JP2002100521A - 変圧器鉄心自動積重ね装置 - Google Patents

変圧器鉄心自動積重ね装置

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JP2002100521A
JP2002100521A JP2000290595A JP2000290595A JP2002100521A JP 2002100521 A JP2002100521 A JP 2002100521A JP 2000290595 A JP2000290595 A JP 2000290595A JP 2000290595 A JP2000290595 A JP 2000290595A JP 2002100521 A JP2002100521 A JP 2002100521A
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yoke
stacking
positioning
positioning device
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JP2000290595A
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Takehiro Kikuchi
岳広 菊池
Yoshihiro Tanitsu
善博 谷津
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Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練を要しないで自動的に鉄心を積重ねて作業
性を大幅に向上できると共に、製造コストを安くして電
気的特性に優れた変圧器を得ることができる変圧器鉄心
自動積重ね装置を提供するものである。 【解決手段】レグ側とヨーク側を順次積重ねる積重ね定
盤10と、この上方に上下動自在に設けられ、レグ側と
ヨーク側の接合部分を交互に位置決めして保持する位置
決めストッパー44と、この横に設けられ、下部ヨーク
2の位置を調整するヨーク位置決め装置13と、この横
に設けられ、下部ヨーク2を積重ねる順に仕分けするヨ
ーク仕分け装置14と、前記積重ね定盤10に隣接して
設けられ、レグ3a〜3cの位置を調整するレグ位置決
め装置11と、この横に設けられ、レグ3a〜3cを積
重ねる順に仕分けするレグ仕分け装置12とからなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明はヨークとレグをE形
に組合わせて自動的に変圧器鉄心を積重ねる装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常の変圧器鉄心1のコイルを挿入する
前の構成は、図11に示すように珪素鋼板(電磁鋼板)
を切断した下部ヨーク2と、この中間に垂直に嵌合する
センターレグ3aと、前記下部ヨーク2の両端にこれと
斜めに当接して垂直に配置される左右のサイドレグ3
b、3cとをE形に組合わせて積重ねている。これら下
部ヨーク2とセンターレグ3aおよび左右のサイドレグ
3b、3cは厚さが0.23〜0.35mmの薄い珪素
鋼板を千数百枚程度、ラップ位置を数ミリずつずらしな
がら図14に示すように丸太状に積重ねて構成されてい
る。
【0003】従来、この珪素鋼板の積重ね作業は、全て
作業者の手作業によって行なわれており、極めて作業性
が悪かった。これら珪素鋼板は大きさやラップ位置が異
なるため、図12に示すようにガイドピン4を突設した
積重ね冶具盤5を用い、センターレグ3a、左右のサイ
ドレグ3b、3cにガイド孔6、6を加工して、ガイド
孔6にガイドピン4を差し込んで1枚ずつ積重ねて丸太
状に形成している。
【0004】このようにしてセンターレグ3aと左右の
サイドレグ3b、3cをそれぞれ丸太状に積重ねてから
図13に示すように横3列に配置してから、下部ヨーク
2を差し込んで積み上げて図14に示すようにE形に組
合わせる。この後、センターレグ3aと左右のサイドレ
グ3b、3cにコイルを挿入してから、最後に上部ヨー
クを組合わせて変圧器鉄心を組立てていた。
【0005】しかしながらこのような手作業による積重
ねは、珪素鋼板全てにガイド孔6を孔明け加工しなけれ
ばならず、加工や積重ね作業に手間がかかる上、ガイド
孔があるため磁束の流れに乱れが生じて変圧器の電気的
特性が低下する問題があった。
【0006】また積層面の角度調整やズレ補正などの作
業にも手間がかかり、丸太状に積重ねた後も、センター
レグ3aと左右のサイドレグ3b、3cの位置決めや平
行度を調整してから、下部ヨーク2を組合わせなければ
ならず極めて作業性が悪い問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
改善し、熟練を要しないで自動的に鉄心を積重ねる作業
性を大幅に向上できると共に、磁束の乱れが少なく電気
的特性の優れた変圧器を得ることができる変圧器鉄心自
動積重ね装置を提供するものである。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
変圧器鉄心自動積重ね装置は、珪素鋼板をそれぞれ所定
の形状に切断したヨークと、この中央に垂直に配置され
るセンターレグと、前記ヨークの両端に垂直に配置され
る左右のサイドレグとをE形に組合わせて積上げる鉄心
積重ね装置において、レグ側とヨーク側を順次積重ねる
積重ね定盤と、この積重ね定盤の上向に、上下動自在に
設けられ、レグ側とヨーク側の接合部分を交互に位置決
めして保持する置決めストッパーと、この積重ね定盤に
隣接して設けられ、ヨークの位置を調整するヨーク位置
決め装置と、このヨーク位置決め装置に隣接して設けら
れ、ヨークを積重ねる順に仕分けするヨーク仕分け装置
と、前記積重ね定盤に隣接して設けられ、レグの位置を
調整するレグ位置決め装置と、このレグ位置決め装置に
隣接して設けられ、センターレグと左右のサイドレグを
積重ねる順に仕分けするレグ仕分け装置とからなること
を特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項2記載の変圧器鉄心自動積
重ね装置は、ヨーク位置決め装置とレグ位置決め装置
が、珪素鋼板の長手方向と板幅方向のそれぞれ両端側か
ら挟持してセンター位置を調整する位置決めピンで構成
されていることを特徴とするものである。
【0010】更に請求項3記載の変圧器鉄心自動積重ね
装置は、レグ仕分け装置からレグ位置決め装置にレグを
吸着して搬送する吸着ヘッドが水平方向に回転自在に形
成されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図10を参照して詳細に説明する。図1および図
2は変圧器鉄心自動積重ね装置を示すもので、10は積
重ね定盤、11はこの積重ね定盤10に隣接して設けら
れたレグ位置決め装置、12はこの手前に設けられたレ
グ仕分け装置、13は前記積重ね定盤10に隣接して設
けられたヨーク位置決め装置、14はこの横に設けられ
たヨーク仕分け装置である。
【0012】前記レグ仕分け装置12は図3に示すよう
に、レール16の上を移動する門形のフレーム17の上
部に、上下動自在に昇降フレーム18が設けられ、この
中央に回転支持部20が設けられ、ロッドレスシリンダ
ー19の先端に接続したリンク機構を介して回転するよ
うになっている。
【0013】この回転支持部20の下部には、支持アー
ム21が取付けられ、この支持アーム21の下部にこれ
と垂直に、センターレグ用吸着パッド22aと、左右の
サイドレグ用吸着パッド22b、22cが取付けられ、
更にサイドレグ用吸着パッド22b、22cはシリンダ
により支持アーム21に沿って左右に移動できるように
なっている。
【0014】またレグ仕分け装置12は図3に仮想線で
示すように、センターレグ用吸着パッド22aと、左右
サイドレグ用吸着パッド22b、22cでセンターレグ
3aと左右のサイドレグ3b、3cを吸着して上昇して
から、ロッドレスシリンダー19の伸縮によりリンク機
構を介して回転支持部20を90度回転させると実線で
示す状態となる。この状態は図4に仮想線で縦方向に3
列に並んだ配列となる。
【0015】また図4に示すようにレグストックヤード
27とレグ仕分けヤード28およびレグ位置決め装置1
1の順に配置され、この上を仕分け装置12がレール1
6に沿って移動するようになっている。
【0016】またレグ位置決め装置11は図5および図
6に示すように、定盤30の上に、長手方向のガイド溝
31a、31b、31cが3列に形成され、これらガイ
ド溝31a、31b、31cの両側に、これと垂直に複
数の板幅方向のガイド溝32…が所定の間隔で複数個形
成されている。
【0017】長手方向のガイド溝31a、31b、31
cには、ブロック状の位置決めピン101a、101
b、101cとラップ位置調整位置決めピン100a、
100b、100cが対向して設けられ、また板幅方向
のガイド溝32…にはそれぞれ位置決めピン34が可動
自在に設けられている。前記ブロック状の位置決めピン
のセンターレグ位置決めピン101a、100aはV形
ブロック状に形成され、サイドレグ位置決めピン101
b、100bと101c、100cは平板ブロック状に
形成されてハの字形に配置されている。
【0018】この駆動機構は、図6に示すようにロッド
レスシリンダー102で駆動するガイドピンの上部に平
板ブロック状の位置決めピン101b、101cとV形
ブロック状の位置決めピン101aを接続し、図示しな
いモータで駆動するボールネジ103にラップ位置調整
位置決めピン100a、100b、100cが接続され
ている。
【0019】これはロッドレスシリンダー102を矢印
方向に駆動させることにより、ブロック状の位置決めピ
ン101a、101b、101cはラップ位置調整位置
決めピン100a、100b、100cに向かって移動
してその間隔が狭くなり、矢印方向と逆に駆動させると
その間隔が広くなる。
【0020】また板幅方向のガイド溝32…にそれぞれ
可動自在に設けられた位置決めピン34は、図6に示す
ように板幅方向のガイド溝32…と平行に回転ベルト3
6を間隔をおいて設け、この回転ベルト36の上側に一
方の棒状のピン取付台37を接続し、下側に他方の棒状
のピン取付台37を接続して、この棒状の取付台37に
板幅方向のガイド溝32…から突出するように位置決め
ピン34の下端を接続したものである。
【0021】これは回転ベルト36を矢印方向に回転さ
せることにより、回転ベルト36の上側に接続した一方
の棒状のピン取付台37が移動して、対向する位置決め
ピン34は互いにセンターに向かって同じ距離だけ移動
してその間隔が狭くなり、矢印方向と逆に回転ベルト3
6を回転させるとその間隔が広がるようになっている。
【0022】また下部ヨーク2の組込みを行なうヨーク
仕分け装置14は、図8に示すように門形のフレーム1
7の下に昇降フレーム18が設けられ、更にこの下部に
ヨーク用吸着パッド22dが取付られている。この下方
にはヨークストックヤード27とヨーク仕分けヤード4
1およびヨーク位置決め装置13の順に配列され、この
上をヨーク仕分け装置14がレール16に沿って移動す
るようになっている。
【0023】また前記ヨーク位置決め装置13は、定盤
30の上に、長手方向のガイド溝31bが形成され、こ
の両面にこれと垂直に複数の板幅方向のガイド溝32…
が所定の間隔で複数個形成されている。長手方向のガイ
ド溝31bには、2個の平板ブロック状の位置決めピン
33bが可動自在に設けられ、板幅方向のガイド溝32
…にはそれぞれ位置決めピン34が可動自在に設けられ
ている。
【0024】この駆動機構は、図7に示すように図示し
ないモータで駆動する回転ベルト35の上側に一方の平
板ブロック状の位置決めピン33bを接続し、下側にこ
れと対向する他方の平板ブロック状の位置決めピン33
bが接続されている。
【0025】これは回転ベルト35を矢印方向に回転さ
せることにより、ハの字形に配置された両位置決めピン
33bは、センターに向かって同じ距離だけ移動してそ
の間隔が狭くなり、矢印方向と逆に回転ベルト35を回
転させるとその間隔が広くなる。なお板幅方向の駆動機
構は、図6と同様である。
【0026】また図1に示すように、レグ位置決め装置
11と積重ね定盤10およびヨーク位置決め装置13の
上には、フレーム42が設けられている。このフレーム
42のレグ位置決め装置11の上方には、吸着パッド2
2a〜22cを取付けたレグ搬送装置43が走行するよ
うになっている。またフレーム42のヨーク位置決め装
置13の上方には、吸着パッド22dを取付けたヨーク
搬送装置45が走行するようになっている。更にフレー
ム42の積重ね定盤10の上方には位置決めストッパー
44が上下動自在に設けられている。
【0027】位置決めストッパー44は図9に示すよう
に、摺動面がV形のレグ側ストッパー46aと、これと
摺動する摺動面が山形のヨーク側ストッパー47aを組
合せたものと、長方形状のレグ側ストッパー46bとヨ
ーク側ストッパー47bを組合せたもの、および長方形
状のレグ側ストッパー46cとヨーク側ストッパー47
cを組合せた3個の位置決めストッパー44が設けら
れ、これらは互いに摺動しながら別個に上下動できるよ
うになっている。
【0028】次に上記構造をなす変圧器鉄心自動積重ね
装置の動作について説明する。先ず図2に示すように、
レグストックヤード27に予め所定の形状に切断した珪
素鋼板を積上げたセンターレグ3aと左右のサイドレグ
3b、3cを搬入して縦3列に並べておく。また図8に
示すようにヨークストックヤード40に珪素鋼板を切断
して積上げた下部ヨーク2を搬入しておく。
【0029】この状態で運転を開始すると、先ずレグス
トックヤード27では図3に仮想線で示すように、レグ
仕分け装置12の支持アーム21が下降してセンターレ
グ用とサイドレグ用の吸着パッド22a〜22cが積上
げておいたセンターレグ3aと左右のサイドレグ3b、
3cを同時に吸着して上昇する。この後、レグ仕分け装
置12が移動してレグ仕分けヤード28に搬送し、丸太
状の上半分を順次積重ねて仕分する。
【0030】レグストックヤード27に積上げておいた
丸太状の下半分のレグ3a〜3cは、レグ仕分け装置1
2により吸着して上昇する過程で、ロッドレスシリンダ
ー19が伸出してリンク機構により回転支持部20が9
0度回転して、図3に実線で示すように、レグ3a〜3
cが搬送方向と平行になる。更に図4に示す支持アーム
21に取付けたシリンダ24が伸出して、レグ位置決め
装置11の上方に達したら図4に仮想線で示すように、
吸着保持している左右のサイドレグ3b、3cを外側に
移動させてからレグ位置決め装置11の上に並べる。
【0031】このようにレグ位置決め装置11の上にレ
グ3a〜3cを3列に並べたら、次に図6に示す駆動機
構の回転ベルト36を矢印方向に回転させることによ
り、両側の位置決めピン34が板幅方向のガイド溝32
…内を同時にセンターに向かって同じ距離だけ移動し
て、図5に示すようにレグ3a〜3cの板幅方向の両側
から挟持してセンター位置を決める。
【0032】次に図6に示す駆動機構のロッドレスシリ
ンダー102を矢印方向に移動させる。ロッドレスシリ
ンダー102の移動により、ブロック状の位置決めピン
101a〜101cが長手方向のガイド溝31a〜31
c内をラップ位置調整位置決めピン100a〜100c
へ向かって移動して、図5に示すようにレグ3a〜3c
をその長手方向に沿った両側から挟持してセンター位置
を決める。
【0033】またレグ位置決め装置11によって、レグ
3a〜3cのセンター位置を決めている間に、レグ仕分
け装置12では、レグストックヤード27に積上げてお
いたセンターレグ3aと左右のサイドレグ3b、3cを
吸着して、図4に示すレグ仕分けヤード28に搬送して
ここに置く。このようにしてレグ仕分け装置11は、レ
グストックヤード27に積上げておいたレグ3a〜3c
を吸着し、レグ位置決め装置11とレグ仕分けヤード2
8へ交互に搬送する。
【0034】一方、下部ヨーク側では、図8に示すよう
に、ヨークストックヤード40に予め所定の形状に切断
した珪素鋼板を積上げた下部ヨーク2を搬入して縦に並
べておく。次に、ヨーク仕分け装置14の昇降フレーム
18が下降してヨーク用吸着パッド22dが積上げてお
いた一番上の下部ヨーク2を吸着して上昇する。この
後、ヨーク位置決め装置14の上に移動して、ここに並
べる。
【0035】このようにヨーク位置決め装置13の上に
下部ヨークが置かれたら、次に図7に示す駆動機構の回
転ベルト36を矢印方向に回転させることにより、両側
の位置決めピン34が板幅方向のガイド溝32内を同時
にセンターに向かって同じ距離だけ移動して、図8に示
すようにヨーク2の板幅方向の両側から挟持してセンタ
ー位置を決める。
【0036】次に図7に示す駆動機構の回転ベルト35
を矢印方向に移動させることにより、ブロック状の位置
決めピン33aが長手方向のガイド溝31b内を同時に
センターに向かって同じ距離だけ移動して、図8に示す
ようにヨーク2の長手方向の両側から挟持してセンター
位置を決める。
【0037】またヨーク位置決め装置13によって、ヨ
ーク2のセンター位置を決めている間に、ヨーク仕分け
装置14では、ヨークストックヤード40に積上げてお
いたヨーク2を吸着して、図8に示すヨーク仕分けヤー
ド41に搬送してここに置く。このようにしてヨーク仕
分け装置13は、ヨークストックヤード40に積上げて
おいたヨーク2を吸着し、ヨーク位置決め装置13とヨ
ーク仕分けヤード41へ交互に搬送する。
【0038】この後、図9(A)に示す位置決めストッ
パー44のヨーク側ストッパー47a〜47cが下降し
て積重ね定盤10に接し、レグ側ストッパー46a〜4
6cは上昇したままの状態で、図1に示すヨーク搬送装
置45により搬送してきた下部ヨーク2の片側の側面
を、図10(A)に示すように、ヨーク側ストッパー4
7a〜47cに当接して位置決めする。この後、ヨーク
搬送装置45が下降して、下部ヨーク2を積重ね定盤1
0の上に置く。
【0039】次に、図10(B)に示すように、レグ側
ストッパー46a〜46cを下降させて、この下端で下
部ヨーク2の接合部を押え保持する。この後、図10
(C)に示すようにヨーク側ストッパー47a〜47c
を上昇させて、図1に示すレグ位置決め装置11から3
枚のレグ3a〜3cをレグ搬送装置43で同時に搬送し
て図9(B)に示すように傾斜した下部ヨーク2の接合
面に当接させて、図10(D)に示すように位置決めす
る。この後、レグ搬送装置43が下降し、積重ね定盤上
に置く。
【0040】この後、図10(E)に示すようにヨーク
側ストッパー47a〜47cを下降させてレグ3a〜3
cの接合部を押えて保持する。この後、図10(F)に
示すようにレグ側ストッパー46a〜46cとヨーク側
ストッパー47a〜47cを上昇させる。
【0041】以下同様に、位置決めストッパー44と図
5に示すレグ位置決め装置11のラップ調整位置決めピ
ン100a〜100cと図8に示すヨーク位置決め装置
13の平板ブロック状の位置決めピン33aの位置を、
1サイクルごとに少しずつずらしてラップ位置を調整し
ながら、下部ヨーク2とレグ3a〜3cをE形に組合せ
て図14に示すように丸太状に自動的に積重ねていく。
なお丸太状の下半分のレグ3a〜3cと下部ヨーク2は
共に、それぞれストックヤード27、40からレグとヨ
ークの仕分け装置12、14によって、それぞれのレグ
とヨークの位置決め装置11、13に搬送されるが、丸
太状の上半分は、それぞれのレグとヨークの仕分けヤー
ド28、41から搬送されることになる。
【0042】なお図4のレグ仕分けヤード28に仮想線
で示すように、下部ヨーク2やセンターレグ3a、左右
のサイドレグ3b、3cの大きさが小さい場合にも対応
することができる。また上記説明では積重ね定盤10の
両側に、レグ位置決め装置11とヨーク位置決め装置1
3を対向して配置した場合について示したが、直交して
配置した構成でも良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る請求項1
記載の変圧器鉄心自動積重ね装置によれば、従来の手作
業により組立てる場合に比べて、熟練を要せず極めて短
時間に、夜間でも自動運転して、品質の安定した変圧器
鉄心を組立てることができる。また従来のように珪素鋼
板にガイド孔の孔加工が不必要になるので、加工工数が
低減され、安価に製造できると共に、磁束の乱れが少な
く変圧器の電気的特性を向上させることができる。
【0044】また請求項2記載の変圧器鉄心自動積重ね
装置によれば、ヨーク位置決め装置とレグ位置決め装置
が、珪素鋼板の長手方向と板幅方向のそれぞれ両端側か
ら挟持してセンター位置を調整する位置決めピンで構成
されているので、ヨークやレグを自動的に位置決めする
ことができる。
【0045】また請求項3記載の変圧器鉄心自動積重ね
装置によれば、レグ仕分け装置からレグ位置決め装置ま
でレグを吸着して搬送する吸着パッドが、水平方向に回
転自在に形成されているので装置の簡略化と小型化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による変圧器鉄心自動積
重ね装置の正面図である。
【図2】図1の変圧器鉄心自動積重ね装置を示す平面図
である。
【図3】図1のレグ仕分け装置を拡大して示す側面図で
ある。
【図4】図2のレグ仕分け装置とレグ位置決め装置を拡
大して示す平面図である。
【図5】図4のレグ位置決め装置を拡大して示す平面図
である。
【図6】図5のレグ位置決め装置の駆動機構の概略構成
を示す斜視図である。
【図7】図8のヨーク位置決め装置の駆動機構の概略構
成を示す斜視図である。
【図8】図2のヨーク仕分け装置とヨーク位置決め装置
を拡大して示す平面図である。
【図9】位置決めストッパーの動作を示す積重ね定盤の
平面図である。
【図10】位置決めストッパーの動作を示す積重ね定盤
の説明図である。
【図11】従来の下部ヨークとレグを平面E形に組合わ
せた平面図である。
【図12】従来のレグをガイドピンにより積重ねている
状態を示す説明図である。
【図13】状来の3列に並べたレグに下部ヨークを組合
わせる状態を示す平面図である。
【図14】丸太状に積重ねた下部ヨークとレグをE形に
組合わせた鉄心の斜視図である。
【符号の説明】
1 変圧器用鉄心 2 下部ヨーク 3a センターレグ 3b 左のサイドレグ 3c 右のサイドレグ 4 ガイドピン 5 積重ね冶具盤 6 ガイド孔 10 積重ね定盤 11 レグ位置決め装置 12 レグ仕分け装置 13 ヨーク位置決め装置 14 ヨーク仕分け装置 16 走行レール 17 ヨーク仕分け装置フレーム 18 昇降フレーム 19 ロッドレスシリンダー(回転用) 20 回転支持部 21 支持アーム 22a センターレグ用吸着パッド 22b 左サイドレグ用吸着パッド 22c 右サイドレグ用吸着パッド 24 シリンダー(サイドレグ用) 27 レグストックヤード 28 レグ仕分けヤード 30 積重ね定盤 31a 長手方向のガイド溝(センターレグ) 31b 長手方向のガイド溝(左サイドレグ) 31c 長手方向のガイド溝(右サイドレグ) 32 板幅方向のガイド溝 33a ブロック状の位置決めピン(長手方向) 34 位置決めピン(板幅方向) 35 回転ベルト(長手方向) 36 回転ベルト(板幅方向) 37 ピン取付台 40 ヨークストックヤード 41 ヨーク仕分けヤード 42 門形フレーム 43 レグ搬送装置 44 位置決めストッパー 45 ヨーク搬送装置 46a レグ側ストッパー(センターレグ) 46b レグ側ストッパー(左サイドレグ) 46c レグ側ストッパー(右サイドレグ) 47a ヨーク側ストッパー(センターレグ) 47b ヨーク側ストッパー(左サイドレグ) 47c ヨーク側ストッパー(右サイドレグ) 100a V形位置決めピン(センターレグ) 100b ブロック状の位置決めピン(左サイドレグ) 100c ブロック状の位置決めピン(右サイドレグ) 101a V形ラップ位置調整ピン(センターレグ) 101b ブロック状のラップ位置調整ピン(左サイド
レグ) 101c ブロック状のラップ位置調整ピン(左サイド
レグ) 102 ロッドレスシリンダー(レグ位置決め装置長手
用)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪素鋼板をそれぞれ所定の形状に切断し
    たヨークと、この中間に垂直に配置されるセンターレグ
    と、前記ヨークの両端にこれと垂直に配置される左右の
    サイドレグとをE形に組合わせて積上げる鉄心積重ね装
    置において、レグ側とヨーク側を順次積重ねる積重ね定
    盤と、この積重ね定盤の上方に、上下動自在に設けら
    れ、レグ側とヨーク側の接合部分を交互に位置決めして
    保持する位置決めストッパーと、この積重ね定盤に隣接
    して設けられ、ヨークの位置を調整するヨーク位置決め
    装置と、このヨーク位置決め装置に隣接して設けられ、
    ヨークを積重ねる順に仕分けするヨーク仕分け装置と、
    前記積重ね定盤に隣接して設けられ、レグの位置を調整
    するレグ位置決め装置と、このレグ位置決め装置に隣接
    して設けられ、センターレグと左右のサイドレグを積重
    ねる順に仕分けするレグ仕分け装置とからなることを特
    徴とする変圧器鉄心自動積重ね装置。
  2. 【請求項2】 ヨーク位置決め装置とレグ位置決め装置
    が、珪素鋼板の長手方向と板幅方向のそれぞれ両端側か
    ら挟持してセンター位置を調整する位置決めピンで構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の変圧器鉄心
    自動積重ね装置。
  3. 【請求項3】 レグ仕分け装置からレグ位置決め装置に
    レグを吸着して搬送する吸着ヘッドが水平方向に回転自
    在に形成されていることを特徴とする請求項1記載の変
    圧器鉄心自動積重ね装置。
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