JP2002114704A - 抗菌剤 - Google Patents

抗菌剤

Info

Publication number
JP2002114704A
JP2002114704A JP2000300693A JP2000300693A JP2002114704A JP 2002114704 A JP2002114704 A JP 2002114704A JP 2000300693 A JP2000300693 A JP 2000300693A JP 2000300693 A JP2000300693 A JP 2000300693A JP 2002114704 A JP2002114704 A JP 2002114704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
streptococcus
antibacterial agent
antibacterial
hbd
streptococci
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000300693A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Nishimura
栄作 西村
Masatoshi Kato
正俊 加藤
Akiko Eto
亜紀子 江藤
Susumu Imai
奨 今井
Toshiki Nishizawa
俊樹 西澤
Nobuhiro Hanada
信弘 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga and Co Ltd filed Critical Morinaga and Co Ltd
Priority to JP2000300693A priority Critical patent/JP2002114704A/ja
Publication of JP2002114704A publication Critical patent/JP2002114704A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 虫歯や歯周病等の原因となる口腔内細菌等に
対して有効な抗菌活性を示すヒト由来の抗菌剤、及びか
かる抗菌剤を用いた殺菌方法の提供。 【解決手段】 抗菌性ペプチドを有効成分とするレンサ
球菌群に対する抗菌剤;及びかかる抗菌剤を用いること
を特徴とするレンサ球菌群の殺菌方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性ペプチドを
有効成分とするレンサ球菌群に対する抗菌剤及びかかる
抗菌剤を用いたレンサ球菌群の殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディフェンシン(Defensin)と総称され
る哺乳動物の抗菌性ペプチドは、粘膜表層の生体防御に
おいて重要な役割を担っている。感染に対する自然免疫
の重要な要素であるこれらのペプチドは、食細胞や上皮
細胞など数種の細胞で産出され、様々な構造上の多様性
を有している。
【0003】ディフェンシンファミリーは、6個のシス
テイン残基が3対の分子内ジスルフィド結合を形成する
カチオン性のペプチドとして特徴づけられている。これ
らのシステイン残基のジスルフィド結合の組合せによ
り、ヒトディフェンシンファミリーは、α-及びβ-の2
種のサブファミリーに分類される。1985年にGanzら(J.
Clin. Invest.)により初めて見出されたヒトα-ディフ
ェンシンについては、現在6個の異なる分子が報告され
ている(Lehrer, Annu. Rev. Immunol. 1993; Martin,
J.Leukoc. Biol. 1995)。ヒトニュートロフィルペプチ
ド(Human neutrophil peptide)-1〜-4(HNP-1〜-4)
と称される4分子は、アズール顆粒に局在する。ヒトデ
ィフェンシン-5、-6(HD-5、-6)と称される2種のα-
ディフェンシンは、腸管のパンエス(Paneth)細胞の分
泌顆粒や女性のゲニタルトラクト(genital tract)の
上皮細胞に存在する(Quayle, Am. J. Pathol. 1998、
特表平7-507213号公報)。
【0004】1995年には、α-ディフェンシンとは構造
上異なったヒトディフェンシンがヘモフィルトレート
(hemofiltrate)から分離され(Bensch, FEBS Lett. 1
995)、β-ディフェンシンと名づけられた。ヒトβ−デ
ィフェンシン−1(hBD-1)は、腎臓、膵臓、尿管、気
道、その他数種の上皮組織で構成的に発現されているこ
とが知られている(Zhao, FEBS Lett. 1996; McCray, A
m. J. Respir 1997; Valore, Cell Mol. Biol. 1998 ;
Bensch, J.Clin. Invest. 1995 ; Goldman, Cell199
7)。また、41アミノ酸残基から成るシステインリッチ
のカチオン性ペプチドであるヒトβ−ディフェンシン−
2(hBD-2)は、1997年にヒト皮膚より見出され(Harde
r, Nature 1997)、後に肺、口腔粘膜、唾液などにも存
在することが確認されている。hBD-2は、生体が細菌や
炎症性のサイトカインに曝された際に著しく誘導的に発
現されることが報告されている(Harder, Nature 1997;
Singh, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1998; Bals, J.C
lin. Invest. 1998; Mathews, Infect Immunol. 199
9)。
【0005】hBD-1のmRNAは、歯肉の上皮細胞で構成的
に発現されている(Krisanaprakornkit, Infect Immun.
1998)。反対に、hBD-2のmRNAは、歯肉上皮の培養細胞
(Weinberg, Crit. Rev. Oral Biol.. Med. 1998)や唾
液腺(Bonass, Oral Microbiol. Immunol. 1999)で誘
導的に発現されている。また、唾液中のhBD-2の濃度は
約150 ng/mlであることが知られている(Mathews, Infe
ct Immun. 1999 )。以上のように、hBD-2については、
その組織分布や発現レベルに関する種々の報告がなされ
ている。
【0006】ところで、近年虫歯や歯周病、肺炎等のレ
ンサ球菌群由来の疾病に対する関心が高まり、これらレ
ンサ球菌群を、天然抗菌物質、特にヒト由来の抗菌物質
を用いて殺菌等するための研究が数多くなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でのところ、有効な抗菌物質はほとんど見出されていな
い。
【0008】したがって、本発明は、レンサ球菌群に対
して有効な抗菌活性を示すヒト由来の抗菌剤、及びかか
る抗菌剤を用いたレンサ球菌群の殺菌方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、抗菌性ペプチドがレン
サ球菌群に対して有効な抗菌活性を示すこと、さらに、
プロテアーゼ阻害剤を併用することにより、抗菌スペク
トルが拡大することを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明は、抗菌性
ペプチドを有効成分とするレンサ球菌群に対する抗菌剤
である。請求項2記載の発明は、レンサ球菌群が、肺炎
レンサ球菌、化膿レンサ球菌、齲蝕原性レンサ球菌、ス
トレプトコッカス・ゴルドニイ(Streptococcus gordon
ii)、ストレプトコッカス・サンギュイス(S. sangui
s)、ストレプトコッカス・クリセトゥス(S. cricetu
s)、ストレプトコッカス・ラトゥス(S. rattus)、ス
トレプトコッカス・サリバリウス(S.salivarius)から
なる群より選ばれる1種以上である請求項1記載の抗菌
剤である。請求項3記載の発明は、抗菌性ペプチドが、
ヒトβ−ディフェンシン−2である請求項1又は2記載
の抗菌剤である。請求項4記載の発明は、さらに、プロ
テアーゼ阻害剤を含有する請求項1〜3のいずれか1項
記載の抗菌剤である。請求項5記載の発明は、プロテア
ーゼ阻害剤が、セリンプロテアーゼインヒビターである
請求項4記載の抗菌剤である。請求項6記載の発明は、
請求項1〜5のいずれか1項記載の抗菌剤を用いること
を特徴とするレンサ球菌群の殺菌方法である。請求項7
記載の発明は、請求項4又は5記載の抗菌剤を用いるこ
とを特徴とするストレプトコッカス・アンギノーサス
S.anginosus)、ストレプトコッカス・コンステラー
タス(S.constellatus)、ストレプトコッカス・インタ
ーメディウス(S.intermedius)又はストレプトコッカ
ス・ミティス(S.mitis)の殺菌方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】hBD-2が口腔粘膜や唾液中に存在
することは従来から知られていたが、かかるhBD-2等の
抗菌性ペプチドが齲蝕原性レンサ球菌、肺炎レンサ球
菌、化膿レンサ球菌等のレンサ球菌群に対して有効な抗
菌活性を示すことは、全く知られていなかった。さら
に、プロテアーゼ阻害剤を併用すれば、抗菌スペクトル
が拡大することは全く知られていなかった。
【0012】抗菌性ペプチドとしては特に制限はない
が、ヒト由来のものであることが好ましく、従来から知
られている各種のヒト抗菌性ペプチドを挙げることがで
きる。このうち、ヒトβ−ディフェンシン−2(hBD-2)
が好ましい。かかる抗菌性ペプチドは、ヒトの唾液、口
腔粘膜等から常法に従って精製することができる。ま
た、化学合成法により合成することも可能である。さら
に、遺伝子工学的手法を用いて合成、精製することも可
能である。
【0013】本発明に用いられる抗菌性ペプチドは、広
範な種類の微生物やウイルス、例えばカビ、細菌(グラ
ム陽性菌、グラム陰性菌のいずれも含む)等に起因する
感染症、皮膚病、消化器系炎症、歯周病等の予防、治療
に有効であるが、レンサ球菌群に対する抗菌作用により
優れており、肺炎レンサ球菌、化膿レンサ球菌、齲蝕原
性レンサ球菌、ストレプトコッカス・ゴルドニイ、スト
レプトコッカス・サンギュイス、ストレプトコッカス・
クリセトゥス、ストレプトコッカス・ラトゥス、ストレ
プトコッカス・サリバリウスに対する抗菌作用に特に優
れている。
【0014】抗菌性ペプチドは、製薬学的に許容される
塩の形態で用いることもできる。かかる塩としては、塩
酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩等の無機酸塩;p−トルエ
ンスルホン酸塩、メタスルホン酸塩、フマル酸塩、コハ
ク酸塩、乳酸塩等の有機酸塩等が挙げられる。
【0015】本発明の抗菌剤は、かかる抗菌性ペプチド
を有効成分として含有するものであるが、さらにプロテ
アーゼ阻害剤を含有することにより、抗菌スペクトルが
さらに拡大する。プロテアーゼ阻害剤を含有することに
より、効果が向上する原因は、必ずしも明確ではない
が、プロテアーゼ阻害剤によって微生物のプロテアーゼ
活性が阻害され、抗菌性ペプチドが分解され難くなり、
その結果、抗菌性ペプチド、特にhBD-2に対する微生物
の感受性が高まるためではないか、と推測される。プロ
テアーゼ阻害剤のうち、セリンプロテアーゼインヒビタ
ーがより好ましく、アミノエチルベンゼンスルホニルフ
ルオライド(AEBSF)、トシルフェニルアラニンクロロ
メチルケトン(TPCK)、フェニルメチルスルホニルフル
オライド(PMSF)及び3,4−ジクロロイソクマリン
(3,4−DCI)が特に好ましい。
【0016】本発明の抗菌剤は、医薬組成物又は食品の
形態として使用することができる。医薬組成物は、医薬
品、医薬部外品のいずれも含む。これらは、常法により
錠剤、顆粒剤、粉末剤、ゲル、カプセル剤、懸濁剤、注
射剤、坐剤、液剤、外用剤等の種々の剤型とすることが
できる。これらの医薬組成物は、抗菌性ペプチド又はそ
の製薬学的に許容される塩に、必要に応じてプロテアー
ゼ阻害剤、さらに製薬学的に許容される担体を配合して
製造することができる。
【0017】具体的には、固形製剤の場合は、抗菌性ペ
プチド等に、必要に応じて賦形剤、結合剤、崩壊剤、増
量剤、被覆剤、糖衣剤等を加え、常法により製造するこ
とができる。あるいはリポソーム等で抗菌性ペプチド等
を包接した製剤形態とすることもできる。液体製剤の場
合は、様々な塩及び緩衝剤によって緩衝化された溶液、
懸濁液、乳濁液等の形態とすることができる。塩として
は、アルカリもしくはアルカリ土類ハロゲン化物、リン
酸塩、又は硫酸塩、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、又は硫酸ナトリウム等が挙げられる。緩衝剤として
は、例えばクエン酸塩、リン酸塩、HEPES、トリス
等を、この種の緩衝剤が処置される対象に、生理学的に
許容され得る程度で使用することができる。注射剤の場
合は、抗菌性ペプチド等を、注射用蒸留水等の水性担体
に予め溶解、分散、乳化等して注射用液剤とするか、ま
たは注射用粉末にして用時に溶解すればよい。
【0018】投与方法に特に制限はなく、医薬組成物の
形態及び投与対象の性状等に応じて、種々の様式で投与
することができる。例えば、経口、静脈内、皮下、経
皮、筋肉内、腹膜内、鼻咽頭等投与が可能である。
【0019】食品の場合は、ジュース、お茶等の飲料;
うどん、そば、トウフ、カマボコ、ゼリー等のゲル状食
品等任意の形態の食品とすることができる。これらは、
各食品の原料に抗菌性ペプチド等を添加し、常法にした
がって製造することができる。
【0020】本発明の抗菌剤の投与量は、投与形態、投
与対象の年齢、性別、体重、病状等にもよるが、一般に
成人1日当たり、100μg〜100gが好ましく、1
mg〜10gが特に好ましい。投与回数は、1日当たり
1回〜数回が好ましい。また、プロテアーゼ阻害剤を併
用する場合は、プロテアーゼ阻害剤を一般に成人1日当
たり、100μg〜100g、特に1mg〜10g投与
することが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0022】実施例1:抗菌活性の測定 レンサ球菌群に対するhBD-2の抗菌試験 0.02-0.06 OD620 unitのレンサ球菌群をリン酸バッファ
ーアガロース中に懸濁し、約1mmの厚さにまき、冷却後
直径約3 mmの穴をあけ、0-250μg/mlのhBD-2を4.5μl加
え、37℃で3時間培養した後2 x TSB agaroseを重層
し、さらに15〜18時間37℃で嫌気培養した後、プレー
ト上の阻止円の大きさを測定した。比較方法として、阻
止円の半径と濃度の関係をプロットし、得られた近似式
から阻止円の直径が4.0 mmとなる濃度を算出した。レン
サ球菌群に対するヒトhBD-2の抗菌効果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】アンギノーサスグループ3株とストレプト
コッカス・ミティスの2株は、hBD-2に対して耐性を持つ
ことが明かとなった。また、齲蝕原性球菌であるストレ
プトコッカス・ミュータンス(S. mutans)とストレプ
トコッカス・ソブリヌス(S.sobrinus)及び化膿レンサ
球菌(S. pyogenes)、肺炎球菌(S. pneumoniae)は、
hBD-2に対して感受性があることがわかった。さらに、
ストレプトコッカス・ゴルドニイ、ストレプトコッカス
・サンギュイス、ストレプトコッカス・クリセトゥス、
ストレプトコッカス・ラトゥス、ストレプトコッカス・
サリバリウスは、hBD-2に対して感受性があることがわ
かった。
【0025】実施例2:ストレプトコッカス・アンギノ
ーサスとストレプトコッカス・ミティスに対する微生物
由来プロテアーゼ阻害試験 実施例1の実験系に対して菌を懸濁したリン酸バッファ
ーアガロース中に、ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶
かした15種のプロテアーゼ阻害剤(アンチパイン、ア
マスタチン、アプロチニン、ベスタチン、キモスタチ
ン、3,4−ジクロロイソクマリン(3,4,−DC
I)、E−64、EDTA、ロイヒスチン、ロイペプチ
ン、AEBSF、ペプスタチン、ホスホラミドン、トリ
プシンインヒビター、TPCK)を10nM-10mMの濃度で
加え、微生物由来のプロテアーゼ活性を阻害した。それ
以外は実施例1と同じ条件で実験を行った。DMSOのみを
加えたものを対照とした。菌はストレプトコッカス・ア
ンギノーサスとストレプトコッカス・ミティスを用い
た。結果を図1〜図32に示す。ここで、unitと
は、阻止円の直径から3mmを引いた大きさ(mm)の
10倍である。
【0026】15種類のプロテアーゼインヒビターを各
至適濃度で用いたところ、セリンプロテアーゼインヒビ
ターである3,4-DCI、AEBSFを用いたときにストレプトコ
ッカス・アンギノーサスとストレプトコッカス・ミティ
ス菌の抵抗性が著しく低下した。また、TPCKを用いると
ストレプトコッカス・アンギノーサス菌のみ抵抗性が著
しく低下した。ストレプトコッカス・アンギノーサスと
ストレプトコッカス・ミティス菌のhBD-2に対する抵抗
性は、プロテアーゼによる蛋白分解性の活性であること
がわかった。菌由来のプロテアーゼ活性によってhBD-2
の抗菌活性が押さえられていたものを、プロテアーゼイ
ンヒビターによって抗菌効果を高めることができた。
【0027】
【発明の効果】本発明の抗菌剤は、ヒト由来の抗菌性ペ
プチドを有効成分とするものであり、レンサ球菌群、特
に肺炎レンサ球菌、化膿レンサ球菌、齲蝕原性レンサ球
菌等に対して優れた抗菌効果を示す。また、プロテアー
ゼ阻害剤を併用することによって、抗菌スペクトルを拡
大することができる。本発明の抗菌剤は、生体防御の強
化、各種疾患の治療に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2の効果を示す図である。
【図2】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とアンチペインとの併用効果を示す図である。
【図3】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とアマスタインとの併用効果を示す図である。
【図4】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とアプロチニンとの併用効果を示す図である。
【図5】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とベスタチンとの併用効果を示す図である。
【図6】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とキモスタチンとの併用効果を示す図である。
【図7】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2と3,4−DCIとの併用効果を示す図であ
る。
【図8】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とE−64との併用効果を示す図である。
【図9】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対す
るhBD-2とEDTAとの併用効果を示す図である。
【図10】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とロイヒスチンとの併用効果を示す図であ
る。
【図11】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とロイペプチンとの併用効果を示す図であ
る。
【図12】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とAEBSFとの併用効果を示す図である。
【図13】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とペプスタチンとの併用効果を示す図であ
る。
【図14】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とホスホラミドンとの併用効果を示す図であ
る。
【図15】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とトリプシンインヒビターとの併用効果を示
す図である。
【図16】 ストレプトコッカス・アンギノーサスに対
するhBD-2とTPCKとの併用効果を示す図である。
【図17】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2の効果を示す図である。
【図18】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とアンチペインとの併用効果を示す図である。
【図19】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とアマスタインとの併用効果を示す図である。
【図20】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とアプロチニンとの併用効果を示す図である。
【図21】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とベスタチンとの併用効果を示す図である。
【図22】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とキモスタチンとの併用効果を示す図である。
【図23】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2と3,4−DCIとの併用効果を示す図である。
【図24】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とE−64との併用効果を示す図である。
【図25】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とEDTAとの併用効果を示す図である。
【図26】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とロイヒスチンとの併用効果を示す図である。
【図27】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とロイペプチンとの併用効果を示す図である。
【図28】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とAEBSFとの併用効果を示す図である。
【図29】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とペプスタチンとの併用効果を示す図である。
【図30】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とホスホラミドンとの併用効果を示す図である。
【図31】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とトリプシンインヒビターとの併用効果を示す図で
ある。
【図32】 ストレプトコッカス・ミティスに対するhB
D-2とTPCKとの併用効果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/04 A61P 43/00 111 43/00 111 A61K 37/02 (72)発明者 江藤 亜紀子 東京都新宿区戸山一丁目二十三番一号 国 立感染症研究所内 (72)発明者 今井 奨 東京都新宿区戸山一丁目二十三番一号 国 立感染症研究所内 (72)発明者 西澤 俊樹 東京都新宿区戸山一丁目二十三番一号 国 立感染症研究所内 (72)発明者 花田 信弘 東京都新宿区戸山一丁目二十三番一号 国 立感染症研究所内 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA17 CA18 DC32 NA14 ZA661 ZA671 ZA891 ZB351 ZC202

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性ペプチドを有効成分とするレンサ
    球菌群に対する抗菌剤。
  2. 【請求項2】 レンサ球菌群が、肺炎レンサ球菌、化膿
    レンサ球菌、齲蝕原性レンサ球菌、ストレプトコッカス
    ・ゴルドニイ(Streptococcus gordonii)、ストレプト
    コッカス・サンギュイス(S. sanguis)、ストレプトコ
    ッカス・クリセトゥス(S. cricetus)、ストレプトコ
    ッカス・ラトゥス(S. rattus)、ストレプトコッカス
    ・サリバリウス(S.salivarius)からなる群より選ばれ
    る1種以上である請求項1記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 抗菌性ペプチドが、ヒトβ−ディフェン
    シン−2である請求項1又は2記載の抗菌剤。
  4. 【請求項4】 さらに、プロテアーゼ阻害剤を含有する
    請求項1〜3のいずれか1項記載の抗菌剤。
  5. 【請求項5】 プロテアーゼ阻害剤が、セリンプロテア
    ーゼインヒビターである請求項4項記載の抗菌剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の抗菌
    剤を用いることを特徴とするレンサ球菌群の殺菌方法。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の抗菌剤を用いるこ
    とを特徴とするストレプトコッカス・アンギノーサス
    S.anginosus)、ストレプトコッカス・コンステラー
    タス(S.constellatus)、ストレプトコッカス・インタ
    ーメディウス(S.intermedius)又はストレプトコッカ
    ス・ミティス(S.mitis)の殺菌方法。
JP2000300693A 2000-09-29 2000-09-29 抗菌剤 Withdrawn JP2002114704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300693A JP2002114704A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 抗菌剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300693A JP2002114704A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 抗菌剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002114704A true JP2002114704A (ja) 2002-04-16

Family

ID=18782336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000300693A Withdrawn JP2002114704A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 抗菌剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002114704A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004175733A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Masami Moriyama 薬剤耐性菌による感染症治療剤
WO2005027893A1 (ja) * 2003-09-19 2005-03-31 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. ヒトβディフェンシン分泌促進剤
US7455840B2 (en) * 2003-11-19 2008-11-25 The Scripps Research Institute Compositions and methods to reduce mutagenesis

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004175733A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Masami Moriyama 薬剤耐性菌による感染症治療剤
JP4554150B2 (ja) * 2002-11-28 2010-09-29 雅美 森山 薬剤耐性菌による感染症治療剤
WO2005027893A1 (ja) * 2003-09-19 2005-03-31 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. ヒトβディフェンシン分泌促進剤
US7455840B2 (en) * 2003-11-19 2008-11-25 The Scripps Research Institute Compositions and methods to reduce mutagenesis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2651419B1 (en) A composition comprising an antibiotic and a dispersant
JPH10512265A (ja) 殺菌性/透過性増強タンパク質(bpi)タンパク質産物を含む、改良された治療用組成物
JP2009522330A (ja) 微生物の成長を刺激する口内用健康促進生成物
US20110104179A1 (en) Protease inhibitory peptides
EP3985013A1 (en) Romo1-derived antimicrobial peptides including lysine substitution and variants thereof
KR20180056226A (ko) 전복에서 유래한 항균 펩타이드 유사체 및 이를 포함하는 항균용 약학 조성물
JPH07501519A (ja) 生物活性両親媒性ペプチド組成物およびその用途
KR20210007075A (ko) 해삼에서 분리한 항균 펩타이드로부터 유래한 신규 항균 펩타이드 및 이의 용도
KR102415725B1 (ko) 신규한 항균 펩타이드 h123 및 이의 용도
US20050277589A1 (en) Linear cationic peptides having antibacterial and/or antifungal properties
US7271239B2 (en) D-isomers of antimicrobial peptide
US8513182B2 (en) Natural polypeptides for oral health care
JP4520477B2 (ja) 抗真菌ペプチドまたはそれを含有するペプチド組成物とその製造方法
US20120283174A1 (en) Antibiofilm glycopeptides
JP2002114704A (ja) 抗菌剤
JP5100152B2 (ja) 昆虫抗微生物タンパク質改変ペプチド、およびその利用
Rothstein et al. Histatin-derived peptides: potential agents to treat localised infections
US11117931B2 (en) Antimicrobial peptide derived from Hp1404 peptide and uses thereof
US20170348253A1 (en) Treatment of Drug-Resistant Microbial Infections
KR102603281B1 (ko) Hylin a1 펩타이드로부터 유래한 신규 펩타이드 및 이의 용도
KR102451854B1 (ko) 신규한 항균 펩타이드 h103 및 이의 용도
MX2010010795A (es) Uso de defensinas contra meningitis.
CA2238429A1 (en) Compositions and methods for the prevention and treatment of oral mucositis
WO2024153585A1 (en) Selective caspase-8 inhibitors and uses thereof in augmenting innate immune defenses
EP4326869A1 (en) Recombinant miropin

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204