JP2002090905A - 感光材料の送り長さ補正装置 - Google Patents

感光材料の送り長さ補正装置

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JP2002090905A
JP2002090905A JP2000279811A JP2000279811A JP2002090905A JP 2002090905 A JP2002090905 A JP 2002090905A JP 2000279811 A JP2000279811 A JP 2000279811A JP 2000279811 A JP2000279811 A JP 2000279811A JP 2002090905 A JP2002090905 A JP 2002090905A
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Eiji Motooka
栄二 本岡
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の種類にかかわらず、送り長さのば
らつきの発生を抑えることのできる感光材料の送り長さ
補正装置を提供すること。 【解決手段】 ペーパーマガジン1a,1bから引き出
された長尺状のペーパーPを所定のプリントサイズに切
断するペーパーカッター6と、ペーパーPの種類を検出
する種類検出センサー2a,2bと、ペーパーPをプリ
ントサイズに切断するため、ペーパーPの送り長さを制
御する送り長さ制御手段25aと、検出されたペーパー
Pの種類に基づいて、送り長さを補正する送り長さ補正
手段25bとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料収容マガ
ジンから引き出された長尺状の感光材料を所定のプリン
トサイズに切断する切断手段を備えた感光材料の送り長
さ補正装置に関すし、プリントサイズのばらつきをなく
すことのできる感光材料の送り長さ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真処理装置において、長尺状の印画紙
等のペーパー(感光材料に相当する。)をロール状に収
容した感光材料収容マガジンからペーパーを引き出し、
プリントサイズに切断する必要がある。プリントサイズ
に切断するために、ペーパーをプリントサイズに対応し
た送り長さだけ搬送させ、その後、ペーパーを停止させ
てペーパーカッター(切断手段に相当する。)により切
断する。
【0003】この場合において、例えば、長さが100
mmのサイズのプリントに切断しようとする場合には、
ペーパーを100mmの送り長さだけ搬送させた後、ペ
ーパーを停止させてペーパーカッターにより切断する。
ペーパーの搬送には、駆動ローラと圧着ローラとからな
る搬送ローラユニットが一般的に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合において、切断されるペーパーの長さがいつも10
0mmになるとは限らない。例えば、ペーパーの厚みや
ペーパー表面の面質といったペーパー種類の違いによっ
て、送り長さを100mmに設定していたとしても、実
際の送り長さが100.5mmになったり99.8mm
になったりばらつきが生じる。これは、乳剤面の種類
(面質)が異なると摩擦係数が異なるため、送り長さも
変わってくるためである。
【0005】また、図1に示すように、2台のペーパー
マガジン1a,1b(感光材料収容マガジンに相当す
る。)が装着される場合に、左側の第1ペーパーマガジ
ン1aから引き出されるペーパーは、駆動ローラ40a
と圧着ローラ41aとからなるアドバンスローラユニッ
ト4aによりペーパーカッター6に向けて送り出され、
右側の第2ペーパーマガジン1bから引き出されるペー
パーは、同じくアドバンスローラユニット4bによりペ
ーパーカッター6に向けて送り出される。
【0006】図1からも分かるように、第1ペーパーマ
ガジン1aから引き出されるペーパーは、裏面(非乳剤
面)が駆動ローラ40aの外周に巻き付けられて搬送さ
れるが、第2ペーパーマガジン1bから引き出されるペ
ーパーは、乳剤面が駆動ローラ40bの外周に巻きつけ
られて搬送される。つまり、同じ駆動ローラで搬送する
にしても、非乳剤面と乳剤面とでは摩擦係数が異なるた
め、第1ペーパーマガジン1aと第2ペーパーマガジン
とでは、同じ送り長さだけ搬送させても実際の搬送量に
差が生じる。
【0007】また、第1ペーパーマガジン1aを別のも
のに交換した場合も、ペーパーの種類が異なるために実
際の送り長さが異なってくる。特に、駆動ローラ40a
の外周にペーパーを巻き付けているが、ペーパーの厚み
が異なってくると、駆動ローラ40aによる搬送量が異
なってくるため、この点においてもペーパーの実際の送
り長さにばらつきが生じることになる。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、感光材料の種類にかかわらず、送り
長さのばらつきの発生を抑えることのできる感光材料の
送り長さ補正装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る感光材料の送り長さ補正装置は、感光材料
収容マガジンから引き出された長尺状の感光材料を所定
のプリントサイズに切断する切断手段と、感光材料の種
類を検出する種類検出センサーと、前記感光材料を前記
プリントサイズに切断するため、前記感光材料の送り長
さを制御する送り長さ制御手段と、検出された前記感光
材料の種類に基づいて、前記送り長さを補正する送り長
さ補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】この構成による感光材料の送り長さ補正装
置の作用・効果は次の通りである。まず、感光材料の種
類を検出する種類検出センサーを備えており、検出され
た種類に基づいて送り長さの補正を行うことができる。
この補正された送り長さで感光材料を搬送するように制
御する。よって、感光材料の種類にかかわらず、送り長
さのばらつきの発生を抑えることのできる感光材料の送
り長さ補正装置を提供することができる。
【0011】本発明の好適な実施形態として、前記感光
材料収容マガジンに形成された識別情報により前記感光
材料の種類を検出するように構成したものがあげられ
る。
【0012】感光材料収容マガジンを別の種類のものに
交換する場合に、マガジンに識別情報を形成しておけ
ば、マガジンの交換に伴って感光材料の種類も自動的に
検出することができる。これにより、オペレータの負担
を軽減することができる。
【0013】本発明の別の好適な実施形態として、前記
送り長さの補正値を求めるための補正モード設定手段を
備えているものがあげられる。
【0014】この補正モード設定手段による補正モード
により、各種類の感光材料について送り長さの補正値を
求めることができる。
【0015】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記感光材料収容マガジンから前記感光材料を引き出し
てから前記切断手段に至るまでの搬送経路に、前記感光
材料の先端を検出する先端検出センサーを備え、前記補
正モードにおいては、前記感光材料の先端が検出されて
から前記感光材料を第1の送り長さだけ搬送させた後に
第1のプリントサイズに感光材料を切断し、引き続い
て、前記感光材料を第2の送り長さだけ搬送させた後に
第2のプリントサイズに前記感光材料を切断するように
構成されているものがあげられる。
【0016】感光材料収容マガジンから感光材料が引き
出されてプリントサイズに切断するまでの手順を簡単に
説明する。引き出された感光材料は、駆動ローラにより
搬送され、その後、引き出された感光材料の先端が先端
検出センサーにより検出される。切断手段は、先端検出
センサーよりも搬送経路の下流側に配置されている。こ
こで、切断手段と先端検出センサーとの搬送経路に沿っ
た距離であるが、装置によって個体差(以下、本明細書
で個体差というときは、切断手段とセンサーとの配置誤
差に基づくものを言う。)がある。したがって、この個
体差を考慮して補正値を求める必要がある。
【0017】上記補正モードによると、感光材料の先端
が検出されてから第1の送り長さだけ感光材料を搬送さ
せ、その後、第1のプリントサイズに感光材料を切断す
る。この切断された感光材料の寸法を測定し、設定され
た第1の送り長さと実際の送り長さとの差を求める。こ
の測定値には、感光材料の厚みや面質等の種類の影響の
他に、上記で述べた個体差の影響が含まれている。
【0018】第1のプリントサイズの切断を行った後、
引き続いて、感光材料を第2の送り長さだけ搬送させ
て、その後、第2のプリントサイズに感光材料を切断す
る。そして、設定された第2の送り長さと実際の送り長
さとの差を求める。この場合には、上記個体差の影響は
なく、感光材料の種類のみが影響を与える。よって、第
1のプリントサイズと第2のプリントサイズの2種類の
プリントサイズの感光材料を得ることにより、個体差の
みの影響を求めることができる。これにより、個体差を
考慮した精度の良い補正値を求めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による感光材料の送り長さ
補正装置が設けられている画像露光装置の好適な実施形
態を図面を用いて説明する。図1は、画像露光装置の概
略構成を示す模式図である。
【0020】<画像露光装置の構成>図1において、ペ
ーパー(感光材料に相当する。)は、所定の搬送経路に
沿って搬送するように構成され、引き出し搬送部A、振
り分け前搬送部B、振り分け搬送部C、中間搬送部D、
露光搬送部E、露光後搬送部Fとから構成されている。
これらの搬送部には、ペーパーを所定の経路に沿って搬
送させる搬送手段が備えられている。
【0021】引き出し搬送部Aには、2機のペーパーマ
ガジン(感光材料収容マガジンに相当する。)1a,1
bが着脱可能になっており、長尺状のペーパーがロール
状に収容されている。いずれか一方のペーパーマガジン
1a,1bから、ペーパーPが引き出されて搬送され
る。また、種類検出センサー2a,2bが設けられてお
り、装着されているペーパーマガジン1a,1bに収容
されているペーパーの種類(幅、面質、メーカー等)を
検出する。検出方法については、例えば、ペーパーマガ
ジン1a,1bに形成された数ビットの穴の有無を光セ
ンサーにより検出するものがあげられる。あるいは、バ
ーコード情報を検出するような構成でも良く、検出方法
は任意の方法を採用することができる。これら穴情報や
バーコード情報は識別情報に相当する。
【0022】各ペーパーマガジン1a,1bからペーパ
ーPが引き出された直後の位置にエンド検出センサー3
a,3bが設けられており、長尺状のペーパーPがすべ
て引き出された場合のペーパーPの後端を検出する。引
き出されたペーパーPは、アドバンスローラユニット4
a,4bにより、共通の搬送経路へと送り出される。先
端検出センサー5は、ペーパーPの先端を検出する。
【0023】アドバンスローラユニット4aは、駆動ロ
ーラ40aと圧着ローラ41aとを備えており、駆動ロ
ーラ40aは、パルスモータMaにより駆動される。図
1の左側に図示される第1のペーパーマガジン1aから
引き出されたペーパーPは、その非乳剤面側が駆動ロー
ラ40aの外周に90度巻きつけられた状態で引き出さ
れていく。
【0024】同じく、アドバンスローラユニット4b
は、駆動ローラ40bと圧着ローラ41bとを備えてお
り、駆動ローラ40bは、パルスモータMbにより駆動
される。図1の右側に図示される第2のペーパーマガジ
ン1bから引き出されたペーパーPは、その乳剤面側が
駆動ローラ40bの外周に90度以上巻き付けられた状
態で引き出されていく。各駆動ローラ40a,40bの
外周にペーパーPを巻き付けているのは、各ペーパーマ
ガジン1a,1bからペーパーPを引き出すために搬送
力が必要とされるからである。
【0025】振り分け前搬送部Bの上流端には、ペーパ
ーマガジン1a,1bから引き出されたペーパーPをプ
リントサイズに合わせてカットするペーパーカッター6
(切断手段に相当する。)が設けられており、このペー
パーカッター6の下流側に位置するバックプリント部7
が設けられている。このバックプリント部7は、ペーパ
ーPの裏面(非乳剤面)に、フィルムIDやコマ番号、
さらにプリントデータ作成時に行われた画像処理を示す
補正情報などを印字するものであり、通常はドットイン
パクトプリンタが用いられている。
【0026】先ほど説明した先端検出センサー5とペー
パーカッター6とは所定の距離だけ離れて配置されてい
る。ペーパーマガジン1a,1bから引き出されて搬送
されてきたペーパーPの先端が検出された後に、プリン
トサイズに対応した送り長さに上記所定の距離分を加え
た長さ分だけ搬送されてから、ペーパーPは一旦停止さ
せられペーパーカッター6により切断される。以後は、
プリントサイズに対応した送り長さだけ搬送され切断さ
れる、という動作を繰り返す。
【0027】振り分け前搬送部Bは、バックプリント部
7を挟むように配置された、2組の搬送ローラユニット
を備えており、特に下流側の搬送ローラユニットはペー
パー搬出エリアを構成するものであり、ペーパーPの非
乳剤面側に当接する駆動ローラ8aと、乳剤面側に当接
する圧着ローラ8bとからなり、圧着ローラ8bは駆動
ローラ8aに対して遠近変位可能で、駆動ローラ8aと
圧着ローラ8bとの間でペーパーPを圧着したり、解放
したりすることができる。上流側の搬送ローラユニット
である、駆動ローラ9aと圧着ローラ9bについても同
様の構成である。
【0028】引き出し搬送部Aと振り分け前搬送部B
(これらは、ペーパー供給ラインに相当する。)におい
ては、ペーパーPは1列にて搬送され、中間搬送部D、
露光搬送部E、露光後搬送部F(これらは、露光搬送ラ
インに相当する。)においてはペーパーPは1列又は2
列の横並びで同時搬送される。2列での搬送を可能にす
るため、幅広の搬送ローラユニットと、それぞれの列に
対応させたガイド部材を備えている。ただし、中間搬送
部Dにおいては、中間駆動ローラ22は2列をカバーす
る幅広ローラであるが、中間圧着ローラ23は、右列用
と左列用とに分けられている。
【0029】振り分け搬送部Cは、1列で搬送されるペ
ーパーPを左右2列に振り分けて搬送させる機構を備え
ている。デジタルプリント部11における幅方向の寸法
は、露光可能な最大幅のプリントの大きさに合わせて設
定されているため、幅寸法の小さなペーパー(例えば、
サービスサイズプリント)を処理する場合には、2列で
搬送させて2枚同時に露光処理する方が処理効率の点で
好ましいので、かかる場合には2列で搬送させる。幅寸
法の大きなペーパーPの場合には、振り分けを行う必要
がないので、引き続き1列の状態で搬送される。
【0030】詳細説明は省略するが、搬送幅方向に沿っ
て2機のチャッカー手段60を備えており、各チャッカ
ー手段60を搬送方向と搬送幅方向の両方に移動可能に
構成している。これにより、ペーパーの振り分けを行う
ことができる。
【0031】中間搬送部Dは、カットされたペーパーP
の非乳剤面側に当接する中間駆動ローラ22と、この中
間駆動ローラ22に対して遠近変位可能な第1中間圧着
ローラと第2中間圧着ローラとからなる(図示省略)。
2列搬送される場合は、第1中間圧着ローラは、右列を
搬送されるペーパーPを圧着し、第2中間圧着ローラは
左列を搬送されるペーパーPを圧着するものである。そ
の圧着・解放動作は互いに独立的に行うことができる。
【0032】露光搬送部Eは、デジタルプリント部11
(走査露光部に相当する。)を挟むように配置された入
り口側の第1露光搬送ローラユニットと、出口側の第2
露光搬送ローラユニットとを備えており、第1露光搬送
ローラユニットは、ペーパーPの非乳剤面側に当接する
第1露光搬送ローラ12と、この第1露光搬送ローラ1
2に対して遠近変位可能な第1露光圧着ローラ13を有
している。そして、第2露光搬送ローラユニットは、ペ
ーパーPの非乳剤面側に当接する第2露光搬送ローラ1
4と、この第2露光搬送ローラ14に対して遠近変位可
能な第2露光圧着ローラ15を有している。第1・第2
露光搬送ローラ12,14は、1つの駆動源からのベル
ト伝導機構によって同期駆動されるが、第1・第2露光
圧着ローラ13,15は、それぞれ独立的に対向する露
光搬送ローラ12,14に対して遠近変位可能である。
【0033】デジタルプリント部11には、本実施形態
では、PLZTシャッター方式のエンジンが採用されて
いる。つまり、露光ヘッドとしてPLZT素子からなる
シャッタアレイを採用したものである。このシャッタア
レイは、ペーパーPの幅方向(主走査方向)、つまり搬
送方向の横断方向に沿って設けられている。各シャッタ
ーに所定レベルの電圧が印加されると光透過状態にな
り、その電圧の印加が停止されると光遮断状態となる。
したがって、画像データに対応した駆動電圧を各シャッ
ターに印加することにより、画像データに対応した露光
がされることになる。ペーパーPを一定速度で搬送経路
(副走査方向)に沿って搬送させながら、1ラインずつ
画像を露光形成することにより、ペーパーPに二次元の
画像を焼き付けることができる。
【0034】なお、デジタルプリント部11としては、
PLZTシャッター方式の他に、液晶シャッター方式、
蛍光ビーム方式、FOCRT方式、DMD方式などの適
宜の方式のものを採用することができる。
【0035】露光後搬送部Fは、第1ターン搬送ローラ
ユニットと第2ターン搬送ローラユニットと、通常の搬
送ローラ群16と、ターンガイド17とを備えている。
第1ターン搬送ローラユニットは、ペーパーPの乳剤面
側に当接する第1ターン駆動ローラ18と、この第1タ
ーン駆動ローラ18に対して遠近変位可能な第1ターン
圧着ローラ19を有している。第2ターン搬送ローラユ
ニットも同様に、第2ターン駆動ローラ20と、第2タ
ーン圧着ローラ21とを有している。第1・第2ターン
搬送ローラユニットの間に配置されているターンガイド
17は、乳剤面側の内側ターンガイド17aと、非乳剤
面側の外側ターンガイド17bからなり、外側ターンガ
イド17bは、搬送下流側に設けられた揺動支点周りに
外方に揺動可能であり、必要に応じてターンガイドを通
過するペーパーPを外側に膨らませることができる。
【0036】<コントローラの構成>図1に戻り、コン
トローラ25は画像露光装置の各部の作動を制御するも
のであるが、ここでは代表的な機能のみを説明する。コ
ントローラ25は、CPU、入出力インターフェース等
のハードウェアと制御用プログラム等のソフトウェアに
より構成される。
【0037】送り長さ制御手段25aは、パルスモータ
Ma,MbによるペーパーPの送り長さを制御するもの
である。パルスモータMa,Mbに、所定の駆動パルス
を供給することにより、その駆動パルス数に対応した駆
動ローラ40a,40bの回転駆動が行われる。これに
より、ペーパーPを駆動パルス数に対応した送り長さだ
け搬送させることができる。つまり、送り長さ制御手段
25aは、長尺状のペーパーPを所定のプリントサイズ
に切断するための搬送制御を行うのである。
【0038】<補正動作について>送り長さ補正手段2
5bは、送り長さ制御手段25aに補正値データを送
り、ペーパーPの送り長さの補正を行う。この補正に関
して以下説明する。例えば、長さが100mmのサイズ
のプリントに切断しようとする場合には、ペーパーを1
00mmの送り長さだけ搬送させた後、ペーパーを停止
させてカッターにより切断する。
【0039】しかしながら、上記の場合において、切断
されるペーパーの長さがいつも100mmになるとは限
らない。例えば、ペーパーの厚みやペーパー表面の面質
といったペーパー種類の違いによって、送り長さを10
0mmに設定していたとしても100.5mmになった
り99.8mmになったりばらつきが生じる。これは、
乳剤面の種類が異なると摩擦係数が異なるため、送り長
さも変わってくるためである。
【0040】また、図1に示すように、2台のペーパー
マガジン1a,1bが装着される場合に、第1ペーパー
マガジン1aから引き出されるペーパーPは、非乳剤面
(裏面)が駆動ローラ40aの外周に巻き付けられて搬
送されるが、第2ペーパーマガジン1bから引き出され
るペーパーは、乳剤面が駆動ローラ40bの外周に巻き
つけられて搬送される。つまり、同じ駆動ローラで搬送
するにしても、非乳剤面と乳剤面とでは摩擦係数が異な
るため、第1ペーパーマガジン1aと第2ペーパーマガ
ジン1bとでは、同じ送り長さだけペーパーPを搬送さ
せても実際の搬送量に差が生じる。
【0041】また、第1ペーパーマガジン1a(第2ペ
ーパーマガジン1bについても同様)を別のものに交換
した場合も、ペーパーの種類が異なるために実際の送り
長さが異なってくる。特に、駆動ローラ40aの外周に
ペーパーを巻き付けているが、ペーパーの厚みが異なっ
てくると、駆動ローラ40aによる搬送量が異なってく
る。例えば、年賀状の裏側に貼り付けられるペーパー
は、通常のペーパーよりも厚みが薄いものが用いられ
る。以上のような点においても、ペーパーの実際の送り
長さにばらつきが生じることになる。このようなばらつ
きは、写真プリントとしての品質を低下させるものであ
り、ばらつきをなくす必要がある。
【0042】そこで、送り長さ補正手段25bを設け
て、送り長さを補正しペーパーの種類に関わらず送り長
さのばらつきがなくなるようにしている。送り長さ補正
手段25bは、種類検出センサー2a,2bによりペー
パーの種類(現在、どちらのペーパーマガジン1a,1
bが選択されているかという情報を含む)を検出し、検
出された種類に対応した補正値を記憶装置27(データ
ベース)から読み出す。そして、この読み出された補正
値データを送り長さ制御手段25aに送信する。送り長
さ補正手段25aは、補正された駆動パルス数によりパ
ルスモータMa,Mbを駆動する。これにより、ペーパ
ーPの送り長さが補正される。
【0043】記憶装置27には、各種ペーパーの補正値
が登録されているが、この手順について説明する。ペー
パーの補正値の登録を行うためには、補正値を求めるた
めの補正モード設定手段25cにより補正モードに設定
する。この補正モードは、実際に各種のペーパーを搬送
させてみて、設定された(基準の)送り長さと実際の送
り長さとを比較するもので、その比較結果から補正値を
求める。
【0044】<補正モードの内容>次に、補正モードに
おける処理手順を図2のフローチャートにより説明す
る。まず、第1ペーパーマガジン1a(第2ペーパーマ
ガジン1bの場合も同様)を装着して、ペーパーPを引
き出す(#10)。ペーパーPは、アドバンスローラユ
ニット4aにより引出し搬送され、その先端が先端検出
センサー5により検出される(#11)。先端が検出さ
れてから、プリントサイズの搬送方向に沿った長さ(送
り長さに対応)が150mm(第1のプリントサイズ及
び第1の送り長さに相当する。)となるようにペーパー
Pを搬送する(#12)。第1の送り長さだけ搬送する
と、ペーパーPを第1のプリントサイズに切断する(#
13)。
【0045】引き続いて、プリントサイズの搬送方向に
沿った長さが200mm(第2のプリントサイズ及び第
2の送り長さに相当する。)となるようにペーパーPを
搬送する(#14)。第2の送り長さだけ搬送すると、
ペーパーPを第2のプリントサイズに切断する(#1
5)。そして、切断された各プリントサイズの実際の送
り長さを計測する。
【0046】ここで、ペーパーカッター6は、先端検出
センサー5よりも搬送経路の下流側に配置されている
が、ペーパーカッター6と先端検出センサー5の搬送経
路に沿った距離は、画像露光装置によって個体差(ばら
つき)がある。したがって、この個体差を考慮して補正
値を求める必要がある。
【0047】つまり、ペーパーマガジン1aから最初に
ペーパーPが引き出されて搬送され始める際は、ペーパ
ーの厚みや面質等のほかに上記個体差を考慮して搬送制
御を行う必要がある。また、ペーパーカッター6にて先
端を切断された後のペーパーを搬送する際には、ペーパ
ーの厚みや面質等(搬送ローラの径の誤差や搬送ローラ
の回転誤差を含む。)のみを考慮して搬送制御すればよ
い。また、画像処理装置が長期間待機状態になったり、
停止したりする場合は、ペーパーを一旦ペーパーマガジ
ン1aに巻き戻して格納させる。したがって、再度ペー
パーを引き出して搬送する場合は、上記個体差を含めた
形で搬送制御する必要が新たに生じる。
【0048】上記補正モードによると、まず、第1のプ
リントサイズにペーパーを切断する。この切断されたペ
ーパーの寸法を測定し、設定された第1の送り長さと実
際の送り長さとの差を求める。この測定値には、ペーパ
ーの厚みや面質等の種類の影響の他に、上記で述べた個
体差の影響が含まれている。
【0049】そして、第1のプリントサイズの切断を行
った後、引き続いて、ペーパーを第2のプリントサイズ
に切断する。そして、設定された第2の送り長さと実際
の送り長さとの差を求める。この場合には、前記個体差
の影響はなく、ペーパーの種類のみが影響を与える。よ
って、第1のプリントサイズと第2のプリントサイズの
2種類のプリントサイズのペーパーを得ることにより、
前記個体差のみの影響を求めることができる。これによ
り、前記個体差を考慮した精度の良い補正値を求めるこ
とができる。
【0050】また、第1のプリントサイズと第2のプリ
ントサイズとは、異なるサイズとなるように設定されて
いるが、これはオペレータが補正データを入力する際
に、どちらが第1プリント、又は、第2プリントである
かを容易に認識できるようにするためである。なお、バ
ックプリント部7にて、ペーパー裏面に識別用の印を印
字するような場合には、同じサイズのプリントを作成し
ても良い。
【0051】コントローラ25には、モニター28が接
続されており、補正値の入力もモニター画面を見ながら
行うことができる。補正値の入力は、キーボード26
(入力手段に相当する。)により行うことができる(#
16)。図3は、入力画面の構成例を示す図である。こ
の図において、第1表示領域28aは、ペーパー幅が示
されている。第2表示領域28bは、補正値を入力する
エリアである。(1)(2)(3)(4)の違いは面質
の違いを示す。つまり、1つのペーパー幅に付き4種類
の面質について補正値の入力・登録を行うことができ
る。マガジン選択エリア28cにおいて、装着されてい
る2つのペーパーマガジン1a,1bのうちのいずれか
を選択することができる。
【0052】<作動説明>本実施形態に係る画像露光装
置の作動について、図4のフローチャートにより簡単に
説明する。図1において、いずれかのペーパーマガジン
1a,1bから長尺状のペーパーPが引き出されて搬送
され、ペーパーカッター6によりプリントサイズにカッ
トされる(#1,2)。カットされたペーパーPの裏面
にはバックプリント部7にて所定の情報がプリントされ
る(#3)。また、ペーパーを切断する際のペーパーの
送り量は、種類検出センサー2a,2bにより検出され
た種類に対応した補正値により送り量が補正される。
【0053】バックプリントを行った後、振り分け搬送
部Cにペーパーは送られ、振り分け搬送を行う必要のあ
るペーパーについては、振り分け搬送が行われる(#
4)。
【0054】振り分け搬送部Cにより搬送されたペーパ
ーは、中間搬送部Dにおいて搬送され(#5)、引き続
き、露光搬送部Eに送り込まれる。ここで、デジタルプ
リント部11による走査露光が行われる(#6)。
【0055】露光により潜像の形成されたペーパーは、
露光後搬送部Fにて搬送されて、不図示の現像処理部・
乾燥処理部にて現像・乾燥処理が施され、装置の外部に
写真プリントとして排出される(#7,8,9)。
【0056】<別実施形態> (1)本実施形態は、感光材料の送り長さ補正装置がデ
ジタルプリントを作成する画像露光装置に応用された例
を説明したが、アナログ式の写真処理装置にも本発明は
応用できるものである。また、カッターの位置について
も、本実施形態に係る画像露光装置の構成に限定される
ものではない。
【0057】(2)本発明におけるペーパーの種類に
は、ペーパーマガジンの違いも含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像露光装置の概略構成を示す模式図
【図2】補正モードにおける処理手順を説明するフロー
チャート
【図3】補正値の入力画面の構成例を示す図
【図4】画像露光装置の概略作動を説明するフローチャ
ート
【符号の説明】
1a,1b ペーパーマガジン 2a,2b 種類検出センサー 4a,4b アドバンスローラユニット 5 先端検出センサー 6 ペーパーカッター 25a 送り長さ制御手段 25b 送り長さ補正手段 25c 補正モード設定手段 40a,40b 駆動ローラ 41a,41b 圧着ローラ P ペーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 571 G03C 3/00 571E 572 572A G03D 13/00 G03D 13/00 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料収容マガジンから引き出された
    長尺状の感光材料を所定のプリントサイズに切断する切
    断手段と、 感光材料の種類を検出する種類検出センサーと、 前記感光材料を前記プリントサイズに切断するため、前
    記感光材料の送り長さを制御する送り長さ制御手段と、 検出された前記感光材料の種類に基づいて、前記送り長
    さを補正する送り長さ補正手段とを備えたことを特徴と
    する感光材料の送り長さ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料収容マガジンに形成された
    識別情報により前記感光材料の種類を検出するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の感光材料の送
    り長さ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記送り長さの補正値を求めるための補
    正モード設定手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の感光材料の送り長さ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記感光材料収容マガジンから前記感光
    材料を引き出してから前記切断手段に至るまでの搬送経
    路に、前記感光材料の先端を検出する先端検出センサー
    を備え、 前記補正モードにおいては、前記感光材料の先端が検出
    されてから前記感光材料を第1の送り長さだけ搬送させ
    た後に第1のプリントサイズに感光材料を切断し、引き
    続いて、前記感光材料を第2の送り長さだけ搬送させた
    後に第2のプリントサイズに前記感光材料を切断するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項3に記載の
    感光材料の送り長さ補正装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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