JP2002113444A - 有機系廃棄物処理装置及び方法並びに蒸気分解用反応器 - Google Patents

有機系廃棄物処理装置及び方法並びに蒸気分解用反応器

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JP2002113444A
JP2002113444A JP2001168445A JP2001168445A JP2002113444A JP 2002113444 A JP2002113444 A JP 2002113444A JP 2001168445 A JP2001168445 A JP 2001168445A JP 2001168445 A JP2001168445 A JP 2001168445A JP 2002113444 A JP2002113444 A JP 2002113444A
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organic waste
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waste
organic
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伸彦 久保田
Tetsuya Hirata
哲也 平田
Tsuneo Ayabe
統夫 綾部
Junichi Sato
順一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有機系廃棄物を短時間で処理できる装置を提
供する。 【解決手段】 有機系廃棄物を破砕機7により細かく砕
き反応器R1〜Rnに提供するとともにボイラー3から
の蒸気により蒸気分解を行う。分解物Bは固気液分離装
置4により液体成分は、液体肥料として系外にだされ、
固形成分は乾燥装置5に供給され乾燥される。その後一
部は、調整装置6にて成分調整され、造粒装置7にて粒
状に成形された分解物Bの固形成分は、粒状肥料として
外部に出荷される。乾燥後の残りは、系外にだされ肥料
原料となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品廃棄物、農業
・畜産廃棄物あるいは漁業廃棄物等の有機系廃棄物を処
理して再利用可能にする有機系廃棄物処理装置及び方法
並びに蒸気分解用反応器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】このよ
うな有機系廃棄物の処理方法としては、例えば発酵処理
を用いて有機系廃棄物を堆肥化する技術が知られてい
る。しかし、この技術の場合、発酵処理を用いるために
処理時間が長いという欠点があり、大量の有機系廃棄物
の処理には適していない。また、この場合、有機系廃棄
物を処理後に肥料として使う場合には滅菌及び不稔化が
必要であるという欠点もある。したがって、このような
発酵処理を用いた処理方法は、有機系廃棄物を短時間か
つ簡単に処理することができない。
【0003】一方、畜産廃棄物は法規制の強化により従
来のように野積みすることができなくなっており、簡便
な処理方法が待望されている。また、農業廃棄物や漁業
廃棄物あるいは間伐処理材等の林業廃棄物については、
各種の処理方法が提案されているが、有効な方法が確立
されていないのが現状である。
【0004】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とするものである。 (1)有機系廃棄物を短時間で処理する。 (2)有機系廃棄物を簡単な工程で処理する。 (3)有機系廃棄物を効率良く処理する。 (4)特に滅菌工程及び不稔化工程を設けることなく有
機系廃棄物を処理する。 (5)比較的小さなエネルギで有機系廃棄物を処理す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、有機系廃棄物処理装置に係わる第1の
手段として、有機系廃棄物を蒸気を用いて蒸気分解する
反応器を具備する手段を採用する。
【0006】有機系廃棄物処理装置に係わる第2の手段
として、上記第1の手段において、反応器に蒸気を供給
する蒸気供給手段を備え、反応器は、蒸気供給手段から
供給された蒸気を用いて有機系廃棄物を蒸気分解すると
いう手段を採用する。
【0007】 有機系廃棄物処理装置に係わる第3の
手段として、上記第1または第2の手段において、蒸気
として水蒸気を用いるという手段を採用する。
【0008】有機系廃棄物処理装置に係わる第4の手段
として、上記第1の手段において、有機系廃棄物が水分
を含む場合、反応器を加熱する加熱手段を備え、反応器
は、加熱によって発生した水蒸気を用いて有機系廃棄物
を蒸気分解するという手段を採用する。
【0009】有機系廃棄物処理装置に係わる第5の手段
として、上記第1〜第4いずれかの手段において、反応
器における処理条件を有機系廃棄物の滅菌条件を満足す
るように設定するという手段を採用する。
【0010】有機系廃棄物処理装置に係わる第6の手段
として、上記第1〜第5いずれかの手段において、反応
器における処理条件を有機系廃棄物に含まれる種子の不
稔化条件を満足するように設定するという手段を採用す
る。
【0011】有機系廃棄物処理装置に係わる第7の手段
として、上記第1〜第6いずれかの手段において、種々
のものが混在した一般廃棄物に含まれる有機系廃棄物を
処理する場合、一般廃棄物から有機系廃棄物を分別する
分別手段と、該分別手段によって分別された有機系廃棄
物を細かく砕いて反応器に供給する破砕手段とを具備す
るという手段を採用する。
【0012】有機系廃棄物処理装置に係わる第8の手段
として、上記第1〜第6いずれかの手段において、有機
系廃棄物のみを処理する場合、有機系廃棄物を細かく砕
いて反応器に供給する破砕手段を具備するという手段を
採用する。
【0013】有機系廃棄物処理装置に係わる第9の手段
として、上記第1〜第8いずれかの手段において、反応
器から得られた分解物を肥料化する肥料化手段を具備す
るという手段を採用する。
【0014】有機系廃棄物処理装置に係わる第10の手
段として、上記第1〜第8いずれかの手段において、反
応器から得られた分解物を燃料化する燃料化手段を具備
するという手段を採用する。
【0015】有機系廃棄物処理装置に係わる第11の手
段として、上記第8の手段において、反応器から得られ
た分解物を乾燥させる乾燥手段を具備するという手段を
採用する。
【0016】一方、本発明では、有機系廃棄物処理方法
に係わる第1の手段として、有機系廃棄物を蒸気を用い
て蒸気分解するという手段を採用する。
【0017】有機系廃棄物処理方法に係わる第2の手段
として、上記第1の手段において、外部から供給された
蒸気を用いて有機系廃棄物を蒸気分解するという手段を
採用する。
【0018】有機系廃棄物処理方法に係わる第3の手段
として、上記第1または第2の手段において、蒸気とし
て水蒸気を用いるという手段を採用する。
【0019】有機系廃棄物処理方法に係わる第4の手段
として、上記第1の手段において、有機系廃棄物が水分
を含む場合には、有機系廃棄物を加熱し、該加熱によっ
て発生した水蒸気を用いて有機系廃棄物を蒸気分解する
という手段を採用する。
【0020】有機系廃棄物処理方法に係わる第5の手段
として、上記第1〜第4いずれかの手段において、蒸気
分解の処理条件を有機系廃棄物の滅菌条件を満足するよ
うに設定するという手段を採用する。
【0021】有機系廃棄物処理方法に係わる第6の手段
として、上記第1〜第5いずれかの手段において、蒸気
分解の処理条件を有機系廃棄物に含まれる種子の不稔化
条件を満足するように設定するという手段を採用する。
【0022】有機系廃棄物処理方法に係わる第7の手段
として、上記第1〜第6いずれかの手段において、種々
のものが混在した一般廃棄物に含まれる有機系廃棄物を
処理する場合は、一般廃棄物から有機系廃棄物を分別
し、該分別によって得られた有機系廃棄物を細かく砕い
た後に蒸気分解するという手段を採用する。
【0023】有機系廃棄物処理方法に係わる第8の手段
として、上記第1〜第6いずれかの手段において、有機
系廃棄物のみを処理する場合は、有機系廃棄物を細かく
砕いた後に蒸気分解するという手段を採用する。
【0024】有機系廃棄物処理方法に係わる第9の手段
として、上記第1〜第8いずれかの手段において、蒸気
分解によって得られた分解物を肥料化処理するという手
段を採用する。
【0025】有機系廃棄物処理方法に係わる第10の手
段として、上記第1〜第8いずれかの手段において、蒸
気分解によって得られた分解物を燃料化処理するという
手段を採用する。
【0026】 有機系廃棄物処理方法に係わる第11
の手段として、上記第8の手段において、蒸気分解によ
って得られた分解物を乾燥処理するという手段を採用す
る。
【0027】さらに、本願発明では、以下のような追加
的な手段を採用する。すなわち、蒸気分解用反応器に係
わる第1の手段として、有機系廃棄物を蒸気を用いて蒸
気分解するという手段を採用する。
【0028】また、蒸気分解用反応器に係わる第2の手
段として、上記第1の手段において、外部の蒸気供給手
段から供給された蒸気を用いて有機系廃棄物を蒸気分解
するという手段を採用する。
【0029】蒸気分解用反応器に係わる第3の手段とし
て、上記第2の手段において、蒸気は水蒸気であるとい
う手段を採用する。
【0030】蒸気分解用反応器に係わる第4の手段とし
て、上記第2の手段において、蒸気供給手段は焼却炉で
あるという手段を採用する。
【0031】蒸気分解用反応器に係わる第5の手段とし
て、上記第1の手段において、有機系廃棄物が水分を含
む場合には、加熱することによって蒸気分解用の水蒸気
を発生するという手段を採用する。
【0032】蒸気分解用反応器に係わる第6の手段とし
て、上記第1〜5いずれかの手段において、有機系廃棄
物を破砕する機能を併せ持つという手段を採用する。
【0033】蒸気分解用反応器に係わる第7の手段とし
て、上記第6の手段において、下部に設けた回転翼を回
転させることにより有機系廃棄物を破砕するという手段
を採用する。
【0034】蒸気分解用反応器に係わる第8の手段とし
て、上記第7の手段において、回転翼は、蒸気分解時に
も回転して有機系廃棄物内に蒸気を混入させるという手
段を採用する。
【0035】蒸気分解用反応器に係わる第9の手段とし
て、上記第1〜第8いずれかの手段において、蒸気分解
によって得られた分解物Bを乾燥する機能をも併せ持つ
という手段を採用する。
【0036】蒸気分解用反応器に係わる第10の手段と
して、上記第9の手段において、蒸気分解に伴う高温環
境下で蒸気を排出することにより分解物Bを乾燥すると
いう手段を採用する。
【0037】蒸気分解用反応器に係わる第11の手段と
して、上記第1〜第10いずれかの手段において、蒸気
分解時の処理条件は、有機系廃棄物の滅菌条件を満足す
るという手段を採用する。
【0038】蒸気分解用反応器に係わる第12の手段と
して、上記第1〜第10いずれかの手段において、蒸気
分解時の処理条件は、有機系廃棄物に含まれる種子の不
稔化条件を満足するという手段を採用する
【0039】さらに、有機系廃棄物処理装置に係わる第
12の手段として、有機系廃棄物を蒸気を用いて蒸気分
解する機能と、下部に設けた回転翼を回転させることに
より有機系廃棄物を破砕する機能と、蒸気分解に伴う高
温環境下で蒸気を排出することにより蒸気分解によって
得られた分解物Bを乾燥する機能とを有する蒸気分解用
反応器と、該蒸気分解用反応器に蒸気を供給する蒸気供
給手段とを具備する手段を採用する。
【0040】有機系廃棄物処理装置に係わる第13の手
段として、上記第12の手段において、蒸気分解用反応
器を複数台カスケード接続するという手段を採用する。
【0041】 有機系廃棄物処理装置に係わる第14の
手段として、上記第12または第13の手段において、
蒸気分解用反応器から排出された蒸気について気液分離
を行う気液分離手段を備えるという手段を採用する。
【0042】有機系廃棄物処理装置に係わる第15の手
段として、上記第12〜第14いずれかの手段におい
て、蒸気分解用反応器は、蒸気分解時に回転翼を回転さ
せて有機系廃棄物内に蒸気を混入させるという手段を採
用する。
【0043】有機系廃棄物処理装置に係わる第16の手
段として、上記第12〜第15いずれかの手段におい
て、蒸気分解用反応器内の処理条件は、有機系廃棄物の
滅菌条件を満足するという手段を採用する。
【0044】有機系廃棄物処理装置に係わる第17の手
段として、上記第12〜第15いずれかの手段におい
て、蒸気分解用反応器の処理条件は、有機系廃棄物に含
まれる種子の不稔化条件を満足するという手段を採用す
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる有機系廃棄物処理装置及び方法並びに蒸気分解用
反応器の実施形態について説明する。
【0046】〔第1実施形態〕まず、本発明の第1実施
形態、つまり有機系廃棄物を肥料化する有機系廃棄物処
理装置及び方法について説明する。図1は、本第1実施
形態に係わる有機系廃棄物処理装置のブロック図であ
る。この図において、符号1は分別装置、2は破砕機、
3はボイラ(蒸気供給手段)、4は固気液分離装置、5
は乾燥装置、6は調整装置、7は造粒装置、またR1〜
Rnは反応器である。なお、これら各構成要素のうち、
固気液分離装置4〜造粒装置7は、本実施形態における
肥料化手段Hを構成するものである。
【0047】分別装置1は、有機系廃棄物に種々のもの
が混在した都市ゴミ(一般廃棄物)から有機系廃棄物の
みを分別するためのものである。例えば、この分別装置
1は、一般廃棄物から金属類、紙類、セラミックス類及
びプラスチック類等を手選別や機械選別の手法を用いて
抽出し、有機系廃棄物としての生ゴミのみを破砕機2に
供給する。破砕機2は、有機系廃棄物を細かく砕くため
のものであり、後段の反応器R1〜Rnにおける効率的
な蒸気分解反応を実現するためのものである。なお、有
機系廃棄物が十分に細かい場合には、破砕機2は不要で
ある。
【0048】上記分別装置1から破砕機2に供給された
有機系廃棄物、及び分別装置1を介することなく破砕機
2に直接投入される農業・畜産廃棄物は、破砕機2によ
って細かく破砕されて処理対象の有機系廃棄物Uとして
反応器R1〜Rnに供給される。ここで、農業・畜産廃
棄物は、わら、籾殻、農産物屑あるいは家畜の屎等、有
機系廃棄物のみからなるものであり、有機系廃棄物に対
して不純物となるものを含まないものである。このよう
な農業・畜産廃棄物は、市場、農協、農家あるいは畜産
農家等から回収され、破砕機2に専用の投入口から直接
投入される。なお、有機系廃棄物のみからなる廃棄物と
しては、上記農業・畜産廃棄物の他に、漁港等の漁業加
工場から排出される加工屑、山林から排出される間伐材
等が考えられる。
【0049】破砕機2は、複数設けられた反応器R1〜
Rnに対して所定の順番で所定量の有機系廃棄物Uを順
次供給するように構成されている。ボイラ3は、破砕機
2による有機系廃棄物Uの供給に同期して各反応器R1
〜Rnに水蒸気を供給するものである。なお、分別装置
1から出力される有機系廃棄物及び農業・畜産廃棄物が
十分に小さい場合には、当然に破砕機2は不要となる。
【0050】反応器R1〜Rnは、ボイラ3から供給さ
れた水蒸気を用いて有機系廃棄物Uを蒸気分解するもの
である。この反応器R1〜Rnにおける蒸気分解の処理
条件は、有機系廃棄物Uを十分に分解する条件として実
験的に予め設定されると共に、有機系廃棄物Uの滅菌条
件及び有機系廃棄物に含まれる種子の不稔化条件をも満
足するように設定されている。上記滅菌条件は、例えば
処理温度:120゜C、処理圧力:1.12気圧、処理
時間:20分である。また、不稔化条件は、タンパク質
が分解を開始する温度、つまり処理温度:80゜C程度
である。
【0051】なお、反応器R1〜Rnにおける処理温度
については、上記80゜Cから水の超臨界温度:374
゜Cの範囲内で、かつ飽和水蒸気圧等を考慮して170
゜C〜180゜C程度が好ましい。また、処理圧力につ
いては、高圧ガス保安法の範疇ではない10気圧未満と
することが好ましい。処理時間については、数時間もあ
れば十分である。
【0052】反応器R1〜Rnから取り出される有機系
廃棄物Uの分解物Bは、有機系廃棄物Uが水蒸気によっ
て半固形状態となったものである。固気液分離装置4
は、このような分解物Bから固形成分のみを分離して乾
燥装置5に供給するものである。また、この固気液分離
装置4は、分解物Bから液体成分を分離し、液体肥料と
して外部に排出するようにも構成されている。また、固
気液分離装置4によって分離された気体は、臭気が問題
となる場合もあるので、ボイラーで処理(燃焼脱臭)す
ることも考えられる。気体中の有機分は、燃料として再
利用される。乾燥装置5は、固気液分離装置4から供給
された分解物Bの固形成分を乾燥させるためのものであ
る。この乾燥装置5は、乾燥状態の固形成分の一部を調
整装置6に供給すると共に、残りを肥料原料として外部
に排出するように構成されている。
【0053】調整装置6は、分解物Bの固形成分の成分
調整を行うためのものである。この調整装置6は、例え
ば硫安や硝安等を肥料として必要な成分として分解物B
の固形成分に添加することにより成分調整を行う。造粒
装置7は、調整装置6によって成分調整された分解物B
の固形成分を粒状に成形するためのものである。造粒装
置7によって粒状とされた分解物Bの固形成分は、粒状
肥料として外部に出荷される。
【0054】次に、このように構成された有機系廃棄物
処理装置の動作について、さらに詳しく説明する。
【0055】回収車によって回収された都市ゴミあるい
は分別装置1にかけられて有機系廃棄物のみが破砕機2
に投入されると共に、回収された農業・畜産廃棄物(有
機系廃棄物)は破砕機2に直接投入される。破砕機2
は、このように投入された有機系廃棄物を細かく砕いた
後に反応器R1〜Rnに供給するが、本反応器R1〜Rn
はバッチ処理を行うようにできているため、予め決めら
れた順番で各反応器R1〜Rnに有機系廃棄物Uを供給
する。
【0056】例えば、破砕機2は、反応器R1→反応器
R2→……→反応器Rnの順番で有機系廃棄物Uを順次供
給する。そして、有機系廃棄物Uが供給されると、各反
応器R1〜Rnにはボイラ3から水蒸気Jがそれぞれ供
給されて封止される。各反応器R1〜Rnにおける処理
時間は数時間に予め決められており、一番最後の反応器
Rnに有機系廃棄物Uを供給した時点において、一番最
初に有機系廃棄物Uが供給された反応器R1については
所定の処理時間が経過するようになっている。
【0057】すなわち、本第1実施形態では、複数の反
応器R1〜Rnを設けることにより、連続処理に近い形
で有機系廃棄物Uを蒸気分解することができる。そし
て、各反応器R1〜Rnの分解物Bは、肥料化手段H
(正確には固気液分離装置4)に順次供給されて粒状肥
料とされる。
【0058】ここで、各反応器R1〜Rnは、数時間に
亘る蒸気分解によって有機系廃棄物Uを十分に半固形状
に処理するので、例えば発酵処理を用いて有機系廃棄物
Uを半固形状に処理する場合に比較して、極めて短時間
で有機系廃棄物Uを処理することが可能である。なお、
発酵処理を用い場合には、少なくとも数日の処理時間を
要する。
【0059】また、上述したように各反応器R1〜Rn
における処理条件は、有機系廃棄物Uの滅菌条件及び有
機系廃棄物Uに含まれる種子の不稔化条件を満足するよ
うに設定されているので、分解物B中に含まれる雑菌は
殆ど死滅すると共に種子は発芽不能状態となる。すなわ
ち、有機系廃棄物Uには、蒸気分解処理の過程で同時に
滅菌処理と不稔化処理が施されるので、本第1実施形態
によれば、これらの処理を別途行う必要がなく、処理工
程が極めて簡単である。
【0060】また、本第1実施形態では、各反応器R1
〜Rnはボイラ3から供給された水蒸気Jを用いて有機
系廃棄物Uを蒸気分解するので、有機系廃棄物Uを反応
器R1〜Rn内に投入し、かつ水蒸気Jを反応器R1〜R
n内に封入後、有機系廃棄物Uは水蒸気Jによって速や
かに分解される。すなわち、本第1実施形態は、分解処
理の立ち上がりが良く、この分、反応時間を短縮するこ
とができる。
【0061】さらに、反応器R1〜Rnの個数及び容量
を調節することにより、大規模化あるいは小規模化する
ことが容易である。すなわち、有機系廃棄物処理装置に
要求される処理能力に応じてシステム規模を容易に可変
することが可能である。
【0062】なお、本第1実施形態は、都市ゴミ及び農
業・畜産廃棄物の両方を処理して肥料化するものである
が、何れか一方の処理専用に構成しても良い。例えば、
農業・畜産廃棄物の処理専用とした場合、分別装置1は
不要となる。一方、都市ゴミの処理専用とした場合に
は、農業・畜産廃棄物用の投入口は不要となる。
【0063】また、有機系廃棄物が蒸気分解反応に十分
な水分を含むものである場合には、上記ボイラ3に代え
て、各反応器R1〜Rnに加熱手段を設け、該加熱手段
の加熱作用によって有機系廃棄物中の水分を気化させて
水蒸気とし、この水蒸気を用いて有機系廃棄物を蒸気分
解することも可能である。この場合、有機系廃棄物を各
反応器R1〜Rnに投入して封止した後の加熱によって
水蒸気を発生させるので、分解処理の立ち上がりは良く
ないが、蒸気分解用の水蒸気を別途用意する必要がない
という利点がある。
【0064】〔第2実施形態〕次に、第2実施形態につ
いて、図2(ブロック図)を参照して説明する。なお、
第2実施形態は、上記分解物Bを燃料化するものであ
り、上記肥料化手段Hに代えて燃料化手段Nを備えるも
のである。以下の説明では、上記第1実施形態と同一の
構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0065】図示するように、燃料化手段Nは、固気液
分離装置4’、乾燥装置5’及び成形装置8から構成さ
れている。固気液分離装置4’は、分解物Bから固形成
分のみを分離して乾燥装置5’に供給するものである。
乾燥装置5’は、固気液分離装置4’から供給された分
解物Bの固形成分を乾燥させて、成形装置8に供給する
ものである。成形装置8は、乾燥装置5’によって乾燥
された分解物Bの固形成分を所定形状の固形燃料に成形
するためのものである。
【0066】このように構成された有機系廃棄物処理装
置によれば、反応器R1〜Rnによる効率的な蒸気分解
処理により、有機系廃棄物Uを効率良く固形燃料化する
ことが可能である。
【0067】〔第3実施形態〕続いて、本発明の第3実
施形態について、図3を参照して説明する。上記第1及
び第2実施形態は、大掛かりなゴミ処理プラント的な性
格を有するものであるが、本第3実施形態は、食品廃棄
物(有機系廃棄物)の発生現場に設置する簡易な最小化
システムであり、分解物Bの後処理を別の場所で行うこ
とを想定したものである。例えば、各種レストラン、コ
ンビニエンス・ストアー、スーパーマーケット、各種宿
泊施設等では、食品廃棄物がある程度まとまって発生す
る。本第3実施形態は、このような食品廃棄物を有効に
再利用するものである。
【0068】すなわち、第3実施形態は、破砕機2’、
ボイラ3’、反応器R及び乾燥装置5”から構成され
る。破砕機2’については、食品廃棄物を細かく砕くも
のであるが、食品廃棄物が比較的小さい場合には省略す
ることが可能である。反応器Rは食品廃棄物を蒸気分解
するものであり、上述した第1及び第2実施形態とは異
なり1台構成である。反応器Rは、発生現場における食
品廃棄物の量に応じた容量のものが選定される。ボイラ
3’は、反応器Rに蒸気分解用の水蒸気Jを供給するも
のであり、反応器Rが1台かつ小容量なので比較的小型
のものである。
【0069】また、本第3実施形態における乾燥装置
5”は、分解物Bの後処理施設への搬送を容易化するた
めのものである。分解物Bに水分が含まれていると、体
積が大きくなり後処理施設への搬送効率が低下すると共
に、取り扱いも容易ではない。これに対して、乾燥装置
5”を用いて分解物Bを乾燥処理することにより、分解
物Bの体積を縮小化することができると共に、搬送時の
取り扱いも容易となる。特に、上述した滅菌条件を満足
するように有機系廃棄物Uを蒸気分解することにより分
解物Bが滅菌処理されるので、分解物Bの搬送時に添加
物の付与等の防菌対策を施す必要がないという利点があ
る。
【0070】このような最小化システムから排出された
乾燥状態の分解物Bは、車両等を用いることにより後処
理施設に搬送され、当該後処理施設において第1実施形
態のように肥料化あるいは第2実施形態のように燃料化
される。
【0071】なお、このような最小化システムを車両に
搭載可能あるいは牽引可能とすることにより、移動自在
としても良い。この場合、最小化システムの機動性が向
上するので、最小化システムの運用の幅が広がる。ま
た、上述したように、ボイラ3’に代えて加熱手段を設
け、有機系廃棄物Uに含まれる水分を水蒸気化して有機
系廃棄物Uを蒸気分解するようにしても良い。
【0072】〔追加実施形態〕次に、本発明に係わる追
加実施形態について説明する。この追加実施形態は、上
述した反応器R1〜Rnの基本機能(蒸気分解機能)に
有機系廃棄物Uを破砕する機能と分解物Bを乾燥する機
能とを兼ね備えた蒸気分解用反応器RAと当該蒸気分解
用反応器RAを用いた有機系廃棄物処理装置に関するも
のである。なお、以下の説明では、上述した各実施形態
と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省
略する。
【0073】図4は、本蒸気分解用反応器RAを用いた
有機系廃棄物処理装置の機能構成を示すブロック図であ
る。本蒸気分解用反応器RAの特徴は、外部から投入さ
れた有機系廃棄物Uをボイラ3(蒸気供給手段)から供
給された水蒸気Jを用いて蒸気分解する機能と、下部に
設けた回転翼aを高速回転させることにより有機系廃棄
物Uを破砕する機能と、蒸気(蒸気分解後の廃蒸気H
J)を気分解に伴う高温環境下で排出することにより蒸
気分解によって得られた分解物Bを乾燥する機能とを備
える点である。
【0074】回転翼aは、有機系廃棄物Uの破砕性能に
加えて、有機系廃棄物U内への水蒸気Jの混入性能をも
考慮した形状設定がなされる。図5は、このような観点
から形状設定された回転翼aの形状例である。この図で
は、パドル型、後退翼パドル型、錨型、タービ
ン型、曲り羽根タービン型、湾曲タービン型及び
ヘリカルリボン型を示している。これら各回転翼aは、
例えば破砕性能のみについて着目するれば、有機系廃棄
物Uの性状つまり有機系廃棄物Uに含まれる塊の大きさ
や形状あるいは堅さ等に応じて選定される。
【0075】また、蒸気分解用反応器RA2は、必要に
応じて設けられるものであり、蒸気分解用反応器RAの
後段にカスケード接続される。すなわち、この蒸気分解
用反応器RA2は、蒸気分解用反応器RAから排出され
た廃蒸気HJを用いて有機系廃棄物Uを蒸気分解するも
のであり、廃蒸気HJを有効活用する観点から設けられ
る。
【0076】このように構成された蒸気分解用反応器R
Aでは、処理対象の有機系廃棄物Uを上部に設けた投入
口bから投入し、回転翼aが回転することにより有機系
廃棄物Uを破砕して細かくした状態で、密閉状態とされ
てボイラ3から水蒸気が導入される。そして、上述した
滅菌条件あるいは不稔化条件等の処理条件下で、有機系
廃棄物Uを蒸気分解するが、この蒸気分解の際にも回転
翼aが低速回転して有機系廃棄物U内に水蒸気が均一に
混入して、蒸気分解が効率良く促進する。
【0077】そして、有機系廃棄物Uが十分に蒸気分解
されて分解物Bとなると、蒸気分解に伴う高温環境下の
まま廃蒸気HJを熱交換機HEを介してコンデンサC
(気液分離手段)に排出する。この高温環境下では分解
物B内の水分は気化して水蒸気となっており、この廃蒸
気HJの排出に伴って分解物Bが乾燥される。この乾燥
状態の分解物Bは、下部に設けられた排出口cから外部
に取り出される。
【0078】廃蒸気HJは、熱交換機HEによって常温
近くまで冷却され、さらにコンデンサCによって気液分
離される。廃蒸気HJの成分は、水蒸気に加えて各種の
炭化水素を含んでおり、コンデンサCによって常温で液
体の成分と気体の成分とが分離される。
【0079】このような有機系廃棄物処理装置によれ
ば、蒸気分解用反応器RAが有機系廃棄物Uを蒸気分解
する機能に加えて、有機系廃棄物Uを破砕する機能及び
分解物Bを乾燥する機能をも備えているので、設置スペ
ースの省スペース化と装置構成の簡略化を実現すること
ができる。例えば、上述した各実施形態に本実施形態に
おける蒸気分解用反応器RAを適用した場合に、破砕機
2,2’及び乾燥装置5,5’,5”を省略することが
できるので、装置構成が簡略化される。
【0080】なお、本実施形態では、蒸気供給手段とし
てボイラ3を用いたが、ボイラ3に代えて小型焼却炉を
用いることが考えられる。例えば有機系廃棄物Uが鶏糞
であった場合、該鶏糞の一部を燃料として小型焼却炉を
運転することにより蒸気を生成することが可能であり、
また、この蒸気を用いて蒸気分解用反応器RAを運転す
ることにより、残りの鶏糞を蒸気分解処理することがで
きる。すなわち、有機系廃棄物Uの一部を燃料として利
用しつつ残りの有機系廃棄物Uを肥料、飼料あるいは土
壌改良材に変換することができる。
【0081】さらに、本有機系廃棄物処理装置を肥料、
飼料あるいは土壌改良材の製造装置として用いるのでは
なく、有機系廃棄物Uの生物処理工程の前処理装置とし
て用いることが考えられる。つまり、微生物による分解
が容易になるように、本有機系廃棄物処理装置を用いて
事前に蒸気分解しておく。これによって、有機系廃棄物
Uの生物処理の適用範囲を広げることができると共に、
処理速度を高速化することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明に係わる有機系廃棄物処理装置及
び方法によれば、以下のような効果を奏する。
【0083】(1)請求項1,12または23記載の発
明によれば、有機系廃棄物を蒸気を用いて蒸気分解する
ので、例えば発酵処理と比較して有機系廃棄物を短時間
かつ簡単に処理することができる。
【0084】(2)請求項2,13または24記載の発
明によれば、外部から供給された蒸気を用いて有機系廃
棄物を蒸気分解するので、例えば有機系廃棄物に添加物
を加えた後に加熱して蒸気(気体)の状態とする場合に
比較して、有機系廃棄物を短時間に処理することができ
る。
【0085】(3)請求項3,14または25記載の発
明によれば、蒸気として水蒸気を用いるので、後処理が
容易である。
【0086】(4)請求項4,15または27記載の発
明によれば、有機系廃棄物が水分を含む場合には、有機
系廃棄物を加熱し、該加熱によって発生した水蒸気を用
いて有機系廃棄物を蒸気分解するので、蒸気分解用の水
蒸気を別途用意する必要がない。
【0087】(5)請求項5,16、34または39記
載の発明によれば、蒸気分解の処理条件を有機系廃棄物
の滅菌条件を満足するように設定するので、別途滅菌処
理を施す必要がなく、例えば有機系廃棄物を発酵処理し
た場合に比較して、処理工程を簡略化することができ
る。
【0088】(6)請求項6,17,35または40記
載の発明によれば、蒸気分解の処理条件を有機系廃棄物
に含まれる種子の不稔化条件を満足するように設定する
ので、有機系廃棄物に含まれる種子による発芽を防止す
ることができる。
【0089】(7)請求項7または18記載の発明によ
れば、種々のものが混在した一般廃棄物に含まれる有機
系廃棄物を処理する場合は、一般廃棄物から有機系廃棄
物を分別し、該分別によって得られた有機系廃棄物を細
かく砕いた後に蒸気分解するので、一般廃棄物から有機
系廃棄物のみを選別して、効率良く熱分解することがで
きる。
【0090】(8)請求項8または19記載の発明によ
れば、有機系廃棄物のみを処理する場合は、有機系廃棄
物を細かく砕いた後に蒸気分解するので、有機系廃棄物
を効率良く蒸気分解することができる。すなわち、有機
系廃棄物を細かくすることにより有機系廃棄物の表面積
が上昇し、よって有機系廃棄物と水蒸気との接触が容易
となり、有機系廃棄物がより短時間で分解処理される。
【0091】(9)請求項9または20記載の発明によ
れば、蒸気分解によって得られた分解物を肥料化処理す
るので、有機系廃棄物を肥料として再利用することがで
きる。また、蒸気分解の処理条件が種子の不稔化条件を
満足するように設定されている場合には、種子が発芽す
ることがないので、雑草の発生等を予防することができ
る。
【0092】(10)請求項10または21記載の発明
によれば、蒸気分解によって得られた分解物を燃料化処
理するので、有機系廃棄物を燃料として再利用すること
ができる。また、この場合、従来の廃棄物の再利用によ
る燃料化に比較して、比較的小さなエネルギで有機系廃
棄物を燃料化することが可能であり、よってエネルギ的
に効率の良い有機系廃棄物の再利用を実現することがで
きる。
【0093】(11)請求項11または22記載の発明
によれば、蒸気分解によって得られた分解物を乾燥処理
するので、分解物(乾燥されたもの)の他所への運搬が
容易である。例えば、有機系廃棄物の発生現場で蒸気分
解による処理を完了し、後処理を他の場所で集中的に行
うような場合に、分解物を乾燥することによって小体積
化かつ搬送時の取り扱いが容易になるので、運搬が容易
となる。また、分解物が滅菌処理されている場合には、
搬送時に菌に対する対応を考慮する必要がないので、さ
らに搬送が容易となる。
【0094】(12)請求項26記載の発明によれば、
蒸気供給手段として焼却炉を用いるので、有機系廃棄物
の一部を焼却炉の燃料とした利用しつつ、残りの有機系
廃棄物を蒸気分解処理することができる。
【0095】(13)請求項28記載の発明によれば、
有機系廃棄物の破砕機能を併せ持つので、別途破砕機を
設ける必要がなく、装置構成を簡略化することができ
る。
【0096】(14)請求項29記載の発明によれば、
下部に設けた回転翼を回転させることにより有機系廃棄
物を破砕するので、有機系廃棄物を効果的に破砕するこ
とができる。
【0097】(15)請求項30または38記載の発明
によれば、回転翼は、蒸気分解時にも回転して有機系廃
棄物内に蒸気を混入させるので、有機系廃棄物の蒸気分
解を効果的に促進させることができる。
【0098】(16)請求項31記載の発明によれば、
蒸気分解によって得られた分解物を乾燥する機能をも併
せ持つので、別途乾燥機を設ける必要がなく、装置構成
を簡略化することができる。
【0099】(17)請求項32記載の発明によれば、
蒸気分解に伴う高温環境下で蒸気を排出することにより
分解物Bを乾燥するので、簡単な方法で分解物を乾燥す
ることができる。
【0100】 (18)請求項35記載の発明によれ
ば、有機系廃棄物を蒸気を用いて蒸気分解する機能と、
下部に設けた回転翼を回転させることにより有機系廃棄
物を破砕する機能と、蒸気分解に伴う高温環境下で蒸気
を排出することにより蒸気分解によって得られた分解物
を乾燥する機能とを有する蒸気分解用反応器と、該蒸気
分解用反応器に蒸気を供給する蒸気供給手段とを具備す
るので、蒸気供給手段から供給された蒸気を用いて有機
系廃棄物を短時間かつ簡単に蒸気分解処理することがで
きる。
【0101】 (19)請求項36記載の発明によれ
ば、蒸気分解用反応器を複数台カスケード接続するの
で、前段の蒸気分解用反応器から排出された蒸気を後段
の蒸気分解用反応器における蒸気分解に有効活用するこ
とができる。
【0102】 (20)請求項37記載の発明によれ
ば、蒸気分解用反応器から排出された蒸気について気液
分離を行う気液分離手段を備えるので、蒸気分解後の蒸
気をそのまま廃棄して良いものとそうでないものとに分
離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わる有機系廃棄物
処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係わる有機系廃棄物
処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第3実施形態に係わる有機系廃棄物
処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の追加実施形態に係わる有機系廃棄物
処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の追加実施形態における回転翼の形状
例を示す図である。
【符号の説明】
1……分別装置 2……破砕機 3……ボイラ(蒸気供給手段) 4……固気液分離装置 5……乾燥装置 6……調整装置 7……造粒装置 8……成形装置 U……有機系廃棄物 J……水蒸気 B……分解物 R1〜Rn……反応器 H……肥料化手段 N……燃料化手段 RA,RA2……蒸気分解用反応器 a……回転翼 b……投入口 c……排出口 C……コンデンサ(気液分離手段) HE……熱交換機 HJ……廃蒸気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 17/02 B09B 3/00 303M 303Z Z 5/00 L (72)発明者 綾部 統夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 佐藤 順一 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター技術開発本部内 Fターム(参考) 4D004 AA03 AA04 AA12 AA46 BA03 BA04 CA04 CA07 CA13 CA22 CA34 CA42 CA46 CB13 CB26 CB31 CC01 DA03 DA06 DA07 DA20 4D065 CA06 CB03 CB07 CC04 EB20 ED22 ED31 ED32 4D067 DD02 DD07 DD11 GA20 GB03 4H061 AA02 AA03 CC32 CC36 CC42 CC55 FF02 FF08 GG13 GG18 GG43 GG54 GG67 GG68

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機系廃棄物(U)を蒸気を用いて蒸気
    分解する反応器(R1〜Rn)を具備することを特徴とす
    る有機系廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 反応器(R1〜Rn)に蒸気を供給する蒸
    気供給手段(3)を備え、反応器(R1〜Rn)は、蒸気
    供給手段(3)から供給された蒸気を用いて有機系廃棄
    物(U)を蒸気分解することを特徴とする請求項1記載
    の有機系廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 蒸気は、水蒸気(J)であることを特徴
    とする請求項1または2記載の有機系廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 有機系廃棄物(U)が水分を含む場合、
    反応器(R1〜Rn)を加熱する加熱手段を備え、反応器
    (R1〜Rn)は、加熱によって発生した水蒸気を用いて
    有機系廃棄物(U)を蒸気分解することを特徴とする請
    求項1記載の有機系廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 反応器(R1〜Rn)における処理条件
    は、有機系廃棄物(U)の滅菌条件を満足することを特
    徴とする請求項1〜4いずれかに記載の有機系廃棄物処
    理装置。
  6. 【請求項6】 反応器(R1〜Rn)における処理条件
    は、有機系廃棄物(U)に含まれる種子の不稔化条件を
    満足することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載
    の有機系廃棄物処理装置。
  7. 【請求項7】 種々のものが混在した一般廃棄物に含ま
    れる有機系廃棄物(U)を処理する場合、一般廃棄物か
    ら有機系廃棄物(U)を分別する分別手段(1)と、該
    分別手段(1)によって分別された有機系廃棄物(U)
    を細かく砕いて反応器(R1〜Rn)に供給する破砕手段
    (2)とを具備することを特徴とする請求項1〜6いず
    れかに記載の有機系廃棄物処理装置。
  8. 【請求項8】 有機系廃棄物(U)のみを処理する場
    合、有機系廃棄物(U)を細かく砕いて反応器(R1〜
    Rn)に供給する破砕手段(2)を具備することを特徴
    とする請求項1〜6いずれかに記載の有機系廃棄物処理
    装置。
  9. 【請求項9】 反応器(R1〜Rn)から得られた分解物
    (B)を肥料化する肥料化手段(H)を具備することを
    特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の有機系廃棄物
    処理装置。
  10. 【請求項10】 反応器(R1〜Rn)から得られた分解
    物(B)を燃料化する燃料化手段(N)を具備すること
    を特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の有機系廃棄
    物処理装置。
  11. 【請求項11】 反応器(R1〜Rn)から得られた分解
    物(B)を乾燥させる乾燥手段(5”)を具備すること
    を特徴とする請求項8記載の有機系廃棄物処理装置。
  12. 【請求項12】 有機系廃棄物(U)を蒸気を用いて蒸
    気分解することを特徴とする有機系廃棄物処理方法。
  13. 【請求項13】 外部から供給された蒸気を用いて有機
    系廃棄物(U)を蒸気分解することを特徴とする請求項
    12記載の有機系廃棄物処理方法。
  14. 【請求項14】 蒸気は、水蒸気であることを特徴とす
    る請求項12または13記載の有機系廃棄物処理方法。
  15. 【請求項15】 有機系廃棄物(U)が水分を含む場合
    には有機系廃棄物(U)を加熱し、該加熱によって発生
    した水蒸気を用いて有機系廃棄物(U)を蒸気分解する
    ことを特徴とする請求項12記載の有機系廃棄物処理方
    法。
  16. 【請求項16】 蒸気分解の処理条件は、有機系廃棄物
    (U)の滅菌条件を満足することを特徴とする請求項1
    2〜15いずれかに記載の有機系廃棄物処理方法。
  17. 【請求項17】 蒸気分解の処理条件は、有機系廃棄物
    (U)に含まれる種子の不稔化条件を満足することを特
    徴とする請求項12〜16いずれかに記載の有機系廃棄
    物処理方法。
  18. 【請求項18】 種々のものが混在した一般廃棄物に含
    まれる有機系廃棄物(U)を処理する場合は、一般廃棄
    物から有機系廃棄物(U)を分別し、該分別によって得
    られた有機系廃棄物(U)を細かく砕いた後に蒸気分解
    することを特徴とする請求項12〜17いずれかに記載
    の有機系廃棄物処理方法。
  19. 【請求項19】 有機系廃棄物(U)のみを処理する場
    合は、有機系廃棄物(U)を細かく砕いた後に蒸気分解
    することを特徴とする請求項12〜17いずれかに記載
    の有機系廃棄物処理方法。
  20. 【請求項20】 蒸気分解によって得られた分解物
    (B)を肥料化処理することを特徴とする請求項12〜
    19いずれかに記載の有機系廃棄物処理方法。
  21. 【請求項21】 蒸気分解によって得られた分解物
    (B)を燃料化処理することを特徴とする請求項12〜
    19いずれかに記載の有機系廃棄物処理方法。
  22. 【請求項22】 蒸気分解によって得られた分解物
    (B)を乾燥処理することを特徴とする請求項19記載
    の有機系廃棄物処理方法。
  23. 【請求項23】 有機系廃棄物(U)を蒸気を用いて蒸
    気分解する、ことを特徴とする蒸気分解用反応器。
  24. 【請求項24】 外部の蒸気供給手段(3)から供給さ
    れた蒸気を用いて有機系廃棄物(U)を蒸気分解する、
    ことを特徴とする請求項23記載の蒸気分解用反応器。
  25. 【請求項25】 蒸気は水蒸気(J)である、ことを特
    徴とする請求項23または24記載の蒸気分解用反応
    器。
  26. 【請求項26】 蒸気供給手段(3)は焼却炉である、
    ことを特徴とする請求項24記載の蒸気分解用反応器。
  27. 【請求項27】 有機系廃棄物(U)が水分を含む場合
    には、加熱することによって蒸気分解用の水蒸気を発生
    する、ことを特徴とする請求項23記載の蒸気分解用反
    応器。
  28. 【請求項28】 有機系廃棄物(U)を破砕する機能を
    併せ持つ、ことを特徴とする請求項23〜27いずれか
    に記載の蒸気分解用反応器。
  29. 【請求項29】 下部に設けた回転翼(a)を回転させ
    ることにより有機系廃棄物(U)を破砕する、ことを特
    徴とする請求項28記載の蒸気分解用反応器。
  30. 【請求項30】 回転翼(a)は、蒸気分解時にも回転
    して有機系廃棄物(U)内に蒸気を混入させる、ことを
    特徴とする請求項29記載の蒸気分解用反応器
  31. 【請求項31】 蒸気分解によって得られた分解物Bを
    乾燥する機能をも併せ持つ、ことを特徴とする請求項2
    3〜30いずれかに記載の蒸気分解用反応器。
  32. 【請求項32】 蒸気分解に伴う高温環境下で蒸気を排
    出することにより分解物Bを乾燥する、ことを特徴とす
    る請求項31記載の蒸気分解用反応器。
  33. 【請求項33】 蒸気分解時の処理条件は、有機系廃棄
    物(U)の滅菌条件を満足する、ことを特徴とする請求
    項23〜32いずれかに記載の蒸気分解用反応器。
  34. 【請求項34】 蒸気分解時の処理条件は、有機系廃棄
    物(U)に含まれる種子の不稔化条件を満足する、こと
    を特徴とする請求項23〜32いずれかに記載の蒸気分
    解用反応器。
  35. 【請求項35】 有機系廃棄物(U)を蒸気を用いて蒸
    気分解する機能と、下部に設けた回転翼(a)を回転さ
    せることにより有機系廃棄物(U)を破砕する機能と、
    蒸気分解に伴う高温環境下で蒸気を排出することにより
    蒸気分解によって得られた分解物Bを乾燥する機能とを
    有する蒸気分解用反応器(RA)と、 該蒸気分解用反応器(RA)に蒸気を供給する蒸気供給
    手段(3)と、 を具備するを特徴とする有機系廃棄物処理装置。
  36. 【請求項36】 蒸気分解用反応器(RA)を複数台カ
    スケード接続する、ことを特徴とする請求項35記載の
    有機系廃棄物処理装置。
  37. 【請求項37】 蒸気分解用反応器(RA)から排出さ
    れた蒸気について気液分離を行う気液分離手段(C)を
    備える、ことを特徴とする請求項35または36記載の
    有機系廃棄物処理装置。
  38. 【請求項38】 蒸気分解用反応器(RA)は、蒸気分
    解時に回転翼()を回転させて有機系廃棄物(U)内に
    蒸気を混入させる、ことを特徴とする請求項35〜37
    いずれかに記載の有機系廃棄物処理装置。
  39. 【請求項39】 蒸気分解用反応器(RA)内の処理条
    件は、有機系廃棄物(U)の滅菌条件を満足する、こと
    を特徴とする請求項35〜38いずれかに記載の有機系
    廃棄物処理装置。
  40. 【請求項40】 蒸気分解用反応器(RA)の処理条件
    は、有機系廃棄物(U)に含まれる種子の不稔化条件を
    満足する、ことを特徴とする請求項36〜38いずれか
    に記載の有機系廃棄物処理装置。
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