JP2002078098A - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JP2002078098A
JP2002078098A JP2000267579A JP2000267579A JP2002078098A JP 2002078098 A JP2002078098 A JP 2002078098A JP 2000267579 A JP2000267579 A JP 2000267579A JP 2000267579 A JP2000267579 A JP 2000267579A JP 2002078098 A JP2002078098 A JP 2002078098A
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JP
Japan
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cover
hearing aid
ear canal
circuit
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000267579A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hayashi
好典 林
Katsufumi Kondo
克文 近藤
Koichi Kawamoto
晃一 河本
Hiroshi Owaki
浩 大脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体(外耳道)と接触する部分を常に清潔にた
もち、且つファッションを備えた補聴器を提供する。 【解決手段】補聴器の電気回路部を内蔵した回路カプセ
ル1をスポンジ等の軟質樹脂性のカバー2で全体を覆
う。カバー2はレシーバ用のポート2aを介して回路カ
プセル1を着脱自在である。カバー2を複数用意し、各
カバーを様々な柄でカラフルな彩色にする。これによ
り、全体が覆われているため回路カプセル1が汚れるこ
とがなく、カバーのみを取り外して洗うことが可能にな
る。また、気に入った彩色のカバー2を取り付けること
でファッション性を持たせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は補聴器に関し、特
に小型で装用者の外耳道内に収納される耳栓型の補聴器
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】耳栓型の補聴器は、装
用者の外耳道に殆ど隠れてしまうため目立たず、メガネ
と併用できるなど装用時の自由度も高いため軽度の難聴
者に広く用いられている。従来、耳栓型の補聴器は耳栓
部にシリコンゴムなどの樹脂を用いていたが、シリコン
ゴムは汚れが落ちにくいため汚れた場合には交換する必
要があった。また、従来の補聴器は耳栓以外の部分は電
気回路部の筐体が露出していたため、この部分がよごれ
ても交換することはできなかった。
【0003】さらに、従来の補聴器は、一般的に肌色の
筐体と半透明の耳栓という配色のものが殆どであったた
め、ファッション性に欠け、特に若年の難聴者は装用に
抵抗があるという問題点があった。
【0004】この発明は、人体(外耳道)と接触する部
分を常に清潔にたもち、且つファッション性を備えた補
聴器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、カプ
セル化された電気回路部と、前記電気回路部全体を覆
い、前記電気回路部から着脱自在の軟質樹脂性のカバー
と、からなることを特徴とする。請求項2の発明は、請
求項1の発明において、前記カバーは連続気泡の軟質樹
脂であり、外耳道方向のみに開口部が形成されているこ
とを特徴とする。請求項3の発明は、請求項1、2の発
明において、前記カバーは熱膨張性の樹脂であることを
特徴とする。請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、カバー外周部の外耳道方向に環状に、ひだ状の弾性
体を有していることを特徴とする。請求項5の発明は、
請求項1の発明において、カバー外周部の外耳道方向に
環状に、パイプ状の弾性体を有していることを特徴とす
る。請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記
パイプ状の弾性体の内部に熱膨張樹脂を充填したことを
特徴とする。
【0006】この発明ではマイク、アンプ、レシーバ
(スピーカ)などを含む電気回路部はカプセル化され、
この回路カプセルを覆うカバーから着脱自在にされてい
る。これにより、カバーを自由に頻繁に交換することが
でき、常に清潔なカバーをして補聴器を装用することが
できるとともに、カラフルなカバーを色々揃えることに
より、補聴器のファッション性を高めて装用に抵抗をな
くすことができる。また、ひだ状、パイプ状の弾性体を
外耳道方向に設けることにより、外耳道の密閉性を高く
することができる。ひだ状の弾性体は、密閉部を構成し
つつ装用者に対して違和感のない厚さにすればよい。ま
た、ひだの数は1以上いくつでもよい。また、パイプ状
の弾性体の内部に熱膨張性樹脂を充填することにより、
補聴器を装着したのち、体温で弾性体が膨張して密閉性
をより高くすることができる。カバーそのものを熱膨張
性樹脂で構成した場合も同様に、補聴器を装着したの
ち、体温でカバーが膨張して密閉性をより高くすること
ができる。また、外耳道の形状は装用者ごとにそれぞれ
異なるが、カバーのみをその装用者に合わせて作ること
で各装用者に最適にフィットするものを作成することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態について説明する。図1はこの発明の第1の実施形態
である補聴器の構造図である。補聴器は電池ケース1
1、マイク12、本体10からなる回路カプセル1、お
よび、この回路カプセルを収納するカバー2からなって
いる。
【0008】回路カプセル1の筐体は硬質樹脂または金
属で構成されている。回路カプセル1の本体10にはア
ンプ、レシーバ等が内蔵されている。回路カプセル1は
本体10と電池ケース11との間で分離可能であり、こ
れらを接続したとき回路に電池の電源が供給され回路が
動作する。
【0009】ケース2は、連続発泡の軟質樹脂(いわゆ
るスポンジ)で構成されており、楕円体(いわゆるラグ
ビーボール)の形状をしている。その一方の先端部にレ
シーバの音声を外耳道へ伝達するためのポート2aが開
設されている。このポート2aから回路カプセル1がケ
ース2内に挿入される。上記のようにこのケースは連続
発泡の多孔質のスポンジであるため、マイク12側には
特段のポートを設けていない。外部音声はスポンジの穴
を介してマイク12に到達するからであり、このほうが
風によるノイズなどを防ぐことができるためである。ま
た、この樹脂は種々の色で構成することができカラフル
な配色にして装飾性を出すことも可能である。また、カ
バー2の形状は楕円体に限定されない。各装用者の外耳
道の形状に合わせて最適の形状にすれば、よりよく外耳
道にフィットさせることができる。
【0010】ケース2内に回路カプセル1が挿入された
状態の補聴器を外耳道内に装着したとき、ケース2のス
ポンジが外耳道の壁面に合わせて変形して外耳道にフィ
ットし、外耳道の壁面および回路カプセル1の間でスポ
ンジが押し潰されて連続気泡が閉じてしまうため、外界
と外耳道とが遮蔽されレシーバの音声がマイク12に回
り込むことがない。
【0011】装用者は、まず電池ケース11と本体10
とを接続して補聴器回路を動作状態にしたのち、この回
路カプセル1をポート2aを介してケース2内に挿入す
る。そして、この補聴器を自己の外耳道に装着する。ケ
ース2は、1つの補聴器(回路カプセル1)に対して複
数用意することができ、場面に応じてケースを選択した
り、汚れた場合に交換したりすることが可能である。
【0012】図2はこの発明の第2の実施形態である補
聴器の構造図である。この補聴器も回路カプセル1をケ
ース3に内蔵したものである。回路カプセル1は上記第
1の実施形態のものと同じであるため、説明を省略す
る。
【0013】ケース3は独立気泡の軟質樹脂で構成され
ており、図1のものと同様に楕円体の形状をしている。
その一方の先端部にレシーバの音声を外耳道へ伝達する
ためのポート3aが開設され、他方の先端部に外界の音
声をマイク12に伝達するためのポート3bが開設され
ている。独立気泡の樹脂はそのままでは音声を伝達しな
いためである。また、ケース3のポート3a側の外周に
は4枚の襞状の弾性体4が形成されている。この弾性体
4はケース3と同一素材で一体に形成しても、別の素材
ではめ込みにしてもよい。この弾性体4はケース3の周
囲にリング状に形成されており、装用者が外耳道に装着
したとき外耳道の形状に合わせて変形する。
【0014】なお、この弾性体4の厚みは0.4mm程
度の厚みにされているが、密閉部を構成しつつ違和感の
ない厚みになるよう素材に合わせて構成する。また、襞
の枚数も4枚に限定されず、1枚以上であれば何枚であ
ってもよい。
【0015】上記のようなケース3において、レシーバ
用のポート3aのほうが径が大きいため、回路カプセル
1はポート3aを介してケース3内に挿入される。ま
た、この樹脂は種々の色で構成することができカラフル
な配色にして装飾性を出すことも可能である。また、カ
バー3の形状は楕円体に限定されない。各装用者の外耳
道の形状に合わせて最適の形状にすれば、よりよく外耳
道にフィットさせることができる。
【0016】装用者は、まず電池ケース11と本体10
とを接続して補聴器回路を動作状態にしたのち、この回
路カプセル1をポート3aを介してケース3内に挿入す
る。そして、この補聴器を自己の外耳道に装着する。ケ
ース3は独立気泡であるため変形量は大きくないが、弾
性体4が外耳道の形状に合わせて変形するため外界と外
耳道内とをよく遮蔽することができる。ケース3は、1
つの補聴器(回路カプセル1)に対して複数用意するこ
とができ、場面に応じてケースを選択したり、汚れた場
合に交換したりすることが可能である。
【0017】図3はこの発明の第3の実施形態である補
聴器の構造図である。この補聴器も回路カプセル1をケ
ース3に内蔵したものであり、回路カプセル1は上記第
1、第2の実施形態のものと同じであるため説明を省略
する。また、ケース3も、図2のものと同様の独立気泡
の軟質樹脂で構成され、ポート3a、ポート3bが開設
されたものである。そして、ケース3のポート3a側の
外周には4つのパイプ状の弾性体5が形成されている。
この弾性体5はケース3と同一素材で一体に形成して
も、別の素材ではめ込みにしてもよい。この弾性体5は
ケース3の周囲にドーナッツ状に形成されており、装用
者が外耳道に装着したとき外耳道の形状に合わせて変形
する。なお、パイプ状の弾性体5の内部は中空であって
も発泡性の樹脂を充填してもよい。
【0018】装用者は、まず電池ケース11と本体10
とを接続して補聴器回路を動作状態にしたのち、この回
路カプセル1をポート3aを介してケース3内に挿入す
る。そして、この補聴器を自己の外耳道に装着する。ケ
ース3は独立気泡であるため変形量は大きくないが、弾
性体5が外耳道の形状に合わせて変形するため外界と外
耳道内とをよく遮蔽することができる。ケース3は、1
つの補聴器(回路カプセル1)に対して複数用意するこ
とができ、場面に応じてケースを選択したり、汚れた場
合に交換したりすることが可能である。
【0019】なお、ケース2,3の素材およびパイプ状
の弾性体5内に充填する樹脂の素材を熱膨張性の樹脂と
することもできる。このようにすれば、装用者が補聴器
を外耳道に装着したのちケースおよび弾性体が体温によ
って徐々に膨張してゆき、密閉性をより高めることがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、補聴器
の電気回路部分をカプセル化した回路カプセルを、装用
者の外耳道に接するカバーで全体を覆って分離可能とし
たことにより、カバーのみを交換して補聴器を常に清潔
に保つことができるとともに、カバーをカラフルな色彩
にして装飾的なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態である補聴器の構成
【図2】この発明の第2の実施形態である補聴器の構成
【図3】この発明の第3の実施形態である補聴器の構成
【符号の説明】
1…回路カプセル、10…本体、11…電池ケース、1
2…マイク、2…カバー、2a…ポート、3…カバー、
3a…(レシーバ用の)ポート、3b…(マイク用の)
ポート、4…(襞状の)弾性体、5…(パイプ状の)弾
性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 晃一 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 大脇 浩 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセル化された電気回路部と、 前記電気回路部全体を覆い、前記電気回路部から着脱自
    在の軟質樹脂性のカバーと、 からなる補聴器。
  2. 【請求項2】 前記カバーは連続気泡の軟質樹脂であ
    り、外耳道方向のみに開口部が形成されている請求項1
    に記載の補聴器。
  3. 【請求項3】 前記カバーは熱膨張性の樹脂である請求
    項1または請求項2に記載の補聴器。
  4. 【請求項4】 カバー外周部の外耳道方向に環状に、ひ
    だ状の弾性体を有している請求項1に記載の補聴器。
  5. 【請求項5】 カバー外周部の外耳道方向に環状に、パ
    イプ状の弾性体を有している請求項1に記載の補聴器。
  6. 【請求項6】 前記パイプ状の弾性体の内部に熱膨張樹
    脂を充填した請求項5に記載の補聴器。
JP2000267579A 2000-09-04 2000-09-04 補聴器 Pending JP2002078098A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021926A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Rion Co Ltd 耳かけ形補聴器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009021926A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Rion Co Ltd 耳かけ形補聴器

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