JP2002079112A - 有機ハロゲン化合物分解触媒および有機ハロゲン化合物の処理方法 - Google Patents

有機ハロゲン化合物分解触媒および有機ハロゲン化合物の処理方法

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JP2002079112A JP2000268449A JP2000268449A JP2002079112A JP 2002079112 A JP2002079112 A JP 2002079112A JP 2000268449 A JP2000268449 A JP 2000268449A JP 2000268449 A JP2000268449 A JP 2000268449A JP 2002079112 A JP2002079112 A JP 2002079112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ハロゲン化合物の分解に関し、高い活性
と高い耐久性とを示す新規なチタン−タングステン系触
媒、およびこの触媒を用いた有機ハロゲン化合物の分
解、もしくは有機ハロゲン化合物含有ガスの処理方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 共沈法により調製された、チタンとタン
グステンとを含む酸化物を含有することを特徴とする有
機ハロゲン化合物分解触媒。チタンとタングステンとを
実質的に均一に含む酸化物を含有することを特徴とする
有機ハロゲン化合物分解触媒。上記触媒に有機ハロゲン
化合物を接触させて分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機ハロゲン化合物
分解触媒および有機ハロゲン化合物の処理方法に関し、
詳しくはチタン(Ti)とタングステン(W)とを含有
する新規な有機ハロゲン化合物分解触媒、およびこの触
媒を用いて有機ハロゲン化合物を効率よく分解する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】クロロフルオロカーボン類(例えば、フ
ロン)、トリクロロエチレン、臭化メチル、フロンなど
のフッ素、塩素あるいは臭素などを含む有機ハロゲン化
合物は、発泡剤、冷媒、消火剤、薫蒸剤などとして広く
利用されている。しかし、これら有機ハロゲン化合物は
オゾン層の破壊、発ガン性物質の生成など環境上深刻な
問題を引き起こしている。また、有機塩素化合物製造設
備や各種産業プロセスから排出される排ガス中には、塩
化ビニルモノマー、クロロホルム、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、ジクロロエチレン、塩化メ
チレン、塩化ビニリデン、クロロトルエン、クロロベン
ゼン、クロロフェノールなどの有機塩素化合物が含まれ
ており、有害な発ガン性物質などが多く含まれている。
そこで、これら有機ハロゲン化合物を除去するために、
直接燃焼法、プラズマ法、薬液吸収法、吸着法、接触酸
化法などの種々の方法が提案されている。
【0003】しかし、直接燃焼法は通常600℃以上の
温度を必要とするので燃料費などのランニングコストが
高くなるという問題がある。プラズマ法は近年盛んに研
究されているが、大量の電力を消費するほかに、ヘリウ
ムガスやアルゴンガスなどの高価な希ガスを必要とする
ため経済的でない。薬液吸収法は特殊な薬品を必要と
し、また多量の排水が発生するので2次処理が必要とな
る。吸着法については、低濃度の場合は吸着剤の使用量
も少なく破過時間も長くなるが、高濃度の場合は破過時
間が短くなって再生が必要となり、また再生時に発生す
る有機ハロゲン化合物の2次処理が必要となるなどの問
題がある。
【0004】触媒を用いる接触酸化法については、例え
ば、特公昭6−59388号公報には、チタニアと酸化
タングステンあるいは酸化バナジウムとを含む触媒を用
い、炭素−水素結合を持たない有機ハロゲン化合物を有
効量の水の存在下に上記触媒と接触させて二酸化炭素と
ハロ酸とに分解する方法が記載されている。ここで使用
するチタニアと酸化タングステンあるいは酸化バナジウ
ムとを含む触媒は、チタニア上に酸化タングステンある
いは酸化バナジウムを分散させて得られたものであり、
具体的には、タングステンあるいはバナジウムを含む溶
液にチタニアを添加して調製している。
【0005】特開平8−229354号公報には、少な
くともチタニアの表面が酸化タングステンの多孔質層で
被覆された触媒を用い、有機ハロゲン化合物を含むガス
流を水蒸気の存在下で上記触媒と接触させて有機ハロゲ
ン化合物を分解する方法が記載されている。また、特開
平9−239241号公報には、少なくともチタニアの
表面が酸化タングステンおよびシリカの少なくとも1種
類の多孔質層で被覆された触媒を用いて有機ハロゲン化
合物を分解する方法が記載されている。両者いずれの方
法においても、チタニアを出発原料として触媒を調製し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有機ハロゲン化合物あ
るいは有機ハロゲン化合物含有ガス中の有機ハロゲン化
合物の分解に使用する触媒には、高い分解活性と、その
活性を長期にわたり維持し得る、高い耐久性とが要求さ
れることはいうまでもない。しかし、本発明者らの検討
によれば、前記触媒は十分満足にいく程度まで高い活性
と高い耐久性とを兼ね備えているとはいえない。
【0007】本発明は、有機ハロゲン化合物の分解に関
し、高い活性と高い耐久性とを示す新規なチタン−タン
グステン系触媒、およびこの触媒を用いた有機ハロゲン
化合物の分解、もしくは有機ハロゲン化合物含有ガスの
処理方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究によれ
ば、チタン−タングステン系触媒を調製するにあたり、
前記従来方法のようにチタン酸化物(チタニア)を予め
調製して、これにタングステン酸化物を被覆するなどの
代わりに、チタンとタングステンとを同時に沈殿させる
一般の共沈法により調製して得られるチタン−タングス
テン系触媒は、有機ハロゲン化合物の分解に関し、高い
分解活性と高い耐久性とを示すこと、またEPMA線分
析によれば、このチタン−タングステン系触媒中にはチ
タンとタングステンとが実質的に均一に存在しているこ
とがわかった。共沈法で調製して得られるチタン−タン
グステン酸化物において、チタンとタングステンとがど
のような形態で存在しているかは不明ではあるが、チタ
ンがTiO2として、またタングスンがWO3として、そ
れぞれの酸化物の混合物として存在しているのではな
く、チタンとタングステンとが原子の段階で粒子を生成
している、非晶質に近い状態にあるものと考えられてい
る。なお、本発明はこのような理論的考察によって限定
されるものではない。本発明はこのような知見に基づい
て完成されたものである。
【0009】すなわち、本発明は、共沈法により調製さ
れた、チタンとタングステンとを含む酸化物を含有する
ことを特徴とする有機ハロゲン化合物分解触媒である。
【0010】また、本発明は、チタンとタングステンと
を実質的に均一に含む酸化物を含有することを特徴とす
る有機ハロゲン化合物分解触媒である。
【0011】また、本発明は、上記触媒を用いて、有機
ハロゲン化合物を分解することを特徴とする有機ハロゲ
ン化合物の処理方法である。
【0012】
【発明の実施の態様】本発明の「共沈法により調製され
た、チタンとタングステンとを含有する酸化物」は、一
般の共沈法触媒の調製に用いられている方法にしたがっ
て、チタンとタングステンとを同時に沈殿させることに
より得られる。
【0013】具体的に、その代表的な調製方法を説明す
ると次のとおりである。可溶性チタン化合物と可溶性タ
ングステン化合物とを水に溶解して酸性のチタン−タン
グステン含有水溶液を調製し、この水溶液を60℃以
下、好ましくは0〜50℃の範囲に保持しながら、アン
モニア水を最終pHが5〜8、好ましくは5以上7未満
の範囲となるように添加して共沈させる。タングステン
化合物の水溶液が塩基性の場合には、タングステン含有
水溶液をアンモニア水と同時にチタン含有水溶液に添加
して沈殿させる。上記最終pHとは沈殿操作を終了した
時点での沈殿物スラリーまたはゲルのpHを意味する。
なお、上記沈殿操作は、チタンとタングステンとの均一
な混合が達成されるように、十分な攪拌下に行うのが好
ましい。
【0014】上記沈殿操作により得られたチタン−タン
グステン沈殿物は沈殿物スラリーから分離し、よく乾燥
した後、焼成することによりチタン−タングステン酸化
物が得られる。上記分離、洗浄、乾燥および焼成は、こ
の種の酸化物の調製に一般に用いられている条件下に行
うことができるが、耐久性に優れた触媒が得られる点に
おいて、300〜750℃、好ましくは350〜650
℃の範囲で焼成するのがよい。
【0015】前記可溶性チタニウム化合物としては、塩
化チタン、硫酸チタニルなどの無機チタン化合物、テト
ライソプロピルチタネートなどの有機チタン化合物など
を挙げることができる。可溶性タングステン化合物とし
ては、メタタングステン酸アンモニウム、パラタングス
テン酸アンモニウムなどを挙げることができる。
【0016】本発明の共沈法により調製された、チタン
とタングステンとを含有する酸化物については、実施例
1で得られたチタン−タングステン酸化物のX線回折図
(図1)およびEPMAによる線分析の図(図2)から
次のことがわかる。 (1)アナターゼ型TiO2に帰属されるピーク(23
%)が僅かに検出されるのみで、その他のピークは認め
られないので、チタンとタングステンとの複合酸化物で
あると考えられる。 (2)酸化タングステン(WO3)に帰属されるピーク
は実質的に認められない。 (3)チタンとタングステンとは、チタン−タングステ
ン酸化物の表面から内部に至るまで実質的に均一に存在
している。 (4)アナターゼ型TiO2に帰属されるピークが認め
られる。
【0017】なお、上記(4)については、後記実施例
の表1、2に示されるように、本発明のチタン−タング
ステン酸化物の場合には、アナターゼ型TiO2に帰属
されるピークがあるにしても、その含量の増加(すなわ
ち、アナターゼ型TiO2の結晶化の進行、もしくは結
晶成長)、またそれに起因した触媒のBET比表面積の
低下は実質的に認められない。そして、その結果とし
て、触媒は長期にわたり高い分解活性を維持するものと
考えられる。これに対し、本発明の共沈法以外の方法に
よって得られるチタン−タングステン酸化物の場合に
は、その使用時間の経過とともに、アナターゼ型TiO
2の結晶化が進行し、その結果、触媒のBET比表面積
が低下し、ひいては分解活性が低下している。
【0018】本発明のチタン−タングステン酸化物にお
いて、タングステンの割合は、酸化物換算で、3〜30
質量%、好ましくは5〜25質量%である。3質量%よ
り少なかったり、あるいは30質量%を超えると活性が
低下する傾向にある。
【0019】本発明の有機ハロゲン化合物分解触媒は、
上記チタン−タングステン酸化物のほかに、バナジウ
ム、セリウム、モリブデンおよびニオブから選ばれる少
なくとも1種の元素の酸化物(以下、成分Aとい
う。)、および/またはパラジウム、ロジウム、白金お
よびルテニウムから選ばれる少なくとも1種の元素の金
属または酸化物(以下、成分Bという。)を含有してい
てもよい。成分Aは、チタン−タングステン酸化物の活
性を向上させるものであり、特に低温条件下での脱塩素
作用を向上させる。成分Bは、有機ハロゲン化合物の分
解における有害物質の副生、特に有機塩素化合物の分解
における一酸化炭素などの有害物質の副生を抑制しつ
つ、有機塩素化合物の分解率を高めるという効果を有す
る。
【0020】上記チタン−タングステン酸化物と成分A
と成分Bとを含有する有機ハロゲン化合物分解触媒の場
合、チタン−タングステン酸化物の含量は60〜100
質量%、好ましくは65〜99.9質量%であり、成分
Aは0〜40質量%、好ましくは0〜35質量%であ
り、成分Bは0〜5質量%、好ましくは0.01〜5質
量%、より好ましくは0.05〜3質量%である(合計
100質量%)。チタン−タングステン酸化物の含量が
60質量%未満では成形性が低下し、また触媒活性が低
下する。成分Aを40質量%を超える割合で添加して
も、それに見合う触媒性能の向上は認められない。ま
た、成分Bの含量が5質量%を超えてもそれに見合う性
能の向上が認められず、コスト的に好ましくない。
【0021】上記チタン−タングステン酸化物と成分A
と成分Bとを含有する有機ハロゲン化合物分解触媒は、
例えば、次のようにして調製することができる。成分A
の場合には、チタン−タングステン酸化物に成分Aの水
溶液または酸化物粉体を成形助剤とともに加えて、さら
に適当量の水を加え、混合、混練りした後、押出成型機
でハニカム状に成形する。その後、50〜120℃で乾
燥し、400〜700℃、好ましくは430〜600℃
で1〜10時間、好ましくは2〜6時間焼成して完成触
媒を得る。あるいは、チタン−タングステン酸化物をハ
ニカム状に成形した後、成分Aの水溶液に1〜5分間浸
漬した後、30〜200℃、好ましくは70〜170℃
で乾燥し、ついで空気中で400〜600℃で焼成して
製造することもできる。また、成分Bの場合には、チタ
ン−タングステン酸化物をハニカム状に成形した後、成
分Bの水溶液に1〜5分間含浸した後、30〜200
℃、好ましくは70〜170℃で乾燥し、次いで空気中
で400〜600℃で焼成して完成触媒とすることがで
きる。成分Aおよび成分Bは同時に担持しても、あるい
は別々に担持してもよい。
【0022】上記成分Aの出発原料としては、各元素の
酸化物、水酸化物、無機塩、有機塩など、具体的にはア
ンモニウム塩、シュウ酸塩、硫酸塩、硝酸塩、ハロゲン
化物などを挙げることができる。成分Bの出発原料とし
ては、各元素の塩化物、臭化物などのハロゲン化物、硝
酸塩、硫酸塩などの無機塩、有機塩、錯体、有機金属化
合物などを挙げることができる。
【0023】本発明の触媒の形状については特に制限は
なく、ハニカム状、板状、波板状、網状、円柱状、円筒
状、球状、ペレット状など所望の形状に成形して使用す
ることができる。また、アルミナ、シリカ、コージェラ
イト、ムライト、ステンレス鋼などの耐熱材料からな
る、ハニカム状、板状、波板状、網状、円柱状、円筒
状、球状、ペレット状など所望の形状の担体に担持して
使用してもよい。
【0024】本発明の触媒のBET比表面積は20〜2
00m2/g、好ましくは30〜150m2/gである。
【0025】本発明の方法によれば、有機ハロゲン化合
物または有機ハロゲン化合物含有ガスを前記有機ハロゲ
ン化合物分解触媒と接触させて有機ハロゲン化合物を分
解する。有機ハロゲン化合物の種類には特に制限はな
く、一般に有害物質として分解除去することが望まれて
いる、フッ素、塩素、臭素などを含む有機化合物が本発
明の対象となる。本発明によれば、上記有機ハロゲン化
合物のなかでも、分子内に少なくとも1個の塩素原子を
有する有機化合物を効率よく分解することができる。有
機塩素化合物の代表例としては、塩化ビニルモノマー、
クロロホルム、トリクロロエチレン、テトラクロロエチ
レン、ジクロロエチレン、塩化メチレン、塩化ビニリデ
ン、クロロトルエン、クロロベンゼン、クロロフェノー
ルなどが挙げられる。
【0026】有機ハロゲン化合物を含むガスを処理する
場合、このガス中には、有機ハロゲン化合物の分解を損
ねない範囲で、有機ハロゲン化合物以外の有機化合物、
例えば、エタン、プロパン、ブタンなどの飽和炭化水
素;エチレン、プロピレン、ブテンなどの不飽和炭化水
素;シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロペンタン
などの脂環式炭化水素;メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類;ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、ブチルアルデヒドなどのアルデヒド類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンなどのケトン類;メチルエーテル、エチルエーテルな
どのエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類;トルエン、キシレン、スチレン、フ
ェノール、クメンなどの芳香族化合物;ギ酸、酢酸、フ
タル酸、マレイン酸などの有機酸;アセトニトリル、ア
クリロニトリル、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピリジン、アニリンなどの含窒素化合物などや一酸
化炭素が含まれていてもよい。
【0027】有機ハロゲン化合物含有排ガスを処理する
場合、有機ハロゲン化合物の濃度には特に制限はない
が、そのまま大気中に放出することが許容される程度の
ものであれば、特に本発明の方法を適用する必要はない
であろう。通常、本発明の方法は、有機ハロゲン化合物
の濃度が1ppm以上、好ましくは10ppm以上の排
ガスの処理に用いられる。なお、有機ハロゲン化合物の
濃度が著しく高い場合は適宜他の排ガスなどで希釈して
処理してもよい。
【0028】本発明の方法においては、上記排ガスを1
50〜500℃、好ましくは200〜450℃の温度で
触媒と接触させる。すなわち、触媒層入口ガス温度を1
50〜500℃、好ましくは200〜450℃の範囲に
調整する。触媒層入口ガス温度が150℃より低いと有
機ハロゲン化合物を十分に分解できない。一方、500
℃を超えると助燃剤などが増加し、経済的でなくなる。
特に有機塩素化合物を分解する場合、塩素ガス(C
2)の発生が増加して装置の損傷などの問題が生じて
好ましくない。
【0029】排ガス中の酸素量は有機ハロゲン化合物を
酸化分解するに十分な量であればよく、必要に応じて、
触媒層の前の位置で酸素含有ガス、通常空気を導入すれ
ばよい。排ガスの空間速度は、500〜50,000h
-1、好ましくは1,000〜30,000h-1である。
【0030】
【発明の効果】本発明の有機ハロゲン化合物分解触媒
は、有機ハロゲン化合物の分解に関し、高い活性と高い
耐久性を有する。特に有機塩素化合物の分解に効果的で
あり、一酸化炭素などの副生を抑制しながら有機塩素化
合物を分解することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。 実施例1 <触媒調製>メタタングステン酸アンモニウム水溶液
(WO3として50質量%含有水溶液)3.3kgとア
ンモニア水(25質量%)110kgと水2.2kgと
を混合した液に、硫酸チタニルの硫酸水溶液(TiO2
として70g/L(リットル;以下同じ。)、H2SO4
として310g/L)214.3Lをよく攪拌しながら
徐々に滴下したところ、ゲル状のものが得られた。この
ゲル状物をろ過、洗浄し、さらに150℃で10時間乾
燥した後、600℃で3時間焼成してチタン−タングス
テン酸化物(TiO2:WO3=9:1(質量比))が得
られた。
【0032】このチタン−タングステン酸化物粉体をX
線回折により分析したところ、アナターゼTiO2のピ
ーク(23%)が僅かに検出されたのみで、他のピーク
は認められない複合酸化物であることが確認された(図
1参照)。また、図2のEPMA図に示されるように、
チタニウムとタングステンとは酸化物全体にわたり、ほ
ぼ均一に存在していた。
【0033】上記チタン−タングステン酸化物粉体20
kgに成形助剤としてデンプンと水とを加えて混合し、
ニーダーで混練りした後、押出成型機で外形150mm
角、長さ500mm、目開き2.8mm、肉厚0.5m
mのハニカム状に成形した。その後、80℃で乾燥した
後、550℃で3時間焼成した。このハニカム状成形体
をメタバナジン酸アンモニウムのシュウ酸水溶液(V2
5として40g/L)に含浸し、その後150℃で乾
燥し3時間乾燥し、続いて空気雰囲気下で500℃で2
時間焼成した。こうして得られた触媒(以下、触媒
(1)という。)の組成はTiO2−WO3複合酸化物:
25=99:1(質量比)であり、BET比表面積は
80m2/gであった。 <性能評価>触媒(1)22.7mLをSUS316製
反応管に充填し、この反応管を電気炉に入れた後、反応
管に空気0.48NL/min、窒素2.69NL/m
inを導入し、反応層入口ガス温度が所定温度(300
℃または350℃)になるように設定した。その後、下
記組成のガスを下記の条件下に触媒層に導入し、分解試
験を行った(以下、この試験を「性能評価テスト」とい
う。)。分解が定常化した後(通常1時間程度の後)、
反応管入口および出口ガスをガスクロマトグラフィーに
より分析した。ガス組成 塩化ビニルモノマー(VCM):1000ppm、1,
2−ジクロロエタン(EDC):3500ppm、エチ
レン(C24):3500ppm、O23%、N2残余条件 触媒層入口ガス温度:300℃または350℃、空間速
度:8800h-1、ガス量:3.33NL/min 入口ガス組成と出口ガス組成とから、VCM、EDC、
24の分解率を求めた。
【0034】上記性能評価テストが終了した触媒に関
し、その劣化を促進するために、ガス組成および条件を
下記のように変更してガスを通過させ、強制劣化を行わ
せた。ガス組成 VCM:3000ppm、EDC:5000ppm、O
23%、N2残余条件 触媒層入口ガス温度:420℃、空間速度:8800h
-1、ガス量:3.33NL/min 上記強制劣化を65時間行った後、ガス組成および条件
を変更し、65時間強制劣化後の触媒に関し、上記の性
能評価テストを行った。そして、65時間強制劣化後の
触媒のVCM、EDC、C24の分解率を求めた。
【0035】上記性能評価テスト終了後の65時間強制
劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を65時間
(合計130時間(強制劣化合計時間;以下同じ))行
った後、性能評価テストを行った。そして、この130
時間強制劣化後の触媒のVCM、EDC、C24の分解
率を求めた。
【0036】また、上記性能評価テスト終了後の130
時間強制劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を7
0時間(合計200時間)行った後、性能評価テストを
行った。そして、この200時間強制劣化後の触媒のV
CM、EDC、C24の分解率を求めた。さらに、この
200時間強制劣化触媒について、アナターゼ型TiO
2の結晶化度およびBET比表面積を測定した。上記結
果をまとめて表1に示す。 比較例1 市販のTiO2−WO3(ミレミアム社製DT−52)粉
体20kgに成形助剤としてデンプンと水とを加えて混
合し、ニーダーで混練りした後、押出成型機で外形15
0mm角、長さ500mm、目開き2.8mm、肉厚
0.5mmのハニカム状に成形した。その後、80℃で
乾燥した後、550℃で3時間焼成した。このハニカム
状成形体をメタバナジン酸アンモニウムのシュウ酸水溶
液(V25として40g/L)に含浸し、その後150
℃で乾燥し3時間乾燥し、続いて空気雰囲気下で500
℃で2時間焼成した。こうして得られた触媒(以下、触
媒(2)という。)の組成はTiO2−WO3酸化物:V
25=99:1(質量比)であり、BET比表面積は9
0m2/gであった。
【0037】触媒(2)に関し、実施例1と同様にし
て、0時間強制劣化触媒(フレッシュ触媒)、65時間
強制劣化触媒、130時間強制劣化触媒および200時
間強制劣化触媒に関し、性能評価テストを行い、結果を
表1に示した。 比較例2 市販のアナターゼ型TiO2(ミレミアム社製DT−5
1)18kgと市販のWO3(日本無機化学工業(株)
製A−W)2kgとに成形助剤としてデンプンと水とを
加え混合し、ニーダーで混練りした後、押出成型機で外
形150mm角、長さ500mm、目開き2.8mm、
肉厚0.5mmのハニカム状に成形した。その後、80
℃で乾燥した後、550℃で3時間焼成した。得られた
粉体をX線回折で分析したところ、アナターゼ型TiO
2のピークとWO3のピークが検出された。
【0038】上記成形体をメタバナジン酸アンモニウム
のシュウ酸水溶液(V25として40g/L)に含浸
し、その後150℃で3時間乾燥し、続いて空気雰囲気
下に500℃で2時間焼成した。こうして得られた触媒
(以下、触媒(3)という。)の組成は、TiO2−W
3酸化物:V25=99:1(質量比)であり、BE
T比表面積は51m2/gであった。
【0039】触媒(3)に関し、実施例1と同様にし
て、0時間強制劣化触媒(フレッシュ触媒)、65時間
強制劣化触媒、130時間強制劣化触媒および200時
間強制劣化触媒に関し、性能評価テストを行い、結果を
表1に示した。
【0040】
【表1】
【0041】表1から明らかなように、触媒(3)(比
較例2)は、触媒(1)(実施例1)に比べて、VC
M、EDCおよびC24の分解のすべてにおいて低活性
であることがわかる。また、触媒(1)については、強
制劣化後のC24分解率に僅かの低下が認められるが、
VCM、EDC分解率の低下は全くみられない。これに
対し、触媒(2)の場合には、強制劣化後、VCM、E
DCおよびC24のすべてについて分解率が低下してい
る。この理由は、触媒(1)は、アナターゼ型TiO2
の結晶化度の成長もBET比表面積の低下もみられない
のに対し、触媒(2)では、アナターゼ型TiO2の結
晶成長によりBET比表面積が低下したためと考えられ
る。 実施例2 実施例1と同じ方法により、チタン−タングステン酸化
物(TiO2:WO3=9:1(質量比))を調製した
後、成形して、ハニカム状成形体を得た。このハニカム
状成形体を、メタバナジン酸アンモニウムのシュウ酸水
溶液に硝酸パラジウム水溶液と硝酸ロジウム水溶液とを
加えた水溶液(V25として40g/L、Pdとして
5.8g/L、Rhとして6.4g/L)に含浸し、そ
の後150℃で乾燥し3時間乾燥し、続いて空気雰囲気
下に500℃で2時間焼成した。こうして得られた触媒
(以下、触媒(4)という。)の組成はTiO2−WO3
複合酸化物:V25:Pd:Rh=98.6:1.0:
0.2:0.2(質量比)であり、BET比表面積は8
0m2/gであった。 <性能評価>触媒(4)105.3mLをSUS316
製反応管に充填し、この反応管を電気炉に入れた後、反
応管に空気5.30NL/minを導入し、反応層入口
ガス温度が所定温度(300℃、350℃または400
℃)になるように設定した。その後、下記組成のガスを
下記の条件下に触媒層に導入し、分解試験を行った(以
下、この試験を「性能評価テスト」という。)。分解が
定常化した後(通常1時間程度の後)、反応管入口およ
び出口ガスをガスクロマトグラフィーにより分析した。ガス組成 VCM:800ppm、塩化ビニリデン(VDC):7
00ppm、空気残余条件 触媒層入口ガス温度:300℃、350℃または400
℃、空間速度:3000h-1、ガス量:5.31NL/
min 入口ガス組成と出口ガス組成とから、VCM、VDCの
分解率を求めた。
【0042】上記性能評価テストが終了した触媒に関
し、その劣化を促進するために、ガス組成および条件を
下記のように変更してガスを通過させ、強制劣化を行わ
せた。ガス組成 VCM:800ppm、VDC:700ppm、空気残
条件 触媒層入口ガス温度:400℃、空間速度:3000h
-1、ガス量:5.31NL/min 上記強制劣化を100時間行った後、ガス組成および条
件を変更し、100時間強制劣化後の触媒に関し、上記
の性能評価テストを行った。そして、100時間強制劣
化後の触媒のVCM、EDC、C24の分解率を求め
た。
【0043】上記性能評価テスト終了後の100時間強
制劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を300時
間(合計400時間)行った後、性能評価テストを行っ
た。そして、この400時間強制劣化後の触媒のVC
M、EDC、C24の分解率を求めた。
【0044】また、上記性能評価テスト終了後の400
時間強制劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を2
00時間(合計600時間)行った後、性能評価テスト
を行った。
【0045】また、上記性能評価テスト終了後の600
時間強制劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を3
00時間(合計900時間)行った後、性能評価テスト
を行った。
【0046】また、上記性能評価テスト終了後の900
時間強制劣化触媒に関し、更に上記と同じ強制劣化を3
00時間(合計1200時間)行った後、性能評価テス
トを行った。そして、この1200時間強制劣化後の触
媒のVCM、EDC、C24の分解率を求めた。さら
に、この1200時間強制劣化後の触媒について、アナ
ターゼ型TiO2の結晶化度およびBET比表面積を測
定した。上記結果をまとめて表1に示す。 比較例3 10質量%アンモニア水700リットルにスノーテック
ス−20(日産化学(株)製シリカゾル、約20質量%
のSiO2含有)21.3kgを加え、攪拌、混合した
後、硫酸チタニルの硫酸溶液(TiO2として125g
/L、硫酸濃度550g/L)340Lを攪拌しながら
徐々に滴下した。得られたゲルを3時間放置した後、ろ
過、水洗し、続いて150℃で10時間乾燥した後、5
00℃で焼成した。得られた粉体の組成はTiO2:S
iO2=8.5:1.5(モル比)であり、粉体のX線
回折図ではTiO2やSiO2の明らかな固有ピークは認
められず、ブロードな回折ピークによって非晶質な微細
構造を有するチタンとケイ素との複合酸化物(以下、
「TS」という。)であることが確認された。
【0047】上記TS粉体20kgにメタバナジン酸ア
ンモニウム0.86kgおよびパラタングステン酸アン
モニウム1.79kgお含む10質量%モノエタノール
アミン水溶液12kgを加え、更に成形助剤としてのデ
ンプンを加えて混合し、ニーダーで混練りした後、押出
成型機で外形150mm角、長さ500mm、目開き
2.8mm、肉厚0.5mmのハニカム状に成形した。
その後、80℃で乾燥した後、450℃で3時間焼成し
た。得られた粉体を硝酸パラジウムと硝酸ロジウムとの
混合水溶液(Pdとして4.3g/L、Rhとして4.
8g/L含有)に浸漬し、その後150℃で3時間乾燥
し、続いて空気雰囲気下で500℃で2時間焼成した。
【0048】こうして得られた触媒(以下、触媒(5)
という。)の組成はTS:V25:WO3:Pd:Rh
=89.6:3.0:7.0:0.2:0.2(質量
比)であり、平均細孔径0.025μm、全細孔容積
0.45ml/g、BET比表面積は115m2/gで
あった。
【0049】触媒(5)に関し、実施例2と同様にし
て、0時間強制劣化触媒(フレッシュ触媒)、100時
間強制劣化触媒、400時間強制劣化触媒、600時間
強制劣化触媒、900時間強制劣化触媒および1200
時間強制劣化触媒に関し、性能評価テストを行い、結果
を表2に示した。
【0050】
【表2】
【0051】表2から明らかなように、触媒(4)(実
施例2)の強制劣化後のVCM、VDCの分解率の低下
はほとんど認められない。これに対し、触媒(5)(比
較例3)では、強制劣化後のVCM、VDCの分解率の
低下が認められた。この理由は、触媒(4)では、アナ
ターゼ型TiO2の結晶化度の成長も比表面積の低下も
みられないのに対し、触媒(5)では、アナターゼ型T
iO2の結晶成長により比表面積が低下したためと考え
られる。このように、共沈法で調製したにもかかわら
ず、TiとWとを含む場合には、アナターゼ型TiO2
の結晶成長が抑制されるが、TiとSiとを含む場合に
は、アナターゼ型TiO2の結晶成長が起こる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたチタニウム−タングステ
ン酸化物のX線回折図である。
【図2】 実施例1で得られたチタニウム−タングステ
ン酸化物のEPMA線分析図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 21/08 C07C 21/08 (72)発明者 岡村 淳志 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 (72)発明者 池之上 敏勝 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 Fターム(参考) 4G069 AA02 BB02A BB02B BB06A BB06B BC43A BC50A BC50B BC54A BC54B BC55A BC59A BC60A BC60B BC70A BC71A BC72A BC75A CA04 CA10 CA19 DA06 EA19 EC02Y FB09 4H006 AA05 AC13 AC26 BA08 BA10 BA12 BA14 BA23 BA24 BA25 BA26 BA30 EA02 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共沈法により調製された、チタンとタン
    グステンとを含む酸化物を含有することを特徴とする有
    機ハロゲン化合物分解触媒。
  2. 【請求項2】 チタンとタングステンとを実質的に均一
    に含む酸化物を含有することを特徴とする有機ハロゲン
    化合物分解触媒。
  3. 【請求項3】 チタンとタングステンとを含む酸化物の
    ほかに、バナジウム、セリウム、モリブデンおよびニオ
    ブから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物、および
    /またはパラジウム、ロジウム、白金およびルテニウム
    から選ばれる少なくとも1種の元素の金属または酸化物
    を含有する請求項1または2記載の有機ハロゲン化合物
    分解触媒。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の触媒を
    用いて、有機ハロゲン化合物を分解することを特徴とす
    る有機ハロゲン化合物の処理方法。
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KR100808755B1 (ko) 2006-11-07 2008-02-29 김문찬 다이옥신 제거용 촉매 및 촉매여과재와 그의 제조방법
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