JP2002116938A - 世代管理機能を備えたファイルバックアップ方法 - Google Patents

世代管理機能を備えたファイルバックアップ方法

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JP2002116938A
JP2002116938A JP2000311329A JP2000311329A JP2002116938A JP 2002116938 A JP2002116938 A JP 2002116938A JP 2000311329 A JP2000311329 A JP 2000311329A JP 2000311329 A JP2000311329 A JP 2000311329A JP 2002116938 A JP2002116938 A JP 2002116938A
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Masahiro Fukui
将裕 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル形式に依存せずにバックアップ可能
なこと、かつ、固有の管理ファイルなしに世代毎にバッ
クアップされたファイルの表示、指定あるいは利用を高
速かつ容易に行えること。 【解決手段】 第1回目のバックアップ処理後第2回目
のバックアップ処理までの間に、ディレクトリ10内の
少なくとも1つのファイルに所定の操作が加えられたと
き、ファイルに加えられた操作を識別し、操作の加えら
れた少なくとも1つのファイルに関してのみそれに対応
する所定の操作履歴ファイルを生成し、最新バックアッ
プディレクトリ11の全てのファイルを操作履歴ファイ
ルに置き換え、「Backup_1」という名前の世代
バックアップディレクトリ11’とする。次いで、バッ
クアップ先ディレクトリ内に、「Backup_2」と
いう名前の別の最新バックアップディレクトリ12を新
たに生成し、ディレクトリ10に格納された複数のファ
イルの全てと同一のファイル状態となるようその最新バ
ックアップディレクトリ12を同期する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、世代管理機能を備
えたファイルバックアップ方法、特に、バックアップ元
のファイルと同期がとられた最新状態のバックアップフ
ァイルと、あるバックアップ処理時点の過去のファイル
の状態にまで遡って復元可能な複数の世代のバックアッ
プファイルを、ツリー状のディレクトリ構造によって常
時利用可能に管理する、新規なファイルバックアップ方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータによって実行されるプログ
ラムまたは処理されるデータは、通常ファイルという形
式でコンピュータに内蔵された各種の記憶装置に格納さ
れる。通常のコンピュータのOS(オペレーティング・
システム)は、ツリー状をした階層構造のディレクトリ
によってファイルを格納し管理するファイル・システム
を標準で有している。
【0003】ファイルに対し何らかの操作を行った場
合、ユーザがその操作履歴を世代情報として管理したい
場合がある。例えば、コンピュータプログラムの開発環
境において、ソースコードを世代管理するためのアプリ
ケーションソフトウェアが既に知られている。しかしな
がら、このソフトウェアは開発しているプログラムを1
行毎に世代管理し、プロジェクトとして複数のプログラ
ムを管理することが前提であり、一般的なグラフィック
スデータやオーディオデータ等を管理することはできな
い。
【0004】一方、いわゆるバックアップツールと呼ば
れる各種OSに対応したバックアップ用ユーティリティ
ソフトウェアも既に提供されている。市販のバックアッ
プツールのほとんどが、フル・バックアップとインクリ
メント・バックアップの機能を有するが、最新のファイ
ル状態あるいは過去の時点のファイル状態として復元す
るためには、それらのバックアップデータとそのバック
アップに使用したバックアップツールを同時に用意し、
使用しなければならず、操作上不便である。バックアッ
プの手法としてミラーリングがあるが、ミラーリングに
おいてはバックアップ元のファイルに対し最新のファイ
ル状態で同期をとることができるものの、過去に遡りあ
る時点でのファイル状態に復元することができない。
【0005】また、従来のこの種バックアップツール
は、一般に最初にバックアップ処理をしたときのファイ
ルをベースファイルとして格納し、その後にファイルに
加えられた操作を差分情報ファイルとして格納し管理し
ている。この目的のため、従来のバックアップツール
は、ベースファイルと世代毎の差分情報との関係等対象
ファイルの状態を記録したそのバックアップツールに固
有の管理ファイルを有している。従って、その管理ファ
イルが何らかの原因で失われ又は壊れた場合、古い世代
のファイルを復元することが不可能となる。また、バッ
クアップツール自体に故障が発生するとバックアップさ
れたファイルを利用することができないため、バックア
ップツールの再インストールが必要となり、また最悪の
場合には、バックアップされたファイルが失われる、と
いう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点を解消すべくなされたもので、その目的
は、ファイル形式に依存せずにファイルをバックアップ
可能であり、かつ、固有の管理ファイルなしに世代毎に
バックアップされたファイルの表示、指定あるいは利用
を高速かつ容易に行うことが可能な、世代管理機能を備
えたファイルバックアップ方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数の世代バックアップデ
ィレクトリに同一内容のファイルが重複して格納される
無駄を回避し、かつバックアップ処理を高速化すること
が可能な、世代管理機能を備えたファイルバックアップ
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る世代管理機能を備えたファイル
バックアップ方法は、バックアップ元ディレクトリに格
納された複数のファイルをバックアップファイルとして
格納するための1つの最新バックアップディレクトリ
と、過去のそれぞれのバックアップ処理時点において、
前記バックアップ元ディレクトリに格納されたいずれか
のファイルが所定の操作を加えられたものであるとき、
当該所定の操作が加えられたファイルに対応する操作履
歴ファイルを世代ごとに格納するための、複数の世代バ
ックアップディレクトリとを、バックアップ先ディレク
トリの下部にツリー状に設け、直前のバックアップ処理
時点からその次のバックアップ処理時点までの間に、前
記バックアップ元ディレクトリに格納された少なくとも
1つのファイルが、前記最新バックアップディレクトリ
に格納されたファイルとの関係で所定の操作を加えられ
たものであるとき、最新バックアップディレクトリに格
納された全てのファイルを最新の操作履歴ファイルによ
って置き換えて1世代前の世代バックアップディレクト
リとし、別の1つのバックアップディレクトリを新たに
生成し、当該生成した別のバックアップディレクトリに
前記バックアップ元ディレクトリに格納された複数のフ
ァイルを複製して新たな最新バックアップディレクトリ
とすることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、バックアップ先ディレク
トリ内の最新バックアップディレクトリに、バックアッ
プ元ディレクトリに格納されたファイルがミラーリング
される。従って、過去のバックアップ処理で生成される
操作履歴ファイルとは無関係に最新の状態のファイルを
高速かつ容易に表示し、指定しあるいは利用することが
できる。
【0009】また、バックアップ先ディレクトリには、
最新バックアップディレクトリとは別に、複数の世代バ
ックアップディレクトリがツリー状の階層構造で設けら
れているので、各世代の識別が一目瞭然である。従っ
て、世代をキーとして過去のファイルを高速かつ容易に
表示し、指定しあるいは利用することができる。
【0010】更に、それぞれの世代バックアップディレ
クトリには、それぞれのバックアップ処理時点におい
て、最新バックアップディレクトリに格納されているフ
ァイルがバックアップ元ディレクトリのファイルとの比
較において受ける所定の操作(ファイルの追加、ファイ
ルの削除またはファイル内容の変更)に応じて、そのよ
うな操作がなされたファイルのみが操作履歴ファイルと
して格納され、操作がなされなかったファイルは格納さ
れない。これにより、複数の世代バックアップディレク
トリに同一内容のファイルが重複して格納される無駄を
回避することができる。
【0011】第2の発明に係る世代管理機能を備えたフ
ァイルバックアップ方法は、バックアップ元ディレクト
リに格納された複数のファイルをバックアップファイル
として格納するための1つの最新バックアップディレク
トリと、過去のそれぞれのバックアップ処理時点におい
て、前記バックアップ元ディレクトリに格納されたいず
れかのファイルが所定の操作を加えられたものであると
き、当該所定の操作が加えられたファイルに対応する操
作履歴ファイルを、複数の世代前までそれぞれ格納する
ための、複数の世代バックアップディレクトリとを、バ
ックアップ先ディレクトリの下部にツリー状に設け、直
前のバックアップ処理時点からその次のバックアップ処
理を行う時点までの間に、前記バックアップ元ディレク
トリに格納された少なくとも1つのファイルが、前記最
新バックアップディレクトリに格納されたファイルとの
関係で所定の操作を加えられたものであるとき、前記複
数の世代バックアップディレクトリのディレクトリ名
を、世代の古いものから順に1世代前のディレクトリ名
にリネームし、リネーム前の前記複数の世代バックアッ
プディレクトリのうち最新の世代のバックアップディレ
クトリと同一のディレクトリ名の、世代バックアップデ
ィレクトリを新たに生成し、前記生成した世代バックア
ップディレクトリに最新の操作履歴ファイルを格納し、
前記バックアップ元ディレクトリに格納された複数のフ
ァイルと同一のファイル状態となるように前記最新バッ
クアップディレクトリを同期することを特徴とする。
【0012】この、第2の発明では、バックアップ処理
を行う際に、複数の世代バックアップディレクトリのデ
ィレクトリ名を、世代の古いものから順に1世代前のデ
ィレクトリ名にリネームする。リネーム後の世代バック
アップディレクトリの各ディレクトリ名は、最新バック
アップディレクトリに対し何世代前のバックアップ処理
時点のものかを正確に反映しているから、複数の世代バ
ックアップディレクトリがツリー状の階層構造で設けら
れていることと相俟って、各世代の識別と管理が容易で
ある。また、リネームは、ディレクトリ内のファイルの
複製や移動を伴わないので、高速なバックアップ処理が
実現される。
【0013】第1の発明及び第2の発明において、前記
した所定の操作には、前記最新バックアップディレクト
リに格納されたファイルとの関係でファイルの追加、フ
ァイルの削除、あるいはファイル内容の変更のいずれか
の操作を含む。また、前記最新の操作履歴ファイルは、
ファイルの追加の場合、その追加操作を表示するマーカ
ーファイルを、ファイルの削除またはファイル内容の変
更の場合、最新バックアップディレクトリに格納された
当該削除または変更が加えられる前のファイルを含む。
【0014】第3の発明に係る世代管理機能を備えたフ
ァイルバックアップ方法は、バックアップ元ディレクト
リに格納された複数のファイルをバックアップファイル
として格納するための1つの最新バックアップディレク
トリと、過去のそれぞれのバックアップ処理時点におい
て、バックアップ元ディレクトリに格納されたいずれか
のファイルが所定の操作を加えられたものであるとき、
当該所定の操作が加えられたファイルに対応する操作履
歴ファイルをm世代(ここでmは管理される世代数であ
り2以上の整数とする)前までそれぞれ格納するため
の、第1世代から第m世代までの世代バックアップディ
レクトリとを、バックアップ先ディレクトリの下部にツ
リー状に設け、直前のバックアップ処理時点からその次
のバックアップ処理時点までの間に、バックアップ元デ
ィレクトリに格納された少なくとも1つのファイルが、
最新バックアップディレクトリに格納されたファイルと
の関係で所定の操作を加えられたものであるとき、以下
の処理を行うことを特徴とする。 (1)第1世代の世代バックアップディレクトリを削除
する。 (2)第2〜第m世代の世代バックアップディレクトリ
をそれぞれ1世代前の世代バックアップディレクトリの
ディレクトリ名にリネームする。 (3)新規に第m世代の世代バックアップディレクトリ
を生成する。 (4)バックアップ元ディレクトリに格納されたファイ
ルに加えられた所定の操作を識別する。 (5)識別された操作がファイルの削除、あるいはファ
イル内容の変更のいずれかである場合、最新バックアッ
プディレクトリに格納されている対応するファイルを第
m世代の世代バックアップディレクトリに複製または移
動し、識別された操作がファイルの追加である場合、そ
の追加操作を表示するマーカーファイルを第m世代の世
代バックアップディレクトリに生成し格納することによ
り、第m世代の世代バックアップディレクトリに最新の
操作履歴ファイルを格納する。 (6)バックアップ元ディレクトリに格納された複数の
ファイルと同一のファイル状態となるように前記最新バ
ックアップディレクトリを同期する。
【0015】前記第1の発明及び第2の発明では、1回
のバックアップ処理ごとにバックアップディレクトリ内
に1つの世代バックアップディレクトリが追加されるの
で、バックアップ処理回数に比例して世代バックアップ
ディレクトリの数が増加する。当該バックアップディレ
クトリが作成されている外部記憶装置の容量に依存する
が、理論的には数百世代、数千世代のバックアップディ
レクトリとそれらに格納された各世代の操作履歴ファイ
ルを常時管理することが可能である。しかしながら、現
実には、世代が新しいバックアップファイルは使用頻度
が高い一方、世代が古くなればなるほどバックアップフ
ァイルの使用頻度は急激に低下する。従って、一定の限
度を超えて古いファイルは別途アーカイブとして別の記
録媒体または記憶装置に格納し、所定の世代まで常時利
用可能に管理すれば足りる場合が多い。そこで、第3の
発明では、世代管理数を所定の有限数(m)とし、その
世代数を超える回数のバックアップ処理を行う際に、第
1世代の世代バックアップディレクトリを削除した上
で、第2世代のバックアップディレクトリから第m世代
のバックアップディレクトリについて、それらのディレ
クトリ名を1世代前の世代バックアップディレクトリの
ディレクトリ名に順次リネームした後、第m世代の世代
バックアップディレクトリを新たに生成してそこに最新
操作履歴ファイルを生成し格納することで、所望のバッ
クアップ処理を実現する。
【0016】上記の第1ないし第3の発明において、バ
ックアップ元ディレクトリに格納されているファイルに
ついて、ファイル名、ファイルサイズ及び更新日時を記
述したリストを作成し、前記バックアップ先ディレクト
リの最新バックアップディレクトリに格納されているフ
ァイルについて、ファイル名、ファイルサイズ及び更新
日時を記述したリストを作成し、両方のリストをマッチ
ングすることにより、ファイルに加えられた操作を識別
することが好ましい。
【0017】また、上記第3の発明において、第1世代
の世代バックアップディレクトリを削除する前に、当該
ディレクトリに格納された操作履歴ファイルを別のアー
カイブディレクトリに格納することが好ましい。万が一
のときに、アーカイブディレクトリの操作履歴ファイル
に基づいて、古いファイル状態に復元できるようにする
ためである。
【0018】なお、ディレクトリの用語は、公知のUN
IX(登録商標),Linux,MS−DOSのOSに
おいて、ファイル・システムを記述するための用語とし
て広く知られている。一方、別のOSであるWindo
ws(登録商標)やMacOS(登録商標)における
「フォルダ」の用語も、このディレクトリと同一の概念
を有するものと当業者に理解されている。従って、本発
明において使用されるディレクトリの用語は、他のOS
におけるフォルダの概念も包含する用語として理解され
るものとする。また、公知のファイル・システムにおい
て、ディレクトリあるいはフォルダ自身を通常のファイ
ルと同様に取扱うことができることも、当業者に広く知
られている。そこで、本発明において使用されるファイ
ルの用語は、少なくとも1つのファイルを格納したディ
レクトリあるいはフォルダをも包含する用語として理解
されるものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面に基づき説明するが、本発明は以下に説明す
る実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載した技術思想の範囲内において種々の変更が可
能なのはいうまでもない。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態に係る世
代管理機能を備えたファイルバックアップ方法の概要を
示した説明図であり、ここでは、ユーザが最新のファイ
ル状態から遡って任意の世代前までの世代管理を行う例
を示している。
【0021】バックアップ元ディレクトリ1は、ユーザ
が使用するコンピュータに内蔵された記憶装置、例えば
ハードディスクに位置する1つのディレクトリである。
ユーザは、キーボードを操作するか、あるいはGUI環
境におけるコンピュータディスプレイ上のアイコンを選
択することにより、任意にバックアップを取りたい複数
のファイルが登録されている1つのディレクトリを選択
できる。一方、バックアップ先ディレクトリ2は、コン
ピュータにインターフェースを介して接続された例えば
磁気記録媒体、光ディスク、光磁気ディスク等の別の記
憶装置に位置する別のディレクトリであり、ここにバッ
クアップ元ディレクトリ2内のファイルが所定の世代管
理の下でバックアップされる。バックアップ先ディレク
トリ2は、キーボードを操作するか、あるいはアイコン
を選択することによりユーザが指定することができる。
【0022】図1に示す例に従い、第1の実施形態にお
けるファイルバックアップ方法の手順を説明する。ここ
で、ユーザは、バックアップ元ディレクトリ1に設けら
れた「Original」という名前の1つのディレク
トリ10を選択し、そのディレクトリに格納された複数
のファイルをバックアップ先ディレクトリ2にバックア
ップするものとする。
【0023】[第1回目のバックアップ]最初のバック
アップ処理において、バックアップ先ディレクトリ2に
新規に「Backup_1」という名前の最新バックア
ップディレクトリ11を生成し、「Original」
ディレクトリ10に格納されたファイルの全てを同一の
ファイル状態で複製し最新バックアップディレクトリ1
1に格納する。
【0024】[第2回目のバックアップ]第1回目のバ
ックアップ処理後第2回目のバックアップ処理までの間
に、「Original」ディレクトリ10内の少なく
とも1つのファイルに、所定の操作(ファイルの追加、
ファイルの削除、あるいはファイル内容の変更のいずれ
かの操作)が加えられたとする。まず、後述するところ
によりファイルに加えられた操作を識別する。そして、
後述するところにより、操作の加えられた少なくとも1
つのファイルに関してのみそれに対応する所定の操作履
歴ファイルを生成し、前記最新バックアップディレクト
リ11に格納された全てのファイルを当該操作履歴ファ
イルに置き換えて、「Backup_1」という名前の
世代バックアップディレクトリ11’とする。
【0025】次いで、バックアップ先ディレクトリ2内
に、「Backup_2」という名前の別の最新バック
アップディレクトリ12を新たに生成し、ディレクトリ
10に格納された複数のファイルの全てと同一のファイ
ル状態となるよう「Backup_2」最新バックアッ
プディレクトリ12を同期する。
【0026】[第3回目のバックアップ]第2回目のバ
ックアップ処理後第3回目のバックアップ処理までの間
に、「Original」ディレクトリ10内の少なく
とも1つのファイルに所定の操作が加えられたとする。
まず、第2回目のバックアップ処理のときと同様にファ
イルに加えられた操作を識別する。次いで、所定の操作
の加えられた少なくとも1つのファイルに関してのみそ
れに対応する所定の操作履歴ファイルを生成し、前記最
新バックアップディレクトリ12に格納された全てのフ
ァイルを当該操作履歴ファイルに置き換えて、「Bac
kup_2」という名前の世代バックアップディレクト
リ12’とする。
【0027】次いで、バックアップ先ディレクトリ2内
に、「Backup_3」という名前の別の最新バック
アップディレクトリ13を新たに生成し、ディレクトリ
10に格納された複数のファイルを「Backup_
3」最新バックアップディレクトリ13に複製する。
【0028】[第n回目のバックアップ]4回目以降の
バックアップ処理は、第2回目、第3回目のバックアッ
プ処理と同様に実行される。その結果、第n回目のバッ
クアップ処理後のバックアップ先ディレクトリ2内は、
図示のように、常にバックアップ元ディレクトリ内の
「Original」ディレクトリ10の最新状態のフ
ァイルがミラーリングされた、「Backup_n」と
いう名前の最新バックアップディレクトリ14と、(n
−1)世代までの操作履歴ファイルがそれぞれ格納され
た「Backup_1」、「Backup_2」…とい
う名前の世代バックアップディレクトリ11’、12’
…が含まれている。そして、「Backup_1」世代
バックアップディレクトリ11’には、ディレクトリ1
0の最新状態のファイルから(n−1)世代前の操作履
歴ファイルが、「Backup_2」世代バックアップ
ディレクトリ12’には、(n−2)世代前の操作履歴
ファイルがそれぞれ格納され、以下同様にして「Bac
kup_n−1」世代バックアップディレクトリには、
1世代前の操作履歴ファイルが格納されている。
【0029】図2は、本発明の第2の実施形態に係る世
代管理機能を備えたファイルバックアップ方法の概要を
示した説明図であり、ここでは、説明の便宜上、ユーザ
が最新のファイル状態から遡って2世代前(m=2)ま
での世代管理を行うことが可能な例を示している。
【0030】図2に示す例に従い、第2の実施形態にお
けるファイルバックアップ方法の手順を説明する。ここ
で、ユーザは、第1の実施形態における場合と同様に、
バックアップ元ディレクトリ1に設けられた「Orig
inal」という名前の1つのディレクトリ10を選択
し、そのディレクトリに格納された複数のファイルをバ
ックアップ先ディレクトリ2にバックアップするものと
する。
【0031】[第1回目のバックアップ]最初のバック
アップ処理において、バックアップ先ディレクトリに新
規に「Backup_0」という名前の最新バックアッ
プディレクトリ20を生成し、「Original」デ
ィレクトリ10に格納されたファイルの全てを同一のフ
ァイル状態で複製し最新バックアップディレクトリ20
に格納する。
【0032】[第2回目のバックアップ]第1回目のバ
ックアップ処理後第2回目のバックアップ処理までの間
に、「Original」ディレクトリ10内の少なく
とも1つのファイルに、所定の操作(ファイルの追加、
ファイルの削除、あるいはファイル内容の変更のいずれ
かの操作)が加えられたとする。まず、後述するところ
によりファイルに加えられた操作を識別する。本バック
アップ処理時点において、世代管理用の世代バックアッ
プディレクトリは存在していないので、「Backup
_1」という名前の世代バックアップディレクトリ21
を生成する。そして、後述するところにより、操作の加
えられたファイルに関してのみそれに対応する所定の操
作履歴ファイルを生成し、「Backup_1」世代バ
ックアップディレクトリ21に格納する。
【0033】次いで、「Original」ディレクト
リ10に格納された複数のファイルの全てと同一のファ
イル状態となるように「Backup_0」最新バック
アップディレクトリ20を同期する。
【0034】[第3回目のバックアップ]第2回目のバ
ックアップ処理後第3回目のバックアップ処理までの間
に、「Original」ディレクトリ10内の少なく
とも1つのファイルに、ファイルの追加、ファイルの削
除、あるいはファイル内容の変更のいずれかの操作が加
えられたとする。まず、第2回目のバックアップ処理の
ときと同様にファイルに加えられた操作を識別する。本
バックアップ処理時点において、世代管理用の世代バッ
クアップディレクトリは「Backup_1」という名
前の世代バックアップディレクトリ21しか存在しない
ので、新規に「Backup_2」という名前の世代バ
ックアップディレクトリ22を生成する。そして、操作
の加えられたファイルに関してのみそれに対応する所定
の操作履歴ファイルを生成し、「Backup_2」世
代バックアップディレクトリ22に格納する。
【0035】次いで、「Original」ディレクト
リ10に格納された複数のファイルの全てと同一のファ
イル状態となるように「Backup_0」最新バック
アップディレクトリ20を同期する。
【0036】[第4回目のバックアップ]第3回目のバ
ックアップ処理後第4回目のバックアップ処理を行うま
での間に、「Original」ディレクトリ10内の
少なくとも1つのファイルに、ファイルの追加、ファイ
ルの削除、あるいはファイル内容の変更のいずれかの操
作が加えられたとする。第2回目及び第3回目のバック
アップ処理のときと同様にして、まずファイルに加えら
れた操作を識別する。本バックアップ処理時点におい
て、世代管理用の世代バックアップディレクトリとし
て、「Backup_1」世代バックアップディレクト
リ21および「Backup_2」世代バックアップデ
ィレクトリ22が既に存在し、世代バックアップディレ
クトリの数は管理する世代数と同じである。そこで、次
の処理をする。
【0037】まず、管理している2世代のうち、第1世
代目にあたる「Backup_1」世代バックアップデ
ィレクトリ21に格納された操作履歴ファイルを、全て
「Archives」という名前の別のディレクトリ3
0に格納し、その後「Backup_1」世代バックア
ップディレクトリ21を削除する。次いで、世代バック
アップディレクトリ22の名前を「Backup_2」
から、1世代前の世代バックアップディレクトリのディ
レクトリ名である「Backup_1」にリネームす
る。
【0038】次いで、新規に「Backup_2」とい
う名前で世代バックアップディレクトリ22を生成す
る。そして、操作の加えられたファイルに関してのみそ
れに対応する所定の操作履歴ファイルを生成し、その
「Backup_2」世代バックアップディレクトリ2
2に格納する。
【0039】次いで、「Original」ディレクト
リ10に格納された複数のファイルの全てと同一のファ
イル状態となるように「Backup_0」最新バック
アップディレクトリ20を同期する。
【0040】第5回目以降のバックアップ処理は、第4
回目のバックアップ処理と同様に実行され、これによ
り、「Backup_0」最新バックアップディレクト
リ20には、常にバックアップ元ディレクトリ1内の
「Original」ディレクトリ10の最新状態のフ
ァイルがミラーリングされる。また、2つの世代バック
アップディレクトリのうち、「Backup_1」世代
バックアップディレクトリ21にはその最新状態のファ
イルから2世代前の操作履歴ファイルが、「Backu
p_2」世代バックアップディレクトリ22には1世代
前の操作履歴ファイルがそれぞれ格納される。
【0041】図3は、図2に示したバックアップ方法に
従い、「Original」ディレクトリ10に格納さ
れたファイルを、バックアップ元ディレクトリ1からバ
ックアップ先ディレクトリ2にバックアップ処理したと
きの、それぞれのディレクトリの階層構造を示してい
る。
【0042】バックアップ先ディレクトリ2を参照し
て、「Backup」という名前のディレクトリが設け
られ、その下部には、サブディレクトリとして「Bac
kup_0」という名前の最新バックアップディレクト
リ20と、「Backup_1」および「Backup
_2」という名前の2つの世代バックアップディレクト
リ21、22とがツリー状に設けられている。
【0043】「Backup_0」最新バックアップデ
ィレクトリ20には、バックアップ元ディレクトリ1の
「Original」という名前のディレクトリ10に
格納されたファイル群(この例では、A.text,
B.image,D.text,E.audioの4つ
のファイル)の全てが同一のファイル状態でそっくりそ
のまま格納されている。
【0044】一方、「Backup_2」世代バックア
ップディレクトリ22には、B.image,C.te
xt,_NEW_E.audioという名前の3つの操
作履歴ファイルが格納されている。これら操作履歴ファ
イルは、最後のバックアップ処理時点において「Bac
kup_0」最新バックアップディレクトリ20に格納
されたファイル群のうちファイルの追加、ファイルの削
除、およびファイル内容の変更がされたもののみに対応
している。
【0045】ここで、ファイル名_NEW_E.aud
ioのファイルはマーカーファイルであり、その最後の
バックアップ処理時点においてE.audioという名
前のファイルが新規に追加されたことを表している実体
を伴わないファイルである。
【0046】一方、A.text,B.imageのフ
ァイルは、「Backup_0」最新バックアップディ
レクトリ20に格納されているファイルとの対比からわ
かるように、B.imageのファイルは、その最後の
バックアップ処理時点においてファイル内容の変更があ
ったときの、その変更がされる前の状態のファイルであ
る。また、C.textのファイルは、「Backup
_0」最新バックアップディレクトリ20にそれに対応
するファイルが存在しないことから明らかなように、そ
の最後のバックアップ処理時点においてファイルの削除
があったときの、その削除される前の状態のファイルで
ある。
【0047】すなわち、「Backup_2」世代バッ
クアップディレクトリ22には、最新状態のファイルに
対し1世代古い内容のファイル(ファイルの削除および
ファイル内容の変更がされる前の状態のファイル)とフ
ァイルの追加があったことを表すマーカーファイルが格
納されている。
【0048】次に、「Backup_1」世代バックア
ップディレクトリ21を見ると、A.text,C.t
ext,_NEW_D.textの3つの操作履歴ファ
イルが格納されている。これら操作履歴ファイルは、最
後のバックアップ処理から更に1回前のバックアップ処
理時点においてファイルの追加、ファイル内容の変更が
されたもののみに対応している。
【0049】すなわち、「Backup_1」世代バッ
クアップディレクトリ21には、最新状態のファイルに
対しバックアップ処理が2世代古いときのファイル(こ
の例ではファイルの変更がされる前の状態のファイル
A.text及びC.text)と、ファイルの追加が
あったことを表すマーカーファイル_NEW_D.te
xtが格納されている。
【0050】図2および図3の例では世代管理を2世代
までとしたが、第2の実施形態におけるファイルバック
アップ方法は、以下に述べるとおり、m世代(mは2以
上の整数)までの世代管理を行うことができる。
【0051】図4、図5および図6を参照して、m世代
(mは2以上の整数)までの世代管理を行うことが可能
なバックアップ処理のアルゴリズムを詳細に説明する。
【0052】まず、バックアップ元ディレクトリにバッ
クアップ対象のファイルが存在するか否かをチェックす
る(S100)。ファイルが存在しない場合、エラーメ
ッセージを出力し、処理を終了する(S110)。
【0053】次いで、バックアップ先ディレクトリに最
新バックアップディレクトリが存在するか否かをチェッ
クする(S120)。未だ作成されていない場合、最新
バックアップディレクトリを生成する(S130)。そ
して、最新バックアップディレクトリに、バックアップ
元ディレクトリ内のファイルの全てを同一のファイル状
態で複製、格納し、処理を終了する(S140)。これ
は、第1回目のバックアップに対応する。
【0054】既に最新バックアップディレクトリが存在
する場合(第2回目以降のバックアップの場合)、バッ
クアップ元ディレクトリに格納されたファイルと、バッ
クアップ先ディレクトリ内の最新バックアップディレク
トリに格納されたファイルについて、少なくともファイ
ル名、ファイルサイズ、および更新日付を記述したリス
トをそれぞれ作成し、両者をマッチングする(S15
0)。
【0055】これらのリストの一例として、ファイル
名、ファイルサイズおよび更新日付をCSV形式(Co
mma Separated Value Forma
t)により1ファイルあたり1行で記述し、ファイル名
をキーとしてソートしたリストを用いることができる。
【0056】なお、最新バックアップディレクトリに格
納されたファイルに関するリストを作成する代わりに、
その直前のバックアップ処理時点において作成したバッ
クアップ元ディレクトリに格納されたファイルに関する
リストを別のファイルとして格納しておき、そのファイ
ルを次のバックアップ処理時点における最新バックアッ
プディレクトリに格納されたファイルに関するリストと
して利用することもできる。これにより、最新バックア
ップディレクトリの格納されたファイルに関するリスト
の作成に必要な時間を省略し、処理時間を短縮すること
ができる。
【0057】2つのリストをマッチングするときは、上
記したリストの例の場合、リストを1行ずつマッチング
し、両リスト間でファイル名、ファイルサイズ、更新日
付のいずれあるいはその複数に不一致があるか否かチェ
ックすることができる。ファイル名の不一致があったと
きは、ファイルの追加またはファイルの削除があったこ
とがわかる。一方、ファイル名は同一であるがファイル
サイズあるいは更新日付の不一致があったときは、ファ
イル内容の変更があったことがわかる。
【0058】マッチングの結果、ファイルに所定の操作
が加えられていないとき(ファイルの追加、ファイルの
削除あるいはファイル内容の変更がないとき)は処理を
終了し、所定の操作が加えられていたときは以下の処理
を行う(S160)。
【0059】次いで、図5を参照して、まず、既に存在
する世代バックアップディレクトリの数(n)が、管理
する世代数(m)より少ないか否かチェックする(S1
80)。
【0060】n<mの場合、第(n+1)世代バックア
ップディレクトリを生成する(S190)。そして、後
述する処理により、第(n+1)世代バックアップディ
レクトリに操作履歴ファイルを生成・格納する、(S2
00)。次いで、バックアップ元ディレクトリ内のファ
イルの全てと同一のファイル状態となるように最新バッ
クアップディレクトリを同期して処理を終了する(S2
60)。
【0061】一方、既に第1世代から第m世代まで世代
バックアップディレクトリが存在する場合、まず、第1
世代バックアップディレクトリ内の操作履歴ファイルを
アーカイブディレクトリに格納する(S210)。そし
て、第1世代バックアップディレクトリを削除する(S
220)。
【0062】次に第2世代から第m世代までの世代バッ
クアップディレクトリのディレクトリ名をそれぞれ1世
代前の世代バックアップディレクトリのディレクトリ名
にリネームする(S230)。
【0063】第m世代バックアップディレクトリを新規
に生成する(S240)。
【0064】後述する処理により、第m世代バックアッ
プディレクトリに操作履歴ファイルを生成・格納する
(S250)。
【0065】最後にバックアップ元ディレクトリ内のフ
ァイルの全てと同一のファイル状態となるように最新バ
ックアップディレクトリを同期し、処理を終了する(S
260)。
【0066】次に、図6を参照して、先にS200およ
びS250のステップで言及した操作履歴ファイルを生
成し格納する処理の詳細を説明する。
【0067】まず、加えられた操作がファイルの削除ま
たはファイル内容の変更であるか否かをチェックする
(S300)。該当する場合、最新バックアップディレ
クトリに格納されている対応するファイルを第m世代の
世代バックアップディレクトリに複製または移動する
(S310)。なお、この複製または移動する先は、既
存の世代バックアップディレクトリの数(n)が管理す
る世代数(m)より小さい場合、第(n+1)世代の世
代バックアップディレクトリである(図4のS180か
らS200を参照のこと)。ファイルの追加、ファイル
の削除またはファイル内容の変更の操作が加えられてい
ない場合、次の処理に移る。
【0068】次に、加えられた操作がファイルの追加で
あるか否かをチェックする(S320)。該当する場
合、第m世代の世代バックアップディレクトリに、追加
の識別文字(NEW)を含む一意のファイル名のマーカ
ーファイルを生成する(S330)。この具体例の一つ
として、「E.audio」という名前のファイルに対
し「_NEW_E.audio」という名前のマーカー
ファイルが生成されることを既に示した(図2参照)。
なお、マーカーファイルの生成先は、既存の世代バック
アップディレクトリの数(n)が管理する世代数(m)
より小さい場合、第(n+1)世代の世代バックアップ
ディレクトリである(図4のS180からS200を参
照のこと)。
【0069】次に、上記の実施の形態に説明したファイ
ルバックアップ方法によりバックアップ処理をした後
に、過去のある時点のバックアップ元ディレクトリにお
けるファイル状態が如何にして復元されるかを説明す
る。
【0070】前述のとおり、世代バックアップディレク
トリには、そのバックアップ処理を実行した時点で所定
のファイル操作(ファイルの追加、ファイルの削除又は
ファイル内容の変更)が加えられたファイルについて、
操作履歴ファイルが格納されている。このうち、ファイ
ルの削除及びファイル内容の変更がされたものについて
は、最新バックアップディレクトリに格納された最新の
ファイルに対し、その操作履歴ファイルによる置き換え
を実行する。一方、ファイルの追加がなされたもの(マ
ーカーファイルによって判別される)については、最新
バックアップディレクトリに格納された最新のファイル
に対し、削除を実行する。
【0071】なお、復元させようとする世代のバックア
ップ処理時点より後に、別のファイルを追加する操作が
あったときは、復元させようとする世代より後の全ての
世代バックアップディレクトリを参照してマーカーファ
イルを特定し、最新バックアップディレクトリに格納さ
れた最新のファイルに対し、追加がなされたものを全て
削除すればよい。こうして復元された過去のファイル状
態を持つディレクトリは、復元ディレクトリとして別途
生成することができる。
【0072】本発明の世代管理機能を備えたファイルバ
ックアップ方法は、各種OSの動作環境に適合するよう
プログラムされることで、コンピュータ上で動作させる
ことができる。ここで、本発明において注目すべきこと
は、従来必要とされたバックアップ対象ファイルの状態
を記憶した固有の管理ファイルが不要なことである。こ
れは、本発明において作成される1つの最新バックアッ
プディレクトリおよび複数の世代バックアップディレク
トリは、OSが備える通常のファイル・システムのみを
用いて表示し、指定しあるいは利用できるディレクトリ
であり、これらディレクトリに格納されるファイルおよ
び操作履歴ファイルもまた、当該ファイル・システムの
みを用いて表示し、指定しあるいは利用できるファイル
だからである。
【0073】以上の実施形態の説明において、バックア
ップ処理対象をファイルのみとしているが、本発明は、
ファイル・システム上、ファイルと同等に取扱うことの
できるディレクトリをバックアップ対象とすることも勿
論可能である。この場合、当該ディレクトリに含まれて
いるファイルに対して、同様に本発明のバックアップ処
理を再帰的に行うことができる。なお、その再帰的処理
の具体的アルゴリズムについては当業者にとり自明であ
るので、ここでの詳細な記述は省略する。
【0074】なお、更に効率よくバックアップファイル
を世代毎に検索しあるいは表示する等の目的のために、
別途アプリケーションソフトウェアを用意することは任
意である。また、別途いわゆるスケジューラと呼ばれる
アプリケーションソフトウェアを用意して、本発明のフ
ァイルバックアップ方法を定期的に実施することも任意
である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による世代
管理機能を備えたファイルバックアップ方法によれば、
以下に記載するような効果を有する。
【0076】バックアップ先ディレクトリ内の最新バッ
クアップディレクトリには、バックアップ元ディレクト
リに格納されたファイルがミラーリングされるので、過
去のバックアップ処理で生成される操作履歴ファイルと
は無関係に最新の状態のファイルを高速かつ容易に表示
し、指定しあるいは利用することができる。
【0077】また、バックアップ先ディレクトリには、
最新バックアップディレクトリとは別に、第1世代から
第m世代までの世代バックアップディレクトリがツリー
状の階層構造で設けられているので、各世代の識別が一
目瞭然であり、世代をキーとして過去のファイルを高速
かつ容易に表示し、指定しあるいは利用することができ
る。
【0078】それぞれの世代バックアップディレクトリ
には、それぞれのバックアップ処理時点において、最新
バックアップディレクトリに格納されているファイルが
バックアップ元ディレクトリのファイルとの比較におい
て受ける操作に応じて、そのような操作がなされたファ
イルのみが操作履歴ファイルとして格納され、操作がな
されなかったファイルは格納されない。従って、複数の
世代バックアップディレクトリに同一内容のファイルが
重複して格納される無駄を回避することができる。
【0079】更に、多数世代にわたる世代バックアップ
ディレクトリにバックアップファイルを生成し格納する
とき、複数の世代バックアップディレクトリについて、
それらのディレクトリ名を1世代前の世代バックアップ
ディレクトリのディレクトリ名にリネームするので、多
数の世代にわたる多数のファイルを複製あるいは移動す
る処理が不要であり、バックアップ処理を高速化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る世代管理機能を
備えたファイルバックアップ方法の概要を示した説明
図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る世代管理機能を
備えたファイルバックアップ方法の概要を示した説明
図。
【図3】図2に示したバックアップ方法に従い、バック
アップ元ディレクトリ1からバックアップ先ディレクト
リ2にバックアップ処理したときの、それぞれのディレ
クトリの階層構造を示す図。
【図4】m世代(mは2以上の整数)までの世代管理を
行うことが可能なバックアップ処理のアルゴリズムを説
明するフローチャート。
【図5】m世代(mは2以上の整数)までの世代管理を
行うことが可能なバックアップ処理のアルゴリズムを示
すフローチャート(図4の続き)。
【図6】操作履歴ファイルを生成し格納する処理の詳細
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 バックアップ元ディレクトリ 2 バックアップ先ディレクトリ 11,12,13,14,20 最新バックアップデ
ィレクトリ 11’,12’,21,22 世代バックアップディ
レクトリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップ元ディレクトリに格納され
    た複数のファイルをバックアップファイルとして格納す
    るための1つの最新バックアップディレクトリと、過去
    のそれぞれのバックアップ処理時点において、前記バッ
    クアップ元ディレクトリに格納されたいずれかのファイ
    ルが所定の操作を加えられたものであるとき、当該所定
    の操作が加えられたファイルに対応する操作履歴ファイ
    ルを世代ごとに格納するための、複数の世代バックアッ
    プディレクトリとを、バックアップ先ディレクトリの下
    部にツリー状に設け、直前のバックアップ処理時点から
    その次のバックアップ処理を行う時点までの間に、前記
    バックアップ元ディレクトリに格納された少なくとも1
    つのファイルが、前記最新バックアップディレクトリに
    格納されたファイルとの関係で所定の操作を加えられた
    ものであるとき、最新バックアップディレクトリに格納
    された全てのファイルを最新の操作履歴ファイルによっ
    て置き換えて1世代前の世代バックアップディレクトリ
    とし、別の1つのバックアップディレクトリを新たに生
    成し、当該生成した別のバックアップディレクトリに前
    記バックアップ元ディレクトリに格納された複数のファ
    イルを複製して新たな最新バックアップディレクトリと
    することを特徴とする世代管理機能を備えたファイルバ
    ックアップ方法。
  2. 【請求項2】 バックアップ元ディレクトリに格納され
    た複数のファイルをバックアップファイルとして格納す
    るための1つの最新バックアップディレクトリと、過去
    のそれぞれのバックアップ処理時点において、前記バッ
    クアップ元ディレクトリに格納されたいずれかのファイ
    ルが所定の操作を加えられたものであるとき、当該所定
    の操作が加えられたファイルに対応する操作履歴ファイ
    ルを、複数の世代前までそれぞれ格納するための、複数
    の世代バックアップディレクトリとを、バックアップ先
    ディレクトリの下部にツリー状に設け、直前のバックア
    ップ処理時点からその次のバックアップ処理を行う時点
    までの間に、前記バックアップ元ディレクトリに格納さ
    れた少なくとも1つのファイルが、前記最新バックアッ
    プディレクトリに格納されたファイルとの関係で所定の
    操作を加えられたものであるとき、前記複数の世代バッ
    クアップディレクトリのディレクトリ名を、世代の古い
    ものから順に1世代前のディレクトリ名にリネームし、
    リネーム前の前記複数の世代バックアップディレクトリ
    のうち最新の世代のバックアップディレクトリと同一の
    ディレクトリ名の、世代バックアップディレクトリを新
    たに生成し、前記生成した世代バックアップディレクト
    リに最新の操作履歴ファイルを格納し、前記バックアッ
    プ元ディレクトリに格納された複数のファイルと同一の
    ファイル状態となるように前記最新バックアップディレ
    クトリを同期することを特徴とする世代管理機能を備え
    たファイルバックアップ方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の操作は、前記最新バックアッ
    プディレクトリに格納されたファイルとの関係でファイ
    ルの追加、ファイルの削除、あるいはファイル内容の変
    更のいずれかの操作を含むことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の世代管理機能を備えたファイルバックア
    ップ方法。
  4. 【請求項4】 前記最新の操作履歴ファイルは、ファイ
    ルの追加の場合、その追加操作を表示するマーカーファ
    イルを、ファイルの削除またはファイル内容の変更の場
    合、最新バックアップディレクトリに格納された当該削
    除または変更が加えられる前のファイルを含むことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の世代管理
    機能を備えたファイルバックアップ方法。
  5. 【請求項5】 バックアップ元ディレクトリに格納され
    た複数のファイルをバックアップファイルとして格納す
    るための1つの最新バックアップディレクトリと、過去
    のそれぞれのバックアップ処理時点において、前記バッ
    クアップ元ディレクトリに格納されたいずれかのファイ
    ルが所定の操作を加えられたものであるとき、当該所定
    の操作が加えられたファイルに対応する操作履歴ファイ
    ルをm世代(ここでmは管理される世代数であり2以上
    の整数とする)前までそれぞれ格納するための、第1世
    代から第m世代までの世代バックアップディレクトリと
    を、バックアップ先ディレクトリの下部にツリー状に設
    け、直前のバックアップ処理時点からその次のバックア
    ップ処理時点までの間に、前記バックアップ元ディレク
    トリに格納された少なくとも1つのファイルが、前記最
    新バックアップディレクトリに格納されたファイルとの
    関係で所定の操作を加えられたものであるとき、以下の
    処理を行うことを特徴とする世代管理機能を備えたファ
    イルバックアップ方法。 (1)第1世代の世代バックアップディレクトリを削除
    する。 (2)第2〜第m世代の世代バックアップディレクトリ
    をそれぞれ1世代前の世代バックアップディレクトリの
    ディレクトリ名にリネームする。 (3)新規に第m世代の世代バックアップディレクトリ
    を生成する。 (4)前記バックアップ元ディレクトリに格納されたフ
    ァイルに加えられた所定の操作を識別する。 (5)識別された操作がファイルの削除、あるいはファ
    イル内容の変更のいずれかである場合、前記最新バック
    アップディレクトリに格納されている対応するファイル
    を第m世代の世代バックアップディレクトリに複製また
    は移動し、前記識別された操作がファイルの追加である
    場合、その追加操作を表示するマーカーファイルを第m
    世代の世代バックアップディレクトリに生成し格納する
    ことにより、第m世代の世代バックアップディレクトリ
    に最新の操作履歴ファイルを格納する。 (6)前記バックアップ元ディレクトリに格納された複
    数のファイルと同一のファイル状態となるように前記最
    新バックアップディレクトリを同期する。
  6. 【請求項6】 前記バックアップ元ディレクトリに格納
    されているファイルについて、ファイル名、ファイルサ
    イズ及び更新日時を記述したリストを作成し、前記バッ
    クアップ先ディレクトリの最新バックアップディレクト
    リに格納されているファイルについて、ファイル名、フ
    ァイルサイズ及び更新日時を記述したリストを作成し、
    両方のリストをマッチングすることにより、ファイルに
    加えられた操作を識別することを特徴とする請求項3ま
    たは5に記載の世代管理機能を備えたファイルバックア
    ップ方法。
  7. 【請求項7】 前記第1世代の世代バックアップディレ
    クトリを削除する前に、当該ディレクトリに格納された
    操作履歴ファイルを別のアーカイブディレクトリに格納
    することを特徴とする請求項5に記載の世代管理機能を
    備えたファイルバックアップ方法。
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