JP2002096520A - 記録装置のキャリッジガイド軸支持装置及び記録装置 - Google Patents

記録装置のキャリッジガイド軸支持装置及び記録装置

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JP2002096520A JP2000285942A JP2000285942A JP2002096520A JP 2002096520 A JP2002096520 A JP 2002096520A JP 2000285942 A JP2000285942 A JP 2000285942A JP 2000285942 A JP2000285942 A JP 2000285942A JP 2002096520 A JP2002096520 A JP 2002096520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、
キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できること。 【解決手段】 キャリッジガイド軸26が、左サイドフ
レーム16及び右サイドフレームに回動自在に枢支され
るとともに、軸方向に押圧されて両サイドフレームに支
持される記録装置のキャリッジガイド軸支持装置80に
おいて、左サイドフレームには、先端部92が先鋭形状
の取付軸83が、コイルばね84及び取付ブラケット8
5を介して配設され、この取付軸の先端部が、キャリッ
ジガイド軸の偏心軸部72の端面88における軸心86
位置に当接して、コイルばねによりキャリッジガイド軸
を軸方向に押圧支持するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジガイド
軸を軸方向に支持する記録装置のキャリッジガイド軸支
持装置、及びこのキャリッジガイド軸支持装置と自動シ
ート厚調整機構(自動紙厚調整機構)とを備えた記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ドットインパクト式の記
録装置には、記録ヘッドをキャリッジを介して配置した
キャリッジガイド軸がキャリッジガイド軸支持装置によ
り支持され、更に、記録ヘッドとプラテンとの間のプラ
テンギャップが自動シート厚調整機構により調整される
ものがある。
【0003】自動シート厚調整機構は、キャリッジガイ
ド軸を回動して、記録ヘッドがプラテンまたはシートに
当接したことをキャリッジガイド軸の回動負荷に基づき
測定して、シートのシート厚を検出し、このシート厚に
応じてプラテンギャップを調整するものである。
【0004】また、キャリッジガイド軸支持装置100
は、図9に示すように、キャリッジガイド軸103の偏
心軸部104を、第1軸受部材101及び第2軸受部材
102から成る軸受109を用いてサイドフレーム10
5に回動自在に枢支するとともに、皿ばね106の押圧
力(ばね力)をキャリッジガイド軸103の偏心軸部1
04における支持面107に付与して、キャリッジガイ
ド軸103を軸方向に押圧して支持するものである。
【0005】この皿ばね106の押圧力を用いてキャリ
ッジガイド軸103が軸方向に支持されることにより、
キャリッジガイド軸103上をキャリッジが摺動して
も、キャリッジガイド軸103の軸方向の移動が抑制さ
れて、キャリッジがキャリッジガイド軸103から落脱
することを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャリッジ
ガイド軸支持装置100の皿ばね106は、キャリッジ
ガイド軸103の偏心軸部104における支持面107
に押圧力を付与するが、この押圧力が作用する位置が偏
心軸部104の軸心108から離れていることから、キ
ャリッジガイド軸103を回動させるためのトルクが増
大する。しかも、皿ばね106が偏心軸部104におけ
る支持面107に接触する接触面積も大きいので、キャ
リッジガイド軸103の摩擦抵抗が増大する。これらの
ことから、キャリッジガイド軸103の回動負荷が増大
して、自動シート厚調整機構においては、キャリッジガ
イド軸103の回動負荷に基づいて、記録ヘッドがプラ
テンまたはシートに当接することを正確に測定できなく
なるので、シートのシート厚の検出も正確性を欠き、従
って、プラテンギャップを高精度に調整できない恐れが
ある。
【0007】また、キャリッジガイド軸支持装置100
の皿ばね106はばね定数が大きいので、周縁部がキャ
リッジガイド軸103の支持面107により摩耗して寸
法が変化すると、ばね力が急激に変化してしまう。この
ため、皿ばね106のばね力を押圧力としてキャリッジ
ガイド軸103を軸方向に押圧したときに、キャリッジ
ガイド軸103を軸方向に安定して支持することができ
ない。従って、キャリッジガイド軸103の回動負荷も
不安定となってしまうので、自動シート厚調整機構によ
りシート厚を正確に検出できず、プラテンギャップの調
整を精度良く実施できない恐れがある。
【0008】更に、上記キャリッジガイド軸支持装置1
00では、第2軸受部材102は焼結金属にて構成され
るものの、サイドフレーム105に接触する第2軸受部
材102が樹脂製であって絶縁性を有するので、キャリ
ッジガイド軸103をサイドフレーム105に接地させ
ることができない。
【0009】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、キャリッジガイド軸を軸方向に支持
しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を低減できる記
録装置のキャリッジガイド軸支持装置及び記録装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、キャリッジガイド軸が本体フレームに回動自在に枢
支されるとともに、押圧手段により軸方向に押圧されて
上記本体フレームに支持される記録装置のキャリッジガ
イド軸支持装置において、上記本体フレームには、先端
部が先鋭形状の取付軸が上記押圧手段を介して配設さ
れ、この取付軸の上記先端部が、上記キャリッジガイド
軸の端面における軸心位置に当接して、上記押圧手段に
より当該キャリッジガイド軸を軸方向に押圧支持するよ
う構成されたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記押圧手段がコイルばねであること
を特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記キャリッジガイド軸が絶
縁性の軸受により本体フレームに回動自在に枢支される
とともに、上記取付軸が電導性材料から成り、この取付
軸を介して上記キャリッジガイド軸が上記本体フレーム
に接地されたことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、キャリッジガイ
ド軸を本体フレームに回動自在に枢支するとともに、押
圧手段により軸方向に押圧して上記本体フレームに支持
するキャリッジガイド軸支持装置と、上記キャリッジガ
イド軸を回動して、このキャリッジガイド軸にキャリッ
ジを介して配置された記録ヘッドがプラテンまたはシー
トに当接したことを、上記キャリッジガイド軸の回動負
荷に基づき測定して、上記シートのシート厚を検出し、
このシート厚に応じて上記記録ヘッドと上記プラテンと
の間のプラテンギャップを調整する自動シート厚調整機
構と、を有する記録装置において、上記キャリッジガイ
ド軸支持装置は、先端部が先鋭形状の取付軸が上記押圧
手段を介して上記本体フレームに配設され、この取付軸
の上記先端部が、上記キャリッジガイド軸の端面におけ
る軸心位置に当接して、上記押圧手段により当該キャリ
ッジガイド軸を軸方向に押圧支持するよう構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記キャリッジガイド軸支持装置の押
圧手段がコイルばねであることを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、上記キャリッジガイド軸支持
装置では、キャリッジガイド軸が絶縁性の軸受により本
体フレームに回動自在に枢支されるとともに、取付軸が
電導性材料から成り、この取付軸を介して上記キャリッ
ジガイド軸が上記本体フレームに接地されたことを特徴
とするものである。
【0016】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0017】本体フレームには、先端部が先鋭形状の取
付軸が押圧手段を介して配設され、この取付軸の先端部
が、キャリッジガイド軸の端面における軸心位置に当接
して、上記押圧手段により当該キャリッジガイド軸を軸
方向に押圧支持することから、キャリッジガイド軸と取
付軸との接触面積を極めて小さくできるとともに、キャ
リッジガイド軸の端面における軸心に押圧手段の押圧力
が取付軸を介して作用するので、このキャリッジガイド
軸を回動させるためのトルクを低減できる。これらの結
果、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリ
ッジガイド軸の回動負荷を低減できる。
【0018】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0019】押圧手段となるコイルばねは、例えば皿ば
ねに比べてばね定数が小さいので、変位が大きく変動し
ても、押圧力となるコイルばねによるばね力が安定す
る。このため、キャリッジガイド軸を安定して軸方向に
支持することができる。
【0020】請求項3または6に記載の発明には、次の
作用がある。
【0021】キャリッジガイド軸が絶縁性の軸受により
本体フレームに回動自在に枢支された場合であっても、
電導性の取付軸を介して、上記キャリッジガイド軸を上
記本体フレームに良好に接地させることできる。
【0022】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0023】キャリッジガイド軸支持装置においては、
先端部が先鋭形状の取付軸が押圧手段を介して本体フレ
ームに配設され、この取付軸の先端部が、キャリッジガ
イド軸の端面における軸心位置に当接して、上記押圧手
段により当該キャリッジガイド軸を軸方向に押圧支持す
ることから、キャリッジガイド軸と取付軸との接触面積
を極めて小さくできるとともに、キャリッジガイド軸の
端面における軸心に押圧手段の押圧力が取付軸を介して
作用するので、このキャリッジガイド軸を回動させるた
めのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジガ
イド軸を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回
動負荷を低減できる。このため、自動シート厚調整機構
においては、キャリッジガイド軸の回動負荷に基づき、
記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接することを正
確に測定でき、従って、シート厚を正確に検出できるの
で、プラテンギャップの調整を高精度に実施できる。
【0024】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0025】キャリッジガイド軸支持装置の押圧手段と
なるコイルばねは、例えば皿ばねに比べてばね定数が小
さいので、変位が大きく変動しても、押圧力となるコイ
ルばねのばね力が安定する。このため、キャリッジガイ
ド軸を安定して軸方向に支持できるので、キャリッジガ
イド軸の回動負荷も安定する。この結果、自動シート厚
調整機構においては、このキャリッジガイド軸の回動負
荷に基づき記録ヘッドがプラテンまたはシートに当接す
ることを正確に測定でき、従って、シート厚を正確に検
出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0027】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視
図である。図3は、図1のプリンタにおけるプリンタ本
体を示す斜視図である。
【0028】図1及び図2に示す記録装置としてのプリ
ンタ10は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に
図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録す
ることにより、文字を含む画像を印刷するドットインパ
クトプリンタである。
【0029】このプリンタ10は、記録装置本体として
のプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側
に配置されたプッシュトラクタユニット12(図2)
と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装
体としてのアッパケース13A及びロアケース13B
と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシー
トの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ
本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の
上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11
の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ
44(図1)と、を有して構成される。
【0030】上記シートには、所定長さに切断された上
記カットシートKと、複数枚が連接された連続シートと
がある。カットシートKとしては、例えば単票紙、複写
紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連
続紙がある。
【0031】上記プリンタ本体11は、図3及び図6に
示すように、本体フレームとしてのベースフレーム1
4、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び右サ
イドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド1
8及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプ
ラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第
2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロ
ーラ24と、を有して構成される。
【0032】ベースフレーム14及びリアフレーム15
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイ
ド軸26が架け渡されて回動自在に枢支される。更に、
左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間にプラ
テン20が架け渡されて回転自在に配設されるととも
に、シート案内25が固定して配設される。
【0033】プラテン20を含む上記シート搬送機構部
は、図3及び図6に示すように、プラテン20に対し、
第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ
本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置
されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ロー
ラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロン
ト側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送
ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に
配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構
成する。
【0034】このうち、第1搬送ローラ21及び第4搬
送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送
ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラであ
る。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23
は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置さ
れ、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシー
ト案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬
送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート
案内25の上方に突出した状態となっている。
【0035】プラテン20、第1搬送ローラ21及び第
4搬送ローラ24は、図3に示す駆動輪列部34により
正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34
は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一
方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
【0036】この駆動輪列部34は、正転又は逆転可能
なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定され
たモータピニオン36を備える。このモータピニオン3
6からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50
を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50
から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21
へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び
54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
【0037】これにより、プラテン20及び第1搬送ロ
ーラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向
に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ矢印A(図6)方向へ搬送
可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ
矢印B(図6)方向へ搬送可能とする。従って、カット
シート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走
査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0038】図4及び図6に示す上記プッシュトラクタ
ユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラ
テン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するもの
であり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのト
ラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方
向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)
と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動
自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにト
ラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を
備えて構成される。
【0039】一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべ
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベ
ルト31も前述の駆動輪列部34(図3)により駆動さ
れる。
【0040】つまり、駆動輪列部34のモータピニオン
36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ロー
ラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間
ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット1
2のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア
(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユ
ニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
【0041】このプッシュトラクタユニット12は、プ
ラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬
送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シ
ート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリ
ンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向に搬
送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印
A方向に搬送可能とする。
【0042】図1に示す前記シート供給ガイド43は、
プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13
Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43
は、単票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本
体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する際
に、このカットシートを案内する。このシート供給ガイ
ド43により案内されたカットシートは、プラテン2
0、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート
搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送され
る。
【0043】同じく図1に示す前記カットシートフィー
ダ44は、プリンタ本体11の後方側に設置されて、単
票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本体11
の後方から前方へ1枚ずつ自動供給するものである。
【0044】つまり、このカットシートフィーダ44
は、図示しないが、供給ローラの回転動作によって、複
数枚のカットシートを積層状態で保持するホッパから、
最上位のカットシートをピックアップして供給し、この
際、最上位のカットシートと共に重送されるカットシー
トを、分離機構にて分離するものである。供給ローラの
一又は複数回転により、1枚のカットシートがプリンタ
本体11へ供給される。
【0045】このカットシートフィーダ44の供給ロー
ラも、前述の駆動輪列部34(図3)により駆動され
る。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36からの
駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のロ
ーラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及
び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ駆
動ギア(不図示)へ伝達され、これにより、カットシー
トフィーダ44の供給ローラが駆動される。
【0046】上記中間ギア57を、カットシートフィー
ダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタ
ユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わ
せ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧
を変更可能とする機構がレリース機構58である。この
レリース機構58は、プリンタ10に供給されるシート
の種類(カットシート、連続シート)に応じてプリンタ
10のシート使用モードを切り換えるものであり、レリ
ース軸59、レリースレバー60及びレリース駆動モー
タ61を有して構成される。
【0047】レリース軸59の端部にはピニオン62が
形成され、このピニオン62がレリースレバー60のベ
ース部60Aにおけるラック63に噛み合わされてい
る。また、レリースレバー60のベース部60Aには図
示しないラックが形成され、このラックがレリース駆動
モータ61のモータピニオン(不図示)に噛み合わされ
て、レリース駆動モータ61の駆動によりレリースレバ
ー60が、プリンタ10の前後方向に移動可能とされ
る。
【0048】一方、レリース軸59には、このレリース
軸59の回動によって、リア側シート搬送ローラ37の
第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24方向へ移動さ
せ、または第4搬送ローラ24から離反させるカム(不
図示)が形成されている。また、レリースレバー60の
ベース部60Aには、レリースレバー60の移動によっ
て中間ギア57を、プッシュトラクタユニット12のト
ラクタ駆動ギアとカットシートフィーダ44の供給ロー
ラ駆動ギア(カットシートフィーダ44がプリンタ本体
11に装着されている場合に限る。)とに択一に噛み合
わせ可能とするカム64が形成されている。
【0049】レリースレバー60が移動されて連続シー
ト位置に設定され、プリンタ10が連続シート使用モー
ドに切り換えられることにより、カム64の作用で、中
間ギア57がプッシュトラクタユニット12のトラクタ
駆動ギアに噛み合い、プッシュトラクタユニット12が
動作状態となると共に、レリース軸59が回動して、こ
のレリース軸59のカムの作用で、リア側シート搬送ロ
ーラ37の第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24か
ら離反する方向に移動させ、第3搬送ローラ23と第4
搬送ローラ24との接触圧を減少させる。
【0050】また、レリースレバー60が移動されてカ
ットシート位置に設置され、プリンタ10がカットシー
ト使用モードに切り換えられることにより、カム64の
作用で、プリンタ本体11にカットシートフィーダ44
が装着されている場合に限り、中間ギア57がカットシ
ートフィーダ44の供給ローラ駆動ギアに噛み合い、カ
ットシートフィーダ44が動作状態となると共に、レリ
ース軸59が回動して、このレリース軸59のカムの作
用で、リア側シート搬送ローラ37の第3搬送ローラ2
3を第4搬送ローラ24へ押圧し、第3搬送ローラ23
と第4搬送ローラ24との接触圧を増大させる。
【0051】さて、図3に示す前記キャリッジ19は、
キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通されると共
に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に記録ヘ
ッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26がプラテ
ン20と平行に配置されることから、キャリッジ19
は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26の軸
方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けら
れる。
【0052】このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モ
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図6)に結合される。従って、キャリッ
ジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転に
より、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド
軸26に案内されて、主走査方向における図3の左向き
又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ駆動モー
タ38は、シート搬送モータ35、レリース駆動モータ
61及び後述のシート厚検出用モータ66とともに例え
ばステッピングモータにて構成される。
【0053】また、キャリッジ19には、図5にも示す
ように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリ
ボンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリ
ボンカセット40Aが装着される。更にキャリッジ19
には、リボンカセットのインクリボンを、プラテン20
に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シ
ート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置され
ている。リボンカセット40A内のインクリボンは、リ
ボンカセット装着部40に設置されたリボン駆動軸42
により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移動可能
に設けられる。
【0054】上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッ
ド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連
続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像
を記録する。
【0055】記録ヘッド18による記録動作は、キャリ
ッジ19が図3の主走査方向左向き又は右向きに走行さ
れる間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の
記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、シー
トがカットシートの場合には、シート搬送機構部(プラ
テン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、
第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、また
シートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部
及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシート
を所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り
返されることにより実施される。
【0056】ところで、このプリンタ10には、図5に
示すように、キャリッジガイド軸26を回動して、記録
ヘッド18がプラテン20またはシートに当接したこと
を、キャリッジガイド軸26の回動負荷により測定し
て、シートのシート厚を検出し、このシート厚に応じて
キャリッジガイド軸26を回動させて記録ヘッド18と
プラテン20との間のプラテンギャップを調整する自動
シート厚調整機構65(即ち自動紙厚調整機構)が装備
されている。
【0057】この自動シート厚調整機構65は、シート
厚検出用モータ66、ロータリーエンコーダ67、出力
ギア68、減速ギア69、70及び71を有して構成さ
れ、この減速ギア71が、キャリッジガイド軸26の両
端部の偏心軸部72の一方に固定されている。偏心軸部
72がキャリッジガイド軸26に対し偏心する偏心量L
は、例えば1mm程度である。
【0058】出力ギア68は、シート厚検出用モータ6
6の出力軸に固定され、図6にも示すように、この出力
ギア68に減速ギア69が噛み合う。減速ギア70は、
減速ギア69と回転一体に形成されて減速ギア71に噛
み合う。これにより、シート厚検出用モータ66の駆動
力が出力ギア68、減速ギア69、70及び71を経て
偏心軸部72へ伝達され、キャリッジガイド軸26が回
動される。すると、このキャリッジガイド軸26が偏心
軸部72との偏心量Lに対応する量(例えばL=1mm
の場合には、2mm)だけ鉛直方向に上下動し、キャリ
ッジ19を介して記録ヘッド18がプラテン20に対し
接離する。
【0059】ロータリーエンコーダ67は、シート厚検
出用モータ66の出力軸に回転一体に設けられたスリッ
ト板73と、このスリット板73に対向して配置され
た、例えば発光ダイオード及びフォトダイオード等から
なる投受光器74と、を有してなる。投受光器74の発
光ダイオードから出射されてスリット板73のスリット
を通過した光が、投受光器74のフォトダイオードに受
光されてパルス波に変換され、このパルス波をカウント
することにより、シート厚検出用モータ66の回転角が
検出される。
【0060】このように構成された自動シート厚調整機
構65によるシート厚の検出とプラテンギャップの調整
は、次のようにしてなされる。
【0061】まず、プラテン20の直上にシートが存在
しない状態でシート厚検出用モータ66を回転して、記
録ヘッド18がプラテン20に接近する方向にキャリッ
ジガイド軸26を回動させる。記録ヘッド18がプラテ
ン20に接近すると、シート厚検出用モータ66にキャ
リッジガイド軸26の回動負荷が作用し、このシート厚
検出用モータ66のロータとステータとの安定位置がず
れて、ロータリーエンコーダ67の投受光器74(フォ
トダイオード)から出力されるパルス波形の周期が長く
なる。即ち、このパルス波形の周期Tiが理論値Tro
よりも長くなるため、(Ti−Tro)>0となる。こ
の(Ti−Tro)を累積させてスレッシュホールド値
Tthに到達した時点で、シート厚検出用モータ66の
回転を停止し、その時までにシート厚検出用モータ66
(ステップモータ)を駆動したパルス数をカウントし
て、基準位置(例えばプラテンギャップが最大となるプ
ラテンギャップベース位置)からプラテン20(プラテ
ン面)までの距離を測定する。
【0062】次に、記録ヘッド18を上昇させて上記基
準位置に位置付け、更に、プラテン20の直上にシート
を位置付ける。この状態で、シート厚検出用モータ66
を回転して、記録ヘッド18がプラテン20上のシート
に接触する方向にキャリッジガイド軸26を回動させ
る。記録ヘッド18がプラテン20上のシートに接触す
ると、シート厚検出用モータ66にキャリッジガイド軸
26の回動負荷が作用するので、前述と同様にして、ロ
ータリーエンコーダ67の投受光器74(フォトダイオ
ード)から出力されるパルス波形の周期(Ti)とその
理論値(Tro)との差(Ti−Tro)を累積して、
この(Ti−Tro)の累積値がスレッシュホールド値
Tthに到達した時点でシート厚検出用モータ66の回
転を停止する。そして、その時までにシート厚検出用モ
ータ66(ステップモータ)を駆動したパルス数をカウ
ントすることにより、基準位置からプラテン20上のシ
ート(シート面)までの距離を測定する。
【0063】その後、上述のようにして測定されたシー
ト面とプラテン面との差を演算してシート厚とする。そ
して、シート厚検出用モータ66を駆動しキャリッジガ
イド軸26を回動させて、記録ヘッド18とプラテン2
0との間のプラテンギャップを上述のようにして算出し
たシート厚に応じて調整する。
【0064】さて、キャリッジガイド軸26は、図3及
び図7に示すキャリッジガイド軸支持装置80の軸受7
9を用いて、左サイドフレーム16及び右サイドフレー
ム17に、回動自在に枢支されるとともに、軸方向に押
圧されて支持される。このキャリッジガイド軸支持装置
80は、図8に示すように、第1軸受部材81、第2軸
受部材82、取付軸83、押圧手段としてのコイルばね
84及び取付ブラケット85を有して構成される。第1
軸受部材81及び第2軸受部材82が軸受79を構成す
る。
【0065】キャリッジガイド軸26は、前述のよう
に、両端部に偏心軸部72が設けられる。この偏心軸部
72が、第1軸受部材81及び第2軸受部材82を介し
て左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回
動自在に挿通されて、キャリッジガイド軸26は、これ
らの左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に
回動自在に枢支される。また、偏心軸部72の軸心86
は、キャリッジガイド軸26の主要部の軸心87に対
し、前述の如く偏心量Lだけ偏心して設定されている。
【0066】上記第2軸受部材82は、左サイドフレー
ム16及び右サイドフレーム17の枢支開口91に嵌装
され、例えば樹脂等の絶縁性材料にて構成される。ま
た、第1軸受部材81は、第2軸受部材82の内周に回
転一体に嵌合され、例えば焼結金属等にて構成される。
第1軸受部材81の内周に、キャリッジガイド軸26の
偏心軸部72が回転自在に挿入されて、キャリッジガイ
ド軸26は、左サイドフレーム16及び右サイドフレー
ム17に対し、偏心軸部72の軸心86を中心に回動自
在に枢支可能に設けられる。
【0067】キャリッジガイド軸26における偏心軸部
72の端面88には、軸心86の位置に、テーパ面90
を有する支持穴89が形成されている。このテーパ面9
0の頂点90Aが、偏心軸部72の軸心86上に位置す
る。
【0068】前記取付軸83は、先端が円錐形状の先鋭
な先端部92を備え、軸方向に摺動可能に取付ブラケッ
ト85に挿通されている。この取付軸83には、先端部
92付近にばね受け93がかしめ固定され、このばね受
け93と取付ブラケット85との間に、ワッシャ95を
介してコイルばね84が介在される。このコイルばね8
4のばね力により、取付軸83は先端部92方向へ付勢
される。
【0069】また、取付軸83には、先端部92と反対
の基端部にストッパ94がかしめ固定される。このスト
ッパ94は、取付軸83がコイルばね84の付勢力によ
り取付ブラケット85に対し先端部92方向へ相対移動
する際に、この取付ブラケット85に当接して取付軸8
3の抜け止めを果たす。
【0070】ここで、上記取付ブラケット85は側面視
コ字形状であり、左サイドフレーム16に固定される。
この取付ブラケット85は、コイルばね84とともに金
属製であり導電性を有する。従って、キャリッジガイド
軸26は、取付軸83の先端部92が、後述の如く、偏
心軸部72の支持穴89のテーパ面90に当接すること
により、取付軸83及び取付ブラケット85を経て左サ
イドフレーム16に接地される。
【0071】このように、コイルばね84及び取付ブラ
ケット85を介して左サイドフレーム16に配設された
取付軸83は、その先端部92が、キャリッジガイド軸
26の偏心軸部72における支持穴89のテーパ面90
の頂点90Aに当接する。これにより、コイルばね84
からのばね力が押圧力としてキャリッジガイド軸26に
対し、このキャリッジガイド軸26の軸方向に作用し
て、このキャリッジガイド軸26は軸方向に押圧支持さ
れる。
【0072】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。
【0073】キャリッジガイド軸支持装置80におい
ては、取付軸83が、コイルばね84及び取付ブラケッ
ト85を介して左サイドフレーム16に配設され、この
取付軸83の先鋭形状の先端部92が、キャリッジガイ
ド軸26の偏心軸部72における端面88に形成された
支持穴89のテーパ面90の頂点90Aに当接して、コ
イルばね84のばね力により取付軸83を介してキャリ
ッジガイド軸26を軸方向に押圧支持することから、キ
ャリッジガイド軸26と取付軸83との接触面積を極め
て小さくできるとともに、キャリッジガイド軸26の偏
心軸部72における支持穴89の頂点90Aに、コイル
ばね84のばね力が押圧力として取付軸83を介して作
用するので、このキャリッジガイド軸26を回動させる
ためのトルクを低減できる。これらの結果、キャリッジ
ガイド軸26を軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド
軸26の回動負荷を低減できる。
【0074】自動シート厚調整機構65においては、
一般に、キャリッジガイド軸26を回動して、記録ヘッ
ド18をプラテン20またはシートに当接させるまでの
キャリッジガイド軸26の回動負荷と、当接したときの
キャリッジガイド軸26の回動負荷との差が著しいほ
ど、記録ヘッド18がプラテン20またはシートに当接
したことを正確に測定できる。上記の如く、キャリッ
ジガイド軸支持装置80がキャリッジガイド軸26の回
動時における回動負荷を低減することから、自動シート
厚調整機構65は、キャリッジガイド軸26の回動負荷
に基づき、記録ヘッド18がプラテン20またはシート
に当接することを正確に測定でき、従って、このシート
のシート厚を正確に検出できるので、プラテンギャップ
の調整を高精度に実施できる。
【0075】キャリッジガイド軸支持装置80におい
ては、押圧手段となるコイルばね84は、例えば皿ばね
に比べてばね定数が小さいので、変位が大きく変動して
も、押圧力となるコイルばね84のばね力が安定する。
このため、キャリッジガイド軸26を安定して軸方向に
支持できるので、キャリッジガイド軸26の回動負荷も
安定する。
【0076】キャリッジガイド軸支持装置80が、
の如く、キャリッジガイド軸26の回動負荷を安定させ
ることから、自動シート厚調整機構65は、このキャリ
ッジガイド軸26の安定した回動負荷に基づき、記録ヘ
ッド18がプラテン20またはシートに当接することを
正確に測定でき、従って、シートのシート厚を正確に検
出できるので、プラテンギャップの調整を高精度に実施
できる。
【0077】キャリッジガイド軸支持装置80におけ
る取付軸83の先端部92が、キャリッジガイド軸26
の偏心軸部72における支持穴89のテーパ面90内の
頂点90Aに当接し、取付軸83が取付ブラケット85
を介して左サイドフレーム16に配設され、これらの取
付軸83及び取付ブラケット85が電導性材料(金属材
料)にて構成されたことから、キャリッジガイド軸26
が、絶縁性の第2軸受部材82により左サイドフレーム
16に、第1軸受部材81との協働作用で回動自在に枢
支された場合であっても、電導性の取付軸83及び取付
ブラケット85を介して、キャリッジガイド軸26を左
サイドフレーム16に良好に接地させることができる。
【0078】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、記録装置がドットインパク
トプリンタの場合を述べたが、インクジェットプリンタ
等の他の記録装置に本発明を適用してもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る記録装置の
キャリッジガイド軸支持装置によれば、キャリッジガイ
ド軸が本体フレームに回動自在に枢支されるとともに、
押圧手段により軸方向に押圧されて上記本体フレームに
支持される記録装置のキャリッジガイド軸支持装置にお
いて、上記本体フレームには、先端部が先鋭形状の取付
軸が上記押圧手段を介して配設され、この取付軸の上記
先端部が、上記キャリッジガイド軸の端面における軸心
位置に当接して、上記押圧手段により当該キャリッジガ
イド軸を軸方向に押圧支持するよう構成されたことか
ら、キャリッジガイド軸を軸方向に支持しつつ、キャリ
ッジガイド軸の回動負荷を低減できる。
【0080】請求項4に記載の発明に係る記録装置によ
れば、キャリッジガイド軸を本体フレームに回動自在に
枢支するとともに、押圧手段により軸方向に押圧して上
記本体フレームに支持するキャリッジガイド軸支持装置
と、上記キャリッジガイド軸を回動して、このキャリッ
ジガイド軸にキャリッジを介して配置された記録ヘッド
がプラテンまたはシートに当接したことを、上記キャリ
ッジガイド軸の回動負荷に基づき測定して、上記シート
のシート厚を検出し、このシート厚に応じて上記記録ヘ
ッドと上記プラテンとの間のプラテンギャップを調整す
る自動シート厚調整機構と、を有する記録装置におい
て、上記キャリッジガイド軸支持装置は、先端部が先鋭
形状の取付軸が上記押圧手段を介して上記本体フレーム
に配設され、この取付軸の上記先端部が、上記キャリッ
ジガイド軸の端面における軸心位置に当接して、上記押
圧手段により当該キャリッジガイド軸を軸方向に押圧支
持するよう構成されたことから、キャリッジガイド軸を
軸方向に支持しつつ、キャリッジガイド軸の回動負荷を
低減でき、この結果、自動シート厚調整機構により高精
度にプラテンギャップを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタで、カットシートフィーダを取
り外した状態の斜視図である。
【図3】図1のプリンタにおけるプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図4】図3のプリンタ本体のシート搬送機構部を示す
斜視図である。
【図5】図3のプリンタ本体を別の角度から目視した斜
視図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図3のキャリッジガイド軸支持装置を拡大して
示す斜視図である。
【図8】図7の軸方向に沿う断面図である。
【図9】従来の記録装置におけるキャリッジガイド軸支
持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 16 左サイドフレーム(本体フレーム) 17 右サイドフレーム(本体フレーム) 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 20 プラテン 26 キャリッジガイド軸 65 自動シート厚調整機構 72 キャリッジガイド軸の偏心軸部 80 キャリッジガイド軸支持装置 81 第1軸受部材 82 第2軸受部材 83 取付軸 84 コイルばね(押圧手段) 85 取付ブラケット 86 偏心軸部の軸心 88 偏心軸部の端面 89 支持穴 92 取付軸の先端部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジガイド軸が本体フレームに回
    動自在に枢支されるとともに、押圧手段により軸方向に
    押圧されて上記本体フレームに支持される記録装置のキ
    ャリッジガイド軸支持装置において、 上記本体フレームには、先端部が先鋭形状の取付軸が上
    記押圧手段を介して配設され、この取付軸の上記先端部
    が、上記キャリッジガイド軸の端面における軸心位置に
    当接して、上記押圧手段により当該キャリッジガイド軸
    を軸方向に押圧支持するよう構成されたことを特徴とす
    る記録装置のキャリッジガイド軸支持装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧手段がコイルばねであることを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置のキャリッジガイ
    ド軸支持装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリッジガイド軸が絶縁性の軸受
    により本体フレームに回動自在に枢支されるとともに、
    上記取付軸が電導性材料から成り、この取付軸を介して
    上記キャリッジガイド軸が上記本体フレームに接地され
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置
    のキャリッジガイド軸支持装置。
  4. 【請求項4】 キャリッジガイド軸を本体フレームに回
    動自在に枢支するとともに、押圧手段により軸方向に押
    圧して上記本体フレームに支持するキャリッジガイド軸
    支持装置と、 上記キャリッジガイド軸を回動して、このキャリッジガ
    イド軸にキャリッジを介して配置された記録ヘッドがプ
    ラテンまたはシートに当接したことを、上記キャリッジ
    ガイド軸の回動負荷に基づき測定して、上記シートのシ
    ート厚を検出し、このシート厚に応じて上記記録ヘッド
    と上記プラテンとの間のプラテンギャップを調整する自
    動シート厚調整機構と、を有する記録装置において、 上記キャリッジガイド軸支持装置は、先端部が先鋭形状
    の取付軸が上記押圧手段を介して上記本体フレームに配
    設され、この取付軸の上記先端部が、上記キャリッジガ
    イド軸の端面における軸心位置に当接して、上記押圧手
    段により当該キャリッジガイド軸を軸方向に押圧支持す
    るよう構成されたことを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 上記キャリッジガイド軸支持装置の押圧
    手段がコイルばねであることを特徴とする請求項4に記
    載の記録装置。
  6. 【請求項6】 上記キャリッジガイド軸支持装置では、
    キャリッジガイド軸が絶縁性の軸受により本体フレーム
    に回動自在に枢支されるとともに、取付軸が電導性材料
    から成り、この取付軸を介して上記キャリッジガイド軸
    が上記本体フレームに接地されたことを特徴とする請求
    項4または5に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100387437C (zh) * 2003-05-21 2008-05-14 夏普株式会社 图像用装置

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