JP2002108204A - 地図データ配信装置及び端末装置 - Google Patents

地図データ配信装置及び端末装置

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JP2002108204A
JP2002108204A JP2000299394A JP2000299394A JP2002108204A JP 2002108204 A JP2002108204 A JP 2002108204A JP 2000299394 A JP2000299394 A JP 2000299394A JP 2000299394 A JP2000299394 A JP 2000299394A JP 2002108204 A JP2002108204 A JP 2002108204A
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太一 坂下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動型の端末装置の小型ディスプレイに地図
を表示する場合の問題を解決する。 【解決手段】 地図サーバ10は、標識物データとエリ
ア地図データとを合成して(または合成せずに)配信す
る。携帯電話機20は、配信されたデータに基づいて地
図及び標識物のシンボルの画像をディスプレイに表示す
る。ユーザは、太陽や東京タワーなどの標識物の実際の
位置を確認し、その位置とディスプレイ上のシンボルと
を対比することで、携帯電話機20の小型のディスプレ
イに表示したエリア地図の位置関係や方位方角を認識で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図を配信するシ
ステムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】サーバから地図データを取得して表示す
る機能を有する携帯電話機が知られている(例えば特開
平10−304429号公報)。また、カーナビゲーシ
ョン装置にも、同様にサーバから地図データを取得して
表示するものがある(例えば特開平10−105053
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−30
4429号公報及び特開平10−105053号公報に
開示される技術によれば、端末装置が例えばCD−RO
MやDVD等の大容量記憶媒体に記録された地図データ
を持つ必要がなく、またこれら記憶媒体のドライブ装置
を備える必要もないというメリットがある。つまり、装
置の小型化が可能であるから、携帯電話機やいわゆるモ
バイルなどに適している。さらに、常に最新の状態の地
図を入手できる等のメリットもある。
【0004】ところが、これら移動型の端末装置はディ
スプレイが小型であるので、一度に表示できる地図のサ
イズが制約されるという欠点がある。このため、例えば
縮尺を大きめにして狭いエリアを表示した場合には地図
の位置関係や方位方角がわかりにくくなり、逆に縮尺を
小さめにして広いエリアを表示した場合には細かい情報
がつかめないという問題があり、全体の位置関係や方位
方角を認識するためには、縮尺の異なる何種類かの地図
を切り替えて見る必要があった。この場合、サーバから
取得する情報量が多くなるので、必要なだけの情報を入
手するまでに時間がかかり、サーバとの通信量も多くな
り、操作も煩雑になるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような課題を解決すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の地図データ配信装置
は、地図データを記憶している地図データ記憶手段と、
端末装置からの配信要求を取得する要求取得手段と、該
取得した配信要求に対応するエリアの地図(エリア地
図)のデータであるエリア地図データを前記地図データ
から生成するエリア地図データ生成手段と、該生成され
たエリア地図データを前記配信要求をしてきた端末装置
に宛てて配信するエリア地図データ配信手段とを備える
地図データ配信装置において、前記配信されるエリア地
図データのエリア内から容易に認識可能な標識物のシン
ボルを該エリアを基準とする方位に表示するための標識
物データを生成する標識物データ生成手段を備え、該生
成された標識物データまたは該標識物データと前記エリ
ア地図データとを合成した合成データを前記配信手段に
て前記配信要求をしてきた端末装置に宛てて配信する構
成としたので、エリア地図データ及び標識物データまた
は合成データを取得した端末装置では、エリア地図上に
標識物のシンボルを表示したり、エリア地図とシンボル
表示とを切替て表示できる。
【0007】この結果、小型のディスプレイに狭いエリ
アを表示した場合でも、標識物の方位に基づいてエリア
地図に表示された建物などの位置関係や方位方角を認識
できる。したがって、縮尺の異なる何種類かの地図を切
り替えて見る必要はなくなり、地図データ配信装置(サ
ーバ)から取得する情報量は低減されるので、必要なだ
けの情報の入手に要する時間は短縮され、地図データ配
信装置との通信量も少なくなり、操作も単純化される。
【0008】標識物としては、著名な(少なくともエリ
ア地図が含まれる地域では大抵の人が知っているよう
な)建造物や自然物(山や大木など)が好ましく、太
陽、月、北極星などの天体も標識物とできる。標識物デ
ータは、標識物の緯度経度をエリア地図の座標に置き換
えることによって生成できる。天体を標識物とする場合
には、標識物データ生成時あるいは配信要求で指定され
た年月日時刻における天体の位置を演算し、そのエリア
地図上での方位を求めればよい。
【0009】天体のように日本中どこでも共通に認識し
うるものは別として、建造物や自然物には地域的な限定
が伴う。例えば東京タワーを標識物とする場合、東京都
の中心部でなら容易に認識可能であるが、ここから離れ
た地域例えば神奈川県ではほとんど認識できない。した
がって、適宜の基準を設けて、エリア地図に応じて標識
物を選択する必要がある。その選択基準は特に限定され
ないが、次にいくつか例示する。 (1)標識物にレベルを付ける方法 広範囲で非常に目立つ或いは認識率が高い標識物(例え
ば太陽や富士山等)をレベル1、レベル1よりも狭い範
囲でかなり目立つもの(例えば東京タワー、都庁舎、横
浜のランドマークタワー等)をレベル2、さらに狭い範
囲(いわゆるローカル)で目立つもの(例えばJRの
駅、デパート、学校等)をレベル3として、エリア地図
の領域または縮尺に応じて、表示するレベルを選択す
る。
【0010】具体的な数値を上げて例示すると、エリア
地図の領域が100km四方のときにはレベル1の標識
物及びエリア地図の中心から300km以内にあるレベ
ル2の標識物を選択し、エリア地図の領域が1km四方
のときにはレベル1の標識物、地図の中心から30km
以内にあるレベル2以上の標識物及び地図の中心から1
0km以内にあるレベル3以上の標識物を選択するとい
った手法である。 (2)係数と距離による方法 これは、標識物に付けた係数(上記のレベルと類似)と
エリア地図の中心からの距離との積が設定値以下になる
標識物を選択する手法である。
【0011】例えば太陽や富士山は係数0、東京タワー
や都庁舎等は係数1、JRの駅等は係数10というよう
に、目立ち度合(認識され易さ)に応じて係数を決め
る。そしてエリア地図の一辺の距離(km)×係数≦3
となる標識物を選択する設定とした場合、エリア地図の
領域が例えば新橋駅付近の500m四方であるなら、太
陽、富士山、東京タワー、都庁舎、新橋駅は標識物とし
て選択されるが、横浜のランドマークタワーや名古屋の
テレビ塔のような遠距離にあって役に立たない標識物は
除外される。 (3)角度による方法 これはエリア地図の中心から各標識物の角度(0〜36
0度)をそれぞれ計算し、設定した角度範囲に同レベル
の標識物が複数ある場合、その中で中心に最も近いもの
を選択する方法である。例えばあるエリア地図の中心か
ら見た標識物の角度及び距離が、 という関係にあるとして、上記の角度範囲を±15度の
範囲とすれば、標識物C、D、Eの中からは最短距離に
ある標識物Cが選択され、遠距離にあって役に立たない
標識物D、Eは除外される。 (4)ユーザに選択させる方法 ユーザ(端末装置)が予め標識物を選択して、これを例
えば端末装置のIDとリンクさせて地図データ配信装置
に記憶させておく。そして、IDから特定される標識物
を選択して標識物データを生成する。この方法は、特定
の地域内のエリア地図ばかりを利用する人に適してい
る。例えば浜松市に住んでいて浜松市やその周囲の地図
の利用がほとんどで、他の地域の地図はめったに利用し
ないユーザの場合、浜松市で著名な浜松アクトタワーの
位置なら感覚的にどの方角か認識できるから、これと太
陽の位置とを表示すれば、浜松市内のまったく初めての
場所であっても、そのエリア地図と方角を合わせること
ができる。
【0012】また、鉄道の駅を選択しておいた場合、不
案内の場所であっても、その地元の人に○○駅はどっち
の方角かと聞けば大抵は教えてもらえるので、その方角
にエリア地図の○○駅の方角を合わせればよい。これら
(1)〜(4)の方法は例示であるが、このような適宜
の選択ルールを設定することにより、エリア地図の地域
内でまたはその地域から容易に認識可能で目印として利
用できる標識物を選択でき、遠距離にあって役に立たな
い標識物を除外できる。
【0013】標識物のシンボルは適宜デザインすればよ
いが、なるべく単純でシンボルから標識物を連想し易い
ものがよい。そうしたシンボルのデータを標識物に応じ
て適宜用意しておけばよい。また、例えばビルや駅など
を標識物とする場合のように、同じ図案を複数の標識物
に使用せざるを得ないことがある。その場合には、図案
+名称等で同種の建造物を相互に識別可能とすればよ
い。この場合、図案と名称にて1つのシンボルとなる。
【0014】標識物データはエリア地図データと分離し
て配信してもよいし、合成データ(すなわちエリア地図
にシンボルを書き入れた状態のデータ)として配信して
もよい。合成データであれば、これを受信した端末装置
では特別な操作や処理を行わなくても、エリア地図上に
シンボルを表示できる。一方、両データを別々に配信す
るなら、端末装置においてエリア地図とシンボルとを切
替表示したり合成処理して表示できる。
【0015】請求項2記載の地図データ配信装置は、請
求項1記載の地図データ配信装置において、前記標識物
は前記配信要求されたエリア地図の領域外に存在するこ
とを特徴とする。方位を認識するにはある程度遠距離に
ある標識物を使用した方が誤差が少なくなるから、エリ
ア地図の領域外に存在する標識物が好ましい。
【0016】また、請求項3記載の地図表示装置は、請
求項1記載の地図データ配信装置において、前記標識物
は時刻を特定すれば位置を算出できる移動体であること
を特徴とする。時刻(厳密には年月日と時刻)を特定す
れば位置を算出できる移動体の例としては上述の太陽な
どの天体があり、こうしたものは天候さえよければどこ
からでも認識できるので標識物として良好である。
【0017】請求項1ないし3のいずれかの地図データ
配信装置から地図データを取得して表示する端末装置
は、請求項5に記載のものが適している。請求項5記載
の端末装置は、請求項1ないし3のいずれか記載の地図
データ配信装置と通信可能な端末装置であって、前記地
図データ配信装置から配信されたエリア地図データ及び
標識物データまたは合成データを記憶する配信データ記
憶手段と、前記配信データ記憶手段に記憶された前記エ
リア地図データ、標識物データまたは合成データに基づ
く画像を表示可能な画像表示手段とを備えるので、例え
ばユーザの操作に応じて、エリア地図データによるエリ
ア地図、標識物データに基づく標識物のシンボルまたは
エリア地図上に標識物のシンボルを合成した画像を表示
できる。この場合、表示の内容を選択あるいは表示を切
り替えるための入力手段を備えるのが望ましいが、通常
の端末装置はキーボード等の入力手段を備えているから
それを使用すればよい。携帯電話機を端末装置とする場
合には、操作キーのどれかを地図表示の切替のためのフ
ァンクションキーとして設定しておくとよい。
【0018】上記の課題を解決するには請求項4の構成
も採用できる。すなわち、請求項4記載の地図データ配
信装置は、地図データを記憶している地図データ記憶手
段と、端末装置からの配信要求を取得する要求取得手段
と、該取得した配信要求に対応するエリアの地図(以
下、「エリア地図」という。)のデータであるエリア地
図データを前記地図データから生成するエリア地図デー
タ生成手段と、該生成されたエリア地図データを前記配
信要求をしてきた端末装置に宛てて配信するエリア地図
データ配信手段とを備える地図データ配信装置におい
て、エリア地図データ生成手段が生成する前記エリア地
図データは、前記エリアの外周側で縮尺を小さくするこ
とにより、前記エリアの中心部から容易に認識可能な標
識物の該エリアを基準とする方位を前記エリア地図に表
示可能としているので、小型のディスプレイに狭いエリ
アを表示した場合でも、標識物の方位に基づいてエリア
地図に表示された建物などの位置関係や方位方角を認識
できる。したがって、縮尺の異なる何種類かの地図を切
り替えて見る必要はなくなり、地図データ配信装置(サ
ーバ)から取得する情報量は低減されるので、必要なだ
けの情報の入手に要する時間は短縮され、地図データ配
信装置との通信量も少なくなり、操作も単純化される。
【0019】エリアの外周側で縮尺を小さくするという
のは、例えばエリアの縮尺を1/100000として外
周側になる部分の縮尺を1/500000とすること
で、外周側部分でより広域を表示可能とすることであ
る。その結果、外周部分には遠方の標識物(そのシンボ
ル)が表示されるので、その標識物の方位にてエリア地
図に表示された建物などの位置関係や方位方角を認識で
きるのである。
【0020】この地図データ配信装置から地図データを
取得して表示する端末装置は、請求項6に記載のものが
適している。請求項6記載の端末装置は、請求項4記載
の地図データ配信装置と通信可能な端末装置であって、
前記地図データ配信装置から配信されたエリア地図デー
タを記憶する配信データ記憶手段と、前記配信データ記
憶手段に記憶された前記エリア地図データに基づくエリ
ア地図を表示する画像表示手段とを備えるので、請求項
4記載の地図データ配信装置からのエリア地図データに
基づいて、上述のように、ディスプレイの中央部には目
的のエリアの地図を比較的大きな縮尺で表示でき、外周
部分には標識物を表示できるから、その標識物の方位に
てエリア地図に表示された建物などの位置関係や方位方
角を認識できる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、実施例によって発明の実施
の形態を説明する。
【0022】
【実施例】本実施例の地図データ配信システムは、図1
に示すように地図サーバ10とこれにアクセスしてくる
端末装置20とで構成される。地図データ配信装置に該
当する地図サーバ10には地図データベース12、制御
部14及び通信部16が備わっている。
【0023】地図データベース12には、日本全国をカ
バーする地図データ、都道府県、市町村、町名(○○町
○丁目レベル)の地区名とその地図データ上の座標とを
対応させた地区名データ、予め登録されている標識物の
名称、種類、位置(本実施例では緯度経度)及びシンボ
ルマークのデータを含む標識物データ、太陽、月、惑星
及び星座などの天体の運行に関する天体データなどが格
納されており、地図データ記憶手段に該当する。
【0024】制御部14及び通信部16はそれぞれがコ
ンピュータであり、制御部14は主に配信するデータの
生成などの演算処理を受け持ち、通信部16は主に端末
装置20との通信を受け持つ。つまり、制御部14はエ
リア地図データ生成手段及び標識物データ生成手段とし
て機能し、通信部16は要求取得手段及びエリア地図デ
ータ配信手段として機能する。
【0025】端末装置20は1台しか図示していない
が、実際には不特定多数である。また、端末装置20の
種類も一様ではなく、携帯電話やPHSを含む電話機も
あれば、モバイル、ノート型、デスクトップ等のコンピ
ュータもある。これらの端末装置20は、電話回線やイ
ンターネット等の通信網を介して地図サーバ10にアク
セスしてくる。
【0026】各端末装置(例えば携帯電話機)20は、
地図サーバ10との通信機能、地図サーバ10から配信
された各種のデータを記憶するに十分なメモリ(配信デ
ータ記憶手段)、メモリに記憶されたデータに基づく画
像を表示可能なディスプレイ(画像表示手段)、所望の
エリア名例えば○○町○丁目を入力するためのキー、そ
のキー入力されたかなやアルファベットを漢字変換して
ディスプレイに表示する機能などを備えている。
【0027】以下、携帯電話機を端末装置20として使
用する場合を例にして、このシステムによる地図データ
の配信を説明する。図2は、その際に地図サーバ10が
行う処理のフローチャートであり、これに従って説明す
る。ユーザが携帯電話機20を操作して、例えばインタ
ーネット経由で地図サーバ10にアクセスしてくると
(S101:YES)、通信部16が携帯電話機20と
通信して認証処理などを行う(S102)。この結果、
サービスの提供が許されている携帯電話機20であると
確認されれば(S103:YES)、配信要求の受付を
行う(S104)。
【0028】サービスの提供が許されていない(未登
録)の携帯電話機20であるときは(S103:N
O)、未登録であってサービスを提供できない旨のメッ
セージを送り、通信を切断する(S120)。この際に
登録手続を行わせてからS102に回帰してもよい。ま
た、登録手続後に一旦通信を切断して改めてアクセスさ
せてもよい。
【0029】配信要求の受付(S104)が済むと、制
御部14が配信要求された地区名及び縮尺に基づいて配
信エリアを特定し、そのエリアのエリア地図データを地
図データベース12から読み出して制御部14のメモリ
に記憶する(S105)。次に制御部14は標識物の選
択とその位置の演算を行う(S106)。具体的には、
配信エリアの中心点の座標を基準として、設定されてい
る選択基準[前述の(1)標識物にレベルを付ける方
法、(2)係数と距離による方法、(3)角度による方
法のいずれか]に基づいて標識物を選択し、また(4)
ユーザが選択した標識物があればこれも含めて、配信す
べき標識物とする。その標識物の中に太陽などの天体が
含まれていれば、天体データと現在の年月日時刻から該
当の天体の位置を求める。
【0030】そして、それら選択した標識物や位置を演
算した標識物(天体など)の位置のデータ(座標)をエ
リア地図の座標に変換し、各標識物の位置に対応するシ
ンボルを書き込んだ標識物データを生成する(S10
7)。この標識物データをメモリに記憶しておいたエリ
ア地図データと合成して配信用データとし(S10
8)、通信部16は、この配信用データを携帯電話機2
0に送信する(S109)。
【0031】携帯電話機20は、配信されたデータを一
旦メモリに記憶し、そのデータに基づく地図の画像をデ
ィスプレイに表示する。その一例が図3である。この図
3の例では破線で囲まれた部分がエリア地図であり、左
上隅には標識物としての太陽のシンボル(◎太陽)、下
辺に沿って東京タワー(◎東京タワー)と富士山(◎富
士山)のシンボルが表示されている。
【0032】したがって、ユーザは、太陽、東京タワー
及び富士山のいずれかの実際の位置を確認し、その位置
とディスプレイ上のシンボルとを対比することで、携帯
電話機20の小型のディスプレイに狭いエリアを表示し
た場合でも、標識物の方位に基づいてエリア地図に表示
された建物などの位置関係や方位方角を認識できる。し
たがって、縮尺の異なる何種類かの地図を切り替えて見
る必要はなくなり、地図サーバ10から取得する情報量
は低減されるので、必要なだけの情報の入手に要する時
間は短縮され、地図サーバ10との通信量も少なくな
り、操作も単純化される。 (変形例)上記の例は標識物データとエリア地図データ
と合成して配信したが、合成せずにそれぞれを別ファイ
ルとして配信することもできる。
【0033】その場合、携帯電話機(端末装置)20に
て合成画像を表示すれば、上記の例と同様の表示(図3
参照)となる。また、エリア地図データによる画像(す
なわちエリア地図)と標識物データによる画像とを切替
表示することもできる。図4に示すのはその一例であ
り、図4(a)に示すエリア地図、図4(b)に示す標
識物データによる画像(その1)、図4(c)に示す標
識物データによる画像(その2)を切替表示する例であ
る。
【0034】標識物データによる画像(その1)は標識
物の名称とエリア地図上での方角を示す矢印がシンボル
マークであり、矢印によって方角がわかるので、この画
像とエリア地図とを交互に見れば上記の例と同様に、エ
リア地図に表示された建物などの位置関係や方位方角を
認識できる。したがって、縮尺の異なる何種類かの地図
を切り替えて見る必要はなくなり、地図サーバ10から
取得する情報量は低減されるので、必要なだけの情報の
入手に要する時間は短縮され、地図サーバ10との通信
量も少なくなり、操作も単純化される。
【0035】標識物データによる画像(その2)はエリ
ア地図の中心点での方位(東西南北)を標識物のシンボ
ルマークと共に表示するものであり、方位が表示されて
いることから、エリア地図に表示された建物などの位置
関係や方位方角をより良好に認識できる。
【0036】なお、エリア地図データの配信を受けずに
標識物データの配信だけを受けて、例えば標識物データ
による画像(その2)によって方位や標識物の方角だけ
を認識すること、つまり方位磁針の代わりにすることも
できる。以上、実施例に従って、本発明の実施の形態に
ついて説明したが、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさ
まざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の地図データ配信システムの構成を説
明するブロック図。
【図2】 実施例の地図サーバが実行する地図配信処理
のフローチャート。
【図3】 実施例におけるエリア地図の表示例図。
【図4】 変形例の表示例図。
【符号の説明】
10 地図サーバ 12 地図データベース 14 制御部 16 通信部 20 端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを記憶している地図データ記
    憶手段と、端末装置からの配信要求を取得する要求取得
    手段と、該取得した配信要求に対応するエリアの地図
    (以下、「エリア地図」という。)のデータであるエリ
    ア地図データを前記地図データから生成するエリア地図
    データ生成手段と、該生成されたエリア地図データを前
    記配信要求をしてきた端末装置に宛てて配信するエリア
    地図データ配信手段とを備える地図データ配信装置にお
    いて、 前記配信されるエリア地図データのエリア内から容易に
    認識可能な標識物のシンボルを該エリアを基準とする方
    位に表示するための標識物データを生成する標識物デー
    タ生成手段を備え、 該生成された標識物データまたは該標識物データと前記
    エリア地図データとを合成したデータを前記配信手段に
    て前記配信要求をしてきた端末装置に宛てて配信する構
    成としたことを特徴とする地図データ配信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地図データ配信装置にお
    いて、 前記標識物は前記配信要求されたエリア地図の領域外に
    存在することを特徴とする地図データ配信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の地図データ配信装置にお
    いて、 前記標識物は時刻を特定すれば位置を算出できる移動体
    であることを特徴とする地図データ配信装置。
  4. 【請求項4】 地図データを記憶している地図データ記
    憶手段と、端末装置からの配信要求を取得する要求取得
    手段と、該取得した配信要求に対応するエリアの地図
    (以下、「エリア地図」という。)のデータであるエリ
    ア地図データを前記地図データから生成するエリア地図
    データ生成手段と、該生成されたエリア地図データを前
    記配信要求をしてきた端末装置に宛てて配信するエリア
    地図データ配信手段とを備える地図データ配信装置にお
    いて、 エリア地図データ生成手段が生成する前記エリア地図デ
    ータは、前記エリアの外周側で縮尺を小さくすることに
    より、前記エリアの中心部から容易に認識可能な標識物
    の該エリアを基準とする方位を前記エリア地図に表示可
    能としていることを特徴とする地図データ配信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか記載の地図
    データ配信装置と通信可能な端末装置であって、 前記地図データ配信装置から配信されたエリア地図デー
    タ及び標識物データまたは合成データを記憶する配信デ
    ータ記憶手段と、 前記配信データ記憶手段に記憶された前記エリア地図デ
    ータ、標識物データまたは合成データに基づく画像を表
    示可能な画像表示手段とを備えることを特徴とする端末
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の地図データ配信装置と通
    信可能な端末装置であって、 前記地図データ配信装置から配信されたエリア地図デー
    タを記憶する配信データ記憶手段と、 前記配信データ記憶手段に記憶された前記エリア地図デ
    ータに基づくエリア地図を表示する画像表示手段とを備
    えることを特徴とする端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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