JP2002116880A - 入力装置および入力装置を有する電子機器 - Google Patents

入力装置および入力装置を有する電子機器

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JP2002116880A
JP2002116880A JP2000310795A JP2000310795A JP2002116880A JP 2002116880 A JP2002116880 A JP 2002116880A JP 2000310795 A JP2000310795 A JP 2000310795A JP 2000310795 A JP2000310795 A JP 2000310795A JP 2002116880 A JP2002116880 A JP 2002116880A
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JP2000310795A
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Takashi Kayama
俊 香山
Masanori Hanzawa
誠規 半澤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力装置の占有面積を削減して電子機器の小
型化を図ることができる入力装置および入力装置を有す
る電子機器を提供すること。 【解決手段】 情報を表示する表示部に重ねて配置され
て、使用者がスライドすることで所望の指令を入力する
ための入力装置11であり、個々に区切られた複数のエ
リア50〜54を所定の時間内に使用者により順次選択
された時に、その順次選択された複数のエリア50〜5
4に対応して予め定められている機能を指令するタッチ
パネルTPを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を表示する表
示部に配置されて、使用者がスライドすることで所望の
指令を入力するための入力装置および入力装置を有する
電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、たとえばビデオカメラレコー
ダを例に挙げると、ビデオカメラレコーダは、図18に
示すように筐体2030に入力装置2000と液晶表示
部2010を有している。入力装置2000は筐体20
30の側面に比較的大きな面積を占有して形成されてお
り、たとえばスタートボタン2001、録画ボタン20
02、再生ボタン2003、ストップボタン2004等
を有している。表示部2010は筐体2030に対して
取り付けられている。このような入力装置2000にお
いて使用者が必要とするファンクションを入力するため
に、上述したようなボタン2001〜2004等をそれ
ぞれエリア区分して独立して筐体に形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
各ファンクションに対応したボタン2001〜2004
を独立してエリア区分して形成すると、ファンクション
の数が増えれば増える程入力装置2000の占有面積は
大きくなってしまうという問題がある。しかも表示部2
010と入力装置2000は別々に形成する必要がある
ことから、電子機器の小型化の阻害となっている。また
入力装置2000の各ボタン2001〜2004を押す
場合に、その使用者が指で押した時のフォースフィード
バックがないために、操作感がよくない。そこで本発明
は上記課題を解消し、入力装置の占有面積を削減して電
子機器の小型化を図ることができる入力装置および入力
装置を有する電子機器を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、情報
を表示する表示部に重ねて配置されて、使用者がスライ
ドすることで所望の指令を入力するための入力装置であ
り、個々に区切られた複数のエリアを所定の時間内に前
記使用者により順次選択された時に、その順次選択され
た複数のエリアに対応して予め定められている機能を指
令するタッチパネルを有することを特徴とする入力装置
である。請求項1では、入力装置はタッチパネルを有し
ており、このタッチパネルは、個々に区切られた複数の
エリアを所定の時間内に使用者により順次選択された時
に、その順次選択された複数のエリアに対応して予め定
められている機能を指令するようになっている。このタ
ッチパネルは情報を表示するための表示部に重ねて配置
されている。このことから、個々に区切られた複数のエ
リアを使用者が任意に選択してスライドすることによ
り、予め定められている機能を指令することができる。
複数のエリアの組み合わせを適宜選択することにより、
複数もしくは多数の機能を指令することができ、入力装
置のタッチパネルの占有面積を、個々に独立してエリア
区分した従来の入力装置に比べて大幅に削減することが
できる。しかもこの入力装置は情報を表示する表示部に
重ねて配置されているので、表示部と入力装置を別々に
設定する必要がなく、電子機器の小型化を図ることがで
きる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記個々に区切られた複数のエリアは、
それぞれスイッチの機能を有する。請求項2では、個々
に区切られた複数のエリアは、それぞれのスイッチの機
能を有している。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記表示部の面の一部に重ねて配置さ
れ、透光性を有する。請求項3では、表示部の面の一部
に入力装置が重ねて配置されており、入力装置は透光性
を有しているので、表示部が表示する情報の表示の阻害
とならない。
【0007】請求項4の発明は、請求項3に記載の入力
装置において、前記表示部は液晶表示装置であり、バッ
クライトを有する。
【0008】請求項5の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記使用者がスライドする際にそのスラ
イド方向を正方向あるいはその逆方向に選択すること
で、互いに別の予め定められている機能を指令する。請
求項5では、使用者がスライドする際に、そのスライド
方向を正方向あるいはその逆方向に選択することで、互
いに別の予め定められている機能を指令することがで
き、その予め定めることができる機能を増やすことがで
きる。
【0009】請求項6の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記タッチパネルは、前記使用者が前記
スライドして押すことにより抵抗値の変化を得る抵抗感
圧方式である。
【0010】請求項7の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記タッチパネルは、前記使用者が前記
スライドするとそのスライド位置を検出するために、第
1発光部と前記第1発光部の第1方向に沿った光を受光
する第1受光部の組と、第2発光部と前記第2発光部の
前記第1方向とは直交する第2方向に沿った光を受光す
る第2受光部の複数の組を有する。
【0011】請求項8の発明は、情報を表示する表示部
に重ねて配置されて、使用者がスライドすることで所望
の指令を入力するための入力装置を有する電子機器であ
り、前記入力装置は、個々に区切られた複数のエリアを
所定の時間内に前記使用者により順次選択された時に、
その順次選択された複数のエリアに対応して予め定めら
れている機能を指令するタッチパネルを有することを特
徴とする入力装置を有する電子機器である。請求項8で
は、入力装置はタッチパネルを有しており、このタッチ
パネルは、個々に区切られた複数のエリアを所定の時間
内に使用者により順次選択された時に、その順次選択さ
れた複数のエリアに対応して予め定められている機能を
指令するようになっている。このタッチパネルは情報を
表示するための表示部に重ねて配置されている。このこ
とから、個々に区切られた複数のエリアを使用者が任意
に選択してスライドすることにより、予め定められてい
る機能を指令することができる。複数のエリアの組み合
わせを適宜選択することにより、複数もしくは多数の機
能を指令することができ、入力装置のタッチパネルの占
有面積を、個々に独立してエリア区分した従来の入力装
置に比べて大幅に削減することができる。しかもこの入
力装置は情報を表示する表示部に重ねて配置されている
ので、表示部と入力装置を別々に設定する必要がなく、
電子機器の小型化を図ることができる。
【0012】請求項9の発明は、請求項8に記載の入力
装置を有する電子機器において、前記個々に区切られた
複数のエリアは、それぞれスイッチの機能を有する。請
求項9では、個々に区切られた複数のエリアは、それぞ
れのスイッチの機能を有している。
【0013】請求項10の発明は、請求項8に記載の入
力装置を有する電子機器において、前記表示部の面の一
部に重ねて配置され、透光性を有する。請求項10で
は、表示部の面の一部に入力装置が重ねて配置されてお
り、入力装置は透光性を有しているので、表示部が表示
する情報の表示の阻害とならない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1と図2は、本発明の入力装置の好まし
い実施の形態を備える電子機器の一例を示している。図
1と図2において、電子機器はビデオカメラレコーダで
ある。ビデオカメラレコーダ10は、たとえばデジタル
ビデオカメラレコーダであり、本体の筐体12を有して
おり、この本体の筐体12には、ビデオカセットの収容
部14を有している。この収容部14の中にはビデオカ
セットを着脱可能に装填することができる。
【0016】本体の筐体12の上部16の中には、レン
ズ鏡筒18が収容されている。上部16にはステレオマ
イク20や、表示装置の一例として液晶表示部22が設
けられている。この液晶表示部22は、図1と図2に示
すように所望の方向に向けることで、たとえば撮影して
いるカラー画像を表示したり、再生する際のカラー画像
を表示したりすることができる。レンズ鏡筒18の前側
にはマニュアル式のフォーカスレンズ31が配置されて
おり、レンズ鏡筒18の後側にはカラービューファイン
ダー32が設けられている。
【0017】図1と図2に示す本体の筐体12は、たと
えばマグネシウムを成形することで作られており、この
本体の筐体12はダイカスト成形法やあるいはチクソモ
ールド成形法を採用することができる。
【0018】液晶表示部22は、たとえば図1と図2に
示すような使用形態をとることができる。図1と図2の
液晶表示部22は、本体の筐体12から開いた状態であ
り、使用者がビデオカメラレコーダ10を使用して撮影
している時に撮影している画像をカラー表示できる。液
晶表示部22は、図2に示す支持部60により、図2に
おけるX1方向に回転したり、あるいはX2方向に回転
することができる。液晶表示部22は、使用しない時に
筐体12の収容部61に収容できる。
【0019】図2に示す液晶表示部22の表示面22A
の一部分には、本発明の入力装置11が重ねて配置され
ている。液晶表示部22は、長方形状の画面を有してお
り、入力装置11は、図3および図4に示すように、液
晶表示部22の下辺部22Bの重ね領域22Cに、重ね
て配置されている。入力装置11は、透光性を有してい
るので、液晶表示部22の重ね領域22Cに表示された
情報は、入力装置11を通して、使用者が見ることがで
きる。従って図4に示すように、液晶表示部22の縦方
向の領域22Rと横方向の領域22Lの全域に亘って液
晶表示部22は画像を表示することが可能である。
【0020】図5は、入力装置11の断面構造例を示し
ており、図6は入力装置11が液晶表示部22に重ねて
配置された構造例を示している。図5に示す入力装置1
1は、基材200、フィルム201、ITO膜202,
203、複数個の突起状のドットスペーサ204、電極
300,301,302,303,304、別の電極3
05、貼り合わせ材310およびコネクタ311を有し
ている。基材200は、ガラスまたはプラスチックのフ
ィルムであり、透光性を有している。フィルム201も
たとえばプラスチック製の透光性を有する材料で作られ
ている。基材200とフィルム201を透光性あるいは
透明なプラスチックの材料を用いる場合には、たとえば
PET(ポリエチレンテレフタレート)、PI(ポリイ
ミド)、フッ素化PI、PMMA(アクリル樹脂)、P
C(ポリカーボネート)、PAR(ポリアリレート)、
PES(ポリエーテルサルホン)、PEN(ポリエーテ
ルニトリル)、シクロ・オレフィン系樹脂などを用いる
ことができる。
【0021】ITO(酸化インジウム−錫膜)膜202
は、フィルム201の内面に形成されており、もう1つ
のITO膜203は基材200の上面に形成されてい
る。ITO膜202,203は透明である。フィルム2
01と基材200は、貼り合わせ材310により空間を
形成するようにして対向して貼り合わされている。フィ
ルム201と基材200の間に形成された空間Sの中に
は、上述したような複数のドットスペーサ204や、電
極300〜304および電極305が配置されている。
電極300〜304はITO膜202に含まれ、電極3
05はITO膜203に含まれている。
【0022】図7は、図5の入力装置11の分解斜視図
であり、透光性もしくは透明なITO膜202には、た
とえば5つの電極300,301,302,303,3
04が所定間隔毎に形成されている。各電極300〜3
04は、マイクロコンピュータ80に対して電気的に接
続されている。一方、基材200側のITO膜203に
は、電極305が形成されている。この電極305に
は、所定間隔毎にドットスペーサ204が形成されてい
る。これらのドットスペーサ204は、絶縁性の材質に
より作られている。
【0023】図5と図7に示すように、隣接するドット
スペーサ204の間に、電極300〜304が1個ずつ
対応するようにドットスペーサ204と電極300がそ
れぞれ位置決めされている。電極305は、マイクロコ
ンピュータ80に対して電気的に接続されている。
【0024】図6は液晶表示部22と入力装置11に形
成された偏光板等を示している。たとえば液晶表示部2
2は、光透過型の液晶表示装置を用いており、この液晶
表示部22の表面には、直線偏光板340を配置してい
る。また基材200の液晶表示部22に対応する面側に
は、位相差板341が配置されている。フィルム201
の表面には、円偏光板342が配置されている。この円
偏光板342は、直線偏光板と位相差板を加えたもので
ある。入射光L1が入射する。円偏光板342とは、直
線偏光板と位相差板を加えたもので、位相差板341は
光の波長を変えて反射をおさえるもので、直線偏光板3
40はその材質により光の反射をおさえるものである。
液晶表示部22の内側には、バックライト350が配置
されており、このバックライト350の光L2は、入力
装置11の外まで透過する。
【0025】ドットスペーサ204が設けられているた
めに、エリア50,51,52,53,54において、
指Fまたは点Pによりそれぞれ独立して押すことができ
る。図5に示すように、フィルム201は使用者が指F
または点Pで押すことにより、弾性変形してへこむよう
になっており、たとえばエリア52を指Fにより押すこ
とで、一例として電極302を電極305と電気的に接
続することができる。入力装置11は、このような構造
のタッチパネルTPとマイクロコンピュータ80により
構成されている。図5のコネクタ311は、フレキシブ
ル配線板等を用いることができる。フレキシブル配線板
311を介して、電極300〜304および電極305
とマイクロコンピュータ80が電気的に接続されてい
る。
【0026】図8は、ビデオカメラレコーダ10の回路
例を示しており、入力装置11は、タッチパネルTPと
マイクロコンピュータ80を有している。マイクロコン
ピュータ80,84、音量調整部88は、回路ユニット
90を構成しており、この回路ユニット90は、筐体2
0の内部の空間に配置されている。マイクロコンピュー
タ80は、タッチパネルTPの各エリア50ないし54
の電極300〜304,305に接続されている。
【0027】マイクロコンピュータ80は、統括制御用
のマイクロコンピュータ84に接続されている。マイク
ロコンピュータ84はマイクロコンピュータ80、音量
調整部88をコントロールする。音量調整部88はスピ
ーカ92から音を出力させる。このスピーカ92から出
力される情報は、ビデオ録画時に録音される音やビデオ
再生時に出力する音である。
【0028】図9は図8のマイクロコンピュータ80と
タッチパネルTPの各エリア50ないし54の接続例を
示している。図9では、エリア50ないし54は、操作
キーとも呼び、key0ないしkey4として示してい
る。これらのエリア50ないし54の電極300〜30
4は、図9に示すようにマイクロコンピュータ80のポ
ートP10ないしP14に接続されている。マイクロコ
ンピュータ80のポートP20は、エリア50ないし5
4の共通の電極305に接続されている。
【0029】マイクロコンピュータ80の出力部87
は、図9(A)のように、マイクロコンピュータ80の
内部処理で決定した入力キーコードに対応した電圧を出
力させることもできる。そのようなキーコードの例及び
その出力電圧比の例は図9(A)に示している。
【0030】図9(A)の入力キーコードVOL+は、
図8の音量調整部88の音量を増大する機能を有してお
り、出力電圧比は0.5である。入力キーコードVOL
−は音量が減少していく機能を示しており、出力電圧比
は0.57である。入力キーコードSTOPは、音楽情
報の再生を停止する機能を示しており、出力電圧比は
0.59である。入力キーコードPLAY/FFは、ビ
デオテープを早送りする機能の例を示しており、その場
合には出力電圧比は0.73であり、入力キーコードR
EWはビデオテープを再生位置を戻す機能を示してお
り、出力電圧比は0.9である。ここで、出力電圧比の
定義としては、 出力電圧=出力電圧比×Vcc である。このVccは基準電圧であり、たとえば5Vで
ある。
【0031】図10は、入力キーコードの決定テーブル
の例を示している。たとえば図10においてキー入力が
あったかどうかすなわち、エリア50ないし54を、ス
テップSP100において、図5のエリア50ないし5
4が検出すると、ステップSP120において図11に
示すような入力キーコードを設定する。各エリア50な
いし54はキーとも呼ぶ。
【0032】図11における入力キーコードの決定テー
ブルの例では、図11(A)のはじめにオンになったキ
ー(スイッチの接点部)の欄と、図11(B)の現在オ
ンとなったキー(スイッチの接点部)、及び図11
(C)の入力キーコードの適用例を示している。
【0033】入力キーコード決定テーブルでは、図11
の(D)、(E)、(F)の欄を含んでいる。図11
(D)の欄では、図11(A)のはじめにオンになった
キーと現在オンになったキーの組み合わせにより、各種
の入力キーコードを示している。たとえばはじめにオン
になったキーがkey0であり、一定時間内に現在オン
となったキーがkey0である場合、すなわち同じキー
が一定時間内に2度押された場合には、入力キーコード
はVOL+(音量が増加方向)となる。また、はじめに
オンになったキーがkey1であり、一定時間以内に現
在オンとなったキーが同じkey1の場合には、入力キ
ーコードは無効になる。同様に、はじめにオンとなった
キーがkey3であり、一定時間内に現在オンとなった
キーがkey3の場合には、やはり入力キーコードは無
効になる。
【0034】はじめにオンになったキーがkey2で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey2である場
合には、入力キーコードはストップ(ビデオ録画の再生
が停止)であり、初めにオンになったキーがkey4
で、一定時間内に現在オンとなったキーがkey4であ
る場合には、入力キーコードはVOL−(音量が減少方
向)である。
【0035】図11(E)の欄では、初めにオンになっ
たキーと一定時間内に現在オンとなったキーの組み合わ
せが異なる場合に、入力キーコードが録画の再生時のP
LAY/FFの機能を発揮する。たとえばはじめにオン
になったキーがkey0であり、一定時間内に現在オン
となったキーがkey1の場合には、入力キーコードは
PLAY(録画の再生操作)/FF(録画の再生位置の
先送り操作)となる。
【0036】図11の(E)の欄では、初めにオンにな
ったキーが、現在オンとなったキーよりも小さいキー番
号である場合であるが、図7の(F)では、はじめにオ
ンになったキーの番号が現在オンになったキーの番号よ
りも大きい場合である。この場合には入力キーコードが
REW(録画の再生位置を戻す操作)になる。たとえば
はじめにオンになったキーがkey4である場合に、一
定時間内に現在オンとなったキーがkey3である場合
には、入力キーコードはREWになる。
【0037】図12は、入力キーコードの決定シーケン
スの例を示している。図12(A)の場合には、図8の
マイクロコンピュータ80は、そのポートP10ないし
P14の状態を見て、タッチパネルTPの接続されてい
るポートP10ないしP14のどれがオンになっている
かを判定して、はじめにオンであったキーとして設定す
る。当然のことながら、人がキーを押す意志がないのに
エリア(キー)50〜54の少くとも1つのエリアが押
されたと誤認してしまわないように、また外部からの電
磁波ノイズの混入などによってキーが押されたと判断さ
れないように、チャタリング除去、ノイズ除去などのソ
フトウェア処理がポートの読みとり時には内部的に実施
されている。その後、図12(B)〜(D)に示す態様
でスイッチがもう一度押されることにより、すなわちた
とえば一定時間内に再びどれかのキーが押される場合を
説明する。
【0038】図12(B)では、同一のキーが一定時間
内にオンされた場合には、図11(D)に示す入力キー
コードを発揮する。
【0039】図12(C)のように隣のキーがオンされ
た状態では、図11(E)あるいは図11(F)の組み
合わせにより入力キーコード、PLAY/FFあるいは
REWの機能を設定することになる。図12(D)は、
それ以外のキーコード操作例の場合であり、その場合に
は、初めてオンになったキーの機能を無視して、新たに
現在オンになったキーを初めにオンであったキーとして
設定する。この場合には、図11(A)の初めにオンに
なったキーが押されてから、一定時間経過してしまった
のちに現在オンになったキーが押された場合の例であ
る。
【0040】次に、図1ないし図3の入力装置10の使
用操作例について説明する。図5に示すように、使用者
が指Fを用いてキースキャンした場合、タッチパネルT
P上のエリア50〜54を長手方向A1あるいはその逆
方向のA2方向に沿って押して移動する。
【0041】たとえば、図11(D)に示すようにke
y0を一定時間内に複数回、たとえば2回押した場合に
は、図11(D)において、図8のマイクロコンピュー
タ80はマイクロコンピュータ84に対して入力キーコ
ードVOL+を示す制御信号を送ることになる。これに
より、マイクロコンピュータ84は音量調整部88に制
御信号を与えることで、スピーカの音量を上げる。図1
1(E)のたとえばkey0を押した後に、一定時間内
にkey1を押すことにより、入力キーコードとしては
PLAY/FFを発揮するので、PLAY/FFの制御
信号は図8のマイクロコンピュータ80からマイクロコ
ンピュータ84に送られる。このことからマイクロコン
ピュータ84はビデオテープを再生するかあるいは再生
位置を先送りすることができる。
【0042】図11(F)のたとえばkey4とkey
3を一定時間内に操作することにより、マイクロコンピ
ュータ80は入力キーコードREWの機能を発揮する。
これにより図8のマイクロコンピュータ80はマイクロ
コンピュータ84に対してREWの制御信号を与えるの
で、マイクロコンピュータ84は、ビデオテープをある
再生位置まで戻す。
【0043】このように、使用者が指Fによりタッチパ
ネルTPのエリア(キーともいう)50〜54のうちの
任意の数のエリアを順次触れる場合に、タッチパネルT
Pの長手方向に沿ってA1方向あるいはその反対方向の
A2の方向にスライドして押していくだけで、確実に所
望のファンクション(機能指令)を入力できる。しかも
わずかな数の操作用のエリア50〜54を設けるだけ
で、図11に示すような各種の多くの機能を使用者の指
Fによる簡単な操作により選択することができる。
【0044】図5に示す入力装置11の構造は、いわゆ
るデジタル式のタッチパネルであり、図4に示すように
入力装置11は液晶表示部22の一部分を利用して重ね
て配置している。そして使用者は指Fを入力装置11の
タッチパネルTPに対してA1方向もしくはA2の方向
にスライドして押すことにより、エリア50〜54のう
ちの1つまたは2つ以上の任意のエリアを電気的にオン
していくことで複数のファンクション(機能もしくは指
令)を入力することができる。このことから、入力装置
は従来と異なり液晶表示部とは別のところに設ける必要
がなく、液晶表示部と入力装置は重ねて設けることがで
きるので、電子機器の筐体の小型化を図ることができ
る。
【0045】図6で示した構造のものは、アナログ式で
かつ抵抗感圧式とも呼べる接触式のタッチパネルであ
る。
【0046】図13と図14は、本発明の別の実施の形
態を示しており、入力装置411は、発光ダイオード4
40とフォトトランジスタ441の組と、さらに発光ダ
イオード450とフォトトランジスタ451の複数の組
を有している。発光ダイオード440とフォトトランジ
スタ441の組は1組あり、A1,A2の方向に対向し
て配置されている。複数組の発光ダイオード450とフ
ォトトランジスタ451の組は、たとえば5組配置され
ている。発光ダイオード440の光が指Fによりさえぎ
られてフォトダイオード441に受光しなければ、指F
がエリア50〜54のいずれかに位置しているとマイク
ロコンピュータ80が判断する。たとえば発光ダイオー
ド440とフォトトランジスタ441の光路には、エリ
ア50,51,52,53,54が設けられている。こ
れらのエリア50〜54のいずれかに指Fもしくはペン
が位置されると、該当する位置の発光ダイオード450
の光が対向する位置のフォトトランジスタ451には受
光されなくなるので、指Fがエリア50〜54のどの位
置にあるかを、マイクロコンピュータ80に知らせるこ
とができる。指Fを移動するための支持板480は透明
板である。
【0047】図15と図16は、本発明のさらに別の実
施の形態を示しており、図15と図16の入力装置61
1は、アナログタイプでありかつ抵抗感圧型の入力装置
である。図15に示す入力装置611の構造は、図5に
示す入力装置11の構造と似ており、同じ要素には同じ
符号を記してその説明を省略する。図15の入力装置6
11が異なるのは、図16に示すように、2つの抵抗膜
630と640を重ねて配置し、抵抗膜630と抵抗膜
640における指F又はペンPによる入力点650が、
図15に示すエリア50〜54のいずれかに対応するこ
とにより、抵抗値が異なることから、マイクロコンピュ
ータ80は、使用者が指Fでどのエリアを押しているか
を抵抗値の違いにより検出することができる。
【0048】図17は、図5の実施の形態において、フ
ィルム201と基材200の間のITO膜202,20
3の間に、透明な封入液700を封入することにより、
フィルム201とガラスのような基材200の間の空気
層の影響による反射を大幅に改善して、透過率を向上さ
せたものである。この封入液としては、たとえばシリコ
ンを用いることができる。
【0049】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、入力装置
を有する電子機器の一例として、ビデオカメラレコーダ
を例に挙げているが、これに限らず他の種類の電子機
器、たとえば電子手帳のような携帯情報端末や駅等に設
置されている案内表示板あるいは銀行等で用いられる各
種の装置等に適用することができる。
【0050】また図2に示すように入力装置は液晶表示
部の一部分、図示例では下部に重ねて配置されている
が、これに限らず上部あるいは左部分あるいは右部分で
あっても勿論構わない。あるいは中央部分であっても勿
論構わない。表示部としては、液晶表示部以外に、たと
えば他の種類の表示装置であるEL(エレクトロルミネ
ッセンス)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、
FED(フィールドエミッションディスプレイ)などで
あっても構わない。
【0051】上述した実施の形態では、各エリアは単独
でもスイッチのオンオフ機能を有している。そして、各
エリアのうちの任意に選択した2以上のエリアを連続し
てA1方向またはA2の方向にある時間内でオン操作す
ることにより、予め定められているファンクションもし
くは機能もしくは指令をマイクロコンピュータ側に指示
することができる。
【0052】本発明の実施の形態を採用することによ
り、液晶表示部のような表示部において、新しい各種機
能の操作を行うことができる。入力装置の面積は、表示
部の一部分を利用するだけで済むので、入力装置の面積
の削減を図ることができる。そして表示部と入力装置を
別々に筐体に対して形成する必要がなく、電子機器の筐
体の小型化を図ることができる。本発明の入力装置は、
使用者が指またはペンによりフェザータッチで指令を入
力することが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力装置の占有面積を削減して電子機器の小型化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置を有する電子機器の一例を示
す斜視図。
【図2】図1の電子機器の後側から見た斜視図。
【図3】液晶表示部およびそれに重ねて配置された入力
装置を示す斜視図。
【図4】液晶表示部とそれに重ね合わされた入力装置を
示す平面図。
【図5】入力装置の断面構造例を示す図。
【図6】図5の入力装置および液晶表示部を示す断面
図。
【図7】入力装置の分解斜視図。
【図8】ビデオカメラレコーダにおける入力装置および
その他の要素の電気的な接続例を示す図。
【図9】図8のタッチパネルやマイクロコンピュータの
接続例を示す図。
【図10】入力キーコードの設定例を示す図。
【図11】入力キーコード決定テーブルの例を示す図。
【図12】入力キーコード決定シーケンスの例を示す
図。
【図13】光式のタッチパネルの例を示す図。
【図14】光式のタッチパネルの例を示す平面図。
【図15】抵抗感圧式のタッチパネルの例を示す断面
図。
【図16】図15の抵抗感圧式のタッチパネルの抵抗膜
の例を示す斜視図。
【図17】フィルムと基材の間に反射を改善するための
封入液を封入した例を示す図。
【図18】従来の電子機器の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10・・・ビデオカメラレコーダ(電子機器)、11・
・・入力装置、22・・・液晶表示部、50〜54・・
・エリア、300〜304・・・電極、305・・・電
極、TP・・・タッチパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 AA15 BB10 CC12 DD02 DD11 FF14 5B087 AA06 AE00 CC17 CC33 CC36 5C022 AA00 AC01 AC31 AC32 AC79

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する表示部に重ねて配置され
    て、使用者がスライドすることで所望の指令を入力する
    ための入力装置であり、 個々に区切られた複数のエリアを所定の時間内に前記使
    用者により順次選択された時に、その順次選択された複
    数のエリアに対応して予め定められている機能を指令す
    るタッチパネルを有することを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記個々に区切られた複数のエリアは、
    それぞれスイッチの機能を有する請求項1に記載の入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部の面の一部に重ねて配置さ
    れ、透光性を有する請求項1に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記表示部は液晶表示装置であり、バッ
    クライトを有する請求項3に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記使用者がスライドする際にそのスラ
    イド方向を正方向あるいはその逆方向に選択すること
    で、互いに別の予め定められている機能を指令する請求
    項1に記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記タッチパネルは、前記使用者が前記
    スライドして押すことにより抵抗値の変化を得る抵抗感
    圧方式である請求項1に記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 前記タッチパネルは、前記使用者が前記
    スライドするとそのスライド位置を検出するために、第
    1発光部と前記第1発光部の第1方向に沿った光を受光
    する第1受光部の組と、第2発光部と前記第2発光部の
    前記第1方向とは直交する第2方向に沿った光を受光す
    る第2受光部の複数の組を有する請求項1に記載の入力
    装置。
  8. 【請求項8】 情報を表示する表示部に重ねて配置され
    て、使用者がスライドすることで所望の指令を入力する
    ための入力装置を有する電子機器であり、 前記入力装置は、 個々に区切られた複数のエリアを所定の時間内に前記使
    用者により順次選択された時に、その順次選択された複
    数のエリアに対応して予め定められている機能を指令す
    るタッチパネルを有することを特徴とする入力装置を有
    する電子機器。
  9. 【請求項9】 前記個々に区切られた複数のエリアは、
    それぞれスイッチの機能を有する請求項8に記載の入力
    装置を有する電子機器。
  10. 【請求項10】 前記表示部の面の一部に重ねて配置さ
    れ、透光性を有する請求項8に記載の入力装置を有する
    電子機器。
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