JP2002100010A - ヨーク型再生磁気ヘッドおよびその製造方法ならびに磁気ディスク装置 - Google Patents

ヨーク型再生磁気ヘッドおよびその製造方法ならびに磁気ディスク装置

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JP2002100010A
JP2002100010A JP2000291926A JP2000291926A JP2002100010A JP 2002100010 A JP2002100010 A JP 2002100010A JP 2000291926 A JP2000291926 A JP 2000291926A JP 2000291926 A JP2000291926 A JP 2000291926A JP 2002100010 A JP2002100010 A JP 2002100010A
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magnetic
film
yoke
magnetoresistive
forming
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Tomoki Funayama
山 知 己 船
Masatoshi Yoshikawa
川 将 寿 吉
Koichi Tateyama
山 公 一 館
Michiko Hara
通 子 原
Hiroaki Yoda
田 博 明 與
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ギャップの媒体対向面側の大きさを可及
的に小さくすることができるとともに、磁気抵抗効果素
子を媒体対向面に近接して配置することを可能にする。 【解決手段】 磁気ギャップ5を挟んで対向し、少なく
とも一つが媒体対向面から媒体対向面より後退した位置
まで延在する一対の磁気ヨーク4と、磁気ギャップ内に
おいて媒体対向面に向う凸形状の湾曲部を備え、磁気ヨ
ークと磁気接続された磁気抵抗効果膜12と、磁気抵抗
効果膜に電気接続された電極17、18と、を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に磁気記録媒体
に信号を記録および記憶される信号を検知するヨーク型
再生磁気ヘッドおよびその製造方法ならびに磁気ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置などの磁気記録装置
は、近年において急速に小型・高密度化が進んでおり、
今後さらに高密度化されることが見込まれている。磁気
記録において高密度化を行うには、記録トラック幅を狭
くして記録トラック密度を高めるとともに、長手方向の
記録密度すなわち線記録密度を高める必要がある。
【0003】しかしながら、面内の長手記録方式では記
録密度が高くなるにつれ反磁界が大きくなり再生出力の
低下や、安定な記録が行えなくなるという問題点があ
る。これらの問題点を改善するものとして垂直記録方式
が提案されている。この垂直記録方式では記録媒体面と
垂直方向に磁化して記録するものであり、長手方向の記
録に対し記録密度を高めても反磁界の影響が少なく、再
生出力の低下等は抑制される。
【0004】ところで、長手記録、垂直記録ともに従来
媒体信号の再生には誘導型ヘッドが用いられていたが、
高密度化に伴い記録トラック幅が狭くなり記録された磁
化の大きさが小さくなっても、十分な再生信号出力が得
られるよう、異方性磁気抵抗効果(AMR)を用いた再
生感度の高いAMRヘッドが開発され、シールド型再生
ヘッドとして用いられるようになった。また最近では巨
大磁気抵抗効果(GMR)を応用した、さらに感度の高
いスピンバルブ型GMRヘッドが用いられるようにな
り、さらに高い再生感度の期待されるトンネル磁気抵抗
効果(TMR)を用いた磁気ヘッドの開発と実用化のた
めの研究が進められている。このように再生感度の高い
磁気ヘッドが開発され、それらを用いることによって、
極く小さい記録ビットサイズであっても記録信号の再生
が可能になってきた。
【0005】他方、記録トラックの長手方向の密度であ
る線記録密度を高めるためには、磁気ヘッドのギャップ
を狭くする必要がある。しかしながら従来の上記磁気抵
抗効果を用いた磁気ヘッドではヘッドギャップ内に磁気
抵抗効果素子を入れている。このため磁気抵抗効果素子
の大きさはAMRヘッドであっても、またスピンバルブ
GMRヘッドであっても、30nm程度の大きさを必要
とし、シールドとの絶縁を考慮するとシールド間は10
0nm程度を必要とする。このため、従来の型式の磁気
ヘッドにおいては、ヘッドギャップを狭めることができ
るのは100nm程度が限度となる。したがって線記録
密度を高める上で大きな制約が生じている。
【0006】また、ハードディスクなどの磁気記憶装置
では高記録密度化が進むにつれ磁気ヘッドと記憶媒体と
の距離である浮上量が徐々に低下している。このような
浮上量の低下は記憶媒体のわずかな突起に対して、ヘッ
ドが衝突する確率が高まることを意味し、実際TA(Th
ermal Asperity)ノイズが問題となっている。したがっ
て磁気抵抗効果素子が直接媒体対向面に露出しないよう
に、ヨークを介して磁束を磁気抵抗効果素子に引き込む
ヨーク型のヘッドが好ましい。また、このようなヨーク
型磁気ヘッドの場合、媒体対向面と平行な面に磁気抵抗
効果素子を設ける構造の方が磁気抵抗効果素子全体を媒
体近くに設置することができるため有利な構造となる。
このような構造として、基板面に平行にヨーク、磁気抵
抗効果素子を構成する水平ヨーク型磁気ヘッドが提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水平ヨー
ク型磁気ヘッドの場合、高記録密度化が進むにつれその
大きさをどんどん小さく作る必要があり、かつ磁気抵抗
効果素子を可能な限り媒体対向面に近接させなければな
らない。フォトリソグラフィー技術が進歩しているとは
いえ、サブミクロンサイズのヘッドの作り込みには数1
0nm程度のアラインメント精度が必要となり、このよ
うな精度でヘッドを作成することは非常に困難となって
きた。
【0008】本発明は、磁気ギャップの媒体対向面側の
大きさを可及的に小さくすることができるとともに、磁
気抵抗効果素子を媒体対向面に近接して配置することが
可能なヨーク型再生磁気ヘッドおよびその製造方法なら
びに磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるヨーク型再
生磁気ヘッドは、磁気ギャップを挟んで対向し、少なく
とも一つが媒体対向面から前記媒体対向面より後退した
位置まで延在する一対の磁気ヨークと、前記磁気ギャッ
プ内において前記媒体対向面に向う凸形状をなす湾曲部
を備え、前記磁気ヨークと磁気接続された磁気抵抗効果
膜と、前記磁気抵抗効果膜に電気接続された電極と、を
備えたことを特徴とする。
【0010】このように構成された本発明によるヨーク
型再生磁気ヘッドによれば、磁気抵抗効果膜が磁気ギャ
ップ内において媒体対向面に向う凸形状をなす湾曲部を
有するように形成される。このように形成されているこ
とで磁気抵抗効果素子を媒体対向面に近接して、しかも
磁気ギャップ先端の直上に構成でき、磁路を非常に短く
することができることで、再生効率を高めることができ
る。
【0011】なお、前記磁気抵抗効果膜は、前記一対の
磁気ヨークと電気的に接続されているように構成しても
良い。
【0012】なお、前記電極は一部分が前記磁気抵抗効
果膜の凸をなす面の反対側の面に電気的に接続されてい
るように構成しても良い。
【0013】なお、前記電極は第1および第2の電極部
からなり、前記第1乃至第2の電極部の端部は、それぞ
れ前記磁気ギャップ内で前記磁気抵抗効果膜の端部に電
気的に接続されているように構成しても良い。
【0014】本発明によるヨーク型再生磁気ヘッドの製
造方法は、磁気ギャップを挟んで対向する一対の磁気ヨ
ークを形成する工程と、前記磁気ギャップ内に前記磁気
ヨークとエッチングレートが異なる非磁性膜を埋め込む
工程と、エッチングレートの差を利用して前記磁気ギャ
ップ部分に段差を形成する工程と、前記段差部分に磁気
抵抗効果膜を埋め込む工程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0015】なお、前記磁気抵抗効果膜を埋め込む際に
段差を残し、この段差に電極取り出し用リードの一部ま
たは全部を形成する工程を備えるように構成しても良
い。また、本発明によるヨーク型再生磁気ヘッドの製造
方法は、磁気ヨークを形成する工程と、前記磁気ヨーク
の前記媒体対向面と反対側の面と、前記磁気ギャップの
前記媒体対向面と反対側の面との間に段差を形成する工
程と、前記段差部分に磁気抵抗効果膜を埋め込む工程
と、を備えたことを特徴とする。
【0016】なお、前記磁気抵抗効果膜を埋め込む際に
段差を残し、この段差に電極取り出し用リードの一部ま
たは全部を形成する工程を備えるように構成しても良
い。
【0017】また、本発明によるヨーク型再生磁気ヘッ
ドの製造方法は、凸部を有する電極を形成する工程と、
前記凸部の側面に絶縁膜からなる側壁を形成する工程
と、前記凸部および前記側壁を覆うように磁気抵抗効果
膜を形成する工程と、前記凸部上に磁気ギャップを有す
る磁気ヨークを形成する工程と、を備えたことを特徴と
する。
【0018】また、本発明による磁気ディスク装置は、
上記ヨーク型再生磁気ヘッドを再生磁気ヘッドとして用
いたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態)本発明による水平型再
生磁気ヘッドの第1の実施形態の構成を図1に示す。図
1は、本実施形態の水平型再生磁気ヘッドのトラック長
手方向の断面図である。
【0021】本実施形態の水平型再生磁気ヘッドは、基
板1上に磁気ギャップ5を挟んで対向するように形成さ
れた一対の磁気ヨーク4と、端部が磁気ヨーク4の内壁
に沿いかつ中央部が媒体対向面に向かうように磁気ギャ
ップ5内に湾曲して形成された磁気抵抗効果膜12と、
この磁気抵抗効果膜12の膜面に設けられた電極取り出
し用のリード17と、リード17を介して磁気抵抗効果
膜12に通電するための電極18とを備えている。な
お、磁気抵抗効果膜12は、端部が磁気ヨーク4の内壁
に沿いかつ中央部が媒体対向面に向かうように磁気ギャ
ップ5内に湾曲して形成されているため、媒体対向面に
向かって凸となるように形成された構成となっている。
また、この実施形態においては、磁気ギャップ5内には
絶縁膜9が設けられ、この絶縁膜9によって磁気ギャッ
プ5内に湾曲するような段差が形成され、この段差に沿
って磁気抵抗効果膜12が形成された構成となってい
る。
【0022】また、リード17には電極18が接続され
ている。電極18は磁気ヨーク4と絶縁膜14によって
電気的に絶縁されている。また、磁気ヨーク4の媒体対
向面と、この媒体対向面に接していない磁気ヨーク4の
部分との間には絶縁膜2が設けられ、磁気ヨーク4の周
りには絶縁膜6が設けられた構成となっている。なお、
基板1は磁気ヘッドが形成された後に、磁気ヨーク4か
ら剥離される。
【0023】このように磁気抵抗効果膜12が媒体対向
面に向かって凸となるように形成される構成とすること
で、磁気抵抗効果素子を媒体対向面により近づけること
が可能となるとともに磁気ギャップ先端の直上に構成で
き、これにより磁路を非常に短くすることが可能とな
り、再生効率を高めることができる。また磁気抵抗効果
膜12の端部が磁気ヨーク4の内壁に沿うように形成さ
れていることから、磁気ヨーク4と磁気抵抗効果膜12
の接触面積を多く取ることができ、磁気抵抗を小さくで
きることからも効率を高めることができる。また、磁気
ギャップ5の部分と磁気抵抗効果膜12の位置ずれも防
止することが可能となり、精度の良いアライメントが不
要となり、これにより、磁気ギャップ5の媒体対向面側
の大きさを可及的に小さくすることができる。
【0024】なお、本実施形態においては、磁気抵抗効
果素子として膜面垂直通電方式の素子を用いており、磁
気ヨーク4は電極を兼ねる構造となっている。
【0025】また、本実施形態の磁気抵抗効果膜は異方
性磁気抵抗効果膜や、スピンバルブなどの巨大磁気抵抗
効果膜でも良く、好ましくはさらに感度の高いトンネル
磁気抵抗効果膜などの膜面垂直通電型の磁気抵抗効果膜
が望ましい。
【0026】なお、絶縁膜9は非磁性材であるから、他
の非磁性材を磁気ヨーク4よりも薄く形成することで磁
気ギャップ内で湾曲した段差を形成してもよい。
【0027】(第2の実施形態)本発明による水平型再
生磁気ヘッドの第2の実施形態の構成を図2に示す。図
2は、本実施形態の水平型再生磁気ヘッドのトラック長
手方向の断面図である。この実施形態の水平型再生磁気
ヘッドは、図1に示す第1の実施形態の水平型再生磁気
ヘッドの場合と上下逆に積層しながら作成したものであ
る。
【0028】本実施形態の水平型再生磁気ヘッドは、基
板1上に、凸部を有するように形成された電極20a
と、磁気ギャップ5を挟んで対向するように形成された
一対の磁気ヨーク29と、電極20aの凸部に電気的に
接続されるとともに、端部が磁気ヨーク29の内壁に沿
いかつ中央部が媒体対向面に向かうように磁気ギャップ
5内に湾曲して形成された磁気抵抗効果膜24とを備え
ている。なお、磁気抵抗効果膜24は、端部が磁気ヨー
ク29の内壁に沿いかつ中央部が媒体対向面に向かうよ
うに磁気ギャップ5内に湾曲して形成されているため、
媒体対向面に向かって凸となるように形成された構成と
なっている。また、この実施形態においては、磁気ギャ
ップ5内には絶縁膜25,27が設けられ、この絶縁膜
25によって磁気ギャップ5内に湾曲した段差が形成さ
れ、この段差に沿って磁気抵抗効果膜24が形成された
構成となっている。電極20aは磁気ヨーク29と絶縁
膜22よって電気的に絶縁されている。また、磁気ヨー
ク29の媒体対向面と、この媒体対向面に接していない
磁気ヨーク29の部分との間には絶縁膜32が設けら
れ、磁気ヨーク29の周りには絶縁膜31が設けられて
いる。
【0029】ここでは凸状に形成した電極20aおよび
絶縁膜25に沿うように磁気抵抗効果膜24が湾曲して
形成されている。このように形成することで、磁気抵抗
効果膜24を媒体対向面により近づけられることから効
率が上がり、かつ磁気ギャップ5の部分と磁気抵抗効果
膜24の位置ずれも防止できる。これにより、磁気ギャ
ップ5の媒体対向面側の大きさを可及的に小さくするこ
とができるとともに、磁気抵抗効果膜24を媒体対向面
に近接して配置することができる。
【0030】なお、ここで磁気抵抗効果素子として膜面
垂直通電方式の素子を用いており、磁気ヨーク29は電
極を兼ねる構造となっている。
【0031】また、本実施形態の磁気抵抗効果膜は異方
性磁気抵抗効果膜や、スピンバルブなどの巨大磁気抵抗
効果膜でも良く、好ましくはさらに感度の高いトンネル
磁気抵抗効果膜などの膜面垂直通電型の磁気抵抗効果膜
が望ましい。
【0032】なお、絶縁膜25,27は非磁性材である
から、他の非磁性材を磁気ヨーク29よりも薄く形成す
ることで磁気ギャップ内で湾曲した段差を形成してもよ
い。
【0033】(第3の実施形態)本発明による水平型再
生磁気ヘッドの第3の実施形態の構成を図3に示す。図
3は、本実施形態の水平型再生磁気ヘッドのトラック長
手方向の断面図である。
【0034】本実施形態の水平型再生磁気ヘッドは、基
板1上に磁気ギャップ5を挟んで対向するように形成さ
れた一対の磁気ヨーク4と、端部が磁気ヨーク4の内壁
に沿いかつ中央部が媒体対向面に向かうように磁気ギャ
ップ5内に湾曲して形成された磁気抵抗効果膜12と、
この磁気抵抗効果膜12の、トラック長手方向の両端部
に設けられ磁気抵抗効果膜12に通電するための電極1
9a、19bとを備えている。なお、この実施形態にお
いては、磁気ギャップ5内には絶縁膜9が設けられ、こ
の絶縁膜9によって磁気ギャップ5内に段差が形成さ
れ、この段差に沿って磁気抵抗効果膜12が形成された
構成となっている。
【0035】また、電極19a、19bは磁気ヨーク4
と絶縁膜14によって電気的に絶縁されている。また、
磁気ヨーク4の媒体対向面と、この媒体対向面に接して
いない磁気ヨーク4の部分との間には絶縁膜2が設けら
れ、磁気ヨーク4の周りには絶縁膜6が設けられてい
る。なお、基板1は磁気ヘッドが形成された後に、磁気
ヨーク4から剥離される。また、電極19a、19bは
絶縁膜37によって覆われている。
【0036】このように構成することで、磁気抵抗効果
膜12を媒体対向面により近づけられることが可能とな
り、効率が上がり、かつ磁気ギャップ5の部分と磁気抵
抗効果膜12の位置ずれも防止できる。これにより、磁
気ギャップ5の媒体対向面側の大きさを可及的に小さく
することができるとともに、磁気抵抗効果素子を媒体対
向面に近接して配置することができる。
【0037】なお、本実施形態においては、磁気抵抗効
果素子として面内通電方式の素子を用いており、磁気抵
抗効果膜12と同様に電極19a、19bも磁気ヨーク
4の内壁に磁気抵抗効果膜12と積層するように形成さ
れている。このような電極19a,19bを形成するこ
とで、磁気ギャップ5の部分と電極19a、19bの位
置ずれを防止でき、磁気抵抗効果膜12の有効な部分を
活用できる。
【0038】また、本実施形態の磁気抵抗効果膜は異方
性磁気抵抗効果膜や、スピンバルブなどの巨大磁気抵抗
効果膜でも良く、好ましくはさらに感度の高いトンネル
磁気抵抗効果膜などの膜面垂直通電型の磁気抵抗効果膜
が望ましい。
【0039】なお、絶縁膜9は非磁性材であるから、他
の非磁性材を磁気ヨーク4よりも薄く形成することで磁
気ギャップ内で湾曲した段差を形成してもよい。
【0040】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図4乃至図6を参照して説明する。この実施
形態は、図1に示す第1の実施形態の水平型再生磁気ヘ
ッドの製造方法であって、その製造工程を図4乃至図6
に示す。
【0041】まず、図4(a)に示すように、Si基板
1上に例えばSiOからなる絶縁膜2の成膜し、この
絶縁膜2上に、磁気ヨークを形成するための開口部を有
するフォトレジストからなるレジストパターン3を形成
する。そしてレジストパターン3をマスクに例えばRI
E(Reactive Ion Etching)により絶縁膜2をエッチン
グし、絶縁膜2にトレンチ2aを形成する(図4(b)
参照)。続いて、上記レジストパターンを除去した後、
磁気ヨークとなる例えばCoZrNbからなる磁性膜4
を、トレンチ2aを埋め込むように成膜する(図4
(c)参照)。
【0042】次に、図4(d)に示すように磁性膜4
を、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)を
用いて平坦化した後、フォトリソグラフィ技術を用いて
磁性膜4をパターニングする。そして、パターニングさ
れた磁性膜4の周りを例えばSiOからなる絶縁膜6
で埋める(図4(d)参照)。続いて、図4(e)に示
すように磁性膜4に、イオンミリングを用いてトレンチ
7を形成する。さらに、FIB(Focused Ion Beam)によ
り磁気ギャップの先端部となる部分8を、磁性膜4に形
成する(図4(f)参照)。
【0043】次に、図5(a)に示すように、磁気ギャ
ップ部分を例えばSiOでからなる絶縁膜9で埋めた
後、CMPにより平坦化する。続いて、磁気ギャップ部
よりも少し広い範囲に開口部11を有するレジストパタ
ーン10を形成する(図5(b)参照)。その後、この
レジストパターン10をマスクに磁気ギャップ部の絶縁
膜9をRIEによりエッチングする(図5(c)参
照)。エッチングガスはCHF3を用い、50SCCM
(Standard Cubic Centimeter per Minute)、1Paの条
件で行った。この場合、SiOからなる絶縁膜9と磁
性膜4との選択比が200:1以上有ることから図示し
たように、エッチングレート差により絶縁膜9が優先的
にエッチングされ、磁性膜4の部分はほとんどエッチン
グされない。このため磁性膜4と絶縁膜9との間には、
磁気ギャップ部に湾曲するような段差が形成される(図
5(c)参照)。
【0044】次に、上記レジストパターンを除去した
後、図5(d)に示すように、上記段差に埋め込むよう
に磁気抵抗効果素子膜(以下、MR膜とも言う)12を
成膜する。その後、ハードパッドのCMPにより磁気ギ
ャップ以外の領域に形成されたMR膜12を除去する
(図5(e)参照)。そして例えばAlからなる
絶縁膜14を全面に成膜した後、CMPにより絶縁膜1
4を平坦化する(図5(f)参照)。
【0045】次に、図6(a)に示すように、磁気ギャ
ップ領域に開口部を有するフォトレジストからなるレジ
ストパターン15を形成し、このレジストパターンをマ
スクに絶縁膜14をMR膜12の表面が露出するまでR
IEでエッチングし、絶縁膜14にトレンチ16を形成
する。そして、上記レジストパターンを除去した後、絶
縁膜14に開けたトレンチ16に例えばCuからなるリ
ード17を埋め込む(図6(b)参照)。続いて、リー
ド17に接続するCuからなる電極18を形成する(図
6(c)参照)。なお、図6(b)に示す工程と、図6
(c)に示す工程は同時に行っても良い。
【0046】以上説明した工程により、図1に示す第1
の実施形態の水平型再生磁気ヘッドを製造することがで
きる。なお、本実施形態のように形成することで、磁気
ギャップ部分に磁気抵抗効果膜12とリード17が自動
的に位置合わせができ、通常のリソグラフィー技術では
不可能な位置会わせ精度が要求されるサイズであっても
問題なく形成できる。
【0047】また、磁気ヨークまたは磁気コアとなる磁
性膜としてNiFe、FeTaN、FeCoなどの結晶
質磁性膜、CoZrNbなどの非晶質磁性膜、CoFe
−Alなどのグラニュラー磁性膜を用いることが
できる。
【0048】また、磁気ギャップの段差を形成する際、
絶縁膜の代わりに他の非磁性材を磁気ヨークよりも薄く
形成することで磁気ギャップ内で湾曲した段差を形成し
てもよい。
【0049】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態を図7乃至図10を参照して説明する。この実
施形態は、図2に示す第2の実施形態の水平型再生磁気
ヘッドの製造方法であって、その製造工程を図7乃至図
10に示す。
【0050】まず、図7(a)に示すように、Si基板
1上にボンディングパッド等の部分(図示せず)を形成
した後、例えばCuからなる電極膜20を成膜し、この
電極膜20上にフォトレジストからなるレジストパター
ン21を形成する。そして、図7(b)に示すように、
レジストパターン21をマスクに電極膜20をRIE等
によりエッチングし、凸状の電極20aを形成する。続
いて、上記レジストパターンを除去した後、図7(c)
に示すように、電極20a上に例えばAl からな
る絶縁膜22を成膜した後、凸状の電極20aの頭の部
分が出るようにCMPにより絶縁膜22を平坦化する
(図7(d)参照)。
【0051】次に、図7(e)に示すように、電極20
aが露出している部分より広い部分が開口するようにフ
ォトレジストからなるレジストパターン23を形成し、
RIEにより絶縁膜22をエッチングする。この際のエ
ッチングガスはCHFを用い、50SCCM、1Pa
の条件で行った。この場合AlとCuの選択比が
100:1以上有ることから、Alを選択的にエ
ッチングすることで電極20aの凸部の側壁にAl
からなる絶縁膜22が残り、絶縁膜22からなる湾曲
した凸部22aが形成される(図7(f)参照)。
【0052】次に、上記レジストパターンを除去した
後、図8(a)に示すように全面にMR膜24を成膜す
る。そして、MR膜24上に例えばAlをからな
る絶縁膜25を成膜した後、エッチバック等により絶縁
膜25を平坦化する(図8(b)参照)。続いて、図8
(c)に示すように、電極20aの凸部分を覆うフォト
レジストからなるレジストパターン26を絶縁膜25上
に形成する。そして、このレジストパターン26をマス
クにイオンミリング等のドライエッチングにより絶縁膜
25およびMR膜24をエッチングし、電極20aの凸
部上の領域にのみMR膜24および絶縁膜25を残置す
る(図8(d)参照)。その後、上記レジストパターン
を除去した後、図8(e)に示すように、全面に例えば
Alからなる絶縁膜27を成膜し、この絶縁膜2
7の、電極20aの凸部上の領域に電子ビームリソグラ
フィ等を用いてレジストパターン28を形成する。
【0053】次に、レジストパターン28をマスクに絶
縁膜27をエッチングし、磁気ギャップ先端となる部分
を形成する(図9(a)参照)。そして、上記レジスト
パターンを除去した後、図9(b)に示すように、全面
に磁気ヨークとなる例えばCoZrNbからなる磁性膜
29を成膜する。続いて、図9(c)に示すように、電
極20aの凸部分を覆うようなフォトレジストからなる
レジストパターン30を形成する。このレジストパター
ン30をマスクに磁性膜29をパターニングした後、パ
ターニングされた磁性膜29の周りを例えばSiO
らなる絶縁膜31で埋める(図9(d)参照)。
【0054】次に、上記レジストパターンを除去した
後、図10(a)に示すように、全面に例えばSiO
からなる成絶縁膜32を成膜する。なお、図9(d)に
示す絶縁膜31で埋める工程と図10(a)に示す絶縁
膜32を成膜する工程は同時に行っても良い。続いて、
エッチバック、CMPなどにより、磁気ギャップ先端部
が露出するまで絶縁膜32の平坦化を行う(図10
(b)参照)。必要に応じてその上にDLC(Diamond L
ike Carbon)保護膜を形成する。
【0055】以上の工程により図2に示す第2の実施形
態の水平型再生磁気ヘッドを製造することができる。
【0056】また、磁気ヨークまたは磁気コアとなる磁
性膜としてNiFe、FeTaN、FeCoなどの結晶
質磁性膜、CoZrNbなどの非晶質磁性膜、CoFe
−Alなどのグラニュラー磁性膜を用いることが
できる。
【0057】また、磁気ギャップの段差を形成する際、
絶縁膜の代わりに他の非磁性材を磁気ヨークよりも薄く
形成することで磁気ギャップ内で湾曲した段差を形成し
てもよい。
【0058】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態を図11乃至図13を参照して説明する。この
実施形態は、図3に示す第3の実施形態の水平型再生磁
気ヘッドの製造方法であって、その製造工程を図11乃
至図13に示す。
【0059】まず、図11(a)に示すようにSi基板
1上にSiOからなる絶縁膜2を成膜し、この絶縁膜
2上に、磁気ヨークを形成するための開口部を有するフ
ォトレジストからなるレジストパターン3を形成する。
そのレジストパターン3をマスクにRIEにより絶縁膜
3をエッチングし、絶縁膜2にトレンチ2aを形成する
(図11(b)参照)。続いて、上記レジストパターン
を除去した後、磁気ヨークとなる例えばCoZrNbか
らなる磁性膜4をトレンチ2aを埋め込むように成膜す
る(図11(c)参照)。
【0060】次に、図11(d)に示すように磁性膜4
を、例えばCMPを用いて平坦化した後、磁性膜4をパ
ターニングする。そして、パターニングされた磁性膜4
の周りを例えばSiOからなる絶縁膜6で埋める(図
11(d)参照)。続いて、図11(e)に示すように
磁性膜4に、イオンミリングを用いてトレンチ7を形成
する。さらに、FIBにより磁気ギャップの先端部とな
る部分8を、磁性膜4に形成する(図11(f)参
照)。
【0061】次に、図12(a)に示すように、磁気ギ
ャップ部分を例えばSiOでからなる絶縁膜9で埋め
た後、CMPにより平坦化する。続いて、磁気ギャップ
部よりも少し広い範囲に開口部11を有するレジストパ
ターン10を形成する(図12(b)参照)。その後、
このレジストパターン10をマスクに磁気ギャップ部の
絶縁膜9をRIEによりエッチングする(図12(c)
参照)。エッチングガスはCHF3を用い、50SCC
M、1Paの条件で行った。この場合、SiO からな
る絶縁膜9と磁性膜4との選択比が200:1以上有る
ことから図示したように、エッチングレート差により絶
縁膜9が優先的にエッチングされ、磁性膜4の部分はほ
とんどエッチングされない。このため磁性膜4と絶縁膜
9との間には、磁気ギャップ部に湾曲するような段差が
形成される(図12(c)参照)。
【0062】次に、上記レジストパターンを除去した
後、図12(d)に示すように、上記段差に埋め込むよ
うにMR膜12を成膜する。その後、ハードパッドのC
MPにより磁気ギャップ以外の領域に形成されたMR膜
12を除去する(図12(e)参照)。そして、例えば
Alからなる絶縁膜14を全面に成膜した後、C
MPにより絶縁膜14を平坦化する(図12(f)参
照)。
【0063】次に、磁気ギャップを含む領域に開口部を
有する、フォトレジストからなるレジストパターン(図
示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクに絶
縁膜14をRIEでMR膜12の表面が露出するまでエ
ッチングする(13(a)参照)。そして上記レジスト
パターンを除去した後、図13(b)に示すように、例
えばCuからなる電極膜19を成膜し、この電極膜19
をCMPにより平坦化する。続いて、図13(c)に示
すように、磁気ギャップ上に開口部を有するフォトレジ
ストからなるレジストパターン35を形成する。次に、
図13(d)に示すように、このレジストパターン35
をマスクにRIE等のドライエッチングによりMR膜1
2中央部上の電極膜14を取り除く。これにより、MR
膜12の中央部に開口部36が設けられ、電極膜19が
左右2つの電極19a、19bに分割される(図13
(d)参照)。そして上記レジストパターン35を除去
した後、図13(e)に示すように、例えばAl
からなる絶縁膜37を成膜し、CMPにより絶縁膜37
を平坦化する。
【0064】以上の工程により図3に示す第3の実施形
態の水平型再生磁気ヘッドを製造することができる。
【0065】また、磁気ヨークまたは磁気コアとなる磁
性膜としてNiFe、FeTaN、FeCoなどの結晶
質磁性膜、CoZrNbなどの非晶質磁性膜、CoFe
−Alなどのグラニュラー磁性膜を用いることが
できる。
【0066】また、磁気ギャップの段差を形成する際、
絶縁膜の代わりに他の非磁性材を磁気ヨークよりも薄く
形成することで磁気ギャップ内で湾曲した段差を形成し
てもよい。
【0067】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施の形態を図14および図15を参照して説明する。
この実施の形態は、磁気ディスク装置であって、この磁
気ディスク装置の概略構成を図14に示す。すなわち、
本実施の形態の磁気ディスク装置150は、ロータリー
アクチュエータを用いた形式の装置である。図14にお
いて、磁気ディスク200は、スピンドル152に装着
され、図示しない駆動装置制御部からの制御信号に応答
する図示しないモータにより矢印Aの方向に回転する。
磁気ディスク200は、磁気ディスク200に格納する
情報の記録再生を行うヘッドスライダ153は、薄膜状
のサスペンション154の先端に取り付けられている。
ここで、ヘッドスライダ153は、例えば、前述したい
ずれかの実施形態にかかる磁気ヘッドをその先端付近に
搭載している。
【0068】磁気ディスク200が回転すると、ヘッド
スライダ153の媒体対向面(ABS)は磁気ディスク
200の表面から所定の浮上量をもって保持される。
【0069】サスペンション154は、図示しない駆動
コイルを保持するボビン部などを有するアクチュエータ
アーム155の一端に接続されている。アクチュエータ
アーム155の他端には、リニアモータの一種であるボ
イスコイルモータ156が設けられている。ボイスコイ
ルモータ156は、アクチュエータアーム155のボビ
ン部に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、このコ
イルを挟み込むように対向して配置された永久磁石およ
び対向ヨークからなる磁気回路とから構成される。
【0070】アクチュエータアーム155は、固定軸1
57の上下2箇所に設けられた図示しないボールベアリ
ングによって保持され、ボイスコイルモータ156によ
り回転摺動が自在にできるようになっている。
【0071】図15は、アクチュエータアーム155か
ら先の磁気ヘッドアセンブリをディスク側から眺めた拡
大斜視図である。すなわち、磁気ヘッドアッセンブリ1
60は、例えば駆動コイルを保持するボビン部などを有
するアクチュエータアーム151を有し、アクチュエー
タアーム155の一端にはサスペンション154が接続
されている。
【0072】サスペンション154の先端には、上記実
施形態のいずれかで説明した磁気ヘッドを具備するヘッ
ドスライダ153が取り付けられている。なお、再生ヘ
ッドと記録用ヘッドを組み合わせても良い。サスペンシ
ョン154は信号の書き込みおよび読み取り用のリード
線164を有し、このリード線164とヘッドスライダ
153に組み込まれた磁気ヘッドの各電極とが電気的に
接続されている。図15の符号165は磁気ヘッドアッ
センブリ160の電極パッドである。
【0073】ここで、ヘッドスライダ153の媒体対向
面(ABS)と磁気ディスク200の表面との間には、
所定の浮上量が設定されている。
【0074】なお、磁気ディスク装置に関しても、再生
のみを実施するものでも、記録・再生を実施するものあ
っても良く、また、媒体は、ハードディスクには限定さ
れず、その他、フレキシブルディスクや磁気カードなど
のあらゆる磁気記録媒体を用いることが可能である。さ
らに、磁気記録媒体を装置から取り外し可能にした、い
わゆる「リムーバブル」の形式の装置であっても良い。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、磁
気ギャップの媒体対向面側の大きさを可及的に小さくす
ることができるとともに、磁気抵抗効果素子を媒体対向
面に近接して配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態の構成を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図5】本発明の第4の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図6】本発明の第4の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図7】本発明の第5の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図8】本発明の第5の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図9】本発明の第5の実施形態の構成を示す工程断面
図。
【図10】本発明の第5の実施形態の構成を示す工程断
面図。
【図11】本発明の第6の実施形態の構成を示す工程断
面図。
【図12】本発明の第6の実施形態の構成を示す工程断
面図。
【図13】本発明の第6の実施形態の構成を示す工程断
面図。
【図14】本発明による磁気ディスク装置の概略構成を
示す要部斜視図。
【図15】アクチュエータアームから先の磁気ヘッドア
センブリをディスク側から眺めた拡大斜視図。
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁膜(SiO膜) 2a トレンチ 3 レジストパターン 4 磁性膜(磁気ヨーク) 5 磁気ギャップ 6 絶縁膜(SiO膜) 7 トレンチ 8 磁気ギャップの先端部 9 絶縁膜(SiO膜) 10 レジストパターン 11 開口部 12 磁気抵抗効果膜(MR膜) 14 絶縁膜(Al) 15 レジストパターン 16 トレンチ 17 リード 18 電極 19a、19b 電極 20a 電極 22 絶縁膜(Al) 24 MR膜 25 絶縁膜(Al) 27 絶縁膜(Al) 28 レジストパターン 29 磁性膜 30 レジストパターン 31 絶縁膜(SiO膜) 32 絶縁膜(SiO膜) 34 絶縁膜(Al
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 館 山 公 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 原 通 子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 與 田 博 明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AC07 AD55 AD63 AD65 5D034 AA03 BA03 BA08 BA15 BA18 DA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップを挟んで対向し、少なくとも
    一つが媒体対向面から前記媒体対向面より後退した位置
    まで延在する一対の磁気ヨークと、 前記磁気ギャップ内において前記媒体対向面に向かう凸
    形状をなす湾曲部を備え、前記磁気ヨークと磁気接続さ
    れた磁気抵抗効果膜と、 前記磁気抵抗効果膜に電気接続された電極と、を備えた
    ことを特徴とするヨーク型再生磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】前記磁気抵抗効果膜は、前記一対の磁気ヨ
    ークと電気的に接続されていることを特徴とする請求項
    1記載のヨーク型再生磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】前記電極は一部分が前記磁気抵抗効果膜の
    凸をなす面の反対側の面に電気的に接続されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のヨーク型再生磁気
    ヘッド。
  4. 【請求項4】前記電極は第1および第2の電極部からな
    り、前記第1乃至第2の電極部の端部は、それぞれ前記
    磁気ギャップ内で前記磁気抵抗効果膜の端部に電気的に
    接続されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のヨーク型再生磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】磁気ギャップを挟んで対向する一対の磁気
    ヨークを形成する工程と、前記磁気ギャップ内に前記磁
    気ヨークとエッチングレートが異なる非磁性膜を埋め込
    む工程と、エッチングレートの差を利用して前記磁気ギ
    ャップ部分に段差を形成する工程と、前記段差部分に磁
    気抵抗効果膜を埋め込む工程と、を備えたことを特徴と
    するヨーク型再生磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】前記磁気抵抗効果膜を埋め込む際に段差を
    残し、この段差に電極取り出し用リードの一部または全
    部を形成する工程を備えたことを特徴とする請求項5記
    載のヨーク型再生磁気ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】磁気ヨークを形成する工程と、前記磁気ヨ
    ークの前記媒体対向面と反対側の面と、前記磁気ギャッ
    プの前記媒体対向面と反対側の面との間に段差を形成す
    る工程と、前記段差部分に磁気抵抗効果膜を埋め込む工
    程と、を備えたことを特徴とするヨーク型再生磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  8. 【請求項8】前記磁気抵抗効果膜を埋め込む際に段差を
    残し、この段差に電極取り出し用リードの一部または全
    部を形成する工程を備えたことを特徴とする請求項7記
    載のヨーク型再生磁気ヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】凸部を有する電極を形成する工程と、前記
    凸部の側面に絶縁膜からなる側壁を形成する工程と、前
    記凸部および前記側壁を覆うように磁気抵抗効果膜を形
    成する工程と、前記凸部上に磁気ギャップを有する磁気
    ヨークを形成する工程と、を備えたことを特徴とするヨ
    ーク型再生磁気ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1乃至4のいずれかに記載のヨー
    ク型再生磁気ヘッドを再生磁気ヘッドとして用いたこと
    を特徴とする磁気ディスク装置。
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