JP2002083098A - 目標管理システム - Google Patents

目標管理システム

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JP2002083098A
JP2002083098A JP2001190715A JP2001190715A JP2002083098A JP 2002083098 A JP2002083098 A JP 2002083098A JP 2001190715 A JP2001190715 A JP 2001190715A JP 2001190715 A JP2001190715 A JP 2001190715A JP 2002083098 A JP2002083098 A JP 2002083098A
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Tsunemitsu Kanosawa
常光 叶澤
Akiji Suzuki
章治 鈴木
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Iwaki Electronics Co Ltd
Original Assignee
Iwaki Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータネットワークを利用して目標管
理の情報を取り扱う目標管理システムにおいて、その運
用を容易とする。 【解決手段】 企業環境を分析した環境分析情報を入力
する入力手段と、環境分析情報を参照して中長期経営計
画を入力する入力手段とを備える。中長期経営計画を参
照して組織目標を入力する入力手段と、組織目標を参照
して個人目標を入力する入力手段とを備える。組織目
標、個人目標の設定内容を上司が承認すべきか否かを入
力する入力手段を備える。各入力手段を介して入力され
たデータを記録するデータ記録手段と、データ記録手段
に記録されたデータを補正演算するデータ補正手段とを
備える。これにより、目標管理担当者が莫大な人的工数
をかけなくても制度通りに運用でき、社員自身も容易に
情報の入力などができる。すべての社員が過去の情報も
含めて目標管理データの集計や分析結果をリアルタイム
で照会できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の団体、企業
などにおいて、目標情報や実績情報、評価情報などの入
力、更新、削除、検索などをリアルタイムで実現するこ
とが可能な目標管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の目標管理システムでは、紙による
各種シートに手書きやワードプロセッサなどで記入する
方法を採っている。
【0003】すなわち、各職場管理者は、これらのシー
トを使用して「組織目標」を作成する。部下はその「組
織目標」を元に「個人目標」をシートに手書きまたはワ
ードプロセッサで作成する。目標管理担当者は、社員が
作成した「組織目標」、「個人目標」を職場から収集
し、部門間の目標設定レベルの分析資料の作成などを行
う。実績評価時には、各シートに社員が「実績自己評
価」を入力し上司は、そのシートに上司としての評価を
記入し、その結果を人事処遇へ反映させている。期末に
なると、目標管理担当者はすべてのシート類を社員から
収集して保管する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、とりわけ社員
の数が多い場合、現実に目標管理担当者がこのように運
用するのは極めて難しい状態である。
【0005】一般的には半年サイクルで運用するので、
例えば100人の社員が各々1種類のシートを作成する
としても、半年で100枚、1年で200枚のシートが
発生する。目標管理担当者はこれらのシートを各職場か
ら収集し、これらのシートから部門間における目標設定
レベル検討の資料作成や分析などを行わなければならな
い。シート類は都度修正や変更が行われるので、管理担
当者は、最新のシートと古いシートの差し替えや、分析
した内容の修正などを行わなければならず、このような
作業は人的工数から考えて現実的には不可能である。
【0006】これらの状況から、実際は社員に目標を設
定させ、その結果を職場の上司が評価し、その結果を人
事処遇に反映させるまでの運用に止まってしまい、目標
管理シート類はファイリングされて保管されたままにな
ってしまう。すなわち、目標設定が社員同士で重複して
いるか否か、適切な目標の設定がされているか否か、適
切な評価が行われているか否かについては、目標管理担
当者や人事担当者は把握しきれないことになる。また、
目標管理担当者や人事部門担当者だけではなく、各部門
の管理者が、他部門の組織目標や個人目標にどのような
目標が設定しているかを知る手段もなく、事前に部門間
の調整が必要時の情報のみとなってしまう。さらに、目
標管理制度の運用形態は、トップダウンのスタイルが主
流であるが、目標管理担当者が運用の実態を把握しきれ
ず、トップダウン方式が守られなかったり、自己に都合
のよい目標設定を行うなど、制度そのものの存続ができ
ない状態に陥る場合もある。
【0007】このように、目標管理制度は導入しても、
この制度を適切に運用するためには莫大な人的工数を要
し、工数がない場合は、単なる評価のための情報管理に
止まってしまう。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、目標管
理担当者が莫大な人的工数をかけて管理しなくても制度
通りに運用でき、社員自身も容易に情報の入力、修正、
削除ができ、さらに目標管理担当者や人事部門担当者だ
けでなく全ての社員が過去の情報も含めて目標管理デー
タの集計や分析結果をリアルタイムで照会できる目標管
理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、本発明のうち請求
項1に係る発明は、コンピュータネットワークを利用し
て目標管理の情報を取り扱う目標管理システムにおい
て、企業環境を分析した環境分析情報を入力する入力手
段と、この環境分析情報を参照して中長期経営計画を入
力する入力手段と、この中長期経営計画を参照して組織
目標を入力する入力手段と、この組織目標を参照して個
人目標を入力する入力手段と、これら組織目標、個人目
標の設定内容を上司が承認すべきか否かを入力する入力
手段と、前記各入力手段を介して入力されたデータを記
録するデータ記録手段と、このデータ記録手段に記録さ
れたデータを補正演算するデータ補正手段とを備えて構
成される。
【0010】また、本発明のうち請求項2に係る発明
は、組織目標に応じた目標のみを割り振る目標割振手段
を設けて構成される。
【0011】また、本発明のうち請求項3に係る発明
は、コンピュータネットワークを利用して目標管理の情
報を取り扱う目標管理システムにおいて、目標の実績を
評価する基準を記録する評価基準記録手段と、個人が自
己の実績評価を入力する入力手段と、上司が部下の実績
評価を入力する入力手段と、上司がこれらの実績評価を
人事考課データとして承認すべきか否かを入力する入力
手段と、前記各入力手段を介して入力されたデータを記
録するデータ記録手段と、前記評価基準記録手段に記録
された基準に基づき、前記データ記録手段に記録された
データを補正演算するデータ補正手段とを備えて構成さ
れる。
【0012】また、本発明のうち請求項4に係る発明
は、組織情報を入力する入力手段を設け、この入力手段
を介して入力された組織情報に応じて承認を実行する承
認手段を設けて構成される。
【0013】また、本発明のうち請求項5に係る発明
は、日常業務を入力する入力手段およびそれを評価する
評価手段を設け、この入力手段を介して入力されたデー
タを演算するデータ演算手段を設けて構成される。
【0014】また、本発明のうち請求項6に係る発明
は、人事考課データを処遇データに連動させる連動手段
を設けて構成される。
【0015】また、本発明のうち請求項7に係る発明
は、識別IDを入力する入力手段を設け、この入力手段
を介して入力された識別IDに基づいて権限のレベルを
識別する権限識別手段を設けて構成される。ここで、識
別IDの一例としてパスワードを挙げることができる。
【0016】また、本発明のうち請求項8に係る発明
は、各入力手段を介して入力されたデータを複数年度に
わたって蓄積するデータ蓄積手段を設け、このデータ蓄
積手段によって蓄積されたデータの履歴管理を行う管理
手段を設けて構成される。
【0017】また、本発明のうち請求項9に係る発明
は、データ記録手段に記録された各データに対して、検
索機能、閲覧機能、印刷機能を発揮する手段を設けて構
成される。
【0018】また、本発明のうち請求項10に係る発明
は、コンピュータネットワークとしてイントラネットを
採用して構成される。
【0019】また、本発明のうち請求項11に係る発明
は、使用制限語を記憶する記憶手段を設け、この記憶手
段に記憶された使用制限語が使用された場合に警告を表
示する警告手段を設けて構成される。
【0020】また、本発明のうち請求項12に係る発明
は、イントラネットに公衆回線を加えたもの全体をコン
ピュータネットワークとして採用して構成される。
【0021】また、本発明のうち請求項13に係る発明
は、イントラネットに公衆回線を加えたもの全体をコン
ピュータネットワークとして採用し、各入力手段、デー
タ記録手段およびデータ補正手段を携帯情報端末に組み
込んで構成される。
【0022】また、本発明のうち請求項14に係る発明
は、イントラネットに公衆回線を加えたもの全体をコン
ピュータネットワークとして採用し、評価基準記録手
段、各入力手段、データ記録手段およびデータ補正手段
を携帯情報端末に組み込んで構成される。
【0023】また、本発明のうち請求項15に係る発明
は、携帯情報端末をクライアントとして公衆回線経由で
イントラネットにダイヤルアップ接続しているときに他
のクライアントからのアクセスを拒否するようにして構
成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0025】図1において、符号1は人事基幹システム
を運用しているサーバであり、社員の基礎情報や給与、
賞与、昇給、昇格などの処理を行うものである。符号2
は目標管理システムを制御するサーバであり、符号1の
サーバとLANにより結ばれている。人事基幹システム
を運用するサーバが、符号2のサーバと同一のものを使
用する場合には、符号1のサーバは必ずしも必要ではな
い。
【0026】また、符号3は、符号2の目標管理システ
ムを制御するサーバ内に設置されている記憶装置で、目
標管理の全ての情報を記録する。符号4はそれぞれの企
業で掲げている経営理念や社員理念などの理念情報であ
る。
【0027】さらに、符号100、101、…はイント
ラネットにより符号2のサーバに結ばれているクライア
ント(社員のパソコン)である。それぞれのクライアン
トは、CRTやLCD等の表示部とともにキーボードお
よびマウス等の入力部を有しているほか、イントラネッ
トを利用するためにブラウザが格納されており、このブ
ラウザを介してサーバに格納されている目標管理プログ
ラムと接続する。
【0028】次に、符号2のサーバの詳細構成について
説明する。図2は符号2のサーバの構成を示すブロック
図である。この図2において符号21は制御手段であ
り、CPU等から構成され、各部の制御やデータの転
送、種々の演算、データの一時的な格納等を行う。符号
22は入出力制御手段であり、イントラネットを介して
接続されたクライアントとサーバとのデータの入出力を
制御する。符号23、24はいずれも記憶手段であり、
それぞれ以下のファイルが格納、記憶されている。
【0029】まず、記憶手段23には目標管理プログラ
ムが記憶されている。かかる目標管理プログラムは、制
御手段21において用いられるものであり、例えば、組
織目標や個人目標を入力、修正、削除を行う画面を表示
しデータを記録するためのプログラムや、入力された情
報を元に評価点を演算するプログラムや検索項目を指定
し、蓄積されている目標管理情報から情報を検索する検
索用プログラム等から構成されている。なお、これらの
動作については、いずれも後述する。
【0030】他方、記憶手段24には、目標管理情報が
記憶されている。目標管理情報は、自社を取り巻く環境
を分析した情報を記憶する環境分析ファイル、環境分析
情報を元に自社の中期的および長期的な経営計画を記憶
する中長期経営計画ファイル、組織ごとの教育目標を記
憶する教育目標ファイル、目標設定以外の日々の業務内
容を記憶するルーチン業務ファイル、組織目標を作成す
る単位のグループ情報を記憶するグループ情報ファイ
ル、組織目標を作成する単位のグループに所属する社員
の情報を記憶するグループメンバーファイル、グループ
ごとに作成された組織目標の情報を記憶する組織目標フ
ァイル、作成された組織目標がどの社員に割り振られた
かの情報を記憶する組織目標割振ファイル、割り振られ
た目標をブレイクダウンして作成した個人目標を記憶す
る個人目標ファイル、実施した目標に対し、自己評価ま
たは上司評価を行うための評価基準情報を記憶するため
の評価基準情報ファイル、自己評価や上司評価と評価基
準情報により演算された評価点を記憶するための評価結
果情報ファイル、社員IDや何処の部署に所属している
か等の社員の基礎情報を記憶するための社員情報ファイ
ル、自社の組織情報を記憶する部署情報ファイル、目標
内容に使用するのは望ましくない「語」、すなわち使用
制限語を記憶するための使用制限語設定ファイル、社員
のセキュリティ情報を記憶するためのセキュリティ情報
ファイルなどから構成させている。これらのファイルは
社員ID等で関連づけられている。
【0031】次に、本実施形態の動作について説明す
る。ここで、符号100、101、…のクライアント
は、それぞれ符号2のサーバとイントラネットにより接
続され、目標管理システムの機能である環境分析入力か
ら検索機能までの全ての操作を行う端末として使用でき
るが、説明便宜上、これらのクライアントを操作する者
を組織目標作成者、組織目標承認者、上司、メンバーと
いった表現方法をとるものとする。図3は、かかる目標
管理プロクラムのメニューを表示するまでのフローチャ
ートである。
【0032】初めに、イントラネットを介して目標管理
システムに接続すると、図3に示すように認証を行うた
めの情報入力を目標管理プログラムにより要求される。
操作ステップSz301においてクライアントからSz
302に示す認証入力画面に社員ID、パスワード、お
よび目標を作成する年度と期を入力する。目標管理プロ
グラムは入力された情報を記憶手段24の目標管理デー
タベースに記憶されているセキュリティ情報ファイルと
社員情報ファイルの中から検索する。検索した結果、S
z303に示すように社員IDおよびパスワードに間違
いがないかをチェックし、いずれかに間違いが検出され
た場合、Sz304に示すようにエラーメッセージを画
面上に表示させ、クライアントに知らせる。入力を間違
ったクライアントは、再度認証画面より操作を行うこと
ができる。
【0033】次に、目標管理プログラムは、社員情報フ
ァイルに記憶されている社員資格を検索し、Sz305
に示すように権限を判断し、権限がなければSz306
の一般社員用の処理メニューを表示し、権限がある社員
に対してはSz308の管理職用の処理メニューを表示
する。さらに、目標管理担当者のパスワードを入力する
と、Sz307の目標管理担当者の管理メニューが表示
される。
【0034】図4は権限のある管理者用メニューであ
り、図5は一般社員用メニューである。図6は目標管理
担当者管理メニューである。図6の目標管理担当者管理
メニューの操作については、一番最後に説明する。以
下、図4と図5の操作ステップに沿って説明する。
【0035】まず、目標を設定するにあたって管理者
は、自社を取り巻く環境を分析し、その情報を図4に示
す、管理者メニューより、Sz401の環境分析作成よ
り行う。管理者はパソコンのマウスを操作して、画面上
のSz401の環境分析作成の領域に移動させ、左ボタ
ンをクリックする。
【0036】かかる操作により、画面は環境分析を入力
する画面に切り替わる。画面上には、図3のSz302
の認証情報入力時に指定した年度を基準とし、5年先ま
での社会環境、市場環境、競争環境、自社環境などの情
報を入力することができる。入力はそれぞれの入力した
い年度の入力域へマウスを操作して移動させ、キーボー
ドを操作して情報を入力する。入力した情報を記憶させ
る時は、画面の下部に表示してある登録のボタンの領域
にマウスを操作して移動させ、左ボタンでクリックす
る。
【0037】この操作により、目標管理ブロクラムは、
記憶手段24の目標管理データベース内の環境分析ファ
イルへ記憶させる。管理者はこの操作を繰り返すことに
より、何度でも環境分析情報を登録したり更新したりす
ることができる。管理者メニューに戻る場合には、所定
の位置にある戻るボタンをマウスを操作して左クリック
することにより、戻ることができる。入力する年ごとの
情報は、図3のSz302の認証情報入力時に指定した
年度を変更することにより、入力する年を1年ごとスラ
イドして入力する事ができる。
【0038】これらの操作によって記憶された環境分析
情報は、記憶手段24の目標管理データベースに累積記
憶され、後述するステップSz407の操作にて全社員
が検索し閲覧することができる。
【0039】ステップSz4011の操作において、登
録された環境分析情報の内容を確認するための手段とし
てSz4012に示す環境分析の印刷がある。マウスを
操作し、Sz4012の領域へマウスを移動させ左ボタ
ンをクリックすると、Sz4011の操作で入力した情
報が印刷できる状態に編集されて、画面上に表示され
る。この内容を用紙に印刷したい場合には、ブラウザの
印刷機能を活用し印刷する。
【0040】ステップSz4011の操作において、環
境分析情報を記憶させた後に、この情報を踏まえて、自
社の中期的および長期的な経営計画を作成する。作成手
段は、図4の管理者メニューのSz4021の中長期目
標作成の領域に、マウスを操作して移動させ、左ボタン
をクリックする。
【0041】かかる操作により、画面は中長期目標を力
する画面に切り替わる。画面上には、図3のSz302
の認証情報入力時に指定した年度を基準とし、3年先ま
での経営目標の情報を入力することができる。入力はそ
れぞれの入力したい年度の入力域へマウスを操作して移
動させ、キーボードを操作して情報を入力する。入力し
た情報を記憶させる時は、画面の下部に表示してある登
録のボタンの領域にマウスを操作して移動させ、左ボタ
ンをクリックする。
【0042】この操作により、目標管理ブロクラムは、
記憶手段24の目標管理データベース内の中長期経営計
画ファイルへ情報を記憶させる。管理者はこの操作を繰
り返すことにより、何度でも中長期経営計画を登録した
り更新したりすることができる。管理者メニューに戻る
場合には、所定の位置にある戻るボタンをマウスを操作
して左クリックすることにより、戻ることができる。入
力する年ごとの情報は、図3のSz302の認証情報入
力時に指定した年度を変更することにより、入力する年
を1年ごとスライドして入力する事ができる。これらの
操作によって記憶された中長期経営計画は、記憶手段2
4の目標管理データベースに累積記憶され、後述するス
テップSz407の操作にて全社員が検索し閲覧するこ
とができる。
【0043】ステップSz4021の操作において、登
録された中長期経営報情報の内容を確認するための手段
として、Sz4022に示す中長期経営目標のの印刷が
ある。マウスを操作し、Sz4022の領域へマウスを
移動させ、左ボタンをクリックすると、Sz4021の
操作で入力した情報が印刷できる状態に編集されて、画
面上に表示される。この内容を用紙に印刷したい場合に
は、ブラウザの印刷機能を活用し印刷する。
【0044】ここまでの操作で、自社が今後進むべき方
向、企業目標が確定したことになる。各部門の管理者
は、中長期経営目標を達成すべく組織目標を作成する。
以下に組織目標の設定手順をステップに沿って説明す
る。
【0045】まず、組織目標を作成するにあたり、組織
目標の単位であるグループを作成する。組織目標は部門
や課などの会社組織単位だけではなく、いろいろな部門
から集まったメンバーで構成されるプロジェクト単位で
も作成する場合がある。組織目標グループは、会社組織
にとらわれず自由に組織目標が設定できるためのもので
ある。例えば、経理部の組織目標を作成する場合、経理
部長は経理グループというグループを作成する。また、
新製品開発プロジェクトの組織目標を作成する場合は、
そのプロジェクトの責任者が、新製品開発プロジェクト
というグループを作成する。以下に組織目標グループの
設定手順を説明する。
【0046】組織目標作成者は、図4の管理者メニュー
のSz4031の組織目標グループ設定の領域へマウス
を操作し移動させ、左クリックをする。かかる操作によ
り画面は、組織目標グループ設定画面へ切り替わる。画
面には、作成するグループに対しての登録番号と組織目
標グループ名称の入力域が表示されるので組織目標作成
者は、まず登録番号入力域へマウスを操作して移動さ
せ、キーボードにより、登録番号を入力する。登録番号
付けの形式は自由である。
【0047】登録番号を入力したら、マウスを操作し組
織目標グループ名称の入力域に移動させ、例えば、組織
目標グループ名称を総務Gとキーボード操作により入力
する。入力後、この組織目標グループを記憶させるため
には、所定の位置に表示されている登録ボタンをマウス
を操作して左クリックすることにより、記憶手段24の
目標管理データベースのグループ情報ファイルに記憶さ
れる。
【0048】図7は組織目標グループ作成の模式図であ
る。かかる操作により組織目標作成者は、いくつでも組
織目標グループを作成することができる。同一の組織目
標作成者が作成した組織目標グループは、同一画面上
に、前記した登録ボタンをクリックする操作後に一覧で
表示される。作成した組織目標グループを削除する場合
は、同一画面上の一覧に削除ボタンが用意されているの
で、削除したいグループの右脇の削除ボタンをマウスを
操作して左クリックを行うことにより、グループ情報フ
ァイルより削除することができる。しかし詳しい説明は
Sz4034の組織目標メンバー削除で行うが、削除し
ようとしたグループにメンバーが設定されていると削除
はできないようになっている。
【0049】かかる操作により、組織目標作成単位であ
るグループが設定されたことになる。これよりこの作成
した組織目標設定グループに属するメンバーの設定方法
を説明する。
【0050】組織目標作成者は、図4の管理者メニュー
のSz4032の組織目標メンバー設定の領域へマウス
を操作し移動させ、左クリックをする。かかる操作によ
り画面は、組織目標メンバー設定画面へ切り替わる。画
面には、前記で作成した組織目標のグループの選択と自
社組織を指定する領域が表示される。組織目標作成者
は、“どのグループに”、“どの組織の”、“だれを”
メンバーとして登録するかを設定する。図8は組織目標
メンバー設定の模式図である。
【0051】組織目標作成者はまず、“どのグループ
に”を行うために、画面上のグループ選択領域にマウス
を操作して移動させ、選択リストの“▽”をクリックす
る。すると作成されているグループの一覧が表示される
ので、マウスを操作して選択するグループの位置に移動
させて、左クリックを行う。かかる操作により、グルー
プの選択が完了する。
【0052】次に、“どの組織の”を設定するために、
グループを選択した領域の下部に、会社組織を選択する
領域が表示させているので、マウスを操作し移動させ、
選択リストの“▽”を左クリックする。すると、会社組
織の一覧が表示されるので、マウスを操作してグループ
に登録する社員が所属している組織へマウスを操作して
移動させ、左クリックを行い選択する。その後、下部に
表示してある実行ボタンをマウス操作によりって左クリ
ックすることにより、現時点でグループに設定させてい
る社員の一覧と、前記で選択した組織に所属する社員の
一覧が表示される。
【0053】かかる操作により、現時点でのグループに
設定されている社員一覧と、選択した組織に所属する社
員一覧が表示されるので、組織目標設定者は、組織に所
属する社員一覧より、新たにグループに登録する社員を
選択するために、登録したい組織に所属している社員の
氏名の右の選択領域をマウスを操作して左クリックし、
チェックマークを設定する。かかる操作を繰り返し、そ
の組織でグループに登録するメンバーの選択をすべて行
う。選択操作が完了したら、画面中央に表示してある
“→”をマウスにて左クリックすることによりグループ
への登録が完了する。かかる操作により、メンバーの情
報は記憶手段24の目標管理データベース内のグルーグ
メンバーファイルへ記憶され、画面上には、“登録され
ました。”のメッセージが表示される。選択画面に戻る
場合には、画面上の所定の領域に戻るボタンが表示され
ているので、マウス操作により左クリックすることによ
り、グループと組織の選択画面へ戻ることができる。複
数のグループにより、メンバーを登録する場合は、グル
ープと組織の選択の操作から繰り返し行うことにより登
録することができる。
【0054】前記した操作によってグループに登録した
メンバーが、何らかの理由で、グループのメンバーから
外れる場合、組織目標メンバー削除を行う。操作手順
は、図4管理者メニューのSz4034の組織目標メン
バー削除の領域にマウスを操作して移動させ、左クリッ
クを行うことにより、組織目標グループより、メンバー
を削除する画面に切り替わる。
【0055】この画面上には、組織目標設定者が作成し
たグループを選択することのできる選択リストが表示さ
れているので、マウスを操作し、選択リストの“▽”を
左クリックすることにより、登録一覧を画面上に表示す
る。組織目標設定者は、マウスを操作し、削除したいメ
ンバーが登録されているグループにマウスを移動させ、
左クリックを行う操作によりグループの選択を行う。選
択が完了したら、同画面下部に表示してある実行ボタン
を左クリックすることにより、そのグループに登録され
ているメンバーの一覧を表示させる。組織目標設定者
は、その表示されているグループ内メンバー一覧より、
削除したいメンバーの氏名の右に設定させている選択域
にマウスを移動させて、左クリックをおこなう。かかる
操作により、削除対象としてチェックマークが表示され
る。削除するメンバーの選択が完了したら、同画面下部
に表示してある削除ボタンをマウスを操作し左クリック
を行うことにより、グループのメンバーから削除され、
記憶手段24の目標管理データベース内のグループメン
バーファイルから削除される。削除後、“削除しまし
た”のメッセージが表示され、同画面下部に表示されて
いる戻るボタンをマウスを操作し左クリックすることに
より、選択一覧へ戻ることができる。
【0056】但し、ここで削除できるメンバーは、組織
目標が割り振られていないメンバーに限られる。組織目
標が割り振られているメンバーを削除する場合は、組織
目標の割り振りを削除したいメンバーから外さなければ
ならない。詳細については、Sz4036の組織目標割
振で説明する。
【0057】上記で行った操作により、組織目標を作成
するグループとメンバーが確定したので、そのグループ
に対しての組織目標の作成を行う。図4の管理者メニュ
ーのSz4035組織目標登録の領域へマウスを操作し
移動させ、左クリックを行う。かかる操作により組織目
標グループ選択画面に切り替わり、画面上には、組織目
標作成者が既に作成した組織目標グループの選択リスト
が表示される。
【0058】組織目標作成者は、選択リストの“▽”マ
ークをマウス操作し左クリックすることにより、グルー
プの一覧を表示させる。さらに、マウス操作により組織
目標を作成するグループをマウスの左ボタンをクリック
して選択後、同画面の下部に表示されている選択ボタン
をマウスの左クリックを行うことにより選択することが
できる。かかる操作により、組織目標を入力する画面が
表示される。図9はその模式図である。表示された画面
上の構成は、次の3種類の領域で構成されている。
【0059】まず1種類目として、画面左半分には、そ
のグループに所属するメンバーの一覧が表示される領域
である。表示項目は社員氏名、社員資格が表示される。
2種類目は画面右側半分の上部に実際の組織目標を入力
する領域が表示される。3種類目は、画面右半分の下部
に実際入力した組織目標が一覧で表示される領域であ
る。以下に作業手順を説明する。
【0060】かかる操作により、組織目標の登録画面が
表示されている。マウスは、組織目標入力域である画面
右半分の上部に位置づけられている。その領域の初期表
示は、組織目標の登録No.入力を要求する画面である。
組織目標作成者は、登録する組織目標に登録No.を採番
し入力する。登録番号形式は自由である。目標管理プロ
グラムは、入力した登録番号と、組織目標作成者の社員
ID、グループ番号、作成年度、期を識別情報として、
記憶手段24の組織目標ファイルに記憶されている情報
を検索する。
【0061】その検索の結果、既に登録されている場合
は、組織目標の修正変更画面が同一領域へ表示され、未
登録の場合は、新規登録画面が表示される。組織目標作
成者は、更新や登録したい内容をキーボード操作により
入力する。入力した内容を記憶させるためには、同領域
下部に表示されている登録ボタンをマウスの左クリック
を行うことにより、記憶手段24の目標管理データベー
ス内の組織目標ファイルへ記憶する。記憶後、同一画面
上に“登録しました”のメッセージが表示されると同時
に画面右半分の下部に、登録した組織目標を含めた組織
目標一覧が表示される。組織目標作成者は、この一覧の
内容を参照しながら、組織目標を作成することができ
る。操作を続けて行いたい場合は、“登録しました”の
メッセージが表示されている画面の下部に戻るボタンが
表示されているので、マウス操作により左クリックを行
い、組織目標登録No.の入力要求画面に戻ることができ
る。
【0062】さて、ここまでの操作で、組織目標の作成
が終了したことになる。今度は、こうして作成した組織
目標につき、組織目標グループに登録されているどのメ
ンバーに組織目標を割り振るかを設定する操作となる。
ここで行う操作によって、組織目標がメンバーに割り振
られ、割り振られたメンバーはそれに対してだけ、個人
目標の作成が可能となる。このように、目標のトップダ
ウンが目標管理プログラムによって実現される。以下に
操作手順を説明する。
【0063】図4の管理者用メニューのSz4036の
組織目標割振の領域にマウスを操作し移動させ、左クリ
ックを行うことにより、組織目標作成者が作成したグル
ープの選択域が表示されるので、前記同様の操作を行
い、グループを選択する。かかる操作により、そのグル
ープに作成されている組織目標を、グループ番号、組織
目標作成者の社員ID、年度、期の情報を識別情報と
し、記憶手段24の目標管理データベース内の組織目標
ファイルから検索し、記憶されていれば、全ての記憶内
容を一覧で表示する。記憶されていなければ、何も表示
しない。
【0064】組織目標作成者は、表示されている組織目
標一覧より、メンバーを割り振る目標を選択する。選択
するためには、一覧内の組織目標登録番号をマウスにて
クッリクする。かかる操作により、組織目標をグループ
メンバーに割り振る操作画面が表示される。図10は目
標割振操作の模式図である。目標割振操作を行う画面
は、次の3種類の領域で構成されている。
【0065】まず1種類目は、画面左半分の上部に、メ
ンバーに割り振る目標の内容が表示される領域である。
【0066】2種類目は、画面左半分の下部に、目標を
設定するための資格別の定義が表示される。この定義内
容はそれぞれの企業によって内容が異なるし、また不要
な場合もある。設定されている場合、組織目標作成者
は、この定義を参照しながら、メンバーの資格と照らし
合わせ、適切な目標の割振を行うことができる。3種類
目は、グループに登録されているメンバーの一覧が表示
される領域である。表示される項目は、メンバーの氏
名、資格、そして割振の状態を表すチェックマークであ
る。
【0067】組織目標作成者は、画面左下部に表示され
ている資格別定義を参照しながら、画面右半分に表示さ
れているメンバーの氏名右脇の担当の領域に、マウスを
操作し左クリックすることにより、画面左上部に表示し
てある目標にチェックマークを付け、組織目標を割り振
った状態にする。この情報を記憶させるためには、メン
バー一覧領域上部に登録ボタンが用意されているので、
マウスにて左クリックすることにより、記憶手段24の
目標管理データベース内の組織目標割振ファイルに記憶
される。
【0068】その後、画面右半分の領域に、“更新しま
した”のメッセージが表示される。同一画面の下部に用
意されている戻るボタンをマウスの左クリックを行うこ
とにより、割振指定画面へ戻ることができる。
【0069】かかる操作は、組織目標の割振を行うため
の操作であるが、組織目標の割振をメンバーから外すた
めの操作も同一画面で行うことができる。組織目標の割
振を外したいメンバーのチェックマークをマウスの操作
により消し、同領域内の登録ボタンをマウスで左クリッ
クすることにより、記憶手段24の目標管理データベー
ス内の組織目標割振ファイルより、削除することができ
る。但し、割り振られた組織目標に対して、メンバーが
個人目標を作成していると、割振を解除することはでき
ない。画面上に“割り振られた組織目標に対して、個人
目標が作成済みです”のメッセージが表示される。これ
は、目標を割り振られたメンバーが、目標をブレイクダ
ウンして個人目標を作成後に、組織目標作成者が間違っ
て割振を削除してしまうことを防ぐための機能である。
【0070】組織目標作成者は、組織目標グループにお
ける教育目標を作成することができる。図4管理者メニ
ューのSz4037の教育目標登録の領域をマウスを操
作し左クリックすることにより教育目標を登録できる画
面が表示される。組織目標作成者はキーボードを操作
し、教育目標を入力する。入力した情報を記憶するため
には、同画面下部に表示されている登録ボタンをマウス
の左クリックにより、記憶手段24の目標管理データベ
ース内の教育目標ファイルに記憶することができる。
【0071】次に、組織目標の作成、履歴登録、更新に
ついて説明する。
【0072】これは、上記操作により、作成および変更
された、組織目標の変更履歴情報を登録管理するための
情報を記憶させておく操作である。図4の管理者メニュ
ーのSz4038作成履歴更新の領域をマウスで左クリ
ッすることにより、組織目標作成者の社員ID、グルー
プ番号、年度、期を識別情報とし、記憶手段24の目標
管理データベース内の組織目標ファイルが検索され、履
歴情報のメンテナンス画面が表示される。組織目標作成
者は、画面上の作成年月日、更新年月日の入力域はマウ
スを操作し移動させて、情報を入力する。この情報を記
憶させるためには、同一画面に用意されている登録ボタ
ンをマウスで左クリックすることにより、記憶手段24
の目標管理データベース内の組織目標ファイルへ記憶さ
れる。
【0073】作成した組織目標および割振情報を確認す
る手段として、組織目標割振印刷がある。図4の管理者
メニューのSz4039組織目標割振印刷の領域にマウ
スを移動させ左クリックを行うと組織目標作成者が作成
したグループの選択画面が表示される。既に上記で記載
した同様の操作により、グループを選択する。選択した
グループの状態が印刷可能な状態に編集され、画面に表
示される。
【0074】この画面には、組織目標内容と、メンバー
氏名がマトリックス表上に表示され、目標の割り振られ
たメンバーに“●”印が表示され、割振状態が確認でき
る。用紙に印刷する場合は、ブラウザの印刷機能を使用
して行う。図11はその模式図である。
【0075】以上の操作で、組織目標の作成操作は終了
であるが、組織目標の割振に対して、メンバーの個人目
標の作成を可能にするためには、組織目標作成者は、上
司に組織目標の承認を受けなければならない。承認を受
けたということは、組織目標が確定したということにな
り、はじめて個人目標の作成が可能となる。詳細の説明
を以下に行う。
【0076】図12は組織目標と個人目標の承認形態を
示した図である。組織目標作成者は、組織目標の作成が
完了したら、Sz1201に示す通り、上司の承認を受
けなければならない。2度目以降からは、組織目標作成
者自身での仮承認が可能となる。
【0077】上司の承認を得ると、その組織目標は確定
し、その組織目標を割り振られたメンバーの個人目標の
作成が可能となり、同時に組織目標の修正が不可とな
る。組織目標の修正が発生した場合は、一旦、組織目標
の承認を取り消しし、確定状態を未確定状態にする。Z
s1205に示すように、この承認取消しの操作は、組
織目標を承認した上司か、もしくは組織目標作成者自身
で行う。この時、組織目標の修正は可能となり、同時に
個人目標の作成は不可となる。
【0078】なぜ、Sz1201の組織目標承認やSz
1205の組織目標承認取消しの操作が組織目標作成者
自身で行えるかというと、組織目標の確定後にも、再
度、組織目標の見直しが発生する場合がある。その都度
上司に承認の取消しや再承認の操作を行ってもらうと、
作業効率が悪くなる。従って、組織目標の承認取消しや
再承認は組織目標作成者自身でも行えるようにし、最終
的に組織目標が決定した段階で、再度上司に承認の操作
をしてもらう流れとなっている。記憶手段24の目標管
理データベース内の組織目標ファイルには、誰が承認し
たかまたは承認を取り消したかの情報を記憶しているの
で、上司の最終承認を得てない組織目標を確認すること
ができる。以下に操作の詳細説明を行う。
【0079】図4の管理者メニューのSz4051の組
織目標承認の領域に対し、マウスの左クリックを行う。
【0080】かかる操作により画面は組織目標指定画面
となる。組織目標承認者は、ここで、組織目標を絞り込
んで選択一覧に表示することができる。組織目標指定領
域に組織目標の作成者または、グループ名称の一文字を
キーボード操作により入力し、同画面下部に表示してあ
る実行ボタンをマウスにより左クリックする。すると、
目標管理プログラムは、その文字が含んでいる組織目標
作成者の作成した組織目標グループ一覧か、またはその
文字が含んでいる組織目標グループ一覧を記憶手段24
の目標管理データベースより検索し表示する。なにも入
力しないで実行ボタンをクリックすると、全ての組織目
標グループ一覧が表示される。かかる操作によって表示
された組織目標グループ一覧より、承認すべき組織目標
グループを選択するには、組織目標グループ一覧は選択
リストになっているので、マウス操作によって、“▽”
をクリックし、抽出した全ての組織目標グループを表示
させる。その後承認するグループにマウスを移動させ左
クリックを行い、さらに、同画面の下部に表示されてい
る選択ボタンをマウスによってクリックすることにより
選択される。かかる操作により、承認画面が表示され
る。しかし、選択した組織目標が承認済みの場合、“承
認済みです”のメッセージが表示され、承認は不可の状
態となる。かかる操作により、承認画面には、組織目標
内容とグループメンバーへの割振状況が表示されてい
る。組織目標承認者は、同画面上部に表示してある承認
ボタンをマウスで左クリックすることにより、この組織
目標を承認することができる。
【0081】かかる操作後、画面には、“承認されまし
た”のメッセージが表示され、 同時に記憶手段24の
目標管理データベースの組織目標ファイルに、“い
つ”、“だれが”承認したのかの情報が記憶される。承
認を行ったのが、組織目標作成者の場合、その情報も記
憶される。但し、組織目標作成者が承認する場合は、一
度上司の承認を得た後である。かかる操作により承認作
業は終了し、個人目標の作成が可能になる。
【0082】次に、一度承認した組織目標の承認取消し
操作について説明する。
【0083】図4の管理者メニューのSz4052の組
織目標承認取消しの領域に対し、マウスの左クリックを
行う。かかる操作により、画面は組織目標指定画面とな
る。その後の操作手順は、上記組織目標承認とほぼ同じ
である。違う部分は、未承認の組織目標を選択すると、
“未承認です”のメッセージが表示され、承認取消しが
できないところと、承認取消しを行うボタンが、承認取
消しボタンになるところである。かかる操作により、組
織目標の承認が取り消され、同時に記憶手段24の目標
管理データベースの組織目標ファイルに、“いつ”、
“だれが”取り消したのかの情報が記憶される。取り消
したのが組織目標作成者の場合はその情報も記憶され
る。かかる操作により、組織目標の承認は取り消され、
個人目標の作成は不可になる。
【0084】次に、個人目標の作成方法について説明す
る。
【0085】組織目標作成者が組織目標の作成が完了
し、上司の承認を得ると、個人目標の作成が可能とな
る。図3に示す認証を行うと、目標管理ブロクラムは社
員の資格と権限を記憶手段24の目標管理データベース
の社員情報およびセキュリティ情報より検索し、管理者
の権限がある場合は図4の管理者メニューが表示され、
管理者の権限がない場合は、図5の一般社員用のメニュ
ーが表示される。管理者用メニューのSz404個人目
標設定/実績自己評価と一般社員用メニューのSz50
14個人目標設定/実績自己評価の内容はすべて同じで
あるので、説明はSz501に沿って行うものとする。
【0086】個人目標を作成するにあたり、まずは作成
日を設定しなければならない。図5の一般社員用メニュ
ーのSz5011の作成日/面接日設定の領域に対し、
マウスの左クリックを行う。かかる操作により、画面は
作成日および面接日の設定画面へと切り替わる。画面に
は、作成日、面接日、更新日の設定ができるようになっ
ており、個人目標作成者は、作成日の入力域にマウスを
移動し、年、月、日を選択リストより選択する。その
後、同画面下部に表示してある登録ボタンをマウスによ
り左クリックすることにより、記憶手段24の目標管理
データベース内の評価結果情報ファイルに新規に作成さ
れ記憶される。評価結果ファイルには、内部的に、自己
評価情報、上司評価情報などを記憶するエリアを持って
おり、今後、目標の実績自己評価や上司評価結果などの
情報はこのファイルへ格納されることになる。目標の修
正が発生した場合もこの画面を開き、今度は変更日の入
力域へマウスを移動し、年、月、日を選択リストより選
択する。その後、同画面下部に表示してある登録ボタン
をマウスにより左クリックすることにより、記憶手段2
4の目標管理データベース内の評価結果情報ファイルへ
記憶される。
【0087】個人目標作成者は、上司(組織目標作成
者)から割り振られた目標に対してだけ、個人目標を作
成することができる。しかし、上司から割り振られた目
標以外に組織として取り組むべき目標がある場合は、組
織目標作成者へ提案し、組織目標項目へ追加してもらう
ことも可能である。その場合、組織目標作成者は、既述
した操作手順で組織目標の承認を一旦取消しし、組織目
標へ項目追加後、再度組織目標の承認を行えばよい。個
人目標を設定するにあたり、割り振られた組織目標に対
してウェイトやランクを事前に決定させる必要がある。
例えば、組織目標のうち、目標A、目標B、目標Cの3
目標を割り振られたとする。ウェイトの設定は、目標A
が50%、目標Bが30%、目標Cが20%のトータル
100%に設定する。ランクは、目標AがAランク、目
標BがBランク、目標CもBランクと設定する。これら
の項目を決定後、以下の操作により設定を行う。
【0088】図5一般社員用メニューのSz5012個
人目標設定領域にマウスを移動し、左クリックを行う。
かかる操作で画面は、組織目標グループ絞込み画面へ切
り替わる。個人目標作成者は、“どの組織目標に対し
て”個人目標を作成するのかを指定する必要があり、そ
のためには多くの組織目標グループの中から自分の所属
する組織目標グループを選択しなければならない。
【0089】この作業を容易にしたのが、この組織目標
グループ絞込みである。組織目標作成者は、マウスを操
作し組織目標作成者氏名の入力域に移動させ、キーボー
ド操作により、組織目標作成者の氏名の1文字を入力す
るかまたは、グループ名の入力域にグループ名の1文字
を入力し、同画面下部に表示してある実行ボタンをマウ
スで左クリックすることにより、その文字が含まれてい
る組織目標作成者が作成した組織目標グループ一覧か、
その文字が含まれる組織目標グループ一覧を表示するこ
とができる。
【0090】もちろん、絞込みの文字入力の際に、1文
字でなく多くの文字を入力することは可能で、文字数が
多いほど、絞り込み結果件数は少なくなる。例えば、組
織目標グループ作成者の氏名が“山田一郎”だとする
と、絞り込み指定では、“山”でも“山田”でも入力可
能である。抽出結果としては、“山田”で指定した場合
には、組織目標グループ作成者氏名が“山田”のものが
全て表示される。対象情報がない場合は、“対象データ
が有りません”のメッセージが表示される。
【0091】かかる操作により、個人目標作成が所属す
るグループの選択リストが表示されるので、マウスを操
作し“▽”マークをクリックすることにより、全ての情
報を一覧表示し、マウスを操作して、自分の属するグル
ープをマウスで左クリックし、同画面下部の選択ボタン
をマウスで左クリックする。
【0092】かかる操作により、選択したグループから
割り振られた組織目標内容と自分が作成した個人目標が
組織目標項目番号順で編集され一覧で表示される。個人
目標作成者は、この一覧によって、組織目標の内容とそ
の組織目標に対して作成した個人目標の内容を確認する
ことができる。新規作成の場合は、個人目標は空白の状
態で表示される。
【0093】かかる操作により表示された一覧より、ど
の組織目標に対して個人目標を作成するかは、組織目標
登録番号を選択することにより行う。操作としては、一
覧上の組織目標登録番号にマウスを移動させ、左クリッ
クを行うことにより選択できる。かかる操作により、選
択した組織目標に対しての個人目標入力画面に切り替わ
る。画面構成としては、上部4分の1のエリアに資格定
義の内容が表示され、残る下部4分の3のエリアが目標
登録エリアとなっている。目標登録エリアの構成は、上
部から、目標ランク設定基準、組織目標の内容、下部に
個人目標の入力領域、ランクの入力域、ウェイトの入力
域で構成されている。図13はその模式図である。
【0094】目標管理作成者は、まず、個人目標の入力
域にキーボード操作により、個人目標を入力する。その
際、上部に表示してある資格定義から自分の資格を照ら
し合わせて、自分の資格でやるべき内容を確認し、上部
に表示してある組織目標の内容をブレイクダウンして詳
細に記する。ウェイトは事前に決定しているので、その
内容を選択リストからマウスを操作し選択する。
【0095】ランクも事前に決定しているが、画面上の
ランク設定基準を再度確認し、選択リストからマウスを
操作して選択する。全て設定したら、同画面下部に表示
してある登録ボタンをマウスによって左クリックする。
かかる操作により、個人目標の情報は、記憶手段24の
目標管理データベース内の個人目標ファイルに記憶され
る。個人目標を削除する場合、同画面下部に削除ボタン
が表示されているので、マウスによって左クリックする
ことにより、記憶手段24の目標管理データベース内の
個人目標ファイルから削除される。かかる操作によって
登録された後は、“登録しました”のメッセージが表示
され、削除を行った後は、“削除しました”のメッセー
ジが表示される。但し、登録の際、ランクやウェイトが
未設定の場合は、警告メッセージも同時に表示される
が、登録は正常に行われる。かかる操作後、目標選択画
面へ戻るためには、メッセージが表示されている画面の
下部に戻るボタンが用意されているので、マウスの左ク
リックすることにより、目標選択一覧へ戻ることができ
る。個人目標作成者は、これらの操作を繰り返すことに
より、個人目標を設定操作を行う。さて、目標設定には
その他に、目標設定の“質”を高める機能として、目標
設定内容のチェック機能がある。これは、目標設定内容
に使用するのは望ましくない「語」を目標設定内容から
検索し、警告を発する機能である。例えば、“頑張る”
とか、“効率向上”とかの具体性に欠ける「語」の部分
を色を変えて表示、具体的な表現に代えて入力するよう
に促す機能である。チェックは同画面に表示されてい
る。チェックボタンをマウスの左クリックを行うことに
より可能となる。
【0096】次に、かかる操作により作成された個人目
標の上司承認手順について説明する。
【0097】図4の管理者メニューのSz4053の個
人目標承認の領域に対し、マウスの左クリックを行う。
かかる操作により画面は組織目標絞込み画面になる。個
人目標承認者は、ここで組織目標を絞り込んで選択一覧
に表示することができる。殆どの場合、自分が作成した
組織目標に対して部下が作成した個人目標を承認するわ
けであるので、絞り込みの指定は、自分の名前、もしく
部下が所属するグループ名称を指定して絞り込めばよ
い。しかし、例外的に人事異動により、前任者の組織目
標を引きついて承認を行う場合、組織目標作成者と承認
者が違う場合がある。その場合は、自分の名前でなく、
組織目標作成者である前任者の名前を指定する。操作方
法は、入力領域に組織目標の作成者または、グループ名
称の一文字をキーボード操作により入力し、同画面下部
に表示してある実行ボタンをマウスにより左クリックす
る。すると、目標管理プログラムは、その文字が含んで
いる組織目標作成者の作成した組織目標グループ一覧
か、またはその文字が含んでいる組織目標グループ一覧
を記憶手段24の目標管理データベースより検索し表示
する。なにも入力しないで実行ボタンをクリックする
と、全ての組織目標グループ一覧が表示される。かかる
操作によって表示された組織目標グループ一覧より、承
認するメンバーが属するグループを選択する。組織目標
グループ一覧は選択リストになっているので、マウスの
操作によって、“▽”をクリックし、抽出した全ての組
織目標グループを表示させる。その後、個人目標作成者
の所属するグループにマウスを移動させて左クリックを
行い、さらに、同画面の下部に表示されている選択ボタ
ンをマウスによって左クリックを行う。
【0098】かかる操作によって選択された組織目標グ
ループに所属しているメンバーの一覧が表示される。表
示されている一覧のメンバー名の右脇には、承認済みの
場合は“承認済み”のメッセージが表示され、承認がさ
れていない場合は、“未承認”のメッセージが表示され
ている。個人目標承認者は、このメンバー一覧より、
“未承認”のメッセージが表示されているメンバーを選
択し、マウスの左クリックにより選択する。選択した個
人目標が承認済みの場合、“XXさんによって承認済み
です”のメッセージが表示され、承認は不可の状態とな
る。かかる操作により選択されたメンバーの個人目標一
覧が表示される。一覧の内容は、組織目標登録番号順
に、組織目標とそれに対する個人目標が編集されてい
る。
【0099】個人目標承認者は、自分が作成した組織目
標と、それに対して部下が作成した個人目標の内容を確
認し、承認を行う場合は、同画面の下部に表示されてい
る承認ボタンをマウスで左クリックすることにより、承
認を行うことができる。かかる操作の後、目標管理ブロ
グラムは、承認する個人目標の各ウェイトの合計が10
0%になるか、ランクは設定されているかの入力チェッ
クを行い、エラーがなければ、画面には“承認しまし
た”のメッセージが表示され、この情報は、記憶手段2
4の目標管理データベース内評価結果情報ファイルへ記
憶される。このように、従来の手作業で行うと見落とし
がちなチェックも自動で行うことができる。かかる操作
により個人目標設定が承認されたメンバーは、以後、個
人目標の変更ができなくなる。承認された後に個人目標
の内容変更が発生した場合は、上司に個人目標設定承認
の取消しを行ってもらう必要がある。
【0100】個人目標設定承認取消しは次の操作手順で
行う。
【0101】図4の管理者メニューのSz4054の個
人目標承認取消しの領域に対し、マウスの左クリックを
行う。かかる操作により、画面は組織目標絞込み指定画
面となる。その後の操作手順は、上記個人目標承認とほ
ぼ同じである。違う部分は、未承認の個人目標を選択す
ると、“未承認です”のメッセージがされ、承認取消し
ができないところと、承認取消しを行うボタンが、承認
取消しボタンになるところである。かかる操作により、
個人目標の承認が取り消され、“承認を取り消しまし
た”のメッセージが表示される。同時に記憶手段24の
目標管理データベースの個人目標ファイルに記憶され
る。かかる操作により、個人目標の承認は取り消され、
個人目標の作成が可能になる。
【0102】次に、日々の業務実績の登録方法について
説明する。
【0103】目標管理で設定した項目以外に、日々の業
務(ルーチン業務や突発的に発生した業務)も登録する
ことができる。目標管理での実績が人事処遇に結びつく
評価の基準になるが、それでは、目標だけやっていれ
ば、評価が高くなるのか、という問題が出てくる。これ
は、目標管理制度の制度そのものの問題となるが、これ
を解決するための手段として、日々の業務も人事処遇に
反映できる機能がこれである。この登録は、組織目標グ
ループとは連携しておらず、本来の会社組織に所属して
いる職場での業務登録となる。登録は業務が終了する度
に行う。
【0104】操作は、図4の管理者メニューのSz40
43または、図5の一般社員用メニューのSz5013
の日々の業務実績登録の領域にマウスを移動させ、左ク
リックを行うことにより可能となるが、操作の説明は、
Sz5013を使用して行うものとする。
【0105】図5の一般社員用メニューのSz5013
の日々の業務実績登録の領域にマウスを移動させ、左ク
リックを行うことにより、登録画面を表示することがで
きる。図14はその模式図である。画面上の構成は、登
録番号や業務内容を入力する領域と、入力された結果の
業務内容が一覧で表示される表示領域の2種類に分けら
れる。まず登録者は、登録する業務の登録番号を採番す
る。形式は自由である。キーボードにより登録番号を入
力したら、同画面領域の下部に表示してある実行ボタン
をマウスの左クリックを行う。かかる操作により、目標
管理ブロクラムは記憶手段24の目標管理データベース
のルーチン業務ファイルより検索する。指定した登録番
号で業務登録がされていれば、その情報が表示され、未
登録の場合は空白で業務情報を登録できる状態で表示さ
れる。
【0106】かかる操作により、業務内容の登録画面が
表示される。まず、登録者は、キーボードにより業務内
容を入力する。その後、選択リストにより、その業務が
“初めて従事した業務”なのか“2度目以上従事した業
務”なのかをマウスにより選択する。設定後、同画面領
域の下部に表示してある登録ボタンをマウスにより左ク
リックする。画面には、“登録しました”のメッセージ
が表示され、同画面の下部に表示してある。戻るボタン
をマウスの左クリックを行うことにより、登録番号入力
画面へ戻り、一覧表示領域には、登録した業務を含めて
の一覧が表示される。かかる操作により、この情報は、
記憶手段24の目標管理データベース内ルーチン業務フ
ァイルへ記憶される。この情報は、評価の情報としてだ
けではなく、上司が部下の日々の業務内容を把握するた
めの情報としても有効活用できる。
【0107】以上が、個人目標の設定および日々の業務
登録の操作方法である。
【0108】次に、これらの評価方法について説明す
る。
【0109】まず、個人目標の実績評価を上司に行って
もらう前に、自己評価を行う。操作説明は、図5の一般
社員用メニューで行うものとする。最初に個人目標作成
者は、図5一般社員用メニューのSz5115個人目標
実績自己評価の領域にマウスを移動させ左クリックを行
う。かかる操作により、画面は組織目標グループ絞込み
指定画面へと切り替わる。組織目標グループ絞込みか
ら、組織目標グループの選択までの操作は、個人目標設
定時の操作と同様であるので、ここでは省略する。
【0110】かかる操作により、自分が所属するグルー
プを選択すると、個人目標一覧が表示される。一覧に
は、組織目標登録番号順に組織目標内容、個人目標内
容、個人目標実績内容、自己評価内容が編集されて表示
される。個人目標作成者は、この一覧より内容を確認
し、組織目標登録番号をマウスで左クリックすることに
より、実績評価を行いたい目標を選択することができ
る。かかる操作により、個人目標実績自己評価画面への
切り替わる。図15はその模式図である。
【0111】この画面上には組織目標内容、個人目標内
容(個人目標設定内容、ランク、ウェイト)、個人目標
実績入力域、達成方法の評価基準内容、達成方法の評価
選択域、達成結果の評価基準内容、達成結果の評価選択
域、およびその評価結果の表示域で構成されている。個
人目標作成者はまず、設定した個人目標の実績結果内容
をキーボードにより入力する。そして、その結果内容に
つき、達成方法と達成結果によって自己評価を行う。こ
の自己評価を行うための基準は画面上にa、b、c別に
表示されているので、その条件を満たしていると思われ
るものを選択リストよりマウス操作によって選択した
後、画面下部に表示してある評価ボタンをマウスにより
クリックする。かかる操作により、目標管理ブロクラム
は、達成方法をx軸、達成結果をy軸としたマトリック
ス表から達成度評価結果(s、a、b、c、d)を求め
る。さらに、その達成度評価結果をx軸、ランクをy軸
としたマトリックス表から評価結果(s、a、b、c、
d)を求め、点数表より点数化する。
【0112】こうして求められた点数にウェイトを掛け
て、その目標の点数が決定する。決定した点数は、点数
幅表より、再度s、a、b、c、dへ成績化される。こ
うして決定した点数と成績を成績表示域へ表示し、個人
目標作成者へ知らせる。個人目標作成者はこの操作を繰
り返し、実施した目標すべてを自己評価する。かかる操
作により、自己評価結果は、記憶手段24の目標管理デ
ータベース内の個人目標ファイルへ記憶される。ここで
使用されるマトリックス表や点数表、点数幅表は予め記
憶手段24の目標管理データベース内評価基準情報ファ
イルに記憶されている。上司の評価も同じ評価基準によ
り同様の評価が行われる。
【0113】次に、上司による個人目標実績評価の操作
方法を説明する。図4管理者用メニューのSz4061
をマウスにて左クリックを行うと、組織目標グループ絞
込み指定画面が表示される。この画面の操作方法につい
ては、個人目標設定承認と同様であるので、ここでの説
明は省略する。評価者の権限としては、基本的には、組
織目標作成者が評価を行うが、例外的に人事異動などに
より、組織目標設定者の組織目標を引き継いだ、後任者
が評価する場合がある。この時は、組織目標グループの
選択は、前任者が作成した組織目標を選択し、そのメン
バーを評価するようになる。目標管理プログラムは、評
価者の権限を記憶手段24の目標管理データベース内の
セキュリティ情報ファイルに基づき判断する。評価権限
のないものが操作をすると、“権限がありません”の警
告メッセージを表示し、操作ができない状態にする。か
かる操作により、評価を行うメンバーを選択すると、個
人目標一覧画面が表示される。
【0114】基本的には、自己評価時の画面と同じであ
るが、ここには、自己評価結果も表示され、上司はその
情報を確認することができる。上司は、評価する目標実
績を自己評価と同様に組織目標登録番号をマウスの左ク
リックを行うことにより評価を行う個人目標を選択する
ことができる。評価の操作方法および、目標管理プロク
ラムが行う計算は、自己評価の操作方法と同じである。
【0115】かかる操作により評価された情報は、記憶
手段24の目標管理データベースの個人目標ファイルに
上司評結果として記憶される。
【0116】さて、ここまでの操作で、個人目標設定お
よび、個人目標実績自己評価が済んだことになるが、個
人目標作成者は、自分が作成した個人目標と自己評価結
果を印刷可能の形式に編集し、画面に表示することがで
きる。図5一般社員用メニューのSz5014の個人目
標印刷の領域にマウスを移動させ、左クリックを行うこ
とにより、組織目標グループ絞込み画面へ切り替わる。
組織目標グループ絞込みからグループ選択までの操作
は、個人目標作成時などで説明したので、ここでは省略
する。
【0117】かかる操作により、自分が所属するグルー
プを選択すると、個人目標設定内容、実績内容、ウェイ
ト、ランク、達成基準自己評価、達成基準上司評価、達
成結果自己評価、達成結果上司評価、自己評価成績、自
己評価点数、上司評価成績、上司評価点数などが編集さ
せて表示される。用紙に印刷する場合は、ブラウザの印
刷ボタンをマウスでクリックすることにより印刷が可能
である。
【0118】次に、日々の業務登録で登録した業務内容
についての自己評価方法を説明する。図5一般社員用メ
ニューSz5016日々の業務実績自己評価の領域にマ
ウスを移動して左クリックを行うことにより、日々の業
務実績自己評価画面へと切り替わる。図16はその模式
図である。画面構成は次の通りである。画面左半分は日
々の業務を評価する基準表が表示されている。内容は、
「向上」、「創造」、「革新」、「行動」、「規律」の
5項目をそれぞれs、a、b、c、dの5段階評価での
評価方法が記されている。評価はこの評価基準に従って
行われる。画面右半分のうち、上部には、日々登録した
業務内容一覧が表示される。下部には、上部で表示され
ている業務を遂行した上で、評価基準の5項目のうち、
どのような事実が有ったかを申告する。そして、その申
告した結果と、左側に表示してある評価基準を基に、5
項目についてs、a、b、c、dの5段階評価を行う。
この評価は手順は、各項目ごとに選択リストよりマウス
操作によって選択する。選択後、画面下部に表示してあ
る評価ボタンをマウスでクリックする。かかる操作によ
って目標管理ブロクラムは、自己評価した結果の成績を
点数表により点数化し、それぞれ予め社員の資格によっ
て設定されているウェイトを掛け、その結果を合計して
評価点数を求める。そして、点数幅表よりS、A、B、
C、Dの成績へ変換する。その結果を評価結果域へ表示
し、個人目標作成者へ知らせる。ここでの評価に使用さ
れる評価基準の5項目は、資格によって評価対象が異な
る。例えば、資格1の場合は、5項目全てが対象とな
り、資格5の場合は、「向上」、「創造」、「革新」の
みが評価対象となる。これらの条件はすべて、記憶手段
24の目標管理データベース内の評価基準情報ファイル
へ記憶されており、目標管理ブロクラムはこの情報を基
に評価計算を行う。かかる操作によって評価された結果
は、記憶手段24の目標管理データベース内の評価結果
情報ファイルへ記憶される。
【0119】次に、日々の業務実績の上司による評価の
操作説明を行う。図4管理者メニューのSz4062の
日々の業務評価の領域にマウスを移動させ、左クリック
を行うことにより、組織目標グループ絞込み画面が表示
される。この画面から、評価すべき社員を選択する方法
は、個人目標実績上司評価で行っているので、ここでは
省略する。かかる操作により選択されたメンバーの日々
の業務の操作方法は自己評価と同様であるが、画面構成
で、事実申告は照会となる。図17はその模式図であ
る。かかる操作により、目標管理ブロクラムは、記憶手
段24の目標管理データベースの評価結果情報ファイル
へ上司評価情報として記憶される。
【0120】ここまでの操作でおこなった、日々の業務
申告内容や自己評価、上司評価を用紙に印刷する形式に
編集し、画面に表示することができる。図5の一般社員
用メニューのSz5017の日々の業務印刷の領域にマ
ウスを移動させ、左クリックを行うことにより、登録し
た業務、事実申告内容、自己評価、上司評価を集計して
表示することができる。用紙に印刷する場合は、ブラウ
ザの印刷ボタンをマウスにより左クリックを行い印刷を
実行する。
【0121】これまでの操作で、個人目標の評価、日々
の業務の評価の操作が終了したことになる。ここから
は、これらの評価を総合して、半期の最終評価を決定す
る操作について説明する。
【0122】図4管理者用メニューのSz4063総合
評価の領域にマウスを移動させ、左クリックを行うと、
組織目標グループ絞込み画面に切り替わる。この画面か
ら最終評価を行うグループの選択は、個人目標実績評価
と同様なので、ここでは省略する。かかる操作で組織目
標グループを選択すると、総合評価画面が表示される。
図18はその模式図である。この画面には、指定したグ
ループに所属するメンバー全員が表示され、日々の業務
(ルーチン業務)の上司評価結果点数と総合評価に対す
る割合、個人目標上司評価結果の合計点数と総合評価に
対する割合、総合評価結果点数、総合評価成績、総合評
価確定状況が一覧で表示される。評価者は、Sz180
2の日々の業務の評価結果と、Sz1803の個人目標
の上司評価結果を確認する。(総合評価に対する日々の
業務の評価割合と、個人目標の評割合は、社員資格によ
って異なる)評価者は、評価結果を確認し、 最終評価
を実施する場合は、Sz1801の確定ボタンをマウス
の左クリックを行うことにより実行される。
【0123】かかる操作により、目標管理プログラムは
日々の業務の評価点数と個人目標の評価点数を合計し、
点数幅表により、総合評価成績(S、A、B、C、D)
を決定する。決定した結果はSz1804ヘ表示され、
確定状況はSz1805ヘ“済”の文字が表示される。
かかる操作により、最終評価結果は、記憶手段24の目
標管理データベースの評価結果情報ファイルへ記憶され
る。最終評価がされたメンバーに対しては、日々の業務
の評価や個人目標の評価は、“最終評価済みです”のメ
ッセージが表示されて実施できなくなる。再度、日々の
業務の評価や個人目標に対しての評価を行いたい場合
は、Sz1801の解除ボタンをマウスで左クリックす
ることにより可能とすることができる。
【0124】この際、Sz1805の確定状況は“未”
の文字が表示される。また、日々の業務の上司評価や個
人目標 の上司評価が終了していないものについては、
Sz1801の確定ボタンや解除ボタン自身の操作が不
能状態となっているので、誤った結果にて最終評価を行
うことはない。
【0125】最終評価の点数幅表は予め、記憶手段24
の目標管理データベースの評価基準情報ファイルへ記憶
されてお り、目標管理プロクラムは、この情報を基に
最終評価成績を計算する。
【0126】以上で最終評価の説明は終了する。
【0127】記憶手段24の目標管理データベースに
は、これまでに説明した情報を全て蓄積している。この
蓄積した情報を検索し閲覧することができる。その操作
手順を説明する。図4の管理者用メニューのSz407
の検索閲覧には、「環境分析閲覧」、「中期目標閲
覧」、「組織目標閲覧」、「個人目標閲覧」などが可能
となっている。一方、図5一般社員用メニューには、
「個人目標閲覧」以外は全て管理者用と同様の閲覧が可
能となっている。これらの機能を使用せず、情報を探し
出す作業を人手で行うのは不可能である。
【0128】まずは、環境分析閲覧方法について説明す
る。
【0129】図4管理者メニューSz4071の環境分
析閲覧の領域にマウスを移動して左クリックすると、環
境分析登録者一覧画面へ切り替わる。この一覧には、作
成者氏名、職場の情報が表示されているので、閲覧した
い職場の管理者の位置にマウスを移動し、左クリックを
行い、その後、同画面下部に表示してある閲覧ボタンを
マウスにより左クリックを行う。かかる操作により、認
証時に指定した年度を基準年として5年先の環境分析情
報を閲覧することができる。この閲覧によって、自社や
自部門を取り巻く環境情報を 閲覧することができ、ま
た他部門が環境をどのように捉えているのかなどの情報
収集の手段として活用できる。さらに、閲覧時に基準年
を変更することにより過去の情報を確認し、状況の変化
等の情報としても、全社員が活用できる。
【0130】次に、中期目標閲覧方法について説明す
る。
【0131】図4管理者メニューSz4072の中期目
標閲覧の領域にマウスを移動して左クリックすると、中
期目標登録者一覧画面へ切り替わる。この一覧には、作
成者氏名、職場の情報が表示されているので、閲覧した
い職場の管理者の位置にマウスを移動し、左クリックを
行い、その後、同画面下部に表示してある閲覧ボタンを
マウスにより左クリックを行う。かかる操作により、認
証時に指定した年度を基準年とし 3年先の中期目標を
閲覧することができる。この閲覧によって、自部門また
は他部門はどのような事業を展開していくのかが確認で
き、部門間の業務連携などの情報としても活用できる。
【0132】さらに、閲覧時に基準年を変更することに
より過去の情報を確認し、状況の変化等の情報として
も、全社員が活用できる。
【0133】次に、組織目標閲覧方法について説明す
る。
【0134】図4管理者メニューSz4073の組織目
標閲覧の領域にマウスを移動して左クリックすると、組
織目標登録者一覧画面へ切り替わる。この一覧には、認
証時に指定した年度と期の情報に該当するものが対象と
なり作成者氏名、グループ名の情報が表示される。閲覧
者は、閲覧したいグループまたは作成者の位置にマウス
を移動し、左クリックを行い、その後、同画面下部に表
示しある閲覧ボタンをマウスにより左クリックを行う。
かかる操作により、組織目標が表示される。図11はそ
の模式図である。この情報により、だれがどんな目標を
割り振られたのかを全社員が確認することができ、業務
連携の情報として 有効活用できる。さらに、認証時の
年度と期を変えることにより、過去の組織目標の閲覧も
可能であり、過去に担当した目標の確認も行える。
【0135】次に、個人目標閲覧方法について説明す
る。
【0136】この閲覧は、管理者のみが閲覧できる権限
を持っている。操作方法は、図4管理者メニューSz4
074個人目標閲覧の領域にマウスを移動して左クリッ
クすると、個人目標検索指定画面に切り替わる。この画
面で検索閲覧したい情報の指定を行うことができる。検
索項目として「目標の設定ランク指定」「職場指定」
「社員資格指定」「キーワード指定」「年度、期指定」
の5項目を組み合わせて検索を行うことができる。例え
ば、目標設定ランクがAの目標で、全職場を対象とし
て、社員資格は資格3を対象とし、目標設定内容に“技
術”の文字を使用している、1999年下期の目標を検
索する、というような検索が可能であり、結果の表示
は、目標内容とそれに対する実績が一覧で表示される。
これらは、過去に行った目標の実績を単に人事処遇のた
めの情報としてだけでなく、会社のノウハウとして有効
活用できる画期的な機能である。
【0137】次に、パスワードについて説明する。
【0138】目標管理プログラムにより、いろいろな操
作を行う上で、まず操作を行う権限があるかどうかのチ
ェックを行う。その際に使用するのが、社員IDとパス
ワードである。パスワードは各社員が自己責任のもとに
管理し、定期的に変更することが可能となっている。そ
の操作を行うのが、Sz4081やSz5031のパス
ワード管理である。操作方法は、変更するパスワードと
新しいパスワードを2度入力し、間違いがなければ、新
しいパスワードに変更する。
【0139】目標管理担当者は、目標管理制度が目標管
理プログラムを使用することによりスムーズに運営でき
るよう管理作業を行う必要がある。その作業のための操
作説明を行う。
【0140】目標管理プログラムを運用するためには、
各個人がパスワードにより認証を行う必要がある。しか
し、中にはパスワードを忘れてしまうケースもあり、そ
の場合、管理担当者がSz6011の個人情報管理をマ
ウスでクリックすることにより情報を得ることができ
る。かかる操作を行うと、年度、期、社員資格、職場の
情報入力画面が表示される。管理担当者はそれぞれに必
要な情報を選択リストより、マウスにて選択し、同画面
下部に表示してある。検索ボタンをクリックする。その
結果、社員ID、氏名、職場、社員資格、個人目標設定
状況、個人目標評価状況、パスワード等の情報を一覧で
確認することができる。目標管理担当者は、これらの情
報をもとに、目標設定や評価の進捗を全社員に対して把
握することが可能であり、運用スケジュールのフォロー
作業も容易に行うことができる。
【0141】目標管理担当者は、個人目標評価時に使用
する各種マトリックス情報、点数幅表、資格別評価割合
などの評価情報を設定することができる。図6目標管理
担当者メニューのSz6012の評価情報設定領域にマ
ウスを移動させ、左クリックを行うと各種設定画面が表
示される。管理担当者はマウスとキーボード操作により
各種情報を入力し、画面下部に表示してある登録ボタン
をマウスの左クリックを行うことにより、記憶手段24
の目標管理データベースの評価基準情報ファイルへ記憶
させることができる。
【0142】さらに、目標設定の“質”を高めるための
チェック情報として、使用してはならない“語”、すな
わち使用制限語を登録記憶させることができる。
【0143】総合評価が終了し、半期の成績が決定した
ら、その成績情報を人事処遇情報として活用することが
できる。図6目標管理担当者メニューSz6013成績
出力の領域へマウスを移動させ、左クリックすることに
より、社員ID、氏名、ルーチン業務評価結果、個人目
標評価結果、総合評価結果をセキュリティのかかってい
るファイルとして出力することができる。他の人事基幹
システムはこの情報を取り込むことにより、昇給、昇
格、賞与などの処遇データとして活用することができ
る。
【0144】なお、上述の実施形態においては、組織目
標グループ作成(図7参照)と組織目標メンバー設定
(図8参照)を別個のブラウザ画面で行う形で説明した
が、図19に示すように、これらを1つのブラウザ画面
で実行することも勿論できる。同様に、組織目標作成
(図9参照)と組織目標の割振操作(図10参照)につ
いて、図20に示すように、1つのブラウザ画面で行う
ことも可能である。また、図13に示すブラウザ画面に
代えて、図21に示すブラウザ画面で個人目標作成を実
行しても構わない。
【0145】また、上述の実施形態では、コンピュータ
ネットワークとしてイントラネットを採用した場合につ
いて説明したが、イントラネット以外のコンピュータネ
ットワークを採用することも可能である。
【0146】例えば、インターネットやLAN、WAN
をコンピュータネットワークとして使って同様の目標管
理システムを構築しても構わない。或いはまた、イント
ラネットに公衆回線を加えたもの全体をコンピュータネ
ットワークとして用い、営業職などの外勤社員(社外で
業務を行う社員)がノートパソコンやPDAなどの携帯
情報端末をクライアントとして常に持ち歩き、公衆電話
や携帯電話を利用して出先から公衆回線経由でイントラ
ネットにダイヤルアップ接続することにより、内勤社員
(社内で業務を行う社員)と同様にこの目標管理システ
ムを活用することもできる。
【0147】さらに、外勤社員の携帯情報端末に目標管
理システムの各種機能を搭載しておけば、以下に述べる
ように、目標策定作業を行うのに必要な情報を取り込む
ときのみダイヤルアップ接続し、この取り込み作業が完
了したら直ちにダイヤルアップ接続を切断することで、
接続料金および電話代を節約することが可能となる。
【0148】すなわち、外勤社員は、まずサーバから自
分の携帯情報端末へのインポートを実行すべく、クライ
アント処理を起動させる。すると、携帯情報端末の画面
上に各種のメニューが表示されるので、その中から情報
の取り込みメニューを選択し、ダイヤルアップ接続を実
行する。こうしてダイヤルアップ接続が確立したところ
で、画面上のダウンロードメニューを選択する。する
と、ダウンロード機能が起動し、サーバ内の情報ファイ
ルが所定の出力フォルダに一時的に保存されて公衆回線
経由で携帯情報端末側に転送された後、ダイヤルアップ
接続が切断されてオフライン状態となり、ここでインポ
ート作業が終了する。このとき、情報ファイルが出力フ
ォルダに保存された時点で、連携情報テーブルが“O
N”状態になり、他のクライアントからのアクセスを拒
否するようになる。
【0149】そして、このオフライン状態のまま外勤社
員は携帯情報端末で所定の目標策定作業を行い、その目
標策定作業が終了したところで、この外勤社員は、自分
の携帯情報端末からサーバへのエクスポートを実行すべ
く、クライアント処理を起動させる。すると、携帯情報
端末の画面上に各種のメニューが表示されるので、その
中からアップロードメニューを選択し、ダイヤルアップ
接続を実行する。そして、このダイヤルアップ接続が確
立すると、アップロード機能が起動し、携帯情報端末内
の情報ファイルが公衆回線経由でサーバ側に転送されて
所定の入力フォルダに一時的に保存された後、ダイヤル
アップ接続が切断されてオフライン状態となる。このと
き、情報ファイルが入力フォルダに保存された時点で、
連携情報テーブルが“OFF”状態に戻り、他のクライ
アントからのアクセスを受け付けるようになる。
【0150】その後、サーバ側では、入力フォルダに情
報ファイルが存在するか否かを判定し、入力フォルダに
情報ファイルが存在しない場合には、サーバ内のデータ
ベースを更新する必要がないので、ここでエクスポート
作業が終了する。他方、入力フォルダに情報ファイルが
存在する場合には、その情報ファイルに基づいてサーバ
内のデータベースを更新した後、入力フォルダ内の情報
ファイルを削除し、ここでエクスポート作業が終了す
る。
【0151】このように、携帯情報端末をダイヤルアッ
プ接続するのは、目標策定作業を行うのに必要な情報を
取り込むときだけで済むので、常時接続に比べて接続料
金および電話代の節約につながる。また、インポート開
始時からエクスポート終了時までの間は、上述したとお
り、他のクライアントからのアクセスが拒否されるの
で、複数のクライアントからの同時更新によってデータ
ベースの整合性が阻害される事態は生じない。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、目
標管理担当者が莫大な人的工数をかけて管理しなくても
制度通りに運用でき、社員自身も容易に情報の入力、修
正、削除ができ、さらに目標管理担当者や人事部門担当
者だけでなく全ての社員が過去の情報も含めて目標管理
データの集計や分析結果をリアルタイムで照会できる目
標管理システムを提供することが可能となる。
【0153】したがって、目標管理制度そのものが素晴
らしければ、決して“絵に描いた餅”ではなく、制度通
りに運用して情報を十分に活用できるのは勿論のこと、
情報の公開によって透明性、納得性のある目標管理制度
を実現しうる画期的なツールとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目標管理システムの一実施形態を
示す全体構成図である。
【図2】図1に示すサーバの制御ブロック図である。
【図3】認証からメニュー表示までの流れを示すフロー
チャートである。
【図4】管理者用メニューの構成図である。
【図5】一般社員用メニューの構成図である。
【図6】目標管理担当者メニューの構成図である。
【図7】組織目標グループ作成時の模式図である。
【図8】組織目標グループメンバー設定時の模式図であ
る。
【図9】組織目標作成時の模式図である。
【図10】組織目標をメンバーに割り振る時の模式図で
ある。
【図11】組織目標割振一覧の画面模式図である。
【図12】組織目標承認と個人目標承認の関係を表した
ブロック図である。
【図13】個人目標作成時の模式図である。
【図14】日々の業務(ルーチン業務)の登録時の画面
模式図である。
【図15】個人目標実績自己および上司評価時の画面模
式図である。
【図16】日々の業務(ルーチン業務)の自己評価時の
画面模式図である。
【図17】日々の業務(ルーチン業務)の上司評価時の
画面模式図である。
【図18】総合評価時の画面模式図である。
【図19】組織目標グループ作成およびそのメンバー設
定時の模式図である。
【図20】組織目標作成およびメンバー割振時の模式図
である。
【図21】個人目標作成時の模式図である。
【符号の説明】
1……サーバ 2……サーバ 3……記憶装置 4……理念情報 21……制御手段 22……入出力制御手段 23……記憶手段 24……記憶手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークを利用して目
    標管理の情報を取り扱う目標管理システムにおいて、 企業環境を分析した環境分析情報を入力する入力手段
    と、 この環境分析情報を参照して中長期経営計画を入力する
    入力手段と、 この中長期経営計画を参照して組織目標を入力する入力
    手段と、 この組織目標を参照して個人目標を入力する入力手段
    と、 これら組織目標、個人目標の設定内容を上司が承認すべ
    きか否かを入力する入力手段と、 前記各入力手段を介して入力されたデータを記録するデ
    ータ記録手段と、 このデータ記録手段に記録されたデータを補正演算する
    データ補正手段とを備えたことを特徴とする目標管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 組織目標に応じた目標のみを割り振る目
    標割振手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    目標管理システム。
  3. 【請求項3】 コンピュータネットワークを利用して目
    標管理の情報を取り扱う目標管理システムにおいて、 目標の実績を評価する基準を記録する評価基準記録手段
    と、 個人が自己の実績評価を入力する入力手段と、 上司が部下の実績評価を入力する入力手段と、 上司がこれらの実績評価を人事考課データとして承認す
    べきか否かを入力する入力手段と、 前記各入力手段を介して入力されたデータを記録するデ
    ータ記録手段と、 前記評価基準記録手段に記録された基準に基づき、前記
    データ記録手段に記録されたデータを補正演算するデー
    タ補正手段とを備えたことを特徴とする目標管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 組織情報を入力する入力手段を設け、こ
    の入力手段を介して入力された組織情報に応じて承認を
    実行する承認手段を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載の目標管理システム。
  5. 【請求項5】 日常業務を入力する入力手段およびそれ
    を評価する評価手段を設け、この入力手段を介して入力
    されたデータを演算するデータ演算手段を設けたことを
    特徴とする請求項3に記載の目標管理システム。
  6. 【請求項6】 人事考課データを処遇データに連動させ
    る連動手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の
    目標管理システム。
  7. 【請求項7】 識別IDを入力する入力手段を設け、こ
    の入力手段を介して入力された識別IDに基づいて権限
    のレベルを識別する権限識別手段を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項3に記載の目標管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 各入力手段を介して入力されたデータを
    複数年度にわたって蓄積するデータ蓄積手段を設け、こ
    のデータ蓄積手段によって蓄積されたデータの履歴管理
    を行う管理手段を設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項3に記載の目標管理システム。
  9. 【請求項9】 データ記録手段に記録された各データに
    対して、検索機能、閲覧機能、印刷機能を発揮する手段
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項3に記
    載の目標管理システム。
  10. 【請求項10】 コンピュータネットワークとしてイン
    トラネットを採用したことを特徴とする請求項1または
    請求項3に記載の目標管理システム。
  11. 【請求項11】 使用制限語を記憶する記憶手段を設
    け、この記憶手段に記憶された使用制限語が使用された
    場合に警告を表示する警告手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1または請求項3に記載の目標管理システム。
  12. 【請求項12】 イントラネットに公衆回線を加えたも
    の全体をコンピュータネットワークとして採用したこと
    を特徴とする請求項1または請求項3に記載の目標管理
    システム。
  13. 【請求項13】 イントラネットに公衆回線を加えたも
    の全体をコンピュータネットワークとして採用し、 各入力手段、データ記録手段およびデータ補正手段を携
    帯情報端末に組み込んだことを特徴とする請求項1に記
    載の目標管理システム。
  14. 【請求項14】 イントラネットに公衆回線を加えたも
    の全体をコンピュータネットワークとして採用し、 評価基準記録手段、各入力手段、データ記録手段および
    データ補正手段を携帯情報端末に組み込んだことを特徴
    とする請求項3に記載の目標管理システム。
  15. 【請求項15】 携帯情報端末をクライアントとして公
    衆回線経由でイントラネットにダイヤルアップ接続して
    いるときに他のクライアントからのアクセスを拒否する
    ようにしたことを特徴とする請求項13または請求項1
    4に記載の目標管理システム。
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