JP2002107204A - 水位測定装置 - Google Patents

水位測定装置

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JP2002107204A
JP2002107204A JP2000299038A JP2000299038A JP2002107204A JP 2002107204 A JP2002107204 A JP 2002107204A JP 2000299038 A JP2000299038 A JP 2000299038A JP 2000299038 A JP2000299038 A JP 2000299038A JP 2002107204 A JP2002107204 A JP 2002107204A
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Kunio Hane
邦夫 羽根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時々刻々と水位が変化する場合や、濁流や悪
天候で大波が立つ場合にも正確に水位を測定する。 【解決手段】 通信設備13は、管理元からの制御指令
の受信と、水位の測定結果の送信とを行う。電源設備1
2は、装置内の全設備に電源を供給する。測定用電子回
路11は、測定対象となる水面に発光器12からのレー
ザー光を照射し、その反射波を受光器11で受光する。
また、照射したレーザー光の照射時刻と反射波の受光時
刻との時間差、若しくは、照射したレーザー光の変調信
号が保持する所定の物理量と該レーザー光に対応する前
記反射波の前記変調信号が保持する前記物理量との差を
使用して水位を算出する。さらに、上記水位測定を複数
回繰り返した測定結果の分布から水位を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水位測定装置に関
し、特に、レーザー光を使用した水位測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水位を測定する装置の1つの方式
では、水面上に浮かせたフロートを使用している。その
具体的な方法としては、フロートを所定の位置まで巻き
上げ、その時の巻き上げリールの回転数を電気信号に変
換する方法、フロートに磁石を内蔵しておいて、水面の
変化と共に該フロートをガイドに沿って上下させ、上記
ガイドに沿って配置したリードスイッチを上記の磁石で
もってオンまたはオフさせることで水位を電気量に変換
する方法、フロートとの距離をガイド等の基準点に固定
させたレーザー測定器で測定する方法等が有る。
【0003】また、スケール目盛りを印刷した柱を立
て、カメラで観察して画像処理する方法も使用されてい
る。さらには、水底の圧力を測定する方法も使用されて
いる。
【0004】なお、近年になって、レーザー光を使用す
る距離測定方法も実用化されるようになった。例えば、
特公平7−6822号公報で開示された技術では、レー
ザー光線対象物との距離を測定する方式の距離測定装置
を水位計として使用している。
【0005】より具体的には、レーザー光線を所定方向
へ走査射出して、レーザー光帯の外郭エッジを含む画像
を受光カメラで撮影し、外郭エッジから上端エッジ信号
のみを検出して、これを座標変換して水位データに変換
している。
【0006】この場合には、対象面が常に揺れ動くた
め、従来は、測定値を移動平均法等でそのまま平均化し
たり、上下を切り捨ててから平均化する等の手法が用い
られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にフロートを使用する従来方法では、設備が大掛かりに
なるといった問題点が有った。
【0008】また、時々刻々と水位が変化する場合や、
濁流や悪天候で大波が立つ場合は、水面の位置が不安定
となり、波の上部と底部とでは当然ながら測定値に違い
が生じるため、高い測定精度を得ることができず、最悪
の場合は測定不能になるといった問題点が有った。
【0009】さらに、水底の圧力を測定する方法では、
当然ながら流速の影響を受けるので、この流速を測定し
て補正するための大掛かりな仕掛けを併用しない限り、
測定精度が不安定になってしまうといった問題点が有っ
た。
【0010】なお、特公平7−6822号公報で開示さ
れた技術では、レーザー光を直接に水面に反射させるこ
とにより水面との距離を測定する方式は採用されていな
いので、水位変化に対するレスポンスが悪く、また、測
定精度も向上しないといった問題点が有った。
【0011】また、対象面の動きが理論的に予測できる
場合であっても、従来は、このことを考慮して測定する
方法が提案されておらず、平均化のアルゴリズムとして
は単純な移動平均法を採用していたので、やはり、測定
精度が向上しないといった問題点が有った。
【0012】本発明は、以上のような従来の水位測定装
置における問題点に鑑みてなされたものであり、時々刻
々と水位が変化する場合や、濁流や悪天候で大波が立つ
場合にも正確に水位を測定することができる水位測定装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の課題を
解決するために、レーザー光を使用して池や河川の水位
を測定する水位測定装置において、管理元からの制御指
令の受信と、水位の測定結果の送信とを行う通信手段
と、装置内の全設備に電源を供給するための電源供給手
段と、測定対象となる水面にレーザー光を照射するレー
ザー光照射手段と、前記照射したレーザー光の反射波を
受光するレーザー光受光手段と、前記照射したレーザー
光の照射時刻と該レーザー光に対応する前記反射波の受
光時刻との時間差、若しくは、前記照射したレーザー光
の変調信号が保持する所定の物理量と該レーザー光に対
応する前記反射波の前記変調信号が保持する前記物理量
との差を使用して水位を算出する水位測定手段と、前記
水位測定手段による複数回の測定結果の分布から水位を
決定する水位決定手段とを有することを特徴とする水位
測定装置が提供される。
【0014】即ち、本発明では、レーザー距離計のレー
ザー光を直接水面に反射させて、水面との距離を測定す
る手段と、測定対象における波の高さが正規分布するも
のと仮定した上での測定結果の頻度分布特性から、その
中心値を予測する手段とを備えることにより、時々刻々
と水位が変化する場合や、濁流や悪天候で大波が立つ場
合にも正確に水位を測定することができるようにしてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る水位測定装置の全体構成とその設置環境を示す説明図
である。
【0016】本実施の形態に係る水位測定装置は、支柱
2によって支えられ、かつ水位測定装置を格納した筐体
1を備える。筐体1は、レーザー光を発光し、その反射
光を受光することにより水位を測定する測定用電子回路
11と、筐体1内の各構成要素に電源を供給する電源設
備12と、測定の指令を受信し、その測定結果を送信す
る通信設備13を含む。
【0017】測定用電子回路11は、レーザー光を発光
する発光器112と、受光器113を備える。なお、支
柱2は、測定対象となる水面3を有する水域内に立てら
れる。
【0018】筐体1は、水位測定装置全体を動物から守
り、かつ、風雨などの外部気象条件から守り、さらに、
波や風によって揺れることがなく、安定した測定を行う
ために必要である。
【0019】電源設備12は、外部から商用電源を取り
入れることができる場合は、レーザー光を発光する発光
器112と、その反射波を受光する受光器113と、測
定用電子回路11と、通信設備13とを駆動するための
電力(直流低電圧電源)を供給する。商用電源が取り込
めない場合は、1次または2次電池の使用、または、燃
料電池、太陽電池、風力発電機等により2次電池を充電
して使用することが可能である。
【0020】通信設備13は、水位測定装置を外部から
の制御指令を受信すると共に、測定結果を測定結果を管
理元に送信する。通信設備13と管理元とを結ぶ通信回
路は有線または無線であり、有線の場合は同軸ケーブ
ル、通信用ケーブル、光ファイバーケーブル、等の使用
が可能であり、無線の場合は、携帯電話網(iモード
等)や、専用周波数が割り当てられた通信網等の使用が
可能である。
【0021】以下、本実施の形態に係る水位測定装置の
機能を説明する。測定用電子回路11の発光器112
は、位相と波長が揃ったレーザー光、即ち、コヒーレン
トなレーザー光を、測定対象の水面に向けて、かつ水面
と直交する角度で、測定用電子回路11からの制御信号
に従って発光する。
【0022】測定用電子回路11の受光器113は、こ
のレーザー光の水面3からの反射光を受光して電気信号
に変換し、これを測定用電子回路11に送出する。測定
用電子回路11は、発光器112から発光されるレーザ
ー光の強度を制御し、かつ、このレーザー光の反射光を
受光した受光器113から送出される電気信号を使用し
て水面3までの距離を計算する。
【0023】上記の距離の計算方法には、大別して下記
の2種類の方法が有る。図2は、本発明の実施の形態に
係る水位測定装置の距離計算回路の1例を示すブロック
図である。
【0024】本例で示す距離計算回路は、測定用電子回
路11に含められる。また、その測定原理は、タイムオ
ブフライト(Time of Flight)法と呼ばれる。即ち、レ
ーザー光が発射されてから、その反射光が帰って来るま
での時間をτ秒とすると、求める距離Xは、
【0025】
【数1】X≒τ×1.5×108(m) となる。
【0026】図2に示す回路で、発振器21は、1/F
の時間間隔でスイッチ22からオンオフ信号をレーザー
光電源23とカウンタ27に送出する。今、スイッチ2
2からオン信号が出された時刻を0秒とする。この時、
レーザー素子24は、発振して光信号(レーザー光)を
送り出すと共に、カウンタ27は、発振器28から出力
される周波数fのクロックパルスの波数を数え始める。
水面3に当たったレーザー光は反射して、このレーザー
光が発射されてからτ秒後に受光素子25に入射され、
レーザー光受信器26で電気信号に変換されてカウンタ
27に送出され、これにより、カウンタ27は、そのカ
ウント動作を停止する。
【0027】一方、デコーダ29は、この間のカウンタ
27からのディジタル信号(即ち、周波数fの発振クロ
ックパルスの波数)を解釈することにより、水面3から
水位測定装置までの距離を距離情報として出力する。
【0028】なお、1.5mmの分解能を得るには、発
振器28の周波数fは、100〔GHz〕が必要であ
る。図3は、本発明の実施の形態に係る水位測定装置の
距離計算回路の他の1例を示すブロック図である。
【0029】本例で示す距離計算回路は、測定用電子回
路11に含められる。また、その測定原理では、発射す
るレーザー光の強度を、正弦波または矩形波などの一定
周波数に変調し、反射波の位相変化から距離測定を行
う。
【0030】強度変調の周波数をf、受光波の位相の変
化角度をΦラジアンとすると、求める距離Xは、
【0031】
【数2】X=Φ×1.5×108/2πf(m) となる。
【0032】一般に、上述の図2に示す回路例の場合
は、10(m)程度の距離を測定する場合には、発振器
28から出力されるクロックパルスの周波数fを非常に
高く設定する必要が有る。これに比べて、図3に示す回
路では、使用するクロックパルスの周波数は低くても構
わない。
【0033】図3に示す回路において、変調周波数発振
器311は、周波数fの強度変調用の電気信号を出力
し、分配器312で分配されて、レーザー強度変調器3
13とミキサ315に供給される。
【0034】レーザー強度変調器313は、この周波数
fの強度変調用の電気信号によって、レーザー素子31
4から照射されるレーザー光を強度変調する。周波数f
の強度変調用の信号を正弦波と仮定するならば、レーザ
ー光に含められたこの信号は、Sinωtと表現でき
る。また、水面に反射したレーザー光の方は、受光素子
321とレーザー光受信器322とで、上記の周波数f
の信号と比べて、位相がΦだけ進んだSin(ωt+
Φ)なる電気信号に変換される。
【0035】発振器319は、周波数fに比べてΔfだ
け異なる周波数の電気信号を出力しており、この信号
は、上記と同様に正弦波と仮定するならば、Sin
{(ω+Δω)t+β}と表現される。ここで、βは発
振器319の位相である。この発振器319の出力は分
配器320で分配されて、ミキサ315とミキサ323
に供給される。
【0036】さらに、ミキサ315では、分配された発
振器319の出力は、レーザー強度変調器313からの
周波数fの強度変調用の信号と乗算されて、Sin
{(2ω+Δω)t+β}と、Sin(Δωt+β)と
の2つの正弦波として出力され、ローパスフィルタ31
6に入力される。
【0037】ローパスフィルタ316では、上記入力の
うち、前者のSin{(2ω+Δω)t+β}なる高調
波成分をカットすれば、ゼロ交差検出部317には、後
者のSin(Δωt+β)なる信号成分のみが入力され
る。
【0038】他方、ミキサ323では、分配された発振
器319の出力と、レーザー光受信器322からの受信
信号とが乗算されて、Sin{(2ω+Δω)t+β+
Φ}と、Sin(Δωt+β+Φ)との2つの正弦波と
して出力され、ローパスフィルタ324に入力される。
【0039】上記と同様に、ローパスフィルタ324
で、上記入力のうち、前者のSin{(2ω+Δω)t
+β+Φ}なる高調波成分をカットすれば、ゼロ交差検
出部317には、後者のSin(Δωt+β+Φ)なる
信号成分のみが入力される。
【0040】ここで、ローパスフィルタ324の上記出
力を吟味すると、受信信号の距離情報Φが保存され、か
つ、その周波数はΔfであることが分かる(周波数Δf
は、非常に低い周波数である)。
【0041】求める距離情報Φは、ローパスフィルタ3
16とローパスフィルタ324との出力の比較から得ら
れるが、これはゼロ交差検出部317,325とカウン
タ318の作用によりなされる。
【0042】なお、周波数Δfは、非常に低い周波数で
あっても、高い分解能での距離の測定を可能にしてい
る。ちなみに、レーザー光が照射されてから、その反射
光が戻るまでの時間差τは、
【0043】
【数3】τ÷(1/Δf)×2π=Φ〔ラジアン〕 から求めることができる。
【0044】図4は、本発明の実施の形態に係る水位測
定装置の測定結果の処理方法を示すためのグラフであ
る。一般に、水位の測定結果は、風や波、濁流等の影響
によって変動し、正確な値が確定しない。
【0045】そこで、水位の測定は複数回繰り返して行
い、各測定値各々の平均をとることで正確な値を確定す
る。しかし、その前に、まず、測定結果の処理装置(こ
の処理装置は、例えば、測定用電子回路11に設置可
能)に、所定の測定範囲外のデータを無視するようなア
ルゴリズムを実行する回路を予め含めておく。
【0046】即ち、水位測定装置の設置条件から、測定
値がとるべき範囲(上限値,下限値)が、予め推定可能
であるので、この範囲から外れる測定値は除外して、残
りの測定値のみで平均をとる。この処置により、不正確
な測定値を用いることによる平均値のシフトが防止でき
る。
【0047】本実施の形態では、上記の理由で変動する
測定値が、ガウス分布または正弦波関数の形で分布する
ものと仮定する。そこで、例えば、複数回(数百回)行
った測定結果から、測定距離の変動の範囲を10から5
0に区分した後、複数回分の測定値(データ)を、これ
ら10から50の区分のいずれかに入れる。
【0048】図4に示すグラフでは、横軸に区分、縦軸
に各区分に入るデータの個数を頻度と見た測定値の分布
が示されている。このグラフは、正規分布の場合は、釣
鐘型の分布となり、図4に示すように、中心値(μ)
と、分散を表すσの2つの値で分布特性が決まる。ここ
では分布の中心を測定値とするのであるから、必要なの
は中心値(μ)だけであるので、分散を表すσは不要で
ある。
【0049】測定結果の処理装置に組み込むべき具体的
なアルゴリズムとしては、上記に基づいた最大値と最小
値を定め、その間を等間隔に区分し、この区分毎に、区
分内のデータ数を集計することで頻度を算出し、算出さ
れた頻度が最大となる区分を中心値(μ)として決定す
るアルゴリズムとする。
【0050】図5,6,7は、本発明の実施の形態に係
る水位測定装置の設置方法の具体例を示す説明図であ
る。図5に示す設置方法では、水面3を有する水域内に
支柱52を構築し、支柱52の上部に本実施の形態に係
る水位測定装置を収めた筐体51を設置する。
【0051】図5では、支柱52の外部にレーザー光を
通す方法を示しているが、この他に、支柱52の内部に
レーザー光を通す方法が可能であり、この場合は、レー
ザー光を通す窓(開口部)が雨などで汚れないという利
点がある。
【0052】図6に示す設置方法では、水面3を有する
水域内の施設である橋などの構造物62を利用して、そ
の下部に本実施の形態に係る水位測定装置を収めた筐体
61を固定する。
【0053】この場合は、筐体61の設置が容易であ
り、外部からの電源の取り込みも容易となる。また、支
柱を使用しないので、増水時に、流されてくる漂流物や
石などの影響を受けない。
【0054】図7に示す設置方法では、水面3を有する
水域外(流域から離れた場所)に、筐体71のレーザー
開口部を取り込む柱72を立て、この内部を水面3を有
する水域からの水を引き込む連通管73とする。
【0055】水面3の水位は、連通管73内の水位74
と同じ高さであるから、連通管73内の水位74を測定
することで、水面3の水位を測定することができる。こ
の場合は、水面3を有する水域外(流域から離れた場
所)に柱72を立てるので、やはり、増水時に、流され
てくる漂流物や石などの影響を受けない。
【0056】また、連通管73に細いオリフィス管を設
けることで、外部の細かな水位変動を遮ることが可能と
なり、レーザー光が当たる部分の水面を安定させること
ができる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明では、レ
ーザー距離計のレーザー光線を直接水面に反射させて、
水面との距離を測定し、その後、測定対象における波の
高さが正規分布するものと仮定した上での測定結果の頻
度分布特性から、その中心値を予測するので、時々刻々
と水位が変化する場合や、濁流や悪天候で大波が立つ場
合にも正確に水位を測定することができる。
【0058】また、発光レーザーの強度変調信号に微小
変化分の周波数をミックスする方法により、測定精度を
向上させることができる。さらに、従来のフロート式や
空気圧式に比べて、可動部分を有しないため、測定作業
が簡単であり、かつ、遠隔地からの測定データの監視に
より保守の必要性が確認できるので、整備と調整の手間
が大幅に減じることができる。
【0059】また、消費電力が少ないので、太陽光や風
力により電源を自給する方式の採用が可能となり、山奥
の河川等の遠隔地への設置が可能となる。さらに、従来
のフロート式や空気圧式に比べて、水位変化に対する応
答性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の全体
構成とその設置環境を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の距離
計算回路の1例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の距離
計算回路の他の1例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の測定
結果の処理方法を示すためのグラフである。
【図5】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の設置
方法の具体例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の設置
方法の他の具体例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る水位測定装置の設置
方法の他の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……筐体、2……支柱、3……水面、11……測定用
電子回路、12……電源設備、13……通信設備、11
2……発光器、113……受光器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を使用して池や河川の水位を
    測定する水位測定装置において、 管理元からの制御指令の受信と、水位の測定結果の送信
    とを行う通信手段と、 装置内の全設備に電源を供給するための電源供給手段
    と、 測定対象となる水面にレーザー光を照射するレーザー光
    照射手段と、 前記照射したレーザー光の反射波を受光するレーザー光
    受光手段と、 前記照射したレーザー光の照射時刻と該レーザー光に対
    応する前記反射波の受光時刻との時間差、若しくは、前
    記照射したレーザー光の変調信号が保持する所定の物理
    量と該レーザー光に対応する前記反射波の前記変調信号
    が保持する前記物理量との差を使用して水位を算出する
    水位測定手段と、 前記水位測定手段による複数回の測定結果の分布から水
    位を決定する水位決定手段と、 を有することを特徴とする水位測定装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザー光を照射する時点から前記
    反射波を受光する時点までの間の経過時間を経時する経
    時手段を、前記水位決定手段に備えたことを特徴とする
    請求項1記載の水位測定装置。
  3. 【請求項3】 前記照射するレーザー光の強度変調に使
    用する変調信号の位相を前記所定の物理量としたことを
    特徴とする請求項1記載の水位測定装置。
  4. 【請求項4】 同軸ケーブル、通信用ケーブル、光ファ
    イバーケーブル、携帯電話網、専用周波数が割り当てら
    れた通信網の少なくともいずれか1つを使用する前記通
    信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の水位測
    定装置。
  5. 【請求項5】 商用電源、電池、風力利用電源、太陽光
    利用電源、燃料電池の少なくともいずれか1つを使用す
    る前記電源供給手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の水位測定装置。
  6. 【請求項6】 測定対象の水面上に立てられた支柱に取
    り付けられることを特徴とする請求項1記載の水位測定
    装置。
  7. 【請求項7】 測定対象の水面上に存在する既設の構造
    物に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の水
    位測定装置。
  8. 【請求項8】 連通管を備え、かつ測定対象の流域から
    離れた場所に立てられた柱に取り付けられることを特徴
    とする請求項1記載の水位測定装置。
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