JP2002073095A - 情報記録再生装置及び情報記録再生プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

情報記録再生装置及び情報記録再生プログラムが記録された記録媒体

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JP2002073095A
JP2002073095A JP2001178392A JP2001178392A JP2002073095A JP 2002073095 A JP2002073095 A JP 2002073095A JP 2001178392 A JP2001178392 A JP 2001178392A JP 2001178392 A JP2001178392 A JP 2001178392A JP 2002073095 A JP2002073095 A JP 2002073095A
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Shigeaki Komatsu
慈明 小松
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生の開始位置、あるいは再生時間をユーザ
が容易に調整可能な情報記録再生装置を提供すること。 【解決手段】 音声データを時間情報と共に記録すると
共に、マーカにより文字、記号等の情報をユーザの手書
きにより入力し、当該文字、記号をマーカにより指し示
すことにより、当該文字、記号等の入力開始時間に記録
された音声データの再生を行う(S41、S42)。ま
た、マーカにより再生の終了を指示することにより(S
43)、音声データの再生を終了する(S44)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報及びスト
ローク情報の記録、並びに音声情報の再生が可能な情報
記録再生装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、会議等において音声を録音・再生
する装置として、音声を連続して録音すると共に、議事
録作成メモとして筆記データを記憶し、会議後に筆記デ
ータを指示することにより、対応する音声を再生する装
置が提案されている。
【0003】例えば、特開平6−343146号に開示
された装置においては、表示された筆記データをクリッ
クすることにより、その筆記データと同期した音声が一
定時間再生されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の装置においては、再生時間が一定であるため、聞き
たい音声を聞く前に再生が終了してしまったり、聞きた
い個所を聞いた後も、なお、録音された音声がある限
り、不要な再生が続けられ、興味のない部分の音声まで
聞かなければならなかった。
【0005】また、筆記データと同期記憶されていない
音声を再生することもできなかった。つまり、筆記され
ていない無地の個所をクリックしても音声を再生するこ
とはできないため、聞きたい個所が再生されるまで、聞
く必要のない個所の音声を聞かなければならなかった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点を解
決し、再生の開始位置、あるいは再生時間をユーザが容
易に調整可能な情報記録再生装置及び情報記録再生プロ
グラムが記録された記録媒体を提供することを課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の情報記録
再生装置により、及び請求項16記載の記録媒体を情報
記録再生装置のコンピュータに読み取らせることによ
り、以下のような処理が行われる。まず、音声データ記
録手段により音声データがその音声が発せられている時
間に対応するデータと共に記録される。一方、この記録
動作と並行して、描画情報入力手段の位置指定部によ
り、所定の入力領域における位置が指定され、描画情報
の入力が行われると、当該位置の座標データが、座標デ
ータ検出手段により検出される。検出された座標データ
は、所定の区切り毎に描画情報データ単位として、少な
くとも当該描画情報データ単位の入力開始時間に対応す
るデータと共に描画情報データ単位記録手段により順次
記録される。次に、音声データの記録が終了し、再生状
態切換手段の位置指定部により前記位置の指定が行われ
ると、指定された位置の座標データは、座標データ検出
手段により検出される。そして、再生状態切換手段のス
イッチ部の切り換えにより前記音声データの再生開始信
号が出力されると、この再生状態切換手段の位置指定部
によって指定された位置に対する座標データが、いずれ
かの前記描画情報データ単位が属する所定範囲の領域に
含まれるか否かが判断される。含まれると判断された場
合には、当該領域に属する前記描画情報データ単位の入
力開始時間以降に記録された音声データの音声データ再
生手段による再生が開始される。その後、再生状態切換
手段のスイッチ部の切り換えにより終了信号が出力され
ると、音声データ再生手段による再生が終了する。以上
のように、本発明によれば、音声データの再生開始と終
了とを再生状態切換手段のスイッチ部の切り換えにより
実現することができ、再生時間がユーザによって容易に
調整されることになる。
【0008】請求項2記載の情報記録再生装置により、
及び請求項17記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、前記再生開始信号が出力された場
合には、前記再生状態切換手段の前記位置指定部によっ
て指定された位置に対する座標データが、どの前記描画
情報データ単位が属する所定範囲の領域に含まれるか否
かが判断される。そして、前記座標データが、いずれの
前記描画情報データ単位が属する所定範囲の領域にも含
まれないと判断された場合には、当該座標データに近接
する所定範囲の領域が選択され、当該所定範囲の領域に
属する描画情報データ単位と当該座標データとの位置関
係及び当該描画情報データ単位の入力開始時間から再生
開始時間が算出される。そして、当該算出された再生開
始時間以降に記録された音声データの再生が開始され
る。従って、本発明によれば、ユーザが、描画情報デー
タ単位の属する領域以外の位置を指定した場合でも、当
該領域と当該指定した位置との位置関係に基づいて、近
接する描画情報データ単位の入力開始時間よりも後の時
間に記録された音声データの再生が開始されるので、再
生開始位置がユーザにより容易に調整可能となる。
【0009】請求項3記載の情報記録再生装置により、
及び請求項18記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、前記座標データ検出手段により検
出された座標データの変化量、あるいは有効な座標デー
タの検出時間の変化量の少なくともいずれか一方が所定
量を超えた時には、それ以降の座標データが、新たな描
画情報データ単位として記録される。従って、本発明に
よれば、描画情報入力手段による位置の指定が、所謂一
筆書きのように連続していない場合でも、所定の範囲内
で行われた場合には、一つの描画情報データ単位として
記録が行われることになる。また、前記位置の指定が前
記所定の範囲を超えて行われた場合には、新たな描画情
報データ単位として記録されることになる。このよう
に、ユーザの操作が的確に描画情報データ単位の記録に
反映されることになる。即ち、ユーザは適宜のタイミン
グ及び位置で描画情報の入力を行うことにより、再生開
始位置を容易に調整することが可能となる。
【0010】請求項4記載の情報記録再生装置により、
及び請求項19記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、前記座標データに近接する所定範
囲の領域として、X座標またはY座標の少なくともいず
れか一方の座標上で、前記再生状態切換手段の前記位置
指定部によって指定された位置に対する座標データより
も小さな値を持つ座標データを含む領域と、大きな値を
持つ座標データを含む領域との二つの領域が選択され
る。そして、各領域に属する各描画情報データ単位の各
入力開始時間の間の時間が再生開始時間として算出され
る。従って、本発明によれば、ユーザが、二つの描画情
報データ単位の属する領域の間の位置を指定することに
より、一の描画情報データ単位の入力開始時間と、他の
描画情報データ単位の入力開始時間との間の時間以降に
記録された音声データの再生が開始されるので、ユーザ
により再生開始位置が容易に調整可能となる。
【0011】請求項5記載の情報記録再生装置により、
及び請求項20記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、ユーザが、二つの描画情報データ
単位の属する領域の間の位置を指定することにより、一
の描画情報データ単位の所定の座標データと、他の描画
情報データ単位の所定の座標データとによって示される
線分に対する、前記指定した位置の内分比が求められ
る。そして、この内分比が、前記一の描画情報データ単
位の入力開始時間から、前記他の描画情報データ単位の
入力開始時間までの期間にも適用されて再生開始時間が
算出され、当該算出された再生開始時間以降に記録され
た音声データの再生が開始される。従って、ユーザによ
り再生開始位置が容易に調整可能となる。
【0012】請求項6記載の情報記録再生装置により、
及び請求項21記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、ユーザが、前記所定の入力領域に
おける端部と、前記描画情報データ単位が属する領域と
の間の位置を前記位置指定部によって指定した場合に
は、当該所定の入力領域における端部の点の座標データ
を用いて前記再生開始時間が算出される。従って、本発
明によれば、前記描画情報データ単位の記録前に記録さ
れた音声データについても適宜再生することができるの
で、ユーザにより再生開始位置が容易に調整可能とな
る。
【0013】請求項7記載の情報記録再生装置により、
及び請求項22記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、音声データ記録手段により音声デ
ータが記録される。一方、この記録動作と並行して、描
画情報入力手段の位置指定部により、所定の入力領域に
おける位置が指定され、描画情報の入力が行われると、
当該位置の座標データが、座標データ検出手段により検
出される。検出された座標データは、所定の区切り毎に
描画情報データ単位として、少なくとも当該描画情報デ
ータ単位の入力開始時間に対応するデータと共に描画情
報データ単位記録手段により順次記録される。次に、音
声データの記録が終了し、再生状態切換手段の位置指定
部により前記位置の指定が行われると、指定された位置
の座標データは、座標データ検出手段により検出され
る。そして、再生状態切換手段のスイッチ部の切り換え
により前記音声データの再生開始信号が出力されると、
この再生状態切換手段の位置指定部によって指定された
位置に対する座標データが、いずれかの前記描画情報デ
ータ単位が属する所定範囲の領域に含まれるか否かが判
断される。含まれると判断された場合には、当該描画情
報データ単位の入力記録開始時間から、入力開始時間の
順序が次の描画情報データ単位の入力開始時間までに記
録された音声データが再生される。以上のように、本発
明によれば、音声データの再生開始を再生状態切換手段
のスイッチ部の切り換えにより実現することができ、ユ
ーザにより再生開始位置が容易に調整可能となる。更
に、前記入力開始時間の順序が次の描画情報データ単位
の入力開始時間と再生タイミングとが一致した時に前記
音声データの再生が終了されるので、描画情報データ単
位の入力タイミングにより再生期間が容易に調整可能と
なる。
【0014】請求項8記載の情報記録再生装置により、
及び請求項23記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、前記再生開始信号が出力された場
合には、前記再生状態切換手段の前記位置指定部によっ
て指定された位置に対する座標データが、どの前記描画
情報データ単位が属する所定範囲の領域に含まれるか否
かが判断される。そして、前記座標データが、いずれの
前記描画情報データ単位が属する所定範囲の領域にも含
まれないと判断された場合には、当該座標データに近接
する所定範囲の領域が選択され、当該所定範囲の領域に
属する描画情報データ単位と当該座標データとの位置関
係及び当該描画情報データ単位の入力開始時間に対応す
るデータから再生開始時間が算出される。そして、当該
算出された再生開始時間以降に記録された音声データの
再生が開始される。従って、本発明によれば、ユーザ
が、描画情報データ単位の属する領域以外の位置を指定
した場合でも、当該領域と当該指定した位置との位置関
係に基づいて、近接する描画情報データ単位の入力開始
時間よりも後の時間に記録された音声データの再生が開
始されるので、ユーザによる再生開始位置の調整が容易
に可能となる。しかも、前記入力開始時間の順序が次の
描画情報データ単位の入力開始時間と再生タイミングと
が一致した時に前記音声データの再生が終了されるの
で、描画情報データ単位の入力タイミングにより再生期
間が容易に調整可能となる。
【0015】請求項9記載の情報記録再生装置により、
及び請求項24記載の記録媒体を情報記録再生装置のコ
ンピュータに読み取らせることにより、以下のような処
理が行われる。まず、前記座標データ検出手段により検
出された座標データの変化量、あるいは有効な座標デー
タの検出時間の変化量の少なくともいずれか一方が所定
量を超えた時には、それ以降の座標データが、新たな描
画情報データ単位として記録される。従って、本発明に
よれば、描画情報入力手段による位置の指定が、所謂一
筆書きのように連続していない場合でも、所定の範囲内
で行われた場合には、一つの描画情報データ単位として
記録が行われることになる。また、前記位置の指定が前
記所定の範囲を超えて行われた場合には、新たな描画情
報データ単位として記録されることになる。このよう
に、ユーザの操作が的確に描画情報データ単位の記録に
反映されることになる。即ち、ユーザは適宜のタイミン
グ及び位置で描画情報の入力を行うことにより、再生開
始位置を容易に調整することが可能となる。
【0016】請求項10記載の情報記録再生装置によ
り、及び請求項25記載の記録媒体を情報記録再生装置
のコンピュータに読み取らせることにより、以下のよう
な処理が行われる。まず、前記座標データに近接する所
定範囲の領域として、X座標またはY座標の少なくとも
いずれか一方の座標上で、前記再生状態切換手段の前記
位置指定部によって指定された位置に対する座標データ
よりも小さな値を持つ座標データを含む領域と、大きな
値を持つ座標データを含む領域との二つの領域が選択さ
れる。そして、各領域に属する各描画情報データ単位の
各入力開始時間の間の時間が再生開始時間として算出さ
れる。従って、本発明によれば、ユーザが、二つの描画
情報データ単位の属する領域の間の位置を指定すること
により、一の描画情報データ単位の入力開始時間と、他
の描画情報データ単位の入力開始時間との間の時間以降
に記録された音声データの再生が開始されるので、ユー
ザにより再生開始位置が容易に調整可能となる。しか
も、前記入力開始時間の順序が次の描画情報データ単位
の入力開始時間と再生タイミングとが一致した時に前記
音声データの再生が終了されるので、描画情報データ単
位の入力タイミングにより再生期間が容易に調整可能と
なる。
【0017】請求項11記載の情報記録再生装置によ
り、及び請求項26記載の記録媒体を情報記録再生装置
のコンピュータに読み取らせることにより、以下のよう
な処理が行われる。まず、ユーザが、二つの描画情報デ
ータ単位の属する領域の間の位置を指定することによ
り、一つの描画情報データ単位の所定の座標データと、
他の描画情報データ単位の所定の座標データとによって
示される線分に対する、前記指定した位置の内分比が求
められる。そして、この内分比が、前記一つの描画情報
データ単位の入力開始時間から、前記他の描画情報デー
タ単位の入力開始時間までの期間にも適用されて再生開
始時間が算出され、当該算出された再生開始時間以降に
記録された音声データの再生が開始される。従って、ユ
ーザにより再生開始位置が容易に調整可能となる。しか
も、前記入力開始時間の順序が次の指定座標データ単位
の入力開始時間と再生タイミングとが一致した時に前記
音声データの再生が終了されるので、描画情報データ単
位の入力タイミングにより再生期間が容易に調整可能と
なる。
【0018】請求項12記載の情報記録再生装置によ
り、及び請求項27記載の記録媒体を情報記録再生装置
のコンピュータに読み取らせることにより、以下のよう
な処理が行われる。まず、ユーザが、前記所定の入力領
域における端部と、前記描画情報データ単位が属する領
域との間の位置を前記位置指定部によって指定した場合
には、当該所定の入力領域における端部の点の座標デー
タを用いて前記再生開始時間が算出される。従って、本
発明によれば、前記描画情報データ単位の記録前に記録
された音声データについても適宜再生することができる
ので、ユーザにより再生開始位置が容易に調整可能とな
る。しかも、前記入力開始時間の順序が次の指定座標デ
ータ単位の入力開始時間と再生タイミングとが一致した
時に前記音声データの再生が終了されるので、描画情報
データ単位の入力タイミングにより再生期間が容易に調
整可能となる。
【0019】請求項13記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段は、ペン型部材であり、当該
ペン型部材の一方の先端部が前記位置指定部として用い
られる。従って、前記描画情報データ単位の記録ための
位置の指定は、ペンを用いて字を書くように容易に行わ
れることになる。また、前記再生状態切換手段は、当該
ペン型部材の他方の先端部を前記位置指定部として用い
るので、前記音声データの再生開始信号の入力は、ペン
で字を指し示すように容易に行われることになる。その
結果、再生開始位置または再生期間の調整が容易に可能
となる。更に、前記描画情報入力手段と前記再生状態切
換手段とを一本のペン型部材で実現することができ、使
い安さが向上すると共に、コストの低減が図られる。
【0020】請求項14記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段は、
ペン型部材の一方の先端部を共通の位置指定部として用
いる手段なので、前記描画情報データ単位の記録ための
位置の指定は、ペンを用いて字を書くように容易に行わ
れ、また、前記音声データの再生開始信号の入力は、ペ
ンで字を指し示すように容易に行われることになる。更
に、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段と
は、選択切り換えする手段により選択切り換えされるの
で、使い安さがより一層向上する。その結果、再生開始
位置または再生期間の調整が容易に可能となる。更に、
前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段とを一本
のペン型部材で実現することができ、コストの低減が図
られる。
【0021】請求項15記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段は、
それぞれ別体のペン型部材の先端部を位置指定部として
用いる手段なので、前記描画情報データ単位の記録ため
の位置の指定は、ペンを用いて字を書くように容易に行
われ、また、前記音声データの再生開始信号の入力は、
ペンで字を指し示すように容易に行われることになる。
その結果、再生開始位置または再生期間の調整が容易に
可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本実施形態の情報記録再生装置1
00を示す外観図である。図1に示すように、情報記録
再生装置100は、描画情報入力手段としてのマーカ1
01A及び再生状態切換手段としてのマーカ101B
と、音声データ記録手段及び音声データ再生手段等を備
える本体102とから構成される。本体102は、図1
に示すようにボード状に形成されており、その表面部に
は記録用紙103が載置される。記録用紙103は、裏
面に剥離容易な糊を塗布し、当該糊の粘着力により本体
102の表面部に付着させるようにしても良いし、ある
いは通常の紙を図示しない固定手段で固定するようにし
ても良い。
【0024】本実施形態においては、マーカ101Aの
先端部204は、鉛筆、シャープペンシル、ボールペ
ン、あるいはサインペン等のように通常の紙上に筆記可
能であると共に、所定に周波数変調された信号が出力さ
れるように構成されている。また、本体102は磁気結
合式タブレットとして機能する。従って、ユーザがマー
カ101Aを用いて筆記することにより、記録用紙10
3上に文字、図形あるいは記号等が描画されると共に、
前記先端部204の軌跡が前記磁気結合式タブレットに
より座標データ群として記録されるように構成されてい
る。また、本実施形態においては、前記座標データ群の
記録と並行して音声データの記録が行われており、マー
カ101Aと同様に構成されたマーカ101Bによる指
示に基づき、記録された音声データが再生させるように
構成されている。以下、詳しい構成について説明する。
【0025】図2は、描画情報入力手段としてのマーカ
101Aと、再生状態切換手段としてのマーカ101B
の構成を示すブロック図である。本実施形態において
は、マーカ101Aは描画情報データ単位であるストリ
ングの入力に用いられ、マーカ101Bは音声データの
再生に用いられるが、基本的な構造は共通であるため、
一つの図面を用いて説明する。また、ストリングの詳細
については後述する。
【0026】図2に示すように、マーカ101A及びマ
ーカ101Bは、スイッチ201と、信号送信部203
と、マーカID記憶部202とを備えている。
【0027】スイッチ部としてのスイッチ201は、マ
ーカ101A及びマーカ101Bの先端部204と連動
するように構成されており、位置指定部としての先端部
204が押圧力に応じて微小なストロークで上下動する
ことにより、オン状態とオフ状態が切り換えられる。本
実施形態では、先端部204を記録用紙103に押しつ
けた時にオン状態となり、押しつけを開放することによ
りオフ状態となるように構成されている。
【0028】マーカID記憶部202は、例えばメモリ
から構成され、マーカ101A及びマーカ101Bのそ
れぞれのID情報を記憶する。なお、本実施形態では、
文字等の描画用に用いられる描画情報入力手段はマーカ
101Aのみであるが、例えば色の異なる複数のマーカ
を用意して、それぞれに異なるID情報を与えるように
しても良い。この場合には、座標データと共に色情報の
データを記録することにより、例えば印刷あるいは表示
の際に、前記色情報を反映させることができる。
【0029】マーカ101A、101Bにおいて、信号
送信部203は、前記信号スイッチ201がオン状態に
なると、先端部204を介して、周波数変調、あるいは
位相変調、もしくは振幅変調された信号を出力する。出
力される信号の周波数、あるいはデューティー、もしく
は振幅等は、前記ID情報によって異なるように各変調
の条件が設定されている。この変調は、コード化されて
メモリに記憶されているID情報に従ってマイクロコン
トローラにより制御される。別の構成として、前述した
ようなメモリやマイクロコントローラに代えて、各ID
情報毎に異なる変調回路をマーカ101A、101Bに
予め設けておき、各ID情報に対応する変調を行うこと
も可能である。
【0030】図3は、本体102の構成を示すブロック
図である。図3に示すように、本体102は、マーカ信
号検知部301と、マーカ位置検出部302と、筆記デ
ータ記憶部303と、マーカID検出部304と、録音
部306と、再生制御部307と、音声記憶部308
と、再生部309とを備えている。
【0031】マーカ信号検知部301は、一例として磁
気結合式タブレットとして実装され、前記記録用紙10
3が載置される表面部の下方にてマトリクス状に配置さ
れた磁気結合素子から構成されている。各磁気結合素子
がマーカ101Aまたはマーカ101Bから出力される
信号を検知することにより、その磁気結合素子における
電磁気的性質が変化し、出力の変化として捉えることが
できる。なお、前記信号の検知は、一定の周期毎に行う
ように構成しても良いし、あるいは所定期間に連続して
行うように構成しても良い。マーカ信号検知部301
は、磁気結合式であるため、前記表面部に記録用紙10
3を載置した場合でも、記録用紙103上におけるマー
カ101Aまたは101Bの出力を、確実に前記磁気結
合素子により受け取ることができる。
【0032】マーカ位置検出部302は、一例としてタ
ブレットドライバとして実装され、前記磁気結合素子の
出力の変化を、座標データとして検出する。つまり、前
記マーカ信号検知部301とマーカ位置検出部302が
座標データ検出手段として機能する。
【0033】マーカID検出部304は、例えばCPU
として実装され、マーカ101A及びマーカ101Bの
出力信号に含まれるID情報を検出する。この検出結果
により、何れのマーカが用いられているかを判別するこ
とができる。マーカ101A、マーカ101B、マーカ
信号検知部301、マーカ位置検出部302、マーカI
D検出部304の基本的構成は、特開2001−517
84に開示されている構成と同様なもので実現できる。
【0034】描画情報データ単位記録手段としての筆記
データ記憶部303は、例えばCPU及びメモリとして
実装され、前記マーカID検出部304により検出した
ID情報が、マーカ101Aの出力信号に含まれるID
情報である場合に、前記マーカ位置検出部302によっ
て検出される座標データをメモリに記憶する。本実施形
態では、マーカ101Aを用いて記録用紙103上に描
いた手書き入力の軌跡は、筆記データ記憶部303によ
り、座標データの集まりであるストロークデータとして
メモリに記憶される。このストロークデータの集合が一
つのストリングを構成する。
【0035】また、筆記データ記憶部303は、CPU
の内部タイマあるいは外部のタイマから現在の時刻を取
得するように構成されており、前記マーカ信号検知部3
01によってマーカ101Aの出力信号が検知された時
刻のデータを前記ストロークデータと共に記憶する。但
し、出力信号の検知時刻を連続的に記憶するのではな
く、一区切りのストロークデータを構成する最初の座標
データを与える出力信号の検知時刻のデータを、当該一
区切りのストロークデータの入力開始時刻データとして
記憶する。
【0036】ここで、一区切りのストロークデータと
は、所謂一筆書きの入力に対して得られる連続したデー
タに限られる訳ではない。例えば、図6(B)に示すよ
うに、記録用紙103上に「Aさんの電話番号」と記述
された場合には、各文字の軌跡に対応して得られるスト
ロークデータの集まりを一区切りのストロークデータと
して取り扱う。つまり、検出された座標データの値の変
化量、あるいは前記検知時刻の変換量の少なくともいず
れか一方が所定量を超えるまでは、一区切りのストロー
クデータとして取り扱い、前記所定量を超えた場合には
新たな別の一区切りのストロークデータとして取り扱う
ように構成されている。なお、前記所定量を超える場合
であっても、新たな区切りのストロークデータを構成す
る座標データに対する出力信号の検知時間が著しく短い
場合のように、有効な座標データではないと判断される
時には、当該新たな区切りのストロークデータは記憶さ
せないように構成しても良い。以上のように、本実施形
態では、指定座標データ単位としての一区切りのストロ
ークデータを、入力開始時刻データと共に記憶させる。
つまり、上述したストリングとは、この一区切りのスト
ロークデータのことである。
【0037】録音部306は、例えばCPU、A/D変
換器、及び圧縮変換器等から構成され、本体102に設
けられた図示しないマイク等から入力される音声信号を
デジタル信号に変換した後、所定の圧縮方式によりデー
タの圧縮を行うと共に、音声データのメモリへの書き込
みを制御する。この録音部306においても、CPUの
内部タイマあるいは外部のタイマから現在の時刻を取得
するように構成されており、前記音声データと共に、録
音時刻のデータがメモリに書き込まれる。なお、録音時
刻のデータは、音声データの全てに対して一対一に書き
込む必要はなく、例えば、所定の書込単位毎に先頭の音
声データの録音時刻のデータを書き込むようにすれば良
い。このように構成した場合でも、サンプリングレート
あるいはメモリへの書き込みレートが判っていれば、所
定の時刻データに対応する音声データを検索して、再生
することが可能となる。
【0038】音声記憶部308は、例えばメモリ等から
構成され、前記録音部306から出力される音声データ
及び時刻データを記憶する。以上のように、本実施形態
においては、録音部306及び音声記憶部308が音声
データ記録手段として機能する。
【0039】再生制御部307は、例えばCPU等から
構成され、マーカ101Bによる指示に応じて、前記音
声データの検索、再生の開始、及び再生の終了を制御す
る。
【0040】再生部309は、例えばD/A変換器、及
び伸長変換器等から構成され、前記再生制御部307に
よる制御に基づき、音声記憶部308に記憶された音声
データの再生を行う。以上のように、本実施形態におい
ては、再生制御部307と再生部309が音声データ再
生手段として機能する。
【0041】また、本体102が有する前述したような
各部を構成するCPUやメモリは、必ずしも各部におい
て独立したものにする必要はなく、一つのCPUやメモ
リが複数の上記各部を制御するように本体102を構成
することもできる。
【0042】次に、図4に基づいて本実施形態における
音声データ及びストロークデータの記録時の処理につい
て説明する。
【0043】まず、ユーザが録音開始の操作を行うこと
により、録音部306によって音声記憶部308への音
声データ及び時刻データの記録が開始される。ここで、
録音開始の操作は、例えば本体102に設けた図示しな
いスイッチをオン状態にすること、あるいは記録用紙1
03が載置された本体102の表面部の特定位置をマー
カ101Aによって指示すること等によって行われる。
マーカ101Aによって指示する場合には、前記表面部
の特定位置に対応する磁気結合素子においてマーカ10
1Aの出力信号を検知した際に録音開始の指示が出され
たものと判断するようにすれば良い。
【0044】音声データは、例えば一定のサンプリング
レートでサンプリングを行うと共に、一定の記憶容量毎
に区切られた記憶単位に、一定の転送レートで書き込む
ようにすれば良い。そして、各記憶単位、あるいはいく
つかの記憶単位毎の例えば先頭領域等に時刻データを書
き込むようにすれば良い。このようなデータ記録形式を
採用することにより、迅速に任意の時刻に記録された音
声データを検索することが可能になる。
【0045】次に、ストロークデータについては、ユー
ザが図4(A)に示すようにマーカ101Aを記録用紙
103に押圧しながら1または複数のストロークの集合
で構成されるストリングの書き込みを開始することによ
りメモリへの記録が開始される。つまり、マーカ101
Aの先端部204が押圧されることにより、スイッチ2
01がオン状態となり、信号送信部203から信号が出
力される。この信号が本体102のマーカ信号検知部3
01によって検知されると、筆記データ記憶部303
は、マーカ位置検出部302によって検出された座標デ
ータを、メモリに記録していく。また、この時、信号送
信部203から出力された信号を最初に検知した時刻の
データを、入力開始時刻のデータとしてメモリに記録す
る。
【0046】図4(B)はメモリの記憶領域の構造を概
念的に示す図である。記憶領域400は、時刻データ格
納領域401と、属性データ格納領域402と、座標デ
ータ格納領域403と、エンドデータ格納領域404と
から構成されている。
【0047】時刻データ格納領域401には、入力開始
時刻が格納される。例えば、図4(A)に示すように、
時刻Tから入力が開始されたとすると、時刻Tが時刻デ
ータ格納領域401に格納される。
【0048】属性データ格納領域402には、属性デー
タが格納される。ここで、属性データとは、記憶された
座標データが有効な入力データであるか、あるいは消去
されたデータであるか等の属性を示すデータである。
【0049】座標データ格納領域403には、本実施形
態では、マーカ位置検出部302によってΔt秒毎にサ
ンプリングされたマーカ101Aの先端部204の座標
データが格納される。例えば、図4(A)に示すよう
に、時刻Tの座標データが(x0,y0)、時刻T+Δ
tの座標データが(x1,y1)、及び時刻T+nΔtの
座標データが(xn,yn)であるとすると、図4
(B)に示すようにx座標のデータ、及びy座標のデー
タの順に格納される。
【0050】エンドデータ格納領域404には、エンド
データが格納される。ここで、エンドデータとは、一連
の座標データの終端を示すデータである。従って、この
エンドデータで区切られた座標データ群が、一つのスト
リングを表す座標データ群として認識される。エンドデ
ータには、座標データとして存在し得ない値を用いる。
例えば、座標の最大値よりも大きな値や、最小値よりも
小さな値を用いる。
【0051】書き込みが終了した一つのストリングを消
去する場合には、消去モードで当該ストリングに上書き
を行う。ここで、消去モードへの切り換えは、例えばマ
ーカ101Aに入力モードと消去モードとの選択を行う
選択スイッチを設け、このスイッチを操作することによ
り行うようにすれば良い。この場合、予めマーカID記
憶部202に入力モードと消去モードとにそれぞれ対応
する異なる二つのID情報を記憶させておく。そして選
択スイッチにより選択されたモードに対応するID情報
に基づき、前述の変調を行い、選択されたモードに対応
する信号を出力するように構成する。あるいはマーカ1
01Aの代わりに、本体102に選択スイッチを設けて
も良い。あるいは、タブレットの所定の領域をマーカ1
01Aによって指示することで切り換えを行うようにし
ても良い。更に、マーカ101Aに自己の姿勢を認識す
るセンサを設け、通常姿勢の時は入力モードで、天地が
逆になった姿勢の時は消去モードであると判断するよう
にしても良い。また、マーカ101Aの先端部204と
は反対側の後端部に消しゴムあるいは消しゴムに相当す
る部分を設け、当該部分により入力が行われた時に消去
モードであると判断するようにしても良い。もしくは、
消去モード用の別個のマーカを用意しても良い。
【0052】消去モードによる入力が行われた場合に
は、属性データ格納領域402に、消去の属性を示すデ
ータを格納する。例えば、通常の入力の属性を示すデー
タが「0」の場合には、「1」を格納する。
【0053】入力が終了したか否かの判断は、例えば所
定時間以内の新たな入力の有無、あるいはタブレットの
所定の領域に対するマーカ101Aによる指示の有無、
もしくはマーカ101Aに設けたスイッチの切り換え等
によって行うようにする。入力が終了したと判断された
場合には、エンドデータ格納領域404にエンドデータ
を格納する。
【0054】以上のようにして入力が終了すると、筆記
データ記憶部303は、図6(B)に示すように、スト
リングを含む所定の領域を、例えば矩形のストリング領
域500として定義し、このストリング領域500と、
記憶領域400のメモリアドレスとを、図5に示すよう
なテーブル600に記憶させる。テーブル600は、タ
ブレットの座標値に対応したアドレスを持つ第1格納領
域601と第2格納領域602とを有しており、各格納
領域には、記憶領域400のメモリアドレスが格納され
る。第1格納領域601と第2格納領域602の二つの
格納領域が用意されているのは、同一の座標内に複数の
ストリング領域500が定義された場合に対処するため
である。
【0055】次に、再生制御部307による再生処理に
ついて図5ないし図7を用いて説明する。
【0056】まず、以上のようなストリングの入力が少
なくとも一つのストリングについて終了した後、記録さ
れた音声を再生しようとする場合には、ユーザは、マー
カ101Aを再生状態切換手段としてのマーカ101B
に持ち替え、図6(A)、(B)に示すように所定のス
トリングの位置を指定する。この時の指定位置は、必ず
しも所定のストリングと正確に一致していなくても、上
述したストリング領域500に含まれる位置であれば、
当該所定のストリングを指定したものとして取り扱われ
る。従って、ユーザは容易に所望のストリングの指定を
行うことができる。なお、このように記録された音声の
再生は、全てのストリング入力が終了した後、任意のス
トリングに対応する音声について行うことも可能であ
る。
【0057】マーカ101Bからの出力信号が、マーカ
信号検知部301によって検知され、その出力信号のI
D情報がマーカID検出部304によって検出された場
合には、再生制御部307は、再生指示信号がオン状態
になったと判断する(ステップS41:YES)。
【0058】次に、再生制御部307は、マーカ位置検
出部302から前記出力信号の座標データを取得し、図
5に示すように、テーブル600の第1格納領域601
内において、その座標データに該当する格納領域の内容
を参照する。この格納領域には、当該ストリング領域5
00に含まれるストリングの入力開始時刻データ及びそ
のストリングを構成する一群のストロークデータの格納
場所を示すアドレスが格納されている。このような入力
開始時刻データ及び一群のストロークデータは、記憶領
域400に格納されている。よって、テーブル600の
各格納領域には、記憶領域400内の対応する格納領域
を示すアドレスが格納されている。そこで、再生制御部
307は、図5に示すように、取得した座標データに該
当する格納領域に格納されているアドレスで指定される
記憶領域400の格納領域から、入力開始時刻データを
読み取る。そして、音声記憶部308に記憶されている
音声データのうちから、当該入力開始時刻データに一致
する時刻に記録された箇所を検索し、当該箇所からの音
声データを読み取り、随時再生部309に出力する。こ
れにより、前記ストリングの入力開始時刻に一致する時
刻に記録された音声データの再生が開始されることにな
る(ステップS42)。図5に示す例では、音声データ
700のうち、時刻T1から記録された音声データが再
生されることになる。
【0059】次に、ユーザが必要な箇所の音声データを
聞き終えた場合には、マーカ101Bを用いて、再び前
記ストリングの位置を指定する。本実施形態において
は、マーカ101Bのスイッチ201は、最初にマーカ
101Bの先端部204が押圧されたことにより発生し
た信号を本体102のマーカ信号検知部301が検出す
ると、再生制御部307は音声の再生を開始するととも
に再生を継続する。マーカ101Bの先端部204の押
圧を一旦解除した後、再び押圧されたことによる信号を
マーカ信号検知部304が検出すると、再生制御部30
7は音声の再生を終了する。なお、マーカを押し当てて
いる間を再生時間として、マーカが押し当てられている
間、再生を継続するように再生制御部を構成することも
可能である。
【0060】この再生の終了を指示する信号が、マーカ
信号検知部301によって検知され、その出力信号のI
D情報がマーカ101BのものであることがマーカID
検出部304によって検出された場合には、再生制御部
307は、再生指示信号がオフ状態になったと判断する
(ステップS43:YES)。そして、再生部309に
対して再生終了の指示を出力し、再生動作を終了させる
(ステップS44)。
【0061】以上のように本実施形態によれば、ユーザ
がタブレットにおいて所望のストリングの位置を指示す
ることによって再生開始を指示する信号を本体102へ
与え、容易に音声データの再生を開始できると共に、再
び同じストリングの位置を指示することによって再生終
了を指示する信号を本体102へ与えて、容易に音声デ
ータの再生を終了させることができるので、再生時間を
自由に調整することができ、効率良く、所望部分の音声
データを聞くことができる。なお、音声再生中には、タ
ブレットのどの位置をマーカ101Bで押圧しても再生
終了を指示する信号が本体102へ与えられたと本体側
で判断されるように、再生制御部を構成することも可能
である。
【0062】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図8に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0063】本実施形態は、ユーザが再生終了の指示を
行わない場合でも、音声データの再生タイミングが、入
力開始時刻の順序が次のストリングの当該入力開始時刻
に一致した時に、再生を終了させる例である。
【0064】まず、第1の実施形態と同様にマーカ10
1Bによって所望のストリングの位置を指示すると、マ
ーカ101Bからの出力信号が、マーカ信号検知部30
1によって検知され、その出力信号のID情報がマーカ
101BのものであることがマーカID検出部304に
よって検出された場合には、再生制御部307は、再生
指示信号がオン状態になったと判断する(ステップS5
1:YES)。
【0065】次に、再生制御部307は、マーカ位置検
出部302から前記出力信号の座標データを取得し、図
5に示すように、テーブル600の第1格納領域601
内において、その座標データに該当する格納領域の内容
を参照する。この格納領域には、当該ストリング領域5
00に含まれるストリングの入力開始時刻データ及びそ
のストリングを構成する一群のストロークデータの格納
場所を示すアドレスが格納されている。このような入力
開始時刻データ及び一群のストロークデータは、記憶領
域400に格納されている。よって、テーブル600の
各格納領域には、記憶領域400内の対応する格納領域
を示すアドレスが格納されている。そこで、再生制御部
307は、図5に示すように、取得した座標データに該
当する格納領域に格納されているアドレスで指定される
記憶領域400の格納領域から、入力開始時刻データを
読み取る。そして、音声記憶部308に記憶されている
音声データのうちから、当該入力開始時刻データに一致
する時刻に記録された箇所を検索し、当該箇所からの音
声データを読み取る。
【0066】また、再生制御部307は、記憶領域40
0のから、前記入力開始時刻データよりも後の時刻デー
タであって、最先の入力開始時刻データを検索し、再生
終了時刻として記憶する(ステップS53)。つまり、
前述のストリング領域500に含まれるストリングの次
に入力されたストリングの入力開始時刻を再生終了時刻
として記憶する。
【0067】次に、再生制御部307は、読み取った音
声データを随時再生部309に出力する。これにより、
前記ストリングの入力開始時刻に一致する時刻に記録さ
れた音声データの再生が開始されることになる(ステッ
プS52)。図5に示す例では、音声データ700のう
ち、時刻T1から記録された音声データが再生されるこ
とになる。
【0068】そして、再生時刻が、上述のように再生終
了時刻に達した場合には(ステップS54:YES)、
再生部309に対して再生終了の指示を出力し、再生動
作を終了させる(ステップS54)。
【0069】以上のように本実施形態によれば、ユーザ
が所望のストリングの位置を指示することによって容易
に音声データの再生を開始できると共に、再生を終了さ
せる指示を出さなくても、次のストリングの入力開始時
刻になった時に再生を終了させることができる。従っ
て、ストリングを所定のタイミングで入力することによ
り、再生時間を容易に調整することができ、効率良く音
声データを聞くことができる。
【0070】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図9及び図10に基づいて説明する。なお、
第1の実施形態または第2の実施形態との共通箇所には
同一符号を付して説明を省略する。
【0071】本実施形態は、図10に示すように、二つ
のストリングの中間位置を指定した場合の処理の例を示
すものである。
【0072】まず、ユーザが、マーカ101Bによっ
て、図10に示すように、前方ストリングと後方ストリ
ングとの二つのストリングの中間位置を指定したとす
る。
【0073】その結果、マーカ101Bからの出力信号
が、マーカ信号検知部301によって検知され、その出
力信号のID情報がマーカID検出部304によって検
出されるので、再生制御部307は、再生指示信号がオ
ン状態になったと判断する(ステップS61:YE
S)。
【0074】次に、再生制御部307は、マーカ位置検
出部302から前記出力信号の座標データを取得し、図
5に示すように、テーブル600の第1格納領域601
のその座標データに該当する格納領域に記憶領域400
のアドレスが格納されているか否かを判断する(ステッ
プS62:YES)。
【0075】しかし、図10のように、何れのストリン
グ領域にも属さない領域が指定された場合には、該当す
る格納領域には、記憶領域400のアドレスが格納され
ていない。この場合には(ステップS62:NO)、指
示された座標位置に最も近い前後のストリング領域を検
索し、それぞれのストリング領域に含まれるストリング
の入力開始時刻データを取得する(ステップS64,S
65)。
【0076】次に、各ストリングにおける座標データの
例えば先頭の位置等に基づいて、前後のストローク距
離、即ち、前方ストリングにおける所定の位置の座標デ
ータと、後方ストリングにおける所定の位置の座標デー
タとの間隔を算出する。そして、この間隔に対する、前
記指示された位置の座標データと、前方ストリングにお
ける所定の位置の座標データ及び後方ストリングにおけ
る所定の位置の座標データとの距離の比をそれぞれ算出
する(ステップS66)。
【0077】次に、算出した距離比に基づいて、前方ス
トリングの入力開始時刻と後方ストリングの入力開始時
刻とから、再生開始時刻を算出する(ステップS6
7)。
【0078】以下、第1の実施形態または第2の実施形
態と同様に再生処理を開始する。
【0079】一方、ステップS62で、該当するストリ
ング領域が検索された場合には、当該ストリング領域に
属するストリングの入力開始時刻データを読み取り、第
1の実施形態または第2の実施形態と同様に再生処理を
開始する(ステップS63)。
【0080】以上のように、本実施形態によれば、二つ
のストリングの中間位置からでも再生を開始することが
できるので、ユーザにより再生開始位置の調整を容易に
行うことができる。
【0081】マーカ101Bにより指示された位置の前
方にはストリングが存在せず、後方のみにストリングが
存在する場合には、指示された位置から記録用紙上の記
録領域において指示された位置より前方に位置する端部
及び当該ストリングまでのそれぞれの距離を算出する。
そしてこの距離の比に基づき、ユーザが録音開始の操作
を行った時刻と当該ストリングの入力開始時刻とから上
述と同様な処理により音声の再生開始時刻を算出すれば
良い。この場合には、ストリングの入力開始時刻よりも
早い時刻に録音された音声から再生を行うことになる。
【0082】なお、上述した各実施形態においては、座
標データを検出する手段の例として、磁気結合型のタブ
レットを用いたが、本発明はこのような構成に限定され
るものではなく、超音波型のタブレットを用いても良
い。あるいは、タッチパネルを用いても良い。
【0083】また、上述した各実施形態においては、記
録用紙にストリングを描画する例について説明したが、
本発明はこのような構成に限定されるものではなく、液
晶パネル等の表示部を備え、当該表示部上にストリング
を描画する構成を採っても良い。
【0084】また、上述した各実施形態においては、ス
トリング入力用のマーカと再生指示用のマーカとを別々
に用意した例について説明したが、本発明はこのような
構成に限定されるものではなく、これらを共通の一本の
マーカとして構成しても良い。この場合には、マーカに
切り換えスイッチ等を設ければ良い。あるいは、タブレ
ットあるいはタッチパネル等の所定の領域を指示した時
に、ストリング入力用のマーカと再生指示用のマーカと
が切り換えられるように構成しても良い。また、一本の
マーカの一方の先端部をストリング入力用とし、他方の
先端部を再生指示用として構成しても良い。この場合、
前記ストリングの記録はペンを用いて字を書くように容
易に行われる。また同様に、音声データの再生開始信号
の入力及び再生する音声に対する位置の入力はペンで字
を指し示すように容易に行われる。その結果、音声デー
タの再生開始位置の指示が容易に行われる。更に、スト
リング入力用のマーカと再生指示用のマーカとを一本の
マーカに実現することができ、コストの低減が図られ
る。
【0085】また、上述した各実施形態においては、再
生指示用のマーカによって同じストリングの位置を2回
指示することで、再生の開始と終了を指示するようにし
た例について説明したが、本発明はこのような構成に限
定されるものではなく、例えばマーカにスイッチを設
け、当該スイッチのオン・オフを切り換えるようにして
も良い。
【0086】なお、前述したすべての実施例において
は、音声データの記憶時に各音声データに対応づけられ
て記憶される時刻データや、各ストリングの記憶時に各
ストリングに対応づけられて記憶される時刻データは、
現実の時刻、すなわち絶対的な時刻に対応するデータと
したが、これらの時刻データとしては、情報記録再生装
置における所定の動作、例えば、電源の投入或いは使用
するための操作開始によりリセットされるタイマーを情
報記録再生装置内のCPU、或いはカウンター等で構成
しておき、そのタイマーから出力される値を相対的な時
刻に対応する時刻データとして利用することも可能であ
る。
【0087】
【発明の効果】請求項1記載の情報記録再生装置、及び
請求項16記載の記録媒体によれば、音声データの再生
開始と終了とを再生状態切換手段のスイッチ部の切り換
えにより実現することができ、再生時間をユーザによっ
て容易に調整することができる。
【0088】請求項2記載の情報記録再生装置、及び請
求項17記載の記録媒体によれば、ユーザが、描画情報
データ単位の属する領域以外の位置を指定した場合で
も、当該領域と当該指定した位置との位置関係に基づい
て、近接する描画情報データ単位の入力開始時間よりも
後の時間に記録された音声データの再生が開始されるの
で、再生開始位置をユーザにより容易に調整することが
できる。
【0089】請求項3記載の情報記録再生装置、及び請
求項18記載の記録媒体によれば、描画情報入力手段に
よる位置の指定が、所謂一筆書きのように連続していな
い場合でも、所定の範囲内で行われた場合には、一つの
描画情報データ単位として記録が行われることになり、
また、前記位置の指定が前記所定の範囲を超えて行われ
た場合には、新たな描画情報データ単位として記録され
ることになるので、ユーザの操作が的確に描画情報デー
タ単位の記録に反映させることができる。従って、ユー
ザが適宜のタイミング及び位置で描画情報の入力を行う
ことにより、再生開始位置を容易に調整することができ
る。
【0090】請求項4記載の情報記録再生装置、及び請
求項19記載の記録媒体によれば、ユーザが、二つの描
画情報データ単位の属する領域の間の位置を指定するこ
とにより、一の描画情報データ単位の入力開始時間と、
他の描画情報データ単位の入力開始時間との間の時間以
降に記録された音声データの再生が開始されるので、ユ
ーザによる再生開始位置の調整を容易に行うことができ
る。
【0091】請求項5記載の情報記録再生装置、及び請
求項20記載の記録媒体によれば、指定した位置の内分
比に基づいて再生開始時間が決定されるので、ユーザに
よる再生開始位置の調整を容易に行うことができる。
【0092】請求項6記載の情報記録再生装置、及び請
求項21記載の記録媒体によれば、入力領域の端部と描
画情報データ単位に基づいて、再生開始時間が決定され
るので、前記描画情報データ単位の記録前に記録された
音声データについても適宜再生することができ、ユーザ
による再生開始位置の調整が容易に行われることにな
る。
【0093】請求項7記載の情報記録再生装置、及び請
求項22記載の記録媒体によれば、音声データの再生開
始を再生状態切換手段のスイッチ部の切り換えにより実
現することができ、ユーザによる再生開始位置の調整を
容易に行うことができる。更に、前記入力開始時間の順
序が次の描画情報データ単位の入力開始時間と再生タイ
ミングとが一致した時に前記音声データの再生が終了さ
れるので、描画情報データ単位の入力タイミングにより
再生期間を容易に調整することができる。
【0094】請求項8記載の情報記録再生装置、及び請
求項23記載の記録媒体によれば、ユーザが、描画情報
データ単位の属する領域以外の位置を指定した場合で
も、当該領域と当該指定した位置との位置関係に基づい
て、近接する描画情報データ単位の入力開始時間よりも
後の時間に記録された音声データの再生が開始されるの
で、ユーザによる再生開始位置の調整を容易に行うこと
ができる。しかも、前記入力開始時間の順序が次の描画
情報データ単位の入力開始時間と再生タイミングとが一
致した時に前記音声データの再生が終了されるので、描
画情報データ単位の入力タイミングにより再生期間の調
整を容易に行うことができる。
【0095】請求項9記載の情報記録再生装置、及び請
求項24記載の記録媒体によれば、描画情報入力手段に
よる位置の指定が、所謂一筆書きのように連続していな
い場合でも、所定の範囲内で行われた場合には、一つの
描画情報データ単位として記録が行われることになる。
また、前記位置の指定が前記所定の範囲を超えて行われ
た場合には、新たな描画情報データ単位として記録され
ることになる。このように、ユーザの操作が的確に描画
情報データ単位の記録に反映されることになる。従っ
て、ユーザは適宜のタイミング及び位置で描画情報の入
力を行うことにより、再生開始位置を容易に調整するこ
とができる。
【0096】請求項10記載の情報記録再生装置、及び
請求項25記載の記録媒体によれば、ユーザが、二つの
描画情報データ単位の属する領域の間の位置を指定する
ことにより、一の描画情報データ単位の入力開始時間
と、他の描画情報データ単位の入力開始時間との間の時
間以降に記録された音声データの再生が開始されるの
で、ユーザによる再生開始位置の調整を容易に行うこと
ができる。しかも、前記入力開始時間の順序が次の描画
情報データ単位の入力開始時間と再生タイミングとが一
致した時に前記音声データの再生が終了されるので、描
画情報データ単位の入力タイミングにより再生期間を容
易に調整することができる。
【0097】請求項11記載の情報記録再生装置、及び
請求項26記載の記録媒体によれば、指定した位置の内
分比に基づいて再生開始時間が決定されるので、ユーザ
による再生開始位置の調整を容易に行うことができる。
しかも、前記入力開始時間の順序が次の指定座標データ
単位の入力開始時間と再生タイミングとが一致した時に
前記音声データの再生が終了されるので、描画情報デー
タ単位の入力タイミングにより再生期間を容易に調整す
ることができる。
【0098】請求項12記載の情報記録再生装置、及び
請求項27記載の記録媒体によれば、入力領域の端部と
描画情報データ単位に基づいて、再生開始時間が決定さ
れるので、前記描画情報データ単位の記録前に記録され
た音声データについても適宜再生することができ、ユー
ザによる再生開始位置の調整が容易に行うことができ
る。しかも、前記入力開始時間の順序が次の指定座標デ
ータ単位の入力開始時間と再生タイミングとが一致した
時に前記音声データの再生が終了されるので、描画情報
データ単位の入力タイミングにより再生期間を容易に調
整することができる。
【0099】請求項13記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段は、ペン型部材であり、当該
ペン型部材の一方の先端部が前記位置指定部として用い
られるので、前記描画情報データ単位の記録ための位置
の指定を、ペンを用いて字を書くように容易に行うこと
ができる。また、前記再生状態切換手段は、当該ペン型
部材の他方の先端部を前記位置指定部として用いるの
で、前記音声データの再生開始信号の入力を、ペンで字
を指し示すように容易に行うことができる。その結果、
再生開始位置または再生期間の調整が容易に可能とな
る。更に、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手
段とを一本のペン型部材で実現することができ、使い安
さが向上すると共に、コストの低減を図ることができ
る。
【0100】請求項14記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段は、
ペン型部材の一方の先端部を共通の位置指定部として用
いる手段なので、前記描画情報データ単位の記録ための
位置の指定を、ペンを用いて字を書くように容易に行う
ことができる。また、前記音声データの再生開始信号の
入力を、ペンで字を指し示すように容易に行うことがで
きる。更に、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換
手段とは、選択切り換えする手段により選択切り換えさ
れるので、使い安さをより一層向上させることができ
る。その結果、再生開始位置または再生期間の調整を容
易に行うことができる。更に、前記描画情報入力手段と
前記再生状態切換手段とを一本のペン型部材で実現する
ことができ、コストの低減を図ることができる。
【0101】請求項15記載の情報記録再生装置によれ
ば、前記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段は、
それぞれ別体のペン型部材の先端部を位置指定部として
用いる手段なので、前記描画情報データ単位の記録ため
の位置の指定を、ペンを用いて字を書くように容易に行
うことができる。また、前記音声データの再生開始信号
の入力を、ペンで字を指し示すように容易に行うことが
できる。その結果、再生開始位置または再生期間の調整
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における情報記録再生
装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の情報記録再生装置におけるマーカの概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の情報記録再生装置における本体の概略構
成を示すブロック図である。
【図4】(A)は図1の情報記録再生装置におけるスト
リングの入力例を示す図、(B)は入力されたストリン
グに関するデータの記録形式を示す図である。
【図5】図1の情報記録再生装置における再生処理を説
明するための図である。
【図6】図1の情報記録再生装置における再生指示操作
を説明するための図であり、(A)は側面図、(B)は
平面図である。
【図7】図1の情報記録再生装置における再生処理を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態における情報記録再生
装置の再生処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態における情報記録再生
装置の再生処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態における再生開始位
置の指示例を説明するための図である。
【符号の説明】
100 情報記録再生装置 101A、101B マーカ 102 本体 103 記録用紙 201 スイッチ 202 マーカID記憶部 203 信号送出部 301 マーカ信号検知部 302 マーカ位置検出部 303 筆記データ記憶部 304 マーカID検出部 306 録音部 307 再生制御部 308 音声記憶部 309 再生部 400 記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G10L 9/18 J 321 3/00 S 27/00 M Fターム(参考) 5B068 AA05 AA25 AA36 BD18 BE08 BE11 BE12 CC06 CC17 CC19 5D044 AB06 AB09 BC08 CC09 DE17 DE25 DE27 GK11 5D045 DB10 5D110 AA27 BB28 BC01 DA06 DA19 DB08 DE01 EA06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データを入力された時間に対応する
    データと共に記録する音声データ記録手段と、 位置指定部を備え所定の入力領域における位置を指定す
    ることにより、描画情報を入力するための描画情報入力
    手段と、 スイッチ部と位置指定部とを備え、スイッチ部の切り換
    えにより前記音声データの再生開始信号または終了信号
    を出力する再生状態切換手段と、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段と、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段と、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間以
    降に記録された音声データの再生を開始すると共に、前
    記終了信号の入力により再生を終了する音声データ再生
    手段と、を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 音声データを入力された時間に対応する
    データと共に記録する音声データ記録手段と、 位置指定部を備え所定の入力領域における位置を指定す
    ることにより、描画情報を入力するための描画情報入力
    手段と、 スイッチ部と位置指定部とを備え、スイッチ部の切り換
    えにより前記音声データの再生開始信号を出力する再生
    状態切換手段と、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段と、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段と、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間以
    降に記録された音声データの再生を開始すると共に、 前記座標データが、いずれの前記描画情報データ単位が
    属する所定範囲の領域にも含まれないと判断された場合
    には、当該座標データに近接する所定範囲の領域を選択
    し、当該所定範囲の領域に属する描画情報データ単位と
    当該座標データとの位置関係及び当該描画情報データ単
    位の入力開始時間に対応するデータから再生開始時間を
    算出し、当該算出した再生開始時間以降に記録された音
    声データの再生を開始する音声データ再生手段とを備え
    た、 ことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 描画情報データ単位記録手段は、前記座
    標データ検出手段により検出された座標データの変化
    量、あるいは有効な座標データの検出時間の変化量の少
    なくともいずれか一方が所定量を超えた時には、それ以
    降の座標データを新たな描画情報データ単位として記録
    することを特徴とする請求項1または2記載の情報記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記音声データ再生手段は、前記座標デ
    ータに近接する所定範囲の領域として、X座標またはY
    座標の少なくともいずれか一方の座標上で、前記再生状
    態切換手段の前記位置指定部によって指定された位置に
    対する座標データよりも小さな値を持つ座標データを含
    む領域と、大きな値を持つ座標データを含む領域との二
    つの領域を選択し、各領域に属する各描画情報データ単
    位の各記録開始時間の間の時間を再生開始時間として算
    出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記音声データ再生手段は、前記二つの
    領域に属する各描画情報データ単位内の所定の各座標デ
    ータによって示される線分に対する、前記再生状態切換
    手段の前記位置指定部によって指定された位置による内
    分比を、当該各描画情報データ単位の各入力開始時間に
    適用して、前記再生開始時間を算出することを特徴とす
    る請求項4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記音声データ再生手段は、前記座標デ
    ータに近接する所定範囲の領域として、前記位置指定部
    によって指定された位置に対する座標データよりも小さ
    な値を持つ座標データを含む領域、あるいは大きな値を
    持つ座標データを含む領域のいずれかが存在しなかった
    場合には、前記所定の入力領域における端部の点の座標
    データを用いて前記再生開始時間を算出することを特徴
    とする請求項4または5記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 音声データを入力された時間に対応する
    データと共に記録する音声データ記録手段と、 位置指定部を備え所定の入力領域における位置を指定す
    ることにより、描画情報を入力するための描画情報入力
    手段と、 スイッチ部と位置指定部とを備え、スイッチ部の切り換
    えにより前記音声データの再生開始信号または終了信号
    を出力する再生状態切換手段と、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段と、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段と、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間か
    ら、入力開始時間の順序が次の描画情報データ単位の入
    力開始時間までに記録された音声データを再生する音声
    データ再生手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記音声データ再生手段は、前記再生開
    始信号の入力により、前記再生状態切換手段の前記位置
    指定部によって指定された位置に対する座標データが、
    いずれの前記描画情報データ単位が属する所定範囲の領
    域にも含まれないと判断された場合には、当該座標デー
    タに近接する所定範囲の領域を選択し、当該所定範囲の
    領域に属する描画情報データ単位と当該座標データとの
    位置関係及び当該描画情報データ単位の入力開始時間に
    対応するデータから再生開始時間を算出し、当該算出し
    た再生開始時間以降に記録された音声データの再生を開
    始することを特徴とする請求項7記載の情報記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 描画情報データ単位記録手段は、前記座
    標データ検出手段により検出された座標データの変化
    量、あるいは有効な座標データの検出時間の変化量の少
    なくともいずれか一方が所定量を超えた時には、それ以
    降の座標データを新たな描画情報データ単位として記録
    することを特徴とする請求項7または8記載の情報記録
    再生装置。
  10. 【請求項10】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、X座標または
    Y座標の少なくともいずれか一方の座標上で、前記再生
    状態切換手段の前記位置指定部によって指定された位置
    に対する座標データよりも小さな値を持つ座標データを
    含む領域と、大きな値を持つ座標データを含む領域との
    二つの領域を選択し、各領域に属する各指定座標データ
    単位の各記録開始時間の間の時間を再生開始時間として
    算出することを特徴とする請求項7ないし9のいずれか
    1記載の情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記音声データ再生手段は、前記二つ
    の領域に属する各描画情報データ単位内の所定の各座標
    データによって示さる線分に対する、前記再生状態切換
    手段の前記位置指定部によって指定された位置による内
    分比を、当該各描画情報データ単位の各入力開始時間に
    適用して、前記再生開始時間を算出することを特徴とす
    る請求項10記載の情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、前記位置指定
    部によって指定された位置に対する座標データよりも小
    さな値を持つ座標データを含む領域、あるいは大きな値
    を持つ座標データを含む領域のいずれかが存在しなかっ
    た場合には、前記所定の入力領域における端部の点の座
    標データを用いて前記再生開始時間を算出することを特
    徴とする請求項10または11記載の情報記録再生装
    置。
  13. 【請求項13】 前記描画情報入力手段は、ペン型部材
    の一方の先端部を前記位置指定部として用いる手段であ
    り、前記再生状態切換手段は、当該ペン型部材の他方の
    先端部を前記位置指定部として用いる手段であることを
    特徴とする請求項1ないし12のいずれか1記載の情報
    記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記描画情報入力手段と前記再生状態
    切換手段は、ペン型部材の一方の先端部を共通の位置指
    定部として用いる手段であり、当該ペン型部材には、前
    記描画情報入力手段と前記再生状態切換手段とを選択切
    り換えする手段を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし12のいずれか1記載の情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記描画情報入力手段と前記再生状態
    切換手段は、それぞれ別体のペン型部材の先端部を位置
    指定部として用いる手段であることを特徴とする請求項
    1ないし12のいずれか1記載の情報記録再生装置。
  16. 【請求項16】 音声データを入力された時間に対応す
    るデータと共に記録する音声データ記録手段と、位置指
    定部を備え所定の入力領域における位置を指定すること
    により描画情報を入力するための描画情報入力手段と、
    スイッチ部及び位置指定部を備えスイッチ部の切り換え
    により前記音声データの再生開始信号または終了信号を
    出力する再生状態切換手段とを備え、音声データと描画
    情報データの記録及び当該音声データの再生が可能な情
    報記録再生装置のコンピュータにより読み取り可能な情
    報記録再生プログラムが記録された記録媒体であって、
    当該情報記録再生プログラムは、前記コンピュータを、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間以
    降に記録された音声データの再生を開始すると共に、前
    記終了信号の入力により再生を終了する音声データ再生
    手段、 として機能させることを特徴とする情報記録再生プログ
    ラムが記録された記録媒体。
  17. 【請求項17】 音声データを入力された時間に対応す
    るデータと共に記録する音声データ記録手段と、位置指
    定部を備え所定の入力領域における位置を指定すること
    により描画情報を入力するための描画情報入力手段と、
    スイッチ部及び位置指定部を備えスイッチ部の切り換え
    により前記音声データの再生開始信号を出力する再生状
    態切換手段とを備え、音声データと描画情報データの記
    録及び当該音声データの再生が可能な情報記録再生装置
    のコンピュータにより読み取り可能な情報記録再生プロ
    グラムが記録された記録媒体であって、当該情報記録再
    生プログラムは、前記コンピュータを、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間以
    降に記録された音声データの再生を開始すると共に、前
    記座標データが、いずれの前記描画情報データ単位が属
    する所定範囲の領域にも含まれないと判断された場合に
    は、当該座標データに近接する所定範囲の領域を選択
    し、当該所定範囲の領域に属する描画情報データ単位と
    当該座標データとの位置関係及び当該描画情報データ単
    位の入力開始時間に対応するデータから再生開始時間を
    算出し、当該算出した再生開始時間以降に記録された音
    声データの再生を開始する音声データ再生手段として機
    能させる、 ことを特徴とする情報記録再生プログラムが記録された
    記録媒体。
  18. 【請求項18】 描画情報データ単位記録手段は、前記
    座標データ検出手段により検出された座標データの変化
    量、あるいは有効な座標データの検出時間の変化量の少
    なくともいずれか一方が所定量を超えた時には、それ以
    降の座標データを新たな描画情報データ単位として記録
    する手段であることを特徴とする請求項16または17
    記載の情報記録再生プログラムが記録された記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、X座標または
    Y座標の少なくともいずれか一方の座標上で、前記再生
    状態切換手段の前記位置指定部によって指定された位置
    に対する座標データよりも小さな値を持つ座標データを
    含む領域と、大きな値を持つ座標データを含む領域との
    二つの領域を選択し、各領域に属する各描画情報データ
    単位の各記録開始時間の間の時間を再生開始時間として
    算出する手段であることを特徴とする請求項16ないし
    18のいずれか1記載の情報記録再生プログラムが記録
    された記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記音声データ再生手段は、前記二つ
    の領域に属する各描画情報データ単位内の所定の各座標
    データによって示される線分に対する、前記再生状態切
    換手段の前記位置指定部によって指定された位置による
    内分比を、当該各描画情報データ単位の各入力開始時間
    に適用して、前記再生開始時間を算出する手段であるこ
    とを特徴とする請求項19記載の情報記録再生プログラ
    ムが記録された記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、前記位置指定
    部によって指定された位置に対する座標データよりも小
    さな値を持つ座標データを含む領域、あるいは大きな値
    を持つ座標データを含む領域のいずれかが存在しなかっ
    た場合には、前記所定の入力領域における端部の点の座
    標データを用いて前記再生開始時間を算出する手段であ
    ることを特徴とする請求項19または20記載の情報記
    録再生プログラムが記録された記録媒体。
  22. 【請求項22】 音声データを入力された時間に対応す
    るデータと共に記録する音声データ記録手段と、位置指
    定部を備え所定の入力領域における位置を指定すること
    により描画情報を入力するための描画情報入力手段と、
    スイッチ部及び位置指定部を備えスイッチ部の切り換え
    により前記音声データの再生開始信号または終了信号を
    出力する再生状態切換手段とを備え、音声データと描画
    情報データの記録及び当該音声データの再生が可能な情
    報記録再生装置のコンピュータにより読み取り可能な情
    報記録再生プログラムが記録された記録媒体であって、
    当該情報記録再生プログラムは、前記コンピュータを、 前記描画情報入力手段または前記再生状態切換手段の前
    記位置指定部により指定された位置の座標データを検出
    する座標データ検出手段、 前記描画情報入力手段により指定された位置の座標デー
    タが前記座標データ検出手段により検出された場合に
    は、当該座標データを所定の区切り毎に描画情報データ
    単位として、少なくとも当該描画情報データ単位の入力
    開始時間に対応するデータと共に順次記録する描画情報
    データ単位記録手段、 前記再生開始信号の入力により、前記再生状態切換手段
    の前記位置指定部によって指定された位置に対する座標
    データが、いずれかの前記描画情報データ単位が属する
    所定範囲の領域に含まれると判断された場合には、当該
    領域に属する前記描画情報データ単位の入力開始時間か
    ら、当該入力開始時間以降のいずれかの描画情報データ
    単位と共に記録された最先の入力開始時間までに記録さ
    れた音声データを再生する音声データ再生手段、 として機能させることを特徴とする情報記録再生プログ
    ラムが記録された記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記音声データ再生手段は、前記再生
    開始信号の入力により、前記再生状態切換手段の前記位
    置指定部によって指定された位置に対する座標データ
    が、いずれの前記描画情報データ単位が属する所定範囲
    の領域にも含まれないと判断された場合には、当該座標
    データに近接する所定範囲の領域を選択し、当該所定範
    囲の領域に属する描画情報データ単位と当該座標データ
    との位置関係及び当該描画情報データ単位の入力開始時
    間に対応するデータから再生開始時間を算出し、当該算
    出した再生開始時間以降に記録された音声データの再生
    を開始する手段であることを特徴とする請求項22記載
    の情報記録再生プログラムが記録された記録媒体。
  24. 【請求項24】 描画情報データ単位記録手段は、前記
    座標データ検出手段により検出された座標データの変化
    量、あるいは有効な座標データの検出時間の変化量の少
    なくともいずれか一方が所定量を超えた時には、それ以
    降の座標データを新たな描画情報データ単位として記録
    する手段であることを特徴とする請求項22または23
    記載の情報記録再生プログラムが記録された記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、X座標または
    Y座標の少なくともいずれか一方の座標上で、前記再生
    状態切換手段の前記位置指定部によって指定された位置
    に対する座標データよりも小さな値を持つ座標データを
    含む領域と、大きな値を持つ座標データを含む領域との
    二つの領域を選択し、各領域に属する各指定座標データ
    単位の各記録開始時間の間の時間を再生開始時間として
    算出する手段であることを特徴とする請求項22ないし
    24のいずれか1記載の情報記録再生プログラムが記録
    された記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記音声データ再生手段は、前記二つ
    の領域に属する各描画情報データ単位内の所定の各座標
    データによって示さる線分に対する、前記再生状態切換
    手段の前記位置指定部によって指定された位置による内
    分比を、当該各描画情報データ単位の各入力開始時間に
    適用して、前記再生開始時間を算出する手段であること
    を特徴とする請求項25記載の情報記録再生プログラム
    が記録された記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記音声データ再生手段は、前記座標
    データに近接する所定範囲の領域として、前記位置指定
    部によって指定された位置に対する座標データよりも小
    さな値を持つ座標データを含む領域、あるいは大きな値
    を持つ座標データを含む領域のいずれかが存在しなかっ
    た場合には、前記所定の入力領域における端部の点の座
    標データを用いて前記再生開始時間を算出することを特
    徴とする請求項25または26記載の情報記録再生プロ
    グラムが記録された記録媒体。
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