JP2002086544A - 熱可塑性複合材料の押出成形方法及びその押出装置 - Google Patents

熱可塑性複合材料の押出成形方法及びその押出装置

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JP2002086544A JP2000285169A JP2000285169A JP2002086544A JP 2002086544 A JP2002086544 A JP 2002086544A JP 2000285169 A JP2000285169 A JP 2000285169A JP 2000285169 A JP2000285169 A JP 2000285169A JP 2002086544 A JP2002086544 A JP 2002086544A
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extrusion
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晃治 松本
Masaki Ito
正喜 伊藤
Yasushi Kawabata
康史 川端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱可塑性複合材料に対する押出速度を高め、押
出成形品の生産性を向上させることができる熱可塑性複
合材料の押出成形方法及びその押出成形装置を提供する
ことである。 【解決手段】押出成形装置1の成形機2に投入した熱可
塑性樹脂と植物系充填材とからなる熱可塑性複合材料
を、成形機2の加熱賦形型3と直結した一次冷却型4に
より150〜180℃の温度条件で一次冷却して後に、
一次冷却型4に連設された二次冷却型6により60〜1
40℃の温度条件で二次冷却することを特徴とする熱可
塑性複合材料の押出成形方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂と植
物系充填材とからなる熱可塑性複合材料の押出成形方法
及びその押出成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂と植物系充填材とか
らなる熱可塑性複合材料に対する押出成形方法として、
特開平02−265731号公報に、押出成形機内で加
熱溶融状態にある熱可塑性複合材料を加熱賦形型により
所定の形状に賦形し、この賦形物を、この加熱賦形型に
接触して設けられた80〜140℃の成形型でサイジン
グする方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の押出成形方法では、熱可塑性複合材料を押出成形する
速度を上げていくと、成形品の厚み方向について温度ム
ラによる歪みが大きくなる。このため、賦形品につい
て、表面は冷却固化されるが、中心部は未固化状態とな
り、その中心部のみが押出されるという現象が生じるこ
とから、熱可塑性複合材料に対する押出速度を一定限度
以上には上げることはできず、これが生産性を低下させ
る原因となっていた。
【0004】そこで、本発明は、熱可塑性複合材料に対
する押出速度を高め、押出成形品の生産性を向上させる
ことができる熱可塑性複合材料の押出成形方法及びその
押出成形装置を提供することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の熱可塑性複合材料の押出成形方法は、押
出成形機に投入した熱可塑性樹脂と植物系充填材とから
なる熱可塑性複合材料を、押出成形機の過熱賦形型と直
結した冷却型内で、150〜180℃の温度条件で一次
冷却して後に、60〜140℃の温度条件で二次冷却す
ることを特徴とする。
【0006】この本発明の熱可塑性複合材料の押出成形
方法によれば、押出成形機の加熱賦形型と直結した冷却
型内で、150〜180℃の温度条件で一次冷却して後
に、60〜140℃の温度条件で二次冷却する工程によ
るから、成型品の厚み方向の冷却温度のムラを小さくで
き、成形品の表面部から中心部までほぼ均一に冷却固化
させることができる。従って、熱可塑性複合材料に対す
る押出成形速度を従来の方法と比べて大幅に上げること
がことができる。
【0007】本発明の押出形成方法において、熱可塑性
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、フッ素樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、塩化ビニ
ル、ポリフェニレンオキシド、エチレン酢ビ共重合体等
の市販の材料を使用することができる。特に、コスト性
等の点から、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ
ィン樹脂を使用することが好ましい。また、必要に応じ
て、上記したような熱可塑性樹脂のリサイクル材料(例
えば、プラスチック製品、成形ロス材等)を使用するこ
ともできる。
【0008】植物系充填材としては、植物の種類を問わ
ず、各種の植物から得られる材料を使用することができ
る。例えば、材木、木板、合板、パルプ、竹材等の切削
屑、研磨屑、切断鋸屑、粉砕物のような木粉、籾殻、胡
桃殻等の穀物乃至果実の殻、あるいは殻の粉砕物等を使
用することができる。
【0009】また、植物系充填材には、通常の場合、5
〜10wt%程度の水分を含むから使用前に、予めオー
ブン等で乾燥させ、あるいは押出成形の際に、水蒸気と
して脱気しておくことが好ましい。この含水量が多い
と、成型品中に水蒸気に起因する気泡等が生じて、物性
の低下や外観不良等の原因となるからである。
【0010】植物系充填材の充填量は、可塑性複合材料
中、50〜90wt%であることが好ましい。この充填
量が、50wt%未満であると、得られる成形品につい
て木質感が低下し、90wt%を超えると、熱可塑性樹
脂への分散が困難となり、成形品について物性が低下す
るからである。
【0011】また、植物系充填材の粒径は、1〜100
0μmの範囲のものを使用することができ、好ましく
は、10〜300μmのものである。この粒径が、1μ
m未満であると、熱可塑性樹脂中に均一な状態で分散さ
せることが困難となり、1000μmを超えると、成形
品の表面にその粒が目立ち、木質調の外観が低下するか
らである。
【0012】熱可塑性複合材料には、必要に応じて、ガ
ラス繊維、炭素繊維等の補強材、成形性を向上させるた
めの、α−又はβ−不飽和カルボン酸モノマー、低分子
オレフィン等の可塑剤やステアリン酸、ステアリン酸金
属塩等の滑剤、耐候性等の耐久性を向上させるための紫
外線吸収剤、紫外線劣化防止剤、酸化劣化防止剤等、デ
ザイン性及び木質感を付与するための顔料、難燃性等を
付与する難燃剤、熱可塑性樹脂と植物系充填材との親和
性を向上させる酸変性オレフィン、低分子酸変性オレフ
ィン(例えば、三洋化成(株)製のユーメックスシリー
ズ等)などの添加剤を配合することができる。
【0013】上記した熱可塑性樹脂と植物系充填材は、
予め均一に混合して熱可塑性複合材料となし、第一に、
熱可塑性複合材料を押出機に直接投入し、 これを押出機
により加熱混練してそのまま成形するか、第二に、熱可
塑性複合材料を押出機により加熱混練してペレットを作
製し、このペレットを押出機に投入して押出成形する
か、第三に、熱可塑性複合材料をスーパーミキサー等の
バッチ設備で予め加熱混練してペレットを作製し、この
ペレットを押出機に投入して押出成形するか、の方法に
よることができる。
【0014】押出機は、市販の一軸、同方向二軸、異方
向二軸等の一般的な装置のほか、遊星ねじ押出機、KC
Kコンテニアンスミキサー等の特殊な装置を使用するこ
とができる。前記第一の方法による場合には、二軸混練
押出機等の混練効果が大きい装置を使用することが好ま
しい。また、前記第二又は第三の方法による場合よう
に、熱可塑性複合材料が予めペレット化されるときに
は、一軸押出機等のある程度押出量を確保できる装置を
使用することが好ましい。
【0015】冷却型において制御される温度範囲は、一
次冷却が150〜180℃、二次冷却が60〜140℃
である。一次冷却の温度が、150℃未満であると、成
形品の肉厚方向で温度ムラが大きく生じて、成形品の表
面のみが冷却され、その中心部が未固化状態となって、
熱可塑性複合材料の押出成形速度を上げることが困難と
なる。また、180℃を超えると、冷却効果が低下して
固化させ難くなる。また、二次冷却の温度が、60℃未
満であると、成形品の表面にしわが発生し易くなり、表
面特性が低下する。また、140℃を超えると、冷却が
不十分となり、成形品の形状精度が低下するため、熱可
塑性複合材料の押出成形速度を上げることができない。
【0016】上記した熱可塑性複合材料の押出成形方法
を実施できる本発明の押出成形装置は、熱可塑性樹脂と
植物系充填材とからなる熱可塑性複合材料を投入すべき
押出成形機と、この押出成形機の過熱賦形型と直結した
150〜180℃の温度に設定された一次冷却型と、こ
の一次冷却型に直結された60〜140℃の温度に設定
された二次冷却型とからなることを特徴とする。
【0017】この押出成形装置における一次冷却型及び
二次冷却型の温度を制御する第一の手段としては、一次
冷却型及び二次冷却型に熱電対と電気ヒーターをそれぞ
れ設け、これらの熱電対と電気ヒーターにより一次冷却
型及び二次冷却型の型内温度をそれぞれ電気的に温度制
御できる。
【0018】この電気的な温度制御の場合、熱電対の電
気信号を温度制御装置により所定の温度なるように、電
気ヒーターの電源を自動的にON、OFFさせることに
よる。電気ヒーターによる温度制御範囲は、好ましく
は、150〜180℃である。150℃未満の温度につ
いては、電気ヒーターでは制御が難しいからである。従
って、一次冷却型に適している。
【0019】温度制御の第二の手段は、一次冷却型及び
二次冷却型にに通流部を形成し、この通流部に外部温度
調節機内において所定温度とされた加熱媒体を流通させ
ることにより、一次冷却型及び二次冷却型の型内温度を
それぞれ温度制御することである。
【0020】この場合、加熱媒体としては、温調水や温
調オイル等を使用できる。即ち、冷却型に設けられた通
流部に所定温度とされた温調水や温調オイル等を流通さ
せることにより、冷却型を適温に温度制御する構成であ
る。冷却型の通流部は、成形品の断面形に対しできるだ
け均等な配置位置となるように設けておくことが好まし
い。即ち、冷却型の上下面及び左右面に対応させて通流
部を設けておく方が、冷却型内の温度分布が均一となり
易いからである。温調水による場合、好ましい温度制御
範囲は60〜120℃である。温調水による場合、12
0℃を超える温度制御が困難だからである。従って、二
次冷却型の冷却に適している。これに対し、温調オイル
による場合、好ましい温度制御範囲は、60〜180℃
である。従って、一次及び二次冷却型に適している。
【0021】押出機の加熱賦形型及び各冷却型の内面
は、いずれも平滑であることが好ましく、さらに好まし
くは、その内面にメッキ処理(コスト面等から、クロム
メッキであることが好ましい。)、テフロン(登録商
標)コート等の処理などがなされていることである。ま
た、各冷却型は、加熱賦形型と同形状であることが好ま
しい。これらの型が同形状でないと、冷却型内の背圧が
上昇して、材料の押出量を十分に上げることができない
からである。
【0022】上記した押出成形成方法により得られる成
形品については、その断面形状が対称異形、非対称異
形、非対称中空等の態様な形状のものとすることができ
る。また、耐候性や外観等を向上させるために、その表
面に熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性樹脂組成物を被覆す
る処理を施しておくことができる。
【0023】また、成形品の肉厚は、1〜50mmであ
ることが好ましい。この肉厚が、1mm未満であると、
押出成形時に背圧が高くなり過ぎて、押出成形速度が上
げられなくなり、50mmを超えると、一次冷却型と二
次冷却型を組み合わせても、肉厚方向の温度差が大きく
なるため、冷却を均一化を図ることができなくなる。
【0024】
【実施例】(実施例1)熱可塑性樹脂としてポリプロピ
レン(ノバテックMA3、日本ポリケミカル社製)10
0重量部と、植物系充填材としてセルロシンNo.45
(平均粒径:45メッシュ、渡辺ケミカル社製)150
重量部、及び滑剤としてステアリン酸亜鉛(SZ200
0、堺化学社製)5重量部とを、二軸同方向押出機(P
CM30押出機、池貝機販社製)にそれぞれ投入して、
バレル温度180℃で加熱混練してペレット化し、熱可
塑性複合材料のペレットを得た。
【0025】この熱可塑性複合材料のペレットを、図1
に示す押出成形装置1における、バレル温度180℃の
シングル押出機2(SH50、日立造船社製)のホッパ
ー2aから投入し、押出機2から加熱賦形型3、一次冷
却型4(160℃、温調オイル温度制御式)、及び二次
冷却型6(120℃、温調水温度制御式)を順次経て押
出成形した。
【0026】押出成形装置1において、加熱賦形型3
は、図2に示すように、その前方位置に押出孔3a(直
径50mm)、図3に示すように、その後方位置に賦形
型3b(横120mm×縦15mm×深さ5mm)を具
えている。一次冷却型4は、図4に示すように、成形型
4a(横120mm×縦15mm×深さ5mm)を具え
ると共に、流通パイプ5が成形型4aの上下位置にそれ
ぞれ設けられている。二次冷却型6は、図5に示すよう
に、成形型5a(横120mm×縦15mm×深さ5m
m)を具えると共に、流通パイプ7が成形型5aの上下
位置にそれぞれ設けられている。8は、押出成形された
成形品である。
【0027】(実施例2)実施例1において、植物系充
填材としてのセルロシンNo.45を50重量部として
熱可塑性複合材料のペレットを得た以外は、実施例1と
全く同じ工程により、押出成形した。
【0028】(実施例3)実施例1による熱可塑性複合
材料のペレットを、図6に示す押出成形装置10におけ
る、バレル温度180度のシングル押出機11(SH5
0、日立造船社製)のホッパー11aに投入し、押出機
11から加熱賦形型3、一次冷却型12(160℃、電
気ヒーター温度制御式)、及び二次冷却型6(120
℃、温調水温度制御式)を順次経て押出成形した。
【0029】押出成形装置10において、一次冷却型1
2は、図7に示すように、その成形型12a(横120
mm×縦15mm×深さ5mm)を等間隔で取り巻いた
状態で電気ヒーター13が設けられている。14は、押
出成形された成形品である。
【0030】(比較例1)実施例1の押出成形工程にお
いて、熱可塑性複合材料のペレットを、一次冷却型4
(120℃、温調オイル温度制御式)及び二次冷却型6
(120℃、温調オイル温度制御式)により、各冷却型
4、6における冷却温度を同一にして、押出成形した。
【0031】(比較例2)実施例3の押出成形工程にお
いて、一次冷却型4(190℃、電気ヒーター温度制御
式)及び二次冷却型6(120℃、温調水温度制御式)
とした以外は、実施例3と全く同じ工程により押出成形
した。
【0032】(比較例3)実施例1の押出成形工程にお
いて、熱可塑性複合材料のペレットを、一次冷却型4
(140℃、温調オイル温度制御式)、二次冷却型6
(50℃、温調水温度制御式)とした以外は、実施例1
と全く同一の工程により押出成形した。
【0033】(比較例4)実施例1の押出成形工程にお
いて、熱可塑性樹脂複合材料のペレットを、一次冷却型
4(160℃、温調オイル温度制御式)、二次冷却型6
(120℃、温調水温度制御式)とした以外は、実施例
1と全く同一の工程により押出成形した。
【0034】(比較例5)実施例1の押出成形工程にお
いて、熱可塑性樹脂複合材料のペレットを、一次冷却型
4(160℃、温調オイル温度制御式)、二次冷却型6
(150℃、温調オイル温度制御式)とした以外は、実
施例1と全く同一の工程により押出成形した。
【0035】実施例1〜3、及び比較例1〜5の各押出
成形過程において、押出成形時の最高線速(cm/分)
を評価し、その結果を表1に示した。最高線速は、冷却
固化された押出成形品が押し出されている範囲、即ち、
押出成形品の断面形状が、設計形状の縦長、横長、及び
肉厚について、それぞれ±0.5mm以内であるときの
押出線速の最高の値である。
【0036】
【表1】
【0037】表1の結果に示す通り、本発明の熱可塑性
複合材料の押出成形方法に係る実施例1〜3による場合
は、比較例1〜5の押出成形方法による場合との対比に
おいて、最高押出線速が極めて大きいことを確認するこ
とができた。
【0038】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されるか
ら、次のような効果が発揮される。熱可塑性複合材料の
押出成形方法によれば、冷却型をそれぞれ所定の温度条
件下で一次冷却と二次冷却とに分けて冷却するようにし
たので、押出成形速度を上げることが可能となった。こ
れにより成形品の生産性を向上させることができ、押出
成形製品を効率的かつ経済的に生産することができる。
【0039】上記した本発明の熱可塑性複合材料の押出
成形方法における一次冷却及び二次冷却は、本発明の押
出成形装置における一次冷却型及び二次冷却型により実
行でき、その過程でその押出成形方法に基づく効果が発
揮される。
【0040】また、この効果は、押出成形装置における
一次冷却型及び二次冷却型を、熱電対と電気ヒーターと
により構成し、これらを電気的に制御することにより、
あるいは各冷却型に設けた流通部に熱媒体を流通させる
ことにより行なうことによって、それぞれ適温状態で効
果的に温度制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置及びその製造工程を説明する概略図である。
【図2】本発明の第一の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置の賦形型のA−A縦断面図である。
【図3】本発明の第一の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置の賦形型のB−B縦断面図である。
【図4】本発明の第一の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置の一次冷却型のC−C縦断面図である。
【図5】本発明の第一の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置の二次冷却型のD−D縦断面図である。
【図6】本発明の第二の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置及びその製造工程を説明する概略図である。
【図7】本発明の第二の熱可塑性樹脂複合材料の押出成
形装置の一次冷却型のE−E縦断面図である。
【符号の説明】
1 押出成形装置 2 押出機 3 賦形型 4 一次冷却型 5 流通パイプ 6 二次冷却型 7 流通パイプ 10 押出成形装置 11 押出機 12 一次冷却型 13 電気ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AA11 AB07 AB11 AC01 AK01 AK02 AK09 AP05 AQ03 AR06 KA01 KA17 KK13 KK45 KK76 KM15 KM16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出成形機に投入した熱可塑性樹脂と植物
    系充填材とからなる熱可塑性複合材料を、押出成形機の
    加熱賦形型と直結した冷却型内で、150〜180℃の
    温度条件で一次冷却して後に、60〜140℃の温度条
    件で二次冷却することを特徴とする熱可塑性複合材料の
    押出成形方法。
  2. 【請求項2】熱可塑性複合材料が、植物系充填材を50
    〜90wt%充填したものである請求項1に記載された
    熱可塑性複合材料の押出成形方法。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂と植物系充填材とからなる熱
    可塑性複合材料を投入すべき押出成形機と、この押出成
    形機の加熱賦形型と直結した150〜180℃の温度に
    設定された一次冷却型と、この一次冷却型に直結された
    60〜140℃の温度に設定された二次冷却型とからな
    ることを特徴とする熱可塑性複合材料の押出成形装置。
  4. 【請求項4】一次冷却型及び二次冷却型に熱電対と電気
    ヒーターをそれぞれ設け、これらの熱電対と電気ヒータ
    ーにより一次冷却型及び二次冷却型の型内温度をそれぞ
    れ電気的に温度制御するようにした請求項3に記載され
    た熱可塑性複合材料の押出成形装置。
  5. 【請求項5】一次冷却型及び二次冷却型に通流部を形成
    し、これらの熱電対と通流部に加熱媒体を流通させるこ
    とにより、一次冷却型及び二次冷却型の型内温度をそれ
    ぞれ温度制御するようにした請求項3に記載された熱可
    塑性複合材料の押出成形装置。
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