JP2002113049A - 自走式車椅子 - Google Patents

自走式車椅子

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JP2002113049A
JP2002113049A JP2000312314A JP2000312314A JP2002113049A JP 2002113049 A JP2002113049 A JP 2002113049A JP 2000312314 A JP2000312314 A JP 2000312314A JP 2000312314 A JP2000312314 A JP 2000312314A JP 2002113049 A JP2002113049 A JP 2002113049A
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self
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wheelchair
seat
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Shigenori Inasaka
重則 稲坂
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INASAKA GEAR Manufacturing CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体を支えにして後方から歩行しながら操縦
することも、座席に座って操縦することもでき、操向操
作なしに意図しない方向に走行する心配が無く、前後の
操縦装置の切換は容易な自走式車椅子を提供すること。 【解決手段】 車体2に座席3、左右の駆動輪4a,4
b及び駆動輪4a,4bを駆動するモータを搭載し、座
席3の前方に第1の操縦装置7を、後方に第2の操縦装
置8をそれぞれ設け、第2の操縦装置8は操向ハンドル
を備え、操向ハンドルを操作位置に引き出すことによ
り、第2の操縦装置8からの走行操向制御系が操作可能
となって、第1の操縦装置7からの走行操向制御系が切
断され、操向ハンドル20を折り畳むことにより、第2
の操縦装置8からの走行操向制御系が切断されて、第1
の操縦装置7からの走行操向制御系が操作可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者、高齢
者、病弱者等を乗せ、モータで駆動して走行する自走式
車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会において、高齢者が健康を保
ち、いつまでも自力で日常生活を営めることが万人の望
むところである。近年、高齢者等を載せて電動で走行す
る自走式車椅子が普及し、これにより、高齢者や病弱者
が屋外に出て、他者の援助を必要とせず移動できるよう
になりつつある。ところで、一般的な自走式車椅子は、
座席に座った高齢者等が操縦できるように、座席の前方
にスイッチ、操向ハンドル等の操縦装置が配置されてい
た。しかし、高齢者や病弱者が身体の衰えを防ぐために
は、歩くことが最も重要な運動となるが、上記従来の自
走式車椅子のように、座席の前方のみに1組の操縦装置
を設置しただけでは、車椅子を後方から操縦して歩行す
ることができず、歩行を助ける補助具として用いること
はできなかった。
【0003】また、操縦ハンドル、座席から成る操縦部
を備えた車体を、操向前輪と駆動後輪とによって走行可
能とし、車体の後方から操縦可能な補助操縦部を設ける
と共に、この補助操縦部を使用した場合の最高走行速度
を、操縦部を使用した場合の最高走行速度よりも遅くし
た小型電動車が特開平4−145803号公報に開示さ
れている。しかし、このものは、後方の補助操縦部の使
用時にも、前方の操縦部のハンドルによる操向操作は、
これを固定しない限り可能であるため、ハンドル固定操
作を忘れると、歩行しながら後方の補助操縦部を操作し
ている時に、道路の凹凸等により前方の操縦ハンドルが
振れて、意図しない方向に電動車が走行する虞がある。
【0004】また、逆に、後方の補助操縦部を取り付け
たまま走行すると、その第2アクセルレバーに何かが接
触したときに、その操作が優先されて電動車の速度が変
わってしまう心配がある。そして、前方の操縦ハンドル
と後方のハンドルとが連動するよう連結されているた
め、前方の操縦ハンドル或いは後方のハンドルが振れる
と、非力な病弱者や高齢者では他方のハンドルをコント
ロールすることが困難である。さらに、後方の補助操縦
部は着脱自在であるとはいえ、座席に座る度に補助操縦
部を取り外すと共に、歩きながら運転する時にこの補助
操縦部を取り付けるのは面倒であるばかりか、取り外し
た部品は紛失しやすいという欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、車体を支
えにして後方から歩行しながら操縦することも、座席に
座って操縦することもでき、操向操作なしに意図しない
方向に走行する心配が無く、前後の操縦装置の切換が容
易な自走式車椅子を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自走式車椅子
は、車体に座席及び左右の駆動輪を設置すると共に、該
駆動輪を駆動するモータを搭載し、座席の前方に第1の
操縦装置を設け、座席の後方に第2の操縦装置を設けて
成り、該第2の操縦装置は折り畳み可能な操向ハンドル
を備え、この操向ハンドルを操作位置に引き出すことに
より、第2の操縦装置とモータとを連結する走行操向制
御系が操作可能となって、第1の操縦装置とモータとを
連結する走行操向制御系が切断され、操向ハンドルを非
操作位置に折り畳むことにより、第2の操縦装置とモー
タとを連結する走行操向制御系が切断されて、第1の操
縦装置とモータとを連結する走行操向制御系が操作可能
となる。
【0007】座席に座った時は第1の操縦装置によって
操縦し、自走式車椅子に掴まりながら歩く場合は第2の
操縦装置によって操縦し、一方の操縦装置で操縦してい
る状態では、他方の操縦装置から走行操向制御系が切断
されて、この他方の操縦装置が何かにぶつかっても、操
縦に影響を及ぼさない。第2の操縦装置の操向ハンドル
を操作位置に引き出したり、非操作位置に折り畳むこと
により、第1の操縦装置と第2の操縦装置とが簡単に切
り替わりる。第2の操縦装置の操向ハンドルを折り畳み
自在としたことにより、座席に座って操縦する際に後方
の操向ハンドルが周囲の邪魔にならない。
【0008】第1及び第2の操縦装置とモータとを連結
する走行操向制御系は、それぞれ左右の駆動輪の回転数
を変えることにより操向制御しても良い。第2の操縦装
置により走行する際の最高速度を、第1の操縦装置によ
り走行する際の最高速度の40〜60%とすることがで
きる。この構成により、後方から歩行しながら操縦する
場合に、自走式車椅子が歩行速度よりも速く走行するの
を防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は、本発明の第1の
実施形態を示す。図1乃至図3に示すように、自走式車
椅子1は、車体2に座席3、左右1対の駆動後輪4a,
4b及び従動前輪5,5を設置すると共に、駆動後輪4
a,4bをそれぞれ駆動するモータM1,M2(図4)
を搭載し、座席3の前方に第1の操縦装置7を設け、座
席3の後方に第2の操縦装置8を設けて成る。
【0010】車体2は、フレーム9とシャーシ10とか
ら成り、その内部にバッテリ6(図8)、図示しない充
電器、モータM1,M2及びモータM1,M2の出力軸
にそれぞれ連結された減速機11a,11b(図4)が
内蔵され、シャーシ10の上部には座席3が設置されて
いる。また、フレーム9の前端にはバンパーを兼ねる足
載せ台12が装着され、足載せ台12から上方にブレー
キペダル13が突設している。このブレーキペダル13
は、減速機11a,11bに内蔵されたブレーキを操作
する停止レバー28に接続されている。さらに、座席3
の後方において、フレーム9から上方に支持枠14が立
設されると共に、支持枠14の前面に背もたれ15が装
着される。
【0011】支持枠14の側面中間部には、前方に向け
て肘掛け16が張り出され、この肘掛け16の前端部に
第1の操縦装置7が設置されている。また、支持枠14
の後面上端部に第2の操縦装置8が設置されている。さ
らに、フレーム9の両側前寄りには、左右の従動前輪
5,5が偏心支持部材17を介して揺動及び回動自在に
装着されている。第1の操縦装置7は、図6に示すよう
に、基台18の上面にスイッチSW1が設けられると共
に、操向レバー19が前後左右に傾動可能に立設されて
成る。
【0012】自走式車椅子1は、操向レバー19を前方
に傾けると前進し、後方に傾けると後退し、前方或いは
後方に傾けた状態で左右側方に倒すと、左右に向きを変
えて走行するようになっている。また、操向レバー19
は直立するよう付勢され、操向レバー19から手を離す
と、操向レバー19が自動的に直立して自走式車椅子1
は停止する。さらに、前進・後退の場合は操向レバー1
9の傾斜角度が大きいほど走行速度が速くなり、操向レ
バー19の左右への傾斜角度が大きいほど、走行方向が
急角度で側方に曲がるようになっている。なお、モータ
M1,M2を駆動制御する制御装置25(図8)によっ
て、第1の操縦装置7を用いた場合の前進の最高速度は
約6km/hに、後退の最高速度はその1/3程度に制限
されている。また、スイッチSW1は、第1の操縦装置
7とモータM1,M2とを連結する走行操向制御系の開
閉を切り換えるスイッチである。
【0013】第2の操縦装置8は、操向ハンドル20
と、操向ハンドル20の上面前部に装着された操作盤2
1と、操向ハンドル20の先端部下方に、これと平行に
設けられた把持杆22とから成り、図7に示すように、
操作盤21の上面には、第2の操縦装置8とモータM
1,M2とを連結する走行操向制御系の開閉スイッチで
あるスイッチSW2及び速度レバー23が設けられてい
る。操向ハンドル20は、図1に示すように、支持枠1
4の後面に立設された回動軸24の上端から水平方向後
方に、左右側方へ回動可能に張り出しており、この操向
ハンドル20を回転させると回動軸24が回動し、その
回動した側に自走式車椅子1が走行するようになってい
る。
【0014】また、操向ハンドル20は、水平に張り出
す操作位置から下方の非操作位置に折り畳むことがで
き、操向ハンドル20を操作位置に引き出すと、第2の
操縦装置からの走行操向制御系に設けられたリミットス
イッチLSW(図8)が閉じ、図5に示すように、操向
ハンドル20を非操作位置に納めるとリミットスイッチ
LSWが開くようになっている。速度レバー23は操作
盤21に形成されたスリットに沿って左右側方へ移動可
能であり、図7に示すように、中央部のニュートラル位
置にある時は自走式車椅子1が停止し、右側に移動させ
ると自走式車椅子1が前進すると共に、左側に移動させ
ると後退し、速度レバー23をニュートラル位置から遠
くに移動させるほど、自走式車椅子1の走行速度が速く
なるようになっている。なお、第2の操縦装置8を用い
た場合の前進の最高速度は、第1の操縦装置7による最
高速度の40〜60%、望ましくは約3km/hに規制さ
れ、後退の場合の最高速度はその1/3程度となってい
る。
【0015】把持杆22は、操向ハンドル20に接離自
在に設けられると共に、操向ハンドル20から離れる方
向に付勢されている。そして、第2の操縦装置8により
操縦する際に、操向ハンドル20の先端及び把持杆22
を握って把持杆22を操向ハンドル20に近づけると、
第2の操縦装置からの走行操向制御系に設けられたスイ
ッチSW3(図8)が閉じ、操向ハンドル20及び把持
杆22を放すと、把持杆22が操向ハンドル20から離
れて、SW3が開くようになっている。また、図2O及
び図3に示すように、操向ハンドル20の側面には、ブ
レーキレバー26が設けられ、このブレーキレバー26
は減速器11a,11bの停止レバー28に接続されて
いる。
【0016】図8に示すように、モータM1,M2を駆
動制御する走行操向制御系とバッテリー6との間には、
メインスイッチMSWが介在されている。また、第2の
操縦装置8のリミットスイッチLSW、スイッチSW2
及びリレーRLAがこの順で直列に接続されると共に、
直列に接続されたスイッチSW1及びブザーBZがリレ
ーRLAと並列に接続されている。そして、メインスイ
ッチMSW、リミットスイッチLSW及びスイッチSW
2が閉じるとリレーAが作動し、この状態で第1の操縦
装置7のスイッチSW1が閉じると、ブザーBZによる
警告音が鳴るようになっている。
【0017】さらに、リレーRLAが作動したときに開
く常閉接点C1と、スイッチSW1とリレーRLBとが
直列に接続される。従って、リレーRLAが作動してお
らず、常閉接点C1が閉じた状態でスイッチSW1が閉
じると、リレーRLBが作動するようになっている。一
方、リレーRLAが作動して常閉接点C1が開いている
ときには、スイッチSW1を閉じても、リレーRLBは
作動しない。
【0018】また、バッテリー6は、リレーRLAが作
動したときに閉じる常開接点C2及びスイッチSW3を
介してモータM1,M2の制御装置25に接続されると
共に、リレーRLAが作動したときに開く常閉接点C3
及びリレーRLBが作動した時に閉じる常開接点C4を
介して制御装置25に接続されている。このため、メイ
ンスイッチMSWを入れた後に、リミットスイッチLS
W及びスイッチSW2が閉じて、リレーRLAが作動し
た結果、常開接点C2が閉じ、さらにスイッチSW3を
閉じると、モータM1,M2の制御装置25は第2の操
縦装置8の回動軸24及び速度レバー23により操作可
能となる。
【0019】ところが、この状態では、常閉接点C1が
開いているため、スイッチSW1を閉じても、リレーR
LBは作動せず、この結果、第1の操縦装置7による操
作は不能となる。そして、リミットスイッチLSW及び
スイッチSW2のいずれかが開いて、リレーRLAが作
動していない場合のみに、スイッチSW1を閉じるとリ
レーRLBが作動し、常閉接点C3及び常開接点C4が
閉じて、モータM1,M2の制御装置25は第1の操縦
装置7の操向レバー19により操作可能となる。
【0020】なお、制御装置25は、第1の操縦装置7
の操向レバー19を側方へ倒した時、又は、第2の操縦
装置8の操向ハンドル20を側方へ回転させて回動軸2
4を回動させた時に、左右のモータM1,M2に回転差
を与えて、左右の駆動後輪4a,4bの回転数を互いに
相違させ、これにより、自走式車椅子1を操向制御す
る。また、操向レバー19の傾斜角度及び操向ハンドル
20の回転角度が大きいほど左右の駆動後輪4a,4b
の回転数の差を大きくして、自走式車椅子1を急角度で
旋回させるようになっている。さらに、図4に示すよう
に、減速機11a,11bには、自走式車椅子1を牽引
する際等に、駆動後輪4a,4bへの動力伝達を切断す
るための手動レバー27がそれぞれ設けられる。
【0021】この自走式車椅子1に人を座らせて介助者
が押す場合、或いは、自走式車椅子1を支えにしてその
後方から歩行する場合には、適宜位置に設置されたメイ
ンスイッチMSWを閉じてから、第2の操縦装置8の操
向ハンドル20を水平に起こしてリミットスイッチLS
Wを閉じると共に、スイッチSW2を閉じる。この時、
第1の操縦装置7のスイッチSW1が閉じていても、第
1の操縦装置7による操縦はできず、ブザーBZが鳴っ
て警告を発する。
【0022】次いで、速度レバー23を調節して前後進
及び走行スピードを決定してから、操向ハンドル20の
先端及び把持杆22を握りしめてスイッチSW3を閉じ
ると、自走式車椅子1が走行し、把持杆22を開放する
とスイッチSW3が開いて自走式車椅子1は停止する。
そして、走行中、操向ハンドル20を左右に回転させる
と、その回転角に応じて自走式車椅子1の進行方向が変
わる。なお、危険がある時等に自走式車椅子1を急激に
停止させるには、操向ハンドル20に設けたブレーキレ
バー26を操作すればよい。
【0023】自走式車椅子1に座って走行する場合は、
メインスイッチMSWを閉じた状態で、第2の操縦装置
8の操向ハンドル20を下方の非操作位置に折り畳む
と、リミットスイッチLSWが開いて、第2の操縦装置
8による操縦が不能となる。この状態で、第1の操縦装
置7のスイッチSW1を閉じ、操向レバー19を進みた
い方向及びスピードによって任意の側に任意の角度だけ
倒すと、自走式車椅子1が走行し、操向レバー19を直
立させると、自走式車椅子1は停止する。自走式車椅子
1に座って、これを急激に停止させるには、ブレーキペ
ダル13を踏めばよい。
【0024】図9は、本発明の第2の実施形態を示す。
車体2には1台のモータM3が搭載され、モータM3が
差動装置付きの減速器11cを介して左右の駆動輪4
a,4bに接続されている。また、減速器11cと左右
の駆動輪4a,4bとの間には、それぞれブレーキ29
a,29bが介在されている。そして、第1の操縦装置
7の操向レバー19を側方に倒すか、或いは、第2の操
縦装置8の操向ハンドル20を左右に回転させることに
よって、左右のブレーキ29a,29bを電気的又は機
械的に操作して、左右の駆動輪4a,4bの回転数を増
減による操向制御を行う。
【0025】また、自走式車椅子1を牽引する際等に
は、減速機11cに設けた手動レバー27で、駆動輪4
a,4bへの動力伝達を遮断できる。その他の構成は、
第1の実施形態とほぼ同様なので、同一部分に同一符号
を付して、詳細な説明を省略する。なお、上記第1の実
施形態及び第2の実施形態において、スイッチ、ハンド
ル、レバー等の操作装置の形状、形態は適宜変更するこ
とができる。また、車体や座席の構造も図示のものに限
定されない。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第2の操
縦装置を握って操縦しながら後方から歩行し、疲れたら
座席に座って第1の操縦装置により操縦することができ
るので、高齢者や病弱者でも安心して外出することが可
能となり、歩行による運動を行うことができる。また、
歩行しながら後方の第2の操縦装置により操縦している
ときは、前方の第1の操縦装置によって操縦することが
できず、逆に、座席に座って第1の操縦装置で操縦して
いるときは、後方の第1の操縦装置によって操縦するこ
とができないので、使用していない操縦装置に何かがぶ
つかっても、勝手に車椅子が暴走したり、進行方向が変
わる心配が無い。
【0027】さらに、座席に座って操縦する際には、不
要な操向ハンドルが非操作位置に折り畳まれているの
で、周囲の邪魔にならない。また、座席に座ったり、後
方から押す場合に、その都度第2の操縦装置を着脱する
必要が無く、使用者の手間を省くと共に、部品の紛失を
防止することができる。請求項2に係る発明によれば、
車輪の振れによる進行方向のぶれが起こりにくく、安定
した操向性が得られる。請求項3に係る発明によれば、
第2の操縦装置により操縦している時には、歩行速度に
応じた低速度で自走するので、歩行中の高齢者等が引き
ずられる心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る自走式車椅子の
側面図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の平面図
【図4】駆動後輪及びモータの平面図
【図5】第1の操縦装置を操作する際の自走式車椅子の
側面図
【図6】第1の操縦装置の斜視図
【図7】第2の操縦装置の操作盤の平面図
【図8】第1の実施形態に係る自走式車椅子の回路図
【図9】第2の実施形態に係る駆動後輪及びモータの平
面図
【符号の説明】
1 自走式車椅子 2 車体 3 座席 4a,4b 駆動後輪 5 従動前輪 6 バッテリー 7 第1の操縦装置 8 第2の操縦装置 9 フレーム 10 シャーシ 11a,11b,11c 減速機 12 足載せ台 13 ブレーキペダル 14 支持枠 15 背もたれ 16 肘掛け 17 支持部材 18 基台 19 操向レバー 20 操向ハンドル 21 操作盤 22 把持杆 23 速度レバー 24 回動軸 25 制御装置 26 ブレーキレバー 27 手動レバー 28 停止レバー 29a,29b ブレーキ M1,M2,M3 モータ MSW メインスイッチ LSW リミットスイッチ SW1,SW2,SW3 スイッチ BZ ブザー RLA リレー RLB リレー C1 常閉接点 C2 常開接点 C3 常閉接点 C4 常開接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に座席及び左右の駆動輪を設置する
    と共に、前記駆動輪を駆動するモータを搭載し、前記座
    席の前方に第1の操縦装置を設け、前記座席の後方に第
    2の操縦装置を設けた自走式車椅子において、前記第2
    の操縦装置は操向ハンドルを備え、該操向ハンドルを操
    作位置に引き出すことにより、前記第2の操縦装置とモ
    ータとを連結する走行操向制御系が操作可能となって、
    前記第1の操縦装置とモータとを連結する走行操向制御
    系が切断され、前記操向ハンドルを非操作位置に折り畳
    むことにより、前記第2の操縦装置とモータとを連結す
    る走行操向制御系が切断されて、前記第1の操縦装置と
    モータとを連結する走行操向制御系が操作可能となるこ
    とを特徴とする自走式車椅子。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の操縦装置とモータと
    を連結する走行操向制御系は、それぞれ前記左右の駆動
    輪の回転数を変えることにより操向制御することを特徴
    とする請求項1に記載の自走式車椅子。
  3. 【請求項3】 前記第2の操縦装置により走行する際の
    最高速度を、第1の操縦装置により走行する際の最高速
    度の40〜60%とした請求項1又は2に記載の自走式
    車椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102670360A (zh) * 2012-03-31 2012-09-19 金华爱司米电气有限公司 双模式电动轮椅车及其使用方法
CN104434428A (zh) * 2014-11-07 2015-03-25 济宁中科先进技术研究院有限公司 新型的智能轮椅
JP2020011033A (ja) * 2018-07-04 2020-01-23 株式会社ジェイテクト 歩行支援装置

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