JP2002077944A - 立体映像装置 - Google Patents

立体映像装置

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JP2002077944A
JP2002077944A JP2000267232A JP2000267232A JP2002077944A JP 2002077944 A JP2002077944 A JP 2002077944A JP 2000267232 A JP2000267232 A JP 2000267232A JP 2000267232 A JP2000267232 A JP 2000267232A JP 2002077944 A JP2002077944 A JP 2002077944A
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stereoscopic
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Application number
JP2000267232A
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English (en)
Inventor
Shuji Ono
修司 小野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像装置において、装置のサイズを増大する
ことなく、立体映像を生成することを可能にする。 【解決手段】 カメラ100により撮影された通常画像
と、距離獲得手段により獲得された距離情報に基づい
て、立体映像生成装置141により通常画像を構成する
画素を、視点を動かす方向によりシフトする方向を決
め、視点を動かす量が大きい程、また、表示する物体が
近い画素程、より大きくシフトさせることにより通常画
像を撮影した視点より視差のある画像を得る。両眼視像
の場合は、右目用画像及び左目用画像が生成され、ヘッ
ドマウントディスプレー120に表示される。多眼視像
の場合は通常画像より視差を左右に段階的に広げた画像
が生成され、それらの画像は立体映像表示装置130に
表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像装置に関し、特
に立体視の可能な映像を生成する映像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】画像の観察において、被写体を3次元で
観察するということは、被写体の形状や大きさを把握す
る上で大変有効である。そのため、立体形状を表示する
映像装置については、ヘッドマウントディスプレーなど
の両眼視像を表示するものや、特開平11−30864
2号に記載されているようなレンチキュラーレンズを用
いて多眼視像を表示するものなど様々な方法が提案され
ている。同様に被写体の立体形状を撮影する撮影装置に
ついても、被写体を両眼視像として撮影するものや多眼
視像として撮影するものなど様々な方法が提案されてい
る。
【0003】立体映像を表示するものとして最も簡単な
ものとしてはステレオカメラが上げられる。これは人間
の両眼の視差に相当する間隔を左右に離した2台のカメ
ラで撮影した写真を、被写体に対して右側のカメラで撮
影した写真を右目で、被写体に対して左側のカメラで撮
影した写真を左目で見ることにより、両眼立体視像を見
せるようにしたものである。上記の原理を応用して、一
つの筐体の中に両眼に相当する2つの撮影系を内蔵し、
手軽に両眼立体視像を撮影できるカメラなども考案され
ている。
【0004】また、一つの被写体を複数の視点から撮影
し、それらの画像をレンチキュラーレンズを用いた立体
映像表示装置などで同時に表示することにより多眼視像
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステレ
オカメラの方式で両眼立体視像を得るためには、撮影系
が2つ必要になり、装置のサイズが大きくなるといった
問題がある。そこで、この問題を解決するために通常カ
メラのレンズ先端にアタッチメントを取り付けてステレ
オ画像を撮影する技術などが知られているが、いずれに
しても通常のカメラに比べて装置のサイズが増大してし
まう。
【0006】また、多眼視像を得るためには複数個の撮
影系が必要となるため、さらなる装置のサイズの増大を
招いてしまう。
【0007】また、両眼視像や多眼視像を得るために一
つのカメラを視点の異なる複数の位置に移動させて撮影
を行う方法が提示されているが、この方法も撮影のため
に大きなスペースを必要とし、撮影位置が限られている
場合には使用することが難しい。
【0008】さらに、前述した通り装置のサイズの増大
を招いてしまう方法や、複数の撮影位置から撮影を行う
必要がある方法などは、特に狭い空間の撮影に用いる内
視鏡などの装置のサイズが小さいほうが好ましい映像装
置の場合においては実用に耐えない。
【0009】本発明は上記のような従来技術の問題点に
鑑みて、単眼光学系により撮影した通常画像から立体映
像を生成することが可能な比較的小型の立体映像装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による映像装置
は、被写体各部までの距離情報を得る距離獲得手段と、
被写体の映像情報を得る映像獲得手段と、映像獲得手段
により得られた映像情報と距離獲得手段により得られた
距離情報に基づいて、被写体の各部に対して異なる視差
を付与して被写体の立体映像を生成する立体映像生成手
段と、立体映像生成手段により生成された立体映像を表
示する立体映像表示手段とからなることを特徴とするも
のである。
【0011】ここで、図2に示す原理図をもとに、立体
映像生成手段が、映像情報に視差を付与して、両眼視像
又は多眼視像である立体映像を生成する方法を説明す
る。
【0012】最初に撮影位置から視点がずれた位置から
見た画像を生成する方法を説明する。ここで右に視点を
ずらした場合を例とすると、右にずらした想定位置に置
かれたカメラ20bから見える画像21bのように、撮
影位置から距離が遠い四角の物体1bに比べて近い丸い
物体1aほど物体がより左にシフトして見える。さら
に、視点のずれが大きくなるとシフトする量も比例して
大きくなる。
【0013】このことから、右目用の画像を生成すると
きは、映像獲得手段から近い物体1aを表示する画素を
多く左にシフトさせ、遠い物体1bを表示する画素を少
なく左にシフトさせる。左目用の画像を生成するとき
は、左にずらした想定位置に置かれたカメラ20dから
見える画像21dのように、映像獲得手段から近い物体
1aを表示する画素を多く右にシフトさせ、遠い物体1
bを表示する画素を少なく右にシフトさせることによ
り、立体映像を生成できることが分かる。このように、
カメラにより撮影した画像を構成する画素を、視点を動
かす方向によりシフトする方向を決め、視点を動かす量
が大きい程、また表示する物体が近い画素程より多くシ
フトさせることにより立体映像を得ることができる。
【0014】すなわち、上記のようにして生成した右目
用画像を右目で、左目用画像を左目で見ることにより、
両眼視像を得ることができる。
【0015】同様に多眼視像も、上記の方法により1枚
の画像から距離に応じてシフト量を変えて複数の視点か
ら撮影した画像を生成することにより得ることができ
る。
【0016】また、本発明による映像装置には、前記距
離獲得手段に、被写体までの発散照射距離の異なる複数
の発光位置からほぼ同時に光を被写体に照射可能な照射
手段と、照射手段の各発光位置からの光による被写体か
らの反射光像を独立に撮影可能な撮像手段と、独立に撮
影された各反射光像の対応する各部の反射強度の比に基
づく演算により各部の発光位置からの距離を算出する演
算手段とからなるものを用いてもよい。
【0017】ここで、発散照射距離とは、単位照射面積
当りの照度が距離の2乗に反比例するように、光が発散
して進む距離を意味し、平行ビームとして進む距離や、
光ファイバー内を進む距離は含まない。また、ほぼ同時
とは、同時または被写体に動きが認められない程度の時
間差を意味する。
【0018】ここで、図3に示す原理図をもとに単眼に
より撮影した画像から距離を算出する演算方法について
説明する。
【0019】被写体2からの距離の異なる2つの点光源
30及び31から被写体2に光を照射する。このとき
の、被写体から近い点光源30の輝度を既知の値L
被写体から遠い点光源31の輝度を既知の値L、両点
光源30、31間の距離を既知の値L、点光源30から
被写体までの距離をR、点光源31から被写体までの
距離をR、被写体の各点光源30,31から発せられ
る光に対する分光反射率をRfとすると、各素子の位置
関係より R+L=R(1) となり、点光源30からの光の被写体2による反射光強
度をLr1とすると、 Lr=Rf・L/4πR (2) となり、点光源31からの光の被写体2による反射光強
度をLr2とすると、 Lr=Rf・L/4πR (3) となる。
【0020】ここで、これらの反射光強度の比をWrと
して求めると、 Wr=Lr/Lr=Rf・L・4πR /4πR ・Rf・L =L・R /L・R (4) となり、(4)式に(1)式を代入し、被写体までの距
離Rを求める式に変形することにより、
【数1】 が得られる。
【0021】(5)式より、L、L、Lは既知の
値、Wrは撮影された2枚の画像の各画素の輝度の比か
ら求められるため、被写体までの距離R1を得ることが
できる。
【0022】カメラ20が撮影した点光源30及び点光
源31からの反射光像を入力し演算するコンピュータ
で、撮影された画像の各画素ごとに上記演算を行うこと
により、撮影された画像から被写体各部までの距離を得
ることができる。
【0023】さらに、前記映像獲得手段と、前記距離獲
得手段で用いられている撮像手段とは、同一の手段とし
てもよい。
【0024】本発明による映像装置において、立体映像
生成手段は、視差の大きさを変えることが可能なものと
してもよいし、さらに、表示手段に表示される画像の拡
大率に応じて、視差の大きさを決定することもできるよ
うにしてもよい。
【0025】本発明による映像装置において、立体映像
生成手段は、両眼視像を生成するものとすることもでき
るし、多眼視像を生成するものとすることもできる。
【0026】さらに、本発明による映像装置において、
映像獲得手段は内視鏡とすることができる。
【0027】
【発明の効果】上記のように構成された本発明による映
像装置は、単眼光学系による映像獲得手段により獲得し
た映像から立体映像を生成することができるので、装置
のサイズの増大を防ぐことができ、比較的小型の立体視
可能な映像装置を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態
による内視鏡装置の概略構成を示す図である。
【0029】ここで、本実施形態では距離獲得手段に、
発散照射距離の異なる複数の発光位置からほぼ同時に光
を被写体に照射し、それらの光による被写体からの反射
光像を独立に撮影し、撮影されたそれらの反射光像の対
応する各部の反射強度の比に基づく演算により各部の発
光位置からの距離を算出することにより、被写体の距離
を求める方法を用いる。
【0030】本実施の形態による映像装置は、カメラ1
00と、そのカメラ100に設けられた、被写体1まで
の発散照射距離の異なる2つの位置50a,50bから
光を照射するための2つの光源104及び光源105
と、カメラ100が撮影した2枚の画像に基づいて通常
画像と距離分布情報を算出して画像化した信号を出力す
る機能を持ったコンピュータ140と、コンピュータ1
40から送られた通常画像と距離分布情報を基に立体映
像を生成する立体映像生成装置141と、立体映像生成
装置141の映像出力信号を受けて両眼視像として表示
するヘッドマウントディスプレー120とから構成され
ている。
【0031】カメラ100の内部の先端には、対物レン
ズ101が設けられており、その後面には多数のCCD
素子からなる画像素子102が設けられており、その画
像素子102にはCCDケーブル103の先端が接続さ
れている。CCDケーブル103の基端は、コンピュー
タ140に接続されている。
【0032】次に以上のように構成された本実施の形態
による映像装置の作用について説明する。
【0033】まず、カメラ100に取り付けられている
被写体までの距離が近い光源104により被写体1に通
常画像撮影用の白色光が照射される。白色光の被写体1
からの反射光は対物レンズ101によって集光され、撮
像素子102に結像される。撮像素子102からの映像
信号はCCDケーブル103を通ってコンピュータ14
0に送られ、コンピュータ140内のメモリに保存され
る。
【0034】次に、カメラ100に取り付けられた被写
体までの距離の遠い光源105により被写体1に通常画
像撮影用の白色光が照射される。白色光の被写体1から
の反射光は対物レンズ101によって集光され、撮像素
子102に結像される。撮像素子102からの映像信号
はCCDケーブル103を通ってコンピュータ140に
送られ、コンピュータ140内のメモリに保存される。
【0035】このように遠距離光源105からの光の反
射光像と近距離光源104からの光の反射光像は、光源
の発光の切替えに同期して独立に撮影される。
【0036】次に撮影された2枚の画像からコンピュー
タ140により前述の原理に基づいて被写体各部までの
距離を演算することにより、画像の各画素ごとに距離が
算出される。また、撮影された2枚の画像のうちいずれ
か一方は通常画像としても用いられる。
【0037】上記のようにして得られた通常画像及び距
離情報は、コンピュータ140から立体映像生成装置1
41に送られる。送られた通常画像及び距離情報に基づ
いて立体映像生成装置141により前述の原理に基づい
て、右目用画像及び左目用画像が生成され、それらの画
像はヘッドマウントディスプレー120に表示される。
【0038】ヘッドマウントディスプレー120に表示
される両眼視像を構成する右目用と左目用の画像は、前
述の原理により被写体までの距離に応じて画素を原の画
像から左右にシフトさせる量が決められ、さらに左右の
視差の大きさによって各画素をシフトさせる量に係数が
掛けられる。この係数を調整することにより立体感を強
調又は低減することができる。
【0039】さらに、表示される画像の拡大率が大きい
場合には立体感を低減するように、拡大率が小さい場合
には立体感を強調するようにして、観察者に負担がかか
らないように、自動的に視差の強調または低減の度合い
を決定させることもできる。
【0040】上記のように構成された本発明による映像
装置によれば、映像獲得手段が単眼光学系であるため、
装置のサイズの増大を防ぐことができ、小型の立体映像
装置を提供することができる。
【0041】本実施形態では、発散照射距離の異なる複
数の発光位置からほぼ同時に光を被写体に照射し、それ
らの光による被写体からの反射光像を独立に撮影し、撮
影されたそれらの反射光像の対応する各部の反射強度の
比に基づく演算により各部の発光位置からの距離を算出
して被写体までの距離を得る方法により被写体各部まで
の距離の測定を行ったが、被写体各部までの距離が獲得
できる方法であればどのような距離獲得手段を用いても
よい。
【0042】また、本実施形態では、両眼視像を表示す
る装置としてヘッドマウントディスプレーを用いたが、
両眼視像を表示できるものであればどのような装置を用
いてもかまわない。
【0043】また、本実施の形態において、多眼視像を
生成する場合について図2及び図4を用いて説明する。
ここでは、近距離にある被写体1aと遠距離にある被写
体1bを単眼のカメラ20aで撮影する。
【0044】カメラ20aで撮影された1つの画像21
aに基づいて、そのカメラ20aの左右に配置されたと
想定されるカメラ20b、20c、20d、20eから
撮影されると想定される視差をもった画像21b、21
c、21d、21eが、被写体1a、1bまでの前述の
方法により算出された距離と、それぞれの想定されたカ
メラの位置に応じてコンピュータ140と立体映像生成
装置142によって生成される。これら5つの画像はそ
れぞれ異なった視差を有する多眼視像となり、立体映像
装置130に表示される。
【0045】ここで用いる立体映像装置130は特開平
11−308642号に開示されているようなレンチキ
ュラーレンズを使用するもの等、多眼視像を表示できる
ものであればどのような装置を用いてもよい。レンチキ
ュラーレンズを使用する場合は、前記多眼視像の基とな
る5つの画像21a〜21eをレンチキュラーレンズ用
に加工して表示し、レンズと合わせて立体視する。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は本発明による映像装置を
内視鏡に応用した例を示すもので、図5は本実施の形態
の概略構成を示す図である。
【0047】本実施の形態による内視鏡装置は、被験者
の体腔内に挿入される内視鏡200と、その内視鏡20
0先端付近内部に設けられた、被写体10までの発散照
射距離の異なる2つの位置51a,51bから光を照射
するための2つの光源262、265を備えた照明ユニ
ット260と、内視鏡200内の撮像素子202が対物
レンズ201を通して撮影した2枚の画像に基づいて通
常画像信号と距離分布情報を算出して画像化した信号を
出力する機能及び内視鏡装置全体を制御する機能を持っ
たコンピュータ240と、コンピュータ240から送ら
れた通常画像と距離分布情報を基に立体映像を生成する
立体映像生成装置241と、立体映像生成装置241の
映像出力信号を受けて両眼視像として表示するヘッドマ
ウントディスプレー120とから構成されている。
【0048】内視鏡200は、内部に先端まで延びるC
CDケーブル204、近距離用ライトガイド206、遠
距離用ライトガイド208を備えている。CCDケーブ
ル204の先端部には撮像素子202が接続され、その
撮像素子202には反射用プリズム203が取り付けら
れている。反射用プリズム203、近距離用ライトガイ
ド206及び遠距離用ライトガイド208の先端部、即
ち内視鏡200の先端部には、対物レンズ201と近距
離用照明レンズ205及び遠距離用照明レンズ207が
設けられている。CCDケーブル204の基端は、コン
ピュータ240に接続され、近距離用ライトガイド20
6及び遠距離用ライトガイド208の基端は照明ユニッ
ト260に接続されている。
【0049】照明ユニット260は、近距離用ライトガ
イド206を通して内視鏡200から近距離用照射レン
ズ205により照射するための光源として、通常画像用
白色光を発する近距離用白色光源262と、その近距離
用白色光源262に電気的に接続された近距離用白色光
源用電源263と、近距離用白色光源262から射出さ
れた白色光を集光する近距離用白色光用集光レンズ26
1、同じく遠距離用ライトガイド208を通して内視鏡
200から遠距離用照射レンズ207により照射するた
めの光源として通常画像用白色光を発する遠距離用白色
光源265と、その遠距離用白色光源265に電気的に
接続された遠距離用白色光源用電源266と、遠距離用
白色光源265から射出された白色光を集光する遠距離
用白色光用集光レンズ264を備えている。
【0050】コンピュータ240には、内視鏡200か
ら延びているCCDケーブル204が接続されている。
【0051】次に以上のように構成された本実施の形態
による内視鏡装置の作用について説明する。
【0052】まず、内視鏡200は、オペレータの手に
より被験者の体腔内に挿入される。その後、近距離用白
色光源電源263が駆動され、近距離用白色光源262
から白色光が射出される。白色光は、近距離用白色光用
集光レンズ261を経てライトガイド206に入射さ
れ、内視鏡200の先端部まで導光された後、被写体1
0から近い距離にある照明レンズ205により被写体1
0に照射される。白色光の被写体10からの反射光は対
物レンズ201によって集光され、反射用プリズム20
3により反射されて、通常画像用撮像素子202に結像
される。撮像素子202からの映像信号はCCDケーブ
ル204を通ってコンピュータ240に送られ、コンピ
ュータ240内のメモリに保存される。
【0053】次に、近距離用の光源と同様に遠距離用白
色光源電源266が駆動され、遠距離用白色光源265
から白色光が射出される。白色光は、遠距離用白色光用
集光レンズ264を経てライトガイド208に入射さ
れ、内視鏡200の先端部まで導光された後、被写体1
0から遠い距離にある照明レンズ207により被写体1
0に照射される。白色光の被写体10からの反射光は対
物レンズ201によって集光され、反射用プリズム20
3により反射されて、通常画像用撮像素子202に結像
される。撮像素子202からの映像信号はCCDケーブ
ル204を通ってコンピュータ240に送られ、コンピ
ュータ240内のメモリに保存される。
【0054】このように遠距離光源からの光の反射光像
と近距離光源からの光の反射光像は、光源の発光の切替
えに同期して独立に撮影される。
【0055】次に撮影された2枚の画像からコンピュー
タ240により前述の原理に基づいて被写体各部までの
距離を演算することにより、画像の各画素ごとに距離が
算出され、それらをまとめて距離情報が算出される。ま
た、撮影された2枚の画像のうちいずれか一方は通常画
像としても用いられる。
【0056】上記のように処理された通常画像及び距離
情報は、コンピュータ240から立体映像生成装置24
1に送られる。送られた通常画像及び距離情報に基づい
て立体映像生成装置241により前述の原理に基づい
て、右目用画像及び左目用画像が生成され、それらの画
像はヘッドマウントディスプレー120に表示される。
これにより、内視鏡の画像を立体映像として見ることが
できる。
【0057】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様、立体感を強調又は低減することができるし、さら
に表示される画像の拡大率により自動的に視差の強調ま
たは低減の度合いを決定させることもできる。
【0058】上記のように構成された本実施形態による
映像装置によっても、第1実施形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0059】本実施形態においても、発散照射距離の異
なる複数の発光位置からほぼ同時に光を被写体に照射
し、それらの光による被写体からの反射光像を独立に撮
影し、撮影されたそれらの反射光像の対応する各部の反
射強度の比に基づく演算により各部の発光位置からの距
離を算出して被写体までの距離を得る方法により被写体
各部までの距離の測定を行ったが、本発明の目的を達成
し得る方法であれば距離獲得手段はどのような手段を用
いてもかまわない。
【0060】また、本実施形態でも、両眼視像を表示す
る装置としてヘッドマウントディスプレーを用いたが、
両眼視像を表示できるものであればどのような装置を用
いてもかまわない。
【0061】また、本実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、多眼視像を生成し、表示することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による映像装置の概略構
成図
【図2】本発明に用いる立体画像生成方法についての原
理図
【図3】本発明に用いる距離演算方法についての原理図
【図4】本発明の第1実施形態による映像装置の概略構
成図
【図5】本発明の第2実施形態による映像装置の概略構
成図
【図6】本発明の第2実施形態による映像装置の概略構
成図
【符号の説明】
1 被写体 100 カメラ 120 ヘッドマウントディスプレー 121 映像ケーブル 130 立体映像表示装置 140、240 コンピュータ 141、241 立体映像生成装置 142、242 立体映像生成装置 200 内視鏡 260 照明ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体各部までの距離情報を得る距離獲
    得手段と、単眼光学系により前記被写体の映像情報を得
    る映像獲得手段と、前記映像獲得手段により得られた映
    像情報と前記距離獲得手段により得られた距離情報に基
    づいて、前記被写体の各部に対して異なる視差を付与し
    て被写体の立体映像を生成する立体映像生成手段と、前
    記立体映像生成手段により生成された前記立体映像を表
    示する立体映像表示手段とからなることを特徴とする映
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記距離獲得手段が、前記被写体までの
    発散照射距離の異なる複数の発光位置からほぼ同時に光
    を前記被写体に照射可能な照射手段と、該照射手段の各
    発光位置からの光による前記被写体からの反射光像を独
    立に撮影可能な撮像手段と、独立に撮影された前記各反
    射光像の対応する各部の反射強度の比に基づく演算によ
    り前記各部の発光位置からの距離を算出する演算手段と
    からなるものであることを特徴とする請求項1記載の映
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記映像獲得手段と、前記距離獲得手段
    で用いられている撮像手段とが同一のものであることを
    特徴とする請求項2記載の映像装置。
  4. 【請求項4】 前記立体映像生成手段が、前記視差の大
    きさを変えることが可能なものであることを特徴とする
    請求項1記載の映像装置。
  5. 【請求項5】 前記立体映像生成手段が、前記表示手段
    に表示される画像の拡大率に応じて、前記視差の大きさ
    を決定するものであることを特徴とする請求項2記載の
    映像装置。
  6. 【請求項6】 前記立体映像生成手段が、両眼視像を生
    成するものであることを特徴とする請求項1記載の映像
    装置。
  7. 【請求項7】 前記立体映像生成手段が、多眼視像を生
    成するものであることを特徴とする請求項1記載の映像
    装置。
  8. 【請求項8】 前記映像獲得手段が内視鏡であることを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の映像装
    置。
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