JP2002095889A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JP2002095889A
JP2002095889A JP2000290493A JP2000290493A JP2002095889A JP 2002095889 A JP2002095889 A JP 2002095889A JP 2000290493 A JP2000290493 A JP 2000290493A JP 2000290493 A JP2000290493 A JP 2000290493A JP 2002095889 A JP2002095889 A JP 2002095889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
solid
water supply
washing
washing tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kubota
亨 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000290493A priority Critical patent/JP2002095889A/ja
Publication of JP2002095889A publication Critical patent/JP2002095889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯物や洗濯槽における微生物たる菌の繁殖
を抑制して、黴や、臭い、黄ばみ等の発生が抑制できて
衛生的な洗浄性能が得られるとともに、長期にわたり均
一な性能を維持できるようにする。 【解決手段】 洗濯槽6への給水経路30に、分子内に
窒素−ハロゲン原子結合を有する有機化合物からなる固
体50を設置したものにあって、前記固体50は柱状に
形成してその底面において水と接触させ、該固体50か
ら放出する次亜ハロゲン酸を含む殺菌水を前記洗濯槽6
内に供給する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に微生物の繁殖
を抑えた衛生的な洗浄ができる洗濯機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、家庭用の洗濯機
は、洗濯物を洗濯槽に投入するとともに、所要量の洗剤
と洗濯水(通常は水道水)を供給し、これらを撹拌して
洗濯することにより、洗濯物の一般的な汚れに対し充分
な洗浄性能を確保している。ところが、この洗濯中に水
道水中のカルシウム分と洗剤中の界面活性剤とが反応し
て不溶性の金属石鹸が生成され、その一部が洗濯槽の周
壁(特に裏側)に付着し易く、このような傾向は、洗剤
が特に高級脂肪酸ナトリウムからなる粉末洗剤などを使
用する場合に、より顕著に発生していた。
【0003】更に、このように発生した金属石鹸の付着
物には、洗濯物から分離した繊維屑や汚れ等が付着し易
く、この汚れや付着物は水分を吸収して微生物(菌)を
繁殖させる要因となり、そして腐敗を起こしフロックを
発生し、延いては黴の発生を招くことになる。この黴
は、その代謝物により臭気発生の要因となったり、更に
発達すると以後の洗濯運転で、それらが水中に剥離浮遊
して洗濯物に付着する不具合を生じ、一般的な洗濯物の
汚れとは別に衛生的な洗浄性能を得るには不充分であっ
た。
【0004】また、一般に脱水兼用洗濯機においては、
基本的に二重槽構造をなしていて、外側に水受槽を配
し、その内部に脱水槽を兼用した洗濯槽を設けるととも
に、この洗濯槽内底部に撹拌体を設けた構成にある。そ
して、周知のように洗濯槽内に投入された洗濯物は、撹
拌体を回転駆動させることにより洗濯およびすすぎ洗い
が行われ、また洗濯槽を高速回転駆動することにより遠
心脱水が行われる。従って、この種洗濯機にあっては洗
濯槽と水受槽との間では洗濯物による摩擦接触がないた
め、この洗濯槽の裏側とする部分(洗濯槽の外周壁およ
び水受槽の内周壁)には金属石鹸や繊維屑等が付着し易
い。しかも、斯かる洗濯槽の裏側は、一般使用者では分
解清掃することが困難なことに加え、洗濯槽や水受槽に
は強度向上のために補強リブなどを主にした凹凸形状を
なした構成にあることから、金属石鹸や汚れが付着蓄積
し易い構成にあって、一層黴が発生し易い条件下にあ
る。
【0005】更にまた、洗濯物(衣類)は、着用するこ
とで人体や外気等から多くの菌が付着し易く、例えば黄
色ブドウ球菌、セレウス菌や、非定型抗酸性菌などの多
くの菌が付着し、且つ付着した菌は洗濯しても洗濯物に
残留し、殊に洗濯物の乾きが悪い状態では、その残留し
た菌が再び繁殖して、臭いや黄ばみを発生させることに
なる。これは特に節水のため、風呂の残り水を利用した
場合に風呂水中の菌が洗濯物に付着することにより一層
顕著となるもので、そこで従来では、洗濯コースのう
ち、少なくとも最後のすすぎ行程では、風呂の残り水の
使用を避けて、水道水を使用する行程を設けなければな
らないなど、必ずしも充分な節水が得られず、且つ長期
間洗濯後の衣類を保管する場合に、黴が発生することも
あった。とりわけ病人や病原菌に弱い乳幼児がいる家庭
では、衣類に付着した菌で感染するおそれがあり、洗濯
物が衛生的にも充分洗浄できることが求められている。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、微生物(菌)の繁殖を抑制
して、黴や、臭気や、黄ばみ等の発生を抑制できて清潔
で衛生的にも充分な洗浄性能が長期にわたり期待できる
洗濯機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、水源からの水を洗濯槽に供給す
る給水経路に、分子内に窒素−ハロゲン原子結合を有す
る有機化合物からなる固体を収容設置する設置部を設
け、この設置部に収容された前記固体に水を接触させて
該固体から放出される次亜ハロゲン酸を含む水を前記洗
濯槽内に供給するようにしたものにあって、前記固体は
柱状に形成するとともに、その柱状の固体底面に注水し
て水と接触するようにしたことを特徴とする(請求項1
の発明)。
【0008】斯かる構成によれば、固体から放出された
次亜ハロゲン酸を含む殺菌水により、洗濯物や洗濯槽に
おける菌の繁殖が抑制できて黴や、臭い、黄ばみ等の発
生を効果的に抑制することができるとともに、病人や病
原菌に弱い乳幼児がいる家庭にも好適する衛生的な洗浄
効果が期待できる。しかも、柱状固体の底面に水を当て
るようにしたため、水との接触面積は常に略均一にで
き、従って均一な殺菌濃度による有効な殺菌水を容易に
得られ、且つ長期間にわたり面倒な操作を要することな
く利用できる。また、固体底面への接触後の水切りも良
好で、給水経路内に残留する殺菌水を極力減少できる点
でも有効である。
【0009】そして、請求項1記載のものにおいて、有
機化合物からなる柱状の固体は、その固形有機化合物粉
末を圧縮成型により形成したことを特徴とする(請求項
2の発明)。
【0010】斯かる構成によれば、有機化合物を柱状に
固形化し、且つ所望の大きさに成形するのが頗る容易で
あり、延いては固体の底部からの有効な殺菌水たる次亜
ハロゲン酸の放出濃度を設定するのも容易にできる。
【0011】また、請求項1記載のものにおいて、設置
部は、通水性のあるフィルターを備え、このフィルター
を介して固体底面に水が接触する構成としたことを特徴
とする(請求項3の発明)。
【0012】斯かる構成によれば、固体が欠けたり崩壊
したとしても、フィルターを所望のメッシュ寸法として
おくことにより不用意に大きな固形物としては流出する
ことがなく、従ってこれが洗濯物に付着して脱色等の不
具合を起すおそれはない。
【0013】また、請求項1記載のものにおいて、設置
部に収容設置された固体は、付勢手段により下方向へ付
勢された状態で設置されていることを特徴とする(請求
項4の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、長期使用により固体
の底部から溶解消耗するが、常に下方向に付勢されてい
るので安定状態に保持され、従って固体底面と水との接
触関係も終始適正な位置で有効な接触状態が確保され
て、長期にわたり有効な殺菌水を得ることができる。
【0015】また、請求項1記載のものにおいて、給水
経路は、水源からの水が固体との接触を経由した第1の
給水路と経由しない第2の給水路と、これら給水路が合
流し洗濯槽内に供給される共通の注水口を備え、すすぎ
行程初期は少なくとも前記第1の給水路を利用して給水
し、該すすぎ行程の終了時には前記第2の給水路を利用
して洗濯槽に給水するようにしたことを特徴とする(請
求項5の発明)。
【0016】斯かる構成によれば、すすぎ行程の初期に
固体を経由して供給された殺菌水が注水口に至る給水路
中に付着残留していたとしても、該行程の終了時に第2
の給水路からの清浄な水により洗い流されるので、洗い
上がりの洗濯物に残留殺菌水が滴下して脱色等の変色す
る不具合を回避できる。
【0017】また、請求項1記載のものにおいて、給水
経路には、固体の設置部より下流にあって、洗濯槽への
給水路を開閉可能に閉鎖する弁装置を設けたことを特徴
とする(請求項6の発明)。
【0018】斯かる構成によれば、例えば一連の洗濯作
業を終えたら弁装置により洗濯槽への給水路を閉鎖す
る。これにより、給水路中に付着した殺菌水が水滴状に
なって残留した状態にあっても、これが先端の注水口か
ら洗濯物の上に直接滴下して衣類に脱色等の変色を起こ
すおそれもない。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を脱水兼用洗濯機に適用した第1実施例につき、図1
ないし図9を参照して説明する。まず、図2および図3
は、洗濯機の全体構成を示す夫々縦断側面図および外観
斜視図で、これら図面に基づき全体構成につき述べる
に、矩形箱状の筐体1は外箱2と、その上面に被着され
たトップカバー3とから構成され、この筐体1内部に
は、水受槽4が弾性吊持機構5により弾性支持されると
ともに、その内部に脱水槽を兼ねた洗濯槽6が回転可能
に配設され、所謂二重槽構造をなしている。
【0020】更に具体的に述べると、洗濯槽6は、脱水
槽として必要な透孔6aを周壁のほぼ全域に多数形成
し、上端部には例えば液体を封入したバランスリング7
を設けており、また内底部には撹拌体8を回転可能に配
設しており、この撹拌体8の裏面には放射状の裏羽根9
を有している。そして、一端が裏羽根9の外周側の一部
と連通し他端が洗濯槽6の内壁に沿って上部のバランス
リング7まで延びた水路カバー10が被着されること
で、内壁との間に通水路11を形成しており、この通水
路11上端部の開口部に糸屑等を捕獲するフィルタ12
を設けている。これは、裏羽根9が回転されたときのポ
ンプ作用を利用して洗濯水を通水路11内に圧送するこ
とにより揚水し、上部のフィルタ12を介して洗濯槽6
内に戻すようにして循環させ、この循環水中から糸屑等
を捕獲しようとするものである。
【0021】そして、前記水受槽4の外底面には、駆動
源たるモータ13をはじめ、ベルト伝動機構14や、ク
ラッチ機構15、ブレーキ機構16等をからなる駆動機
構部17を設けていて、前記撹拌体8と洗濯槽6とを図
示しない制御装置等により選択的に回転駆動し、即ち、
洗濯行程および脱水行程等が予め記憶された運転プログ
ラムに基づき実行されるようにしている。また、他には
水受槽4の底部に形成した排水口18に連通して、排水
用の排水弁19やエアトラップ20が設けられ、特にエ
アトラップ20はエアチューブ21を経て前記トップカ
バー3内に配設した水位センサ22に接続されている。
この水位センサ22は、周知のように上記エアトラップ
20やエアチューブ21を介して水受槽4(洗濯槽6)
内の水位を検知する所謂水位検知手段として機能するよ
うに構成されている。尚、水受槽4の外側部には溢水路
23を設けており、また水受槽4の上端開口部にはリン
グ状の槽カバー24を装着している。
【0022】一方、前記トップカバー3の上面部には、
特に図3に示すように、開閉蓋25を設けている。この
開閉蓋25は、前記洗濯槽6に対して図示しない洗濯物
を出し入れするためにトップカバー3に形成した投入口
26を開閉するもので、開放時には前蓋部25aと後蓋
部25bとの二つ折り可能な構成としている。また、ト
ップカバー3の最前部には操作パネル27が設けられ、
この操作パネル27には、洗濯機の運転コースに係る各
種設定操作をするための多数の操作部28および表示部
29を有している。そのうちの操作部28a,28b
は、詳細は後述する殺菌機能の「あり」、「なし」を選
択して設定操作するためのもので、操作部28aが「あ
り」用、操作部28bが「なし」用であり、それぞれ押
圧されることにより洗濯行程中に殺菌機能コースの「あ
り」、「なし」の選択設定がなされるようになってい
る。
【0023】そしてまた、トップカバー3の後方内部に
は、図2に概略構成を示すように、前記した洗濯槽6へ
の給水手段としての給水経路30を設けている。この給
水経路30は、給水源として水道水および風呂水を選択
的に使用可能とし、図3に示す投入口26に開口した注
水口31から洗濯槽6内に給水される構成で、特に途中
に上記した殺菌機能の「あり」、「なし」の設定操作に
応じて機能する後述する殺菌手段32を内蔵している。
【0024】このような給水経路30の詳細は特に図1
の縦断面図に示しており、まず主たる給水手段とする水
源が水道水である場合につき述べると、トップカバー3
の内部に図示しない水道の蛇口と接続されるホース接続
口33aを突出してなる電磁式の第1の切換弁33を設
け、この切換弁33から管路34,43に分岐されてい
る。このうちの一方の管路34は、後述する給水ケース
35の図示左方の底部に連通接続されるとともに、その
内方への突出端部にノズル部34aを形成していて、こ
のノズル部34aには多数の透孔を有し球面状をなした
散水体36が被着されている。
【0025】そして、上記散水体36と若干離間して対
向する上部には、底部が通水性のあるメッシュ状の例え
ば1mm角のフィルター37で仕切られた縦長筒状の空
間を有した設置部たる収納ケース38が形成される。こ
の収納ケース38内には、詳細は後述するが水と接触し
て殺菌機能を発揮する固体50が収容設置され、前記し
た管路34のノズル部34a等による注水手段を含めて
前記した殺菌手段32を構成している。尚、収納ケース
38の上端開口には、蓋39が螺合手段にて被着され、
この蓋39には小さな空気抜き穴39aを形成してい
る。
【0026】しかるに、前記管路34の先端が臨んだ前
記給水ケース35には、その下流に位置してサイホン現
象を利用した排水手段を構成するサイホン管路40が形
成され、更に下流側には洗濯槽6に臨む管路41が連通
接続されている。従って、水道水は図中矢印Aで示す方
向に流れ、即ち上記管路34から給水ケース35内に至
り上部の殺菌手段32に向って注水された後、サイホン
管路40を経て管路41に至り、その先端に設けた前記
注水口31より洗濯槽6内に供給される第1の給水路4
2を構成している。このように、給水ケース35は、本
実施例では殺菌手段32を構成する設置部たる収納ケー
ス38を一体的に隣接して形成しており、略密閉された
空間を形成している。
【0027】一方、上記第1の切換弁33から分岐した
他方の管路43は、水を図中矢印B方向に流すべく、上
記給水ケース35の最も下流域に連通接続され、そして
上記管路41に連通しており、従って途中に上記殺菌手
段32およびサイホン管路40を介することなく注水口
31より洗濯槽6内に直接給水する第2の給水路44を
構成している。
【0028】次いで、水源が風呂水とする場合の給水手
段につき述べると、これは風呂水吸水ホース(図示せ
ず)を接続するホース接続口45aを有する吸水用のポ
ンプ45を設け、管路46を経て設けられた第2の切換
弁47と接続され、この切換弁47にて分岐され、その
一方の管路48は、上記した管路34と共通に給水ケー
ス35に接続され、また他方の分岐管路49は上記した
管路43と共通に給水ケース35の最下流域に接続され
ている。
【0029】従って、斯かる風呂水からの給水路構成も
第2の切換弁47以降は、上記した水道水の場合と同
様、上記殺菌手段32およびサイホン管路40を介して
洗濯槽6内に給水される第1の給水路42と、それらを
介することなく直接洗濯槽6内に給水される第2の給水
路44とを共通に備えた構成にある。尚、上記した切換
弁33,47およびポンプ45は、前記操作パネル27
の操作部28の設定操作に基づき、選択された洗濯行程
のプログラムに沿って通断電制御される。
【0030】しかして、上記殺菌手段32を構成する固
体50について詳述すると、これは水と接触することに
より次亜ハロゲン酸を放出するハロゲン化ヒダントイン
化合物からなり、その固形有機化合物の粉末を円筒状の
型に充填しプレス成形により圧縮成型して円柱棒状に固
化したものである。このように成型された柱状の固体5
0は、収納ケース38内に底面を前記フィルター37に
接した立設状態に設置され、周囲に若干の隙間を有して
収納されている。尚、固体50の底面における角部は面
取り(円弧状でも可)されてバインディングが弱い角部
が容易に崩壊しないように形成している。また、上記成
型に際して、必要に応じ成形性を高めるべく水溶性の成
形助剤として硼酸や有機酸或はポリエチレングリコール
などを混入して成型しても良い。
【0031】そして、この固体50たるハロゲン化ヒダ
ントイン化合物としては、1,3−ジクロロ5,5−ジ
メチルヒダントイン、1−ブロモ−3−ジクロロ5,5
−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ5,5−エ
チルメチルヒダントイン等が挙げられる。これらの化合
物は、分子内に窒素−塩素、窒素−臭素、または窒素−
沃素などの結合を持ち、これらの所謂窒素−ハロゲン原
子結合は、水と接触することで加水分解され、それぞれ
次亜塩素酸、次亜臭素酸、次亜沃素酸を生成するととも
に、これら所謂次亜ハロゲン酸は、酸化作用を有してお
り殺菌作用を有するものである。因みに、本実施例では
上記のうち1,3−ジクロロ5,5−ジメチルヒダント
インを採用したもので、図4に化学反応機構を示すよう
に、水と接触することで窒素−ハロゲン原子結合が加水
分解されて、次亜ハロゲン酸たる次亜塩素酸が生成さ
れ、この次亜塩素酸を含んだ水は殺菌水として有効であ
るとともに、斯かる固体50は利用しないときは崩壊す
ることなく柱状形態に安定保持できる。
【0032】尚、上記固体50は水に触れて次亜ハロゲ
ン酸を放出して強い酸化作用を有するため、収納ケース
38やフィルター37はもとより、給水ケース35や周
辺のトップカバー3等の樹脂成形品には、耐ハロゲン性
の優れた材料にて構成され、例えばポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、塩化ビニリデン、塩化ビニ
ル等のいずれかの材料で成形して、成形部品の劣化や変
色等が生じないようにしている。
【0033】次に、上記構成の脱水兼用洗濯機の作用に
ついて、図5および図6も適宜参照して述べる。洗濯作
業する場合、まず図2,3に示す洗濯槽6内に洗濯物を
投入し、これに見合った量の洗剤と水が供給されて洗濯
運転が開始される。しかるに、この種洗濯機では、洗濯
物を投入後に操作パネル27の操作部28の設定操作に
より、給水動作等の以降の行程を自動的に進めたり、若
しくは適宜の手動操作により人為的に洗濯作業が実施さ
れるが、本実施例では、例えば通常に行う自動の標準コ
ースを選択し、図示しない制御装置により所定のプログ
ラムに沿って自動運転されるものとする。この場合、本
構成では特に操作部28a,28bによる殺菌機能「あ
り」,「なし」のうち、例えば操作部28aの「あり」
を選択して運転スタートさせる。しかるに、この標準コ
ースでは、通常、洗い−1回目すすぎ−中間脱水−2回
目すすぎ−最終脱水の行程順に実行される。
【0034】そのうち、洗い行程については従来と同様
に行われるもので、その行程の初期における給水動作
は、設定された水源の水道蛇口に連通した給水用の第1
の切換弁33が動作して管路43側のみ開放することに
より、水道水は図1中の矢印B方向に流れ、所謂給水経
路30のうち第2の給水路44を介してのみ供給され
る。即ち、管路43から給水ケース35の最下流側に流
入し、管路41を経て注水口31(図3参照)から洗濯
槽6(水受槽4)内に直接給水される。そして、エアト
ラップ20,エアチューブ21,水位センサ22等によ
る水位検知手段により洗濯物量に応じた所定水位まで供
給され、この給水動作を終える。
【0035】そして同時に、この水位検知手段の検知信
号を入力として図示しない制御装置によりモータ13等
の駆動機構部17が通電駆動され、撹拌体8のみを正逆
回転させることにより、洗濯槽6内の水が洗剤及び洗濯
物と共に撹拌され、洗濯物の洗浄が行われる。所定時間
の洗濯運転を終えると、排水弁19が開放されることに
よって、洗濯槽6および水受槽4内の洗濯水が機外に排
出され、洗い行程が終了する。
【0036】次いで、1回目のすすぎ行程に進む。この
すすぎ行程では、図5により動作状態を示すタイムチャ
ートに基づき説明すると、やはり給水動作が開始され、
上記洗い行程と同じく第1の切換弁33により、まず管
路43側が開放されることに伴い、斯かる第2の給水路
44を介して水道水は図1中の矢印B方向に流れ、注水
口31から洗濯槽6内に直接給水される。ここまでは従
来のすすぎ行程における給水動作と実質的に同じであ
る。
【0037】ところが、本実施例におけるすすぎ行程で
は上記操作部28aにより殺菌機能「あり」が設定され
ており(図3参照)、図示しない制御装置により所謂殺
菌コースが実行される。以下詳述すると、上記給水開始
初期には第2の給水路44を介して水道水を例えば所定
時間、若しくは所定の水量まで供給すると、上記第1の
切換弁33がもう一方の管路34側も開放するように切
り換わり、水道水は矢印Aで示す方向の第1の給水路4
2からも洗濯槽6内に給水されるようになる。即ち、該
管路34,給水ケース35,サイホン管路40,管路4
1および注水口31の経路を介して洗濯槽6内に給水さ
れる。
【0038】しかるに、斯かる第1の給水路42の経路
途中には殺菌手段32を具えており、従って斯かる第1
の給水路42を経た水は殺菌機能が付加された所謂殺菌
水が洗濯槽6内に供給されることになる。詳述すると、
管路34からノズル部34aに達した水は上方に噴射さ
れ、且つ散水体36により拡散されて上部の設置部たる
収納ケース38に向って注水される。ところで、収納ケ
ース38の底部は通水性のあるフィルター37にて形成
されているので、水の勢いは減少されるが内部に注入さ
れて、該収納ケース38内の窒素−ハロゲン原子結合を
有する有機化合物からなる固体50の底面に対して広く
水が注がれる。
【0039】これにより、固体50は図4にて開示した
ように水との接触により加水分解され、酸化作用を有す
る次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)を生成する。このよう
に、固体50に接触し経由した水は、上記次亜ハロゲン
酸を含んだ殺菌水となって給水ケース35の底部に流下
し、傾斜した底部の連通口35aからサイホン管路40
側に移動流入する。そして、その水位が上端開口まで達
する所定の水位を得た後、サイホン現象を利用して排水
可能、所謂流出可能となるもので、以降それより低水位
となっても継続してサイホン管路40から上記殺菌水を
流出し、管路41および注水口31を経て洗濯槽6(水
受槽4)内に供給される。
【0040】従って、この状態では、図5から明らかな
如く斯かる第1の給水路42による殺菌手段32を経由
して得た殺菌水による給水動作と、前記した第2の給水
路44を経由しての水道水による給水動作とが同時に行
われる。このように、固体50と水との接触は、給水開
始初期こそサイホン管路40による排水が機能する(所
定水位)までの僅かの間、固体50の底部分が水に浸漬
されるが、サイホン管路40が機能開始以降はノズル部
34aから散水体36を経て放出された水が固体50の
底面のみに注がれ、上記した殺菌水が生成される。
【0041】また、斯かる殺菌手段32により生成され
たばかりの殺菌水は、比較的高濃度の次亜ハロゲン酸を
有し強い酸化漂白作用を有するが、既に洗濯槽6内には
第2の給水路44から給水されてある程度貯留されてい
るから、洗濯物が脱色等を起すことを防止でき、しかも
第2の給水路44とは給水ケース35の最下流で合流し
共通の管路41を流下する際にも希釈されているので、
上記したような高濃度の殺菌水による影響は確実に回避
できる。加えて、このような同時給水が所定時間行われ
ると、本来の洗濯物量に見合った規定の水位に達する以
前であるが、モータ13等の駆動機構部17が通電駆動
され、撹拌体8による撹拌動作が開始される。これによ
り、洗濯槽6内に投入された洗濯物や継続供給されてい
る殺菌水は、攪拌水流とともに攪拌され、殺菌水は洗濯
槽6内に投入されるや直ちに拡散されてむらなく一様に
希釈分布された状態を得る。
【0042】しかして、上記し且つ図5に示したように
給水動作と撹拌動作が進行するうち、規定水位に達する
と、水位センサ22等からなる水位検知手段がこれを検
知し、これに基づき第1の切換弁33は閉鎖動作して、
いずれの管路34,43への水道水の供給が断たれる。
従って、以降は撹拌体8による撹拌動作のみが実行さ
れ、洗濯物に残留する洗剤分を洗い落とすすすぎが行わ
れる。
【0043】ところで、上記給水過程から撹拌動作が開
始されているので殺菌水の希釈拡散と併せて洗濯物への
浸透効果を高めることができ、その殺菌作用にて洗い後
の洗濯物に付着している雑菌を効果的に殺菌し減少させ
る。しかも、斯かるすすぎ行程の時間として殺菌機能
「あり」の選択コースでは、通常のすすぎ行程(殺菌機
能「なし」)の時間より長時間に設定してあり、洗濯物
全体にむらなく殺菌作用が行き渡るようにしている。
【0044】ここで図6は、上記すすぎ行程の進行に合
わせて菌数の減少状況を実験により検証したもので、そ
の変化をグラフ特性にて示している。併せて、図中、上
段に示した白抜きの矢印が殺菌機能「あり」のすすぎ行
程(この場合、給水および撹拌動作)の時間で、実線矢
印はその内訳を示す各動作状態の時間であり、また同最
下段の白抜きの矢印は殺菌機能「なし」の所謂通常の水
道水による一般的なすすぎの行程時間を示したものであ
る。
【0045】尚、一般に洗い後の洗濯物に含まれた水に
は、数100〜数1000(CFU/ml)の雑菌が付
着している。しかるに、図6によれば、殺菌機能「あ
り」のコースの場合、通常の水道水が約1分間供給され
た後、殺菌水の供給が開始され、これらの給水により略
4分で規定水位に達するのであるが、それより以前の給
水開始から約2分経過後から撹拌体8による撹拌動作が
開始される。そして、菌数の変化は、この撹拌が開始さ
れた付近から目立って減少していくのが認められ、以降
洗濯物に染み込んだ洗剤分をすすぐとともに、付着して
いる菌を効果的に殺菌し、且つ洗濯槽6に対する黴の発
生をも防ぐ作用をなす。
【0046】この所要時間は、本実験結果からも8分〜
10分間とすることで所望の殺菌効果が得られ、これは
通常のすすぎ時間が6分程度であるのに比して、やや長
めに設定するのが有効であることが分かる。因みに、殺
菌水によるすすぎでも所要時間6分では、かなりの抗菌
効果を得るものの未だ数100(CFU/ml)レベル
の菌が残存しており、これらの菌を、そのまま湿潤した
条件下に放置しておくと、繁殖して臭いの発生の要因と
なりかねないので、6分以上の好ましくは8分〜10分
のすすぎ時間が望ましい。
【0047】そして、図5に示すように撹拌動作を終え
ると、通常ならば次いで排水動作が行われるのである
が、本実施例では排水動作が開始される直前、即ちすす
ぎ行程における撹拌動作の終了間際に、第1の切換弁3
3を管路43側のみ開放動作させ、僅かの時間水道水の
み第2の給水路44を介して洗濯槽6内に供給するよう
にしている。これは、管路41や先端の注水口31部分
に高濃度の殺菌および酸化漂白作用を有する殺菌水が水
滴状に残留する場合があるため、これが後段の脱水運転
時の洗濯機の振動等により洗濯物に直接降りかかると、
スポット的に脱色するおそれがある。そこで本実施例で
は、すすぎ行程の終了時に水道水(清浄水)を供給し、
管路41や注水口31に残留しがちな殺菌水を一掃する
ようにしている。
【0048】従って、このように終了時に給水動作を伴
う1回目のすすぎの撹拌動作が終了すると、図5に示す
ように排水動作に移行し、洗濯槽6内の水は、排水弁1
9の開放動作に伴い機外に排出される。しかる後、クラ
ッチ機構15の動力切換が行われ駆動機構部17からの
回転伝達は洗濯槽6と共に撹拌体8を同時に回転せし
め、洗濯物から遠心脱水する中間脱水行程が実行され
る。これによって、洗濯物に残留した洗剤分が抽出除去
されると同時に、洗濯物に浸透した次亜ハロゲン酸たる
次亜塩素酸も除去される。そして、以降、詳細な説明は
省略するが、2回目のすすぎは第2の給水路44を利用
した周知の如く通常の水道水を直接洗濯槽6に供給して
行われ、最終脱水行程へと進められ、一連の洗濯作業が
終了する。
【0049】これに対し、水源として風呂水を利用した
洗濯作業する場合につき述べるに、実質的には上記水道
水の場合と同じで、水源側の給水手段において異なる程
度である。即ち、風呂水を利用した洗濯作業を開始する
場合は、上記した水道水利用の場合と同じく、まず洗濯
槽6内に洗濯物と洗剤と水が投入される。しかるに、洗
濯物の投入後に行なう操作パネル27の操作部28にお
いては、例えば洗い行程に風呂水を利用する所謂ポンプ
吸水付の標準コースを選択設定することにより、図示し
ない制御装置に基づき所定のプログラムに沿って一連の
洗濯作業が自動的に運転される。
【0050】この場合も、操作部28a,28bによる
殺菌機能「あり」,「なし」のうち、操作部28aの
「あり」を選択して運転スタートさせる。このポンプ吸
水付の標準コースでは、例えば洗い,すすぎ行程の給水
動作がポンプ45(図1参照)の吸水に基づく以外は上
記と実質的に同じく、洗い−1回目すすぎ−中間脱水−
2回目すすぎ−最終脱水の行程順に実行されるもので、
以下、主に異なる作用につき述べることとする。
【0051】まず、洗い行程における給水動作は、設定
されたプログラム制御に基づき、図1に示すポンプ45
が駆動され、ホース接続口45aに接続された図示しな
い吸水ホースを介して水源の風呂水が取り込まれる。こ
の水は、管路46から第2の切換弁47を経て分岐され
た管路49から給水ケース35の最下流域に流入し、所
謂上記した第2の給水路44と合流し、管路41を経て
注水口31から洗濯槽6(水受槽4)内に直接給水さ
れ、水位センサ22等による水位検知手段により規定水
位まで供給される。この給水動作が終えると、上記した
と同じく撹拌体8の回転駆動による洗い運転が開始さ
れ、所定時間の洗濯を終えると排水弁19が開放され、
洗濯水は機外に排出されて洗い行程が終了する。
【0052】次いで、1回目のすすぎ行程に進み、洗い
行程と同じくポンプ45により風呂水が吸水され、上記
洗い行程と同じ給水路である管路46−第2の切換弁4
7−管路49を順に介して第2の給水路44とする給水
ケース35の最下流側に流入し、管路41を経て注水口
31から洗濯槽6(水受槽4)内に直接供給される。し
かるに、このすすぎ行程では、殺菌機能「あり」の運転
コースが選択設定されているので、第2の給水路44を
介した給水が所定時間行なわれた後、第2の切換弁47
が切換動作してもう一方の管路48側も開放され、水は
管路48から管路34に至り、従って第1の給水路42
と合流して流れ、殺菌手段32を経由して流下する。即
ち、ノズル部34aから散水体36を経て、上部の収納
ケース38の下部に向けて拡散注水され、フィルター3
7を介して内部の固体50の底部に注がれる。
【0053】斯くして水は、固体50と接触して次亜ハ
ロゲン酸たる次亜塩素酸を放出し、該次亜塩素酸を含ん
だ殺菌水が生成され、サイホン管路40を経て給水ケー
ス35の最下流側で上記第2の給水路44による風呂水
と合流混合した後、管路41を経て注水口31から洗濯
槽6(水受槽4)内に供給される。このように、生成さ
れた殺菌水は風呂水との混合により希釈され、且つ予め
洗濯槽6内に貯留されている風呂水により適度に希釈さ
れ、この同時給水は水位センサ22等による水位検知手
段により規定水位が検知されるまで行われる。
【0054】加えて、本実施例では規定水位に達する前
から撹拌体8が回転駆動されて撹拌動作が開始されるよ
うにしているので、殺菌水とともに早期に洗濯物の撹拌
(すすぎ)が開始される。これにより、給水過程から殺
菌水の洗濯物へのむらのない浸透効果が高められ、洗濯
物の洗剤分をすすぐとともに、洗い後の洗濯物に付着し
ている雑菌を殺菌し減少させる。しかも、早期に撹拌が
開始されるだけでなく、本すすぎ行程では、通常のすす
ぎ行程(殺菌機能「なし」)の時間より長時間に設定し
てあり、洗濯物全体に一様にむらなく充分な殺菌効果が
行き渡るように実行されるもので、先に図5および図6
において開示した水道水の利用に対し、風呂水を利用し
た点で異なるのみである。
【0055】従って、上記と同様の作用態様については
以降詳細な説明は省略して概述すると、このような、風
呂水を利用した殺菌水によるすすぎの終了時には第2の
切換弁47が管路49側のみ通水可能に開放して、僅か
の時間であるが殺菌手段32を経由しない風呂水が給水
され、管路41および注水口31に殺菌水が残留してい
たとしてもこれも洗濯槽6に洗い流す。しかる後、1回
目のすすぎが終了すると、洗濯槽6内の水は排水弁19
の開放動作に伴い機外に排出され、次いで上記したと同
様にクラッチ機構15等を有する駆動機構部17からの
回転動力は洗濯槽6と共に撹拌体8に同時に伝達され、
洗濯物から遠心脱水による中間脱水行程が実行される。
これによって、洗濯物に残留した洗剤分が抽出除去され
ると同時に、洗濯物に浸透した次亜ハロゲン酸(次亜塩
素酸)も除去される。
【0056】以後、2回目のすすぎは、先の洗い行程と
全く同様にしてポンプ45による風呂水の吸水から始ま
り、第2の切換弁47から管路49側を経て第2の給水
路44を介して、管路41および注水口31から洗濯槽
6への給水が行なわれる。そして、この2回目のすすぎ
が行われて、排水および中間脱水運転が行なわれ、最後
に最終脱水行程が実行され、一連の洗濯作業を終了す
る。従って、水源が異なることに伴い吸水用のポンプ4
5を利用した給水手段であることを除けば、実質的に水
道水による洗濯作業(洗い−すすぎ)と同じで、勿論、
殺菌機能「あり」の運転コース(1回目のすすぎ)にお
ける殺菌作用も同様に効果的に実行される。一方、殺菌
機能「なし」のコースが選択設定された場合において
は、上記のいずれの水源にあっても常に直接洗濯槽6内
に供給され、所謂通常の洗濯水により一連の洗濯運転が
実行される。
【0057】このように、本実施例によれば水源が水道
水または風呂水であるかに関わらず次のような効果を有
する。即ち、洗濯槽6内に次亜ハロゲン酸たる次亜塩素
酸を含む水を供給し、その殺菌作用を有する洗濯水によ
り洗濯槽6や洗濯物における菌の繁殖が抑制されるか
ら、これに基づく黴や、臭い、黄ばみの発生を効果的に
抑制することができ、特に脱水兼用洗濯機の如く清掃困
難な脱水槽を兼ねた洗濯槽6の裏側における菌の繁殖を
抑制できる効果は大きく、従って病人や病原菌に弱い幼
児がいる家庭にあっては衣類に付着した菌から病に感染
するのを防止でき、従来にはみられない清潔で衛生的な
洗浄効果が期待できる。
【0058】因に、図7は次亜ハロゲン酸たる次亜塩素
酸を含む各種濃度(殺菌水)における殺菌作用(菌数変
化)の関係を実験により確認したもので、実験は洗濯槽
6内に供給した雑菌水に対する殺菌状態を調査した。こ
れによると、生成した殺菌水を各種濃度に希釈した洗濯
水中の残留塩素酸濃度が、0.5(ppm)程度以上あ
れば有効な殺菌効果を発揮することが検証できた。
【0059】そして、殺菌機能「あり」による殺菌コー
スを1回目のすすぎ行程にて行なうようにしている。こ
れは、洗い行程では汚れとか洗剤等に含まれる有機物の
ため、次亜塩素酸がそれらを酸化させるのに費やされる
などして充分な殺菌効果が発揮できないことによるもの
で、該洗い行程では水源から直接洗濯槽6に供給するこ
ととし、より有効な殺菌機能が期待できるすすぎ行程に
おいては殺菌水を供給するようにしたものである。従っ
て、ハロゲン化ヒダントイン化合物からなる固体50に
よる殺菌効果は有効に作用するとともに、固体50を効
率良く使用でき、長期間の使用(寿命)を可能とする。
【0060】また、本実施例では殺菌水と固体50を経
由しない通常の水道水若しくは風呂水とを同時給水によ
り混合させた後、洗濯槽6内に供給するようにしている
ことから、殺菌水は洗濯槽6に投入される以前から希釈
される上に、水源からの水が予め所定量供給されている
ので、生成されたときの比較的高い濃度の殺菌水は洗濯
槽6内で所望濃度に充分希釈される。
【0061】更に本実施例では、殺菌水によるすすぎ終
了時に、一時的に清浄な水を流すようにしているので、
仮に殺菌水が水滴状になって管路41内や注水口31部
分に残留していたとしても、この時点で除去され一掃さ
れるため、後段の脱水運転時などに滴下して洗濯物にス
ポット状の脱色による衣類の変色を防ぐことができ、殺
菌水を利用する上での使い勝手を向上している。加え
て、本実施例では規定水位に達する前から撹拌体8が回
転駆動されて撹拌動作が開始され、殺菌水による洗濯物
の撹拌(すすぎ)が早期に開始されるようにしているの
で、給水過程の中途段階から殺菌水の洗濯物への浸透効
果を高めることができ、洗濯物の洗剤分をすすいで除去
することと併せて、洗い後の洗濯物に付着している雑菌
を効果的に殺菌することができる。しかも、単に撹拌が
早期に開始されるだけでなく、すすぎ行程の時間として
殺菌機能「あり」の選択コースでは、通常のすすぎ行程
(殺菌機能「なし」)の時間より長時間に設定してある
ので、洗濯物全体にむらなく浸透し充分な殺菌効果が発
揮される。
【0062】一方、具体的構成において、殺菌手段32
を構成する主体の固体50たるハロゲン化ヒダントイン
化合物は、角部を面取りした或は円弧状をなした柱状に
成形するとともに、その底面に向けて注水することによ
り水と接触するようにしている。従って、面取りにより
バインディングが弱い角部が崩壊するのを防止できて取
扱い性が向上するとともに、固体50から放出される次
亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)を得るべく水を注ぐとき、
この有機化合物の角部が容易に崩壊することがないの
で、急に大量(高い濃度)の次亜塩素酸を放出するよう
なことはなく、且つ崩壊した固形物がそのまま流出して
洗濯物に付着することに伴う脱色等の変色を防止するこ
とができて、安定した濃度の次亜塩素酸を放出できる。
【0063】しかも、本実施例では万が一にも固体50
が欠けたり崩壊したとしても、メッシュ状(1mm角)
のフィルター37により不用意に流出することはなく、
問題なく長期の実使用に対応し得る構成としている。そ
して、固体50の底面に向けて注水する構成としている
ので、固体50は底面部から溶解消耗していくが、該固
体50が柱状棒体(直径30mm、高さ50mm)である
から消耗しても直径寸法は変化せずほぼ一定の底面積の
まま維持でき、従って水との接触面積(底面)は固体5
0の消耗(残存量)に影響されることなく略一定に推移
する。
【0064】この結果、必要以上に水が掛からなくて次
亜塩素酸の放出濃度を略一定に維持でき、適正な濃度の
殺菌水を生成するに極めて好都合である。また、底面部
のみに水を当てるために接触後の水切りも良好で、残留
殺菌水を極力減少できる。勿論、この底面部からの溶解
消耗に応じて、上部を空気抜き穴39aを有する蓋39
にて閉鎖された収納ケース38内の固体50は、自身の
重量によって下方に移動し水との接触位置も常に不変で
ある。尚、上記蓋39は収納ケース38内への水や異物
の出入を防ぐとともに、内部からのガス成分のリークを
阻止するに有効である。
【0065】このように固体50は、無駄なく効率良く
長期使用に好適することが理解できるとともに、これを
検証すべく実験した結果を図8および図9にて開示し
た。即ち、図8では本実施例品たる柱状の固体50に関
して実線にて示しており、これは固体50が溶解消耗し
ていく変化(重量減少)に対し1回に必要なすすぎの累
積水量を測定したものである。この結果から明らかなよ
うに、略全てが消失するまでにおよそ150,000
(L)の水を要する。
【0066】今、条件として、360回/年の使用で、
洗濯物7kgを定格容量とする洗濯槽6において、1回
のすすぎ水量を60(L)使用するとして換算すると、
年間21,600(L)使用することとなり、上記15
0,000(L)の水量を要することは約6.9年分の
使用期間に相当するもので、一般的に必要とされている
洗濯機の耐久寿命に等しい5,6年間は充分に抗菌性を
付与した実使用が可能となり、その間、固体50の取替
えなど何ら煩わしい作業は要しない。
【0067】そして、図9では本実施例品が溶解消失す
るまで有効な殺菌効果を持続することを確認(実線で示
す)したもので、すすぎ水中の塩素酸濃度は固体50が
消失するまでの多数回の測定においても略1.0〜1.
5(ppm)の範囲を維持している。これは、先の図7
にて塩素酸濃度が0.5(ppm)以上の殺菌効果につ
き検証し明らかとしたように、最後まで有効な殺菌作用
を充分に発揮することが容易に理解できる。
【0068】これに対し、同図8,9に破線にて併記し
た比較例品の特性は、固体50たる本実施例品の略半分
程度の大きさの直径30mmで高さ25mmの固体にあ
って、しかも本実施例の如く固体50の底面に注水する
方式とは異なり、一般的な方法として上方から水を被せ
る方式としての測定結果である。従って、この固体たる
比較例品では、表面積の全体が水と接触し次亜塩素酸を
放出して殺菌水を生成することになる。このことは、溶
解消耗するに伴い小形化し表面積も徐々に小さく変化し
て次亜塩素酸の放出濃度も減少変化するとともに、早期
に溶解して消耗することを示している。
【0069】例えば、図8では破線で示すグラフ勾配が
急で消耗率が早くなることを示し、また図9では表面積
の大きい間は塩素酸濃度は高いが消耗小形化が加速的に
進む結果、塩素酸濃度は急激に大きく下降変化すること
を示しており、実用に供する上で濃度の均一化を求める
のが困難となる。そのほか、表面積の大きいことはそれ
だけ水切りが悪く、給水停止後における残留水(高濃度
の殺菌水)が多くなり、その後に滴下する不具合なども
想起される。
【0070】これに対し、本実施例の如く柱状の固体5
0の略一定に維持できる底面積との間で水と接触させる
ようにした殺菌手段32によれば、長期間使用可能とす
るだけでなく、殺菌濃度を略均一に維持できて有効な殺
菌水を得るのに極めて有効であることが分かる。尚、固
体50からの所望の塩素酸濃度を求めるべく底面積の設
定には、固形有機化合物の粉末を圧縮成型することによ
り容易に柱状に形成できるとともに、寸法形状も正確に
得られることから容易に設定でき、均一な水との接触面
積を確保するのが容易となる。
【0071】(第2の実施の形態)上記に対し、図10
は本発明の第2実施例を示す図1相当図で、以下、上記
第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、異なる構成に関して述べる。この第2実施例では、
まず設置部たる固体50の設置構造において異なるもの
で、固体50は下方向に付勢された付勢手段を介して収
納ケース38内に設置されている。即ち、図10に示す
ように固体50は収納ケース38内にて、上部の蓋39
との間に介在された付勢手段としての弾性体51により
弾性的に下方向に押圧付勢されている。この弾性体51
としては、耐塩素性の高いポリプロピレン等によりコイ
ルスプリング状に形成するなどして弾性に富んだ構成と
している。一方、殺菌手段32たる固体50の設置部等
の少なくとも下流にあって、例えば本実施例では管路4
1にその給水路を開閉可能に閉鎖する電磁式の弁装置5
2を設けた構成としている。
【0072】斯かる構成によれば、殺菌手段32を構成
する固体50は、弾性体51により常に強制的に下方向
に付勢されているため、固体50の溶解消耗に応じて下
方への移動変位が確実に行われるとともに、長期使用に
より固体50が小さくなってもノズル部34aからの注
水により該固体50が不用意に浮動したり、洗濯機の振
動等により変位するのを防止でき、略定位置に安定状態
に保持できる。従って、水との接触角度や当る位置がず
れることがないので、所期の次亜塩素酸濃度を常に適正
に放出でき、所謂均一で有効な殺菌水を生成するに好都
合である。
【0073】そして、固体50の底面部のみに水を注水
接触させるため前記したように水切りは良いものの、少
なからず給水路中に付着した殺菌水が水滴状になって残
留する場合も考えられ、これが洗濯物の上に直接滴下し
て衣類に思わぬ脱色等の変色を起こしかねない。しかる
に、本実施例では下流側の管路41に弁装置52を設け
たので、一連の洗濯作業を終えたら管路41の通水路を
弁装置52により閉鎖する。これにより、給水経路30
全体が略密閉された形態となり、少なくとも下流側に流
下しようとする残留殺菌水が存在しても、その先端の注
水口31から洩れ出るおそれはなく、上記した衣類に付
着することへの憂いも一層確実に防止できる。
【0074】尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば固体50に接触し
た直後の塩素濃度の高い殺菌水に対し、有効濃度に希釈
する手段としては、上記実施例に示した以外にも種々考
えられるもので、例えば水道水と殺菌水とは別々に供給
され、まず水道水を略規定水位近傍まで給水した後、次
いで殺菌水を規定水位まで供給する給水制御手段として
も良い。また、上記実施例では水源が風呂水とした場
合、1回目および2回目のすすぎとも風呂水を利用した
が、一般に風呂水は溶解した有機物や加熱によって、元
々の水道水中に含まれていた塩素がなくなり、このため
菌が繁殖し易く一晩置いた風呂水の中には、10000
〜100000(CFU/ml )の菌が存在すると言
われている。従って、次亜塩素酸を放出する固体50を
用いて殺菌効果を上げているので、大幅に菌を減少させ
ることができるものの、更に衛生的な洗浄効果を得るに
は2回目のすすぎには水道水を利用しても良いし、風呂
水使用の場合には次亜塩素酸の放出量を水道水の場合よ
り多くする制御手段や具体的な給水経路など、実施に際
し本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得る。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、洗濯槽への
給水経路に収容設置され、分子内に窒素−ハロゲン原子
結合を有する有機化合物からなる固体に水を接触させる
ことにより該固体から放出される次亜ハロゲン酸を含む
水を前記洗濯槽内に供給するようにしたものにあって、
前記固体は柱状にしてその底面部に注水して水と接触さ
せ、次亜ハロゲン酸を含む殺菌水を前記洗濯槽内に供給
するようにしたものである。
【0076】従って、その殺菌作用を有する洗濯水によ
り洗濯物や洗濯槽内における菌(微生物)の繁殖が抑制
できて臭気やフロックの発生を防ぎ、黴や、黄ばみ等の
発生を効果的に抑制することができるとともに、病人や
病原菌に弱い乳幼児がいる家庭にも好適する清潔で衛生
的な洗浄効果が期待できる。そして特には、固体の底面
に向けて注水する構成としているので、固体は底部から
溶解消耗していくが、該固体が柱状棒体であるから消耗
しても直径寸法は変化せず略一定の底面積のまま維持で
き、従って水との接触面積(底面)は固体の消耗(残存
量)に影響されることなく略一定に推移する。
【0077】この結果、必要以上に水が掛からなくて次
亜塩素酸の放出濃度をほぼ一定に維持でき、適正な濃度
の殺菌水を生成するに極めて好都合である。また、底面
のみに水を当てるために接触後の水切りも良好で、残留
殺菌水を極力減少できる。また、柱状の固体の底面に向
って注水する手段によれば、長期間使用可能とするだけ
でなく、殺菌濃度を略均一に維持できて所望の殺菌水を
得るのに極めて有利であるなど、実用に即した洗濯機を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す給水経路部分の縦断
面図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】開蓋状態の全体の外観斜視図
【図4】固体の加水分解による変化を表した化学反応機
構図
【図5】すすぎ行程におけるタイムチャート
【図6】すすぎ時間に対する洗濯水中の菌数変化を表し
た図
【図7】次亜塩素酸の濃度と殺菌効果の関係を表した図
【図8】すすぎの累積水量と固体の重量減少の変化を表
した図
【図9】すすぎの累積水量と固体の次亜塩素酸濃度の変
化を表した図
【図10】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
3はトップカバー、4は水受槽、6は洗濯槽、28は操
作部、29は表示部、30は給水経路、31は注水口、
32は殺菌手段、33は第1の切換弁、35は給水ケー
ス、37はフィルター、38は収納ケース(設置部)、
42は第1の給水路、44は第2の給水路、45はポン
プ、47は第2の切換弁、50は固体、51は弾性体
(付勢手段)、および52は弁装置を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水源からの水を洗濯槽に供給する給水経
    路に、分子内に窒素−ハロゲン原子結合を有する有機化
    合物からなる固体を収容設置する設置部を設け、この設
    置部に収容された前記固体に水を接触させて該固体から
    放出される次亜ハロゲン酸を含む水を前記洗濯槽内に供
    給するようにしたものにあって、 前記固体は柱状に形成するとともに、その柱状の固体底
    面に注水して水と接触するようにしたことを特徴とする
    洗濯機。
  2. 【請求項2】 有機化合物からなる柱状の固体は、その
    固形有機化合物粉末を圧縮成型により形成したことを特
    徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 設置部は、通水性のあるフィルターを備
    え、このフィルターを介して固体底面に水が接触する構
    成としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 設置部に収容設置された固体は、付勢手
    段により下方向へ付勢された状態で設置されていること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 給水経路は、水源からの水が固体との接
    触を経由した第1の給水路と経由しない第2の給水路
    と、これら給水路が合流し洗濯槽内に供給される共通の
    注水口を備え、すすぎ行程初期は少なくとも前記第1の
    給水路を利用して給水し、該すすぎ行程の終了時には前
    記第2の給水路を利用して洗濯槽に給水するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 給水経路には、固体の設置部より下流に
    あって、洗濯槽への給水路を開閉可能に閉鎖する弁装置
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
JP2000290493A 2000-09-25 2000-09-25 洗濯機 Pending JP2002095889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290493A JP2002095889A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290493A JP2002095889A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002095889A true JP2002095889A (ja) 2002-04-02

Family

ID=18773717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290493A Pending JP2002095889A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002095889A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004016482A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Toshiba Corp 洗濯乾燥機
KR20040025146A (ko) * 2002-09-18 2004-03-24 엘지전자 주식회사 진드기 제거 기능을 구비한 세탁기
KR100651974B1 (ko) * 2002-09-18 2006-11-30 엘지전자 주식회사 진드기 제거를 위한 세탁제어방법
JP2008161519A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Sanyo Electric Co Ltd 電気洗濯機
WO2013066118A1 (ko) * 2011-11-02 2013-05-10 주식회사 대우일렉트로닉스 세탁기용 급수장치
JP2014100258A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Sharp Corp イオン溶出装置、イオンカートリッジ、それらを備える洗濯機
CN113914063A (zh) * 2020-06-24 2022-01-11 云米互联科技(广东)有限公司 衣物护理装置的杀菌方法及***、存储介质、装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004016482A (ja) * 2002-06-17 2004-01-22 Toshiba Corp 洗濯乾燥機
KR20040025146A (ko) * 2002-09-18 2004-03-24 엘지전자 주식회사 진드기 제거 기능을 구비한 세탁기
KR100651974B1 (ko) * 2002-09-18 2006-11-30 엘지전자 주식회사 진드기 제거를 위한 세탁제어방법
JP2008161519A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Sanyo Electric Co Ltd 電気洗濯機
WO2013066118A1 (ko) * 2011-11-02 2013-05-10 주식회사 대우일렉트로닉스 세탁기용 급수장치
EP2728057A1 (en) * 2011-11-02 2014-05-07 Daewoo Electronics Corporation Water supply apparatus for washing machine
CN103917711A (zh) * 2011-11-02 2014-07-09 大宇电子株式会社 用于洗衣机的供水装置
EP2728057A4 (en) * 2011-11-02 2015-01-21 Dongbu Daewoo Electronics Corp WATER SUPPLY APPARATUS FOR WASHING MACHINE
JP2014100258A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Sharp Corp イオン溶出装置、イオンカートリッジ、それらを備える洗濯機
CN113914063A (zh) * 2020-06-24 2022-01-11 云米互联科技(广东)有限公司 衣物护理装置的杀菌方法及***、存储介质、装置
CN113914063B (zh) * 2020-06-24 2023-11-03 云米互联科技(广东)有限公司 衣物护理装置的杀菌方法及***、存储介质、装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6463766B2 (en) Washing machine with means for preventing propagation of microorganism
KR20040081590A (ko) 세탁기 조세정 방법
KR100873545B1 (ko) 세탁기
JP2007195866A (ja) 洗濯機およびその洗濯方法
EA022523B1 (ru) Способ обработки белья с использованием озона в стиральной машине при низкой температуре, а также стиральная машина для осуществления способа
JP4869058B2 (ja) 電気洗濯機
JP2002095889A (ja) 洗濯機
KR100401688B1 (ko) 세탁기
JP2001204993A (ja) 洗濯機及び洗濯方法
JP2015066059A (ja) 洗濯機
TW200416319A (en) Washer
JP2002346288A (ja) 洗濯機
JP2011010770A (ja) 衣類洗濯機
KR100409130B1 (ko) 세탁기
JP2002102590A (ja) 洗濯機及びその洗濯槽の殺菌方法
JP2003103092A (ja) 洗濯機
JP2001187294A (ja) 洗濯機
JP5676376B2 (ja) 洗濯機
JP2002239288A (ja) 洗濯機
JP2004248861A (ja) イオン溶出ユニット、イオン溶出ユニットを搭載した機器、及びイオン溶出ユニットを搭載した洗濯機
JP2003144794A (ja) 洗濯機
JP4435100B2 (ja) 洗濯機
JP2001137588A (ja) 洗濯機用オゾン浄化システム
JPH0397497A (ja) 洗濯機
JP2003019390A (ja) 洗濯機