JP2002109639A - 決済システム - Google Patents

決済システム

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JP2002109639A
JP2002109639A JP2000297747A JP2000297747A JP2002109639A JP 2002109639 A JP2002109639 A JP 2002109639A JP 2000297747 A JP2000297747 A JP 2000297747A JP 2000297747 A JP2000297747 A JP 2000297747A JP 2002109639 A JP2002109639 A JP 2002109639A
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account
card
transaction amount
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Masahito Mori
雅人 守
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少額取引を行うときに、店舗が不利益を被る
ことなくデビットカード決済をできるようにする。 【解決手段】 本発明の決済システムでは、端末装置
は、取引額での利益が、取引額の決済のために必要な費
用を考慮して定まる所定の値より少ないか否かを判断
し、決済装置は、利益が所定の値より少ないと判断され
たときに、所定の値の利益を生ずるために必要な最少取
引額を所有者の口座から引き落とし、また、最少取引額
から費用を差し引いた差引残額を店舗の口座に振り込
み、さらに、費用を精算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関により発
行されたカードを用いた取引での取引額を決済する決済
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の商取引では、現金やクレジットカ
ードによる従来と同様な決済に加えて、デビットカード
決済が普及しつつある。デビットカード決済では、銀行
や郵便局等の金融機関に口座を持ちかつその口座のキャ
ッシュカードを所有する者(以下、単に「カード所有
者」という。)は、デビットカード決済の事業に参加し
ている百貨店や商店等の店舗で商品を購入したり役務を
享受したりするときには、店舗に設置された端末装置に
キャッシュカードを挿入し、取引額の入力や確認、口座
の暗証番号の入力等を行う。これらの手続を経た後、金
融機関に設置された決済装置は、カード所有者の口座か
ら取引額を引き落とし、その取引額を店舗の口座に振り
込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デビッ
トカード決済では、決済を行う金融機関が手数料を徴収
し、また、端末装置と決済装置との間での決済のための
通信に回線使用料が掛かる。これらの費用は、取引を行
った店舗が負担することと定められていることから、取
引額が少ないときには、店舗は、現金による取引で得ら
れるはずの利益よりも少ない利益しか得られなかった
り、あるいは、利益を全く得られなかったりするおそれ
があることから、デビットカード決済が少額取引に普及
し難いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明の決済システムは、カードの所有者の口座
に関する情報が書き込まれたカードと、カードを用いて
行われる所有者と店舗との間の取引において入力される
取引額、及び、カードから読み出される情報に基づき取
引の決済を指示する端末装置と、端末装置からの指示に
従って所有者の口座と店舗の口座との間で取引の決済を
行う決済装置とを含む決済システムであって、端末装置
は、入力された取引額での利益が、取引額の決済のため
に必要な費用を考慮して定まる所定の値より少ないか否
かを判断する判断部を備え、決済装置は、端末装置の判
断部が、利益が所定の値より少ないと判断したときに、
所定の値の利益を生ずるために必要な最少取引額を所有
者の口座から引き落とし、最少取引額から費用を差し引
いた差引残額を店舗の口座に振り込み、費用を精算する
処理部を備える。
【0005】また、本発明の端末装置は、カードの所有
者の口座に関する情報が書き込まれたカードと、カード
を用いて所有者と店舗との間の取引での取引額につい
て、カードから読み出される情報に基づき所有者の口座
と店舗の口座との間で決済する決済装置とを含む決済シ
ステムに用いられる端末装置であって、取引額を入力す
るための入力部と、カードから情報を読み出す読出部
と、入力された取引額での利益が、取引額の決済のため
に必要な費用を考慮して定まる所定の値より少ないか否
かを判断する判断部と、端末装置の判断部が、利益が所
定の値より少ないと判断したときに、所定の値の利益を
生ずるために必要な最少取引額を所有者の口座から引き
落とし、最少取引額から費用を差し引いた差引残額を店
舗の口座に振り込み、費用を精算することを決済装置に
指示する指示部とを備える。
【0006】また、本発明の記録媒体は、カードの所有
者の口座に関する情報が書き込まれたカードと、カード
を用いて行われる所有者と店舗との間の取引において入
力される取引額、及び、カードから読み出される情報に
基づき取引の決済を指示する端末装置と、端末装置から
の指示に従って所有者の口座と店舗の口座との間で取引
の決済を行う決済装置とを含み、端末装置が、入力され
た取引額での利益が、取引額の決済のために必要な費用
を考慮して定まる所定の値より少ないと判断したとき
に、決済装置が、所定の値の利益を生ずるために必要な
最少取引額を所有者の口座から引き落とし、最少取引額
から費用を差し引いた差引残額を店舗の口座に振り込
み、費用を精算する決済システムに用いられる記憶媒体
であって、端末装置が、利益が所定の値より少ないと判
断したときに提供する、店舗での最少取引額と取引額と
の差額の取引を可能にする。
【0007】また、本発明の決済方法は、カードの所有
者の口座に関する情報が書き込まれたカードを用いて所
有者と店舗との間で行われる取引での取引額について、
所有者の口座と店舗の口座との間で決済する決済方法で
あって、取引額での利益が、取引額の決済のために必要
な費用を考慮して定まる所定の値より少ないか否かを判
断する判断ステップと、利益が所定の値より少ないと判
断されたときに、所定の値の利益を生ずるために必要な
最少取引額を所有者の口座から引き落とし、最少取引額
から費用を差し引いた差引残額を店舗の口座に振り込
み、費用を精算する処理ステップとを含む。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。実施の形態として、具体例の決済システムを説明
する。図1は、具体例の決済システムの構成を示す図で
ある。同図に示されるように、決済システムは、カード
1、端末装置2、情報処理装置3、決済装置4A〜4
C、及びネットワーク5を備える。
【0009】カード1は、金融機関7Cに開設されてい
るカード所有者の口座について発行された、電磁的な書
き込みや読み出しが可能なカードである。カード1は、
カード所有者によって携帯され、カード所有者が取引を
したときに、金融機関7Cの口座から取引額を引き落と
すことを可能にする。カード1には、口座が開設されて
いる金融機関7Cの識別コード、カード保有者の口座番
号等の情報が予め電磁的に書き込まれている。カード1
には、また、取引で新たに発生する情報が必要に応じて
端末装置2によって書き込まれる。
【0010】図2は、端末装置の構成を示す図である。
端末装置2は、店舗6に設置されており、店舗6での取
引の取引額を決済するための口座が金融機関7Aに開設
されている。決済のために、端末装置2は、決済のため
の情報を入力されたり、カード1について書き込みや読
み出しを行ったり、決済装置4A〜4Cに決済のための
指示を与えたりする。そのような機能を果たすべく、端
末装置2は、カード部20、入力部21、出力部22、
記憶部23、通信部24、及び処理部25を有する。
【0011】カード部20は、カード1を挿入するため
に用いられ、また、カード1から決済のための情報を読
み取ったり、カード1に決済のための情報を書き込んだ
りする。入力部21は、キーボードや音声入力ユニット
から構成され、取引額や口座の暗証番号を入力するため
に用いられる。
【0012】出力部22は、ディスプレイ、警報ユニッ
ト、媒体ユニット等から構成され、端末装置2の操作方
法や入力部21から入力された取引額を表示したり、少
額取引に注意を喚起するための警報を発したりする。ま
た、最少取引額と実際の取引額との差額を、店舗6のみ
で取引可能にするプリペイドカードや、店舗6を含む互
いに提携した複数の店舗(図示せず)で取引可能にする
プリペイドカードをカード所有者に提供する。
【0013】記憶部23は、店舗6が、カード所有者と
取引をしたときに金融機関7Cの手数料や端末装置2と
情報処理装置3との間での決済のための通信の回線使用
料等の費用を考慮して店舗6が利益を得ることができる
と認められる最少の取引額である最少取引額を予め記憶
する。最少取引額以外に、取引により新たに生じる情報
をもまた記憶する。ここで、最少取引額は、端末装置2
に記憶される代わりに、情報処理装置3に記憶されても
良い。また、費用が段階的に変わるときには、複数個の
費用に対応して複数個の最少取引額を設定することが望
ましい。
【0014】通信部24は、情報処理装置3との間で通
信を行うことにより、カード所有者の口座に関する情報
(例えば、預金高)を決済装置4Cから受信したり、カ
ード所有者によって端末装置2から入力された情報や端
末装置2がカード1から読み取った情報を決済装置4C
に送信したりする。処理部25は、決済をするために必
要な種々の処理を行ったり、カード部20を始めとする
各部の動作を制御したりする。
【0015】情報処理装置3は、端末装置2と決済装置
4A〜4Cとの間で、カード所有者の口座に関する情
報、端末装置2に入力された情報、端末装置2が読み出
した情報等を中継する。
【0016】図3は、決済装置の構成を示す図である。
決済装置4A〜4Cは、金融機関7A〜7Cに設置され
ており、決済を行うべく、通信部40、記憶部41、及
び処理部42を備える。通信部40は、カード所有者が
取引を行ったときに、情報処理装置3を介して端末装置
2との間で、決済に必要な情報を交換する。記憶部41
は、カード所有者の口座に関する情報を記憶する。処理
部42は、カード所有者が行った取引の取引額を決済す
る。即ち、取引額をカード所有者の口座から引き落と
し、また、その取引額から費用を差し引いた差引残額を
店舗6の金融機関7Aの口座に振り込み、さらに、費用
を精算する。
【0017】特許請求の範囲に記載された決済システ
ム、端末装置、記憶媒体とこの具体例の決済システムと
の関係については、端末装置の判断部は端末装置2の処
理部25に対応し、決済装置の処理部は、決済装置4の
処理部42に対応し、端末装置は端末装置2に対応し、
記憶媒体はカード1に対応する。
【0018】図4は、具体例の決済システムの動作を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
沿って動作を説明する。 ステップS100:店舗6で商品を購入すると、商品の
代金を支払うべく、端末装置2の入力部21から取引額
として商品の代金を入力する。 ステップS110:カード所有者が端末装置2のカード
部20にカード1を挿入すると、カード部20は、カー
ド1に書き込まれている情報を読み出す。
【0019】ステップS120:処理部25は、読み出
された情報に基づいて、カード1が発行された金融機関
7Cの識別コードやカード所有者の口座番号を確認す
る。 ステップS130:処理部25は、さらに、入力された
取引額が記憶部23に記憶された最少取引額より小さい
か否かを判断する。
【0020】ステップS140:取引額が最少取引額よ
り小さいと判断したときには、処理部25は、追加請求
額を算出する。追加請求額として、例えば、最少取引額
と取引額との差額を計算する。さらには、取引額と追加
請求額との合計金額を算出することにより、合計金額を
確定する。追加請求額が最少取引額と取引額との差額で
あるときには、合計金額は最少取引額と同額である。
【0021】処理部25は、差額を計算する代わりに、
追加請求額として、例えば、取引額に比例した金額を算
出したり、取引額に拘わらず固定の金額を用いたりして
もよい。ここで、少額取引を理由に追加請求額が加算さ
れる状況であることにカード所有者の注意を喚起すべ
く、出力部22は、少額取引である旨をディスプレイや
警報ユニットによりカード所有者に通知することが望ま
しい。
【0022】ステップS150:取引額が最少取引額よ
り大きいと判断したときには、処理部25は、取引額を
そのまま合計金額として確定する。 ステップS160:合計金額が確定すると、出力部22
は、取引額、追加請求額、それらの合計金額のうち表示
することが必要な金額を表示する。即ち、出力部22
は、少額取引であるときには、取引額、追加請求額、及
び合計金額の全てを表示し、一方、少額取引でないとき
には、取引額である合計金額のみを表示する。 ステップS170:表示された金額を確認すると、カー
ド所有者は、入力部21から口座の暗証番号を入力す
る。
【0023】ステップS180:暗証番号が入力される
と、処理部25は、カード1から読み出された情報に基
づき、上記の合計金額の決済を通信部24を介して、金
融機関7C内の決済装置4Cに依頼する。 ステップS190:端末装置2から決済の依頼を受ける
と、決済装置4Cは、合計金額とカード所有者の口座の
残高とを比較することにより、決済が可能であるか否か
を判断する。
【0024】ステップS200:決済装置4Cは、決済
が可能であると判断すると、決済を実行する。具体的に
は、決済装置4Cは、カード所有者の口座から合計金額
を引き落とし、また、合計金額から費用を差し引いた差
引残額を金融機関7Aに開設された店舗6の口座に振り
込み、さらに費用を精算する。このような決済は、取引
額が少額取引であるときの合計金額が最少取引額と定め
られる場合には、カード所有者の口座から最少取引額を
引き落とし、店舗6の口座に最少取引額から費用を差し
引いた差引残額を振り込み、さらに費用を精算すること
を意味する。決済装置4Cは、決済を完了すると、決済
を履行した旨を処理部25に通知する。
【0025】ステップS210:決済装置4Cは、決済
が不可能であると判断すると、決済に関する処理を何ら
行うことなく、決済を不履行である旨を処理部25に通
知する。 ステップS220:決済装置4Cから決済の完了又は未
完の旨の通知を受けると、処理部25は、カードの返却
をカード部20に指示し、必要に応じて、取引明細書の
出力を出力部22に指示する。これらの指示に従って、
カード部20は、カードをカード所有者に返却し、出力
部22は、取引明細書を出力する。
【0026】上述したように、具体例の決済システムに
よれば、取引額が最少取引額より小さいときに、即ち少
額取引であるときに、カード所有者に追加請求額を課す
る。これにより、少額取引であっても、店舗6は現金や
クレジットカードによる通常の取引での利益と同様な利
益を確保することが可能になる。また、カード所有者
は、少額取引のときに追加請求額が課されるということ
を受け入れさえすれば、取引額の大小を問わずに、全て
の取引額についてデビットカード決済をされることが可
能になる。
【0027】具体例の決済システムによれば、少額の商
品についてデビットカード決済をすることが可能になる
ことから、少額の商品を専ら取り扱うコンビニエンス・
ストアやファースト・フード店にデビットカード決済を
普及させることが容易になる。
【0028】一般に、取引額の決済をするときに金融機
関が徴収する手数料は、金融機関により異なる。同様
に、取引を決済するために行われる端末装置2と情報処
理装置3との間の通信の回線使用料もまた、通信会社に
よって異なる。一方で、追加請求額の全額をカード所有
者に課することが商業的な見地から妥当でないことがあ
り得る。即ち、店舗が追加請求額の一部を負担すべき事
態が生じ得る。このような場合には、金融機関の手数
料、回線使用料、店舗が負担すべき比率等を示すテーブ
ルを端末装置2の記憶部23または情報処理装置3の記
憶部(図示せず)に設け、このテーブルに従ってカード
所有者に請求すべき額を算出することが望ましい。
【0029】例えば、テーブルが、少額取引である50
0円の取引について、カード1のカード所有者の金融機
関7Cの手数料が40円、通信費が10円、店舗6が負
担すべき比率が40%であることを示していることを想
定すると、店舗6は、20円(=(40+10)×0.
4)を負担し、カード所有者は、30円(=(40+1
0)×(1−0.4))を追加請求額として負担する。
結果的に、カード所有者の口座から530円が引き落と
され、店舗6の口座に490円が振り込まれ、金融機関
7Cに40円が徴収される。端末装置2の処理部25
は、このような計算をテーブルを参照しつつ行い、ま
た、決済装置4Cの処理部42は、処理部25による計
算の結果に従ってこのような決済を実行する。
【0030】上述したように、金融機関の手数料、回線
使用料、店舗が負担する比率等を示すテーブルを参照し
て計算することから、カード所有者に課すべき追加請求
額をより細かく設定することが可能になる。なお、手数
料や店舗が負担する比率は、金融機関の系列毎に異なる
ことが多いことから、それらの手数料や比率は、金融機
関の系列毎に異ならせることが望ましい。
【0031】上記の例では、追加請求額がカード所有者
に課せられるだけである。これとは異なり、店舗での追
加請求額の取引を可能にする、非換金性の取引媒体をカ
ード所有者に提供することが望ましい。例えば、図4の
ステップS130で少額取引であると判断されると、ス
テップS220で、出力部22は、店舗6での追加請求
額の取引を可能にする非換金性の取引媒体をカード所有
者に提供する。ここで、取引媒体として、例えば、金
券、プリペイドカードが挙げられる。取引媒体が非換金
性である、即ち、取引媒体を紙幣や硬貨と交換すること
ができない理由は、交換可能であるとすると、見かけ上
は最少取引額で取引されても実質的には実際の取引額で
取引されることになり、結果的に店舗6が利益を確保す
ることができないためである。
【0032】カード所有者の取引の自由度を高めるべ
く、出力部22は、店舗6での取引を可能にする取引媒
体の代わりに、店舗6を含む複数の店舗での取引を可能
にする取引媒体を提供することが望ましい。また、複数
の取引により複数枚の金券やプリペイドカードを提供す
ることになる事態を回避すべく、金券やプリペイドカー
ドの代わりに、カードがICカードであるときには、出
力部22は、処理部25または出力部22によって追加
請求額に相当する金額を書き込まれたICカードを取引
媒体として提供することが望ましい。
【0033】このように、追加請求額に相当する額の取
引を可能にする非換金性の取引媒体を提供することによ
り、カード所有者も店舗も実質的に何ら不利益を被るこ
となくデビットカード決済を行うことが可能になる。
【0034】
【発明の効果】本発明の決済システムによれば、端末装
置の判断部が、カード所有者と店舗との間で行われる取
引で得られる店舗の利益が決済の費用を考慮して定まる
所定の値より小さいと判断すると、即ち、少額取引であ
ると判断すると、決済装置の処理部が、その所定の利益
を得るために必要な最少取引額をカードの所有者の口座
から引き落とし、また、最少取引額から費用を差し引い
た差引残額を店舗の口座に振り込み、さらに、費用を精
算することから、従来の決済システムと異なり、店舗が
不利益を被ることなく少額取引を決済することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】決済システムの構成を示す図である。
【図2】端末装置の構成を示す図である。
【図3】決済装置の構成を示す図である。
【図4】決済システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 カード 2 端末装置 3 情報処理装置 4A〜4C 決済装置 5 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 G07G 1/14 G07G 1/14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの所有者の口座に関する情報が書
    き込まれたカードと、 該カードを用いて行われる該所有者と店舗との間の取引
    において入力される取引額、及び、前記カードから読み
    出される情報に基づき該取引の決済を指示する端末装置
    と、 前記端末装置からの指示に従って前記所有者の口座と前
    記店舗の口座との間で前記取引の決済を行う決済装置と
    を含む決済システムであって、 前記端末装置は、 前記入力された取引額での利益が、前記取引額の決済の
    ために必要な費用を考慮して定まる所定の値より少ない
    か否かを判断する判断部を備え、 前記決済装置は、 前記端末装置の前記判断部が、前記利益が前記所定の値
    より少ないと判断したときに、前記所定の値の利益を生
    ずるために必要な最少取引額を前記所有者の口座から引
    き落とし、前記最少取引額から前記費用を差し引いた差
    引残額を前記店舗の口座に振り込み、前記費用を精算す
    る処理部を備えることを特徴とする決済システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の決済システムであって、 前記費用は、前記所有者の口座が開設されている金融機
    関が前記取引の決済について受け取る手数料を含み、 前記決済システムは、さらに、前記金融機関、前記手数
    料、及び前記費用について店舗が負担する比率との対応
    関係を表すテーブルを記憶するテーブル記憶装置を含
    み、 前記判断部は、前記テーブルから特定される前記金融機
    関の手数料に基づいて前記費用を定めることを特徴とす
    る決済システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の決済システムであって、 前記端末装置は、さらに、前記判断部が、前記利益が前
    記所定の値より少ないと判断したときに、前記店舗での
    前記最少取引額と前記取引額との差額の取引を可能にす
    る非換金性の取引媒体を前記所有者に提供する提供部を
    備えることを特徴とする決済システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の決済システムであって、 前記取引媒体は、プリペイドカードであることを特徴と
    する決済システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の決済システムであって、 前記プリペイドカードは、前記店舗を含む複数の店舗で
    共用可能であることを特徴とする決済システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の決済システムであって、 前記カードはICカードであり、 前記提供部は、該ICカードに前記差額を書き込むこと
    により前記差額の取引を可能にする非換金性の取引媒体
    を提供することを特徴とする決済システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の決済システムであって、 前記処理部は、前記提供部による前記ICカードへの差
    額の書き込みのための書込費用を前記所有者の口座から
    引き落とし、かつ前記書込費用を前記店舗の口座に振り
    込むことを特徴とする決済システム。
  8. 【請求項8】 カードの所有者の口座に関する情報が書
    き込まれたカードと、 該カードを用いて該所有者と店舗との間の取引での取引
    額について、前記カードから読み出される情報に基づき
    前記所有者の口座と前記店舗の口座との間で決済する決
    済装置とを含む決済システムに用いられる端末装置であ
    って、 前記取引額を入力するための入力部と、 前記カードから前記情報を読み出す読出部と、 前記入力された取引額での利益が、前記取引額の決済の
    ために必要な費用を考慮して定まる所定の値より少ない
    か否かを判断する判断部と、 前記端末装置の前記判断部が、前記利益が前記所定の値
    より少ないと判断したときに、前記所定の値の利益を生
    ずるために必要な最少取引額を前記所有者の口座から引
    き落とし、前記最少取引額から前記費用を差し引いた差
    引残額を前記店舗の口座に振り込み、前記費用を精算す
    ることを前記決済装置に指示する指示部とを備えること
    を特徴とする端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の端末装置であって、 さらに、前記判断部が、前記利益が前記所定の値より少
    ないと判断したときに、前記店舗での前記最少取引額と
    前記取引額との差額の取引を可能にする非換金性の取引
    媒体を前記所有者に提供する提供部を備えることを特徴
    とする端末装置。
  10. 【請求項10】 カードの所有者の口座に関する情報が
    書き込まれたカードと、 該カードを用いて行われる該所有者と店舗との間の取引
    において入力される取引額、及び、前記カードから読み
    出される情報に基づき該取引の決済を指示する端末装置
    と、 前記端末装置からの指示に従って前記所有者の口座と前
    記店舗の口座との間で前記取引の決済を行う決済装置と
    を含み、 前記端末装置が、前記入力された取引額での利益が、前
    記取引額の決済のために必要な費用を考慮して定まる所
    定の値より少ないと判断したときに、前記決済装置が、
    前記所定の値の利益を生ずるために必要な最少取引額を
    前記所有者の口座から引き落とし、前記最少取引額から
    前記費用を差し引いた差引残額を前記店舗の口座に振り
    込み、前記費用を精算する決済システムに用いられる記
    憶媒体であって、 前記端末装置が、前記利益が前記所定の値より少ないと
    判断したときに提供する、前記店舗での前記最少取引額
    と前記取引額との差額の取引を可能にすることを特徴と
    する記憶媒体。
  11. 【請求項11】 カードの所有者の口座に関する情報が
    書き込まれたカードを用いて該所有者と店舗との間で行
    われる取引での取引額について、該所有者の口座と該店
    舗の口座との間で決済する決済方法であって、 前記取引額での利益が、前記取引額の決済のために必要
    な費用を考慮して定まる所定の値より少ないか否かを判
    断する判断ステップと、 前記利益が前記所定の値より少ないと判断されたとき
    に、前記所定の値の利益を生ずるために必要な最少取引
    額を前記所有者の口座から引き落とし、前記最少取引額
    から前記費用を差し引いた差引残額を前記店舗の口座に
    振り込み、前記費用を精算する処理ステップとを含むこ
    とを特徴とする決済方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の決済方法であって、 前記処理ステップは、前記店舗での前記最少取引額と前
    記取引額との差額の取引を可能にする非換金性の取引媒
    体を前記所有者に提供する提供ステップを有することを
    特徴とする決済方法。
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