JP2002102147A - 蛍光画像取得装置 - Google Patents

蛍光画像取得装置

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JP2002102147A
JP2002102147A JP2000298411A JP2000298411A JP2002102147A JP 2002102147 A JP2002102147 A JP 2002102147A JP 2000298411 A JP2000298411 A JP 2000298411A JP 2000298411 A JP2000298411 A JP 2000298411A JP 2002102147 A JP2002102147 A JP 2002102147A
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fluorescence
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JP2000298411A
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Tomonari Sendai
知成 千代
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光画像取得装置において、生体組織から発
生した蛍光の正確な強度情報を取得する。 【解決手段】 励起光Leの照射を受けた生体組織1か
ら発せられた蛍光Kによる像を蛍光撮像素子36によっ
て撮像し、この蛍光撮像素子36の出力を蛍光増幅器4
1によって増幅する際に、オートゲインコントローラ4
2によって蛍光Kの強度に応じて蛍光増幅器41の利得
を調整するにあたり、蛍光撮像素子36の出力を増幅し
た出力信号の強度分布が、蛍光増幅器41の出力のダイ
ナミックレンジのほぼ全域に亘るような大きさとなるよ
うに利得を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起光の照射によ
り生体組織から発せられた蛍光による像を撮像して生体
組織の組織性状を表す画像を取得する蛍光画像取得装置
に関し、詳しくは、撮像され出力された出力信号を増幅
する際の利得を変更する蛍光画像取得装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、励起光を生体組織に照射する
ことにより、この生体組織から発生した自家蛍光を撮像
し、生体の組織性状を観察する装置が知られている。例
えば、体腔内の生体組織に波長410nm近傍の励起光
を照射し、この励起光の照射により生体組織から発生し
た蛍光の強度と、この生体組織が受光した励起光の強度
との比率で表される蛍光収率や、励起光の照射により発
生した蛍光中の480nm近傍の波長領域の強度と、4
30nm〜730nmに亘る波長領域の強度との比率で
表される規格化蛍光強度に基づいて作成された画像によ
って生体の組織性状を観察する蛍光内視鏡装置が提案さ
れている。
【0003】上記蛍光収率は、生体の正常組織および病
変組織が同一強度の励起光を受光した場合に正常組織か
ら発生する自家蛍光の強度が病変組織から発生する自家
蛍光の強度より高くなることに基づいて病変組織と正常
組織との識別を行う指標であり、また、この蛍光収率は
同一の被測定部位における励起光の受光強度とこの励起
光の受光により発生した自家蛍光の発光強度との比率で
表される値なので、励起光を照射する射出点と励起光の
照射を受ける生体組織の被測定部位との距離および角度
等に影響されない生体の組織性状を表す安定した指標と
して利用することができる。
【0004】実際に蛍光収率を求めるにあたっては、生
体組織が受光した励起光の強度を直接測定することが難
しいので、近赤外光等の生体組織に吸収されにくい波長
領域を有する参照光の照射を受けた生体組織によって反
射された光(以後反射参照光と呼ぶ)の強度によって前
記生体組織が受光した励起光の強度を代替し、蛍光収率
を求めている。
【0005】すなわち、蛍光収率は、励起光の照射を受
けた生体組織から発生した蛍光の強度と生体組織が照射
を受けた励起光の強度との比率によって求められる値で
あるが、蛍光収率の近似値として、励起光の照射を受け
た生体組織から発生した蛍光の強度と参照光の照射を受
けた生体組織によって反射された反射参照光の強度との
比率により求められる値によって近似的に蛍光収率の値
を求めている。
【0006】一方、規格化蛍光強度は、励起光の照射を
受けた生体の正常組織と病変組織とから発生する蛍光の
スペクトルの形状が480nm近傍の波長領域において
異なることに基づいて正常組織と病変組織との識別を行
う指標であり、蛍光収率と同様に、励起光を照射する射
出点と励起光の照射を受ける生体組織の被測定部位との
距離および角度等に影響されない指標である。
【0007】このように、体腔内の組織性状を画像とし
て観察する内視鏡装置等においては、上記蛍光収率や規
格化蛍光強度等の指標を用いて作成した組織性状画像を
利用して生体の組織性状を観察している。
【0008】上記のような蛍光内視鏡装置が測定対象と
する測定対象距離は一般に数mmから50mmの範囲で
あるので、測定距離数mmの位置にある生体組織が受光
する励起光の強度は測定距離50mmの位置にある生体
組織が受光する励起光の強度の約100倍であり、さら
に、励起光の照射を受けた生体の病変組織から発生する
蛍光の強度は励起光の照射を受けた生体の正常組織から
発生する蛍光の強度の約1/10なので、測定対象距離
である数mmから50mmの範囲の生体組織が正常組織
であるか病変組織であるかを見分けるためには、撮像し
た蛍光の最大強度の1/1000以下の蛍光の強度変化
を認識する分解能が必要となる(すなわち少なくとも1
0ビット以上のデータとして撮像した蛍光の強度を扱う
必要がある)。
【0009】この分解能を確保するための手段として、
例えば、特開平10−305004号においては、撮像
素子の出力の大きさに応じて、この撮像素子の出力を増
幅する増幅器の利得を制御するオートゲインコントロー
ラを備え、撮像素子から増幅器への入力レベルが所定の
基準値よりも大きい場合(例えば生体組織までの距離が
適正距離より近い場合)には増幅器の利得を小さくし、
撮像素子から増幅器への入力レベルが所定の基準値より
も小さい場合(例えば生体組織までの距離が適正距離よ
り遠い場合)には増幅器の利得を大きくするように、こ
のオートゲインコントローラによって増幅器の利得を制
御することにより、撮像した蛍光の強度を適切に増幅す
る方式が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
撮像素子の出力信号の最大値や最小値とこの基準値とを
比較しても、出力信号の強度分布が最大値側に偏ってい
たり最小値側に偏っていたりした場合には、その偏りは
上記比較には考慮されていないので、増幅器によって増
幅され出力された信号も増幅器の出力ダイナミックレン
ジの最大値側あるいは最小値側の一部分の領域に偏る。
これにより、蛍光の強度情報の分解能が低下する虞があ
り、蛍光収率や規格化蛍光強度等の特徴量を求める演算
を行なっても正確な値が得られない場合がある。また、
撮像素子からの出力信号の平均値を基準値と比較する場
合においても、例えばその強度が増幅器のダイナミック
レンジの中央付近に集中しているような場合には、やは
り蛍光の強度情報の分解能が低下する虞がある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、励起光の照射を受けた生体組織から発生した蛍光
の強度情報を正確に取得することができる蛍光画像取得
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光画像取得装
置は、励起光の照射を受けた生体組織から発せられた蛍
光による像を撮像する撮像手段と、この撮像手段の出力
を増幅する増幅手段と、前記蛍光の強度に応じて、前記
増幅手段の利得を調整するオートゲインコントローラと
を備えた蛍光画像取得装置において、オートゲインコン
トローラが、前記撮像手段の出力を増幅した出力信号の
強度分布が、前記増幅器の出力のダイナミックレンジの
ほぼ全域に亘るような大きさとなるように前記利得を設
定するものであることを特徴とする。
【0013】本発明の蛍光画像取得装置は、励起光の照
射を受けた生体組織から発せられた蛍光の第1の波長領
域における成分による像を撮像すると共に、前記蛍光の
前記第1の波長領域とは異なる第2の波長領域における
成分による像を撮像する撮像手段と、この撮像手段の出
力を増幅する増幅手段と、前記撮像手段によって撮像さ
れた前記第1の波長領域における蛍光および/または前
記第2の波長領域における蛍光の強度に応じて、前記増
幅手段の利得を調整するオートゲインコントローラと、
前記第1の波長領域における蛍光の前記撮像手段からの
出力を前記増幅手段によって増幅することにより得られ
た第1の蛍光画像と前記第2の波長領域における蛍光の
前記撮像手段からの出力を前記増幅手段によって増幅す
ることにより得られた第2の蛍光画像とに基づく演算に
より、前記生体組織までの距離による影響を除去した前
記生体組織の組織性状を表す組織性状画像を作成する組
織性状作成手段とを備えた蛍光画像取得装置であって、
前記オートゲインコントローラが、前記第1の蛍光画像
および/または前記第2の蛍光画像中の前記蛍光の強度
分布が、前記増幅手段の出力のダイナミックレンジのほ
ぼ全域に亘るような大きさとなるように前記利得を設定
するものであることを特徴とする。
【0014】本発明の蛍光画像取得装置は、励起光の照
射を受けた生体組織から発せられた蛍光の第1の波長領
域における成分による像および前記蛍光の前記第1の波
長領域とは異なる第2の波長領域における成分による像
を撮像すると共に、参照光の照射を受けた前記生体組織
によって反射された反射参照光による像を撮像する撮像
手段と、この撮像手段の出力を増幅する増幅手段と、前
記撮像手段によって撮像された前記反射参照光の強度と
前記第1の波長領域における蛍光および/または前記第
2の波長領域における蛍光の強度とに応じて、前記増幅
手段の利得を調整するオートゲインコントローラと、前
記第1の波長領域における蛍光の前記撮像手段からの出
力を前記増幅手段によって増幅することにより得られた
第1の蛍光画像と前記第2の波長領域における蛍光の前
記撮像手段からの出力を前記増幅手段によって増幅する
ことにより得られた第2の蛍光画像とに基づく演算によ
り、前記生体組織までの距離による影響を除去した前記
生体組織の組織性状を表す組織性状画像を作成する組織
性状作成手段とを備えた蛍光画像取得装置であって、前
記オートゲインコントローラが、前記第1の蛍光画像お
よび/または前記第2の蛍光画像中の前記蛍光の強度分
布が、前記増幅手段の出力のダイナミックレンジのほぼ
全域に亘るような大きさとなるように前記利得を設定す
るものであり、前記組織性状作成手段が、前記反射参照
光の出力を前記増幅手段によって増幅することにより得
られた反射参照光画像に輝度を割り当て、前記第1の蛍
光画像と前記第2の蛍光画像との比率に基づいて得られ
た画像に色を割り当てることによって前記組織性状画像
を作成するものであることを特徴とする。
【0015】前記オートゲインコントローラを、反射参
照光の出力を増幅する増幅手段の利得を調整することが
できるものとし、反射参照光画像中の反射参照光の強度
分布が、この増幅手段の出力のダイナミックレンジのほ
ぼ全域に亘るような大きさとなるようにこの利得を設定
するものとしてもよい。
【0016】本発明の蛍光画像取得装置は、励起光の照
射を受けた生体組織から発せられた蛍光による像を撮像
すると共に、参照光の照射を受けた前記生体組織によっ
て反射された反射参照光による像を撮像する撮像手段
と、この撮像手段の出力を増幅する増幅手段と、前記撮
像手段によって撮像された蛍光の強度に応じて、前記増
幅手段の利得を調整するオートゲインコントローラと、
前記蛍光の前記撮像手段からの出力を前記増幅手段によ
って増幅することにより得られた蛍光画像と前記反射参
照光の前記撮像手段からの出力を前記増幅手段によって
増幅することにより得られた反射参照光画像とに基づく
演算により、前記生体組織までの距離による影響を除去
した前記生体組織の組織性状を表す組織性状画像を作成
する組織性状作成手段とを備えた蛍光画像取得装置であ
って、前記オートゲインコントローラが、前記蛍光画像
中の前記蛍光の強度分布が、前記増幅手段の出力のダイ
ナミックレンジのほぼ全域に亘るような大きさとなるよ
うに前記利得を設定するものであることを特徴とする。
【0017】前記組織性状作成手段は、反射参照光画像
に輝度を割り当て、蛍光画像と反射参照光画像との比率
に基づいて得られた画像に色を割り当てることによって
組織性状画像を作成するものとしてもよい。
【0018】前記オートゲインコントローラは、撮像手
段によって撮像された反射参照光の出力の強度に応じて
増幅手段の利得を調整するものとし、反射参照光画像中
の反射参照光の強度分布が、この増幅手段の出力のダイ
ナミックレンジのほぼ全域に亘るような大きさとなるよ
うにこの利得を設定するようにしてもよい。
【0019】前記蛍光画像取得装置は、撮像手段によっ
て撮像され増幅手段によって増幅されることにより得ら
れた演算に用いられる各画像の増幅倍率を揃える増幅率
修正手段を備えるようにすることができる。
【0020】前記強度分布は、撮像手段によって撮像さ
れ増幅手段によって増幅されることにより得られた各画
像の一部分の領域から求めるようにしてもよい。
【0021】前記撮像手段の出力が9ビット以上の精度
を有する場合には、オートゲインコントローラは、利得
を設定する際に、強度分布に関する演算を、上記画像デ
ータを8ビット以下の信号に変換して行なうようにして
もよい。
【0022】前記蛍光画像取得装置は、生体内に挿入さ
れる可撓性の挿入部を有し、この挿入部の先端に、撮像
手段の一部を構成する蛍光を結像する結像レンズを備え
た内視鏡装置としてもよい。
【0023】前記励起光の光源は、GaN系の半導体レ
ーザとすることができる。なお、GaN系の半導体レー
ザの発振波長は400nmから420nmの範囲である
ことが好ましい。なお、励起光としては410nm近傍
の波長を持つ光を用いるのが適切であるまた、蛍光およ
び反射参照光による像は動画像として撮像しても静止画
像として撮像してもかまわない。
【0024】また、生体組織から発せられる蛍光は、予
め蛍光診断薬を吸収させた生体組織に励起光を照射した
際に発生する蛍光(薬剤蛍光)であっても、蛍光診断薬
を吸収させていない生体組織に励起光を照射した際に発
生する蛍光(自家蛍光)であってもどちらでもよい。
【0025】また、自家蛍光を撮像する場合の励起光と
して、410nm近傍の波長を持つ光を用いる場合に
は、第1の波長領域と第2の波長領域とを、430nm
〜730nmに亘る波長領域と480nm近傍の波長領
域との組み合わせとするのが適切である。
【0026】また、参照光としては、生体組織に吸収さ
れにくい近赤外光等の光を用いるのが適切である。
【0027】なお、増幅手段の出力のダイナミックレン
ジとは、増幅手段自身が出力可能な最大の信号レベルに
よってこのダイナミックレンジの最大信号レベルが制限
される場合に限らず、この増幅手段の出力を入力する回
路が入力可能な最大の信号レベル等によってこのダイナ
ミックレンジの最大信号レベルが制限されるものをも意
味するものである。
【0028】また、蛍光の強度に応じて増幅手段の利得
を調整するとは、撮像手段から出力され増幅手段に入力
する前の蛍光の強度を表す信号によって増幅手段の利得
を調整する場合に限らず、例えば、増幅手段から出力さ
れA/D変換される前の蛍光の強度を表す信号あるいは
A/D変換された後の蛍光の強度を表す信号によって増
幅手段の利得を調整する場合をも含む。また、反射参照
光における利得の調整についても上記と同様である。
【0029】
【発明の効果】本発明の蛍光画像取得装置によれば、撮
像手段の出力を増幅した出力信号の強度分布が、増幅手
段の出力のダイナミックレンジのほぼ全域に亘るような
大きさとなるようにオートゲインコントローラの利得を
設定するようにしたので、撮像された蛍光の強度差を、
上記利得を設定しなかった場合に比べてより大きな強度
差に増幅して増幅手段から出力することができ、この蛍
光の強度を表す出力に含まれるノイズの割合が低減され
蛍光の強度差がより明確に識別できるようになるので、
生体組織から発生した蛍光の強度情報をより正確に取得
することができる。
【0030】なお、前記組織性状作成手段を、反射参照
光画像に輝度を割り当て、蛍光画像と反射参照光画像と
の比率に基づいて得られた画像に色を割り当てることに
よって前記組織性状画像を作成するものとすれば、生体
の組織性状がより認識しやすく表された組織性状画像を
取得することができる。
【0031】また、前記オートゲインコントローラを、
反射参照光画像中の反射参照光の強度分布が、増幅手段
の出力のダイナミックレンジのほぼ全域に亘るような大
きさとなるように利得を設定するものとすれば、撮像さ
れた反射参照光画像中の反射参照光の強度分布の強度差
を、上記利得を設定しなかった場合に比べてより大きな
強度差に増幅して増幅手段から出力することができ、こ
の反射参照光の強度を表す出力に含まれるノイズの割合
が低減され反射参照光の強度差がより明確に識別できる
ようになるので、生体組織によって反射された反射参照
光の強度情報をより正確に取得することができる。
【0032】また、前記強度分布を、撮像された蛍光お
よび反射参照光の一部分の領域から求めるようにすれ
ば、利得を求める演算量が低減されると共に、例えば一
般に重要とされる画像の中央の領域から強度分布を求め
るようにすることにより、画像中央の強度情報をより正
確に取得することができる。
【0033】また、前記蛍光画像取得装置を、撮像手段
によって撮像され増幅手段によって増幅されることによ
り得られた演算に用いられる各画像の増幅倍率を揃える
増幅率修正手段を備えたものとすれば、各画像間の演算
をより容易に実行することができる。
【0034】また、前記撮像手段の出力が9ビット以上
の精度を有する場合には、オートゲインコントローラ
が、利得を設定する際の強度分布に関する演算を、上記
信号を8ビット以下の信号に変換して行なうようにすれ
ば、利得を求める演算時間を短縮することができ、例え
ば8ビットの高速演算処理器を用いて演算を行なえばさ
らに演算時間を短縮することができる。
【0035】また、前記蛍光画像取得装置を、生体内に
挿入される可撓性の挿入部を有し、挿入部の先端に、撮
像手段の一部を構成する蛍光の結像レンズを備えた内視
鏡装置とすれば、生体内部の観察をより容易に行なうこ
とができる。
【0036】また、前記励起光の光源を、GaN系の半
導体レーザとすれば、装置を小型化し、低コスト化する
ことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の
蛍光画像取得装置を内視鏡に適用した蛍光内視鏡装置の
実施の形態の概略構成を示す図である。
【0038】本発明の実施の形態による蛍光内視鏡装置
100は、波長410nmの励起光Leと参照光となる
近赤外光を含み可視領域から近赤外領域に亘る波長領域
の光を含む赤白色光Lwとを射出する光源ユニット1
0、光源ユニット10から射出された励起光Leと赤白
色光Lwとを入射し生体組織1に照射すると共に、この
励起光Leの照射を受けた生体組織1から発生した蛍光
および赤白色光Lwの照射を受けた生体組織1によって
反射された反射光を入射する挿入部20、この挿入部2
0に入射され伝播された上記蛍光および反射光による像
を撮像する撮像手段である撮像ユニット30、撮像ユニ
ット30の出力を増幅する増幅手段とこの増幅手段の利
得を調整するオートゲインコントローラとを有する増幅
変換ユニット40、および撮像ユニット30によって撮
像され増幅変換ユニット40により増幅された蛍光によ
る像に基づいて生体組織1の組織性状を表す組織性状画
像を作成する組織性状作成手段である組織性状作成ユニ
ット50を備えている。
【0039】光源ユニット10は、赤白色光Lwを発生
する赤白色光光源12、赤白色光光源12を駆動する電
源11、赤白色光光源12から発生した赤白色光Lwを
集光する集光レンズ13、励起光Leを発生するGaN
系の半導体レーザからなる励起光光源15、励起光光源
15を駆動する電源14、および励起光光源15から発
生した励起光Leを集光する集光レンズ16を備えてい
る。
【0040】撮像ユニット30の挿入部20は可撓性を
有し、その内部には、集光レンズ13および集光レンズ
16により集光され光源ユニット10から射出された励
起光Leおよび赤白色光Lwをそれぞれ入射端21Aお
よび入射端21Bから入射し伝播する2系統のライトガ
イドを有し、他端に共通の射出端21Cを有する2系統
のライトガイドをバンドルしたライトガイド21と、ラ
イトガイド21から照射レンズ22を通して射出した励
起光Leの照射を受けて生体組織1から発生した蛍光K
による像およびライトガイド21から照射レンズ22を
通して射出した赤白色光Lwの照射を受けて生体組織1
によって反射された反射赤白色光Hwによる像を、結像
レンズ23を通してその端面24Aに結像し他端の端面
24Bに伝播するイメージファイバ24と、上記反射赤
白色光Hwを結像レンズ25を通して入射しプリズム2
6の斜面によって反射させた後、赤、青、緑の微小フィ
ルタが組み合わされたカラーモザイクフィルタ27を通
してその撮像面上に結像させ、可視波長領域の通常光像
を撮像する通常光撮像素子28と、通常光撮像素子28
によって撮像され出力された画像信号を伝送する画像伝
送ケーブル29とを備えている。
【0041】挿入部20以外の撮像ユニット30は、イ
メージファイバ24の端面24Bから撮像レンズ31と
励起光カットフィルタ32とを通して入射した蛍光Kを
透過させ、この光路と同じ光路を通して入射した反射赤
白色光Hw中の近赤外波長領域の反射参照光Hrを反射
するダイクロイックミラー33と、ダイクロイックミラ
ー33を透過した蛍光K中の第2の波長領域である狭帯
域波長領域の蛍光を透過させる狭帯域フィルタ34Aと
この第2の波長領域とは異なる第1の波長領域である広
帯域波長領域の蛍光を透過させる広帯域フィルタ34B
が組み合わされた回転フィルタ34と、回転フィルタ3
4を透過し撮像レンズ35によって結像された蛍光の狭
帯域波長領域における成分による像(狭帯域蛍光像Z
v)および広帯域波長領域における成分による像(広帯
域蛍光像Zu)を撮像する蛍光撮像素子36と、ダイク
ロイックミラー33によって反射され撮像レンズ37に
よって結像された反射参照光Hrによる像(反射参照光
像Zs)を撮像する参照光撮像素子38とを備えてい
る。
【0042】なお、回転フィルタ34は、図2に示すよ
うな波長領域430nm〜530nmの狭帯域波長領域
の光を透過させる狭帯域フィルタ34Aと波長領域43
0nm〜730nmの広帯域波長領域の光を透過させる
広帯域フィルタ34Bとが結合され一体化されたもので
あり、モータ39により回転されるものである。また、
イメージファイバ24を通して入射した不要な励起光は
励起光カットフィルタ32によって遮断される。
【0043】増幅変換ユニット40は、蛍光撮像素子3
6から出力された画像信号を増幅する増幅手段である蛍
光増幅器41、蛍光増幅器41の利得を調整するオート
ゲインコントローラ42、蛍光増幅器41から出力され
た画像信号をA/D変換して数値化された画像データと
して出力するA/D変換器43、A/D変換器43から
出力された画像データの増幅率を修正する蛍光増幅率修
正器47、参照光撮像素子38から出力された画像信号
を増幅するもう一つの増幅手段である参照光増幅器4
4、参照光増幅器44の利得を調整するオートゲインコ
ントローラ45、および参照光増幅器44から出力され
た画像信号をA/D変換して数値化された画像データと
して出力するA/D変換器46、A/D変換器46から
出力された画像データの増幅率を修正する参照光増幅率
修正器48、およびオートゲインコントローラ42、4
5によって求められた利得に基づき、蛍光増幅率修正器
47および参照光増幅率修正器48の増幅率を設定する
増幅率設定器49を備えている。
【0044】なお、狭帯域蛍光像Zvを撮像し蛍光増幅
器41によって増幅することにより第2の蛍光画像であ
る狭帯域蛍光画像信号が得られ、広帯域蛍光像Zuを撮
像し蛍光増幅器41によって増幅することにより第1の
蛍光画像である広帯域蛍光画像信号が得られる。そし
て、オートゲインコントローラ42は、上記狭帯域蛍光
画像信号および広帯域蛍光画像信号中の蛍光の強度分布
が、増幅器41の出力のダイナミックレンジのほぼ全域
に亘るような大きさとなるように蛍光増幅器41の利得
をそれぞれ設定する。一方、オートゲインコントローラ
45は、反射参照光像Zsを撮像し参照光増幅器44に
よって増幅することにより得られた反射参照光画像信号
中の前記反射参照光の強度分布が、参照光増幅器44の
出力のダイナミックレンジのほぼ全域に亘るような大き
さとなるように参照光増幅器44の利得を設定するもの
である。この、オートゲインコントローラ42および4
5によって行なわれる利得を求める演算は、蛍光撮像素
子36および参照光撮像素子38から出力された各画像
信号が、オートゲインコントローラ42および45の内
部に配設されたA/D変換回路によってデジタル値に変
換された後に行なわれる。
【0045】また、蛍光増幅率修正器47、参照光増幅
率修正器48、および増幅率設定器49は、蛍光増幅器
41および参照光増幅器44による各画像信号の増幅率
が異なるので、各画像信号がA/D変換され数値化され
た後に各画像データの増幅率が一定となるように修正す
るものである。
【0046】組織性状作成ユニット50は、狭帯域蛍光
画像信号をA/D変換器43によってA/D変換し蛍光
増幅率修正器47によって増幅率を修正した狭帯域蛍光
画像データを記憶する狭帯域蛍光画像メモリ51、広帯
域蛍光画像信号をA/D変換器43によってA/D変換
し蛍光増幅率修正器47によって増幅率を修正した広帯
域蛍光画像データを記憶する広帯域蛍光画像メモリ5
2、反射参照光画像信号をA/D変換器43によってA
/D変換し参照光増幅率修正器48によって増幅率を修
正した反射参照光画像データを記憶する参照光画像メモ
リ53、狭帯域蛍光画像データと広帯域蛍光画像データ
と反射参照光画像データとを入力し、狭帯域蛍光画像デ
ータと広帯域蛍光画像データとの除算によって得られた
(すなわち、狭帯域蛍光画像データと広帯域蛍光画像デ
ータとの比率に基づいて得られた)規格化蛍光強度や、
広帯域蛍光画像データと反射参照光画像データとの除算
によって得られた(すなわち、広帯域蛍光画像データと
反射参照光画像データとの比率に基づいて得られた)蛍
光収率等の、生体組織から発生した蛍光による像の特徴
量を表す特徴量画像データを作成する特徴量抽出器5
4、および特徴量抽出器54から出力された特徴量画像
データに色を割り当て、参照光画像メモリ53から出力
された反射参照光画像データに輝度を割り当てることに
より両画像データを合成して組織性状画像を表す組織性
状画像データを作成する組織性状画像作成器55を備え
ている。
【0047】コントローラ60は、光源ユニット10、
撮像ユニット30、増幅変換ユニット40、組織性状作
成ユニット50、および映像信号処理回路73等を制御
し各ユニットの設定の変更および動作タイミングの調節
等を行なう。
【0048】次に、上記実施の形態における作用につい
て説明する。まず始めに、コントローラ60の制御によ
って各ユニットの設定を行う。光源ユニット10におい
ては、赤白色光Lwと励起光Leとが異なるタイミング
で交互に射出されるように設定される。撮像ユニット3
0においては、光源ユニット10からの赤白色光Lwの
射出に同期して通常光撮像素子28と参照光撮像素子3
8との撮像が行なわれると共に、光源ユニット10から
の励起光Leの射出に同期して回転フィルタ34が回転
され、蛍光撮像素子36により狭帯域蛍光像Zvおよ広
帯域蛍光像Zuが撮像されるように設定される。組織性
状作成ユニット50においては、狭帯域蛍光画像データ
と広帯域蛍光画像データとから規格化蛍光強度を表す特
徴量画像データを求め、この特徴量画像データに反射参
照光画像データを合成して組織性状画像が求められるよ
うに設定される。
【0049】上記設定が完了すると、光源ユニット10
から赤白色光Lwと励起光Leとが交互に射出される。
励起光Leはライトガイド21Aを伝播して挿入部20
の照射レンズ22から射出され、この励起光Leの照射
を受けて生体組織1から発生した蛍光による像は結像レ
ンズ23およびイメージファイバ24を通してイメージ
ファイバの端面24Bに伝播される。端面24Bに伝播
された蛍光による像は蛍光撮像素子36の撮像面上に1
フレーム目の蛍光像として結像され撮像される。ここ
で、蛍光が回転フィルタ34の広帯域フィルタ34Bを
透過するときには広帯域蛍光像Zuが撮像され狭帯域フ
ィルタ34Bを透過するときには狭帯域蛍光像Zvが撮
像される。
【0050】蛍光撮像素子36によって撮像された広帯
域蛍光像Zuは電気的な画像信号に変換された後、蛍光
増幅器41によって増幅されて広帯域蛍光画像信号とし
て出力され、オートゲインコントローラ42とA/D変
換器43とに入力される。
【0051】広帯域蛍光画像信号を入力したオートゲイ
ンコントローラ42は、この広帯域蛍光画像信号中の蛍
光の強度分布が、蛍光増幅器41の出力のダイナミック
レンジのほぼ全域に亘るような大きさとなるように利得
を設定する。
【0052】すなわち、図3に示すように、X軸に区間
分けした画像信号の強度、Y軸に各区間の強度に属する
広帯域蛍光画像信号を構成する各画素に対応する信号強
度の出現度数を表すヒストグラムを作成する。この広帯
域蛍光画像信号のヒストグラムが強度の弱い側に偏って
いる場合には、この分布を正規分布とみなし、図4に示
すように、この正規分布の平均値M、標準偏差σを求め
る。そして、M+2σの値がダイナミックレンジの最大
強度値Dmaxの90%の値となるように利得Guが求
められ、蛍光増幅器41の利得が値Guとなるように設
定される。
【0053】そして、再び励起光Leが生体組織1に照
射され生体組織1から発生した蛍光による蛍光像が撮像
される2フレーム目においては、広帯域蛍光像Zuは1
フレーム目に撮像された広帯域蛍光像Zuとほぼ等しい
蛍光の強度分布を有することが予想されるので、利得G
uが設定された蛍光増幅器41によって増幅され出力さ
れた広帯域蛍光画像信号のヒストグラムは、図5に示す
ように蛍光増幅器41の出力のダイナミックレンジのほ
ぼ全域に亘る大きさとなる。この広帯域蛍光画像信号
は、A/D変換器43によってデジタル値に変換され蛍
光増幅率修正器47によって増幅率が修正された後、す
なわちP×(1/Gu)倍の倍率が乗ぜられて修正され
た後、広帯域蛍光画像データとして広帯域蛍光画像メモ
リ52に記憶される。
【0054】上記と同様に、蛍光撮像素子36によって
撮像された1フレーム目の狭帯域蛍光像Zvは、電気的
な画像信号に変換され蛍光増幅器41によって増幅され
狭帯域蛍光画像信号として出力された後、オートゲイン
コントローラ42に入力され蛍光増幅器41に設定する
利得Gvが求められる。そして、2フレーム目に撮像さ
れた狭帯域蛍光像Zvは、利得Gvが設定された蛍光増
幅器41によって増幅され蛍光増幅器41の出力のダイ
ナミックレンジのほぼ全域に亘る大きさとなる。この狭
帯域蛍光画像信号は、A/D変換器43によってデジタ
ル値に変換され蛍光増幅率修正器47によって増幅率が
修正された後、すなわちP×(1/Gv)倍の倍率が乗
ぜられて修正された後、狭帯域蛍光画像データとして狭
帯域蛍光画像メモリ51に記憶される。
【0055】また、上記と同様に参照光撮像素子38に
よって撮像された2フレーム目の反射参照光像Zsは電
気的な画像信号に変換された後、オートゲインコントロ
ーラ45によって適切な利得が設定された参照光増幅器
44によって増幅され、参照光増幅器44の出力のダイ
ナミックレンジのほぼ全域に亘る大きさの反射参照光画
像信号として出力される。その後、A/D変換器46に
よってデジタル値に変換され参照光増幅率修正器48に
よって増幅率が修正された後、反射参照光画像データと
して参照光画像メモリ53に記憶される。
【0056】なお、オートゲインコントローラによって
求められた利得に基づき増幅されA/D変換された各画
像データの値は、それぞれ異なる利得によって増幅され
ているので、各画像メモリに入力される前に蛍光増幅率
修正器47および参照光増幅率修正器48によって、そ
れぞれ撮像された画像信号を等しくP倍に増幅するよう
に修正される。この修正倍率はオートゲインコントロー
ラ42および45から出力される利得の値を入力した増
幅率設定器49により各利得の値に基づいて求められ、
求められた修正倍率は蛍光増幅率修正器47、参照光増
幅率修正器48に設定される。
【0057】次に、組織性状作成ユニット50における
組織性状画像データの作成について説明する。特徴量抽
出器54は、狭帯域蛍光画像メモリ51に記憶された狭
帯域蛍光画像データと広帯域蛍光画像メモリ52に記憶
された広帯域蛍光画像データとを入力し、狭帯域蛍光画
像データの値を広帯域蛍光画像データの値によって除算
することにより規格化蛍光強度を表す特徴量画像データ
を求める。
【0058】特徴量抽出器54において求められた特徴
量画像データおよび参照光画像メモリ53に記憶された
反射参照光画像データは組織性状画像作成器55に入力
され、病変組織を表す上記特徴量画像データに色を割り
当て、生体組織の形状を表す反射参照光画像データに輝
度を割り当てることにより両画像データを合成して組織
性状画像を表す組織性状画像データを作成する。この組
織性状画像データは映像信号処理回路73によって映像
信号に変換され表示器81に表示される。
【0059】なお、上記狭帯域蛍光画像データの値と広
帯域蛍光画像データの値との除算によって求められた規
格化蛍光強度を表す特徴量画像データに色を割り当て、
反射参照光画像データに輝度を割り当てる場合には、反
射参照光画像データの増幅率を必ずしも狭帯域蛍光画像
データおよび広帯域蛍光画像データの増幅率に揃える必
要はないので、前記参照光増幅器44の出力のダイナミ
ックレンジのほぼ全域に亘る大きさの反射参照光画像信
号をA/D変換器46によってデジタル値に変換した
後、参照光増幅率修正器48によって増幅率を修正する
必要はなく、増幅率設定器49による修正倍率を求め参
照光増幅率修正器48に設定する機能、および参照光増
幅率修正器48による増幅率を修正する機能は不用とな
る。
【0060】一方、赤白色光Lwの照射タイミングに同
期して通常光撮像素子28によって撮像された通常光像
は、電気的な画像信号に変換され画像伝送ケーブル29
によって伝送され、A/D変換器71によってA/D変
換され数値化された通常光画像データとして通常光画像
メモリ72に記憶された後、映像信号処理回路73によ
って映像信号に変換され表示器82に表示される。
【0061】また、蛍光収率に基づく組織性状画像デー
タを作成する場合には、コントローラ60によって組織
性状作成ユニット50を制御し、反射参照光画像データ
と広帯域蛍光画像データとから蛍光収率を表す特徴量画
像データを求め、この特徴量画像データに反射参照光画
像データを合成して組織性状画像を求めるように設定を
変更し、上記と同様の動作により蛍光収率を表す組織性
状画像を作成することができる。
【0062】すなわち、広帯域蛍光画像メモリ52に記
憶されている広帯域蛍光画像データと、参照光画像メモ
リ53に記憶されている反射参照光画像データとを特徴
量抽出器54に入力し広帯域蛍光画像データを反射参照
光画像データによって除算することにより蛍光収率を表
す特徴量画像データを求め、この病変組織を表す特徴量
画像データと参照光画像メモリ53に記憶されている生
体組織の形状を表す反射参照光画像データとを組織性状
画像作成器55に入力して、特徴量画像データに色を割
り当て、反射参照光画像データに輝度を割り当て、両者
を合成することにより蛍光収率に基づく組織性状画像デ
ータが求められる。なお、この場合には狭帯域蛍光画像
メモリ51に記憶されている狭帯域蛍光画像データは用
いられない。
【0063】なお、上記規格化蛍光強度に基づく組織性
状画像データを求める場合と同様に、参照光画像メモリ
53から組織性状画像作成器55へ直接入力される輝度
を表す反射参照光画像データの増幅率は、必ずしも蛍光
収率を求めるために用いられる広帯域蛍光画像データお
よび反射参照光画像データの増幅率に揃える必要はない
ので、輝度を表すために用いられる反射参照光画像デー
タは、増幅率を修正せずに、A/D変換器46から直接
参照光画像メモリ53に出力するようにしてもよい。
【0064】また、上記組織性状画像は、必ずしも生体
組織の形状を表す反射参照光画像データと特徴量画像デ
ータとに合成する必要はなく、織性状画像作成器55に
特徴量画像データのみを出力し、蛍光収率または規格化
蛍光強度等を表す特徴量画像データを組織性状画像デー
タとして組織性状画像作成器55から出力するようにし
てもよい。なおこの場合、生体組織の形状を表す反射参
照光画像データが合成されていないので表示器81に表
示される画像は生体組織の奥行き等の形状を表す情報が
省かれ、生体の正常組織の領域と病変組織の領域との分
布のみが表示される。
【0065】なお、上記実施の形態においては、第1フ
レーム目に撮像され出力された画像データに基づいて第
2フレームの目に撮像され出力された画像データを増幅
する利得を設定したが、各フレーム毎に利得を求める演
算を行なわなくとも、複数フレームの間隔を空けて、複
数フレーム毎に利得を求める演算を行なって画像信号を
増幅する利得の設定を複数フレーム毎に変更するように
してもよい。
【0066】また、蛍光撮像素子36の出力が約1:1
000以上(9ビット以上)の精度を有する場合には、
上記オートゲインコントローラ42において行なわれる
利得を求める演算は、オートゲインコントローラ42の
内部に配されたデジタルデータの各ビットをシフトさせ
る回路によってこの信号を8ビット以下のデジタル値か
らなる画像データに変換してから行なってもよい。これ
により、演算の精度は低下するが、撮像された蛍光の強
度分布を表す結果には大きな影響を及ぼさずに演算のス
ピードを向上させることができる。
【0067】なお、上記実施の形態においては、蛍光増
幅器41によって増幅されたアナログ信号をオートゲイ
ンコントローラ42に入力することにより蛍光増幅器4
1の利得を調整する構成としたが、オートゲインコント
ローラ42およびその入力経路を変更した増幅変換ユニ
ット40´を増幅変換ユニット40の代わりに用いるこ
とにより、図6に示すようなA/D変換器43から出力
されたデジタル信号をオートゲインコントローラ42´
に入力して蛍光増幅器41の利得を調整する構成として
もよい。また、A/D変換器43からの出力が約1:1
000以上(9ビット以上)の精度を有する画像である
場合には、オートゲインコントローラ42´において行
なわれる利得を求める演算は、オートゲインコントロー
ラ42´の内部に配されたデジタルデータの各ビットを
シフトさせる回路によってこの信号を8ビット以下のデ
ジタル値からなる画像データに変換してから行なうこと
により上記と同様に演算のスピードを向上させることが
できる。
【0068】また、オートゲインコントローラ42にお
いて設定される利得は、必ずしも狭帯域蛍光画像信号の
増幅と狭帯域蛍光画像信号の増幅とでそれぞれ別個に求
める必要はなく、両者の強度分布は類似していることが
予想されるので、いずれか一方の画像信号に基づいて求
めた利得を両方の画像信号の増幅の利得として共用する
こともできる。
【0069】また、反射参照光画像信号については、反
射参照光画像信号を参照光増幅器44によって増幅する
際の利得を一定値に固定してもよく、その場合にはオー
トゲインコントローラ45および参照光増幅率修正器4
8は不用となる。
【0070】また、オートゲインコントローラ42が蛍
光増幅器41に設定する利得を求めるために入力する信
号は、必ずしも蛍光増幅器41から出力された信号に限
らず、蛍光増幅器41から出力された信号をA/D変換
器43によってA/D変換した画像データをオートゲイ
ンコントローラに入力して利得を求めるようにしてもよ
い。この場合オートゲインコントローラ42の内部に配
されたA/D変換回路は不用となる。
【0071】また、オートゲインコントローラにおいて
求められる利得は、必ずしも撮像された全画素に対応す
る蛍光の強度を用いて求める必要はなく、特定の注目さ
れる領域のみを演算の対象領域としたり、適当に画素を
間引いたり、任意の縦横n×m画素毎の平均値を用いて
演算を行ない利得を求めてもよい。
【0072】また、特徴量画像データへの色の割り当て
は、データの値に応じて連続的に色が変化するようにし
てもよいし、適当な閾値を設けて2値化し2色表示する
ようにしてもよい。
【0073】また、通常光画像データと組織性状画像デ
ータとを、表示器82と表示器81とに別々に表示する
形態とする必要はなく、1つの表示器上にスーパーイン
ポーズして両者を表示するようにしてもよい。また、通
常光画像データと組織性状画像データとの表示の切換え
を行ない、一方のみを選択的に表示させるようにしても
よい。この場合の表示の切替えは、一定時間毎に自動的
に切替えてもよいし、観察者が適当な切替手段で、任意
に切り換える形態であってもよい。
【0074】また、励起光光源と赤白色光光源とを個別
に設けず、適当な帯域フィルタを利用して、励起光光源
と白色光光源とを1つの光源で代替することもできる。
【0075】また、通常光像を撮像する通常光撮像素子
は蛍光内視鏡装置の挿入部内に設置する場合に限らず、
イメージファイバを用いることにより通常光像を挿入部
外に導いてから撮像してもよい。さらに回転フィルタ3
4の変更や、多色モザイクフィルタの撮像素子への設置
等により、通常光像、蛍光像および反射参照光像用のイ
メージファイバと撮像素子とを共用するようにしてもよ
い。
【0076】また、多色モザイクフィルタがオンチップ
された撮像素子を蛍光内視鏡装置の挿入部内に設置する
ことにより、通常光像、蛍光像および反射参照光像をイ
メージファイバを介さず1つの撮像素子によって撮像す
ることもできる。
【0077】励起光の光源としては必ずしもGaN系の
半導体レーザ用いる必要はなく他の半導体レーザやガス
レーザ等を用いてもよい。
【0078】また、本発明の蛍光画像表示方法および装
置は、蛍光内視鏡装置に限らずコルポスコープ、手術用
顕微鏡等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による蛍光内視鏡装置示す
【図2】回転フィルタの構造を示す図
【図3】広帯域蛍光画像信号のヒストグラムを示す図
【図4】広帯域蛍光画像信号のヒストグラムに基づく正
規分布を示す図
【図5】適正な利得で増幅された広帯域蛍光画像信号の
ヒストグラムを示す図
【図6】オートゲインコントローラの機能を変更した増
幅変換ユニットの構成を示す図
【符号の説明】
1 生体組織 10 光源ユニット 12 赤白色光光源 15 励起光光源 20 挿入部 21 ライトガイド 24 イメージファイバ 28 通常光撮像素子 30 撮像ユニット 36 蛍光撮像素子 38 参照光撮像素子 40 増幅変換ユニット 41 蛍光増幅器 42 オートゲインコントローラ 43 A/D変換器 44 参照光増幅器 45 オートゲインコントローラ 46 A/D変換器 50 組織性状作成ユニット 51 狭帯域蛍光画像メモリ 52 広帯域蛍光画像メモリ 53 参照光画像メモリ 54 特徴量抽出器 55 組織性状画像作成器 60 コントローラ 100 蛍光内視鏡装置 Le 励起光 Lw 赤白色光 K 蛍光

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光の照射を受けた生体組織から発せ
    られた蛍光による像を撮像する撮像手段と、該撮像手段
    の出力を増幅する増幅手段と、前記蛍光の強度に応じ
    て、前記増幅手段の利得を調整するオートゲインコント
    ローラとを備えた蛍光画像取得装置において、 前記オートゲインコントローラが、前記撮像手段の出力
    を増幅した出力信号の強度分布が、前記増幅器の出力の
    ダイナミックレンジのほぼ全域に亘るような大きさとな
    るように前記利得を設定するものであることを特徴とす
    る蛍光画像取得装置。
  2. 【請求項2】 励起光の照射を受けた生体組織から発せ
    られた蛍光の第1の波長領域における成分による像を撮
    像すると共に、前記蛍光の前記第1の波長領域とは異な
    る第2の波長領域における成分による像を撮像する撮像
    手段と、該撮像手段の出力を増幅する増幅手段と、前記
    撮像手段によって撮像された前記第1の波長領域におけ
    る蛍光および/または前記第2の波長領域における蛍光
    の強度に応じて、前記増幅手段の利得を調整するオート
    ゲインコントローラと、前記第1の波長領域における蛍
    光の前記撮像手段からの出力を前記増幅手段によって増
    幅することにより得られた第1の蛍光画像と前記第2の
    波長領域における蛍光の前記撮像手段からの出力を前記
    増幅手段によって増幅することにより得られた第2の蛍
    光画像とに基づく演算により、前記生体組織までの距離
    による影響を除去した前記生体組織の組織性状を表す組
    織性状画像を作成する組織性状作成手段とを備えた蛍光
    画像取得装置であって、 前記オートゲインコントローラが、前記第1の蛍光画像
    および/または前記第2の蛍光画像中の前記蛍光の強度
    分布が、前記増幅手段の出力のダイナミックレンジのほ
    ぼ全域に亘るような大きさとなるように前記利得を設定
    するものであることを特徴とする蛍光画像取得装置。
  3. 【請求項3】 励起光の照射を受けた生体組織から発せ
    られた蛍光の第1の波長領域における成分による像およ
    び前記蛍光の前記第1の波長領域とは異なる第2の波長
    領域における成分による像を撮像すると共に、参照光の
    照射を受けた前記生体組織によって反射された反射参照
    光による像を撮像する撮像手段と、該撮像手段の出力を
    増幅する増幅手段と、前記撮像手段によって撮像された
    前記反射参照光の強度と前記第1の波長領域における蛍
    光および/または前記第2の波長領域における蛍光の強
    度とに応じて、前記増幅手段の利得を調整するオートゲ
    インコントローラと、前記第1の波長領域における蛍光
    の前記撮像手段からの出力を前記増幅手段によって増幅
    することにより得られた第1の蛍光画像と前記第2の波
    長領域における蛍光の前記撮像手段からの出力を前記増
    幅手段によって増幅することにより得られた第2の蛍光
    画像とに基づく演算により、前記生体組織までの距離に
    よる影響を除去した前記生体組織の組織性状を表す組織
    性状画像を作成する組織性状作成手段とを備えた蛍光画
    像取得装置であって、 前記オートゲインコントローラが、前記第1の蛍光画像
    および/または前記第2の蛍光画像中の前記蛍光の強度
    分布が、前記増幅手段の出力のダイナミックレンジのほ
    ぼ全域に亘るような大きさとなるように前記利得を設定
    するものであり、 前記組織性状作成手段が、前記反射参照光の出力を前記
    増幅手段によって増幅することにより得られた反射参照
    光画像に輝度を割り当て、前記第1の蛍光画像と前記第
    2の蛍光画像との比率に基づいて得られた画像に色を割
    り当てることによって前記組織性状画像を作成するもの
    であることを特徴とする蛍光画像取得装置。
  4. 【請求項4】 前記オートゲインコントローラが、前記
    反射参照光の出力を増幅する増幅手段の利得を調整する
    ものであり、該オートゲインコントローラが、前記反射
    参照光画像中の前記反射参照光の強度分布が、該増幅手
    段の出力のダイナミックレンジのほぼ全域に亘るような
    大きさとなるように前記利得を設定するものであること
    を特徴とする請求項3記載の蛍光画像取得装置。
  5. 【請求項5】 励起光の照射を受けた生体組織から発せ
    られた蛍光による像を撮像すると共に、参照光の照射を
    受けた前記生体組織によって反射された反射参照光によ
    る像を撮像する撮像手段と、該撮像手段の出力を増幅す
    る増幅手段と、前記撮像手段によって撮像された蛍光の
    強度に応じて、前記増幅手段の利得を調整するオートゲ
    インコントローラと、前記蛍光の前記撮像手段からの出
    力を前記増幅手段によって増幅することにより得られた
    蛍光画像と前記反射参照光の前記撮像手段からの出力を
    前記増幅手段によって増幅することにより得られた反射
    参照光画像とに基づく演算により、前記生体組織までの
    距離による影響を除去した前記生体組織の組織性状を表
    す組織性状画像を作成する組織性状作成手段とを備えた
    蛍光画像取得装置であって、 前記オートゲインコントローラが、前記蛍光画像中の前
    記蛍光の強度分布が、前記増幅手段の出力のダイナミッ
    クレンジのほぼ全域に亘るような大きさとなるように前
    記利得を設定するものであることを特徴とする蛍光画像
    取得装置。
  6. 【請求項6】 前記組織性状作成手段が、前記反射参照
    光画像に輝度を割り当て、前記蛍光画像と前記反射参照
    光画像との比率に基づいて得られた画像に色を割り当て
    ることによって前記組織性状画像を作成するものである
    ことを特徴とする請求項5記載の蛍光画像取得装置。
  7. 【請求項7】 前記オートゲインコントローラが、前記
    撮像手段によって撮像された前記反射参照光の出力の強
    度に応じて前記増幅手段の利得を調整するものであり、
    前記反射参照光画像中の前記反射参照光の強度分布が、
    該増幅手段の出力のダイナミックレンジのほぼ全域に亘
    るような大きさとなるように前記利得を設定するもので
    あることを特徴とする請求項5または6記載の蛍光画像
    取得装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段によって撮像され前記増幅
    手段によって増幅されることにより得られた前記演算に
    用いられる各画像の増幅倍率を揃える増幅率修正手段を
    備えたことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項
    記載の蛍光画像取得装置。
  9. 【請求項9】 前記強度分布が、前記撮像手段によって
    撮像され前記増幅手段によって増幅されることにより得
    られた前記各画像の一部分の領域から求められたもので
    あることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記
    載の蛍光画像取得装置。
  10. 【請求項10】 前記撮像手段の出力が9ビット以上の
    精度を有し、前記オートゲインコントローラが、前記利
    得を設定する際に、前記強度分布に関する演算を、前記
    信号を8ビット以下の画像データに変換して行なうこと
    を特徴とする請求項1から9記載のいずれか1項記載の
    蛍光画像取得装置。
  11. 【請求項11】 前記蛍光画像取得装置が生体内に挿入
    される可撓性の挿入部を有し、該挿入部の先端に、前記
    撮像手段の一部を構成する結像レンズを備えた内視鏡装
    置であることを特徴とする請求項1から10のいずれか
    1項記載の蛍光画像取得装置。
  12. 【請求項12】 前記励起光を射出する光源を備え、該
    光源がGaN系の半導体レーザであることを特徴とする
    請求項1から11のいずれか1項記載の蛍光画像取得装
    置。
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