JP2002075582A - 圧接コネクタの受取装置及びこれを備えた自動圧接機 - Google Patents

圧接コネクタの受取装置及びこれを備えた自動圧接機

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JP2002075582A
JP2002075582A JP2000256439A JP2000256439A JP2002075582A JP 2002075582 A JP2002075582 A JP 2002075582A JP 2000256439 A JP2000256439 A JP 2000256439A JP 2000256439 A JP2000256439 A JP 2000256439A JP 2002075582 A JP2002075582 A JP 2002075582A
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    • H01R43/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for forming connections by deformation, e.g. crimping tool
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    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動チャック及び可動受取レールの位置を変
更してもコネクタを可動チャックから可動受取レールに
安定して移乗できる安価な圧接コネクタの受取装置を提
供する。 【解決手段】 コネクタCFが圧接された電線Hの前端
部が可動チャック300に挟持されて圧接機構400の
前方へ移動し、圧接機構で切断された電線の後端部が圧
接台422に保持されたコネクタCRに圧接されたあ
と、このコネクタCRが固定受取レール600に移乗す
るのと同時に排出位置にある可動チャックから排出され
た電線前端部のコネクタCFを受取位置で受け取る圧接
コネクタの受取装置である。可動受取レール720を可
動チャックと一緒に移動させると共に、可動受取レール
の支持機構710とは別に独立したガイドレール740
を設け、可動受取レールから出したクランプ750でガ
イドレールを掴み、この締め付け力を変えることで可動
受取レールの位置固定又はその解除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に圧接コネク
タ(以下、単にコネクタということがある)を圧接する
自動圧接機の技術分野に係り、電線に圧接されたコネク
タを順次受け取って保持するコネクタ受取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、固定チャックから引き出された
電線の前端部にコネクタを圧接し、可動チャックにより
上記電線前端部を挟持して前方へ移動させ、圧接機構で
電線を切断し、電線の切断端部にコネクタを圧接するよ
うにした自動圧接機が知られている(例えば、特開平7
−59960号公報を参照)。切断された電線の両端部
にコネクタが圧接されてなるワークを側方へ送る場合、
両端部のコネクタを、平行な2本の受取レールに移乗さ
せ、送り爪機構により順次受取レールに沿って先送り
し、機外へ排出するようにした自動圧接機も公知である
(例えば、特開平9−99943号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】可動チャックを有する
自動圧接機において電線両端部のコネクタを受取レール
に移乗させる場合、電線の切断長さの変更に応じて可動
チャックの排出位置が前後に変わるので、これに合わせ
て可動チャックに対応する方の受取レールの受取位置を
前後に変える必要がある。この可動側の受取レールを可
動受取レールと呼ぶことにするが、コネクタが可動チャ
ックから可動受取レールに安定して移乗するためには、
排出位置にある可動チャックと受取位置にある可動受取
レールとの位置ずれを防ぐことが肝要である。そのため
には、可動受取レールを高精度で移動させなければなら
ない上、移動後に可動受取レールが動かないように確実
に固定しなければならない。この課題を解決するため、
本発明者は、可動チャック及び可動受取レールを二台の
サーボモータにより個別に移動させることを考えた。こ
うすれば、サーボモータの作動を同期させることで、上
記位置ずれが生じにくい上、可動受取レールの移動後に
可動受取レールの側のサーボモータの作動を停止するこ
とで、可動受取レールの位置を固定することができる。
しかし、この提案の装置はサーボモータを二台要するの
で、コストが高くつくという問題がある。
【0004】そこで、本発明者は、可動チャックが排出
位置を移動するときに可動受取レールを可動チャックに
連結し、可動受取レールを可動チャックと一緒に移動さ
せることで、上記位置ずれが生じないようにすることを
考えた。さらに、可動受取レールを走行レールに乗せて
移動させ、可動受取レールに設けたエアシリンダのロッ
ドを走行レールに押し付けることで可動受取レールを走
行レールにロックし、これによって可動受取レールの位
置を固定することを考えた。こうすれば、サーボモータ
を二台用いる場合に較べてコストを低減することができ
る。しかし、この提案の装置は次の欠点を有する。すな
わち、工場で通常供給されるエア圧では十分なロック力
を得ることが難しい。また、ロッドの突き出し力の反力
で可動受取レールが傾く。さらに、1日の作業の終了時
などの節目でエア供給を停止すると、エアー漏れにより
ロック力が落ちる。そのため、これによって上記位置ず
れが生じることがある。
【0005】本発明の目的は、可動受取レールを可動チ
ャックと一緒に移動させることに加えて、走行レールで
例示したような可動受取レールの支持機構とは別に独立
したガイドレールを設け、可動受取レールから出したク
ランプでガイドレールを掴み、この締め付け力を変える
ことで可動受取レールの位置固定又はその解除を行うよ
うにし、上記提案の装置が有する課題を一挙に解消する
ことができる圧接コネクタの受取装置を提供し、さら
に、この圧接コネクタの受取装置を備えた自動圧接機を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、コネクタが圧接された電線の前端部が
可動チャックに挟持されて圧接機構の前方へ移動し、圧
接機構で切断された電線の後端部が圧接台に保持された
コネクタに圧接されたあと、圧接台から排出された電線
後端部のコネクタが固定受取レールに移乗するのと同時
に排出位置にある可動チャックから排出された電線前端
部のコネクタを受取位置で受け取る圧接コネクタの受取
装置であって、固定受取レールと平行に延びて且つ可動
チャックの移動方向と平行に移動可能に設けられ、排出
位置にある可動チャックから側方に排出されたコネクタ
を受け取り、側方にスライド可能に保持する可動受取レ
ールと、可動受取レールを、コネクタの移乗ができるよ
うに可動チャックに連結し又は連結を解除する連結機構
と、可動受取レールの移動方向と平行に延びるガイドレ
ールと、可動受取レールに設けられ、ガイドレールを掴
み且つネジ機構により締め付け力を変えてガイドレール
へのロック又はロックの解除を行うクランプとを備え、
可動チャックの排出位置を変更するときにはクランプの
ロックを解除し且つ連結機構により可動受取レールを、
迎えに来た可動チャックに連結し、可動チャックの排出
位置の変更が終わると連結機構による可動受取レールの
可動チャックへの連結を解除し且つクランプのロックを
行うように構成したことを特徴としている。
【0007】可動チャックが排出位置を変更するときに
は、クランプのガイドレールへのロックを解除し、連結
機構が、迎えに来た可動チャックに可動受取レールを連
結する。可動受取レールは可動チャックに引きずられて
移動し、クランプがガイドレールに沿って移動する。可
動チャックの排出位置の変更が終わると、連結機構が可
動受取レールの可動チャックへの連結を解除し、クラン
プをガイドレールにロックする。このように可動受取レ
ールは可動チャックに連結して移動するので、位置変更
後も排出位置にある可動チャックと受取位置にある可動
受取レールとの位置ずれが生じない。クランプの締め付
け力はネジ機構で変わるので、エアシリンダを用いるよ
りも高いロック力が得られる。また、可動受取レールを
可動チャックの移動方向と平行に移動可能に支持するた
めの機構とは別に、独立したガイドレールを設け、これ
をクランプで掴み、クランプの締め付け力を増減するか
ら、可動受取レールを傾かせる力などが作用しない。さ
らに、ネジ機構を用いるので、1日の作業の終了時など
の節目でエアー供給を停止してもロック力の低下が生じ
ない。そのため、上記位置ずれが生じることがない。ま
た、サーボモータを二台用いる場合に較べてコストが低
減される。
【0008】請求項2は、コネクタが圧接された電線の
前端部が可動チャックに挟持されて圧接機構の前方へ移
動し、圧接機構で切断された電線の後端部が圧接台に保
持されたコネクタに圧接されたあと、圧接台から排出さ
れた電線後端部のコネクタが固定受取レールに移乗する
のと同時に排出位置にある可動チャックから排出された
電線前端部のコネクタを受取位置で受け取る圧接コネク
タの受取装置であって、可動チャックの移動方向と平行
に設けられた走行レールと、固定受取レールと平行に延
びて且つ走行レールにスライド可能に設けられ、排出位
置にある可動チャックから側方に排出されたコネクタを
受け取り、側方にスライド可能に保持する可動受取レー
ルと、可動受取レールを、コネクタの移乗ができるよう
に可動チャックに連結し又は連結を解除する連結機構
と、走行レールに平行に設けられたガイドレールと、可
動受取レールに設けられ、ガイドレールを掴むクランプ
と、クランプの締め付け力を変えるネジ機構を有し、ネ
ジ機構を回動させてクランプをガイドレールにロックし
又はクランプのガイドレールへのロックを解除する切替
機構と、可動チャックの排出位置を変更する命令が出る
とクランプのガイドレールへのロックの解除及び迎えに
来た可動チャックへの可動受取レールの連結を行い、可
動チャックの排出位置の変更が終わると可動受取レール
の可動チャックへの連結解除及びクランプのガイドレー
ルへのロックを行うように連結機構及び切替機構を制御
する位置変更制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0009】上記位置変更制御手段が連結機構及び切替
機構を制御する。可動チャックの排出位置を変更する命
令が出ると、切替機構がクランプのガイドレールへのロ
ックを解除し、連結機構が、迎えに来た可動チャックに
可動受取レールを連結する。可動受取レールは可動チャ
ックに引きずられて走行レールの上を移動し、クランプ
がガイドレールに沿って移動する。可動チャックの排出
位置の変更が終わると、連結機構が可動受取レールの可
動チャックへの連結を解除し、切替機構がクランプをガ
イドレールにロックする。このように可動受取レールは
可動チャックに連結して移動するので、位置変更後も排
出位置にある可動チャックと受取位置にある可動受取レ
ールとの位置ずれが生じない。クランプの締め付け力は
ネジ機構で変わるので、エアシリンダを用いるよりも高
いロック力が得られる。また、走行レールとは別に、独
立したガイドレールを設け、これをクランプで掴み、ク
ランプの締め付け力を増減するから、可動受取レールを
傾かせる力などが作用しない。さらに、ネジ機構を用い
るので、1日の作業の終了時などの節目でエアー供給を
停止してもロック力の低下が生じない。そのため、上記
位置ずれが生じることがない。また、サーボモータを二
台用いる場合に較べてコストが低減される。
【0010】請求項3の圧接コネクタの受取装置は、請
求項2の圧接コネクタの受取装置において、クランプ
が、ガイドレールの断面形に対応する形状の貫通孔を有
し、この貫通孔が周上の一部で開放されており、ネジ機
構が、クランプの開放部で対向する端部のうち一方の端
部を貫通して他方の端部に螺合するボルトであり、切替
機構が、このボルトと、ボルトに設けられたピニオン
と、ピニオンに噛合するラックと、ラックを往復させる
往復機構とを備えている。
【0011】このようにすれば、往復機構がラックを動
かすと、ピニオンがボルトを回し、ボルトの螺合位置が
変わり、貫通孔の開放部の隙間寸法が変わり、クランプ
の締め付け力が変わる。また、クランプ及び切替機構を
簡単な構造で実現することができる。ボルト又はピニオ
ンをレンチ等で回せば手動でもクランプをガイドレール
にロックし又はこのロックを解除することができる。し
かも、ボルトから半径方向にアームを出す機構に較べれ
ば、往復機構のストロークを短くすることができる。
【0012】請求項4の圧接コネクタの受取装置は、請
求項1ないし3のうちいずれか1項の圧接コネクタの受
取装置において、可動受取レールに、この可動受取レー
ルに保持されたコネクタに接続し、固定受取レールに保
持された対応するコネクタとの間の導通検査をする導通
検査器が設けられている。
【0013】このようにすれば、排出位置にある可動チ
ャックと受取位置にある可動受取レールとの位置ずれが
生じないことで、コネクタが導通検査器に確実に導かれ
るので、コネクタの導通検査が漏れなく行われる。
【0014】請求項5の圧接コネクタの受取装置を備え
た自動圧接機は、連続した電線が保存された電線供給手
段と、この電線供給手段の前方に配置され、電線を挟持
又は開放する固定チャックと、この固定チャックの前方
に配置され、電線前端部を挟持又は開放し、前後方向に
移動し、排出位置でコネクタを排出する可動チャック
と、固定チャックと可動チャックの間で電線を切断し、
供給されたコネクタを電線の切断端部にそれぞれ圧接
し、電線後端部のコネクタを排出する圧接機構と、圧接
台から側方に排出されたコネクタを受け取り、側方にス
ライド可能に保持する固定受取レールと、可動チャック
の移動方向と平行に設けられた走行レールと、固定受取
レールと平行に延びて且つ走行レールにスライド可能に
設けられ、排出位置にある可動チャックから側方に排出
されたコネクタを受け取り、側方にスライド可能に保持
する可動受取レールと、可動受取レールを、コネクタの
移乗ができるように可動チャックに連結し又は連結を解
除する連結機構と、走行レールに平行に設けられたガイ
ドレールと、可動受取レールに設けられ、ガイドレール
を掴むクランプと、クランプの締め付け力を変えるネジ
機構を有し、ネジ機構を回動させてクランプをガイドレ
ールにロックし又はクランプのガイドレールへのロック
を解除する切替機構と、可動チャックが電線供給手段か
ら固定チャックを通して引き出された電線の前端部を挟
持して前方へ移動して停止し、固定チャック及び圧接機
構で電線を緊張させて挟持し、圧接機構で電線を切断
し、コネクタを電線の切断端部にそれぞれ圧接し、切断
された電線の両端部に圧接されたコネクタを側方へ排出
するように固定チャック、可動チャック及び圧接機構を
制御する主制御手段と、可動チャックの排出位置を変更
する命令が出るとクランプのガイドレールへのロックの
解除及び迎えに来た可動チャックへの可動受取レールの
連結を行い、可動チャックの排出位置の変更が終わると
可動受取レールの可動チャックへの連結解除及びクラン
プのガイドレールへのロックを行うように連結機構及び
切替機構を制御する位置変更制御手段とを備えたことを
特徴としている。
【0015】上記主制御手段が固定チャック、可動チャ
ック及び圧接機構を制御する。可動チャックが電線供給
手段から固定チャックを通して引き出された電線の前端
部を挟持して前方へ移動して停止し、固定チャック及び
圧接機構で電線を緊張させて挟持し、圧接機構で電線を
切断し、コネクタを電線の切断端部にそれぞれ圧接し、
切断された電線の両端部に圧接されたコネクタを側方へ
排出する。電線の後端部のコネクタは圧接機構から固定
受取レールに移乗する。電線の前端部のコネクタは排出
位置にある可動チャックから可動受取レールに移乗す
る。
【0016】上記位置変更制御手段が連結機構及び切替
機構を制御する。可動チャックの排出位置を変更する命
令が出ると、切替機構がクランプのガイドレールへのロ
ックを解除し、連結機構が、迎えに来た可動チャックに
可動受取レールを連結する。可動受取レールは可動チャ
ックに引きずられて走行レールの上を移動し、クランプ
がガイドレールに沿って移動する。可動チャックの排出
位置の変更が終わると、連結機構が可動受取レールの可
動チャックへの連結を解除し、切替機構がクランプをガ
イドレールにロックする。このように可動受取レールは
可動チャックに連結して移動するので、位置変更後も排
出位置にある可動チャックと受取位置にある可動受取レ
ールとの位置ずれが生じない。クランプの締め付け力は
ネジ機構で変わるので、エアシリンダを用いるよりも高
いロック力が得られる。また、走行レールとは別に、独
立したガイドレールを設け、これをクランプで掴み、ク
ランプの締め付け力を増減するから、可動受取レールを
傾かせる力などが作用しない。さらに、ネジ機構を用い
るので、1日の作業の終了時などの節目でエアー供給を
停止してもロック力の低下が生じない。そのため、上記
位置ずれが生じることがない。また、サーボモータを二
台用いる場合に較べてコストが低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧接コネクタ
の受取装置及びこれを備えた自動圧接機の実施の形態を
説明する。
【0018】図1ないし図3は、実施形態の圧接コネク
タの受取装置を備えた自動圧接機を示す。100は、連
続した電線が保存された電線供給手段である。この電線
供給手段100は、例えば連続した電線Hを巻き付けた
リールである。以下、説明の便宜のため、電線供給手段
100から延びる電線Hが向かう方向を前方とし、これ
と逆方向を後方とする。図1の右側が前側、図1の左側
が後側である。
【0019】電線供給手段100の前方には、電線Hを
挟持又は開放する固定チャック200が配置されてい
る。この固定チャック200は電線Hの上下に配置され
た一対の挟持部材を備え、これらの少なくとも一方が昇
降することで一対の挟持部が接近又は離間し、これによ
って電線Hを挟持又は開放するようにしている。
【0020】固定チャック200の前方には、可動チャ
ック300が配置されている。可動チャック300は専
用の走行レール等のガイド部材に沿って前後方向に移動
する。可動チャック300は電線Hの上下に配置された
一対の挟持部を備え、これらの少なくとも一方が昇降す
ることで一対の挟持部が接近又は離間し、これによって
電線Hの前端部を挟持又は開放する。可動チャック30
0には、電線Hの前端部を挟持したときに、この前端部
に圧接したコネクタCFを保持する溝部を有する。この
溝部は側方へ開放されている。可動チャック300は、
溝部に保持したコネクタCFを側方へ排出するエジェク
タ310を有しており、可動チャック300が排出位置
にきて電線Hの前端部を開放したときに、エジェクタ3
10がコネクタCFを側方へ排出する。コネクタCFは
後述する可動受取レール720の側へ排出するのであ
り、この実施形態のように右方へ排出してもよく、また
左方へ排出してもよい。
【0021】固定チャック200と可動チャック300
の間には圧接機構400が配置されている。圧接機構4
00は、電線Hを切断し、供給されたコネクタCF、C
Rを電線Hの切断端部にそれぞれ圧接し、電線後端部の
コネクタCRを排出する。そのため、圧接機構400
は、固定チャック200との間で電線Hを緊張させて挟
持する押さえチャック410と、コネクタCF、CRを
それぞれ保持して圧接力を受け止める二台の圧接台42
1、422と、電線Hの切断端部をコネクタCF、CR
のスロット上に導くワイヤーガイド431、432と、
電線Hの切断端部をコネクタCF、CRのスロットに押
し込む圧接パンチ441、442と、電線Hを切断する
切断機構450と、パーツフィーダから順次送り出され
たコネクタCF、CRを圧接台421、422にそれぞ
れ供給するコネクタ供給機構461、462とを備えて
いる。このうち電線後端部のコネクタCRを保持する圧
接台422は、コネクタCRを側方へ排出できるように
溝形に形成されている。圧接機構400は、圧接台42
2で保持されたコネクタCRを側方へ排出するエジェク
タ470を有しており、可動チャック300のエジェク
タ310がコネクタCFを側方へ排出するのと連動して
コネクタCRを側方へ排出する。コネクタCRは後述す
る固定受取レール600の側へ排出するのであり、この
実施形態のように右方へ排出してもよく、また左方へ排
出してもよい。この実施形態では、昇降動作をする上型
ユニット481及び下型ユニット482を上下に対向し
て配置し、これら上型ユニット481及び下型ユニット
482に、これら押さえチャック410などの部材を設
けている。しかし、このように各部材を上型ユニット及
び下型ユニットに集合して設けずに、押さえチャックな
どの部材を固定基台にそれぞれ別個に配設し、部材ごと
に昇降動作させるようにしてもよい。
【0022】固定チャック200、可動チャック300
及び圧接機構400は、主制御手段500により制御さ
れる。主制御手段500は、CPU、メモリ等を備えて
おり、センサ類の検出信号に基づいて固定チャック20
0、可動チャック300及び圧接機構400のアクチュ
エータ類に動作信号を出すものである。主制御手段50
0の制御により、まず、可動チャック300が電線供給
手段100から固定チャック200を通して引き出され
た電線Hの前端部を挟持して前方へ移動して停止する
(図4を参照)。次いで、固定チャック200及び圧接
機構400で電線Hを緊張させて挟持し、圧接機構40
0で電線Hを切断する(図5を参照)。次いで、コネク
タCF、CRを電線Hの切断端部にそれぞれ圧接する
(図6を参照)。次いで、切断された電線Hの両端部に
圧接されたコネクタCF、CRを側方へ排出する。すな
わち、図7に示したように、圧接機構400の上型ユニ
ット481及び下型ユニット482が上下に分かれる
と、電線Hの後端部に圧接されたコネクタCRがエジェ
クタ470により圧接台422から側方へ排出され、後
述する固定受取レール600に移乗する。これと同時に
排出位置にある可動チャック300からもエジェクタ3
10により電線Hの前端部に圧接されたコネクタCFが
側方へ排出され、後述する可動受取レール720に移乗
する。このとき、固定チャック200から延びた電線H
の前端部にはコネクタCFが圧接されている。この後、
このコネクタCFは圧接台421から開放され、このコ
ネクタCFが圧接された電線Hの前端部は可動チャック
300に挟持されるのを待ち受けることになる。
【0023】圧接機構400の側方には、固定受取レー
ル600が設けられている。固定受取レール600は、
側方に延びる溝部を有し、この溝部で圧接台422から
側方に排出されたコネクタCRを受け取り、側方にスラ
イド可能に保持する。
【0024】次に、図8ないし図12により、受取装置
700を説明する。以上説明した自動圧接機では、コネ
クタCFが圧接された電線Hの前端部が可動チャック3
00に挟持されて圧接機構400の前方へ移動し、圧接
機構400で切断された電線Hの後端部が圧接台421
に保持されたコネクタCRに圧接されたあと、圧接台4
22から排出される。この後、電線後端部のコネクタC
Rは固定受取レール600に移乗し、それ同時に排出位
置にある可動チャック300から排出された電線前端部
のコネクタCFは、この受取位置700で受け取られ
る。
【0025】710は、可動チャック300の移動方向
と平行に設けられた走行レールである。この実施形態で
は走行レール710は二本であるが、本数は任意であ
る。この走行レール710には可動受取レール720が
乗っており、可動受取レール720が走行レール710
に沿ってスライド可能となっている。ここでは可動受取
レール720の下面に溝部が凹陥して形成され、この溝
部が走行レール710にスライド可能に嵌合している。
可動受取レール720は、固定受取レール600と平行
に延び、側方に延びる溝部を有し、この溝部で排出位置
にある可動チャック300から側方に排出されたコネク
タCFを受け取り、側方にスライド可能に保持する。そ
のため、可動受取レール720の溝部と可動チャック3
00の溝部は同じ高さに設定されている。可動受取レー
ル720には、可動受取レール720を、コネクタCF
の移乗ができるように可動チャック300に連結し又は
連結を解除する連結機構730が設けられている。連結
機構730はエアシリンダを有しており、可動チャック
300の溝部と可動受取レール720の溝部とが前後方
向に一致したときにエアシリンダを作動すると、可動ロ
ッドが突出して可動ロッドの先端が可動チャック300
の嵌合穴に突入し、可動チャック300及び可動受取レ
ール720が前後方向に相対移動できないように連結す
る。エアシリンダを不作動にすると、可動ロッドが引っ
込んで先端が可動チャック300の嵌合穴から出て連結
を解除するので、可動チャック300及び可動受取レー
ル720がそれぞれ前後に移動できるようになる。連結
機構はエアシリンダを用いたものに限定されるものでは
ない。ソレノイドなど電気信号に応じて動作するものを
用いてもよい。要は、可動チャックに連結し又は連結を
解除できる構造であればよい。
【0026】走行レール710の側方には、走行レール
710に平行にガイドレール740が設けられている。
ガイドレール740の断面形状は任意であるが、この実
施形態では円形断面としている。可動受取レール720
には、ガイドレール740を掴むクランプ750が設け
られている。可動受取レール720には切替機構760
が設けられている。切替機構760は、クランプ750
の締め付け力を変えるネジ機構761を有し、ネジ機構
761が回動するとクランプ750をガイドレール74
0にロックし又はクランプ750のガイドレール740
へのロックを解除する。ネジ機構は、雄ネジと、この雄
ネジに螺合する雌ネジとを備え、この螺合位置が変わる
ことでクランプの締め付け力を変える機能を発揮するも
のであればよい。
【0027】クランプ750はガイドレール740の断
面形に対応する形状の貫通孔751を有し、この貫通孔
751が周上の一部で開放されて開放部752を形成し
ている。ネジ機構761は、クランプ750の開放部7
52で対向する端部753、754のうち一方の端部7
53を貫通して他方の端部754に螺合するボルト76
1である。切替機構760は、このボルト761と、ボ
ルト761に設けられたピニオン762と、ピニオン7
62に噛合するラック763と、ラックを往復させる往
復機構764とを備えている。往復機構764は可動受
取レール720に設けられている。往復機構764は、
例えばエアシリンダである。往復機構764がラック7
63を動かすと、ピニオン762がボルト761を回
し、ボルト761の螺合位置が変わり、貫通孔751の
開放部752の隙間寸法が変わり、クランプ750の締
め付け力が変わる。
【0028】固定受取レール600には、この固定受取
レール600に保持されたコネクタCRに接続する導通
検査器771が設けられている。可動受取レール720
には、この可動受取レール720に保持されたコネクタ
CFに接続し、固定受取レール600に保持された対応
するコネクタCRとの間の導通検査をする導通検査器7
72が設けられている。この対応するコネクタCRと
は、固定受取レール600の導通検査器771が接続す
るコネクタCRである。固定受取レール600及び可動
受取レール720には、保持しているコネクタCR、C
Fを下方に落下させるリリース機構が設けられている。
導通検査器771、772により導通良好と判定された
一対のコネクタCR、CFはそのまま固定受取レール6
00及び可動受取レール720の末端から押し出され
る。一方、導通不良と判定された一対のコネクタCR、
CFはリリース機構により下方へ落とされる。
【0029】連結機構730及び切替機構760は、位
置変更制御手段780により制御される。位置変更制御
手段780は、CPU、メモリ等を備えており、センサ
類の検出信号に基づいて連結機構730及び切替機構7
60のアクチュエータ類に動作信号を出すものである。
CPU、メモリ等は主制御手段500と共有することも
ある。位置変更制御手段780の制御により、可動チャ
ック300の排出位置を変更する命令が出るとクランプ
750のガイドレール740へのロックの解除及び迎え
に来た可動チャック300への可動受取レール720の
連結を行い、可動チャック300の排出位置の変更が終
わると可動受取レール720の可動チャック300への
連結解除及びクランプ750のガイドレール740への
ロックを行う。
【0030】可動チャック300の排出位置を変更する
命令が出ると、切替機構760がクランプ750のガイ
ドレール740へのロックを解除し、連結機構730
が、迎えに来た可動チャック300に可動受取レール7
20を連結する。可動受取レール720は可動チャック
300に引きずられて走行レール710の上を移動し、
クランプ750がガイドレール740に沿って移動す
る。可動チャック300の排出位置の変更が終わると、
連結機構730が可動受取レール720の可動チャック
300への連結を解除し、切替機構760がクランプ7
50をガイドレール740にロックする。このように可
動受取レール720は可動チャック300に連結して移
動するので、位置変更後も排出位置にある可動チャック
300と受取位置にある可動受取レール720との位置
ずれが生じない。クランプ750の締め付け力はネジ機
構761で変わるので、エアシリンダを用いるよりも高
いロック力が得られる。一例を挙げると、M10のボル
ト761を用いた場合、約900Kgのクランプ締め付
け力が得られた。これは可動受取レールに設けたエアシ
リンダのロッドを走行レールに押し付けることで可動受
取レールを走行レールにロックする場合に較べると桁違
いの固定力である。また、走行レール710とは別に、
独立したガイドレール740を設け、これをクランプ7
50で掴み、クランプ750の締め付け力を増減するか
ら、可動受取レール720を傾かせる力などが作用しな
い。さらに、1日の作業の終了時などの節目でエアー供
給を停止してもロック力の低下が生じない。そのため、
上記位置ずれが生じることがない。このように排出位置
にある可動チャック300と受取位置にある可動受取レ
ール720との位置ずれが生じないので、コネクタCF
を可動チャック300から可動受取レール720に安定
して移乗させることができる。また、サーボモータを二
台用いる場合に較べてコストが大幅に低減される。
【0031】この実施形態は、本発明のクランプの形状
を限定するものではなく、本発明の切替機構の構造を限
定するものではない。本発明は、これ以外にも公知の構
造でネジ機構を回すことによりクランプの締め付け力を
変えてガイドレールへのロック又はロックの解除を行う
ようにした実施形態を含む。しかし、上記実施形態で説
明したようなクランプ750及び切替機構760の形態
を採用すれば、クランプ及び切替機構を簡単な構造で実
現することができる。また、ボルト761又はピニオン
762をレンチ等で回せば手動でもクランプ750をガ
イドレール740にロックし又はクランプ750のガイ
ドレール740へのロックを解除することができる。ボ
ルト761、ピニオン762、ラック763及び往復機
構764を備えた上記切替機構760の変形例として、
同様の構造のボルト761と、このボルト761から半
径方向に出したアームと、このアームを回動させるエア
シリンダ等の往復機構とを備えた切替機構がある。しか
し、上記実施形態の方が往復機構のストロークが短くな
り、その点で有利である。
【0032】本発明は固定受取レール及び可動受取レー
ルに導通検査器が設けずに、固定受取レール及び可動受
取レールが単にコネクタの排出機能のみを発揮する実施
形態を含む。これに対して上記実施形態は可動受取レー
ル720に、この可動受取レール720に保持されたコ
ネクタCFに接続し、固定受取レール600に保持され
た対応するコネクタCRとの間の導通検査をする導通検
査器772を設けている。そのため、排出位置にある可
動チャック300と受取位置にある可動受取レール72
0との位置ずれが生じないことで、コネクタCFが導通
検査器772に確実に導かれるので、コネクタCFの導
通検査を漏れなく行うことができる。
【0033】上記実施形態では可動受取レール720を
走行レール710に乗せてスライド可能にした。しか
し、本発明は他の公知な機構を用いて可動受取レールを
可動チャックの移動方向と平行に移動可能に設けた実施
形態を含む。上記実施形態では、制御手段により自動圧
接機を全体的に制御した。しかし、各機構ごとにセンサ
及び電気回路を備え、例えば機構同士の接触時にリミッ
トスイッチ等を動作させて各機構の動作を連携させるこ
とで上記実施形態と同様の動作をさせることは可能であ
る。本発明はこのような実施形態を含む。また制御手段
は、CPU、メモリ等を備えたコンピュータによるデジ
タル制御に限定するものではなく、アナログ制御であっ
てもよいし、メカニカルな制御であってもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の圧接コネクタの
受取装置は、位置変更後も排出位置にある可動チャック
と受取位置にある可動受取レールとの位置ずれが生じな
いので、コネクタを可動チャックから可動受取レールに
安定して移乗させることができる。また、サーボモータ
を二台用いる場合に較べてコストを大幅に低減すること
ができる。
【0035】請求項3のようにすれば、クランプ及び切
替機構を簡単な構造で実現することができる。また、ボ
ルト又はピニオンをレンチ等で回せば手動でもクランプ
をガイドレールにロックし又はこのロックを解除するこ
とができる。しかも、ボルトから半径方向にアームを出
す機構に較べれば、往復機構のストロークを短くするこ
とができる。
【0036】請求項4のようにすれば、排出位置にある
可動チャックと受取位置にある可動受取レールとの位置
ずれが生じないことで、コネクタが導通検査器に確実に
導かれるので、コネクタの導通検査を漏れなく行うこと
ができる。
【0037】請求項5の圧接コネクタの受取装置を備え
た自動圧接機は、コネクタに電線を自動圧接する工程に
おいて、位置変更後も排出位置にある可動チャックと受
取位置にある可動受取レールとの位置ずれが生じないの
で、コネクタを可動チャックから可動受取レールに安定
して移乗させることができる。また、サーボモータを二
台用いる場合に較べてコストを大幅に低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の自動圧接機の平面図である。圧接機
構の上型ユニットは省略している。
【図2】上記自動圧接機の側面図である。可動チャック
を支持する機構、固定受取レール、可動受取レール等は
省略している。
【図3】上記自動圧接機を後ろから見た図である。電線
供給手段は省略している。
【図4】上記自動圧接機の圧接機構の要部を断面して拡
大した図である。可動チャックが電線供給手段から固定
チャックを通して引き出された電線の前端部を挟持して
前方へ移動して停止している。
【図5】図4相当図である。固定チャック及び圧接機構
で電線を緊張させて挟持し、圧接機構で電線を切断して
いる。
【図6】図4相当図である。コネクタを電線の切断端部
にそれぞれ圧接している。
【図7】図4相当図である。圧接機構の上型ユニット及
び下型ユニットが上下に分かれて切断された電線の両端
部に圧接されたコネクタが側方へスライド可能となって
いる。
【図8】上記自動圧接機の可動チャック及び受取装置の
拡大平面図である。
【図9】上記自動圧接機の受取装置を縦断面し、拡大し
て側面からみた図である。
【図10】上記自動圧接機の受取装置を一部縦断面し、
拡大して後ろからみた図である。
【図11】上記自動圧接機の受取装置の要部を拡大して
前からみた図である。
【図12】上記自動圧接機の受取装置のクランプ及びボ
ルトを分解し、拡大して示した斜視図である。
【符号の説明】
100 電線供給手段 200 固定チャック 300 可動チャック 400 圧接機構 500 主制御手段 600 固定受取レール 700 受取装置 710 走行レール 720 可動受取レール 730 連結機構 740 ガイドレール 750 クランプ 751 貫通孔 752 開放部 753 端部 754 端部 760 切替機構 761 ボルト(ネジ機構) 762 ピニオン 763 ラック 764 往復機構 771 導通検査器 772 導通検査器 780 位置変更制御手段 H 電線 CF コネクタ(電線の前端部に圧接) CR コネクタ(電線の後端部に圧接)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタが圧接された電線の前端部が可
    動チャックに挟持されて圧接機構の前方へ移動し、圧接
    機構で切断された電線の後端部が圧接台に保持されたコ
    ネクタに圧接されたあと、圧接台から排出された電線後
    端部のコネクタが固定受取レールに移乗するのと同時に
    排出位置にある可動チャックから排出された電線前端部
    のコネクタを受取位置で受け取る圧接コネクタの受取装
    置であって、固定受取レールと平行に延びて且つ可動チ
    ャックの移動方向と平行に移動可能に設けられ、排出位
    置にある可動チャックから側方に排出されたコネクタを
    受け取り、側方にスライド可能に保持する可動受取レー
    ルと、可動受取レールを、コネクタの移乗ができるよう
    に可動チャックに連結し又は連結を解除する連結機構
    と、可動受取レールの移動方向と平行に延びるガイドレ
    ールと、可動受取レールに設けられ、ガイドレールを掴
    み且つネジ機構により締め付け力を変えてガイドレール
    へのロック又はロックの解除を行うクランプとを備え、
    可動チャックの排出位置を変更するときにはクランプの
    ロックを解除し且つ連結機構により可動受取レールを、
    迎えに来た可動チャックに連結し、可動チャックの排出
    位置の変更が終わると連結機構による可動受取レールの
    可動チャックへの連結を解除し且つクランプのロックを
    行うように構成したことを特徴とする圧接コネクタの受
    取装置。
  2. 【請求項2】 コネクタが圧接された電線の前端部が可
    動チャックに挟持されて圧接機構の前方へ移動し、圧接
    機構で切断された電線の後端部が圧接台に保持されたコ
    ネクタに圧接されたあと、圧接台から排出された電線後
    端部のコネクタが固定受取レールに移乗するのと同時に
    排出位置にある可動チャックから排出された電線前端部
    のコネクタを受取位置で受け取る圧接コネクタの受取装
    置であって、可動チャックの移動方向と平行に設けられ
    た走行レールと、固定受取レールと平行に延びて且つ走
    行レールにスライド可能に設けられ、排出位置にある可
    動チャックから側方に排出されたコネクタを受け取り、
    側方にスライド可能に保持する可動受取レールと、可動
    受取レールを、コネクタの移乗ができるように可動チャ
    ックに連結し又は連結を解除する連結機構と、走行レー
    ルに平行に設けられたガイドレールと、可動受取レール
    に設けられ、ガイドレールを掴むクランプと、クランプ
    の締め付け力を変えるネジ機構を有し、ネジ機構を回動
    させてクランプをガイドレールにロックし又はクランプ
    のガイドレールへのロックを解除する切替機構と、可動
    チャックの排出位置を変更する命令が出るとクランプの
    ガイドレールへのロックの解除及び迎えに来た可動チャ
    ックへの可動受取レールの連結を行い、可動チャックの
    排出位置の変更が終わると可動受取レールの可動チャッ
    クへの連結解除及びクランプのガイドレールへのロック
    を行うように連結機構及び切替機構を制御する位置変更
    制御手段とを備えたことを特徴とする圧接コネクタの受
    取装置。
  3. 【請求項3】 クランプが、ガイドレールの断面形に対
    応する形状の貫通孔を有し、この貫通孔が周上の一部で
    開放されており、ネジ機構が、クランプの開放部で対向
    する端部のうち一方の端部を貫通して他方の端部に螺合
    するボルトであり、切替機構が、このボルトと、ボルト
    に設けられたピニオンと、ピニオンに噛合するラック
    と、ラックを往復させる往復機構とを備えている請求項
    2記載の圧接コネクタの受取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のうちいずれか1項に
    記載の圧接コネクタの受取装置において、更に、可動受
    取レールに、この可動受取レールに保持されたコネクタ
    に接続し、固定受取レールに保持された対応するコネク
    タとの間の導通検査をする導通検査器が設けられている
    圧接コネクタの受取装置。
  5. 【請求項5】 連続した電線が保存された電線供給手段
    と、この電線供給手段の前方に配置され、電線を挟持又
    は開放する固定チャックと、この固定チャックの前方に
    配置され、電線前端部を挟持又は開放し、前後方向に移
    動し、排出位置でコネクタを排出する可動チャックと、
    固定チャックと可動チャックの間で電線を切断し、供給
    されたコネクタを電線の切断端部にそれぞれ圧接し、電
    線後端部のコネクタを排出する圧接機構と、圧接台から
    側方に排出されたコネクタを受け取り、側方にスライド
    可能に保持する固定受取レールと、可動チャックの移動
    方向と平行に設けられた走行レールと、固定受取レール
    と平行に延びて且つ走行レールにスライド可能に設けら
    れ、排出位置にある可動チャックから側方に排出された
    コネクタを受け取り、側方にスライド可能に保持する可
    動受取レールと、可動受取レールを、コネクタの移乗が
    できるように可動チャックに連結し又は連結を解除する
    連結機構と、走行レールに平行に設けられたガイドレー
    ルと、可動受取レールに設けられ、ガイドレールを掴む
    クランプと、クランプの締め付け力を変えるネジ機構を
    有し、ネジ機構を回動させてクランプをガイドレールに
    ロックし又はクランプのガイドレールへのロックを解除
    する切替機構と、可動チャックが電線供給手段から固定
    チャックを通して引き出された電線の前端部を挟持して
    前方へ移動して停止し、固定チャック及び圧接機構で電
    線を緊張させて挟持し、圧接機構で電線を切断し、コネ
    クタを電線の切断端部にそれぞれ圧接し、切断された電
    線の両端部に圧接されたコネクタを側方へ排出するよう
    に固定チャック、可動チャック及び圧接機構を制御する
    主制御手段と、可動チャックの排出位置を変更する命令
    が出るとクランプのガイドレールへのロックの解除及び
    迎えに来た可動チャックへの可動受取レールの連結を行
    い、可動チャックの排出位置の変更が終わると可動受取
    レールの可動チャックへの連結解除及びクランプのガイ
    ドレールへのロックを行うように連結機構及び切替機構
    を制御する位置変更制御手段とを備えたことを特徴とす
    る圧接コネクタの受取装置を備えた自動圧接機。
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