JP2002101075A - 負荷同期制御装置 - Google Patents

負荷同期制御装置

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JP2002101075A
JP2002101075A JP2000286428A JP2000286428A JP2002101075A JP 2002101075 A JP2002101075 A JP 2002101075A JP 2000286428 A JP2000286428 A JP 2000286428A JP 2000286428 A JP2000286428 A JP 2000286428A JP 2002101075 A JP2002101075 A JP 2002101075A
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JP2000286428A
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Yasumitsu Yamanaka
康充 山中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重通信システムの通信線を利用して配線本
数を低減しつつ、複数の負荷を確実に同期してオンオフ
動作させる。 【解決手段】 ターン/ハザード制御IC116は、ハ
ザードスイッチ102がオンにされると、左右のターン
/ハザードランプ101L,101Rを点滅させるとと
もに、この点滅に同期して電圧切替回路115から電圧
V1,VCCを出力させて通信線300に印加する。ラン
プ制御回路215は、通信線300の電圧レベルに応じ
てリアの左右のターン/ハザードランプ201L,20
1Rの点滅を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の信号を
同一通信線上で送受信する多重通信システムの通信線を
利用して、異なる場所に配置された負荷を互いに同期し
てオンオフ動作を行わせる負荷同期制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、一般の車両400に
は、前端(フロント)の左右に一対の方向指示ランプ4
01L,401R、中央(サイド)の左右に一対の方向
指示ランプ402L,402R、後端(リア)の左右に
一対の方向指示ランプ403L,403Rが配設されて
いる。
【0003】このように、方向指示ランプは車両の各部
に離れて配設されているが、現状では、各方向指示ラン
プが1つのECUにより制御されているので、当該EC
Uから各方向指示ランプに対してそれぞれ配線が引き回
されているため、その配線を省線化することが望まれて
いる。
【0004】そこで、車両に多重通信システムを構築
し、その多重通信信号にハザードランプやターンランプ
としての方向指示ランプの制御信号を適用することによ
り、各ランプへの配線本数を低減することが考えられ
る。車両の多重通信システムは、例えば図7に示すよう
に、車両前部のエンジンルームに配設された前部ECU
404と、車両中央部の計器パネル近傍に配設された中
央部ECU405と、車両後部のトランクルーム近傍に
配設された後部ECU406とを備え、通信線407に
よりECU404,405を接続し、通信線408によ
りECU405,406を接続して構成される。
【0005】そして、この多重通信システムにハザード
ランプの制御信号、すなわち左右一対の方向指示ランプ
を同時に点滅する制御信号を適用する場合には、例えば
ハザードスイッチ409がオンにされると、多重通信に
よって中央部ECU405から前部ECU404や後部
ECU406にハザードランプの制御信号を送出するこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各ECU40
4〜406を構成するCPUにおいて割込み制御などが
発生したり、ビットが反転するなどの通信エラーが生じ
て再送信を行ったり、各ECUにおける通信処理時間に
差が生じると、各方向指示ランプの点滅タイミングがず
れてしまう虞がある。
【0007】一方、ハザードランプ(非常点滅表示灯)
には、「全てが同時に作動点滅すること」という法規が
設けられている。
【0008】このため、従来、ハザードランプとして動
作する場合を含む方向指示ランプの制御信号は、車両に
おける多重通信システムから除外されており、一層の省
線化を図ることが困難であった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するもので、多
重通信システムの通信線を利用して配線本数を低減しつ
つ、複数の負荷を確実に同期してオンオフ動作させるこ
とを可能にする負荷同期制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信線を介し
て第1電位とこの第1電位より低い第2電位とに変化す
る多重通信信号を送信する第1通信制御手段と、上記多
重通信信号を受信して所定の負荷の動作を制御する第2
通信制御手段とを含む多重通信システムの送信側および
受信側にそれぞれ配置された第1負荷および第2負荷に
オンオフを繰り返す動作を互いに同期して行わせる負荷
同期制御装置であって、上記第1負荷のオンオフを制御
するとともに、上記通信線に対して、上記第1負荷がオ
ンの間は上記第1電位より高い同期用電位を印加し、上
記第1負荷がオフの間は上記第1電位を印加する第1負
荷制御手段と、上記通信線の電位が上記同期用電位の間
は上記第2負荷をオンにするとともに、上記通信線の電
位が上記第1電位以下の間は上記第2負荷をオフにする
第2負荷制御手段とを備え、上記通信線に対して上記同
期用電位が印加されている期間以外の期間に上記多重通
信信号が送信されるようにしたものである。
【0011】この構成によれば、通信線を介して第1電
位と第2電位とに変化する多重通信信号が送信され、こ
の多重通信信号が受信されて所定の負荷の動作が制御さ
れるとともに、通信線に対して、第1負荷がオンの間は
第1電位より高い同期用電位が印加され、第1負荷がオ
フの間は第1電位が印加されて、通信線の電位が同期用
電位の間は第2負荷がオンにされ、通信線の電位が第1
電位以下の間は第2負荷がオフにされる。なお、通信線
に対して同期用電位が印加されている期間以外の期間に
多重通信信号が送信される。
【0012】このように、多重通信信号の送受信に用い
られる通信線に対して同期用電位を印加し、同期用電位
が印加されているか否かによって第2負荷の動作を制御
することにより、多重通信信号の通信エラーや通信遅れ
などに関係なく、第1負荷と第2負荷とが確実に同期し
てオンオフ動作が行われることとなる。また、多重通信
信号の送信が同期用電位の通信線への印加と重ならない
ので、第2通信制御手段により多重通信信号が確実に受
信されることとなる。
【0013】また、上記第1負荷制御手段は、上記通信
線に印加する電位に関する情報を上記第1通信制御手段
に送出するもので、上記第1通信制御手段は、上記第1
負荷制御手段により上記同期用電位が上記通信線に印加
されている期間以外の期間に上記多重通信信号を送信す
るものであるとしてもよい。この構成によれば、第1負
荷制御手段により同期用電位が通信線に印加されている
期間以外の期間に第1通信制御手段により多重通信信号
が送信されることから、多重通信信号の送信が通信線に
対する同期用電位の印加と重ならないので、第2通信制
御手段により多重通信信号が確実に受信されることとな
る。
【0014】また、上記第1通信制御手段は、上記通信
線を介して上記多重通信信号を送信しているか否かに関
する情報を上記第1負荷制御手段に送出するとともに、
1回の多重通信時間を上記第1負荷のオフ時間未満に設
定するもので、上記第1負荷制御手段は、上記第1通信
制御手段により上記多重通信信号が送信されていない期
間に上記同期用電位を上記通信線に対して印加するよう
に上記第1負荷のオンオフを制御するものであるとして
もよい。
【0015】この構成によれば、通信線を介して送信中
の多重通信信号が通信線に対する同期用電位の印加によ
って妨害されることがなく、第2通信制御手段により多
重通信信号が確実に受信されることとなる。
【0016】また、上記第1負荷および上記第2負荷
は、それぞれ互いに対応する複数の負荷を備え、上記第
1負荷制御手段は、上記第1負荷のうちのオンオフする
負荷に対応して上記同期用電位として予め設定された互
いに異なる電位を上記通信線に印加するもので、上記第
2負荷制御手段は、上記通信線に上記同期用電位として
印加されている電位に応じて、上記第2負荷のうちで上
記第1負荷のオンオフしている負荷に対応する負荷をオ
ンオフするものであるとしてもよい。
【0017】この構成によれば、第1負荷のうちのオン
オフしている負荷に対応する第2負荷の各負荷を互いに
同期してオンオフさせることが可能になる。例えば、第
1負荷の全負荷がオンオフしているときは、それに対応
する所定電位が同期用電位として通信線に印加され、こ
の電位に応じて第2負荷の全負荷が同期してオンオフさ
れる。また、例えば第1負荷のうちで所定の1個の負荷
がオンオフしているときは、それに対応する異なる所定
電位が同期用電位として通信線に印加され、この電位に
応じて、第1負荷のオンオフしている1個の負荷に対応
する第2負荷の1個の負荷が同期してオンオフされる。
【0018】このように、第1負荷と第2負荷とで、互
いに対応する負荷を確実に同期してオンオフすることが
可能になる。
【0019】また、上記第1通信制御手段、第2通信制
御手段、所定の負荷、第1負荷制御手段、第2負荷制御
手段および通信線は、車両に配設されたもので、上記第
1負荷および第2負荷は、上記複数の負荷として、それ
ぞれ車両の左右に配設された一対の方向指示ランプを備
え、上記第1負荷の方向指示ランプと上記第2負荷の方
向指示ランプとは、互いに車両の前後方向に異なる位置
に配設されているとしてもよい。
【0020】この構成によれば、第1負荷の各方向指示
ランプのうちでオンオフしているランプ、例えば左右の
両ランプ、左のランプのみ、右のランプのみのそれぞれ
に応じた所定電位が同期用電位として通信線に印加さ
れ、この所定電位に応じて、第1負荷のオンオフしてい
るランプに対応する第2負荷のランプが同期してオンオ
フすることとなる。
【0021】また、上記第1負荷制御手段は、上記同期
用電位として、互いに異なる第1の同期用電位、第2の
同期用電位および第3の同期用電位を上記通信線に印加
する機能を有し、上記第1負荷の方向指示ランプにおい
て、左右の双方のランプをオンオフするときは上記同期
用電位として上記第1の同期用電位を上記通信線に印加
し、右側のランプのみをオンオフするときは上記同期用
電位として上記第2の同期用電位を上記通信線に印加
し、左側のランプのみをオンオフするときは上記同期用
電位として上記第3の同期用電位を上記通信線に印加す
るもので、上記第2負荷制御手段は、上記第2負荷の方
向指示ランプにおいて、上記通信線の電位が上記第1の
同期用電位の間は左右の双方のランプをオンにし、上記
通信線の電位が上記第2の同期用電位の間は右側のラン
プのみをオンにし、上記通信線の電位が上記第3の同期
用電位の間は左側のランプのみをオンにするものである
としてもよい。
【0022】この構成によれば、通信線の電位が、第1
の同期用電位、第2の同期用電位、第3の同期用電位の
間は、それぞれ左右のランプ、右側のランプ、左側のラ
ンプがオンにされることになるので、第1負荷の方向指
示ランプと第2負荷の方向指示ランプとで、それぞれ対
応するランプが確実に同期してオンオフされることとな
る。
【0023】また、上記第2負荷の異常を検出する異常
検出手段を備え、上記第2通信制御手段は、上記異常検
出手段により上記第2負荷の異常が検出されると、その
旨を表わす第2多重通信信号を上記第1電位と第2電位
との変化により生成し、上記第1負荷制御手段により上
記同期用電位が上記通信線に印加されている期間以外の
期間に当該第2多重通信信号を上記通信線を介して送信
するもので、上記第1通信制御手段は、上記第2多重通
信信号を受信して上記第2負荷の異常を判別するもので
あるとしてもよい。
【0024】この構成によれば、第2負荷の断線などの
異常が検出されると、第1通信制御手段により第2負荷
の異常が判別されるので、当該異常を報知するなどの処
置が行えることとなる。
【0025】また、上記第1通信制御手段および第2通
信制御手段は、それぞれ、CPUを含む電子回路により
構成されたもので、上記第1負荷制御手段および第2負
荷制御手段は、それぞれ、CPUを含まない電子回路に
より構成されたものであるとしてもよい。
【0026】この構成によれば、第1通信制御手段と第
2通信制御手段とでCPUの処理時間に差が生じたり、
CPUの割込み制御が発生することなどにより、多重通
信信号の遅れや通信エラーが生じた場合でも、第1負荷
制御手段および第2負荷制御手段を構成する電子回路が
正常であれば、第1負荷と第2負荷とが確実に同期して
オンオフすることとなる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る負荷同期制御
装置が適用される車両の通信システムの一実施形態を示
す機能ブロック図、図2は中央部ECUの回路構成例を
示す回路ブロック図、図3は後部ECUの回路構成例を
示す回路ブロック図である。
【0028】この車両は、計器パネルの近傍に配設され
た中央部ECU(Electronic Control Unit)100と、
車両後部に配設された後部ECU200とを備えてい
る。
【0029】なお、図1〜図3の中央部ECU100お
よび後部ECU200のブロック外において、符号「+
B」は、その配線が車載バッテリBT(図1)の正極に
直結されている旨を示し、符号「IG」は、その配線が
イグニションスイッチ(図示省略)を介して車載バッテ
リBT(図1)の正極に接続されている旨を示してい
る。
【0030】中央部ECU100には、負荷として、フ
ロントおよびサイドの左右のターン/ハザードランプ1
01L,101Rがそれぞれ電気的に接続され、後部E
CU200には、負荷として、リアの左右のターン/ハ
ザードランプ201L,201R、リアワイパ202、
トランクオープン用ソレノイド203がそれぞれ電気的
に接続されている。
【0031】また、中央部ECU100には、操作スイ
ッチとして、ハザードスイッチ102、ターンスイッチ
103、リアワイパスイッチ104、トランクスイッチ
105が、それぞれ電気的に接続されている。そして、
中央部ECU100と後部ECU200とは、互いに通
信線300により電気的に接続されている。
【0032】まず、図1、図2を参照して中央部ECU
100の構成について説明する。中央部ECU100
は、電源回路111,112,113,114、電圧切
替回路115、ターン/ハザード制御IC116、電圧
変換回路117、CPU118などを備えている。
【0033】電源回路111,112,113,114
は、それぞれ、車載バッテリBTの出力電圧から電圧V
1,V2,V3,VCCを生成するものである。なお、各
電圧はV1>V2>V3>VCCに設定されており、本実
施形態では、例えばV1=11V,V2=9V,V3=7
V,VCC=5Vである。
【0034】電圧切替回路115は、論理ゲートやトラ
ンジスタなどからなり、電源回路111,112,11
3,114によって生成される電圧V1,V2,V3,
CCのうちでいずれかの電圧を選択的に出力するもの
で、出力電圧の切替はターン/ハザード制御IC116
によって制御される。
【0035】ターン/ハザード制御IC116は、以下
の〜に示す機能を有する; ハザードスイッチ102がオンにされると、ドライ
ブ素子121L,121Rの双方を法規により定められ
た周期でオンオフさせて、左右のターン/ハザードラン
プ101L,101Rを点滅させるとともに、この点滅
に同期して電圧切替回路115から電圧V1,VCCを出
力させる。
【0036】ターンスイッチ103の接点103R
(図2)がオンにされると、ドライブ素子121Rを所
定周期でオンオフさせて、右のターン/ハザードランプ
101Rを点滅させるとともに、この点滅に同期して電
圧切替回路115から電圧V2,VCCを出力させる。
【0037】ターンスイッチ103の接点103L
(図2)がオンにされると、ドライブ素子121Lを所
定周期でオンオフさせて、左のターン/ハザードランプ
101Lを点滅させるとともに、この点滅に同期して電
圧切替回路115から電圧V3,VCCを出力させる。
【0038】ハザードスイッチ102およびターンス
イッチ103の双方がオフのときは、ドライブ素子12
1L,121Rをオフにして左右のターン/ハザードラ
ンプ101L,101Rを消灯するとともに、電圧切替
回路115から電圧VCCを出力させる。
【0039】ランプ101L,101Rの断線を検知
する電流検知回路122L,122Rにより断線が検知
されると、その旨の断線信号をCPU118に送出す
る。
【0040】ドライブ素子121L,121Rのオン
オフに関する信号、すなわち電圧切替回路115からの
出力電圧に関する信号をCPU118に送出する。
【0041】なお、上記〜において、ハザードス
イッチ102またはターンスイッチ103がオンにされ
た時点で、CPU118から多重通信信号を出力中であ
る旨の信号が入力されている場合には、多重通信信号の
出力が終了するまで待機し、その出力終了後にランプの
点滅および電圧切替回路115からの出力電圧の切替を
開始する。
【0042】ここで、図2を参照して電圧切替回路11
5およびターン/ハザード制御IC116の回路例につ
いて説明する。
【0043】ターン/ハザード制御IC116の入力端
子131は、インターフェース回路123を介してハザ
ードスイッチ102およびターンスイッチ103の接点
103Rに接続され、入力端子132は、インターフェ
ース回路124を介してハザードスイッチ102および
ターンスイッチ103の接点103Lに接続されてい
る。
【0044】出力端子133は、AND回路141の入
力端子に直結され、AND回路142の入力端子にイン
バータを介して接続され、AND回路143の入力端子
に直結され、かつ、AND回路144の入力端子にイン
バータを介して接続されている。
【0045】出力端子134は、AND回路141の入
力端子に直結され、AND回路142の入力端子に直結
され、AND回路143の入力端子にインバータを介し
て接続され、かつ、AND回路144の入力端子に直結
されている。
【0046】AND回路141〜144の出力端子は、
それぞれトランジスタ151〜154の制御端子に接続
されている。トランジスタ151〜154の通電端子の
一方は、それぞれ電源回路111〜114に接続され、
他方は、いずれも電圧変換回路117に接続されてい
る。
【0047】このような回路構成により、ハザードスイ
ッチ102がオンにされると入力端子131,132の
双方に信号が入力され、ターンスイッチ103の接点1
03Rがオンにされると入力端子131にのみ信号が入
力され、ターンスイッチ103の接点103Lがオンに
されると入力端子132にのみ信号が入力される。
【0048】従って、スイッチ102,103への操作
入力が、入力端子131,132への入力信号の組合せ
に置き換えられる。すなわち、入力端子131に信号入
力があるときは右のターン/ハザードランプ101Rを
点滅させ、入力端子132に信号入力があるときは左の
ターン/ハザードランプ101Lを点滅させることとな
る。
【0049】そして、制御IC116の出力端子13
3,134の双方からハイレベル信号が出力されると、
AND回路141からハイレベル信号が出力されてトラ
ンジスタ151がオンになり、電圧V1(第1の同期用
電位)が電圧変換回路117を介して通信線300に印
加される。
【0050】また、出力端子133からローレベル信
号、出力端子134からハイレベル信号が出力される
と、AND回路142からハイレベル信号が出力されて
トランジスタ152がオンになり、電圧V2(第2の同
期用電位)が電圧変換回路117を介して通信線300
に印加される。
【0051】また、出力端子133からハイレベル信
号、出力端子134からローレベル信号が出力される
と、AND回路143からハイレベル信号が出力されて
トランジスタ153がオンになり、電圧V3(第3の同
期用電位)が電圧変換回路117を介して通信線300
に印加される。
【0052】また、出力端子133,134の双方から
ローレベル信号が出力されると、AND回路144から
ハイレベル信号が出力されてトランジスタ154がオン
になり、電圧VCCが電圧変換回路117を介して通信線
300に印加される。
【0053】図1に戻って、電圧変換回路117は、電
圧切替回路115からの出力電圧レベルおよびCPU1
18からの出力信号レベルに応じたレベルの電圧を通信
線300に印加するものである。
【0054】CPU118は、電圧VCCを電源として動
作するもので、以下の,に示す機能を有する; リアワイパスイッチ104およびトランクスイッチ1
05のオンオフを判別する。
【0055】その判別結果に基づき多重通信信号を生
成し、通信線300を介して後部ECU200に送出す
るとともに、後部ECU200から送られる多重通信信
号を受信する。
【0056】この多重通信信号は、電圧VCC(第1電
位)とアース電位(第2電位)とに変化するパルス信号
によって形成している。
【0057】また、多重通信信号の送受信は、制御IC
116から送られる信号に基づきランプ101L,10
1Rの消灯時間、すなわち電圧切替回路115から電圧
CCが出力されている時間に行う。
【0058】なお、この消灯時間は、法規により定めら
れているので、通信の遅れなどにより消灯時間内に通信
が終了しない場合には、次の消灯時間までデータ送信を
待機するようにしている。この場合には、通信が次の消
灯時間に継続される旨を報知するようなビットを付加し
ておけばよい。
【0059】次に、図1、図3を参照して後部ECU2
00の構成について説明する。後部ECU200は、電
源回路211,212,213,214、ランプ制御回
路215、CPU216などを備えている。
【0060】電源回路211,212,213,214
は、電源回路111,112,113,114と同様
に、それぞれ、車載バッテリBTの出力電圧から電圧V
1,V2,V3,VCCを生成するものである。
【0061】ランプ制御回路215は、通信線300の
電圧レベルに応じてドライブ素子217L,217Rの
オンオフを制御することにより、リアの左右のターン/
ハザードランプ201L,201Rの点滅を制御するも
のである。
【0062】図3において、ランプ制御回路215は、
比較器221〜223、論理ゲート224〜226など
を備えている。
【0063】比較器221,222,223は、それぞ
れ、電源回路211,212,213により生成される
電圧V1,V2,V3と通信線300の電圧V300と
を比較するものである。
【0064】そして、V1>V2>V3であるので、V
300≧V1のときは、全比較器221,222,22
3からハイレベル信号が出力される。また、V1>V3
00≧V2のときは、比較器221からローレベル信号
が出力され、比較器222,223からハイレベル信号
が出力される。また、V2>V300≧V3のときは、
比較器221,222からローレベル信号が出力され、
比較器223からハイレベル信号が出力される。また、
V3>V300のときは、全比較器221,222,2
23からローレベル信号が出力される。
【0065】OR(オア)回路224,225は、それ
ぞれ、その出力端子がドライブ素子217R,217L
の制御端子に接続されており、比較器221,222,
223からの出力信号レベルに基づきドライブ素子21
7R,217Lのオンオフを制御する。
【0066】OR回路224の2個の入力端子には、そ
れぞれ比較器221,222の出力端子が接続されてい
る。OR回路225の2個の入力端子には、それぞれ比
較器221および排他的論理和(exclusive OR)回路
226の出力端子が接続され、排他的論理和回路226
の2個の入力端子には、それぞれ比較器222,223
の出力端子が接続されている。
【0067】そして、全比較器221,222,223
からハイレベル信号が入力されると(すなわちV300
≧V1のとき)、OR回路224,225の双方からハ
イレベル信号が出力されて、ドライブ素子217R,2
17Lがオンにされ、リアのターン/ハザードランプ2
01R,201Lの双方が点灯する。
【0068】また、比較器221からローレベル信号が
出力され、比較器222,223からハイレベル信号が
出力されると(すなわちV1>V300≧V2のと
き)、OR回路224からハイレベル信号が出力される
一方、排他的論理和回路226からローレベル信号が出
力されるのでOR回路225からローレベル信号が出力
される。これによって、ドライブ素子217Rがオンに
され、ドライブ素子217Lがオフにされて、リアの右
側のターン/ハザードランプ201Rのみが点灯する。
【0069】また、比較器221,222からローレベ
ル信号が出力され、比較器223からハイレベル信号が
出力されると(すなわちV2>V300≧V3のと
き)、OR回路224からローレベル信号が出力される
一方、排他的論理和回路226からハイレベル信号が出
力されるのでOR回路225からハイレベル信号が出力
される。これによって、ドライブ素子217Rがオフに
され、ドライブ素子217Lがオンにされて、リアの左
側のターン/ハザードランプ201Lのみが点灯する。
【0070】また、全比較器221,222,223か
らローレベル信号が入力されると(すなわちV3>V3
00のとき)、OR回路224からローレベル信号が出
力される一方、排他的論理和回路226からローレベル
信号が出力されるのでOR回路225からローレベル信
号が出力される。これによって、ドライブ素子217
R,217Lの双方がオフにされて、リアのターン/ハ
ザードランプ201R,201Lの双方が消灯する。
【0071】CPU216は、以下の〜に示す機能
を有する; CPU216の入力端子が比較器223の出力端子に
接続されており、この入力端子の信号レベルを判別する
ことにより、V300≧V3であるか否かを判別する。
【0072】CPU216の入力端子がランプ201
L,201Rの断線を検出する電流検知回路231L,
231Rに接続されており、各ランプが断線しているか
否かを判別する。
【0073】CPU216の出力端子がインターフェ
ース回路232を介して通信線300に接続されてお
り、ランプ201L,201Rが断線したと判別する
と、その旨の多重通信信号を生成し、通信線300を介
して中央部ECU100に送出する。このとき、V30
0<V3の間に多重通信信号を送出する。
【0074】CPU216の入力端子がインターフェ
ース回路233を介して通信線300に接続されてお
り、中央部ECU100から送られる多重通信信号を受
信し、リアワイパスイッチ104、トランクスイッチ1
05などの操作スイッチのオンオフを判別する。
【0075】CPU216の2個の出力端子がそれぞ
れドライブ素子234,235を介してリアワイパ20
2およびトランクオープン用ソレノイド203に接続さ
れており、中央部ECU100からの多重通信信号に従
って、リアワイパ202およびトランクオープン用ソレ
ノイド203の動作を制御する。
【0076】次に、図1〜図3を参照しつつ、図4〜図
6のタイミングチャートに従って通信線300における
電位変化について説明する。
【0077】図4のタイミングチャートは、CPU11
8により多重通信の送受信が行われていないときにハザ
ードスイッチ102がオンにされた場合を示している。
【0078】ハザードスイッチ102およびターンスイ
ッチ103がオフで、CPU118から多重通信信号が
出力されていない状態のときは、電圧VCCが通信線30
0に印加されている。
【0079】この状態でハザードスイッチ102がオン
にされると、電圧V1が通信線300に印加される。ラ
ンプ101R,101Lの点滅における点灯時間および
消灯時間は法規により定められており、これに従って、
ターン/ハザード制御IC116により、電圧V1の印
加時間T1および電圧VCCの印加時間T2が制御され
る。
【0080】ハザードスイッチ102がオンにされる
と、CPU118は多重通信信号の送出を開始する。そ
の際に、電圧VCCの印加時間T2の間(ランプ101
R,101Lの消灯時間)に、多重通信信号の送出が行
われる。この多重通信信号は、上述したように、電圧V
CCとアース電位とに変化するパルス信号によって形成さ
れている。
【0081】図5のタイミングチャートは、CPU11
8による多重通信の送受信中にハザードスイッチ102
がオンにされた場合を示している。CPU118が多重
通信の送受信を行っているときは、その旨の制御信号が
CPU118から制御IC116に送られている。制御
IC116は、ハザードスイッチ102がオンにされた
時点t1で、この制御信号が入力されているときは、電
圧切替回路115による電圧VCCの印加を継続し、CP
U118による送受信が終了して上記制御信号が入力さ
れなくなった時点t2で、電圧切替回路115による電
圧V1の印加を開始する。このように、電圧V1の印加
と多重通信信号とが重ならないようにしており、これに
よって通信が好適に行われることとなる。
【0082】図6のタイミングチャートは、ハザードス
イッチ102、ターンスイッチ103の各接点103
R,103Lが、それぞれオンにされたときの通信線3
00の電位を示している。
【0083】ハザードスイッチ102がオンにされた時
点t3では多重通信が行われていないので、同時に電圧
V1が印加される。ハザードスイッチ102がオフにさ
れた後、ターンスイッチ103の接点103Rがオンに
された時点t4では、多重通信が行われているので、多
重通信が終了した後の時点t5に電圧V2が印加され
る。接点103Rがオフにされた後、ターンスイッチ1
03の接点103Lがオンにされた時点t6では、多重
通信が行われているので、多重通信が終了した後の時点
t7に電圧V3が印加される。
【0084】このように、本実施形態によれば、ターン
/ハザードランプ201L,201Rの制御信号を通信
線300に重畳するようにしているので、その分だけワ
イヤハーネスの省線化を実現することができる。
【0085】また、その際に、多重通信信号を電圧VCC
とアース電位とで形成し、ターン/ハザードランプ20
1L,201Rの双方を点灯する信号を電圧V1とし、
ターン/ハザードランプ201Rのみを点灯する信号を
電圧V2とし、ターン/ハザードランプ201Lのみを
点灯する信号を電圧V3とし、ハザードランプ201
L,201Rを消灯する信号を電圧VCCとし、V1>V
CC,V2>VCC,V3>VCCに設定しているので、多重
通信を妨げることなく、ターン/ハザードランプ201
L,201Rの制御信号を通信線300に重畳すること
ができる。
【0086】また、本実施形態によれば、フロントおよ
びサイドのターン/ハザードランプ101L,101R
およびリアのターン/ハザードランプ201L,201
Rのオンオフ制御は、CPUを用いることなく、トラン
ジスタや論理回路などのハードウェアのみで構成された
電圧切替回路115およびターン/ハザード制御IC1
16により行っているので、CPUに起因する要因や通
信エラーなどによってランプの点滅タイミングがずれる
ことはない。また、例えば衝突事故などの衝撃によりC
PUが故障した場合でも、ハザードスイッチ102から
ターン/ハザードランプ201R,201Lに至るまで
の電気回路および車載バッテリBTが正常であれば、ラ
ンプの点滅を行うことができる。
【0087】なお、一般のハザードランプの制御システ
ムでは、ランプに断線などの故障が生じた場合には、点
滅間隔を短縮して運転者に報知するようにしている。
【0088】そこで、本実施形態では、後部ECU20
0の電流検知回路231R,231Lが異常を検出する
と、CPU216は、その異常を多重通信によって中央
部ECU100のCPU118に伝達する。
【0089】CPU118は、その異常が伝達される
と、点滅間隔を短縮する旨の指示信号を制御IC116
に送り、制御IC116は、予め定められた短縮した間
隔でランプ101R,101Lの点滅制御を行うととも
に、電圧切替回路115による出力電圧の切替制御を行
う。
【0090】この場合には、ランプの消灯時間T2(図
4参照)が短くなるので多重通信の可能な時間も短くな
るため、CPU118は通信プロトコルも変更し、1回
の多重通信時間を短縮する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信線を介して第1電位と第2電位とに変化する多重通
信信号を送信し、この多重通信信号を受信して所定の負
荷の動作を制御するとともに、通信線に対して、第1負
荷がオンの間は第1電位より高い同期用電位を印加し、
第1負荷がオフの間は第1電位を印加して、通信線の電
位が同期用電位の間は第2負荷をオンにし、通信線の電
位が第1電位以下の間は第2負荷をオフにして、通信線
に対して同期用電位が印加されている期間以外の期間に
多重通信信号を送信するようにしているので、多重通信
信号の通信エラーや通信遅れなどに関係なく、第1負荷
と第2負荷とを確実に同期してオンオフ動作を行わせる
ことができる。また、多重通信信号の送信が同期用電位
の通信線への印加と重ならないので、第2通信制御手段
により多重通信信号を確実に受信することができる。
【0092】また、第1負荷制御手段により通信線に印
加する電位に関する情報を第1通信制御手段に送出し、
第1通信制御手段は、第1負荷制御手段により上記同期
用電位が上記通信線に印加されている期間以外の期間に
上記多重通信信号を送信するものであるとすると、多重
通信信号の送信が通信線に対する同期用電位の印加と重
ならないので、第2通信制御手段により多重通信信号を
確実に受信できることとなる。
【0093】また、第1通信制御手段により通信線を介
して多重通信信号を送信しているか否かに関する情報を
第1負荷制御手段に送出し、1回の多重通信時間を第1
負荷のオフ時間未満に設定して、第1負荷制御手段は、
第1通信制御手段により多重通信信号が送信されていな
い期間に同期用電位を通信線に対して印加するように第
1負荷のオンオフを制御するものであるとすると、通信
線を介して送信中の多重通信信号が通信線に対する同期
用電位の印加によって妨害されることがなく、第2通信
制御手段により多重通信信号を確実に受信できることと
なる。
【0094】また、上記第1負荷および上記第2負荷
は、それぞれ互いに対応する複数の負荷を備え、上記第
1負荷制御手段は、上記第1負荷のうちのオンオフする
負荷に対応して上記同期用電位として予め設定された互
いに異なる電位を上記通信線に印加するもので、上記第
2負荷制御手段は、上記通信線に上記同期用電位として
印加されている電位に応じて、上記第2負荷のうちで上
記第1負荷のオンオフしている負荷に対応する負荷をオ
ンオフするものであるとすると、第1負荷のうちのオン
オフしている負荷に対応する第2負荷の各負荷を互いに
同期してオンオフさせることができる。
【0095】また、上記第1通信制御手段、第2通信制
御手段、所定の負荷、第1負荷制御手段、第2負荷制御
手段および通信線は、車両に配設されたもので、上記第
1負荷および第2負荷は、上記複数の負荷として、それ
ぞれ車両の左右に配設された一対の方向指示ランプを備
え、上記第1負荷の方向指示ランプと上記第2負荷の方
向指示ランプとは、互いに車両の前後方向に異なる位置
に配設されているとすると、第1負荷の各方向指示ラン
プのうちでオンオフしているランプに応じた所定電位が
同期用電位として通信線に印加され、この所定電位に応
じて、第1負荷のオンオフしているランプに対応する第
2負荷のランプを同期してオンオフすることができる。
【0096】また、上記第1負荷制御手段は、上記同期
用電位として、互いに異なる第1の同期用電位、第2の
同期用電位および第3の同期用電位を上記通信線に印加
する機能を有し、上記第1負荷の方向指示ランプにおい
て、左右の双方のランプをオンオフするときは上記同期
用電位として上記第1の同期用電位を上記通信線に印加
し、右側のランプのみをオンオフするときは上記同期用
電位として上記第2の同期用電位を上記通信線に印加
し、左側のランプのみをオンオフするときは上記同期用
電位として上記第3の同期用電位を上記通信線に印加す
るもので、上記第2負荷制御手段は、上記第2負荷の方
向指示ランプにおいて、上記通信線の電位が上記第1の
同期用電位の間は左右の双方のランプをオンにし、上記
通信線の電位が上記第2の同期用電位の間は右側のラン
プのみをオンにし、上記通信線の電位が上記第3の同期
用電位の間は左側のランプのみをオンにするものである
とすると、通信線の電位が、第1の同期用電位、第2の
同期用電位、第3の同期用電位の間は、それぞれ左右の
ランプ、右側のランプ、左側のランプがオンにされるこ
とになるので、第1負荷の方向指示ランプと第2負荷の
方向指示ランプとで、それぞれ対応するランプを確実に
同期してオンオフすることができる。
【0097】また、上記第2負荷の異常を検出する異常
検出手段を備え、上記第2通信制御手段は、上記異常検
出手段により上記第2負荷の異常が検出されると、その
旨を表わす第2多重通信信号を上記第1電位と第2電位
との変化により生成し、上記第1負荷制御手段により上
記同期用電位が上記通信線に印加されている期間以外の
期間に当該第2多重通信信号を上記通信線を介して送信
するもので、上記第1通信制御手段は、上記第2多重通
信信号を受信して上記第2負荷の異常を判別するもので
あるとすると、第2負荷の断線などの異常が検出される
と、第1通信制御手段により第2負荷の異常を判別でき
るので、当該異常を報知するなどの処置が行えることと
なる。
【0098】また、第1通信制御手段および第2通信制
御手段を、それぞれCPUを含む電子回路により構成
し、第1負荷制御手段および第2負荷制御手段を、それ
ぞれCPUを含まない電子回路により構成することによ
り、第1通信制御手段と第2通信制御手段とでCPUの
処理時間に差が生じたり、CPUの割込み制御が発生す
ることなどにより、多重通信信号の遅れや通信エラーが
生じた場合でも、第1負荷制御手段および第2負荷制御
手段を構成する電子回路が正常であれば、第1負荷と第
2負荷とを確実に同期してオンオフすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る負荷同期制御装置が適用される車
両の通信システムの一実施形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】中央部ECUの回路構成例を示す回路ブロック
図である。
【図3】後部ECUの回路構成例を示す回路ブロック図
である。
【図4】CPUにより多重通信の送受信が行われていな
いときにハザードスイッチがオンにされた場合の通信線
の電位を示すタイミングチャートである。
【図5】CPUによる多重通信の送受信中にハザードス
イッチがオンにされた場合の通信線の電位を示すタイミ
ングチャートである。
【図6】ハザードスイッチおよびターンスイッチの各接
点がオンにされたときの通信線の電位を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
101L,101R フロントおよびサイドの左右のタ
ーン/ハザードランプ(第1負荷、一対の方向指示ラン
プ) 115 電圧切替回路(第1負荷制御手段) 116 ターン/ハザード制御IC(第1負荷制御手
段) 118 CPU(第1通信制御手段) 201L,201R リアの左右のターン/ハザードラ
ンプ(第2負荷、一対の方向指示ランプ) 202 リアワイパ(所定の負荷) 203 トランクオープン用ソレノイド(所定の負荷) 215 ランプ制御回路(第2負荷制御手段) 216 CPU(第2通信制御手段) 231R,231L 電流検知回路(断線検出手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月11日(2000.10.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】車両の多重通信システムを説明する模式図であ
る。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月11日(2000.10.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 車両の多重通信システムを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 康充 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3K039 AA08 LC07 NA05 5K022 BB01 BB13 5K048 AA06 BA42 CA11 CB01 EA21 EB02 EB04 FB10 GB05 HA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線を介して第1電位とこの第1電位
    より低い第2電位とに変化する多重通信信号を送信する
    第1通信制御手段と、上記多重通信信号を受信して所定
    の負荷の動作を制御する第2通信制御手段とを含む多重
    通信システムの送信側および受信側にそれぞれ配置され
    た第1負荷および第2負荷にオンオフを繰り返す動作を
    互いに同期して行わせる負荷同期制御装置であって、 上記第1負荷のオンオフを制御するとともに、上記通信
    線に対して、上記第1負荷がオンの間は上記第1電位よ
    り高い同期用電位を印加し、上記第1負荷がオフの間は
    上記第1電位を印加する第1負荷制御手段と、 上記通信線の電位が上記同期用電位の間は上記第2負荷
    をオンにするとともに、上記通信線の電位が上記第1電
    位以下の間は上記第2負荷をオフにする第2負荷制御手
    段とを備え、 上記通信線に対して上記同期用電位が印加されている期
    間以外の期間に上記多重通信信号が送信されるようにし
    たことを特徴とする負荷同期制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の負荷同期制御装置におい
    て、 上記第1負荷制御手段は、上記通信線に印加する電位に
    関する情報を上記第1通信制御手段に送出するもので、 上記第1通信制御手段は、上記第1負荷制御手段により
    上記同期用電位が上記通信線に印加されている期間以外
    の期間に上記多重通信信号を送信するものであることを
    特徴とする負荷同期制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の負荷同期制御装
    置において、 上記第1通信制御手段は、上記通信線を介して上記多重
    通信信号を送信しているか否かに関する情報を上記第1
    負荷制御手段に送出するとともに、1回の多重通信時間
    を上記第1負荷のオフ時間未満に設定するもので、 上記第1負荷制御手段は、上記第1通信制御手段により
    上記多重通信信号が送信されていない期間に上記同期用
    電位を上記通信線に対して印加するように上記第1負荷
    のオンオフを制御するものであることを特徴とする負荷
    同期制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の負荷
    同期制御装置において、 上記第1負荷および上記第2負荷は、それぞれ互いに対
    応する複数の負荷を備え、 上記第1負荷制御手段は、上記第1負荷のうちのオンオ
    フする負荷に対応して上記同期用電位として予め設定さ
    れた互いに異なる電位を上記通信線に印加するもので、 上記第2負荷制御手段は、上記通信線に上記同期用電位
    として印加されている電位に応じて、上記第2負荷のう
    ちで上記第1負荷のオンオフしている負荷に対応する負
    荷をオンオフするものであることを特徴とする負荷同期
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の負荷同期制御装置におい
    て、上記第1通信制御手段、第2通信制御手段、所定の
    負荷、第1負荷制御手段、第2負荷制御手段および通信
    線は、車両に配設されたもので、上記第1負荷および第
    2負荷は、上記複数の負荷として、それぞれ車両の左右
    に配設された一対の方向指示ランプを備え、上記第1負
    荷の方向指示ランプと上記第2負荷の方向指示ランプと
    は、互いに車両の前後方向に異なる位置に配設されてい
    ることを特徴とする負荷同期制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の負荷同期制御装置におい
    て、 上記第1負荷制御手段は、上記同期用電位として、互い
    に異なる第1の同期用電位、第2の同期用電位および第
    3の同期用電位を上記通信線に印加する機能を有し、上
    記第1負荷の方向指示ランプにおいて、左右の双方のラ
    ンプをオンオフするときは上記同期用電位として上記第
    1の同期用電位を上記通信線に印加し、右側のランプの
    みをオンオフするときは上記同期用電位として上記第2
    の同期用電位を上記通信線に印加し、左側のランプのみ
    をオンオフするときは上記同期用電位として上記第3の
    同期用電位を上記通信線に印加するもので、 上記第2負荷制御手段は、上記第2負荷の方向指示ラン
    プにおいて、上記通信線の電位が上記第1の同期用電位
    の間は左右の双方のランプをオンにし、上記通信線の電
    位が上記第2の同期用電位の間は右側のランプのみをオ
    ンにし、上記通信線の電位が上記第3の同期用電位の間
    は左側のランプのみをオンにするものであることを特徴
    とする負荷同期制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の負荷
    同期制御装置において、上記第2負荷の異常を検出する
    異常検出手段を備え、 上記第2通信制御手段は、上記異常検出手段により上記
    第2負荷の異常が検出されると、その旨を表わす第2多
    重通信信号を上記第1電位と第2電位との変化により生
    成し、上記第1負荷制御手段により上記同期用電位が上
    記通信線に印加されている期間以外の期間に当該第2多
    重通信信号を上記通信線を介して送信するもので、 上記第1通信制御手段は、上記第2多重通信信号を受信
    して上記第2負荷の異常を判別するものであることを特
    徴とする負荷同期制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の負荷
    同期制御装置において、上記第1通信制御手段および第
    2通信制御手段は、それぞれ、CPUを含む電子回路に
    より構成されたもので、上記第1負荷制御手段および第
    2負荷制御手段は、それぞれ、CPUを含まない電子回
    路により構成されたものであることを特徴とする負荷同
    期制御装置。
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