JP2002116719A - 展開式の掲示パネル - Google Patents
展開式の掲示パネルInfo
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- G09F11/24—Indicating arrangements for variable information in which the complete information is permanently attached to a movable support which brings it to the display position the advertising or display material forming part of a moving band, e.g. in the form of perforations, prints, or transparencies
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- G09F11/295—Electric control therefor
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- Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 掲示パネルの機械的構成要素の疲労が少な
く、スリップクラッチを使用しなくてもベルトの緊張を
保つことができる安価な掲示パネルを提供する。 【解決手段】 可変周波数の給電により制御される非同
期の電動機と減速機とによって、それぞれ駆動される２
本のローラに巻き取られるポスター搬送用のベルト
（７）を含む展開式の掲示パネルである。ポスター搬送
用のベルトが巻回されるローラを駆動する電動機の給電
周波数は、他方のローラの電動機の給電周波数よりも大
きく、その結果、上記ベルトの充分な緊張を保証するこ
とが可能になる。
く、スリップクラッチを使用しなくてもベルトの緊張を
保つことができる安価な掲示パネルを提供する。 【解決手段】 可変周波数の給電により制御される非同
期の電動機と減速機とによって、それぞれ駆動される２
本のローラに巻き取られるポスター搬送用のベルト
（７）を含む展開式の掲示パネルである。ポスター搬送
用のベルトが巻回されるローラを駆動する電動機の給電
周波数は、他方のローラの電動機の給電周波数よりも大
きく、その結果、上記ベルトの充分な緊張を保証するこ
とが可能になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開（繰り出し）
式の掲示パネルに関する。
式の掲示パネルに関する。
【０００２】特に、本発明は、１つの減速機により駆動
されてそれぞれ回転する２つの平行なローラに巻き取ら
れるポスター搬送用のベルトを含む、展開式の掲示パネ
ルであって、この減速機自体は１つの非同期電動機によ
って駆動され、このパネルの２つの電動機は、電子中央
処理装置によって制御される展開式の掲示パネルに関す
る。
されてそれぞれ回転する２つの平行なローラに巻き取ら
れるポスター搬送用のベルトを含む、展開式の掲示パネ
ルであって、この減速機自体は１つの非同期電動機によ
って駆動され、このパネルの２つの電動機は、電子中央
処理装置によって制御される展開式の掲示パネルに関す
る。
【０００３】
【従来の技術】ＦＲ−Ａ−２７８１９１４号には、上記
のような掲示パネルであって２つのローラが水平な掲示
パネルの一例が示されている。下部電動機は、スリップ
クラッチを介して下部ローラに連結され、そしてポスタ
ー搬送用のベルトを下方に移動させる働きをするトルク
を発生させるように絶えず給電される。上部ローラの電
動機が給電されていない時には、この上部ローラの減速
機が、下部ローラによって生じたトルクの影響のもとで
前記上部ローラが自由回転をすることを妨げ、その結
果、下部ローラの電動機の作用によってポスター搬送用
のベルトがその緊張した状態で維持される。ポスター搬
送用のベルトを移動させたいときには、上部ローラの電
動機の回転を以下のいずれかの方向に操作する。即ち、
上方に向かう場合には、上部電動機は、下部電動機のス
リップクラッチを介して下部ローラに伝達されるトルク
に打ち勝たなければならない。
のような掲示パネルであって２つのローラが水平な掲示
パネルの一例が示されている。下部電動機は、スリップ
クラッチを介して下部ローラに連結され、そしてポスタ
ー搬送用のベルトを下方に移動させる働きをするトルク
を発生させるように絶えず給電される。上部ローラの電
動機が給電されていない時には、この上部ローラの減速
機が、下部ローラによって生じたトルクの影響のもとで
前記上部ローラが自由回転をすることを妨げ、その結
果、下部ローラの電動機の作用によってポスター搬送用
のベルトがその緊張した状態で維持される。ポスター搬
送用のベルトを移動させたいときには、上部ローラの電
動機の回転を以下のいずれかの方向に操作する。即ち、
上方に向かう場合には、上部電動機は、下部電動機のス
リップクラッチを介して下部ローラに伝達されるトルク
に打ち勝たなければならない。
【０００４】下方に向かう場合には、上部電動機は、ポ
スター搬送用のベルトの緊張を確保するために、下部電
動機よりも遅く回転し、そしてクラッチは、この回転速
度の差を吸収するためにスリップする。
スター搬送用のベルトの緊張を確保するために、下部電
動機よりも遅く回転し、そしてクラッチは、この回転速
度の差を吸収するためにスリップする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この公知の掲示パネル
は、特に、ポスター搬送用のベルトを上方に向かって移
動させなければならない時には、２つの電動機が反対方
向に動作するので、多くのエネルギーを消費するという
欠点がある。そのほか、２つの電動機の反対方向への動
作は、掲示パネルの機械的構成要素の疲労を増大させる
ことになる。更に、スリップクラッチは、かなり急速に
磨耗する恐れがあるので、その設置のためばかりでな
く、その使用時においても、比較的に費用がかさむ装置
である。
は、特に、ポスター搬送用のベルトを上方に向かって移
動させなければならない時には、２つの電動機が反対方
向に動作するので、多くのエネルギーを消費するという
欠点がある。そのほか、２つの電動機の反対方向への動
作は、掲示パネルの機械的構成要素の疲労を増大させる
ことになる。更に、スリップクラッチは、かなり急速に
磨耗する恐れがあるので、その設置のためばかりでな
く、その使用時においても、比較的に費用がかさむ装置
である。
【０００６】本発明は、特にこれらの欠点を緩和するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明によると、前掲の種類の掲示パネルにおいて、２つの
電動機にそれぞれ一定の周波数を有する交流電圧を供給
するために、電子中央処理装置が、それぞれ給電周波数
を変更するための（a variation de frequence (aはa a
ccent grave、eはe accent aigu))２つの給電装置を介
して２つの電動機を制御し、一方のローラ、即ち第１の
ローラにポスター搬送用のベルトを巻き取らせ、そして
他方のローラ、即ち第２のローラからこのベルトを展開
させる方向に向かって、ポスター搬送用のベルトが移動
するとき、上記電子中央処理装置は、第１のローラの電
動機がこの第１のローラへのポスター搬送用のベルトの
巻取りに対応する角度方向にトルクを作用するように、
上記第１のローラの電動機を制御し、そして第２のロー
ラの電動機がこの第２のローラからのポスター搬送用ベ
ルトの展開に対応する角度方向にトルクを作用するよう
に、上記第２のローラの電動機を制御し、そして第２の
ローラの電動機における給電周波数より大きい給電周波
数を第１のローラの電動機に供給するように、２つの給
電装置を制御する。そして、本発明の展開式の掲示パネ
ルにおいては、各ローラおよびそれぞれのローラに対応
する電動機は、一定の減速比によって互いに関連する回
転速度をもつように、対応するローラと絶えず直結して
いる。
明によると、前掲の種類の掲示パネルにおいて、２つの
電動機にそれぞれ一定の周波数を有する交流電圧を供給
するために、電子中央処理装置が、それぞれ給電周波数
を変更するための（a variation de frequence (aはa a
ccent grave、eはe accent aigu))２つの給電装置を介
して２つの電動機を制御し、一方のローラ、即ち第１の
ローラにポスター搬送用のベルトを巻き取らせ、そして
他方のローラ、即ち第２のローラからこのベルトを展開
させる方向に向かって、ポスター搬送用のベルトが移動
するとき、上記電子中央処理装置は、第１のローラの電
動機がこの第１のローラへのポスター搬送用のベルトの
巻取りに対応する角度方向にトルクを作用するように、
上記第１のローラの電動機を制御し、そして第２のロー
ラの電動機がこの第２のローラからのポスター搬送用ベ
ルトの展開に対応する角度方向にトルクを作用するよう
に、上記第２のローラの電動機を制御し、そして第２の
ローラの電動機における給電周波数より大きい給電周波
数を第１のローラの電動機に供給するように、２つの給
電装置を制御する。そして、本発明の展開式の掲示パネ
ルにおいては、各ローラおよびそれぞれのローラに対応
する電動機は、一定の減速比によって互いに関連する回
転速度をもつように、対応するローラと絶えず直結して
いる。
【０００８】この配置によって、その展開中におけるポ
スター搬送用のベルトの緊張は、スリップクラッチに頼
ることなく、非同期電動機のスリップによって穏やかに
確保される。そのうえ、２つの電動機は、ポスター搬送
用のベルトの移動中に、同一の方向に動作するので、掲
示パネルのエネルギーの消費とこのパネルの機械的構成
要素の疲労とを減じることができる。
スター搬送用のベルトの緊張は、スリップクラッチに頼
ることなく、非同期電動機のスリップによって穏やかに
確保される。そのうえ、２つの電動機は、ポスター搬送
用のベルトの移動中に、同一の方向に動作するので、掲
示パネルのエネルギーの消費とこのパネルの機械的構成
要素の疲労とを減じることができる。
【０００９】本発明の好ましい幾つかの実施態様におい
ては、場合によって、そのほかに以下のような配置の１
つまたは幾つかを用いることもできる。即ち、掲示パネ
ルには、ポスター搬送用のベルトが動いていない時に、
２つのローラを所定の位置に制止(bloquer)しておくた
めの制止装置が含まれ、それによって、停止中における
ポスターの緊張が維持される。
ては、場合によって、そのほかに以下のような配置の１
つまたは幾つかを用いることもできる。即ち、掲示パネ
ルには、ポスター搬送用のベルトが動いていない時に、
２つのローラを所定の位置に制止(bloquer)しておくた
めの制止装置が含まれ、それによって、停止中における
ポスターの緊張が維持される。
【００１０】これらの制止装置の少なくとも１つには、
電動機と、そして対応するローラの給電装置とが含まれ
ており、このローラを静止状態に留めなければならない
とき、電子中央処理装置は、上記ローラの電動機を送電
先として給電装置により直流電流を発生させる機能を備
えている。
電動機と、そして対応するローラの給電装置とが含まれ
ており、このローラを静止状態に留めなければならない
とき、電子中央処理装置は、上記ローラの電動機を送電
先として給電装置により直流電流を発生させる機能を備
えている。
【００１１】これらの制止装置の少なくとも１つには、
回転軸を中心にして円形の冠状に配置されている複数の
永久磁石から成る第１の永久磁石の集合体と、そして上
記第１の集合体の磁石に向かい合って配置されている少
なくとも１つの永久磁石から成る第２の永久磁石の集合
体とが含まれ、２つの永久磁石の集合体の一方は、対応
するローラの回転にしたがって回転軸の周りに回転し、
そして２つの永久磁石の集合体の他方は固定されてい
る。
回転軸を中心にして円形の冠状に配置されている複数の
永久磁石から成る第１の永久磁石の集合体と、そして上
記第１の集合体の磁石に向かい合って配置されている少
なくとも１つの永久磁石から成る第２の永久磁石の集合
体とが含まれ、２つの永久磁石の集合体の一方は、対応
するローラの回転にしたがって回転軸の周りに回転し、
そして２つの永久磁石の集合体の他方は固定されてい
る。
【００１２】ポスター搬送用のベルトの移動時に、第２
のローラの電動機における給電周波数よりも少なくとも
５％だけ大きい給電周波数を第１のローラの電動機に供
給するように、電子中央処理装置は２つの給電装置を制
御する機能を備えている。ポスター搬送用のベルトの移
動時に、６０Ｈｚの給電周波数を第１のローラの電動機
に供給し、そして５０Ｈｚの給電周波数を第２のローラ
の電動機に供給するように、上記電子中央処理装置は２
つの給電装置を制御する機能を備えている。
のローラの電動機における給電周波数よりも少なくとも
５％だけ大きい給電周波数を第１のローラの電動機に供
給するように、電子中央処理装置は２つの給電装置を制
御する機能を備えている。ポスター搬送用のベルトの移
動時に、６０Ｈｚの給電周波数を第１のローラの電動機
に供給し、そして５０Ｈｚの給電周波数を第２のローラ
の電動機に供給するように、上記電子中央処理装置は２
つの給電装置を制御する機能を備えている。
【００１３】本発明のその他の特徴および利点は、添付
の図面に関して、非限定的な例として示されている、そ
の２つの実施態様についてなされる以下の説明によっ
て、明らかになるであろう。
の図面に関して、非限定的な例として示されている、そ
の２つの実施態様についてなされる以下の説明によっ
て、明らかになるであろう。
【００１４】
【発明の実施の形態】異なる図面における同一の参照番
号は、同一または類似の要素を示す。図１には、公共の
場所のための掲示パネル１が示されている。このパネル
は、金属ボックス２またはそれに類似したものを有し、
該金属ボックスは、脚４またはその他の支持体を介して
地面３に立っている。そしてこのボックスは、その前面
に透明な窓５を有し、この窓の背後に次々にポスター６
が表示される。
号は、同一または類似の要素を示す。図１には、公共の
場所のための掲示パネル１が示されている。このパネル
は、金属ボックス２またはそれに類似したものを有し、
該金属ボックスは、脚４またはその他の支持体を介して
地面３に立っている。そしてこのボックスは、その前面
に透明な窓５を有し、この窓の背後に次々にポスター６
が表示される。
【００１５】このポスター６は、ポスター搬送用のベル
ト７に付属し、該ベルトは平行な２本の水平なローラ
８、９、即ち、この場合には、上部ローラ８と下部ロー
ラ９に巻き取られる（ローラ８、９は、場合によって
は、鉛直になっていることもあって、この場合、ベルト
７は水平に移動する）。
ト７に付属し、該ベルトは平行な２本の水平なローラ
８、９、即ち、この場合には、上部ローラ８と下部ロー
ラ９に巻き取られる（ローラ８、９は、場合によって
は、鉛直になっていることもあって、この場合、ベルト
７は水平に移動する）。
【００１６】上部ローラ８の駆動装置の１例が図２に示
されている。この場合には、下部ローラ９の駆動装置も
これと同一であるか、または類似している。
されている。この場合には、下部ローラ９の駆動装置も
これと同一であるか、または類似している。
【００１７】この駆動装置は電動機減速装置１０を備
え、この電動機減速装置には、その一部に、鉛直軸の非
同期電動機１１と、そして他の部分には、その出力軸１
３が水平方向に向くように角度を転換させる減速機１２
とが含まれている。
え、この電動機減速装置には、その一部に、鉛直軸の非
同期電動機１１と、そして他の部分には、その出力軸１
３が水平方向に向くように角度を転換させる減速機１２
とが含まれている。
【００１８】この出力軸１３は、ベルト１６を介して第
２のプーリー１５を駆動して回転させる第１のプーリー
１４と連結され、そして第２のプーリー１５自体は、ロ
ーラ８の端末に形成されているスプライン軸１７または
これと類似のものと連結されており、一方、上記ローラ
は掲示パネルのボックス２内に回転するように取り付け
られている。
２のプーリー１５を駆動して回転させる第１のプーリー
１４と連結され、そして第２のプーリー１５自体は、ロ
ーラ８の端末に形成されているスプライン軸１７または
これと類似のものと連結されており、一方、上記ローラ
は掲示パネルのボックス２内に回転するように取り付け
られている。
【００１９】図３に示されているように、掲示パネルの
２つの電動機１１は、給電周波数を変更するための２つ
の給電装置１８、特に、インバータか、またはサイリス
タを用いた他の装置か、またはこれと類似の装置を介し
て、それぞれ交流電圧を供給される。
２つの電動機１１は、給電周波数を変更するための２つ
の給電装置１８、特に、インバータか、またはサイリス
タを用いた他の装置か、またはこれと類似の装置を介し
て、それぞれ交流電圧を供給される。
【００２０】２つの給電装置１８は、プログラム可能な
自動装置１９のような、１つの電子中央処理装置によっ
て制御され、この自動装置によって、所定のシーケンス
に従い、または場合によっては、電気通信手段（図示さ
れていない）によって遠隔から修正可能なシーケンスに
したがって、掲示パネルの窓５の背後にベルト７の様々
なポスター６を次々と表示することが可能になる。
自動装置１９のような、１つの電子中央処理装置によっ
て制御され、この自動装置によって、所定のシーケンス
に従い、または場合によっては、電気通信手段（図示さ
れていない）によって遠隔から修正可能なシーケンスに
したがって、掲示パネルの窓５の背後にベルト７の様々
なポスター６を次々と表示することが可能になる。
【００２１】ポスター搬送用のベルト７が、ローラ８、
９の一方への巻取りとそして他方のローラ８、９からの
展開とに対応する方向に移動しなければならないときに
は、自動装置１９は、上記ベルトが巻回されるローラに
対応する非同期電動機に、他方のローラの電動機の給電
周波数ｆ２よりも大きい給電周波数ｆ１を供給する。更
に、各電動機１１は、所望の方向にベルト７を移動させ
るために、対応するローラ８、９の回転方向にそのトル
クを与える。
９の一方への巻取りとそして他方のローラ８、９からの
展開とに対応する方向に移動しなければならないときに
は、自動装置１９は、上記ベルトが巻回されるローラに
対応する非同期電動機に、他方のローラの電動機の給電
周波数ｆ２よりも大きい給電周波数ｆ１を供給する。更
に、各電動機１１は、所望の方向にベルト７を移動させ
るために、対応するローラ８、９の回転方向にそのトル
クを与える。
【００２２】給電周波数ｆ１は給電周波数ｆ２に比して
少なくとも５％だけ大きいことが有利である。例えば、
給電周波数ｆ１が６０Ｈｚで、給電周波数ｆ２は５０Ｈ
ｚにすることができる。
少なくとも５％だけ大きいことが有利である。例えば、
給電周波数ｆ１が６０Ｈｚで、給電周波数ｆ２は５０Ｈ
ｚにすることができる。
【００２３】このようにして、非同期電動機に固有なス
リップ現象を有利に使用することができる。即ち、これ
らの非同期電動機のロータは、ステータによって生成さ
れる電磁場の回転速度よりも小さい角速度で回転するこ
とができるようにする。ローラ８、９の各々は、対応す
る電動機１１と絶えず直結しているので（言い換えれ
ば、各ローラ８、９の回転速度と、対応する電動機１１
の回転速度とは、一定の減速比によって互いに関連して
いるので）、このスリップ現象によって、スリップクラ
ッチに頼ることなく、ポスター搬送用のベルト７を、そ
の移動時に緊張状態に維持することができる。
リップ現象を有利に使用することができる。即ち、これ
らの非同期電動機のロータは、ステータによって生成さ
れる電磁場の回転速度よりも小さい角速度で回転するこ
とができるようにする。ローラ８、９の各々は、対応す
る電動機１１と絶えず直結しているので（言い換えれ
ば、各ローラ８、９の回転速度と、対応する電動機１１
の回転速度とは、一定の減速比によって互いに関連して
いるので）、このスリップ現象によって、スリップクラ
ッチに頼ることなく、ポスター搬送用のベルト７を、そ
の移動時に緊張状態に維持することができる。
【００２４】ベルト７の停止時には、２つのローラ８、
９は、このベルトの緊張を維持するように、回転が制止
される。この制止は、給電装置１８によって直流の電圧
および電流を２つの非同期電動機１１に供給することに
よってなされることが好ましい。場合によっては、停止
時にベルト７の緊張を維持するために、制動によるロー
ラ８、９の全く異なったブロックシステムを利用するこ
とができる。
９は、このベルトの緊張を維持するように、回転が制止
される。この制止は、給電装置１８によって直流の電圧
および電流を２つの非同期電動機１１に供給することに
よってなされることが好ましい。場合によっては、停止
時にベルト７の緊張を維持するために、制動によるロー
ラ８、９の全く異なったブロックシステムを利用するこ
とができる。
【００２５】そのほか、電動機１１は、給電の遮断の場
合に、ブレーキによる制止装置を装備することができ、
この方法は有利である。例えば、このようなブレーキを
備えている、フランスの「ヴァサル社」によって参照番
号Ｓ ４ Ｃ ７０Ｖ７ ５ＴＥＳで市販されている電
動機を利用することができる。
合に、ブレーキによる制止装置を装備することができ、
この方法は有利である。例えば、このようなブレーキを
備えている、フランスの「ヴァサル社」によって参照番
号Ｓ ４ Ｃ ７０Ｖ７ ５ＴＥＳで市販されている電
動機を利用することができる。
【００２６】図４から６までに示されている、本発明の
第２の実施態様は、上記において既に説明された第１の
実施態様と類似しているので、この第２の実施態様は改
めて詳細に説明しないことにする。
第２の実施態様は、上記において既に説明された第１の
実施態様と類似しているので、この第２の実施態様は改
めて詳細に説明しないことにする。
【００２７】図４に見られるように、この第２の実施態
様においては、非同期電動機２１と、各ローラ８、９の
電動機減速装置２０の減速機２２とが、当該ローラの回
転軸Ｘ上に整列されており、そして当該ローラを形成す
る剛性の中空円筒形本体２３の内部に配置されている。
様においては、非同期電動機２１と、各ローラ８、９の
電動機減速装置２０の減速機２２とが、当該ローラの回
転軸Ｘ上に整列されており、そして当該ローラを形成す
る剛性の中空円筒形本体２３の内部に配置されている。
【００２８】この円筒形本体２３は玉軸受２６またはこ
れと類似のものに設置され、この玉軸受は、ローラ８、
９の各端末において、掲示パネルのボックス２に固定さ
れている固定アダプタ２７によって支持されており、そ
してこの固定アダプタに電動機２１の給電ケーブル２８
が到達している。玉軸受２６は、固定アダプタ２７に固
定されている固定軸２９によって、その中央において支
えられている。この固定軸２９は、磁気ブレーキ３１の
ケースに固定され、磁気ブレーキ自体は電動機２１のケ
ースに固定されている。
れと類似のものに設置され、この玉軸受は、ローラ８、
９の各端末において、掲示パネルのボックス２に固定さ
れている固定アダプタ２７によって支持されており、そ
してこの固定アダプタに電動機２１の給電ケーブル２８
が到達している。玉軸受２６は、固定アダプタ２７に固
定されている固定軸２９によって、その中央において支
えられている。この固定軸２９は、磁気ブレーキ３１の
ケースに固定され、磁気ブレーキ自体は電動機２１のケ
ースに固定されている。
【００２９】図５および６に示されているように、磁気
ブレーキ３１のロータ３２は、電動機の回転軸に連結さ
れ、その外周に、ほぼ連続的な冠を形成する複数の永久
磁石３３を有し、これら磁石の極は半径方向に向いてい
る。更に、磁気ブレーキ３１のステータ３４は、電動機
２１のケースに固定され、ロータの永久磁石３３に対し
て軸方向に向かい合って配置されている永久磁石３５が
含まれ、この磁石３５は、これらの永久磁石が引き合う
ように、上記永久磁石３３と反対の極性を有する。
ブレーキ３１のロータ３２は、電動機の回転軸に連結さ
れ、その外周に、ほぼ連続的な冠を形成する複数の永久
磁石３３を有し、これら磁石の極は半径方向に向いてい
る。更に、磁気ブレーキ３１のステータ３４は、電動機
２１のケースに固定され、ロータの永久磁石３３に対し
て軸方向に向かい合って配置されている永久磁石３５が
含まれ、この磁石３５は、これらの永久磁石が引き合う
ように、上記永久磁石３３と反対の極性を有する。
【００３０】電動機２１が停止状態にあるとき、磁気ブ
レーキのロータ３２は、永久磁石３３の１つがステータ
の永久磁石３５と向かい合って位置するような角度位置
に置かれ、その結果、電動機の軸を制動することがで
き、したがってロータ３２を正しい位置に（永久磁石３
３の１つが永久磁石３５に向かい合った位置に配置され
るのに必要な軽微な角運動の誤差の範囲で）制止するこ
とができる。
レーキのロータ３２は、永久磁石３３の１つがステータ
の永久磁石３５と向かい合って位置するような角度位置
に置かれ、その結果、電動機の軸を制動することがで
き、したがってロータ３２を正しい位置に（永久磁石３
３の１つが永久磁石３５に向かい合った位置に配置され
るのに必要な軽微な角運動の誤差の範囲で）制止するこ
とができる。
【００３１】電動機２１の停止時に、ローラ８、９を磁
気的に制止するために、固定永久磁石および可動永久磁
石の異なる配置の採用も可能であることに留意された
い。
気的に制止するために、固定永久磁石および可動永久磁
石の異なる配置の採用も可能であることに留意された
い。
【図１】本発明の第１の実施態様による掲示パネルの破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図２】図１の掲示パネルにおけるローラの１つの駆動
機構を表す分解斜視詳細図である。
機構を表す分解斜視詳細図である。
【図３】図１の掲示パネルの制御システムのブロック図
である。
である。
【図４】本発明の第２の実施態様による掲示パネルのロ
ーラの１つの部分縦断面図である。
ーラの１つの部分縦断面図である。
【図５】図４のローラの磁気ブレーキに属するロータの
端面図である。
端面図である。
【図６】図４のローラの磁気ブレーキに属するステータ
の端面図である。
の端面図である。
１ 掲示パネル ２ 金属ボックス ３ 地面 ４ 脚 ５ 透明な窓 ６ ポスター ７ ポスター搬送用のベルト ８ ローラ ９ ローラ １０ 電動機減速装置 １１ 電動機 １２ 減速機 １３ 出力軸 １４ 第１のプーリー １５ 第２のプーリー １６ ベルト １７ スプライン軸 １８ 給電装置 １９ 自動装置 ２０ 電動機減速装置 ２１ 電動機 ２２ 減速機 ２３ 中空の円筒形本体 ２６ 玉軸受 ２７ 固定アダプタ ２８ 給電ケーブル ２９ 固定軸 ３１ 磁気ブレーキ ３２ ロータ ３３ 永久磁石 ３４ ステータ ３５ 永久磁石 Ｘ 回転軸
Claims (6)
- 【請求項１】 減速機（１２）を介して駆動されてそれ
ぞれ回転する２つのの平行なローラ（８、９）に巻き取
られるポスター搬送用のベルト（７）を有する展開式の
掲示パネルであって、前記減速機自体は非同期電動機
（１１、２１）によって駆動され、該掲示パネルの２つ
の電動機は、１つの電子中央処理装置（１９）によって
制御される展開式の掲示パネルにおいて、 前記電子中央処理装置（１９）は、前記２つの電動機
（１１，２１）のそれぞれに、それぞれ一定の周波数を
有する交流電圧を給電するために、周波数変更用の２つ
の給電装置（１８）のそれぞれを介して前記２つの電動
機（１１，２１）を制御し、 前記電子中央処理装置（１９）は、一方のローラ、即ち
第１のローラに前記ベルト（７）を巻き取らせ、そして
他方のローラ、即ち第２のローラから前記ベルト（７）
を展開させる方向に、ポスター搬送用の前記ベルト
（７）が移動するときに、 前記第１のローラの前記電動機（１１，２１）が該第１
のローラへのポスター搬送用の前記ベルト（７）の巻取
りに対応する角度方向にトルクを作用するように、前記
第１のローラの前記電動機（１１，２１）を制御し、そ
して前記第２のローラの前記電動機（１１，２１）が該
第２のローラからのポスター搬送用の前記ベルト（７）
の展開に対応する角度方向にトルクを作用するように、
前記第２のローラの前記電動機（１１，２１）を制御
し、 前記第２のローラの前記電動機（１１，２１）の給電周
波数より高い給電周波数で前記第１のローラの前記電動
機（１１，２１）に給電するように、前記２つの給電装
置（１８）を制御する、機能を有し、そして、各電動機
（１１、２１）に対応するローラ（８、９）および当該
電動機（１１、２１）が一定の減速比によって互いに関
連する回転速度を有するように、該各電動機（１１、２
１）は、対応するローラ（８、９）と絶えず直結してい
ることを特徴とする展開式の掲示パネル。 - 【請求項２】 ポスター搬送用の前記ベルト（７）が動
かない時に、前記２つのローラ（８、９）を所定の位置
に制止しておくための制止装置（１８、１１；３１）を
有する請求項１に記載の掲示パネル。 - 【請求項３】 前記制止装置の少なくとも１つには前記
電動機（１１）とそして対応するローラ（８、９）の前
記給電装置（１８）とが含まれており、該ローラを静止
状態に留めなければならないとき、前記電子中央処理装
置（１９）は、前記給電装置（１８）によって、該ロー
ラの前記電動機（１１）に給電するために直流を発生さ
せる機能を有する請求項２に記載の掲示パネル。 - 【請求項４】 前記制止装置の少なくとも１つには、回
転軸（Ｘ）を中心にして円形の冠状に配置されている複
数の永久磁石を有する第１の永久磁石（３３）の集合体
と、そして前記第１の集合体の前記永久磁石（３３）に
向かい合って配置されている少なくとも１つの永久磁石
を有する第２の永久磁石（３５）の集合体とが含まれ、
前記２つの永久磁石の集合体の一方（３３）は、対応す
るローラ（８、９）の回転に従って前記回転軸（Ｘ）の
周りに回転し、そして前記２つの永久磁石の集合体の他
方（３５）は固定されている請求項２に記載の掲示パネ
ル。 - 【請求項５】 ポスター搬送用の前記ベルト（７）の移
動時に、前記第２のローラの前記電動機の給電周波数よ
りも少なくとも５％だけ高い給電周波数を前記第１のロ
ーラの前記電動機に供給するように、前記電子中央処理
装置（１９）は前記２つの給電装置（１８）を制御する
機能を有する請求項１ないし４のいずれか１項に記載の
掲示パネル。 - 【請求項６】 ポスター搬送用の前記ベルト（７）の移
動時に、６０Ｈｚの給電周波数を前記第１のローラの前
記電動機（１１，２１）に供給し、そして５０Ｈｚの給
電周波数を前記第２のローラの前記電動機（１１，２
１）に供給するように、前記電子中央処理装置（１９）
は前記２つの給電装置（１８）を制御する機能を有する
請求項５に記載の掲示パネル。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR0010338 | 2000-08-04 | ||
| FR0010338A FR2812750B1 (fr) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | Panneau d'affichage deroulant |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002116719A true JP2002116719A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=8853323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001235797A Withdrawn JP2002116719A (ja) | 2000-08-04 | 2001-08-03 | 展開式の掲示パネル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002116719A (ja) |
| FR (1) | FR2812750B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6858999B2 (en) | 2002-07-31 | 2005-02-22 | Itoh Denki Company, Limited | DC brushless motor control apparatus |
| CN103745673A (zh) * | 2013-11-20 | 2014-04-23 | 昆山市魔方广告传媒有限公司 | 高速公路转换式广告装置 |
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| EP1553545A1 (fr) * | 2004-01-08 | 2005-07-13 | Projet Plan | Appareil d'affichage déroulant et procédé de défilement d'affiches |
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- 2000-08-04 FR FR0010338A patent/FR2812750B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001235797A patent/JP2002116719A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2812750B1 (fr) | 2003-01-10 |
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Legal Events
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