JP2002081752A - 熱回収式蓄熱装置 - Google Patents

熱回収式蓄熱装置

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JP2002081752A
JP2002081752A JP2000269865A JP2000269865A JP2002081752A JP 2002081752 A JP2002081752 A JP 2002081752A JP 2000269865 A JP2000269865 A JP 2000269865A JP 2000269865 A JP2000269865 A JP 2000269865A JP 2002081752 A JP2002081752 A JP 2002081752A
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gas
liquid
heat exchanger
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Michio Yanatori
美智雄 梁取
Kazuyoshi Terakado
一佳 寺門
Mikio Shoko
幹夫 昌子
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置が小型でコンパクトになると共に、信頼性
が高く効率の良い熱回収式蓄熱装置を得る。 【課題を解決するための手段】熱排出装置からの排ガス
の保有する排熱を輸送して蓄熱する熱回収式蓄熱装置に
おいて、排ガスを排出する排気ダクト4内に設けられた
熱交換器6と、熱交換器6に入口パイプ7を介して接続
された圧縮気体源1と、熱交換器の出口パイプ8の端部
に設けられ、槽10内に収納された液体12内に入れら
れた噴出部9と、を備え、圧縮気体源1から熱交換器6
へ気体を導入して、噴出部9より液体12内に吹き込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱処理炉、電気炉、
エンジン等の熱排出装置から発生する排ガスの保有する
排熱を回収して蓄熱する熱回収式蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、隔壁式のガス/ガス熱交換器を用
いた熱回収方法があり、これは高温度の排ガス中に設け
た熱交換器の二次側(熱回収側)にブロワーによって送
られる空気を送って熱交換して昇温し、昇温された空気
を暖房に用いたり、さらに水/ガス2次熱交換器を用い
て温水を作って給湯に利用するものである。
【0003】また、熱交換器としてヒートパイプ式熱交
換器を利用し、燃焼ガスの熱をヒートパイプの一端に伝
え、この熱をヒートパイプの他端に伝えその周りの水を
加熱して昇温して蓄熱することが知られている。
【0004】さらに、排ガスと液体との直接接触を用い
て熱交換することが、例えば特開平4-244590号公報に記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、給湯に利用するには熱交換器を2段階に用いる必要
があり、装置が大がかりとなる。また、2段階熱交換に
より熱交換効率が悪く昇温度が低くなる。さらに、2次
側に水を通しながらそれを昇温して温水に変えているの
で、熱交換器の水側内壁に水あかが付着して熱交換効率
が悪化し、熱交換器は過熱されて焼損して穴があき、水
が排ガス中に流れ込むことがあり、蒸気爆発を起すこと
もある。
【0006】さらにヒートパイプを用いるものでは排ガ
スの温度が高い場合には、ヒートパイプ内の作動媒体の
蒸気圧力が高まりヒートパイプが圧力破壊する恐れがあ
る。
【0007】さらに、排ガスと液体との直接接触を用い
て熱交換するものでは、排ガスを直接槽内の液体中に噴
出するので、排ガス中のミストや不純物質によって液体
が汚れる。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、装置が小型でコンパクトになると共に、信頼性が
高く効率の良い熱回収式蓄熱装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、熱排出装置からの排ガスの保有する排熱を輸
送して蓄熱する熱回収式蓄熱装置において、前記排ガス
を排出する排気ダクト内に設けられた熱交換器と、前記
熱交換器に入口パイプを介して接続された圧縮気体源
と、前記熱交換器の出口パイプの端部に設けられ、槽内
に収納された液体内に入れられた噴出部と、を備え、前
記圧縮気体源から前記熱交換器へ気体を導入して、前記
噴出部より前記液体内に吹き込むものである。
【0010】また、上記のものにおいて、噴出部に***
を有するノズルを設けたことが望ましい。
【0011】さらに、上記のものにおいて、噴出部を通
る気体の流れによって、負圧部を設け、該負圧部に吸込
パイプを設けたことが望ましい。
【0012】さらに、上記のものにおいて、槽の内側に
下穴と上穴を設けた内壁を設け、前記槽の壁と前記内壁
との間の液体中に噴出部から噴出する気体を導入するこ
とが望ましい。
【0013】さらに、本発明は、排気ダクト内の熱を利
用して蓄熱する熱回収式蓄熱装置において、前記排気ダ
クト内に設けられた熱交換器と、前記熱交換器に入口パ
イプを介して接続された圧縮気体源と、前記熱交換器の
出口パイプの端部に設けられ、槽内に収納された液体の
上部近傍に設けられた噴出部と、を備え、前記圧縮気体
源から前記熱交換器へ気体を導入し、前記噴出部より噴
出する前記気体を前記液体に吹き付けるものである。
【0014】さらに、上記のものにおいて、圧縮気体源
からの圧搾空気によって前記液体中に設けた撹拌機を駆
動して液体を撹拌することが望ましい。
【0015】さらに、上記のものにおいて、圧縮気体源
からの圧搾気体が過熱蒸気又はミストを含む気体あるい
は蒸気であることが望ましい。
【0016】さらに、本発明は排ガスの保有する排熱を
利用する熱回収式蓄熱装置において、 前記排ガスを排
出する排気ダクト内に熱交換器を設け、前記熱交換器に
気体を導入して昇温し、昇温された気体の熱を蓄熱して
熱利用設備に供給するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1に示
し、熱源(燃焼熱など)3を収納した炉2は排気ダクト
4を有していて、排気ダクト4より排ガス5が排出され
ている。この排ガス5は保有する排熱が大きく、その回
収が重要となっている。
【0018】図1においては、排気ダクト4に熱交換器
6を設け、熱交換器6内に熱媒体を導入する。熱媒体と
して、圧縮気体源1よりパイプ7を介して気体(空気な
ど)を導入することが良い。熱交換器6内に導入された
気体は、熱交換器6の外面より排ガス5の熱を受けて昇
温され、その後パイプ8を通って、噴出部9より槽10内
の液体12内に吹き込まれる。これにより発生した気泡13
は液体12中を浮力によって上部に移動し、フタ11と槽10
との間隙より外部に排出される。気泡13が液体12中を浮
上する際に、気泡13の保有する熱は液体12に与えられ
る。この昇温した液体12はポンプ等を用いて外部に輸送
され、給湯・暖房あるいは洗浄水として利用される。
【0019】本例によれば、熱交換器6内には液体
(水)は流されないので、水あかの発生はなく、したが
って伝熱効率の悪化は起らない。また、熱交換器6から
水もれが発生して、排気ダクト4内に流れ込むというこ
ともない。さらに、金属性の熱交換器は6のみで、それ
以外に必要はない。さらに、槽10の液体(水)12内へ気
体を吹き込むのみで液体12を昇温させることができ、蓄
熱することも容易となる。
【0020】図2は図1の槽10周りの他の実施の形態の
構成を示し、特に槽10内の伝熱方法が図1のものとは異
なり、パイプ8の噴出部9を曲げて、液体12の液面に吹
きつけるようにしている。液面は波打ちながら動揺し、
表面積が増加し伝熱促進される。図1の液体12中に気泡
13を発生させる方法に比較し、パイプ8からの気体の噴
出量を増加させることができる。
【0021】図3はさらに他の実施の形態の構成を示
し、折り曲げた噴出部9を液体12の液面部にわずかに浸
漬したもので、図1のものと図2のものとの効果を兼ね
そなえることができる。
【0022】図4はさらに他の実施の形態の構成を示
し、パイプ8の端部に水平に噴出部9としてマニホルド
状のものを配設し、このマニホルドに複数個の***9−
aを設け、この***9−aより昇温した気体を液体12の
液面に向って吹き出すようにしたものである。マニホル
ド状の噴出部9は環状のものでもよい。マニホルド状の
噴出部9より多数の噴出孔を形成させることによって、
液面と噴出する気体との接触面積が増大し伝熱促進さ
れ、短時間に液体12は所望の温度に昇温する。
【0023】図5はさらに他の実施の形態の構成を示
し、特に槽10内の伝熱方法を拡大して図示してある。こ
れは噴出部9に分岐して吸込みパイプ16を設け、この開
孔端16−aを液体12中に浸漬したものである。噴出部9
の開孔端16−aより気体が噴出すると吸込みパイプ16と
噴出部9の接触部内は負圧となり、開孔端16−aより液
体12が吸い上げられる。すなわち液体12の一部が噴出部
9内の高温気体中に混入しミストとなって噴出部9の端
部より噴出する。すなわち液体12のミストと高温気体と
が直接接触によって効率よく伝熱して噴射部9より吹き
出して、さらに液体12の液面に衝突して伝熱し、液体12
は両方の影響により昇温度が高まる。また液体12は槽10
内で対流を起し易くなる。
【0024】図6はさらに他の実施の形態の構成を示
し、図5の噴射部9を液体12の内部に浸漬したものであ
り、噴出部9から噴出する気体は気泡13となって液体12
中に吹き出される。開孔端16−aからの液体12の吸引効
果、噴出部9の端部からの気泡13の吹き出し効果の相乗
作用によって液体12の昇温効果は高まる。
【0025】図7はさらに他の実施の形態の構成を示
し、パイプ8の下端に噴出部9が水平状に付いているも
のを直接液体12中に浸漬して、噴出部9の***9−aか
ら液体12中に気泡13を吹き出すようにしたものである。
パイプ8、噴出部9が液体12中に接触する部分には断熱
材17を巻いて断熱してある。これによりパイプ8及び噴
出部9の壁を介して液体12に伝熱されるので、壁内に温
度境界層が生じて気体は温度低下し、***9−aより気
泡13となって噴出する時に温度が低くなり、気泡13と液
体12との熱交換能力が低下することを防止できる。
【0026】図8はさらに他の実施の形態の構成を示
し、パイプ8を水平配置にして、パイプ8に水平状の噴
射部9を接続し、図示のように槽10の側面より内部の液
体12中に挿入するようにしたものである。噴出部9には
***9−aを避けるようにして断熱材17が巻き付けてあ
る。また槽10の上部のフタ11の側板は槽10の側面に沿う
ように下方部に折り曲げてダクト11−aを構成してあ
る。これにより液体12中を上昇した気体がフタ11の上部
よりダクト11−aに周り込む際に、槽10に接触しながら
槽10の壁を暖める効果により、外気への放熱損失を減少
することができる。
【0027】図9はさらに他の実施の形態の構成を示
し、気体の通るパイプ7の途中にケーシング18を設け、
この内部に羽根19を設け、羽根19に気体を吹き付けて回
転させ、軸20を介してその下部に付いている撹拌機21に
伝えて、液体12を撹拌するようにしたものである。液体
12の撹拌効果と、噴出部9より噴出する気泡13の動揺効
果の相乗作用によって液体12は良好に撹拌され、気体の
保有する熱は液体12に伝わり、その昇温効果が高まる。
【0028】図10はさらに他の実施の形態の構成を示
し、熱交換器6の後流側のパイプ8部にケーシング18を
具備した羽根19を設けたものである。新規改造作業は槽
10周りと、その近傍に配設されているパイプ8のもで済
むという利点がある。
【0029】図11はさらに他の実施の形態の構成を示
し、槽10の内側の側壁近傍に内壁30を垂直状に配設し、
その下方部に下穴31、上方部に上穴32を設けたものであ
る。内壁30の側壁間に存在する液体12−aの下方部にパ
イプ8に連なる噴出部9を設け、気泡13を液体12中に吹
き込む。液体12−aは気泡13の混入により、その液位が
上昇し、熱交換器により昇温した液体12−aは上部の上
穴32より溢れ出て、反対側の空間12に流出する。一方液
体12は下穴より小空間12−aに入り、噴出部9の近傍に
到達して、同様のサイクルをくり返す。内壁30の上方部
に設けた上穴32の位置と大きさは、液体12の密度、噴出
部9より噴出する気体の流量によって決定することが望
ましい。これにより、槽10と内壁30とによって構成され
た縦方向に長い伝熱空間にて、液体12−aと気泡13とは
十分熱交換され、昇温度が高まる。
【0030】図12はさらに他の実施の形態の構成を示
し、槽10の内側に2つの内壁30、30−aを設け、それぞ
れの小空間に噴出部9、9−aを設けたものである。そ
れぞれの内壁30、30−aの下方部には下穴31、31−a、
上方部には上穴32、32−aが設けてある。また必要に応
じて内壁30、30−aの上部には上壁33、33−aを設け
て、気泡13と液体12−aとのはね上りを緩和するのがよ
い。さらに、内壁30、30−aは一枚の内筒にして、槽10
の内側に環状に配設してもよい。
【0031】図13は図1の噴出部9についてさらに他の
実施の形態の構成を示し、出口パイプ8の端部に多数の
***41を有する水中ノズル40を設けたものである。これ
により小さな気泡13が多数液体12中に噴出、分散して熱
交換性が良好となる。
【0032】図14は図1の噴出部9についてさらに他の
実施の形態の構成を示しポンプ42を設けて槽10内の液体
12を吸込パイプ16により導入して吐出パイプ43を介し
て、細い噴射パイプ44より噴出部9に注入する。噴射パ
イプ44より微粒化された液体12が高温気体中に飛散して
熱交換性が向上する。
【0033】以上述べたように、排ガス中にガス/ガス
熱交換器を設けるが、2次側(熱回収側)の熱交換通路
内に圧搾空気(工場用の圧縮空気源を利用したものな
ど)を導入して熱交換させて昇温させ、高温空気を直接
液体(水など)中に吹き込んで熱交換させ、液体を昇温
するので、熱交換効率が良く、熱交換器の焼損、蒸気爆
発、圧力破壊等の恐れもなく、排ガス中のミストや不純
物質によって液体が汚れることもない。
【0034】なお、以上の例において、気体は空気や窒
素のみならず、ボイラーから発生する過熱蒸気、微小な
液体粒(ミスト)を含む蒸気、ボイラーのドレン水を再
加熱した蒸気を用いることもコスト等の点より有利で望
ましい。また、気体は一度工作機械の回転に利用した後
の残圧のある気体をカスケード的に利用すれば効率、コ
ストの点で望ましい。さらに、槽10内には潜熱蓄熱型の
蓄熱容器を充填し、蓄熱容量を増加すれば効率を向上す
るうえで望ましい。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、排
気ダクト内の熱交換器に気体を導入して昇温し、昇温さ
れた気体の熱を蓄熱して利用可能としたので、装置が小
型でコンパクトになると共に、信頼性が高く効率の良い
熱回収式蓄熱装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施の形態に係わる模式図。
【図2】 本発明による他の実施の形態に係わる模式
図。
【図3】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図4】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図5】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図6】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図7】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図8】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図9】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わる
模式図。
【図10】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わ
る模式図。
【図11】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わ
る模式図。
【図12】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わ
る模式図。
【図13】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わ
る模式図。
【図14】 本発明によるさらに他の実施の形態に係わ
る模式図。
【符号の説明】
1…圧縮気体源、2…炉、3…熱源、4…排気ダクト、5…
排ガス、6…熱交換器、7、8…パイプ9…噴出部、10…
槽、 11…フタ、12… 液体、13…気泡、14…バルブ、15
…圧力計、16…吸込パイプ、17…断熱材、18 …ケーシ
ング、30、30-a…内壁。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱排出装置からの排ガスの保有する排熱を
    輸送して蓄熱する熱回収式蓄熱装置において、 前記排ガスを排出する排気ダクト内に設けられた熱交換
    器と、 前記熱交換器に入口パイプを介して接続された圧縮気体
    源と、 前記熱交換器の出口パイプの端部に設けられ、槽内に収
    納された液体内に入れられた噴出部と、を備え、 前記圧縮気体源から前記熱交換器へ気体を導入して、前
    記噴出部より前記液体内に吹き込むことを特徴とする熱
    回収式蓄熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、前記噴出
    部に***を有するノズルを設けたことを特徴とする熱回
    収式蓄熱装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のものにおいて、前記噴出
    部を通る気体の流れによって、負圧部を設け、該負圧部
    に吸込パイプを設けたことを特徴とした熱回収式蓄熱装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のものにおいて、前記槽の
    内側に下穴と上穴を設けた内壁を設け、前記槽の壁と前
    記内壁との間の液体中に噴出部から噴出する気体を導入
    することを特徴とした熱輸送式蓄熱装置。
  5. 【請求項5】排気ダクト内の熱を利用して蓄熱する熱回
    収式蓄熱装置において、 前記排気ダクト内に設けられた熱交換器と、 前記熱交換器に入口パイプを介して接続された圧縮気体
    源と、 前記熱交換器の出口パイプの端部に設けられ、槽内に収
    納された液体の上部近傍に設けられた噴出部と、 を備え、 前記圧縮気体源から前記熱交換器へ気体を導入し、前記
    噴出部より噴出する前記気体を前記液体に吹き付けるこ
    とを特徴とする熱回収式蓄熱装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は5に記載のものにおいて、前
    記圧縮気体源からの圧搾空気によって前記液体中に設け
    た撹拌機を駆動して液体を撹拌することを特徴とした熱
    回収式蓄熱装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は5に記載のものにおいて、前
    記圧縮気体源からの圧搾気体が過熱蒸気又はミストを含
    む気体あるいは蒸気であることを特徴とする熱回収式蓄
    熱装置。
  8. 【請求項8】排ガスの保有する排熱を利用する熱回収式
    蓄熱装置において、 前記排ガスを排出する排気ダクト内に熱交換器を設け、
    前記熱交換器に気体を導入して昇温し、昇温された気体
    の熱を蓄熱して熱利用設備に供給することを特徴とする
    熱回収式蓄熱装置。
JP2000269865A 2000-09-01 2000-09-01 熱回収式蓄熱装置 Pending JP2002081752A (ja)

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