JP2002113576A - すみ肉溶接構造 - Google Patents

すみ肉溶接構造

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JP2002113576A
JP2002113576A JP2000309336A JP2000309336A JP2002113576A JP 2002113576 A JP2002113576 A JP 2002113576A JP 2000309336 A JP2000309336 A JP 2000309336A JP 2000309336 A JP2000309336 A JP 2000309336A JP 2002113576 A JP2002113576 A JP 2002113576A
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welding
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welded
pipe
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Yasushi Sato
恭 佐藤
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フェライト系高強度耐熱鋼よりなる点検プラグ
のすみ肉溶接において、SR割れ等の溶接欠陥の発性を
抑止して、溶接部の信頼性の向上をはかる。 【解決手段】Nb、V等を含有するフェライト系高強度
耐熱鋼よりなる捩込み式検査プラグを、配管外面の設定
の部位に捩込んだ後、プラグをすみ肉溶接する溶接構造
であって、プラグ側の外周部の一部が、配管側の開口部
の外縁部と密接して嵌合(または接触)するプラグの座
を設け、この座に、プラグを捩込み、配管との接触部を
密接させることにより溶接部のルートギャップの形成を
抑止して、プラグを配管にすみ肉溶接した溶接構造とす
る。また、プラグ材料としてNb、V等の元素を含有せ
ず、配管材料よりも引張強度の低いフェライト系耐熱鋼
を用いるか、溶接材料を、配管材料またはプラグ材料よ
りも引張強度の低いフェライト系耐熱鋼を用いたすみ肉
溶接構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高強度フェライト系
耐熱鋼よりなる検査プラグのすみ肉溶接構造に係り、特
にボイラ、化学プラント等で高温耐圧部に多用されるC
r含有量が1〜2.25重量%のCrフェライト系高強
度耐熱鋼、あるいはCr含有量が1〜2.25重量%の
Cr−Moフェライト系高強度耐熱鋼等よりなる種々の
検査プラグ(大径管の検査点検孔の栓)類や温度計、圧
力計の座等の溶接に適したすみ肉溶接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用ボイラや各種熱交換器等において
は、厚肉で大径の配管類が高温、高圧の条件下で多数使
用されている。近年、特に大容量の発電用ボイラにおい
ては発電効率向上のため蒸気温度と圧力がさらに上昇し
てきており、配管材料としては、従来から使われてきた
Cr含有量1〜2.25重量%のフェライト・パーライ
ト組織のCr−Mo系低合金鋼に替わり、新しい高強度
フェライト系耐熱鋼が開発されている。これらの高強度
フェライト系耐熱鋼は、Nb、V等を添加し、焼ならし
−焼戻し熱処理によって、焼戻しベイナイト組織となる
ように成分設計されたもので、従来材に比べて格段に優
れた高温強度を有している。
【0003】このような高強度フェライト鋼を溶接接合
するための溶接材料は、配管材料である母材と同一成分
系の溶接材料を用いるのが原則であり、各々のフェライ
ト鋼に合わせた溶接材料が開発されている。しかしなが
ら、NbやV等の合金元素が多く溶接金属の強度も高く
なることから溶接性は従来鋼に比べて低下し、高度な溶
接技術が必要となっている。このため配管同士の主要な
周溶接部には、高品質の溶接継手が得られる狭開先のM
AG(アルゴンガスメタルアーク)溶接法あるいはTI
G(イナートガスタングステンアーク)溶接法が採用さ
れることが多い。
【0004】しかしながら、これら大径管の外面に取り
付けられる種々の検査プラグ(大径管の内面検査の点検
孔の栓)や温度計、圧力計の座等は、これまで自動化の
対象外で、被覆アーク溶接による、すみ肉溶接によって
取り付けられるのが一般的であり、溶接欠陥等が生じな
いように溶接施工に細心の注意を払う必要があった。
【0005】図6および図7に、配管に取り付けられる
検査プラグの一例を示す。図6において、プラグ3は、
配管である母管1の周溶接部2の近傍に設置されてい
る。
【0006】図7は、プラグ3の取り付け部の断面構造
の一例を示したものである。母管1に開けた孔の内面と
円筒形のプラグ3の外面の一部にネジを加工してあり、
プラグ3を母管1に、捩込んだ後、図8に示すようにプ
ラグ3の周囲をすみ肉溶接でシール溶接する。このネジ
部4は、ストレートネジあるいはテーパネジのいずれも
用いられている。このような捩込み構造の場合、溶接ル
ート部6の部分に、ネジ加工の都合上1mm程度のギャ
ップ(隙間)11が生じる。このギャップ11は溶接作
業自体には支障はないが、溶接金属5が凝固収縮する際
に、プラグ3の壁面が外側(図中の矢印方向)に引っ張
られて変形し、大きな弾性歪が残るため、溶接部近傍に
大きな残留応力が生じる。
【0007】一方、母管1に対して相対的に肉厚の薄い
プラグ3は溶接入熱によって過熱され易く、プラグ3側
の熱影響部で結晶粒が粗大になり易い。また、Nb、V
を添加したCr−Mo系低合金鋼の場合は、溶接残留応
力が大きく、冶金的にも結晶粒の粗大化している部分で
はSR(溶接後の熱処理)過程においてSR割れを生じ
易いという問題があった。図8中に示す亀裂(割れ)7
は、典型的なSR割れの発生位置を示したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとく、従来
の配管に取り付けられる検査プラグは、母管に捩込み構
造で取り付けた後、すみ肉溶接される。この場合、溶接
ルート部にネジ加工の都合上、約1mm程度のギャップ
(隙間)生じ、この上にすみ肉溶接をすると、溶接金属
が凝固収縮する際にプラグの壁面が外側に引っ張られて
変形し、大きな弾性歪みが残り、溶接部近傍に大きな残
留応力が生じる。
【0009】一方、母管に対し肉厚の薄いプラグは溶接
の入熱により過熱され易く、プラグの熱影響部で結晶粒
が粗大になり易い。また、Nb、Vを添加したCr−M
o系低合金鋼の場合は、溶接残留応力が大きく、結晶粒
が粗大化している部分ではSR過程において、SR割れ
が生じ易いという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、高強度フェライト系耐熱鋼よりなる点検
プラグのすみ肉溶接において、SR割れ等の溶接欠陥発
性の危険性を小さくして、溶接部の信頼性の向上をはか
ることができるすみ肉溶接構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、特許請求の範囲に記載のような構成とする
ものである。すなわち、請求項1に記載のように、N
b、Vを合金元素として含有するフェライト系高強度耐
熱鋼よりなる捩込み式検査プラグを、配管外面の設定の
部位に捩込んだ後、上記プラグをすみ肉溶接する溶接構
造であって、上記プラグ側の外周部の一部が、上記配管
側の開口部の外縁部と密接して嵌合する上記プラグの座
を設け、該座に、上記プラグを捩込み、上記配管との接
触部を密接させることにより溶接部のルートギャップの
形成を抑止して、上記プラグを上記配管にすみ肉溶接し
た溶接構造とするものである。
【0012】また、請求項2において、Nb、Vを合金
元素として含有するフェライト系高強度耐熱鋼よりなる
捩込み式検査プラグを、配管外面の設定の部位に捩込ん
だ後、上記プラグをすみ肉溶接する溶接構造であって、
上記プラグ側の外周部の一部と上記配管側の開口部の外
縁部の一部とが互いに密接するように、上記プラグ側の
外周部の一部もしくは上記配管側の開口部の外縁部の一
部に突起部を形成して、上記プラグを捩込み、上記配管
との接触部を密接させることにより溶接部のルートギャ
ップの形成を抑止して、上記プラグを上記配管にすみ肉
溶接した溶接構造とするものである。
【0013】また、請求項3において、Nb、Vを合金
元素として含有するフェライト系高強度耐熱鋼よりなる
捩込み式検査プラグを、配管外面の設定の部位に捩込ん
だ後、上記プラグをすみ肉溶接する溶接構造であって、
上記プラグ側の外周部の一部と上記配管側の開口部の外
縁部の一部とが互いに密接するようにテーパー部を形成
して、上記プラグを捩込み、上記配管との接触部を密接
させることにより溶接部のルートギャップの形成を抑止
して、上記プラグを上記配管にすみ肉溶接したすみ肉溶
接構造とするものである。
【0014】また、請求項4に記載のように、請求項1
ないし3のいずれか1項に記載のすみ肉溶接構造におい
て、上記プラグ材料は、Nb、Vの合金元素を含有せ
ず、かつ上記配管材料よりも引張強度の低いフェライト
系耐熱鋼を用いたすみ肉溶接構造とするものである。
【0015】また、請求項5に記載のように、請求項1
ないし3のいずれか1項に記載のすみ肉溶接構造におい
て、溶接材料としては、配管材料もしくはプラグ材料よ
りも引張強度の低いフェライト系耐熱鋼よりなる溶接材
料を用いたすみ肉溶接構造とするものである。
【0016】上記請求項1〜5に記載の本発明のすみ肉
溶接構造とすることにより、SR割れが発生しやすいと
いう従来の問題点を解消することができ、溶接欠陥に対
する信頼性を大きく改善することができる。
【0017】本発明のすみ肉溶接構造は、母管(配管)
とプラグとの接触部を工夫してルートギャップを無く
し、すみ肉溶接を行うものである。また、プラグ材料あ
るいは溶接材料として、NbやVを含有しない母管より
低強度のものを用いることによって、残留応力の低減が
可能となり、割れの発生の防止に対して、より確実な割
れの抑止効果があげられる。
【0018】また、溶接時のプラグの変形を小さく抑え
られるので残留応力が低減でき、また、プラグ材料や溶
接金属の割れ感受性を低くすることができるので、割れ
の発生を抑止することができる。
【0019】本発明のNb、Vを合金元素として含有す
るフェライト系高強度耐熱鋼よりなるプラグ材料は、N
b、V等を添加したCr含有量が1〜2.25重量%の
Crフェライト系高強度耐熱鋼、あるいはCr含有量が
1〜2.25重量%のCr−Moフェライト系高強度耐
熱鋼等を用いることができ、これらの高強度フェライト
系耐熱鋼は、Nb、V等を添加し、焼ならし−焼戻し熱
処理によって、焼戻しベイナイト組織となるように成分
設計されたものであって、従来材に比べて格段に優れた
高温強度を有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉以下に本発明の
実施の形態の一例を挙げ、本発明のプラグのすみ肉溶接
構造について詳細に説明する。なお、以下に示す実施の
形態1〜4は、プラグ材料としてNb、V等を合金元素
として含有するフェライト系高強度耐熱鋼を用い、母管
と検査プラグの溶接構造を改良したものであり、実施の
形態5〜6は、Nb、V等を含有しない母管より低強度
のフェライト系耐熱鋼よりなるプラグ材料あるいは溶接
材料を用いた場合を示す。
【0021】図1は、母管1とプラグ3の取り付け部の
断面構造を示す模式図である。母管1およびプラグ3
は、図6で示した従来構造と同様のネジ加工を施してあ
るが、母管1の開口部の外縁部でプラグ3と接する部分
に座状の嵌合部8を設けたことが特徴である。
【0022】図1はプラグ3を母管1に捩込んで締めた
後の状態であるが、溶接ルート部6では母管1とプラグ
3が隙間なく嵌合しているため溶接ルート部6のギャッ
プは、ほぼ0(零)となる。プラグ3の周囲を、すみ肉
溶接した後の断面図を図2に示す。プラグ3と母管1は
嵌合部8で接しているため、図6で示したプラグ3の変
形が抑えられ、その結果として溶接部に作用する残留応
力が低減される。本実施の形態は、ネジがストレートネ
ジの場合に好適に用いられる。
【0023】〈実施の形態2〉図3は、本発明の他の実
施の形態のすみ肉溶接構造を示す。本実施の形態の基本
的を考え方と作用は、実施の形態1と同様であるが、実
施の形態1のテーパネジの場合は、ネジ部と嵌合部の相
対的な寸法加工精度に注意を要するのに対し、本実施の
形態では、テーパネジの場合であっても容易に適用でき
る形態を示す。図3において、ネジ部4はテーパネジで
あり、プラグ3のネジ部より先端(上部)は平行な円筒
となっている。母管1の開口部の外縁部に沿って突起部
9を設け、該突起部9の内径がプラグ3の平行部外周と
ほぼ等しくなるようにしてある。この場合も、ルートギ
ャップがほぼ0となるので実施の形態1と同様の効果が
得られる。もちろん、ストレートネジの場合にも適用で
きる。
【0024】〈実施の形態3〉図4は、本発明の他の実
施の形態のすみ肉溶接構造を示す。本実施の形態は基本
的には実施の形態2と同様であるが、突起部9を母管1
側ではなく、プラグ3側に設けた場合である。この場
合、作用は実施の形態2と同様であるが、定期点検時の
プラグ取り付けおよび取り外し作業(溶接金属5を削
り、点検後に再度すみ肉溶接)を繰り返し行って突起部
9が損耗しても、プラグ3を新しい物に交換すれば、母
管1はそのままで初期と同じ効果が得られる。本実施の
形態は、頻繁に点検を行う部位に好適である。
【0025】〈実施の形態4〉図5は、本発明の他の実
施の形態のすみ肉溶接構造を示す。本実施の形態の基本
的な考え方と作用は実施の形態1と同様であるが、母管
1の開口部の外縁部およぴプラグ3の外周部にテーパ部
10を設け、互いに接触する構造としたものである。こ
の場合、プラグ3をネジ込んで強く締め付けることによ
り、母管1とプラグ3の接触がより確実になり、接触端
部、すなわち溶接ルート部6に圧縮応力が生じるので、
溶接による残留応力の低減にも効果がある。
【0026】〈実施の形態5〉上述した実施の形態1〜
4は、母管とプラグ材の構造を工夫したものであるが、
構造は従来のままで、割れ発生のポテンシャルが高いプ
ラグ3の材質を、Nb、V等を添加元素として含有しな
い、母管より低強度の材料とする。材質的に割れ感受性
を低減するもので、この場合は既設プラントの従来構造
のプラグであっても割れ発生防止の効果が得られる。ま
た、上記実施の形態1〜4の構造と、上記プラグの材質
とを組み合わせれば、よりいっそう優れた効果が得られ
る。
【0027】〈実施の形態6〉上記実施の形態1〜4
は、母管とプラグ材の構造を工夫したものであるが、構
造と母管およびプラグの材質は従来のままで、溶接材料
にNb、Vを添加元素として含有しない母管よりも低強
度の材料を用いる。また、SR過程において溶接金属の
応力緩和が大きいため、プラグ側の残留応力を低減する
ことができ、割れ発生防止に大きな効果が得られる。ま
た、実施の形態1〜4の構造と組み合わせれば、よりい
っそう優れた効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】本発明のすみ肉溶接構造によれば、N
b、V等を合金元素として含み、1〜2.25重量%C
rフェライト系高強度耐熱鋼、またはNb、V等を合金
元素として含み、1〜2.25重量%Cr−Moフェラ
イト系高強度耐熱鋼等よりなる検査プラグのすみ肉溶接
構造とすることが可能となり、SR割れが発生しやすい
という従来の問題点を解消することができ、溶接欠陥に
対する信頼性を大きく改善することができる。
【0029】また、母管より低強度のフェライト系耐熱
鋼よりなるプラグ材料あるいは溶接材料を用いることに
よっても、残留応力の低減が可能となり、SR割れの発
生を防止することができ、溶接欠陥に対する信頼性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1で例示したプラグの構造
を示す模式図。
【図2】本発明の実施の形態1で例示したプラグのすみ
肉溶接後の状況を示す模式図。
【図3】本発明の実施の形態2で例示したプラグの構造
を示す模式図。
【図4】本発明の実施の形態3で例示したプラグの構造
を示す模式図。
【図5】本発明の実施の形態4で例示したプラグの構造
を示す模式図。
【図6】従来の配管およびプラグの取付け構造を示す模
式図。
【図7】従来のプラグの構造を示す模式図。
【図8】従来のプラグのすみ肉溶接後の状況を示す模式
図。
【符号の説明】
1…母管 2…周溶接部 3…プラグ 4…ネジ部 5…溶接金属 6…溶接ルート部 7…亀裂 8…嵌合部 9…突起部 10…テーパ部 11…ギャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nb、Vを合金元素として含有する高強度
    フェライト系耐熱鋼よりなる捩込み式検査プラグを、配
    管外面の設定の部位に捩込んだ後、上記プラグをすみ肉
    溶接する溶接構造であって、上記プラグ側の外周部の一
    部が、上記配管側の開口部の外縁部と密接して嵌合する
    上記プラグの座を設け、該座に、上記プラグを捩込み、
    上記配管との接触部を密接させることにより溶接部のル
    ートギャップの形成を抑止して、上記プラグを上記配管
    にすみ肉溶接してなることを特徴とするすみ肉溶接構
    造。
  2. 【請求項2】Nb、Vを合金元素として含有する高強度
    フェライト系耐熱鋼よりなる捩込み式検査プラグを、配
    管外面の設定の部位に捩込んだ後、上記プラグをすみ肉
    溶接する溶接構造であって、上記プラグ側の外周部の一
    部と上記配管側の開口部の外縁部の一部とが互いに密接
    するように、上記プラグ側の外周部の一部もしくは上記
    配管側の開口部の外縁部の一部に突起部を形成して、上
    記プラグを捩込み、上記配管との接触部を密接させるこ
    とにより溶接部のルートギャップの形成を抑止して、上
    記プラグを上記配管にすみ肉溶接してなることを特徴と
    するすみ肉溶接構造。
  3. 【請求項3】Nb、Vを合金元素として含有する高強度
    フェライト系耐熱鋼よりなる捩込み式検査プラグを、配
    管外面の設定の部位に捩込んだ後、上記プラグをすみ肉
    溶接する溶接構造であって、上記プラグ側の外周部の一
    部と上記配管側の開口部の外縁部の一部とが互いに密接
    するようにテーパー部を形成して、上記プラグを捩込
    み、上記配管との接触部を密接させることにより溶接部
    のルートギャップの形成を抑止して、上記プラグを上記
    配管にすみ肉溶接してなることを特徴とするすみ肉溶接
    構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    すみ肉溶接構造において、上記プラグ材料は、Nb、V
    の合金元素を含有せず、かつ上記配管材料よりも引張強
    度の低いフェライト系耐熱鋼を用いることを特徴とする
    すみ肉溶接構造。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    すみ肉溶接構造において、溶接材料としては、配管材料
    もしくはプラグ材料よりも引張強度の低いフェライト系
    耐熱鋼よりなる溶接材料を用いることを特徴とするすみ
    肉溶接構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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