JP2002083044A - 歯科共同検査システム - Google Patents

歯科共同検査システム

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JP2002083044A
JP2002083044A JP2000272899A JP2000272899A JP2002083044A JP 2002083044 A JP2002083044 A JP 2002083044A JP 2000272899 A JP2000272899 A JP 2000272899A JP 2000272899 A JP2000272899 A JP 2000272899A JP 2002083044 A JP2002083044 A JP 2002083044A
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dental
photograph
tooth
patient
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Yasuo Kawamura
泰雄 川村
Masayoshi Shinoda
政義 信田
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Denet System Kk
KAWAMURAKAI
Original Assignee
Denet System Kk
KAWAMURAKAI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科患者の自らの疾患に関する理解を最優先
として患者に対する必要な且つ完全な検査を行ない、そ
の上で患者個々人に拠る多様なニーズを満たし、更に患
者自身に自らの歯や口腔を極力健康に保ち続けるモチベ
ーションを維持させる歯科検査システムを開発する。 【解決手段】 歯科検査データにより構成される検査デ
ータを入力する入力手段と、歯科検査に係るデータを記
録する記録手段と、上記入力手段により入力される検査
データや、上記記録手段に記録される歯科検査に係るデ
ータを、表示する表示画面とを備える、歯科共同検査シ
ステムを開発する。その歯科共同検査システムは、歯科
医師又は歯科医院スタッフが患者と、入力内容に関する
認識を共有しつつ、該患者の歯科検査データを入力する
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科検査に係るデ
ータを処理する歯科検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科医院においては、処置内容を
医院側が略全面的に決定し然もその処置内容も画一的で
ある歯科治療が一般的に行なわれていたが、近時になり
患者本位の視点に立った歯科治療が試みられている。
【0003】特開平10−97404号は、個々の歯の
状態に関する情報を記録・再生する歯科用の医事用コン
ピュータシステムに関するものである。該コンピュータ
システムでは、まず歯の模式的画像を表示画面上に表示
し、それに加えて、それぞれの歯の状態を示す部位情報
をその状態に応じた所定の色で着色して表示する。画面
内容をハードコピー出力する場合には、従前同様の文字
情報により上記部位情報を出力する。
【0004】従前の歯科用コンピュータシステムの表示
画面(等)において歯の模式図(等)を表示させる場
合、歯科医師から見た場合の便宜を図って(紙の)カル
テの場合と同様に左右が逆に表示されている。患者に対
し、そのような画像をそのまま見せると患者は混乱して
しまうことを考慮して、上記発明システムには患者に説
明する際の便宜のため歯の模式図全体の左右反転機能が
備えられている。具体的には、画面上に設置される左右
反転ボタンがクリックされると全部位の模式図が左右反
転される。
【0005】また、特開平9−70410号は、患者に
最適な治療指針書を提示する、コンピュータによる歯科
治療指針書の作成技術に関する。該コンピュータでは、
歯科治療対象患者の口腔内画像やレトゲン画像を表示す
るのであるが、予め記憶されている過去の治療例に係る
画像と対比させて、治療のシミュレーションを行なう。
過去の治療例に係る画像と対比させる際には、ディスプ
レイ画面の一方には患者の処置前の口腔内画像を、他方
には過去の治療例の画像を左右対称で比較表示する。ま
た、様々の角度から撮影した患者の口腔内画像をディス
プレイ画面上に表示することもできる。
【0006】更に、特開平8−173461号は、歯科
診断データから成る診断情報を記録し、表示するための
歯科診断情報記録表示装置に関する。該表示装置では、
歯周ポケット深さを目盛の備わる折れ線グラフとして、
歯牙の輪郭を表す歯牙画像と重ね合わせて、表示する。
治療前データと治療後データとをそれぞれ異なる色によ
って表示することもできる。データの印画(プリント)
においては、歯牙画像はデータの印画出力時に同時印画
することもできるし、歯牙画像が予め印刷された記録用
紙を用い当該用紙にデータを印画することもできる。
【0007】従来歯科医院において利用されてきた計算
機システムは、最終的には患者に届くべき情報を出力す
るものであっても、それら出力情報は「医療従事者中
心」の内容であるため患者には理解しづらい。そこで、
上記の複数の従来技術の例は、いずれも患者の疾患に係
る情報を患者に分かりやすく開示するものであり、歯科
医師がそれらを利用して患者に説明を行なうことで例え
ば理想的なインフォームドコンセントの実現を目指すも
のである。
【0008】歯の治療はアメニティ(快適性)に大きく
関わるものである。また、歯周病を始めとする歯に係る
疾患の多くは、所謂「慢性病」である。従って、本来、
歯に係る疾患を有する患者における個々のニーズは、多
様なものであるはずである。更に「慢性病」であるが故
に治療は通常長期に渡り患者自身にも不断の努力が必要
とされる。よってその治療の継続には、患者自身の治療
や口腔の手入れに対するモチベーションの維持が不可欠
である。
【0009】上記の複数の従来技術の例は、いずれも、
患者の視点に立った分かり易い情報提供を行なうもので
はあるが、個々の患者における多様なニーズを満たし、
更に、患者自身に自らの歯や口腔を極力健康に保ち続け
るモチベーションを維持させるという目的の達成におい
ては、従前からの「医療従事者中心」に利用される計算
機システム等と同程度に、不充分である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、歯科患者の
自らの疾患に関する理解を最優先として、患者に対する
必要な且つ完全な検査を行ない、その上で、患者個々人
に拠る多様なニーズを満たし、更に、患者自身に自らの
歯や口腔を極力健康に保ち続けるモチベーションを維持
させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたものである。本発明に係る請求
項1に記載の歯科共同検査システムは、歯科検査データ
により構成される検査データを入力する入力手段と、歯
科検査に係るデータを記録する記録手段と、上記入力手
段により入力される検査データや、上記記録手段に記録
される歯科検査に係るデータを、表示する表示画面とを
備える歯科共同検査システムにおいて、歯科医師又は歯
科医院スタッフが患者と、入力内容に関する認識を共有
しつつ、該患者の歯科検査データを入力することを特徴
とする。
【0012】本発明に係る請求項2に記載の歯科共同検
査システムは、上記表示画面にて、過去の歯科検査によ
り取得された画像データと、ボタンを示す画像が表示さ
れ、該ボタンがマウスが制御するポインタによりクリッ
クされると、上記画像データの表裏が横方向に反転して
上記表示画面上に表示され、上記表示画面にて表示され
ている上記画像データが、表裏の何れにあるかを示す通
知部位が上記表示画面に含まれる、請求項1に記載の歯
科共同検査システムである。
【0013】本発明に係る請求項3に記載の歯科共同検
査システムは、上記表示画面にて、過去の歯科検査によ
り取得された画像データと、第2のボタンを示す画像が
表示され、その第2のボタンがマウスが制御するポイン
タによりクリックされると、上記画像データの表裏が縦
方向に反転して上記表示画面上に表示される、請求項1
に記載の歯科共同検査システムである。
【0014】本発明に係る請求項4に記載の歯科共同検
査システムは、上記表示画面にて表示されている上記画
像データが、表裏の何れにあるかを示す通知部位が上記
表示画面に含まれる、請求項3に記載の歯科共同検査シ
ステムである。
【0015】本発明に係る請求項5に記載の歯科共同検
査システムは、患者の口腔内の正面、左右側面及び上下
顎咬合面の歯牙写真を表示する際に、上記表示画面の写
真表示部位の中央に、患者の口腔内の正面の歯牙写真を
配置し、左側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の左部
に、右側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の右部に、上
顎咬合面の歯牙写真はその正面歯牙写真の上部に、下顎
咬合面の歯牙写真はその正面歯牙写真の下に配置する、
請求項1に記載の歯科共同検査システムである。
【0016】本発明に係る請求項6に記載の鹿共同検査
システムは、1人の患者に関して2時点における口腔内
の正面、左右側面及び上下額咬合面の歯牙写真を表示す
る際に、上記表示画面の写真表示部位を上下に2分割
し、一方に上記2時点のうち1時点における口腔内の正
面、左右側面及び上下額咬合面の歯牙写真を表示し、も
う一方にもう1時点における口腔内の正面、左右側面及
び上下額咬合面の歯牙写真を表示し、上記表示画面の写
真表示部位の上記の2分割の夫々において、左側面の歯
牙写真はその正面歯牙写真の左部に、右側面の歯牙写真
はその正面歯牙写真の右部に、上顎咬合面の歯牙写真は
その正面歯牙写真の上部に、下顎咬合面の歯牙写真はそ
の正面歯牙写真の下に配置する、請求項1に記載の歯科
共同検査システムである。
【0017】本発明に係る請求項7に記載の歯科共同検
査システムは、上記表示画面に表示される1人の患者に
関する2時点における口腔内の正面、左右側面及び上下
額咬合面の歯牙写真の何れかが、マウスが制御するポイ
ンタによりクリックされると、そのクリックされた歯牙
写真のみと、その歯牙写真と同部位の、もう一方の時点
における歯牙写真のみとが、上記表示画面の写真表示部
位の上記の2分割の夫々において、対比されて表示され
る、請求項6に記載の歯科共同検査システムである。
【0018】本発明に係る請求項8に記載の歯科共同検
査システムは、上記表示画面において、上記入力手段に
より入力される検査データ若しくは上記記録手段に記録
される歯科検査に係るデータを、歯牙の形状を示す歯牙
図に重ね合わせて、グラフにより表示する、請求項1に
記載の歯科共同検査システムである。
【0019】本発明に係る請求項9に記載の歯科共同検
査システムは、人が通常備える32本の歯牙を表現する
32種類の歯牙図に係るデータを上記記録手段に備え、
上記の32種類の歯牙図の各々に対し、上記入力手段に
より入力される検査データや上記記録手段に記録される
歯科検査に係るデータのうちその各々の歯に対応するデ
ータが、関連付けられて表示される、請求項1に記載の
歯科共同検査システムである。
【0020】本発明に係る請求項10に記載の記録媒体
は、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の歯科共同検
査システムを稼動させるコンピュータ・プログラムのプ
ログラムコードを記録したことを特徴とする記録媒体で
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る好適な実施の形態について説明する。
【0022】図15は、本発明に係る好適な実施形態で
ある歯科共同検査システム2のハードウエア構成の例を
示す。このハードウエア構成は一般的なパーソナルコン
ピュータシステムと同様のものであり、本体である主制
御装置102に、キーボード104、マウス10、ディ
スプレイ108、プリンタ110等が接続されている。
【0023】図1は、本発明に係る好適な実施形態であ
る歯科共同検査システム2の動作の全体構成を示す、ス
テップ(工程)関連全体図である。
【0024】歯科共同検査システム2の動作を構成する
工程は、大きく分けると、 ・患者のデータの登録(S02)、 ・患者のカルテの選択(S04)、 ・患者に対するインタビュ(S06)、 ・共同検査(S08)、 ・検査結果出力(S26) のステップ(群)である。
【0025】共同検査(ステップS08)の工程には、 ・写真撮影(S10)、 ・写真による共同検査(S12)、 ・模型による共同検査(S14)、 ・レントゲン写真による共同検査(S16)、 ・かみ合わせの共同検査(S18)、 ・口腔内検査による共同検査(S20)、 ・歯周に関する共同検査(S22)、 ・Good Smile(グッドスマイル)の共同検査
(S24)、 の(サブ)工程が含まれる。
【0026】図2は、本発明に係る歯科共同検査システ
ム2を利用する歯科医師6とクライアント(患者)8の
素描図の例である。図2に示すように、特に、共同検査
(ステップS08)の工程においては、歯科医師6は詳
細な諸検査の結果を患者8と共にパソコンのディスプレ
イ画面4を確認しつつ入力する。即ち、ステップS08
は、歯科医師6とクライアント(患者)8が認識を共有
しつつ行なう検査であるため、「共同検査」という名称
が付されている。
【0027】更に、検査結果出力(ステップS26)の
工程には、 ・歯牙と修復の状態(S28)、 ・虫歯の状態(S30)、 ・歯周病の状態(S32)、 ・ぺリオチャート(S34)、 ・プラークの状態(S36)、 ・かみ合わせの状態(S38)、 ・その他の状態(S40)、 の(サブ)工程が含まれる。
【0028】図3乃至図14においては、本発明に係る
好適な実施形態である歯科共同検査システム2にて利用
される複数の画面の例が示されている。それら画面及び
歯科共同検査システム2のステップ関連全体図(図1)
を参照して、歯科共同検査システム2の内容を詳しく述
べる。
【0029】ステップS02:患者の登録 対象となるクライアント(患者)8の基礎データを本発
明に係るシステム2に登録する。基礎データは、クライ
アントID、氏名(フリガナ)、性別、生年月日、住所
(連絡先)等である。氏名については同姓同名チェック
が所定のロジックにより自動的に行なわれ、よって重複
登録を未然に防ぐように設定されている。
【0030】ステップS04:患者のカルテ選択 歯科医師6がクライアント(患者)8と対面して本シス
テムを利用する際には、登録された患者のデータを選択
することから始まる。図3は、患者選択画面の例であ
る。該画面において、画面上の五十音に濁音等が追加さ
れた「カナボタン」12をクリックすることにより表示
される該当クライアント(患者)リスト14の中から、
適宜患者が選択される。カナボタン12を利用すれば、
キーボード104による(文字の)入力が不必要であ
る。カナボタン12以外にも、氏名、住所又は電話番号
をキーボード104から入力して検索することも可能で
ある。
【0031】ステップS06:インタビュ 歯科共同検査システム2を受信するクライアント(患
者)8に対して最初に実施されるステップである。通常
の歯科診療における「初診時問診」に相当する。クライ
アント(患者)8に対しては「健康への20の質問」と
して示され、検査に先立って行なわれる。
【0032】質問の内容として、クライアント(患者)
8の歯科治療に対する考え方や知識の確認から始まり、
クライアント(患者)8自身のパーソナリティに関わる
調査等までも含まれる。図4は、質問を表示するインタ
ビュ画面の例である。インタビュは、パソコンに映し出
される風景写真や絵画等の「環境映像」18上に表示さ
れている質問にクライアント(患者)8が回答し歯科医
師6がそれを入力するという形で行なわれていく。この
ような形式により、クライアント(患者)8のリラクゼ
ーションを図り、更に、通常の歯科医院で行なわれる問
診(更には検査)とは異なるものだという印象を与える
ことを意図する。
【0033】質問に対する回答は、例えばパソコンのメ
モリ部(図示せず。)に記録される。記録された内容
は、例えば別途作成された画面上に一覧表示させて、カ
ウンセリングに利用することができる。
【0034】ステップS10:(写真撮影) インタビュ(S06)を終えたクライアント(患者)8
は、次に写真による検査(S12)を行なうのである
が、その前に写真撮影(S10)を行なう。デジタルカ
メラ等により、正面、左右側面及び上下顎咬合面の計5
枚の写真を撮影する。撮影された画像データは即座にパ
ソコンに取り込まれ、必要に応じて歯科共同検査システ
ム2において利用される。
【0035】ステップS12:写真による共同検査 クライアント(患者)8の歯牙の写真の画像を、ディス
プレイ画面4上で見ながら、クライアント(患者)8と
歯科医師6が共同で検査入力を行なう。図5はその写真
による共同検査入力画面の例である。図5の画面は、写
真検査入力画面部20と写真表示画面部22とから構成
される。
【0036】写真検査入力画面部20には、その上部
に、他のレイアウト画面に移動するための複数のボタン
26が配置され、その下部に、クライアント(患者)8
の口腔写真を注視して入力する歯科診断項目の入力域が
配置されている。歯科診断項目の入力域の上部には、通
常、口腔内に備わる32本の歯のうちどの歯に関するデ
ータ入力かを指定する歯指定部24が配置されている。
【0037】歯指定部24においてデータ入力を意図す
る歯を選択すると、その歯を表現するイラストレーショ
ン28が歯科診断項目の入力域に表示される。歯のイラ
ストレーションは32本の歯毎に全て異なっており、誤
って別の歯のデータを入力することを防ぐ効果を備え
る。32本の歯に対し異なる32種のイラストレーショ
ンを用意する、という構成は、他の入力画面や出力画面
においても共通に利用されている。
【0038】歯科診断項目の入力では、 ・マウス10のクリックによりチェックマークを付す
る、 ・クリックして表示される選択肢テーブルから選択肢を
選ぶ(プルダウンメニュ形式)、 のいずれかの形式でデータ入力できるように設定されて
いるため、キーボード104を操作する必要は殆どな
い。
【0039】通常歯科医院が利用するカルテ等の資料に
おいては、患者の歯の配置は左右が逆になっている。こ
れは歯科医師及びスタッフが患者と正対することを想定
しているからである。本発明に係る歯科共同検査システ
ム2の「共同検査」では、歯科医師6がクライアント
(患者)8と共にディスプレイ画面4を見ながら検査デ
ータを入力していくことを前提としているため、後で説
明するように、写真表示画面部22の写真は、歯科医院
の通常の資料と左右が逆になるように反転できるよう設
定されている。その左右が反転された場合、歯科医師6
及び歯科医院スタッフに注意を促すため、左右反転メッ
セージ30を表示すると同時に、歯科診断項目の入力域
の背景色を変えている(例えば、赤にする。)。
【0040】写真表示画面部22は、写真撮影(ステッ
プS10)において撮影された複数(5枚)の写真を表
示する縮小画像部32と、それら複数の写真のうち1枚
を通常表示する通常画像部34とを含む。縮小画像部3
2のうちの任意の1枚をクリックするとその画像が通常
画像部34のエリアにて拡大表示される。通常画像部3
4においては、マウス10の右クリックで指定されたポ
イントを中心に画像が拡大表示される。また、マウス1
0の左クリックを押したままの状態でマウス10を移動
させることにより、画面上のマウスポインタで画像を掴
んで表示部分を移動させることができる。
【0041】写真の左右について述べる。写真を撮影し
た状態では、当然ながらクライアント(患者)8を正面
から見た状態になっている。この状態はクライアント
(患者)8から見ると左右逆の状態である。クライアン
ト(患者)8が鏡で自らの口腔内を見るように自然に口
腔画面を眺めるためには、写真を表示する写真表示画面
部22の画像の左右が反転されるのが望ましい。写真表
示画面部22の上部には、左右反転ボタン36及び上下
反転ボタン38が配置されている。例えば左右反転ボタ
ン36を一度クリックすることにより、以後、縮小画像
部32から通常画像部34に拡大して表示される画像に
対して「左右の反転」が適用される。この機能により、
歯科医師6及び歯科医院スタッフは、クライアント(患
者)8の写真を縮小表示から通常表示に切り替える度に
反転操作を繰り返す、という必要もなく、スムーズに口
腔写真を提示することができる。
【0042】「写真による共同検査」においては、別途
「一覧入力画面」(図示せず。)が用意されている。1
歯毎に確認しつつ入力するならば、手間と時間が相当に
かかることが予測され、入力者、クライアント(患者)
8共に相当の忍耐を強いられることが予想されるためで
ある。この「一覧入力画面」では、上下の顎に分けて1
6歯ずつをまとめて入力できるレイアウトの画面となっ
ている。例えば虫歯や修復に関して特に入力の頻繁な項
目については、まとめて入力できるため、入力のための
手間と時間を大幅に削減することができる。
【0043】後で説明する「模型による共同検査」と
「レントゲン写真による共同検査」においても、上記と
同様な「一覧入力画面」が用意されている。
【0044】ステップS14:模型による共同検査 「模型による検査」とは、クライアント(患者)8から
採取した歯形から石膏による模型(スタディモデル)を
作成しそれを使って立体的観点から歯の疾患を診断する
検査であり、歯と歯ぐきの形状、歯並び、及びかみ合わ
せの状態などが詳細に確認できる。本システムでの「模
型による共同検査」では、クライアント(患者)8の上
述の模型を見ながら、クライアント(患者)8と歯科医
師6が共同で検査入力を行なう。図6はその模型による
共同検査入力画面の例である。図6の画面は、模型検査
入力画面部40と症例表示画面部42とから構成され
る。
【0045】模型検査入力画面部40には、その上部
に、他のレイアウト画面に移動するための複数のボタン
26が配置され、その下部に、クライアント(患者)8
の口腔の模型を観察して入力する歯科診断項目の入力域
が配置されている。歯科診断項目の入力域の上部には、
口腔内に備わる32本の歯のうちどの歯に関するデータ
入力かを指定する歯指定部24と、症例見本模型を症例
表示画面部42に表示させる症例指定部46とが、配置
されている。
【0046】歯指定部24においてデータ入力を意図す
る歯を選択すると、図5の写真検査入力画面部20と同
様に、その歯を表現するイラストレーション44が歯科
診断項目の入力域に表示される。歯のイラストレーショ
ンは32本の歯毎に全て異なっていることは図5の写真
検査入力画面部20と同様であるが、イラストレーショ
ン44そのものはより大きなイラストレーションであり
更にイラストレーション上に直接入力する入力欄もあ
る。この入力欄を兼ねたイラストレーション44では歯
の欠損状態の場合など入力不可の際には、斜線が表示さ
れて入力者に注意を促している。
【0047】症例見本模型を表示させる症例指定部46
には、10例程度の症例の名前が付されたボタンが配置
されている。これらのボタンにより、(後で説明する〉
症例画像部48で表示する症例見本模型を選択する。
【0048】症例表示画面部42は、写真撮影(ステッ
プS10)において撮影された複数(5枚)の写真を表
示する縮小画像部32と、症例見本模型の画像が表示さ
れる症例画像部48とを含む。症例見本模型の画像は、
予め撮影されてデジタル化された正常な例の模型に係る
画像データに対し、コメントが付されたり、注目点が拡
大されたり、マークが付されたりしたもので、クライア
ント(患者)8に分かり易いように加工されたデジタル
記録画像となっている。
【0049】この「模型による共同検査」では、必要に
応じて、症例指定部46のボタンにより症例見本模型の
画像を選択して症例画像部48に表示させる。クライア
ント(患者)8及び歯科医師6は、眼前にあるクライア
ント(患者)8の石膏模型と、症例画像部48の健全な
例の分かりやすいサンプル画像とを比較して、模型検査
に係る歯科診断項目を入力していく。特にクライアント
(患者)8はそれらの比較により自身の歯に関して理解
を深めていくことができる。
【0050】クライアント(患者)8から採取される石
膏模型は、クライアント(患者)8が鏡で見る自身の口
腔内の像とは左右が逆になっているが、一方、歯科医師
6及び歯科医院スタッフが通常利用する「左右」の方向
と同じになっている。これは、石膏模型の作成において
は不可避のことである。よって、模型による共同検査に
おける歯科診断項目の入力域(だけ)は、クライアント
(患者)8にとって左右が逆になる。歯科医師6及び歯
科医院スタッフにとっては従来利用している「左右」で
あるが、クライアント(患者)8との他の共同検査入力
画面とは「左右」が逆になる。そのため、その旨の注意
を促すメッセージ50を表示すると同時に、歯科診断項
目の入力域の背景色を変えている(例えば、青にす
る。)。
【0051】ステップS16:レントゲン写真による共
同検査 「レントゲン写真による検査」では、デジタルカメラや
所定の入力装置を利用することによりレントゲン写真
(フィルム)の画像データをデジタル化してパソコンの
ディスプレイ画面4上に表示し、それら画像の拡大操作
や左右反転操作を自在に行なう。拡大されたレントゲン
写真は患部が明瞭に表示され得るため、歯科医師6にと
っても症状の見落としが大幅に少なくなり、クライアン
ト(患者)8にとっても画像の理解が大幅に容易とな
る。また、画像の(左右)反転によりクライアント(患
者)8はより自然に画像に画像(レントゲン写真)に接
することができる。本システムでの「レントゲン写真に
よる共同検査」では、クライアント(患者)8の上述の
レントゲン写真を見ながら、クライアント(患者)8と
歯科医師6が共同で検査入力を行なう。図7はそのレン
トゲン写真による共同検査入力画面の例である。図7の
画面は、レントゲン写真検査入力画面部54とレントゲ
ン写真表示画面部56とから構成される。
【0052】レントゲン写真検査入力画面部54には、
その上部に、他のレイアウト画面に移動するための複数
のボタン26が配置され、その下部に、クライアント
(患者)8の口腔のレントゲン写真を観察して入力する
歯科診断項目の入力域が配置されている。歯科診断項目
の入力域の上部には、口腔内に備わる32本の歯のうち
どの歯に関するデータ入力かを指定する歯指定部24
と、症例レントゲン写真をレントゲン写真表示画面部5
6に表示させる症例指定部58とが、配置されている。
【0053】歯指定部24においてデータ入力を意図す
る歯を選択すると、図5の写真検査入力画面部20及び
図6の模型検査入力画面部40と同様に、その歯を表現
するイラストレーション60が歯科診断項目の入力域に
表示される。歯のイラストレーションは32本の歯毎に
全て異なっていることは図5の写真検査入力画面部20
及び図6の模型検査入力画面部40と同様であるが、こ
のレントゲン写真検査入力画面部54でのイラストレー
ション60は、「歯の根」までも表現している。
【0054】症例レントゲン写真を表示させる症例指定
部58には、数例程度の症例の名前が付されたボタンが
配置されている。これらのボタンにより、(後で説明す
る〉通常レントゲン画像部64で表示する症例レントゲ
ン写真を選択する。
【0055】レントゲン写真表示画面部56は、撮影さ
れた複数(5枚)の患者自身のレントゲン写真を表示す
る縮小レントゲン画像部62と、症例レントゲン写真又
は患者自身のレントゲン写真の、画像が表示される通常
レントゲン画像部64とを含む。
【0056】症例レントゲン写真は、「模型による共同
検査」の症例見本模型の画像(図6)と同様に、予め撮
影されてデジタル化された症例及び正常例を示すレント
ゲン写真である。症例指定部58のボタンが示す複数症
例のレントゲン写真が用意されている。歯科医師6は、
必要に応じて、症例レントゲン写真の画像を選択して通
常レントゲン画像部64に表示させることができる。更
に、縮小レントゲン写真画像部62(5枚)のうちの1
つを選択することにより、患者自身のそのレントゲン写
真を通常レントゲン画像部64に表示することができ
る。従って、クライアント(患者)8自身のレントゲン
写真画像と症例レントゲン写真画像とを、比較して交互
に表示することができる。この画像切り替えにより、ク
ライアント(患者)8は自身の歯に関してより正確な理
解が得られる。
【0057】写真の左右は、「患者本位」の原則に従
い、カルテ等の医院内スタッフ用資料とは、反転したも
のになっている。
【0058】ステップS18:かみ合わせの共同検査 「かみ合わせの共同検査」においては、次のような検査
を行う。 a)インタビュ b)筋肉触診 c)TMJ d)咬合接触 e)アンテリアガイダンス f)その他咬合
【0059】a)インタビュ 「インタビュ」は、「かみ合わせの共同検査」の最初に
行なわれる。また、「インタビュ」では、先ず、かみ合
わせに関する一般的な解説から始められる。かみ合わせ
の異常の原因の説明を、静止画像で行なうことは困難で
あることから、かみ合わせに係るインタビュの入力画面
を最初に表示する際に、かみ合わせの解説のための「ア
ニメーション」を自動的に表示する。ここでの「インタ
ビュ」の入力項目は、ステップS06「インタビュ」で
の入力内容とリンクしておりそれらの回答内容が自動的
に表示されている。クライアント(患者)8は解説アニ
メーションを視聴の上、ステップS06「インタビュ」
での回答内容を踏まえて回答する。
【0060】b)筋肉触診 「筋肉触診」では、かみ合わせが原因で発生する可能性
のある筋肉の凝りを触診し、該当する筋肉名が付されて
いる筋肉触診専用画面(図示せず。)上の入力欄に、チ
ェックマークを入力する。
【0061】c)TMJ ここで「TMJ」とは、下顎と上顎が接合している部位
(顎関節)のことである。TMJに係る入力画面(図示
せず。)においては、実際のTMJの検査の状況を撮影
したビデオが再生されるエリアがあり、必要に応じて歯
科医師6がそれを確認し得る。
【0062】d)咬合接触 かみ合わせが不正である場合、口を閉じたり動かしたり
するとき歯同士において正常ではない接触が生じるとさ
れている。咬合接触の入力画面(図示せず。)では、ク
ライアント(患者)8が、 口を普通に閉じた場合、 口を閉じて顎を前に出した場合、 口を閉じて顎を左に動かした場合、 口を閉じて顎を右に動かした場合、 上記、、及びの夫々の場合で歯同士の接触状態
を確認し、画面上の接触した歯の位置にチェックマーク
を付していく。この画面では、上記4つの場合に対応す
る4面の咬合面(口を開いたときの歯の状態)が表示さ
れており、チェックマークが入力された位置に連動して
咬合面の対応する部位に印が表示されていく。例えば、
正常な接触位置には「青」を着色し、不正な接触位置に
は「赤」を着色することにより、歯科医師6及びクライ
アント(患者)8は咬合接触の全体状態を視覚的に確認
できる。
【0063】e)アンテリアガイダンス この入力画面(図示せず。)では、口を開けたときの最
大幅と、横に動かしたときの様子が写真で表示されてい
る。
【0064】ステップS20:口腔内検査による共同検
査 口腔内検査は、歯科医師6が探針(等)を使ってクライ
アント(患者)8の口の中を直接検査することにより行
なう。この検査では、クライアント(患者)8は歯科治
療ユニット上で仰向けになっているため、パソコンのデ
ィスプレイ画面4を見ることができない。この検査にお
ける入力画面(図示せず。)への入力は歯科医院スタッ
フが行なうことになるため、歯科医院スタッフが入力す
るための機能が優先されている。
【0065】「口腔内検査による共同検査」において
は、32本分の歯が上下及び左右に4分割されて、8本
毎に入力画面が形成されている。即ち、1つの画面上に
8本の歯の入力エリアが表示される。各歯の入力欄に
は、その歯のイラストレーションが表示されており、そ
れ以前に入力された検査のデータがそれまでの検査時の
状態を表すものとして表示されている。また、欠損等に
より入力が不可である歯の入力欄には、斜線が表示され
ている。この画面で入力されるデータ(例えば、プラー
ク)も入力と同時にイラストレーション上に表示され
る。
【0066】ステップS22:歯周に関する共同検査
「歯周に関する共同検査」においては、主として、 歯周病の程度を確認する歯周ポケットの測定と、 歯肉炎の程度を確認する歯ぐきからの出血の確認と が行われる。
【0067】a)歯周ポケットの測定 歯周ポケットの測定は、歯と歯ぐきの間に細い金属の針
を差し込んでその深さを測定するものである。例えば、
測定ポイントは1本の歯につき表側裏側に各3箇所、計
6箇所ある。32本の歯を有する人の場合、上顎表、上
顎裏、下顎表、及び下顎裏の歯列4面の夫々につき、4
8箇所、計192箇所が測定される。
【0068】測定される歯周ポケットに係るデータは、
図8に示される歯周検査入力画面において入力される。
図8では、上顎唇側(上顎表)と上顎舌側(上顎裏)の
歯列が表示されている。夫々の歯は、他の共同検査に係
る画面と同様にイラストレーションにより表現されてい
る。夫々の歯に対して3箇所の入力(測定)ポイントが
設定されている。夫々の入力ポイントにおいては、後で
説明するように、 ・歯肉ライン、 ・歯周ポケット、 等の値が入力されるように設定される。
【0069】入力された歯肉ラインの値と、アタッチメ
ントロスの値とが、イラストレーション上に自動でプロ
ットされ、それらを基に2つの折線グラフ(歯肉ライン
折線グラフ66、アタッチメントロス折線グラフ68)
が、即座に自動作成される。ここで、「アタッチメント
ロス」とは、 ・「アタッチメントロス」=「歯肉ライン」+「ポケッ
ト」 の式により求められる値である。
【0070】臼歯部の歯の根は、図8のイラストレーシ
ョンが示すように、2個又は3個に分岐している。重度
の歯周病になると、分岐部に隙間が発生することがあ
る。クライアント(患者)8の臼歯において分岐部が測
定されたら、画面の「分岐部」入力欄70にデータ入力
される。更に、歯のイラストレーションにおいて分岐部
の隙間が発生している位置には、所定のマーク(印)が
付されて示される。
【0071】b)歯ぐきからの出血の確認 一般に、歯周病の進行活性の程度は歯肉炎により診断で
き、歯肉炎は歯ぐきからの出血として確認される、と言
われている。図8の歯周検査入力画面においては、歯ぐ
きからの出血状況に関して「1」「2」「3」のレベル
で分けてデータ入力ができるように設定されている。
「1」「2」「3」のレベルに応じて、歯列4面上の一
部に赤色の濃淡にてマークが記される。
【0072】ステップS24:Good Smile
(グッドスマイル)の共同検査 「Good Smile(グッドスマイル)の共同検
査」では、口腔内の機能の検査だけではなくクライアン
ト(患者)8の笑顔の分析を行なう。クライアント(患
者)8の笑顔の写真の画像を、ディスプレイ画面4上で
見ながら、クライアント(患者)8と歯科医師6が共同
で分析及び入力を行なう。図9は、Good Smil
e(グッドスマイル)の共同検査入力画面の例である。
図9の画面は、グッドスマイル検査入力画面部82とグ
ッドスマイル表示画面部84とから構成される。
【0073】グッドスマイル表示画面部84では、予め
撮影されデジタル化されて格納されてあるクライアント
(患者)8の笑顔の写真が表示される(但し、図9では
表示されていない)。笑顔の写真は、例えば、予め3種
類撮影される。 「上下の歯と歯を離した状態で笑ってください」とい
う指示のもとに撮影された写真、 「(上記よりも)もう少し大きく微笑んでくださ
い」という指示のもとに撮影された写真、 「顔いっぱいに笑ってください」という指示のもとに
撮影された写真 などである。上記の3種類の写真の表示切替は、グッド
スマイル検査入力画面部82の右上部に配置されている
画像切替ボタン86をクリックすることにより行なう。
上記の3種類の写真の表示切替と同時に、切替後の画面
内容に応じた検査事項がグッドスマイル検査入力画面部
82に表示される。歯科医師6及び歯科医院スタッフは
クライアント(患者)8と一緒に、グッドスマイル表示
画面部84に表示される笑顔の写真を見ながら、グッド
スマイル検査入力画面部82の表示事項に回答(のマー
ク)を与えていく。
【0074】ステップS26:検査結果出力 歯科医師6とクライアント(患者)8との共同検査で入
力された内容(データ)は、検査結果出力に係る画面に
切り替えることにより、全て(32本)の歯の状態を一
覧で確認することができる。即ち、検査結果出力に係る
画面においては、32本の歯を一覧表示している。
【0075】検査結果出力に係る画面は、 ・歯科医院内資料として歯科医院スタッフが活用するた
めの出力(画面)と、 ・クライアント(患者)8と共に確認するための出力
(画面)と に分かれている。これらは、まず、パソコンの画面上に
表示させて内容を確認することができる。更に印刷させ
て、例えば、カルテの補足資料として、又はクライアン
ト(患者)8の持ち帰り用記録として、活用することが
できる。歯科医院内資料として歯科医院スタッフが活用
するための出力では、歯の左右の配置が従来のカルテに
おける配置に合わされている。そこでは、多くの項目が
1つの出力内で表示されており、専門用語も頻用されて
いる。一方、クライアント(患者)8と共に確認するた
めの出力資料では、歯の左右の配置が全てカルテとは反
転しており、クライアント(患者)8が鏡をみて確認す
るのと同じように、見ることができる。表示される内容
は絞られており、一度に多くの情報が提示されることは
避けられている。また、専門用語ではなく一般的な分か
りやすい表現が用いられている。
【0076】図10及び図11は、クライアント(患
者)8と共に確認するための出力画面の一部であり、図
10は歯牙と修復の状態を示す画面、図11はぺリオチ
ャートである。図11のぺリオチャートは、ステップS
22「歯周に関する共同検査」(図8)を、クライアン
ト(患者)用に出力するためのものである。
【0077】≪別の実施の形態≫図5の「写真による共
同検査」入力画面においては、写真撮影された5数の写
真、即ち、口腔内の正面、左右側面及び上下顎咬合面の
歯牙の写真が、写真表示画面部22の上部の縮小画像部
32に表示され、それら5枚のうち指定された写真が、
写真表示画面部22の下部にあり写真表示画像部22の
大半を占める通常画像部34に表示される。
【0078】本発明に係る好適な別の実施形態において
は、これら口腔内の正面、左右側面及び上下顎咬合面の
5枚の歯牙の写真は、図12のように展開して表示する
ことができる。即ち、画像部の中央に正面写真90を配
置し、同様に、左部に左面写真92、右部に右面写真9
4、上部に上顎写真96、そして下部に下顎写真98を
配置している。
【0079】クライアント(患者)8に対する治療が相
当長期に渡るようなときは、写真撮影を行なう機会(時
点)が複数あることも多い。任意の2時点の写真撮影画
像を選択して、図13のように上下に比較表示すること
ができる。この画面において上半分がある時点での写真
撮影画像、下半分がそれとは別の時点での写真撮影画像
である。この画面において、ある写真(の画像)をマウ
ス10でクリックすると、その写真と、同じ部位を示す
別の時点の写真とが、上下に拡大されて表示されるよう
に設定されている。図14はその拡大表示の例を示す。
図13の画像にて上下のいずれかの正面の画像がクリッ
クされると、図14のように表示されることになる。
【0080】
【発明の効果】本発明を利用することにより、以下のよ
うな効果が得られる。
【0081】歯科医師は患者と、患者の病状に関する認
識を共有しつつ該患者の歯科検査データを入力するの
で、患者自身に自らの歯や口腔を健康に保ち続けるモチ
ベーションを維持させることができる。
【0082】患者の歯牙に関する画像データの左右を反
転させたり、上下を反転させたりすることができるた
め、患者が見やすく理解しやすい画像を提供することが
できる。
【0083】患者の口腔内の正面、左右側面及び上下顎
咬合面の歯牙写真を表示する際には、表示画面の写真表
示部位の中央に、患者の口腔内の正面の歯牙写真が配置
され、更に、左側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の左
部に、右側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の右部に、
上顎咬合面の歯牙写真はその正面歯牙写真の上部に、下
顎咬合面の歯牙写真はその正面歯牙写真の下に配置され
る。そのため、歯牙写真データを患者は容易に理解でき
る。また、それら歯牙写真に関しては、表示画面の写真
表示部位の上下に分割された部位において、2時点の歯
牙写真が対比して表示され得るので、歯や口腔を健康に
保ち続ける患者のモチベーションを維持させることがで
きる。
【0084】検査データの表示画面においては、歯牙を
表すイラストレーションに重ねて、データ(例えば、歯
肉ラインに係る値)がグラフにより表示されるので、患
者は自らの歯周の状況が理解しやすい。また、歯牙を表
すイラストレーションは、32本の歯毎に異なっている
ため、患者も理解しやすく、更に歯科医師及び歯科医院
スタッフがデータ入力で入力対象の歯を間違えることが
大幅に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る好適な実施形態である歯科共同
検査システムの動作の全体構成を示す、ステップ(工
程)関連全体図である。
【図2】 本発明に係る歯科共同検査システムを利用す
る歯科医師とクライアント(患者)の素描図の例であ
る。
【図3】 患者選択画面の例である。
【図4】 質問を表示するインタビュ画面の例である。
【図5】 写真による共同検査における入力画面の例で
ある。
【図6】 模型による共同検査における入力画面の例で
ある。
【図7】 レントゲン写真による共同検査における入力
画面の例である。
【図8】 歯周に関する共同検査における入力画面の例
である。
【図9】 Good Smile(グッドスマイル)の
共同検査における入力画面の例である。
【図10】 歯牙と修復の状態を示す結果出力画面の例
である。
【図11】 ぺリオチャートを示す結果出力画面の例で
ある。
【図12】 口腔内の正面、左右側面及び上下顎咬合面
の5枚の歯牙の写真の、展開表示画面の例(1)であ
る。
【図13】 口腔内の正面、左右側面及び上下顎咬合面
の5枚の歯牙の写真の、展開表示画面の例(2)であ
る。
【図14】 比較対比された歯牙の写真の表示画面の例
である。
【図15】 本発明に係る好適な実施形態である歯科共
同検査システムのハードウエア構成の例を示す。
【符号の説明】
2・・・歯科共同検査システム、4・・・ディスプレイ
画面、6・・・歯科医師、8・・・クライアント(患
者)、10・・・マウス、12・・・カナボタン、14
・・・クライアントリスト、18・・・環境映像、20
・・・写真検査入力画面部、22・・・写真表示画面
部、24・・・歯指定部、26・・・他レイアウト画面
移動ボタン、28・・・イラストレーション、30・・
・左右反転メッセージ、32・・・縮小画像部、34・
・・通常画像部、36・・・左右反転ボタン、38・・
・上下反転ボタン、40・・・模型検査入力画面部、4
2・・・症例表示画面部、44・・・イラストレーショ
ン、46・・・症例指定部、48・・・症例画像部、5
0・・・左右非反転メッセージ、54・・・レントゲン
写真検査入力画面部、56・・・レントゲン写真表示画
面部、58・・・症例指定部、60・・・イラストレー
ション、62・・・縮小レントゲン画像部、64・・・
通常レントゲン画像部、66・・・歯肉ライン折線グラ
フ、68・・・アタッチメントロス折線グラフ、70・
・・分岐部入力欄表示部、82・・・グッドスマイル検
査入力画面部、84・・・グッドスマイル表示画面部、
86・・・画像切替ボタン、90、90’・・・正面写
真、92、92’・・・左面写真、94、94’・・・
右面写真、96、96’・・・上顎写真、98、98’
・・・下顎写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信田 政義 大阪府大阪市東淀川区上新庄3−1−2− 1111 Fターム(参考) 4C052 AA20 FF07 LL01 NN04 NN15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科検査データにより構成される検査デ
    ータを入力する入力手段と、 歯科検査に係るデータを記録する記録手段と、 上記入力手段により入力される検査データや、上記記録
    手段に記録される歯科検査に係るデータを、表示する表
    示画面とを備える歯科共同検査システムにおいて、 歯科医師又は歯科医院スタッフが患者と、入力内容に関
    する認識を共有しつつ、該患者の歯科検査データを入力
    することを特徴とする、 歯科共同検査システム。
  2. 【請求項2】 上記表示画面にて、 過去の歯科検査により取得された画像データと、ボタン
    を示す画像が表示され、該ボタンがマウスが制御するポ
    インタによりクリックされると、上記画像データの表裏
    が横方向に反転して上記表示画面上に表示され、 上記表示画面にて表示されている上記画像データが、表
    裏の何れにあるかを示す通知部位が上記表示画面に含ま
    れる、請求項1に記載の歯科共同検査システム。
  3. 【請求項3】 上記表示画面にて、 過去の歯科検査により取得された画像データと、第2の
    ボタンを示す画像が表示され、その第2のボタンがマウ
    スが制御するポインタによりクリックされると、上記画
    像データの表裏が縦方向に反転して上記表示画面上に表
    示される、請求項1に記載の歯科共同検査システム。
  4. 【請求項4】 上記表示画面にて表示されている上記画
    像データが、表裏の何れにあるかを示す通知部位が上記
    表示画面に含まれる、請求項3に記載の歯科共同検査シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 患者の口腔内の正面、左右側面及び上下
    顎咬合面の歯牙写真を表示する際に、 上記表示画面の写真表示部位の中央に、患者の口腔内の
    正面の歯牙写真を配置し、 左側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の左部に、右側面
    の歯牙写真はその正面歯牙写真の右部に、上顎咬合面の
    歯牙写真はその正面歯牙写真の上部に、下顎咬合面の歯
    牙写真はその正面歯牙写真の下に配置する、請求項1に
    記載の歯科共同検査システム。
  6. 【請求項6】 1人の患者に関して2時点における口腔
    内の正面、左右側面及び上下額咬合面の歯牙写真を表示
    する際に、 上記表示画面の写真表示部位を上下に2分割し、一方に
    上記2時点のうち1時点における口腔内の正面、左右側
    面及び上下額咬合面の歯牙写真を表示し、もう一方にも
    う1時点における口腔内の正面、左右側面及び上下額咬
    合面の歯牙写真を表示し、 上記表示画面の写真表示部位の上記の2分割の夫々にお
    いて、左側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の左部に、
    右側面の歯牙写真はその正面歯牙写真の右部に、上顎咬
    合面の歯牙写真はその正面歯牙写真の上部に、下顎咬合
    面の歯牙写真はその正面歯牙写真の下に配置する、請求
    項1に記載の歯科共同検査システム。
  7. 【請求項7】 上記表示画面に表示される1人の患者に
    関する2時点における口腔内の正面、左右側面及び上下
    額咬合面の歯牙写真の何れかが、 マウスが制御するポインタによりクリックされると、 そのクリックされた歯牙写真のみと、 その歯牙写真と同部位の、もう一方の時点における歯牙
    写真のみとが、 上記表示画面の写真表示部位の上記の2分割の夫々にお
    いて、対比されて表示される、請求項6に記載の歯科共
    同検査システム。
  8. 【請求項8】 上記表示画面において、上記入力手段に
    より入力される検査データ若しくは上記記録手段に記録
    される歯科検査に係るデータを、歯牙の形状を示す歯牙
    図に重ね合わせて、グラフにより表示する、請求項1に
    記載の歯科共同検査システム。
  9. 【請求項9】 人が通常備える32本の歯牙を表現する
    32種類の歯牙図に係るデータを上記記録手段に備え、 上記の32種類の歯牙図の各々に対し、上記入力手段に
    より入力される検査データや上記記録手段に記録される
    歯科検査に係るデータのうちその各々の歯に対応するデ
    ータが、関連付けられて表示される、請求項1に記載の
    歯科共同検査システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載
    の歯科共同検査システムを稼動させるコンピュータ・プ
    ログラムのプログラムコードを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
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