JP2002077910A - 可変画像レート符号化装置、可変画像レート復号化装置、可変画像レート符号化方法、及び可変画像レート復号化方法 - Google Patents

可変画像レート符号化装置、可変画像レート復号化装置、可変画像レート符号化方法、及び可変画像レート復号化方法

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JP2002077910A JP2000255170A JP2000255170A JP2002077910A JP 2002077910 A JP2002077910 A JP 2002077910A JP 2000255170 A JP2000255170 A JP 2000255170A JP 2000255170 A JP2000255170 A JP 2000255170A JP 2002077910 A JP2002077910 A JP 2002077910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を再生画質を低下させることなく効率的
に伝送、蓄積、表示するために、走査線構造を切り替え
て単位時間あたりの画像数を変化させ、画像情報をより
少ない符号量でディジタル信号にする高能率符号化する
符号化装置、及びその符号化処理に適した復号化装置を
提供する。 【解決手段】 所定画像レートの入来動画像の動きの程
度に関する情報を得て、画像の部分毎に符号化画像レー
トを設定し、設定された符号化画像レートが前記所定画
像レートと同じ場合には飛越し走査符号化とし、設定さ
れた符号化画像レートが前記所定画像レートよりも低い
場合には順次走査符号化とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を再生画質を
低下させることなく効率的に伝送、蓄積、表示するため
に、走査線構造を切り替えて単位時間あたりの画像数を
変化させ、画像情報をより少ない符号量でディジタル信
号にする高能率符号化する符号化処理、及びその符号化
処理に適した復号化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】<可変画像レート符号化>動画像符号化
では、64kbpsなど特に低い転送ビットレートで符
号化する場合、入来するフレーム(画像)のすべてを符号
化せず、間引いた一部の画像のみを符号化する場合があ
る。元の画像が30フレーム/秒(fps)であると、
間引きにより15fps、10fps、5fpsなどと
なる。この場合、間引きにより動きのスムーズさは損な
われることになるが、被符号化フレームが減るので発生
符号量は少なくすることができる。MPEG方式では、
画像間予測の方法を2種類持ち、Pピクチャーと呼ばれ
る片側方向予測と、Bピクチャーと呼ばれる双方向予測
が使われる。ここで、Bピクチャーは、他の画像の参照
画像にならないので、削除しても他の画像には影響しな
い。これにより、一度符号化された符号列から、Bピク
チャーの符号列のみを削除することで画像レートを変更
できる。この場合、Pピクチャーが3フレーム毎に設定
されていると、30フレーム/秒が10フレーム/秒に
なる。
【0003】<従来例可変画像レート符号化装置>図7
は可変画像レート符号化装置の従来例構成を示したもの
である。画像入力端子71より入来する30フレーム/
秒(fps)の動画像信号は、フレーム間引器72で、画
像レート制御器73から与えられる画像レート情報に従
って、30fpsのままとするか、1/2ないし1/3
に間引かれ15fpsないし10fpsの動画像信号と
なり、減算器4に与えられる。動画像信号は、減算器4
において動き補償予測器65から与えられる予測信号が
減算され、予測残差となってDCT5に与えられる。D
CT5は予測残差に対してDCT(Discrete Cosine Tra
nsform)の変換処理を行い、得られた係数を量子化器6
に与える。量子化器6は所定のステップ幅で係数を量子
化し、固定長の符号となった係数を可変長符号化器10
と逆量子化器9に与える。可変長符号化器10は、固定
長の予測残差を可変長符号で圧縮し、できた符号は出力
端子16から出力される。符号量観測器74は、可変長
符号化器10で発生する符号量を入力し、所定ビットレ
ートでの出力を仮定して仮想バッファ充足度を求め、画
像レート制御器73に与える。仮想バッファ容量は所定
ビットレートの0.2秒分程度である。一方、逆量子化
器9及び逆DCT14ではDCT5及び量子化器6の逆
処理が行われ、予測残差を再生する。得られた再生予測
残差は加算器13で予測信号が加算され再生画像とな
り、画像間予測器75に与えられる。画像間予測器75
は、再生画像を1フレーム分蓄え、再生画像から予測信
号形成して減算器4と加算器13に与える。画像レート
制御器74は、仮想バッファ充足度に応じて画像レート
を制御する。発生符号量が多くて残留符号が多い場合は
画像レートを下げ、発生符号量が少なく残留符号が少な
い場合は画像レートを上げる。 <従来例可変フレームレート復号化装置> 図8は、図7の可変レート符号化装置に対応する復号化
装置の従来例構成を示したものである。符号入力端子2
7より入来する符号列は、可変長復号化器24で予測残
差の可変長符号が固定長の符号に戻され、逆量子化器9
に与えられる。固定長符号は逆量子化器9で予測残差の
再生DCT係数値となり、逆DCT14に与えられる。
逆DCT14は8×8個の係数を再生予測残差信号に変
換し、加算器13に与える。加算器13では再生予測残
差信号に、画像間予測器82から与えられる予測信号が
加算され、再生画像となる。この様にして得られた再生
画像信号は、画像間予測器82に与えられる共にフレー
ム補間器81に与えられる。画像間予測器82は、蓄積
されている画像から予測信号を形成し、加算器13に与
える。フレーム補間器81は、再生画像を保持し、次の
再生画像が与えられるまでの間、30fpsで繰り返し
同一の再生画像を画像出力端子23から出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変画像レート
符号化装置は、被符号化画像が飛越し走査画像の場合、
フィールドを間引くと垂直解像度が低下することにな
り、フレームを間引くとフレーム補間で時間逆転が起こ
ることになる。従って、飛越し走査画像符号化ではフレ
ームやフィールドを間引く可変画像レートの適用が困難
であった。一方、順次走査画像符号化では可変画像レー
トの適用が可能であるが、飛越し走査での再生は走査線
が破棄されることになり、走査線の情報及び符号化復号
化処理が冗長になっていた。また、発生符号量により画
像レートが変化するので、動きの大きなシーンで画像レ
ートが低下しやすく、再生画像で動きの不自然さが目立
った。本発明は以上の点に着目してなされたもので、画
像の部分により所定画像レートのままでは飛越し走査符
号化とし、画像レートを下げる部分では順次走査符号化
とすることで、解像度の低下や時間逆転なしに可変画像
レートを実現する動画像符号化装置、復号化装置、符号
化方法、及び復号化方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、以下の装置及び方法を提供するも
のである。 [1](図1に対応) 所定画像レートの入来順次走査画像の動きの程度または
前記入来順次走査画像の符号化時の符号化パラメータに
応じて、画像の部分毎に符号化画像レートを設定する画
像レート設定手段と、(8、11) 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、前記入来順次走査画像の走査線を間引
いて飛越し走査画像を形成し、設定された前記符号化画
像レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記
符号化画像レートに応じて前記入来順次走査画像のフレ
ームを間引いて順次走査画像を形成する画像形成手段
と、(2、7、3) 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、前記画像形成手段で形成された前記飛
越し走査画像を飛越し走査符号化し、設定された前記符
号化画像レートが前記所定画像レートより低い場合に
は、前記画像形成手段で形成された前記順次走査画像を
順次走査符号化して動画像符号列を得る符号化手段と、
(4、5、6、10) 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
画像符号列とを多重化する多重化手段と、(15) を備えたことを特徴とする可変画像レート符号化装置。 [2](図2に対応) 動画像符号列から所定画像レートの順次走査画像を再生
する復号化装置において、前記動画像符号列から符号化
画像レートに関する情報を得て、画像の部分毎に復号化
画像レートを設定する画像レート設定手段と、(29) 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得る
復号化手段と、(24、9,14,13) 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
復号画像の走査線を補間し、設定された前記復号化画像
レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
次走査復号化により得られた復号画像のフレームを補間
して前記所定画像レートの再生順次走査画像を得る復号
化手段と、(21,26,22) を備えたことを特徴とする可変画像レート復号化装置。 [3](図3に対応) 所定画像レートの入来飛越し走査画像の動きの程度また
は前記入来飛越し走査画像の符号化時の符号化パラメー
タに応じて、画像の部分毎に符号化画像レートを設定す
る画像レート設定手段と、(33、34) 前記入来飛越し走査画像を順次走査画像に変換する走査
構造変換手段と、(31) 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
より低い場合には、前記符号化画像レートに応じて前記
順次走査画像のフレームを間引いて間引き動画像を得る
画像間引き手段と、(2) 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、前記入来飛越し走査画像をそのまま飛
越し走査符号化し、設定された前記符号化画像レートが
前記所定画像レートより低い場合には、前記間引き動画
像を順次走査符号化して動画像符号列を得る符号化手段
と、(3、4、5、6、10) 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
画像符号列とを多重化する多重化手段と、(15) を備えたことを特徴とする可変画像レート符号化装置。 [4](図4に対応) 動画像符号列から所定画像レートの飛越し走査画像を再
生する復号化装置において、前記動画像符号列から符号
化画像レートに関する情報を得て、画像の部分毎に復号
化画像レートを設定する画像レート設定手段と、(2
9) 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得る
復号化手段と、(24、9、14、13) 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
復号画像をそのまま出力し、設定された前記復号化画像
レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
次走査復号化により得られた前記復号画像から飛越し走
査画像の複数フィールドを得て所定画像レートの飛越し
走査画像を出力する復号化手段と、(26、41、2
2) を備えたことを特徴とする可変画像レート復号化装置。 [5](図1に対応) 所定画像レートの入来動画像の動きの程度を検出する動
き量検出手段と、(8) 検出された前記動きの程度が大きな部分では画像レート
が高く、検出された前記動きの程度が小さな部分では画
像レートが低くなるように符号化画像レートを設定する
画像レート設定手段と、(11) 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
より低い場合には、前記入来動画像を前記符号化画像レ
ートに応じて画像を間引いて可変画像レートの動画像を
得る画像形成手段と、(7、3) 前記可変画像レートの動画像を符号化し動画像符号列を
得る符号化手段と、(4、5、6、10) 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
画像符号列とを多重化する多重化手段と、(15) を備えたことを特徴とする可変画像レート符号化装置。 [6] 所定画像レートの入来順次走査画像の動きの程
度または前記入来順次走査画像の符号化時の符号化パラ
メータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レートを設
定し、設定された前記符号化画像レートが前記所定画像
レートと同じ場合には、前記入来順次走査画像の走査線
を間引いて飛越し走査画像を形成し、設定された前記符
号化画像レートが前記所定画像レートより低い場合に
は、前記符号化画像レートに応じて前記入来順次走査画
像のフレームを間引いて順次走査画像を形成し、設定さ
れた前記符号化画像レートが前記所定画像レートと同じ
場合には、前記画像形成手段で形成された前記飛越し走
査画像を飛越し走査符号化し、設定された前記符号化画
像レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記
画像形成手段で形成された前記順次走査画像を順次走査
符号化して動画像符号列を得、設定された前記符号化画
像レートに関する情報と前記動画像符号列とを多重化す
る、ことを特徴とする可変画像レート符号化方法。 [7] 動画像符号列から所定画像レートの順次走査画
像を再生する復号化方法において、前記動画像符号列か
ら符号化画像レートに関する情報を得て、画像の部分毎
に復号化画像レートを設定し、設定された前記復号化画
像レートが前記所定画像レートと同じ場合には、飛越し
走査復号化して復号画像を得、設定された前記復号化画
像レートが前記所定画像レートより低い場合には、順次
走査復号化して復号画像を得、設定された前記復号化画
像レートが前記所定画像レートと同じ場合には、前記飛
越し走査復号化により得られた復号画像の走査線を補間
し、設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レ
ートより低い場合には、前記順次走査復号化により得ら
れた復号画像のフレームを補間して前記所定画像レート
の再生順次走査画像を得る、ことを特徴とする可変画像
レート復号化方法。 [8] 所定画像レートの入来飛越し走査画像の動きの
程度または前記入来飛越し走査画像の符号化時の符号化
パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レート
を設定し、前記入来飛越し走査画像を順次走査画像に変
換し、設定された前記符号化画像レートが前記所定画像
レートより低い場合には、前記符号化画像レートに応じ
て前記順次走査画像のフレームを間引いて間引き動画像
を得、設定された前記符号化画像レートが前記所定画像
レートと同じ場合には、前記入来飛越し走査画像をその
まま飛越し走査符号化し、設定された前記符号化画像レ
ートが前記所定画像レートより低い場合には、前記間引
き動画像を順次走査符号化して動画像符号列を得、設定
された前記符号化画像レートに関する情報と前記動画像
符号列とを多重化する、ことを特徴とする可変画像レー
ト符号化方法。 [9] 動画像符号列から所定画像レートの飛越し走査
画像を再生する復号化方法において、前記動画像符号列
から符号化画像レートに関する情報を得て、画像の部分
毎に復号化画像レートを設定し、設定された前記復号化
画像レートが前記所定画像レートと同じ場合には、飛越
し走査復号化して復号画像を得、設定された前記復号化
画像レートが前記所定画像レートより低い場合には、順
次走査復号化して復号画像を得、設定された前記復号化
画像レートが前記所定画像レートと同じ場合には、前記
飛越し走査復号化により得られた復号画像をそのまま出
力し、設定された前記復号化画像レートが前記所定画像
レートより低い場合には、前記順次走査復号化により得
られた前記復号画像から飛越し走査画像の複数フィール
ドを得て所定画像レートの飛越し走査画像を出力する、
ことを特徴とする可変画像レート復号化方法。 [10] 所定画像レートの入来動画像の動きの程度を
検出し、検出された前記動きの程度が大きな部分では画
像レートが高く、検出された前記動きの程度が小さな部
分では画像レートが低くなるように符号化画像レートを
設定し、設定された前記符号化画像レートが前記所定画
像レートより低い場合には、前記入来動画像を前記符号
化画像レートに応じて画像を間引いて可変画像レートの
動画像を得、前記可変画像レートの動画像を符号化し動
画像符号列を得、設定された前記符号化画像レートに関
する情報と前記動画像符号列とを多重化する、ことを特
徴とする可変画像レート符号化方法。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、所定画像レートの入来
動画像の動きの程度または前記入来動画像の符号化時の
符号化パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像
レートを設定し、設定された符号化画像レートが前記所
定画像レートと同じ場合には飛越し走査符号化とし、設
定された符号化画像レートが前記所定画像レートよりも
低い場合には順次走査符号化とする。飛越し走査符号化
された部分は飛越し走査での再生ではそのままで、順次
走査での再生では走査線を補間することで適正な再生画
像が得られる。一方、画像レートを下げて順次走査符号
化された部分は、順次走査での再生では単純にフレーム
を繰り返すことで所定画像レートにし、飛越し走査での
再生では順次走査の1フレームを偶数フィールドと奇数
フィールドに分解し、それぞれを繰り返す。いずれの場
合も、不連続な動きとなることなくスムーズな再生画像
が得られる。前記所定画像レートの場合は飛越し走査と
して符号化し、画像レートが下がる場合は順次走査符号
化なので、符号化する情報が少なく、符号化効率がよ
い。
【0007】<可変画像レート符号化装置の第1の実施
例>本発明における可変画像レート符号化装置の第1の
実施例について説明する。図1は、その構成を示したも
ので、図7の従来例と同一構成要素には同一付番を記し
てある。図1には、図7と比較して符号量観測器64が
なく、走査線間引き器2、動きベクトル(MV)検出器
8、スイッチ3が追加されている。また、画像レート設
定器11とフレーム間引き器7の動作が異なる。実施例
において、従来例と異なるのは、前処理による画像間予
測での画像構成である。予測残差に対する符号化方法は
同じである。順次走査画像入力端子1より入来する60
fpsの順次走査画像信号は、走査線間引き器2、フレ
ーム間引き器7、MV検出器8に与えられる。走査線間
引き器2は、走査線を1本おきに間引き飛越し走査の信
号を形成し、スイッチ3に与える。画像レートは60f
psのままである。フレーム間引き器7は、順次走査の
フレームを間引き、60fpsから30fps、20f
ps、15fpsへと低下させ、画像レートが低下した
順次走査画像をスイッチ3に与える。スイッチ3は、画
像レート設定器11から与えられる画像レート情報によ
り、60fpsの場合は、60fpsの飛越し走査画像
である走査線間引き器2の出力を選択し、30fps以
下の場合は、30fps以下の順次走査画像であるフレ
ーム間引き器7の出力を選択する。スイッチ3で選択さ
れた動画像信号は、減算器4において画像間予測器12
から与えられる予測信号が減算され、予測残差となって
DCT5に与えられる。DCT5は、予測残差にDCT
の変換処理を行い、得られた係数を量子化器6に与え
る。量子化器6は所定のステップ幅で係数を量子化し、
固定長の符号となった係数を可変長符号化器10と逆量
子化器9に与える。可変長符号化器10は、固定長の予
測残差を可変長符号で圧縮し、できた符号列は多重化器
15に与えられる。一方、逆量子化器9及び逆DCT1
4ではDCT5及び量子化器6の逆処理が行われ、予測
残差を再生する。得られた再生予測残差は加算器13で
予測信号が加算され再生画像となり、画像間予測器12
に与えられる。画像間予測器12は、蓄えられている再
生画像信号から予測信号を作り、減算器4と加算器13
に与える。その際、スイッチ3の動作と連動して、画像
レートが60fpsでは、飛越し走査用の画像間予測を
行い、30fps以下では順次走査用の画像間予測を行
う。一方、MV検出器8は、入来動画像の1フレーム間
の空間移動量を16×16画素ブロック毎に求めて、M
Vとして画像レート設定器11に与える。画像レート設
定器11はMVから画像レートを設定する。60fp
s、30fps、20fps、15fps、10fps
のうちのひとつが設定される。それぞれのレートの様子
を図9に示す。画像レート設定器11から出力される画
像レートの情報は、フレーム間引き器7、スイッチ3、
画像間予測器12の他に多重化器15にも与えられ、多
重化器15で主符号列と多重化される。その際、そのま
ま画像レート値を情報としても良いが、各フレーム(フ
ィールド)のフレーム(フィールド)番号をレートに応
じて間引く形にしても良い。
【0008】<画像レート設定と間引き処理>次に画像
レートの設定について説明する。画像レートは従来例と
同様に発生符号量を観測して、仮想バッファの充足度に
より制御することも可能である。この場合、設定される
画像レートは従来例と類似したものとなる。さらに、量
子化ステップ幅や符号化モードなど他の符号化パラメー
タの情報を用いて、量子化が粗くなるなど画質が劣化し
やすい場合に画像レートを低下させてもよい。一方、次
に説明するような入来動画像の動きの程度により設定す
ると、視覚的に適切な転送レートが設定される。符号化
パラメータと入来画像の動きの程度は、片方のみ使用す
ることもできるが、両方の情報を用いて制御することも
可能である。入来動画像の動きの程度により画像レート
を設定する場合について説明する。動画像信号は毎秒6
0フレーム(フィールド)が基本であるが、この値は面フ
リッカの検知限界から来るものであり、画像のすべての
動きでそれが必要なわけではない。実際、映画フィルム
が24fpsであることからも推測できるが、30fp
sで動きの劣化(不自然さ)が検知されるのは早い動きの
場合のみで、通常20fpsでも大きな劣化とはならな
い。しかし、それより低下すると静止に近い場合以外で
動きの劣化が気になる。従って、早い動きがある場合の
み60fpsとし、動きが多い場合は30fps、動き
が少ない場合は20fps、動きがほとんどない場合に
10〜15fpsとする。この制御を適切に行うこと
で、動き劣化がほとんど気にならない再生画像が得られ
る。具体的にはMVの水平成分MVx(i,j)、垂直成
分MVy(i,j)から求める。なお、MVx(i,j)、M
Vy(i,j)の値は1画素の動きが1.0、iは1フレー
ム内のブロック水平位置、jは1フレーム内のブロック
垂直位置とする。1フレームが720×480画素の場
合、画面全体の動きアクティビティMAを次式で求め、
その値と閾値から画像レートRを決める。
【数1】 数1においてkは標準値を1とするが、量子化ステップ
幅のパラメータなどにより変更しても良い。
【0009】<可変画像レート復号化装置の第1の実施
例>図1に示した第1の実施例の可変画像レート符号化
装置に対応する可変画像レート復号化装置の第1の実施
例について説明する。その構成を図2に示す。図8の従
来例と同一構成要素には同一付番を記してある。図2に
は、図8と比較して、多重化分離器28、走査線補間器
21、スイッチ22が追加されている。また、フレーム
補間器26の動作が異なる。符号入力端子27より入来
する符号列は、多重化分離器28で主たる符号列と画像
レートに関する情報に分離され、主たる符号列は可変長
復号化器23へ、画像レートに関する情報は画像レート
設定器29に与えられる。画像レート設定器29は、フ
レーム(フィールド)番号等から画像レートを判断し、
設定した画像レートを画像間予測器25、フレーム補間
器26、スイッチ22へ与る。可変長復号化器24は可
変長符号を固定長の符号に戻し、固定長符号は逆量子化
器9に与えられる。固定長符号は逆量子化器9で係数値
となり、逆DCT14に与えられる。逆DCT14は8
×8個の係数を再生予測残差信号に変換し、加算器13
に与える。加算器13では再生予測残差信号に予測信号
が加算され、再生画像となる。この様にして得られた再
生画像信号は、画像間予測器25と走査線補間器21、
さらにフレーム補間器26に与えられる。画像間予測器
25は、メモリに蓄積されている復号画像から予測信号
を形成し、得られた予測信号は加算器13に与えられ
る。その際、画像レートが60fpsのときは飛越し走
査の予測信号を、30fps以下のときは順次走査の予
測信号とする。一方、走査線補間器21は飛越し走査で
間引かれている走査線を補間して、60fpsの順次走
査画像を形成し、スイッチ22に与える。フレーム補間
器26は間引かれている順次走査画像のフレームを補間
し、60fpsの順次走査画像としてスイッチ22に与
える。処理は画像レートにより異なり、30fpsの場
合は2フレームが繰り返され、20fpsの場合は3フ
レームが、15fpsの場合は4フレームが、10fp
sの場合は6フレームが繰り返される。この様子を図1
1に示す。スイッチ22は画像レートにより、60fp
sの場合は、走査線補間器21の出力を選択し、30f
ps以下の場合はフレーム補間器26の出力を選択す
る。選択された信号はいずれも60fpsの順次走査画
像であり、順次走査画像出力端子23より、出力され
る。
【0010】<可変画像レート符号化装置の第2の実施
例>本発明の可変画像レート符号化装置の第2の実施例
について説明する。図3は、その構成を示したもので、
図1に示した第1の実施例と同一構成要素には同一付番
を記してある。図3には、図1と比較して、順次走査画
像入力端子1の変わりに飛越し走査画像入力端子32が
あり、走査線間引器2がなく、走査線補間器31があ
る。可変画像レート符号化装置の第2の実施例におい
て、第1の実施例と異なるのは入力信号とそれに対する
被符号化動画像の形成であり、予測残差に対する符号化
処理は基本的に同じであるので、異なる部分のみ説明す
る。第1の実施例においては順次走査画像を入力してい
たが、第2の実施例では飛越し走査画像を入力する。飛
越し走査画像入力端子32より入来する60fpsの飛
越し走査画像信号は、走査線補間器31、スイッチ3、
動きベクトル(MV)検出器33に与えられる。走査線
補間器31は、飛越し走査で消失している走査線を補間
して順次走査の信号を形成し、フレーム間引き器7に与
える。走査線補間器31から出力される画像レートは、
60fpsのままでもよいが、フレーム間引き器7で少
なくとも30fps以下にされるので、この出力段階で
30fpsとしても良い。フレーム間引き器7は、画像
レート設定器34から与えられる画像レート情報に従っ
て順次走査のフレームを間引き、30fps、20fp
s、15fps、10fpsへと低下させ、画像レート
が低下した順次走査画像をスイッチ3に与える。スイッ
チ3は、画像レート情報により、60fpsの場合は、
60fpsの飛越し走査画像である入来信号を選択し、
30fps以下の場合は30fps以下の順次走査画像
であるフレーム間引き器7の出力を選択する。以下の減
算器4、DCT5、量子化器6、逆量子化器9、可変長
符号化器10、画像間予測器12、加算器13、逆DC
T14、多重化器15の動作は第1の実施例と同じであ
る。一方、MV検出器33は、図1のMV検出器8と動
作が多少異なり、飛越し走査画像に対しての動きベクト
ル検出処理となる。なお、画像レート設定器34は、本
質的には図1の画像レート設定器11と同じであるが、
MV検出器33で求められる動きベクトルの大きさが、
MV検出器8で求められる動きベクトルと異なるので、
その分を補正して計算する。
【0011】<可変画像レート復号化装置の第2の実施
例>本発明の可変画像レート復号化装置の第2の実施例
について説明する。その構成を図4に示す。図2の第1
の実施例と同一構成要素には同一付番を記してある。図
4には、図2と比較して、走査線補間器21がなく走査
線間引き器41が追加されている。可変画像レート復号
化装置の第2の実施例において、第1の実施例と異なる
のは出力信号とその形成であり、復号化処理は基本的に
同じであるので、異なる部分のみ説明する。第1の実施
例においては順次走査画像を出力していたが、第2実施
例では飛越し走査画像を出力する。符号入力端子27、
多重化分離器28、可変長復号化器24、逆量子化器
9、逆DCT14、加算器13、画像間予測器25の動
作は図2の第1の実施例と同じである。得られた再生画
像信号は、フレーム補間器26とスイッチ22に与えら
れる。フレーム補間器26は間引かれている順次走査画
像のフレームを補間し、60fpsの順次走査画像とし
てスイッチ22に与える。処理は画像レートにより異な
り、30fpsの場合は2フレームが繰り返され、20
fpsの場合は3フレームが、15fpsの場合は4フ
レームが、10fpsの場合は6フレームが繰り返され
る。フレーム補間器26から出力される60fpsの順
次走査画像は、走査線間引き器41で走査線が間引か
れ、飛越し走査の各フィールドとなる。従って、走査線
間引き器41からは60fpsの飛越し走査画像が出力
される。なお、走査線間引き器41の処理はフレーム補
間器26の処理と一体化することで、高速な60fps
の順次走査画像の入出力をしなくて済む。スイッチ22
は画像レート情報により、60fpsの場合は、加算器
13の出力を選択し、30fps以下の場合は走査線間
引き器41の出力を選択する。選択された信号はいずれ
も60fpsの飛越し走査画像であり、飛越し画像出力
端子23より出力される。この復号処理の様子は図12
に示される。
【0012】<可変画像レート符号化装置の第3の実施
例>本発明の可変画像レート符号化装置の第3の実施例
について説明する。図5は、その構成を示したもので、
図1の第1の実施例と同一構成要素には同一付番を記し
てある。図5には、図1と比較して、双方向予測フレー
ムの符号化系であるフレーム遅延器52、減算器57、
DCT59、量子化器60、可変長符号化器55があ
り、フレーム間引器56、走査線間引器58の動作が異
なる。第3の実施例において、第3の実施例は、双方向
予測を用いて、双方向予測フレーム(Bピクチャー)の
みに間引き処理を適用するものである。また、走査線間
引きは予測残差に適用される。画像入力端子1より入来
する60fpsの順次走査画像信号は、スイッチ51に
より、6フレーム毎に1フレーム設定されるIピクチャ
ー(フレーム内符号化画面)及びPピクチャーでは減算
器4に、Bピクチャーではフレーム遅延器52に与えら
れる。P(I)ピクチャーにおいては、動画像信号は減算
器4、DCT5、量子化器6、逆量子化器9、可変長符
号化器10、加算器13、逆DCT14で、第1の実施
例と同様に符号化され、符号列が多重化器53に与えら
れる。Bピクチャーにおいては、動画像信号は、フレー
ム遅延器52で先行するP(I)ピクチャーの符号化が完
了するまで待機させられる。P(I)ピクチャーが6フレ
ーム毎なら、5フレーム分の画像信号が、6フレームの
間保持される。その後、フレーム間引き器56に与えら
れる。フレーム間引き器56は、画像レート情報に応じ
てBピクチャーのフレームを間引くが、その際にP(I)
ピクチャーは必ず存在することを考慮して、符号化され
るフレームが均等間隔になるようにする。その様子を図
10に示す。ここで、第1の実施例で使われている15
fpsは、残存するフレームがP(I)ピクチャーと同期
しなくなるので、設定しない。間引かれたBピクチャー
の動画像は減算器57に与えられる。減算器57は画像
間予測器から与えられる予測信号を減算し、予測残差を
走査線間引き器58に与える。走査線間引き器58で
は、画像レートが60fpsの場合のみ飛越し走査の各
フィールドに走査線が間引かれ、予測残差は飛越し走査
の形で残り、DCT59に与えられる。DCT59、量
子化器60、可変長符号化器55の動作は、DCT5、
量子化器6、可変長符号化器10と基本的に同じで、量
子化のパラメータのみ異なる。このようにして得られた
符号列は多重化器53でP(I)ピクチャーの符号列と多
重化される。画像レート設定器14から出力される画像
レートの情報も多重化される。画像間予測器54は、P
(I)ピクチャーでは第1の実施例と同様に減算器4と加
算器13に予測信号を出力するが、Bピクチャーでは前
後2画像から予測信号を形成し、減算器57に与える。
ただし、実施例1や2と異なり順次走査の予測信号のみ
を形成する。MV検出器8、画像レート設定器11の動
作は第1の実施例と同じである。ただし、15fpsは
設定されない。
【0013】<可変画像レート復号化装置の第3の実施
例>図5に示した可変画像レート符号化装置の第3の実
施例に対応する可変画像レート復号化装置の第3の実施
例について説明する。その構成を図6に示す。図2の可
変画像レート復号化装置の第1の実施例と同一構成要素
には同一付番を記してある。図6には、図2と比較し
て、スイッチ22がなく走査線補間器61、フレーム補
間器62の位置及び動作が異なる。可変画像レート復号
化装置の第3の実施例において、第1の実施例と異なる
のは画像間予測処理と補間方法で、予測残差信号の復号
化処理は基本的に同じなので、異なる部分のみ説明す
る。符号入力端子27、多重化分離器28、可変長復号
化器24、逆量子化器9、逆DCT14の動作は、すべ
てのピクチャーに共通であり、図2の第1の実施例と基
本的に同じである。得られた予測残差は走査線補間器6
1に与えられる。走査線補間器61は、画像レートが6
0fpsの場合のみ、飛越し走査で間引かれているBピ
クチャーの予測残差を補間する。順次走査の予測残差は
加算器13に与えられる。加算器13は画像間予測器6
3から与えられる予測信号を加算して、フレーム補間器
62と画像間予測器63に与える。画像間予測器63
は、BピクチャーとP(I)ピクチャーで異なった予測信
号を形成するが、いずれも順次走査である。フレーム補
間器62は間引かれている順次走査画像のフレームを補
間し、60fpsの順次走査画像とする。処理は画像レ
ートにより異なり、30fpsの場合は2フレームが繰
り返され、20fpsの場合は3フレームが、10fp
sの場合は6フレームが繰り返される。ここで、Bピク
チャーとP(I)ピクチャーは順番が逆転しているので、
P(I)ピクチャーはすぐに出力せず、順番を補正して出
力する。フレーム補間器62から出力される60fps
の順次走査画像は、順次走査画像出力端子23より出力
される。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明の符号化装置、符号
化方法は、所定画像レートの入来動画像の動きの程度ま
たは前記入来動画像の符号化時の符号化パラメータに応
じて、画像の部分毎に符号化画像レートを設定し、設定
された符号化画像レートが前記所定画像レートと同じ場
合には飛越し走査符号化とし、設定された符号化画像レ
ートが前記所定画像レートよりも低い場合には順次走査
符号化とするので、画像レートを微妙に調節でき、動き
の視覚的検知能力に対して過不足のない画像レートが得
られる。再生画像の視覚的品質を同様に保ちながらより
低い転送ビットレートが実現される。また、転送レート
を同一とすれば、間引かれずに残った画像により多くの
ビットが配分されることになり、再生画像の品質が向上
する。一方、本発明の復号化装置、復号化方法は、飛越
し走査符号化された部分は飛越し走査での再生ではその
ままで、順次走査での再生では走査線を補間する。画像
レートを下げて順次走査符号化された部分は、順次走査
での再生では単純にフレームを繰り返すことで所定画像
レートにし、飛越し走査での再生では順次走査の1フレ
ームを偶数フィールドと奇数フィールドに分解し、それ
ぞれを繰り返す。いずれの場合も、不連続な動きとなる
ことなくスムーズな再生画像が得られ、動きの不自然さ
は最小限となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変画像レート符号化装置の第1の実施例の構
成例を示す図である。
【図2】可変画像レート復号化装置の第1の実施例の構
成例を示す図である。
【図3】可変画像レート符号化装置の第2の実施例の構
成例を示す図である。
【図4】可変画像レート復号化装置の第2の実施例の構
成例を示す図である。
【図5】可変画像レート符号化装置の第3の実施例の構
成例を示す図である。
【図6】可変画像レート復号化装置の第3の実施例の構
成例を示す図である。
【図7】従来の可変画像レート符号化装置の構成例を示
す図である。
【図8】従来の可変画像レート復号化装置の構成例を示
す図である。
【図9】フレームや走査線の削減の様子を示す図であ
る。
【図10】可変画像レート符号化装置の第3の実施例で
のBピクチャー削減の様子を示す図である。
【図11】可変画像レート復号化装置の第1の実施例で
の補間の様子を示す図である。
【図12】可変画像レート復号化装置の第2の実施例で
の補間の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 順次走査画像入力端子 2、41、58 走査線間引き器 3、22、51 スイッチ 4、57 減算器 5、59 DCT 6、60 量子化器 7、56、72 フレーム間引き器 8、33 MV検出器 9 逆量子化器 10、55 可変長符号化器 11、29、34 画像レート設定器 12、25、54、63、75、82 画像間予測器 13 加算器 14 逆DCT 15、53 多重化器 16 符号列出力端子 21、31、61 走査線補間器 23 順次走査画像出力端子 24 可変長復号化器 26、62、81 フレーム補間器 27 符号列入力端子 28 多重化分離器 32 飛越し走査画像入力端子 42 飛越し走査画像出力端子 52 フレーム遅延器 73 画像レート制御器 74 符号量観測器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定画像レートの入来順次走査画像の動き
    の程度または前記入来順次走査画像の符号化時の符号化
    パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レート
    を設定する画像レート設定手段と、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記入来順次走査画像の走査線を間引
    いて飛越し走査画像を形成し、設定された前記符号化画
    像レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記
    符号化画像レートに応じて前記入来順次走査画像のフレ
    ームを間引いて順次走査画像を形成する画像形成手段
    と、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記画像形成手段で形成された前記飛
    越し走査画像を飛越し走査符号化し、設定された前記符
    号化画像レートが前記所定画像レートより低い場合に
    は、前記画像形成手段で形成された前記順次走査画像を
    順次走査符号化して動画像符号列を得る符号化手段と、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する多重化手段と、を備えたこと
    を特徴とする可変画像レート符号化装置。
  2. 【請求項2】動画像符号列から所定画像レートの順次走
    査画像を再生する復号化装置において、 前記動画像符号列から符号化画像レートに関する情報を
    得て、画像の部分毎に復号化画像レートを設定する画像
    レート設定手段と、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
    設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得る
    復号化手段と、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
    復号画像の走査線を補間し、設定された前記復号化画像
    レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
    次走査復号化により得られた復号画像のフレームを補間
    して前記所定画像レートの再生順次走査画像を得る復号
    化手段と、を備えたことを特徴とする可変画像レート復
    号化装置。
  3. 【請求項3】所定画像レートの入来飛越し走査画像の動
    きの程度または前記入来飛越し走査画像の符号化時の符
    号化パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レ
    ートを設定する画像レート設定手段と、 前記入来飛越し走査画像を順次走査画像に変換する走査
    構造変換手段と、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、前記符号化画像レートに応じて前記
    順次走査画像のフレームを間引いて間引き動画像を得る
    画像間引き手段と、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記入来飛越し走査画像をそのまま飛
    越し走査符号化し、設定された前記符号化画像レートが
    前記所定画像レートより低い場合には、前記間引き動画
    像を順次走査符号化して動画像符号列を得る符号化手段
    と、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する多重化手段と、を備えたこと
    を特徴とする可変画像レート符号化装置。
  4. 【請求項4】動画像符号列から所定画像レートの飛越し
    走査画像を再生する復号化装置において、 前記動画像符号列から符号化画像レートに関する情報を
    得て、画像の部分毎に復号化画像レートを設定する画像
    レート設定手段と、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
    設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得る
    復号化手段と、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
    復号画像をそのまま出力し、設定された前記復号化画像
    レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
    次走査復号化により得られた前記復号画像から飛越し走
    査画像の複数フィールドを得て所定画像レートの飛越し
    走査画像を出力する復号化手段と、を備えたことを特徴
    とする可変画像レート復号化装置。
  5. 【請求項5】所定画像レートの入来動画像の動きの程度
    を検出する動き量検出手段と、 検出された前記動きの程度が大きな部分では画像レート
    が高く、検出された前記動きの程度が小さな部分では画
    像レートが低くなるように符号化画像レートを設定する
    画像レート設定手段と、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、前記入来動画像を前記符号化画像レ
    ートに応じて画像を間引いて可変画像レートの動画像を
    得る画像形成手段と、 前記可変画像レートの動画像を符号化し動画像符号列を
    得る符号化手段と、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する多重化手段と、を備えたこと
    を特徴とする可変画像レート符号化装置。
  6. 【請求項6】所定画像レートの入来順次走査画像の動き
    の程度または前記入来順次走査画像の符号化時の符号化
    パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レート
    を設定し、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記入来順次走査画像の走査線を間引
    いて飛越し走査画像を形成し、設定された前記符号化画
    像レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記
    符号化画像レートに応じて前記入来順次走査画像のフレ
    ームを間引いて順次走査画像を形成し、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記画像形成手段で形成された前記飛
    越し走査画像を飛越し走査符号化し、設定された前記符
    号化画像レートが前記所定画像レートより低い場合に
    は、前記画像形成手段で形成された前記順次走査画像を
    順次走査符号化して動画像符号列を得、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する、ことを特徴とする可変画像
    レート符号化方法。
  7. 【請求項7】動画像符号列から所定画像レートの順次走
    査画像を再生する復号化方法において、 前記動画像符号列から符号化画像レートに関する情報を
    得て、画像の部分毎に復号化画像レートを設定し、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
    設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
    復号画像の走査線を補間し、設定された前記復号化画像
    レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
    次走査復号化により得られた復号画像のフレームを補間
    して前記所定画像レートの再生順次走査画像を得る、こ
    とを特徴とする可変画像レート復号化方法。
  8. 【請求項8】所定画像レートの入来飛越し走査画像の動
    きの程度または前記入来飛越し走査画像の符号化時の符
    号化パラメータに応じて、画像の部分毎に符号化画像レ
    ートを設定し、 前記入来飛越し走査画像を順次走査画像に変換し、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、前記符号化画像レートに応じて前記
    順次走査画像のフレームを間引いて間引き動画像を得、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記入来飛越し走査画像をそのまま飛
    越し走査符号化し、設定された前記符号化画像レートが
    前記所定画像レートより低い場合には、前記間引き動画
    像を順次走査符号化して動画像符号列を得、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する、ことを特徴とする可変画像
    レート符号化方法。
  9. 【請求項9】動画像符号列から所定画像レートの飛越し
    走査画像を再生する復号化方法において、 前記動画像符号列から符号化画像レートに関する情報を
    得て、画像の部分毎に復号化画像レートを設定し、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、飛越し走査復号化して復号画像を得、
    設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、順次走査復号化して復号画像を得、 設定された前記復号化画像レートが前記所定画像レート
    と同じ場合には、前記飛越し走査復号化により得られた
    復号画像をそのまま出力し、設定された前記復号化画像
    レートが前記所定画像レートより低い場合には、前記順
    次走査復号化により得られた前記復号画像から飛越し走
    査画像の複数フィールドを得て所定画像レートの飛越し
    走査画像を出力する、ことを特徴とする可変画像レート
    復号化方法。
  10. 【請求項10】所定画像レートの入来動画像の動きの程
    度を検出し、 検出された前記動きの程度が大きな部分では画像レート
    が高く、検出された前記動きの程度が小さな部分では画
    像レートが低くなるように符号化画像レートを設定し、 設定された前記符号化画像レートが前記所定画像レート
    より低い場合には、前記入来動画像を前記符号化画像レ
    ートに応じて画像を間引いて可変画像レートの動画像を
    得、 前記可変画像レートの動画像を符号化し動画像符号列を
    得、 設定された前記符号化画像レートに関する情報と前記動
    画像符号列とを多重化する、ことを特徴とする可変画像
    レート符号化方法。
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