JP2002078649A - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びそれを用いた電気掃除機

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JP2002078649A
JP2002078649A JP2000269814A JP2000269814A JP2002078649A JP 2002078649 A JP2002078649 A JP 2002078649A JP 2000269814 A JP2000269814 A JP 2000269814A JP 2000269814 A JP2000269814 A JP 2000269814A JP 2002078649 A JP2002078649 A JP 2002078649A
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bracket
electric blower
impeller
heating element
motor
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Takeshi Tokuda
剛 徳田
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
Yoshitaka Murata
吉隆 村田
Takeshi Nishimura
剛 西村
Kazuhisa Morishita
和久 森下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ部を制御する回路部の発熱素子を効率
よく、かつ省スペースで冷却することを可能にし、電気
掃除機の小型、軽量化を図り、使用性の高い電気掃除機
を提供する。 【解決手段】 モータ部11と、前記モータ部11の電
力制御を行なうインバータの駆動回路部12と、モータ
部11の筐体を構成するブラケットと、前記モータ部1
1により回転するインペラ32を備え、前記ブラケット
のインペラ32側に形成したモータ11の軸方向に略平
行なる面35に、前記インバータの駆動回路部12の回
路基板27に実装された発熱素子28を固定したもので
あり、回路部12の発熱素子28を効率よく冷却し、か
つ回路部12を省スペースで構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に電気掃除機に
使用される電動送風機に関するものであり、特に、電気
掃除機本体の小型化を実現し、使用性の向上を図るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機は、電動送風機にイン
バーターモータを採用したものが市場に導入されてい
る。
【0003】従来のインバーターモータを搭載した電気
掃除機を、図11、図12を用いて説明する。図11に
示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2に、ホース
3が着脱自在に接続され、ホース3の他端には操作部4
を形成する先端パイプ5が備えられている。先端パイプ
5には延長管6と、その延長管6には吸込具7が接続さ
れた構成になっている。本体2には、ホース3に連通し
て集塵室8が形成され、集塵室8後方には吸気口9を集
塵室8側に面するよう配されたインバーター制御で駆動
する電動送風機10が備えられている。
【0004】次に、電動送風機10について、図12を
用いて説明する。
【0005】図12に示すように、電動送風機10は、
モータ部11と、インバーター制御を行う回路部12
と、ファン部13によって構成され、電動送風機10
は、ケーシング14の外周部に配されたサポートゴム1
5を介して本体2内に内蔵されている。
【0006】モータ部11は、所望極数に着磁された永
久磁石16をシャフト17に固定して構成されたロータ
ー18が、軸受け19を介して負荷側ブラケット20と
反負荷側ブラケット21に保持されている。また、前記
モータ部11内には、前記永久磁石16に相対するよう
に複数のスロットを設けたコア22に所望相数の巻線2
3が施されたステーター24が内蔵されている。
【0007】モータ部11をインバーター制御して駆動
させる回路部12は、電源供給部に接続される電源線2
5や、モータ部11への電力供給、回転数制御信号など
を伝達する信号線26などが接続された回路基板27に
実装され、電動送風機10の近傍に配置されている。回
路部12のスイッチング素子28などの発熱素子は、冷
却用の巨大な放熱フィン29に取り付けられて電動送風
機10の吸気口9近傍の通風路上に配されていた。
【0008】また、インバーター制御に必要なローター
18の位置を検出する位置検出手段は、ローター18に
設けられたセンサーマグネット30と、このセンサーマ
グネット30の磁極を検知するホール素子などの位置検
出素子31によって構成されている。
【0009】ファン部13は、モータ部11のシャフト
17に備えられたインペラ32と、インペラ32の外周
部に配され、インペラ32から流出する気流を徐々に圧
力回復しながらモータ部11内部へ導く通風路を形成す
るエアガイド33と、これらを覆うケーシング14が備
えられ、モータ部11の負荷側ブラケット20に一体的
に取り付けられている。
【0010】電気掃除機1を運転すると、回路部12に
よるインバーター制御でモータ部11が駆動してロータ
ー18が高速で回転する。従ってローター18のシャフ
ト17に固定されたインペラ32も高速で回転するので
吸引力が発生し、塵埃などを含む汚れた空気は、吸込具
7から吸引され、延長管6、ホース3を介して、本体2
の集塵室8にて塵埃などを捕獲した後、電動送風機10
内へと導かれる。また、電動送風機10の吸気口9近傍
の通風路上に配された放熱フィン29は、電動送風機1
0へ流入する空気流にさらされるので、回路部12の発
熱素子であるスイッチング素子28を効率良く冷却でき
るものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の電気掃除機1は、電動送風機10の回路部12のス
イッチング素子28などの発熱素子を放熱フィン29で
効率よく冷却するために、前記放熱フィン29を電動送
風機10の吸気口9近傍の通風路上に配していたが、エ
アータイト性を確保したり、回路部21の配置位置が制
限されたり、組立性が非常に困難であった。また、回路
部12は発熱素子が多く、放熱フィンを大きくするなど
本体の小型化を困難にする原因となっていた。
【0012】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、モータ部11を制御する回
路部21の発熱素子を効率よく、かつ省スペースで冷却
することを可能にし、電気掃除機1の小型、軽量化を図
り、使用性の高い電気掃除機1を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、モータ部と、前記モータ部の電力制御を行
なうインバータ回路部と、モータ部の筐体を構成するブ
ラケットと、前記モータ部により回転するインペラを備
え、前記インバータ回路部を前記インペラの外周から排
出される空気の流路に配設するとともに、前記ブラケッ
トのインペラ側に形成したモータの軸方向に略平行なる
面に、前記インバータ回路部の回路基板に実装された発
熱素子を固定したものであり、回路部の発熱素子を効率
よく冷却し、かつ回路部を省スペースで構成できるの
で、電気掃除機の小型、軽量化が図れ、使用性の高い電
気掃除機を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
モータ部と、前記モータ部の電力制御を行なうインバー
タ回路部と、モータ部の筐体を構成するブラケットと、
前記モータ部により回転するインペラを備え、前記イン
バータ回路部を前記インペラの外周から排出される空気
の流路に配設するとともに、前記ブラケットのインペラ
側に形成したモータの軸方向に略平行なる面に、前記イ
ンバータ回路部の回路基板に実装された発熱素子を固定
したものであり、回路部の発熱素子を効率よく冷却し、
かつ回路部を小型化することができるので、電動送風機
と回路部を省スペースで構成でき、小型の電動送風機を
提供することができるものである。
【0015】本発明の請求項2記載の発明は、上記請求
項1記載の発明において、インバータ回路部の回路基板
に実装された発熱素子と対向するブラケットのインペラ
側に発熱素子と相似状なる連通孔を設けたもので、イン
ペラで発生させた気流を効率よく発熱素子に当てられる
ので、冷却効果を向上させた小型の電動送風機を提供す
ることができる。
【0016】本発明の請求項3記載の発明は、上記請求
項2記載の発明において、連通孔と発熱素子が形成する
隙間が5mm以上の距離を保つもので、ブラケットのイ
ンペラ側との絶縁距離と、冷却風の通路を確保したもの
で、信頼性の高い小型の電動送風機を提供することがで
きる。
【0017】本発明の請求項4記載の発明は、上記請求
項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、ブラケ
ットのインペラ側を金属で形成したもので、ブラケット
のインペラ側を放熱フィンとすることにより、発熱素子
の冷却効果を向上できる。
【0018】本発明の請求項5記載の発明は、上記請求
項4記載の発明において、ブラケットのインペラ側を
銅、またはアルミで形成したもので、更に発熱素子の冷
却効果を向上できるものである。
【0019】本発明の請求項6記載の発明は、上記請求
項4記載の発明において、ブラケットのインペラ側をマ
グネシウム合金で形成したもので、発熱素子の冷却効果
を向上できると共に、ブラケットのインペラ側の軽量化
が図れ、小型で軽量な電動送風機を提供することができ
る。
【0020】本発明の請求項7記載の発明は、上記請求
項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、ブラケ
ットのインペラ側に複数の凹凸を設けたもので、ブラケ
ットのインペラ側の表面積を大きくすることにより、発
熱素子の冷却効果を更に向上できる。
【0021】本発明の請求項8記載の発明は、請求項1
〜7のいずれか1項に記載の発明において、モータ部の
筐体を負荷側ブラケットと反負荷側ブラケットで構成
し、前記反負荷側ブラケットに複数の凹凸を設けたもの
で、反負荷側ブラケットの表面積を大きくすることによ
り、発熱素子の冷却効果を更に向上できる。
【0022】本発明の請求項9記載の発明は、塵埃を捕
集する集塵室と、請求項1〜8のいずれか1項に記載の
電動送風機とを備えた電気掃除機で、小型で使用性が向
上した交流式の電気掃除機を提供することができる。
【0023】本発明の請求項10記載の発明は、上記請
求項9記載の発明において、電動送風機を直流電源で駆
動する電気掃除機で、小型でコードレスの更に使用性が
向上した電気掃除機を提供することができる。
【0024】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の第1の実施例を
図1、図2を用いて説明する。なお、従来例と同一構成
部分については、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0025】図1に示すように、電動送風機10は、回
路部12が内蔵されたモータ部11と、ファン部13に
よって構成されている。
【0026】前記モータ部11は、インペラ32側の負
荷側ブラケット20と、反負荷側ブラケット21により
筐体を構成しており、その内部には所望極数に着磁され
た永久磁石16と、軸受け19で軸支されるシャフト1
7に固定して成るローター18と、前記永久磁石16に
相対するように複数のスロットを設けたコア22に所望
相数の巻線23が施されたステーター24が内蔵されて
いる。
【0027】次に、モータ部11内に内蔵したインバー
ターの駆動回路部12は、複数の発熱素子を実装した回
路基板27で成っており、その外形は反負荷側ブラケッ
ト21の内周に略沿った円形で、中心部にはシャフト1
7を貫くドーナツ状の孔が設けられている。また、ロー
ター18のシャフト17に固定されたセンサーマグネッ
ト30の磁極を検知するホール素子などの位置検出素子
31も前記回路基板27上に実装されている。
【0028】ファン部13は、モータ部11のシャフト
17に備えられたインペラ32と、インペラ32の外周
部に配され、インペラ32から流出する気流を徐々に圧
力回復しながらモータ部11内部へ導く通風路を形成す
るエアガイド33と、これらを覆うケーシング14が備
えられ、モータ部11の負荷側ブラケット20に一体的
に取り付けられている。
【0029】次に、負荷側ブラケット20の軸受け19
を保持するハウジング部34には、モータ部11の軸方
向に略平行なる略平面部35を形成していると共に、フ
ァン部13とモータ部11を連通する連通孔36を設け
ており、前記回路基板27上に実装されたスイッチング
素子28などの発熱素子が、前記連通孔36内を貫通し
て前記ハウジング部34の略平面部35に固定されてい
る。また、26はモータ部11に電力を供給したり、ロ
ーター18の回転数制御信号などを伝達する信号線であ
る。
【0030】上記構成による作用は以下の通りである。
【0031】まず、モータ部11に電力が供給される
と、ステーター24で発生した磁界と、ローター18に
固定した永久磁石の磁界との反発、吸引力でローター1
8が回転し始める。
【0032】次に、センサーマグネット30と、ホール
素子などの位置検出素子31でローター18の位置を検
出しながら、回路部12でステーター24の巻線23に
流れる電流の向きを切り換えて発生する磁界の向きを切
替えることにより、磁力の反発、吸引力を利用してロー
ター18を継続して回転し続けさせるものである。
【0033】そして、上記のように電動送風機10のロ
ーター18が高速で回転すると、ローター18のシャフ
ト17に固定されたインペラ32が高速で回転して吸引
力を発生させる。吸引された気流はケーシング14の吸
気口9からインペラ32内に流入し、その外周より排出
される。その後気流はエアガイド33内の通路を通って
減速、圧力回復されながら負荷側ブラケット20に設け
た連通孔36からモータ部11内へと導かれる。
【0034】このとき、ファン部28から排出された気
流は、回路基板27上に実装され、負荷側ブラケット2
0のハウジング部34に固定されたスイッチング素子2
8などの発熱素子を通過するので、大風量の外気の冷た
い空気で冷却することができ、非常に効率よく発熱素子
を冷却することができると共に省スペース化が図れ、小
型でコンパクトな電動送風機10を実現できるものであ
る。
【0035】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
を、図3を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同
一構成部分については、同一符号を付してその説明を省
略する。
【0036】図3に示すように、電動送風機10のモー
タ部11を構成する負荷側ブラケット20に形成した連
通孔36を、スイッチング素子28などの発熱素子の形
状と相似形状にしたものである。
【0037】上記構成による作用は以下の通りである。
【0038】負荷側ブラケット20に設けた連通孔36
は、スイッチング素子28などの発熱素子の外形に沿っ
た形状をしているので、インペラ32が回転して発生し
た気流を効率よく発熱素子に当てて冷却効果を向上させ
ることができる。
【0039】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
を、図4、図5を用いて説明する。なお上記第1、第2
の実施例と同一構成部分については、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0040】図に示すように、電動送風機10のモータ
部11を構成する負荷側ブラケット20に形成した連通
孔36を、スイッチング素子28などの発熱素子の形状
と相似形状にすると共に、発熱素子と負荷側ブラケット
20の隙間Sを5mm以上の空間距離を設けたものであ
る。
【0041】上記構成による作用は以下の通りである。
【0042】負荷側ブラケット20に設けた連通孔36
は、スイッチング素子28などの発熱素子の形状と相似
形状をしていると共に、スイッチング素子28と負荷側
ブラケット20の間に5mm以上の空間距離を設けてい
るので、負荷側ブラケット20と発熱素子の絶縁距離が
確保できると共に、インペラ32が回転して発生した気
流を発熱素子に当てながらスムーズに気流を通すので排
気圧損が抑制でき、電動送風機の吸い込み性能を低下さ
せることなく発熱素子の冷却効果を向上させるものであ
る。
【0043】(実施例4)以下に本発明の第4の実施例
を、図6を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成
部分については、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0044】ブラケットのインペラ32側にあたる負荷
側ブラケット20を銅、アルミなどの熱伝導性の良い金
属材料で形成したものである。
【0045】上記構成による作用は以下の通りである。
【0046】スイッチング素子28などの発熱素子が、
銅、又はアルミなどの熱伝導性の良い金属材料で形成さ
れた負荷側ブラケット20に固定されているので、負荷
側ブラケット20自体が放熱フィンの役割をするので、
発熱素子の冷却効果を更に向上させることができるもの
である。特に電動送風機の吸気口が絞られて風量が低下
した時でも少ない冷却風で発熱素子の温度上昇を抑制す
ることができ、信頼性の高い小型でコンパクトな電動送
風機10を実現できるものである。
【0047】(実施例5)以下に本発明の第5の実施例
を、図7を用いて説明する。なお従来例と同一構成部分
については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】ブラケットのインペラ32側にあたる負荷
側ブラケット20をマグネシウム合金で形成したもので
ある。
【0049】上記構成による作用は以下の通りである。
【0050】負荷側ブラケット20を、銅、又はアルミ
などの金属材料で形成すると、比重が大きいために負荷
側ブラケット20の重量が重くなり、電動送風機の軽量
化を妨げる欠点となっていた。しかし、マグネシウム合
金は他の実用金属中最も比重が小さい(アルミの2/
3)ので負荷側ブラケット20を軽量化することができ
る。また、マグネシウム合金はリサイクル性、放熱性、
加工性に優れた材料であることが知られている。
【0051】特に、近年ではマグネシウム合金の成形
(チクソモールディング法)の成形技術が向上してきて
おり、家電製品など幅広い分野で採用されてきている。
【0052】(実施例6)以下に本発明の第6の実施例
を、図8を用いて説明する。なお従来例と同一構成部分
については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】負荷側ブラケット20、反負荷側ブラケッ
ト21のどちらか一方、または両方を金属材料で形成す
ると共に、その表面に多数個の凹凸部37を設けたもの
である。
【0054】上記構成による作用は以下の通りである。
【0055】負荷側ブラケット20、反負荷側ブラケッ
ト21の表面に多数個の凹凸部37を設けることによ
り、表面積が大きくなるので放熱性が向上し、発熱素子
の冷却効果を更に高めることができる。
【0056】(実施例7)以下に本発明の第7の実施例
を、図9を用いて説明する。なお従来例と同一構成部分
については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】図9に示すように、電気掃除機1の掃除機
本体2は、前部に塵埃を捕集する集塵室8を、後部に電
動送風機10と、電力供給用のコードリ−ル38を内蔵
している。
【0058】また、掃除機本体2の前部には、前記集塵
室8と連通して、ホース3、延長管6、吸込具7が接続
されている。
【0059】上記構成による作用は以下の通りである。
【0060】コードリール38から電力を供給されて電
動送風機10が運転すると、吸込具7から塵埃を含んだ
空気が吸い込まれ、延長管6、ホース3を通った後に掃
除機本体2内の集塵室8で塵埃が捕獲され、その後の気
流は電動送風機10内に導かれるものである。
【0061】上記実施例からも明らかなように、本発明
の電動送風機10は小型で、信頼性が高く、従って小型
で使用性の高い電気掃除機1を実現できる。
【0062】(実施例8)以下に本発明の第8の実施例
を、図10を用いて説明する。なお従来例と同一構成部
分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0063】図10に示すように、電気掃除機1の掃除
機本体2は、前部に塵埃を捕集する集塵室8を、後部に
電動送風機10と、電力供給用の充電可能な電池39を
内蔵している。
【0064】また、掃除機本体2の前部には、前記集塵
室8と連通して、ホース3、延長管6、吸込具7が接続
されている。
【0065】上記構成による作用は以下の通りである。
【0066】電池39から電力を供給されて電動送風機
10が運転すると、吸込具7から塵埃を含んだ空気が吸
い込まれ、延長管6、ホース3を通った後に掃除機本体
2内の集塵室8で塵埃が捕獲され、その後の気流は電動
送風機10内に導かれるものである。
【0067】上記実施例からも明らかなように、本発明
の電動送風機10は小型で、信頼性が高く、かつ電池3
9で運転しているのでコードが不要であり、更に小型で
使用性の高い電気掃除機1を実現できる。
【0068】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
モータ部と、前記モータ部の電力制御を行なうインバー
タ回路部と、モータ部の筐体を構成するブラケットと、
前記モータ部により回転するインペラを備え、前記イン
バータ回路部を前記インペラの外周から排出される空気
の流路に配設するとともに、前記ブラケットのインペラ
側に形成したモータの軸方向に略平行なる面に、前記イ
ンバータ回路部の回路基板に実装された発熱素子を固定
したものであり、回路部の発熱素子を効率よく冷却し、
かつ回路部を小型化することができるので、電動送風機
と回路部を省スペースで構成でき、小型の電動送風機を
提供することができるものである。
【0069】本発明の請求項2記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明において、インバータ回路部の回
路基板に実装された発熱素子と対向するブラケットのイ
ンペラ側に発熱素子と相似状なる連通孔を設けたもの
で、インペラで発生させた気流を効率よく発熱素子に当
てられるので、冷却効果を向上させた小型の電動送風機
を提供することができる。
【0070】本発明の請求項3記載の発明によれば、上
記請求項2記載の発明において、連通孔と発熱素子が形
成する隙間が5mm以上の距離を保つもので、ブラケッ
トのインペラ側との絶縁距離と、冷却風の通路を確保し
たもので、信頼性の高い小型の電動送風機を提供するこ
とができる。
【0071】本発明の請求項4記載の発明によれば、上
記請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
ブラケットのインペラ側を金属で形成したもので、ブラ
ケットのインペラ側を放熱フィンとすることにより、発
熱素子の冷却効果を向上できる。
【0072】本発明の請求項5記載の発明によれば、上
記請求項4記載の発明において、ブラケットのインペラ
側を銅、またはアルミで形成したもので、更に発熱素子
の冷却効果を向上できるものである。
【0073】本発明の請求項6記載の発明によれば、上
記請求項4記載の発明において、ブラケットのインペラ
側をマグネシウム合金で形成したもので、発熱素子の冷
却効果を向上できると共に、ブラケットのインペラ側の
軽量化が図れ、小型で軽量な電動送風機を提供すること
ができる。
【0074】本発明の請求項7記載の発明によれば、上
記請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、
ブラケットのインペラ側に複数の凹凸を設けたもので、
ブラケットのインペラ側の表面積を大きくすることによ
り、発熱素子の冷却効果を更に向上できる。
【0075】本発明の請求項8記載の発明によれば、請
求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、モー
タ部の筐体を負荷側ブラケットと反負荷側ブラケットで
構成し、前記反負荷側ブラケットに複数の凹凸を設けた
もので、反負荷側ブラケットの表面積を大きくすること
により、発熱素子の冷却効果を更に向上できる。
【0076】本発明の請求項9記載の発明によれば、塵
埃を捕集する集塵室と、請求項1〜8のいずれか1項に
記載の電動送風機とを備えた電気掃除機で、小型で使用
性が向上した交流式の電気掃除機を提供することができ
る。
【0077】本発明の請求項10記載の発明によれば、
上記請求項9記載の発明において、電動送風機を直流電
源で駆動する電気掃除機で、小型でコードレスの更に使
用性が向上した電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動送風機の断面
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す図1のA−A断面
【図4】本発明の第3の実施例を示す図1のA−A断面
【図5】同電動送風機の断面図
【図6】本発明の第4の実施例を示す電動送風機の断面
【図7】本発明の第5の実施例を示す電動送風機の断面
【図8】本発明の第6の実施例を示す電動送風機の断面
【図9】本発明の第7の実施例を示す電気掃除機の断面
【図10】本発明の第8の実施例を示す電気掃除機の断
面図
【図11】従来の電気掃除機の断面図
【図12】同電気掃除機に内蔵された電動送風機の断面
【符号の説明】
1 電気掃除機 2 掃除機本体 3 ホース 6 延長管 7 吸込具 8 集塵室 9 吸気口 10 電動送風機 11 モータ部 12 回路部 13 ファン部 14 ケーシング 16 永久磁石 17 シャフト 18 ローター 19 軸受け 20 負荷側ブラケット 21 反負荷側ブラケット 24 ステーター 26 信号線 27 回路基板 28 スイッチング素子 30 センサーマグネット 31 位置検出素子 32 インペラ 33 エアガイド 34 ハウジング部 35 略平面部 36 連通孔 37 凹凸部 38 コードリール 39 電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 5/04 H02K 5/04 5H607 7/14 7/14 A 5H609 9/02 9/02 B 5H611 9/06 9/06 F 11/00 11/00 X (72)発明者 村田 吉隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西村 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森下 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 FA01 FA02 3H022 AA02 BA01 CA50 DA03 DA20 3H034 AA02 AA13 BB02 BB06 CC03 DD12 EE03 EE12 3H035 AA03 AA06 5H605 AA01 BB05 CC02 CC05 DD03 DD07 DD11 DD12 GG21 5H607 AA02 BB01 BB14 CC01 CC05 DD03 DD09 DD16 FF04 KK10 5H609 BB15 BB18 PP02 PP05 PP06 PP07 PP16 QQ02 QQ08 RR02 RR36 RR74 5H611 AA09 BB01 TT01 TT02 UA04 UB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ部と、前記モータ部の電力制御を
    行なうインバータ回路部と、モータ部の筐体を構成する
    ブラケットと、前記モータ部により回転するインペラを
    備え、前記インバータ回路部を前記インペラの外周から
    排出される空気の流路に配設するとともに、前記ブラケ
    ットのインペラ側に形成したモータの軸方向に略平行な
    る面に、前記インバータ回路部の回路基板に実装された
    発熱素子を固定した電動送風機。
  2. 【請求項2】 インバータ回路部の回路基板に実装され
    た発熱素子と対向するブラケットのインペラ側に発熱素
    子と相似状なる連通孔を設けた請求項1記載の電動送風
    機。
  3. 【請求項3】 連通孔と発熱素子が形成する隙間が5m
    m以上の距離を保つ請求項2記載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 ブラケットのインペラ側を金属で形成し
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
  5. 【請求項5】 ブラケットのインペラ側を銅、またはア
    ルミで形成した請求項4記載の電動送風機。
  6. 【請求項6】 ブラケットのインペラ側をマグネシウム
    合金で形成した請求項4記載の電動送風機。
  7. 【請求項7】 ブラケットのインペラ側に複数の凹凸を
    設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動送風
    機。
  8. 【請求項8】 モータ部の筐体を負荷側ブラケットと反
    負荷側ブラケットで構成し、前記反負荷側ブラケットに
    複数の凹凸を設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の電動送風機。
  9. 【請求項9】 塵埃を捕集する集塵室と、請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の電動送風機とを備えた電気掃除
    機。
  10. 【請求項10】 電動送風機を直流電源で駆動する請求
    項9記載の電気掃除機。
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