方
向に隣り合う放電セル10間において、走査バス電極3
cを共通化している。これにより、走査電極及び走査バ
ス電極の形成が容易になり、高精細度化されたPDPに
おいても、歩留まりが改善されるため製造コストが低減
でき、PDPの高精細化が容易になる。また、本変形例
においても、前記実施例と同様に、放電セル10の短辺
方向において、走査電極2a及び維持電極2bを隔壁5
から約20μm離しているため、隔壁9における放電粒
子の再結合等に起因する放電発光効率の低下を防ぎ、放
電効率を改善することができる。なお、本変形例におい
て、走査バス電極3cを共通化する替わりに維持バス電
極3bを共通化しても得られる効果は同じである。
【0048】次に、本実施例の他の変形例について説明
する。図5はこの変形例に係るPDPの構成を示す平面
図である。本変形例においては、図5に示すように、走
査電極2d及び維持電極2eの形状を帯状としている。
これにより、走査電極2d及び維持電極2eの形状が単
純化されるため、PDPの高精細化がより容易になる。
また、高精細度化されたPDPにおいても断線等の電極
不具合の発生率を減少することができるため、PDPの
製造コストを低減できる。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、隔壁を高
くすることなく放電セルの開口率を高めることができ、
発光効率が優れたプラズマディスプレイパネルを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るPDPにおける放電セル
の構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本実施例のPDPにおける開口率及び面放電電
圧の面放電ギャップ依存性を示すグラフ図である。
【図4】本発明の変形例に係るPDPの構成を示す平面
図である。
【図5】本発明の他の変形例に係るPDPの構成を示す
平面図である。
【図6】従来のPDPの構成を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線における模式的断面図である。
【図8】従来のPDPの走査電極及び維持電極の配列を
模式的に示す平面図である。
【図9】従来の他のPDPの走査電極及び維持電極の配
列を模式的に示す平面図である。
【図10】PDPの階調表示方法を示す模式図である。
【図11】PDPの駆動波形を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1;前面基板 2a、2c、2d;走査電極 2b、2e;維持電極 3a、3c;走査バス電極 3b;維持バス電極 4;透明誘電体層 5;隔壁 6;後面基板 7;データ電極 8;白色誘電体層 8a;白色誘電体層8の第1層 8b;白色誘電体層8の第2層 9;隔壁 10;放電セル 11;面放電ギャップ 101;前面基板 102a;走査電極 102b;維持電極 103a;走査バス電極 103b;維持バス電極 104;透明誘電体層 105;隔壁 106;後面基板 107;データ電極 108;白色誘電体層 109;蛍光体層 110;放電セル 111;面放電ギャップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙を設けて相互に対向配置された前面
    基板及び後面基板と、マトリクス状に配列された複数個
    の放電セルと、前記前面基板と前記後面基板との間に設
    けられてマトリクス状に配置された前記放電セルを区画
    する隔壁と、列方向に配置された複数個の放電セルにつ
    いて設けられ前記後面基板上で列方向に延びる複数本の
    データ電極と、このデータ電極を被覆する第1の誘電体
    層と、この第1の誘電体層上に設けられた蛍光体層と、
    前記前面基板上に設けられた走査電極及び維持電極と、
    行方向に配置された複数個の放電セルについて設けられ
    前記前面基板上で行方向に延び夫々前記走査電極及び前
    記維持電極に接続された複数本の走査バス電極及び維持
    バス電極と、前記走査電極、前記維持電極、前記走査バ
    ス電極及び前記維持バス電極を被覆する第2の誘電体層
    と、を有し、前記第1の誘電体層における前記維持電極
    に対向する部分の膜厚が前記走査電極に対向する部分の
    膜厚よりも薄いことを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネル。
  2. 【請求項2】 前記走査電極及び前記維持電極のうち少
    なくとも一方が金属で形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記走査電極と前記データ電極との間に
    発生する書き込み放電が、前記前面基板の前記後面基板
    との対向面に垂直の方向に対して実質的に斜め方向に発
    生することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記放電セル内において、前記走査電極
    と前記データ電極との間の距離が、前記走査電極と前記
    維持電極との間の距離よりも小さいことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  5. 【請求項5】 前記放電セル内において、前記走査電極
    と前記維持電極との間の距離が、前記列方向における前
    記走査電極の長さ及び前記維持電極の長さよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のプラズマディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 前記第2の誘電体層の静電容量が前記第
    1の誘電体層と前記蛍光体層とからなる層の静電容量よ
    りも小さいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184282A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Lg Electronics Inc プラズマディスプレイパネル

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