JP2002090009A - 空調装置の室外機の霜取装置 - Google Patents

空調装置の室外機の霜取装置

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JP2002090009A
JP2002090009A JP2000275195A JP2000275195A JP2002090009A JP 2002090009 A JP2002090009 A JP 2002090009A JP 2000275195 A JP2000275195 A JP 2000275195A JP 2000275195 A JP2000275195 A JP 2000275195A JP 2002090009 A JP2002090009 A JP 2002090009A
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fuel cell
heat exchanger
hot water
outdoor unit
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Toshihiko Yoshida
稔彦 吉田
Taiji Odate
泰治 大立
Takaharu Onda
敬治 恩田
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプ式空調装置の室外機の霜取り
を、燃料電池発電システムの排熱を有効に利用して簡単
に行うことを可能にする。 【解決手段】 給水配管8で燃料電池1に供給された水
は、燃料電池1を冷却することにより燃料電池1の排熱
を回収し、湯となって排湯配管9から排出されて貯湯槽
10に貯留される。室外機14に装備された熱交換器16には
霜取装置28が設けられている。霜取装置28は、燃料電池
1で温められた冷却媒体を、熱交換器16の上方に導く配
管29と、配管29に設けられたシャワー部30とを備えてい
る。霜取装置28は熱交換器16に霜が付着したことを検出
するセンサ33を備えている。配管29は排湯配管9から分
岐されている。制御装置35はセンサ33の検出信号に基づ
いて、熱交換器16に霜が付着したと判断すると、配管29
に設けられた電磁弁34を開放して、配管29に湯の一部を
供給し、シャワー部30から湯が熱交換器16にかけられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調装置の室外機の
霜取装置に係り、詳しくは燃料電池発電システムの排熱
を有効利用する空調装置の室外機の霜取装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルや住宅の電力エネルギー源と
して燃料電池を用いることが検討されている。燃料電池
は、周知のように、たとえば酸素と水素とを化学反応さ
せることで生じる起電力を利用するものであり、化学エ
ネルギーが直接的に電気エネルギーに変換されるので優
れた変換効率が得られる。
【0003】燃料電池の作動は発熱を伴うため、発電時
に発生する熱を回収していかに効率良く利用するかが、
課題となっている。そして、燃料電池に冷却水を供給し
て冷却している。燃料電池を安定してかつ効率的に作動
させるためには冷却水の供給温度を30〜40℃程度と
するのが好ましい。また、燃料電池を間欠的に運転する
ことは効率的ではないので通常は連続運転され、燃料電
池からは60〜80℃程度の高温の冷却水が常時排出さ
れ、その温排水の処理も必要となる。
【0004】例えば、特開平11−281072号公報
には、室外熱交換器及び室内熱交換器を有し、室外の熱
を室内に汲み上げるヒートポンプサイクルを行う空調装
置と、燃料電池と、燃料電池の排熱との間で熱交換して
昇温された水を蓄える給湯装置と、前記空調装置が暖房
運転を行っている時には前記燃料電池から排出された高
温空気を前記室外熱交換器へ導き、前記空調装置が暖房
を行っていない時には前記燃料電池から排出された高温
空気を前記給湯装置へ導く排気切換手段とを有する熱供
給システムが開示されている。
【0005】このシステムでは、空調装置による暖房運
転時には排気切換手段が燃料電池から排出された高温空
気を空調装置の室外熱交換器へ導くことにより、燃料電
池から排出された高温空気から空調装置の室外熱交換器
により熱回収でき、この高温空気からの回収熱により熱
交換の効率を高めることができる。また、空調装置が暖
房運転を行っていない時には排気切換手段が燃料電池か
ら排出された高温空気を給湯装置へ導くことにより、燃
料電池から排出された高温空気から給湯装置により熱回
収でき、この高温空気からの回収熱により水を昇温して
温水として外部へ供給できるので、水を昇温するために
必要となるエネルギーコストを抑制又は不要にできる。
ここで、空調装置が暖房運転していない時とは、例え
ば、運転停止時,冷房運転時,除湿運転時,送風運転時
等である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来装
置では、暖房運転を行う場合は、燃料電池の排熱を給湯
装置の水の加熱に使用できない。暖房運転中、燃料電池
の排熱を全て空調装置の室外熱交換器に導くため、この
装置では室外機の霜取りは不要となるが、給湯装置にお
ける燃料電池の排熱の有効利用ができないという問題が
ある。
【0007】ヒートポンプ式の空調装置では、暖房運転
時に室外機の周囲の温度が数十度と高温でなくても、霜
が付かない程度の温度であれば暖房は可能であるので、
暖房運転中、常に燃料電池の排熱を室外機に供給しなく
ても十分暖房できる。しかし、室外機の熱交換器に霜が
付いた状態で運転を続けると霜が成長して熱交換の効率
が悪化して暖房ができなくなる。従って、一般のヒート
ポンプ式の空調装置では、霜が付くと除霜(デフロス
ト)作業が必要となる。
【0008】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであって、その目的はヒートポンプ式空調装置の
室外機の霜取りを、燃料電池発電システムの排熱を有効
に利用して簡単に行うことができる空調装置の室外機の
霜取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、燃料電池発電システムの
排熱で加熱された冷却媒体を、ヒートポンプ式空調装置
の室外機へ、該室外機に装備された熱交換器の霜取り時
に導く配管を設けた。
【0010】この発明では、燃料電池システムの排熱で
加熱された冷却媒体が、ヒートポンプ式空調装置の室外
機に装備された熱交換器の霜取りに使用される。霜取り
に要する時間は比較的短時間のため、空調装置の暖房運
転中燃料電池の排熱を室外機の熱交換器に供給する従来
装置に比較して、燃料電池発電システムの排熱を給湯用
に有効に利用できる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記配管は燃料電池の冷却に使用さ
れた冷却媒体を貯湯槽へ導く主配管から分岐され、該分
岐配管には前記霜取り時に冷却媒体が主配管から分岐配
管へ流入可能に切替え可能なバルブが設けられている。
【0012】この発明では、燃料電池の冷却に使用され
た冷却媒体を貯湯槽へ導く主配管から分岐された分岐配
管により、霜取り用の冷却媒体が室外機の熱交換器へ導
かれる。従って、霜取り中も冷却媒体の一部を貯湯槽へ
供給することができる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記冷却媒体には燃料電池の冷却に
使用された後、貯湯槽に貯留されて湯として使用可能な
水が使用され、前記分岐配管は前記室外機に装備された
熱交換器に冷却媒体をかけるように構成されている。
【0014】この発明では、冷却媒体として水(例えば
水道水)が使用され、霜取り時には燃料電池の排熱で加
熱された温水が熱交換器に直接かけられるため、霜が効
率良く除去される。また、熱交換器を使用して冷媒の熱
で給湯用の水を温める構成に比較して、水を温める効率
が良くなる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記主配管は閉ループをなし、燃料
電池を冷却して昇温された冷媒を給湯用熱源として使用
する熱交換器に導くように形成され、前記分岐配管も閉
ループをなすように設けられている。
【0016】この発明では、燃料電池の排熱を利用する
のに使用される冷媒は閉ループをなす主配管中を循環さ
れる。そして、室外機に装備された熱交換器の霜取り用
に使用される冷媒も閉ループをなす分岐配管中を流れ
る。冷媒は閉ループの各配管内を循環するため、水以外
の液体も使用でき、不凍液を使用することにより冬季
(厳寒季)に燃料電池の運転を停止した状態で冷媒が各
配管内で凍結する虞がない。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記霜取
装置には前記熱交換器に霜が付着したことを検出するセ
ンサが装備され、該センサの検出信号に基づいて前記配
管における冷却媒体の流量が制御される。この発明で
は、霜取りが必要な状態になると霜取り作業が自動的に
行われる。そのとき、冷却媒体を室外機の熱交換器に導
く配管における流量が制御されるため、霜取りが効率良
く行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1及び図2に従っ
て説明する。
【0019】図1に示すように、燃料電池発電システム
は、燃料電池1、改質器2及びインバータ3が一つのハ
ウジング4内に収容された燃料電池ユニットを備えてい
る。燃料電池1は例えば固体高分子形の燃料電池からな
り、改質器2で改質された原燃料と、空気とが供給さ
れ、改質ガス中の水素を空気中の酸素と反応させて直流
の電気エネルギーを発生する。原燃料としては例えば都
市ガスやLPガス等が使用される。
【0020】インバータ3は入力側が燃料電池1の出力
側に接続され、出力側が配電盤5を介して負荷6に接続
されている。配電盤5は系統電源(商用電源)7とも接
続されている。配電盤5は図示しない制御装置により、
燃料電池1からの供給電力が負荷6の要求電力に足りな
いとき、系統電源7から電力を補うように構成されてい
る。
【0021】燃料電池発電システムは、給水配管8、主
配管としての排湯配管9及び貯湯槽10からなる排熱回
収設備を備えている。給水配管8は水道管(図示せず)
に連結され、その途中に電磁弁11が設けられている。
給水配管8で燃料電池1に供給された水は、燃料電池1
を冷却することにより燃料電池1の排熱を回収し、湯
(温水)となって排湯配管9から排出される。即ち、排
熱回収設備は燃料電池1の冷却機能も果たす。貯湯槽1
0の下部には給湯管12が連結されている。給湯管12
は風呂、台所等(図示せず)への配管に連結されてい
る。
【0022】空調装置13は、図1に示すように、家屋
の外部に配置される室外機14,家屋内に配置される室
内機15を備えている。室外機14内には熱交換器1
6、ファン17、キャピラリチューブ18及び逆止め弁
19を備えている。キャピラリチューブ18及び逆止め
弁19は並列に連結されている。室内機15も熱交換器
20、ファン21、キャピラリチューブ22及び逆止め
弁23を備え、さらに室内機15には圧縮機24及び四
方弁25が装備されている。キャピラリチューブ22及
び逆止め弁23も並列に連結されている。両熱交換器1
6,20はキャピラリチューブ18,22が途中に配設
された配管26を介して連結されている。
【0023】四方弁25は、配管27aにより圧縮機2
4の吐出ポートに連結されたポートIと、配管27bに
より圧縮機24の吸入ポートに連結されたポートIIと、
配管27cにより熱交換器16に連結されたポートIII
と、配管27dにより熱交換器20に連結されたポート
IVとを備えている。
【0024】四方弁25は空調装置13の制御装置(図
示せず)からの指令により、暖房運転時には、ポートI
から入ったガスがポートIVから出て室内機15の熱交換
器20及び逆止め弁23と、室外機14のキャピラリチ
ューブ18及び熱交換器16を経てポートIII から四方
弁25に入り、次にポートIIから出て圧縮機24の吸入
ポートに吸入されるように機能する。また、冷房運転時
には、ポートIから入ったガスがポートIII から出て室
外機14の熱交換器16及び逆止め弁19と、室内機1
5のキャピラリチューブ22及び熱交換器20を経てポ
ートIVから四方弁25に入り、次にポートIIから出て圧
縮機24の吸入ポートに吸入されるように切り替えられ
る。
【0025】室外機14に装備された熱交換器16には
霜取装置28が設けられている。図2に示すように、霜
取装置28は、燃料電池1の冷却に使用されて温められ
た冷却媒体を、霜取り時に熱交換器16の上方に導く分
岐配管としての配管29と、配管29に設けられたシャ
ワー部30と、熱交換器16の下方に設けられた受け皿
31とを備えている。受け皿31には排水管32が連結
されている。また、霜取装置28は熱交換器16に霜が
付着したことを検出するセンサ33を備えている。セン
サ33は熱交換器16の近傍の温度を検出する温度セン
サで構成されている。
【0026】図1に示すように、配管29は燃料電池1
の冷却に使用された冷却媒体を貯湯槽10へ導く排湯配
管9から分岐されている。配管29には霜取り時に冷却
媒体が排湯配管9から配管29へ流入可能に切替え可能
なバルブとしての電磁弁34が設けられている。制御装
置35はセンサ33の検出信号に基づいて、熱交換器1
6に霜が付着したと判断すると、電磁弁34に開放指令
を出力し、電磁弁34が所定時間開放されるようになっ
ている。
【0027】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。燃料電池1の運転時に電磁弁11が開かれて
水道水が給水配管8から燃料電池1へ導かれる。燃料電
池1で発生した直流電力はインバータ3で交流に変換さ
れ、配電盤5を介して負荷6に供給される。燃料電池1
を冷却して加熱された温水は排湯配管9を経て貯湯槽1
0へ導かれる。貯湯槽10に貯留された湯は給湯管12
を介して風呂、台所等に供給される。
【0028】空調装置13の暖房運転時には、四方弁2
5の作用により、圧縮機24の吐出ガスは室内機15の
熱交換器20→逆止め弁23→室外機14のキャピラリ
チューブ18→熱交換器16→圧縮機24の吸入ポート
の順に移動する。そして、熱交換器16が蒸発器として
機能し、冷媒が外気の熱を奪って蒸発し、蒸発した冷媒
ガスが圧縮機24で圧縮され、室内機15の熱交換器2
0で放熱する。
【0029】外気温が低下した状態で暖房運転を続ける
と、熱交換器16に霜が付く。熱交換器16に霜が付い
た状態で暖房運転を行うと、暖房効率が非常に悪くな
る。熱交換器16に霜が付くと、センサ33によりそれ
が検出され、制御装置35からの指令により電磁弁34
が開放される。その結果、排湯配管9を介して貯湯槽1
0へ供給される燃料電池1からの排出湯の一部が配管2
9へ供給され、シャワー部30から熱交換器16にかけ
られる。配管29が保温材で保温されていなくても、シ
ャワー部30から数十℃の湯が噴射されるため、熱交換
器16に付着した霜が効率良く除去される。シャワー部
30から噴射された湯は、除去された霜とともに受け皿
31で受けられ、排水管32を介してダクトへ排出され
る。そして、霜の除去に必要な所定時間経過後、電磁弁
34が閉じられる。
【0030】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) 空調装置13の室外機14に装備された熱交換
器16の霜取り時に、燃料電池1の冷却に使用されて加
熱された冷媒を導く配管29を設けた。従って、熱交換
器16の霜取りを、燃料電池発電システムの排熱を有効
に利用して簡単に行うことができる。
【0031】(2) 霜取りの際、燃料電池1の冷却に
使用されて加熱された冷媒を熱交換器16に直接かける
ため、効率良く短時間で霜を除去できる。従って、燃料
電池1で発生する熱の大部分を給湯用の湯に利用でき
る。
【0032】(3) 配管29は排湯配管9から分岐さ
れ、配管29には霜取り時に冷却媒体(排出湯)が排湯
配管9から配管29へ流入可能に切替え可能な電磁弁3
4が設けられている。従って、霜取り中も冷却媒体の一
部を貯湯槽10へ供給することができる。
【0033】(4) 熱交換器16に霜が付着したこと
を検出するセンサ33が設けられているため、霜取りが
必要な状態になると霜取り作業が自動的に行われる。 (5) 貯湯槽10には燃料電池1を冷却して昇温され
た水が貯留される。従って、熱交換器を使用して冷媒の
熱で貯湯槽10内の給湯用の水を温める構成に比較し
て、水を温める効率が良くなる。
【0034】(6) 燃料電池1の冷却媒体を閉ループ
で循環させて、熱交換器で貯湯槽10の水を温める構成
に比較して、熱交換器及び冷媒を循環させるためのポン
プが不要になり、構造が簡単になるとともに、製造コス
トが安くなる。
【0035】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図3に従って説明する。この実施の形態では燃料電
池1の冷却に使用された冷媒が再度燃料電池1の冷却に
使用される点、即ち冷媒が閉ループをなす配管内を循環
する点が前記実施の形態と大きく異なっている。空調装
置13の構成は同じで、霜取装置28の構成が異なって
いる。前記実施の形態と同一部分は同一符号を付して詳
しい説明を省略する。また、電力供給に関する配電盤5
等の図示を省略するとともに、空調装置13について
は、熱交換器16の部分のみ図示している。
【0036】貯湯槽10の下部には水道水を供給する給
水管36aが連結され、上部には給湯管36bが連結さ
れている。燃料電池1を冷却する媒体が循環する閉ルー
プをなす主配管としての配管37の途中には、貯湯槽1
0内の水を加熱する熱交換器38が設けられている。配
管37には熱交換器38より下流側にポンプ39が設け
られている。配管37にはポンプ39より下流側に分岐
配管40が閉ループをなすように設けられている。分岐
配管40の途中と、分岐配管40の配管37からの二つ
の分岐点の中間とに電磁弁34,41が設けられてい
る。分岐配管40は熱交換器16と対応する位置では熱
交換器16に沿って蛇行するように配設されている。
【0037】この実施の形態の装置では、貯湯槽10内
の水は配管37内を循環する冷却媒体により熱交換器3
8を介して加熱される。霜取り作業が不要なときは、電
磁弁34が閉鎖されるとともに電磁弁41が開放された
状態に保持され、冷却媒体は配管37内を循環する。一
方、霜取りが必要なときは、電磁弁34が開放されると
ともに電磁弁41が閉鎖された状態に保持される。そし
て、燃料電池1で加熱された冷却媒体は配管37を介し
て熱交換器38に導かれ、貯湯槽10内の水を加熱した
後、ポンプ39を経て分岐配管40に導かれ、熱交換器
16に付着した霜を加熱して除去する。その後、燃料電
池1へ供給される。
【0038】この実施の形態では前記実施の形態の
(1)及び(4)の効果を有する他に次の効果を有す
る。 (7) 燃料電池1は閉ループを循環する冷却媒体で冷
却され、貯湯槽10には燃料電池1を冷却して昇温され
た冷却媒体を熱源として使用する熱交換器38で昇温さ
れた水が貯留される。従って、冷媒は閉ループの配管3
7内を循環するため、水以外の液体も使用でき、不凍液
を使用することにより冬季(厳寒季)に燃料電池1の運
転を停止した状態でも冷媒が配管37内で凍結する虞が
ない。
【0039】(8) 霜取り作用をなす冷却媒体は貯湯
槽10内の水を加熱した後、閉ループの分岐配管40内
を流れるため、霜取り作業中でも貯湯槽10内の水の加
熱が確実に行われ、燃料電池発電システムの排熱をより
有効に利用できる。
【0040】(9) 貯湯槽10への給水が下から行わ
れ、給湯が上から行われる。従って、貯湯槽10内で温
度の高い水が上側に温度の低い水は下側に貯留され、貯
湯槽10内の全体の水が所定温度に加熱される前に、上
側の水が所定温度に加熱されて使用可能となる。
【0041】実施の形態は前記に限定されるものではな
く、例えば次のように構成してもよい。 ○ 第1の実施の形態のように燃料電池1を冷却した水
を貯湯槽10に貯留する構成の装置において、配管29
を主配管(排湯配管9)から分岐させる構成に代えて、
燃料電池1を冷却して加熱された後の水を、直接熱交換
器16へ導く構成としてもよい。例えば、霜取り用の配
管と、該配管に燃料電池1を介して水を供給する給水配
管を設ける。給水配管には霜取り時に水を燃料電池1に
供給するバルブを設ける。
【0042】○ 第1の実施の形態において、配管29
の途中に電磁弁34を設ける代わりに、排湯配管9と配
管29との分岐部に三方弁を設け、霜取り時以外は排湯
を貯湯槽10へ供給し、霜取り時には排湯を配管29側
へ供給するようにしてもよい。この場合、霜取り時に確
実に排湯を熱交換器16にかけることができる。
【0043】○ 第2の実施の形態において、分岐配管
40及び配管37に電磁弁34,41を設ける代わり
に、分岐配管40の二つの分岐部のうちの上流側の分岐
部に三方弁を設け、霜取り時以外は排湯を配管37側へ
通過させ、霜取り時には排湯を分岐配管40側へ通過さ
せるように切り替えるようにしてもよい。この場合、2
個の電磁弁34,41を設ける必要がなく、構成が簡単
になる。
【0044】○ 燃料電池1を冷却する冷媒を循環使用
する構成において、ポンプ39を熱交換器38の下流側
に配設する代わりに上流側に配設してもよい。しかし、
下流側の方が冷媒の温度が低いため、耐久性が向上す
る。
【0045】○ 熱交換器16に霜が付着したことを検
出するセンサ33として、温度センサに代えて、光セン
サを使用してもよい。例えば反射式の光センサを使用す
る構成では、熱交換器16の所定位置に光り反射性の良
い反射シートを固着し、その反射シートからの反射光を
センサで検出する。熱交換器16に霜が付くと反射シー
トの表面にも霜が付着して反射光が弱くなり、霜が付着
したことが検出される。また、透過式の光センサを使用
する構成では、投光部からの投光が熱交換器16の表面
の極近傍を通過するように投光部を配置し、受光部でそ
の投光を検知する。熱交換器16に霜が付くと投光が遮
られるため、霜が付着したことを検出できる。
【0046】○ 熱交換器16に霜が付いたことを直接
検出する代わりに、室外機14の近傍の気温と暖房運転
継続時間とから霜が付着する条件を予め実験などで求め
ておき、気温と暖房運転継続時間とから霜が付着する条
件となったときに、所定時間前記霜取り作業を行うよう
にしてもよい。この場合、霜取装置28にセンサ33を
設ける必要がなくなる。
【0047】○ 電磁弁34,41に代えて手動操作弁
を設け、霜が付いた時に手動操作で配管29や分岐配管
40に冷媒を流すようにしてもよい。 ○ 貯湯槽10内の水を加熱するのに、燃料電池1の冷
却水の熱だけを利用する代わりに、改質器2の排熱を熱
媒体で回収し、管路を介してその熱媒体を貯湯槽10に
設けた別の熱交換器に供給し、貯湯槽10内の水を加熱
するのに使用する構成としてもよい。この場合、燃料電
池発電システムの熱効率が向上する。
【0048】前記実施の形態から把握される請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下に記載する。 (1) 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、霜取り作業が必要か否かは、外気温と連続
暖房運転時間とに基づいて判断される。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、ヒートポンプ式空調装置の室外
機の霜取りを、燃料電池発電システムの排熱を有効に利
用して簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の燃料電池発電システムの
構成図。
【図2】 霜取装置の模式図。
【図3】 第2の実施の形態の燃料電池発電システムの
構成図。
【符号の説明】
1…燃料電池、9…主配管としての排湯配管、10…貯
湯槽、13…空調装置、14…室外機、16…熱交換
器、29…分岐配管としての配管、34,41…バルブ
としての電磁弁、37…主配管としての配管、40…分
岐配管。
フロントページの続き (72)発明者 恩田 敬治 愛知県大府市共栄町3丁目5番地の19 株 式会社東海システム研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 CC06 DD00 DD06 KK00 KK28 KK41 KK48 KK52 MM16 MM27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池発電システムの排熱で加熱され
    た冷却媒体を、ヒートポンプ式空調装置の室外機へ、該
    室外機に装備された熱交換器の霜取り時に導く配管を設
    けた空調装置の室外機の霜取装置。
  2. 【請求項2】 前記配管は燃料電池の冷却に使用された
    冷却媒体を貯湯槽へ導く主配管から分岐され、該分岐配
    管には前記霜取り時に冷却媒体が主配管から分岐配管へ
    流入可能に切替え可能なバルブが設けられている請求項
    1に記載の空調装置の室外機の霜取装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却媒体には燃料電池の冷却に使用
    された後、貯湯槽に貯留されて湯として使用可能な水が
    使用され、前記分岐配管は前記室外機に装備された熱交
    換器に冷却媒体をかけるように構成されている請求項2
    に記載の空調装置の室外機の霜取装置。
  4. 【請求項4】 前記主配管は閉ループをなし、燃料電池
    を冷却して昇温された冷媒を給湯用熱源として使用する
    熱交換器に導くように形成され、前記分岐配管も閉ルー
    プをなすように設けられている請求項2に記載の空調装
    置の室外機の霜取装置。
  5. 【請求項5】 前記霜取装置には前記熱交換器に霜が付
    着したことを検出するセンサが装備され、該センサの検
    出信号に基づいて前記配管における冷却媒体の流量が制
    御される請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空
    調装置の室外機の霜取装置。
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