JP2002089550A - シェル形針状ころ軸受 - Google Patents

シェル形針状ころ軸受

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JP2002089550A
JP2002089550A JP2000279621A JP2000279621A JP2002089550A JP 2002089550 A JP2002089550 A JP 2002089550A JP 2000279621 A JP2000279621 A JP 2000279621A JP 2000279621 A JP2000279621 A JP 2000279621A JP 2002089550 A JP2002089550 A JP 2002089550A
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outer ring
flange
seal
roller
mounting portion
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Yoshitaka Waseda
義孝 早稲田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェル形針状ころ軸受では、防炭に多くの手
間を必要とし、防炭が不十分であった場合には、鍔部を
後曲げ加工する際に外輪に割れが発生するおそれがあ
り、防炭部分は強度的に不十分である。 【解決手段】 外輪2を形成する際、同時に鍔部7を形
成し、鍔部7を含めて外輪2全体に焼き入れ加工を施し
て硬化させ、保持器4に針状ころ3を保持させた状態で
ころ装着部2aに装着し、シール部材8を鍔部7と保持
器4の側部との間に配置するようにする。鍔部7となる
部分には防炭を施すか焼鈍しとして未硬化部分としてお
くことで後曲げ加工する場合に比べて鍔部7の剛性が向
上し、また防炭を施す手間を省くことができ、後曲げ加
工がないので、外輪2に割れが発生するのを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスジョイント
などに用いられるシェル形針状ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、クロスジョ
イントなどに用いられるシェル形針状ころ軸受38は、
クロスジョイント35におけるスパイダ36のスパイダ
軸37を軸受けするように用いられる。
【0003】図12〜図15に示すように、このシェル
形針状ころ軸受38は、外輪39内周面に保持器40に
よって針状ころ41が転動自在に支持され、保持器40
(針状ころ41)の抜け止めのために芯金42付きのシ
ール部材43を介して鍔部44を後曲げ加工によって形
成している。
【0004】この種のシェル形針状ころ軸受38は、図
12に示すようにまず外輪39をコ字形に形成し焼き入
れを施すが、このとき、鍔部44となる部分には浸炭防
止(以下「防炭」という)を施すか焼鈍しとしておくこ
とで未硬化部分としておく。そして、図14に示すよう
に、保持器40で針状ころ41を保持させ、シール部材
43を保持器40にあてがった状態で、図15に示すよ
うに、未硬化部分を折り曲げるようにして作製する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシェル形針
状ころ軸受38では、製作の段階で行う防炭には多くの
手間を必要とし、防炭が不十分であった場合には、鍔部
44を後曲げ加工する際に外輪39に割れが発生するお
それがあり、また、防炭部分は強度的に不十分である。
【0006】そこで本発明は、上記課題を解決し得るシ
ェル形針状ころ軸受の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、外輪の内周面に沿って配置される複数個の針状
ころが環状の保持器で保持された状態で外輪のころ装着
部に装着され、前記保持器がころ装着部から抜け出るの
を防止するための抜け止め手段が外輪のころ挿入側に設
けられ、この抜け止め手段は、外輪のころ挿入側に一体
的に形成されて外輪を硬化する際に同時に硬化されると
ともに軸心に向けて外輪外側に傾斜する環状の鍔部と、
この鍔部と保持器の側部との間のシール装着部に装着さ
れる環状のシール部材とを備え、前記鍔部の内径はシー
ル部材の外径に対して小さく設定され、前記シール部材
は、前記保持器の側部から鍔部の裏面に渡るようにシー
ル装着部に装着される弾性変形可能な芯金を有してい
る。
【0008】上記構成において、シェル形の外輪を形成
する際、同時に鍔部を形成し、鍔部を含めて外輪全体を
硬化させ、保持器に針状ころを保持させた状態で保持器
をころ装着部に装着し、シール部材をシール装着部に装
着する。このとき、鍔部の内径はシール部材の外径より
も小さく形成されているので、シール部材をその弾性に
抗して変形させ、シール部材をシール装着部に装着す
る。シール部材がシール装着部に装着されると、シール
部材の弾性によってこの形状が復元し、シール部材がシ
ール装着部に嵌合する。そうすると、シール部材が保持
器および鍔部の内側に当接し、保持器が外輪に対して確
実に保持され、外輪内の潤滑剤の損失が抑えられる。ま
た、シェル形の外輪を形成する際、同時に鍔部を形成
し、鍔部を含めて外輪全体を硬化させるので鍔部の後曲
げ加工の必要がなく、後曲げ加工がないので、外輪に割
れが発生するのを防止できる。
【0009】また、外輪の内周面に沿って配置される複
数個の針状ころが環状の保持器で保持された状態で外輪
のころ装着部に装着され、前記保持器がころ装着部から
抜け出るのを防止するための抜け止め手段が外輪のころ
挿入側に設けられ、この抜け止め手段は、ころ装着部に
連続して形成されてころ装着部と同心のシール装着部
と、このシール装着部に装着されるシール部材と、外輪
のころ挿入側に形成されて外輪を硬化する際に同時に硬
化される鍔部とを有し、この鍔部は、シール挿入用開口
をシール装着部に対して径方向に偏心させることでその
一部を省くかもしくは低く設定されている。
【0010】上記構成において、シェル形の外輪を形成
する際、同時に鍔部を形成し、鍔部を含めて外輪全体を
硬化させる。このとき、装着用開口を、ころ装着部およ
びシール装着部に対して偏心して形成することで、鍔部
は装着用開口の一部を除いた外周に形成されており、次
に、保持器に針状ころを保持させた状態で保持器をころ
装着部に装着する。続いて、シール部材を装着用開口か
らシール装着部に挿入するが、このとき、シール部材の
一方をシール装着部の一方、すなわち鍔部が高い方へ挿
入し、続いて、シール部材の他方をシール装着部の他方
へ挿入するようにする。
【0011】装着用開口の直径はシール部材の直径に対
して小さく形成されているが、シール部材の一方をシー
ル装着部の一方へ挿入することで、鍔部にシール部材の
一方を保持した状態で順に他方へ向けて挿入する。この
ようにシール部材の一方をシール装着部の一方、すなわ
ち鍔部が高い方へ挿入し、続いて、シール部材の他方を
シール装着部の他方へ挿入するようにすることで容易に
シール部材を装着できるとともに、シール部材によって
保持器が外輪から抜けるのを確実に防止するとともに外
輪内の潤滑剤が漏れ出るのを防止でき、シェル形の外輪
を形成する際、同時に鍔部を形成し、鍔部を含めて外輪
全体を硬化させるので、鍔部の後曲げ加工の必要がな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の第一形態
に係るシェル形針状ころ軸受1を図1〜図4に基づいて
説明する。
【0013】図1に示すように、本発明の実施の第一形
態に係るシェル形針状ころ軸受1は、片側を閉じたシェ
ル形の外輪2が設けられ、この外輪2に複数個の針状こ
ろ3が環状の保持器4で保持した状態で装着されるころ
装着部2aが形成され、前記保持器4が外輪2から抜け
出るのを防止するための抜け止め手段5が外輪2のころ
挿入側に設けられている。
【0014】この抜け止め手段5は、図2〜図4に示す
ように、外輪2のころ挿入側に一体的に形成されて外輪
2を硬化(例えば焼き入れ加工)する際に同時に硬化さ
れるとともに、軸心6に向けて外輪2外側に傾斜する環
状の鍔部7と、この鍔部7ところ装着部2aとの間に形
成されて前記ころ装着部2aよりも大径のシール装着部
15と、このシール装着部15に装着される環状のシー
ル部材8とを備えている。
【0015】このシール部材8は、前記保持器4の側部
から鍔部7の裏面に渡るように配置されて外輪2の装着
部2aに装着した保持器4に挿入側から当接する当接部
9aと、この当接部9aに対して折曲して形成した弾性
変形部9bとから断面く字形に形成された環状の芯金1
0を有し、シール本体11は、合成ゴムによって形成さ
れ、鍔部7を折曲した際に鍔部7の内側に生じる空間に
嵌合す嵌合部12を有している。
【0016】なお、外輪2のころ挿入側には、針状ころ
3を保持させた状態で保持器4を外輪2内に装着すると
ともにシール部材8をシール装着部15に装着するため
の装着用開口16が形成されている。
【0017】前記保持器4の直径D1は、鍔部7の内径
D2に等しいかわずかに小さく設定され、前記鍔部7の
内径D2はシール部材8の外径D3よりも小さく形成さ
れている。
【0018】上記構成のシェル形針状ころ軸受1は、ま
ず、シェル形の外輪2を金属プレス加工によって形成す
るものであるが、このとき、図1に示すように、同時に
鍔部7を形成し、鍔部7を含めて外輪2全体に例えば焼
き入れ加工を施して硬化させる。次に、保持器4に針状
ころ3を保持させた状態で、保持器4を外輪2内に装着
用開口16からころ装着部2aに対して装着する。この
とき、前記保持器4の直径D1は、鍔部7の内径D2に
等しいかわずかに小さく設定され、鍔部7の内径D2は
シール部材8の外形D3よりも小さく設定されているの
で、保持器4は装着用開口16からころ装着部2aに容
易に装着することができる。
【0019】続いて、シール部材8をシール装着部15
に装着するが、鍔部7の内径D2はシール部材8の外径
D3よりも小さく形成されているので、シール部材8お
よび芯金10の弾性を利用し、図3に示すように、芯金
10の弾性力に抗して弾性変形部9bをさらに傾斜さ
せ、シール部材8を装着用開口16に対してくぐらせる
ように押込む。そして、図4に示すように、シール部材
8がシール装着部15に装着されると、芯金10の弾性
によってこの形状が復元し、嵌合部12はシール装着部
15に嵌合する。
【0020】そして、保持器4に芯金10の当接部9a
が当接し、当接部9aに対して折曲して形成した弾性変
形部9bが当接部9aから所定の傾斜角度(例えば45
°)をもって鍔部7を支持するので、保持器4が外輪2
に対して確実に保持される。そして、シール部材8に例
えばスパイダ軸(図の仮想線で示す)を外輪2内の潤滑
剤の損失を抑えることができる。
【0021】このように、本発明の実施の第一形態によ
れば、シェル形の外輪2を形成する際、同時に鍔部7を
形成し、鍔部7を含めて外輪2全体を硬化させるので、
鍔部7の後曲げ加工の必要がなく、従って、従来のよう
に、鍔部7となる部分には防炭を施すか焼鈍しとして未
硬化部分としておくことで後曲げ加工する場合に比べて
鍔部7の剛性が向上し、また防炭を施す手間を省くこと
ができ、後曲げ加工がないので、外輪2に割れが発生す
るのを防止できる。
【0022】次に、本発明の実施の第二形態を図5〜図
10に基づいて説明する。本発明の実施の第二形態に係
るシェル形針状ころ軸受1は、シェル形の外輪2の内周
面側に配置される複数個の針状ころ3が環状の保持器4
で保持された状態でころ装着部21に装着され、前記保
持器4が外輪2から抜け出るのを防止するための抜け止
め手段20が外輪2のころ挿入側に設けられている。
【0023】この抜け止め手段20は、前記ころ装着部
21のころ挿入側に同心かつ拡径して形成されたシール
装着部22と、このシール装着部22のころ挿入側に形
成されてころ装着部21およびシール装着部22に偏心
して形成された装着用開口23と、この装着用開口23
の外周一部に形成された鍔部24とから構成されてい
る。
【0024】すなわち、図9および図10に示すよう
に、装着用開口23をころ装着部21およびシール装着
部22から偏心させることにより、図5〜図および図1
0に示すように、鍔部24が一側から他側に移動するに
従って次第に低くなるようにし、一側の他側対向位置で
は鍔部24が省略されて、シール装着部22と装着用開
口23とが一致するようになっている。
【0025】なお、シール装着部22の直径D5はシー
ル部材25の直径D6に対して等しいかわずかに小さく
形成され、装着用開口23の直径D4はシール部材25
の直径D6に対して小さく形成されている。
【0026】前記シール部材25は、環状の本体26と
この本体26に埋設された芯金27とを有し、芯金27
は径方向に広がろうとする弾性力を有した弾性部28が
形成されている。
【0027】上記構成のシェル形針状ころ軸受1は、ま
ず、シェル形の外輪2を金属プレス加工によって形成す
る際、同時に鍔部24を形成し、鍔部24を含めて外輪
2全体に例えば焼き入れ加工を施して硬化させる。この
とき、装着用開口23を、ころ装着部21およびシール
装着部22に対して偏心して形成することで、鍔部24
は装着用開口23の一部を除いた外周ほぼ全体に形成さ
れる。次に、保持器4に針状ころ3を保持させた状態で
保持器4をころ装着部21に装着する。
【0028】続いて、シール部材25を装着用開口23
からシール装着部22に挿入するが、このとき、図7に
示すように、まずシール部材25の一側をシール装着部
22の一側、すなわち、鍔部24が高い方へ挿入する。
続いて、シール部材25の他側をシール装着部22の他
側へ向けて挿入するようにする。そして、装着用開口2
3の直径D4はシール部材25の直径D6に対して小さ
く形成されているが、シール部材25の一側をシール装
着部22の一側へ挿入することで、鍔部24にシール部
材25の一側を保持した状態で順に他側へ向けて容易に
挿入することができる。
【0029】シール装着部22の直径D5はシール部材
25の直径D6に対して等しいかわずかに小さく形成さ
れているので、シール部材25の他側は弾性部28の弾
性に抗してある程度の押圧力を加えて、シール装着部2
2に挿入するようにする。そして、シール部材25すな
わち芯金27の弾性部28の弾性に抗して押圧すること
で、シール部材25が変形して図8に示すように、シー
ル装着部22にシール部材25が適切な嵌着力で嵌着す
る。
【0030】このようにすることにより、シール部材2
5によって保持器4が外輪2から抜けるのを確実に防止
するとともに、スパイダ軸をシール部材25に通すこと
で外輪2内の潤滑剤が漏れ出るのを防止できる。
【0031】このように本発明の実施の第二形態によれ
ば、シェル形の外輪2を形成する際、同時に鍔部24を
形成し、鍔部24を含めて外輪2全体に焼き入れ加工を
施して硬化させるので、鍔部24の後曲げ加工の必要が
なく、従って、外輪2に割れが発生するのを防止でき、
また、従来のように、鍔部24となる部分には防炭を施
すか焼鈍しとして未硬化部分としておくことで後曲げ加
工する場合に比べて、鍔部24の剛性が向上し、また防
炭を施す手間を省くことができる。
【0032】さらに、シール装着部22のころ挿入側に
形成されてころ装着部21およびシール装着部22に偏
心して形成された装着用開口23を形成することで、他
側の鍔部24を省略あるいは低くすることができるの
で、シール部材25をシール装着部22に装着し易い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、針状ころを保持した保持器がころ装着部から抜け出
るのを防止するための抜け止め手段が、外輪のころ挿入
側に一体的に形成されて外輪を硬化する際に同時に硬化
されるとともに軸心に向けて外輪外側に傾斜する環状の
鍔部と、この鍔部と保持器の側部との間のシール装着部
に装着される環状のシール部材とを備えたもので、外輪
を形成する際、同時に鍔部を形成し、鍔部を含めて外輪
全体を硬化させることで鍔部の後曲げ加工および防炭加
工の必要がなく、従って、シェル形針状ころ軸受を容易
に製作し得、また、外輪の剛性が向上して割れが発生す
るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態を示すシェル形針状こ
ろ軸受の外輪の単体断面図である。
【図2】同じくシール装着部にシール部材を装着する前
の断面図である。
【図3】同じくシール装着部にシール部材を装着する途
中の断面図である。
【図4】同じく同じくシール装着部にシール部材を装着
した後の断面図である。
【図5】本発明の実施の第二形態を示すシェル形針状こ
ろ軸受の外輪にシール部材を装着する前の断面図であ
る。
【図6】同じくシール部材を装着用開口に嵌合した状態
の断面図である。
【図7】同じくシール部材の一側をシール装着部に挿入
した状態の断面図である。
【図8】同じくシール部材をシール装着部に挿入した状
態の断面図である。
【図9】同じく外輪の中央部の断面図である。
【図10】同じく外輪の端部の断面図である。
【図11】一般的なクロスジョイントの分解斜視図であ
る。
【図12】従来のシェル形針状ころ軸受の外輪の一部断
面図である。
【図13】同じく外輪に保持器を装着した状態の断面図
である。
【図14】同じくシール部材を装着した状態の断面図で
ある。
【図15】同じく鍔部を形成した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 シェル形針状ころ軸受 2 外輪 3 針状ころ 4 保持器 7 鍔部 8 シール部材 10 芯金 15 シール装着部 16 装着用開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪の内周面に沿って配置される複数個
    の針状ころが環状の保持器で保持された状態で外輪のこ
    ろ装着部に装着され、前記保持器がころ装着部から抜け
    出るのを防止するための抜け止め手段が、外輪のころ挿
    入側に設けられ、 この抜け止め手段は、外輪のころ挿入側に一体的に形成
    されて外輪を硬化する際に同時に硬化されるとともに軸
    心に向けて外輪外側に傾斜する環状の鍔部と、この鍔部
    と保持器の側部との間のシール装着部に装着される環状
    のシール部材とを備え、 前記鍔部の内径はシール部材の外径に対して小さく設定
    され、前記シール部材は、前記保持器の側部から鍔部の
    裏面に渡るようにシール装着部に装着される弾性変形可
    能な芯金を有したことを特徴とするシェル形針状ころ軸
    受。
  2. 【請求項2】 外輪の内周面に沿って配置される複数個
    の針状ころが環状の保持器で保持された状態で外輪のこ
    ろ装着部に装着され、前記保持器がころ装着部から抜け
    出るのを防止するための抜け止め手段が外輪のころ挿入
    側に設けられ、 この抜け止め手段は、ころ装着部に連続して形成されて
    ころ装着部と同心のシール装着部と、このシール装着部
    に装着されるシール部材と、外輪のころ挿入側に形成さ
    れて外輪を硬化する際に同時に硬化される鍔部とを有
    し、 この鍔部は、シール挿入用開口をシール装着部に対して
    径方向に偏心させることでその一部を省くかもしくは低
    く設定されたことを特徴とするシェル形針状ころ軸受。
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