JP2002097009A - ハイブリッド単層カーボンナノチューブ - Google Patents

ハイブリッド単層カーボンナノチューブ

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JP2002097009A
JP2002097009A JP2000286108A JP2000286108A JP2002097009A JP 2002097009 A JP2002097009 A JP 2002097009A JP 2000286108 A JP2000286108 A JP 2000286108A JP 2000286108 A JP2000286108 A JP 2000286108A JP 2002097009 A JP2002097009 A JP 2002097009A
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swnt
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metal
walled carbon
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Sumio Iijima
澄男 飯島
Toshiharu Bando
俊治 坂東
Kazutomo Suenaga
和知 末永
Yoshiori Hirahara
佳織 平原
Toshiya Okazaki
俊也 岡崎
Hisanori Shinohara
久典 篠原
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Nagoya University NUC
Japan Science and Technology Agency
NEC Corp
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Nagoya University NUC
NEC Corp
Japan Science and Technology Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/15Nano-sized carbon materials
    • C01B32/158Carbon nanotubes
    • C01B32/16Preparation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B2202/00Structure or properties of carbon nanotubes
    • C01B2202/02Single-walled nanotubes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 円筒内空隙に様々な物質を内包することがで
き、情報通信ならびに化学工業等の広い分野で使用され
る可能性を秘めた新しいハイブリッド単層カーボンナノ
チューブを提供する。 【解決手段】 単層カーボンナノチューブの円筒内空隙
に金属、有機分子、有機金属化合物、磁性体、半導体、
錯体、気体、無機固体化合物等のうちいずれか1種また
は2種以上の異物質が内包されてなるハイブリッド単層
カーボンナノチューブとする。金属としては、鉛、錫、
銅等、有機物としてはナフタレン、アントラセン等、磁
性体としてはサマリウム、鉄等、気体として酸化炭素
等、があげられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、ハイブリ
ッド単層カーボンナノチューブに関するものである。さ
らに詳しくは、この出願の発明は、円筒内空隙に様々な
物質を内包することができ、情報通信ならびに化学工業
等の広い分野で使用される可能性を秘めた新しいハイブ
リッド単層カーボンナノチューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】カーボンナノチューブは、エ
ネルギー分野を始め、情報通信、航空・宇宙、生体・医
療等の幅広い分野で、次世代の高機能材料として注目さ
れている物質である。このカーボンナノチューブには、
チューブを形成するグラファイトシートが一層である、
いわゆる単層カーボンナノチューブ(SWNT)と、グ
ラファイトシートの円筒が多数入れ子状に重なった多層
カーボンナノチューブ(MWNT)とがある。カーボン
ナノチューブの持つ電子放出機能、水素吸蔵機能、磁気
機能等を効率よく応用するための研究および開発におい
ては、カーボンナノチューブの構造の単純化とその特異
な性質から、主にSWNTが用いられている。そして近
年では、SWNTを様々に加工することで、化学的また
は物理的に修飾された新しいナノ複合材料を創製するこ
となどが議論されている。
【0003】具体的には、SWNT自体の電気的、機械
的特徴を全く違ったものに改変できる可能性から、SW
NTの円筒内空隙に様々な原子や分子等を導入すること
が議論され、その研究が進められている。そして、SW
NTの円筒内空隙にC60分子が内包されたC60@SWN
T(記号@は一般に内包を意味する)が既に発見されて
いる。また、この出願の発明者らによって異物質を内包
した多層カーボンナノチューブとその製法については提
案(特願平4−341747)されている。
【0004】しかしながら、SWNTを基本とし、その
円筒内空隙に様々な物質を内包させた新材料およびその
製造技術については未だ知られていないのが現状であ
る。
【0005】そこで、この出願の発明は、以上の通りの
事情に鑑みてなされたものであり、円筒内空隙に様々な
物質を内包することができ、情報通信ならびに化学工業
等の広い分野で使用される可能性を秘めた新しいハイブ
リッド単層カーボンナノチューブを提供することを課題
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願の発明
は、上記の課題を解決するものとして、以下の通りの発
明を提供する。
【0007】すなわち、まず第1には、この出願の発明
は、単層カーボンナノチューブの円筒内空隙に異物質が
内包されてなることを特徴とするハイブリッド単層カー
ボンナノチューブを提供する。
【0008】そして第2には、この出願の発明は、上記
第1の発明について、内包される異物質が、金属、有機
分子、有機金属化合物、磁性体、半導体、超伝導体、錯
体、気体、無機固体化合物のいずれか1種または2種以
上であることを特徴とするのハイブリッド単層カーボン
ナノチューブを、第3には、内包される異物質が、金属
内包フラーレンであることを特徴とするハイブリッド単
層カーボンナノチューブを、第4には、内包される異物
質が、有毒ガスであることを特徴とするハイブリッド単
層カーボンナノチューブなどもその態様として提供す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、上記の通りの
特徴を持つものであるが、以下にその実施の形態につい
て説明する。
【0010】まず、この出願の発明が提供するハイブリ
ッド単層カーボンナノチューブは、SWNTの円筒内空
隙に異物質を内包させてなることを特徴としている。
【0011】内包される物質としては、金属、有機分
子、有機金属化合物、磁性体、半導体、超伝導体、錯
体、気体、無機固体化合物等のうちのいずれか1種また
は2種以上を選択する事ができる。
【0012】たとえば、金属としては、鉛,錫,銅,イ
ンジウム,水銀,アルカリ金属,遷移金属等の各種金属
およびその化合物を、有機分子としてはナフタレン,ア
ントラセン,フェナントレン,ピレン,ペリレン等の芳
香族化合物や有機分子半導体及びシアニン色素,ベ−タ
カロチン等の有機色素分子等を、また、フラーレン,ス
ーパーフラーレン等の炭素クラスターやそれらが金属原
子を内包した金属内包フラーレン、さらにはフェロセン
等に代表される有機金属化合物等を用いる事ができる。
また、磁性体としてはサマリウム,ガドリニウム,ラン
タン,鉄,コバルト,ニッケル等の元素及びその混合物
等を、半導体としてはシリコン,ゲルマニウム,砒化ガ
リウム,セレン化亜鉛,硫化亜鉛等を、超伝導体として
は鉛,錫,ガリウム等の元素を、そして、有機金属錯体
や無機金属錯体、水素,ホウ素,窒素,酸素等を用いる
ことができる。また気体としては酸化炭素,一酸化窒
素,不活性ガスあるいは有毒ガス等の気体や、シラン,
ジシラン,ゲルマン,ジクロルシラン,アルシン,フォ
スフィン,セレン化水素,硫化水素,トリエチルガリウ
ム,ジメチル亜鉛,ヘキサフルオロタングステンなど,
所望する元素の水素化物,塩化物,弗化物,アルコキシ
化合物,アルキル化合物並びにその組み合わせからなる
ガス状物質等も用いる事ができる。
【0013】以上の物質のうち、金属内包フラーレン
は、C60分子とは異なって狭いバンドギャップを有する
半導体であり、そのバンドギャップは内包する金属原子
の数によって様々な値をとることが知られている。この
ような金属内包フラーレンをSWNTに内包させること
ができれば、複合材料としてより興味深いものが提供さ
れることになる。
【0014】この出願の発明のハイブリッド単層カーボ
ンナノチューブは、SWNTの円筒内空隙に、以上のよ
うな異物質がさやの中の豆のような状態で配置する構造
となっている。この異物質は、SWNT内に比較的安定
に配置していることから、従来空気中では不安定であっ
たものでも安定に保存あるいは利用できる可能性が高
く、有害なものを無害にして保存あるいは利用できる可
能性もある。
【0015】以下、添付した図面に沿って実施例を示
し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく説明す
る。
【0016】
【実施例】(実施例1)出発物質であるGd@C82とS
WNTをガラスアンプルに入れて密封し、500℃で2
4時間保持し、反応生成物としてこの出願の発明の(G
d@C82n@SWNTを得た。
【0017】得られた(Gd@C82n@SWNTを試
料とし、電子エネルギー損失分光計を備えた高分解能透
過型電子顕微鏡(HRTEM)により観察を行った。試
料は、超音波にかけてヘキサン中に分散させ、その懸濁
液を電子顕微鏡のマイクログリッドに滴下して、120
kVの設定で像観察を、117kVの設定で分光測定を
行なった。 <A> 図1(a)(b)に、(Gd@C82n@SW
NTのHRTEM像を例示した。また、図1(c)に
は、(Gd@C82n@SWNTの構造モデルを例示し
た。
【0018】図1(a)より、SWANTs内にはGd
@C82が鎖状に一列に並んでいることがわかった。鎖状
に連なった金属内包フラーレンをさらに内包した状態の
SWNTの直径は、1.4〜1.5nmであった。
【0019】また、図1(a)に見られるように、ほと
んどのC82分子殻の内側に暗い部分が見られた。この暗
部は、フラーレンケージ内に何も内包していないC60
子の場合には観察されないことから、C82分子に内包さ
れたGd原子に相当するといえる。このことから、Gd
@C82分子が分解あるいは反応することなく、そのまま
SWNTに内包されていることがわかった。
【0020】SWNTに内包されたフラーレンケージ内
のGd原子は、フラーレンケージであるC82分子の中心
からずれた場所に位置していた。そして、フラーレンケ
ージに内包される金属原子が一定位置に見えるというこ
とから、SWNTに内包されたフラーレンケージが室温
では回転していないということも確認された。
【0021】図1(b)に示したように、束状のSWN
Tも多く得られ、そのチューブ同士の中心間距離(図1
(c)中のdに相当)の平均は1.64nm以下であっ
た。 <B> 図2(a)に、数百のSWNTからなる束状の
(Gd@C82n@SWNTのHRTEM像を示した。
円筒内空隙が空のSWNTの束も存在したが、ほとんど
全ての束状のSWNTが円筒内空隙いっぱいにGd@C
82を内包していることが確認された。これらは、たとえ
ば図2(b)に例示した、束状のSWNTの電子回折パ
ターンによっても証明された。
【0022】また、図2(b)の電子回折像からは、ナ
ノチューブ束の軸に対して垂直に縞模様をつくる鋭い線
が観察できるが、これは隣接するGd@C82分子同士の
分子間距離に一致し、Gd@C82分子同士の分子間距離
がそれぞれのSWNT束で均一であることが確認され
た。このことは、図2(c)に示したように、HRTE
M像をフーリエ変換して解析することによっても確認さ
れた。双方のパターンに見られるリングは、グラファイ
ト(100)面からの反射(〜0.214nm)に対応
している。束状SWNTの軸に対して垂直に並んだ点
は、六方最密充填しているSWNTの中心間距離(d)
に対応している。
【0023】SWNT内のGd@C82分子は一定の分子
間距離をおいて配置していることから、SWNTに内包
されている鎖状のGd@C82は一次元結晶とみなすこと
ができる。その原子間距離(a)を測定すると、1.1
0±0.03nmであった。シンクロトロンX線回折分
析の結果からC2V型分子対称性を持つとされる三次元分
子結晶の原子間距離(たとえば、Sc内包フラーレンS
c@C82のとき1.124nm)とほぼ一致するか、や
や小さいことが確認された。なお、同様に一次元結晶と
みなすことができるSWNT中のC60やC70について
は、それぞれ〜0.97nmと、〜1.02nmであっ
た。 <C> SWNT束の中心に位置するSWNTにも、周
辺に位置するSWNTと同様にGd@C82が導入されて
いることが確認された。このことは他の全ての内包物質
についても確認された。束の外側のSWNTから中心側
のSWNTへ内包物質が拡散していくことは考えにくい
ことから、内包物質の導入は、おそらくキャップのとれ
たSWNT端部で起こるものと考えられる。 <D> 数束の(Gd@C82n@SWNTを電子エネ
ルギー損失分光法により分析した結果を図3(a)に示
した。図3(a)には、GdのN(4d)吸収端(〜1
45eV)とカーボンのK(1s)吸収端(〜285e
V)が確認された。カーボンのK(1s)吸収端は、フ
ラーレンとSWNTの両方のカーボンに起因するため、
299eV付近にシャープなπ*結合のピークとσ*結合
のブロードなピークを示した。
【0024】このN(4d)とK(1s)の2つの吸収
端を適当な散乱断面図を用いて平均化したところ、Gd
とCの原子比(Gd/C)がおよそ0.0025(±
0.00047)であることがわかった。この値は、上
記の観察結果からわかったように、直径1.4nmのS
WNTに原子間距離1.1nmでGd@C82が配置して
いる(Gd@C82n@SWNTについて得た計算値で
ある0.0037ととても近い値である。そしてこのこ
とから、この観察で用いた(Gd@C82n@SWNT
束におけるGd@C82の充填率はほぼ68%であること
が推定された。
【0025】図3(b)に、上記と同じ試料から得られ
たGdのM(3d)吸収端を示した。一般に、価電子状
態の同定にランタノイド系金属のM(3d)ピーク位置
を利用することができ、その結果から電荷の移動量を知
ることができる。図4(b)から、(Gd@C82n
SWNTのM5およびM4吸収端で最も高いピーク位置
は、それぞれ1184eVと1214eVであった。こ
れらのピーク位置は、参考スペクトルであるGd23
ピーク位置と完全に一致することから、(Gd@C82
n@SWNTに内包されたGd原子は3価の状態である
ことが証明された。一方で、Gd3+@C82 3-バルク結晶
に内包されたGd原子がGd23のGd原子と同じスピ
ン状態(87/2)であることは既に確認されている。こ
れらのことから、Gd@C82に内包されたGd原子の原
子価状態は、SWNTに内包される前後で変化せず、た
とえば(Gd3+@C82 3-n@SWNTの状態であるこ
とがわかる。 <E> 現在になっても(Gd@C82n@SWNT内
のC82フラーレンゲージの原子価状態は明らかにされて
はいないが、上記の結果からは、Gd原子からフラーレ
ンケージもしくはSWNTへの電荷移動の可能性が示唆
された。また、TEM観察において、たとえば(C60
n@SWNTや(C70n@SWNT等のように金属を内
包していないフラーレンを内包したSWNTよりも、
(Gd@C82n@SWNTの方が電子線照射により壊
れやすいことがわかった。これらは、金属内包フラーレ
ンを内包するナノチューブの化学的特性についての重要
な発見である。 (実施例2)内包される異物質として、Sm@C82,S
2@C84,La2@C80,Sc3N@C68等の金属内包
フラーレンや、C70,C76,C80,C82,C84等の中空
フラーレン、フェロセン等の各種の物質を用いた場合で
も、同様にこれらの異物質を内包したハイブリッドカー
ボンナノチューブが得られることが確認された。
【0026】もちろん、この発明は以上の例に限定され
るものではなく、細部については様々な態様が可能であ
ることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、円筒内空隙に様々な物質を内包することができ、
情報通信ならびに化学工業等の広い分野で使用される可
能性を秘めた新しいハイブリッド単層カーボンナノチュ
ーブが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は単離された(Gd@C82n@SWN
Tの、(b)は束状の(Gd@C82n@SWNTのH
RTEM像を例示した図である。(c)は、金属内包フ
ラーレンを内包したSWNTである(Gd@C82n
SWNTの構造式を例示した概略図である。
【図2】(a)は、数百のSWNTからなる束状SWN
TのHRTEM像を例示した図である。(b)は、束状
のSWNTの電子回折パターンを例示した図である。
(c)は、HRTEM像(a)をフーリエ変換した図を
例示した。
【図3】(a)は、数束の(Gd@C82n@SWNT
を電子エネルギー損失分光法により得たスペクトルのG
dのN(4d)吸収端(〜145eV)とカーボンのK
(1s)吸収端(〜285eV)を例示した。(b)
は、(a)と同じ試料から得られたGdのM(3d)吸
収端を示した。
フロントページの続き (72)発明者 坂東 俊治 愛知県日進市赤池5−1305 アクトピア赤 池II−201 (72)発明者 末永 和知 愛知県名古屋市天白区中平1−603 アム ール中平601 (72)発明者 平原 佳織 愛知県日進市梅森台1−45 コーポ梅五 203 (72)発明者 岡崎 俊也 愛知県名古屋市昭和区神村町1−31−1 ユーハウスドーム四ツ谷1004 (72)発明者 篠原 久典 愛知県名古屋市天白区植田本町3−917 Fターム(参考) 4G046 BC00 CB01 5G301 CD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単層カーボンナノチューブの円筒内空隙
    に異物質が内包されてなることを特徴とするハイブリッ
    ド単層カーボンナノチューブ。
  2. 【請求項2】 内包される異物質が、炭素クラスター、
    金属、有機分子、有機金属化合物、磁性体、半導体、超
    伝導体、錯体、気体、無機固体化合物のいずれか1種ま
    たは2種以上であることを特徴とする請求項1記載のハ
    イブリッド単層カーボンナノチューブ。
  3. 【請求項3】 内包される異物質が、金属内包フラーレ
    ンであることを特徴とする請求項1または2記載のハイ
    ブリッド単層カーボンナノチューブ。
  4. 【請求項4】 内包される異物質が、有毒ガスであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のハイブリッド単
    層カーボンナノチューブ。
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