JP2002114046A - 合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造 - Google Patents

合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造

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JP2002114046A
JP2002114046A JP2000306237A JP2000306237A JP2002114046A JP 2002114046 A JP2002114046 A JP 2002114046A JP 2000306237 A JP2000306237 A JP 2000306237A JP 2000306237 A JP2000306237 A JP 2000306237A JP 2002114046 A JP2002114046 A JP 2002114046A
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JP
Japan
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synthetic resin
fuel tank
resin fuel
socket member
component fixing
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JP2000306237A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Seko
充宏 瀬古
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Yachiyo Industry Co Ltd
Original Assignee
Yachiyo Industry Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経年劣化による被取付部品の固定状態の緩み
や、シール性の低下を招かずに済むように構成された合
成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造を提供する。 【解決手段】 雄ねじ(3b)が外周に形成された筒状
部(3)を備えた開口(2)を有する合成樹脂製燃料タ
ンク(1)の部品固定部の構造を、雌ねじ(11a)が
内周に形成されたソケット部材(11)の一端を前記筒
状部の雄ねじに螺合させ、外周に雄ねじ(12a)が形
成されたロック部材(12)を前記ソケット部材の他端
に螺合させ、前記筒状部の軸方向端と前記ロック部材と
の間に挟み込んで被取付部品(蓋板5)を前記開口に固
定することを特徴とするものとする。これにより、ソケ
ット部材とロック部材との間のねじ結合で固定強度が得
られるので、従来の如くロックナットの内周フランジの
弾力性に依存せずに済むことから、経年劣化の影響を受
け難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製燃料タ
ンクの部品固定部の構造に関し、特に雄ねじが外周に形
成された筒状部を備えた開口を有する合成樹脂製燃料タ
ンクの部品固定部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製燃料タンクにおいては、例え
ばポンプモジュールのように内部に挿入される部品は、
タンク本体に設けられた開口に、該開口を液密に閉鎖す
る態様で固定されている。従来、この部品固定部には、
図3に示すような構造が採用されている。
【0003】図3において、ブロー成型などで形成され
た合成樹脂製のタンク本体1には、タンクの壁に設けら
れた開口2の内周縁から外向きに突出した筒状部3が一
体成型されている。そしてこの筒状部3の先端3aと筒
状部3に形成された雄ねじ3bに螺合するナット部材4
との間に、被取付部品(図示せず)と一体をなす蓋板5
が挟み込まれている。これと同時に、筒状部3に形成さ
れた縮径部6にリング状のシール部材7を外装した上で
ナット部材4を雄ねじ3bにねじ込むことにより、縮径
部6のシール面と蓋板5のシール面との間にシール部材
7が挟み込まれている。
【0004】上記の如き従来の構造においては、シール
部材7が弾性変形した際の反力で所要のシール性が得ら
れるが、このための圧接力は、ナット部材4の内向きフ
ランジ4aで与えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、合成樹脂材
からなるナット部材4は、経年劣化が避けられず、その
内向きフランジ4aの弾力性が低下するおそれがある。
内向きフランジ4aの弾力性の低下は、シール部材7に
加わる圧接力の低下を招き、ひいては、被取付部品であ
る蓋板5の固定状態の緩みや、シール性の低下に繋がる
ことが懸念される。
【0006】経年劣化し難いようにロックナットを金属
材料で形成することも考えられるが、腐食対策を施さね
ばならないので製造コストの増大を免れ得ない。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
経年劣化による被取付部品の固定状態の緩みや、シール
性の低下を招かずに済むように構成された合成樹脂製燃
料タンクの部品固定部の構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明の請求項1においては、雄ねじ(3b)
が外周に形成された筒状部(3)を備えた開口(2)を
有する合成樹脂製燃料タンク(1)の部品固定部の構造
を、雌ねじ(11a)が内周に形成されたソケット部材
(11)の一端を前記筒状部の雄ねじに螺合させ、外周
に雄ねじ(12a)が形成されたロック部材(12)を
前記ソケット部材の他端に螺合させ、前記筒状部の軸方
向端と前記ロック部材との間に挟み込んで被取付部品
(蓋板5)を前記開口に固定することを特徴とするもの
とした。
【0009】このようにすれば、ソケット部材とロック
部材との間のねじ結合で固定強度が得られるので、従来
の如くロックナットの内周フランジの弾力性に依存せず
に済むことから、経年劣化の影響を受け難くなる。
【0010】また請求項2においては、上記に加えて、
前記筒状部の軸方向端と前記被取付部品との間にリング
状のシール部材(7)を挟み込むと共に、前記シール部
材の外周面と対向する円筒面(13)を前記ソケット部
材の内周に形成したことを特徴とするものとした。
【0011】このようにすれば、円筒面により規定され
る所定位置より径方向外側へのシール部材の変形が規制
されるので、シール部の信頼性を高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。なお、従来技術と変わりの
ない部分には図3に付したのと同じ符号を付すものとす
る。
【0013】図1は、本発明による合成樹脂製燃料タン
ク1の部品固定部の第1の実施形態を示している。ブロ
ー成型などで形成された合成樹脂製のタンク本体1の上
壁には、開口2が形成されている。そして開口2の内周
縁から外向きに突出した態様で、外周に雄ねじ3bが形
成された筒状部3がタンク本体1の上壁に一体成型され
ている。
【0014】筒状部3の雄ねじ3bには、その内周に雌
ねじ11aが形成されたソケット部材11の一端側が螺
合されている。そして被取付部品(図示せず)に一体に
設けられた蓋板5が、筒状部3の先端3aに装着された
断面形状が鉤形をなすリング状のシール部材7をその外
向きフランジ5aで挟み込んだ態様で、ソケット部材1
1の内側に挿入されている。このソケット部材11の他
端側に、外周に雄ねじ12aが形成されたロック部材1
2を螺合して締め込むことにより、燃料タンク1の開口
2に蓋板5が固定されることとなる。
【0015】なお、ソケット部材11の外周面並びにロ
ック部材12の内周面には、締め付け工具を係合させる
溝11b・12bが形成されている。
【0016】これによると、蓋板5及びシール部材7を
装着した後に、筒状部3の雄ねじ3bに螺合したソケッ
ト部材11を工具で回らないように固定した状態で、ソ
ケット部材11の雌ねじ11aに螺合したロック部材1
2を締め込むことができるので、シール部材7にねじり
力が加わらずに済む上、シール部材7に加える圧接力を
管理し易い。従って顕著な経年変化を生じ難くすること
が可能である。
【0017】図2は、本発明の第2の実施形態を示して
いる。このものにおいては、筒状部3の先端3aをくる
むように凹形をなすシール部材7が装着されている。ま
たソケット部材11は、筒状部3に螺合する部分とロッ
ク部材12を螺合させる部分とが径違いとされ、これら
両部分間の内周面に、円筒面13が形成されている。そ
してシール部材7の外周面に円筒面13が対向するよう
にされている。これにより、シール部材7の膨張などに
伴う径方向外側への変形が、ソケット部材11の内周面
に形成された円筒面13で規制されるようになってい
る。
【0018】これの場合、よしんば燃料成分の吸収など
によってシール部材7が膨潤しても、ソケット部材11
の円筒面13で規定される所定位置より外側へはみ出さ
ないので、シール部材7のずれや断面形状の著しい変化
が抑制され、シール性の低下を回避することができる。
【0019】なお、上記は被取付部品自体の具体的な機
能については触れていないが、本発明は、合成樹脂製燃
料タンクの壁に形成した開口に対する部品の固定部とし
て広く適用可能であり、固定する部品の機能は選ばな
い。
【0020】
【発明の効果】このように本発明の請求項1によれば、
ソケット部材とロック部材との間のねじ結合で固定強度
が得られるので、ロックナットの内周フランジの弾力性
に依存せずに済むことから、経年劣化の影響を受け難く
なる。また、請求項2によれば、円筒面により規定され
る所定位置より径方向外側へのシール部材の変形が規制
されるので、シール部の信頼性を高めることができる。
従って、本発明により、製造コストの大幅な増大を伴う
ことなく、長期間に亘る部品固定部の高い信頼性を獲得
する上に大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシール構造の第1の実施形態を示
す要部縦断面図
【図2】本発明によるシール構造の第2の実施形態を示
す要部縦断面図
【図3】従来のシール構造を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
1 タンク本体 2 開口 3 筒状部 3a 先端 3b 雄ねじ 4 ナット部材 4a 内向きフランジ 5 蓋板 5a 外向きフランジ 6 縮径部 7 シール部材 11 ソケット部材 11a 雌ねじ 11b 溝 12 ロック部材 12a 雄ねじ 12b 溝 13 円筒面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじが外周に形成された筒状部を備え
    た開口を有する合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構
    造であって、 雌ねじが内周に形成されたソケット部材の一端を前記筒
    状部の雄ねじに螺合させ、 外周に雄ねじが形成されたロック部材を前記ソケット部
    材の他端に螺合させ、 前記筒状部の軸方向端と前記ロック部材との間に挟み込
    んで被取付部品を前記開口に固定することを特徴とする
    合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造。
  2. 【請求項2】 前記筒状部の軸方向端と前記被取付部品
    との間にリング状のシール部材を挟み込むと共に、 前記シール部材の外周面と対向する円筒面を前記ソケッ
    ト部材の内周に形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造。
JP2000306237A 2000-10-05 2000-10-05 合成樹脂製燃料タンクの部品固定部の構造 Pending JP2002114046A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173943A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Excel Kk プラスチック中空成形体の壁に形成した透孔の封止構造
JP2016034830A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 コーンズテクノロジー株式会社 ビール樽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173943A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Excel Kk プラスチック中空成形体の壁に形成した透孔の封止構造
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