JP2002076334A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002076334A JP2000261776A JP2000261776A JP2002076334A JP 2002076334 A JP2002076334 A JP 2002076334A JP 2000261776 A JP2000261776 A JP 2000261776A JP 2000261776 A JP2000261776 A JP 2000261776A JP 2002076334 A JP2002076334 A JP 2002076334A
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Nobuyuki Sugii
信之 杉井
Kiyokazu Nakagawa
清和 中川
Shinya Yamaguchi
伸也 山口
Narimoto Boku
成基 朴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Siおよびこれと同族元素であるGe等の組
合せを用いて、低消費電力で高速な電界効果トランジス
タを有する半導体装置を提供する。 【解決手段】 SiGeの歪印加層とその上に堆積され
たSiの歪半導体層との間の界面、又はSiの歪半導体
層とその上のゲート絶縁層との間の界面の粗度を適切な
値に小さくし、Siの歪半導体層にMOSFETを形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、特に絶
縁ゲートトランジスタを含む半導体集積回路装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Si−MOS型電界効果トランジスタ
(Si−MOSFET)を用いた半導体集積回路装置で
は、所謂スケーリング則にのっとって、デバイス寸法の
縮小や動作電圧の低減等を行うことにより、消費電力の
低減と高速化を両立してきた。しかしながら、最近に至
りゲート長が0.1マイクロメートル程度まで縮小され
てくると、短チャネル効果の問題やドレイン電圧としき
い値電圧の近接による動作マージンの低下等多くの問題
点が生じてきている。
【0003】また、高速化の指標となる移動度に目を向
けると、上記のさまざまな改良が、実デバイスにおける
Siの移動度をさらに低下させるという皮肉な結果に陥
っている。このように従来のSi−MOSFETではも
はや性能向上がきわめて困難になってきている。
【0004】これ以上の性能向上には、半導体材料その
ものの改良で高速化を図る必要性がある。本質的に高速
である所謂化合物半導体を用いることは、ひとつの解で
はあるものの、Si集積回路装置の製造技術との融合性
の点で甚だ困難であり、かつ製造コストが膨大になるた
め現実的な解決策ではない。
【0005】従って、Si及びこれと同族元素であるG
e等の組合せを用いて、低消費電力で高速な電界効果ト
ランジスタを有する半導体装置を提供することがより現
実的である。
【0006】具体的には、電界効果トランジスタのチャ
ネルが形成されるチャネル形成層に歪印加半導体層によ
り歪を印加せしめ、チャネル中のキャリアの移動度を無
歪のチャネル形成層の材料より大きくすることにより達
成できる。即ち、チャネル形成層の材料がSiの場合、
歪印加によりSiチャネル形成層の面内の格子定数を無
歪のSiより大きくするのである。
【0007】Si或いはGeに歪を印加すると、歪を受
けないSi或いはGeに比べてキャリアの移動度が増大
することについては、M.V.Fischetti a
ndS.E.Laux:J.Appl.Phys.80
(1996)、2234に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】Si層に歪を与える方
法としては、Si基板上に十分な厚みのSi(1-x)Ge
(x)のSiGe混晶膜を成長させ、更にその上にSi薄
膜を成長させる方法がある。
【0009】十分な厚みのSi(1-x)Ge(x)混晶膜を成
長する際に、膜内に転移が発生すると同時にSi(1-x)
Ge(x)混晶膜の成長面内格子定数が増大し、バルクS
i(1-x)Ge(x)と同程度になる。即ち、Si基板とSi
(1-x)Ge(x)膜との格子不整合が緩和される。こうして
成長された格子緩和Si(1-x)Ge(x)膜の上にSi膜を
成長するとそのSi膜は面内で2軸の引張歪を受けるこ
とになる。
【0010】ところが、格子不整合の緩和の為にSi(1
-x)Ge(x)混晶膜に転移が入ることは同時に膜表面の平
坦性を著しく悪化させる結果に陥る。このように平坦性
の悪化した表面に歪Si層を成長してMOSFETを作
製しても、キャリアの散乱が増大するために歪による移
動度増大の効果が相殺されてしまうし、高性能素子製造
に必須な微細なリソグラフィーにも悪影響を与えてしま
う。
【0011】本発明が解決する第1の課題はデバイスの
性能悪化を小さく留め、微細リソグラフィー工程を行う
に必要な歪Si層を含む半導体装置を提供することにあ
る。
【0012】第2に、歪Si層を含む半導体素子を製造
する上で解決すべき課題は、製造時に歪Si層に与える
熱負荷をできるだけ低減させることである。半導体装置
の主流である相補型電界効果トランジスタ回路装置の製
造工程では、ウェル形成工程および素子分離工程におい
て、多大な熱負荷が与えられる。従来用いられてきた単
結晶Si基板においては問題のない熱負荷も、歪Si層
とSiGe歪印加層を含む半導体基板においては、Si
Ge歪印加層からのGeの拡散や歪Si層の歪緩和とい
った問題が生じうる。従って、この熱負荷の影響を低減
することが本発明の解決する第2の課題である。
【0013】また、短チャネル電界効果トランジスタで
良好な特性を得るためにはチャネル領域深さ方向の不純
物プロファイルが精密に制御されることが必要である。
短チャネル化に伴って生じるパンチスルー電流を抑制す
るにはチャネル部の不純物濃度を高める必要があるが、
これは同時にチャネルの実効移動度を低下させ特性向上
の障害になる。そのため、チャネルが形成されるゲート
絶縁膜界面付近の不純物濃度は低く、それより深い部分
の不純物濃度は高くするといった、3次元的な不純物プ
ロファイルの制御が重要になる。
【0014】イオン注入法により三族元素と五族元素を
異なる深さに注入する方法が考えられるが、従来用いら
れてきた単結晶Si基板においてはこの方法で不純物プ
ロファイルの制御が比較的簡単に行えたが、歪Si層と
SiGe歪印加層を含む半導体基板においては、SiG
e歪印加層のドーパントの異常拡散により不純物プロフ
ァイルの制御が困難になる。この問題を回避することが
本発明の解決する第3の課題である。
【0015】本発明は上記1乃至3の課題を解決するこ
とを目的としてなされたものであり、短チャネル効果の
問題を改良した高速動作可能な絶縁ゲートトランジスタ
及びそれを用いた半導体集積回路装置を提供するもので
ある。
【0016】また、本発明の他の目的はかかる半導体装
置を再現性よく大量生産するに適した製造方法をも提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したSi
(1-x)Ge(x)混晶膜面の平坦性が素子特性に及ぼす影響
に着目してなされたものである。
【0018】上記第1の課題を解決するために、本発明
者等は前記層間の各界面の粗度とデバイス特性の相関に
つき試作検討を繰り返した結果,その界面を粗度パワー
分布特性(これは、粗度の2次元パワースペクトル密度
に相当する。)が所定の大きさ以下になるよう平坦化す
ることの必要性を見出した。
【0019】特に、SiGe上の前記歪Si層とゲート
絶縁膜との間の界面の平坦性の粗度の影響が大であり、
この界面即ちSi層の平坦度の粗度パワー分布特性が所
定の大きさ以下になるよう平坦化することの必要性を見
出した。また、前記歪Si層の厚みが50ナノメートル
(nm)以下と薄い場合には前記SiGe歪印加層と歪
Si層との間の界面の粗度も同様に著しく影響を与える
ことが見出された。
【0020】粗度パワーの波長(これは表面の凹凸の周
期に相当する)に対する分布を見たときに、ある波長に
おいて山(ピーク)を持ち、その周辺で緩やかに低下す
る分布を持つ。また、最大の粗度パワーを示す波長は試
料の作成条件や表面研磨の条件に依存するが、具体的に
は、少なくともSi層とゲート絶縁膜との間の界面の平
坦性が、波長成分が0.1ナノメートル(nm)から1
0マイクロメートル(μm)の範囲内における粗度パワ
ーを0.1平方ナノメートル(平方nm)以下、望まし
くは0.02平方ナノメートル(平方nm)以下、とす
ることによって良好な素子特性が得られることを見出し
た。更にまた、Si層とゲート絶縁膜との間の界面及び
SiGe歪印加層とSi層との間の界面の両方の平坦性
を上記数値の範囲にすれば、更に極めて良好な素子特性
が得られることも見出した。
【0021】また、このような条件を満たす前記Si基
板、Si(1-x)Ge(x)混晶膜(xは1より小さい正の
値)の歪印加層、Si歪半導体層の積層構造を有する半
導体装置の製造においてはは、SiGe歪印加層をSi
基板上に成長後に化学機械研磨法(CMP)によってそ
の表面の平坦化を行うことが望ましいことを見出した。
【0022】上記第2の課題を解決するには、熱負荷を
与えるプロセスを前記歪Si層を形成する前に行うよう
に製造工程を構築することが最良であるということを本
発明者等は見出した。その具体的な方法は以下の通りで
ある。
【0023】はじめに、前記Si基板上にSi(1-x)G
e(x)歪印加層、Si歪半導体層の順に堆積された半導
体基板を製造する。Si(1-x)Ge(x)歪印加層とSi歪
半導体層は超高真空排気化学気相成長法(UHVCV
D)等の方法を用いて成長させることが望ましい。ま
た、Si歪半導体層はこの場合無くてもかまわないが,
化学的安定性の優れたSi層を最上表面にしておくため
に付けておくことが望ましい。SiGe歪印加層のGe
量を意味するxは0から1の範囲内の任意の値が可能で
あるが歪量の点では0.3〜0.4程度が望ましい。こ
のxは膜厚方向に対して必ずしも一定である必要は無
く、SiGe歪印加層の成長につれてxを大きくするこ
とも歪印加層の貫通転位密度を減少させる効果があり望
ましい。
【0024】また、前記半導体基板はこの組み合わせに
限らず、例えば,Si基板とSiGe層との間にSiO
2などの絶縁体層が挿入された所謂SOI構造の歪印加
基板であっても良い。
【0025】次に、ウェル形成工程を施す。イオン注入
等の方法で上記Si層のN型トランジスタを形成する領
域に三族元素をドーピングさせて導電型をP型とし、P
型トランジスタを形成する領域に五族元素をドーピング
させて導電型をN型とする。堆積するSi層の導電型や
抵抗率によってはどちらかの工程を省略することもあ
る。
【0026】次に、この半導体基板に素子分離工程を施
す。局所的熱酸化法(LOCOS)やトレンチ分離など
の方法が適用可能である。素子分離工程で形成される絶
縁体部分と素子の活性領域との高さの差や段差の形状を
最適にすれば、後の工程でSi層を選択エピタキシャル
成長したときに、端面での結晶核の異常形成やファセッ
ト成長などによりエピタキシャル成長層の品質劣化を防
止でき、トランジスタの特性や素子分離特性を良好に保
つことができる。
【0027】次に、ウェル形成工程、素子分離工程を経
た半導体基板にSiをエピタキシャル成長させる。この
Siの成長には、素子分離領域以外の活性領域にのみ選
択的に成長させることが可能なUHVCVD法等を用い
ることが望ましい。
【0028】なお、上記ウェル形成工程を経た半導体基
板の第1Si歪半導体層には上記工程による熱負荷によ
りGeが拡散している場合があるので、Siのエピタキ
シャル成長によって第2Si層を形成する前に、第1S
i層の一部あるいは大部分(場合によっては全部)をエ
ッチングにより除去した方が望ましい。また、第2Si
層の成長に先立ってSiGe層を成長することは表面汚
染層を被覆することができ好ましい。
【0029】上記第2の課題を解決する製造方法を用い
ることにより、上記第3の課題も解決可能になる。即
ち、前記ウェル形成工程においては第1Si層表面の不
純物濃度が10の17乗/立法センチメートル以上にな
るようにイオン注入法と熱処理により不純物添加を行
い、しかる後に、前記Siのエピタキシャル成長過程に
おいて、より低い不純物濃度が必要でしかも不純物プロ
ファイルの精密制御が必要な工程を行って第2Si層を
形成することが望ましい。
【0030】或いは、第2Si層を形成するためのSi
のエピタキシャル成長過程の初期に不純物濃度が10の
17乗/立法センチメートル以上になるように不純物添
加を行い、その後に不純物濃度が10の17乗/立法セ
ンチメートル以下になるように不純物添加を行えば良
い。Siと不純物元素のみのエピタキシャル成長である
ので、SiとGe両方を含む場合に比べて精密な不純物
濃度制御が可能になる。なお、Siのエピタキシャル成
長過程の初期に不純物濃度が10の17乗/立法センチ
メートル以上になるように不純物添加を行う工程は場合
によっては省略して直ちに不純物濃度が10の17乗/
立法センチメートル以下になるように不純物添加を行う
工程を行っても良い。
【0031】いずれにしても、絶縁ゲートトランジスタ
が形成される最上層のSi層表面部の不純物濃度を10
の17乗/立法センチメートル以下とすることが望まし
い。
【0032】前記Si(1-x)Ge(x)歪印加層により与え
られる歪が緩和されないようにするために、前記Si歪
半導体層(第1のSi層)およびエピタキシャルSi層
(第2のSi層)の厚みをそれぞれ1〜100ナノメー
トル(nm)の範囲にし、さらには両層の厚みの和が1
〜100ナノメートル(nm)の範囲にすることが望ま
しい。
【0033】かかる本発明によれば、基板表面部に形成
された平坦な表面を有するSiGe領域、上記SiGe
領域上に堆積された100nm以下の厚さを有しその表
面部の不純物濃度が10の17乗/立方cm以下のSi
層、及び上記Si層の表面上部に絶縁膜を介して設けら
れたゲート電極からなり、上記ゲート電極下の上記Si
層の表面に800平方センチメートル/Vs以上のキャ
リア移動度を有するチャネルが形成された半導体装置を
実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】実施例1 はじめに、本発明の第1の課題を解決するに必要な歪S
i層とゲート絶縁膜との間の界面及び、SiGe歪印加
層と歪Si層との間の界面の粗度とデバイス特性の相関
について実例を挙げて説明する。
【0035】まず、試験デバイスの作製方法を説明す
る。はじめにSi基板上にSi(1-x)Ge(x)歪印加層を
超高真空排気化学気相成長法(UHVCVD)により成
長する。この歪印加層の成長により荒れた表面を化学機
械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)技
術により平坦化する。
【0036】更に、種々の試料を作成するために、得ら
れた一部の試料は化学処理等により再び表面を粗面化
し、歪印加層の表面荒さを所望の値に制御する。次に、
これら表面荒さの異なるSiGe歪印加層上にSi歪半
導体層をUHVCVD法により成長する。再びCMPに
より表面を平坦化し、さらに一部の試料は化学処理によ
り再び粗面化し、Si歪半導体層の表面荒さも所望の値
に制御する。
【0037】なお、SiGe歪印加層の厚みは3マイク
ロメートル、Si歪半導体層の厚みは25ナノメートル
とし、SiGe歪印加層のGe含有量xははじめの2マ
イクロメートルの厚さまで0から0.3と膜厚方向に対
して連続的に増加させ、残りの1マイクロメートルの厚
さでは0.3の一定値とした。
【0038】次に、これらの試料にゲート熱酸化による
ゲートSiO2膜の形成、ポリシリコン膜のCVD、ド
ライエッチングによるゲート領域の形成、ソースドレイ
ン領域への不純物イオン注入、層間絶縁膜形成、コンタ
クトホール形成、配線形成の諸プロセスを順次経由させ
て試験用の種々のMOSFETを作製した。
【0039】SiGe歪印加層とSi歪半導体層との間
の界面の粗度の評価は、Si歪半導体層形成直前の試料
表面荒さを原子間力顕微鏡(AFM)で観察し、ASTM E
42.14 STM/AFM分科委員会勧告に準ずるパワースペクト
ル計算方法により行った。これは Power Spectral Dens
ity (PSD)と称され、画像を対象にその画像のFFT(高
速フーリエ変換)を二乗してそのパワーP(単位;平方
nm)を求めるものである。
【0040】また、Si歪半導体層とゲート絶縁層との
間の界面の粗度の評価は、ゲート熱酸化を行った後にゲ
ート絶縁膜を化学エッチングにより除去し、同じくAF
Mを用いて表面荒さを測定することにより行った。
【0041】図1にSiGe歪印加層とSi歪半導体層
界面の表面の凹凸に相当する波長分布に対する粗度のパ
ワーを測定した特性図(パワースペクトルとも称する)
を示す。図中で符号11から14で示されるように4種
類の粗度に制御した。図2にはSi歪半導体層とゲート
絶縁層界面の粗度のパワースペクトルを示す。こちらも
同様に符号21から24で示される4種類の粗度に制御
した。本実施例で示す16種類の試料に対する粗度の組
合わせを表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】なお、上記表中で粗度1はSiGe歪印加
層とSi歪半導体層界面の粗度を、粗度2はSi歪半導
体層とゲート絶縁層(SiO2膜)界面の粗度を示すも
のであり、数字11〜14及び21〜24はそれぞれ図
1及び図2中に付した特性曲線の番号を表わしている。
【0044】これら異なる界面粗度を持つ試料の電気的
特性を図3に示す。図3の縦軸はMOSFETのドレイ
ン電流特性より算出した室温(27℃)での実効移動度
を示し、横軸はゲート電圧印加に伴って発生する電界強
度を示している。界面におけるキャリアの散乱が少ない
ほど、実効移動度は高い値を示す。
【0045】この図3より、試料A−Dのように両方の
界面の粗度が大きい試料の移動度が最も低く、試料M−
Pのように両方の粗度が小さい試料の移動度が最も高く
なる。歪印加層と歪半導体層界面か歪半導体層と絶縁膜
界面のどちらかが粗である試料E−Lも移動度が低下す
るが、両方とも粗である場合よりも特性が改善されてい
る。
【0046】すなわち、どちらの界面もMOSFETの
チャネル移動度を散乱により低下させることがわかる。
本実施例の図ではSi歪半導体層の厚みが25ナノメー
トル(nm)の場合のみを示したが、これ以外の多数の
試料を検討した結果から、Si歪半導体層の厚みが50
ナノメートル(nm)を超えると、SiGe歪印加層と
Si歪半導体層界面の粗度が移動度に与える影響がかな
り小さくなることが明らかになった。また、移動度に与
える影響を小さくするために必要な粗度は、SiGe歪
印加層とSi歪半導体層界面、Si歪半導体層とゲート
絶縁体(SiO2膜)界面のいずれかの界面において、
粗度パワーが0.1nmから10μmの波長範囲にわた
って0.1平方ナノメートル以下、望ましくは0.02
平方ナノメートル以下、であることが明らかになった。
【0047】即ち、ゲート絶縁膜とSi層との界面及び
SiGe層とSi層との界面のいずれかを上記範囲内の
粗度パワーを持った平坦度とすることによって、図3中
の試料E−L特性曲線に示すようにゲート絶縁膜への電
界強度が3×10の5乗〜5×10の6乗V/cmの実
用範囲でチャネル部の移動度が400平方センチメート
ル/Vs以上のMOSFETが再現性よく得られる。
【0048】また、SiGe層とSi層との界面を予め
上記範囲内の粗度パワーを持った平坦度としておくこと
によって、その上に堆積された100nm以下の薄いS
i層の平坦度即ちゲート絶縁膜とSi層との界面の平坦
度も上記範囲内の粗度パワーとすることが判った。
【0049】また、上記両方の界面の平坦度を上記数値
の範囲内にすることによって、図3中の試料M−P特性
曲線に示すようにゲート絶縁膜への電界強度が3×10
の5乗〜5×10の6乗V/cmの実用範囲でチャネル
部の移動度が800平方センチメートル/Vs以上の極
めて優れたMOSFETが再現性よく得られる。
【0050】上記粗度パワーの数値範囲を図4に示す。
図4でハッチングを施してある領域およびそれ以下(下
側)に試料の粗度があれば、散乱による移動度の低下が
無視できるほど小さくなる。粗度の波長範囲が10マイ
クロメートル以下、0.1ナノメートル以上になってい
る理由は、前者はこれ以上大きな周期のうねりが表面に
あってもデバイスの寸法よりも大きいため、特性にほと
んど影響しないためであり、後者はこれ以上短い周期の
凹凸が表面にあっても電子の波動関数よりかなり小さく
なるために電子波の散乱に影響しないためである。 実施例2 次に、第2および第3の課題を解決するために行った半
導体装置の製造工程の実例を以下に示す。各工程での半
導体装置の断面図を図5の(1)(2)(3)及び図6
の(4)(5)に示す。
【0051】はじめに、Si基板51上にSi(1-x)G
e(x)歪印加層52をUHVCVD法により成長する。
SiGe歪印加層52の成長によって荒れたその表面を
CMPにより平坦化する。
【0052】次に、SiGe歪印加層52上に第1のS
i層(歪半導体層)53をUHVCVD法により成長す
る。なお、SiGeの歪印加層52の厚みは3マイクロ
メートル、Siの歪半導体層53の厚みは25ナノメー
トルとし、歪印加層52のGe含有量xは初めの2マイ
クロメートルの厚さでは0から0.3まで膜厚方向に対
して連続的に増加させ、残りの1マイクロメートルの厚
さでは0.3の一定値とした。以上の工程で図5の
(1)に示すように、歪半導体基板が準備される。
【0053】次に、この半導体基板にウェル形成工程を
施す。フォトリソグラフィーによりP型トランジスタを
形成する領域以外をレジストで覆い、リンをイオン注入
させて導電型をN型とする。同様に、N型トランジスタ
を形成する領域以外をレジストで覆い、ホウ素をイオン
注入させて導電型をP型とする。またこれらの工程で
は、前記第3の課題を解決するために、表面の不純物濃
度が10の17乗毎立法センチメートル以上に高くなる
ようにして、短チャネル素子のパンチスルー発生を抑制
させる。
【0054】次に、この半導体基板に素子分離領域54
を形成する。素子分離領域54と活性領域55の段差を
制御するためにSi歪半導体層53の表面に熱酸化膜
(SiO2膜)56を形成し、その上に非晶質Si薄膜
57を堆積し、フォトリソグラフィーにより素子分離領
域54の表面以外をレジストで覆った後、反応性イオン
エッチング法により溝50(トレンチ)を掘る。さらに
レジストを除去した状態を図5の(2)に示す。
【0055】次に、TEOS−CVD法によりSiO2
膜58を上記トレンチに埋め込み、CMPによりそれら
表面の平坦化を行う。この状態を図5の(3)に示す。
【0056】更に、非晶質Si薄膜57を反応性イオン
エッチングで除去し、熱酸化膜56を除去し露出した第
1Si層(歪半導体層)53の表面をエッチング乃至清
浄化した後に、UHVCVD法によりSiをエピタキシ
ャル成長させ第2Si層59を形成する。このとき、前
記第3の課題を解決するために、この第2Si層59の
少なくとも表面領域部分の不純物濃度を10の17乗/
立法センチメートル以下になるように制御する。この状
態を図6の(4)に示す。
【0057】次に、P型トランジスタ領域、N型トラン
ジスタ領域それぞれ独立に、しきい値電圧調整用、パン
チスルー抑制用のイオン注入を適宜行う。
【0058】以降は、通常のCMOSトランジスタ製造
プロセスにより、ゲート熱酸化膜(SiO2膜)65の
形成、ポリシリコン膜のCVDとドライエッチングによ
るゲート電極60の形成、不純物イオン注入によるソー
ス・ドレイン領域61の形成、層間絶縁膜62の形成、
コンタクトホールの形成、ソース・ドレイン・ゲート電
極配線63の形成を行い、本発明に係わる半導体装置が
完成する。その完成状態の断面図を図6の(5)に示
す。
【0059】以上のプロセスを経て完成したトランジス
タは、SiGeの歪印加層52によりその上のSiのチ
ャネル形成領域53に歪が印加されていること、適切な
CMPによりそれらの界面の粗度即ち平坦度が適切に制
御されていること、即ち、SiGe歪印加層とSi歪半
導体層との界面とSi歪半導体層とゲート絶縁体(Si
O2膜)との界面の少なくとも一方の界面において、粗
度パワーが0.1nmから10μmの波長範囲にわたっ
て0.1平方ナノメートル以下、望ましくは0.02平
方ナノメートル以下、としたこと、ウェル形成や素子分
離工程の後にSiエピタキシャル成長層59(この層は
その表面の上部にゲート電極が形成されるのでトランジ
スタの活性領域乃至チャンネル形成領域として機能す
る)を不純物濃度を制御して形成して短チャネル効果と
不純物による移動度の低下を抑制したことによって、同
様のプロセスを施した通常のSi基板による素子に比べ
て2倍以上の電流駆動能力と高い動作速度を実現するこ
とができる。
【0060】このような本発明を適用して半導体集積回
路を製造することによって、高速化、高集積化、高性能
化が図れるのでその工業的価値は極めて高い。
【0061】以上の実施例で説明したように、基板とし
てSiウエーハを使用してすれば通常のICやLSIの
製造工程と本発明の製造工程とを適宜組合わせることに
よって、通常のICやLSIと一体化したより高性能な
LSIを実現することができる。
【0062】また、前記したことから理解されるように
本発明によれば、P型チャネルのMOSFETであって
もN型チャネルのMOSFETであってもそのチャネル
部のキャリア移動度が400平方cm/Vs以上のも
の、更には800平方cm/Vs以上のものを再現性よ
く作ることができるので、特に低消費電力での高速動作
が要求されるCMOSタイプの半導体集積回路装置を実
現することができる。
【0063】また、その場合Pチャンエル型、Nチャン
ネル型の両MOSFETの移動度を上記所定の値に揃え
ることも可能となるので、高性能で複雑な機能を果たす
CMOSLSIの回路設計もし易くなり、キャリア移動
度特性の揃ったCMOSLSIが可能となる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、Siの歪半導体を導入
することによる界面粗面化に伴う散乱を抑制し、高速か
つ低消費電力の相補型電界効果トランジスタ及びそれで
構成した特性の優れた半導体集積回路装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるSiGe歪印加層とSi歪半導
体層との間の界面の粗度のパワースペクトル特性図であ
る。
【図2】本発明に係わるSi歪半導体層とゲート絶縁層
との間の界面の粗度のパワースペクトル特性図である。
【図3】本発明の実施例1での異なる界面粗度を有する
種々の試料の移動度特性を示す特性図である。
【図4】本発明の実施例1での良好な移動度特性を得る
に必要な、SiGe歪印加層とSi歪半導体層界面、及
びSi歪半導体層とゲート絶縁層界面の粗度の領域を説
明するための特性図である。
【図5】本発明の実施例2に示した電界効果トランジス
タの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例2に示した電界効果トランジス
タの製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
50…トレンチ、51…Si基板、52…SiGe歪印
加層、53…第1Si層(歪半導体層)、54…素子分
離領域、55…活性領域、56…熱酸化膜、57…非晶
質Si薄膜、58…SiO2トレンチ埋め込み膜、59
…第2Si層(Siエピタキシャル成長層)、61…ソ
ース・ドレイン半導体領域、60…ゲート電極、65…
ゲート絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 伸也 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 朴 成基 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F040 DA01 DA02 DB03 DC01 EC07 EE06 EK05 EM10 FA03 FC05 FC10 FC21 5F045 AA07 AB01 AB02 AF03 CA05 DA52 GH10 HA12 HA15 5F110 AA01 AA09 BB04 CC02 DD05 DD13 EE09 EE45 FF02 FF23 GG01 GG02 GG19 GG24 GG44 GG52 HJ13 NN02 NN62 NN65

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板表面部に形成されたSiGe領域、上
    記SiGe領域上に形成された100nm以下の厚さの
    Si層、及び上記Si層の表面に絶縁膜を介して設けら
    れたゲート電極からなり、上記Si層と上記絶縁膜との
    間の界面が少なくとも上記ゲート電極下の領域にわたっ
    て0.1平方ナノメートル以下の粗度パワー分布特性を
    もって平坦化されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記Si層と上記絶縁膜との間の界面が少
    なくとも上記ゲート電極下の領域にわたって0.02平
    方ナノメートル以下の粗度パワー分布特性をもって平坦
    化されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】基板表面部に設けられたSiGe領域の表
    面を化学機械研磨によって平坦化し、上記平坦化された
    SiGe領域上にSi層を堆積し、しかる後上記Si層
    表面部に絶縁ゲート型トランジスタを形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】基板表面に設けられたSiGe領域の上に
    厚さが100ナノメータ以下の第1Si層を堆積し、上
    記堆積された第1Si層及びSiGe領域に部分的に絶
    縁物からなる回路素子分離領域を形成し、しかる後上記
    第1Si層の上部に厚さが100ナノメータ以下の第2
    Si層を堆積し、上記第2Si層に絶縁ゲートトランジ
    スタを形成することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】基板表面部に形成されたSiGe領域、上
    記SiGe領域上に堆積された100nm以下の厚さを
    有しその表面部の不純物濃度が10の17乗/立方cm
    以下のSi層、及び上記Si層の表面上部に絶縁膜を介
    して設けられたゲート電極からなり、上記ゲート電極下
    の上記Si層の表面に800平方センチメートル/Vs
    以上のキャリア移動度を有するチャネルが形成されてな
    ることを特徴とする半導体装置。
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