JP2002086529A - 使用済pet製品のリサイクル方法 - Google Patents

使用済pet製品のリサイクル方法

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JP2002086529A
JP2002086529A JP2000274798A JP2000274798A JP2002086529A JP 2002086529 A JP2002086529 A JP 2002086529A JP 2000274798 A JP2000274798 A JP 2000274798A JP 2000274798 A JP2000274798 A JP 2000274798A JP 2002086529 A JP2002086529 A JP 2002086529A
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Japan
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pet
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molding machine
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Takashi Washimi
隆 鷲見
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用済PET製品およびPET以外のプラスチ
ック樹脂により成形された使用済樹脂製品を回収して生
成した再生原料のみから、新たな製品を成形する。 【解決手段】使用済PET製品の粉砕片14と、PET
以外のプラスチック樹脂により成形された使用済樹脂製
品の粉砕片18と、を3:7〜4:6の比率で混合乾燥
させてなる再生原料22を、射出成形機24に投入し、
成形温度をPETの融点より高い280度〜285度の
範囲内で、射出成形機24の加熱筒28を、その中間部
を高温に、両端部を低温に設定し、射出成形機24に設
置された製品型枠38内に射出させ、製品を成形するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PET(ポリエチ
レンテレフタレート)により成形されてなるペットボト
ル等の使用済製品をリサイクルするための方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、容器外周面に、略三角形で中に数
字の1が付されたリサイクルマークが印刷されている、
PETにより成形された飲料用ペットボトル、およびリ
サイクルマークの中の数字が2、4〜7である、PP
(ポリプロピレン)、スチロール等により成形された洗
剤容器等が、多数見受けられるようになってきている。
【0003】このリサイクルマークの中の数字が1であ
る飲料用ペットボトルは、柔軟で、もろいというPET
の素材特性から、材料チップ供給、加熱可塑化、成形型
への射出、冷却固化、成形品搬出の動作を一連して行う
ことにより成形する射出成形機ではなく、射出機構によ
り管状に形成された材料を成形型内に配し、気体、液体
等を管状材料内に吹き込み、その吹込圧等で中空体の製
品を成形するブロー成形機により成形されている。
【0004】また、飲料用ペットボトルは、人が飲料用
として使用する都合上、新しいPETを使用して成形す
る必要があり、使用済のペットボトルは回収業者により
回収され、蓋およびレッテルを除外し、一部は再生材料
と新しい材料とを混合して繊維としてリサイクルされ、
または燃料としてリサイクルされているが、大部分は単
にゴミとして焼却処分されているのが現状であり、再生
して製品とすることは皆無であった。
【0005】また、リサイクルマークの中の数字が2、
4〜7である洗剤容器等の使用済みのものを回収し、蓋
およびレッテルを除去して粉砕した再生材料と、新しい
材料とを混合して射出成形機、ブロー成形機等により再
生製品を成形することにより一部がリサイクルされてい
る。
【0006】また、リサイクルマークの中の数字が3で
ある製品は、原料が塩化ビニールであるため、焼却、廃
棄時にダイオキシンが発生することから、最近では使用
されなくなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、リサイクルマー
クの中の数字が1である使用済ペットボトル等のPET
製品は、その大部分が焼却処分され、リサイクルされな
いことが問題となっていた。
【0008】また、繊維としてリサイクルされる場合に
も、使用済PET製品から再生した材料からのみではな
く、新らしいPET材料とを混合してリサイクルするも
のであり、再生材料のみから製品をリサイクルすること
ができないことが問題となっていた。
【0009】また、焼却処分されていた使用済ペットボ
トル等のPET製品を再生して新たな製品としてリサイ
クルする方法が強く要望されてきている。
【0010】本発明は、このような要望に対処すると共
に、前記欠点に鑑み、使用済PET製品およびPET以
外のプラスチック樹脂から成形されてなる使用済樹脂製
品を回収して生成した再生原料のみから、新たな製品を
成形することができる使用済PET製品のリサイクル方
法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用済PET
製品を粉砕したPET粉砕片と、PET以外のプラスチ
ック樹脂により成形された使用済樹脂製品を粉砕した樹
脂粉砕片と、を3:7〜4:6の比率で混合乾燥させて
なる再生原料を、射出成形機に投入し、成形温度をPE
Tの融点より高い280度〜285度の範囲内で、射出
成形機の加熱筒を、その中間部を高温に、両端部を低温
に設定し、射出成形機に設置された製品型枠内に射出さ
せ、製品を成形することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る使用済PET製品の
リサイクル方法を、図1および図2に基づいて、以下に
詳述する。
【0013】まず、回収された使用済PET製品12で
あるペットボトルを粉砕したPET粉砕片14と、回収
されたPET以外のポリプロピレン、スチロール等のプ
ラスチック樹脂により成形された使用済樹脂製品16で
ある洗剤容器を粉砕した樹脂粉砕片18と、を用意す
る。
【0014】本例において、回収された使用済PET製
品12であるペットボトルの上端に止着させた樹脂製
蓋、上端部周縁の樹脂部分、外周に貼付されたレッテル
をも同時粉砕してPET粉砕片14として使用すること
ができる。
【0015】また、回収された使用済樹脂製品16であ
る洗剤容器の上端に止着させた樹脂製蓋、上端部周縁の
樹脂部分、外周に貼付されたレッテルをも同時粉砕して
樹脂粉砕片18として使用することができる。
【0016】また、PET粉砕片14および樹脂粉砕片
18はペレット状にする必要はなく、その大きさは5m
m以下であればよく、3mm程度が最適である。
【0017】次に、PET粉砕片14と、樹脂粉砕片1
8とを、3:7〜4:6の比率で混合機20により乾
燥、攪拌混合させ、再生原料22を生成する。
【0018】PET粉砕片14と、樹脂粉砕片18とを
混合するのは、PET粉砕片14の素材特性である柔軟
性、もろさを、樹脂粉砕片18の素材特性である高強度
により、補助すると共に、使用済PET製品12と共に
使用済樹脂製品16を同時にリサイクルするためであ
る。
【0019】また、この混合比率は、射出成形された製
品の品質が良好となる範囲であり、この範囲外である
と、製品品質が著しく低下するためである。
【0020】また、両粉砕片14,18は、攪拌混合前
に、それぞれ乾燥機(図示略)等を介して予め十分に乾
燥させることは自由である。
【0021】次に、再生原料22を射出成形機24に投
入する。
【0022】本例において、射出成形機24は、従前か
ら使用されている射出成形機構であり、以下にその概略
を簡単に説明する。
【0023】内部に射出スクリュー26が挿入されてな
る加熱筒28の一端に射出ノズル30が、他端に材料を
投入するホッパー32が設けられ、加熱筒28の外周面
に複数のヒーター34,35,36,37が巻付られて
いる。
【0024】本例において、ヒーター34,35,3
6,37は、加熱筒28の少なくとも4個所に巻付けら
れており、各ヒーター34,35,36,37を、PE
Tの融点より高い280度〜285度の範囲内で、個別
に温度調整し、加熱筒28の両端のヒーター34,37
を280度(低温)に、加熱筒28の中間部のヒーター
35,36を285度(高温)に、それぞれ設定してあ
る。
【0025】この加熱筒28の中間部(高温部)の上限
温度を285度とするのは消費エネルギーを低減させる
ためであり、加熱筒28の両端部(低温部)の下限温度
を280度とするのはPETの成分組成により融点(約
250度)が変動するのを考慮し、良好、かつ確実に射
出成形をするためである。
【0026】次に、射出成形機24の加熱筒内28で再
生原料22を溶融し、射出成形機24に設置された製品
型枠38内に、射出ノズル30から射出させ、製品型枠
38内で冷却固化させ、製品型枠38を脱型することに
より製品、例えばバケツ等の日用品を成形する。
【0027】この際、射出成形機24の射出ノズル30
から射出する再生原料22の射出圧力は、製品型枠38
にて成形する製品の大きさに応じて調整する。
【0028】このように、本発明に係るリサイクル方法
によれば、使用済PET製品12および使用済樹脂製品
16のみを使用して新たな製品を成形することができ、
また射出成形機24の加熱筒28の両端を低温とし、中
間部を高温とすることにより、再生原料22であるPE
T粉砕片14および樹脂粉砕片18が確実、かつ均一に
溶融され、製品品質を向上させることができる。
【0029】なお、図中40は粉砕機、42は混合機2
0のヒーター部を示す。
【0030】本例において、使用済PET製品12はペ
ットボトルに限定されることはなく、また使用済樹脂製
品16は洗剤容器に限定されることはない。
【0031】また、加熱筒28に巻付けたヒーター3
4,35,36,37は4個所であるが、5個所以上と
することは自明である。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る使用済PET製品のリサイ
クル方法によれば、使用済PET製品の粉砕片と、PE
T以外のプラスチック樹脂により成形された使用済樹脂
製品の粉砕片と、を3:7〜4:6の比率で混合乾燥さ
せてなる再生原料を、射出成形機に投入し、射出成形機
に設置された製品型枠内に射出させ、製品を成形するた
め、使用済PET製品および使用済樹脂製品のみを使用
して新たな製品を成形することができ、リサイクルに優
れている。
【0033】また、成形温度をPETの融点より高い2
80度〜285度の範囲内で、射出成形機の加熱筒を、
その中間部を高温とし、両端部を低温とするように設定
することにより、再生原料であるPET粉砕片および樹
脂粉砕片が確実、かつ均一に溶融され、製品品質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用済PET製品のリサイクル工程を
示す簡略正面図。
【図2】射出成形機の加熱筒を示す拡大縦断面図。
【符号の説明】
12 使用済PET製品 14 PET粉砕片 16 使用済樹脂製品 18 樹脂粉砕片 22 再生原料 24 射出成形機 28 加熱筒 34,35,36,37 ヒーター 38 製品型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AA24 AR061 JA07 JF51 JL02 JN43 JQ46 4F301 AA14 AA15 AA25 AD02 AD05 AD06 BB04 BC15 BD05 BF12 BF25 BF32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済PET製品(12)を粉砕したPET
    粉砕片(14)と、PET以外のプラスチック樹脂により成
    形された使用済樹脂製品(16)を粉砕した樹脂粉砕片(18)
    と、を3:7〜4:6の比率で混合乾燥させてなる再生
    原料(22)を、射出成形機(24)に投入し、成形温度をPE
    Tの融点より高い280度〜285度の範囲内で、射出
    成形機(24)の加熱筒(28)を、その中間部を高温に、両端
    部を低温に設定し、射出成形機(24)に設置された製品型
    枠(38)内に射出させ、製品を成形することを特徴とする
    使用済PET製品のリサイクル方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292628A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Sony Corp 使用済み樹脂の再利用方法
JP2004255670A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Inoac Corp 射出成形方法及び射出成形機
JP5584807B1 (ja) * 2013-09-20 2014-09-03 孝 大野 高分子複合材料の製造装置及びその製造方法
CN110722724A (zh) * 2019-10-25 2020-01-24 芜湖市智睿包装制品有限公司 一种塑料一次性盒制作模具

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