JP2002097996A - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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Mikio Fujiwara
幹夫 藤原
Yasuaki Asaki
泰昭 浅木
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より少ない燃焼室内圧力検出値から、機関の
燃焼状態を的確に示す燃焼状態パラメータを得ることが
できる燃焼状態検出装置を提供する。 【解決手段】 機関の圧縮行程の例えば上死点前60度
における第1の燃焼室内圧力P2と、膨張行程中におけ
る例えば上死点後60度における第2の燃焼室内圧力P
3とを検出し、その圧力比P3/P2を算出する。燃焼
状態パラメータPRX=P3/P2−1で定義し、これ
により機関の燃焼状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼状
態検出装置に関し、特に内燃機関の燃焼室内の圧力を検
出する筒内圧センサを用いて燃焼状態を検出するものに
関する。
【0002】
【従来の技術】圧力センサを用いて内燃機関の燃焼室内
の圧力を検出し、その検出圧力値から内燃機関の燃焼状
態を示す燃焼状態パラメータを得る手法が、特開平6−
249049号公報に示されている。
【0003】この公報に示された手法によれば、内燃機
関の圧縮行程中の上死点前120度のクランク角度位置
における燃焼室内圧P(120B)と、同じく圧縮行程
中の上死点前60度のクランク角度位置における燃焼室
内圧P(60B)と、膨張行程中の上死点後60度のク
ランク角度位置における燃焼室内圧P(60A)とを検
出し、下記式により燃焼状態パラメータCioが算出さ
れる。 Cio=(P(60A)−P(60B))/(P(60B)−P
(120B))
【0004】
【発明が解決しようとする課題】筒内圧センサを用いて
検出される燃焼室内圧力のサンプリングは、機関の圧縮
行程及び膨張行程中においてできるだけ多くのクランク
角度位置で行うことにより、燃焼状態をより詳細に検出
することができるが、データ量が多すぎると、必要とす
るメモリ容量が増加したり、圧力検出後の演算量が増加
したりするという問題がある。
【0005】上記特開平6−249049号公報に示さ
れた手法では、3つの検出圧力値から燃焼状態パラメー
タが得られるが、より少ない検出圧力値により、機関の
燃焼状態を的確に示す燃焼状態パラメータを得られるこ
とが望ましい。本発明はこの点に着目してなされたもの
であり、より少ない燃焼室内圧力検出値から、機関の燃
焼状態を的確に示す燃焼状態パラメータを得ることがで
きる燃焼状態検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、内燃機関の燃焼室内の圧力を
検出する圧力検出手段と、前記機関のクランク軸回転角
度を検出する角度検出手段とを有する内燃機関の燃焼状
態検出装置において、前記機関の圧縮行程中における第
1の燃焼室内圧力と、膨張行程中における第2の燃焼室
内圧力との圧力比を算出する圧力比算出手段と、該圧力
比により前記機関の燃焼状態を検出する燃焼状態検出手
段とを有することを特徴とする。
【0007】この構成によれば、機関の圧縮行程中にお
ける第1の燃焼室内圧力と、膨張行程中における第2の
燃焼室内圧力との圧力比が算出され、該圧力比により機
関の燃焼状態が検出されるので、従来に比べて少ない検
出圧力値に基づいて燃焼状態を示す燃焼状態パラメータ
を得ることができる。第1の燃焼室内圧力に対する第2
の燃焼室内圧力の比(第2の燃焼室内圧力/第1の燃焼
室内圧力)から「1」を減算することにより得られるパ
ラメータ(圧力比−1)は、燃焼による単位重量当たり
の発熱量にほぼ比例するパラメータであり、燃焼状態を
的確に示すパラメータとして使用することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の燃焼状態検出装置において、前記燃焼状態
検出手段は、前記圧力比を用いて前記燃焼により発生す
る熱量を算出する熱量算出手段を備えることを特徴とす
る。この構成によれば、前記圧力比を用いて燃焼により
発生する熱量が算出されるので、機関の燃焼状態をきめ
細かく把握することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関の燃焼状態検出装置におて、前記燃焼状態検
出手段は、前記圧力比と所定の圧力比とを比較すること
により、前記機関の失火を検出する失火検出手段を備え
ることを特徴とする。この構成によれば、前記圧力比と
所定の圧力比とを比較することにより、機関の失火が検
出される。この検出は、燃焼による発生熱量に基づくも
のであるため、運転状態の変化や環境条件の変化の影響
を受けにくく、正確な失火検出を行うことができる。
【0010】前記燃焼状態検出手段は、第1の燃焼室内
圧力に対する第2の燃焼室内圧力の比(第2の燃焼室内
圧力/第1の燃焼室内圧力)から「1」を減算すること
のより得られるパラメータを、燃焼状態を示すパラメー
タとして使用することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
内燃機関(以下単に「エンジン」という)及びその制御
装置の構成を示す図である。例えば4気筒のエンジン1
の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。
スロットル弁3にはスロットル弁開度(THA)センサ
4が連結されており、当該スロットル弁3の開度に応じ
た電気信号を出力してエンジン制御用電子コントロール
ユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0012】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間かつ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の
開弁時間が制御される。
【0013】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には吸気
管内の圧力を検出する吸気管内絶対圧(PBA)センサ
7が設けられており、この絶対圧センサ7により電気信
号に変換された絶対圧信号は前記ECU5に供給され
る。また、その下流には吸気温(TA)センサ8が取付
けられており、吸気温TAを検出して対応する電気信号
を出力してECU5に供給する。
【0014】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ9はサーミスタ等から成り、エンジン
水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を出
力してECU5に供給する。ECU5には、エンジン1
のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出する角度検
出手段としてのクランク角度位置センサ10が接続され
ており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5
に供給される。クランク角度位置センサ10は、エンジ
ン1の特定の気筒の所定クランク角度位置で信号パルス
(以下「CYL信号パルス」という)を出力する気筒判
別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)
より所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒
エンジンではクランク角180度毎に)TDC信号パル
スを出力するTDCセンサ及びTDC信号パルスより短
い一定クランク角周期(例えば30度周期)で1パルス
(以下「CRK信号パルス」という)を発生するCRK
センサから成り、CYL信号パルス、TDC信号パルス
及びCRK信号パルスがECU5に供給される。これら
の信号パルスは、エンジン1の燃焼室内圧力(以下「筒
内圧」という)のサンプルタイミング、燃料噴射時期、
点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数
(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
【0015】排気管12には、排気中のNOx、HC、
COの浄化を行う三元触媒16が設けられ、三元触媒1
6の上流位置には、空燃比センサとしての酸素濃度セン
サ14が装着されている。このO2センサ14は排気中
の酸素濃度(空燃比)に応じた電気信号を出力し、EC
U5に供給する。
【0016】吸気管2のスロットル弁3の下流側と、排
気管12の三元触媒16の上流側との間には、排気還流
通路21が設けられており、排気還流通路21の途中に
は排気還流量を制御する排気還流弁(以下「EGR弁」
という)22が設けられている。EGR弁22は、ソレ
ノイドを有する電磁弁であり、その弁開度はECU5に
より制御される。EGR弁22には、その弁開度(弁リ
フト量)LACTを検出するリフトセンサ23が設けら
れており、その検出信号はECU5に供給される。排気
還流通路21及びEGR弁22より、排気還流機構が構
成される。
【0017】ECU5は、各種センサからの入力信号波
形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナロ
グ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する
入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」とい
う)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算
結果等を記憶するメモリ、燃料噴射弁6などに駆動信号
を供給する出力回路等から構成される。
【0018】ECU5は、各種エンジンパラメータ信号
に基づいてエンジン運転状態を判別し、エンジン回転数
NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されるEG
R弁22の弁開度指令値LCMDと、リフトセンサ23
によって検出される実弁開度LACTとの偏差を零にす
るようにEGR弁22のソレノイドに制御信号を供給す
る。またECU5は、エンジン運転状態に応じて燃料噴
射弁6の開弁時間としての燃料噴射時間TOUTを算出
し、エンジン運転状態に応じた最適の空燃比となるよう
に燃料供給量制御を行う。
【0019】図2に示すようにエンジン1の各気筒(#
1〜#4気筒)にはそれぞれ燃焼室内の圧力を検出する
圧力検出手段としての筒内圧センサ31〜34が設けら
れており、これらのセンサの出力信号は、それぞれ図示
しないチャージアンプを経てマルチプレクサ35を介し
てA/D変換部36に供給される。マルチプレクサ35
は、筒内圧センサ31〜34の出力信号を、クランク角
180度毎に切り換えて、各気筒の圧縮行程及び膨張行
程における筒内圧を示す信号を、A/D変換部36に供
給する。A/D変換部36は、入力信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプル値をディジタル信
号に変換してECU5に供給する。
【0020】図3は、筒内圧PCYLの推移を示す図で
あり、実線L1が通常燃焼時の特性を示し、破線L2が
失火時の特性を示す。本実施形態では、上死点前60度
のクランク角度位置及び上死点後60度のクランク角度
位置にて、筒内圧PCYLをサンプリングし、それぞれ
の検出圧をP2,P3とする。そして、検出圧P3の検
出圧P2に対する圧力比PR=P3/P2から「1」を
減算して得られるパラメータを、エンジン1の燃焼状態
を示す燃焼状態パラメータPRX(=PR−1)として
採用する。
【0021】以下にその理由を説明する。エンジン1の
燃焼による発熱量Qは、下記式(1)で与えられる。 ここで、ηhは燃焼効率、Bは供給燃料量、Huは燃料
の低発熱量、Gは動作ガス重量、λは空気過剰率、Ga
thは理論空気重量である。
【0022】また定容比熱をCv、理想サイクルにおけ
る上死点の燃焼前後の圧力、温度をそれぞれP2’,P
3’,T2’,T3’とすると、発熱量Qは、下記式
(2)で与えられる。 Q=G×Cv×(T3’−T2’) (2) 式(2)は、以下のように変形できる。 Q=G×Cv×T2’×(T3’/T2’−1) =G×Cv×T2’×(P3’/P2’−1) =P2’×V2’×(P3’/P2’−1)/(κ−1) (3) ここでV2’は、上死点における燃焼室容積、κは混合
気の比熱比である。比熱比κは、定圧比熱Cp/定容比
熱Cvで定義され、実際のエンジンでは、κ=1.3で
ほぼ一定となることが実験的に確認されている。
【0023】式(1)及び(3)より、単位重量当たり
の発熱量qは、下記式(4)で与えられる。 q=ηh×Hu/(1+λ×Gath) =(P2’/G)×V2’×(P3’/P2’−1)/(κ−1) =R×T2’×(P3’/P2’−1)/(κ−1) =R×T1×ε(κ-1)×(P3’/P2’−1)/(κ−1) ここで、P3’/P2’はP3/P2に略等しいので、 q≒R×T1×ε(κ-1)×(P3/P2−1)/(κ−1) (4) ここで、Rはガス定数、εは圧縮比、T1は圧縮行程開
始時の筒内温度であり、また(P3/P2−1)は、燃
焼状態パラメータPRXである。このように、燃焼状態
パラメータPRXは、単位重量当たりの発熱量qに応じ
た(温度T1が一定であれば、発熱量qに比例する)指
標であり、燃焼状態を的確に示すパラメータであること
がわかる。
【0024】以上のように本実施形態では、圧縮行程に
おける上死点前60度の筒内圧P2と、膨張行程におけ
る上死点後60度の筒内圧P3との圧力比PR(=P3
/P2)を用いて得られる燃焼状態パラメータRPX
(=PR−1)により、エンジン1の燃焼状態を検出す
るようにしたので、少ない検出圧力値で燃焼状態を的確
に把握することができる。
【0025】また圧縮行程開始筒内温度T1は、吸気温
TAを、エンジン回転数NE、排気還流量(EGR量)
及びエンジン水温TWに応じて補正することにより、求
めることができる。より具体的には、1)エンジン回転
数NEに応じて図4(a)に示すKNEテーブルを検索
し、補正係数KNEを算出し、2)EGR量(EGR弁
22のリフト量)に応じて同図(b)に示すKEGRテ
ーブルを検索し、補正係数KEGRを算出し、3)エン
ジン水温TWに応じて同図(c)に示すKTWテーブル
を検索して補正係数KTWを算出し、これらの補正係数
を下記式(5)に適用して、圧縮行程開始筒内温度T1
を算出する。 T1=TA×KNE×KEGR×KTW (5) このようにして算出した温度T1及び筒内圧検出値P
2,P3を前記式(4)に適用して、エンジン1の燃焼
による発熱量qを算出することができる。
【0026】図5は、エンジン回転数NEを変化させた
ときの、燃焼状態パラメータPRXの実測値の平均値を
示す。同図の一点鎖線L3は、正常燃焼時の特性を示
し、破線L4は、失火時の特性を示す。この図から明ら
かなように、閾値PRXTHを例えば1の近傍に設定す
れば、エンジン回転数の全範囲で、PRX<PRXTH
であるとき失火発生と判定することができる。すなわ
ち、燃焼状態パラメータPRXを使用することにより、
エンジン回転数NEの広い範囲に亘って正確な失火判定
を行うことができる。
【0027】本実施形態では、ECU5が圧力比算出手
段、燃焼状態検出手段、熱量算出手段及び失火検出手段
を構成する。また、圧縮行程における筒内圧P2が第1
の燃焼室内圧力に対応し、膨張行程における筒内圧P3
が第2の燃焼室内圧力に対応する。
【0028】なお本発明は上述した実施形態に限るもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した
実施形態では、圧力比PR=P3/P2から「1」を減
算して得られる燃焼状態パラメータPRXを用いたが、
圧力比PRそのものを、燃焼状態パラメータとして使用
してもよい。その場合の失火判定用所定圧力比は、例え
ば「2」とすればよい。
【0029】また筒内圧のサンプリングは、上死点が中
心となる2つタイミング、すなわち圧縮行程中の上死点
前SA度と、膨張行程中の上死点後SA度(0<SA<
90度)のタイミングで実行することが望ましいが、他
のタイミングでサンプリングした検出圧を用いることも
可能である。すなわち、例えば上死点前SB度のタイミ
ングでサンプリングした圧力値をP2Bとすると、下記
式(6)により、圧力値P2Bを、上死点前SA度の圧
力値P2に換算することができる。 P2=P2B×(V2B/V2)n (6)
【0030】ただし、V2は上死点前SA度における燃
焼室容積、V2Bは上死点前SB度における燃焼室容
積、nはポリトロープ指数(1.3〜1.4程度であ
る)。なお、式(6)による換算が可能であるのは、サ
ンプルタイミング(SB度)がポリトロープ変化の範囲
内、すなわちP×Vnがほぼ一定となる範囲内にあるこ
とが必要である。
【0031】また上述した実施形態では、圧縮行程開始
筒内温度T1は式(5)により求めたが、さらにエンジ
ン負荷(吸気管内絶対圧PBA)に応じた補正係数を算
出し、これを上記補正係数KNE,KEGR及びKTW
とともに、吸気温TAに乗算することのより求めるよう
にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、機関の圧縮行程中における第1の燃焼室内
圧力と、膨張行程中における第2の燃焼室内圧力との比
が算出され、該圧力比により機関の燃焼状態が検出され
る。前記圧力比は燃焼により発生する熱量を示す指標で
あるので、従来に比べて少ない検出圧力値に基づいて燃
焼状態を示す燃焼状態パラメータを得ることができる。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、前記圧力
比を用いて燃焼により発生する熱量が算出されるので、
機関の燃焼状態をきめ細かく把握することができる。請
求項3に記載の発明によれば、前記圧力比と所定の圧力
比とを比較することにより、機関の失火が検出される。
この検出は、燃焼による発生熱量に基づくものであるた
め、運転状態の変化や環境条件の変化の影響を受けにく
く、正確な失火検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその
制御装置の構成を示す図である。
【図2】筒内圧センサ及びその出力信号処理回路の配置
を示すブロック図である。
【図3】クランク軸の回転角度に対する筒内圧の変化特
性を示す図である。
【図4】圧縮行程開始時の筒内温度(T1)の算出に使
用するテーブルを示す図である。
【図5】燃焼状態パラメータ(PRX)のエンジン回転
数に対する変化特性を示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 5 電子コントロールユニット(圧力比算出手段、熱量
算出手段、失火検出手段) 31,32,33,34 筒内圧センサ(圧力検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G019 CD09 DC06 GA16 3G084 BA15 BA17 BA20 BA23 DA13 FA00 FA01 FA10 FA11 FA20 FA21 FA24 FA29 FA33 FA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内の圧力を検出する圧
    力検出手段と、前記機関のクランク軸回転角度を検出す
    る角度検出手段とを有する内燃機関の燃焼状態検出装置
    において、 前記機関の圧縮行程中における第1の燃焼室内圧力と、
    膨張行程中における第2の燃焼室内圧力との圧力比を算
    出する圧力比算出手段と、 該圧力比により前記機関の燃焼状態を検出する燃焼状態
    検出手段とを有することを特徴とする内燃機関の燃焼状
    態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼状態検出手段は、前記圧力比を
    用いて燃焼により発生する熱量を算出する熱量算出手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    燃焼状態検出装置。
  3. 【請求項3】 前記燃焼状態検出手段は、前記圧力比と
    所定の圧力比とを比較することにより、前記機関の失火
    を検出する失火検出手段を備えることを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関の燃焼状態検出装置。
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