JP2002103721A - センサにより印刷用紙の位置決めを行ってする印刷 - Google Patents

センサにより印刷用紙の位置決めを行ってする印刷

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JP2002103721A JP2000294122A JP2000294122A JP2002103721A JP 2002103721 A JP2002103721 A JP 2002103721A JP 2000294122 A JP2000294122 A JP 2000294122A JP 2000294122 A JP2000294122 A JP 2000294122A JP 2002103721 A JP2002103721 A JP 2002103721A
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Koichi Otsuki
幸一 大槻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを印刷用紙に対して正確に位置決
めして印刷を行う。 【解決手段】 印刷用紙Pは、ガイド29a,29bに
よってガイドされ、両側端がプラテン26の左側溝部2
6a、右側溝部26b上に位置するように副走査送りさ
れる。その際、フォトリフレクタ33を備えたキャリッ
ジ31は破線で示す位置に配されている。フォトリフレ
クタ33は、左側溝部26aと下流側溝部26rの接続
部分26dに印刷用紙Pが存在するか否かを検知する。
印刷用紙Pの前端がフォトリフレクタ33によって検知
されると、副走査送りは停止され、下流側溝部26r上
にある一部のノズルによって印刷用紙Pの上端部Pf
(図1においては、下端となる。)の印刷が開始され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドット記録ヘッ
ドを用いて記録媒体の表面にドットの記録を行う技術に
関し、特に、印刷用紙を正確に位置決めして印刷を行う
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
印刷ヘッドのノズルからインクを吐出するプリンタが広
く普及している。図15は、従来のプリンタの印刷ヘッ
ドの周辺を示す側面図である。印刷用紙Pは、プラテン
26oの上流に配された上流側紙送りローラ25p,2
5q、およびプラテン26oの下流に配された下流側紙
送りローラ25r,25sによって、矢印Aの方向に送
られ、所定の位置で停止される。そして、印刷用紙P
は、プラテン26o上でヘッド28oに向かい合うよう
に支持される。その後、印刷用紙を矢印Aの方向に少し
づつ送りながら印刷ヘッドからプラテン26o上の所定
の位置に向けて多数のインク滴Ipが吐出される。それ
らのインク滴Ipがプラテン26o上の印刷用紙Pに着
弾し、印刷用紙に画像が記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプリンタ
において、図15に示すように、破線で示す想定位置か
ら印刷用紙がずれている場合、印刷用紙上の想定した位
置に画像が形成されない。また、印刷用紙の端部近傍に
形成される予定であった画像が、印刷用紙からはみ出し
てしまうこともある。そのような場合には、図15に示
すように、インク滴が本来着弾すべき印刷用紙端部から
はずれてプラテン上に着弾してしまい、その後プラテン
上を通過する印刷用紙が、汚れてしまう。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、印刷用紙を正確
に位置決めして印刷を行う技術を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では
以下の構成を採用した。本発明のドット記録装置は、イ
ンク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたド
ット記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面にドットの記録
を行うドット記録装置である。そして、ドット記録ヘッ
ドを印刷媒体に対して駆動して主走査を行う主走査駆動
部と、主走査の最中に複数のドット形成要素のうちの少
なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッド
駆動部と、主走査の方向と交わる方向に印刷媒体を駆動
して副走査を行う副走査駆動部と、所定の検出地点にお
ける印刷媒体の有無を検知するための検知部と、各部を
制御するための制御部と、を備える。そして、検知部
は、主走査の際にドット形成要素から吐出されるインク
滴の軌跡と交わらない位置に設けられている。このよう
な態様とすれば、検知部によって印刷媒体を検出するこ
とによって、印刷媒体を正確に位置決めしてドットの記
録を行い、記録媒体上に画像を形成することができる。
【0006】なお、上記のドット記録装置において、以
下のような印刷を行うことが好ましい。すなわち、検出
地点に印刷媒体がない状態から印刷媒体の副走査を開始
する。そして、検知部が印刷媒体を検知した場合に、副
走査の方向に関して所定の副走査位置で印刷媒体の副走
査を停止させる。その後、印刷媒体が所定の副走査位置
にある状態で、ドット形成要素からインク滴を吐出させ
つつ主走査を開始する。このような印刷によれば、印刷
媒体の先端部が所定の検出地点に到達したか否かを基準
として印刷媒体の位置決めを行うことができる。よっ
て、副走査方向について正確に印刷媒体の位置決めを行
うことができる。
【0007】また、検知部は、所定の検出地点に向けて
光を射出する発光部と、光が印刷媒体に当たって反射し
た反射光を受ける受光部と、を備えることが好ましい。
このようにすれば、印刷媒体に接触することなく印刷媒
体を検知することができ、印刷媒体へのドットの記録の
際に邪魔になることがない。
【0008】なお、検知部は、主走査の際にドット記録
ヘッドと一体で駆動されるように設けられていることが
好ましい。このような態様とすれば、主走査においてド
ット記録ヘッドと検知部とが干渉することがない。
【0009】また、検知部の位置は、副走査の方向につ
いては、印刷に使用されるドット形成要素のうち副走査
の方向の下流側の端に位置するドット形成要素の近傍の
位置に設定されていることが好ましい。このような態様
とすれば、印刷媒体の先端部を印刷するドット形成要素
の近傍において、印刷媒体の有無を検知して印刷媒体の
位置決めを行うことができる。よって、印刷媒体の先端
部を印刷するドット形成要素に対して印刷媒体を正確に
位置決めすることができる。
【0010】なお、ドット記録装置は、主走査の行路の
少なくとも一部においてドット形成要素と向かい合うよ
うに、主走査の方向に延長して設けられ、印刷媒体を支
持するプラテンを備えることが好ましい。そして、以下
のような構成とすることが好ましい。すなわち、そのプ
ラテンは、少なくとも複数のドット形成要素のうち副走
査の方向の下流側の端に位置するドット形成要素と向か
い合う位置に、主走査の方向に延長して設けられた下流
側溝部を有するものとする。そして、検知部の検出地点
は、下流側溝部の開口内で、かつ、副走査の方向に関し
てはドット形成要素が存在する範囲内の所定の位置とす
る。このような態様とすれば、記録媒体の先端が下流側
溝部の開口に位置することを検出して、ドット形成要素
による記録媒体の先端近傍へのドットの記録を開始する
ことができる。
【0011】また、プラテンは、さらに、副走査の方向
について、少なくともドット形成要素からのインク滴の
着弾範囲を含む範囲に設けられ、下流側溝部とつながっ
ている側方溝部を有する態様とし、さらに、以下のよう
な構成とすることが好ましい。すなわち、ドット記録装
置は、さらに、副走査の際に主走査の方向についての所
定の主走査位置に印刷媒体を位置決めするためのガイド
部を備える。そして、ガイド部が印刷媒体を位置決めす
る所定の主走査位置は、印刷媒体が主走査の方向に関し
てドット記録ヘッドの主走査の行程内に位置し、印刷媒
体の主走査の方向の一方の側端部が、側方溝部の開口上
に位置する位置とする。そして、検知部の検出地点は、
側方溝部と下流側溝部との接続部分の所定の位置とす
る。このような態様とすれば、記録媒体の先端が下流側
溝部の開口に位置し、側端部が側方溝部の開口上に位置
することを検出して、記録媒体へのドットの記録を開始
することができる。
【0012】なお、側方溝部を、第1の側方溝部と、第
2の側方溝部と、の一対設けることが好ましい。そし
て、第1の側方溝部と第2の側方溝部とは、印刷媒体が
所定の主走査位置にあるとき、印刷媒体の主走査の方向
の一方の側端部が第1の側方溝部上に位置し、他方の側
端部が第2の側方溝部上に位置するように設けることが
好ましい。このような態様とすれば、記録媒体の先端が
下流側溝部の開口に位置し、一方の側端部が第1の側方
溝部の開口上に位置することを検出したときに、他方の
側端部が第2の側方溝部の開口上に位置することとな
る。そして、そような配置を確認して、記録媒体へのド
ットの記録を開始することができる。
【0013】なお、本発明は、以下に示すような種々の
態様で実現することが可能である。 (1)ドット記録装置、印刷制御装置、印刷装置。 (2)ドット記録方法、印刷制御方法、印刷方法。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
【0014】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施の形態を実
施例に基づいて以下の順序で説明する。 A.実施形態の概要: B.装置の全体構成: C.印刷用紙の配置: D.上端処理: E.左右側端部の印刷: F.下端処理: G.変形例:
【0015】A.実施形態の概要:図1は、本発明の実
施の形態におけるインクジェットプリンタのプラテン周
辺の構造を簡略に示す平面図である。図1においては、
印刷用紙Pは、上方から下方に向けて矢印SSの向きに
副走査送りされる。その際、印刷用紙Pは、ガイド29
a,29bによってガイドされ、両側端Pa,Pbがプ
ラテン26の左側溝部26a、右側溝部26b上に位置
するように副走査送りされる。一方、印刷用紙Pがプラ
テン26上に向けて副走査送りされる際には、印刷ヘッ
ドのキャリッジ31は破線で示す位置に配されている。
このキャリッジ31は、プラテン26と向かい合う面に
フォトリフレクタ33を備えている。このフォトリフレ
クタ33は、キャリッジ31上において副走査方向の下
流側の端のノズルよりもわずかに上流(矢印SSの逆の
方向)の位置に設けられている。このフォトリフレクタ
33は、左側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分
26dの所定の地点DPに印刷用紙Pが存在するか否か
を検知する。
【0016】印刷用紙Pが矢印SSの方向に副走査送り
され、その前端がフォトリフレクタ33によって検知さ
れると、印刷用紙Pの副走査送りは停止される。そし
て、印刷ヘッド上のノズルのうち、下流側溝部26r上
にある一部のノズルによって印刷用紙Pの上端部Pf
(図1においては、下端となる。)の印刷が開始され
る。印刷ヘッド上のノズルは、印刷用紙Pの上端部Pf
よりも矢印SSの方向の先にまで設けられているので、
印刷用紙Pの上端に余白を作ることなく画像を形成する
ことができる。また、印刷に使用されるノズルは下流側
溝部26r上にあるノズルであるため、インク滴が印刷
用紙Pからはずれた場合にも、インク滴は下流側溝部2
6r内に着弾し、プラテン26の中央部26cに着弾す
ることがない。よって、プラテン26の中央部26cに
着弾したインク滴によって印刷用紙Pの下面を汚すこと
がない。また、印刷用紙Pの左右両側端部についても、
同様に、主走査の際に左側溝部26a、右側溝部26b
上に位置するノズルによって印刷を行う。よって、プラ
テン26の中央部26cを汚すことなく、左右両側端を
余白なく印刷することができる。
【0017】B.装置の構成:図2は、本印刷装置のソ
フトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュー
タ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、
アプリケーションプログラム95が動作している。オペ
レーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリ
ンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーショ
ンプログラム95からは、これらのドライバを介して、
プリンタ22に転送するための画像データDが出力され
ることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーシ
ョンプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込
み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ
91を介してCRT21に画像を表示している。スキャ
ナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から
読み取られ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データOR
Gである。
【0018】このアプリケーションプログラム95が、
印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドラ
イバ96が、画像データをアプリケーションプログラム
95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信
号(ここではシアン、マゼンタ、イエロ、ライトシア
ン、ライトマゼンタ、ブラックの各色についての多値化
された信号)に変換している。図2に示した例では、プ
リンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール
97と、色補正モジュール98と、ハーフトーンモジュ
ール99と、ラスタライザ100とが備えられている。
また、色補正テーブルLUT、ドット形成パターンテー
ブルDTも記憶されている。
【0019】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データ
(RGBの3色からなる)の解像度、即ち、単位長さ当
りの画素数をプリンタドライバ96が扱うことができる
解像度に変換する。色補正モジュール98は、色補正テ
ーブルLUTを参照しつつ、解像度変換された画像デー
タを、各画素ごとにプリンタ22が使用するシアン
(C)、マゼンタ(M)、ライトシアン(LC)、ライ
トマゼンタ(LM)、イエロ(Y)、ブラック(K)の
各色のデータに変換する。
【0020】色補正されたデータは、所定の階調値を有
している。プリンタ22はこの階調値を、ドットを分散
して形成することによって表現する。ハーフトーンモジ
ュール99がデータに対してハーフトーン処理を行うこ
とによって、データは、プリンタ22がそのようなドッ
トの形成で階調値を表現できるようなデータとなる。ハ
ーフトーンモジュール99は、ドット形成パターンテー
ブルDTを参照して、画像データの階調値に応じてそれ
ぞれのインクドットのドット形成パターンを設定した上
で、このハーフトーン処理を実行する。処理された画像
データは、ラスタライザ100によりプリンタ22に転
送する順番に並べ替えられ、最終的な印刷データPDと
して出力される。印刷データPDは、各主走査時のドッ
トの記録状態を表すラスタデータと副走査送り量を示す
データとを含んでいる。本実施例では、プリンタ22は
印刷データPDに従ってドットを形成する役割を果たす
のみであり画像処理は行っていないが、これらの処理を
プリンタ22で行うものとしても差し支えない。
【0021】次に、図3によりプリンタ22の概略構成
を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙
送りモータ23によって印刷用紙Pを搬送する機構と、
搬送の際に印刷用紙Pをガイドするガイド29a,29
b(図3において図示せず)と、キャリッジモータ24
によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復
動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッ
ド28を駆動してインクの吐出およびインクドットの形
成を行う機構と、これらの紙送りモータ23、キャリッ
ジモータ24、印刷ヘッド28および操作パネル32と
の信号のやり取りを司る制御回路40とから構成されて
いる。
【0022】キャリッジ31をプラテン26の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン26の軸と平行に架設さ
れ、キャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と
キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を
張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検
出する位置検出センサ39等から構成されている。
【0023】キャリッジ31には、黒インク(K)用の
カートリッジ71とシアン(C),ライトシアン(L
C)、マゼンタ(M),ライトマゼンダ(LM)、イエ
ロ(Y)の6色のインクを収納したカラーインク用カー
トリッジ72が搭載可能である。キャリッジ31の下部
の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61
ないし66が形成されており、キャリッジ31の底部に
は、この各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導
く導入管67が立設されている。キャリッジ31に黒
(K)インク用のカートリッジ71およびカラーインク
用カートリッジ72を上方から装着すると、各カートリ
ッジに設けられた接続孔に導入管67が挿入され、各イ
ンクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66への
インクの供給が可能となる。
【0024】図4は、ピエゾ素子PEとノズルNzとの
構造を詳細に示した説明図である。キャリッジ31下部
に設けられた各色のヘッド61ないし66には、各ノズ
ルごとに、電歪素子の一つであって応答性に優れたピエ
ゾ素子PEが配置されている。そして、図4上段に図示
するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインク
を導くインク通路68に接する位置に設置されている。
ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結
晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換
を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両
端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加するこ
とにより、図4下段に示すように、ピエゾ素子PEが電
圧の印加時間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変
形させる。この結果、インク通路68の体積はピエゾ素
子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するイ
ンクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速
に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装
着された用紙Pに染み込むことにより、印刷が行われ
る。
【0025】図5は、インク吐出用ヘッド61〜66に
おけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図で
ある。これらのノズルの配置は、ブラック(K)、シア
ン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ラ
イトマゼンダ(LM)、イエロ(Y)各色ごとにインク
を吐出する6組のノズルアレイから成っており、それぞ
れ48個のノズルが一定のノズルピッチkで一列に配列
されている。「ノズルピッチ」とは、印刷ヘッド上に配
されるノズルの副走査方向の間隔が何ラスタ分(すなわ
ち、何画素分)であるかを示す値である。ここで、「ラ
スタ」とは、主走査方向に並ぶ画素の列である。そし
て、「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録す
る位置を規定するために、印刷媒体上に仮想的に定めら
れた方眼状の升目である。例えば、間に3ラスタ分の間
隔をあけて配されているノズルのピッチkは4である。
【0026】図6は、フォトリフレクタの電気的構成を
示す説明図である。キャリッジ31下面には、図5に示
すように、副走査方向についてノズル#4と同じ位置に
フォトリフレクタ33が設けられている。なお、フォト
リフレクタ33は、副走査の方向の下流側の端に位置す
る#1のノズルの近傍に設けられていればよく、例え
ば、#1のノズルよりもノズルのピッチの数倍だけ上流
側に設けることが好ましい。このフォトリフレクタ33
は、図6に示すように、発光ダイオード33dとフォト
トランジスタ33tを一体として設けたものである。発
光ダイオード33dは、所定の検出地点に向けて光を射
出し、フォトトランジスタ33tは、その反射光を受け
て光量の変化を電流の変化に変換する。制御回路40内
のCPU41は、印刷用紙Pによって反射された反射光
を、フォトトランジスタ33tが受光したか否かに応じ
て、印刷用紙Pの一部が検出地点にあるか否かを判定す
る。
【0027】このフォトリフレクタ33が特許請求の範
囲にいう「検知部」に相当する。そして、発光ダイオー
ド33dが「発光部」に相当し、フォトトランジスタ3
3tが「受光部」に相当する。なお、発光部は、所定の
検出地点に向けて光を射出することができるものであれ
ばよく、レーザとすることもできる。また、受光部は、
光が前記印刷媒体に当たって反射した反射光を受けるこ
とができるものであればよく、フォトダイオードとする
こともできる。
【0028】図7は、プラテン26の周辺を示す平面図
である。プラテン26は、主走査において印刷ヘッド2
8の各ノズルと向かい合うように、主走査の方向MSに
印刷用紙Pの幅よりも長く設けられている。そして、プ
ラテン26の上流には、上流側紙送りローラ25a、2
5bが設けられている。上流側紙送りローラ25aが一
つの駆動ローラであるのに対し、上流側紙送りローラ2
5bは自由に回転する複数の小ローラである。また、プ
ラテンの下流には、下流側紙送りローラ25c、25d
が設けられている。下流側紙送りローラ25cが駆動軸
に設けられた複数のローラであり、下流側紙送りローラ
25dは自由に回転する複数の小ローラである。下流側
紙送りローラ25cと上流側紙送りローラ25aとは、
外周の速さが等しくなるように同期して回転する。
【0029】印刷ヘッド28は、これらの上流側紙送り
ローラ25a、25bおよび下流側紙送りローラ25
c、25dに挟まれたプラテン26上を主走査において
往復動する。印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25
a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dに
保持され、その間の部分をプラテン26の上面によって
印刷ヘッド28のノズル列と向かい合うように支持され
る。そして、上流側紙送りローラ25a、25bおよび
下流側紙送りローラ25c、25dによって副走査送り
を実施されて、印刷ヘッド28のノズルから吐出される
インクにより順次画像を記録される。
【0030】また、プラテン26には、副走査方向の上
流側および下流側にそれぞれ上流側溝部26fと下流側
溝部26rが設けられている。上流側溝部26fと下流
側溝部26rは、それぞれ主走査方向に印刷用紙Pの幅
よりも長く設けられている。下流側溝部26rは、印刷
ヘッド28上のノズルNのうち下流の端のノズルを含む
下流側の一部のノズル群Nr(図7において斜線で示す
部分のノズル)と向かい合う位置に設けられている。た
だし、下流側溝部26rの幅は、ノズル群Nrの副走査
方向の幅よりも広い。そして、上流側溝部26fは、印
刷ヘッド28上のノズルのうち上流の端のノズルを含む
上流側の一部のノズル群Nf(図7において図示せず)
と向かい合う位置に設けられている。そして、上流側溝
部26fの幅は、ノズル群Nfの副走査方向の幅よりも
広い。
【0031】また、プラテン26には、上流側溝部26
fと下流側溝部26rとのそれぞれの両端を結ぶように
副走査方向に延びる、左側溝部26aと右側溝部26b
とが設けられている。左側溝部26aと右側溝部26b
とは、印刷ヘッド上のノズル列からのインク滴の着弾範
囲よりも長く副走査の方向の範囲に設けられている。そ
して、左側溝部26aと右側溝部26bは、それぞれの
中心線同士の(主走査方向の)間隔が、印刷用紙Pの主
走査方向の幅に等しくなるように設けられている。な
お、左側溝部26aと右側溝部26bは、印刷用紙Pが
ガイド29a,29bによってガイドされる所定の主走
査位置にあるとき、印刷用紙Pの主走査の方向の一方の
側端部Paが左側溝部26a上に位置し、他方の側端部
Pbが右側溝部26b上に位置するように設けられてい
ればよい。したがって、上記のように、印刷用紙Pが定
位置にあるとき、その側端部が左側溝部26aと右側溝
部26bの中心線上にある態様以外に、印刷用紙Pの側
端部が左側溝部26aと右側溝部26bの中心線よりも
内側に位置するように設けられていてもよい。
【0032】これら上流側溝部26f、下流側溝部26
r、左側溝部26aおよび右側溝部26bは互いに接続
されており、四辺形の溝部を構成する。そして、その底
部にはインク滴Ipを受けてこれを吸収するための吸収
部材27が配されている。
【0033】印刷用紙Pは、上流側紙送りローラ25
a、25bおよび下流側紙送りローラ25c、25dに
よって副走査送りを実施されているときには、上流側溝
部26fと下流側溝部26rの開口上を通過していく。
また、印刷用紙Pは、プラテン26上において、左側端
部Paは左側溝部26a上に位置し、右側端部Pbは右
側溝部26b上に位置するように、ガイド29a,29
bによって主走査方向について位置決めされている。
【0034】次に、プリンタ22の制御回路40(図3
参照)の内部構成を説明する。制御回路40の内部に
は、CPU41、PROM42、RAM43の他、コン
ピュータ90とのデータのやり取りを行うPCインタフ
ェース45と、インク吐出用ヘッド61〜66にインク
ドットのON、OFFの信号を出力する駆動用バッファ
44などが設けられており、これらの素子および回路は
バスで相互に接続されている。制御回路40は、コンピ
ュータ90で処理されたドットデータを受け取り、これ
を一時的にRAM43に蓄え、所定のタイミングで駆動
用バッファ44に出力する。
【0035】以上説明したハードウェア構成を有するプ
リンタ22は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送し
つつ、キャリッジ31をキャリッジモータ24により往
復動させ、同時に印刷ヘッド28の各ノズルユニットの
ピエゾ素子を駆動して、各色インク滴Ipの吐出を行
い、インクドットを形成して用紙P上に多色の画像を形
成する。
【0036】なお、本実施例のプリンタにおいては、後
述するように、印刷用紙Pの上端Pfを下流側溝部26
r上で印刷し、下端Prを上流側溝部26f上で印刷す
るために、印刷用紙の上端近傍と下端近傍において、印
刷用紙の中間部分とは異なる印刷処理が行われる。な
お、この明細書では、印刷用紙の中間部分における印刷
処理を「中間処理」と呼び、また、印刷用紙の上端近傍
における印刷処理を「上端処理」、印刷用紙の下端近傍
における印刷処理を「下端処理」と呼ぶ。また、上端処
理と下端処理とをまとめて呼ぶときには「上下端処理」
と呼ぶ。
【0037】また、上流側溝部26fおよび下流側溝部
26rの副走査方向の幅Wは、次の式で定めることがで
きる。
【0038】W=p×n+α
【0039】ここで、pは、上下端処理における副走査
送りの1回の送り量[インチ]である。nは、上端処
理、下端処理それぞれにおいて実施する副走査送りの回
数である。αは、上端処理、下端処理それぞれにおいて
想定される副走査送りの誤差である。下端処理(上流側
溝部26f)におけるαの値は、上端処理(下流側溝部
26r)におけるαの値よりも大きく設定しておくこと
が好ましい。上記のような式でプラテンの溝部の幅を定
めることとすれば、上下端処理の際にノズルから吐出さ
れるインク滴を十分受け止められるだけの幅を有する溝
部を設けることができる。
【0040】C.印刷用紙の配置:図8は、インクジェ
ットプリンタにおいて最初に印刷用紙Pをプラテン26
上配するときの各部の配置を示す平面図である。図8に
おいては、印刷用紙Pは、上方から下方に向けて矢印S
Sの向きに副走査送りされる。その際、印刷用紙Pは、
ガイド29a,29b(図7参照)によってガイドさ
れ、両側端がプラテン26の左側溝部26a、右側溝部
26b上に位置するように副走査送りされる。
【0041】印刷用紙Pがプラテン26の中央部26c
上に向けて副走査送りされる際には、印刷ヘッド28の
キャリッジ31は、図8に示すようにプラテン26上の
左寄りの位置に配されている。そして、キャリッジ31
が図8の位置にあるとき、フォトリフレクタ33は、左
側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分26dにあ
る所定の検出地点DP上に位置する。この位置におい
て、フォトリフレクタ33の発光ダイオード33dは検
出地点DPに向けて光を射出することができる。この検
出地点DPは、副走査の方向の位置については、印刷ヘ
ッド28上のノズルが存在する範囲内の所定の位置であ
る。CPU41は、フォトリフレクタ33によって、検
出地点DPに印刷用紙Pが存在するか否かを検知するこ
とができる。
【0042】フォトリフレクタ33は、印刷用紙に接触
することなく印刷用紙を検知することができるため、接
触式のセンサの場合と異なり、その後の印刷において邪
魔になることがない。また、フォトリフレクタ33はキ
ャリッジに設けられているため、主走査におけるインク
滴の軌跡と交わることがない。よって、インクがかかっ
て検出性能が劣化する可能性が少ない。そして、フォト
リフレクタ33の検出地点DPは、副走査方向について
ノズルが存在する範囲内の所定の位置であるため、印刷
用紙Pを検出した際の印刷用紙Pの位置の近傍に印刷用
紙Pを配して、ノズルからインク滴を吐出させれば、印
刷用紙Pの先端に余白なく画像を形成することができ
る。
【0043】まず、プラテン26上に印刷用紙Pがない
状態から、矢印SSの向きに印刷用紙Pが副走査送りさ
れる。そして、その先端がフォトリフレクタ33によっ
て検知されると、印刷用紙Pの副走査送りは停止され
る。本実施例では、フォトリフレクタ33はノズル#4
の位置に設けられている。CPU41は、そのフォトリ
フレクタ33が印刷用紙Pを検出してからわずかに副走
査送りを行って、副走査方向の下流の端のノズル(以
下、このノズルを「下端ノズル」と呼ぶ。)の位置より
も数ラスタ分だけ副走査方向上流(矢印SSと逆の方
向)の位置に印刷用紙Pの上端Pfが位置するように、
副走査送りを停止させる。上記のように印刷用紙Pの副
走査送りがなされた結果、印刷用紙Pは、プラテン26
の中央部26cによって支持され、その上端(図8にお
いて上端は図の下側に位置する)は下流側溝部26r上
に位置することとなる。なお、印刷用紙Pの左側端部P
aは左側溝部26a上に位置し、右側端部Pbは右側溝
部26b上に位置する。
【0044】その後、図7のようにキャリッジがの右端
側に移動され、印刷が開始される。すなわち、ノズルか
らインク滴を吐出させつつ主走査が行われる。なお、印
刷用紙Pの副走査送りを行っても、フォトリフレクタ3
3によって検出地点DPで印刷用紙Pを検出することが
できない場合は、CPU41は、コンピュータ90にエ
ラーの信号を送信して、印刷を中止する。
【0045】D.上端処理:本実施例では、印刷用紙の
上端まで余白なく画像を記録する。その際、印刷用紙P
の上端部Pfにおける記録は、副走査方向について下流
側溝部26r上の位置と対応する位置に配されているノ
ズルNrによって記録される。そして、図7に示すよう
に、ノズルNrのうちの下端ノズルを含む一部のノズル
は、印刷用紙Pの上端よりも副走査方向下流(矢印SS
の方向)に位置する。言いかえれば、印刷用紙Pの上端
Pfが下端ノズルよりも副走査方向上流に位置するよう
に印刷用紙Pが配置される。
【0046】理論上は、下端ノズルが印刷用紙Pの上端
ぎりぎりの位置に位置するように、印刷ヘッド28に対
して印刷用紙Pを配置してドットの記録を開始すること
とすれば、印刷用紙Pの上端いっぱいまで余白なく画像
を記録することができる。しかし、副走査送りの際には
送り量について誤差が生じる場合がある。また、印刷ヘ
ッド28の製造誤差などによりインク滴の吐出方向がず
れる場合もある。本実施例では、印刷用紙Pの上端Pf
が、下端ノズルよりも、上流に位置するように印刷用紙
Pを配して、印刷用紙Pの上端部Pfの印刷を実施して
いる。このため、印刷用紙上へのインク滴の着弾位置が
ずれた場合についても、印刷用紙の上端に余白が生じな
い。
【0047】図9は、印刷開始時の印刷ヘッド28と印
刷用紙Pの関係を示す側面図である。ここでは、説明を
簡単にするためノズルの数を8個として説明する。プラ
テン26の中央部26cは、印刷ヘッド28の#2のノ
ズルから数えて2ラスタ分後ろの位置から、#7のノズ
ルから数えて2ラスタ分前の位置までの範囲R26に設
けられているものとする。したがって、印刷用紙がない
状態で各ノズルからインク滴Ipを吐出させた場合で
も、#1,#2,#7,#8のノズルからのインク滴は
プラテン26に着弾することはない。
【0048】図7において、印刷ヘッド28の斜線で示
した部分のノズル群Nrが、#1、#2のノズルが位置
する部分である。主走査の際にそれらのノズルが通過す
る部分の下方には、下流側溝部26rが設けられてい
る。そして、下流側溝部26r上に印刷用紙Pの上端P
fがあるときに印刷が開始される。本実施例では、印刷
用紙Pの上端部Pfの真上にある#2のノズルと、印刷
用紙Pの上端部Pfの外側にある#1のノズルとを使用
して印刷用紙Pの上端部Pfを印刷するので、印刷用紙
Pの上端部に余白を作ることなく画像を印刷することが
できる。また、フォトリフレクタ33を使用して印刷用
紙Pの位置決めを行っているため、上端処理に使用する
ノズルに対して正確に印刷用紙Pを配置することができ
る。さらに、副走査送りの誤差などにより印刷用紙の位
置がずれた場合にも、#1、#2のノズルは、下流側溝
部26r上にあるため、インク滴がプラテン26の中央
部26cに着弾することがない。
【0049】図10は、画像データDと印刷用紙Pとの
関係を示す平面図である。本実施例では、印刷用紙Pの
上端Pfを超えて印刷用紙Pの外側まで画像データDを
設定する。また、下端Pr、左側端Pa、右側端Pbに
ついても同様に、印刷用紙Pの端を超えて印刷用紙Pの
外側まで画像データDを設定する。したがって、本実施
例においては、画像データDと印刷用紙Pの大きさ、及
び印刷時の画像データDの想定位置と印刷用紙Pの配置
の関係は、図10に示すようになる。なお、左側端P
a、右側端Pbの左右の名称については、プリンタ22
の左右の名称と対応させたため、印刷用紙Pにおいて
は、実際の左右と左側端Pa、右側端Pbの名称とが逆
になっている。
【0050】E.左右側端部の印刷:図11は、印刷用
紙Pの左右側端部の印刷を示す説明図である。本実施例
では、上端処理および下端処理を含め、印刷用紙Pへの
画像の記録全体を通じて、印刷用紙Pの左右端部にも余
白を設けないように印刷を行う。その際、印刷ヘッド2
8は、主走査において、一方の端については、全てのノ
ズルが印刷用紙Pの端を越えて印刷用紙Pの外側に位置
するところまで送られ、他方の端についても、やはり全
てのノズルが印刷用紙Pの他方の端を越えて印刷用紙P
の外側に位置するところまで送られる。そして、ノズル
Nzが印刷用紙P上にあるときだけでなく、ノズルNz
が印刷用紙Pの端を超えた位置であって、かつ、左側溝
部26aまたは右側溝部26b上にあるときにも、画像
データDにしたがってそのノズルNzからインク滴を吐
出する。
【0051】このような印刷を行うことで、多少印刷用
紙Pが主走査方向にずれた場合にも、印刷用紙Pの左右
の両端に余白を作ることなく画像を形成することができ
る。また、フォトリフレクタ33の検出地点DPは、左
側溝部26aと下流側溝部26rの接続部分26dにあ
り、検出地点DPにおいて印刷用紙Pを検出できないと
きは印刷と中止することとしているため、主走査方向に
ついても印刷用紙Pを正しい位置に配置して印刷を行う
ことができる。そして、印刷用紙の両側端部を印刷する
ノズルは左側溝部26aまたは右側溝部26b上に位置
するノズルであるため、インク滴が印刷用紙Pからはず
れた場合にも、インク滴はプラテン26の中央部26c
に着弾することなく、左側溝部26aまたは右側溝部2
6bに着弾する。よって、プラテン26の中央部26c
に着弾したインク滴によって、印刷用紙Pが汚されるこ
とがない。
【0052】F.下端処理:図12は、印刷用紙Pの下
端部Prの印刷をする際の上流側溝部26fと印刷用紙
Pの関係を示す平面図である。本実施例では、上端の場
合と同様、下端についても印刷用紙Pの端まで余白なく
画像を記録する。図12において、印刷ヘッド28の斜
線で示した部分のノズル群Nfが、下端処理を実施する
ノズルが位置する部分である。主走査の際にそれらのノ
ズルが通過する部分の下方には、上流側溝部26fが設
けられている。そして、上流側溝部26f上の一点鎖線
で示す位置に印刷用紙Pの下端Prがあるときに、下端
部Prの印刷が行われ、その後印刷を終了する。このと
き、ノズル群Nfのうちの一部のノズルは、印刷用紙P
の下端(図12においては図の上側の端)よりも副走査
方向上流に位置する。
【0053】上端処理の場合と同様に、副走査方向最上
流のノズル(以下、このノズルを「上端ノズル」と呼
ぶ。)が印刷用紙Pの下端ぎりぎりの位置に位置すると
きに、下端のドットの記録を行うすることとすれば、理
論上は、印刷用紙の下端いっぱいまで画像を記録するこ
とができる。しかし、本実施例では、印刷用紙Pの下端
が、上端ノズルよりも下流に位置するようなときに、印
刷用紙Pの下端部Prの印刷を実施する。よって、印刷
用紙上へのインク滴の着弾位置がずれた場合について
も、印刷用紙の下端に余白が生じない。
【0054】図13は、印刷用紙Pの下端部Prの印刷
をする際の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関係を示す側
面図である。印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際、
印刷用紙Pの下端Prは上流側溝部26f上に位置す
る。そして、印刷用紙Pの下端部Prの印刷は、下端部
Prの真上にある#7のノズルと、印刷用紙Pの下端部
Prの外側にある#8のノズルとを使用して実施する。
このため、本実施例のプリンタ22は、印刷用紙Pの下
端部Prに余白を作ることなく画像を印刷することがで
きる。また、本実施例のプリンタ22は、印刷を開始す
る際に、フォトリフレクタ33を使用して印刷用紙Pの
位置決めを行っている。このため、印刷開始後の副走査
送りが正確に行われる限り、下端処理の際に使用するノ
ズルに対して正確に印刷用紙Pを配することができる。
さらに、副走査送りの誤差などにより印刷用紙の位置が
ずれた場合にも、#7、#8のノズルは、上流側溝部2
6f上にあるため、インク滴がプラテン26の中央部2
6cに着弾することがない。
【0055】G.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0056】G1.変形例1:上記実施例では、検知部
はキャリッジ31上に一つ設けられていた。しかし、検
知部は、プリンタ22の他の部位に設けることもでき
る。例えば、キャリッジ31が主走査において通過する
空間よりもさらにプラテンから離れた位置に、キャリッ
ジ31とは独立に検知部を設けることとしてもよい。そ
のような態様とすれば、キャリッジ31を動かすことな
く検出地点における印刷用紙の有無を検出することがで
きる。そして、主走査におけるキャリッジの位置に寸法
誤差が生じた場合にも、その影響を受けない。さらに
は、それぞれ異なる検出地点に対応する複数の検知部を
設けることができる。左側溝部上と右側溝部上にそれぞ
れ検知部を設けることとすれば、主走査方向のいずれの
向きに印刷用紙がずれた場合にも、これを検知すること
ができる。
【0057】また、検知部が、摺動軸34上をキャリッ
ジ31とは独立に動く態様とすることもできる。そし
て、印刷の際にキャリッジと検知部とが干渉しないよう
に検知部を移動させることとすれば、印刷の際に支障に
なることもない。このような態様とすれば、上述のキャ
リッジ31よりもさらにプラテンから離れた位置に検知
部を設ける態様に比べて、プリンタの高さ方向の寸法を
小さくすることができる。
【0058】図14は、変形例のプラテン26の周辺を
示す平面図である。検知部は、また、主走査においてキ
ャリッジ31が往復する位置よりもさらに副走査方向の
下流に設けてもよい。このような態様としても、検知部
(フォトリフレクタ33a)によって印刷媒体を検出す
ることによって、印刷媒体を正確に位置決めしてドット
の記録を行い、記録媒体上に画像を形成することができ
る。ただし、このような態様においては、溝上に印刷用
紙の上端部を配して、溝上のノズルで印刷用紙の上端ま
で余白なく印刷を行う場合には、印刷用紙を副走査方向
の上流に向けて通常とは逆の方向に印刷用紙を送る必要
がある。
【0059】一方、主走査においてキャリッジ31が往
復する位置よりもさらに副走査方向の上流に検知部を設
ける態様とすることもできる。そのような態様におい
て、検知部で印刷用紙を検知した後、所定量だけ副走査
送りを行ってから印刷を開始することとすれば、印刷媒
体の上端が任意の位置に来るように印刷用紙を配して、
印刷を開始することができる。よって、印刷用紙検知
後、溝上に印刷用紙の上端が来るように副走査を行っ
て、その状態から溝上のノズルで端部印刷を行うことも
できる。このように、主走査においてキャリッジ31が
往復する位置よりも副走査方向の下流又は上流に検知部
を配することとすれば、単純な構造で印刷媒体の位置を
検知するという目的を達成することができ、装置も小さ
くすることができる。
【0060】G2.変形例2:上記実施例では、上端処
理と下端処理の両方を実行していたが、必要に応じてい
ずれか一方のみを実行するようにしてもよい。また、上
端処理と下端処理の何れも実施しないこととしてもよ
い。本実施例の印刷装置は、プラテン26の、副走査方
向の上流側および下流側にそれぞれ上流側溝部26fと
下流側溝部26rを備え、左右に左側溝部26aと右側
溝部26bとを備えていたが、これらのうちいずれかを
選択的に備えるものとしてもよい。そのような場合に
は、印刷用紙Pの各端部の印刷は、対応する溝部が設け
られている端部についての行われ、それぞれ溝部上にあ
るノズルを使用して行われることが好ましい。また、溝
部を備えないプラテン上において、印刷用紙Pを正確に
位置決めして、四辺に余白を設けて印刷用紙P内の正確
な位置に画像を印刷することとしてもよい。
【0061】G3.変形例3:上記実施例において、ハ
ードウェアによって実現されていた構成の一部をソフト
ウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウ
ェアによって実現されていた構成の一部をハードウェア
に置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU41
(図3)の機能の一部をホストコンピュータ90が実行
するようにすることもできる。
【0062】このような機能を実現するコンピュータプ
ログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で
提供される。ホストコンピュータ90は、その記録媒体
からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置
または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を
介してプログラム供給装置からホストコンピュータ90
にコンピュータプログラムを供給するようにしてもよ
い。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、
内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホ
ストコンピュータ90のマイクロプロセッサによって実
行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプ
ログラムをホストコンピュータ90が直接実行するよう
にしてもよい。
【0063】この明細書において、ホストコンピュータ
90とは、ハードウェア装置とオペレーションシステム
とを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の
下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピ
ュータプログラムは、このようなホストコンピュータ9
0に、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機
能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペ
レーションシステムによって実現されていても良い。
【0064】なお、この発明において、「コンピュータ
読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク
やCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各
種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置
や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている
外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるインクジェットプ
リンタのプラテン周辺の構造を簡略に示す平面図。
【図2】本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本印刷装置の機械部分の構成を示す図。
【図4】ピエゾ素子PEとノズルNzとの構造を詳細に
示した説明図。
【図5】印刷ヘッドユニット60における各色ごとのノ
ズルユニットの配列の例を示す平面図。
【図6】フォトリフレクタの電気的構成を示す説明図。
【図7】プラテン26の周辺を示す平面図。
【図8】インクジェットプリンタにおいて最初に印刷用
紙Pをプラテン26上配するときの各部の配置を示す平
面図。
【図9】印刷開始時の印刷ヘッド28と印刷用紙Pの関
係を示す側面図。
【図10】画像データDと印刷用紙Pとの関係を示す平
面図。
【図11】印刷用紙Pの左右側端部の印刷を示す説明
図。
【図12】印刷用紙Pの下端部Prの印刷をする際の上
流側溝部26fと印刷用紙Pの関係を示す平面図。
【図13】印刷用紙の最下端の印刷をする際の印刷ヘッ
ド28と印刷用紙Pの関係を示す側面図。
【図14】変形例のプラテン26の周辺を示す平面図。
【図15】従来のプリンタの印刷ヘッドの周辺を示す側
面図。
【符号の説明】
12…スキャナ 21…CRT 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 25a,25b…上流側紙送りローラ 25c,25d…下流側紙送りローラ 25p,25q…上流側紙送りローラ 25r,25s…下流側紙送りローラ 26…プラテン 26a…左側溝部 26b…右側溝部 26c…中央部 26d…接続部分 26f…上流側溝部 26o…プラテン 26r…下流側溝部 27…吸収部材 28…印刷ヘッド 28o…印刷ヘッド 29a,29b…ガイド 31…キャリッジ 32…操作パネル 33,33a…フォトリフレクタ 33d…発光ダイオード 33t…フォトトランジスタ 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 41…CPU 42…PROM 43…RAM 44…駆動用バッファ 45…PCインタフェース 60…印刷ヘッドユニット 61〜66…インク吐出用ヘッド 67…導入管 68…インク通路 71…カートリッジ 72…カラーインク用カートリッジ 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色補正モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 13/10 B41J 3/04 101Z 2C480 3F101 Fターム(参考) 2C056 EA16 EB13 EB44 EC07 EC12 EC34 FA04 FA10 HA29 HA33 HA37 JC10 JC15 KD06 2C058 AB15 AC07 AE02 AE09 GB04 GB13 GB31 GB47 2C059 DD07 DD13 DD32 2C087 AC07 CA02 CB02 2C187 AC08 2C480 CA01 CA36 CA40 EC10 3F101 FB00 FC18 LA07 LB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出する複数のドット形成要
    素が設けられたドット記録ヘッドを用いて印刷媒体の表
    面にドットの記録を行うドット記録装置であって、 前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して駆動して
    主走査を行う主走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記複数のドット形成要素のうちの
    少なくとも一部を駆動してドットの形成を行わせるヘッ
    ド駆動部と、 前記主走査の方向と交わる方向に前記印刷媒体を駆動し
    て副走査を行う副走査駆動部と、 所定の検出地点における前記印刷媒体の有無を検知する
    ための検知部と、 前記各部を制御するための制御部と、を備え、 前記検知部は、前記主走査の際に前記ドット形成要素か
    ら吐出されるインク滴の軌跡と交わらない位置に設けら
    れている、ドット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記制御部は、 前記検出地点に前記印刷媒体がない状態から前記印刷媒
    体の前記副走査を開始する機能と、 前記検知部が前記印刷媒体を検知した場合に、前記副走
    査の方向に関して所定の副走査位置で前記印刷媒体の前
    記副走査を停止させる機能と、 前記印刷媒体が前記所定の副走査位置にある状態で、前
    記ドット形成要素からインク滴を吐出させつつ前記主走
    査を開始する機能と、を備えるドット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記検知部は、 前記所定の検出地点に向けて光を射出する発光部と、 前記光が前記印刷媒体に当たって反射した反射光を受け
    る受光部と、 を有するドット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、 前記検知部は、前記主走査の際に前記ドット記録ヘッド
    と一体で駆動されるように設けられている、ドット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のドット記録装置であっ
    て、 前記検知部の位置は、前記副走査の方向については、印
    刷に使用される前記ドット形成要素のうち前記副走査の
    方向の下流側の端に位置するドット形成要素の近傍の位
    置に設定されている、ドット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のドット記録装置であっ
    て、さらに、 前記主走査の行路の少なくとも一部において前記ドット
    形成要素と向かい合うように、前記主走査の方向に延長
    して設けられ、前記印刷媒体を支持するプラテンを備
    え、 前記プラテンは、少なくとも前記複数のドット形成要素
    のうち前記副走査の方向の下流側の端に位置するドット
    形成要素と向かい合う位置に、前記主走査の方向に延長
    して設けられた下流側溝部を有しており、 前記検出地点は、前記下流側溝部の開口内で、かつ、前
    記副走査の方向に関しては前記ドット形成要素が存在す
    る範囲内の所定の位置である、ドット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のドット記録装置であっ
    て、 前記プラテンは、さらに、前記副走査の方向について、
    少なくとも前記ドット形成要素からのインク滴の着弾範
    囲を含む範囲に設けられ、前記下流側溝部とつながって
    いる側方溝部を有し、 前記ドット記録装置は、さらに、前記副走査の際に前記
    主走査の方向についての所定の主走査位置に前記印刷媒
    体を位置決めするためのガイド部を備え、 前記所定の主走査位置は、前記印刷媒体が前記主走査の
    方向に関して前記ドット記録ヘッドの前記主走査の行程
    内に位置し、前記印刷媒体の前記主走査の方向の一方の
    側端部が、前記側方溝部の開口上に位置する位置であ
    り、 前記検出地点は、前記側方溝部と前記下流側溝部との接
    続部分の所定の位置である、ドット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のドット記録装置であっ
    て、 前記側方溝部は、第1の側方溝部と、第2の側方溝部
    と、の一対設けられており、 前記第1の側方溝部と前記第2の側方溝部とは、前記印
    刷媒体が前記所定の主走査位置にあるとき、前記印刷媒
    体の前記主走査の方向の一方の側端部が前記第1の側方
    溝部上に位置し、他方の側端部が前記第2の側方溝部上
    に位置するように設けられている、ドット記録装置。
  9. 【請求項9】 インク滴を吐出する複数のドット形成要
    素が設けられたドット記録ヘッドと、主走査の際の前記
    ドット形成要素のインク滴の軌跡と交わらない位置に設
    けられ所定の検出地点における前記印刷媒体の有無を検
    知するための検知部と、を備え、前記印刷媒体の表面に
    ドットの記録を行うドット記録装置を使用したドット記
    録方法であって、(a)前記主走査の方向と交わる方向
    に前記記録媒体を駆動する走査である副走査を、前記検
    出地点に前記印刷媒体がない状態から開始する工程と、
    (b)前記検知部が前記印刷媒体を検知した場合に、前
    記副走査の方向に関して所定の副走査位置で前記印刷媒
    体の前記副走査を停止させる工程と、(c)前記印刷媒
    体が前記所定の副走査位置にある状態で、前記ドット形
    成要素からインク滴を吐出させつつ前記主走査を開始す
    る工程と、を備えることを特徴とするドット記録方法。
  10. 【請求項10】 インク滴を吐出する複数のドット形成
    要素が設けられたドット記録ヘッドと、主走査の際の前
    記ドット形成要素のインク滴の軌跡と交わらない位置に
    設けられ所定の検出地点における前記印刷媒体の有無を
    検知するための検知部と、を有し、前記印刷媒体の表面
    にドットの記録を行うドット記録装置を備えるコンピュ
    ータに、ドットの記録を行わせるためのコンピュータプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 前記主走査の方向と交わる方向に前記記録媒体を駆動す
    る走査である副走査を、前記検出地点に前記印刷媒体が
    ない状態から開始する機能と、 前記検知部が前記印刷媒体を検知した場合に、前記副走
    査の方向に関して所定の副走査位置で前記印刷媒体の前
    記副走査を停止させる機能と、 前記印刷媒体が前記所定の副走査位置にある状態で、前
    記ドット形成要素からインク滴を吐出させつつ前記主走
    査を開始する機能と、を前記コンピュータに実現させる
    ためのコンピュータプログラムを記録しているコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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