JP2002087356A - 自動二輪車の風防装置 - Google Patents

自動二輪車の風防装置

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JP2002087356A
JP2002087356A JP2000276983A JP2000276983A JP2002087356A JP 2002087356 A JP2002087356 A JP 2002087356A JP 2000276983 A JP2000276983 A JP 2000276983A JP 2000276983 A JP2000276983 A JP 2000276983A JP 2002087356 A JP2002087356 A JP 2002087356A
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motorcycle
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bicycle parking
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JP2000276983A
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English (en)
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Hiroaki Kurita
浩明 栗田
Hisayoshi Hiraiwa
久佳 平岩
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • B62J17/04Windscreens

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐輪中に強風が吹いても大きな横力が車両に
作用するのを抑制でき、また屋根の低い駐輪場への進入
や車体カバーを被せる作業を容易にできるようにした自
動二輪車の風防装置を提供する。 【解決手段】 運転者の前方に配置された風防板2を調
節機構3を介して車体5に取り付け、該調節機構3によ
り風防板2の高さ位置を調節可能とした自動二輪車の風
防装置1において、駐輪操作がなされたことを検出した
とき上記風防板2を下降させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の前方に配
置された風防板の高さ位置を調節可能とした自動二輪車
の風防装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風防板の高さ位置を調節可能とした風防
装置として、従来例えば特許第2992455号公報に
記載されたものがある。この公報記載の風防装置では、
運転者がハンドルのスイッチを操作すると駆動モータ1
6が軸12を回転駆動し、これにより下側誘導連接棒
6,8が揺動し、もって風防板5の高さ位置及び傾斜角
度が変化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来装置
では、運転者は走行中に好みの防風効果が得られるよう
うに風防板の高さを調整して走行する。そしてこの風防
板は駐輪中も上記調整された高さに保持されている。こ
のように風防板が高所に保持されていると、駐輪中に例
えば強風が吹くと大きな横力が車両に作用し、極端な場
合には車両が転倒するといった恐れも生じる。また風防
板が高所にあると、屋根の低い駐輪場には進入しにく
い、あるいは車体カバーを被せる作業がやりにくいとい
った問題も生じる。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、駐輪中に強風が吹いても大きな横力が
車両に作用するのを抑制でき、また屋根の低い駐輪場へ
の進入や車体カバーを被せる作業を容易にできるように
した自動二輪車の風防装置を提供することを課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、運転
者の前方に配置された風防板を調節機構を介して車体に
取り付け、該調節機構により風防板の高さ位置を調節可
能とした自動二輪車の風防装置において、駐輪操作がな
されたことを検出したとき上記風防板を下降させるよう
にしたことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、メ
インスイッチがオフされたとき、サイドスタンド又はメ
インスタンドが使用時位置に切り換えられたとき、駐輪
ブレーキが作動状態に切り換えられたとき、及びハザー
ドランプが点灯状態に切り換えられたときの少なくとも
1つに基づいて駐輪操作がなされたことを検出すること
を特徴とする自動二輪車の風防装置。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、風防板の高さ位置を記憶する記憶手段を備え、上記
駐輪操作が解除されたとき上記風防板を上記駐輪操作が
なされたときの高さ位置に上昇させるようにしたことを
特徴としている。
【0008】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、駐輪操作
がなされたことが検出されたとき風防板を下降させるよ
うにしたので、走行中には所要の風防効果が得られる好
みの高さに風防板を設定でき、かつ駐輪中には風防板の
高さが低くなっている分、強風が吹き付けた場合でも車
両に作用する力を小さくでき、駐輪中に強風により車両
が転倒するといった問題を回避できる。
【0009】請求項2の発明によれば、メインスイッ
チ,サイドスタンド又はメインスタンド,駐輪ブレー
キ,及びハザードランプの状態に基づいて駐輪操作がな
されたことを検出するようにしたので、駐輪操作の検出
が容易確実である。
【0010】請求項3の発明によれば、駐輪操作がなさ
れたとき風防板を下降させ、駐輪操作が解除されたとき
上記風防板を上記駐輪操作時の位置に戻すようにしたの
で、走行開始時には風防板を運転者の好みの高さに自動
的に調節でき、走行開始のつど風防板を設定し直す面倒
を回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】図1〜図7は本発明の第1実施形態に係る
自動二輪車の風防装置を説明するための図であり、図
1,図2は風防装置の正面図,側面図、図3は要部拡大
側面図、図4〜図7はドライブユニットの回路図であ
る。
【0013】これらの図において、符号1は風防装置で
ある。この風防装置1は、操向ハンドル(図示せず)の
前方に配設されて運転者に走行風が直接当たるのを抑制
する風防板2と、該風防板2をこれの傾斜角度及び高さ
位置を調節可能とする調節機構3と、該調節機構3を車
体フレーム5に取り付ける支持ステー4とを備えてい
る。上記調節機構3及び支持ステー4は車体前部を囲む
カウリング12によって囲まれており、該カウリング1
2の上縁部12aは上記風防板2の下縁部2aによって
覆われている。
【0014】上記支持ステー4は、車体フレーム5の前
端に形成されてフロントフォークを左右操向自在に支持
するヘッドパイプ5aにボルト締め固定されたセンタス
テー6と、該センタステー6の上面に溶接固定されて車
幅方向に延びるアッパパイプ7と、該アッパパイプ7の
左右に固定されて後斜め上方に延びる支柱8,8同士を
接続するメータプレート9とを備えている。
【0015】上記センタステー6は、側面視で頂角を前
方に位置させた略三角形状をなし、かつ横断面視で縦長
の長方形状をなす板金製のものである。該センタステー
6の底辺部6aの開口内にヘッドパイプ5aに一体形成
されたブラケット5bが挿入され、該ブラケット5bと
メインステー6の底辺部6aとがボルト締め固定されて
いる。なお6bは軽量化用肉抜き穴である。
【0016】上記アッパパイプ7は、角パイプ製のもの
で、正面視で略水平に延びるセンタ部7aとこれの両端
から斜め上方に延びる左右傾斜部7b,7bとを有し、
上記メータプレート9の直下を車幅方向に渡るように位
置している。
【0017】上記メータプレート9の左右端部は上記ア
ッパパイプ7の両端に溶接された上記支柱8,8に溶接
されており、また幅方向中央部は別体のブラケット9c
を介して上記センタステー6に溶接固定されている。こ
のアッパパイプ7とメータプレート9は正面から見ると
全体として弓の形状をなしている。
【0018】また上記アッパパイプ7の左右端部にはバ
ックミラーを取り付けるためのミラーブラケット7cが
溶接固定されている。なお、7dはヘッドライトを取り
付けるためのライトブラケットである。
【0019】上記メータプレート9は、速度計,回転計
等をケーシング内に収容配置してなるメータユニット1
0,及びリレー11等の電装品を支持するためのもので
あり、概略帯板状をなしている。
【0020】上記風防板2は、前方に凸をなすように湾
曲した透明樹脂板製のものである。この風防板2の下縁
部2aの車幅方向中央部には上記カウリング12の上縁
部12aの外表面とで外気導入開口を形成する凹部2b
が形成されている。また上記風防板2の下縁部2aの下
面にはステー部材13が、上面には該ステー部材13と
同一投影形状のワッシャ部材14がそれぞれ配置され、
固定ボルト15aで締め付け固定されている。
【0021】上記ステー部材13は、上記外気導入開口
を形成する凹部2bに沿って上方に凸をなすよう湾曲す
る横辺部13aとこれの両端部に続いて斜め外方に広が
りつつ上方に立ち上がる縦辺部13b,13bとを有す
るアルミニウム合金ダイキャスト製のものである。上記
ワッシャ部材14は上記ステー部材13の横辺部13
a,縦辺部13bと同一投影形状の横辺部14a,縦辺
部14bを有する樹脂成形品である。
【0022】そして上記調節機構3は、上記風防板2
の、下縁部2aの車幅方向中央部を1つの前側支持部材
16で支持し、左右両側部でかつ上記中央部より後部を
左右のリンク部材(後側支持部材)17,17で支持
し、上記前側支持部材16の下端部を駆動機構18で後
斜め上方に延びる前後進直線dに沿って進退駆動するこ
とにより風防板2の高さ位置及び傾斜角度を変化させる
ように構成されている。
【0023】上記リンク部材17は左右とも全く同一形
状のものであり、帯板状のプレート部の下端にボス部を
一体形成したアルミニウム合金ダイキャスト製のもので
ある。
【0024】上記リンク部材17の先端部は上記支持ス
テー13の端部下面に一体形成された形成された支持ボ
ス部13cに連結ピン17dを介して車幅方向の軸線a
回りに回動可能に連結されている。また上記リンク部材
17の下端部は上記支柱8の上端部のコ字形内に配置さ
れ、連結ピン17eを介して車幅方向の軸線b回りに回
動可能に連結されている。
【0025】上記前側支持部材16は、側面視で後斜め
上方に延びる左右一対のアーム部16aの前方に屈曲す
る上端部同士を車幅方向に延びる支持辺部16bで接続
すると共に、下部同士を車幅方向に延びる補強辺部16
cで接続した大略ロ字形状のアルミニウム合金ダイキャ
スト製のものである。
【0026】上記前側支持部材16の、支持辺部16b
に上記支持ステー13の横辺部13aがボルト15bで
固定されている。また上記アーム部16aの下端は上記
駆動機構18のナット部材19の左右端部に連結ピン1
6dで車幅方向の軸線c回りに回動可能に連結されてい
る。なお上記軸線a,b,cは互いに平行になってお
り、かつ車両幅方向に向いている。
【0027】ここで上記リンク部材17と上記支柱8と
の間には付勢ばね25が介設されている。上記リンク部
材17は上記付勢ばね25により図3で反時計回りに回
動付勢されており、またリンク部材17はそのストッパ
部(図示せず)が上記支柱8の前縁に当接することで反
時計回りの付勢位置が規制されている。その結果風防板
2はその傾斜角度が小さくなる方向(図3で時計回り)
に回動付勢されている。このようにして風防板2は上記
付勢ばね25により走行風による回動付勢方向と同方向
に付勢されており、その結果、防風板2が走行風により
がたつくのが防止されている。
【0028】上記駆動機構18は、モータ20に減速機
21を介して送りねじケーシング23を結合した構造の
ものである。上記モータ20の出力ギヤ20aに減速機
21の入力ギヤ21aが噛合し、該減速機21の出力ギ
ヤ21bに送りねじ22の駆動ギヤ22aが噛合し、さ
らに該送りねじ22に上記ナット部材19のナット部1
9bが螺装されている。なお、上記ナット部材19のナ
ット部19bは上記送りねじケーシング23内に送りね
じ22と平行に配置されたガイドロッドによりガイドさ
れる。また上記ナット部材19の左,右両端部は上記送
りねじケーシング23のスリット23aを通って外方に
突出し、該突出部に上記前側支持部材16が連結されて
いる。
【0029】上記駆動機構18は図4に示す駆動回路を
備えている。図4中、31はバッテリ、32a〜32c
はヒューズ、33はメインスイッチ、34a〜34fは
逆流防止用ダイオード、35は押圧している間上記風防
板2を上昇させるアップスイッチ、36は押圧している
間上記風防板2を下降させるダウンスイッチ、37はメ
インスイッチオン時にクローズとなるメインリレー、3
8はメインスイッチ33オフ時にクローズとなる常閉リ
レー、39,40は非通電時クローズで通電時アース側
に切り替わるアップ,ダウンリレー、41,42は上記
風防板2が上限,下限に移動したときクローズとなる上
限,下限リミットスイッチ、43は下限リミットスイッ
チ42がオンしたときオープンとなる常時閉リレーであ
る。なお、44はニュートラルのときクローズするニュ
ートラルスイッチ、45はニュートラル状態で点灯する
ニュートラルランプである。
【0030】次に本実施形態装置1の動作及び作用効果
について説明する。図4はメインスイッチ33オン時、
図5はアップ操作時、図6はダウン操作時、図7はメイ
ンスイッチ33オフ時(駐輪操作時)における各リレ
ー,スイッチ等の状態を示している。
【0031】本実施形態装置では、駐輪中には上記風防
板2は最低所に位置しており、この場合には、図3に実
線で示すように、防風板2の支持部材16の連結ピン1
6dが前進端に位置し、リンク部材17が前方に倒れた
状態にある。これにより風防板2は傾斜角度が緩くかつ
低所に位置する低傾斜低所状態となるように付勢ばね2
5により付勢さている。なおこのときリンク部材17の
ストッパが支柱8の前縁等に当接してリンク部材17ひ
いては風防板2の位置が規制されている。
【0032】そして図4に示すように、駐輪中に上記メ
インスイッチ33をオンした場合、メインリレー37は
クローズとなるが、アップリレー39,ダウンリレー4
0の何れも通電されてアース側に切り替わるので、モー
タ20には電流は流れず、従って風防板2はメインスイ
ッチオン時の位置に保持されている。
【0033】風防板2を上昇させる場合(アップ操作
時)、図5に示すように、アップスイッチ35を押圧
(プッシュ)する。このとき常閉リレー38及び上限リ
ミットスイッチ41もオープンとなっていることからア
ップリレー39は通電されずに同図に示す給電側に切り
替わる。一方、ダウンリレー40は通電されて同図に示
すアース側に切り替わり、モータ駆動電流がバッテリ3
1からメインリレー37,アップリレー39,モータ2
0,ダウンリレー40,アースのルートで矢印a方向に
流れる。
【0034】これにより、上記モータ20,変速機21
を介して送りねじ22が回転駆動され、ナット部材19
が前側支持部材16の下端連結ピン16dを後斜め上方
に移動させ、これに伴ってリンク部材17が図3時計回
りに回動し、防風板2は図3に二点鎖線で示す高傾斜高
所状態側に変化する。
【0035】上記回動に伴って、上記前側支持部材16
の連結ピン16dの低傾斜時位置と高傾斜時位置とを結
ぶ前後進直線dとリンク部材17の連結ピン17e,1
7dを結ぶ部材軸線eとのなす角度はθ1からθ2に増
加する。また上記回動に伴って、上記防風板2の前端部
2cはh1上昇し、かつw1後退し、また後端部2dは
h2上昇し、かつw2前進する。
【0036】風防板2を下降させる場合(ダウン操作
時)、図6に示すように、ダウンスイッチ36を押圧
(プッシュ)する。この場合下限リミットスイッチ42
もオープンしていることからダウンリレー40は通電さ
れずに同図に示す給電側に切り換わっている。一方アッ
プリレー39は通電されて同図に示すアース側に切り替
わり、モータ駆動電流が、バッテリ31から電流がメイ
ンリレー37,ダウンリレー40,モータ20,アップ
リレー40,アースのルートで矢印b方向に流れる。
【0037】これにより、上記モータ20,変速機21
を介して送りねじ22が回転駆動され、ナット部材19
が前側支持部材16の下端連結ピン16dを前斜め下方
に移動させ、これに伴ってリンク部材17が図3反時計
回りに回動し、防風板2は図3に実線で示す低傾斜低所
状態側に変化する。
【0038】一方、上記風防板2を下限より高い位置に
保持した状態で、駐輪する等のためにメインスイッチを
オフした場合、本実施形態ではこのメインスイッチオフ
により駐輪操作が検出され、風防板2は下限位置に自動
的に下降する。
【0039】即ち、メインリレー37は直前のメインス
イッチオン状態でクローズしており、またこのメインリ
レー37からの電流が常開リレー43を介してメインリ
レー37のコイルに流れている。この状態でメインスイ
ッチ33をオフすると、図7に示すように、メインリレ
ー37は常閉リレー43によりクローズ状態を保持す
る。するとアップリレー39に電流がメインリレー37
から常閉リレー38を介して流れることから該アップリ
レー39はアース側に切り換わる。一方、ダウンリレー
40はコイルに電流が供給されないことから電流供給側
に切り換わる。これにより駆動電流がバッテリ31,メ
インリレー37,ダウンリレー40,モータ20,アッ
プリレー39及びアースの経路で矢印b方向に流れる。
またこのとき変速機がニュートラル位置にあればニュー
トラルスイッチ44がオンし、ニュウトラルランプ45
が点灯している。
【0040】これにより上記モータ20,変速機21を
介して送りねじ22が回転駆動され、ナット部材19が
前側支持部材16の下端連結ピン16dを前斜め下方に
移動させ、これに伴ってリンク部材17が図3反時計回
りに回動し、防風板2は図3に実線で示す低傾斜低所状
態側に変化する。そして風防板2が下限まで下降すると
下限リミットスイッチ42がオンし、常閉リレー43が
オープンとなり、メインリレー37がオープンとなり、
モータ20への電力供給が停止し、風防板2は下限位置
に保持される。またこのときニュートラルランプ45は
消灯する。
【0041】ここで上記メインスイッチオフ時に自動的
に風防板2が下降するのを好まない場合には、解除スイ
ッチ46を開にしておけばよい。これにより上記常閉リ
レー43からメインリレー37に励磁電流が供給される
ことはなく、従って風防板2はメインスイッチ33オフ
時の位置に保持される。
【0042】このように本実施形態装置1では、アップ
スイッチ35又はダウンスイッチ36を押圧している間
風防板2が上昇し又は下降するようにしたので、運転者
は走行中に所要の風防効果が得られる好みの高さに風防
板2を設定できる。
【0043】なお、上記実施形態では、メインスイッチ
33がオフされたとき駐輪操作がなされた判断するよう
にしたが、この駐輪操作の検出は、サイドスタンド又は
メインスタンドが使用時位置に切り換えられたとき、駐
輪ブレーキが作動状態に切り換えられた時、あるいはハ
ザードランプが使用状態に切換られたとき駐輪操作が行
なわれたと判断するようにしてもよい。このようにした
場合にも、駐輪操作を容易確実に検出できる。
【0044】図8は本発明の第2実施形態に係る風防装
置のブロック構成図である。上記第1実施形態では風防
装置の駆動制御をハード回路により実現したが、本第2
実施形態では風防装置の駆動制御をソフト的に実現する
ようにしている。
【0045】本第2実施形態では、CPU51には電源
回路53から電源が供給されるとともに、上記風防板2
の高さ位置を表すポテンショ信号、メインスイッチ33
のオンオフ信号、及びアップスイッチ35,ダウンスイ
ッチ36のオンオフ信号が入力される。
【0046】そしてCPU51は、上記ポテンショ信号
による上記風防板2の高さ位置を図示しないメモリに記
憶処理するとともに、アップスイッチ信号,ダウンスイ
ッチ信号に基づいてモータ制御信号を作成し、これを出
力回路52に出力する。該出力回路52は上述のモータ
20を上記制御信号に応じて駆動制御し、風防板2を所
望高さに上昇又は下降させる。このとき上記ポテンショ
信号が予め設定された風防板2の上限,下限位置に対応
する値に達すると上記モータ20の回転は停止される。
【0047】また、CPU51は、上記メインスイッチ
信号により上記メインスイッチ33のオフが検出される
と、駐輪操作がなされたと判断し、上記ポテンショ信号
が下限位置に対応した値となるまで、モータ20を下降
側に回転させ、風防板2を下限位置まで下降させる。
【0048】さらにまた上記CPU51は、上記メイン
スイッチ信号により上記メインスイッチ33のオンが検
出されると、上記駐輪操作が解除されたと判断し、上記
ポテンショ信号が前回のメインスイッチ33オフ時の風
防板2の高さ位置に達するまで上記モータ20を上昇側
に回転させ、風防板2を前回走行時の高さ位置に自動的
に上昇させる。
【0049】このように第2実施形態では、駐輪操作が
なされたときは風防板2を下降させ、駐輪操作が解除さ
れたときは上記風防板2を駐輪操作時の位置(元の位
置)に戻すようにしたので、走行開始時には風防板を運
転者の好みの高さに自動的に調節でき、走行開始のつど
風防板を設定し直す面倒を回避できる。
【0050】また、図9は本発明の第3実施形態を示
す。本実施形態では、ポテンショ信号により風防板2の
具体的高さ位置を検出することなく、上限,下限リミッ
トスイッチを設けて風防板2の上限,下限位置のみを検
出し、該各スイッチからの上限,下限リミット信号に基
づいて風防板2の高さ位置を調整するようにしている。
【0051】本第3実施形態では、メインスイッチ信号
によりメインスイッチのオフが検出された場合には、駐
輪操作が行なわれたと判断し、上記下限リミットスイッ
チからの下限リミット信号が入力されるまで、モータ2
0を下降側に回転させ、風防板2を下限位置まで下降さ
せる。この場合において、メインスイッチオフから下限
リミット信号が入力されるまでのダウン継続時間が計測
され記憶されている。そして、メインスイッチオンによ
り駐輪操作が解除された場合には、上記ダウン継続時間
の分だけモータ20を上昇側に回転させ、もって風防板
2を元の位置に自動的に戻している。
【0052】このように、駐輪操作が解除されたとき、
ダウン継続時間に応じてモータ20を回転させて風防板
2を元の位置に戻すようにしたので、ポテンショメータ
等の高価な部品を要することなく低コストで走行開始時
に風防板を運転者の好みの高さに自動的に戻すことがで
き、走行開始のつど風防板を設定し直す面倒を回避でき
る。
【0053】なお、風防板を元の位置に戻す際のトリガ
ーとしては、駐輪操作の解除の検出に代えてスロットル
グリップの操作やギヤ操作等の発進動作或いは所定車速
への上昇を検出してトリガーとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の風防
装置の正面図である。
【図2】上記風防装置の側面図である。
【図3】上記風防装置の要部拡大側面図である。
【図4】上記風防装置の駆動機構の電気回路図である。
【図5】上記駆動機構の動作を説明するための電気回路
図である。
【図6】上記駆動機構の動作を説明するための図であ
る。
【図7】上記駆動機構の動作を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態に係る風防装置のブロッ
ク構成図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る風防装置のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1 風防装置 2 風防板 3 調節機構 5 車体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の前方に配置された風防板を調節
    機構を介して車体に取り付け、該調節機構により風防板
    の高さ位置を調節可能とした自動二輪車の風防装置にお
    いて、駐輪操作がなされたことを検出したとき上記風防
    板を下降させるようにしたことを特徴とする自動二輪車
    の風防装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、メインスイッチがオ
    フされたとき、サイドスタンド又はメインスタンドが使
    用時位置に切り換えられたとき、駐輪ブレーキが作動状
    態に切り換えられたとき、及びハザードランプが点灯状
    態に切り換えられたときの少なくとも1つに基づいて駐
    輪操作がなされたことを検出することを特徴とする自動
    二輪車の風防装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、風防板の高さ
    位置を記憶する記憶手段を備え、上記駐輪操作が解除さ
    れたとき上記風防板を上記駐輪操作がなされたときの高
    さ位置に上昇させるようにしたことを特徴とする自動二
    輪車の風防装置。
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